JPH10197615A - 磁気抵抗素子回路の基準電圧調整方法 - Google Patents

磁気抵抗素子回路の基準電圧調整方法

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JPH10197615A
JPH10197615A JP9003383A JP338397A JPH10197615A JP H10197615 A JPH10197615 A JP H10197615A JP 9003383 A JP9003383 A JP 9003383A JP 338397 A JP338397 A JP 338397A JP H10197615 A JPH10197615 A JP H10197615A
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JP9003383A
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Masaki Mori
正樹 森
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Mitsumi Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は磁気抵抗素子から出力される出力電圧
に対する基準電圧が直列接続された一対の抵抗素子の分
圧比により設定される磁気抵抗素子回路に適用される磁
気抵抗素子回路の基準電圧調整方法に関し、高精度かつ
低コストで効率よく基準電圧調整を行なうことを課題と
する。 【解決手段】先ず、一対の抵抗素子R1,2 が取り除か
れた状態の磁気抵抗素子回路30を用意し、コンパレー
タ36に接続された基準電圧入力端子38に印加電圧可
変装置50を接続する。そして、この印加電圧可変装置
50により基準電圧入力端子38に印加する電圧を可変
し、コンパレータ36が出力する比較結果信号が反転す
る反転電圧を測定する。続いて、求められた反転電圧が
基準電圧として出力されるよう一対の抵抗素子R1,2
の抵抗値を設定する。そして、設定された抵抗値を有し
た抵抗素子R1,2 を磁気抵抗素子回路30に実装す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は磁気抵抗素子回路の
基準電圧調整方法に係り、特に磁気抵抗素子から出力さ
れる出力電圧に対する基準電圧が、直列接続された一対
の抵抗素子の分圧比により設定される磁気抵抗素子回路
に適用される磁気抵抗素子回路の基準電圧調整方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来における磁気抵抗素子回路
の基準電圧調整方法を説明するための図である。同図に
示す磁気抵抗素子回路10は、例えば磁気スイッチ或い
は回転センサに用いられるものであり、大略するとセン
サ部11,IC12,基準電圧設定回路部13,電源1
4等により構成されている。
【0003】センサ部11は、一対の磁気抵抗素子MR
1,MR2 を直列配設された構成とされており、この磁気
抵抗素子MR1 と磁気抵抗素子MR2 との間から出力信
号が出力される構成とされている。また、IC12は、
内部にレギュレータ15,コンパレータ16,及びスイ
ッチング用トランジスタ17等を有した構成とされてい
る。レギュレータ15は、電源14の電圧を所定の定電
圧値となるよう電圧調整を行なう。このレギュレータ1
5の出力側(OUT)は、磁気抵抗素子MR1 に接続さ
れている。
【0004】コンパレータ16は、一対の入力端子と一
つの出力端子を有している。この内、一方の反転入力端
子は信号入力端子18を介してセンサ部11に接続され
ている。また、他方の非反転入力端子は基準電圧入力端
子19を介して基準電圧設定回路部13に接続されてい
る。更に、出力端子はスイッチング用トランジスタ17
のベースに接続されている。
【0005】このスイッチング用トランジスタ17のコ
レクタは出力端子20と接続されており、この出力端子
20と電源14との間には負荷抵抗R3 が配設されてい
る。また、スイッチング用トランジスタ17のエミッタ
は、接地端子21を介して接地されている。
【0006】一方、基準電圧設定回路部13は、一対の
抵抗素子R1,2 と、この各抵抗素子R1,2 に付随し
て設けられたトリミング用のトリミングベース22,2
3とにより構成されている。一対の抵抗素子R1,2
直列に接続されており、一端がレギュレータ15の出力
側(OUT)に接続されると共に、他端が接地された構
成とされいる。また、この一対の抵抗素子R1,2 は、
前記した磁気抵抗素子MR1,MR2 に対し並列接続とな
るよう配設されている。
【0007】また、抵抗素子R1 と抵抗素子R2 との間
は、基準電圧入力端子19を介してコンパレータ16に
接続されている。従って、基準電圧入力端子19には、
抵抗素子R1 と抵抗素子R2 との分圧比に応じた電圧が
基準電圧VI として入力されることとなる。
【0008】上記構成とされた磁気抵抗素子回路10に
おいて、コンパレータ16は信号入力端子18に入力さ
れるセンサ部11が出力する出力電圧VS と、基準電圧
入力端子19に入力される基準電圧設定回路部13によ
り生成される基準電圧VI とを比較し、スイッチング用
トランジスタ17のコレクタに比較結果信号を出力す
る。
【0009】スイッチング用トランジスタ17は、コン
パレータ16から出力される比較結果信号がローレベル
からハイレベルに反転することによりオン(ON)とな
り、これにより出力端子20はローレベル状態となる。
即ち、IC12は、センサ部11が出力するアナログ信
号である出力電圧VS を、基準電圧VI を基準としてデ
ジタル化するA/Dコンバータとして機能する。
【0010】ところで、上記構成の磁気抵抗素子回路1
0において、精度の高いA/D変換処理を行なうために
は、基準電圧VI を出力電圧VS の振幅中心電圧に精度
よく調整する必要がある。特に、磁気抵抗素子MR1,
2 は精度的にバラツキを有している場合が多く、未調
整状態では基準電圧VI と出力電圧VS の振幅中心電圧
とはオフセットしている可能性が大きい。よって、この
点からも個々の磁気抵抗素子MR1,MR2 に対応させる
ための調整を行なう必要がある。
【0011】従来、この基準電圧VI を出力電圧VS
振幅中心電圧に調整する基準電圧調整方法としては、前
記したように抵抗素子R1,2 に付随して直列にトリミ
ング用のトリミングベース22,23を設けておき、こ
のトリミングベース22,23をレーザトリミングする
ことにより調整処理を行なっていた。
【0012】具体的には、磁気抵抗素子MR1,MR2
所望する反転条件となる磁界を印加しておき、この状態
でトリミングベース22,23をレーザトリミングす
る。トリミングベース22,23も抵抗体により形成さ
れているため、レーザトリミングされることによりその
面積は小さくなり抵抗値は増大する。
【0013】これに伴い、抵抗素子R1,2 及びトリミ
ングベース22,23で決定される基準電圧VI の値は
変化し、そしてコンパレータ16から出力される比較結
果信号が反転した時点でレーザトリミングを終了する。
これにより、基準電圧VI と出力電圧VS の振幅中心電
圧とを精度よく一致させることができる。
【0014】尚、図中、24はレギュレータ15の入力
側端子,25はレギュレータ15の出力側端子,26は
レギュレータ15及びコンパレータ16の共通接地端子
を夫々示している。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかるに上記した従来
の調整方法では、レーザトリミングを行なうために必然
的にレーザ照射装置が必要となる。このレーザ照射装置
は設備的に大掛かりなものであり、よって設備コストが
増大してしまうという問題点がある。
【0016】また、レーザトリミングは機械加工であ
り、この機械加工を実施しつつコンパレータ16から出
力される比較結果信号を監視し、更に比較結果信号が反
転した時点で直ちにレーザトリミングを終了させなけれ
ばならず、よって調整作業が面倒であるという問題点も
あった。
【0017】更に、レーザトリミングによる抵抗値の変
化量は微小であり、よって基準電圧VI と出力電圧VS
の振幅中心電圧との間の差が大きい場合には、調整処理
に要する時間が長くなり、調整効率が劣化するという問
題点もある。本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、高精度かつ低コストで効率よく基準電圧調整を行
ないうる磁気抵抗素子回路の基準電圧調整方法を提供す
ることを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明では、直列接続された一対の磁気抵抗素子間
に配設された出力端子から出力される出力電圧をコンパ
レータの第1の入力端子に入力し、直列に接続された一
対の抵抗素子の分圧比により定められる基準電圧を前記
コンパレータの第2の入力端子に入力し、前記コンパレ
ータが前記出力電圧と基準電圧とを比較することにより
比較結果信号を出力する磁気抵抗素子回路に用いられ、
前記一対の抵抗素子の分圧比により定められる基準電圧
を調整する磁気抵抗素子回路の基準電圧調整方法におい
て、先ず、前記一対の抵抗素子が取り除かれた状態の磁
気抵抗素子回路の前記第2の入力端子に印加電圧可変装
置を接続し、前記印加電圧可変装置により前記第2の入
力端子に印加する電圧を可変し、前記コンパレータが出
力する比較結果信号が反転する反転電圧を測定する第1
の調整工程を実施し、次に、前記第1の調整工程におい
て求められた反転電圧が前記基準電圧として出力される
よう前記一対の抵抗素子の抵抗値を設定し、設定された
この一対の抵抗素子を前記磁気抵抗素子回路に実装する
第2の調整工程を実施することを特徴とするものであ
る。
【0019】上記の調整方法によれば、先ず第1の調整
工程において、一対の抵抗素子が取り除かれた状態の磁
気抵抗素子回路を作成し、この磁気抵抗素子回路に内設
されたコンパレータの第2の入力端子(調整後には、基
準電圧が入力される端子)に印加電圧可変装置を接続す
る。そして、この印加電圧可変装置により第2の入力端
子に印加する電圧を可変し、コンパレータが出力する比
較結果信号が反転する反転電圧を測定する。
【0020】従って、従来ではレーザトリミングを用い
て行なっていた第2の入力端子に印加する電圧の可変処
理を、本発明では印加電圧可変装置を用いて行なうこと
ができる。よって本発明の方法では、レーザトリミング
を行なう必要がなくなるため、設備コストの増大を抑制
することができる。
【0021】また、第1の調整工程において反転電圧が
測定されると、続いて実施される第2の調整工程におい
て、求められた反転電圧が基準電圧として出力されるよ
う一対の抵抗素子の抵抗値が設定される。この抵抗値の
設定は、オームの法則を用いて容易に演算することがで
きる。このように、各抵抗素子の抵抗値が設定される
と、続いて設定された抵抗値を有する抵抗素子を磁気抵
抗素子回路に実装する。この実装処理は、単に既定の抵
抗体素子を磁気抵抗素子回路に配設するだけの処理であ
り、容易かつ短時間で行なうことができる。よって、本
発明の方法によれば、調整作業の容易化を図ることがで
きると共に、調整作業の効率化を図ることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面と共に説明する。図1乃至図3は本発明の一実施
例である磁気抵抗素子回路の基準電圧調整方法を調整手
順に沿って示す図であり、また図4は本実施例の基準電
圧調整方法を示すフローチャートである。
【0023】図1は、本実施例で用いる磁気抵抗素子回
路30の基準電圧調整処理を実施する前の状態を示して
いる。本実施例で用いる磁気抵抗素子回路30は、大略
するとセンサ部31,IC32,基準電圧設定回路部3
3,電源34等により構成されている。
【0024】センサ部31は、一対の磁気抵抗素子MR
1,MR2 を直列配設された構成とされており、この磁気
抵抗素子MR1 と磁気抵抗素子MR2 との間から出力信
号(VS )が出力される構成とされている。また、IC
32は、内部にレギュレータ35,コンパレータ36,
及びスイッチング用トランジスタ37等を有した構成と
されている。レギュレータ35は、電源34の電圧(例
えば24V)を所定の定電圧値(例えば17V)となる
よう電圧調整を行なう。このレギュレータ35の出力側
(OUT)は、出力側端子45を介して磁気抵抗素子M
1 に接続されている。
【0025】コンパレータ36は、二つの入力端子と一
つの出力端子を有している。この内、一方の反転入力端
子(第1の入力端子)は信号入力端子38を介してセン
サ部31に接続されている。また、他方の非反転入力端
子(第2の入力端子)には基準電圧入力端子39を介し
て抵抗接続端子48に接続されている。更に、コンパレ
ータ36の出力端子は、スイッチング用トランジスタ3
7のベースに接続されている。
【0026】このスイッチング用トランジスタ37のコ
レクタは出力端子40と接続されており、この出力端子
40と電源34との間には負荷抵抗R3 が配設されてい
る。また、スイッチング用トランジスタ37のエミッタ
は、接地端子41を介して接地されている。
【0027】ここで、本実施例における基準電圧設定回
路部33に注目すると、図1に示されるように基準電圧
調整処理を実施する前の状態においては、図5に示した
従来構成の基準電圧設定回路部13と異なり、まだ抵抗
素子R1,2 は磁気抵抗素子回路30に配設されていな
い。また、基準電圧設定回路部33には3個の抵抗接続
端子47〜49が配設されている。
【0028】この3個の抵抗接続端子47〜49の内、
抵抗接続端子47はレギュレータ35の出力側端子45
とMR1 との間に配設された定電圧配線51に設けられ
ている。また、抵抗接続端子48は、前記したように、
コンパレータ36の入力端子と接続された基準電圧入力
端子39に接続されている(各端子39,48間は配線
53により接続されている)。更に、抵抗接続端子49
は、接地配線52に設けられている。
【0029】後述するように、この3個の抵抗接続端子
47〜49には、印加電圧可変装置50が接続されると
共に抵抗素子R1,2 が配設される。また、抵抗接続端
子47〜49の具体的構造としては、各配線51〜53
にランドを形成したような構成でもよく、またソケット
を設けた構成としてもよい。
【0030】尚、印加電圧可変装置50は磁気抵抗素子
回路30に対して装着脱されるものであるため、ソケッ
トを設けた構成の方が装着脱時における操作性を向上さ
せることができる。続いて、上記構成とされた磁気抵抗
素子回路30に対して実施する基準電圧調整方法につい
て図4に基づき説明する。尚、上記のように基準電圧調
整処理の前では磁気抵抗素子回路30に抵抗素子R1,
2 は配設されていなが、後に述べるように本実施例で
は、基準電圧調整処理中に抵抗素子R1,2 は磁気抵抗
素子回路30に実装される。
【0031】図4に示されるように、基準電圧調整処理
を開始すると、先ず磁気抵抗素子回路30に印加電圧可
変装置50を装着する(ステップ10)。図2は印加電
圧可変装置50を磁気抵抗素子回路30に装着した状態
を示している。印加電圧可変装置50は出力する電圧を
可変できる構成とされており、装着状態において印加電
圧可変装置50の電圧供給配線54は抵抗接続端子48
に接続される共に、接地配線55は抵抗接続端子49に
接続される。また、磁気抵抗素子MR1,MR2 には、反
転条件となる既定磁界を印加しておく。従って、センサ
部31からは、印加磁界に対応した出力信号VS が信号
入力端子38を介してコンパレータ36に入力される。
【0032】続いて、印加電圧可変装置50を操作する
ことにより、抵抗接続端子48に入力する電圧値を変化
させる(ステップ12)。前記したように、抵抗接続端
子48はコンパレータ36の入力端子に接続された基準
電圧入力端子39と接続されている。よって、印加電圧
可変装置50を操作し基準電圧入力端子39(抵抗接続
端子48)に入力する電圧値を変化させることは、コン
パレータ36の基準電圧を変化させることと等価とな
る。
【0033】また、上記のように印加電圧可変装置50
を用いて抵抗接続端子48に入力する電圧値を変化させ
ると共に、コンパレータ36から出力される比較結果信
号が反転したかどうかを検出する(ステップ14)。こ
の比較結果信号が反転したかどうかは、出力端子40か
らの出力状態から検出することができる。
【0034】上記のステップ12及びステップ14の処
理は、比較結果信号が反転するまで実施される。そし
て、比較結果信号が反転したことが検知されると、この
反転時における印加電圧可変装置50の出力電圧値(反
転時電圧値)を記憶する(ステップ16)。前記したよ
うに、磁気抵抗素子MR1,MR2 には反転条件となる既
定磁界が印加されているため、この反転時電圧値は磁気
抵抗素子回路30に接続されているセンサ部31の基準
電圧(スレッショルド電圧)となる。尚、以上説明した
ステップ10〜ステップ16の処理は、前記した第1の
調整工程となる。
【0035】上記したように本実施例の調整方法は、従
来ではレーザトリミングを用いて行なっていた基準電圧
入力端子39に印加する電圧の可変処理を、印加電圧可
変装置50を用いて行なっている。このため、本実施例
では大掛かりな設備を必要とするレーザトリミングを行
なう必要がなくなり、よって設備コストの増大を抑制す
ることが可能となる。
【0036】上記した第1の調整処理が終了すると、続
いてステップ18及びステップ20の第2の調整処理が
実施される。第2の調整処理では、先ず印加電圧可変装
置50は磁気抵抗素子回路30から取り外される。そし
て、求められた反転電圧が基準電圧として出力されるよ
う、抵抗接続端子47〜49に配設される一対の抵抗素
子R1,2 の抵抗値が演算される(ステップ18)。こ
の各抵抗素子R1,2の抵抗値の設定は、オームの法則
を用いて容易に演算することができる。
【0037】このように、各抵抗素子R1,2 の抵抗値
が設定されると、続いて設定された抵抗値を有する抵抗
素子R1,2 を抵抗接続端子47〜49に配設すること
により磁気抵抗素子回路30に実装する(ステップ2
0)。図3は、抵抗素子R1, 2 を抵抗接続端子47〜
49に配設した状態を示している。尚、図3に示される
抵抗素子R1', 2'は高抵抗素子(数百KΩ〜10M
Ω)であり、抵抗素子R1,2 の高精度低抵抗(10K
Ω±1%程度)と共に基準電圧VI を高精度に決定する
ために設けられている。これは、磁気抵抗素子MR1,
2 の磁気抵抗比MR1 /MR2 が0.95〜1.05となって
いるためである。
【0038】この実装処理は、単にステップ18で演算
された抵抗値を有する抵抗体素子R 1,2 を磁気抵抗素
子回路30に配設するだけの処理であり、容易かつ短時
間で行なうことができる。よって、本発明の方法によれ
ば、基準電圧の調整作業の容易化を図ることができると
共に、調整作業の効率化を図ることができる。
【0039】尚、上記した磁気抵抗素子回路30は回路
基板(図示せず)に実装されるものであるが、この実装
の際、センサ部31及びIC32を回路基板の一方の面
(例えば表面)に実装すると共に、抵抗素子R1,2
回路基板の他方の面(裏面)に実装する構成とすること
により、更に実装性を向上させることができる。
【0040】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、従来ではレ
ーザトリミングを用いて行なっていた第2の入力端子に
印加する電圧の可変処理を、本発明では印加電圧可変装
置を用いて行なうことができるため、レーザトリミング
を行なう必要がなくなるため、設備コストの増大を抑制
することができる。
【0041】また、反転電圧に基づき各抵抗素子の抵抗
値は容易に演算するとができ、また各抵抗素子を磁気抵
抗素子回路に実装する処理は単に既定の抵抗素子を磁気
抵抗素子回路に配設するだけの処理であるため、調整作
業の容易化を図ることができると共に調整作業の効率化
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である基準電圧調整方法を説
明するための図である(その1)。
【図2】本発明の一実施例である基準電圧調整方法を説
明するための図である(その2)。
【図3】本発明の一実施例である基準電圧調整方法を説
明するための図である(その3)。
【図4】本発明の一実施例である基準電圧調整方法を示
すフローチャートである。
【図5】従来の一例である基準電圧調整方法を説明する
ための図である。
【符号の説明】
30 磁気抵抗素子回路 31 センサ部 32 IC 33 基準電圧設定回路部 34 電源 35 レギュレータ 36 コンパレータ 37 スイッチング用トランジスタ 38 信号入力端子 39 基準電圧入力端子 40 出力端子 41,46 接地端子 44 入力側端子 45 出力側端子 47〜49 抵抗接続端子 50 印加電圧可変装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直列接続された一対の磁気抵抗素子間に
    配設された出力端子から出力される出力電圧をコンパレ
    ータの第1の入力端子に入力し、直列に接続された一対
    の抵抗素子の分圧比により定められる基準電圧を前記コ
    ンパレータの第2の入力端子に入力し、前記コンパレー
    タが前記出力電圧と基準電圧とを比較することにより比
    較結果信号を出力する磁気抵抗素子回路に用いられ、前
    記一対の抵抗素子の分圧比により定められる基準電圧を
    調整する磁気抵抗素子回路の基準電圧調整方法におい
    て、 先ず、前記一対の抵抗素子が取り除かれた状態の磁気抵
    抗素子回路の前記第2の入力端子に印加電圧可変装置を
    接続し、前記印加電圧可変装置により前記第2の入力端
    子に印加する電圧を可変し、前記コンパレータが出力す
    る比較結果信号が反転する反転電圧を測定する第1の調
    整工程を実施し、 次に、前記第1の調整工程において求められた反転電圧
    が前記基準電圧として出力されるよう前記一対の抵抗素
    子の抵抗値を設定し、設定された該一対の抵抗素子を前
    記磁気抵抗素子回路に実装する第2の調整工程を実施す
    ることを特徴とする磁気抵抗素子回路の基準電圧調整方
    法。
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Cited By (4)

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JP2006098306A (ja) * 2004-09-30 2006-04-13 Yamaha Corp 磁気測定装置
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