JPH10201143A - 配電系統監視制御装置 - Google Patents

配電系統監視制御装置

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JPH10201143A
JPH10201143A JP1320697A JP1320697A JPH10201143A JP H10201143 A JPH10201143 A JP H10201143A JP 1320697 A JP1320697 A JP 1320697A JP 1320697 A JP1320697 A JP 1320697A JP H10201143 A JPH10201143 A JP H10201143A
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JP
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distribution system
construction vehicle
vehicle
work
construction
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JP1320697A
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English (en)
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Takeshi Kaneko
武史 金子
Akito Takahashi
昭人 高橋
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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  • Remote Monitoring And Control Of Power-Distribution Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業者の作業及び作業指令者の作業指示の効
率化を図ることができる配電系統監視制御装置を得るこ
とである。 【解決手段】 端末装置2の現在位置検出手段51で工
事車両の現在位置を検出しホスト装置3の工事車両デー
タ処理手段52に送信する。ホスト装置3では、表示手
段11により配電系統図表示装置12に対し、配電系統
状態処理手段53からの配電系統設備情報及び工事車両
データ処理手段52からの工事車両の現在位置を表示す
る。これにより、作業指令者は工事車両の現在位置を容
易に把握でき、作業指示を効率的に出すことが可能とな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配電系統の系統操
作作業や工事作業を行う際に、配電系統を監視制御する
ための配電系統監視制御装置に関する。
【0002】
【従来の技街】一般に、配電系統は配電線用遮断器と開
閉器とによって複数に区分された配電線を介して、各需
要家に電力を供給するように構成されている。複数に区
分された配電線の各区間における充電や停電あるいは電
力の融通状態等を把握するために、配電系統監視制御装
置では、遠方監視制御装置を介して配電用遮断器と開閉
器の入/切状態の情報を入力し、配電線遮断器や開閉器
の状態を監視している。
【0003】また、配電系統の運用や保守業務に従い、
系統操作作業や工事作業を行う必要があり、その場合に
は、事前にその作業内容により最適な系統操作手順を決
め、それに関わる工事車両の必要台数や配置を検討し、
作業計画を作成した上で系統操作作業及び工事作業を実
施する。
【0004】そして、配電系統においての系統操作作業
や工事作業を行う際には、作業者は系統操作手順書や地
図を持って作業現場まで工事車両を用いて移動する。一
方、作業指令者は電力会社の各支社もしくは営業所に設
置されている配電系統監視制御装置を用いて、無線によ
る音声通信により作業者との交信を行い、配電系統の監
視制御業務を行っている。
【0005】この場合、配電系統監視制御装置から遠隔
制御可能な開閉器(以下、遠制開閉器という)について
は、作業指令者により配電系統監視制御装置から遠制開
閉器を操作することが可能であり、その遠隔操作を行う
と実系統状態が変化し、その状態変化に応じて配電系統
監視制御装置の配電設備(遠制開閉器)状態及び系統状
態データが自動更新される。
【0006】一方、遠隔制御が不可能な開閉器(以下、
手動開閉器という)については、作業指令者が無線と手
持ちの地図で工事車両の位置を確認し、作業者の作業場
所である作業地点到着を確かめて作業者へ作業指示を出
すことになる。作業者は作業指令者との無線での交信に
より作業地点を確認し地図を見ながら、作業場所へ移動
し、作業指令者の指示のもとに配電設備(手動開閉器)
の入り切り状態、設備内容である開閉器種類、開閉器番
号、電源方向などを相互で確認した上で配電設備(手動
開閉器)操作の作業を行い実系統状態を変化させる。
【0007】その後、作業者はその作業結果として、無
線にて開閉器の状態を作業指令者へ報告し、報告を受け
た作業指示者が配電系統監視制御装置の開閉器状態及び
系統状態データを更新させ実系統状態と合わせるように
している。
【0008】一方、配電系統においての停電事故発生等
の際の緊急業務に対しては、作業指令者は事故発生現場
の状況を配電系統監視制御装置の配電系統図と手持ちの
地図上で確認後、無線連絡で現場に近い工事車両を捜し
出して急行させたり、最寄りの営業所(作業指令者の居
る営業所を含む)より事故現場へ出動させたりして事故
復旧作業をしていた。この場合、作業者は、系統操作作
業や工事作業の場合と同様に無線で交信しながら作業場
所、系統操作手順、作業結果のやりとりをしていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、作業者は作
業指令者とのやりとりを無線による音声通信に頼らなけ
ればならないので、作業者のみならず作業指令者の作業
効率も悪いものであった。すなわち、作業者は系統操作
手順書と作業場所を把握するための手持ちの地図と無線
を持って工事車両に搭乗して出動し、系統操作手順と作
業場所の確認や系統状態の情報のやりとりは無線による
音声通信により行うので、作業者は作業指令者からの指
示待ちの時間があり、その指示待ちの時間には作業がで
きなかった。
【0010】また、作業指令者は複数の工事車両の移動
先指示や系統操作手順の連絡等で常に工事車両の動向に
気を配らなくてはならず負担が大きかった。つまり、配
電系統監視制御装置にて計画した系統操作手順に従った
工事車両の配車を、作業指令者が手持ちの地図と工事車
両の作業場所と系統操作手順により決めなければなら
ず、その実施時も作業指令者は配電系統監視制御装置を
用いて、作業計画に従って作業者へ1作業手順毎に指示
をしなければならなかった。そして、その1作業毎に作
業結果の連絡を作業者より受け、配電系統監視制御装置
へ配電系統設備情報を更新しなければならなかった。
【0011】一方、配電系統においての停電事故発生等
の際の緊急業務に対して、工事車両の現在位置を無線に
て確認するため工事車両の位置や状況を把握することに
時間を要し、迅速な事故復旧作業指示ができないことが
あった。また、現場に向かう作業者は、作業指令者から
の移動指示や事故内容通報など音声通信にて行っている
ので、聞き違いや聞き返しなどにより状況把握しにくか
った。
【0012】そして、作業指令者は作業者の作業実施後
の連絡に伴って配電系統監視制御装置にて、監視してい
る配電系統設備情報を更新させているので、夜間に行わ
れた作業に関しては配電系統監視制御装置の配電系統設
備情報の更新が翌日に行われるというケースもあり、リ
アルタイムに現状の配電系統状態を把握することが困難
であった。
【0013】本発明の目的は、作業者の作業及び作業指
令者の作業指示の効率化を図ることができる配電系統監
視制御装置を得ることである。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、移動
局である工事車両に搭載された端末装置と、基地局であ
る営業所に設置されたホスト装置とから構成され、端末
装置は、工事車両の現在位置を検出しホスト装置に送信
する現在位置検出手段を備え、ホスト装置は、端末装置
における現在位置検出手段から受信した工事車両の現在
位置を更新し保存する工事車両データ処理手段と、配電
系統の開閉器の状態に基づいて配電系統の状態を監視し
状態変化があったときはその状態変化を更新し配電系統
設備情報として保存する配電系統状態処理手段と、配電
系統の状態を表示した配電系統図及び端末装置から受信
した工事車両の現在位置を配電系統図表示装置に表示す
る表示手段とを備えたものである。
【0015】請求項1の発明では、端末装置の現在位置
検出手段で工事車両の現在位置を検出しホスト装置の工
事車両データ処理手段に送信する。ホスト装置では、表
示手段により配電系統図表示装置に対し、配電系統状態
処理手段からの配電系統設備情報及び工事車両データ処
理手段からの工事車両の現在位置を表示する。これによ
り、作業指令者は工事車両の現在位置を容易に把握で
き、作業指示を効率的に出すことが可能となる。
【0016】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、ホスト装置は、配電系統図表示装置に表示された配
電系統図上で工事車両の移動先を指定し端末装置に送信
する工事車両移動先指定手段を備え、端末装置は、工事
車両移動先指定手段で指定された工事車両の移動先を受
信しその位置を地図上に表示する受信情報処理手段を備
えたものである。
【0017】請求項2の発明では、請求項1の発明の作
用に加え、ホスト装置の工事車両移動先指定手段にて工
事車両の移動先を指定し、該当する工事車両に搭載され
た端末装置の受信情報処理手段に送信する。端末装置の
受信情報処理手段では工事車両の移動先位置を地図上に
表示する。これにより、工事車両の作業者は次の移動先
が容易に把握でき、作業を効率的に行うことができる。
【0018】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、ホスト装置は、配電系統図表示装置に表示された配
電系統図上で工事車両の移動先が指定されたときは、そ
の指定された移動先に対して最短距離に位置する工事車
両を検索する工事車両検索処理手段を備えたものであ
る。
【0019】請求項3の発明では、請求項1の発明の作
用に加え、ホスト装置の工事車両検索処理手段にて工事
車両の移動先に対して最短距離に位置する工事車両を検
索する。従って、作業指令者は最短距離にある工事車両
の配車を指示できるので作業効率が向上する。
【0020】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て、ホスト装置は、工事車両検索処理手段で検索された
工事車両の端末装置に対し検索結果を送信する検索結果
送信手段を有し、端末装置は、検索結果送信手段から送
信された検索結果に基づきその工事車両の移動先を地図
上に表示する受信情報処理手段を有したものである。
【0021】請求項4の発明では、請求項3の発明の作
用に加え、作業指令者は最短距離にある工事車両に対
し、ホスト装置の検索結果送信手段にてその検索結果を
送信する。検索結果を受信した該当の工事車両における
受信情報処理手段では地図上にその移動先を表示する。
【0022】請求項5の発明は、請求項1の発明におい
て、ホスト装置は、予め作成された配電系統の作業計画
に対し工事車両の配車が最短時間になるような配車計画
を作成する配車計画作成処理手段を備えたものである。
【0023】請求項5の発明では、請求項1の発明の作
用に加え、ホスト装置の配車計画作成処理手段により各
々の配電系統の作業計画に対し工事車両の配車が最短時
間になるような配車計画を作成する。これにより、工事
車両の配車が効率的に行え作業効率が向上する。
【0024】請求項6の発明は、請求項5の発明におい
て、ホスト装置は、配車計画作成処理手段で作成された
配車計画を該当する工事車両の端末装置に送信する作成
結果送信手段を有し、端末装置は、作成結果送信手段か
ら送信された配車計画に基づきその工事車両の移動順序
及び作業内容を地図上に表示する受信情報処理手段を有
したものである。
【0025】請求項6の発明では、請求項5の発明の作
用に加え、作業指令者は作成された配車計画をホスト装
置の作成結果送信手段により該当する工事車両の端末装
置に送信する。配車計画を受信した端末層にの受信情報
処理手段はその工事車両の移動順序及び作業内容を地図
上に表示する。これにより、作業者は工事車両の移動順
序及び作業内容を把握でき作業効率が向上する。
【0026】請求項7の発明は、請求項1の発明におい
て、ホスト装置は、配電系統状態処理手段に記憶された
配電系統設備情報を端末装置に送信する配電系統設備情
報送信手段を備え、端末装置は、配電系統設備情報送信
手段からの配電系統設備情報を受信し表示する受信情報
処理手段を備えたものである。
【0027】請求項7の発明では、請求項1の発明の作
用に加え、ホスト装置の配電系統設備情報送信手段は配
電系統設備情報を端末装置に対し送信する。端末装置の
受信情報処理手段は受信した配電系統設備情報を表示し
作業者に最新の配電系統設備情報を提供する。
【0028】請求項8の発明は、請求項6の発明におい
て、端末装置の受信情報処理手段は、地図上に表示され
た作業内容の作業結果をホスト装置に送信し、ホスト装
置の配電系統状態処理手段は、その送信された作業内容
に基づき配電系統設備情報を更新するようにしたもので
ある。
【0029】請求項8の発明では、作業者は作業内容の
作業結果をホスト装置に送信し、ホスト装置ではその作
業結果による配電系統設備情報の変化を更新する。これ
により、リアルタイムで現状の配電系統状態を把握する
ことが可能なる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1は本発明の第1の実施の形態を示すブロック
構成図である。この第1の実施の形態に係わる配電系統
監視制御装置1は、移動局である工事車両に搭載された
端末装置2と、基地局である営業所に設置されたホスト
装置3とから構成されている。
【0031】端末装置2は、工事車両の現在位置を検出
しホスト装置3に送信する現在位置検出手段51を備え
ている。現在位置検出手段51における測位衛星方式G
PS(Global Positioning System)のGPS受信機4
は、人工衛星を利用して対象となる地点の座標情報を得
るものであり、工事車両に搭載されて工事車両の位置を
得ることになる。すなわち、このGPS受信機4で受信
された工事車両の座標情報は座標データ入力手段5を介
して座標変換手段6に入力され、この座標変換手段6に
て配電系統図に対応した座標データに変換される。そし
て、座標変換手段6で変換された座標データは送信手段
7にてホスト装置3へ送信される。
【0032】ホスト装置3においては、端末装置2にお
ける現在位置検出手段51から受信した工事車両の座標
データは、工事車両データ処理手段52で受信され更新
保存される。すなわち、工事車両の座標データは工事車
両データ処理手段52の受信手段8で受信され、工事車
両データ保存手段9にて工事車両情報データベース10
に保存される。工事車両情報データベース10には、各
工事車両毎に割り振られている番号、乗務員氏名、人
数、乗務員情報、及び工事車両座標データが保存されて
おり、工事車両データ保存手段9は、受信手段8で受信
した工事車両の座標データを工事車両情報データベース
10に更新して保存する。
【0033】一方、配電系統状態処理手段53は、配電
系統15の開閉器の状態に基づいて配電系統15の状態
を監視し状態変化があったときはその状態変化を更新し
配電系統設備情報として保存するものである。すなわ
ち、配電系統状態監視手段14は、遠方監視制御装置を
介して配電系統15における配電線用遮断器や開閉器の
入/切状態情報を入力し、配電線用遮断器や開閉器の状
態を監視することにより、区間の充電や停電あるいは融
通状熊等を把握する。そして、その結果を配電系統設備
データベース13に保存する。配電系統設備データベー
ス13には、配電線用遮断器や開閉器の番号、種別、配
電系統図での位置座標情報、状態情報等の配電系統設備
情報が保存されており、配電系統に状態変化があった場
合に配電系統状態監視手段14により更新される。
【0034】表示手段11は、配電系統設備データベー
ス13に格納された配電系統設備情報を配電系統図と共
に配電系統図表示装置12に表示する。また、表示手段
11は工事車両情報データベース10に格納された工事
車両の座標データを配電系統図表示装置12の配電系統
図に表示する。つまり、表示手段11は配電系統の状態
を配電系統図に表示すると共に、配電系統図上に工事車
両の現在位置をリアルタイムに重ね合わせ表示する。
【0035】このように、配電系統監視制御装置1は、
営業所(基地局)に設置され配電系統15の状態を監視
し系統操作するために監視制御するホスト装置3と、実
際に開閉器の操作や状態を確認するために出動する工事
車両(移動局)に搭載された端末装置2から構成されて
いる。
【0036】端末装置2の現在位置検出手段51では、
GPS受信機4を介して座標データ入力手段5にて定周
期に工事車両の現在位置を示す座標データを入力し、座
標変換手段6でホスト装置3の配電系統図表示装置12
に表示する地図対応の配電系統図の座標に対応した座標
データに変換する。
【0037】その場合の座標データ変換方法を図2で説
明する。配電系統図表示装置12においては、その座標
単位は画素数(ドット数)で表している。従って、GP
S受信機4による地図上でのR地点の座標データが図2
(a)に示すように{X(m),Y(m)}であると
き、図2(b)に示すように変換される。すなわち、こ
の第1の実施の形態では、1(m)=2(ドット)とい
う換算にしているので、配電系統図表示装置12でのR
地点(x,y)は、以下のように求められる。
【0038】x(ドット)=2X(m) y(ドット)=2Y(m)
【0039】各工事車両に搭載された端末装置2から
は、このようにして変換された後の座標データが、図3
に示すようなデータ構成で送信手段7によりホスト装置
3に送信される。すなわち、送信手段7ではモデムを介
したPHS等の移動通信方式で座標データをホスト装置
3へ送信する。
【0040】ホスト装置3では、端末装置2と同様の移
動通信方式を用いている受信手段8で座標データを受信
し、当該座標データを基に工事車両情報データベースに
格納されている工事車両情報を更新する。工事車両情報
は図4に示すように、各工事車両の番号、座標データ、
さらには工事車両に乗っている作業員の名前、年齢、職
歴等の個人データから構成されている。これらデータの
うち工事車両データ保存手段9は該当工事車両番号の座
標データを更新する。
【0041】また、配電系統状態監視手段14により配
電系統15を監視した結果として得られた配電線用遮断
器や開閉器の状態と区間の充電や停電あるいは融通状態
等の配電系統設備情報は、配電系統設備データベース1
3に保存される。そして、表示手段11により、配電系
統投備データベース13の状態変化に伴い配電系統の充
電や停電あるいは融通状熊を更新して、配電系統図表示
装置12に配電系統図を表示すると共に工事車両情報デ
ータベース10から得られる座標データより配電系統図
上に各該当工事車両の現在位置を示すシンボルを重ね合
わせ表示する。
【0042】以上の説明では、GPS受信機4から座標
データ入力手段5を介して入力した工事車両の座標デー
タを、配電系統図表示装置12に表示する地図対応の配
電系統図の座標に対応した座標データに変換する座標変
換手段6は、端末装置2の現在位置検出手段51に設け
たが、それに代えて、図5に示すようにホスト装置3の
工事車両データ処理手段52に設けるようにしても良
い。
【0043】以上に説明したように、第1の実施の形態
における配電系統監視制御装置によれば、ホスト装置の
配電系統図上に工事車両の現時位置を表示し定周期に表
示更新を行うので、工事車両の現在位置をリアルクイム
に確認することができ、作業指令者の作業指示を効率的
に行うことができる。
【0044】次に、本発明の第2の実施の形態を説明す
る。図6は本発明の第2の実施の形態を示すブロック構
成図である。この第2の実施の形態は、図1に示した第
1の実施の形態に対し、ホスト装置3には、配電系統図
表示装置12に表示された配電系統図上で工事車両の移
動先を指定し端末装置2に送信する工事車両移動先指定
手段54を追加して設け、端末装置2には、工事車両移
動先指定手段54で指定された工事車両の移動先を受信
しその位置を地図上に表示する受信情報処理手段55を
追加して設けたものである。その他の構成は、図1に示
した第1の実施の形態と同一であるので、同一要素には
同一符号を付しその説明は省略する。
【0045】図6において、工事車両移動先指定手段5
4は、工事車両の移動先を指示するための移動指示手段
16と、端末装置2に設けられる後述の地図/文字情報
表示装置23に表示される地図上での座標に変換するた
めの座標変換手段17と、工事車両情報データベース1
0から指定された工事車両情報を抽出するための工事車
両情報抽出手段18と、指定された工事車両情報及び座
標データを移動指示データとして端末装置2に送信する
ための送信手段19とから構成される。
【0046】また、受信情報処理手段55は、送信手段
19からの移動指示データを受信するための受信手段2
0と、工事車両が位置する地図を表示するための街路図
情報が格納された街路図データベース21と、地図/文
字情報表示装置23に対し指定された車両の移動先を地
図上に表示する表示手段22とから構成される。
【0047】まず、配電系統15の系統操作作業や工事
作業対象となる開閉器を、配電系統図表示装置12に表
示された配電系統図上で指定する。そうすると、移動指
示手段16が起動され、移動指示手段16は指定された
開閉器について配電系統設備データベース13から系統
操作作業あるいは工事作業対象となる開閉器の座標デー
タを取り出す。そして、その開閉器の座標データを工事
車両の移動目標位置の座標データとする。このようにし
て得られた工事車両の移動先の座標データは、座標変換
手段17にて端末装置2の受信情報処理手段55におけ
る地図/文字情報表示装置23の地図上に対応した座標
データに変換される。
【0048】また、工事車両情報抽出手段18は、配電
系統図表示装置12の配電系統図上に重ね合わせ表示さ
れている移動対象工事車両のシンボルを指定することに
より、工事車両情報データベース10より移動対象工事
車両の番号を取り出し、当該工事車両番号と当該移動目
標位置座標を合わせて移動指示データとする。そして、
その移動指示データを送信手段19にて移動対象工事車
両の端末装置2に送信する。
【0049】一方、ホスト装置3の送信装置19からの
移動指示データは受信手段で受信され、表示手段11は
地図/文字情報表示装置23に対して、街路図データベ
ース21からの街路図情報に加えて、受信した工事車両
の移動目標地点を重ね合わせ表示する。
【0050】いま、ホスト装置3において、配電系統図
表示装置12の配電系統図上に表示されている工事車両
のシンボル及び開閉器シンポルを、タブレットやマウス
等の入力装置を用いて指定したとする。そうすると、移
動指示手段16は、指定された開閉器に関する配電系統
設備情報を配電系統設備データベース13から取り出
す。図7は配電系統設備データベース13に格納された
配電系統設備情報のデータ構成の説明図である。すなわ
ち、配電系統設備データベース13には、図7のように
構成された開閉器設備情報が保存されており、移動指示
手段16は入力装置で指定された開閉器の座標データを
取り出す。
【0051】そして、取り出された座標データは座標変
換手段17にて端末装置2の地図/文字情報表示装置2
3に対応した座標データに変換される。その場合の座標
データ変換方法を図8で説明する。配電系統図表示装置
12においては、その座標単位は画繁数(ドット数)で
表している。従って、配電系統図上のR地点の座標デー
タが図8の(b)に示すように{x(m),y(m)}
であるとき、図8(a)のように変換される。すなわ
ち、この第2の実施の形態では、1(m)=2(ドッ
ト)という換算にしているので、地図/文字情報表示装
置23でのR地点(X、Y)は、以下のように求められ
る。
【0052】X(m)=0.5x(ドット) Y(m)=0.5y(ドット)
【0053】この座標変換手段17で変換された座標デ
ータは、工事車両情報抽出手段18に入力される。工事
車両情報抽出手段18では、入力装置で指定された工事
車両の工事車両番号を工事車両情報データベース10の
工事車両情報から取り出す。そして、図9に示すように
座標変換した座標データと工事車両番号とからなる移動
指示データを作成し、送信手段19を介して端末装置2
に送信する。
【0054】工事車両情報抽出手段18により、各工事
車両毎の工事車両情報が図4に示すようなデータ構成で
保存されている工事車両情報データベース10から、入
力装置で指定された工事車両の工事車両番号を取り出
す。そして、取り出した工事車両番号と座標変換した座
標データとを用いて図9に示すようなデータ構成にした
移動指示データを送信手段19で送信する。すなわち、
モデムを介したPHS等の移動通信方式を用いた送信手
段19で、当該工事車両に対する端末装置2へ移動指示
データを送信し、ホスト装置3と同様の移動通信方式を
用いている端末装置2の受信手段20でその移動指示デ
ータを受信する。
【0055】そして、表示手段22で地図情報が保存さ
れている街路図データベース21より地図/文字情報表
示装置23に地図を表示し、さらに受信した移動指示デ
ータ内の移動目標位置座標データに対応した地図上の位
置に、図10に示されるように、移動先であることを示
す移動先シンボル(M)を表示すると共に、開閉器番号
を表示する。図中のT−1234は開閉器番号である。
【0056】以上に説明したように、第2の実施の形態
における配電系統監視制御装置によれば、工事車両に移
動指示をするとき、配電系統図上の開閉器や工事車両の
シンボルを指示することで、指示した座標点データを工
事車両に設置された地図/文字情報表示装置23に対応
した座標データに変換して該当工事車両の地図/文字情
報表示装置23上に表示することで、作業者が移動位置
を容易に把握することができ、当該工事車両に対して移
動位置地点を正確かつ確実に指示することができる。
【0057】次に、本発明の第3の実施の形態を説明す
る。図11は本発明の第3の実施の形態を示すブロック
構成図である。この第3の実施の形態は、図1に示した
第1の実施の形態に対し、ホスト装置には、配電系統図
表示装置12に表示された配電系統図上で工事車両の移
動先が指定されたときは、その指定された移動先に対し
て最短距離に位置する工事車両を検索する工事車両検索
処理手段56を備えたものである。その他の構成は、図
1に示した第1の実施の形態と同一であるので、同一要
素には同一符号を付しその説明は省略する。
【0058】図11において、工事車両検索処理手段5
6は、配電系統図表示装置12に表示された配電系統図
上の移動目標位置となる開閉器シンボルを指定したとき
に起動され工事車両を向かわせたい移動目標位置の座標
データを得るための移動目標位置指定手段24と、移動
目標位置の座標データに対して最短距離にいる工事車両
又は移動目標位置の座標データを中心とする同心円内に
いる工事車両を一台もしくは複数台検索する工事車両検
索手段25と、移動目標位置の座標データを端末装置2
の地図/文字情報表示装置23の画面に対応した座標デ
ータに変換するための座標変換手段17と、工事車両を
検索した結果として抽出された工事車両情報を検索対象
工事車両保存データベース27に保存するための検索対
象工事車両保存手段26と、文字情報を表示するための
文字型データ表示装置29へ検索結果工事車両情報保存
データベース27に保存されたデータを表示するための
検索結果表示手段29とから構成されている。
【0059】いま、ホスト装置3の配電系統図表示装置
12に図12に示すような配電系統が表示されていると
する。すなわち、移動先を示す開閉器シンボル(M)に
対して、3台の工事車両シンボルK6、K7、K10が
表示されているとする。
【0060】この状態で、工事車両の検索方法を指定す
る。工事車両の検索方法としては、この第3の実施の形
態では、移動目標位置の座標データに対して最短距離に
いる工事車両を検索する方法と、移動目標位置の座標デ
ータを中心とする同心円内にいる工事車両を一台もしく
は複数台検索する方法との2種類を用意している。この
検索方法のうちいずれかをまず選択する。
【0061】そして、配電系統図表示装置12の配電系
統図上に表示されている移動目標位置となる開閉器シン
ボル(M)をタブレットやマウス等の入力装置を用いて
指定すると移動目標位置指定手段24が起動される。移
動目標位置指定手段24は、入力装置で指定された開閉
器設備に関し、図7のように構成された開閉器設備情報
が保存されている配電系統設備データベース13から、
作業指令者により指定された開閉器座標データを取り出
す。
【0062】次に、工事車両検索手段25は、工事車両
情報データベース10に格納された図4に示す構成の各
工事車両毎の工事車両情報及び移動目標位置となる開閉
器座標データに基づいて、予め指定された検索方法に従
い工事車両を検索する。図13は、移動目標位置と最短
距離にある最短工事車両検索方法の説明図であり、図1
4は移動目標位置を中心とする同心円内にいる工事車両
検索方法の説明図である。
【0063】図13に示される最短工事車両検索方法で
は、移動目標位置M(Xm,Ym)と各工事車両の最短
距離MKn(MK6,MK7,MK10)は、次の式で
表される。
【0064】
【数1】
【0065】上記計算結果でMK6、MK7、MK10
を比較して一番小さい値のKnが最短距離にいる工事車
両ということになる。
【0066】一方、図14に示される同心円内工事車両
検索方法では、移動目標位置M(Xm、Ym)を中心と
する半径rの同心円内を移動中の工事車両を検索するこ
とができる。その検索方法の処理内容を図15のフロー
チャートを用いて説明する。移動目標位置M(Xm,Y
m)のから半径rの同心円の範囲内にいる工事車両を抽
出する場合、まず、工事車両情報データベース10から
工事車両データを全て取り出す(S1)。そして、移動
目標位置M(Xm、Ym)と工事車両Kn(Xn、Y
n)との距離MKnを全ての工事車両データについて次
式で求める(S2)。
【0067】
【数2】
【0068】以下、工事車両情報データベース10から
取り出した工事車両分だけステップS3からステップS
4を実施する。すなわち、ステップS3ではステップS
2より算出した各工事車両Knに対する移動目標位置M
との距離MKnと半径rとを比較し、r<MKnのとき
は次の工事車両のMKnに対して半径rとの比較をす
る。一方、r>MKnのときはステップS4で当該工事
車両情報を検索対象工事車両保存データベース27に対
し図16に示す構成で保存する。そして、検索結果表示
手段28で半径rの同心円内にいる工事車両を検索対象
工事車両保存データベース27より取り出し、文字型デ
ータ表示装置29に対し図17のように表示する。ここ
で、図16において、半径rが0の場合は最短距離検索
である。
【0069】以上に説明したように、第3の実施の形態
における配電系統監視制御装置によれば、各工事車両の
現在位置を表す座標データを用いて、ホスト装置3にて
指定された移動先地点から距離的に最も近い場所にいる
工事車両を1台、又は複数台抽出しデータベースに保存
するので、移動先地点への移動指示の際には、最適な工
事車両の自動検索が可能となる。
【0070】すなわち、各工事車両の現在位置を表す座
標データに対して、ホスト装置3にて指定された配電系
統設備(開閉器)の座標データを基点として、距離的に
最も近い場所にいる工事車両を1台又は指定された配電
系統設備(開閉器)を中心として同心円内にいる工事車
両を複数台抽出し検索結果工事車両データとして、検索
結果工事車両データベースに保存し、ホスト装置3内の
文字型データ表示装置29に抽出結果を表示すること
で、工事車両への移動指示の際には最適な工事車両の自
動検索が可能となる。
【0071】次に、本発明の第4の実施の形態を説明す
る。図18は本発明の第4の実施の形態を示すブロック
構成図である。この第4の実施の形態は、図11に示し
た第3の実施の形態に対し、ホスト装置3には、工事車
両検索処理手段56で検索された工事車両の端末装置2
に対し検索結果を送信する検索結果送信手段57を追加
して設け、端末装置2には、検索結果送信手段57から
送信された検索結果に基づきその工事車両の移動先を地
図上に表示する受信情報処理手段55を追加して設けた
ものである。その他の構成は、図11に示した第3の実
施の形態と同一であるので、同一要素には同一符号を付
しその説明は省略する。
【0072】図18において、ホスト装置3における検
索結果送信手段57は、検索対象工事車両保存データベ
ース27より取り出した工事車両に対して自動的に移動
目標地点に移動するための移動指示データを作成する最
適工事車両移動位置自動指示手段30と、当該工事車両
へ移動位置自動指示データを送信するための送信手段1
9とから構成される。
【0073】また、端末装置2における受信情報処理手
段55は、送信手段19からの移動位置自動指示データ
を受信するための受信手段20と、工事車両が位置する
地図を表示するための街路図情報が格納された街路図デ
ータベース21と、地図/文字情報表示装置23に対し
指定された車両の移動先を地図上に表示する表示手段2
2とから構成される。
【0074】ホスト装置3では、検索対象工事車両保存
データベース27に検索結果データが入力されたと同時
に、最適工事車両移動位置自動指示手段30は起動され
る。そして、最適工事車両移動位置自動指示手段30は
検索対象工事車両保存データベース27に保存された検
索対象工事車両情報に基づいて、検索結果の移動対象工
事車両番号毎に、図19に示すようなデータ構成にした
移動目標位置座標データを付けた最適工事車両移動位置
自動指示データを作成する。
【0075】そして、送信手段19により各移動対象工
事車両番号毎に最適工事車両移動位置自動指示データを
端末装置2に送信する。つまり、モデムを介したPHS
等の移動通信方式を用いた送信手段19で当該工事車両
に対する端末装置2へ送信する。端末装置2では、ホス
ト装置3と同様の移動通信方式を用いている受信手段2
0で最適工事車両移動位置自動指示データを受信し、表
示手段22で地図情報が保存されている街路図データベ
ース21より地図/文字情報表示装置23に地図を表示
する。さらに受信した移動目標位置座標データに対応し
た地図上の位置に、図20に示されるように、移動先で
あることを示す移動先シンボル(M)を表示すると共
に、「至急移動せよ」というコメントを表示する。
【0076】以上に説明したように、第4の実施の形態
における配電系統監視制御装置によれば、第3の実施の
形態の効果に加え、検索対象工事車両に対して移動指示
を自動で行えるので、緊急業務時において迅速な工事車
両移動指示を行うことができる。
【0077】次に、本発明の第5の実施の形態を説明す
る。図21は本発明の第5の実施の形態を示すブロック
構成図である。この第5の実施の形態は、図1に示した
第1の実施の形態に対し、ホスト装置3には、予め作成
された配電系統15の作業計画に対し工事車両の配車が
最短時間になるような配車計画を作成する配車計画作成
処理手段58を備えたものである。その他の構成は、図
1に示した第1の実施の形態と同一であるので、同一要
素には同一符号を付しその説明は省略する。
【0078】図21において、配車計画作成処理手段5
8は、将来予定されている配電線の系統操作作業や工事
作業の作業計画データと事故復旧に関する緊急を要する
配電系統の操作作業や工事作業の緊急作業データとが保
存されている系統操作データベース31と、この系統操
作データベース31から該当作業計画の操作対象開閉器
番号を取り出しその番号を用いて配電系統投備データベ
ース13より開閉器座標データを取り出すことにより移
動位置座標データとする移動位置座標データ抽出手段3
2と、検索対象工事車両情報を格納した検索対象工事車
両保存データベース27と、抽出した移動位置座標デー
タや工事車両情報データベース10からの常時車両情報
あるいは工事車両情報を用いて配車計画を作成する配車
計画作成手段33と、移動位置座標データを端末装置2
の地図/文字情報表示装置の画面に対応した座標データ
に変換するための座標変換手段17と、配車計画が保存
されている配車計画保存データベース35と、配車計画
保存データベース35に配車計画作成手段33により作
成されたデータを保存するための配車計画保存手段34
と、配車計画保存データベース35から配車計画結果を
取り出し文字型データ表示装置29に表示するための配
車結果表示手段36とから構成されている。
【0079】いま、ホスト装置3にて、文字型データ表
示装置29からタブレットやマウス等の入力装置を用い
て配車計画作成手段33に対し配車計画作成と最大配車
可能台数を指定する。これにより、配車計画作成手段3
3は配車計画の作成を開始する。
【0080】系統操作データベース31には、図22に
示すような構成で作業計画データや緊急作業データが保
存されている。作業計画データは、将来予定されている
配電線の系統操作作業や工事作業に対する作業計画名
称、操作対象開閉器種別、番号、系統操作内容、予定作
業時間などが作業手順順序に従って纏められたものであ
る。一方、緊急作業データは、事故復旧に関する緊急を
要する配電線の系統操作作業や工事作業に対する緊急作
業名称、操作対象開閉器、系統操作内容、予定作業時間
などが作業手順順序に従って纏められたものである。
【0081】移動位置座標データ抽出手段32は、この
系統操作データベース31から当該作業計画の操作対象
開閉器番号を取り出し、その番号を用いて配電系統設備
データベース13から操作対象開閉器の座標データを取
り出し、座標データを移動位置座標データとする。そし
て、配車計画作成手段33は、最大配車可能台数(検索
対象工事車両保存データベース27の検索対象工事車両
情報)、抽出した移動位置座標データ、工事車両情報デ
ータベース10の工事車両番号、各座標データを用い
て、作業計画については現在の工事車両位置を営業所と
して配車予定を作成する配車計画を作成し、緊急作業に
ついては現在の工事車両位置から配車計画を作成する。
【0082】まず、作業計画についての配車計画の作成
方法を説明する。これは、配電系統図上での営業所の表
示位置座標値を工事車両の現在位置とする座標データ
と、移動位置座標データとを用いて配車計画を作成する
ものである。
【0083】図23は、作業計画についての配車計画の
作成方法の説明図である。作業手順番号をつけた移動位
置Mn(nは作業手順番号)と営業所M0との位置関係
が図23のような関係にあるとき、作業計画に対して配
車計画を作成するにあたり、営業所M0(M0×、M0
y)から第1移動位置M1(M1x、M1y)への移動
予測時間をt01とし、工事車両の移動平均時速を20
km/sとし、以下の式で移動予測時間t01を求め
る。
【0084】
【数3】
【0085】以下同様に営業所M0から第2移動位置M
2へ移動するときの移動予測時間t02を求め、同様に
第3移動位置M3〜第7移動位置M7へ移動するときの
移動予測時間t03〜t07を算出する。一方、図22
に示した系統操作データベース31の作業計画データよ
り、まず作業手順番号が1番に対応する第1移動位置M
1での作業予定時間T1を求め、次に作業手順番号が2
番に対応する第2移動位置M2での作業予定時間T2を
求め、以下同様に第3移動位置M3〜第7移動位置M7
での作業予定時間T3〜T7を求める。そして、営業所
M0から各移動位置M1〜M7までの移動予測時間t0
1〜t07と各移動位置M1〜M7での作業予定時間T
1〜T7を図24のように纏める。
【0086】また、第1移動位置M1から第2移動位置
M2への移動予測時間をt12とし上記計算式と同様に
移動予測時間t12を算出する。図23では、第1移動
位置M1を中心とした第2移動位置M2〜第7移動位置
M7への移動予測時間だけ示しているが、以下同様に各
移動位置M2〜M7から他の移動移動までの移動予測時
間を求め図25のように纏める。
【0087】いま、最大配車可能台数が3台であるとし
た場合の配車計画の作成について説明する。その3台の
配車対象工事車両をそれぞれK1、K2、K3とし、最
初に第1工事車両K1が出動し、第1移動位置M1へ移
動し作業を行うとする。
【0088】次に、第1移動位置M1から第2移動位置
M2へ移動する場合、工事車両K2が営業所M0から第
2移動位置M2へ移動する移動予測時間と、第1工事車
両K1が営業所M0から第1移動位置M1へ移動し作業
を終えて第2移動位置M2へ移動する移動予測時間とを
比較する。そして、移動予測時間が短い方の工事車両を
第2移動位置M2へ移動させる。
【0089】比較の結果、いま第2工事車両K2の移動
時間が短いとすると、第2工事車両K2が移動位置M2
へ出動する。次に移動位置M3への移動に対して、第3
工事車両K3が営業所M0から第3移動位置M3へ移動
する移動予測時間と、第2工事車両K2が営業所M0か
ら第2移動位置M2へ移動し作業を終えて第3移動位置
M3へ移動する移動予測時間と、第1工事車両K1が営
業所M0から第1移動位置M1へ移動し作業を終えて第
3移動位置M3へ移動する移動予測時間とを比較する。
【0090】そして、時間の最短のものを選択して配車
計画を立てる。以上のような移動時間算出計算式と移動
予測時間比較結果との関係を図26に示す。図26
(a)は工事車両の移動時間算出手段計算式の説明図で
あり、図26(b)は移動予測時間比較結果の説明図で
ある。
【0091】次に、緊急作業についての配車計画の作成
方法を説明する。これは、検索対象工事車両保存データ
ベース27の検索対象工事車両情報と移動位置座標デー
タとを用いて配車計画を作成するものである。
【0092】図27は、緊急作業についての配車計画の
作成方法の説明図である。図27において、作業手順番
号をつけた移動位置Mn(nは作業手順番号)に対し、
これら移動位置Mn群のほぼ中心にある第4移動位置M
4から全ての移動位置Mnを含むことができる半径rの
同心円を考える。そして、その同心円内にいる工事車両
Kを検索し、その工事車両Kを配車対象の工事車両とす
る。いま、配車対象となった工事車両KはK1、K2、
K3の3台とし、それらの現在位置をそれぞれKn(n
は工事車両番号)とする。
【0093】各々の第1工事車両K1、第2工事車両K
2、第3工事車両K3が、現在位置から第1移動位置M
1(M1x、M1y)へ移動するときの移動予測時間を
T11、T21、T31とし、工事車両の移動平均時速
を20km/sとし、以下の式で移動予測時間T11を
求める。
【0094】
【数4】
【0095】以下同様に、移動予測時間T21、T31
を算出する。上記式を用いて工事車両Knから第2移動
位置M2〜第7移動位置M7までの移動予測時間を算出
した結果と、各々の移動位置M1〜M7での作業予定時
間T1〜T7を図28に示すように纏める。また、各々
の移動位置M1〜M7から他の移動位置までの移動予測
時間は、図25に示す通りである。
【0096】この場合、移動対象となる工事車両はK
1、K2、K3の3台であるので、最大移動工事車両数
(最大配車可能台数)は3台である。そして、前述の作
業計画における配車計画と同様に、時間の最短のものを
選択して配車計画を立てる。以上のような移動時間算出
計算式と移動予測時間比較結果との関係を図29に示
す。図29(a)は工事車両の移動時間算出手段計算式
の説明図であり、図29(b)は移動予測時間比較結果
の説明図である。
【0097】以上のように、作業計画における配車計画
は図26に基づいて行われ、緊急作業における配車計画
は図29に基づいて行われる。すなわち、図26や図2
9の結果が得られると、作業手順番号と移動する対象工
事車両(配車対象工事車両)番号の関係を得ることがで
きる。
【0098】そして、座標変換手段17にて、移動位置
座標データを端末装置2の地図/文字情報表示装置23
に対応した座標データに変換し、配車計画保存手段34
にて配車計画保存データベース35に配車計画情報を格
納する。配車計画情報は図30に示すようなデータ構成
となっている。すなわち、配車計画情報は、配車計画作
成手段33により、図22に示したデータ構成の系統操
作データベース31の系統操作情報に、移動位置座標デ
ータと配車対象工事車両番号を加えて作成され、配車計
画保存データベース35に保存される。そして、配車結
果表示手段36で配車計画保存データベース35から配
車計画結果を取り出し、文字型データ表示装置29に配
車計画データを表示する。
【0099】以上に説明したように、第5の実施の形態
における配電系統監視制御装置によれば、ホスト装置3
で予め作成された作業計画に対して、移動距離、作業時
間、作業順序に応じて効率的な工事車両の配置計画を自
動作成するので、電力系統運用業務を効率化し、省力化
することができる。
【0100】次に、本発明の第6の実施の形態を説明す
る。図31は本発明の第6の実施の形態を示すブロック
構成図である。この第6の実施の形態は、図21に示し
た第5の実施の形態に対し、ホスト装置3には、配車計
画作成処理手段58で作成された配車計画を該当する工
事車両の端末装置2に送信する作成結果送信手段59を
追加して設け、端末装置2には、作成結果送信手段59
から送信された配車計画に基づきその工事車両の移動順
序及び作業内容を地図上に表示する受信情報処理手段5
5を追加して設けたものである。その他の構成は、図2
1に示した第5の実施の形態と同一であるので、同一要
素には同一符号を付しその説明は省略する。
【0101】図31において、ホスト装置3の作成結果
送信手段59は、配車計画作成処理手段58の配車計画
保存データベース35からのは医者計画情報に基づいて
配車対象工事車両別にその移動地点の移動順に対応した
番号を決定するための車両別移動地点番号割付手段37
と、移動位置と作業内容とを端末装置2の地図/文字情
報表示装置23に表示するためのデータを作成する車両
表示用配車計画データ作成手段38と、配車対象工事車
両別に当該車両表示用配車計画データを送信するための
送信手段19とから構成される。
【0102】また、端末装置2の受信情報処理装置55
は、作成結果送信手段59の送信手段19からの車両表
示用配車計画データを受信するための受信手段20と、
地図/文字情報表示装置23に表示するためのデータが
保存されている車両表示用配車計画データベース40
と、車両表示用配車計画データベース40に当該車両表
示用配車計画データを保存するための車両表示用データ
保存手段39と、地図/文字情報表示装置23へ表示す
る街路図のデータを保存する街路図データベース21
と、地図/文字情報表示装置23に表示する街路図上に
車両表示用配車計画データベース40より取り出した移
動地点と作業内容とを重ね合わせ表示するための表示手
段22とから構成されている。
【0103】いま、ホスト装置3における配車計画作成
処理手段58の文字型データ表示装置29から、タブレ
ットやマウスの入力装置を用いて配車計画の実施を指定
することにより、車両別移動地点番号割付手段37が起
動される。車両別移動地点番号割付手段37は、配車計
画保存データベース35より配車対象工事車両別の移動
順(作業手順)に対応した移動順序番号を決定する。車
両表示用配車計画データ作成手段38では、図30に示
されるのと同じ構成の配車計画情報に車両別移動地点番
号割付手段37で決定した工事車両別の作業場所へ移動
する移動順序番号を加えて、図32に示すような構成で
工事車両の地図/文字情報表示装置23に表示するため
の車両表示用配車計画データを作成する。
【0104】そして、送信手段19にて当該車両表示用
配車計画データをモデムを介したPHS等の移動通信方
式を用いて、当該工事車両に対する端末装置2へ送信す
る。端末装置2では、ホスト装置3と同様の移動通信方
式を用いている受信手段20で車両表示用配車計画デー
タを受信し、車両表示用データ保存手段39にて車両表
示用配車計画データベース40に保存する。また、表示
手段22で地図情報が保存されている街路図データベー
ス21より地図/文字情報表示装置23に地図を表示
し、さらに受信した車両表示用配車計画データベースの
車両表示用データを地図上に、図33のように重ね合わ
せ表示する。
【0105】図33の右上には車両表示用データが表示
され、次に移動する移動目標位置Mnの移動順序番号n
が表示され、当該移動順序番号の作業対象になる開閉器
番号とその操作内容を表示する。そして、該当作業の終
了時には、作業結果として良否をタブレットやマウス等
の入力装置により選定する。そうすると次の移動目標位
置Mn+1の移動順序番号n、当該移動順序番号の作業
対象になる開閉器番号とその操作内容が表示更新され
る。
【0106】以上に説明したように、第6の実施の形態
における配電系統監視制御装置によれば、配車計画作成
処理手段58で作成された配車計画において、配車対象
となる工事車両に移動順序や作業内容を地図/文字情報
表示装置23にリアルタイムに自動表示することで、的
確な作業及び移動指示を行うことができる。従って、作
業指令者は作業計画に従った系統状態の確認をするだけ
となり作業を省力化することができる。
【0107】次に、本発明の第7の実施の形態を説明す
る。図34は本発明の第7の実施の形態を示すブロック
構成図である。この第7の実施の形態は、図1に示した
第1の実施の形態に対し、ホスト装置3には、配電系統
状態処理手段53に記憶された配電系統設備情報を端末
装置2に送信する配電系統設備情報送信手段60を追加
して設け、端末装置2には、配電系統設備情報送信手段
60からの配電系統設備情報を受信し表示する受信情報
処理手段55を追加して設けたものである。その他の構
成は、図1に示す第1の実施の形態と同一であるので、
同一要素には同一符号を付しその説明は省略する。
【0108】図34において、ホスト装置3における配
電系統設備情報送信手段60は、配電系統図上の工事車
両シンボルと当該配電系統設備シンボルを指定すること
により工事車両情報データベース10より設備データ送
信対象工事車両番号を取り出し配電系統設備データベー
ス13より当該配電系統設備の状態データを取り出す工
事車両番号表示対象配電系統設備データ抽出手段41
と、工事車両番号表示対象配電系統設備データ抽出手段
41で抽出したデータの当該配電系統設備の座標データ
を端末装置2の地図/文字情報表示装置23の画面に対
応した座標データに変換するための座標変換手段17
と、抽出した工事車両番号に従い当該表示対象配電系統
設備データを当該工事車両へ送信するための送信手段1
9とから構成されている。
【0109】また、端末装置2における受信情報処理手
段55は、当該表示対象配電系統設備データを受信する
ための受信手段20と、地図/文字情報表示装置23に
表示される街路図のデータが格納された街路図データベ
ースと、地図/文字情報表示装置23に表示される街路
図上に当該配電系統設備データを重ね合わせ表示するた
めの表示手段22とから構成されている。
【0110】ホスト装置3の配電系統設備情報送信手段
60は、作業計画や緊急作業の作業計画実施時やその他
必要に応じて、系統操作作業や工事作業特に必要とする
配電系統投備データを端末装置2へ送信する。この場
合、配電系統図表示装置12の配電系統図上に表示され
ている工事車両シンボルと該当配電系統設備シンボルを
入力装置で指定する。これにより、配電系統設備情報送
信手段60の工事車両番号表示対象配電系統設備データ
抽出手段41が起動され、工事車両情報データベース1
0より配電系統設備データ送信対象工事車両番号を取り
出し、配電系統設備データベース13より該当配電系統
設備の入/切状態データ及び位置座標データを取り出
す。取り出された位置座標データは、座標変換手段17
で当該位置座標データを端末装置2の地図/文字情報表
示装置23に対応した座標データに変換される。
【0111】そして、送信手段19にて当該配電系統設
備の入/切状態データ、位置座標データ、座標変換手段
23にて変換した座標データを端末装置2に送信する。
すなわち、モデムを介した PHS等の移動通信方式を
用いて当該工事車両に対する端末装置2へ送信し、ホス
ト装置3と同様の移動通信方式を用いている端末装置2
の受信手段20でこれらデータを受信する。そして、表
示手段22で地図情報が保存されている街路図データベ
ース21より地図/文字情報表示装置23に地図を表示
し、さらに地図上に受信した工事車両番号表示対象設備
データより表示対象設備データを地図上に、図35に示
されるように重ね合わせ表示する。
【0112】以上に説明したように、第7の実施の形態
における配電系統監視制御装置によれば、ホスト装置3
にて管理されている配電系統設備情報を地図/文字情報
表示装置23に自動表示するできるので、作業者が常に
最新の系統設備の状態を把握できる。従って、作業を効
率化し省力化することができる。
【0113】次に、本発明の第8の実施の形態を説明す
る。図36は本発明の第8の実施の形態を示すブロック
構成図である。この第8の実施の形態は、図31に示し
た第6の実施の形態対し、端末装置3の受信情報処理手
段55は、地図/文字情報表示手段23に表示された地
図上の作業内容の作業結果をホスト装置3に送信し、ホ
スト装置3の配電系統状態処理手段53は、その送信さ
れた作業内容に基づき配電系統設備情報を更新するよう
にしたものである。
【0114】図36において、端末装置2の受信情報処
理手段55は、作成結果送信手段59の送信手段19か
らの車両表示用配車計画データを受信するための受信手
段20と、地図/文字情報表示装置23に表示するため
のデータが保存されている車両表示用配車計画データベ
ース40と、車両表示用配車計画データベース40に当
該車両表示用配車計画データを保存するための車両表示
用データ保存手段39と、地図/文字情報表示装置23
へ表示する街路図のデータを保存する街路図データベー
ス21と、地図/文字情報表示装置23に表示する街路
図上に車両表示用配車計画データベース40より取り出
した移動地点と作業内容とを重ね合わせ表示するための
表示手段22と、地図/文字情報表示装置23に表示さ
れた作業内容の作業結果を地図/文字情報表示装置23
に入力する作業結果入力手段42と、その結果に従って
車両表示用配車計画データベース40の内容を更新する
ための工事車両用配車計画データベース更新手段43
と、更新後の車両表示用配車計画データベース40から
更新対象設備と変化した内容を抽出する配電設備データ
自動更新要求手段44とから構成されている。
【0115】また、ホスト装置3の配電系統状態処理手
段53は、遠方監視制御装置を介して配電系統15にお
ける配電線用遮断器や開閉器の入/切状態情報を入力し
配電線用遮断器や開閉器の状態を監視する配電系統状態
監視手段14と、その監視結果を保存するための配電系
統設備データベース13と、配電系統設備データベース
13の内容を更新するための配電系統設備データ更新手
段45とから構成されている。
【0116】端末装置2において、地図/文字情報表示
装置23には図33に示したよう画面が表示されてい
る。すなわち、地図上に移動位置が表示されそれと共に
作業内容が表示されている。このように表示されている
画面に対して作業結果入力手段42により作業実施結果
を表す良否に対して、図37のように作業結果に従い良
否どちらかを選択する。
【0117】その結果に従って工事車両用配車計画デー
タベース更新手段43で車両表示用配車計画データベー
ス40の開閉器状態データを更新し、配電設備データ自
動更新手段44により、更新した車両表示用配車計画デ
ータベース40から更新対象開閉器番号と変化した入/
切状態データを抽出し、送信手段7でホスト装置3に送
信する。すなわち、モデムを介してPHS等の移動通信
方式を用いた送信手段7でホスト装置3へ送信し、端末
装置2と同様の移動通信方式を用いているホスト装置3
の受信手段8でデータを受信する。
【0118】そして、配電系統設備データ更新手段45
で配電系統設備データベース13から当該データの開閉
器番号から当該開閉器を検索し配電系統設備データベー
スの当該入/切状態データを更新する。
【0119】以上に説明したように、第8の実施の形態
における配電系統監視制御装置によれば、工事車両にて
行われた作業結果の内容を工事車両から入力することに
より、自動でホスト装置で管理している配電系統設備デ
ータベースに反映するできるので、ホスト装置3では常
に最新の系統状態を維持することができ、作業指令者の
作業を省力化することができる。
【0120】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば作
業指令者と作業者間との音声による通信方式を図や文字
によるデータ伝送方式に代えることにより、作業効率が
向上し、省力化をすることができる。
【0121】すなわち、請求項1の発明によれば、配電
系統図上に工事車両をリアルタイムに表示することによ
り工事車両の現在位置をホスト装置で把握し確認するこ
とができ、作業指令者の作業指示の効率化をすることが
できる。
【0122】請求項2の発明によれば、端末装置の地図
/文字情報表示装置の図面上に工事車両の移動目標位置
を表示するので、該当の工事車両に対して移動指示を正
確かつ確実にすることができ、作業者も移動先を容易に
把握することができる。
【0123】請求項3の発明によれば、ホスト装置の配
電系統図上の配電系統投備を指定することにより、その
指定位置から距離的に最も近い場所にいる工事車両を1
台又は指定位置を中心にした同心円内にいる工事車両を
複数台抽出し検索結果を保存し、文字型データ表示装置
上へ表示するので、任意地点への移動指示が最適な工事
車両の自動検索を可能にし、電力系統運用業務を省力化
することができる。
【0124】請求項4の発明によれば、検索結果工事車
両に対して、移動指示を自動で行うことができるので、
緊急作業時において迅速な工事車両移動指示を行うこと
ができる。
【0125】請求項5の発明によれば、ホスト装置にて
作成している作業計画に対して、移動距離、作業時間、
作業順序に応じて効率的な工事車両の配置計画を自動作
成して保存するので、電力系統運用業務を効率化し省力
化することができる。
【0126】請求項6の発明によれば、ホスト装置に保
存された配車計画データから配車対象となる工事車両に
対して、移動順序、作業内容を地図/文字情報表示装置
にリアルタイムに自動表示するので、的確な作業、移動
指示の自動化が可能となり、作業計画に従った系統状態
の確認をするだけで良く作業を省カ化することができ
る。
【0127】請求項7の発明によれば、ホスト装置にて
管理されている配電設備情穀を地図/文字情報表示装置
に自動表示するので、作業者が常に最新の系統設備の状
態を把握できる。従って、作業を効率化し省力化するこ
とができる。
【0128】請求項8の発明によれば、作業した結果変
化した開閉器の状態を端末装置に入力してホスト装置に
データ送信するので、配電系統設備データベースが自動
で更新され、常に配電系統図上に、最新の系統状態を表
示することができ作業を省力化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すブロック構成
図。
【図2】本発明の第1の実施の形態におけるGPS受信
機で受信した座標データを配電系統図上の座標データに
変換する場合の説明図。
【図3】本発明の第1の実施の形態における端末装置か
らホスト装置への座標データ送信時のデータ構成の説明
図。
【図4】本発明の第1の実施の形態における工事車両情
報データベースに格納された工事車両情報のデータ構成
の説明図。
【図5】本発明の第1の実施の形態における座標変換手
段を端末装置に代えてホスト装置に設けた場合のブロッ
ク構成図。
【図6】本発明の第2の実施の形態を示すブロック構成
図。
【図7】本発明の配電系統設備データベースに格納され
た配電系統設備情報のデータ構成の説明図。
【図8】本発明の第2の実施の形態における配電系統図
上の座標データをGPS受信機で受信した座標データに
変換する場合の説明図。
【図9】本発明の第2の実施の形態における移動指示デ
ータの説明図。
【図10】本発明の第2の実施の形態における地図/文
字情報表示装置に移動指示データを表示した場合の説明
図。
【図11】本発明の第3の実施の形態を示すブロック構
成図。
【図12】本発明の第3の実施の形態における配電系統
図上での工事車両シンボルと移動目標位置シンボルの表
示例を示す説明図。
【図13】本発明の第3の実施の形態における最短工事
車両検索方法の説明図。
【図14】本発明の第3の実施の形態における同心円内
工事車両検索方法の説明図。
【図15】本発明の第3の実施の形態における同心円内
工事車両検索方法の処理内容を示すフローチャート。
【図16】本発明の第3の実施の形態における検索対象
工事車両保存データベースに保存される検索対象工事車
両情報の説明図。
【図17】本発明の第3の実施の形態における工事車両
の検索結果の表示例の説明図。
【図18】本発明の第4の実施の形態を示すブロック構
成図。
【図19】本発明の第4の実施の形態における最適工事
車両移動位置自動指示手段で作成される最適工事車両移
動位置自動指示データの説明図。
【図20】本発明の第4の実施の形態における受信情報
処理手段での表示例の説明図。
【図21】本発明の第5の実施の形態を示すブロック構
成図。
【図22】本発明の第5の実施の形態における系統操作
データベースに格納される作業計画データ及び緊急作業
データの説明図。
【図23】本発明の第5の実施の形態における作業計画
についての配車計画の作成方法の説明図。
【図24】本発明の第5の実施の形態における作業計画
についての配車計画を作成する際に使用する作業予定時
間と移動予測時間とを纏めたテーブルの説明図。
【図25】本発明の第5の実施の形態における作業計画
についての配車計画を作成する際に使用する各移動位置
から他の移動位置への移動予測時間を纏めたテーブルの
説明図。
【図26】本発明の第5の実施の形態における作業計画
についての配車計画を作成する際に使用する工事車両の
移動時間算出手段計算式と移動予測時間比較結果との関
係の説明図。
【図27】本発明の第5の実施の形態における緊急作業
についての配車計画の作成方法の説明図。
【図28】本発明の第5の実施の形態における緊急作業
についての配車計画を作成する際に使用する作業予定時
間と移動対象工事車両からの各移動位置までの移動時間
とを纏めたテーブルの説明図。
【図29】本発明の第5の実施の形態における緊急作業
についての配車計画を作成する際に使用する工事車両の
移動時間算出手段計算式と移動予測時間比較結果との関
係の説明図。
【図30】本発明の第5の実施の形態における配車計画
保存データベースに格納される配車計画情報の説明図。
【図31】本発明の第6の実施の形態を示すブロック構
成図。
【図32】本発明の第6の実施の形態における車両表示
用配車計画データのデータ構成の説明図。
【図33】本発明の第6の実施の形態における受信情報
処理手段での表示例の説明図。
【図34】本発明の第7の実施の形態を示すブロック構
成図。
【図35】本発明の第7の実施の形態における受信情報
処理装置での表示例の説明図。
【図36】本発明の第8の実施の形態を示すブロック構
成図。
【図37】本発明の第8の実施の形態における作業結果
を入力する際の説明図。
【符号の説明】
1 配電系統監視制御装置 2 端末装置 3 ホスト装置 4 GPS受信機 5 座標データ入力手段 6 座標変換手段 7 送信手段 8 受信手段 9 工事車両データ保存手段 10 工事車両情報データベース 11 表示手段 12 配電系統図表示装置 13 配電系統設備データベース 14 配電系統状態監視手段 15 配電系統 16 工事車両移動先指定手段 17 座標変換手段 18 工事車両情報抽出手段 19 送信手段 20 受信手段 21 街路図データベース 22 表示手段 23 地図/文字情報表示手段 24 移動目標位置指定手段 25 工事車両検索手段 26 検索対象工事車両保存手段 27 検索対象工事車両保存データベース 28 検索結果表示手段 29 文字型データ表示装置 30 最適工事車両移動位置自動指示手段 31 系統操作データベース 32 移動位置座標データ抽出手段 33 配車計画作成手段 34 配車計画保存手段 35 配車計画保存データベース 36 配車結果表示手段 37 車両別移動地点番号割付手段 38 車両表示用配車計画データ作成手段 39 車両表示用データ保存手段 40 車両表示用配車計画データベース 41 工事車両番号表示対象設備データ抽出手段 42 作業結果入力手段 43 工事車両配車計画データベース更新手段 44 配電設備データ自動更新要求手段 45 配電系統設備データ更新手段 51 現在位置検出手段 52 工事車両データ処理手段 53 配電系統状態処理手段 54 工事車両移動先指定手段 55 受信情報処理手段 56 工事車両検索処理手段 57 検索結果送信手段 58 配車計画作成処理手段 59 作成結果送信手段 60 配電系統設備情報送信手段

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配電系統の開閉器を系統操作作業や工事
    作業を行うために、開閉操作するに際し、前記配電系統
    を監視制御するための配電系統監視制御装置において、
    移動局である工事車両に搭載された端末装置と、基地局
    である営業所に設置されたホスト装置とから構成され、
    前記端末装置は、前記工事車両の現在位置を検出し前記
    ホスト装置に送信する現在位置検出手段を備え、前記ホ
    スト装置は、前記端末装置における前記現在位置検出手
    段から受信した前記工事車両の現在位置を更新し保存す
    る工事車両データ処理手段と、前記配電系統の開閉器の
    状態に基づいて前記配電系統の状態を監視し状態変化が
    あったときはその状態変化を更新し配電系統設備情報と
    して保存する配電系統状態処理手段と、前記配電系統の
    状態を表示した配電系統図及び前記端末装置から受信し
    た前記工事車両の現在位置を配電系統図表示装置に表示
    する表示手段とを備えたことを特徴とする配電系統監視
    制御装置。
  2. 【請求項2】 前記ホスト装置は、前記配電系統図表示
    装置に表示された配電系統図上で工事車両の移動先を指
    定し前記端末装置に送信する工事車両移動先指定手段を
    備え、前記端末装置は、前記工事車両移動先指定手段で
    指定された工事車両の移動先を受信しその位置を地図上
    に表示する受信情報処理手段を備えたことを特徴とする
    請求項1に記載の配電系統監視制御装置。
  3. 【請求項3】 前記ホスト装置は、前記配電系統図表示
    装置に表示された配電系統図上で工事車両の移動先が指
    定されたときは、その指定された移動先に対して最短距
    離に位置する工事車両を検索する工事車両検索処理手段
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の配電系統監
    視制御装置。
  4. 【請求項4】 前記ホスト装置は、前記工事車両検索処
    理手段で検索された工事車両の端末装置に対し検索結果
    を送信する検索結果送信手段を有し、前記端末装置は、
    前記検索結果送信手段から送信された検索結果に基づき
    その工事車両の移動先を地図上に表示する受信情報処理
    手段を有したことを特徴とする請求項3に記載の配電系
    統監視制御装置。
  5. 【請求項5】 前記ホスト装置は、予め作成された配電
    系統の作業計画に対し工事車両の配車が最短時間になる
    ような配車計画を作成する配車計画作成処理手段を備え
    たことを特徴とする請求項1に記載の配電系統監視制御
    装置。
  6. 【請求項6】 前記ホスト装置は、前記配車計画作成処
    理手段で作成された配車計画を該当する工事車両の端末
    装置に送信する作成結果送信手段を有し、前記端末装置
    は、前記作成結果送信手段から送信された配車計画に基
    づきその工事車両の移動順序及び作業内容を地図上に表
    示する受信情報処理手段を有したことを特徴とする請求
    項5に記載の配電系統監視制御装置。
  7. 【請求項7】 前記ホスト装置は、前記配電系統状態処
    理手段に記憶された配電系統設備情報を前記端末装置に
    送信する配電系統設備情報送信手段を備え、前記端末装
    置は、前記配電系統設備情報送信手段からの配電系統設
    備情報を受信し表示する受信情報処理手段を備えたこと
    を特徴とする請求項1に記載の配電系統監視制御装置。
  8. 【請求項8】 前記端末装置の受信情報処理手段は、地
    図上に表示された作業内容の作業結果を前記ホスト装置
    に送信し、前記ホスト装置の配電系統状態処理手段は、
    その送信された作業内容に基づき配電系統設備情報を更
    新するようにしたことを特徴とする請求項6に記載の配
    電系統監視制御装置。
JP1320697A 1997-01-10 1997-01-10 配電系統監視制御装置 Pending JPH10201143A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104701982A (zh) * 2015-02-06 2015-06-10 国家电网公司 一种用于对配电线路监测终端进行自动升级的方法
US20220407715A1 (en) * 2021-06-18 2022-12-22 Zhiji Automotive Technology Co., Ltd. Method and apparatus for recording mileage data of vehicle on blockchain

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