JPH10200645A - 通信装置 - Google Patents

通信装置

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JPH10200645A
JPH10200645A JP9002077A JP207797A JPH10200645A JP H10200645 A JPH10200645 A JP H10200645A JP 9002077 A JP9002077 A JP 9002077A JP 207797 A JP207797 A JP 207797A JP H10200645 A JPH10200645 A JP H10200645A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の通信装置では、収容する端末が稼働し
ていない(電源が入っていない)場合での着信や、既デ
ータ通信中の別相手からの着信を受け付けることができ
ない。 【解決手段】 通信装置1は、端末回線収容部2に収容
されている収容端末11が非稼働又は別相手との通信中
により着信不可状態のときに、発信側端末が特定呼発信
をした場合、特定呼判断部4が特定呼の着信を判断し、
それにより呼制御部7が収容端末11の状態にかかわら
ず、収容端末11に対する着信呼として受け付け、その
後に局線収容部3に収容されている発信側端末から送信
される送信データをデータ記憶部5に蓄積するようにし
たため、収容端末11側が非稼働状態においても着信可
能とでき、また収容端末11がデータ通信中であっても
その通信中の呼を切断することなく別相手とのデータ受
信ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は通信装置に係り、特
にサービス総合ディジタル網(ISDN)対応の通信装
置に関する。
【従来の技術】ISDN対応の通信装置は、ISDN網
と端末との間に接続され、収容するデータ端末とISD
N網を介して他のデータ端末との通信を行う。しかし、
収容する端末が稼働していない(電源が入っていない)
場合での着信や、既データ通信中の別相手からの着信を
受け付けることができない。そこで、従来、例えば、構
内交換機に収容された通信装置では、ISDN網から着
信があり、メッセージの蓄積が必要な場合、端末の使用
者は音声蓄積装置を呼び出し、音声蓄積装置にメッセー
ジを蓄積し、蓄積されたメッセージの有無と共に入力状
況を端末に表示し、蓄積したメッセージの蓄積内容を知
らせる装置が知られている(特開平5−22431号公
報:発明の名称「蓄積内容画面表示付きメッセージ蓄積
システム」)。
【発明が解決しようとする課題】しかるに、前者の従来
の通信装置では、通信が相互間で行われる必要があり、
片方が非稼働の状態ではデータ伝送ができないため、前
述したように、収容する端末が稼働していない(電源が
入っていない)場合での着信や、既データ通信中の別相
手からの着信を受け付けることができない。また、リア
ルタイム伝送を必要としないデータ伝送時においても、
通信相手先が非稼働及び別相手との通信中の場合には、
発信側からの予めの連絡により、着信側の収容端末を人
為的操作により稼働状態へ移行させることや、現在通信
中の接続呼を人為的操作によって途中で切断し、データ
受信準備を行う必要がある。その理由は、着信側の収容
端末が非稼働又は別相手との通信中の場合、特定呼着信
を判断し、自動的に通信状態にし、データ受信を行う手
段が無いためである。収容端末が別相手との通信中に、
新たな着信を行いたい場合には現在通信中の接続呼を一
旦切断するため、データ転送中での途中までの送受信を
無駄にしてしまう。一方、後者の従来の通信装置では、
メッセージ蓄積の際、人為的操作が必要であり、収容端
末非稼働の場合にも使用が不可能である。本発明は以上
の点に鑑みなされたもので、特定呼着信の場合、収容端
末が非稼働状態であっても着信を受け付け、データ記憶
部へのデータ受信によってデータ伝送を可能とした通信
装置を提供することを目的とする。また、本発明の他の
目的は、データ通信中の接続呼は独立で接続状態を保っ
たまま、新たな着信を受け付け、データ受信を行え、伝
送効率を向上し得る通信装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、収容端末の回線を収容する端末回線収容部
と、網の局線を収容する局線収容部と、収容端末が非稼
働又は通信中により新たな着信が受けられない状態に
て、着信を受け付けるための特定呼の着信を判断する特
定呼判断部と、収容端末の状態にかかわらず、特定呼判
断部により判断された収容端末に対する特定呼を着信呼
として受け付ける呼制御部と、装置全体を制御すると共
に、呼制御部により受け付けられた着信呼により、局線
収容部に収容された発信側端末との間で通信可能状態に
移行する装置制御部と、移行後の通信可能状態にて発信
側端末から送信される送信データを蓄積するデータ記憶
部と、データ記憶部のデータ蓄積量を監視し、データ蓄
積量が所定値以上に達したときに、発信側端末にデータ
送信の停止要求のためのフロー制御を行うフロー制御部
と、データ記憶部へのデータ受信を表示する表示部とを
有する構成としたものである。本発明では、収容端末が
非稼働又は別相手との通信中により着信不可状態のとき
に、発信側端末が特定呼発信をした場合、特定呼判断部
が特定呼の着信を判断し、それにより呼制御部が収容端
末の状態にかかわらず、収容端末に対する着信呼として
受け付け、その後に発信側端末から送信される送信デー
タをデータ記憶部に蓄積するようにしたため、収容端末
側が非稼働状態においても着信可能とでき、また収容端
末がデータ通信中であってもその通信中の呼を切断する
ことなく別相手とのデータ受信ができる。また、本発明
では、装置制御部が、収容端末からの読み出し要求によ
り、データ記憶部から蓄積データを読み出して端末回線
収容部へ送出する。この発明では、データ記憶部の蓄積
データを収容端末側からの要求により収容端末へ送出す
る。
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面と共に説明する。図1は本発明になる通信装置の
一実施の形態のブロック図を示す。この実施の形態の通
信装置1は、自動応答データ受信機能付きISDN対応
通信装置であって、1つのデータ端末の回線を収容する
データ端末回線収容部2と、1つのISDN局線を収容
する局線収容部3と、収容端末が非稼働又は通信中によ
り新たな着信が受けられない状態にて着信を受け付ける
ための特定呼の着信を判断する特定呼判断部4と、受信
データを記憶するデータ記憶部5と、データ記憶部5内
の空き容量により回線側及び端末側にフロー制御を行う
フロー制御部6と、ISDNプロトコルの呼制御を行う
呼制御部7と、データ通信の制御及び装置全体を制御す
る装置制御部8と、自動データ受信を表示する表示部9
とを有している。この実施の形態では、通信装置1のデ
ータ端末回線収容部2に収容している端末が非稼働又は
別相手との通信中により着信不可状態にあるときに、発
信側ISDN装置がサブアドレス中に特定キャラクタを
含んだ特定呼発信をした場合、通信装置1は特定呼判断
部4にて上記のサブアドレス中の特定キャラクタを認識
し、特定呼と判断する。特定呼受信と判断した通信装置
1は、データ端末回線収容部2に収容している端末状態
にかかわらず、着信呼を呼制御部7にて受け付け、装置
制御部8にて通信可能状態に移行する。通信装置1は通
信状態にて発信側ISDN装置から送信される送信デー
タを、データ記憶部5内に蓄積する。データ受信中はフ
ロー制御部6がデータ記憶部5の空き容量を監視してお
り、空き容量がある一定値を越えた場合、局線収容部3
を通し回線側にフローストップを行い、発信側ISDN
装置に対しデータ受信を停止させる。合わせて、データ
記憶部5のオーバーフローを通知する。通信装置1は、
データ受信終了後、自動応答データ受信の旨を表示部9
に表示し、データ端末回線収容部2に収容されている端
末からの操作により装置制御部8の制御によりデータ記
憶部5からデータ端末回線収容部2に対して受信データ
の送出を行う。図2は本発明の通信装置を有するISD
Nシステムの一例の接続図を示す。このISDNシステ
ムでは、データ通信の端末11、14、16は非同期の
テキストデータを扱うものとし、端末11とISDN通
信装置13、14間のフロー制御は、RS/CSフロ
ー、ISDN回線上のフロー制御はV.110勧告のX
ビットフロー、特定呼発信の際のサブアドレスに付加す
る特定キャラクタ列は”SPCA”(SPecial CAllの
略)、蓄積データの読み出しは収容端末から入力され
る”READ”によって行うものとする。図2のISD
Nシステムにおいて、本発明の通信装置10は図1に示
した通信装置1の構成とされており、そのISDN局線
収容部3にてISDN網12を収容している。通信装置
10のデータ端末回線収容部2はデータ端末11が収容
されている。次に、この実施の形態の動作について、図
3の特定呼着信のシーケンス図を併せ参照して説明す
る。まず、図3にステップ30で示すように、通信装置
10に収容されているデータ端末11と、ISDN網1
2及び通信対向のISDN通信装置13を通して、デー
タ端末14とがデータ通信中である状態から説明する。
この通信状態においてISDN通信装置15に収容され
ているデータ端末16が、データ端末11に対しサブア
ドレス中に”SPCA”のキャラクタを含んだ特定呼発
信を行った場合(図3のステップ31)、その特定呼は
ISDN通信装置15によりサブアドレスを有するSE
TUPコマンド(呼設定メッセージ)としてISDN網
12に転送され(図3のステップ32)、更にこれより
通信装置10にて着信される(図3のステップ33)。
通信装置10はこの着信により図1に示した特定呼判断
部4にて”SPCA”を認識すると(図3のステップ3
4)、ISDN網12を呼び出した後(図3のステップ
35)、応答する(図3のステップ37)。ISDN網
12は上記の呼出しによりALERTコマンド(呼出メ
ッセージ)を、特定呼発信を行ったデータ端末16を収
容しているISDN通信装置15に返送し(図3のステ
ップ36)、応答入力によりCONNECTコマンド
(応答メッセージ)をISDN通信装置15に通知する
(図3のステップ38)。CONNECTコマンドを受
信したISDN通信装置15は、通信装置10と通信状
態となり(図3のステップ39)、データ端末16はI
SDN通信装置15及びISDN網12を介して通信装
置10へデータ送信を行う(図3のステップ40)。通
信装置10は、装置制御部8の制御によりISDN局線
収容部3から受信するデータをデータ記憶部5内に蓄積
する(図3のステップ41)。データ受信中はフロー制
御部6によりデータ記憶部5のデータ蓄積量を監視し、
一定値以上のデータ蓄積が行われた場合、データ記憶部
5のオーバーフローと判断し(図3のステップ42)、
ISDN回線上のV.110勧告に従ったXビットフロ
ー制御をかける(図3のステップ43)。Xビットオフ
をISDN網12を介して受信したISDN通信装置1
5はデータ端末16に対してCS線をオフとし(図3の
ステップ44)、データ受信不可による、データ送信停
止を要求する。データ端末16はCS線オフにより通信
装置10のデータ記憶部5がオーバーフローしたことを
認識し、データ送信を停止し、切断処理をISDN通信
装置15に対して行う(図3のステップ45)。ISD
N通信装置15はこの切断処理を受けて、DISCコマ
ンド(切断メッセージ)をISDN網12へ送信する
(図3のステップ46)。ISDN網12は通信装置1
0にDISCコマンドを転送する(図3のステップ4
7)一方、ISDN通信装置15にRELEASEコマ
ンド(解放メッセージ)を転送する(図3のステップ4
8)。通信装置10はDISCコマンドを受信すると、
ISDN網12にRELEASEコマンドを返送する
(図3のステップ49)。ISDN通信装置15はRE
LEASEコマンドを受信すると、ISDN網12を介
して通信装置10へREL COMPコマンド(解放完
了メッセージ)を返送し(図3のステップ50、5
1)、一連の切断処理が終了する。切断後、通信装置1
0は表示部9にデータ受信の旨を表示する(図3のステ
ップ52)。データ端末11のデータ端末14の通信が
終了した時点にて、通信装置10の表示部9に既データ
受信が示されていることにより、データ端末11から通
信装置10に対し”READ”と入力することにより、
通信装置10はデータ端末回線収容部2から装置制御部
8にて蓄積データ送出指示を認識し、データ記憶部5か
らデータ端末回線収容部2を介してデータ端末11へ蓄
積データを送出する。このように、この実施の形態によ
れば、データ端末11とデータ端末14とがデータ通信
中であっても、既データ通信中の呼を切断することな
く、データ端末16が、データ端末11に対しサブアド
レス中に”SPCA”のキャラクタを含んだ特定呼発信
を行うことにより、データ端末11を収容する通信装置
10のデータ記憶部5にオーバーフローするまでデータ
端末16がデータ送信することができるため、従来のよ
うな通信中の呼を切断してから着信を受けるような手段
が不必要になり、既通信中のデータをそのまま無駄にす
ることがない。なお、以上の説明では、データ通信中に
他のデータ端末からの特定呼発信があったときについて
であるが、本発明はこれに限定されるものではなく、例
えば着信側のデータ端末11が稼働状態に関係なく、通
信装置10が上記の特定呼の着信により、発呼側のデー
タ端末の送信データをそのデータ記憶部5に記憶できる
ため、着信側のデータ端末11が非稼働状態であっても
着信可能となり、データ端末11の電源を落とした状態
の通信費の安価な夜間等でもデータを受信できる。
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
収容端末側の非稼働状態においても着信可能であるた
め、特定呼の着信の際、着信側の収容端末の状態にかか
わらず、ISDN伝送チャネルに空きがあればビジー中
をなくすことができ、また収容端末側の状態に関係なく
通信費が安価な夜間の送受信や必要時にのみ収容端末の
電源を入れるようにできるので、通信費や端末電力消費
を従来に比べて抑えることができる。また、本発明によ
れば、既データ通信中の呼を切断することなく別相手と
のデータ受信が行えるため、従来のような通信中の呼を
切断してから、着信を受けるような手段が不必要にな
り、既通信中のデータを無駄にすることを防止でき、よ
ってデータ転送の効率化を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の構成図である。
【図2】本発明の通信装置を有するISDNシステムの
一例の接続図である。
【図3】本発明装置の特定呼着信時の動作説明用シーケ
ンス図である。
【符号の説明】
1、10 自動応答データ受信機能付きISDN対応の
通信装置 2 データ端末回線収容部 3 ISDN局線収容部 4 特定呼判断部 5 データ記憶部 6 フロー制御部 7 ISDN呼制御部 8 装置制御部 9 表示部 11、14、15 データ端末 12 ISDN網

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収容端末の回線を収容する端末回線収容
    部と、 網の局線を収容する局線収容部と、 前記収容端末が非稼働又は通信中により新たな着信が受
    けられない状態にて、着信を受け付けるための特定呼の
    着信を判断する特定呼判断部と、 前記収容端末の状態にかかわらず、前記特定呼判断部に
    より判断された前記収容端末に対する特定呼を着信呼と
    して受け付ける呼制御部と、 装置全体を制御すると共に、前記呼制御部により受け付
    けられた着信呼により、前記局線収容部に収容された発
    信側端末との間で通信可能状態に移行する装置制御部
    と、 移行後の前記通信可能状態にて前記発信側端末から送信
    される送信データを蓄積するデータ記憶部と、 前記データ記憶部のデータ蓄積量を監視し、データ蓄積
    量が所定値以上に達したときに、前記発信側端末にデー
    タ送信の停止要求のためのフロー制御を行うフロー制御
    部と、 前記データ記憶部へのデータ受信を表示する表示部とを
    有することを特徴とする通信装置。
  2. 【請求項2】 前記装置制御部は、前記収容端末からの
    読み出し要求により、前記データ記憶部から蓄積データ
    を読み出して前記端末回線収容部へ送出することを特徴
    とする請求項1記載の通信装置。
  3. 【請求項3】 前記局線収容部はISDN網を収容して
    おり、前記呼制御部はISDNプロトコルの呼制御を行
    い、前記特定呼はサブアドレス中に特定キャラクタを含
    んでいることを特徴とする請求項1又は2項記載の通信
    装置。
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Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6271956U (ja) * 1985-10-23 1987-05-08
JPH03263952A (ja) * 1990-03-14 1991-11-25 Hitachi Ltd ターミナルアダプタ
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JPH04247747A (ja) * 1991-02-01 1992-09-03 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> ターミナルアダプタ
JPH04262651A (ja) * 1991-02-18 1992-09-18 Nec Eng Ltd リモートメンテナンス方式

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