JPH10196200A - 引戸用レールガイド及びガイドレール - Google Patents

引戸用レールガイド及びガイドレール

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JPH10196200A
JPH10196200A JP1006097A JP1006097A JPH10196200A JP H10196200 A JPH10196200 A JP H10196200A JP 1006097 A JP1006097 A JP 1006097A JP 1006097 A JP1006097 A JP 1006097A JP H10196200 A JPH10196200 A JP H10196200A
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guide
sliding door
slider
rail
case
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Sakae Teratani
栄 寺谷
Hiroyuki Katsube
博行 勝部
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Nishi Seisakusho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 引戸のがたつきを防止する。また引戸の縦枠
に対する衝突音を緩和する。 【解決手段】 引戸1の上端部に窓部11を形成したケ
ースを10を設置する。ケース10内には前記窓部11
から突出するガイド部材30を収納する。ガイド部材3
0が窓部11から突出する分量は、ケース10内で移動
し、任意の位置で固定されるスライダー20によって調
整する。他方、ガイドレール40の長いガイド溝41の
両端部は幅を狭くし、ガイド部材30がそのガイド溝4
1の壁面に当接するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上端部がガイドレ
ールのガイド溝内に案内されて移動する引戸に使用する
引戸用レールガイドに関するものであり、より詳細に
は、引戸の振れを防止し、引戸の開閉を円滑に行うため
のガイドレールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8及び図9に示すように引戸1は、上
端部がガイドレール100の上側に形成したガイド溝1
01内に案内され、ガイド溝101の両端部に立設した
縦枠102の間で移動して開閉する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般的に、引戸1とガ
イドレール100とは、別々の工場で作られ、建築現場
において、両者が組み合わされる。従って引戸1の厚さ
と、ガイドレール100のガイド溝101の幅は、必ず
しも理想的な関係とはならない。実際の両者の関係を説
明すると、引戸1の上端部とガイド溝101とが密着し
ていると、引戸1がスムーズに移動することができず、
開閉しにくいだけでなく、引戸1をガイド溝101から
着脱することができないので、引戸1の上端部とガイド
溝101との隙間は安全を見て大きめに作られる。
【0004】そのため従来技術においては、引戸1の上
端部がガイド溝101内でがたつくとき、開閉に円滑さ
を欠く。また引戸1ががたつくので、騒音が生じたり、
隙間風が入ったりするといった不具合もある。さらに引
戸1が勢いよく移動すると、引戸1は縦枠102に衝突
し、大きな衝突音が発生することもある。
【0005】そこで、本発明は引戸が縦枠に衝突して大
きな衝突音が発生することがなく、あるいは引戸がガイ
ドレールの案内溝内でがたつかないようにした引戸用レ
ールガイド及びガイドレールを提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの請求項1記載の発明は、引戸の上部に固定され側面
に窓部が設けられたケースと、前記ケース内にあって一
部が窓部から突出するガイド部材と、ケース内にあって
外部からの操作によって移動可能なスライダーとを有
し、前記ガイド部材はスライダーとリンクし、スライダ
ーの位置に応じて突出量を調節可能であることを特徴と
する引戸用レールガイドである。
【0007】上記の請求項1記載の発明によれば、ケー
ス内で移動するスライダーの位置によって、ケースの窓
部から突出するガイド部材の分量を変えることができ
る。したがって、引戸の上端部を案内するガイド溝の幅
に対応して、スライダーを移動させ、ガイド部材がガイ
ド溝の壁面と理想的な隙間となる様に調節することがで
きる。すなわち、ガイド溝の幅が広いときはガイド部材
が突出する分量を大きくし、ガイド溝の幅が狭いときは
ガイド部材が突出する分量を小さくする。
【0008】上記の課題を解決するための請求項2に記
載の発明は、請求項1に記載の引戸用レールガイドにお
いて、ガイド部材は、窓部から突出する凸部を備えた板
バネを有し、スライダーは、ケース内で移動可能である
と共にケースの窓部と少なくとも一部が重なり合う窓部
を有し、前記板バネの凸部は、スライダーとケースの窓
部からケースの外部に突出し、スライダーを移動するこ
とにより、スライダーとケースの窓部の重なり部分が増
減し、ガイド部材の突出量が変化することを特徴とする
引戸用レールガイドである。
【0009】上記の発明によれば、ケースの窓部とスラ
イダーに形成した窓部とが重なっているときは、大きな
窓が形成され、その窓からガイド部材の凸部が大きく突
出する。スライダーが移動することにより、スライダー
の窓部がケースの窓部からずれると、窓が小さくなり、
ガイド部材の凸部はその窓から突出する分量が小さくな
る。前記した凸部は、板バネを折り曲げることによって
形成しても良く、また板バネに凸状の部材を取り付けて
も良い。
【0010】上記の課題を解決するための請求項3に記
載の発明は、請求項1に記載の引戸用レールガイドにお
いて、ガイド部材は、ガイドレールのガイド溝と当接可
能な当接部及び板バネを備え、前記板バネには勾配部が
設けられ、スライダーは、前記板バネの勾配部と接する
絞り部を有し、前記当接部はケースの窓から外部に突出
し、スライダーの移動に応じて板バネの勾配部と絞り部
との接触位置が変化し、板バネが変形してガイド部材の
突出量が変化することを特徴とする引戸用レールガイド
である。
【0011】上記の発明によれば、ガイド部材の板バネ
がスライダーの位置によって変形するため、ガイド部材
の突出量が変化する。
【0012】上記の課題を解決するための請求項4記載
の発明は、請求項1から3のいずれかに記載の引戸用レ
ールガイドにおいて、ガイド部材は、ローラを有し、該
ローラがガイドレールのガイド溝と当接可能であること
を特徴とする引戸用レールガイドである。
【0013】上記の課題を解決するための請求項5に記
載の発明は、請求項4に記載のローラ内にブッシュを挿
入し、ローラとブッシュとの間にグリースを介在させた
ことを特徴とする引戸用レールガイドである。
【0014】上記の発明によれば、ローラはブッシュを
軸にして回転する。しかもローラとブッシュとの間には
グリースを介在させたことにより、ローラはある程度の
抵抗を受けながら回転する。したがって、ローラがガイ
ドレールのガイド溝の壁面と当接すると、弱いブレーキ
がかけられた状態となって引戸は移動する。
【0015】上記の課題を解決するための請求項6の発
明は、請求項1から請求項5のいずれかに記載のスライ
ダーを、ケースと連通するネジによって連結し、ネジの
回動に応じてスライダーが移動することを特徴とする引
戸用レールガイドである。
【0016】上記の発明によれば、スライダーがケース
と連通するネジによって連結されたことにより、ネジを
回すことによってスライダーはケース内で移動し、かつ
その位置で動くことがないように固定される。
【0017】上記の課題を解決するための請求項7に記
載の発明は、請求項1から請求項6のいずれかに記載の
引戸用レールガイドを案内するガイド溝を有するガイド
レールであって、ガイド溝は、端部近傍で狭く形成され
ていることを特徴とするガイドレールである。
【0018】上記の発明によれば、ガイド溝の端部の幅
を狭めたことにより、引戸がガイドレールの端部へ移動
すると、ガイド部材がガイド溝の壁面と当接し、引戸は
ブレーキがかけられたようになり、ガイドレールの縦枠
に勢いよく衝突することがなくなる。
【0019】
【発明の実施の形態1】本発明に係る引戸用レールガイ
ドの第1の実施の形態を図1から図3を参照しながら説
明する。図1は、本発明の第1の実施の形態に係る引戸
用レールガイドの一部断面斜視図である。図2は、本発
明の第1の実施の形態に係る引戸用レールガイドの平面
断面図である。図3は、本発明の第1の実施の形態に係
る引戸用レールガイドの平面断面図である。
【0020】本発明の第1の実施の形態に係る引戸用レ
ールガイドは、図1に示すように引戸1の上端面の両端
部に箱状のケース10を設置し、そのケース10内にス
ライダー20とガイド部材30とを収納するものであ
る。ケース10の長手側の正面には窓部11を形成す
る。ケースは、枠形状を持つものであれば足り、上面部
(上蓋)は必ずしも必要無い。
【0021】スライダー20は平面形状が「コ」字形で
あり、幅がケース10の内法よりも僅かに小く、またス
ライダー20の長さは、ケース10の長さよりも短く、
ケース10内で長手方向に移動することができるように
したものである。スライダー20の短辺部21には雌ネ
ジ24を形成し、ケース10の側面側を貫通するネジ1
2がその雌ネジに螺合する。ネジ12は、図示しないC
リングによって、ケース10に固定されており、ケース
10に対して回転可能であるが、軸方向には移動しな
い。したがってネジ12を回すことにより、スライダー
20はケース10内を移動して、任意の位置で移動しな
いように固定される。ネジ12の頭部はケース10の側
面に露出するため、本ケース10を引戸1の上端面に設
置し、本引戸用レールガイドがガイド溝に入れられた状
態で、外部からネジ12を回すことができ、スライダー
20を移動させることができる。
【0022】また、スライダー20の長辺部22にもケ
ース10の窓部11と同じ大きさの窓部23を形成し、
スライダー20が移動することにより、ケース10及び
スライダー20の両窓部11,23によって形成される
窓Wの重なり部分の大きさを変えることができるように
する。すなわち、ケース10の窓部11とスライダー2
0の窓部23とが完全に重なった状態では、窓Wは最も
大きくなり、スライダー20が移動することにより、ケ
ース10の窓部11とスライダー20の窓部23とがず
れると、窓Wは小さくなる。
【0023】このように大きさが変わる窓Wからガイド
部材30が突出するようにする。ガイド部材30は帯状
の板バネ31を平面形状が「変形コ」字形に成形したも
ので、短辺部32はリベット13によってケース10に
固定し、開放側は、片持ち状撓むことができる。ガイド
部材30の長辺部33の中央部は、「へ」の字形に折り
曲げられて凸部34が形成されている。すなわち本実施
形態では、凸部34は、勾配を有する形状に折り曲げら
れて形成され、この折り曲げ部分が上記の窓Wから突出
する。凸部34は、スライダー20が移動して窓Wが大
きくなると、図2の様に2枚の長辺部33の間隔がバネ
力によって拡開し、突出量が大きくなる。逆に、図3の
様に窓Wが小さくなると、凸部34は勾配に添ってスラ
イダー20の窓部23の縁に押し下げられて、突出量が
小さくなる。
【0024】他方、このような引戸用レールガイドを外
嵌するガイドレール40は、図2に示すように、長いガ
イド溝41の幅が端部において徐々に狭くなるように形
成する。この狭くなったガイド溝41の壁面に、上記の
ガイド部材30の凸部34が当接するように、凸部34
の突出量を調整する。
【0025】本発明の第1の実施の形態に係る引戸用レ
ールガイド及びガイドレール40は以上のように構成
し、つぎにガイド部材30の突出量の調整方法について
図2及び図3を参照しながら説明する。
【0026】本発明の第1の実施の形態に係る引戸用レ
ールガイドは、引戸1の上端面の両端部にケース10を
固定し、その引戸用レールガイドをガイドレール40の
ガイド溝41に入れた状態でガイド部材30の凸部34
の突出量を調整する。その突出量は作業者が引戸1の側
面からネジ12を回し、スライダー20を移動させるこ
とによって調整することができる。ネジ12は引戸1を
開扉することによって、ネジ穴にドライバーを挿し込ん
で回すことができる。
【0027】ガイドレール40のガイド溝41の幅が広
いときは、窓Wを大きく開けることにより、ガイド部材
30の突出量を大きくする。図2に示すように、スライ
ダー20の窓部23の位置とケース10の窓部11の位
置とが一致すると、窓Wは最も大きく開いた状態とな
り、凸部34の突出量が最大となる。
【0028】ガイド溝41の幅が狭いときは、ガイド部
材30の突出量を小さくする。そのためネジ12を回す
ことにより、スライダー20を移動させ、図3に示すよ
うに、スライダー20の窓部23の位置とケース10の
窓部11の位置とがずれるようにする。すると、窓Wが
小さくなり、「ヘ」字形の凸部34がスライダー20の
窓部23の縁に押し下げられ、凸部34が窓Wから突出
する量が小さくなる。
【0029】また、スライダー20はネジ12を回すこ
とによって、連続的に移動させることができるため、ガ
イド溝41の幅に応じて、凸部34は任意の分量だけ突
出させることができる。ガイドレール40に形成したガ
イド溝41の幅は両端部において徐々に狭くなるため、
その狭くなり始めるガイド溝41の壁面に、突出した凸
部34が当接するように調整する。すなわち、引戸1を
ガイドレール40のガイド溝41に装着した状態で、凸
部34がガイド溝41の大部分の平行部と接触しない限
界の突出量となるように調節する。
【0030】そうすると、引戸1は完全に閉扉又は開扉
される直前まで、突出した両方の凸部34ともガイド溝
41の側面と当接しないか、あるいは一方の凸部34の
みがガイド溝41の側面と当接するため、スムーズに移
動する。すなわち引戸1を移動させる際に引戸1が振れ
ると、凸部34がガイド溝41の内側と当接し、板バネ
31の弾力性によって、引戸1をガイド溝41の中央に
押し戻す。そのため引戸1は、がたつくことなく、円滑
に開閉される。
【0031】そして引戸1が完全に閉扉又は開扉される
直前においては、凸部34が狭くなるガイド溝41の側
面と当接し、さらに引戸1がガイドレール40の縦枠1
02(図8参照)に接近するにつれ、凸部34が窓W内
に押し込められ、引戸1にブレーキがかかった状態とな
る。したがって、引戸1はガイドレール40の縦枠に勢
いよく衝突することがなく、大きな衝突音も発生しない
で閉扉及び開扉することができる。
【0032】以上の実施形態においては、凸部34は板
バネ31を「へ」の字に折り曲げることによって構成し
たが、他の部材を板バネに取り付けることによって凸部
を構成することも可能である。いずれの方策によって、
凸部を構成する場合であっても、凸部の出入りが円滑と
なる様に、窓部11,23と当接する部位に勾配を設け
ることが望ましい。
【0033】
【発明の実施の形態2】本発明に係る引戸用レールガイ
ドの第2の実施の形態を図4から図7を参照しながら説
明する。図4は、本発明の第2の実施の形態に係る引戸
用レールガイドの平面断面図である。図5は、本発明の
第2の実施の形態に係る引戸用レールガイドの平面断面
図である。図6は、本発明の第2の実施の形態に係る引
戸用レールガイドを構成するガイド部材の斜視図であ
る。図7は、本発明の第2の実施の形態に係る引戸用レ
ールガイドを構成するローラの変形例の断面図である。
【0034】本発明の第2の実施の形態に係る引戸用レ
ールガイドは、図4及び図5に示すように引戸1の上端
面の両端部に設置したケース50内に収納するガイド部
材60がローラ(当接部)65を備えたものであること
を特徴とする。ケース50は上記の第1の実施の形態と
同様、引戸1の幅よりも狭いもので、引戸1の上端面の
両端部に設置する。ケース50の側面には窓部51を形
成し、この窓部51から前記ローラ65が突出するよう
にする。
【0035】ローラ65は図6に示すような平面形状が
「変形コ」字形の板バネ61に突設した突片62に取り
付ける。板バネ61の短辺部69aはケース50に固定
され、両端側は開放されており、板バネ61の長辺部6
9bは片持ち状に撓む。板バネ61の、長辺部69bに
はケース50の窓部51に対応する部位に突片62を形
成する。突片62はローラ65を挟むように板バネ61
の上下縁から外側に突設し、ローラ65の軸孔に係合す
る突起62aを突設する。このような突片62を形成す
る板バネ61の長辺部69bの中間部63は間隔が狭
く、この中間部63から両端部の方へ次第に拡開するテ
ーパ部(勾配部)64を形成する。このテーパ部64に
は図4及び図5に示すように、スライダー70の絞り部
71が当接する。
【0036】スライダー70の絞り部71は「コ」字形
状の先端部を内側に折曲して形成し、スライダー70が
移動することにより、その絞り部71が板バネ61のテ
ーパ部64に当接する位置が変わる。すなわち、スライ
ダー70の絞り部71が図4に示すように、突片62側
のテーパ部64に当接すると、ガイド部材60のバネ力
によって、突片62を形成した中間部63の間隔が拡が
り、スライダー70の絞り部71が図5に示すように、
テーパ部64の両端部寄りに当接すると、バネ力に抗し
て中間部63の間隔が狭くなる。
【0037】そして前記した実施形態と同様に、スライ
ダー70の中間部72には雌ネジを形成し、この雌ネジ
がケース50の側面を貫通するネジ52と螺合し、ネジ
52を回すことによってスライダー70は、任意の位置
で固定される。第2の実施の形態におけるスライダー7
0には、第1の実施の形態のような窓部は無い。
【0038】上記のような引戸用レールガイドを嵌める
ガイドレール40は、第1の実施の形態において説明し
たように、ガイド溝41の両端部が狭くなったものとす
る。
【0039】本発明の第2の実施の形態に係る引戸用レ
ールガイドは以上のように構成し、つぎに使用方法につ
いて図4及び図5を参照しながら説明する。本発明の第
2の実施の形態に係る引戸用レールガイドも、引戸1の
上端面の両端部に固定し、ガイドレール40のガイド溝
41内に入れた状態で調整する。
【0040】ガイド溝41の幅が広いときは、図4に示
すようにスライダー70の絞り部71が、ガイド部材6
0のテーパ部64の中間部63寄りに当接し、中間部6
3の間隔を広くする。すると、ローラ65が窓部51か
ら突出する分量が大きくなる。
【0041】ガイド溝41の幅が狭いときは、図5に示
すようにスライダー70の絞り部71が、ガイド部材6
0のテーパ部64の端部寄りに当接し、中間部の63の
間隔を狭くする。すると、ローラ65が窓部51から突
出する分量が小さくなる。
【0042】このように、ローラ65の窓部51からの
突出量は、先の実施形態と同様であり、引戸1をガイド
レール40のガイド溝41に装着した状態で、ローラ6
5がガイド溝41の大部分の平行部と接触しない限界の
突出量となるように調節する。
【0043】その結果、引戸1を移動させる際に引戸1
が振れると、ローラ65がガイド溝41の内側と当接
し、板バネ61の弾力性によって、引戸1をガイド溝4
1の中央に押し戻す。そのため引戸1は、がたつくこと
なく、円滑に開閉される。また引戸1が勢いよく移動し
ても、引戸1がガイドレール40の縦枠に当接する直前
において、ローラ65がガイド溝41の壁面に当接す
る。すると、ローラ65が回転しながら引戸1にブレー
キをかけた状態となり、引戸1は勢いよくガイドレール
40の縦枠に衝突することがない。したがって、引戸1
は大きな衝突音が発生することなく、開閉することがで
きる。
【0044】引戸用レールガイドのブレーキ機能をより
強力にすることを希望する場合には、図7に示すよう
に、ローラ65の軸孔に筒状のブッシュ66を挿入し、
ローラ65とブッシュ66との間に、グリース好ましく
は固めのグリース(図示せず)を介在させることが望ま
しい。ブッシュ66は鍔66aを形成した筒形状のもの
とし、鍔66aにローラ65が支承されるようにする。
そして、ブッシュ66内には鍔付きのピン67を挿入
し、ピン67の鍔67aがブッシュ66を支承し、ピン
67の他端部は突片68の穿孔部68aにかしめて固定
する。したがって、この突片68は、ローラ65を両側
から挟むものではなく、突片68とピン67とが一体化
されてローラ65を挟んだ状態とする。
【0045】このようにローラ65はグリースを介在し
た状態で、ブッシュ66を軸にして回転するため、ダン
パーが効いた状態となる。すなわち、ローラ65がガイ
ドレール40のガイド溝41の壁面に当接すると、抵抗
力を受けながら回転する。したがって、引戸1はブレー
キがかかった状態となって、ガイドレール40の縦枠に
当接し、大きな衝突音が発生することがなくなる。
【0046】なお、本発明は上記の実施の形態に限定す
ることなく実施することができる。例えば、ガイドレー
ルは端部のガイド溝の幅を狭めることなく、均一の幅と
することもできる。この場合、ガイド部材は常にガイド
溝に当接するようにすることにより、引戸はがたつくこ
となく開閉することができる。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、引戸と、ガイドレール
との隙間を理想的な状態に調節することができる。その
ため本発明によれば、引戸をがたつき無く円滑に開閉す
ることができる効果がある。また請求項7記載の発明に
よると、引戸が勢いよく移動しても、ガイドレールの縦
枠近くで減速されて強く衝突することがなくなる。した
がって、大きな衝突音が発生することがなく、特に静寂
な場所での利用が促進される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る引戸用レール
ガイドの一部断面斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る引戸用レール
ガイドの平面断面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る引戸用レール
ガイドの平面断面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る引戸用レール
ガイドの平面断面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る引戸用レール
ガイドの平面断面図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る引戸用レール
ガイドを構成するガイド部材の斜視図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る引戸用レール
ガイドを構成するローラの変形例の断面図である。
【図8】一般的な引戸及びガイドレールの正面図であ
る。
【図9】一般的な引戸及びガイドレールの側面図であ
る。
【符号の説明】
1 引戸 10 ケース 11 窓部 12 ネジ 20 スライダー 23 窓部 30 ガイド部材 31 板バネ 34 凸部 40 ガイドレール 41 ガイド溝 50 ケース 51 窓部 52 ネジ 60 ガイド部材 61 板バネ 65 ローラ(当接部) 66 ブッシュ 70 スライダー

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 引戸の上部に固定され側面に窓部が設け
    られたケースと、前記ケース内にあって一部が窓部から
    突出するガイド部材と、ケース内にあって外部からの操
    作によって移動可能なスライダーとを有し、前記ガイド
    部材はスライダーとリンクし、スライダーの位置に応じ
    て突出量を調節可能であることを特徴とする引戸用レー
    ルガイド。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の引戸用レールガイドに
    おいて、ガイド部材は、窓部から突出する凸部を備えた
    板バネを有し、スライダーは、ケース内で移動可能であ
    ると共にケースの窓部と少なくとも一部が重なり合う窓
    部を有し、前記板バネの凸部は、スライダーとケースの
    窓部からケースの外部に突出し、スライダーを移動する
    ことにより、スライダーとケースの窓部の重なり部分が
    増減し、ガイド部材の突出量が変化することを特徴とす
    る引戸用レールガイド。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の引戸用レールガイドに
    おいて、ガイド部材は、ガイドレールのガイド溝と当接
    可能な当接部及び板バネを備え、前記板バネには勾配部
    が設けられ、スライダーは、前記板バネの勾配部と接す
    る絞り部を有し、前記当接部はケースの窓から外部に突
    出し、スライダーの移動に応じて板バネの勾配部と絞り
    部との接触位置が変化し、板バネが変形してガイド部材
    の突出量が変化することを特徴とする引戸用レールガイ
    ド。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれかに記載の引戸
    用レールガイドにおいて、ガイド部材は、ローラを有
    し、該ローラがガイドレールのガイド溝と当接可能であ
    ることを特徴とする引戸用レールガイド。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のローラ内にブッシュを
    挿入し、ローラとブッシュとの間にグリースを介在させ
    たことを特徴とする引戸用レールガイド。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項5のいずれかに記載
    のスライダーを、ケースと連通するネジによって連結
    し、ネジの回動に応じてスライダーが移動することを特
    徴とする引戸用レールガイド。
  7. 【請求項7】 請求項1から請求項6のいずれかに記載
    の引戸用レールガイドを案内するガイド溝を有するガイ
    ドレールであって、ガイド溝は、端部近傍で狭く形成さ
    れていることを特徴とするガイドレール。
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