JPH10199115A - ディスク再生装置 - Google Patents

ディスク再生装置

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JPH10199115A
JPH10199115A JP8351688A JP35168896A JPH10199115A JP H10199115 A JPH10199115 A JP H10199115A JP 8351688 A JP8351688 A JP 8351688A JP 35168896 A JP35168896 A JP 35168896A JP H10199115 A JPH10199115 A JP H10199115A
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薫 武正
Susumu Yoshida
進 吉田
Masami Fujimoto
正己 藤本
Toru Suzuki
徹 鈴木
Kenjiro Ido
健二郎 井土
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    • G11B17/00Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor
    • G11B17/02Details
    • G11B17/021Selecting or spacing of record carriers for introducing the heads
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B17/00Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor
    • G11B17/22Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor from random access magazine of disc records
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    • G11B17/223Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor from random access magazine of disc records with movable magazine in a vertical direction

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 複数枚のディスクから所望のディスクを選択
して再生するディスク再生装置において、装置全体の小
型化、及び再生動作の円滑化を図る。 【解決手段】 複数枚のディスクをその主面に対して垂
直に配列した状態で保持する複数のトレイ53を含むディ
スク保持手段と、非再生時には保持されたディスクが存
在するディスク保持位置の外側の非再生位置に位置し、
再生時には一部がディスク保持位置に重なり合う再生位
置に位置するディスク再生手段30と、ディスク再生手段
を非再生位置と再生位置との間で搬送する再生手段搬送
機構と、再生の際に再生位置へのディスク再生手段の侵
入を許容すべく、再生を所望するディスクを所定位置に
位置決めし、他のディスクをディスクの配列方向に移
動、退避させるディスク選択手段と、再生を所望するデ
ィスクを再生位置に向けて取り出し搬送するディスク取
り出し搬送手段とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数枚の情報記録
ディスク(以下、単にディスクと称する)を配列収納し
て順次に再生できるディスク再生装置に関し、特に車の
ダッシュボード内に装着される車載用のディスク再生装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】複数枚のディスクを配列収納して任意に
所望のディスクを再生するようなディスクプレーヤとし
ては、プレーヤ本体とは別個にディスクを収納するマガ
ジン等を採用したものが知られている。かかるディスク
プレーヤにおいて、ディスクを再生する場合は、先ず、
マガジン内に収納されたディスクをトレイと共に水平方
向に突出せしめて、この水平方向に移動せしめられたデ
ィスクの下方からターンテーブル等を含む再生手段を近
づけてターンテーブル上にディスクをクランプして再生
するという手法を採る。
【0003】また、例えば特開平3−235249号公報に示
されたディスクプレーヤの如く、ディスクを収納したマ
ガジンを上下に分離し、その分離された空間内に再生手
段を移動せしめてマガジン内でディスクを再生するもの
がある。さらに、ディスク挿入口から複数のディスクを
挿入して、ディスク搬送手段例えばローラ機構によりデ
ィスクをディスク収納部に搬送し、多段に亘って複数の
ディスクを配列収納し、収納された中から所望のディス
クを選択して再生するディスクプレーヤが知られてい
る。かかるディスクプレーヤにおいて、再生したいディ
スクを選択する場合は、ディスク収納部をディスクの配
列方向すなわち上下方向に移動させて、再生希望のディ
スクをターンテーブル等を含む再生手段に対して所定の
高さに位置付ける必要がある。一方、排出するディスク
を選択する場合は、同様にディスク収納部を上下方向に
移動させて、排出したいディスクをディスク搬送手段に
対して所定の高さに位置付ける必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述従
来のディスクプレーヤにおいては、ディスクと再生手段
との位置決めのための相対移動がいずれか一方のみの移
動により行われる為、1枚のディスクのみを収容するシ
ングルディスクプレーヤに比べて、ディスク再生指令か
ら再生実行までに長時間を要する。
【0005】また、ディスク挿入口及びディスク搬送手
段と多段ディスク収納部とを備えるディスクプレーヤに
おいては、再生するディスクを選択する場合は、再生手
段の位置を基準として収納された全ディスクを選択でき
るような範囲でディスク収納部が移動できるようにする
必要があり、一方、ディスクを挿入する場合は勿論のこ
と排出するディスクを選択する場合は、ディスク搬送手
段の位置を基準として、収納された全ディスクを選択で
きるような範囲でディスク収納部が移動できるようにす
る必要がある。従って、ディスク収納部の移動方向例え
ば上下方向において装置の大型化を招くことになる。
【0006】上述従来技術の問題点に鑑み、本願発明の
目的とするところは、ディスクの再生指令から再生実行
に至るまでの時間を短縮してスムーズな再生が行えるデ
ィスク再生装置を提供することにある。また、本願発明
の目的とするところは、上記目的を達成しつつ装置本体
の小型化、特にディスクの主面に平行な方向における奥
行きを短くして装置全体の小型化が図れるディスク再生
装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数枚のディ
スクをその主面に対して垂直な方向に配列した状態で保
持するディスク保持手段と、ディスクの非再生時には当
該ディスク保持手段に保持されたディスクが存在するデ
ィスク保持位置の外側の非再生位置に位置し、かつ、デ
ィスクの再生時には上記非再生位置よりもディスク保持
位置に近接した再生位置に位置するように搬送されるデ
ィスク再生手段と、上記ディスク保持位置に位置する所
望のディスクを上記再生位置に向けて取り出し搬送する
ディスク取り出し搬送手段と、を含むディスク再生装置
において、ディスクを再生する際に、上記ディスク再生
手段を上記非再生位置から上記再生位置に至らしめる再
生手段搬送動作と、上記所望のディスクを上記ディスク
保持位置から上記再生位置に至らしめるディスク搬送動
作とを、同時に行わせるように構成した。
【0008】これにより、ディスクの再生指令から再生
実行に至るまでの時間を短縮することができ、もって、
ディスクのスムーズな再生が達成される。また、本発明
は、複数枚のディスクをその主面に対して垂直な方向に
配列した状態で各々保持する複数のトレイを含むディス
ク保持手段と、ディスクの非再生時には上記ディスク保
持手段により保持されたディスクが存在するディスク保
持位置の外側の非再生位置に位置し、かつ、ディスクの
再生時には少なくとも一部が上記ディスク保持位置に重
なり合う再生位置に位置するディスク再生手段と、上記
ディスク再生手段を上記非再生位置と上記再生位置との
間で搬送する再生手段搬送機構と、ディスクを再生する
際に上記再生位置への上記ディスク再生手段の侵入を許
容すべく、再生を所望するディスクを所定位置に位置決
めし、かつ、他のディスクをディスクの配列方向におい
て移動せしめて退避させるディスク選択手段と、再生を
所望するディスクを上記再生位置に向けて取り出し搬送
するディスク取り出し搬送手段と、を含むディスク再生
装置において、ディスクを再生する際に、上記ディスク
再生手段を上記非再生位置から上記再生位置に至らしめ
る再生手段搬送動作と、再生を所望するディスクを上記
ディスク保持位置から上記再生位置に至らしめるディス
ク搬送動作とを、同時に行わせるように構成した。これ
により、装置内部品の集約化による装置の小型化を図り
つつ、ディスクの再生指令から再生実行に至るまでの時
間を短縮することができ、もって、ディスクのスムーズ
な再生が達成される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明のディスク再生装置
に係る実施例を、添付図面に基づいて説明する。当該デ
ィスク再生装置は、例えば、自動車のダッシュボード
(不図示)に形成された取り付け口から挿入されてこれ
を保持するブラケット等に固定されるハウジング1と、
このハウジングの前面部すなわち車室内に露出せしめら
れるフロントパネル2とにより外形が構成されている。
【0010】図1に示すように、ハウジング1の前面部
を形成するフロントパネル2には、その上方に再生指令
等その他の制御を行う操作部3及び表示部4が配置さ
れ、その下方に再生するディスクを挿入するための一条
の挿入口5が形成されており、この挿入口5は非再生の
状態等では揺動自在にあるいは摺動自在に取り付けられ
た閉塞蓋(不図示)により閉じられている。
【0011】ハウジング1内には、防振機構としての防
振ゴム1a(図2参照)を介してメインシャーシ6が設
けられ、このメインシャーシに対して装置の種々の機構
が配設されている。図2に示されるように、メインシャ
ーシ6上には、ディスクを再生するためのピックアップ
10及びターンテーブル20等からなる再生手段を担持
したキャリッジ30が再生時には装置の略中央(C2)
に又非再生時には前方に位置するように前後方向(Y軸
方向)において往復動自在に設けられている。また、メ
インシャーシ6の奥(後方)の領域には、複数枚のディ
スク(本実施例では4枚のディスク)を上下方向(Z軸
方向)に配列して保持するトレイ53等を含むディスク
保持手段50が配置されており、これはパンタグラフ機
構を備える昇降機構等により上下方向(Z軸方向)にお
いて移動せしめられるようになっている。メインシャー
シ6の側面部6a,6bには、再生するための所望のデ
ィスクを選択してそのディスクを他のディスクから分離
するディスク選択手段の一部を成すトレイ分離手段60
が前後方向(Y軸方向)において往復動自在に側面に沿
って設けられている。さらに、メインシャーシの一側部
6bの外側には、本装置の制御回路等が形成されたプリ
ント回路基板7が側面と平行に配置されハウジング1内
壁に固定されている。
【0012】また、図3に示されるように、非再生位置
にあるキャリッジの下方にはディスク搬送手段の一部を
成すローラ40が左右方向(X軸方向)に延在するよう
に設けられている。尚、キャリッジ30、ターンテーブ
ル20及びクランプ手段 100等については、実線は、そ
れらが待機位置(非再生位置)にある状態を示し、二点
鎖線は再生位置にある状態を示す。
【0013】上述種々の機構について、以下に詳細に説
明する。先ず、ハウジング1の挿入口5から挿入された
ディスクを内部のディスク収納位置すなわちトレイ53
まで搬送し、又、ディスクを取り出す際に収納位置から
挿入口に向けて搬送するディスク搬送手段について説明
する。図4に示されるように、略L字形状のキャリッジ
担持フレーム31の上面両端近傍に片持ち状の一対の板
ばね41がねじにより固定されており、この板ばね41
の自由端部に形成される軸受孔においてローラ40の軸
40aが回動自在に支持されている。かかるローラ40
は軸40aに対して樹脂製でかつ軸の中央から両端に向
かって外径が増大するようなテーパ形状をなす被筒部材
が外嵌されたものである。また、軸40aの一端には歯
車42が取り付けられており、この歯車42はメインシ
ャーシ6の側面6bに配置された中間歯車43を介して
駆動源としてのモータ44に取り付けられたウォーム4
5に噛合している。一方、ローラ40の上方には非再生
(あるいは休止)状態において、配列保持されたディス
クDの存在領域の外側に位置するキャリッジ30の下面
後方部が位置しており、また、非再生時において、キャ
リッジ30とローラ40とは、ディスクの配列方向にお
いて重なるように位置付けられている。このように位置
付けられることで、装置の奥行きを短くでき装置の小型
化が図れる。さらに、かかるキャリッジの下面には樹脂
製の平滑フィルム30gが貼着されている。従って、非
再生状態において、ローラ40と平滑フィルム30gと
の間には、左右方向(Y軸方向)中央部にて最大で両端
に向かうにつれて狭くなるような間隙が形成される。か
かる構成において、モータ44によりローラ40が回転
せしめられると、挿入口5より挿入されたディスクは、
その周縁部領域がローラ40と平滑フィルム30gとに
より挾持されつつ内部へ向けて搬送され、又、ローラ4
0を逆回転させると挿入口へ向けて搬出される。この
際、間隙は両端が狭くなるくさび形状を成すことから、
ディスクはローラの中央に向けて、すなわち調芯作用が
行われつつ、所定のディスク収納位置に搬送され、又、
逆に挿入口5の中央に向けて確実に搬出される。
【0014】上述のローラ40及び平滑フィルム30g
等により、ディスクを内部のディスク収納位置(トレ
イ)に搬送し、又、ディスクを取り出す際にその収納位
置から挿入口に向けて搬送するディスク搬送手段が構成
されている。また、上述の歯車42、中間歯車43、ウ
ォーム45、及びモータ44により、ディスク搬送手段
を駆動する駆動手段が構成されている。
【0015】次に、ディスクを再生するためのピックア
ップ10及びターンテーブル20等を担持したキャリッ
ジ30と、このキャリッジ30を上下方向(Z軸方向)
において往復動せしめるキャリッジ昇降手段について説
明する。図5に示されるように、キャリッジ30は平面
視略矩形形状で上面が開いた箱状をなすものであり、こ
の内側空間に後述のピックアップ10及びターンテーブ
ル20等からなる再生手段を担持する再生手段担持フレ
ーム35が収納されるようになっている。キャリッジ3
0の一側部には、3本のガイドピン30bが水平方向に
突出するように植設されており、又、対向する他側部に
は、2本のガイドピン30bが水平方向に突出するよう
に植設されており、これら3本及び2本のガイドピン3
0bはメインシャーシ6の側壁6a,6bにおいて前後
方向に伸びるようにそれぞれ形成された一条のガイド孔
6c(図8,9参照)に挿通されるようになっている。
【0016】キャリッジ30の下面一側部には、後述の
キャリッジ駆動用揺動アーム37の長孔37cに係合せ
しめられる係合ピン30cが下方に突出して設けられて
おり、この係合ピン30cにはその外周まわりに回動自
在な転動リング30dが外嵌せしめられている。また、
キャリッジ30の前後の側壁には、図5(b),(c)
に示されるように、水平方向に伸びる案内長孔30eが
それぞれ2個形成され、又、上端が開放した縦長孔30
fがそれぞれ2個形成されている。そして、これら前後
側壁の内側に沿ってスライドプレート32が配置され、
これらスライドプレート32に植設されたピン32aが
案内長孔30eに摺動自在に挿嵌されている。また、こ
れらスライドプレート32には、それぞれ逆向きに作用
するカム孔32bが形成されており、このカム孔32b
には、再生手段担持フレーム35から突出したピン35
a(図6参照)が挿通されている。また、このピン35
aは縦長孔30fにも挿通されて上下方向に移動可能と
なっている。
【0017】また、これら前後のスライドプレート32
は、キャリッジの底面に設けられた支持軸33aまわり
に回動自在に配置された連結リンク33により、それぞ
れ左右方向(X軸方向)において逆向きに移動するよう
に連動せしめられている。尚、連結部は連結リンク33
のピン33bがそれぞれスライドプレート32の係合孔
32cに挿嵌せしめられてる。従って、後方スライドプ
レート32の一端側に設けられたU字状の係合片32d
に対して左右方向の力が作用すると、前後のスライドプ
レート32がそれぞれ逆向きにスライドし、例えば、係
合片32dがX方向と逆向きに移動せしめられると、カ
ム孔32bに挿通されたピン35aすなわち再生手段担
持フレーム35は縦長孔30fに沿って上方に押し上げ
られることになる。逆に、係合片32dがX方向に移動
せしめられると、ピン35aすなわち再生手段担持フレ
ーム35は下方に移動せしめられることになる。
【0018】図6に示されるように、再生手段担持フレ
ーム35は、ディスクに記録された情報を読み取るため
のピックアップ10、ディスクを担持して回転させるタ
ーンテーブル20及び駆動源としてのスピンドルモータ
21、ピックアップ10を左右方向(X軸方向)すなわ
ちディスクの記録面(主面)と平行な方向に移動させる
ための送りねじ11等を担持するものである。ピックア
ップ10は、その前側端に突出して設けられた雌ねじ部
10aが送りねじ11に螺合せしめられ、一方、後側端
に突出して設けられた係止片10bが担持フレーム35
の後方側壁に形成された案内溝35bに摺動自在に担持
されている。また、送りねじ11は回動自在に担持フレ
ーム35に支持されており、その一端部には歯車12が
嵌着せしめられている。この歯車12は、同様に担持フ
レーム35に回動自在に支持されたプーリ付歯車13の
歯車と噛合せしめられている。このプーリ付歯車13の
歯車部分は、2枚のギヤにより形成されており、バック
ラッシを解消するシーザーズギヤ構造となっている。キ
ャリッジ30の底面には駆動源としてのモータ15が固
定されており、このモータ15のスピンドルに嵌着され
たプーリ16とプーリ付歯車13のプーリとが、担持フ
レーム35の切り欠き部35cを通してゴムベルト14
により連結されている。このように、モータ15等の重
量物はキャリッジ30に固定している為、再生手段担持
フレーム35と共に上下動せしめられ重量の軽減が図
れ、もって、駆動源にかかる負荷を低減することができ
る。かかる構成により、ピックアップ10の往復動は、
モータ15を回転させることにより行われる。すなわ
ち、上述モータ15、プーリ16、ゴムベルト14、プ
ーリ付歯車13、歯車12、送りねじ11、及び雌ねじ
部10aにより、ピックアップ10をディスクの記録面
に沿って径方向に移動せしめるピックアップ駆動手段が
構成されている。
【0019】一方、キャリッジ30の下方には、図7に
示されるような、平面視略L字形状のキャリッジ担持フ
レーム31が配置されており、又、このキャリッジ担持
フレーム31の下方には同様にL字形状を成すカムプレ
ート36が配置されている。キャリッジ担持フレーム3
1の両側上端部には、後方に向けて開放したU字状の係
合溝31aがそれぞれ設けられており、キャリッジ30
が待機位置に位置するとき、そのガイドピン30bがこ
の係合溝31aに係合するようになっている。従って、
キャリッジ30とキャリッジ担持フレーム31とは、キ
ャリッジ30が待機位置にある場合上下方向(Z軸方
向)においての相対的な移動は規制され、一方、前後方
向(Y軸方向)において相対的に、すなわちキャリッジ
30が往復動できるようになっている。
【0020】また、キャリッジ担持フレーム31の一側
壁には2個、他側壁には1個のピン31bがそれぞれ水
平方向に突出して設けられており、これらピン31b
は、底面部がキャリッジ担持フレーム31の下方に位置
し、側壁がキャリッジ担持フレーム31の側壁の外側に
位置するカムプレート36のカム孔36aにそれぞれ挿
通されている。さらに、これらピン31bは、図8及び
図9に示されるように、メインシャーシ6の側壁6a,
6bに形成された縦長孔6e,6dにそれぞれ挿通せし
められて、上下方向にのみ移動可能となっている。
【0021】従って、カムプレート36が前後方向(Y
軸方向)に移動せしめられることで、キャリッジ担持フ
レーム31が上下方向(Z軸方向)に移動せしめられる
ことになる。尚、カムプレート36は、その案内長孔3
6bに対して、メインシャーシ6の底面に植設されたピ
ン6fが挿通せしめられて、前後方向に往復動自在に支
持されており、又、メインシャーシ6の下面外側に配置
されたキャリッジ昇降用駆動レバー 110の係合ピン110a
が係合孔36cに係合せしめられている(図7(a)参
照)。
【0022】すなわち、図10に示されるように、メイ
ンシャーシ6の上面には支軸8iまわりに回動自在にカ
ムギヤ8が配置され、一方、メインシャーシ6の下面に
はキャリッジ昇降用の駆動レバー 110が配置されてお
り、この駆動レバー 110は、その案内長孔110cに対して
メインシャーシに植設されたカイドピン110dが挿通せし
められて、前後方向(Y軸方向)において往復動自在と
なっている。また、駆動レバー 110に植設された係合ピ
ン110bがカムギヤ8に形成されたカム溝8eに挿嵌せし
められており、この係合ピン110bはカム溝8eに沿って
移動するようになっている。
【0023】従って、後述の駆動手段71,72,7
3,74,75,76により、カムギヤ8が時計回りに
回転せしめられると、係合ピン110bに係合したカム溝8
eのカム作用により駆動レバー 110は前方(F方向)に
向けて移動せしめられる。また、係合ピン110aがカムプ
レート36の係合孔36cに係合していることから、か
かる駆動レバー 110の移動に連動してカムプレート36
も前方に向けて移動する。すると、キャリッジ担持フレ
ーム31の係合ピン31bがカム溝36aのカム作用に
より持ち上げられ、キャリッジ30はキャリッジ担持フ
レーム31と共に所定高さまで上昇せしめられる。一
方、この状態からカムギヤ8が反時計回りに回転せしめ
られると、逆の行程をたどって、キャリッジ30は所定
の高さに下降せしめられる。
【0024】上述カムプレート36、キャリッジ担持フ
レーム31、駆動レバー 110等により、ディスク挿入等
の非再生時にキャリッジ30を所定高さ(挿入可能位
置)まで上昇させ、一方、ディスクの再生時には所定高
さ(挿入不可能位置)まで下降させる(図3参照)キャ
リッジ昇降手段が構成されている。このように、ディス
クの非再生時、特にディスクを装置内の収納部に対して
出し入れする際に、キャリッジ30及びローラ40等か
らなるディスク搬送手段を上昇せしめることにより、上
下方向に複数のディスクを配列するディスク収納部(保
持部)をできるだけ短いストロークだけ移動させてディ
スクの出し入れを行うことができ、もって、装置の厚み
を薄くすること、すなわち装置の小型化が図れる。同様
に、再生位置についても上下2ヶ所の位置を設定した場
合には、更に装置の小型化が期待できる。
【0025】次に、キャリッジ(すなわち再生手段)を
待機位置と再生位置との間で搬送せしめるキャリッジ搬
送手段について説明する。図11に示されるように、メ
インシャーシ6の上面には、円盤状のカムギヤ8が中心
軸8iまわりに回動可能に取り付けられており、このカ
ムギヤ8には、キャリッジ搬送用の第1カム溝8a、ト
レイ分離用の第2カム溝8b、ディスク再生手段昇降用
の第3カム溝8c、ディスク取り出し用の第4カム溝8
d、キャリッジ昇降用の第5カム溝8eが形成されてい
る。また、外周の一部には歯8f,8gが形成されてお
り、歯8fと噛合する歯車71、2段歯車72,73、
ウォーム付歯車74、スピンドルに嵌着されたウォーム
75等の歯車列を介してモータ76により回動せしめら
れるようになっている。
【0026】また、カムギヤ8の前方側でかつ上方に
は、メインシャーシ6に固着された支持軸37aまわり
に揺動自在にキャリッジ駆動用の揺動アーム37が配置
されている。かかる揺動アーム37は、その略中間部か
ら下方に向けて突出した係合ピン37bがカムギヤ8の
第1カム溝8aに嵌挿されて、そのカム溝に沿って移動
可能となっており、又、揺動端部には下方に向けて突出
しメインシャーシ6に形成された案内溝(不図示)に係
合する案内ピン37dが設けられ、又、前述キャリッジ
30の下面から突出した係合ピン30cが摺動自在に挿
嵌される長孔37cが形成されている。
【0027】従って、図11に示す待機位置から、カム
ギヤ8が反時計回りに所定角度だけ回転せしめられる
と、第1カム溝8aのカム作用により揺動アーム37は
後方(Y方向と逆向き)に向けて揺動せしめられて、図
12に示す再生位置に達する。この際、キャリッジ30
は、その係合ピン30cが長孔37cに係合しているこ
とから、揺動アーム37の移動に連動し、そのガイドピ
ン30bが側面6a,6bのガイド孔6cに沿うことで
再生位置に搬送せしめられることになる。この再生位置
は、後述するディスク収納部に収納されたディスクの中
心よりも前方に位置している(図2及び図30参照)。
【0028】上述カムギヤ8、揺動アーム37、歯車列
71,72,73,74,75,モータ76からなる駆
動手段70等により、キャリッジを前後方向(Y軸方
向)において搬送するキャリッジ搬送手段が構成されて
いる。また、メインシャーシ6の後方でかつカムギヤ8
の上方には、左右方向(X軸方向)において往復動せし
められるスライドレバー39が配置されている。このス
ライドレバー39は、図11に示されるように、メイン
シャーシ6に植設された案内ピン39bがその案内長孔
39aに挿嵌されて、左右方向に移動可能に保持されて
おり、又、下方に向けて突出する係合ピン39cがカム
ギヤ8の第3カム溝8cに嵌挿されて、そのカム溝に沿
って移動可能となっており、さらに、一端部には上方に
向けて突出する係合ピン39dが設けられている。尚、
スライドレバー39の上側で中心軸8iまわりには下部
円柱材部材 130が配置されており(図11及び図12参
照)、後述するトレイ分離手段により下方に向けて分離
されたディスクの中心孔にこの下部円柱状部材 130が嵌
合してディスクのがたつきを防止できるようになってい
る。
【0029】上述カムギヤ8の回転動作により、キャリ
ッジ30が再生位置に達すると、この時、キャリッジ3
0に担持されたスライドプレート32のU字状係合片3
2dが係合ピン39dを挾むようにして係合する。この
状態で、さらにカムギヤ8が反時計回りに回転せしめら
れると、第3カム溝8cのカム作用により、図12に示
すように、スライドレバー39はX方向とは逆向きに移
動せしめられ、と同時に係合片32dも同方向に移動せ
しめられる。すると、スライドプレート32、連結リン
ク33、及びカム孔32b等の作用により、再生手段担
持フレーム35は上方に移動せしめられて、ターンテー
ブル20が再生するディスクを担持することになる。ま
た、スライドレバー39がX方向に移動せしめられると
再生手段担持フレーム35すなわちディスク再生手段は
下方に移動せしめられる。
【0030】上述カムギヤ8、スライドレバー39、ス
ライドプレート32、連結リンク33、カム孔32b等
により、ピックアップ及びターンテーブル等の再生手段
を昇降せしめるための昇降手段が構成されている。次
に、複数枚のディスクを上下方向(Z軸方向)に配列し
て保持するディスク保持手段について説明する。
【0031】図2に示されるように、ディスク保持手段
50は、装置の最奥部に配置されており、又、図13に
示されるように、パンタグラフ機構51により支持され
た下部ホルダ52と、この下部ホルダに積み重ねられる
ディスク担持用の複数枚のトレイ53(本実施例では4
枚)と、これらトレイ53を上方から押圧する上部ホル
ダ54と、下部ホルダ52と上部ホルダ54とをお互い
に引き寄せるように付勢すべく係止されたスプリング5
5(8,9参照)と、により構成されている。
【0032】図13には、ディスク保持手段50の概略
が示されており、図13(a)は装置の後方視による背
面図、図13(b)は装置の一方側視による側面図であ
る。尚、図13(b)は最下部のトレイが他のトレイか
ら分離された状態を示すものである。図示されるよう
に、パンタグラフ機構51は、後方に位置する第1レバ
ー51a及び第2レバー51bと、側面に位置する第3
レバー51h及び第4レバー51iとから成り、第1レ
バー51aはその一端がメインシャーシ6に対して支軸
51cまわりに回動自在に枢支され、その他端に植設さ
れたピン51gが下部ホルダ52の長孔52bに摺動自
在に挿嵌されており、第2レバー51bはその一端に植
設されたピン51dがメインシャーシ6の長孔51eに
摺動自在に挿嵌され、その他端が下部ホルダ52の孔5
2aに嵌着された支軸51fまわりに回動自在に枢支さ
れている。また、同様に第3レバー51hはその一端が
メインシャーシ6に嵌着された支軸51jまわりに回動
自在に枢支され、その他端に植設されたピン51nが下
部ホルダ52の長孔52dに摺動自在に挿嵌されてお
り、第4レバー51iはその一端に植設されたピン51
kがメインシャーシ6の長孔51lに摺動自在に挿嵌さ
れ、その他端が下部ホルダ52の孔52cに嵌着された
支軸51mまわりに回動自在に枢支されている。
【0033】さらに、第1レバー51aと第2レバー5
1bとの下端部間にはスプリング51pが張設されて、
両レバー51a,51bの下部を引き寄せるように、す
なわち下部ホルダ52をパンタグラフ51により持ち上
げる方向に付勢されている。このように、パンタグラフ
51により支持された下部ホルダ52(図14参照)の
上面には、ディスクを直接担持するトレイ53が4枚積
み重ねられている。
【0034】かかるトレイ53は、図15に示されるよ
うに、ディスクDを担持するディスク担持部53aと、
かかるディスク担持部により担持されるディスクDの外
周近傍に位置しディスクを径方向及び上下方向(Z軸方
向)において規制する規制片53dが形成された領域
と、後述のトレイ分離手段により支持される左右方向
(X軸方向)に延出した3つのトレイ支持部53bとか
ら成っている。尚、このトレイ支持部53bにはY軸方
向においてテーパを成すテーパ部53cが形成されて、
後述のトレイ分離手段が容易かつ確実に係合するように
なっている。また、右側前方には、Y軸方向に伸長する
ガイド片53eが設けられており、このガイド片53e
は、ディスクの再生時に、担持されたディスクを再生位
置に向けて前方に移動せしめる際あるいは再びディスク
をトレイ53に戻す際の案内の役割を成す。さらに、デ
ィスク担持部53aの上面には、担持されたディスクの
滑り落ちを防止する布片53fが貼付されている。
【0035】図16には、下部ホルダ52上にトレイ5
3が積み重ねられ、かつ、それぞれのトレイ上にディス
クDが担持された状態での平面図が示されている。図示
されるように、トレイ53及びディスクDを積み重ねた
状態でも、下部ホルダ52の後方側部領域52pは露出
するように配置されており、この領域52pには後述す
る昇降手段の当接部材82が当接するようになってい
る。
【0036】上述のように積み重ねられたトレイ53の
最上部には、上部ホルダ54が配置されている。さら
に、この上部ホルダ54の上方には、メインシャーシの
側壁6a,6bの上端部に取り付けられるカバープレー
ト(不図示)が配置され、この内側下面にはディスクの
中心孔に嵌合する上部円柱状部材 131が設けられている
(図3及び図16参照)。かかる上部円柱状部材 131は
後述のトレイ分離手段により上方に向けて分離されたデ
ィスクの中心孔に嵌合してディスクのがたつきを防止で
きるようになっている。
【0037】図17に示されるように、上部ホルダ54
はトレイ53と略同形状をなし、左右方向に延出してか
つ下方に垂下するように形成された係止部54e,54
f,54gを有している。図14に示されるように、下
部ホルダ52も同様に左右方向に延出してかつ上方に突
出するように形成された係止部52e,52f,52g
を有しており、こら下部ホルダ52及び上部ホルダ54
の対応する係止部同士間にスプリング55(図8,図9
参照)が係止されて、両ホルダを引き寄せるようにすな
わち積み重ねられたトレイ53を上下から挾持するよう
に付勢されている。
【0038】次に、前述ディスク保持手段50に担持さ
れた複数のディスクの中から所望のディスクを選択して
再生する際に、かかるディスクを担持したトレイを他の
トレイから分離するトレイ分離手段60について説明す
る。図18に示されるように、メインシャーシ6の外側
下面には、面に沿うようにトレイ分離用スライドプレー
ト61が配置されており、その案内長孔61bに対して
メインシャーシ6に植設されたピン61dが挿通され、
さらに、その係合ピン61aがメインシャーシ6の底面
上方に配置されたカムギヤ8の第2カム溝8bに挿通さ
れて、この溝8bに沿って移動可能に係合せしめられて
いる。
【0039】すなわち、トレイ分離用スライドプレート
61は、カムギヤ8の回動により、前後方向(Y軸方
向)において往復動するように支持されている。また、
トレイ分離用スライドプレート61の左右方向(X軸方
向)両端部は上方(Z方向)に向けて屈曲せしめられか
つ係合ピン61cが植設されて、くさび状部材としての
第1分離レバー63の係合孔63f(図22(c)参
照)及びくさび状部材としての第3分離レバー66の係
合孔66f(図23(a)参照)に係合せしめられてい
る。尚、同一側にある第1分離レバー63と第2分離レ
バー64とは、後述するようにそれぞれ逆向きに連動し
て移動するように連結プレート67を介して連結されて
いる。
【0040】従って、図18にて示される待機位置か
ら、図19にて示されるように、モータ76によりカム
ギヤ8が反時計回りに所定角度回転せしめられると、係
合ピン61aが係合した第3カム溝8bのカム作用によ
り、トレイ分離用スライドプレート61は後方(奥方
向)に向けて所定距離移動せしめられ、と同時に、第1
分離レバー63と第3分離レバー66とが後方に、又、
第2分離レバー64が前方(手前方向)に移動せしめら
れて、分離作動位置に達する。
【0041】図20は、各分離レバー63,64,66
が作動して1つのトレイ53を他のトレイから分離した
状態を示すものであり、又、本図では7枚のトレイを備
える実施例が示されており、下から4番目のトレイ(す
なわちディスク)を他のトレイから分離している。ここ
で、分離レバーの構成について、図21ないし図23を
参照しつつ以下に説明する。
【0042】くさび状部材としての分離レバー63,6
4,66は、図2,図18及び図19に示されるよう
に、メインシャーシの側壁6a,6bに沿って配置され
ているが、これら分離レバーは側壁6a,6bに固定さ
れるブラケット65,62を介して支持されている。図
21及び22に示されるように、第1分離レバー63及
び第2分離レバー64は、それらの案内長孔63d,6
4dがブラケット62に設けられた中心孔62aに挿通
される中心軸67b及びガイドピン62bに外嵌せしめ
られて、前後方向(Y軸方向)にそれぞれ往復動可能に
支持されている。また、略ひし形状の連結プレート67
が中心軸67bの位置を中心として回動可能となるよう
にブラケット62の中心孔62aに取り付けられ、さら
に、連結プレート67に設けられた係合ピン67aが第
1分離レバー63の係合孔63e及び第2分離レバー6
4の係合孔64eに挿通されかつブラケット62の円弧
状溝62eに挿通されて、連結プレート67は円弧状溝
62eの範囲において回動可能となっている。
【0043】従って、図21(a)に示される待機位置
から、トレイ分離スライドプレート61の係合ピン61
cが後方に向けて移動すると、第1分離レバー63は係
合ピン61cと共に後方に移動し、連結プレート67は
反時計回りに回転し、この回転に伴って第2分離レバー
64は前方に向けて移動し、図21(b)に示される分
離作動位置に達する。
【0044】図23に示されるように、第3分離レバー
66は、その案内長孔66dがブラケット65に設けら
れたガイドピン65aに外嵌せしめられて、前後方向に
往復動可能に支持されている。従って、図23(a)に
示される待機位置から、トレイ分離スライドプレート6
1の係合ピン61cが後方(Y方向と逆向き)に移動す
ると、第3分離レバー66は係合ピン61cと共に後方
に移動し、図23(b)に示される分離作動位置に達す
る。
【0045】上述分離レバー63,64,66の分離作
用をなす部分は略くさび形状をなしており、トレイ53
の支持部53bを捕えるU字形状の切り欠き部63c,
64c,66cを挾んで、上方に傾斜の緩やかな傾斜部
としての第1テーパ部63a,64a,66a及び下方
に傾斜の急峻な傾斜部としての第2テーパ部63b,6
4b,66bを有するように形成されている。
【0046】第2テーパ部63b,64b,66bが、
第1テーパ部63a,64a,66aに比べて急勾配と
なっていることから、両テーパ部によりトレイを上下に
分けて分離する際、下方に分離されるトレイの移動距離
が上方に分離されるトレイの移動距離よりも長くなる。
従って、再生すべく選択されてたディスクを担持したト
レイの上側にクランパが侵入するための空間が確保され
つつ、その下側に十分な空間が確保されて、この下側領
域に再生手段を担持したキャリッジ30が侵入可能とな
る。
【0047】尚、分離作動位置においては、図20に示
されるように、テーパ部により上下に向けて分離された
トレイ53は、その支持部53bの上面あるいは下面が
分離レバー63,64,66の平坦部63g,64g,
66gに当接して、上下方向(Z軸方向)において確実
に固定されることになる。上述カムギヤ8の第2カム溝
8b、スライドプレート61、第1分離レバー63、第
2分離レバー64、第3分離レバー66及び連結プレー
ト67等により、再生すべきディスクを担持したトレイ
53を、上下方向において他のトレイから分離するトレ
イ分離手段60が構成されている。
【0048】このように、所望のディスクを担持したト
レイを選択して他のトレイから分離する手段として、ト
レイの配列方向と略垂直な方向から作用するくさび状部
材を設けたことにより、構造の簡略化が図れ、もって、
装置の小型化が達成される。さらに、トレイの枚数も容
易に増減することができ、装置の多様化が図れる。次
に、再生すべく指定されたディスクを選択するにあた
り、ディスク保持手段50を昇降せしめて、当該ディス
クを上下方向の所定高さの位置に位置決めするための昇
降手段について説明する。
【0049】図24に示されるように、装置の奥右側部
には、上下方向に伸長するガイドシャフト81に摺動自
在に外嵌せしめられた当接部材82が下部ホルダ52の
領域52pに上方から当接するように配置されている。
また、この当接部材82は、歯車84と一体形成された
上下方向に伸びる送りねじ83に螺合せしめられてい
る。歯車84は歯車85と噛合しており、この歯車85
はモータ87のスピンドルに嵌着されたウォーム86と
噛合している。従って、モータ87を回転させることに
より、ウォーム86、歯車85、歯車84、送りねじ8
3を介して、当接部材82が上下方向に移動せしめられ
ることになる。この際、下部ホルダ52は、前述パンタ
グラフ機構により常に上方に向けて付勢されていること
から、当接部材82を上方に移動させると下部ホルダ5
2はその付勢力により当接部材82に追従して上昇せし
められ、一方、当接部材82を下方に移動させるとその
付勢力に抗して下部ホルダ52は下降せしめられること
になる。
【0050】上述ガイドシャフト81、当接部材82、
送りねじ83、歯車84,85、ウォーム86、モータ
87等により、ディスク保持手段50を昇降せしめて、
所望のディスクを所定高さに位置決めする昇降手段80
が構成されている。また、かかる昇降手段80及び前述
トレイ分離手段60等により、所望のディスクを選択す
るディスク選択手段が構成されている。
【0051】次に、挿入口5からディスクを挿入してト
レイ53上に位置付ける際のディスク案内位置決め手段
及びトレイ53上のディスクを装置外に取り出す際のデ
ィスク排出手段について説明する。図25及び図26に
示されるように、装置の前方左側部には、ディスクの搬
送時においてディスクの外周に係合してこれを所定方向
に案内するディスク案内揺動アーム91が配置されてい
る。かかる揺動アーム91は、キャリッジ担持フレーム
31の上面に植設された支軸91aまわりに水平面内に
おいて揺動自在に設けられ、又、キャリッジ担持フレー
ム31の係止片31cと揺動アームの係止片91dとの
間にスプリング91fが張設されて、時計回りに付勢さ
れて休止位置Aでストッパ31dに係合している。
【0052】また、装置の前方右側部には、同様にディ
スクの外周に係合してこれを所定方向に案内するディス
ク案内揺動アーム92が配されている。かかる揺動アー
ム92は、キャリッジ担持フレーム31の下面に植設さ
れた支軸92aまわりに水平面内において揺動自在に設
けられており、又、キャリッジ担持フレーム31の係止
片31eと揺動アームの係止片92dとの間にスプリン
グ92fが張設されて、反時計回りに付勢されて休止位
置Aでストッパ31fに係合している。
【0053】かかるアームを備えた構成において、ディ
スクがローラ40により装置内部に向けて搬送される
と、ディスクの外周がそれぞれアーム92,91の係合
部92b,91bに順次係合して、スプリングの付勢力
に抗してそれぞれのアームを退避位置Bに向けて揺動せ
しめる。さらに、ディスクが内部に向けて搬送される
と、ある時点でディスクがローラ40から離れてローラ
40の駆動力が作用しなくなる。このとき、ディスク案
内揺動アーム91,92がその付勢力により、ディスク
をトレイ53の所定担持部53aに向けて移動せしめ、
ディスクの搬入が完了する。全てのトレイ53に対して
ディスクを搬入せしめるには、前述昇降手段を作動させ
て各々のトレイを所定高さに位置付けることで達成され
る。
【0054】尚、ディスクがトレイ53上の所定担持位
置に位置する状態では、各々のアーム91,92の係合
部91b,92bは全てディスクの外周から僅かな間隙
をもって離れた状態となっている。一方、トレイ53上
のディスクを装置外に搬出する場合は、装置の後方奥部
において支軸94aのまわりに揺動自在に設けられ、か
つ、係止片94bとシャーシの係止片との間にスプリン
グ94cが張設されて時計回りに付勢された排出アーム
94の作用によって押し出される。すなわち、ローラ4
0が搬入時とは逆まわりに回転せしめられると同時に、
排出アーム94を駆動手段(不図示)により退避位置B
から作用位置Aに向けて反時計回りに回転させる。する
と、排出アーム94の自由端部がディスクの外周に係合
してディスクを前方に向けて押し出す。このディスクの
移動に伴って各アーム92,91は退避位置Bに向けて
揺動せしめられる。そして、ディスクの前方部がローラ
40とキャリッジ30下面との間に挾まれると、ローラ
40の駆動力により挿入口5に向けてディスクの搬出が
なされる。
【0055】これらアーム91,92及び規制片53
d,ガイド片53eの案内作用及び軸線方向中央部が縮
径形状(テーパ形状)に形成されたローラ40の自動調
芯作用により、ディスクは左右方向(X軸方向)にずれ
ることなく、前後方向(Y軸方向)に確実に搬送され
る。上述ディスク案内揺動アーム91,92、規制片5
3d、ガイド片53e及び中央から両端に向かうにつれ
て外径が増加するように形成されたローラ40のテーパ
構造により、ディスク案内位置決め手段が構成されてい
る。
【0056】また、上述排出アーム94及びローラ40
等により、ディスクを装置外へ排出ディスク排出手段が
構成されている。尚、上述ディスク案内揺動アーム91
は、ディスクの再生時には一度退避位置Bに揺動せしめ
られて、キャリッジ30の移動を可能ならしめている。
すなわち、再生に際して、キャリッジ30が後方に向け
て移動せしめられると、かかるキャリッジ30の下面か
ら下方に突出した係合ピン30cに外嵌された転動リン
グ30dが揺動アーム91の縁部91cに係合して、キ
ャリッジ30の後方への移動に伴って揺動アーム91を
反時計回りに揺動せしめ、揺動アーム91の直立した係
合部91bがキャリッジ30の下面及び側面に接触しな
いように構成されている。
【0057】従って、揺動アーム91の直立した係合部
91bの高さの分だけ部品の集約化が図れ、これによ
り、装置の厚みを薄くでき、もって装置の小型化を図る
ことができる。次に、ディスクの再生時において、ディ
スクをターンテーブルと協働してクランプするクランプ
手段 100について説明する。
【0058】図27及び図2に示されるように、キャリ
ッジ30の上方には再生するディスクをターンテーブル
20に対して上方から押圧固定するクランプ手段 100が
配置されている。すなわち、クランパフレーム 101がピ
ックアップ10及びターンテーブル20等に対して所定
間隔をおいてその上方に配置されキャリッジ30に固定
されている。そして、このクランパフレーム 101に設け
られた孔にクランパ 102が上方から遊挿されて、その外
周縁が支持され、さらにその上方からスプリングアーム
103により下方に向けて付勢されている。クランプ時に
は、クランパ 102は若干上方に押し上げられてクランパ
フレーム 101から離れ、クランパ 102の支持ピン 102a
がスプリングアーム 103の軸受穴 103aにより回動自在
に支持されることになる。
【0059】上述クランパフレーム 101、クランパ 10
2、スプリングアーム 103、軸受穴 103a等により、ディ
スクをターンテーブル20と協働してクランプするクラ
ンプ手段 100が構成されている。尚、図27において、
実線で示した再生手段担持フレーム35は再生位置にあ
る状態を、二点鎖線で示したものは待機位置にある状態
をそれぞれ示すものである。
【0060】次に、ディスクを再生する際に、トレイ5
3に担持された所望のディスクを、ディスク再生手段に
向けて前方(Y方向)に取り出すディスク取り出し手段
140について説明する。図28及び図29に示されるよ
うに、装置の左側奥部において、メインシャーシ6に植
設された支軸 141まわりに回動自在となるように、ディ
スク取り出しアーム 142及びディスク保持手段50をロ
ックするロックアーム 143が同軸にて設けられている。
尚、このディスク取り出しアーム 142とロックアーム 1
43とは、スプリング 144によりお互いに近づく方向に付
勢されている。また、ディスク取り出しアーム 142の回
動中心下端には連結アーム 142aが一体的に形成されて
おり、その自由端側に長孔 142bが設けられている。さ
らに、連結アーム 142a及びカムギヤ8の上方には、V
字状スライドレバー 145が配置されており、その長孔14
5cに案内ピン 146が挿通され、又、その係合ピン145a,1
45bがそれぞれカム溝8d,長孔142bに挿通されて、カ
ムギヤ8の回動により所定方向に往復動するようになっ
ている。
【0061】すなわち、カムギヤ8の回動によりスライ
ドレバー 145が往復動し、これによりディスク取り出し
アーム 142が回動するようになっている。図28は、挿
入口5からディスクを挿入する場合におけるディスク取
り出し手段 140の状態を示したものである。この状態
で、ディスク取り出しアーム 142は時計回りに所定角度
回転しており、スプリング 144の付勢力によりロックア
ーム143も時計回りに回転して、その自由端部がディス
ク保持手段を構成する下部ホルダ52、4つのトレイ5
3、及び上部ホルダ54の一側縁部に係合しており、こ
れらのがたつきを防止するようになっている。従って、
ディスクを所定のトレイに向けて搬入する際、トレイの
位置ずれが防止され、ディスクの搬入が確実に行われ
る。
【0062】図29は、ディスク保持手段のトレイ53
に収納保持されたディスクを、装置前方の再生位置に移
動せしめた場合におけるディスク取り出し手段の状態を
示したものである。この状態は、図28に示す状態から
カムギヤ8が反時計回りに所定角度回転した状態であ
り、カムギヤ8の回転行程中において、ディスク取り出
しアーム 142及びロックアーム 143は、図2に示される
ように、反時計回りに回転してディスク保持手段から離
れ、その後再び図示の如く時計回りに回転したものであ
る。この時計回りの回転の際、ディスク取り出しアーム
142の自由端部が再生されるディスクの外周に係合して
ディスクを前方に向けて押し出すと共に、押し出される
ディスクは、トレイのガイド片53eにより案内され、
かつ、後述するディスク返却アームにより規制されつ
つ、再生位置(図2中の中心位置C2)に位置付けられ
る。尚、図29では、ディスクを再生位置に位置付けて
クランプ手段によりクランプした後、ディスクの外周か
ら離隔せしめるべくディスク取り出しアーム 142を僅か
に反時計回りに回転せしめた状態を示している。
【0063】上述支持軸 141、ディスク取り出しアーム
142、ロックアーム 143、スプリング 144、V字状スラ
イドレバー 145、カム溝8d等により、ディスクを再生
する際にトレイから取り出すディスク取り出し手段、及
びディスク保持手段を所定位置にロックするロック手段
が構成されている。次に、再生が終了したディスクを所
定のトレイ53に返却するディスク返却手段 160につい
て説明する。図30に示されるように、クランパフレー
ム 101の下面左側部には、支軸161aまわりに回動自在に
ディスク返却アーム 161が配置されている。このディス
ク返却アーム 161は、キャリッジ30が待機位置(二点
鎖線で示す位置)にあるとき、反時計回りに回転してそ
の自由端部が装置後方を向くように、スプリング 162に
より付勢されて、クランパフレーム 101に形成されたス
トッパ(不図示)に係合している。
【0064】図30は、再生位置にある状態を示すもの
であり、ディスクが収納位置(D1)から再生位置(D
2)に向けて、ディスク取り出しアーム 142により押し
出される際、ディスクの外周にディスク返却アーム 161
の自由端部が係合して、ディスクの前方移動と共にディ
スク返却アーム 161は時計回りに回転する。そして、再
生位置に達し、再生手段担持フレーム35が上昇してク
ランパ 102によりディスクがクランプされると同時か僅
かに遅れて、ディスク返却アーム 161の垂下片161cに再
生手段担持フレーム35のテーパ状係合片35dが係合
して(図27参照)、そのテーパ部によるカム作用によ
り、ディスク返却アーム 161はさらに僅かに時計回りに
回転せしめられてディスクの外周から離れ、又、この離
隔動作と同時に、ディスク取り出しアーム 142も反時計
回りに僅かに回転して、ディスクの外周から離れて、図
示の状態となる。
【0065】一方、再生が終了して、再生手段担持フレ
ーム35が下降すると、ディスクのクランプが解除され
るのと同時かその直前に、垂下片 161cと係合片35d
との係合が解け、ディスク返却アーム 161は反時計回り
に回動してディスクの外周に係合する。また、ディスク
取り出しアーム 142も時計回りに回動してディスクの外
周に係合する。そして、カムギヤ8が時計回りに回動す
ると、ディスク取り出しアーム 142が反時計回りに回動
するのに伴って、スプリング 162の付勢力によりディス
ク返却アーム 161は反時計回りに回動しつつ、ディスク
をトレイ53に返却する。尚、ディスク返却アーム 161
は、その回動がスムーズに行えるように、クランパフレ
ームの一部に形成された案内プレート 101aに、係合片
161bが一時的に案内されるようになっている。
【0066】次に、ディスクを挿入口5から出し入れす
る際に、挿入口5を開閉する蓋体を作動せしめる、蓋体
駆動手段 150について説明する。図28及び図29に示
されるように、装置の前方左側部でメインシャーシ6の
上面には、スライドプレート 151が配置されて、その長
孔 151bに、メインシャーシに植設された案内ピン 151e
が挿通されて、前後方向(Y軸方向)に往復動自在とな
っている。また、スライドプレート 151には、カムギヤ
8の歯8gに噛合し得る歯車 152と噛合するラック 151
aが形成されており、カムギヤ8の回動により前後方向
に往復動せしめられるようになっている。さらに、スラ
イドプレート 151の右側前端部に植設された係合ピン 1
51cに、スプリング 153の一端が係合せしめられて、ス
ライドプレート 151は常時後方に向けて移動すべく付勢
されている。
【0067】かかる構成において、図28に示すよう
に、カムギヤ8が時計回りに回動せしめられると、歯8
g、歯車 152、ラック 151aを介して、スライドプレー
ト 151は前方に移動せしめられ、その前端部 151dが蓋
体に係合して、挿入口5を開放する。一方、図29に示
すように、カムギヤ8が反時計回りに回動して、歯8g
を歯車 152とが噛合しなくなった状態では、スライドプ
レート 151はスプリング153の付勢力により後方に向け
て移動せしめられ、その前端部 151dは蓋体から離れ
て、挿入口5が閉塞されることになる。
【0068】上述スライドプレート 151、歯車 152、歯
8g、スプリング 153等により、蓋体を開閉する蓋体駆
動手段 150が構成されている。次に、キャリッジ30が
待機位置に位置してディスクを再生しない非再生時の状
態において、メインシャーシ6をハウジング1に対して
ロックするロック手段について説明する。
【0069】図31に示されるように、メインシャーシ
6の下面(底面外側)には、前後方向(Y軸方向)に長
尺なロックレバー 121が配置されており、このレバー 1
21に植設されたピン 121a, 121bがそれぞれメインシャ
ーシ6に形成された案内長孔(不図示)に嵌挿されて、
前後方向に往復動自在にかつスプリング 122により後方
に(奥に向かって)移動するように付勢されている。
【0070】また、ロックレバー 121のピン121aは上方
に向かって延出し、揺動アーム37のカム部37eと係
合可能となっている。一方、メインシャーシ6は、ディ
スクの再生時に防振を行う必要性から、ハウジング1の
内壁と所定間隔が確保されるように、防振ゴム等の支持
部材(図2参照)を介して支持されている(この状態を
中立位置と称する)。
【0071】この中立位置、すなわちキャリッジ30が
再生位置にある場合に対応する位置から、キャリッジ3
0が前方の待機位置にある場合に対応する位置に向け
て、カムギヤ8の時計回りの回転により揺動アーム37
を揺動させると、かかる揺動アーム37の略中間部前側
に形成されたカム部37eがピン121aに係合して、ロッ
クレバー 121をメインシャーシ6の前端から前方に突出
せしめ、その端部121cがハウジング1の前壁内側面に当
接する。
【0072】かかるロックレバー 121のハウジング1へ
の当接により、防振ゴム等の支持部材は前後方向におい
て強制的に変形せしめられ、メインシャーシ6はハウジ
ング1に対して相対的に所定距離Lだけ後方に(奥に向
けて)移動させられる。これにより、メインシャーシ6
はハウジング1に対して一方向に付勢され、かかる付勢
力によりロック作用が得られることになる。
【0073】また、メインシャーシ6が後方に向けて相
対的に移動させられることで、メインシャーシ6の前端
とハウジング1の前壁との間に空間が確保され、この領
域に、キャリッジ30を(メインシャーシ6から前方に
突出するように)移動させることが可能となる。従っ
て、メインシャーシ6とハウジング1との間に常に一定
の防振用の間隔を確保する構造に比べて、本実施例の如
く防振を必要としない非再生時にその間隔を利用して装
置の一部を待機させる構造では、寸法Lだけ装置の奥行
きを短くでき、もって装置の小型化が図れる。
【0074】また、図32及び図33に示されるよう
に、挿入口5からディスクを出し入れ等する際に、メイ
ンシャーシ6をハウジング1に対してロックするロック
レバー124,126が設けられている。すなわち、メインシ
ャーシ6の側面6a,6bに沿って、下端がキャリッジ
担持フレーム31のピン31bに回動自在に連結された
連結レバー123,125が略上方に向けて伸長せしめられ、
それらの上端が、側面6a,6bの上端近傍に設けられ
た支軸 124a,126aまわりに揺動自在に取り付けられたロ
ックレバー124,126の連結ピン 124b,126bに連結されて
いる。そして、キャリッジ担持フレーム31が下方に位
置する場合は、ロックレバー124,126は略水平となるよ
うに設定されており、キャリッジ担持フレーム31が上
方に位置する、すなわちキャリッジ30が所定高さ持ち
上げられた状態で、ロックレバー124,126はそれぞれ上
方に向けて揺動し、ハウジング1の天板内面に当接す
る。
【0075】これにより、メインシャーシすなわち装置
本体の特に上下移動が規制されて、装置が停止した電源
段の状態では装置本体のがたつきが防止され、又、挿入
口5からのディスクの挿入あるいは取り出しを行う際
は、その操作を容易かつ確実に行うことができる。尚、
以上述べた種々の作動行程の開始時点あるいは終了時点
は、移動部材の接触あるいは非接触によってそのタイミ
ングを検出する検出センサ(不図示)を用いて行われ
る。
【0076】次に、本実施例に係るディスク再生装置の
動作について説明する。先ず、装置が停止した電源断の
状態において、図34に示されるように、キャリッジ3
0は挿入口側で所定高さに位置付けられた待機位置に位
置する。この状態で、電源が入れられてディスク搬入モ
ードが指定されると、先ず、ディスクの有無検出が実行
される。かかるディスク有無検出は、昇降手段により各
トレイを順次選択し、取り出し手段によりディスクを所
定位置まで移動せしめる動作を行わせて、所定位置に設
置されたフォトセンサによりディスクの有無を検出し、
再びディスクを収納する動作を行わせる。かかる動作を
全てのトレイに対して繰り返し行うものである。
【0077】続いて、上述ディスク有無検出により空き
状態のトレイが検出されると、昇降手段80によりかか
る空き状態にあるトレイ53が所定高さ(ディスク搬入
搬出可能高さ)に位置付けられる。そして、カムギヤ8
が時計回りに所定角度回転せしめられて、蓋体駆動手段
150のスライドプレート 151が前方に移動して蓋が開け
られ挿入口5が開放される。次に、ローラ40が搬入方
向に回転しディスクの挿入が可能となる。複数のディス
クを挿入する場合は、所望の指令操作により連続的に、
あるいは指令毎ごとにディスクの挿入が行われる。
【0078】尚、図34は、最下段のトレイ53に、デ
ィスクD4を搬入する状態を示したものである。また、
この搬入状態において、トレイ53等のディスク保持手
段50はロックアーム 143によりロックされており、メ
インシャーシ6は、ロックレバー121,124,126によりハ
ウジング1に対してロックされておりディスクの搬入動
作が確実に行われるようになっている。
【0079】かかるディスクの挿入すなわち搬入が完了
すると、所定の指令により、再生モードへと移行する。
先ず、駆動手段70によりカムギヤ8が反時計回りに回
転せしめられると、スライドプレート 151が引込んで蓋
が閉じ、ロックアーム 143が反時計回りに回動してディ
スク保持手段50から離れ、ディスク保持手段の昇降が
可能となる。また、キャリッジ30が所定高さに下降
し、ロックレバー 124,126も下方に向けて回動しハウジ
ング1から離れる。そして、所望のディスクの選択操作
がなされると、かかるディスクを担持したトレイが、昇
降手段80により所定の高さ(ディスク再生可能高さ)
に位置付けられる。
【0080】その後、さらに駆動手段70によりカムギ
ヤ8が反時計回りに回転せしめられる。かかるカムギヤ
8の回転により、先ずスライドプレート61が第2カム
溝8bの作用により後方に移動せしめられると同時にト
レイ分離用のレバー63,64,66が前後方向に移動
せしめられて、再生されるディスクを担持したトレイ5
3を他のトレイから分離する。
【0081】さらにカムギヤ8が回転すると、第1カム
溝8aの作用により揺動アーム37が後方に揺動せしめ
られると同時にキャリッジ30を待機位置(図34に示
す位置)からトレイ間の再生位置(図35中のC2)に
向けて移動せしめる。かかる揺動アーム37の後方移動
に伴ってロックレバー 121によるロックが解除されて、
メインシャーシ6は防振支持された中立位置に復帰す
る。
【0082】一方、かかるキャリッジ30の再生位置へ
の移動と同時に、ディスク取り出しアーム 142がカム溝
8dの作用により時計回りに回動して再生予定ディスク
の外周後方部に当接し、このディスクを収納位置(図3
5中のC1)から再生位置に向けて移動せしめる。この
ディスクの前方への移動は、トレイ53のガイド片53
eに案内されつつ、又、ディスク返却アーム 161の付勢
力に抗しつつ行われるので、X軸方向においてディスク
の中心がずれることなく、確実高精度な搬送がなされ
る。尚、ディスク取り出しアーム 142の回動により、ロ
ックアーム 143も時計回りに回動してスプリング 144の
付勢力によりトレイ53等を所定位置をロックする。か
かるロック作用によってトレイ53のがたつき等が防止
されることからも、ディスクの搬送が確実高精度に行わ
れることになる。
【0083】そして、キャリッジ30が再生位置に達
し、かつ、ディスクが再生位置に達すると同時に、キャ
リッジ30上のU字状係合片32dがスライドレバー3
9上の係合ピン39dに係合する。さらにカムギヤ8が
回転すると、第3カム溝8cの作用によりスライドレバ
ー39がX方向とは逆向きに移動せしめられ、と同時に
スライドプレート32が移動して再生手段担持フレーム
35を上昇せしめ、ターンテーブル20が選択されたデ
ィスクを下方から持ち上げて担持すると同時にクランパ
102と協働してディスクをクランプする。
【0084】このクランプ動作と同時かあるいは僅かに
遅れて、テーパ状係合片35dのカム作用によりディス
ク返却アーム 161は僅かに時計回りに回動せしめられて
ディスクの外周部から離れ、又、カム溝8dのカム作用
によりディスク取り出しアーム 142は僅かに反時計回り
に回動せしめられて同様にディスクの外周部から離れ
る。
【0085】このように、ディスクの再生に際して、再
生手段と再生されるディスクとをお互いに近づくように
同時に移動させる為、単に再生手段あるいはディスクの
みを移動させるものに比べて、再生指令から再生実行に
至るまでの時間が短縮でき、もって、スムーズな再生が
達成される。これによりディスクの再生準備が完了し、
ディスクの再生が行われる。尚、ディスクの再生が終了
して、再生手段を待機位置に戻し、又、ディスクを元の
収納位置に戻す場合は、前述の動作と逆の行程を辿る
為、ここでの説明は省略する。
【0086】一方、ディスク保持手段50に収納された
ディスクを取り出す場合は、所定の取り出しモードが指
定されると、取り出すべく選択されたディスクを担持し
たトレイが昇降手段により所定高さに位置付けられて、
その後、駆動手段により排出アーム94が反時計回りに
回転せしめられ、排出アーム94がディスクを前方に向
けて所定距離だけ移動せしめる。そして、図34に示す
位置にある搬出方向に回転しているローラ40とキャリ
ッジ30の下面との間にディスクの前縁部が入り込み、
ローラ40の回転力によりディスクの搬出が終了する。
【0087】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のディスク再
生装置によれば、装置の小型化を図りつつ、ディスクの
再生指令から再生実行に至るまでの時間を短縮すること
ができ、もって、ディスクのスムーズな再生が達成され
る。また、ディスクを確実に保持しつつ、その搬送を行
うことができ、機能上の信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るディスク再生装置の外観斜視図
である。
【図2】 本発明に係るディスク再生装置の配置関係を
示す平面図である。
【図3】 本発明に係るディスク再生装置の配置関係を
示す側面図である。
【図4】 本発明に係るディスク搬送手段を示すもので
あり、(a)は平面図、(b)は正面図である。
【図5】 本発明に係るキャリッジ30を示すものであ
り、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は背面
図、(d)及び(e)は側面図である。
【図6】 本発明に係る再生手段担持フレームを示すも
のであり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は
背面図、(d)及び(e)は側面図である。
【図7】 本発明に係るキャリッジ担持フレームを示す
ものであり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)
及び(d)は側面図である。
【図8】 本発明に係るメインシャーシの右側面図であ
る。
【図9】 本発明に係るメインシャーシの左側面図であ
る。
【図10】 本発明に係るキャリッジ昇降用の駆動レバ
ーを示す平面図である。
【図11】 本発明に係るキャリッジ搬送手段を示す平
面図である。
【図12】 本発明に係るキャリッジ搬送手段を示す平
面図である。
【図13】 本発明に係るディスク保持手段を示すもの
であり、(a)は背面図、(b)は右側面図である。
【図14】 本発明に係る下部ホルダを示すものであ
り、(a)は平面図、(b)及び(c)は側面図、
(d)は背面図である。
【図15】 本発明に係るトレイの平面図である。
【図16】 本発明に係るディスク保持手段の平面図で
ある。
【図17】 本発明に係る上部ホルダを示すものであ
り、(a)は平面図、(b)は背面図である。
【図18】 本発明に係るトレイ分離手段の作動前の状
態を示すものであり、(a)は平面図、(b)及び
(c)は側面図である。
【図19】 本発明に係るトレイ分離手段の作動後の状
態を示すものであり、(a)は平面図、(b)及び
(c)は側面図である。
【図20】 本発明に係るトレイ分離手段により、選択
されたディスクを担持したトレイが分離された状態を示
すものであり、(a)は右側面図、(b)は左側面図で
ある。
【図21】 本発明に係るトレイ分離手段の構成を示す
図である。
【図22】 本発明に係るトレイ分離手段を構成する部
品図である。
【図23】 本発明に係るトレイ分離手段の構成を示す
図である。
【図24】 本発明に係るディスク保持手段を昇降せし
める昇降手段を示す平面図である。
【図25】 本発明に係るディスク案内位置決め手段及
び排出手段の平面図である。
【図26】 本発明に係るローラとトレイのディスク搬
入搬出時の位置関係を示す側面図である。
【図27】 本発明に係るクランプ手段の正面図であ
る。
【図28】 本発明に係るディスク取り出し手段及びデ
ィスク保持手段をロックするロック手段を示す平面図で
ある。
【図29】 本発明に係るディスク取り出し手段及びデ
ィスク保持手段をロックするロック手段を示す平面図で
ある。
【図30】 本発明に係るディスク返却手段を示す平面
図である。
【図31】 本発明に係る装置本体のロック手段を示す
平面図である。
【図32】 本発明に係る装置本体のロック手段を示す
左側面図である。
【図33】 本発明に係る装置本体のロック手段を示す
右側面図である。
【図34】 本発明に係る装置において、ディスクの搬
入状態を示す側面図である。
【図35】 本発明に係る装置において、ディスクの再
生状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 5 挿入口 6 メインシャーシ 7 プリント回路基板 8 カムギヤ 10 ピックアップ 20 ターンテーブル 30 キャリッジ 31 キャリッジ担持フレーム 32 スライドプレート 35 再生手段担持フレーム 36 カムプレート 37 揺動アーム 39 スライドレバー 40 ローラ 50 ディスク保持手段 51 パンタグラフ 52 下部ホルダ 53 トレイ 54 上部ホルダ 55 スプリング 60 トレイ分離手段 61 トレイ分離用スライドプレート 63 第1分離レバー 64 第2分離レバー 66 第3分離レバー 67 ひし形状連結プレート 70 駆動手段 71 歯車 72,73 2段歯車 74 ウォーム付歯車 75 ウォーム 76 モータ 81 ガイドシャフト 82 当接部材 83 送りねじ 84 歯車 85 歯車 86 ウォーム 87 モータ 91,92 ディスク案内揺動アーム 94 排出アーム 100 クランプ手段 101 クランパフレーム 102 クランパ 103 スプリングアーム 110 キャリッジ昇降用駆動レバー 120,124,126 ロックレバー 142 ディスク取り出しアーム 143 ロックアーム144 スプリング 145 U字状スライドレバー 150 蓋体駆動手段 151 スライドプレート 152 歯車 153 スプリング 160 ディスク返却手段 161 ディスク返却アーム 162 スプリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 徹 埼玉県川越市大字山田字西町25番地1パイ オニア株式会社川越工場内 (72)発明者 井土 健二郎 埼玉県川越市大字山田字西町25番地1パイ オニア株式会社川越工場内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚のディスクをその主面に対して垂
    直な方向に配列した状態で保持するディスク保持手段
    と、前記ディスクの非再生時には前記ディスク保持手段
    に保持されたディスクが存在するディスク保持位置の外
    側の非再生位置に位置し、かつ、前記ディスクの再生時
    には前記非再生位置よりも前記ディスク保持位置に近接
    した再生位置に位置するように搬送されるディスク再生
    手段と、前記ディスク保持位置に位置する所望のディス
    クを前記再生位置に向けて取り出し搬送するディスク取
    り出し搬送手段と、を含むディスク再生装置であって、 ディスクを再生する際に、前記ディスク再生手段を前記
    非再生位置から前記再生位置に至らしめる再生手段搬送
    動作と、前記所望のディスクを前記ディスク保持位置か
    ら前記再生位置に至らしめるディスク搬送動作とは、同
    時に行われる、ことを特徴とするディスク再生装置。
  2. 【請求項2】 複数枚のディスクをその主面に対して垂
    直な方向に配列した状態で各々保持する複数のトレイを
    含むディスク保持手段と、前記ディスクの非再生時には
    前記ディスク保持手段により保持されたディスクが存在
    するディスク保持位置の外側の非再生位置に位置し、か
    つ、前記ディスクの再生時には少なくとも一部が前記デ
    ィスク保持位置に重なり合う再生位置に位置するディス
    ク再生手段と、前記ディスク再生手段を前記非再生位置
    と前記再生位置との間で搬送する再生手段搬送機構と、
    前記ディスクを再生する際に前記再生位置への前記ディ
    スク再生手段の侵入を許容すべく、再生を所望するディ
    スクを所定位置に位置決めし、かつ、他のディスクを前
    記ディスクの配列方向において移動せしめて退避させる
    ディスク選択手段と、前記再生を所望するディスクを前
    記再生位置に向けて取り出し搬送するディスク取り出し
    搬送手段と、を含むディスク再生装置であって、 ディスクを再生する際に、前記ディスク再生手段を前記
    非再生位置から前記再生位置に至らしめる再生手段搬送
    動作と、前記再生を所望するディスクを前記ディスク保
    持位置から前記再生位置に至らしめるディスク搬送動作
    は、同時に行われる、ことを特徴とするディスク再生装
    置。
  3. 【請求項3】 前記再生位置にあるディスクを前記ディ
    スク保持位置まで返却するディスク返却手段を有する、
    ことを特徴とする請求項2記載のディスク再生装置。
  4. 【請求項4】 前記ディスク返却手段は前記ディスク再
    生手段上に設けられている、ことを特徴とする請求項3
    記載のディスク再生装置。
  5. 【請求項5】 前記ディスク取り出し搬送手段は、前記
    トレイに保持されたディスクの主面に平行な方向に回動
    可能でかつディスクの外周部に係合してディスクを移動
    せしめ得る取り出し用回動部材を有する、ことを特徴と
    する請求項2ないし4いずれか1つに記載のディスク再
    生装置。
  6. 【請求項6】 前記ディスク返却手段は、前記再生位置
    にあるディスクの主面に平行な方向に回動可能でかつデ
    ィスクの外周部に係合してディスクを移動せしめ得る返
    却用回動部材と、前記返却用回動部材をディスクの返却
    方向に付勢する付勢部材と、を有することを特徴とする
    請求項3ないし5いずれか1つに記載のディスク再生装
    置。
  7. 【請求項7】 ディスクの再生時において、前記付勢部
    材の付勢力に抗して、前記返却用回動部材をディスクの
    外周部から離れた位置に保持する保持手段を有する、こ
    とを特徴とする請求項6記載のディスク再生装置。
  8. 【請求項8】 前記ディスク保持手段を所望の位置にて
    ロックするロック手段を有する、ことを特徴とする請求
    項2ないし7いずれか1つに記載のディスク再生装置。
  9. 【請求項9】 前記ロック手段は、前記ディスク取り出
    し搬送手段に連動して動作せしめられる、ことを特徴と
    する請求項8記載のディスク再生装置。
  10. 【請求項10】 前記ロック手段は、前記取り出し用回動
    部材と同一方向に回動可能でかつ前記ディスク保持手段
    の一部に係合し得るロックアームと、前記ロックアーム
    を前記取り出し用回動部材に近づけるように付勢する付
    勢部材と、を有することを特徴とする請求項9記載のデ
    ィスク再生装置。
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