JPH10200938A - 通信制御装置 - Google Patents

通信制御装置

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JPH10200938A
JPH10200938A JP9000762A JP76297A JPH10200938A JP H10200938 A JPH10200938 A JP H10200938A JP 9000762 A JP9000762 A JP 9000762A JP 76297 A JP76297 A JP 76297A JP H10200938 A JPH10200938 A JP H10200938A
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文雄 芝崎
Tsutomu Shibata
勉 柴田
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    • H04W4/02Services making use of location information
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    • H04W4/00Services specially adapted for wireless communication networks; Facilities therefor
    • H04W4/12Messaging; Mailboxes; Announcements
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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    • H04W76/20Manipulation of established connections

Abstract

(57)【要約】 【課題】エリア毎での通話制限を行なった上でも、ユー
ザに対するサービス提供は維持することを可能とする。 【解決手段】保留パス接続先情報記憶部16cにて接続
先を、通話許可エリアに対しては未登録とし、通話禁止
エリアに対しては代理応答装置14とする。着信先が通
話禁止エリア内に位置する移動端末であるか、またはハ
ンドオーバの実施時にそのハンドオーバ端末の移動先が
通話禁止エリア内であるときには、その着信先端末また
はハンドオーバ端末との間の通信パスと発信元またはハ
ンドオーバ端末の通信相手との間の通信パスとを接続せ
ずに、通信パス保留手段15aにより保留する。そし
て、着信先端末またはハンドオーバ端末が、通話許可エ
リア内に移動したことに応じて、保留しておいた当該移
動端末との間の通信パスと、発信元または通信相手との
間の通信パスとを接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動端末に関する
呼制御などを行なって移動通信を可能とする通信制御装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、通信技術の発展と通信ニーズの拡
大とに伴い種々の移動通信システムが開発されており、
その一つとしてPHS(Personal Handyphone System)
と呼ばれるディジタルコードレス電話システムがある。
【0003】そしてこのディジタルコードレス電話シス
テムは、スポーツ競技場、遊園地、テーマパーク、イベ
ント会場等の遊戯施設、規模の大きな公園、駅、役所等
の公共施設、あるいはホテル、デパート等の民間施設な
どにおいて移動通信を可能とするためにも広く利用され
るようになってきている。
【0004】このように特定の施設内における移動通信
を可能とするには、施設内の各所に無線装置を設けると
ともに、これらの無線装置による移動端末との通信や、
無線装置と通信を行なう移動端末と他の端末との交換接
続を行なう通信制御装置を設ける。
【0005】さて、ディジタルコードレス電話システム
は、自由な場所で通信を行なうことを可能とするもので
あるから、移動端末では、無線装置と通信を行なうこと
ができる状態にあれば、常に発着信および通話を行なう
ことができるものとなっている。このため、例えば上映
中の映画館の客席のように、通話を行なうことが周囲の
人への迷惑になってしまう状況であっても通話を行なう
ことが可能となっている。
【0006】そこで本出願人は、無線装置毎で通信制限
を行なうことによって、任意のエリア毎に通話を制限す
るようにした通信制御装置を特願平8-76192 号として出
願した。この技術によれば、周囲の人の迷惑になるなど
の事情で通話を行なうことが適当ではない場所での通話
を確実に制限することが可能である。
【0007】ところが特願平8-76192 号の通信制御装置
によると、通話が禁止されたエリアに位置する移動端末
を着信先とした発信呼は拒否するものとなっている。ま
た、通話状態にある移動端末が通話が禁止されたエリア
へと移動した場合には、通話中であっても通信パスを切
断するものとなっている。このため、ユーザに対するサ
ービス性が低下してしまうものとなっていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来は、
無線装置と通信を行なうことができる状態にある移動端
末による通話を無条件に認めると、場所によっては周囲
の人の迷惑になってしまう場合があり、これを回避すべ
くエリア毎に通話を制限するようにすると、移動端末の
ユーザに対するサービス性が著しく低下してしまうとい
う不具合があった。
【0009】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものであり、その目的とするところは、エリア毎での
通話制限を行なった上でも、ユーザに対するサービス提
供は維持することができる通信制御装置を提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに請求項1に記載の発明は、通信エリアのそれぞれに
ついて、その通信エリア内に位置する移動端末による通
話の許否を示す通話許否情報を記憶した通話許否情報記
憶手段と、着信先が前記通話許否情報記憶手段に記憶さ
れた前記通話許否情報が通話禁止を示す通信エリア内に
位置する移動端末であるとき、またはハンドオーバの実
施時にそのハンドオーバした移動端末の移動先が、前記
通話許否情報記憶手段に記憶された前記通話許否情報が
通話禁止を示す通信エリア内であるときには、その着信
先の移動端末またはハンドオーバした移動端末との間の
通信パスおよび発信元またはハンドオーバした移動端末
の通信相手との間の通信パスをそれぞれ保留しておく通
信パス保留手段と、この通信パス保留手段に通信パスが
保留されている着信先の移動端末またはハンドオーバし
た移動端末が、前記通話許否情報記憶手段に記憶された
前記通話許否情報が通話許可を示す通信エリア内に移動
したことに応じて、前記通信パス保留手段により保留し
ておいた当該移動端末との間の通信パスと、その移動端
末への発信元またはハンドオーバした移動端末の通信相
手との間の通信パスとを接続する通信パス接続手段とを
備えた。
【0011】また請求項2に記載の発明は、前記請求項
1に記載の発明における通話許否情報記憶手段を、通話
を禁止する通信エリアのそれぞれについて、通信パス保
留手段が保留する通信パスの接続先を示した接続先情報
を記憶したものとし、通信パス保留手段を、前記接続先
情報記憶手段に記憶された接続先情報に接続先が示され
ていたときには着信先の移動端末またはハンドオーバし
た移動端末が通話が禁止された通信エリアに位置してい
るものとして、その移動端末との間の通信パスおよび発
信元またはハンドオーバした移動端末の通信相手との間
の通信パスをそれぞれ保留するとともに、各通信パスを
前記接続先情報記憶手段に記憶された接続先情報が示す
接続先に接続するものとし、かつ通信パス接続手段を、
前記接続先情報記憶手段に記憶された接続先情報に接続
先が示されていないときには、着信先の移動端末または
ハンドオーバした移動端末が通話が許可された通信エリ
アに位置しているものとして、前記通信パス保留手段に
通信パスを保留させることなく、着信先の移動端末また
はハンドオーバした移動端末との間の通信パスと発信元
またはハンドオーバした移動端末の通信相手との間の通
信パスとを接続するものとした。
【0012】これらの手段を講じたことにより、通話許
否情報記憶手段に、例えば通信パスの接続先の登録の有
無で示された各通信エリアでの通話の許否に応じ、発信
呼の発生時にその着信先が通話が禁止された通信エリア
内に位置する移動端末であるとき、またはハンドオーバ
の実施時にそのハンドオーバした移動端末の移動先が、
通話が禁止された通信エリア内であるときには、その着
信先の移動端末またはハンドオーバした移動端末との間
の通信パスと発信元またはハンドオーバした移動端末の
通信相手との間の通信パスとは接続されずに、それぞれ
通信パス保留手段により保留される。そして、着信先の
移動端末またはハンドオーバした移動端末が、通話が許
可された通信エリア内に移動したことに応じて、前記通
信パス保留手段により保留しておいた当該移動端末との
間の通信パスと、その移動端末への発信元またはハンド
オーバした移動端末の通信相手との間の通信パスとが接
続される。従って、通話が禁止された通信エリア内に位
置する移動端末に対しては交換接続がなされず、通話は
制限されるが、交換接続の実施を保留しておいて、該当
移動端末が通話が許可された通信エリアに移動したこと
に応じて交換接続がなされて通話が可能とされる。
【0013】また請求項3に記載の発明は、前記請求項
1または前記請求項2に記載の発明に加えて、通信パス
保留手段が通信パスを保留した着信先の移動端末または
ハンドオーバした移動端末および発信元またはハンドオ
ーバした移動端末の通信相手のそれぞれに所定のメッセ
ージを送出する例えば代理応答装置などの代理応答手段
を備え、かつ通信パス保留手段を、保留する通信パスを
前記代理応答手段に接続するものとした。
【0014】このような手段を講じたことにより、通信
パス保留手段が通信パスを保留したときには、代理応答
手段より送出される所定のメッセージが通信パス保留手
段が通信パスを保留した着信先の移動端末またはハンド
オーバした移動端末および発信元またはハンドオーバし
た移動端末の通信相手のそれぞれに与えられる。従っ
て、交換接続がなされない理由をユーザに対して通知す
ることができる。
【0015】また請求項4に記載の発明は、前記請求項
3に記載の発明に加えて、着信先の移動端末が位置する
通信エリアに対して所定の関係にあり、かつ通話許否情
報記憶手段に記憶された前記通話許否情報が通話許可を
示すとともに空きチャネルがある通信エリアを検索する
通話可能通信エリア検索手段を備え、かつ代理応答手段
を、着信先の移動端末に対して前記通話可能通信エリア
検索手段により検索された通信エリアへの移動を要求す
る所定のメッセージを送出するものとした。
【0016】このような手段を講じたことにより、通話
が許可されているとともに空きチャネルがある通信エリ
アが通話可能通信エリア検索手段により検索され、代理
応答手段により着信先の移動端末またはハンドオーバし
た移動端末に対して送出されるメッセージは、上記検索
された通信エリアへの移動を要求するものとされる。従
って、通話を行なうために移動すべき通信エリアがユー
ザに対して通知される。
【0017】また請求項5に記載の発明は、前記請求項
1乃至請求項4のいずれかに加えて、少なくとも通話許
否情報記憶手段に記憶された前記通話許否情報が通話禁
止を示す通信エリアのそれぞれについて、その通信エリ
ア内での通話を例外的に許可する移動端末を示した通話
禁止除外端末情報を記憶した通話禁止除外端末情報記憶
手段を備え、かつ通信パス接続手段を、前記通話禁止除
外端末情報記憶手段に記憶された通話禁止除外端末情報
に着信先の移動端末またはハンドオーバした移動端末が
示されているときには、前記通信パス保留手段に通信パ
スを保留させることなく、着信先の移動端末またはハン
ドオーバした移動端末との間の通信パスと発信元または
ハンドオーバした移動端末の通信相手との間の通信パス
とを接続するものとした。
【0018】このような手段を講じたことにより、通話
禁止除外端末情報記憶手段に記憶された通話禁止除外端
末情報にて、通話が禁止された通信エリア内での通話を
例外的に許可する移動端末として示された移動端末につ
いては、通信パスの保留は行なわれずに、当該端末との
間の通信パスと発信元またはハンドオーバした移動端末
の通信相手との間の通信パスとの接続が行われる。従っ
て、特定の移動端末については、通話の制限はなされな
い。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態につき説明する。図1は本実施形態に係る通信
制御装置の構成およびそれにより構築されたディジタル
コードレス電話システムの概略構成を示す図である。
【0020】図中、1で示すものが本実施形態に係る通
信制御装置であり、多数(図ではn個)の移動端末2
(2-1 〜2-n )とそれぞれ無線通信する3つの無線装置
3(3-1 ,3-2 ,3-3 )およびISDNなどのディジタ
ル網4が接続されてディジタルコードレス電話システム
を構築している。
【0021】通信制御装置1は、ディジタル網インタフ
ェース部(ディジタル網IF部)11、無線装置インタ
フェース部(無線装置IF部)12(12-1〜12-3)、タ
イムスイッチ13、代理応答装置14、制御部15、メ
モリ部16およびデータハイウェイ17を有し、ディジ
タル網インタフェース部11、無線装置インタフェース
部12、タイムスイッチ13および代理応答装置14
は、データハイウェイ17を介して制御部15に接続さ
れている。またメモリ部16も制御部15に接続されて
いる。
【0022】ディジタル網インタフェース部11には、
ディジタル網4に収容されたディジタル加入者回線41
が必要に応じて接続される。このディジタル網インタフ
ェース部11は、ディジタル加入者回線41を介して到
来する音声データの抽出、タイムスイッチ13を介して
与えられる音声データのディジタル加入者回線41への
送出、ディジタル加入者回線41の状態監視や、ディジ
タル加入者回線41を介して接続された網に対する種々
の信号の送出などのインタフェース動作を行なう。また
ディジタル網インタフェース部11は、上記インタフェ
ース動作に係わる制御情報の授受を、データハイウェイ
17を介して制御部15との間で行なう。
【0023】無線装置インタフェース部12にはそれぞ
れ、無線装置3が接続されている。この無線装置インタ
フェース部12は、無線装置3から出力される音声デー
タの抽出、タイムスイッチ13を介して与えられる音声
データの無線装置3への送出、移動端末2および無線装
置3の状態監視や、移動端末2および無線装置3に対す
る種々の信号の送出などのインタフェース動作を行な
う。また無線装置インタフェース部12は、上記インタ
フェース動作に係わる制御情報の授受を、データハイウ
ェイ17を介して制御部15との間で行なう。
【0024】タイムスイッチ13は、ディジタル網イン
タフェース部11が扱う複数の通信チャネルと無線装置
インタフェース部12のそれぞれが扱う複数の通信チャ
ネルとを任意に交換接続することにより、移動端末2ど
うしの間やディジタル網4を介して接続された端末と移
動端末2との間に通信パスを形成するものである。また
タイムスイッチ13は、ディジタル網インタフェース部
11が扱う複数の通信チャネルと無線装置インタフェー
ス部12のそれぞれが扱う複数の通信チャネルのいずれ
かに代理応答装置14を接続する。
【0025】代理応答装置14は、ディジタル網4を介
して接続された端末や移動端末2に対して与える所定の
音声メッセージを制御部15の制御の下に発生し、タイ
ムスイッチ13によって接続された先に出力するもので
ある。
【0026】制御部15は、ディジタル網インタフェー
ス部11、無線装置インタフェース部12、タイムスイ
ッチ13および代理応答装置14を総括制御することで
通信制御装置としての動作を実現するものである。この
制御部15は、例えばマイクロコンピュータを主制御回
路として有するものであり、通信制御装置としての動作
を実現するための周知の一般的な処理手段に加えて、通
話パス保留手段15a、通話可能エリア検索手段15b
および通信パス接続手段15cを有している。
【0027】ここで通話パス保留手段15aは、通話が
禁止されたエリアに位置している移動端末2を着信先と
する発信呼を受けたとき、あるいは通話状態の移動端末
2が通話が許可されているエリアから通話が禁止された
エリアへと移動してハンドオーバがなされたときに、着
信先の移動端末2またはハンドオーバした移動端末2と
の間の通信パスおよび発信元またはハンドオーバした移
動端末2の通信相手との間の通信パスをそれぞれ保留し
ておくための処理を行なうものである。
【0028】通話可能エリア検索手段15bは、通話が
許可されており、かつ空きチャネルがある通信エリアを
検索する処理を行なうものである。そして通信パス接続
手段15cは、着信先の移動端末2またはハンドオーバ
した移動端末2が通話が禁止されたエリアから通話が許
可されているエリアへと移動したことに応じて、その移
動端末2との間の通信パスと、その移動端末2に関する
発信元または通信相手との間の通信パスとを接続する処
理を行なうものである。
【0029】メモリ部16は、制御部15が各部の制御
を行なう上で必要となる各種のデータを記憶しておくた
めのものである。このメモリ部16の一部領域は、エリ
ア構成情報記憶部16a、通話禁止除外端末情報記憶部
16b、保留パス接続先情報記憶部16c、チャネル空
き状況管理情報記憶部16dおよび出力トーキ種別情報
記憶部16eに設定されている。
【0030】ここでエリア構成情報記憶部16aは、例
えば図2に示すように、通話制限の管理単位となる通信
エリアに対応付けて、その各通信エリアに位置する移動
端末2との通信を担当する無線装置3がいずれであるか
を示したエリア構成情報が記憶されている。
【0031】通話禁止除外端末情報記憶部16bは、例
えば図3に示すように、各通信エリアに対応付けて、そ
の通信エリアにおける通話が禁止されている場合でも例
外的に通話を許可する移動端末2の端末番号を示した通
話禁止除外端末情報が記憶されている。
【0032】保留パス接続先情報記憶部16cは、例え
ば図4に示すように、各通信エリアに対応付けて、着信
先の移動端末2またはハンドオーバした移動端末2との
間の通信パスおよび発信元またはハンドオーバした移動
端末2の通信相手との間の通信パスを保留しておく際の
各通信パスの接続先を示した保留パス接続先情報が記憶
されている。なお、保留パス接続先情報記憶部16cに
記憶された保留パス接続先情報は、各通信エリアでの通
話の許否を示す情報でもあり、接続先が未登録である通
信エリアでの通話が許可されていることを示し、また接
続先として代理応答装置14が登録された通信エリアで
の通話が禁止されていることを示す。
【0033】チャネル空き状況管理情報記憶部16d
は、図5に示すように、接続されている無線装置3のそ
れぞれに対応付けて、各無線装置3が扱う通信チャネル
のうちで空き状態にあるものの数を示したチャネル空き
状況管理情報が記憶されている。
【0034】そして出力トーキ種別情報記憶部16e
は、図6に示すように、代理応答装置14による音声メ
ッセージの出力先に対応付けて、出力すべき音声メッセ
ージの種別(トーキ種別)を示した出力トーキ種別情報
が記憶されている。
【0035】次に以上のように構成された通信制御装置
1の動作を制御部15の処理手順に従って説明する。制
御部15は、例えば周知の手順で通信制御処理を行ない
つつ、所定のタイミングで、本通信制御装置1が移動通
信サービスを提供するサービスエリア(接続された無線
装置3が形成する通信エリアを合成して得られるエリ
ア)の中に位置する移動端末2に対する発信呼が発生し
たか否かの判断(図7中のステップST1)およびサー
ビスエリアの中に位置する移動端末2に対するハンドオ
ーバ処理を実施したか否かの判断(ステップST2)を
行なう。そして、該当する発信呼が発生しておらず、ま
たハンドオーバ処理も実施されていなかった場合には、
制御部15は他の処理に移行し、周知の手順で通信制御
処理を継続する。
【0036】さて、サービスエリアの中に位置する移動
端末2に対する発信呼が発生した場合、制御部15はそ
れをステップST1で認識し、着信先の移動端末2(以
下、着信先端末と称する)の呼出し(ステップST3)
を各無線装置3から同時に行なって、その着信先端末が
応答するのを待つ(ステップST4)。そして着信先端
末が応答したら、制御部15は処理をステップST5に
移行する。
【0037】一方、サービスエリアの中に位置する移動
端末2に対するハンドオーバ処理が実施された場合、制
御部15はそれをステップST2で認識し、処理をステ
ップST5に移行する。
【0038】このように、着信先端末が応答したこと、
またはハンドオーバ処理が実施されたことに応じて制御
部15は、通話禁止除外端末情報記憶部16bを参照
し、着信先端末またはハンドオーバした移動端末2(以
下、ハンドオーバ端末と称し、図7ではHO端末と記
す)の端末番号を、該当端末が現存する通信エリア(以
下、現存エリアと称する)の通話禁止除外端末番号から
検索し(ステップST5)、その結果、該当番号が有っ
たか否かの判断を行なう(ステップST6)。ここで通
話禁止除外端末情報記憶部16bに記憶された通話禁止
除外端末情報は、各通信エリアに対応付けて、その通信
エリアにおける通話が禁止されている場合でも例外的に
通話を許可する移動端末の端末番号を示したものである
ので、着信先端末またはハンドオーバ端末の現存エリア
に対応付けて、その着信先端末またはハンドオーバ端末
の端末番号が登録されていなければ、通話が禁止されて
いる可能性があることになる。
【0039】そこで、ステップST5での検索で該当番
号が見つかった場合に制御部15は、着信先端末または
ハンドオーバ端末が現存エリアでの通話が許可されてい
ると判断し、着信先端末またはハンドオーバ端末との間
の通信パスと発呼元またはハンドオーバ端末との間の通
信パスの接続(ステップST7)を即座に行なう。
【0040】一方、ステップST5での検索で該当番号
が見つからなかった場合に制御部15は、着信先端末ま
たはハンドオーバ端末の現存エリアにおける通話が禁止
されているか否かの判断をステップST8およびステッ
プST9で行なう。すなわち制御部15は、保留パス接
続先情報記憶部16cに記憶された保留パス接続先情報
を参照し、着信先端末またはハンドオーバ端末の現存エ
リアに対応付けられた接続先を分析し(ステップST
8)、その分析結果から接続先が代理応答装置14であ
るか否かの判断を行う(ステップST9)。ここで保留
パス接続先情報記憶部16cに記憶された保留パス接続
先情報は、通話を禁止する通信エリアに対しては接続先
として代理応答装置14を登録し、通話を許可する通信
エリアに対しては未登録とした情報となっているので、
ステップST8の分析結果から接続先が代理応答装置1
4となっていれば、着信先端末またはハンドオーバ端末
の通話が禁止されていることになる。
【0041】ステップST8の分析結果から接続先が未
登録であった場合に制御部15は、着信先端末またはハ
ンドオーバ端末が現存エリアでの通話が許可されている
と判断し、着信先端末またはハンドオーバ端末との間の
通信パスと発呼元またはハンドオーバ端末との間の通信
パスの接続(ステップST7)を即座に行なう。
【0042】一方、ステップST8の分析結果から接続
先が代理応答装置14であった場合に制御部15は、着
信先端末またはハンドオーバ端末が現存エリアでの通話
が禁止されているので、他に通話が許可されている通信
エリアが存在するか否かの判断をステップST10およ
びステップST11で行なう。すなわち制御部15は、
保留パス接続先情報記憶部16cを参照して、接続先が
未登録となっている通信エリアの検索を行ない(ステッ
プST10)、その検索結果から該当する通信エリアが
あるか否かの判断を行なう(ステップST11)。
【0043】接続先が未登録となっている通信エリアが
なかった場合、サービスエリアの全域における通話が禁
止されていることになるので、制御部15はサービスの
提供をあきらめて、着信先端末またはハンドオーバ端末
との間の通信パスおよび発呼元またはハンドオーバ端末
との間の通信パスのそれぞれを解放し(ステップST1
2)、この後、他の処理に移行して周知の手順で通信制
御処理を継続する。
【0044】一方、接続先が未登録となっている通信エ
リアがあった場合、着信先端末またはハンドオーバ端末
が移動することで通話が許可される通信エリアがあるの
で、次に制御部15は、その通信エリアで使用可能な通
信チャネルに空きがあるか否かの判断をステップST1
3およびステップST14で行なう。すなわち制御部1
5は、チャンネル空き状況管理情報記憶部16dを参照
し、ステップST10およびステップST11で見つけ
た通話が許可されている通信エリアのそれぞれに関する
通信チャネルの空き状況を分析し(ステップST1
3)、この分析の結果から空きチャネルのある通信エリ
アがあるか否かを判断する(ステップST14)。
【0045】ここで、空きチャネルのある通信エリアが
見つからなかった場合、通話が許可されている通信エリ
アにおいて全ての通信チャネルが使用中であり、着信先
端末またはハンドオーバ端末がいづれの通信エリアに移
動したとしてもその着信先端末またはハンドオーバ端末
との間に通信パスを設定することができない。そこで制
御部15はこのとき、サービスの提供をあきらめて、着
信先端末またはハンドオーバ端末との間の通信パスおよ
び発呼元またはハンドオーバ端末との間の通信パスのそ
れぞれを解放し(ステップST12)、この後、他の処
理に移行して周知の手順で通信制御処理を継続する。
【0046】これに対して空きチャネルのある通信エリ
アが見つかった場合、着信先端末またはハンドオーバ端
末がその通信エリアに移動すれば、その着信先端末また
はハンドオーバ端末に対してサービスを提供することが
できる。そこで制御部15は、着信先端末またはハンド
オーバ端末との間の通信パスおよび発呼元またはハンド
オーバ端末との間の通信パスのそれぞれを保留してお
き、代理応答装置14に接続する(ステップST1
5)。つづいて制御部15は、出力トーキ種別情報記憶
部16eを参照し、上記保留中の各通信パスに出力する
トーキ種類を判定し、該当トーキを各通信パスへと出力
するように代理応答装置14に指示する(ステップST
16)。具体的には、出力トーキ種別情報記憶部16e
に記憶された出力トーキ種別情報の内容が図6に示すも
のであったとすれば、着信先端末またはハンドオーバ端
末に対してはトーキAが、発信元またはハンドオーバ端
末の通信相手に対してはトーキBがそれぞれ選択され
る。
【0047】そして代理応答装置14は制御部15から
の上述の指示に応じて、「ここでは通話できません。×
××まで移動してください」という音声メッセージを発
生して着信先端末またはハンドオーバ端末との間の通信
パスへと出力するとともに、「相手は現在通話可能な場
所まで移動中です。このままお待ちください」という音
声メッセージを発生して発呼元またはハンドオーバ端末
の通信相手との間の通信パスへと出力する。なお、上記
音声メッセージにおいて×××で示す部分には、ステッ
プST13およびステップST14で見つけられた通話
可能な通信エリアの名称、すなわち例えば「ロビー」な
どの語句が当てはめられる。
【0048】このように代理応答装置14が音声メッセ
ージを出力している状態において制御部15は、着信先
端末またはハンドオーバ端末が、接続先が未登録である
他の通信エリアへと移動するのを待ち受け得る(ステッ
プST17乃至ステップST19)。そして着信先端末
またはハンドオーバ端末が、接続先が未登録である他の
通信エリアへと移動したら、制御部15は着信先端末ま
たはハンドオーバ端末との間の通信パスと発呼元または
ハンドオーバ端末との間の通信パスの接続(ステップS
T7)を行なって、通話を可能とする。
【0049】なお以上の処理において、ステップST1
0、ステップST11、ステップST13およびステッ
プST14の処理は通話可能エリア検索手段15bによ
って、ステップST7の処理は通信パス接続手段15c
によって、そしてその他のステップは通信パス保留手段
15aによってそれぞれなされる。
【0050】以上のようにして提供されるサービスにつ
き、具体例を挙げてさらに詳しく説明する。ここでは、
本実施形態のディジタルコードレス電話システムを、映
画館における移動通信サービスを提供するために用いる
ものとし、図2に示すように、識別番号RU1である無
線装置3-1 が客席に設置されて、この客席に通話エリア
A1を形成するとともに、識別番号RU2,RU3であ
る無線装置3-2 ,3-3 がロビーおよび事務所にそれぞれ
設置され、無線装置3-2 が形成する通信エリアA2-1と無
線装置3-2 が形成する通信エリアA2-2とで、ロビーから
事務所に亙る通話エリアA2を形成しているものとす
る。また通話禁止除外端末情報記憶部16b、保留パス
接続先情報記憶部16c、チャネル空き状況管理情報記
憶部16dおよび出力トーキ種別情報記憶部16eのそ
れぞれに格納された各種情報の内容は図3乃至図6にそ
れぞれ示すものとなっているものとする。
【0051】このとき、「0503436657」なる
着信先番号が指定された発信呼が発生し、呼び出しを行
なった際に、「0503436657」なる端末番号の
着信先端末が通信エリアA1にて呼び出しに対する応答
を行なったとすると、まず「0503436657」な
る端末番号は通話禁止除外端末情報記憶部16bに記憶
された通話禁止除外端末情報において通信エリアA1に
対応づけて示された番号には一致せず、かつ保留パス接
続先情報記憶部16cに記憶された保留パス接続先情報
によると通信エリアA1の接続先は代理応答装置14と
なっているので、着信先端末による通話は禁止された状
態にある。
【0052】そこで制御部15は、保留パス接続先情報
記憶部16cに記憶された保留パス接続先情報にて接続
先が未登録であり、かつチャネル空き状況管理情報記憶
部16dにて空きチャネルがあることが示された通信エ
リアを捜す。ここでは、通信エリアA2が該当し、この
通信エリアA2からならば、着信先端末による通話を行
なわせることができる。
【0053】このように着信先端末による通話を行なわ
せることができる通信エリアがあったならば、着信先端
末との間の通信パスと発呼元との間の通信パスがともに
保留され、一時的に代理応答装置14に接続される。そ
して代理応答装置14からは、着信先端末に向けて「こ
こでは通話できません。ロビーまで移動してください」
という音声メッセージが出力され、着信先端末のユーザ
に対して、着信先端末による通話を行なうことができる
通信エリアA2への移動が促される。またこのときに、
発呼元に対しては「相手は現在通話可能な場所まで移動
中です。このままお待ちください」という音声メッセー
ジが出力される。
【0054】そして、着信先端末のユーザが音声メッセ
ージの案内に応じてロビーまで移動したら、この着信先
端末と発呼元とが接続され、通話が行なえる。このよう
に本実施形態によれば、その通話禁止エリア内に位置す
る移動端末2に対する発信呼の発生時や、通話状態の移
動端末2が通話禁止エリア内へと移動した場合には、着
信先端末またはハンドオーバ端末が通話可能エリアに移
動するまでその着信先端末またはハンドオーバ端末との
間の通信パスおよび発呼元またはハンドオーバ端末の通
信相手との間の通信パスを保留しておく。そして、上記
着信先端末またはハンドオーバ端末が通話可能エリアに
移動したことに応じて、着信先端末またはハンドオーバ
端末との間の通信パスと発呼元またはハンドオーバ端末
の通信相手との間の通信パスとを接続して通話を可能と
するようにしている。
【0055】これにより、サービスエリアの一部を通話
禁止エリアとしていながら、着信時に通話禁止エリア内
に位置していたとしても、ユーザが通話可能エリアへと
移動することを条件に、着信に対応して通信を行なわせ
ることが可能となる。また、通話状態で通話禁止エリア
内へと移動してしまった場合でも、ユーザが通話可能エ
リアへと再度移動することを条件に、その行なわれてい
た通話を継続させることができる。
【0056】従って、通話を行なうことが周囲の人の迷
惑となるような場所での通話を制限した上で、そのよう
な通話が制限された場所に居たユーザに対しても、サー
ビスを提供できる。
【0057】また本実施形態によれば、保留した通信パ
スを代理応答装置14に接続し、音声メッセージによる
案内を行なうようにしているので、通話禁止エリアで着
信を受けた移動端末2のユーザが不慣れであっても、移
動することで通話が可能になることを知り、移動して通
話を行なうことが可能となっている。しかも本実施形態
では、音声メッセージ中にて移動すべき場所を知らせる
ようにしているので、ユーザが通話可能となる場所を探
し歩く必要がない。
【0058】また本実施形態によれば、各通信エリア毎
に設定された特定の移動端末は、通話が禁止された通信
エリア内に位置していても、その移動端末との間の通信
パスと発呼元または通話相手との間の通信パスとを接続
して通信可能とするので、例えば従業員などのように通
話が禁止された通信エリア内においても通話を行なう必
要がある場合などに対応することができ、柔軟なサービ
ス提供が可能である。
【0059】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではない。例えば上記実施形態では、各通信エリア
での通話の許否の判定は、保留パス接続先情報記憶部1
6cに記憶した保留パス接続先情報を流用し、接続先と
して代理応答装置が設定された通信エリアを通話禁止エ
リアと判定し、接続先が未登録である通信エリアを通話
可能エリアと判定するものとなっているが、各通信エリ
アに対応付けて通話の許否を示した情報を別途用意して
おき、その情報に基づいて各通信エリアでの通話の許否
を判定するようにしてもよい。
【0060】また、着信先端末またはハンドオーバ端末
にて、通話可能な通信エリアに移動することなしに通信
パスの解放指示がなされた場合には、発呼元またはハン
ドオーバ端末の通話相手に対して相手が応答できない旨
の音声メッセージを送出した上で、保持してある通信リ
ンクを解放するようにしてもよい。
【0061】また、通話禁止エリアで着信があった場
合、または通話中に通話禁止エリアに移動してしまった
場合には、通話可能エリアまで移動すれば通話を行なえ
ることをユーザが分かっているような場合には、音声メ
ッセージの出力を行なわなくてもよく、代理応答装置1
4を省略することもできる。
【0062】また、接続可能な無線装置3は3つには限
らず、4つ以上の無線装置3を接続可能とすることもで
きる。これにより通信エリアが多数となり、通話可能エ
リア検索手段15bにより検索される通話可能エリアが
複数となる場合には、例えば現存エリアの最寄りの通信
エリアを選択するなどの条件を決めておき、この条件に
合致する通信エリアへの移動を促す音声メッセージを着
信先端末またはハンドオーバ端末へ与えるようにすると
良い。
【0063】また上記実施形態では、着信先端末および
発呼元に対する通知を音声メッセージにより行なうもの
としているが、端末の表示器にメッセージを表示させる
などの別の方法により通知を行なうようにしても良い。
このほか、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形
実施が可能である。
【0064】
【発明の効果】請求項1に記載の発明または請求項2に
記載の発明によれば、通話許否情報記憶手段に、例えば
通信パスの接続先の登録の有無で示された各通信エリア
での通話の許否に応じ、着信先が通話が禁止された通信
エリア内に位置する移動端末であるとき、またはハンド
オーバの実施時にそのハンドオーバした移動端末の移動
先が、通話が禁止された通信エリア内であるときには、
その着信先の移動端末またはハンドオーバした移動端末
との間の通信パスと発信元またはハンドオーバした移動
端末の通信相手との間の通信パスとは接続せずに、それ
ぞれ通信パス保留手段により保留する。そして、着信先
の移動端末またはハンドオーバした移動端末が、通話が
許可された通信エリア内に移動したことに応じて、前記
通信パス保留手段により保留しておいた当該移動端末と
の間の通信パスと、その移動端末への発信元またはハン
ドオーバした移動端末の通信相手との間の通信パスとを
接続する。従って、通話が禁止された通信エリア内に位
置する移動端末に対しては交換接続がなされず、通話は
制限されるが、交換接続の実施を保留しておいて、該当
移動端末が通話が許可された通信エリアに移動したこと
に応じて交換接続がなされて通話が可能とされることと
なり、エリア毎での通話制限を行なった上でも、ユーザ
に対するサービス提供は維持することができる通信制御
装置となる。
【0065】また請求項3に記載の発明によれば、通信
パス保留手段が通信パスを保留したときには、代理応答
手段より送出する所定のメッセージを通信パス保留手段
が通信パスを保留した着信先の移動端末またはハンドオ
ーバした移動端末および発信元またはハンドオーバした
移動端末の通信相手のそれぞれに与えるので、エリア毎
での通話制限を行なった上でも、ユーザに対するサービ
ス提供は維持することができ、しかも着信先の移動端末
またはハンドオーバした移動端末が通話可能な場所に移
動したのちに交換接続を行なうという特殊な処置を行な
っていることを移動端末のユーザおよび発呼者または通
話相手に通知することができる通信制御装置となる。
【0066】また請求項4に記載の発明によれば、通話
が許可されているとともに空きチャネルがある通信エリ
アを通話可能通信エリア検索手段により検索し、代理応
答手段により着信先の移動端末またはハンドオーバした
移動端末に対して送出されるメッセージを、上記検索さ
れた通信エリアへの移動を要求するものとしたので、エ
リア毎での通話制限を行なった上でも、ユーザに対する
サービス提供は維持することができ、しかも通話を行な
うために移動すべき通信エリアを着信先の移動端末また
はハンドオーバした移動端末のユーザが知ることがで
き、ユーザを惑わすことがない通信制御装置となる。
【0067】また請求項5に記載の発明によれば、通話
禁止除外端末情報記憶手段に記憶された通話禁止除外端
末情報にて、通話が禁止された通信エリア内での通話を
例外的に許可する移動端末として示された移動端末につ
いては、通信パスの保留は行なわずに、当該端末との間
の通信パスと発信元またはハンドオーバした移動端末の
通信相手との間の通信パスとの接続を行なうようにした
ので、エリア毎での通話制限を行なった上でも、ユーザ
に対するサービス提供は維持することができ、しかも通
話の制限の実施を移動端末毎に設定できる柔軟性を持っ
た通信制御装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る通信制御装置の構成
およびそれにより構築されたディジタルコードレス電話
システムの概略構成を示す図。
【図2】図1中のエリア構成情報記憶部16aに記憶さ
れたエリア構成情報の内容の一例を示す図。
【図3】図1中の通話禁止除外端末情報記憶部16bに
記憶された通話禁止除外端末情報の内容の一例を示す
図。
【図4】図1中の保留パス接続先情報記憶部16cに記
憶された保留パス接続先情報の内容の一例を示す図。
【図5】図1中のチャネル空き状況管理情報記憶部16
dに記憶されたチャネル空き状況管理情報の内容の一例
を示す図。
【図6】図1中の出力トーキ種別情報記憶部16eに記
憶された出力トーキ種別情報の内容の一例を示す図。
【図7】図1中の制御部15の制御手順を示すフローチ
ャート。
【符号の説明】
1…通信制御装置 11…ディジタル網インタフェース部(ディジタル網I
F部) 12(12-1〜12-3)…無線装置インタフェース部(無線
装置IF部) 13…タイムスイッチ 14…代理応答装置 15…制御部 15a…通話パス保留手段 15b…通話可能エリア検索手段 15c…通信パス接続手段 16…メモリ部 16a…エリア構成情報記憶部 16b…通話禁止除外端末情報記憶部 16c…保留パス接続先情報記憶部 16d…チャネル空き状況管理情報記憶部 16e…出力トーキ種別情報記憶部 17…データハイウェイ 2(2-1 〜2-n )…移動端末 3(3-1 ,3-2 ,3-3 )…無線装置 4…ディジタル網

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のサービスエリア内に分散配設さ
    れ、当該サービスエリア内においてそれぞれが担当する
    通信エリア内に位置する移動端末との間で無線通信を行
    なう複数の無線装置のそれぞれを制御して、前記移動端
    末による移動通信を可能とする通信制御装置において、 前記通信エリアのそれぞれについて、その通信エリア内
    に位置する移動端末による通話の許否を示す通話許否情
    報を記憶した通話許否情報記憶手段と、 着信先が前記通話許否情報記憶手段に記憶された前記通
    話許否情報が通話禁止を示す通信エリア内に位置する移
    動端末であるとき、またはハンドオーバの実施時にその
    ハンドオーバした移動端末の移動先が、前記通話許否情
    報記憶手段に記憶された前記通話許否情報が通話禁止を
    示す通信エリア内であるときには、その着信先の移動端
    末またはハンドオーバした移動端末との間の通信パスお
    よび発信元またはハンドオーバした移動端末の通信相手
    との間の通信パスをそれぞれ保留しておく通信パス保留
    手段と、 この通信パス保留手段に通信パスが保留されている着信
    先の移動端末またはハンドオーバした移動端末が、前記
    通話許否情報記憶手段に記憶された前記通話許否情報が
    通話許可を示す通信エリア内に移動したことに応じて、
    前記通信パス保留手段により保留しておいた当該移動端
    末との間の通信パスと、その移動端末への発信元または
    ハンドオーバした移動端末の通信相手との間の通信パス
    とを接続する通信パス接続手段とを具備したことを特徴
    とする通信制御装置。
  2. 【請求項2】 通話許否情報記憶手段は、通話を禁止す
    る通信エリアのそれぞれについて、通信パス保留手段が
    保留する通信パスの接続先を示した接続先情報を記憶し
    たものとし、 通信パス保留手段は、前記接続先情報記憶手段に記憶さ
    れた接続先情報に接続先が示されていたときには着信先
    の移動端末またはハンドオーバした移動端末が通話が禁
    止された通信エリアに位置しているものとして、その移
    動端末との間の通信パスおよび発信元またはハンドオー
    バした移動端末の通信相手との間の通信パスをそれぞれ
    保留するとともに、各通信パスを前記接続先情報記憶手
    段に記憶された接続先情報が示す接続先に接続するもの
    とし、 かつ通信パス接続手段は、前記接続先情報記憶手段に記
    憶された接続先情報に接続先が示されていないときに
    は、着信先の移動端末またはハンドオーバした移動端末
    が通話が許可された通信エリアに位置しているものとし
    て、前記通信パス保留手段に通信パスを保留させること
    なく、着信先の移動端末またはハンドオーバした移動端
    末との間の通信パスと発信元またはハンドオーバした移
    動端末の通信相手との間の通信パスとを接続するものと
    したことを特徴とする請求項1に記載の通信制御装置。
  3. 【請求項3】 通信パス保留手段が通信パスを保留した
    着信先の移動端末またはハンドオーバした移動端末およ
    び発信元またはハンドオーバした移動端末の通信相手の
    それぞれに所定のメッセージを送出する代理応答手段を
    備え、 かつ通信パス保留手段は、保留する通信パスを前記代理
    応答手段に接続するものとしたことを特徴とする請求項
    1または請求項2に記載の通信制御装置。
  4. 【請求項4】 着信先の移動端末が位置する通信エリア
    に対して所定の関係にあり、かつ通話許否情報記憶手段
    に記憶された前記通話許否情報が通話許可を示すととも
    に空きチャネルがある通信エリアを検索する通話可能通
    信エリア検索手段を備え、 かつ代理応答手段は、着信先の移動端末に対して前記通
    話可能通信エリア検索手段により検索された通信エリア
    への移動を要求する所定のメッセージを送出するものと
    したことを特徴とする請求項3に記載の通信制御装置。
  5. 【請求項5】 少なくとも通話許否情報記憶手段に記憶
    された前記通話許否情報が通話禁止を示す通信エリアの
    それぞれについて、その通信エリア内での通話を例外的
    に許可する移動端末を示した通話禁止除外端末情報を記
    憶した通話禁止除外端末情報記憶手段を備え、 かつ通信パス接続手段は、前記通話禁止除外端末情報記
    憶手段に記憶された通話禁止除外端末情報に着信先の移
    動端末またはハンドオーバした移動端末が示されている
    ときには、前記通信パス保留手段に通信パスを保留させ
    ることなく、着信先の移動端末またはハンドオーバした
    移動端末との間の通信パスと発信元またはハンドオーバ
    した移動端末の通信相手との間の通信パスとを接続する
    ものとしたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のい
    ずれかに記載の通信制御装置。
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