JP2506259Y2 - ドア用調整受座 - Google Patents

ドア用調整受座

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JP2506259Y2
JP2506259Y2 JP1991089106U JP8910691U JP2506259Y2 JP 2506259 Y2 JP2506259 Y2 JP 2506259Y2 JP 1991089106 U JP1991089106 U JP 1991089106U JP 8910691 U JP8910691 U JP 8910691U JP 2506259 Y2 JP2506259 Y2 JP 2506259Y2
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JP
Japan
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adjustment
screw
door
latch receiver
adjusting screw
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JP1991089106U
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JPH0532635U (ja
Inventor
爪 博 美 猪
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株式会社長澤製作所
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は調整ネジの調整操作を容
易に行なえるようにしたドア用調整受座に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にドアが勢い良く閉鎖されたり、風
圧を受けたりすると、それらの衝撃によってドアが振動
し、或いはラッチボルトがトロヨケに当接して、異音を
発生する。従来、このような振動や異音防止について、
出願人は既に種々の提案をしている。
【0003】例えば、実開平1ー114764号では、
縦枠に形成した取付穴の内部にトロヨケを収容し、該ト
ロヨケの内側にピンを介して、略V字形断面のラッチ受
を揺動可能に取付け、該受の一片を調整ネジとスプリン
グを介して、トロヨケに変位調節可能に取付け、この他
側片をラッチボルトに近接配置することで、所期の目的
を達成するようにしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、この従来のも
のは調整ネジをラッチ受の内部で斜状に取付けているた
め、調整ネジを調整し辛いという問題があった。本考案
はこのような問題を解決し、調整量の増加と調整操作の
容易化を図れるともに、確実かつ安定した調整変位を得
られるようにしたドア用調整受座を提供することを目的
としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、本考案のドア
用調整受座は、調整ネジを装着したトロヨケの内部にラ
ッチ受を移動可能に収容し、該ラッチ受を上記調整ネジ
を介して移動調整可能にしたドア用調整受座において、
トロヨケを略U字形断面に形成し、前記調整ネジをトロ
ヨケの底面の端部に垂直に取付け、かつ調整ネジの頭部
をトロヨケの開口部と略同一面上に配置するとともに、
調整ネジに調整ブロックを螺軸方向に変位可能に螺合
し、該ブロックにリンクを介してラッチ受を回動可能に
連結し、調整量の増加と調整操作の容易化を図れるとも
に、確実かつ安定した調整変位を得られるようにしたこ
とを特徴とする。
【0006】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面により説明す
ると、図1乃至図5において1は縦枠で、ドア2の側端
部と相対する位置には取付穴3が設けられ、該穴3内に
トロヨケ4が収容されて、フロント板5と一緒にビス
6,6を介して固定されている。
【0007】フロント板5は矩形の開口窓7を有し、こ
の開口窓7の上下および側方位置には、ビス孔8,8と
ビス孔を兼ねる調整孔9が形成され、このうちビス孔
8,8の内側開口縁部はバーリング加工され、このバー
リング加工部(図示略)を介して、トロヨケ4がカシメ
られている。図中、5aはフロント板6の側端部を湾曲
形成した舌片である。
【0008】トロヨケ4は略箱形に形成され、その相対
する一対の側片10,10の基部側に、ガイド溝11,
11を形成している。側片10,10の他側端は外側に
折曲され、この屈曲片12,12にビス孔13,13を
形成しており、これらの孔13,13に前記バーリング
加工部を挿入可能にしている。
【0009】トロヨケ4の周囲には別の側片14,15
が対向して起立形成され、このうち側片15は端縁を外
側に屈曲して係合片16を形成し、該片16の端縁を更
に外側に屈曲している。
【0010】トロヨケ4の側片14側の底部には通孔1
7が形成され、該孔17に調整ネジ18が挿入されてい
る。調整ネジ18の頭部18aは調整孔9の内側に配置
され、その螺軸端はトロヨケ4の外面にカシメられてい
て、そのフランジ部とトロヨケ4の外面との間に座金1
9を介在させ、定位置で回動可能に保持されている。
【0011】調整ネジ18は調整ブロック20のネジ孔
21に螺合しており、該ブロック20の両端にはピン2
2が突設され、これらのピン22にリンク23,23の
一端が回動可能に連結されている。
【0012】リンク23,23の他端間にはピン24が
回動可能に連結され、該ピン24の両端はガイド溝1
1,11に摺動可能に挿入されていて、該ピン24にラ
ッチ受25の一端が回動可能に連結されている。
【0013】ラッチ受25は鋼板を略Z字形に折曲して
構成され、その一端に端縁をカーリング加工した軸筒部
26を有し、該部26にピン24が挿入されている。ラ
ッチ受25の他端には、係合片16に係合可能な係止片
27が設けられ、該片27の屈曲部に半円筒状の係合凸
部28が突設されている。
【0014】図中、29はドア2の端部に出没可能に設
けたラッチボルトである。
【0015】図6乃至図8は本考案の他の実施例を示
し、前述の実施例と対応する構成部分には同一の符号を
用いている。この実施例は、リンク23,23とラッチ
受25とを別設する代わりに、これらを一体に構成し、
またガイド溝11と係合片16の構成を省略して、部品
点数の低減と、トロヨケ4の製作の容易化を図るように
した点を特徴にしている。そして、調整ネジ18の調整
時にはラッチ受25の一端を直線的に変位させる代わり
に、ピン24を支点に回動させ、調整ネジ18の変位を
正確にラッチ受25に伝えて、調整精度の向上を図るよ
うにした点を特徴にしている。
【0016】
【作用】このように構成したドア用調整受座を組み付け
る場合は、例えばトロヨケ4の内部にラッチ受25を収
容し、その軸筒部26の両端にリンク23,23の一端
を位置付け、これらの透孔部をガイド溝11に位置合わ
せしたところで、該溝11の外側からピン24を差し込
み、トロヨケ4にラッチ受25を連結するとともに、軸
筒部26にリンク23,23を回動可能に連結する。
【0017】リンク23,23の他端は、予め調整ブロ
ック20のピン22,22に回動可能に枢着され、かつ
適宜な抜け止め手段を施されていて、この調整ブロック
20のネジ孔21に、調整孔9の外側から調整ネジ18
をねじ込み、ビス孔17を貫通後に座金19を装着し
て、その螺軸端を適宜手段でカシメる。
【0018】このようにすると、調整ネジ18が定位置
で回動可能に設けられ、その回動量に応じて調整ブロッ
ク20が螺軸に沿って上下動可能に取付けられる。
【0019】そして、この後ビス孔13,13に、フロ
ント板5のビス孔8,8の内側開口縁部に形成したバー
リング加工部を挿入し、これらを適宜手段でカシメて、
これらを一体に連結する。このようにすると、調整ネジ
18の頭部18aが調整孔9の内側に位置付けられる。
【0020】こうして組み付けた調整受座を縦枠1に取
り付ける場合は、縦枠1の所定位置に取付穴3を形成
し、該穴3に調整受座を収容後、ビス孔8,13にビス
6を挿入し、これを縦枠1にねじ込めば良い。
【0021】このようにして縦枠1に取り付けた調整受
座は図のように、調整ブロック20がトロヨケ4の底
部側に位置して、ラッチ受25が側片15側へ移動し、
係合凸部28が開口窓の端部に位置しており、また調
整孔9の内側に調整ネジ18の頭部18aが表出し、
言すれば該頭部18aがトロヨケ4の開口部と略同一面
上に位置し、外部から調整ネジ18の調整操作が可能に
なる。
【0022】すなわち、上記調整は、ドライバー等の工
具を調整ネジ18の頭部18aスリワリ部に差し込
み、これを適宜方向へ回すことで行なわれる。例えば図
のように、開口窓7内に係入したラッチボルト29
と、ラッチ受25の係合凸部28との間に、ドア1の振
動を生じさせる間隙eが存在する場合、調整ネジ18を
時計方向へ回動すると、調整ブロック20が調整ネジ1
8に沿って上動し、これにリンク23,23が回動し
て、リンク23,23の他端に連結したラッチ受25を
引き寄せる。
【0023】このため、ピン24がガイド溝11内を摺
動し、ラッチ受25がトロヨケ4の底面上を図上左方
へ移動して、合凸部28がラッチボルト29に係合す
る。したがって、上記間隙e消失、ドア2の振動音
等の発生防止される。 この状況は5のようである。
この場合、トロヨケ4は略U字形断面に形成されて底面
が広く確保され、該底面の端部に調整ネジ18が垂直に
取付けられているから、ラッチ受25の移動スペースが
広く確保され、その分大きな調整量を得られるしか
も、調整ネジ18の調整変位は、該ネジ18に装着した
調整ブロック20と、該ブロック20に連結されたリン
ク23,23を介して、ラッチ受25に確実かつ安定し
て伝達される。
【0024】そして、この調整時には調整ネジ18の頭
部18aが、フロント板5と略同位置に位置付けられて
いるから、ドライバー等による調整操作を容易に行なえ
る。
【0025】
【考案の効果】本考案のドア用調整受座は以上のよう
に、トロヨケを略U字形断面に形成し、調整ネジをトロ
ヨケの底面の端部に垂直に取付けたから、ラッチ受の移
動スペースが広く確保され、その分調整ネジによる調整
量を増加することができる。 また、調整ネジの頭部をト
ロヨケの開口部と略同一面上に配置したから、ドライバ
ー等による調整操作を容易に行なうことができる。
に、調整ネジに調整ブロックを螺軸方向に変位可能に螺
合し、該ブロックにリンクを介してラッチ受を回動可能
に連結したから、調整ネジによる調整変位がラッチ受に
確実かつ安定して伝達され、上記調整を正確に行なえる
等の効果がある
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の外観を示す斜視図である。
【図2】本考案の一実施例の要部を示す正面図である。
【図3】本考案の要部を分解して示す斜視図である。
【図4】図2のA−A線に沿う断面図で、若干拡大して
図示している。
【図5】本考案による調整状況を示す断面図である。
【図6】本考案の他の実施例を示す斜視図で、一部を破
断して図示している。
【図7】上記他の実施例の使用状況を示す断面図であ
る。
【図8】上記他の実施例の調整状況を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 縦枠 3 取付穴 4 トロヨケ 5 フロント板 7 開口窓 9 調整孔 18 調整ネジ 18a 頭部 20 調整ブロック 25 ラッチ受 29 ラッチボルト

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 調整ネジを装着したトロヨケの内部にラ
    ッチ受を移動可能に収容し、該ラッチ受を上記調整ネジ
    を介して移動調整可能にしたドア用調整受座において、
    トロヨケを略U字形断面に形成し、前記調整ネジをトロ
    ヨケの底面の端部に垂直に取付け、かつ調整ネジの頭部
    をトロヨケの開口部と略同一面上に配置するとともに、
    調整ネジに調整ブロックを螺軸方向に変位可能に螺合
    し、該ブロックにリンクを介してラッチ受を回動可能に
    連結したことを特徴とするドア用調整受座。
JP1991089106U 1991-10-04 1991-10-04 ドア用調整受座 Expired - Lifetime JP2506259Y2 (ja)

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JPH0532635U JPH0532635U (ja) 1993-04-30
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JP4647987B2 (ja) * 2004-12-13 2011-03-09 美和ロック株式会社 錠箱の位置決め機構
JP6418389B2 (ja) * 2015-01-08 2018-11-07 パナソニックIpマネジメント株式会社 ラッチ受

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0610052Y2 (ja) * 1986-04-12 1994-03-16 株式会社西製作所 受金具
JPH0640292Y2 (ja) * 1988-01-27 1994-10-19 株式会社長澤製作所 ドアの振動音防止構造

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