JP2003085315A - 修理用車両の管理システム、管理方法、およびこの方法をコンピュータに実行させるためのプログラム、ならびに機械の修理管理システム、管理方法、およびこの方法をコンピュータに実行させるためのプログラム - Google Patents

修理用車両の管理システム、管理方法、およびこの方法をコンピュータに実行させるためのプログラム、ならびに機械の修理管理システム、管理方法、およびこの方法をコンピュータに実行させるためのプログラム

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JP2003085315A
JP2003085315A JP2001275778A JP2001275778A JP2003085315A JP 2003085315 A JP2003085315 A JP 2003085315A JP 2001275778 A JP2001275778 A JP 2001275778A JP 2001275778 A JP2001275778 A JP 2001275778A JP 2003085315 A JP2003085315 A JP 2003085315A
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repair
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Masahito Kageyama
雅人 影山
Shinya Komori
信也 小森
Mamoru Tochisawa
守 栃沢
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】機械の修理内容に応じて適切な修理用車両を巡
回させることができる修理用車両の管理システム、管理
方法、プログラムの提供。 【解決手段】建設機械の稼働情報を取得する機械稼働情
報取得手段211と、建設機械のエラー信号を受信して
建設機械の修理内容を取得する修理内容取得手段214
と、建設機械の位置情報を取得する機械位置情報取得手
段213と、修理可能な機能を装備する修理用車両を探
索する修理用車両探索手段216と、修理用車両の位置
情報を取得する修理用車両位置情報取得手段212と、
修理用車両探索手段216で探索される修理用車両の位
置情報、および建設機械の位置情報を表示する表示装置
9Bとを備える。修理可能な機能を装備する修理用車両
の位置情報と建設機械の位置情報とが表示装置9Bで表
示されるため、最も近くかつ必要な装備を有する修理用
車両を建設機械側から選択することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、修理用車両の管理
システム、管理方法、およびこの方法をコンピュータに
実行させるためのプログラム、ならびに、機械の修理管
理システム、管理方法、およびこの方法をコンピュータ
に実行させるためのプログラムに関し、特に、建設機械
の修理を行うのに好適である。
【0002】
【背景技術】従来より、種々の目的のため、それぞれ所
定位置に設置された複数の機械に車両を巡回させるシス
テムが用いられている。例えば、特開平7-110896号公報
には、商品の充填および自動販売機の保守のために、複
数の自動販売機を業務用車両で巡回するためのシステム
が開示されている。この特開平7-110896号公報の従来例
では、自動販売機および業務用車両は、それぞれGPS
(gloval positioning system)の装置および無線装置
が備えられている。自動販売機の商品販売データと位置
データとは業務用車両に伝達され、これらのデータに基
づいて、自動販売機を巡るための業務用車両の移動ルー
トが設定される。
【0003】また、特開平9-120500号公報には、業務車
両の管理のために、業務用車両の位置を把握する業務用
車両の管理システムが開示されている。この特開平9-12
0500号公報の従来例では、電力の配電線系統の座標位置
を記憶する管理コンピュータと業務用車両の位置情報と
を、無線を用いて管理コンピュータに伝達することで、
電力会社は管理コンピュータにて業務用車両の位置を監
視でき、故障した地点へ業務用車両を素早く配車するこ
とができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
7-110896号公報で示される従来例は、自動販売機の業務
用車両の移動ルートを設定するためのシステムであり、
特開平9-120500号公報で示される従来例は、電力会社に
おいて、適切な業務用車両を配車するためのシステムで
あり、これらのシステムをそのまま建設機械の保守のた
めの管理に用いることができない。
【0005】つまり、建設現場等で掘削や地均し等の作
業を行う建設機械では、修理用車両が建設機械の現場に
巡回し、その現場で修理対象となる建設機械の不具合に
応じて保守作業が行われるが、この際、建設機械の近く
にある修理用車両を派遣すれば足りるというものではな
く、建設機械の修理内容に応じた装備が修理用車両に必
要とされる。例えば、重量物を建設機械から取り付けま
たは取り外すにはクレーンが修理用車両に搭載されてい
なければならず、建設機械の故障個所を溶接するには溶
接機が修理用車両に搭載されていなければならない。こ
れに対して、建設機械のエンジン回りの保守では工具類
のみで対応できることもあり、このような場合にもクレ
ーンが装備された修理用車両を巡回させることは無駄で
ある。さらに、溶接作業、その他の特殊作業は全ての修
理担当者ができるものではなく、修理担当者の能力に応
じて修理用車両を巡回させなければならない。そのた
め、修理用車両には、車両の大きさに応じて、溶接機、
溶断機、クレーン等の修理用装備が搭載されることにな
り、建設機械では、その修理内容に応じて呼び出す修理
用車両も異なる。
【0006】さらに、修理担当者は、建設機械の特定自
主検査に際して、1日に修理用車両で複数の建設現場を
巡回することがある。例えば、修理担当者は、所定の建
設機械の特定自主検査に出向く際に、そのルート上に別
の建設機械があれば、その特定自主検査も同日に行うこ
とで時間の短縮が図れることになる。しかしながら、建
設機械は前述の自動販売機等と異なり、それ自体移動す
るものなので、修理担当者が複数の建設現場を巡回する
にあたり、そのルート設定が煩雑となる。また、修理担
当者は、自己の顧客の定期保守点検の予定を個別に聞き
出して仕事のスケジュールを立てるが、仕事がつまった
り、仕事が少なくなることがあるため、仕事の調整が煩
雑である。そのため、効率的にスケジュールを立てるこ
とが望まれている。
【0007】本発明の目的は、機械の修理内容に応じて
適切な修理用車両を巡回させることができる修理用車両
の管理システム、管理方法、およびこの方法をコンピュ
ータに実行させるためのプログラムを提供することにあ
る。本発明の他の目的は、スケジュールを効率的に立て
ることができる機械の修理管理システム、管理方法、お
よびこの方法をコンピュータに実行させるためのプログ
ラムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段と作用効果】請求項1記載
の修理用車両の管理システムに係る発明は、修理用車両
の管理システムであって、それぞれ異なる修理用装備が
備えられた複数の修理用車両を備え、コンピュータが前
記修理用車両により修理する機械の稼働情報を取得する
機械稼働情報取得手段と、前記機械のエラー信号を受信
して機械の修理内容を取得する修理内容取得手段と、前
記機械の位置情報を取得する機械位置情報取得手段と、
前記機械の修理内容に基づいて修理可能な機能を装備す
る修理用車両を探索する修理用車両探索手段と、前記修
理用車両の位置情報を取得する修理用車両位置情報取得
手段と、前記修理用車両探索手段で探索されるとともに
前記修理用車両位置情報取得手段で取得された修理用車
両の位置情報、および前記機械位置情報取得手段で取得
された機械の位置情報を表示する表示装置と、を備えた
ことを特徴とする。
【0009】ここで、前記修理用車両位置情報取得手段
は、修理用車両(サービスカー)の位置情報を直接的ま
たは間接的に取得できるものであればよく、例えば、以
下のようなものが考えられる。 (1)機械にGPS機能およびこれを無線出力する出力手
段を設け、この出力手段から無線出力された位置情報を
取得するものが考えられる。 (2)PHS、携帯電話等の移動体通信システムにおける
位置情報探索システムを利用して、移動体通信システム
から送信される位置情報を取得するものが考えられる。 さらに、機械位置情報取得手段は、機械、例えば、パワ
ーショベルやクレーンなどの建設機械の位置情報を直接
的または間接的に取得できるものであればよく、修理用
車両位置情報取得手段と同様の構成が考えられる。
【0010】前述の構成の請求項1記載の本発明では、
表示装置によって、修理可能な機能(クレーン、溶接
機、その他)を装備する修理用車両の位置情報と機械の
位置情報とが表示されるため、最も近くかつ必要な装備
を有する修理用車両を選択することができる。そのた
め、修理対象となる機械の修理内容に応じて適切な修理
用車両を巡回させることができる。
【0011】請求項2記載の修理用車両の管理システム
に係る発明は、修理用車両の管理システムであって、修
理用装備が備えられた修理用車両を備え、前記修理用車
両の位置情報を取得する修理用車両位置情報取得手段
と、前記修理用車両により修理する複数の機械の位置情
報を取得する機械位置情報取得手段と、前記機械の定期
保守を行う時期を記憶する定期保守時期記憶手段と、こ
の定期保守時期記憶手段で記憶された時期のうち当日に
作業を行う予定の機械と前記修理用車両との相互位置関
係に作業ルートを設定するルート設定手段と、このルー
ト設定手段で設定された作業ルートの上に存在する他の
機械を検索する機械検索手段と、この機械検索手段で検
索された機械の修理の要否を判定する修理要否判定手段
と、この修理要否判定手段で修理が必要と判定された機
械に立ち寄るように信号を修理用車両に送信する立ち寄
り信号送信手段と、を備えたことを特徴とする。
【0012】前述の構成の請求項2記載の本発明では、
作業ルートの上に他の修理対象となる機械が検索される
と、この機械の修理の要否を判定し、修理が必要なら
ば、この機械に立ち寄るように信号送信手段で信号を送
るため、当日の作業ルートにある予定された機械以外
に、信号送信手段で送信された機械も修理対象として加
えることで、無駄のない作業を行うための効率的なスケ
ジュールを立てることができる。
【0013】請求項3記載の修理用車両の管理システム
に係る発明は、請求項2記載の修理用車両の管理システ
ムにおいて、コンピュータが前記修理用車両により修理
する機械の稼働情報を取得する機械稼働情報取得手段を
備え、前記立ち寄り信号送信手段は、前記機械稼働情報
取得手段から前記機械が稼動中と判断した修理対象機械
に対して立ち寄り信号を発しないことを特徴とする。前
述の構成の請求項3記載の本発明では、機械稼働情報取
得手段によって機械が稼働中であることを判明した場合
には、当該機械が作業ルート上にあっても、立ち寄り信
号が発せられることがないので、無駄なスケジュールを
立てることを回避できる。
【0014】請求項4記載の修理用車両の管理システム
に係る発明は、請求項2または請求項3に記載の修理用
車両の管理システムにおいて、前記修理用車両は、それ
ぞれ異なる修理用装備が備えられた複数があり、前記機
械のエラー信号を受信して機械の修理内容を取得する修
理内容取得手段と、前記機械の位置情報を取得する機械
位置情報取得手段と、前記機械の修理内容に基づいて修
理可能な機能を装備する修理用車両を探索する修理用車
両探索手段と、前記修理用車両探索手段で探索されると
ともに前記修理用車両位置情報取得手段で取得された修
理用車両の位置情報、および前記機械位置情報取得手段
で取得された機械の位置情報を表示する表示装置と、を
備えたことを特徴とする。
【0015】前述の請求項4記載の本発明では、請求項
1記載の本発明と請求項2または3に記載の本発明との
構成を合わせたものであるため、両発明の作用効果を同
時に達成することができる。つまり、修理対象機械の修
理内容に応じて適切な修理用車両を巡回させることがで
きるとともに、作業用車両の無駄のない作業を行うため
の効率的なスケジュールを立てることができる。
【0016】請求項5記載の修理対象機械の修理管理シ
ステムは、機械の修理管理システムであって、修理対象
となる機械が複数あり、前記機械の位置情報を取得する
機械位置情報取得手段と、前記機械のエラー信号を受信
して機械の修理内容を取得する修理内容取得手段と、前
記機械位置情報取得手段で取得された機械の位置情報、
および前記修理内容取得手段で取得された機械の修理内
容を同時に表示する表示装置と、この表示装置で表示さ
れた前記機械の位置情報および修理内容に基づいて修理
担当者が選択した所定の修理対象機械を修理予約済みで
あることを前記表示装置への表示を指示する表示指示手
段と、を備えたことを特徴とする。
【0017】前述の請求項5記載の本発明では、修理対
象となる機械の位置と修理内容とを表示装置で表示する
ことで、仕事がオークションされることになり、修理担
当者は自己の都合に応じて仕事を選ぶことができる。特
に、表示指示手段によって、修理担当者が選択した修理
対象機械は修理予約済みの表示がされることで、ダブル
ブッキングを防止することができる。そのため、修理担
当者は無駄や無理のない効率的なスケジュールを立てる
ことができる。
【0018】請求項6記載の修理対象機械の修理管理シ
ステムは、請求項5に記載の修理対象機械の修理管理シ
ステムにおいて、前記表示装置は、当日に作業を行う予
定以外の修理対象機械を表示することを特徴とする。前
述の請求項6に記載の本発明では、表示装置が作業日当
日以外の日の修理対象機械を表示することで、将来的な
スケジュールを立てることができる。
【0019】請求項7記載の修理対象機械の修理管理シ
ステムは、請求項5または請求項6に記載の修理対象機
械の修理管理システムにおいて、前記修理用車両は、そ
れぞれ異なる修理用装備を備えた複数があり、コンピュ
ータが前記修理用車両により修理する機械の稼働情報を
取得する機械稼働情報取得手段と、前記機械の修理内容
に基づいて修理可能な機能を装備する修理用車両を探索
する修理用車両探索手段と、前記修理用車両の位置情報
を取得する修理用車両位置情報取得手段と、を備え、前
記表示装置は、前記修理用車両探索手段で探索されると
ともに前記修理用車両位置情報取得手段で取得された修
理用車両の位置情報、および前記機械位置情報取得手段
で取得された機械の位置情報を表示することを特徴とす
る。前述の請求項7に記載の本発明では、請求項1記載
の本発明と請求項5または6に記載の本発明との構成を
合わせたものであるため、両発明の作用効果を同時に達
成することができる。つまり、修理対象機械の修理内容
に応じて適切な修理用車両を巡回させることができると
ともに、修理担当者が効率的に作業スケジュールを立て
ることができる。
【0020】請求項8記載の修理対象機械の管理システ
ムは、請求項5から請求項7のいずれかに記載された修
理対象機械の修理管理システムにおいて、前記表示指示
手段は前記複数の機械のうち最適な機械のみを選択して
指示することを特徴とする。前述の請求項8に記載の本
発明では、複数ある機械のうち最適な修理対象となる機
械を、修理用車両から近い位置にあるか否か、修理用車
両の修理用設備で修理可能か否か、等の基準で設定する
ことで、より効率的な作業スケジュールを立てることが
できる。
【0021】請求項9記載の発明は、請求項1に記載の
修理用車両の管理システムを修理用車両の管理方法とし
て展開したものであり、稼働情報取得手順、修理内容取
得手順、機械位置情報取得手順、修理用車両探索手順、
修理用車両位置情報取得手順、および表示手順をコンピ
ュータに実施させることを特徴とする。ここで、各手順
の実施は同一のコンピュータで行ってもよいが、各手順
を異なるコンピュータで行ってもよく、さらには手順の
一部を異なるコンピュータで行ってもよい。このような
本発明によっても前記と同様の作用および効果を享受で
きる。
【0022】請求項10から請求項12記載の発明は、
請求項9記載の修理用車両の管理方法において、請求項
2から請求項4記載の構成要件に応じた限定を加えたも
のであり、各請求項で述べた作用および効果と同様の作
用および効果を享受することができる。請求項17に記
載の発明は、請求項9から請求項12記載の修理用車両
の管理方法をコンピュータに実行させるためのプログラ
ムであることを特徴とする。このような本発明によれ
ば、汎用のコンピュータにインストールすることによ
り、請求項9から請求項12記載の修理用車両の管理方
法をコンピュータに実行させることができるため、本発
明の利用促進を大幅に図ることができる。
【0023】請求項13に記載の発明は、請求項5に記
載の機械の修理管理システムを機械の修理管理方法とし
て展開したものであり、修理内容取得手順、機械位置情
報取得手順、表示手順、および表示指示手段をコンピュ
ータに実施させることを特徴とする。ここで、各手順の
実施は同一のコンピュータで行ってもよいが、各手順を
異なるコンピュータで行ってもよく、さらには手順の一
部を異なるコンピュータで行ってもよい。このような本
発明によっても前記と同様の作用および効果を享受でき
る。
【0024】請求項14から請求項16記載の発明は、
請求項13記載の機械の修理管理方法において、請求項
6から請求項8記載の構成要件に応じた限定を加えたも
のであり、各請求項で述べた作用および効果と同様の作
用および効果を享受することができる。請求項18記載
の発明は、請求項13から請求項16記載の機械の修理
管理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム
であることを特徴とする。このような本発明によれば、
汎用のコンピュータにインストールすることにより、請
求項13から請求項16記載の機械の修理管理方法をコ
ンピュータに実行させることができるため、本発明の利
用促進を大幅に図ることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。 〔システム構成〕図1には、本実施形態の修理用車両の
管理システムおよび機械の修理管理システムの概略構成
を示す模式図が示されている。このシステムは、複数の
修理対象機械である建設機械1,2、GPS(Global P
ositioning System)衛星3、通信衛星4、衛星地球局
5、ネットワーク管制局6、ネットワーク7、修理用車
両8,9、およびサーバ10を備え、複数の修理用車両
8,9や建設機械1,2を管理するシステムである。
【0026】建設機械1、2は、ビル、道路等の建設現
場において、掘削、地均し等の作業を行う機械であり、
ブルドーザ1、パワーショベル2等が該当する。この建
設機械1、2は、図2に示すように、駆動部分を電子制
御する電子制御コントローラ11と、この電子制御コン
トローラ11と接続される通信コントローラ12と、こ
の通信コントローラ12と接続されるGPSセンサ13
および通信端末14と、GPSセンサ13に接続される
GPSアンテナ15と、通信端末14に接続される衛星
通信アンテナ16とを備えている。
【0027】電子制御コントローラ11は、エンジン回
転数、バッテリ電圧、燃料残量、冷却水温、サービスメ
ータ、運転時間、その他建設機械1、2を駆動するため
の要素の状態を検出するセンサから信号を受けて、これ
らの要素を電子的に制御するものである。通信コントロ
ーラ12は、電子制御コントローラ11で検出された各
駆動部分の建設機械1、2の状態から、建設機械1、2
のセンサ情報を取得する部分であり、具体的には、建設
機械1、2のエンジンオイルの油温、油量、作動油の油
量、冷却水の水温、水量、燃料残量等の情報の他、稼働
時間を含む稼働情報を取得することができる。また、こ
の通信コントローラ12は、内部に記憶領域を有し、こ
の記憶領域には、建設機械1、2の所有者、機械自体の
号機番号、通算稼働時間等の情報が記憶されている。
【0028】GPSセンサ13は、複数のGPS衛星3
から出力される電波をGPSアンテナ15を介して受信
し、受信された電波の状態に基づいて、自己の現在位置
を計測する部分であり、このGPSセンサ13で取得さ
れた建設機械1、2の現在位置情報は、通信コントロー
ラ12に出力される。また、GPSセンサ13で取得さ
れた現在位置情報は、図示を略した地図データベースと
組み合わせることにより、ナビゲーションシステムの建
設機械用表示装置17上にマップ表示させることができ
るようになっている。この建設機械用表示装置17に
は、通信コントローラ12からの情報を受ける演算装置
19が接続され、この演算装置19には建設機械用入力
装置18が接続されている。
【0029】このように通信コントローラ12で取得さ
れた建設機械1、2のセンサ情報および現在位置情報を
含む機械情報は、通信端末14を介して衛星通信アンテ
ナ16から出力され、通信衛星4、衛星地球局5、ネッ
トワーク管制局6、およびネットワーク7を介して、サ
ーバ10に出力される。この通信コントローラ12およ
び通信端末14による機械情報は、任意の時間、間隔で
無線出力できるようになっているが、通常、建設現場の
作業開始時、休憩時、および作業終了時のいずれかに行
うのが好ましい。通信コントローラ12および通信端末
14は、いずれかのセンサで異常値が検出された場合、
異常値を示すセンサの値をエラーとして警報情報を無線
出力するように構成されている。
【0030】ネットワーク7は、TCP/IP等の汎用
のプロトコルに基づくインターネットとして構成され、
このネットワーク7には、前記のネットワーク管制局
6、サーバ10の他、建設現場等の管理事務所等に設置
される端末コンピュータ9Aが接続されている。端末コ
ンピュータ9Aは、演算処理装置および記憶装置からな
るコンピュータ本体と、このコンピュータ本体に接続さ
れるキーボード、マウス等の入力装置と、およびディス
プレイ等の表示装置9Bと、を備えた汎用のコンピュー
タであり、インターネット上でホームページ等を閲覧す
るためのブラウザソフト、電子メールソフトがインスト
ールされていて、サーバ10と通信を行うことができる
ようになっている。
【0031】修理用車両8,9は、建設機械1、2の所
在地を巡回して修理を行うものであり、クレーン、溶接
機、溶断機、トレーラ機能、オイル分析装置、その他の
修理用設備が必要に応じて個別に装備される。修理を実
際に担当する修理担当者は、溶接免許の有無、牽引免許
の有無等、能力(技能)が異なる複数が在籍しており、
それぞれ所定の修理用車両8,9に搭乗する。この修理
用車両8,9は、図3に示されるように、通信コントロ
ーラ12と、この通信コントローラ12と接続されるG
PSセンサ13および通信端末14と、GPSセンサ1
3に接続されるGPSアンテナ15と、通信端末14に
接続される衛星通信アンテナ16とを備えている。GP
Sセンサ13で取得された現在位置情報は、図示を略し
た地図データベースと組み合わせることにより、ナビゲ
ーションシステムの修理車両用表示装置87上にマップ
表示させることができるようになっている。この修理車
両用表示装置87には通信コントローラ12からの情報
を受ける演算装置89が接続され、この演算装置89に
は建設機械用入力装置88が接続されている。
【0032】図4には建設機械1,2の演算装置19の
概略構成が示されている。図4において、演算装置19
は、建設機械用入力装置18を通じて建設機械1,2の
修理内容を入力する修理内容入力手段111と、予め修
理内容がコード化されて記憶されたデータベース112
と、修理内容入力手段111で入力された修理内容をコ
ード化して出力する出力手段113と、を備えて構成さ
れている。データベース112は、図示を略したが、プ
ログラムとしての修理内容入手手段111およびOSを
格納する記憶領域を備えている。出力手段113で出力
された情報は、建設機械用表示装置17で表示されると
ともに、通信端末13を介してサーバ10に伝達され
る。
【0033】図5には修理用車両8,9の演算装置89
の概略構成が示されている。図5において、演算装置8
9は、建設機械1,2の修理に要する時間を入力する修
理時間入力手段811と、修理担当者の氏名を入力する
修理担当者名入力手段812と、了解信号受付手段81
3と、データベース814と、出力手段815と、を備
えて構成されている。修理時間入力手段811、修理担
当者名入力手段812および了解信号受付手段813は
修理用車両用入力装置88を操作して入力される。デー
タベース112は、図示を略したが、プログラムとして
の前記手段811〜813およびOSを格納する記憶領
域を備えており、各手段811〜813から入力された
信号をコード化して出力手段815に送り、この出力手
段815で出力された情報は、修理用車両用表示装置8
7で表示されるとともに、通信端末83を介してサーバ
10に伝達される。了解信号受付手段813は、サーバ
10から送られる情報に対して「了解信号」または「非
了解信号」を送信するためのものである。
【0034】サーバ10は、ネットワーク7と接続され
るWWW(World Wide Web)サーバとして構成され、図
6に示すように、種々のプログラムを実行する演算装置
21と、送受信された情報を記憶するハードディスク等
の記憶装置23とを備える。演算装置21は、該演算装
置21を含むサーバ全体の動作制御を行うOS(Operat
ing System)上に展開されるプログラムとしての、情報
受付手段210、機械稼動情報取得手段211、修理用
車両位置情報取得手段212、機械位置情報取得手段2
13、修理内容取得手段214、了解信号取得手段21
5、修理用車両探索手段216、ルート設定手段21
7、機械検索手段218、修理要否判定手段219、立
寄信号送信手段220、表示指示手段221、および配
信手段222を備えている。記憶装置23は、情報受付
手段210で受け付けられた各種情報を蓄積する稼動情
報記憶手段231、修理用車両位置情報記憶手段23
2、機械位置情報記憶手段233、および修理内容記憶
手段234と、標準データベース235と、定期保守時
期記憶手段236とを備えている。
【0035】情報受付手段210は、各建設機械1、
2、修理用車両8,9の通信端末13,83から無線出
力された種々の情報を受け付ける部分であり、受け付け
られたこれらの情報のうち、建設機械1,2の稼動情報
および位置情報は機械稼動情報取得手段211および機
械位置情報取得手段213に出力され、修理用車両8,
9の位置情報、修理内容、および了解信号は、それぞれ
修理用車両位置情報取得手段212、修理内容取得手段
214、および了解信号取得手段215に出力される。
【0036】機械稼動情報取得手段211は、建設機械
1、2の油温、油量、水温、燃料残量等のセンサで検出
された情報を取得する部分であり、建設機械1、2の号
機番号とこれらの情報とを対応づけて情報を生成して、
稼動情報記憶手段231と修理内容取得手段214に出
力する。なお、機械稼働情報取得手段211には、水温
が所定温度より高い場合や油量が所定値より少ない場合
などに発せられるエラー信号の情報が含まれる。修理用
車両位置情報取得手段212は、修理用車両8,9の位
置情報を取得する部分であり、対象となる修理用車両
8,9の号機番号と、緯度情報および経度情報とを対応
づけて位置情報を生成して、修理用車両位置情報記憶手
段232に出力する。
【0037】機械位置情報取得手段213は、建設機械
1,2の位置情報を取得する部分であり、対象となる建
設機械1,2の号機番号と、緯度情報および経度情報と
を対応づけて位置情報を生成して、機械用車両情報情報
記憶手段233に出力する。修理内容取得手段214
は、建設機械1,2の入力装置13から入力された修理
内容や機械稼動情報取得手段211で出力されるエラー
信号を取り込むもので、その内容をコード化して修理内
容記憶手段234に出力する。了解信号取得手段215
は、修理用車両8,9の入力装置83から入力された
「了解信号」または「非了解信号」を取り込むもので、
その結果を表示指示手段221に出力する。
【0038】稼動情報記憶手段231は、各建設機械
1、2のセンサから出力された稼動情報を蓄積する部分
であり、号機番号に応じて図示しない複数のテーブルが
設定されたデータベースである。各テーブルには、稼動
情報、たとえば、油温、油量、水温、燃料残量等のデー
タが記録されるとともに、このデータが適宜更新され
る。修理用車両位置情報記憶手段232は、各修理用車
両8,9の現在の作業位置情報を蓄積する部分であり、
号機番号に応じた修理用車両8,9の緯度情報および経
度情報を1つのレコードとして記録したテーブル構造の
データベースとして構成される。各レコードは、修理用
車両位置情報取得手段212で取得された毎に更新され
るようになっていて、各レコードには、号機番号、位置
情報の他、更新日、更新時間を記録するフィールドが設
けられている。
【0039】機械位置情報記憶手段233は、各建設機
械1,2の現在の作業位置情報を蓄積する部分であり、
号機番号に応じた建設機械1,2の緯度情報および経度
情報を1つのレコードとして記録したテーブル構造のデ
ータベースとして構成される。各レコードは、機械位置
情報取得手段213で取得された毎に更新されるように
なっていて、各レコードには、号機番号、位置情報の
他、更新日、更新時間を記録するフィールドが設けられ
ている。修理内容記憶手段234は、各建設機械1,2
のコード化された修理内容を蓄積する部分であり、号機
番号に応じて図示しない複数のテーブルが設定されたデ
ータベースである。各テーブルには、修理内容、たとえ
ば、エンジントラブル、油圧系統の不具合などがコード
化して記録されるとともに、このデータが適宜更新され
る。
【0040】標準データベース235は、各建設機械
1,2や各修理用車両8,9の情報が蓄積されているも
のであり、図示しないキーボードなどの入力装置から情
報が入力される。各建設機械1,2の情報は、各建設機
械1,2のID番号、修理履歴、その他、建設機械1,
2に特有の情報である。各修理用車両8,9の情報は、
各修理用車両8,9のID番号、建設機械1,2を修理
するための装備(たとえば、オイル分析装置の有無、溶
接機の有無、溶断機の有無、小型クレーンの有無、トレ
ーラ機能の有無)、修理担当者のID番号、修理担当者
の能力(溶接免許の有無、経験年数など)、その他修理
用車両8,9の特有の情報である。定期保守時期記憶手
段236は、各建設機械1,2の定期保守時期の情報が
蓄積されているものであり、図示しないキーボードなど
の入力装置から情報が入力されるものであり、このデー
タが適宜更新される。
【0041】修理用車両探索手段216は、修理車両用
位置情報記憶手段232、機械位置情報記憶手段23
3、標準データベース235および定期保守時期記憶手
段236から情報を受け取り、建設機械1,2の修理内
容に基づいて修理可能な機能を装備する修理用車両8,
9を探索する。ルート設定手段217は、定期保守時期
記憶手段236で記憶された建設機械1,2の定期保守
時期のうち当日に作業を行う予定と、1週間以内に作業
を行う予定と、1月以内に作業を行う予定との作業ルー
トを、建設機械1,2と修理用車両8,9との相互位置
関係から設定するものである。この作業ルートを設定す
るにあたり、修理用車両位置情報記憶手段232、機械
位置情報記憶手段233、標準データベース235およ
び定期保守時期記憶手段236から情報を受け取る。
【0042】機械検索手段218は、ルート設定手段2
17で設定された作業ルートの上に存在する他の建設機
械1,2を検索するものである。修理要否判定手段21
9は、機械検索手段218で検索された建設機械1,2
の修理の要否を判定するものであり、その判定にあた
り、標準データベース235から出力される修理用車両
8,9の設備、修理担当者の能力などの情報が参照され
る。立ち寄り信号送信手段220は、修理要否判定手段
219で修理が必要と判定された建設機械1,2に立ち
寄るように信号を修理用車両8,9に送信するために、
信号を配信手段222に送る。この立ち寄り信号送信手
段220は、稼動情報記憶手段231からの信号を受け
取り、機械稼働情報取得手段211から建設機械1,2
が稼動中と判断した修理対象機械1,2に対して立ち寄
り信号を発しないようにされている。
【0043】表示指示手段221は、表示装置9Bで表
示される建設機械1,2の位置情報および修理内容に基
づいて修理担当者が選択した(了解信号を発した)所定
の修理対象機械1,2を修理予約済みであることを表示
装置9B,17,87への表示を指示するものである。
ここで、複数の建設機械1,2のうち最適な建設機械
1,2にみが選択される。この選択基準は、修理用車両
8,9の装備で建設機械1,2の修理が可能か否か、修
理用車両8,9と建設機械1,2との距離が近いか否か
である。配信手段222は、建設機械1,2や修理用車
両8,9に情報を配信する部分である。
【0044】表示装置9Bの表示内容が図7に示されて
いる。図7において、表示装置9Bは、建設機械1,2
および修理用車両8,9の位置が地図上に描かれた地図
情報部90と、この地図情報部90の右隣にある修理用
車両情報部91と、地図情報部90の左隣にある建設機
械情報部92とを備える。建設機械用表示装置17およ
び修理用車両用表示装置87は表示装置9Bの表示が適
宜表示されるが、修理用車両用表示装置87には、修理
担当者指定ボタン93および送信ボタン94が付加され
る。
【0045】地図情報部90では、建設機械1,2のア
イコン901,902と、修理用車両8,9のアイコン
908,909とが地図上に表示されている。これらの
アイコン901,902,908,909は、修理車両
用位置情報記憶手段232および機械位置情報記憶手段
233が更新される毎に地図上の位置が変更される。修
理用車両情報部91では、車両種類911、オイル分析
器912、溶接機913、溶断機914、小型クレーン
915などの装備、サービスマン名、つまり、修理担当
者名916およびその能力917、作業状態918、修
理用車両8,9の移動速度919等が表示される。作業
状態918、修理用車両8,9の移動速度919の情報
は修理車両用位置情報記憶手段232が更新される毎に
変更される。建設機械情報部92では、建設機械の種類
を表示する種類921、その修理内容を表示する修理内
容922、その定期点検保守日を表示する定期保守日9
23、稼働状態を表示する状態924、立ち寄り信号の
有無を表示する立寄信号925、および修理予約済みか
否かを表示する修理予約926が表示される。
【0046】図8には修理用車両8,9の作業予定表が
示されている。これらの作業予定表は表示装置9B、建
設機械用表示装置17および修理用車両用表示装置87
でそれぞれ表示される。作業予定表は、「本日の予
定」、「1週間の予定」、「1ヶ月の予定」および「至
急」のそれぞれに、地図情報部90およびリスト95が
表示される。リスト95には「本日の予定」が表示され
ており、具体的には、本日予定の、作業予定時間95
1、建設機械952の種類、修理内容953、修理場所
954および至急955の有無が表示されている。ここ
で、修理内容953において、「定期点検」では、定期
保守時期記憶手段236で記憶された情報が出力され
る。また、「至急」の欄で記955Aが付されたもの
は、建設機械用入力装置18を通じて入力された建設機
械1,2の修理内容が表示される。また、定期点検にお
ける時間951は、修理用車両入力装置88で修理担当
者が入力した時間を基準に設定される。図9には、地図
情報部90と「1週間の予定」のリスト95とが表示さ
れている。「1週間の予定」のリストは、日程956、
建設機械952の種類、修理内容953、および修理場
所954が表示されている。また、ルート設定手段21
7で設定されるルートRが表示されている。
【0047】〔修理用車両の管理方法および機械の修理
管理方法〕次に前述のような修理用車両の管理システム
および機械の修理管理システムを用いた修理用車両の管
理方法および機械の修理管理方法を説明する。 (1)建設機械1,2側のエラー検出および位置検出 図10(A)は建設機械1,2のエラー検出工程を示す
フローチャートである。図10(A)において、まず、
建設機械1、2のエンジンオイルの油温、油量、作動油
の油量、冷却水の水温、水量、燃料残量等の稼働情報に
基づいてエラー信号が発せされると、このエラー信号か
ら故障が検出されることになる。故障を検出すると(処
理1)、建設機械1,2の位置と故障コード(エラーコ
ード)とをサーバ10に送信し(処理2)、その信号を
稼働情報取得手段211で取得する。
【0048】図10(B)は建設機械1,2の位置検出
工程を示すフローチャートである。図10(B)におい
て、まず、建設機械1、2のタイマーに割り込みがあれ
ば(処理3)、建設機械1,2の位置をサーバ10に送
信し(処理4)、その情報を機械位置情報取得手段21
3で取得する。 (2)修理用車両8,9の稼働情報の検出 図10(C)は修理用車両8,9の位置情報の検出工程
を示すフローチャートである。図10(C)において、
まず、修理用車両8,9が一定距離走行したら(処理
5)、修理用車両8,9の位置をサーバ10に送信し
(処理6)、その信号を修理用車両位置情報取得手段2
12で取得する。
【0049】(3)基礎データの入力 建設機械1,2のID番号、種類、定期保守時期などの
建設機械1,2に関する情報や修理用車両8,9のID
番号、搭載している設備の機能情報、その他の修理用車
両8,9に関する情報を端末コンピュータ9Aの入力装
置(図示せず)から入力する。具体的には、図11のフ
ローチャートに示される通り、まず、オペレータからの
入力要求があり(処理11)、かつ、修理用車両8,9
の機能情報が入力されると(処理12)、修理用車両
8,9のID番号を選択し(処理13)、その情報をデ
ータ入力する(処理14)。ここで、入力するデータ
は、前述の通り、オイル分析装置の有無、溶接機の有
無、溶断機の有無、小型クレーンの有無、トレーラ機能
の有無などである。これらのデータは標準データベース
235に記憶される。一方、修理用車両8,9の機能情
報が入力されず(処理12)、かつ、建設機械1,2の
定期メンテナンス情報が入力されると(処理15)、建
設機械1,2のID番号が選択される(処理16)。さ
らに、建設機械1,2のID番号に対応したデータが入
力される(処理17)。このデータには次回の定期保守
時期(予定日)や修理履歴データが含まれる。
【0050】(4)修理用車両の管理 図12は修理用車両を管理するためのフローチャートで
ある。図12において、まず、建設機械1,2に修理用
車両8,9を配車できるか否か判断する(処理21)。
配車できなければ、図11のフローチャートに戻り、修
理用車両8,9が登録されるまで次のステップに進まな
い。配車できれば、エラー表示の建設機械1,2のID
番号を選択(取得)する(処理22)。建設機械1,2
のID番号を選択することで、建設機械1,2の位置お
よび稼働情報が取得され、建設機械1,2からエラー信
号が発せられている時には、その修理内容が取得され
る。さらに、修理必要時間が入力され(処理23)、修
理用車両8,9のID番号が選択される(処理24)。
修理用車両8,9のID番号が選択されることで、修理
用車両8,9の位置情報および稼働状況が取得されるこ
とになる。
【0051】さらに、エラー対応時刻を求める(処理2
5)。ここで、エラー対応予定時刻は、予め設定された
修理必要時間、修理開始時刻、修理用車両8,9と建設
機械1,2との移動距離、などのデータから所定の修理
用車両8,9と建設機械1,2との関係で求められる。
これにより、建設機械1,2の修理内容に基づいて修理
可能な機能を装備する修理用車両8,9が探索されるこ
とになる。さらに、修理対象となる建設機械1,2のデ
ータを修理用車両8,9に送信し(処理26)、修理用
車両8,9から修理了解信号が返信されたら(処理2
7)、建設機械1,2に修理予定データを連絡する(処
理28)。建設機械データに対してエラー対応予定時刻
を設定し(処理29)、修理用車両8,9のIDデータ
に対して選択されたエラー表示の建設機械のデータを挿
入し(処理30)、データを更新する(処理31)。さ
らに、探索された修理用車両8,9の位置情報、および
建設機械1,2の位置情報を表示装置9B、17,87
で表示する。
【0052】図13には、修理用車両8,9側からみた
修理用車両の管理のフローチャートが示されている。図
12の処理26において、対象となる建設機械1,2の
データが送信されると、このデータを修理用車両8,9
で受信し(処理32)、修理対象となる建設機械1,2
のデータが表示装置87で表示される。ここで、入力装
置88の「了解ボタン」が押されると(処理34)、了
解信号受付手段813を介して了解信号が送信される
(処理35)。一方、「了解ボタン」が押されず(処理
34)、入力装置88の「非了解ボタン」が押されると
(処理36)、了解信号受付手段813を介して非了解
信号が送信される(処理37)。
【0053】(5)予定表作成 図14は建設機械の修理作業を行うためのフローチャー
トである。図14において、まず、修理用車両8,9の
位置を受信し(処理41)、修理用車両8,9の位置情
報を取得する。さらに、ID番号が受信した修理用車両
8,9のID番号と一致したら(処理42)、修理用車
両8,9の位置を更新する(処理43)。以上の処理
を、建設機械データに記憶された全ての建設機械1,2
に対して行う(処理44)。ID番号が建設機械1,2
のID番号と一致する(処理45)ことで、建設機械
1,2の位置情報が取得される。
【0054】さらに、図11で示される定期保守時期記
憶手順で記憶された定期保守時期のうち当日に作業を行
う予定の建設機械1,2と修理用車両8,9との相互位
置関係に基づいて作業ルートRを設定し、この作業ルー
トRの上に存在する他の建設機械1,2を検索する。こ
の検索された建設機械1,2の修理の要否を処理46か
ら処理51に基づいて判定する。建設機械1,2と修理
用車両8,9との距離を求め(処理46)、その距離が
5km未満であり(処理47)、特定された修理用車両
の情報から修理が可能であり(処理48)、特定された
修理用車両が稼働中ではなく(処理49)、建設機械
1,2が稼働中ではなく(処理50)、次回定期修理予
定日は現在の日付(本日の日付)より10日より少ない
(処理51)という条件を全て満たせば、修理が必要と
判定されてステップに進み、いすれの条件でも満たさな
ければ、元のステップ(処理44)に戻る。
【0055】以上の修理要否の判定で修理が必要と判定
されると、修理用車両に定期連絡をし(処理52)、さ
らに、修理用車両8,9に対して修理対象建設機械1,
2のデータを送信する(処理53)。この処理に伴っ
て、修理用車両8,9に対して当該建設機械1,2に立
ち寄るように立ち寄り信号を送信する。ここで、修理用
車両8,9から定期修理了解信号が返信されると(処理
54)、定期修理対応が修理用車両のID番号と一致し
(処理55)、定期修理対応時間を求める(処理5
6)。さらに、建設機械1,2に修理予定データを連絡
し(処理57)、修理用車両データを更新する(処理5
8)。一方、修理用車両8,9から定期修理了解信号が
返信されなければ(処理54)、元のステップ(処理4
4)に戻る。
【0056】(6)仕事のオークション 図15は修理担当者が建設機械を選択する手順のフロー
チャートである。図15において、まず、建設機械1,
2の修理内容を取得し(処理61)、建設機械1,2の
位置情報を取得する(処理62)。これらの処理で取得
した建設機械1,2の位置情報と修理内容とを表示装置
9B、17,87で表示する(処理63)。ここで、修
理担当者が表示装置87を見て、特定の建設機械1,2
を選択し、了解信号を発信する。この了解信号をサーバ
10で取得する(処理64)。了解信号が複数の建設機
械1,2に対して取得されているのなら(処理65)、
適切な建設機械1,2を選択し(処理66)、この選択
された建設機械1,2に対して修理予約済みの表示が表
示装置9B、17,87の上でされる(処理67)。了
解信号が1の建設機械1,2に対して取得されているの
なら(処理65)、その建設機械1,2に対して修理予
約済みの表示が表示装置9B、17,87の上でされる
(処理67)。
【0057】従って、本実施形態では、それぞれ異なる
修理用装備が備えられた複数の修理用車両8,9を備
え、コンピュータが修理用車両8,9により修理する建
設機械1,2の稼働情報を取得する機械稼働情報取得手
段211と、建設機械1,2のエラー信号を受信して建
設機械1,2の修理内容を取得する修理内容取得手段2
14と、建設機械1,2の位置情報を取得する機械位置
情報取得手段213と、建設機械1,2の修理内容に基
づいて修理可能な機能を装備する修理用車両8,9を探
索する修理用車両探索手段216と、修理用車両8,9
の位置情報を取得する修理用車両位置情報取得手段21
2と、修理用車両探索手段216で探索されるとともに
修理用車両位置情報取得手段212で取得された修理用
車両8,9の位置情報、および機械位置情報取得手段2
13で取得された建設機械1,2の位置情報を表示する
表示装置9B,17,87と、を備えたから、修理可能
な機能(クレーン、溶接機、その他)を装備する修理用
車両8,9の位置情報と建設機械の位置情報とが表示装
置9B,17,87で表示されるため、最も近くかつ必
要な装備を有する修理用車両8,9を建設機械側から選
択することができる。そのため、修理対象となる建設機
械1,2の修理内容に応じて適切な修理用車両8,9を
巡回させることができる。
【0058】修理用装備が備えられた修理用車両8,9
を備え、修理用車両8,9の位置情報を取得する修理用
車両位置情報取得手段212と、修理用車両8,9によ
り修理する複数の建設機械1,2の位置情報を取得する
機械位置情報取得手段213と、建設機械1,2の定期
保守を行う時期を記憶する定期保守時期記憶手段236
と、この定期保守時期記憶手段236で記憶された時期
のうち当日に作業を行う予定の機械1,2と修理用車両
8,9との相互位置関係に作業ルートRを設定するルー
ト設定手段217と、このルート設定手段217で設定
された作業ルートRの上に存在する他の建設機械を検索
する機械検索手段218と、この機械検索手段218で
検索された建設機械1,2の修理の要否を判定する修理
要否判定手段219と、この修理要否判定手段219で
修理が必要と判定された建設機械1,2に立ち寄るよう
に信号を修理用車両8,9に送信する立ち寄り信号送信
手段220と、を備えたから、作業ルートの上に他の修
理対象となる建設機械1,2が検索されると、この建設
機械1,2の修理の要否を判定し、修理が必要ならば、
この建設機械1,2に立ち寄るように信号送信手段22
0で信号を送るため、当日の作業ルートにある予定され
た建設機械以外に、信号送信手段220で送信された建
設機械も修理対象として加えることで、無駄のない作業
を行うことができる。
【0059】立ち寄り信号送信手段220は、機械稼働
情報取得手段211から建設機械1,2が稼動中と判断
した修理対象の建設機械1,2に対して立ち寄り信号を
発しない構成としたから、建設機械1,2が稼働中であ
ることを判明した場合には、当該建設機械1,2が作業
ルート上にあっても、立ち寄り信号が発せられることが
ないので、無駄なスケジュールを立てることを回避でき
る。
【0060】また、本実施形態では、建設機械1,2の
位置情報を取得する機械位置情報取得手段213と、建
設機械1,2のエラー信号を受信して建設機械1,2の
修理内容を取得する修理内容取得手段214と、機械位
置情報取得手段213で取得された建設機械1,2の位
置情報、および修理内容取得手段214で取得された建
設機械1,2の修理内容を同時に表示する表示装置9B
と、この表示装置9B,17,87で表示された建設機
械1,2の位置情報および修理内容に基づいて修理担当
者が選択した所定の修理対象の建設機械1,2を修理予
約済みであることを表示装置9B,17,87への表示
を指示する表示指示手段221と、を備えたから、修理
対象となる建設機械1,2の位置と修理内容とを表示装
置9B,17,87で表示することで、仕事がオークシ
ョンされることになり、修理担当者は自己の都合に応じ
て仕事を選ぶことができる。
【0061】しかも、表示装置9B,17,87は、当
日に作業を行う予定以外の修理対象の建設機械1,2を
表示する構成としたので、作業日当日以外の日の修理対
象機械を表示することで、将来的なスケジュールを立て
ることができる。その上、表示指示手段221は、複数
の建設機械1,2のうち最適な建設機械1,2のみを選
択して指示する構成としたから、複数ある建設機械1,
2のうち最適な修理対象となる建設機械1,2を、修理
用車両8,9から近い位置にあるか否か、修理用車両
8,9の修理用設備で修理可能か否か、等の基準で設定
することで、より効率的な作業スケジュールを立てるこ
とができる。
【0062】〔実施形態の変形〕なお、本発明は、前述
の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を
達成できる範囲で以下に示される変形をも含むものであ
る。前記実施形態では、建設機械1,2で取得された機
械情報は、通信衛星4、衛星地球局5、およびネットワ
ーク管制局6を介してサーバ10に出力されるように構
成されていたが、本発明はこれに限られない。すなわ
ち、PHS等の公衆回線網を利用して機械情報の無線出
力を行ってもよく、無線出力された機械情報を建設現場
の端末コンピュータ9Aで受信し、端末コンピュータ9
Aからネットワーク7を介してサーバに出力するように
構成してもよい。さらに、修理対象となる機械は建設機
械に限定されるものではなく、それ自体可動するもので
あって、修理が必要なものであれば、他の機械、たとえ
ば、乗用車などであってもよい。その他、本発明の実施
の際の具体的な構造および手順は、本発明の目的を達成
できる範囲で他の構造等としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る修理用車両の管理シ
ステムおよび機械の修理管理システムの概略構成図であ
る。
【図2】前記実施形態における機械に搭載される情報出
力装置の構造を表すブロック図である。
【図3】前記実施形態における修理用車両に搭載される
情報出力装置の構造を表すブロック図である。
【図4】機械の演算装置の構造を表すブロック図であ
る。
【図5】修理用車両の演算装置の構造を示すブロック図
である。
【図6】前記実施形態におけるシステムを構成するサー
バの構造を表すブロック図である。
【図7】表示装置で表示される画面を示す概略図であ
る。
【図8】修理用車両の本日の作業予定表を示す概略図で
ある。
【図9】修理用車両の1週間の作業予定表を示す概略図
である。
【図10】前記実施形態の作用を説明するためのフロー
チャートである。
【図11】前記実施形態の作用を説明するためのフロー
チャートである。
【図12】前記実施形態の作用を説明するためのフロー
チャートである。
【図13】前記実施形態の作用を説明するためのフロー
チャートである。
【図14】前記実施形態の作用を説明するためのフロー
チャートである。
【図15】前記実施形態の作用を説明するためのフロー
チャートである。
【符号の説明】
1,2…建設機械(機械)、 8,9…修理用車両、
9,17,87…表示装置、211…機械稼働情報取得
手段、212…修理用車両位置情報取得手段、213…
機械位置情報取得手段、214…修理内容取得手段、2
16…修理用車両探索手段、217…ルート設定手段、
218…機械検索手段、219…修理要否判定手段、2
20…立ち寄り信号送信手段、236…定期保守時期記
憶手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 栃沢 守 神奈川県川崎市川崎区中瀬3−20−1 株 式会社小松製作所システム開発センタ内 Fターム(参考) 2D003 AA00 BA04 DA04 FA02 3D026 BA29 (54)【発明の名称】 修理用車両の管理システム、管理方法、およびこの方法をコンピュータに実行させるためのプロ グラム、ならびに機械の修理管理システム、管理方法、およびこの方法をコンピュータに実行さ せるためのプログラム

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 修理用車両の管理システムであって、 それぞれ異なる修理用装備が備えられた複数の修理用車
    両(8,9)を備え、 コンピュータが前記修理用車両(8,9)により修理す
    る機械(1,2)の稼働情報を取得する機械稼働情報取
    得手段(211)と、 前記機械(1,2)のエラー信号を受信して機械(1,
    2)の修理内容を取得する修理内容取得手段(214)
    と、 前記機械(1,2)の位置情報を取得する機械位置情報
    取得手段(213)と、 前記機械(1,2)の修理内容に基づいて修理可能な機
    能を装備する修理用車両を探索する修理用車両探索手段
    (216)と、 前記修理用車両(8,9)の位置情報を取得する修理用
    車両位置情報取得手段(212)と、 前記修理用車両探索手段(216)で探索されるととも
    に前記修理用車両位置情報取得手段(212)で取得さ
    れた修理用車両(8,9)の位置情報、および前記機械
    位置情報取得手段(213)で取得された機械の位置情
    報を表示する表示装置(9B,17,87)と、 を備えたことを特徴とする修理用車両の管理システム。
  2. 【請求項2】 修理用車両の管理システムであって、 修理用装備が備えられた修理用車両(8,9)を備え、 前記修理用車両(8,9)の位置情報を取得する修理用
    車両位置情報取得手段(212)と、 前記修理用車両(8,9)により修理する複数の機械
    (1,2)の位置情報を取得する機械位置情報取得手段
    (213)と、 前記機械(1,2)の定期保守を行う時期を記憶する定
    期保守時期記憶手段(236)と、 この定期保守時期記憶手段(236)で記憶された時期
    のうち当日に作業を行う予定の機械(1,2)と前記修
    理用車両(8,9)との相互位置関係に作業ルートを設
    定するルート設定手段(217)と、 このルート設定手段(217)で設定された作業ルート
    の上に存在する他の機械を検索する機械検索手段(21
    8)と、 この機械検索手段(218)で検索された機械(1,
    2)の修理の要否を判定する修理要否判定手段(21
    9)と、 この修理要否判定手段(219)で修理が必要と判定さ
    れた機械(1,2)に立ち寄るように信号を修理用車両
    (8,9)に送信する立ち寄り信号送信手段(220)
    と、 を備えたことを特徴とする修理用車両の管理システム。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の修理用車両の管理システ
    ムにおいて、 コンピュータが前記修理用車両(8,9)により修理す
    る機械の稼働情報を取得する機械稼働情報取得手段(2
    11)を備え、 前記立ち寄り信号送信手段(220)は、前記機械稼働
    情報取得手段(211)から前記機械(1,2)が稼動
    中と判断した修理対象機械(1,2)に対して立ち寄り
    信号を発しないことを特徴とする修理用車両の管理シス
    テム。
  4. 【請求項4】 請求項2または請求項3に記載の修理用
    車両の管理システムにおいて、 前記修理用車両(8,9)は、それぞれ異なる修理用装
    備が備えられた複数があり、 前記機械のエラー信号を受信して機械の修理内容を取得
    する修理内容取得手段(214)と、 前記機械(1,2)の位置情報を取得する機械位置情報
    取得手段(213)と、 前記機械(1,2)の修理内容に基づいて修理可能な機
    能を装備する修理用車両(8,9)を探索する修理用車
    両探索手段(216)と、 前記修理用車両(8,9)の位置情報を取得する修理用
    車両位置情報取得手段(212)と、 前記修理用車両探索手段(216)で探索されるととも
    に前記修理用車両位置情報取得手段(212)で取得さ
    れた修理用車両の位置情報、および前記機械位置情報取
    得手段(213)で取得された機械の位置情報を表示す
    る表示装置(9B,17,87)と、 を備えたことを特徴とする修理用車両の管理システム。
  5. 【請求項5】 機械の修理管理システムであって、 修理対象となる機械(1,2)が複数あり、 前記機械(1,2)の位置情報を取得する機械位置情報
    取得手段(213)と、 前記機械(1,2)のエラー信号を受信して機械(1,
    2)の修理内容を取得する修理内容取得手段(214)
    と、 前記機械位置情報取得手段(213)で取得された機械
    (1,2)の位置情報、および前記修理内容取得手段
    (214)で取得された機械(1,2)の修理内容を同
    時に表示する表示装置(9B,17,87)と、 この表示装置(9B)で表示された前記機械(1,2)
    の位置情報および修理内容に基づいて修理担当者が選択
    した所定の修理対象機械(1,2)を修理予約済みであ
    ることを前記表示装置(9B,17,87)への表示を
    指示する表示指示手段(221)と、 を備えたことを特徴とする機械の修理管理システム。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の機械の修理管理システ
    ムにおいて、 前記表示装置(9B,17,87)は、当日に作業を行
    う予定以外の機械(1,2)を表示することを特徴とす
    る機械の修理管理システム。
  7. 【請求項7】 請求項5または請求項6に記載の機械の
    修理管理システムにおいて、 それぞれ異なる修理用装備を備えた複数の修理用車両
    (8,9)があり、 コンピュータが前記修理用車両(8,9)により修理す
    る機械(1,2)の稼働情報を取得する機械稼働情報取
    得手段(211)と、 前記機械(1,2)の修理内容に基づいて修理可能な機
    能を装備する修理用車両(8,9)を探索する修理用車
    両探索手段(216)と、 前記修理用車両(8,9)の位置情報を取得する修理用
    車両位置情報取得手段(212)と、 を備え、 前記表示装置(9B,17,87)は、前記修理用車両
    探索手段(216)で探索されるとともに前記修理用車
    両位置情報取得手段(212)で取得された修理用車両
    (8,9)の位置情報、および前記機械位置情報取得手
    段(213)で取得された機械(1,2)の位置情報を
    表示することを特徴とする機械の修理管理システム。
  8. 【請求項8】 請求項5から請求項7のいずれかに記載
    された機械の修理管理システムにおいて、 前記表示指示手段(212)は、前記複数の機械(1,
    2)のうち最適な機械(1,2)のみを選択して指示す
    ることを特徴とする機械の修理管理システム。
  9. 【請求項9】 修理用車両の管理方法であって、 それぞれ異なる修理用装備が備えられた複数の修理用車
    両(8,9)を管理するものであり、 コンピュータが前記修理用車両(8,9)により修理す
    る機械(1,2)の稼働情報を取得する稼働情報取得手
    順と、 前記機械(1,2)のエラー信号を受信して機械(1,
    2)の修理内容を取得する修理内容取得手順と、 前記機械(1,2)の位置情報を取得する機械位置情報
    取得手順と、 前記機械(1,2)の修理内容に基づいて修理可能な機
    能を装備する修理用車両(8,9)を探索する修理用車
    両探索手順と、 前記修理用車両(8,9)の位置情報を取得する修理用
    車両位置情報取得手順と、 前記修理用車両探索手順で探索されるとともに前記修理
    用車両位置情報取得手順で取得された修理用車両(8,
    9)の位置情報、および前記機械位置情報取得手段で取
    得された機械(1,2)の位置情報を表示する表示手順
    と、 を備えたことを特徴とする修理用車両の管理方法。
  10. 【請求項10】 修理用車両の管理方法であって、 修理用車両(8,9)は修理用装備が備えられており、 前記修理用車両(8,9)の位置情報を取得する修理用
    車両位置情報取得手順と、 前記修理用車両(8,9)により修理する複数の機械
    (1,2)の位置情報を取得する機械位置情報取得手順
    と、 前記機械(1,2)の定期保守を行う時期を記憶する定
    期保守時期記憶手順と、 この定期保守時期記憶手順で記憶された時期のうち当日
    に作業を行う予定の機械(1,2)と前記修理用車両
    (8,9)との相互位置関係に作業ルートRを設定する
    ルート設定手順と、 このルート設定手順で設定された作業ルートRの上に存
    在する他の機械(1,2)を検索する機械検索手順と、 この機械検索手順で検索された機械(1,2)の修理の
    要否を判定する修理要否判定手順と、 この修理要否判定手順で修理が必要と判定された機械
    (1,2)に立ち寄るように信号を送信する立ち寄り信
    号送信手順と、 を備えたことを特徴とする修理用車両の管理方法。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の修理用車両の管理方
    法において、 コンピュータが前記修理用車両(8,9)により修理す
    る機械(1,2)の稼働情報を取得する稼働情報取得手
    順を備え、 前記立ち寄り信号送信手順は、前記稼働情報取得手順か
    ら機械(1,2)が稼動中と判断した機械(1,2)に
    対して立ち寄り信号を発しないことを特徴とする修理用
    車両の管理方法。
  12. 【請求項12】 請求項10または請求項11に記載の
    修理用車両の管理方法において、 前記修理用車両(8,9)は、それぞれ異なる修理用装
    備が備えられた複数があり、 前記機械(1,2)のエラー信号を受信し機械(1,
    2)の修理内容を取得する修理内容取得手順と、 前記機械(1,2)の修理内容に基づいて修理可能な機
    能を装備する修理用車両(8,9)を探索する修理用車
    両探索手順と、 前記修理用車両探索手順で探索されるとともに前記修理
    用車両位置情報取得手順で取得された修理用車両(8,
    9)の位置情報、および前記機械位置情報取得手順で取
    得された機械(1,2)の位置情報を表示する表示手順
    と、 を備えたことを特徴とする修理用車両の管理方法。
  13. 【請求項13】 機械の修理管理方法であって、 修理対象となる機械(1,2)が複数あり、 前記機械(1,2)のエラー信号を受信して機械(1,
    2)の修理内容を取得する修理内容取得手順と、 前記機械(1,2)の位置情報を取得する機械位置情報
    取得手順と、 前記機械位置情報取得手順で取得された機械(1,2)
    の位置情報、および前記修理内容取得手順で取得された
    機械(1,2)の修理内容を同時に表示する表示手順
    と、 この表示手順で表示された前記機械(1,2)の位置情
    報および修理内容に基づいて修理担当者が選択した所定
    の機械(1,2)を修理予約済みであることを表示する
    ように指示する表示指示手段と、 を備えたことを特徴とする機械の修理管理方法。
  14. 【請求項14】請求項13に記載の機械の修理管理方法
    において、 前記表示手順は、当日に作業を行う予定以外の機械
    (1,2)を表示することを特徴とする機械の修理管理
    方法。
  15. 【請求項15】 請求項13または請求項14に記載の
    機械の修理管理方法において、 前記修理用車両(8,9)は、それぞれ異なる修理用装
    備を備えた複数があり、 コンピュータが前記修理用車両(8,9)により修理す
    る機械(1,2)の稼働情報を取得する稼働情報取得手
    順と、 前記機械(1,2)の修理内容に基づいて修理可能な機
    能を装備する修理用車両(8,9)を探索する修理用車
    両探索手順と、 前記修理用車両(8,9)の位置情報を取得する修理用
    車両位置情報取得手順と、 を備え、 前記表示手順は、前記修理用車両探索手順で探索される
    とともに前記修理用車両位置情報取得手順で取得された
    修理用車両(8,9)の位置情報、および前記機械位置
    情報取得手順で取得された機械(1,2)の位置情報を
    表示することを特徴とする機械の修理管理方法。
  16. 【請求項16】 請求項13から請求項15のいずれか
    に記載された修理対象機械の修理管理方法において、 前記表示指示手順は、前記複数の修理対象機械(1,
    2)のうち最適な機械(1,2)のみを選択して指示す
    ることを特徴とする修理対象機械の修理管理方法。
  17. 【請求項17】 請求項9から請求項12のいずれかに
    記載の修理用車両の管理方法をコンピュータに実行させ
    るためのプログラム。
  18. 【請求項18】 請求項13から請求項16のいずれか
    に記載の修理対象機械の修理管理方法をコンピュータに
    実行させるためのプログラム。
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