JP6040391B2 - 待ち合わせ支援システム、待ち合わせ支援サーバ、待ち合わせ支援方法およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、待ち合わせ支援システム、待ち合わせ支援サーバ、待ち合わせ支援方法およびプログラムに関し、より詳細には、移動体同士の待ち合わせを支援するための待ち合わせ支援システム、待ち合わせ支援サーバ、待ち合わせ支援方法およびプログラムに関する。
近年、ネットワーク基盤の整備が進み、また移動体通信も普及していることから、多くの車両は、GPS(Global Positioning System)端末を搭載し、その位置や目的地などに関する情報を取得している。この様な状況は、陸上物流の主体を担うトラックなどの貨物車両についても同様である。また、GPS機能は、GPS端末ばかりではなく、例えば携帯電話、iPhone(登録商標)、スマートフォン、iPad(登録商標)などとして例示できるモバイル端末にも搭載されている。また、モバイル端末は、それ自体がGPS機能を有していない場合であっても、遠隔的に接続されたサーバなどから、無線基地局の位置などを使用して、その位置情報を取得することができる。
上述したネットワーク環境を介して取得できる情報は、これまでも、車両や人のナビゲーションや、物流の計画立案、実績などの管理、貨物車両の運行管理のために利用されてきた。例えば、物流の計画立案や運行管理に関連して、移動車両に対して荷物を割り当てて、その移動車両の配送ルートを計算することができる物流管理システムが知られている(非特許文献1)。
また、物流の計画立案や運行管理に関連して、特開2010−267302号公報(特許文献1)が知られている。特許文献1では、上記物流管理システムにおいて、物流管理サーバが、荷物の配送依頼を受領し、当該荷物を運搬する移動車両及び人員を含む資源を割り当てて運行計画の作成を支援し、作成した運行計画データを運行データベースに登録する運行管理部と、ネットワークを介して荷物の移動車両の最新の位置情報及び日時情報を取得して、運行ログとして動態データベースに登録する動態管理部とを備える構成を開示する。上記物流管理サーバは、さらに、ネットワークを介して発注端末から受領した配送状況要求に応答して、動態管理部が取得した位置情報及び日時情報を使用して荷物の納品先と、移動車両の最新の位置とを表示するための地図情報を取得し、異なる図形オブジェクトを割り当てて地図情報上に合成し、発注端末に送付する発注管理部を備える。
また、車両のナビゲーションに関連して、特開2003−227727号公報(特許文献2)が知られている。特許文献2は、車両運転者と、車両外ユーザとの待ち合わせの可能性に応じて車両外ユーザに車両を経路誘導することを目的とした情報提供装置を開示する。上記情報提供装置では、車両外ユーザが保有する携帯電話端末からの入電を受け付けて、携帯電話端末の位置を示す携帯端末位置情報を取得する。そして、判定制御部により、取得した携帯端末位置情報と、自車両の現在位置を示す自車両位置情報とを用いて自車両位置と携帯端末位置との距離を算出し、自車両位置と携帯端末位置との距離に応じて車両運転者と車両外ユーザとの待ち合わせ可能性を判定する。自車両位置と携帯端末位置との距離が所定距離内である場合は、携帯端末位置を目的地として設定して経路誘導が実行される。
特開2010−267302号公報 特開2003−227727号公報
"Trans Supporter"、[online]、株式会社聖亘トランスネットワーク、[平成24年8月1日検索]、インターネット<URL:http://www.torasapo.jp/>
上述したように、移動車両に搭載したGPSなどの位置情報を利用して、車両のナビゲーションや、物流管理を行うシステムや方法は多数提案されている。一方、運送業務を精査すると、複数の移動車両を所定の拠点に集合させて、そこで移動車両間で荷物の積み替えを行う作業が発生する場合がある。かかる場合に、対象となる複数の移動車両にとって適切な拠点を見つけ出したり、あるいは所定の拠点に集合させるのに適切な複数の移動車両を見つけ出したりすることが望まれる。すなわち、待ち合わせ対象となる複数の移動車両と、これらの移動車両を待ち合わせさせる集合位置との最適な組み合わせを求めることができる技術が望まれている。
しかしながら、ナビゲーションや物流管理を行うシステムの従来技術では、待ち合わせ対象となる複数の移動車両と、これらの移動車両を待ち合わせさせる集合位置との最適な組み合わせを求めることができなかった。一般的なナビゲーション機能のような車両の現在地と目的地の2点間を結ぶ最適な経路計算では、上述した要望に充分に対応することができず、上述した非特許文献1の物流管理システムでも、荷物が割り当てられた移動車両に対する運行ルートを最適化することができるものの、所与の条件の下、待ち合わせ対象となる複数の移動車両と、その集合位置との最適な組み合わせを求めることができなかった。
上述した特許文献1は、GPSなどの車載型端末から取得した情報を用いて物流の状態を管理可能とし、さらに最新の荷物の配送状況を荷主に報告することを可能としているが、経路や待ち合わせの最適化を対象とするものではない。上記特許文献2の従来技術は、車両運転者と、車両外ユーザとの待ち合わせの可能性を判定して、自車両位置と携帯端末位置との距離が所定距離内である場合に、車両外ユーザに車両を経路誘導するというものである。したがって、上記特許文献2の従来技術も、所与の条件の下、待ち合わせ対象となる複数の移動車両と、これらの移動車両を待ち合わせさせる集合位置との最適な組み合わせが求められるものではなかった。
本発明は、上記従来技術に鑑みてなされたものであり、本発明は、所与の条件の下、待ち合わせ対象となる複数の移動体と、この複数の移動体が待ち合わせを行う集合位置との組み合わせを求めることができる待ち合わせ支援システム、待ち合わせ支援サーバ、待ち合わせ支援方法およびプログラムを提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するべく、移動体同士の待ち合わせを支援する、下記特徴を有した待ち合わせ支援システムを提供する。本待ち合わせ支援システムは、待ち合わせをする候補となる複数の移動体の位置情報、および上記移動体同士が待ち合わせを行う候補となる1以上の集合位置を管理する管理サーバ手段と、それぞれ上記移動体に付帯され、現在位置を管理サーバ手段に通知する複数の端末手段とを含む。上記管理サーバ手段は、待ち合わせ条件の入力を受け付ける受付手段と、入力された待ち合わせ条件に従い、待ち合わせにかかる複数の移動体の位置情報を用いてルートを評価し、待ち合わせ対象となる複数の移動体と、該複数の移動体が待ち合わせを行う集合位置との組み合わせを計算する計算手段と、計算結果に従い、上記待ち合わせ対象となる複数の移動体各々に付帯される端末手段各々に対し、待ち合わせを行う集合位置を通知する通知手段とを含む。
本発明では、さらに、上記特徴を有する待ち合わせ支援システムを構成する、待ち合わせ支援サーバ、該待ち合わせ支援サーバが実行する待ち合わせ支援方法、および待ち合わせ支援サーバを実現するためのプログラムを提供することができる。
上記構成によれば、所与の条件の下、待ち合わせ対象となる複数の移動体と、この複数の移動体が待ち合わせを行う集合位置との組み合わせを求めることができる。したがって、計算された組み合わせに基づいて移動体同士の待ち合わせを容易に設定することが可能となる。
本実施形態による物流管理システムの概略図。 本実施形態による物流管理サーバの機能ブロック図。 本実施形態によるモバイル端末の機能ブロック図。 本実施形態による物流端末の機能ブロック図。 本実施形態によるモバイル端末が実行する、運行ログ送付処理を示すフローチャート。 本実施形態による運行・動態管理部における運行ログ管理に関連した機能ブロック図。 運行・動態DBで管理されるデータのデータ構造を示す図。 本実施形態による物流管理システムにおける待ち合わせ設定支援機能に関連する機能ブロック図。 (A)集合位置候補を登録する集合位置候補登録テーブル、および(B)モバイル端末および運転者と、通話アドレス情報とを対応付けたテーブルのデータ構造を例示する図。 待ち合わせ作業が挿入された運行ルートデータのデータ構造を例示する図。 本実施形態による待ち合わせ設定支援処理を示すシーケンス図(1/2) 本実施形態による待ち合わせ設定支援処理を示すシーケンス図(2/2) 本実施形態による待ち合わせ計算の結果画面を例示する図。 本実施形態による物流管理サーバが実行する、待ち合わせ計算処理を例示するフローチャート。 本実施形態による物流管理サーバが実行する、他の待ち合わせ計算処理を例示するフローチャート。
以下、本発明を、実施形態をもって説明するが、本発明は、以下に説明する実施形態に限定されるものではない。なお、以下の説明では、待ち合わせ支援システムおよび待ち合わせ支援サーバの一例として、物流者の運行計画の一部として移動車両同士の待ち合わせの設定を支援するための物流管理システム、および該物流管理システムを構成する物流管理サーバを用いて説明する。
図1は、本実施形態による物流管理システム100の概略図である。物流管理システム100は、ネットワーク110を介して接続される物流端末114と、物流管理サーバ116とを含み構成され、物流業者が遠隔的に、集配を指令し、また集配状況をモニタすることを可能としている。
物流端末114は、物流者サイトに設置され、物流管理サーバ116に対して荷物の集配のための運行管理および要員管理などを依頼している。また、物流端末114は、物流管理サーバ116に対して、上記運行管理の1つとして、移動車両同士の待ち合わせの設定支援を依頼することができる。物流端末114は、さらに、物流管理サーバ116に対して荷物の配送状況を問い合わせ、物流管理サーバ116から、当該荷物の現在位置、配送完了予定時刻など現在の配送状況を略リアルタイムで取得することができる。
物流管理サーバ116は、物流者サイトやインターネット上に設置され、物流端末114からの運行管理要求を受領し、運行計画の作成を支援している。また、物流管理サーバ116は、物流端末114や集配業務を行っている移動車両132,142に搭載されたモバイル端末130,140からの待ち合わせ設定支援要求を受領し、上記運行計画の一部として待ち合わせの設定を支援する。物流管理サーバ116は、さらに、モバイル端末130,140から、それぞれの移動車両132,142の集配状況を、無線ネットワーク150を介した通信により取得し、略リアルタイムで集配状況の更新を行っている。
本実施形態において、略リアルタイムの更新とは、定期的または不定期的に、モバイル端末130,140からその位置情報を受け取り、またステータスの変更を受け取ったタイミングで都度更新を行うことを意味する。物流管理サーバ116は、このために、運行・動態データベース(以下、DBと参照する。)120を管理しており、各移動車両の集配状況の管理、および、運行計画作成支援を行っている。
移動車両132,142は、トラックなどの車両の他、バイク、モータ付自転車などの荷物の集配を行うことができる車両であり、各移動車両132,142には、モバイル端末130,140が搭載されている。また、モバイル端末130,140は、GPS(Global Positioning System)などを利用して位置情報を取得することができ、またはGPSに代えて特定の無線通信方式における無線局の位置情報をその位置情報として取得することができる。モバイル端末130,140は、物流端末114と同様に、物流管理サーバ116に対して、移動車両同士の待ち合わせの設定支援を依頼することができる。
本実施形態における物流端末114は、パーソナルコンピュータやワークステーション、またはサーバコンピュータとして構成することができ、中央処理装置(CPU)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)などを実装し、Windows(登録商標)、LINUX(登録商標)、UNIX(登録商標)などの適切なオペレーティングシステム(OS)の制御の下で、オブジェクト指向プログラミング言語やレガシープログラミング言語などのプログラムを実行し、各種処理を実行するための機能手段を提供する。
本実施形態における物流管理サーバ116も同様に、パーソナルコンピュータやワークステーション、またはサーバコンピュータから構成することができ、Windows(登録商標)200x、LINUX(登録商標)、UNIX(登録商標)といったOSの制御下で動作するサーバプログラムを実装する。物流管理サーバ116は、上述した処理を実行するためにWEBサーバおよびFTP(File Transfer Protocol)サーバとして機能し、さらに、リレーショナルデータベース(RDB)やオブジェクト指向データベース(OODB)を搭載し、物流に関連するデータ取得要求を処理し、物流端末114やモバイル端末130、140に対して情報を提供する。
本実施形態におけるモバイル端末130,140は、これまで知られたいかなる端末、例えばカーナビ装置、携帯電話、PDA(Personal Data Assistant)、ミニノートコンピュータ、iPhone(登録商標)やAndroid(登録商標)などのスマートフォン、iPad(登録商標)などのタブレット型コンピュータを利用して実装することができる。モバイル端末130,140は、Windows(登録商標)CE、Windows(登録商標)RT、Android(登録商標)、iOS(登録商標)、などの適切なOSの下で、時刻情報や位置情報などを取得し、無線ネットワーク150を介して定期的に取得した情報を物流管理サーバ116に送付することができる。
本実施形態におけるネットワーク110は、インターネットなどのIP(Internet Protocol)ネットワークであり、無線ネットワーク150は、種々の通信方式の通信基盤を利用することができ、例えばIEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.)802.xなどの規格で規定される無線通信、Bluetooth(登録商標)、FOMA(Freedom Of Mobile multimedia Access)、ハイスピードFOMA、PHS(Personal Handy-phone System)、LTE(Long Term Evolution)などの次世代高速無線通信方式といった通信方式またはその他の移動体通信方式を利用して構成することができる。
図2は、本実施形態による物流管理サーバ116の機能ブロックを示す図である。物流管理サーバ116は、上述したようにWEBサーバ機能やFTPサーバ機能を実装しており、ネットワーク・インタフェース210を介して、ネットワーク110から各種情報および要求を受領し、処理するよう構成されている。
物流管理サーバ116は、より詳細には、運行・動態管理部220を備える。運行・動態管理部220は、物流端末114からのアクセスに応じて、物流者の集配資源情報を参照して運行計画作成を支援し、作成された運行計画を運行・動態DB120に登録し、管理する。運行・動態管理部220は、さらに、移動車両132、142に搭載されるモバイル端末130,140から送付される位置情報や時刻情報などを受領して、運行・動態DB120内の特定の移動車両の現在情報を更新する。運行・動態DB120は、特定の移動車両の現在情報の問合わせを受領すると、該移動車両の現在位置を検索して、検索された現在位置情報を渡す。
物流管理サーバ116は、さらに、データアクセス部230を備える。データアクセス部230は、RDBやOODBに対するデータの登録や検索、検索結果の作成などを行う処理部であり、SQLなどのパーザを含んで実装され、作成されたクエリ文を解析し、各データベースに対するデータ追加、検索結果生成、データ削除、データ更新などの処理を可能としている。データは、データアクセス部230およびストレージ・インタフェース232を介してハードディスク装置(図示せず)などにデータベースのデータとして格納される。
なお、図2に示した物流管理サーバ116の機能は、サーバプログラムの実行により単一内でのサーバの機能手段として実装することができる。あるいは、他の実施形態では、分離された各機能に専用化したアプライアンスサーバとして実装し、複数のアプライアンスサーバ各々をイーサネット(登録商標)などにより相互接続したサーバネットワークとして構成することもできる。さらに、図2に示す物流管理サーバ116の機能は、クラウド・コンピューティング基盤など、複数のコンピュータ・システムから構成されるコンピューティング基盤上に構成することができる。
図3は、本実施形態によるモバイル端末130,140の機能ブロックを示す。以下、モバイル端末130を代表として参照して説明する。なお、図3には、モバイル端末130のトランザクションを説明するために、運行・動態管理部220、ネットワーク・インタフェース210、ネットワーク110および無線ネットワーク150についても併せて示している。
図3に示すように、モバイル端末130は、無線ネットワーク150およびネットワーク110を介して、物流管理サーバ116の運行・動態管理部220との間でデータ送受信を行っている。データ送受信は、例えば、FTPプロトコルやHTTP(HyperText Transfer Protocol)プロトコルを使用して行うことができる。
モバイル端末130は、無線ネットワーク・インタフェース242を備えており、適切な通信方式およびプロトコルの下で、運行・動態管理部220に対して、移動車両の最新の位置情報、時刻情報、ステータス変更などを送付する。さらにモバイル端末130は、運送業務を実行するためのアプリケーション244と、GPSアプリケーション246と、GPSモジュール248とを含んでいる。
アプリケーション244は、定期的にGPSモジュール248を起動して、緯度、経度といった位置情報を取得し、取得した時刻を時刻情報としてパケットにカプセル化する。モバイル端末130が作成したパケットは、無線ネットワーク・インタフェース242を介してソケット通信により無線ネットワーク150およびネットワーク110を経由して物流管理サーバ116のネットワーク・インタフェース210により抽出され、運行・動態管理部220に渡される。運行・動態管理部220は、UID(User IDentifier)などのモバイル端末をネットワーク上で固有に識別する値を取得し、取得したモバイル端末IDを使用してデータアクセス部230に対して運行・動態DB120の検索を依頼し、モバイル端末IDが割り当てられた移動車両を識別し、該当する移動車両の現在情報の値を更新する。
さらに、モバイル端末130は、その機能ブロックとして、API(Application Program Interface)250およびOS252を備えていて、OS252や外付け機器(図示せず)からの割り込み要求に対応している。モバイル端末130は、さらに、デバイスドライバ254を備えていて、ハードウェア層(HDW)256に対する制御を可能としている。モバイル端末130は、それ自体が通信機能を備えていても良いし、USBなどのバスを介して無線通信手段が接続されていてもよい。
図4は、本実施形態による物流端末114の機能ブロックを示す。なお、図4においても、物流管理サーバ116との間のトランザクションを説明するために、運行・動態管理部220、ネットワーク・インタフェース210およびネットワーク110を併せて記載している。物流端末114は、ネットワーク・インタフェース260と、GUI制御部262と、ブラウザ264とを含んでいる。さらに、物流端末114は、OS266と、デバイスドライバ268と、ハードウェア(HDW)270とを含んでいて、各部の制御および外付け装置の制御などを可能としている。
ネットワーク・インタフェース260は、物流端末114が作成した要求を、要求パケットとしてカプセル化し、ネットワーク110へと送出する。要求パケットは、物流管理サーバ116側のネットワーク・インタフェース210により抽出されて、運行・動態管理部220に渡される。
物流端末114は、物流管理サーバ116に対して、運行計画の作成支援を依頼する要求パケットを、例えばブラウザ264に表示されたウェブページを介して物流管理サーバ116に送付する。物流管理サーバ116は、当該物流端末114からの運行計画作成依頼を受領すると、物流者のアクセス権限を認証し、認証後、物流者が利用可能な移動車両や運転者などの資源を割り当てるためのウェブページを物流端末114に送付し、運行計画作成を支援する。
そして、物流端末114は、入力された運行計画を、物流管理サーバ116に送付する。当該運行計画を受領した物流管理サーバ116は、受領した運行計画を運行・動態DB120に登録する。そして、物流管理サーバ116は、適切なタイミングで特定のモバイル端末130のための運行ルートデータを作成し、作成した運行ルートデータを該当するモバイル端末130に送付し、移動車両および運転者によるモバイル端末130を利用した集配業務を可能としている。
本実施形態において運行ルートは、集配業務における出発地から1以上の経由地を経て目的地までを結んだ経路をいう。各地点は、緯度および経度によって表現される。各地点に対しては、計画として予定到着時刻および予定出発時刻が設定され、また実績として実到着時刻および実出発時刻が記録される。各地点に対しては、さらに、荷役、休憩、業務開始、業務終了などの作業が関連付けられる。上記荷役作業には、荷物の積み込み、荷物の積み降ろしが含まれ、さらに、本実施形態における移動車両同士の待ち合わせを要する作業として、荷物の中継積み込み、荷物の中継積み降ろしなどが含まれる。上述した荷役作業には、数や重量で表される荷物量が設定され、また別途、作業開始時間および作業終了時間の予定および実績の設定・記録がされてもよい。
移動車両および運転者は、自身に割り当てられた運行ルートデータに基づき、結ばれる地点を巡行し、各地点において所定の作業を実施する。運行ルートに沿った移動中の任意のタイミングで、移動車両の位置情報および時刻情報が物流管理サーバ116に通知され、また目的地点への到着、作業の開始、作業の終了、目的地点からの出発などの各イベント毎に、運転者は、モバイル端末130を操作してステータス変更を物流管理サーバ116に報告する。これにより、物流管理サーバ116において、運転者および移動車両の運行実績が管理される。なお、運行ルートデータの送付は、2態様で行うことができ、業務開始時における当日の運行ルートデータの配付および業務中での追加の運行ルートデータの配付がある。
以下、図5〜図7を参照しながら、本実施形態による物流管理システム100における運行ログ管理処理を説明する。図5は、本実施形態によるモバイル端末が実行する、運行ログ送付処理を示すフローチャートである。図5に示す処理は、ステップS100から開始し、ステップS101では、モバイル端末130は、物流管理サーバ116から運行ルートデータを受信する。この運行ルートデータは、上述したように、物流端末114からの入力に応答して、運行・動態管理部220が、運搬車両、運転者、経路などの運行予定を割り当て、運行計画データを作成し、その後、運搬車両単位の荷物および集配スケジュールなどをリストした形態で作成されたものである。詳細は後述するが、運行計画データは、図10に示すようなデータ構造を有することができる。
ステップS102では、モバイル端末130は、受信した運行ルートデータに基づき、自機の集配データを登録する。集配データの登録は、業務開始時の処理であれば、受領した運行ルートデータを、そのまま集配データとして登録することにより行われる。また業務開始後の追加処理であれば、追加されたデータを新たなレコードとして最後に追加したり、あるいは配布された運行ルートデータに基づいて集配データ全体を再登録したりすることにより行われる。例えば、新たな集配業務の追加を踏まえて以後の運行ルートデータが最適化される場合があり、かかる場合は、最適化された後の運行ルートデータを用いて、以後の集配データ全体を再登録することができる。上記最適化は、例えば、新たに挿入された地点と、直前または直後の地点との位置情報に基づき、移動車両が以後に向かう経路に関して大きく逆走することがないような順となるように行われることが好ましい。
ステップS103は、運行ログ報告ステップであり、モバイル端末130は、定期的にGPSモジュール248などを起動して、自機の位置情報を取得し、その時点の時刻情報と共に、運行・動態管理部220に送信する。また、モバイル端末130は、さらに、移動車両の移動に伴って自機で管理する現在情報を更新する。そして、ステップS104では、モバイル端末130は、地点への到着、地点での作業の開始、地点での作業の終了または地点からの出発に対応した、運転者によるステータス変更の操作を受領したか否かを判断する。
ステップS104の判断で、操作入力を受領していない場合(NO)は、ステップS103に処理を戻し、継続して自機の現在情報の取得・送信を行いながら、ステップS104の判断を繰り返す。一方、ステップS104でステータス変更の操作入力の受領を検出すると(YES)、ステップS105で、モバイル端末130は、運行・動態管理部220に対し、上記位置情報および時刻情報を送付するとともに、ステータス変更の依頼を行い、反映結果を受信する。
上記ステータス変更の結果、受信した運行ルートをすべて終え業務が終了した場合は、モバイル端末は、その旨を運行・動態管理部220から反映結果として受信する。ステップS106では、モバイル端末130は、業務が終了した場合(YES)は、ステップS107で当業務日の集配業務にかかる本処理を終了させる。また、業務が終了していない場合(NO)には、ステップS103に処理が戻され、モバイル端末130は、継続して自機の現在情報の取得・送信、ステータス報告を行いながら、業務が終了するまで繰り返す。なお、上述した運行ログ送付処理では、モバイル端末は、上記位置情報および時刻情報を送付するとともにステータス変更を依頼できるものとして説明したが、他の実施形態では、モバイル端末は、上記位置情報および時刻情報のみを送付し、ステータス変更を考慮しなくともよい。
図6は、本実施形態による運行・動態管理部220における運行ログ管理に関連した機能ブロックを示す。運行・動態管理部220は、モバイル端末130の位置情報を、その時刻情報に対応付けて取得し、運行・動態DB120に登録する。これにより、集配業務の管理を行うとともに、待ち合わせの設定支援のための基礎となる情報を収集可能とする。
運行・動態管理部220は、通信インタフェース300と、運行ログ受領部302とを含む。通信インタフェース300は、ネットワーク・インタフェースおよびソケットインタフェースといったソフトウェアおよびハードウェア機能を総合して参照する機能部であり、運行・動態管理部220と、モバイル端末130との間のネットワーク110を介したデータトランザクションを可能とさせている。
運行ログ受領部302は、モバイル端末130からの運行ログを受領する機能を有する。モバイル端末130は、上述したように、定期的に運行ログ送付バッチプログラムを起動させ、位置情報の取得および現在の時刻情報を取得し、取得した位置情報および時刻情報を運行ログ受領部302に宛てて送付している。また、運転者の操作に応答して、位置情報および時刻情報とともにステータス変更を運行ログ受領部302に宛てて送付している。位置情報および時刻情報は、例えば、{実経度,実緯度,日時}を対応付けたデータセットとして構成され、運行ログ受領部302は、所定の記憶領域に格納する。また、ステータス情報も、例えば{実経度,実緯度,日時、番号、変更後のステータス}などの形のデータセットとして構成され、運行ログ受領部302は、所定の記憶領域に格納する。
運行・動態管理部220は、さらに、運行ログ監視部304と、運行ログテーブル管理部306とを含み構成される。運行ログ監視部304は、特定の実施形態では、ポーリングをして、特定の記憶領域にデータが存在するか否かを判断し、新規データの受領を判断する。運行ログテーブル管理部306は、運行ログ監視部304が新たな運行ログデータを受領したと判断した場合、新たな運行ログデータを取得し、データアクセス部230に対し、運行・動態DB120のエントリ項目を更新させている。そして、処理後の運行ログ受領部302の内容は、運行・動態DB120の更新が完了した時点で削除され、不要なメモリ領域の浪費を防止している。運行ログテーブル管理部306は、受領した運行ログを、データアクセス部230がアクセス可能な適切な形式にデコードおよびコンバートする機能を提供する。
図7(A)および(B)は、運行・動態DB120で管理されるデータのデータ構造を示す。図7(A)は、移動車両132,142とモバイル端末130,140とを対応付けるテーブルを示し、図7(B)は、モバイル端末130、140と、実緯度および実経度からなる最新の現在位置とを対応付けるテーブルを示す。すなわち特定のモバイル端末を搭載する移動車両の現在位置が管理されている。運行・動態DB120が物流者に関連付けて管理する各移動車両(モバイル端末)が、待ち合わせの候補となることができ、運行ルートデータおよびモバイル端末の現在情報とが、待ち合わせの設定を支援するために参照される。なお、各移動車両の運行計画および運行実績を管理するデータ構造については、詳細を後述する。
以下、図8〜図15を参照しながら、本実施形態による待ち合わせ設定支援機能について説明する。図8は、本実施形態による物流管理システム100における、待ち合わせ設定支援機能に関連する機能ブロックを示す。図8に示す機能ブロックは、物流管理サーバ116の運行・動態管理部220が備える機能部300〜320と、モバイル端末130が備える機能部330〜338と、物流端末114が備える機能部350〜358とを含む。
運行・動態管理部220は、物流端末114またはモバイル端末130から上記運行管理の1つとして待ち合わせ設定支援要求(中継積込や中継積降などの荷役作業の設定支援要求)を、その条件とともに受け付ける条件受付部310と、待ち合わせ設定を支援するため上記条件に従って計算を実行する待ち合わせ計算部312と、待ち合わせを含む運行計画に基づく運行指示を各移動車両に対し行う運行指示部314と、待ち合わせにかかる運行ルート情報を提供するルート情報提供部316とを含み構成される。
物流端末114は、上記物流管理サーバ116の機能部に対応して、待ち合わせ条件入力部352と、位置・ルート情報表示部354と、運行依頼部356とを備える。物流端末114が備える機能部350〜358は、特定の実施形態では、WEBサーバ機能を備える物流管理サーバ116からHTTPレスポンスとして提供されるHTML(HyperText Markup Language)データに基づいて、ウェブページを表示するブラウザにより物流端末114上に実現される。待ち合わせ条件入力部352は、待ち合わせ設定支援依頼を行うためのウェブページを介した管理者からの条件の入力を受けて、物流管理サーバ116に対し、待ち合わせ設定支援要求を発行する。
同様に、モバイル端末130は、上記物流管理サーバ116の機能部に対応して、待ち合わせ条件入力部332と、位置・ルート情報表示部334と、運行設定部336とを備える。モバイル端末130が備える機能部332〜340は、特定の実施形態では、FTPまたはHTTPによって物流管理サーバ116と通信するアプリケーション244の機能の一部として実現することができる。待ち合わせ条件入力部332も同様に、待ち合わせ設定支援依頼を行うためのアプリケーション画面を介した運転者からの条件の入力を受けて、物流管理サーバ116に対し、待ち合わせ設定支援要求を発行することができる。
条件受付部310は、物流端末114またはモバイル端末130から上記運行管理の1つとして待ち合わせ設定支援要求を受け付ける。待ち合わせ計算部312は、条件受付部310により要求とともに受領された条件に従って、複数の移動車両のルートを評価し、待ち合わせ対象となる複数の移動車両と、これらの複数の移動車両が待ち合わせを行う集合位置と、待ち合わせをする集合時間との組み合わせからなる待ち合わせの候補を計算する。
上記ルートの評価には、複数の移動車両の現在または予定の位置情報が用いられる。移動車両の現在位置は、図7(B)に示すように、モバイル端末130から定期的に位置情報および時間情報の通知を受けて更新される運行・動態DB120に問い合わせて取得することができる。所定時刻における移動車両の予定位置は、該移動車両の運行ルートデータから、該所定時刻に移動車両が位置していると見積もられる運行ルート上の地点として計算することができる。予定位置は、例えば、所定時刻の前後に予定されている作業が行われる出発地、経由地または目的地で概算することもできるし、地点間の移動中に対応する時刻である場合は、出発地、経由地および目的地の2点間を結ぶルート上の地点としてより詳細に計算することもできる。
また、集合位置の候補は、物流管理サーバ116内で、物流者毎に、図9(A)に示すようなテーブルを用いて予め管理される。図9(A)は、集合位置候補を登録する集合位置候補登録テーブルのデータ構造を例示する。集合位置候補登録テーブルは、図9(A)に示すように、それぞれ、集合位置を識別するコードと、この集合位置の名称と、住所と、緯度および経度と、空間情報と、付帯情報と、登録者と、登録者以外に公開するか否かを示す値とからなる1以上のレコードを含む。集合位置候補としては、物流者が確保している中継点、物流センタなどの拠点、故障して停車中である車両が存在する一時的な地点を上げることができ、物流者側の管理者や運転者などのユーザにより予め登録される。上記空間情報は、移動車両の駐車および作業を行うための拠点の空間の広さを表す情報を保持し、物流者側の管理者や運転者などのユーザにより、集合位置候補の登録と共に書き込まれ、または登録後に追記される。広さを表す情報としては、特に限定されるものではないが、面積、所定の総重量を有する車両の駐車可能台数(例えば「4tトラック2台まで可能」など)、広さを表す指標レベルなどを用いることができる。また、上記付帯情報は、連絡先等の情報を保持する。
待ち合わせ設定支援にかかる条件は、待ち合わせ対象の複数の移動車両、待ち合わせる集合位置、待ち合わせタイミングを含む複数の項目のうちの1以上の項目の指定を含むことができる。待ち合わせ計算部312は、入力された条件に従って、指定された項目を制約し、待ち合わせにかかる移動車両が集合位置で待ち合わせするためにかかる距離、時間およびコストの少なくとも1つを評価することによって、上記複数の項目のうちの指定されていない残りの項目を計算によって求める。なお、距離、時間およびコストのいずれを評価対象とするかは、例えば、設定情報として与えればよい。また、待ち合わせにおいて、待ち合わせ対象の複数の移動車両の大きさの総和と、集合位置の広さとの間に制約が生じ得る。好適な実施形態では、待ち合わせ計算部312は、各集合位置の空間情報を参照して、待ち合わせ対象の複数の移動車両が集合位置に収容できることを条件として、上記評価に基づき、上記複数の項目のうちの指定されていない残りの項目を計算によって求めることができる。
特定の移動車両についての距離、時間およびコストは、現在位置または予定位置から集合位置までの区間のみを対象として評価することができる。他の実施形態では、上記特定の移動車両に割り当てられた運行ルート中に待ち合わせが挿入される結果、従前の運行ルートからの増加分として評価することができる。例えば、第1中継地から第2中継地へのルートの間に待ち合わせが挿入される場合、第1中継地から集合位置を経由して第2中継地へ向かうルートと、第1中継地から第2中継地へ直接向かう従前のルートとの差分として、距離、時間またはコストを評価することができる。
また2地点間の距離は、2地点を道路に沿って結ぶ最適経路にわたる移動距離として定量することができ、当該システムの内部または外部に設けられ、道路地図情報などを蓄積する道路地図情報DB122を参照して計算することができる。上記2地点間にかかる時間は、各道路区間の上限速度、道路の幅員情報、陸橋等々の高さ情報などを含む交通規制情報、道路混雑情報または混雑予測情報などを踏まえて定量することができ、これも、交通規制情報、道路混雑状況情報または道路混雑予測情報を蓄積する道路地図情報DB122を参照して計算することができる。上記2地点間にかかるコストは、運賃タリフなどを用いて、荷物の積載量、移動距離、有料道路の利用の有無等を踏まえて定量することができ、これも道路地図情報DB122を参照して計算することができる。3以上の地点を結ぶルートの距離、時間およびコストは、それぞれ、各2点間の距離、時間およびコストの総和として計算できる。
また、待ち合わせの候補の計算は、具体的には、次の態様で行うことができる。(A)移動車両を指定し、移動車両各々が集合位置候補各々で待ち合わせするためのルートを評価して、1以上の集合位置の候補の中から、指定された複数の移動車両を待ち合わせさせるのに適した集合位置および集合時間を求める。これとは反対に、(B)集合位置を指定し、候補となる移動車両各々について指定の集合位置で待ち合わせするためのルートを評価して、複数の移動車両候補の中から、待ち合わせに適した複数の移動車両および集合時間を求める。またこの場合、待ち合わせの対象とする一部の移動車両を指定してもよい。また、特に詳細に説明しないが、他の実施形態では、一部の移動車両を指定し、複数の移動車両候補の中から他の適切な移動車両を求め、さらに、1以上の集合位置の候補の中から、複数の移動車両を待ち合わせさせるのに適した集合位置および集合時間を求めることもできる。
さらに、待ち合わせのタイミングに関しては、(1)最優先の作業として待ち合わせに直行させる態様、(2)既定の運行ルートにおける指定した作業間に待ち合わせ作業を挿入する態様、および(3)時間を指定せず、最適な集合時間に待ち合わせに向かわせる態様がある。
例えば、上記(A)および(1)の態様では、複数の移動車両を指定し、最適な集合位置を計算して、待ち合わせへの直行を指示することができる。この場合は、現在時刻における指定された各移動車両の現在位置を基準として、複数の集合位置候補の中から時間的・空間的・コスト的に最も評価の高い集合位置が決定される。あるいは、最も評価の高い集合位置1つを決定する代わりに、順位やスコアとともに提示してユーザに選択させるために、評価が上位N個(Nは1以上の整数)の集合位置の選択肢を決定してもよい。また、移動車両の大きさおよび集合位置の広さを考慮する実施形態では、検索の対象とする集合位置候補の中から、指定されたすべての移動車両が駐車できる充分な広さを有する集合位置候補を予めフィルタリングすることができる。所定の2点間の所要時間は公知技術で見積もれるので、集合位置の決定に伴い、すべての対象移動車両が集合するのに充分な集合時間も決定することができる。また、待ち合わせ作業の作業時間が事前指定されている場合は、解散時間も決定することができる。そして、詳細は後述するが、待ち合わせを含む運行計画が確定されると、対象となる各移動車両に割り当てられた運行ルートデータに、待ち合わせにかかる作業が追加されることになる。
図10は、待ち合わせ作業が挿入された運行ルートデータのデータ構造を例示する図である。なお、運行ルートデータは、例示の実施形態では、計画および実績の両方を含むものとされている。図10に示す運行ルートデータは、特定の端末IDのモバイル端末について、出発地、中継地および目的地に対応する各地点の作業をレコードとして、巡行する順にソートされたテーブルである。なお、図10において、各地点間を結ぶさらに詳細な道路上のルートに関する情報は省略されていることに留意されたい。また、待ち合わせにかかる他の移動車両についても、同様の運行ルートデータが設定される。
図10に示す運行ルートデータは、番号と、作業名と、現場名称と、開始予定時刻(待ち合わせ作業においては集合時間に対応する。)と、終了予定時刻(待ち合わせ作業においては解散時間に対応する。)と、開始時刻と、終了時刻と、住所(または座標)と、荷物IDと、荷物情報とを含む。図10に示す例示において、3番目のレコードまでは、例示の時刻において、運転者によるモバイル端末130の操作によりステータス変更が既に報告され、作業の完了が記録されている。そして、3番目のレコードまで完了していた状態で、上記(A)および(1)の態様として、本移動車両を指定し、待ち合わせへの直行が指示されると、従前その次に予定されていた5番目のレコードの作業の前に、待ち合わせ作業に対応した4番目のレコード500が挿入される。
さらに待ち合わせ計算の態様について説明すると、上記(A)および(2)の態様では、指定した複数の移動車両に対して、既定の運行ルートにおける指定されたタイミングに挿入される作業として、最適な集合位置を計算し、待ち合わせを指示することができる。タイミングの指定は、例えば、特定の移動車両の特定の作業の前または後に行う作業として指定することができる。図10の例示では、例えば、6番目の納品作業の前に行う作業として指定することができる。この場合は、待ち合わせ計算部312は、指定されたタイミングにおける各移動車両の予定位置を計算し、それを基準として、複数の候補となる集合位置のうちから、時間的・空間的・コスト的に適切な集合位置、集合時間および解散時間が決定される。
また、上記(B)および(1)の態様では、指定した集合位置に集合させるのに最適な移動車両を計算し、計算された移動車両に対して待ち合わせへの直行を指示することができる。この場合は、現在時刻における各移動車両の現在位置を基準として、複数の候補となる移動車両のうちから、指定された集合位置に時間的、空間的またはコスト的に評価の高い上位N個(Nは2以上の整数)の移動車両が決定される。それに伴い、集合時間や解散時間も決定される。また、移動車両の大きさおよび集合位置の広さを考慮する実施形態では、抽出された移動車両の組み合わせの中から、指定された集合位置に駐車できない組み合わせを除外することができる。また、候補となる移動車両の範囲は、物流者に関連付けられた全移動車両を対象としてもよいし、そのうちのいくつかのグループに予め制限してもよい。上記(B)および(2)の態様についても、指定されたタイミングにおける各移動車両の予定位置を基準とする点を除き同様である。
ルート情報提供部316は、待ち合わせ計算部312により求められた待ち合わせを含む運行計画について、端末114,130に対し位置情報およびルート情報を提供するルート提供手段である。待ち合わせ計算部312による計算の結果として、対象となる複数の移動車両各々について、出発地、中継地(待ち合わせにかかる集合位置を含む。)および目的地を結ぶ新たな運行ルートが得られる。ルート情報は、ユーザに対し、運行ルートの移動経路の地図表示を提供するための情報であり、出発地、中継地および目的地を結ぶ、道路に沿った座標配列データとして構成される。また、ルート情報には、運転者をナビゲーションするため、通過する道路の名称、交差点の名称、道路における移動距離や各交差点での右左折の指示などの交通指示情報が含まれてもよい。
物流端末114が備える位置・ルート情報表示部354は、ルート情報提供部316から、対象の複数の移動車両について計算された位置情報およびルート情報を取得し、出発地、中継地および目的地を結ぶ路に沿った経路を地図画像に重ねて表示させる。地図画像は、当該物流管理サーバ116側から提供する態様としてもよいし、外部の地図情報提供サービスが利用できる場合は、地図情報提供サービスのウェブAPIを利用して地図情報の提供を受ける態様とすることもできる。また、当該物流管理サーバ116側から提供する態様でも、外部の地図情報提供サービスから地図画像データを取得して、自身のウェブページに合成して物流端末114に提供する態様としてもよい。同様に、モバイル端末130が備える位置・ルート情報表示部334も、ルート情報提供部316から、自機の移動車両について計算されたルート情報を取得し、モバイル端末130自身が蓄積する地図画像、当該物流管理サーバ116が提供する地図画像、外部の地図情報提供サービスから提供される地図画像等に重ねて表示させることができる。
物流端末114側では、位置・ルート情報表示部354により表示された内容が了解された場合は、管理者により、運行計画を反映させるべく物流端末114に確定指示がなされる。物流端末114が備える運行依頼部356は、待ち合わせを含む運行計画に対する確定指示を管理者から受け取ると、物流管理サーバ116に対し、運行計画の確定依頼を発行する。
運行指示部314は、運行計画の確定依頼に応答して、待ち合わせ対象となる複数の移動車両各々に対し、集合位置、集合時間および解散時間からなる待ち合わせが設定された、図10に示すような運行ルートデータを取得して、該移動車両各々に搭載されるモバイル端末各々に対し送付することによって、運行の指示を行う。モバイル端末130が備える運行設定部336は、運転者による運行ルートデータの反映の了承指示を受け付け、運行ルートデータに基づく集配データの登録を行う。これにより、その最新の運行ルートデータに基づいた配送業務が実施されることになる。
特定の実施形態において、運行・動態管理部220は、さらに、集合位置登録部318を含み、モバイル端末130および物流端末114は、それぞれ、集合位置登録依頼部338,358を含んで構成されてもよい。集合位置登録依頼部358は、集合位置候補の新規登録を依頼するためのウェブページを介した管理者から指示を受けて、物流管理サーバ116に対し、住所または地図上の地点を指定して集合位置候補の新規登録依頼を発行することができる。集合位置登録依頼部338も、集合位置候補の新規登録を依頼するためのアプリケーション画面を介した運転者から指示を受けて、当該モバイル端末130の現在位置などを指定して、物流管理サーバ116に対し、集合位置候補の新規登録依頼を発行することができる。
集合位置登録部318は、モバイル端末130または物流端末114からの集合位置登録要求に応答して、図9(A)に示すような集合位置候補テーブルに、新規な集合位置の候補を追加する手段である。集合位置登録要求には、新規に追加する集合位置の名称、住所・座標、広さなどの空間情報、連絡先などの付帯情報、公開の可否の指定などが含まれる。例えば、作業に有効な新たな中継点を追加使用としたい場合に、公開を指定して登録依頼することができる。例えば、故障車両の現場位置など一時的な地点については、非公開を指定して登録依頼することができる。管理される集合位置のうちの公開が許可された集合位置は、該集合位置を登録したユーザ以外のユーザに対しても公開されることになり、これにより、関係者内で有用な中継点に関する情報を共有することができる。
また特定の実施形態において、運行・動態管理部220は、さらに、相手情報提供部320を含むことができる。相手情報提供部320は、モバイル端末130からの問い合わせに応答して、運行・動態DB120を参照して、待ち合わせにかかる相手方の移動車両(モバイル端末)の現在位置、ルート情報、移動済みルート情報を取得し、待ち合わせ相手方の現在状況の情報提供を行う手段である。
ルート情報および移動済みルート情報は、ユーザに対し、他のユーザの予定された移動経路または移動済みの移動経路の地図表示を提供するための情報であり、上記と同様に、相手方の移動車両の出発地、中継地および目的地を結ぶ、道路に沿った座標配列データとして構成される。モバイル端末130の位置・ルート情報表示部334は、相手情報提供部320から、相手方の移動車両の現在位置、ルート情報、移動済みルート情報を取得し、出発地、中継地および目的地を結ぶ路に沿った予定経路および移動済み経路を地図画像に重ねて表示させることができる。これにより、待ち合わせ対象の移動車両の運転者は、お互いの位置を確認し合い、接近し、待ち合わせることが支援される。
また特定の実施形態において、物流管理サーバ116は、モバイル端末130および運転者と、その音声または映像による通信を確立するためのアドレス情報とを対応付けた、図9(B)に示すようなデータを管理し、上記運行ルートデータと共に、モバイル端末130に対して、待ち合わせにかかる相手方の通話アドレス情報を提供することができる。モバイル端末130は、端末間通信部340を備え、端末間通信部340は、取得した相手方の通話アドレスを用いて、例えばSIP(Session Initiation Protocol)、VoIP(Voice over Internet Protocol)などの適切なプロトコルにより、相手方のモバイル端末140との通話を確立することができる。なお、通話の確立自体は公知技術で実現できるので、詳細な説明は割愛する。
以下、図11〜図13を参照して、本実施形態による待ち合わせ設定支援処理について詳細を説明する。図11および図12は、本実施形態による待ち合わせ設定支援処理を示すシーケンス図である。図13は、本実施形態による待ち合わせ計算の結果画面を例示する図である。図11および図12に示す処理は、物流端末114の待ち合わせ条件入力部352が、ステップS300で、待ち合わせの条件の入力を受けて、ステップS301で、物流管理サーバ116に対し、待ち合わせ計算を依頼することによって始まる。
ステップS302では、条件受付部310は、入力された条件を待ち合わせ計算部312に渡して待ち合わせ計算を指令する。ステップS303では、待ち合わせ計算部312は、運行・動態DB120に問い合わせを行って、待ち合わせにかかる移動車両の位置情報を取得する。ステップS303で取得される位置情報は、移動車両の現在位置または運行ルートにそった予定位置であり、また取得の対象となる移動車両は、入力された条件に応じて、指定された移動車両または候補となる全移動車両である。ステップS304では、待ち合わせ計算部312は、運行・動態DB120に問い合わせを行って、集合位置の情報を取得する。ステップS304で取得の対象となる集合位置は、入力された条件に応じて、候補となるすべての集合位置または指定された集合位置である。
ステップS305では、待ち合わせ計算部312は、ステップS303およびステップS304で取得された情報と、道路地図情報とに基づき、入力された条件に従って、複数の移動車両のルートを評価し、待ち合わせ対象となる複数の移動車両と、待ち合わせを行う集合位置と、待ち合わせをする集合時間との組み合わせからなる待ち合わせの候補を計算する。待ち合わせ計算は、入力された条件に指定される項目に応じて、上述した(A)および(B)並びに(1)〜(3)の態様で行われる。
ステップS306では、待ち合わせ計算部312は、待ち合わせ対象の複数の移動車両について現行の運行ルートデータを取得する。ステップS307では、待ち合わせ計算部312は、対象となる移動車両それぞれの現行の運行ルートの適切な箇所に待ち合わせ作業(中継積込、中継積降、中継積込・積降など)を挿入した運行ルートデータを再計算する。ステップS308では、待ち合わせ計算部312は、条件受付部310に対し、再計算された運行ルートデータを結果として通知する。
ステップS309では、条件受付部310は、地図画像上に位置およびルートを表示させるため、ルート情報提供部316に対し、位置・ルート情報の取得依頼を行う。ステップS310では、ルート情報提供部316は、与えられた運行ルートデータを用いて、地図画像に重ね合わせるための拠点間の道路に沿った具体的な経路情報を含む位置情報およびルート情報を生成し、ステップS311では、条件受付部310は、ルート情報提供部316から位置情報およびルート情報を取得する。ステップS312では、条件受付部310は、待ち合わせ計算依頼に対する応答として、運行ルートデータおよび位置情報およびルート情報を含めた結果通知データを物流端末114に送付する。
物流端末114側では、ステップS313では、位置・ルート情報表示部354に対し結果表示を指示し、ステップS314で、位置・ルート情報表示部354は、図13に示すような結果画面をブラウザ上に表示する。図13に示す結果画面600は、表示対象の移動車両を選択するためのプルダウンメニューリスト602と、選択された移動車両についての運行ルートの計画および実績の一覧610と、道路に沿ったルート表示622を道路地図に重ねて表示した地図画像表示620と、確定ボタン604と、キャンセルボタン606とを含む。地図画像表示620において、地点624は、待ち合わせ業務(中継積込)612の集合位置に対応する。ルート表示622は、運行ルートの巡行する地点および各地点間を結ぶもの経路を表示するものであり、計画上の経路が実線で、移動済みの経路が点線で表示されている。
図13に示すような結果画面600において、確定ボタン604がクリックされると、運行依頼部356は、ステップS315で、管理者による運行確定の指示を受け付けて、ステップS316では、物流管理サーバ116に対し、運行確定の依頼を送信する。運行確定の依頼を受信した物流管理サーバ116側では、運行指示部314は、ステップS317で、対象となった複数の移動車両各々のモバイル端末130に対し、新しく計算された運行ルートデータに基づく運行指示を発行する。
モバイル端末130側では、運行指示を受け付けると、運行設定部336は、ステップS318で、物流管理サーバ116のルート情報提供部316に対し問い合わせて、位置情報およびルート情報を取得し、ステップS319で、位置・ルート情報表示部334に対し表示指示を行う。ステップS320では、位置・ルート情報表示部334は、モバイル端末130、140が備えるディスプレイ上に、図13に類似した地図画像および一覧表示を行い、運転者による了承の指示を待ち受ける。ステップS321で、運転者からの運行了承の指示を受け付けると、ステップS322で、運行設定部336は、物流管理サーバ116に対し、運行ルートの了承通知を送信する。
物流管理サーバ116側では、了承通知を受け取り、ステップS323では、運行指示部314は、運行・動態DB120に対し運行ルートの更新を指示し、ステップS324で、モバイル端末130,140に対し、更新完了通知を行う。モバイル端末130側では、更新完了通知を受け取り、ステップS325では、運行設定部336は、運行ルートを反映する。これによって、以後、新しい運行ルートによる集配作業が行われることになる。
以下、図14および図15を参照して、待ち合わせ計算部312による待ち合わせ計算処理の詳細について説明する。図14は、本実施形態による物流管理サーバ116が実行する、待ち合わせ計算処理を例示するフローチャートである。なお、図14に示す待ち合わせ計算処理は、上記態様(A)に対応するものであり、複数の移動車両を指定し、1以上の集合位置の候補の中から、指定された複数の移動車両を待ち合わせさせるのに適した集合位置を求める計算に対応する。
図14に示す処理は、ステップS400から開始し、ステップS401〜ステップS406のループでは、登録された集合位置の各候補について、ステップS402〜ステップS405の処理を実行する。ステップS402〜ステップS404のループでは、さらに、指定された各移動車両毎に、ステップS403の処理を実行する。
ステップS403では、待ち合わせ計算部312は、ステップS402〜ステップS404のループで処理対象となっている移動車両について、道路地図情報に基づき、ステップS401〜ステップS406のループで処理対象となっている集合位置の候補で待ち合わせした場合のルートを評価し、移動車両毎の部分スコアを計算する。ステップS403の計算では、図11に示したステップS303で取得された、指定された各移動車両の現在位置または予定位置と、ステップS304で取得された、候補となる各集合位置の座標情報とが用いられる。また、ルートの評価方法に応じて、指定された各移動車両の現行の運行ルートが取得され計算に用いられる場合もある。ステップS402〜ステップS404のループにより、待ち合わせ対象して指定された複数の移動車両すべての部分スコアが計算されることになる。
ステップS402〜ステップS404のループを抜けると、ステップS405では、計算された複数の移動車両の部分スコアの総和を計算し、総合評価を計算する。ステップS401〜ステップS406のループにより、候補となるすべての集合位置について総合スコアが求められるので、ステップS407では、待ち合わせ計算部312は、すべての集合位置の候補のうちから、最も総合評価が優れた候補を、待ち合わせ作業の集合位置として決定し、ステップS408で、本処理を終了させる。
図15は、本実施形態による物流管理サーバが実行する、他の待ち合わせ計算処理を例示するフローチャートである。なお、図15に示す待ち合わせ計算処理は、上記態様(B)に対応し、集合位置を指定し、複数の移動車両候補の中から、待ち合わせに適した複数の移動車両を求める計算に対応する。なお、移動車両の数は、ここでは、予め条件として指定されるものとする。
図15に示す処理は、ステップS500から開始し、ステップS501〜ステップS503のループでは、移動車両の各候補について、ステップS502の処理を実行する。ステップS502では、待ち合わせ計算部312は、ステップS501〜ステップS503のループで処理対象となっている移動車両の各候補について、道路地図情報に基づき、指定された集合位置で待ち合わせした場合のルートを評価し、移動車両毎のスコアを計算する。ステップS502の計算では、図11に示したステップS303で取得された、候補となる移動車両すべての現在位置または予定位置と、ステップS304で取得された、指定された集合位置の座標情報が用いられる。また、ルートの評価方法に応じて、候補となる移動車両すべての現行の運行ルートが取得され計算に用いられる場合もある。
ステップS501〜ステップS503のループにより、待ち合わせ対象となり得る移動車両すべてについてスコアが求められる。ステップS501〜ステップS503のループを抜けると、ステップS504では、待ち合わせ計算部312は、すべての移動車両の候補のうちから、必要数に対応する上位所定番目までの候補を、対象の移動車両として決定し、ステップS505で、本処理を終了させる。
なお、図14および図15に例示した処理は、与えられた条件の下、可能なすべての解の候補について総当たりでスコアを計算するものとして説明した。しかしながら、与えられた制約条件の下、所定の目的関数を最大化する解を求める、いわゆる最適化問題の解法は、種々知られており、数理計画法、オペレーションズ・リサーチ、ニューラルネットなどこれまで知られた如何なるアルゴリズムを適用することができる。
上記待ち合わせのタイミングに関して、(3)時間を指定せず、最適な集合時間に待ち合わせに向かわせる態様については、集合時間も最適化の対象となるが、これについても、上述した総当たりアルゴリズムの延長として、あるいはこれまで知られた最適化問題の解法アルゴリズムを適用することによって、計算することができる。
待ち合わせ計算の態様について説明すると、例えば、上記(A)および(3)の態様では、指定した複数の移動車両に対して、最適な集合時間および最適な集合位置を計算し、ランデブーを指示することができる。この場合に、複数のタイミングを試行して、複数の候補となる集合位置の中から、各試行タイミングにおける各車両の予定位置を基準として、時間的、空間的またはコスト的に適した集合位置を決定することができる。そして、各試行タイミングそれぞれについて得られた集合位置の中から、最も移動距離、移動時間またはコスト的に優れたタイミングおよび集合位置を決定することができる。
同様に、上記(B)および(3)の態様では、集合位置を指定して、最適な集合時間および最適な車両を計算し、ランデブーを指示することができる。この場合に、複数の車両のうちから、指定された集合位置へ任意の集合時間に向かわせるに最適な複数の車両が決定される。最適な車両は、複数のタイミングを試行して、各試行タイミングにおけるこれら各車両の予定位置を基準として、時間的、空間的またはコスト的に最も適切な移動車両が決定される。そして、各試行タイミングそれぞれについて得られた移動車両のセットの中から、最も距離、時間またはコスト的に優れた移動車両のセットおよびタイミングが決定される。
なお、上述した集合位置を指定して、最適な移動車両を選択して待ち合わせ作業を設定する態様では、距離、時間およびコストの観点から計算された移動車両が、必ずしも充分な余剰積載量を備えていない可能性もある。本実施形態では、作業に設定された荷物量に基づき、運行ルートを通しての各タイミングにおける積載量(積載率)を見積もることができるので、例えば、中継積み込みの結果の予定積載量が車両に設定された上限を超える場合に、アラートを出すようにしてもよい。あるいは、上限を超えてしまう移動車両を除外して最適な移動車両を求めるよう構成してもよい。
以上説明したように、本実施形態によれば、所与の条件の下、待ち合わせ対象となる複数の移動体と、この複数の移動体が待ち合わせを行う集合位置との組み合わせを求めることができる待ち合わせ支援システム、待ち合わせ支援サーバ、待ち合わせ支援方法およびプログラムを提供することができる。
上記構成により、複数の移動車両を所定の拠点に集合させて、そこで移動車両間で荷物の積み替えを行う作業が発生する場合などに、対象となる複数の移動車両にとって適切な拠点を見つけ出したり、あるいは所定の拠点に集合させるのに適切な複数の移動車両を見つけ出したりすることが可能となる。
また、上述までの実施形態では、待ち合わせ支援システムおよび待ち合わせ支援サーバの一例として、運行計画の一部として移動車両同士の待ち合わせの設定を支援するための物流管理システム、および該物流管理システムを構成する物流管理サーバを用いて説明してきた。しかしながら、待ち合わせ支援システムおよび待ち合わせ支援サーバの実施形態は、上述した物流管理システムに限定されるものではなく、施設送迎車、タクシー、バス、リサイクル業のトラックなどの他の運行管理システム、複数の移動体の待ち合わせの設定支援が求められる如何なるシステムに対しても適用することができる。
なお、上記機能部は、C、C++、C#、Java(登録商標)などのレガシープログラミング言語やオブジェクト指向プログラミング言語などで記述されたコンピュータ実行可能なプログラムにより実現でき、ROM、EEPROM、EPROM、フラッシュメモリ、フレキシブルディスク、CD−ROM、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、ブルーレイディスク、SDカード、MOなど装置可読な記録媒体に格納して、あるいは電気通信回線を通じて頒布することができる。
これまで本発明の実施形態について説明してきたが、本発明の実施形態は上述した実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態、追加、変更、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
100…物流管理システム、110…ネットワーク、114…物流端末、116…物流管理サーバ、120…運行・動態DB、122…道路地図情報DB、130…モバイル端末、132…移動車両、140…モバイル端末、142…移動車両、150…無線ネットワーク、210…ネットワーク・インタフェース、220…運行・動態管理部、230…データアクセス部、232…ストレージ・インタフェース、242…無線ネットワーク・インタフェース、244…アプリケーション、246…GPSアプリケーション、248…GPSモジュール、250…API、252…OS、254…デバイスドライバ、256…ハードウェア層、260…ネットワーク・インタフェース、262…GUI制御部、264…ブラウザ、266…OS、268…デバイスドライバ、270…ハードウェア、300…通信インタフェース、302…運行ログ受領部、304…運行ログ監視部、306…運行ログテーブル管理部、310…条件受付部、312…待ち合わせ計算部、314…運行指示部、316…ルート情報提供部、318…集合位置登録部、320…相手情報提供部、332…待ち合わせ条件入力部、334…位置・ルート情報表示部、336…運行設定部、338…集合位置登録依頼部、340…端末間通信部、352…待ち合わせ条件入力部、354…位置・ルート情報表示部、356…運行依頼部、358…集合位置登録依頼部、500…レコード、600…結果画面、602…プルダウンメニューリスト、604…確定ボタン、606…キャンセルボタン、610…一覧、612…待ち合わせ作業のレコード、620…地図画像表示、622…ルート表示、624…集合位置

Claims (13)

  1. 移動体同士の待ち合わせを支援する待ち合わせ支援システムであって、
    待ち合わせをする候補となる複数の移動体の位置情報、および前記移動体同士が待ち合わせを行う候補となる1以上の集合位置を管理する管理サーバ手段と、
    それぞれ前記移動体に付帯され、現在位置を前記管理サーバ手段に通知する複数の端末手段と
    を含み、前記管理サーバ手段は、
    待ち合わせにかかるタイミングの指定を含む待ち合わせ条件の入力を受け付ける受付手段と、
    前記待ち合わせ条件に従い、待ち合わせにかかる複数の移動体各々について訪れるべき複数の地点を結ぶ経路である運行ルートを用いて前記タイミングに各移動体が位置していると見積もられる運行ルート上の地点を予定の位置情報として計算し、前記予定の位置情報を用いて待ち合わせするためのルートを評価し、待ち合わせ対象となる複数の移動体と、該複数の移動体が待ち合わせを行う集合位置との組み合わせを計算する計算手段と、
    前記計算手段による計算結果に従い、前記待ち合わせ対象となる複数の移動体各々に付帯される端末手段各々に対し、前記待ち合わせを行う集合位置を通知する通知手段と
    を含む、待ち合わせ支援システム。
  2. 前記待ち合わせ条件は、待ち合わせ対象の少なくとも1つの移動体の指定を含み、
    前記計算手段は、前記待ち合わせを行う候補となる1以上の集合位置の中から、待ち合わせにかかる移動体各々が1以上の集合位置各々で待ち合わせするためにかかる距離、時間およびコストの少なくとも1つを評価して、指定された前記少なくとも1つの移動体を含む複数の移動体が待ち合わせを行う集合位置を決定する決定手段を含む、請求項1に記載の待ち合わせ支援システム。
  3. 前記待ち合わせ条件は、前記待ち合わせを行う集合位置の指定を含み、前記計算手段は、前記候補となる複数の移動体各々が指定された集合位置で待ち合わせするためにかかる距離、時間およびコストの少なくとも1つを評価して、指定された集合位置での待ち合わせ対象となる複数の移動体を決定する決定手段を含む、請求項1に記載の待ち合わせ支援システム。
  4. 前記待ち合わせ条件は、待ち合わせ対象の複数の移動体および待ち合わせる集合位置を含む複数の項目のうちの少なくとも1つの項目の指定を含み、
    前記計算手段は、指定された項目を固定して、待ち合わせにかかる移動体が集合位置で待ち合わせするためにかかる距離、時間およびコストの少なくとも1つを評価して、前記複数の項目のうちの指定されていない残りの項目を決定する決定手段を含む、請求項1に記載の待ち合わせ支援システム。
  5. 前記集合位置は、積載したものの受け渡しを行う場所であり、前記計算手段により計算された待ち合わせの設定が反映された結果として、前記待ち合わせ対象の移動体各々の現行の運行ルートに、前記待ち合わせにかかる作業が挿入された形で、前記待ち合わせ対象の移動体各々の運行ルートが再計算される、請求項1〜4のいずれか1項に記載の待ち合わせ支援システム。
  6. 前記管理サーバ手段は、前記待ち合わせ対象の移動体それぞれに対しルート情報を提供するルート情報提供手段をさらに備える、請求項1〜5のいずれか1項に記載の待ち合わせ支援システム。
  7. 前記管理サーバ手段は、前記端末手段からの集合位置の登録依頼に応答して、該端末手段を付帯している移動体に関連する位置を、候補となる集合位置として登録する集合位置登録手段をさらに備える、請求項1〜6のいずれか1項に記載の待ち合わせ支援システム。
  8. 管理する1以上の集合位置のうちの公開が許可された集合位置は、該集合位置を登録した登録ユーザ以外のユーザに対しても公開される、請求項1〜7のいずれか1項に記載の待ち合わせ支援システム。
  9. 前記管理サーバ手段は、待ち合わせにかかる移動体が付帯する端末手段に対し、待ち合わせる1以上の相手の移動体の位置情報およびルート情報またはこれらのいずれか一方を提供する相手情報提供手段をさらに備える、請求項1〜8のいずれか1項に記載の待ち合わせ支援システム。
  10. 前記管理サーバ手段は、待ち合わせにかかる移動体が付帯する端末手段に対し、待ち合わせる1以上の相手の移動体が付帯する端末手段と通信を確立するための情報を提供する通信補助手段をさらに備える、請求項1〜8のいずれか1項に記載の待ち合わせ支援システム。
  11. 移動体同士の待ち合わせを支援するための待ち合わせ支援サーバであって、前記待ち合わせ支援サーバは、
    待ち合わせをする候補となる複数の移動体各々に付帯された端末手段から通知された位置情報、および前記移動体同士が待ち合わせを行う候補となる1以上の集合位置を管理する管理手段と、
    待ち合わせにかかるタイミングの指定を含む待ち合わせ条件の入力を受け付ける受付手段と、
    前記待ち合わせ条件に従い、待ち合わせにかかる複数の移動体各々について訪れるべき複数の地点を結ぶ経路である運行ルートを用いて前記タイミングに各移動体が位置していると見積もられる運行ルート上の地点を予定の位置情報として計算し、前記予定の位置情報を用いて待ち合わせするためのルートを評価し、待ち合わせ対象となる複数の移動体と、該複数の移動体が待ち合わせを行う集合位置との組み合わせを計算する計算手段と、
    前記計算手段による計算結果に従い、前記待ち合わせ対象となる複数の移動体各々に付帯される端末手段各々に対し、前記待ち合わせを行う集合位置を通知する通知手段と
    を含む、待ち合わせ支援サーバ。
  12. 移動体同士の待ち合わせを支援するための待ち合わせ支援方法であって、コンピュータが、
    待ち合わせをする候補となる複数の移動体各々に付帯された端末手段から通知された位置情報を取得するステップと、
    待ち合わせにかかるタイミングの指定を含む待ち合わせ条件の入力を受け付けるステップと、
    前記移動体同士が待ち合わせを行う候補となる管理された1以上の集合位置を参照するステップと、
    前記待ち合わせ条件に従い、待ち合わせにかかる複数の移動体各々について訪れるべき複数の地点を結ぶ経路である運行ルートを用いて前記タイミングに各移動体が位置していると見積もられる運行ルート上の地点を予定の位置情報として計算し、前記予定の位置情報を用いて待ち合わせするためのルートを評価し、待ち合わせ対象となる複数の移動体と、該複数の移動体が待ち合わせを行う集合位置との組み合わせを計算するステップと、
    前記計算するステップによる計算結果に従い、前記待ち合わせ対象となる複数の移動体各々に付帯される端末手段各々に対し、前記待ち合わせを行う集合位置を通知するステップと
    実行する、待ち合わせ支援方法。
  13. コンピュータを、請求項11に記載の待ち合わせ支援サーバにおける各手段として機能させるためのプログラム。
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