JPH11103349A - Isdn電話交換システムにおける回線保留方法およびisdn電話サービスシステム - Google Patents

Isdn電話交換システムにおける回線保留方法およびisdn電話サービスシステム

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JPH11103349A
JPH11103349A JP9260539A JP26053997A JPH11103349A JP H11103349 A JPH11103349 A JP H11103349A JP 9260539 A JP9260539 A JP 9260539A JP 26053997 A JP26053997 A JP 26053997A JP H11103349 A JPH11103349 A JP H11103349A
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isdn
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call
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JP9260539A
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Satoru Kawabata
哲 川畑
Hidenobu Inoue
英延 井上
Kuniko Taguchi
邦子 田口
Ichiro Matsuura
一朗 松浦
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発信側のISDN端末装置による切断要求か
らの経過時間にかかわらず、呼び返しサービスを確実に
提供可能な回線保留方法提供する 【解決手段】 ISDNレイヤ3回線交換を利用したI
SDN電話交換システムにおいて、ISDN端末装置が
発信側である通話について、通話路に関する情報および
通話路を介して授受される情報に基づいて、交換機によ
り、着信側からの呼び返しに備えて回線を保留する必要
があるか否かを判定し、保留する場合は、ISDN端末
装置に対して、呼び返しに備えた回線保留を行う旨を示
す保留指示を通知し、ISDN端末装置は、保留指示を
受け取った場合に、オンフック操作に応じて、自装置の
呼状態を保留中とするとともに、オンフック操作が行わ
れた旨の制御情報を含んだメッセージを交換機に通知
し、交換機は、制御情報を含んだメッセージの受信に応
じて、該当する通話路の呼状態を保留中とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、総合ディジタル通
信網(ISDN)において、発信端末側の操作によって
通話が終了した後に、着信端末側から発信端末を呼び返
すサービス(以下、呼び返しサービスと称する)を実現
するための回線保留方法およびこの回線保留方法を用い
たISDN電話サービスシステムに関するものである。
近年、ISDN電話交換網の広域化に伴い、公衆網にお
いても、INSネット網やCATV電話網および移動体
電話網などISDNレイヤ3回線交換を利用した網が急
増している。このように、ISDN電話交換網を介する
サービスが一般化してきたことに伴って、ISDN電話
交換網による回線交換サービスの信頼性がますます重要
視されている。特に、呼び返しサービスは、警察や消防
への緊急電話接続にも利用されているため、着信端末側
から発信端末を確実に呼び返すための技術が必要とされ
ている。
【0002】
【従来の技術】図22に、ISDN電話交換システムの
構成例を示す。また、図23に、従来の呼び返しサービ
スのシーケンスを示す。図22において、交換機400
の制御装置401は、呼制御処理を行う呼制御処理部4
02にサービス判定部403と通話路情報保持部404
と要求受付部405とを備えて構成されている。
【0003】このサービス判定部403は、呼制御処理
部402からISDN端末装置410からの呼設定メッ
セージに含まれるダイアル数字を受け取り、このダイア
ル数字に基づいて呼び返しサービスの要否を判定し、通
話路情報保持部404は、この判定結果に応じて、該当
する通話路に関する通話路情報を保持する構成となって
いる。
【0004】また、要求受付部405は、着信端末側か
らの呼び返し要求を受け付けたときに、上述した通話路
情報保持部404に保持された通話路情報を指定して、
呼制御処理部402に該当するISDN端末装置410
の呼び出しを指示すればよい。例えば、サービス判定部
403に警察や消防署などの緊急電話番号をサービス対
象のダイアル数字として登録しておけば、警察への通報
電話の場合は、このサービス判定部403による判定結
果に応じて、該当する通話路情報が通話路情報保持部4
04に保持される。
【0005】この場合は、発信側の利用者によるオンフ
ック操作に応じて、端末装置401の端末制御装置によ
って切断メッセージ(DISC)が送出され、これに応じ
て、交換機400は通常の切断処理を行って回線を解放
する。しかしながら、上述したように、通話路情報が保
持されているので、後に、警察の緊急指令台420から
の呼び返し要求に応じて、要求受付部405からの指示
に応じて、呼制御処理部402が上述した通話路情報に
基づいて再度回線を捕捉し、発信側のISDN端末装置
410を呼び返すことができる。
【0006】しかし、このように、発信端末との間の回
線を解放してしまうと、呼び返し要求に応じて、改めて
呼設定処理を行う必要があり、回線の捕捉に失敗してし
まう可能性があった。これに対して、発信端末との間の
回線を保留状態として呼び返しに備える方法として、特
開平2−42856号「ISDN方式」が提案されてい
る。
【0007】図24に、特開平2−42856号の技法
による呼び返しサービスのシーケンスを示す。この技法
は、上述した手順と同様にして、呼び返しサービスの対
象となる通話であると判定した場合は、発信端末からの
切断メッセージを受信したときに、交換機が解放メッセ
ージ(REL)を保留し、発信端末を解放待ち状態とするこ
とにより、発信端末と交換機との間の回線を保留するも
のである。
【0008】このようにして、発信端末を解放待ち状態
にしておけば、警察の緊急指令台などの着信端末から呼
び返しが指示された際に、交換機が再呼び出しメッセー
ジ(REALERT)を発信端末に送出することにより、即座に
発信端末を呼び出し中状態とすることができる。なお、
上述したようにして回線を保留している間は、交換機は
着信端末に対して話中音トランク(BT)を接続しておけ
ばよい。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した特
開平2−42856号の技法は、交換機内部の処理によ
って回線の保留を実現しているため、発信側のISDN
端末装置410および端末制御装置411では、交換機
が意図的に解放メッセージを保留している場合と、解放
メッセージが紛失などの障害で未到達となっている場合
とを区別することができない。
【0010】このため、交換機が呼び返しに備えて解放
メッセージを保留しているか否かにかかわらず、発信側
のISDN端末装置は、通常の解放待ちの手順に従って
動作しているために、図25に示すように、電気通信標
準化部門(ITU-T)による勧告で規定されている間隔で
解放メッセージを送信し、その後、所定の期間以内に交
換機からの応答がない場合は、空き状態に移行してしま
う。
【0011】したがって、発信側のISDN端末装置が
切断メッセージを送出してから上述した規定の時間が経
過した後では、既に発信側のISDN端末装置が空き状
態に移行してしまっているために、着信端末から呼び返
し要求に応じて発信側のISDN端末装置を呼び出すこ
とができなくなってしまう。このように、従来の技術で
は、呼び返しサービスを確実に提供することができなか
った。
【0012】本発明は、発信側のISDN端末装置によ
る切断要求からの経過時間にかかわらず、呼び返しサー
ビスを確実に提供可能な回線保留方法およびこの回線保
留方法を用いたISDN電話交換システムを提供するこ
とを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の回線保
留方法の原理を示す図である。
【0014】請求項1の発明は、ISDNレイヤ3回線
交換を利用したISDN電話交換システムにおいて、I
SDN端末装置が発信側である通話について、通話路に
関する情報および通話路を介して授受される情報に基づ
いて、交換機により、着信側からの呼び返しに備えて回
線を保留する必要があるか否かを判定し、保留する場合
は、ISDN端末装置に対して、呼び返しに備えた回線
保留を行う旨を示す保留指示を通知し、ISDN端末装
置は、保留指示を受け取った場合に、オンフック操作に
応じて、自装置の呼状態を保留中とするとともに、オン
フック操作が行われた旨の制御情報を含んだメッセージ
を交換機に通知し、交換機は、制御情報を含んだメッセ
ージの受信に応じて、該当する通話路の呼状態を保留中
とすることを特徴とする。
【0015】請求項1の発明は、交換機が、着信側から
の呼び返しに備えて回線を保留する必要があると判定し
た場合に、呼び返しに備えた回線保留を行う旨を発信側
のISDN端末装置に指示することにより、ISDN端
末装置に呼び返しに備えた回線保留を意識させることが
できる。また、オンフック操作に応じて、ISDN端末
装置が、自身の呼状態を変更するとともに、オンフック
操作が発生した旨を示すメッセージにより、呼状態の遷
移要因を交換機に通知するすることにより、ISDN端
末装置と交換機とで同期して呼状態の変更を行うことが
できる。
【0016】図2は、請求項2から請求項7のISDN
電話サービスシステムの原理ブロック図である。請求項
2の発明は、ISDNレイヤ3回線交換処理を行う呼制
御処理手段100を有する交換機101を備え、ISD
Nレイヤ3回線交換手順に従って動作する端末制御手段
110を備えたISDN端末装置111と一般の端末装
置120との間の通話路について、ISDN端末装置1
11による操作と独立な保留制御を行う保留サービスを
提供するISDN電話サービスシステムにおいて、交換
機101は、通話路に関する情報および通話路を介して
授受される情報に基づいて、通話路を保留する条件を満
たしているか否かを判定する条件判定手段102と、条
件判定手段102による判定結果に応じて動作を開始
し、保留サービスに関する指示を含むメッセージを作成
して、呼制御処理手段100を介してISDN端末装置
111に通知する指示通知手段103と、ISDN端末
装置111から受信したメッセージから、保留サービス
ににおける呼状態の遷移要因を示す要因通知を検出する
通知受付手段104と、要因通知で示される遷移要因に
応じて、該当する通話路の呼状態を変更し、呼制御処理
手段100の処理に供する第1呼状態変更手段105と
を備えた構成であり、ISDN端末装置111は、交換
機101から受信したメッセージから保留サービスに関
する指示を検出し、端末制御処理手段110の処理に供
する指示受付手段112と、保留サービスに関する指示
の検出に応じて動作を開始し、端末制御手段110から
所定の操作が実行された旨の通知を保留サービスにおけ
る呼状態の遷移要因として検出し、この遷移要因を示す
要因通知を含むメッセージを作成して、端末制御手段1
10を介して交換機101に通知する要因通知手段11
3と、要因通知手段113によって検出された遷移要因
に応じて、自装置の呼状態を変更し、端末制御手段11
0の処理に供する第2呼状態変更手段114とを備えた
ことを特徴とする。
【0017】請求項2の発明は、条件判定手段102に
よって保留サービスを適用するとされた場合に、指示通
知手段103と指示受付手段112および要因通知手段
113と通知受付手段104との間で所定のメッセージ
を授受し、これらのメッセージに含まれる保留サービス
に関する情報に応じて、第1呼状態変更手段105およ
び第2呼状態変更手段114がそれぞれ交換機101お
よびISDN端末装置111の呼状態を変更することに
より、請求項1で述べた回線保留方法を用いて、ISD
N端末装置111と交換機101とで同期して呼状態の
変更を行うISDN電話サービスシステムを実現するこ
とができる。
【0018】これにより、ITU-Tによる勧告で規定され
た解放待ち時間にかかわらず、所望の期間に渡って、I
SDN端末装置111と交換機101との間の回線を保
留することが可能である。請求項3の発明は、請求項2
に記載のISDN電話サービスシステムにおいて、指示
通知手段103は、保留サービスを開始する旨の指示を
フィーチャーインディケーション情報要素を用いて示
し、着信側の端末装置120から応答があったことを示
す応答メッセージに挿入して、ISDN端末装置111
に通知する構成であることを特徴とする。
【0019】請求項3の発明は、応答メッセージを利用
して、保留サービスを開始する旨の指示をISDN端末
装置111に通知するので、着信側の端末装置120の
応答に応じて、即座に、保留サービスを開始することが
できる。請求項4の発明は、請求項2に記載のISDN
電話サービスシステムにおいて、要因通知手段113
は、オンフック操作が実行された旨の要因通知をキーパ
ッドファシリティ情報要素を用いて示し、これを含む付
加情報メッセージを作成して、交換機101に通知する
構成であることを特徴とする。
【0020】請求項4の発明は、付加情報メッセージを
利用して要因通知を行うので、要因通知として送出する
IA5キャラクタの組み合わせを比較的自由に決めるこ
とができる。請求項5の発明は、請求項2に記載のIS
DN電話サービスシステムにおいて、交換機101は、
端末装置120から受信した情報からISDN端末装置
111に対する動作要求を検出し、動作要求を指示通知
手段103のメッセージ作成処理に供するとともに、動
作要求の検出を遷移要因として第1呼状態変更手段10
5に通知する要求受付手段106を備え、指示通知手段
103は、動作要求の通知に応じて、動作要求で指定さ
れた動作を行う旨の指示を含むメッセージを作成して、
呼制御処理手段100を介してISDN端末装置111
に通知する構成であり、ISDN端末装置111の指示
受付手段112は、動作要求で指定された動作を行う旨
の指示の検出に応じて、端末制御手段110に該当する
動作を指示する構成であることを特徴とする。
【0021】請求項5の発明は、端末装置120からの
動作要求に応じて、要求受付手段106が、指示通知手
段103を介して指示受付手段112にこの動作要求を
通知し、これに応じて、指示受付手段112が、ISD
N端末装置111の端末制御手段110に対応する動作
を指示することができる。これにより、請求項1の方法
を用いて回線を保留した後に、着信側の端末装置120
からの呼び返し要求に応じて、ISDN端末装置111
に呼出動作の実行を指示することが可能となり、呼び返
しサービスを実現することができる。
【0022】請求項6の発明は、請求項5に記載のIS
DN電話サービスシステムにおいて、指示通知手段10
3は、発信側のISDN端末装置111を呼び返す旨の
動作要求を要求受付手段106を介して受け取り、これ
に応じて、呼び出し動作を行う旨の指示を示すシグナル
情報要素を含む付加情報メッセージを作成して、ISD
N端末装置111に通知する構成であることを特徴とす
る。
【0023】請求項6の発明は、付加情報メッセージを
利用して要因通知を行うので、要因通知として送出する
シグナル値を比較的自由に決めることができる。請求項
7の発明は、請求項5に記載のISDN電話サービスシ
ステムにおいて、要求受付手段106は、着信側の端末
装置120におけるオンフック操作の発生を回線を切断
する旨の動作要求として検出する構成であり、指示通知
手段103は、回線を切断する旨の動作要求の通知に応
じて、切断メッセージを作成して、ISDN端末装置1
11に通知する構成であることを特徴とする。
【0024】請求項7の発明は、着信側の端末装置12
0におけるオンフック操作に応じて、要求受付手段10
6および指示通知手段103が動作することにより、保
留サービスを適用した回線を通常の手順で回線を切断す
ることができる。
【0025】請求項8の発明は、請求項2に記載のIS
DN電話サービスシステムにおいて、交換機101は、
保留サービスに関する指示を含むメッセージの送出回数
を保留サービスに関するサービス制御情報として格納す
る第1制御情報格納手段132と、サービス制御情報に
基づいて、指示通知手段103によるメッセージ送出動
作を制御する送出制御手段131と備えた構成であるこ
とを特徴とする。
【0026】請求項8の発明は、第1制御情報格納手段
132に保持された制御情報に従って、送出制御手段1
31が指示通知手段103の動作を制御することによ
り、例えば、保留サービスに関する指示を示すメッセー
ジを所定の回数だけ繰り返して送出することができ、メ
ッセージの紛失に備えて、ISDN電話サービスシステ
ムの信頼性を向上することが可能となる。
【0027】請求項9の発明は、請求項2に記載のIS
DN電話サービスシステムにおいて、交換機101は、
指示通知手段103および通知受付手段104の動作に
応じて、保留サービスに関する指示あるいは通知を含む
メッセージの送受信間隔を測定する間隔測定手段133
と、送受信間隔についての閾値を保留サービスに関する
サービス制御情報として格納する第2制御情報格納手段
134と、送受信間隔と閾値との比較結果に応じて、指
示通知手段103に、回線を切断する旨の動作要求を通
知する切断制御手段135とを備えた構成であることを
特徴とする。
【0028】請求項9の発明は、間隔測定手段133に
よる測定値と第2制御情報格納手段134に保持された
閾値とに応じて、切断制御手段135が動作することに
より、長時間に渡って保留サービスに関するメッセージ
が授受されない場合に、保留しておいた回線を切断する
ことができる。これにより、無制限に回線が保留状態と
なることを防ぐことができ、ISDN電話サービスシス
テムの信頼性を向上することが可能となる。
【0029】請求項10の発明は、請求項8または請求
項9に記載のISDN電話サービスシステムにおいて、
交換機101は、保守コンソールから受け取った情報に
基づいて、第1制御情報格納手段132あるいは第2制
御情報格納手段134に保留サービスに関するサービス
制御情報を入力する制御情報入力手段136を備えた構
成であることを特徴とする。
【0030】請求項10の発明は、制御情報入力手段1
36を介して、第1制御情報格納手段132あるいは第
2制御情報格納手段134に所望の制御情報を入力する
ことが可能である。請求項11の発明は、請求項2に記
載のISDN電話サービスシステムにおいて、条件判定
手段102は、呼設定メッセージに含まれるダイアル数
字に基づいて、着信先の端末装置120が保留サービス
の対象であるか否かを判定する番号判定手段141と、
交換機101が所管する網全体について、保留サービス
を適用するか否かを示す管理フラグをサービス管理情報
として格納する管理フラグ格納手段142と、端末装置
120が保留サービスの対象である旨の判定結果に応じ
て、管理フラグを参照して、保留サービスの適用の有無
を決定し、判定結果として出力する第1決定手段143
とを備えた構成であることを特徴とする。
【0031】請求項11の発明は、番号判定手段141
による判定結果と管理フラグ格納手段142に保持され
た管理フラグとに応じて、第1決定手段143が保留サ
ービスの適用の有無を決定するので、上述した管理フラ
グを制御することにより、交換機ごとに、保留サービス
の適用の有無を選択することが可能である。請求項12
の発明は、請求項2に記載のISDN電話サービスシス
テムにおいて、条件判定手段102は、呼設定メッセー
ジに含まれるダイアル数字に基づいて、着信先の端末装
置120が保留サービスの対象であるか否かを判定する
番号判定手段141と、交換機101に接続された全て
の端末装置に対応して、それぞれ保留サービスを適用す
るか否かを示す管理表をサービス管理情報として格納す
る管理表格納手段144と、端末装置120が保留サー
ビスの対象である旨の判定結果に応じて、発信側のIS
DN端末装置111について管理表を参照し、保留サー
ビスの適用の有無を決定して、判定結果として出力する
第2決定手段145とを備えた構成であることを特徴と
する。
【0032】請求項12の発明は、番号判定手段141
による判定結果と管理表格納手段144に保持された管
理表のISDN端末装置111に対応する内容とに応じ
て、第2決定手段145が保留サービスの適用の有無を
決定するので、上述した管理表において、ISDN端末
装置それぞれに対応する設定を制御することにより、端
末装置ごとに、保留サービスの適用の有無を選択するこ
とが可能である。
【0033】請求項13の発明は、請求項11または請
求項12に記載のISDN電話サービスシステムにおい
て、交換機101は、保守コンソールから受け取った情
報に基づいて、管理フラグ格納手段142あるいは管理
表格納手段144にサービス管理情報を入力する管理情
報入力手段146を備えた構成であることを特徴とす
る。
【0034】請求項13の発明は、管理情報入力手段1
46を介して、管理フラグ格納手段142あるいは管理
表格納手段144に所望の制御情報を入力することが可
能である。請求項14の発明は、請求項2に記載のIS
DN電話サービスシステムにおいて、交換機101は、
ISDN中継線を介して他の交換機との間でメッセージ
の中継を行うとともに、中継したメッセージに含まれる
保留サービスに関するメッセージから保留サービスにお
ける呼状態の遷移要因を検出し、第1呼状態変更手段1
05の処理に供する中継手段107を備えたことを特徴
とする。
【0035】請求項14の発明は、ISDN中継線を介
して授受される保留サービスに関するメッセージに応じ
て、中継手段107が保留サービスにおける呼状態の遷
移要因を検出し、これに応じて、第1呼状態変更手段1
05が動作することにより、局間に渡って回線保留サー
ビスを提供することが可能となる。請求項15の発明
は、請求項5に記載のISDN電話サービスシステムに
おいて、着信側の端末装置120は、回線を介して受信
した情報から、音声提供サービスの実行予約時刻を含む
予約情報を検出し、予約時刻に到達したときに、その旨
を示す時刻通知を出力する予約管理手段121と、時刻
通知に応じて、呼び返し要求を送出する要求送出手段1
22と、時刻通知に応じて、回線を介して所定の音声を
送出する音声提供手段123とを備えた構成であり、I
SDN端末装置111は、利用者による予約時刻の指定
に応じて、予約時刻を示す予約情報を交換機101を介
して端末装置120に送出する予約情報送出手段115
を備えた構成であり、交換機101の条件判定手段10
2は、ISDN端末装置111からの呼設定メッセージ
で端末装置120が着信先として指定されている場合
に、保留サービスを適用する条件を満たしていると判定
する構成であることを特徴とする。
【0036】請求項15の発明は、予約情報送出手段1
15が送出した予約情報に基づいて、予約管理手段12
1が動作し、要求送出手段122と音声提供手段123
とを制御することにより、保留サービスを利用して、指
定した時刻に音声メッセージを提供するサービス(例え
ば、モーニングコールサービス)を実現することができ
る。
【0037】請求項16の発明は、請求項5に記載のI
SDN電話サービスシステムにおいて、交換機101
は、ISDN端末装置111から受け取ったメッセージ
からキャンプオンサービス要求を示す制御情報を含むメ
ッセージを検出するキャンプオン要求検出手段147
と、キャンプオンサービス要求で指定された着信側の端
末装置120の空き状態を検出する空き検出手段148
とを備えた構成であり、条件判定手段102は、着信側
の端末装置120が話中である場合に、保留サービスを
適用する条件が満たされたと判定する構成であり、要求
受付手段106は、空き検出手段148から端末装置1
20が空き状態である旨の通知を受けて、呼び返し動作
を要求する旨の動作要求として受け付け、指示通知手段
103および第1呼状態変更手段105の処理に供する
構成であることを特徴とする。
【0038】請求項16の発明は、着信側が話中のとき
に保留サービスを適用し、キャンプオン要求検出手段1
47による検出結果に応じて空き検出手段148が動作
し、また、この空き検出手段148による検出結果に応
じて、要求受付手段106が動作することにより、IS
DN端末装置111からのキャンプオン要求に応じて保
留サービスを開始し、回線を保留したまま着信側の通話
の終了を待ち合わせることができる。
【0039】請求項17の発明は、請求項5に記載のI
SDN電話サービスシステムにおいて、端末装置120
は、相手側の操作による保留を解除する旨の解除要求を
送出する解除要求送出手段124を備えた構成であり、
交換機101の条件判定手段102は、ISDN端末装
置111からの保留サービス要求を示す制御情報を含む
メッセージの検出に応じて、保留サービスの適用を決定
する構成であり、要求受付手段106は、端末装置12
0からの保留解除要求を呼び返し動作を要求する旨の動
作要求として受け付け、指示通知手段103および第1
呼状態変更手段105の処理に供する構成であることを
特徴とする。
【0040】請求項17の発明は、条件判定手段102
における保留サービスの適用条件をISDN端末装置か
らの保留要求を示すメッセージとしたことにより、IS
DN端末装置111と不特定の端末装置との間で保留サ
ービスを適用することが可能となる。また、解除要求送
出手段124からの保留解除要求に応じて、要求受付手
段106、指示通知手段103および第1呼状態変更手
段105が動作することにより、相手側の操作による保
留状態を解除することができる。
【0041】請求項18の発明は、請求項5に記載のI
SDN電話サービスシステムにおいて、端末装置120
は、緊急電話を制御する緊急指令台に備えられた再呼び
ボタンの押下に応じて、再呼出要求を送出する再呼出要
求手段125を備えた構成であり、交換機101の条件
判定手段102は、ISDN端末装置111からの呼設
定メッセージからの緊急電話に対応するダイアル数字の
検出に応じて、保留サービスの適用を決定する構成であ
り、要求受付手段106は、再呼出要求を呼び返し動作
を要求する旨の動作要求として受け付け、指示通知手段
103および第1呼状態変更手段105の処理に供する
構成であることを特徴とする。
【0042】請求項18の発明は、条件判定手段102
の動作により、緊急電話のダイアル数字の検出に応じて
保留サービスを適用するので、緊急電話の発信元のIS
DN端末装置111に対応する回線を呼び返しに備えて
保留することができる。また、再呼出要求手段125に
よる再呼出要求に応じて、要求受付手段106、指示通
知手段103および第1呼状態変更手段105が動作す
ることにより、ISDN端末装置111を確実に呼び返
すことが可能である。
【0043】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
実施形態について詳細に説明する。図6に、請求項5の
ISDN電話サービスシステムの実施形態を示す。図6
に示した交換機側の制御装置210において、メッセー
ジ抽出部211は、請求項2で述べた呼制御処理手段1
00に相当する呼制御処理部212を介して発信側の端
末装置および着信側の端末装置との間で授受されるメッ
セージの中から特定の種別のメッセージを抽出し、サー
ビス判定部213およびサービス制御部214の処理に
供する構成となっている。
【0044】このサービス制御部214は、受け取った
メッセージから回線保留サービスおよび呼び返しサービ
ス(以下、特定サービスと称する)に関する制御情報を
抽出し、この制御情報に基づいて、必要な指示を作成し
て呼制御処理部212およびメッセージ編集部215の
処理に供するとともに、上述した制御情報を呼状態管理
部216に通知し、呼状態テーブル217の書き換え処
理に供する構成となっている。
【0045】ここで、呼状態テーブル217は、端末番
号ごとに呼状態と特定サービスを適用するか否かを示す
サービス適用フラグとを格納する状態格納テーブルと、
呼状態とサービス適用フラグと特定サービスに関する制
御情報との組み合わせに対応して、遷移先の呼状態を格
納する遷移テーブルとから形成されている。
【0046】また、上述したサービス判定部213は、
請求項2で述べた条件判定手段102に相当するもので
あり、メッセージ抽出部211から受け取った呼設定メ
ッセージに基づいて、発信元の端末および着信先の端末
の双方が回線保留サービスの対象であるか否かを判定す
る構成となっている。例えば、サービス判定部213
は、呼設定メッセージに含まれている発信元端末に関す
る情報を参照して、発信元がISDN端末装置であるか
否かを判定し、発信元がISDN端末装置である場合
に、この呼設定メッセージに含まれるダイアル数字と登
録番号テーブル218に登録されたサービス対象端末を
示すダイアル数字とを照合して、サービス対象の通話で
あるか否かを判定すればよい。
【0047】また、呼状態管理部216は、特定サービ
ス対象の通話である旨の判定結果に応じて、呼状態テー
ブル217の該当する端末装置に対応するサービス適用
フラグをセットすればよい。このサービス適用フラグに
応じて、メッセージ抽出部211は、呼設定メッセージ
に加えて、応答メッセージおよび付加情報メッセージを
特定サービスに関する特定の種別のメッセージとして、
抽出し、サービス制御部214の処理に供すればよい。
【0048】一方、ISDN端末装置410側の端末制
御装置220において、メッセージ抽出部221は、請
求項2で述べた端末制御処理手段110に相当する端末
制御処理部222を介して特定の種別(後述する)のメ
ッセージを抽出し、サービス制御部223の処理に供す
る構成となっている。このサービス制御部223は、受
け取ったメッセージから特定サービスに関する制御情報
を抽出し、この制御情報に基づいて、必要な指示を作成
して直接に端末制御処理部222の処理に供するととも
に、この制御情報を呼状態管理部224に通知して、呼
状態テーブル225の書き換え処理に供する構成となっ
ている。
【0049】ここで、呼状態テーブル225は、自装置
の呼状態とサービス適用フラグとを格納する状態格納部
と、呼状態とサービス適用フラグと特定サービスに関す
る制御情報との組み合わせに対応して、遷移先の呼状態
を格納する遷移テーブルとから形成されている。また、
メッセージ編集部226は、サービス制御部223から
の指示に応じて、後述する特定の種別のメッセージを作
成し、端末制御処理部222を介して送出する構成とな
っており、端末制御処理部222に設けられたイベント
検出部227は、ISDN端末装置410において特定
の操作(後述する)が行われたときに、その旨をサービ
ス制御部223に通知する構成となっている。
【0050】また、図6において、警察署などに備えら
れた緊急指令台230には、緊急電話231が接続され
ており、操作者がこの緊急指令台230に設けられた再
呼び出しボタン232を押下したときに、要求送出部2
33が、発信側端末の呼び出しを要求する旨の呼び返し
要求を交換機400に送出する構成となっている。この
呼び返し要求は、交換機400側の呼制御処理部212
に設けられたイベント検出部219によって検出され、
サービス制御部214の処理に供される。
【0051】次に、図6に示したISDN電話サービス
システムによる回線保留動作および呼び返し動作を手順
を追って説明する。図7に、請求項5のISDN電話サ
ービスシステムによる呼び返しサービスのシーケンスを
示す。ISDN端末装置410が、警察の緊急電話を着
信先として指定した呼設定メッセージを送出すると、交
換機400の呼制御処理部212により、通常の呼設定
処理が行われるとともに、この呼設定メッセージがメッ
セージ抽出部211を介してサービス判定部213に渡
され、発信元および着信先が特定サービスの対象である
か否かが判定される。
【0052】ここで、図6に示した登録番号テーブル2
18に警察の緊急電話を示すダイアル数字(例えば、
「110」)が登録されていれば、サービス判定部21
3は、請求項18で述べた条件判定手段102として動
作し、この通話を特定サービスの対象であると判定し、
その旨が呼状態管理部216に通知される。
【0053】これに応じて、呼状態管理部216によ
り、呼状態テーブル217の状態格納テーブルに、該当
する端末装置に対応してサービス適用フラグがセットさ
れ、この通話が特定サービスの対象であることが示され
る。この場合は、着信側からの応答メッセージが、メッ
セージ抽出部211により、特定サービスに関するメッ
セージとして抽出され、サービス制御部214に渡さ
れ、これに応じて、サービス制御部214は、呼状態管
理部216に着信側が応答した旨を制御情報として通知
すればよい。
【0054】これに応じて、呼状態管理部216は、ま
ず、呼状態テーブル217の状態格納テーブルを参照
し、該当する端末装置に対応して得られた呼状態および
サービス適用フラグと、受け取った制御情報とに基づい
て、遷移テーブルから次の呼状態を検索して、状態格納
テーブルの呼状態を書き換えればよい。ここで、呼状態
テーブル217の遷移テーブルは、例えば、呼状態「呼
び出し中」、サービス適用フラグセットおよび制御情報
「着信側応答」に対応して、遷移先の呼状態「回線保留
通話中」を格納しており、上述した呼状態管理部216
の動作により、該当する通話に関する交換機400側の
呼状態は、この新しい呼状態「回線保留通話中」に変更
される。
【0055】また、このとき、サービス制御部214
は、メッセージ編集部215を介して、この通話が特定
サービスの対象である旨を示す制御情報を含んだメッセ
ージを作成し、発信側のISDN端末装置410に送出
することにより、請求項2で述べた指示通知手段103
の機能を果たすことができる。例えば、サービス制御部
214は、請求項3の発明を適用し、メッセージ編集部
215に上述した応答メッセージの編集処理を指示すれ
ばよい。
【0056】これに応じて、メッセージ編集部215
は、図8(a) に示すように、回線保留サービスを適用す
る旨を示す所定の制御情報をフィチャーインディケーシ
ョン(FI)情報要素として応答メッセージに挿入し、
呼制御処理部212を介して発信側のISDN端末装置
410に送出すればよい。
【0057】また、この場合に、図6に示したISDN
端末装置410側のメッセージ抽出部221は、特定の
メッセージの1つとしてこの応答メッセージを抽出し、
サービス制御部223の処理に供すればよい。また、サ
ービス制御部223は、この応答メッセージから上述し
た所定のフィーチャーインディケーション情報要素を検
出し、交換機400からの指示を示す制御情報として呼
状態管理部224に通知すればよい。
【0058】これに応じて、呼状態管理部224は、呼
状態テーブル225のサービス適用フラグをセットする
とともに、上述した交換機400側の呼状態管理部21
6と同様にして、呼状態テーブル225の呼状態格納部
に、遷移テーブルから得られた次の呼状態「回線保留通
話中」を書き込んで、呼状態を変更すればよい。このよ
うに、上述したフィーチャーインディケーション情報要
素を含んだ応答メッセージのように、所定の制御情報を
含んだ特定の種別のメッセージの受信に応じて、ISD
N端末装置410側のメッセージ抽出部221、サービ
ス制御部223および呼状態管理部224が動作し、呼
状態テーブル225にサービス適用フラグをセットする
ことにより、請求項2で述べた指示受付手段112の機
能を実現し、交換機側とISDN端末装置側との双方
で、特定サービスを行うことを意識することができる。
【0059】特に、上述したようにして、請求項3の発
明を適用し、着信側の端末が応答したことを示す応答メ
ッセージに、回線保留サービスを行う旨の制御情報を挿
入する構成としたことにより、着信先との通話路の形成
に応じてISDN端末410側に上述した所定の制御情
報を通知し、確実に特定サービスを開始することができ
る。
【0060】その後、発信側のISDN端末装置410
の受話器がオンフック操作されると、イベント検出部2
27により、特定の操作の一つとしてサービス制御部2
23に通知され、これに応じて、回線を保留状態に移行
する処理が開始される。このとき、サービス制御部22
3は、メッセージ編集部226に対して、オンフック操
作が行われた旨を示す制御情報を含んだメッセージの作
成を指示し、このメッセージを特定サービスにおける呼
状態の遷移要因を示す要因通知として送出すればよい。
【0061】これに応じて、メッセージ編集部226
は、例えば、請求項4の発明を適用し、図8(b) に示す
ように、オンフックを示す所定の制御情報をキーパッド
ファシリティ情報要素として含んだ付加情報メッセージ
を作成すればよい。また、このとき、サービス制御部2
23は、端末制御処理部222を介して、この付加情報
メッセージを切断メッセージの代わりに送出すればよい
(図7参照)。
【0062】このように、利用者によるオンフック操作
に応じて、サービス制御部223が、メッセージ編集部
226および端末制御処理部222の動作を制御するこ
とにより、請求項2で述べた要因通知手段113の機能
を実現し、上述した所定の制御情報を含んだ付加情報メ
ッセージを要因通知として送出することができる。ま
た、このとき、サービス制御部223は、オンフックを
示す制御情報を呼状態管理部224に通知し、呼状態テ
ーブル225の書き換え処理に供する。
【0063】これに応じて、呼状態管理部224は、呼
状態テーブル225の状態格納部から得られた現在の呼
状態「回線保留通話中」と特定サービスの対象である旨
のサービス適用フラグと上述した制御情報とに基づい
て、遷移テーブルから次の呼状態として「保留中」を検
索し、状態格納部を書き換えればよい。また、サービス
制御部223が、オンフック操作を検出した旨を呼状態
管理部224に通知し、呼状態管理部224が上述した
遷移テーブルに基づいて、状態格納部を書き換えること
により、請求項2で述べた第2呼状態変更手段114の
機能を実現し、適切なタイミングでISDN端末装置4
10の呼状態を遷移させることができる。
【0064】一方、上述した付加情報メッセージは、交
換機400側のメッセージ抽出部211によって抽出さ
れ、サービス制御部214の処理に供される。サービス
制御部214は、受け取った付加情報メッセージのキー
パッドファシリティ情報要素から上述した所定の制御情
報を検出し、呼状態管理部216に通知すればよい。
【0065】これに応じて、呼状態管理部216は、呼
状態テーブル217の状態格納テーブルから得られた現
在の呼状態「回線保留通話中」と特定サービスの対象で
ある旨のサービス適用フラグと上述した制御情報とに基
づいて、遷移テーブルから次の呼状態として「保留中」
を検索し、状態格納テーブルの該当する端末装置に対応
する呼状態を書き換えればよい。
【0066】このように、メッセージ抽出部211を介
して受け取った付加情報メッセージから、サービス制御
部214が上述した所定の制御情報を検出し、呼状態管
理部216の処理に供することにより、請求項2で述べ
た通知受付手段104および第1呼状態変更手段105
の機能を実現し、発信側のISDN端末からの要因通知
を受け取って、交換機400側の呼状態を適切なタイミ
ングで遷移させることが可能となる。
【0067】この場合は、交換機400側とISDN端
末装置410側との間で、呼状態遷移のタイミングを示
すメッセージを交換することにより、双方が回線保留状
態を意識しているため、勧告によって規定された待ち時
間などにかかわらず、所望の時間に渡って、発信元のI
SDN端末410と交換機400との間の回線の保留状
態を維持することができる。
【0068】上述したようにして、請求項1の回線保留
方法を適用して、発信側のISDN端末装置と交換機と
の間の回線を保留可能なISDN電話サービスシステム
を実現することが可能である。
【0069】特に、請求項4の発明を適用し、発信側の
ISDN端末装置410から交換機400への要因通知
として付加情報メッセージを利用する場合は、要因通知
のための制御情報を比較的自由に決めることができる。
なお、上述したようにして発信側のISDN端末装置4
10と交換機400との間の回線を保留したとき、サー
ビス制御部214は、呼制御処理部212を介して、着
信側の緊急電話231に接続された回線を話中音トラン
ク(図示せず)などに接続し、呼び返し操作の開始まで
話中音を供給しておけばよい。
【0070】次に、上述したようにして保留した回線を
介して、着信側から発信元を呼び返す方法について説明
する。緊急指令台230が着信側となっている場合は、
この緊急指令台230の操作者が再呼び出しボタン23
2を押下すると、要求送出部233が、再呼出要求手段
125として動作し、再呼出要求が送出される(図7参
照)。
【0071】この場合は、イベント検出部219がこの
再呼び出し要求を呼び返し要求としてサービス制御部2
14に通知することにより、請求項18で述べた要求受
付手段106の機能が果たされている。このとき、サー
ビス制御部214は、呼び返し要求を受信した旨の制御
情報を呼状態管理部216に通知するとともに、メッセ
ージ編集部215を介して所定の制御情報を含んだメッ
セージを作成し、呼制御処理部212を介してこのメッ
セージを呼び返し指示として発信側のISDN端末装置
410に送出すればよい(図7参照)。
【0072】このように、呼制御処理部212を介して
着信側からの呼び返し要求をサービス制御部214が受
け取り、このサービス制御部214が、メッセージ編集
部215および呼制御処理部212が動作することによ
り、請求項5で述べた要求受付手段106の機能が果た
されている。このとき、メッセージ編集部215は、請
求項6の発明を適用し、サービス制御部214からの指
示に応じて、図8(c) に示すように、呼び返し要求が発
生した旨を示す制御情報をシグナル情報要素(SIG)
に挿入して付加情報メッセージを作成すればよい。
【0073】また、サービス制御部214からの通知に
応じて、呼状態管理部216は、請求項5で述べた第1
呼状態変更手段105として動作し、呼状態テーブル2
17の状態格納テーブルから得られた現在の呼状態「保
留中」とサービス適用フラグおよび呼び返し要求を受信
した旨の制御情報とに基づいて、遷移テーブルから次の
呼状態として「呼び出し中」を検索し、状態格納テーブ
ルを書き換えればよい。
【0074】その後、サービス制御部214は、呼制御
処理部212を介して、着信側の緊急電話231に接続
された回線を呼び出し音トランク(図示せず)に接続
し、緊急指令台230の操作者に呼び出し音を供給すれ
ばよい(図7参照)。一方、上述した付加情報メッセー
ジは、ISDN端末410側のメッセージ抽出部221
によって特定の種別のメッセージとして抽出され、サー
ビス制御部212によって、このメッセージから呼び返
し要求が発生した旨の制御情報が検出されたときに、以
下に述べる呼び出し動作が行われる。
【0075】すなわち、メッセージ抽出部221とサー
ビス制御部223とにより、請求項5で述べた指示受付
手段112の機能を果たし、上述したシグナル情報要素
を含んだ付加情報メッセージを呼び返し指示として受け
付けることができる。この場合に、サービス制御部22
3は、呼状態管理部224に上述したシグナル情報要素
を通知するとともに、端末制御処理部222を介して、
ISDN端末装置410のリンガを鳴動させればよい。
【0076】また、サービス制御部223からの通知に
応じて、呼状態管理部224は、請求項5で述べた第2
呼状態変更手段114として動作し、呼状態テーブル2
25の状態格納部から得られた現在の呼状態「保留中」
とサービス適用フラグおよび呼び返し要求を受信した旨
の制御情報とに基づいて、遷移テーブルから次の呼状態
として「呼び出し中」を検索し、状態格納部を書き換え
ればよい。
【0077】このようにして、請求項1の回線保留方法
を用いて回線を所望の期間だけ保留した後に、着信側か
らの呼び返し要求に応じて、発信側のISDN端末41
0を介して発信側の利用者を呼び出すことが可能であ
る。この場合は、着信側からの呼び返し要求の発生ま
で、確実に発信側のISDN端末装置410に対応する
回線の保留状態を維持しておくことができるので、呼び
返し要求の発生に応じて、迅速且つ確実に発信側のIS
DN端末410に対する呼び出し動作を実行することが
可能である。
【0078】その後、発信側の利用者によって、ISD
N端末装置410の受話器がオフフック操作され、端末
制御処理部222のイベント検出部227を介してオフ
フック操作が行われた旨の通知を受け取ったときに、サ
ービス制御部223は、メッセージ編集部226を介し
て、その旨を示す制御情報を含むメッセージを作成し、
端末制御処理部222を介して、このメッセージを特定
サービスにおける呼状態遷移要因を示す要因通知として
送出すればよい。
【0079】このように、オフフック操作に応じて、サ
ービス制御部223がメッセージ編集部226および端
末制御処理部222の動作を制御することにより、請求
項5で述べた要因通知手段の機能を実現し、ISDN端
末装置410側で発生した要因を交換機400に通知す
ることができる。このとき、メッセージ編集部226
は、例えば、キーパッドファシリティ情報要素として
「オフフックされた」旨を示す制御情報を含む付加情報
メッセージを作成し(図8(d) 参照)、端末制御処理部
222を介して送出すればよい(図7参照)。
【0080】また、このとき、サービス制御部223
は、オフフック操作を検出した旨の制御情報を呼状態管
理部224に通知するとともに、端末制御処理部222
を介して、ISDN端末装置410のリンガを停止すれ
ばよい。
【0081】また、上述した制御情報の通知に応じて、
呼状態管理部224は、請求項5で述べた第2呼状態変
更手段114として動作し、呼状態テーブル225の状
態格納部から得られた現在の呼状態「呼び出し中」とサ
ービス適用フラグおよびオフフックを検出した旨の制御
情報とに基づいて、遷移テーブルから次の呼状態として
「回線保留通話中」を検索し、状態格納部を書き換えれ
ばよい。
【0082】このようにして、オフフック操作に応じ
て、メッセージ編集部226および呼状態管理部224
が、サービス制御部223からの指示に応じて動作する
ことにより、特定サービスにおける呼状態の遷移要因を
交換機400側に通知するとともに、自身の呼状態を変
更することができる。この場合は、交換機側のサービス
制御部214が、メッセージ抽出部211を介して上述
した付加情報メッセージを受け取って、キーパッドファ
シリティ情報要素を特定サービスに関する制御情報とし
て検出することにより、請求項5で述べた通知受付手段
104の機能を実現し、通話状態への遷移要因の通知を
受け付けて、呼状態の変更処理および通話状態の再開処
理に供することができる。
【0083】このとき、サービス制御部214は、メッ
セージ編集部215を介して通常の応答メッセージを作
成し、また、呼制御処理部212を介して、緊急電話2
31と呼び出し音トランクとの接続を切断して、上述し
た応答メッセージを緊急指令台230側に送出すればよ
い。また、サービス制御部214からの上述した制御情
報の通知に応じて、呼状態管理部216は、請求項5で
述べた第1呼状態変更手段105として動作し、呼状態
テーブル217の状態格納テーブルから得られた現在の
呼状態「呼び出し中」とサービス適用フラグおよびオフ
フック操作を検出した旨の制御情報とに基づいて、遷移
テーブルから次の呼状態として「回線保留通話中」を検
索し、状態格納テーブルを書き換えればよい。
【0084】このようにして、発信側のISDN端末装
置410におけるオフフック操作に応じて、ISDN端
末装置410側と交換機400側の呼状態を適切なタイ
ミングで「回線保留通話中」に変更し、ISDN端末装
置410と緊急電話231との間の通話状態を復元する
ことができる。これにより、ITU-T による勧告で規定さ
れた待ち時間にかかわらず、発信側のISDN端末装置
410と交換機400との間の回線を所望の期間だけ保
留した後に、着信側の端末装置からの呼び返し要求に応
じて確実に呼び返し動作を行い、発信側の利用者の応答
に応じて、再び通話状態を復元することが可能となるの
で、呼び返しサービスの信頼性を大幅に向上することが
できる。
【0085】ここで、特定サービスが適用されている通
話路は、着信側からの呼び返しを随時に可能とするため
に確保されているのであるから、着信側からの呼び返し
が不要となったときに解放すればよい。次に、着信側の
操作に応じて、特定サービスが適用された通話路を解放
する方法について説明する。
【0086】例えば、図9に示すように、回線保留通話
中に、着信側の利用者がオンフック操作を行った場合
は、交換機側の呼制御処理部212のイベント検出部2
19によって、この操作が検出され、サービス制御部2
14に通知される。この場合は、イベント検出部219
がオンフック操作を検出した旨をサービス制御部214
に通知することにより、請求項7で述べた要求受付手段
106の機能を果たしており、これに応じて、サービス
制御部214は、メッセージ編集部215を介して切断
メッセージを作成して、呼制御処理部212を介して発
信側のISDN端末装置410に送出すればよい。
【0087】また、このとき、サービス制御部214
は、着信側から切断された旨の制御情報を呼状態管理部
216に通知し、呼状態管理部216による呼状態変更
処理に供すればよい。この場合は、例えば、特定サービ
スを適用する旨のサービス適用フラグおよび着信側から
切断された旨の制御情報と、呼状態「回線保留通話
中」、呼状態「保留中」および呼状態「呼び返し中」と
の組み合わせに対応して、遷移先の呼状態として「空き
待ち」を遷移テーブルに格納しておけばよい。
【0088】この遷移テーブルに従って、呼状態管理部
216が、上述した制御情報の通知に応じて、次の呼状
態を検索し、状態格納テーブルを書き換えることによ
り、請求項7で述べた第1呼状態変更手段105の機能
を実現し、切断処理に備えることができる。その後、サ
ービス制御部214は、呼制御処理部212を介して、
発信側のISDN端末装置410に接続された回線を話
中音トランクに接続して、回線保留サービスに関する処
理を終了し、これに応じて、呼制御処理部212によ
り、通常の切断処理が行われる。
【0089】一方、ISDN端末装置410側のサービ
ス制御部223は、上述した切断メッセージに応じて、
着信側から切断された旨の制御情報を呼状態管理部22
4に通知すればよい。これに応じて、呼状態管理部22
4は、請求項7で述べた第2呼状態変更手段114とし
て動作し、上述した交換機400側の遷移テーブルと同
様の遷移テーブルから、次の呼状態として「空き待ち」
を検索して呼状態テーブル225の状態格納部を書き換
えればよい。
【0090】その後、サービス制御部223は、特定サ
ービスに関する処理を終了し、以後は、ISDN端末装
置410の利用者によるオンフック操作に応じて、端末
制御処理部222が、通常と同様の切断処理を行えばよ
い。この場合は、図9に示すように、ISDN端末装置
410におけるオンフック操作に応じて、端末制御処理
部222により、解放メッセージを送出し、交換機40
0からの解放完了メッセージに応じて、呼状態を「空
き」に変更して処理を終了すればよい。
【0091】ところで、上述したISDN電話サービス
システムでは、回線保留サービスが適用された場合は、
発信側のISDN端末装置410と交換機400との間
の回線は、着信側の端末装置から呼び返しまたは切断が
要求されるまで保留されている。また、上述したISD
N電話サービスシステムでは、メッセージを一方的に送
出することによって、交換機400側からの指示および
ISDN端末装置410側からの要因通知が行われてい
るので、例えば、呼び返し要求を示す付加情報メッセー
ジの紛失などの障害により、回線が無駄に保留されたま
ま放置されてしまう可能性がある。
【0092】次に、上述したような点を考慮して、回線
が無制限に保留されることを防ぐ方法について説明す
る。図10に、請求項7から請求項9を適用したISD
N電話サービスシステムの実施形態を示す。図10にお
いて、交換機側の制御装置240は、図6に示した制御
装置210に、サービス情報格納部241およびタイマ
242を付加し、サービス制御部214に相当するサー
ビス制御部243が、このサービス情報格納部241に
格納されたサービス情報(後述する)に応じて、メッセ
ージ編集部215およびタイマ242の動作を制御する
構成となっている。
【0093】上述したサービス情報格納部241は、請
求項8で述べた第1制御情報格納手段132および請求
項9で述べた第2制御情報格納手段134に相当するも
のであり、サービス情報として、メッセージの再送回数
nとメッセージの待ち時間T2とを格納しておけばよい。
また、サービス制御部243は、メッセージ編集部21
5を介してISDN端末装置410への指示を示す制御
情報を含むメッセージを作成する際に、上述したサービ
ス情報を参照し、該当するメッセージをn回繰り返して
作成する旨を指示し、これらのメッセージを呼制御処理
部212を介して送出すればよい。
【0094】このように、サービス情報として指定され
たメッセージの再送回数に従って、サービス制御部24
3が、メッセージ編集部215および呼制御処理部21
2の動作を制御することにより、請求項8で述べた送出
制御手段131の機能を実現することができる。この場
合は、図11に示すように、交換機400側から送出さ
れる回線保留サービスおよび呼び返しサービスに関する
制御情報を含んだメッセージは、それぞれn回ずつ繰り
返して送信されるので、交換機400側からの指示を確
実にISDN端末装置410に伝達することが可能とな
る。
【0095】これにより、呼び返し要求を示すメッセー
ジの紛失などによって回線が無制限に保留されることを
防いで、ISDN電話サービスシステムによる呼び返し
サービスの信頼性を向上することができる。また、サー
ビス制御部243は、メッセージ編集部215を介して
制御情報を含むメッセージを作成する際およびメッセー
ジ抽出部211から制御情報を含んだメッセージを受け
取った際に、上述したサービス情報を参照して、指定さ
れた待ち時間T2をタイマ242にセットし、このタイマ
242からのタイムアウト通知に応じて、メッセージ編
集部215を介して切断メッセージを作成し、呼制御処
理部212を介して送出すればよい。
【0096】ここで、制御情報を含んだメッセージは、
回線保留サービスにおける呼状態が変化する際に送受信
されるので、上述したように、サービス制御部243
が、制御情報を含んだメッセージの送受信に応じてタイ
マ242を制御することにより、1つの呼状態の継続時
間が所定の時間を超えたことを検出することができる。
つまり、サービス制御部243がタイマ242を制御
し、このタイマ242のタイムアウトに応じて、メッセ
ージ編集部215に切断メッセージの作成を指示するこ
とにより、請求項9で述べた間隔測定手段133および
切断制御手段135の機能を実現することができる。
【0097】したがって、例えば、図11に示すよう
に、呼状態「保留中」の継続時間が所定の時間を超えた
ときに、交換機400側から切断メッセージを送出して
発信側のISDN端末410との回線を切断することが
できる。
【0098】これにより、呼び返し要求が所定の時間が
経過するまでに送出されなかった場合や、発信側のIS
DN端末410の障害により、オンフックやオフフック
を示す制御情報を含んだ付加情報メッセージが送出され
ない場合などに、交換機400側から該当する通話路の
切断処理を行うことができ、無駄な回線が無制限に保留
されることを防いで、ISDN電話サービスシステムに
よる呼び返しサービスの信頼性を向上することができ
る。
【0099】更に、ISDN端末410側の端末制御装
置220にもサービス情報格納部228とタイマ229
とを設け、サービス制御部244の処理に供する構成と
してもよい。この場合に、ISDN端末装置410側の
サービス制御部244は、上述した交換機400側のサ
ービス制御部243と同様に、このタイマ229を制御
するとともに、サービス情報格納部228に保持された
サービス情報およびタイマ229からの通知に従って、
メッセージ編集部226および端末制御処理部222の
動作を制御すればよい。
【0100】これにより、ISDN端末410側で発生
した特定サービスにおける呼状態の遷移要因を確実に交
換機400側に通知するとともに、交換機400側から
の指示および上述した呼状態の遷移要因が所定の時間が
経過するまでに検出されなかった場合などに、ISDN
端末装置410側から該当する通話路の切断処理を行う
ことができ、無駄な回線が無制限に保留されることを防
いで、ISDN電話サービスシステムによる呼び返しサ
ービスの信頼性を向上することができる。
【0101】また、請求項10で述べた制御情報入力手
段136に相当する書込処理部245を設け、保守コン
ソール201からこの書込処理部245を介してサービ
ス情報格納部241にアクセスし、メッセージの再送回
数nおよびタイマ242に設定する所定の時間T2を書き
込む構成とすることにより、交換機400ごとにサービ
ス情報を容易に変更することができる。
【0102】この場合は、例えば、特定サービスの対象
である旨を示す制御情報とともに、このサービス情報を
応答メッセージに挿入し、ISDN端末装置410側に
通知すれば、交換機400とISDN端末装置410と
が共通するサービス情報に従って動作することができ
る。さて、上述したような回線保留サービスおよび呼び
返しサービスは、あくまでも付加的なサービスであるか
ら、全てのネットワークについて適用する必要はない。
したがって、公衆網を構成する交換機400に対して、
特定サービスを適用することが要求される場合と、不要
とされる場合とがある。
【0103】次に、交換機が所管するシステムごとある
いは端末装置ごとに、選択的に、特定サービスを適用す
る方法について説明する。図12に、請求項11および
請求項12のISDN電話サービスシステムの実施形態
を示す。図12に示したISDN電話サービスシステム
は、図6に示したISDN電話サービスシステムの交換
機側の制御装置210に、サービス選択テーブル246
を付加するとともに、サービス判定部213に代えてサ
ービス判定部247を備えた構成となっている。
【0104】上述したサービス選択テーブル246は、
交換機400が管理するシステムにおいて特定サービス
を適用するか否かを示すシステム適用フラグ格納部と、
交換機400の配下の各端末に特定サービスを適用する
か否かを示す端末適用テーブルとから構成されており、
サービス判定部247による判定処理に供されている。
ここで、サービス選択テーブル246のシステム適用フ
ラグは、請求項11で述べた管理フラグ格納手段142
に相当し、また、端末適用テーブルは、請求項12で述
べた管理表格納手段144に相当するものである。
【0105】図13に、請求項11および請求項12を
適用したISDN電話サービスシステムにおけるサービ
ス判定動作を表す流れ図を示す。サービス判定部247
は、呼設定メッセージの受信に応じて、まず、サービス
選択テーブル246のシステム適用フラグを参照し、交
換機400が管理するシステムが特定サービスの適用対
象であるか否かを判定する(ステップ301、30
2)。
【0106】システム適用フラグがクリアされている場
合は、システム全体として特定サービスを適用しない旨
が示されていると判断し(ステップ302の否定判
定)、サービス判定部247は、そのまま処理を終了す
ればよい。このように、サービス選択テーブル246に
設けたシステム適用フラグに応じて、サービス判定部2
47がサービス判定動作を中断して終了する構成とする
ことにより、請求項11で述べた第1決定手段143の
機能を実現し、特定サービスを適用しない旨が示された
交換機においては、特定サービスに関する処理を非活性
状態に保つことができる。
【0107】これにより、ネットワークを構成する全て
の交換機の制御装置210に特定サービスに関する処理
を組み込んだ共通のソフトウェアを搭載しながら、個々
の交換機ごとに特定サービスを選択的に適用することが
できる。一方、ステップ302の肯定判定の場合に、サ
ービス判定部247は、受け取った呼設定メッセージを
抽出し(ステップ303)、これに基づいて、発信側の
端末装置がISDN端末装置であるか否かを判定する
(ステップ304)。
【0108】このステップ304の肯定判定の場合は、
呼設定メッセージから着信先のダイアル数字を抽出し
(ステップ305)、この着信先のダイアル数字が特定
サービスの対象として登録番号テーブル218に登録さ
れている否かを判定すればよい(ステップ306)。ス
テップ306の肯定判定の場合に、サービス判定部24
7は、サービス選択テーブル246の端末適用テーブル
を参照し(ステップ307)、該当するISDN端末装
置が特定サービスの適用対象であるか否かを判定すれば
よい(ステップ308)。
【0109】該当するISDN端末装置に対応して、特
定サービスを適用しない旨が示されている場合は、ステ
ップ308の否定判定となり、サービス判定部247
は、そのまま処理を終了すればよい。このように、サー
ビス選択テーブル246に設けた端末適用テーブルに格
納された各端末装置に対応する選択情報に応じて、サー
ビス判定部247がサービス判定動作を中断して終了す
る構成とすることにより、請求項12で述べた第2決定
手段145の機能を実現し、特定サービスを適用しない
旨が示されたISDN端末装置については、特定サービ
スに関する処理を非活性状態に保つことができる。
【0110】これにより、ネットワークを構成する全て
の交換機の制御装置210に特定サービスに関する処理
を組み込んだ共通のソフトウェアを搭載しながら、個々
のISDN端末装置ごとに特定サービスを選択的に適用
することができる。一方、上述したステップ308の肯
定判定の場合に、サービス判定部247は、発信側のI
SDN端末装置および着信先の端末装置の双方が特定サ
ービスの対象であると判断し、呼状態管理部216を介
して呼状態テーブル217を操作して、該当する通話路
に対応するサービス適用フラグをセットし(ステップ3
09)、この通話路についての特定サービスを活性化し
た後に、処理を終了すればよい。
【0111】また、保守コンソール201が、書込制御
部245を介して制御装置210のサービス選択テーブ
ル246にアクセスし、システム適用フラグおよび端末
適用テーブルの内容を設定する構成としてもよい。この
場合は、書込処理部245によって、請求項13で述べ
た管理情報入力手段146の機能を実現し、保守作業者
が、サービス選択テーブル246の内容を自由に設定す
ることが可能となる。
【0112】これにより、例えば、システムとして新た
に特定サービスを適用する場合や特定サービスの適用を
必要とする端末装置が新たに接続される場合のように、
システム全体や端末装置ごとの変更に柔軟に対応し、交
換機400ごとに適切なサービス情報を設定することが
できる。また、発信側のISDN端末装置410と着信
側の端末装置とが、それぞれ異なる交換機に収容されて
いる場合に、局間に渡って、特定サービスを提供するこ
ともできる。
【0113】図14に、請求項14のISDN電話サー
ビスシステムの実施形態を示す。図14において、2つ
の交換機400a,400bは、ISDN中継線を介し
て接続されており、これらの交換機400a,400b
の動作を制御する制御装置210は、特定のメッセージ
を検出するメッセージ検出部248を備えるとともに、
サービス制御部214に代えてサービス制御部249を
備えた構成となっている。
【0114】図14において、メッセージ検出部248
は、2つの交換機400a,400bの間を接続するI
SDN中継線を介して受信したメッセージの中から、特
定サービスに関する制御情報を含んだメッセージを検出
し、サービス制御部249の処理に供する構成となって
いる。このメッセージ検出部248は、特定サービスに
関するメッセージとして、応答メッセージと付加情報メ
ッセージとを検出し、サービス制御部249に通知すれ
ばよい。
【0115】サービス制御部249は、メッセージ抽出
部211を介して受け取ったメッセージに応じて、図6
に示したサービス制御部214と同様の処理を行うとと
もに、上述したメッセージ検出部248を介して受け取
ったメッセージから特定サービスに関する制御情報を検
出し、呼状態管理部216に通知すればよい。例えば、
図15に示すように、交換機400bに接続された着信
側の端末装置202が応答すると、この交換機400b
側のメッセージ編集部215により、フィーチャーイン
ディケーション情報要素として特定サービスを実施する
旨の制御情報を含んだ応答メッセージが作成され、この
応答メッセージがISDN中継線を介して送出され、交
換機400a側のメッセージ検出部248によって検出
される。
【0116】なお、ISDN中継線を介して受信した応
答メッセージ自体は、交換機400a側の呼制御処理部
212の通常の中継処理により、宛先のISDN端末装
置410に中継される(図15参照)。このとき、サー
ビス制御部249は、メッセージ検出部248を介して
受け取った応答メッセージにフィーチャーインディケー
ション情報要素として挿入された制御情報を検出し、呼
状態管理部216に通知すればよい。
【0117】ここで、呼状態テーブル217の遷移テー
ブルに、上述した特定サービスを実施する旨の制御情報
と特定サービスを適用する旨のサービス適用フラグと呼
状態「呼び出し中」との組み合わせに対応して、次の呼
状態として「回線保留通話中」を格納しておけば、上述
した制御情報の通知に応じて、呼状態管理部216によ
り、状態格納テーブルの該当する中継線に対応する呼状
態を「回線保留通話中」に変更し、通常の通話中状態と
区別することができる。
【0118】同様にして、呼び返し要求が発生した旨の
制御情報とサービス適用フラグと呼状態との組み合わせ
に対応して、遷移先の呼状態(例えば、「呼び返し
中」)を遷移テーブルに格納しておけばよい。このよう
に、呼制御処理部212により、メッセージの中継処理
を行うとともに、ISDN中継線を介して受信した特定
の種別のメッセージに応じて、メッセージ検出部24
8、サービス制御部249および呼状態管理部216が
動作することにより、請求項14で述べた中継手段10
7および呼状態変更手段105の機能を実現し、特定サ
ービスに関する制御情報を含んだメッセージを局間に渡
って中継するとともに、中継したメッセージに含まれる
制御情報に応じて、中継局の呼状態を変更することがで
きる。
【0119】これにより、交換機400a,400bを
接続するISDN中継線についても、特定サービスを適
用し、所望の期間だけ保留して、呼び返し動作に備える
ことが可能である。上述したように、本発明のISDN
電話サービスシステムは、所望の時間だけ回線の保留状
態を維持することができるから、この特徴を利用して、
モーニングコールサービスなどを実現することが可能で
ある。
【0120】図16に、請求項15のISDN電話サー
ビスシステムの実施形態を示す。図16において、音声
サービス提供装置250は、予約受付部251によって
サービス予約時刻を受け付けて、予約情報格納部252
に保持しておき、この予約時刻に基づいて、サービス管
理部253が回線制御部254および音声提供手段12
3に相当する音声再生部255の動作を制御する構成と
なっている。
【0121】また、図16に示した番号登録部218
に、上述した音声サービス提供装置250に対応するダ
イアル数字を特定サービスの対象を示すダイアル数字と
して格納しておけばよい。この場合は、図17に示すよ
うに、ISDN端末装置410からの呼設定メッセージ
に応じて、サービス判定部213および呼状態管理部2
16が動作することにより、該当する回線に対応するサ
ービス適用フラグがセットされ、交換機400側の制御
装置210において、特定サービスが活性化する。
【0122】また、音声サービス提供装置250側から
の応答に応じて、交換機400側で応答メッセージが編
集され、この応答メッセージに応じて、端末制御装置2
20のサービス制御部223および呼状態管理部224
が動作することにより、ISDN端末装置410側でも
特定サービスが活性化する。その後、発信側のISDN
端末装置410は、例えば、利用者によるプッシュボタ
ン操作に応じて、予約時刻を一連のダイアル数字として
送出すればよい。この場合は、端末制御処理部222
が、利用者によるプッシュボタン操作に応じて通常の動
作をすることにより、請求項15で述べた予約情報送出
手段115の機能が果たされている。
【0123】また、音声サービス提供装置250の予約
受付部251は、この一連のダイアル数字を受け取って
時刻に変換し、予約情報格納部252に予約時刻として
送出して、サービス管理部253の処理に供すればよ
い。つまり、上述した予約受付部251、予約情報格納
部252およびサービス管理部253により、請求項1
5で述べた予約管理手段121の機能を実現する構成と
なっている。
【0124】この場合は、図17に示すように、ISD
N端末装置410の利用者によるオンフック操作に応じ
て、ISDN端末装置410および交換機400の双方
の呼状態は「保留中」となり、呼び返し動作の発生まで
保持される。また、サービス管理部253は、例えば、
一定の時間ごとに予約情報格納部252内の予約時刻と
現在の時刻とを照合し、予約時刻に到達したときに、回
線制御部254を介して呼び返し要求を送出して、請求
項15で述べた要求送出手段122の機能を果たすとと
もに、音声再生部255を回線に接続すればよい。
【0125】上述した呼び返し要求に応じて、ISDN
端末装置410の利用者がオフフック操作をしたとき
に、ISDN端末装置410および交換機400の双方
の呼状態は「回線保留通話中」となり、音声再生部25
5によって再生された音声が利用者に提供される。ま
た、本発明のISDN電話サービスシステムの特徴を利
用して、指定した端末が話中の場合に、着信可能状態を
待ち合わせるキャンプオンサービスを提供することも可
能である。
【0126】図18に、請求項16のISDN電話サー
ビスシステムの実施形態を示す。図18において、交換
機側の制御装置210は、サービス判定部213および
番号登録部218に代えてサービス駆動部256を備
え、イベント検出部219による着側の話中検出に応じ
て、このサービス駆動部256が、請求項16で述べた
条件判定手段102として動作し、呼状態管理部216
を介して特定サービスを活性化する構成となっている。
【0127】この場合は、図19に示すように、着信側
の端末装置の呼状態が「通話中」であるときに、イベン
ト検出部219からの通知に応じて、サービス駆動部2
56と呼状態管理部216とが動作することにより、呼
状態テーブル217の該当するサービス適用フラグがセ
ットされ、特定サービスを適用する旨が示される。この
とき、サービス制御部214は、着信側からの応答の代
わりに、サービス駆動部256からの指示に応じて、発
信側への指示の作成動作を開始し、メッセージ編集部2
15を介して特定サービスを適用する旨の制御情報を含
んだ応答メッセージを作成して、ISDN端末装置41
0に送出すればよい(図19参照)。
【0128】また、図18において、サービス受付部2
57は、請求項16で述べたキャンプオン要求検出手段
148に相当するものであり、メッセージ抽出部211
によって抽出される特定の種別のメッセージから、発信
側のISDN端末装置410からのキャンプオンサービ
ス要求を検出して受け付ける構成となっている。また、
着側監視部258は、請求項16で述べた空き検出手段
149に相当するものであり、上述したサービス受付部
257からの指示に応じて動作を開始する構成となって
いる。
【0129】このサービス受付部257は、上述したサ
ービス駆動部256からの指示に応じて動作し、発信側
の利用者にキャンプオンサービスに関する音声メッセー
ジを提供し(図19参照)、メッセージ抽出部211を
介してキャンプオンサービス要求を示すダイアル数字を
含んだ付加情報メッセージを受け取ったときに、着側監
視部258に端末装置を指定して、呼状態の監視動作を
指示すればよい。
【0130】また、着側監視部258は、例えば、定期
的に呼状態テーブル217を参照し、指定された端末装
置の呼状態が「空き」となったときに、その旨を呼び返
し要求の発生としてサービス制御部214に通知すれば
よい。
【0131】これにより、着側の端末装置における「空
き」状態の検出に応じて、呼び返し動作を実行し(図1
9参照)、発信側の利用者を呼び出すことができ、キャ
ンプオンサービスを提供することができる。この場合
は、図19に示すように、発信側の利用者によってオフ
フック操作が行われたときに、その旨を示す付加情報メ
ッセージの受信に応じて、交換機400側の呼制御処理
部212により、改めて、指定された端末装置の呼び出
し処理を行えばよい。
【0132】その後、着信側の端末装置の応答に応じ
て、通常の通話中とすればよい。ところで、従来の技術
では、通話中の一方の利用者が端末装置を介して回線を
保留状態とした場合には、他方の利用者から保留操作を
した利用者を呼び出す方法はなかった。このため、保留
されている時間が長くなった場合などに、待たされてい
る側の利用者に大きな心理的な負担がかかっていた。
【0133】次に、本発明のISDN電話サービスシス
テムの特徴を利用して、待たされている側から保留操作
をした利用者を呼び出す方法について説明する。図20
に、請求項17のISDN電話サービスシステムの実施
形態を示す。図20において、交換機400の制御装置
210は、図6に示したサービス判定部213および登
録番号テーブル218に代えてサービス受付部259を
備え、このサービス受付部259が、請求項17で述べ
た条件判定手段102として動作して、メッセージ抽出
部211を介して受け取ったメッセージから特定の制御
情報(後述する)を検出し、この検出結果に応じて、本
発明による特殊な回線保留サービス(以下、特殊保留サ
ービスと称する)を適用するか否かを判定する構成とな
っている。
【0134】この場合は、相手先の端末装置205との
通話を保留する際に、ISDN端末装置410の利用者
は、ISDN端末装置410に備えられた保留ボタンを
押下する代わりに、例えば、プッシュボタンを操作し
て、特殊保留サービスの適用を指示する旨の制御情報を
示すダイアル数字を入力すればよい。
【0135】これに応じて、ISDN端末装置側の端末
制御処理部222が動作し、図21に示すように、この
ダイアル数字をキーパッドファシリティ情報要素として
含んだ付加情報メッセージが送出される。この場合は、
メッセージ抽出部211は、呼設定メッセージの代わり
に、付加情報メッセージを抽出してサービス受付部25
9の処理に供し、また、サービス適用フラグのセットに
応じて、以後は、付加情報メッセージをサービス制御部
214の処理に供すればよい。
【0136】また、サービス制御部214は、特殊保留
サービスを適用する旨の判定結果に応じて、メッセージ
作成部215を介して、フィーチャーインディケーショ
ン情報要素として所定の制御情報を含んだ応答メッセー
ジを作成し、呼制御処理部212を介してISDN端末
装置410に送出すればよい(図21参照)。これに応
じて、ISDN端末装置410側の呼状態管理部224
により、自身の呼状態が「回線保留通話中」に変更され
る。
【0137】一方、交換機400側の呼状態管理部21
6は、特殊保留サービスを適用する旨の判定結果に応じ
て、該当するサービス適用フラグをセットするととも
に、該当する端末に対応する呼状態を「回線保留通話
中」に変更すればよい。その後、ISDN端末装置41
0の利用者により、オンフック操作が行われると、図7
に示した手順のための処理と同様に、サービス制御部2
23、呼状態管理部224およびメッセージ編集部22
6が動作し、オンフック操作が行われた旨の制御情報を
含んだ付加情報メッセージを送出するとともに、呼状態
を「保留中」に変更すればよい。
【0138】この付加情報メッセージの受信に応じて、
交換機400側においても図7に示した手順のための処
理と同様に、サービス制御部214および呼状態管理部
216が動作し、呼状態を「保留中」に変更すればよ
い。
【0139】また、この場合は、図7に示した手順に従
って話中音を提供する代わりに、サービス制御部214
が、呼制御処理部212を介して、端末装置205側の
回線を保留音再生部262に接続し、保留音を提供すれ
ばよい。このようにして、本発明のISDN電話サービ
スシステムによる特定サービスの機能を利用して、IS
DN端末装置410と任意の相手先端末装置との間の回
線をISDN端末装置410側からの指示に応じて保留
することができる。
【0140】次に、上述したようにして、ISDN端末
装置410側の指示に応じて設定された保留状態を、端
末装置205側から解除する方法について説明する。こ
の場合に、端末装置205の利用者は、例えば、プッシ
ュボタンを操作して、保留状態を解除する旨の制御情報
を示すダイアル数字を入力すればよい。これに応じて、
この端末装置205により、図21に示すように、上述
したダイアル数字が交換機400側に通知され、イベン
ト検出部219を介してサービス制御部214に通知さ
れる。
【0141】このとき、サービス制御部214は、上述
したダイアル数字を呼び返し要求として受け取り、メッ
セージ編集部215および呼状態管理部216を制御し
て、図7に示した手順と同様の呼び返し動作を開始すれ
ばよい(図21参照)。このようにして、端末装置20
5側からの要求に応じて、保留状態を設定したISDN
端末装置410側の利用者を呼び出すことが可能とな
り、このISDN端末装置410側の利用者のオフフッ
ク操作に応じて保留状態を解除し、通話を再開すること
ができる。
【0142】このように、相手側の操作によって通話が
保留された場合に、待たされている側の利用者側から他
方の利用者を呼び出す手段を提供することにより、通話
の保留状態が長時間に渡った場合などにおける利用者の
精神的な負担を軽減することができる。
【0143】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、交換機とISDN端末装置との双方で呼び返し
に備えた回線の保留を意識することができるので、IS
DN端末装置側でオンフック操作が行われた後に、勧告
で規定された解放待ち時間にかかわらず、所望の期間だ
け回線を保留することができる。
【0144】また、請求項2の発明によれば、交換機と
ISDN端末装置との間で所定のメッセージを交換する
ことにより、上述した請求項1の回線保留方法を用い
て、回線を保留可能なISDN電話サービスシステムを
実現することができる。更に、請求項5の発明によれ
ば、請求項1の方法を用いて保留した回線を介して、呼
出動作を指示するメッセージを伝達することにより、I
SDN端末装置に対して確実に呼び返し動作を行うこと
ができ、呼び返しサービスの信頼性を向上することがで
きる。
【0145】特に、請求項3の発明を適用し、応答メッ
セージを利用して回線保留サービスを適用する旨を通知
することにより、ISDN端末装置において、回線保留
サービスを確実に活性化することができる。また、請求
項4および請求項6の発明を適用し、付加情報メッセー
ジを利用して要因通知および動作要求を示す指示通知を
伝達することにより、要因通知や指示通知を示すキャラ
クタやシグナル値を比較的自由に決めることができる。
【0146】また、請求項7によれば、着信側の端末装
置のオンフック操作に応じて、ISDN端末装置の呼状
態にかかわらず、回線を切断することができるから、I
SDN端末装置に対応する回線が保留状態のまま放置さ
れることはない。一方、請求項8から請求項10の発明
を適用し、保留サービスに関するメッセージの反復送信
およびメッセージの送受信間隔の監視を行うことによ
り、保留サービスに関するメッセージの送受信を管理す
ることにより、保留サービスの信頼性を向上することが
できる。
【0147】また、請求項11から請求項13の発明を
適用し、交換機ごとあるいは端末装置ごとに、保留サー
ビスの適用を有効あるいは無効とすることにより、ネッ
トワークを構成する交換機のソフトウェアを共通化しな
がら、各交換機における必要性に応じて保留サービスを
適用することができる。また、請求項14の発明を適用
することにより、ISDN中継線を介して他の交換機か
ら受け取った保留サービスに関するメッセージを宛先の
端末装置に中継するとともに、上述したメッセージに含
まれる動作指示あるいは要因通知に応じて、中継局とな
る交換機の呼状態を変更し、局間に渡って保留サービス
を提供することができる。
【0148】請求項15の発明により、保留サービスを
利用して、ISDN端末装置の利用者が指定した時刻に
音声メッセージを提供するモーニングコールサービスを
確実に提供することができる。また、請求項16の発明
により、保留サービスを利用したキャンプオンサービス
を実現することにより、予約した端末装置における通話
の終了に応じて、迅速且つ確実に発信元を呼び出すこと
ができるので、キャンプオンサービスの信頼性を向上す
ることができる。
【0149】また、請求項17の発明により、保留サー
ビスを利用して、通話相手の操作による保留状態を解除
可能としたことにより、長時間に渡って回線が保留され
ている場合に、待たされている利用者の精神的な負担を
軽減することができる。また、請求項18の発明を適用
し、保留サービスを緊急電話に対して適用することによ
り、緊急指令台からの操作に応じて、確実に発信側のI
SDN端末装置に対する呼び出し動作を行うことがで
き、緊急電話における呼び返しサービスの信頼性を向上
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回線保留方法の原理を示す図である。
【図2】請求項2から請求項7のISDN電話サービス
システムの原理ブロック図である。
【図3】請求項8から請求項14のISDN電話サービ
スシステムの原理ブロック図である。
【図4】請求項15のISDN電話サービスシステムの
原理ブロック図である。
【図5】請求項16から請求項18のISDN電話サー
ビスシステムの原理ブロック図である。
【図6】請求項5のISDN電話サービスシステムの実
施形態を示す図である。
【図7】請求項5の発明システムによる呼び返しシーケ
ンスを示す図である。
【図8】指示通知および要因通知に用いるメッセージの
説明図である。
【図9】請求項7の発明を適用した切断シーケンスを示
す図である。
【図10】請求項8および請求項9のISDN電話サー
ビスシステムの実施形態を示す図である。
【図11】請求項8および請求項9のISDN電話サー
ビスシステムの動作を表すシーケンス図である。
【図12】請求項11および請求項12のISDN電話
サービスシステムの実施形態を示す図である。
【図13】サービス判定動作を表す流れ図である。
【図14】請求項14のISDN電話サービスシステム
の実施形態を示す図である。
【図15】請求項14のISDN電話サービスシステム
の動作を表すシーケンス図である。
【図16】請求項15のISDN電話サービスシステム
の実施形態を示す図である。
【図17】モーニングコール動作を表すシーケンス図で
ある。
【図18】請求項16のISDN電話サービスシステム
の実施形態を示す図である。
【図19】キャンプオンサービス動作を表すシーケンス
図である。
【図20】請求項17のISDN電話サービスシステム
の実施形態を示す図である。
【図21】特殊保留サービス動作を表すシーケンス図で
ある。
【図22】ISDN電話交換システムの構成例を示す図
である。
【図23】従来の呼び返し動作を表すシーケンス図であ
る。
【図24】従来の呼び返し動作を表すシーケンス図であ
る。
【図25】従来の呼び返し動作を表すシーケンス図であ
る。
【符号の説明】
100 呼制御処理手段 101、400 交換機 102 条件判定手段 103 指示通知手段 104 通知受付手段 105 第1呼状態変更手段 106 要求受付手段 107 中継手段 110 端末制御手段 111、410 ISDN端末装置 112 指示受付手段 113 要因通知手段 114 第2呼状態変更手段 115 予約情報送出手段 120 端末装置 121 予約管理手段 122 要求送出手段 123 音声提供手段 124 解除要求送出手段 125 再呼出要求手段 131 送出制御手段 132 第1制御情報格納手段 133 間隔測定手段 134 第2制御情報格納手段 135 切断制御手段 136 制御情報入力手段 141 番号判定手段 142 管理フラグ格納手段 143 第1決定手段 144 管理表格納手段 145 第2決定手段 146 管理情報入力手段 147 キャンプオン要求検出手段 148 空き検出手段 201 保守コンソール 202 端末装置 210、401 制御装置 211、221 メッセージ抽出部 212、402 呼制御処理部 213、247、403 サービス判定部 214、223、243、244、249 サービス制
御部 215、226 メッセージ編集部 216、224 呼状態管理部 217、225 呼状態テーブル 218 登録番号テーブル 219、227 イベント検出部 220 端末制御装置 222 端末制御処理部 228、241 サービス情報格納部 229、242 タイマ 230、420 緊急指令台 231、421 緊急電話 232 再呼び出しボタン 233 要求送出部 245 書込処理部 246 サービス選択テーブル 248 メッセージ検出部 250 音声サービス提供装置 251 予約受付部 252 予約情報格納部 253 サービス管理部 254 回線制御部 255 音声再生部 256 サービス駆動部 257、259 サービス受付部 258 着側監視部 404 通話路情報保持部 405 要求受付部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04Q 3/545 H04L 11/02 Z (72)発明者 田口 邦子 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 松浦 一朗 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ISDNレイヤ3回線交換を利用したI
    SDN電話交換システムにおいて、 ISDN端末装置が発信側である通話について、前記通
    話路に関する情報および前記通話路を介して授受される
    情報に基づいて、交換機により、着信側からの呼び返し
    に備えて回線を保留する必要があるか否かを判定し、 保留する場合は、前記ISDN端末装置に対して、呼び
    返しに備えた回線保留を行う旨を示す保留指示を通知
    し、 前記ISDN端末装置は、前記保留指示を受け取った場
    合に、オンフック操作に応じて、自装置の呼状態を保留
    中とするとともに、オンフック操作が行われた旨の制御
    情報を含んだメッセージを前記交換機に通知し、 前記交換機は、前記制御情報を含んだメッセージの受信
    に応じて、該当する通話路の呼状態を保留中とすること
    を特徴とする回線保留方法。
  2. 【請求項2】 ISDNレイヤ3回線交換処理を行う呼
    制御処理手段を有する交換機を備え、ISDNレイヤ3
    回線交換手順に従って動作する端末制御手段を備えたI
    SDN端末装置と一般の端末装置との間の通話路につい
    て、前記ISDN端末装置による操作と独立な保留制御
    を行う保留サービスを提供するISDN電話サービスシ
    ステムにおいて、 交換機は、 前記通話路に関する情報および前記通話路を介して授受
    される情報に基づいて、前記通話路を保留する条件を満
    たしているか否かを判定する条件判定手段と、 前記条件判定手段による判定結果に応じて動作を開始
    し、前記保留サービスに関する指示を含むメッセージを
    作成して、前記呼制御処理手段を介して前記ISDN端
    末装置に通知する指示通知手段と、 前記ISDN端末装置から受信したメッセージから、前
    記保留サービスににおける呼状態の遷移要因を示す要因
    通知を検出する通知受付手段と、 前記要因通知で示される遷移要因に応じて、該当する通
    話路の呼状態を変更し、前記呼制御処理手段の処理に供
    する第1呼状態変更手段とを備えた構成であり、 ISDN端末装置は、 前記交換機から受信したメッセージから前記保留サービ
    スに関する指示を検出し、前記端末制御処理手段の処理
    に供する指示受付手段と、 前記保留サービスに関する指示の検出に応じて動作を開
    始し、前記端末制御手段から所定の操作が実行された旨
    の通知を前記保留サービスにおける呼状態の遷移要因と
    して検出し、この遷移要因を示す要因通知を含むメッセ
    ージを作成して、前記端末制御手段を介して前記交換機
    に通知する要因通知手段と、 前記要因通知手段によって検出された遷移要因に応じ
    て、自装置の呼状態を変更し、端末制御手段の処理に供
    する第2呼状態変更手段とを備えたことを特徴とするI
    SDN電話サービスシステム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のISDN電話サービス
    システムにおいて、 指示通知手段は、保留サービスを開始する旨の指示をフ
    ィーチャーインディケーション情報要素を用いて示し、
    着信側の端末装置から応答があったことを示す応答メッ
    セージに挿入して、ISDN端末装置に通知する構成で
    あることを特徴とするISDN電話サービスシステム。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載のISDN電話サービス
    システムにおいて、 要因通知手段は、オンフック操作が実行された旨の要因
    通知をキーパッドファシリティ情報要素を用いて示し、
    これを含む付加情報メッセージを作成して、交換機に通
    知する構成であることを特徴とするISDN電話サービ
    スシステム。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載のISDN電話サービス
    システムにおいて、 交換機は、端末装置から受信した情報からISDN端末
    装置に対する動作要求を検出し、前記動作要求を指示通
    知手段のメッセージ作成処理に供するとともに、動作要
    求の検出を遷移要因として第1呼状態変更手段に通知す
    る要求受付手段を備え、 前記指示通知手段は、前記動作要求の通知に応じて、前
    記動作要求で指定された動作を行う旨の指示を含むメッ
    セージを作成して、呼制御処理手段を介してISDN端
    末装置に通知する構成であり、 ISDN端末装置の指示受付手段は、前記動作要求で指
    定された動作を行う旨の指示の検出に応じて、端末制御
    手段に該当する動作を指示する構成であることを特徴と
    するISDN電話サービスシステム。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のISDN電話サービス
    システムにおいて、 指示通知手段は、発信側のISDN端末装置を呼び返す
    旨の動作要求を要求受付手段を介して受け取り、これに
    応じて、呼び出し動作を行う旨の指示を示すシグナル情
    報要素を含む付加情報メッセージを作成して、ISDN
    端末装置に通知する構成であることを特徴とするISD
    N電話サービスシステム。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載のISDN電話サービス
    システムにおいて、 要求受付手段は、着信側の端末装置におけるオンフック
    操作の発生を回線を切断する旨の動作要求として検出す
    る構成であり、 指示通知手段は、前記回線を切断する旨の動作要求の通
    知に応じて、切断メッセージを作成して、ISDN端末
    装置に通知する構成であることを特徴とするISDN電
    話サービスシステム。
  8. 【請求項8】 請求項2に記載のISDN電話サービス
    システムにおいて、 交換機は、 保留サービスに関する指示を含むメッセージの送出回数
    を保留サービスに関するサービス制御情報として格納す
    る第1制御情報格納手段と、 前記サービス制御情報に基づいて、指示通知手段による
    メッセージ送出動作を制御する送出制御手段と備えた構
    成であることを特徴とするISDN電話サービスシステ
    ム。
  9. 【請求項9】 請求項2に記載のISDN電話サービス
    システムにおいて、 交換機は、 指示通知手段および通知受付手段の動作に応じて、保留
    サービスに関する指示あるいは通知を含むメッセージの
    送受信間隔を測定する間隔測定手段と、 前記送受信間隔についての閾値を保留サービスに関する
    サービス制御情報として格納する第2制御情報格納手段
    と、 前記送受信間隔と前記閾値との比較結果に応じて、指示
    通知手段に、回線を切断する旨の動作要求を通知する切
    断制御手段とを備えた構成であることを特徴とするIS
    DN電話サービスシステム。
  10. 【請求項10】 請求項8または請求項9に記載のIS
    DN電話サービスシステムにおいて、 交換機は、保守コンソールから受け取った情報に基づい
    て、第1制御情報格納手段あるいは第2制御情報格納手
    段に保留サービスに関するサービス制御情報を入力する
    制御情報入力手段を備えた構成であることを特徴とする
    ISDN電話サービスシステム。
  11. 【請求項11】 請求項2に記載のISDN電話サービ
    スシステムにおいて、 条件判定手段は、 呼設定メッセージに含まれるダイアル数字に基づいて、
    着信先の端末装置が保留サービスの対象であるか否かを
    判定する番号判定手段と、 交換機が所管する網全体について、前記保留サービスを
    適用するか否かを示す管理フラグをサービス管理情報と
    して格納する管理フラグ格納手段と、 前記端末装置が保留サービスの対象である旨の判定結果
    に応じて、前記管理フラグを参照して、前記保留サービ
    スの適用の有無を決定し、判定結果として出力する第1
    決定手段とを備えた構成であることを特徴とするISD
    N電話サービスシステム。
  12. 【請求項12】 請求項2に記載のISDN電話サービ
    スシステムにおいて、 条件判定手段は、 呼設定メッセージに含まれるダイアル数字に基づいて、
    着信先の端末装置が保留サービスの対象であるか否かを
    判定する番号判定手段と、 交換機に接続された全ての端末装置に対応して、それぞ
    れ前記保留サービスを適用するか否かを示す管理表をサ
    ービス管理情報として格納する管理表格納手段と、 前記端末装置が保留サービスの対象である旨の判定結果
    に応じて、発信側のISDN端末装置について前記管理
    表を参照し、前記保留サービスの適用の有無を決定し
    て、判定結果として出力する第2決定手段とを備えた構
    成であることを特徴とするISDN電話サービスシステ
    ム。
  13. 【請求項13】 請求項11または請求項12に記載の
    ISDN電話サービスシステムにおいて、 交換機は、保守コンソールから受け取った情報に基づい
    て、管理フラグ格納手段あるいは管理表格納手段にサー
    ビス管理情報を入力する管理情報入力手段を備えた構成
    であることを特徴とするISDN電話サービスシステ
    ム。
  14. 【請求項14】 請求項2に記載のISDN電話サービ
    スシステムにおいて、 交換機は、ISDN中継線を介して他の交換機との間で
    メッセージの中継を行うとともに、中継したメッセージ
    に含まれる保留サービスに関するメッセージから保留サ
    ービスにおける呼状態の遷移要因を検出し、第1呼状態
    変更手段の処理に供する中継手段を備えたことを特徴と
    するISDN電話サービスシステム。
  15. 【請求項15】 請求項5に記載のISDN電話サービ
    スシステムにおいて、 着信側の端末装置は、 回線を介して受信した情報から、音声提供サービスの実
    行予約時刻を含む予約情報を検出し、前記予約時刻に到
    達したときに、その旨を示す時刻通知を出力する予約管
    理手段と、 前記時刻通知に応じて、呼び返し要求を送出する要求送
    出手段と、 前記時刻通知に応じて、回線を介して所定の音声を送出
    する音声提供手段とを備えた構成であり、 ISDN端末装置は、利用者による予約時刻の指定に応
    じて、前記予約時刻を示す予約情報を交換機を介して端
    末装置に送出する予約情報送出手段を備えた構成であ
    り、 交換機の条件判定手段は、ISDN端末装置からの呼設
    定メッセージで前記端末装置が着信先として指定されて
    いる場合に、保留サービスを適用する条件を満たしてい
    ると判定する構成であることを特徴とするISDN電話
    サービスシステム。
  16. 【請求項16】 請求項5に記載のISDN電話サービ
    スシステムにおいて、 交換機は、ISDN端末装置から受け取ったメッセージ
    からキャンプオンサービス要求を示す制御情報を含むメ
    ッセージを検出するキャンプオン要求検出手段と、 前記キャンプオンサービス要求で指定された着信側の端
    末装置の空き状態を検出する空き検出手段とを備えた構
    成であり、 条件判定手段は、着信側の端末装置が話中である場合
    に、保留サービスを適用する条件が満たされたと判定す
    る構成であり、 要求受付手段は、前記空き検出手段から前記端末装置が
    空き状態である旨の通知を受けて、呼び返し動作を要求
    する旨の動作要求として受け付け、指示通知手段および
    第1呼状態変更手段の処理に供する構成であることを特
    徴とするISDN電話サービスシステム。
  17. 【請求項17】 請求項5に記載のISDN電話サービ
    スシステムにおいて、 端末装置は、相手側の操作による保留を解除する旨の解
    除要求を送出する解除要求送出手段を備えた構成であ
    り、 交換機の条件判定手段は、ISDN端末装置からの保留
    サービス要求を示す制御情報を含むメッセージの検出に
    応じて、保留サービスの適用を決定する構成であり、 要求受付手段は、端末装置からの保留解除要求を呼び返
    し動作を要求する旨の動作要求として受け付け、指示通
    知手段および第1呼状態変更手段の処理に供する構成で
    あることを特徴とするISDN電話サービスシステム。
  18. 【請求項18】 請求項5に記載のISDN電話サービ
    スシステムにおいて、 端末装置は、緊急電話を制御する緊急指令台に備えられ
    た再呼びボタンの押下に応じて、再呼出要求を送出する
    再呼出要求手段を備えた構成であり、 交換機の条件判定手段は、ISDN端末装置からの呼設
    定メッセージからの前記緊急電話に対応するダイアル数
    字の検出に応じて、保留サービスの適用を決定する構成
    であり、 要求受付手段は、前記再呼出要求を呼び返し動作を要求
    する旨の動作要求として受け付け、指示通知手段および
    第1呼状態変更手段の処理に供する構成であることを特
    徴とするISDN電話サービスシステム。
JP9260539A 1997-09-25 1997-09-25 Isdn電話交換システムにおける回線保留方法およびisdn電話サービスシステム Withdrawn JPH11103349A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006080962A (ja) * 2004-09-10 2006-03-23 Ntt Comware Corp 緊急呼発信システムおよび緊急呼発信方法
JP2006148520A (ja) * 2004-11-19 2006-06-08 Fujitsu Ltd 移動通信用電話機

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