JPH10199227A - ディスク再生装置 - Google Patents

ディスク再生装置

Info

Publication number
JPH10199227A
JPH10199227A JP37397A JP37397A JPH10199227A JP H10199227 A JPH10199227 A JP H10199227A JP 37397 A JP37397 A JP 37397A JP 37397 A JP37397 A JP 37397A JP H10199227 A JPH10199227 A JP H10199227A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
disk
window
disc
rotation
rotational position
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP37397A
Other languages
English (en)
Inventor
Akashi Ito
明石 伊藤
Akira Ogiwara
明 荻原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP37397A priority Critical patent/JPH10199227A/ja
Publication of JPH10199227A publication Critical patent/JPH10199227A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスク窓から回転駆動中のディスクが静止
して見えるディスク再生装置を提供する。 【解決手段】 ディスク再生装置22の筐体21に、こ
の筐体21の内部に収納されるディスク2の少なくとも
一部に対向して、透過/不透過を制御されるディスク窓
23を設ける。そして、上記ディスク2が同じ回転位置
に達するタイミングにて上記ディスク窓23を透過と
し、他では不透過となるように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、筐体にディスク
を確認する窓が設けられたディスク再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディスク再生装置は、音楽等のソフトを
収めたCD(コンパクトディスク)をはじめディスクの
再生のために広く用いられている。上記ディスク再生装
置は、オーディオセットの一部として、ラジオカセット
と一体となって、あるいは小型の筐体に収められたポー
タブル型として等、種々の態様にて利用されている。
【0003】このようなディスク再生装置は、いわゆる
ディスク窓を備えることがある。このディスク窓とは、
ディスク再生装置の筐体に、この筐体にセットされるC
Dを外部から目視によって確認できるように設けられた
ものである。ユーザは、上記ディスク窓によって、ディ
スク再生装置にCDがセットされているか否かを確認す
ることができる。
【0004】ここで、CDのレーベル面には、曲名、歌
手名等のCDのソフトの内容に関する情報が印刷されて
いるのが通常である。特に、最近のCDのレーベル面
は、上記のような情報を表示するのみならず、デザイン
的にも配慮されており、美術的な観賞に耐えられるもの
も少なくない。
【0005】上記ディスク窓が筐体の内部にセットされ
たCDのレーベル面を読み取るように配設される場合に
は、ディスクが静止した状態においては、ユーザはこの
ディスク窓から上記レーベル面の情報を読み取ることが
できる。したがって、ユーザは、上記ディスク窓を介し
て、ディスク再生装置にCDがセットされているか否か
だけでなく、上記CDのソフトの内容も知ることができ
る。また、美的に配慮されたレーベルのデザインを観賞
することもできる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
ディスク再生装置にセットされたCDは、再生時、早送
り時等の動作時には回転駆動される。そのために、ディ
スク再生装置の動作時には上記レーベル面を読み取るこ
とができないという問題点がある。
【0007】この発明は、上述の実情に鑑みてなされる
ものであり、CDが回転駆動される動作時にも、このC
Dのレーベル面を読み取ることができるようなディスク
窓を備えるディスク再生装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【発明を解決するための手段】この発明に係るディスク
再生装置は、筐体の内部に収納されるディスクの少なく
とも一部に対向して上記筐体に設けられ、透過/不透過
が切り換え制御される窓部と、上記ディスクの回転位置
を検出する回転位置検出手段と、上記窓部の透過/不透
過を上記回転位置検出手段にて検出した上記ディスクの
回転位置に基づいて切り換え制御する制御手段とを有す
ることとなされたものである。
【0009】上記ディスク再生装置において、上記回転
検出手段は、筐体の内部に装着され回転駆動されるディ
スクの回転位置を検出し、上記制御部は、検出された回
転位置に基づいて上記ディスクの少なくとも一部に対向
して設けられる窓部の透過/不透過を切り換え制御す
る。
【0010】また、この発明に係るディスク再生装置
は、上記制御手段は、上記ディスクが同じ回転位置に達
するタイミングにて上記窓部を透過状態に制御するとす
ることとなされたものである。
【0011】上記ディスク再生装置は、上記ディスクが
同じ回転位置に達するタイミングにて上記窓部を透過状
態に制御することにより、上記窓部から目視する上記デ
ィスクを静止させて見せる。
【0012】さらに、この発明に係るディスク再生装置
は、上記制御手段は、上記ディスクが徐々にずれた回転
位置に達するタイミングにて上記窓部を透過状態にし
て、上記窓部から目視した上記ディスクが、順方向回
転、逆方向回転のいずれか1つの状態に見えるように制
御することとなされたものである。
【0013】上記ディスク再生装置は、上記回転検出手
段にて検出したディスクの回転位置に基づいて、上記デ
ィスクが徐々にずれた回転位置に達するタイミングにて
上記窓部を透過状態に制御し、上記窓部から目視した上
記ディスクが順方向回転、逆方向回転のいずれか1つの
状態に見えるようにする。
【0014】そして、この発明に係るディスク再生装置
は、上記ディスクが静止状態から回転駆動された際に、
上記ディスクの回転位置を経過時間から算出し、上記回
転位置が上記静止状態の回転位置に達するタイミングに
て上記窓部を透過状態に制御することとなされたもので
ある。
【0015】上記ディスク再生装置は、上記ディスクが
静止状態から回転駆動された際に、上記ディスクが回転
を開始してからの経過時間に基づいて上記ディスクの回
転位置を算出して、この算出された上記ディスクの回転
位置が上記静止状態の回転位置に達したタイミングにて
上記窓部を透過状態とすることにより、上記ディスクが
静止状態に見えるようにする。
【0016】
【発明の実施の形態】この発明に係るディスク再生装置
の実施の形態の一例について、図面を参照しながら詳細
に説明する。
【0017】この発明に係るディスク再生装置の実施の
形態の一例の外観を図1に示す。すなわち、ディスク再
生装置20の筐体21は略々直方体であり、ディスク窓
23を有する上蓋22と、前端部に操作ボタン24〜2
7とを備え、内部にCD等のディスク2をセットして回
転駆動する。そして、上記ディスク窓23からは、上記
筐体23内部にセットされたディスク2を目視して確認
することができる。
【0018】上記上蓋22は、開閉自在に配設されてい
る。この上蓋22を開けた状態において、上記ディスク
2は、筐体21の内部に挿入し装着され、また、上記筐
体21の内部から取り出されることができる。この上蓋
22の備えるディスク窓23には、電気的に透過/不透
過を制御することができる例えば液晶シャッタが用いら
れ、このディスク窓23から筐体21の内部に収納した
ディスク2のレーベル面を確認できるようになされてい
る。
【0019】上記ディスク窓23は、上記ディスク2の
回転駆動時には、透過/不透過を上記ディスク2の回転
位相と同期制御され、上記ディスク窓23を通じて見え
る上記ディスク2のレーベル面は、このディスク2の静
止回転に関わらず常に停止しているように見える。ま
た、所望の際には、このディスク窓23から見える上記
ディスク2のレーベル面を順方向(時計回り)あるいは
逆方向(反時計回り)に回転させたり、任意の角度で静
止させることもできる。
【0020】上記ディスク再生装置20の操作ボタン2
4〜27としては、PLAYボタン24と、STOPボ
タン25と、FFボタン26と、REWボタン27とを
備える。上記PLAYボタン24は、押圧によりディス
ク2の再生を開始させる。上記FFボタン26及びRE
Wボタン27は、押圧により早送り及び逆送りをそれぞ
れ開始させる。上記STOPボタン25は、上記各動作
を停止させる。
【0021】次に、上記ディスク窓3に用いられる液晶
シャッタと、この液晶シャッタを介して目視されるディ
スク2と、このディスク2を回転駆動するモータ3と、
このモータからディスク2の回転位置を検出して上記液
晶シャッタを制御する同期制御系とについて説明する。
【0022】上記同期制御系及びこの同期制御系の周辺
回路は、図2に示すように、ディスク2を回転駆動する
モータ3と、このモータ3を三相にて駆動する電流を供
給する駆動部4と、上記モータ3の逆起電圧からディス
ク2の回転位置を検出してFG信号を発生する回転位置
検出部5と、上記FG信号を略々ディスク2の1回転分
に分周する分周部6と、この分周部6での分周の割合を
調節して上記ディスク窓23から見えるディスク2の見
かけ上の回転方向を切り換える有効回転方向切り換え部
7と、液晶シャッタ1の透過時間を発生する透過時間発
生部8と、上記液晶シャッタ1を駆動する液晶ドライバ
9とから構成される。
【0023】上記ディスク窓23に用いられる上記液晶
シャッタ1は、印加される電圧によって分子の配向の軸
を変えることにより透過/不透過を制御される板材であ
り、図3(a)に示すように、スイッチ11を閉じて電
池12から電圧を印加すると光を透過し(開窓)、図3
(b)のようにスイッチ11を開いて電圧を印加しない
場合には光を透過しない(閉窓)。
【0024】三相にて駆動される上記モータ3として
は、例えば4極着磁のものを利用することができる。こ
のような三相にて駆動されるモータ3によって回転せら
れるディスク2の回転位置は、図4に示すような頂角を
60度とするような6個の扇部a、扇部b、扇部c、扇
部d、扇部e、扇部fにて指定すると便利である。な
お、上記モータ3は、上記ディスク2を直接駆動するの
で両者の回転位置は等しい。図中で、矢印Bは回転の方
向示している。
【0025】上記駆動部4の備える回転位置検出部5
は、上記モータ3から逆起電力を検出してロータの位
置、すなわちこのモータ3の回転位置についてのFG信
号を発生する。
【0026】一般に、三相駆動のモータが与えるFG信
号の1回転当たりの周期の数、あるいはパルスの数N
は、N=3×着磁極数/2にて与えられる。上記モータ
の着磁極数は4であったので、FG信号は1回転当たり
6波発生する。したがって、FG信号の各周期と上述の
扇部a〜fが1対1で対応する。
【0027】図5に、FG信号と、図4の矢印Aの位置
を通過する扇部の部分の対応とを表すタイミングチャー
トを示す。上述のように、FG信号の各周期に各扇部a
〜fが対応している。
【0028】図2の分周部6と、有効回転方向切り換え
部7と、透過時間発生部8とは、この同期制御系の制御
に関わっている。すなわち、上記分周部6は、上記回転
位置検出部5から供給されるFG信号に基づいて、上記
有効回転方向切り換え部7によって分周比1/Nを設定
される。
【0029】上記有効回転方向切り換え部7は、有効回
転方向を順方向に設定する場合は上記分周部のNをN−
1と、静止に設定する場合には上記分周部NをNと、逆
方向に設定する場合には上記分周部のNをN+1とす
る。ここで、Nはディスク2が1回転する際のFG信号
のパルスの数である。
【0030】上記透過時間発生部8は、上記分周部6か
ら供給されるタイミングに基づいて、上記液晶シャッタ
1が所定時間に亘って透過状態となるように、透過制御
信号を発生し、上記液晶ドライバ9に供給する。
【0031】続いて、上記ディスク窓3の備える液晶シ
ャッタ1の透過/不透過をディスク2の回転位置に基づ
いて制御することにより、上記ディスク窓3を介して上
記ディスク2を見かけ上静止させる方法、また、このデ
ィスク2を見かけ上順方向、逆方向に回転させる方法を
説明する。
【0032】まず、上記ディスク2を静止して見せる方
法を説明する。それには、上記ディスク2が同じ回転位
置に達するタイミングで上記液晶シャッタ1を透過とす
るように制御する。このようにすると、透過した液晶シ
ャッタ1からは常にディスク2の同じ部分が見えるの
で、このディスク2は静止して見える。
【0033】例えば、図4において、矢印Aの位置に扇
部fが達したときに上記液晶シャッタ1を透過(開窓)
とする。すなわち、上記液晶シャッタ1を f→f→…→f のタイミングで透過とし、他では不透過とする。このよ
うに、ディスク2が同じ回転位置に達するFG信号6周
期のタイミングで上記液晶シャッタ1の開閉を制御する
と、矢印Aの位置に常に同じ扇部fがあるので、このデ
ィスク2は静止して見える。
【0034】ディスク2を順方向(時計回り)に回転さ
せたいときには、例えば、上記ディスク2の先に液晶シ
ャッタ1を透過とした扇部の順方向に1つ進んだ扇部2
が同じ回転位置に達するタイミングにて上記液晶シャッ
タ1を透過するように制御する。このようにすると、透
過した液晶シャッタ1からはディスク2の扇部が1つづ
つ順方向に進むように見える。すなわち、このディスク
2は順方向に回転して見える。
【0035】例えば、図4において、矢印Aに位置する
扇部が f→e→d→… のように、1個づつ順方向に進むようなタイミングで液
晶シャッタ1を透過とし、他の場合は不透過とする。す
なわち、FG信号が7周期のタイミングで上記液晶シャ
ッタ1を開閉する。このような場合には、液晶シャッタ
1を介して見るディスク2は、矢印Aに位置する扇部が
1個づつ順方向に進むように見える。
【0036】同様に、ディスク2を逆方向(反時計回
り)に回転させたいときには、例えば、上記ディスク2
の先に液晶シャッタ1を透過とした扇部の逆方向に1つ
進んだ扇部2が同じ回転位置に達するタイミングにて上
記液晶シャッタ1を透過するように制御する。このよう
にすると、透過した液晶シャッタ1からはディスク2の
扇部が1つづつ逆方向に進むように見える。すなわち、
このディスク2は逆方向に回転して見える。
【0037】例えば、図4において、矢印Aに位置する
扇部が f→a→b→… のように、1個づつ逆方向に進むようなタイミングで液
晶シャッタ1を透過とし、他の場合は不透過とする。す
なわち、FG信号が5周期のタイミングで上記液晶シャ
ッタ1を開閉する。このような場合には、液晶シャッタ
1を介して見るディスク2は、矢印Aに位置する扇部が
1個づつ逆方向に進むように見える。
【0038】さらに、任意の角度(位置)で静止させた
い見せたい場合には、上述の見かけ上ディスク2を静
止、順方向回転、逆方向回転させる方法を組み合わせれ
ばよい。すなわち、上述の方法により、上記ディスク2
を所望の角度まで見かけ上順方向または逆方向回転さ
せ、以後はその状態にて静止して見えるように上記液晶
シャッタ1を制御する。
【0039】例えば、矢印Aの位置に扇部fが位置する
状態から初めて、矢印Aの位置に扇部aが位置する状態
で静止させたい場合には、ディスク2を矢印Aの位置に
扇部fが位置して見える状態から、矢印Aの位置に扇部
aが位置して見える状態まで上記ディスクを見かけ上順
方向または逆方向回転させ、その後はこの状態にて静止
して見えるように上記液晶シャッタ1を制御する。例え
ば、上記液晶シャッタ1を f→a→a→…→a のタイミングで透過となるように制御すればよい。
【0040】また、矢印Aの位置に扇部fが位置する状
態から初めて、矢印Aの位置に扇部eが位置する状態で
静止させたい場合には、上述の方法により、ディスク2
を矢印Aの位置に扇部fが位置して見える状態から、矢
印Aの位置に扇部eが位置して見える状態まで上記ディ
スクを見かけ上順方向または逆方向回転させ、その後は
この状態にて静止して見えるように上記液晶シャッタ1
を制御する。例えば、上記液晶シャッタ1を f→e→e→…→e のタイミングで透過となるように制御すればよい。
【0041】ここでの見かけ上の回転位置の制御は、デ
ィスク2を6等分した扇部を単位としたために、回転位
置の分解能は、高々扇部a〜fの回転位置、すなわちこ
れらの扇部の頂角に制限されている。しかし、上記ディ
スク2の回転位置の分解能は、次のような方法によって
向上させることができる。
【0042】すなわち、上記ディスク2の回転位置はF
G信号のパルスを計数することにより求められている。
そこで、上記ディスク2の1回転当たりのFG信号のパ
ルスの数を増加させれば分解能は向上することになる。
【0043】FG信号の1回転当たりのパルスの数は上
記モータ3の着磁極数に比例するので、上記パルスの数
を増加させるには、上記モータ3の着磁極の数を増加さ
せればよい。
【0044】他方、上記モータ3の着磁極の数を増加さ
せずに分解能を向上させる方法もある。それには、図6
に示すように、FG信号に、平均値計算等によって、F
G信号よりも周期の短い信号、言い換えれば周波数の高
い信号を同期させればよい。
【0045】図中では、FG信号にFG信号のn倍の周
波数を持つ信号を同期させて、扇部aに対応するFG信
号のパルスの1周期(パルス周期)をa1〜anのn周
期に分割している。これによって、上記ディスク2の回
転位置の分解能はn倍に向上し、回転位置の分解能に関
しては扇部a〜fがn分割されるのと同等の効果をもた
らす。
【0046】このような上記ディスク2の回転位置に対
する分解能の向上によって、液晶シャッタ1を介したデ
ィスク2の見かけ上の回転位置の制御の分解能も向上さ
せることができる。すなわち、FG信号がn倍の周波数
に向上したとすると、FG信号はディスク2の1回転当
たり6n個のパルスを発生するので、上述の方法を用い
ると、上記ディスク2を上記液晶シャッタ1を介して6
nの回転位置で静止させることができる。また、順方
向、逆方向の回転も、6nの分解能で制御することがで
きるので滑らかに行うことができる。
【0047】なお、上記ディスク2の回転位置の分解能
の向上は、上記モータ3にFG信号を発生する適当な分
解能のFGを取り付けることによっても達成することが
できる。
【0048】次に、上記ディスク2の回転始動状態にお
いても、上記ディスク2をユーザがセットした回転位置
に見かけ上静止させる方法を説明する。
【0049】停止状態にある上記モータ3に一定電圧を
印加すると、上記モータ3は回転を開始し、回転は徐々
に速くなりやがて一定角速度に達する。
【0050】このようなステップ電圧、すなわち時間0
から一定電圧を印加した場合における、上記モータ3の
FG信号のタイムチャートを図7に示す。FG信号の周
期は時間の経過とともに徐々に短くなり、同時に上記デ
ィスク2の角速度は次第に増加している。上述したよう
に、FG信号の1周期と上記扇部a〜fは1対1に対応
している。
【0051】ここで、上記モータ3のステップ応答に対
応する角速度、すなわちステップ電圧に対する角速度の
時間的な変化は、 ω(t)=(V/kV)[1−exp{−1/(β
J)}t] にて与えられる。ここで、ωは上記ディスク2の角速
度、Vは上記モータ3に印加するモータ印加電圧、Jは
上記ディスク2及びモータ3の両方の慣性モーメントで
ある。また、βはR/(kV・kt)によって与えられ、
ここに、Rは上記モータ3のインピーダンス、kVは同
じく逆起電圧定数、ktは同じくトルク定数である。ま
た、tは時間である。
【0052】図8に示すように、上記ステップ応答に対
応する角速度ω(t)によると、角速度は時間0から徐
々に増加し、角速度βJを閾として一定値V/kVに収
束する。図中のteとωeは、時間と角速度との関数関係
の一例として、図9の矢印Dを扇部eが通過した時間t
eに角速度ωeが対応していることを示している。
【0053】上記ステップ応答に対応する角速度ω
(t)を用いると、上記モータ3に一定電圧を印加した
後の任意の経過時間に対して、上記ディスク2が回転し
た延べの角度が求められる。すなわち、角速度を積分す
ることにより時間0から所望の時間までの回転角を求め
ればよい。例えば、上述の図9において、時間teにお
いて、扇部eが角速度ωeにて矢印Dを通過したとする
と、時間0においては、上記ディスク2の上記矢印Dか
ら角度θ進んだ矢印Cで示されている位置が、矢印Dに
位置していたことが分かる。
【0054】ここで、角度θは、上述した角速度ω
(t)を時間0から時間teまで積分することによって
与えられる。すなわち、次式数1によって与えられる。
【0055】
【数1】
【0056】このようにして、上記モータ3に電圧を印
加した時間からの上記ディスク2の回転角度を求めるこ
とができる。ここで、上述した方法によるディスク2の
回転位置の分解能の向上と組み合わせることによって、
このディスク2がセットされた初期の位置に、このディ
スク2を高い分解能にて見かけ上静止させることができ
る。
【0057】続いて、図10に、三相駆動されるモータ
3と、このモータ3を三相駆動する駆動部4との実施の
形態の一例を示す。この実施の形態の一例は、上記駆動
部4のチップ100と、上記モータ3と、これらの周辺
回路とから構成される。
【0058】上記駆動部4は、チップ100に一体とし
て形成され、上記モータ3を回転駆動するスイッチング
タイミングを制御するタイミング制御回路101と、上
記モータ3の逆起電圧からこのモータ3のロータの位置
を検出するロータ位置検出回路102と、上記モータ3
の起動時の制御を行う起動制御回路106と、次段への
ドライブを行うソフト・スイッチングドライブ回路10
3と、三相駆動用トランジスタ105を駆動する出力ド
ライブ・バッファ回路104と、上記モータ3を三相駆
動する三相駆動用トランジスタ105と、加熱保護回路
107との各ブロックから構成される。
【0059】上記タイミング制御回路101は、上記ロ
ータ位置検出回路102から供給される上記モータ3の
ロータの位置に関する信号と、起動の際には上記起動回
路106からの制御信号とに基づいて、上記ソフト・ス
イッチングドライブ回路103及び出力ドライブ・バッ
ファ回路104を介して上記三相駆動トランジスタ10
5を制御するとともに、FG信号を外部に出力する。
【0060】また、上記三相制御トランジスタ105
は、第9番ピン及び第16番ピンに供給されるモータ駆
動電圧VSを制御して上記モータ3を三相にて駆動す
る。上記加熱保護回路107は、例えば、このチップ1
00の消費電流が所定値を越えた場合に電流を制限して
回路の保護を図るようなものである。
【0061】なお、この発明に係るディスク再生装置の
発明の実施の形態においてはCDについて例示したが、
この発明は一般のディスクに広く利用することができ
る。
【0062】また、上記実施の形態においては、三相駆
動の4極着磁のモータを用いているが、他の種類のモー
タを利用することもできる。
【0063】さらに、上記ディスク窓23を介した上記
ディスク2の見かけ上の動作は、上記液晶シャッタ1に
対してディスク2の回転に同期する適当な開閉のタイミ
ングを与えることによって、静止、順方向回転、逆方向
回転に限られず、所望の回転動作をなすことができる。
【0064】そして、上記ディスク窓3は電気的に透過
/不透過を制御できればよく、液晶シャッタ1に限定さ
れない。
【0065】また、FG信号の発生はモータ3の逆記電
圧を検出することによって行ったが、上記モータ3にい
わゆるFGを取り付けて発生させることもできる。
【0066】
【発明の効果】上述のように、この発明に係るディスク
再生装置は、CDの回転位置に基づいて透過/不透過を
切り換え制御されるディスク窓を備える。上記CDのレ
ーベル面は、上記ディスク窓を介して、上記CDの回転
時あるいは回転始動時に関わらず静止して見える。ま
た、上記CDは、上記ディスク窓を通じて見かけ上順方
向回転、逆方向回転、あるいは所望の回転動作をなされ
ることができる。
【0067】したがって、上記ディスク再生装置が動作
しているか停止しているかに関わらず、上記ディスク窓
を通じてディスクのレーベル面を読み取ることができ
る。このことにより、CDのレーベル面に表記された曲
名、歌手名等のソフトの情報を知ることができる。上記
レーベル面が美的に配慮されている場合には、レーベル
面を観賞することができる。
【0068】また、上記CDを見かけ上順方向、逆方向
に所望の角度だけ回転させることにより、上記ディスク
窓から上記レーベル面を読み取りやすいように、あるい
は上記レーベル面の所望の部分を読み取れるように上記
CDの角度を調節するもできる。
【0069】また、上記CDが見かけ上順方向または逆
方向に継続的に回転するようにすることによって、上記
CDの全面を一時に読み取ることができないようなディ
スク窓からでも、上記レーベル面の全面を順次に読み取
れるようにすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディスク再生装置の実施の形態の一例の外観を
示す斜視図である。
【図2】ディスク再生装置の実施の形態の一例の概略的
な構成を示すブロック図である。
【図3】液晶シャッタの透過/不透過の状態を模式図に
示す斜視図である。
【図4】扇部に6分割したディスクを示す平面図であ
る。
【図5】FG波形と矢印を通過する扇部の関係を示すタ
イミングチャートである。
【図6】FG信号の1周期をn分割した場合のタイミン
グチャートである。
【図7】モータを回転起動した状態のFG波形を示すタ
イミングチャートである。
【図8】モータを回転起動した状態の角速度を示すタイ
ミングチャートである。
【図9】ディスクが角度θ回転した状態を示す平面図で
ある。
【図10】モータ制御チップと周辺回路の一例を示す回
路図である。
【符号の説明】
1 液晶シャッタ、2 ディスク、3 モータ、4 駆
動部、5 回転位置検出部、6 分周部、7 有効回転
方向切り換え部、8 透過時間発生部、20ディスク再
生装置、21 筐体、22 上蓋、23 ディスク窓

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体の内部に収納されるディスクの少な
    くとも一部に対向して上記筐体に設けられ、透過/不透
    過が切り換え制御される窓部と、 上記ディスクの回転位置を検出する回転位置検出手段
    と、 上記窓部の透過/不透過を上記回転位置検出手段にて検
    出した上記ディスクの回転位置に基づいて切り換え制御
    する制御手段とを有するディスク再生装置。
  2. 【請求項2】 上記制御手段は、上記ディスクが同じ回
    転位置に達するタイミングにて上記窓部を透過状態に制
    御することを特徴とする請求項1記載のディスク再生装
    置。
  3. 【請求項3】 上記制御手段は、上記ディスクが徐々に
    ずれた回転位置に達するタイミングにて上記窓部を透過
    状態にして、上記窓部から目視した上記ディスクが順方
    向回転、逆方向回転のいずれか1つの状態に見えるよう
    に制御することを特徴とする請求項1記載のディスク再
    生装置。
  4. 【請求項4】 上記制御手段は、上記ディスクが静止状
    態から回転駆動された際に、上記ディスクの回転位置を
    経過時間から算出し、上記回転位置が上記静止状態の回
    転位置に達するタイミングにて上記窓部を透過状態に制
    御することを特徴とする請求項1記載のディスク再生装
    置。
JP37397A 1997-01-06 1997-01-06 ディスク再生装置 Withdrawn JPH10199227A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP37397A JPH10199227A (ja) 1997-01-06 1997-01-06 ディスク再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP37397A JPH10199227A (ja) 1997-01-06 1997-01-06 ディスク再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10199227A true JPH10199227A (ja) 1998-07-31

Family

ID=11472000

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP37397A Withdrawn JPH10199227A (ja) 1997-01-06 1997-01-06 ディスク再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10199227A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002298568A (ja) * 2001-03-29 2002-10-11 Aiwa Co Ltd ディスクドライブ装置
JP2010020850A (ja) * 2008-07-11 2010-01-28 Sony Corp 光ディスク装置および発光制御方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002298568A (ja) * 2001-03-29 2002-10-11 Aiwa Co Ltd ディスクドライブ装置
JP2010020850A (ja) * 2008-07-11 2010-01-28 Sony Corp 光ディスク装置および発光制御方法
JP4557062B2 (ja) * 2008-07-11 2010-10-06 ソニー株式会社 光ディスク装置および発光制御方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR920001461A (ko) 디스크 드라이브 장치
JPH10199227A (ja) ディスク再生装置
WO1991001230A2 (en) Spindle motor control circuit
JP2000209892A (ja) モ―タ駆動回路
JP2000172186A (ja) フロントパネルの開閉構造
US4999721A (en) Recording and/or reproducing apparatus
JPH06103996B2 (ja) 情報記録ディスク駆動用モータ制御装置
KR920006593B1 (ko) 레이져 디스크 플레이어의 모터 제어회로
JPH08196097A (ja) モータ制御装置
US6140783A (en) Controlling method of disk driving motor and its controlling device
JPS6334768A (ja) デイスクサイズ検出装置
JPH0325298Y2 (ja)
KR0168576B1 (ko) 브이씨알의 드럼 모터 구동 장치
JPS5979467A (ja) 回転体の回転停止制御方式
JPH02110003U (ja)
JP2512048B2 (ja) プラシレスモ―タの駆動装置
KR960005539A (ko) 스핀들모터 구동장치
JPH05976Y2 (ja)
JPS6295701A (ja) 記録又は再生装置
JPS62229561A (ja) テ−プレコ−ダ装置のリ−ルモ−タ制御回路
JPH0415535B2 (ja)
JP2827392B2 (ja) 記録再生装置
JPH01298982A (ja) 逆トルクブレーキ回路
JPS6040565A (ja) 光デイスク装置
JPH0316131Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040406