JPH10194371A - 記録媒体カートリッジキャリングケース - Google Patents

記録媒体カートリッジキャリングケース

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JPH10194371A
JPH10194371A JP8351106A JP35110696A JPH10194371A JP H10194371 A JPH10194371 A JP H10194371A JP 8351106 A JP8351106 A JP 8351106A JP 35110696 A JP35110696 A JP 35110696A JP H10194371 A JPH10194371 A JP H10194371A
Authority
JP
Japan
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cartridge
case
recording medium
lid
tape
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP8351106A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Ota
孝 太田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Publication of JPH10194371A publication Critical patent/JPH10194371A/ja
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  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カートリッジ収納部に収納された記録媒体カ
ートリッジが遊動することを防止する。 【解決手段】 テープカートリッジ30が収納されるカ
ートリッジ収納凹部12を有するケース本体部11と、
テープカートリッジ30が収納されるカートリッジ収納
凹部15を有しケース本体部11にヒンジ部13を介し
て開閉自在に設けられた蓋体部14と、基端部がケース
本体部11に設けられ蓋体部14に対して係合される係
合部20とカートリッジ収納部12、15に収納された
テープカートリッジ30の遊動を規制する遊動規制部2
5とを有するロック体部16とを備えて構成される。そ
して、蓋体部14には、カートリッジ収納部に収納され
たテープカートリッジ30に対してロック体部16の遊
動規制部25を臨ませる切欠き窓18が形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばテープカー
トリッジ等の記録媒体カートリッジを収納して持ち運び
するための記録媒体カートリッジキャリングケースに関
し、さらに詳しくは持ち運び等の際に振動により収納さ
れた記録媒体カートリッジが遊動することを防止する記
録媒体カートリッジキャリングケースに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、テープレコーダ或いはビデオテ
ープレコーダに使用されるテープカートリッジは、厚紙
或いはポリプロピレン、ポリエチレン等の合成樹脂を材
料として、一側部を開放した箱状のテープカートリッジ
収納ケース、或いはテープカートリッジを装填収納する
収納部を構成する外周壁部が立設されたケース本体部
と、このケース本体部に対して例えば一体に連設された
ヒンジ部を介して開閉自在とされた蓋体部とによって構
成されたテープカートリッジ収納ケース等に収納されて
提供されている。
【0003】ところで、業務用のテープカートリッジ
は、画質の向上、長時間の記録を可能とするため、大型
化している。例えば、デジタル記録再生用のテープカー
トリッジにおいては、横幅366mm、縦幅206m
m、厚さ33mmの外形寸法を有するものも提供されて
おり、その重量も極めて大きい。このような主として業
務用に仕様される大型のテープカートリッジを収納する
テープカートリッジ収納ケースは、上述した小型のテー
プカートリッジを収納するための箱状に形成されたテー
プカートリッジ収納ケースと同様に構成した場合には、
持ち運びも困難であるばかりか落下衝撃等に対して収納
したテープカートリッジの保護が期待できないといった
問題点がある。
【0004】このため、主として業務用に使用される大
型のテープカートリッジを収納するテープカートリッジ
収納ケースとして、硬質の合成樹脂材料によって、テー
プカートリッジが収納されるテープカートリッジ収納凹
部が形成されたケース本体部と、このケース本体部に対
してヒンジ部を介して開閉自在な蓋体部とから構成され
たキャリングケース型のハードケースが提供されてい
る。
【0005】このテープカートリッジキャリングケース
について、図11を参照して説明する。このテープカー
トリッジキャリングケース100は、図11に示すよう
に、テープカートリッジの外径寸法とほぼ等しい開口寸
法を有してテープカートリッジが装填収納される略矩形
のカートリッジ収納凹部が凹設されたケース本体部11
1と、このケース本体部111の開放された一方側面部
に薄肉とすることによって可撓性を付与して一体に連設
されたヒンジ部113と、このヒンジ部113に連設さ
れ前記開放側面部を構成する側面部と、この側面部と可
撓性を有する薄肉のヒンジ部を介して一体に連設されテ
ープカートリッジの外形寸法とほぼ等しい開口寸法を有
するカートリッジ収納凹部が凹設された蓋体部114と
を備えている。
【0006】また、このテープカートリッジキャリング
ケース100は、図11に示すように、ケース本体部1
11に基端部が薄肉とすることによって可撓性を付与し
て一体に連設されたヒンジ部119を介して揺動自在に
形成されたロック体部116を備えている。
【0007】このロック体部116には、蓋体部114
の外周壁に対向する面に、蓋体部114に係合する係合
部120が形成されており、また蓋体部114には、ロ
ック体部116の係合部120に係合する被係合部12
3が形成されている。そして、ロック体部116は、ケ
ース本体部111に対して蓋体部114が閉蓋された際
に、係合部120が蓋体部114の被係合部123に相
対係合することによって、ケース本体部111に対して
蓋体部114が閉蓋された状態で保持する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したテ
ープカートリッジキャリングケース100には、図12
に示すように、収納されるテープカートリッジ30とカ
ートリッジ収納凹部との間に、テープカートリッジ30
を出し入れするために所定のクリアランスCが設けられ
ている。このため、テープカートリッジキャリングケー
ス100は、クリアランスCと持ち運び等の際に生じる
振動とによって、カートリッジ収納凹部内でテープカー
トリッジ30が遊動してしまい、テープカートリッジ3
0のテープリールや磁気テープ等を破損するという問題
点があった。
【0009】そこで、従来のテープカートリッジキャリ
ングケース100は、図12に示すように、ケース本体
部111のカートリッジ収納凹部のカートリッジ載置面
上に、クリアランスCを解消するためにスポンジやばね
等の緩衝部材130が配設されることによって、カート
リッジ収納凹部内で収納されたテープカートリッジ30
が遊動することを規制している。
【0010】したがって、従来のテープカートリッジキ
ャリングケース100は、製造工程において、ケース本
体部111のカートリッジ収納凹部に緩衝部材130を
取り付ける組立工程を要するため、製造コストが嵩むと
いう不都合があった。
【0011】そこで、本発明は、カートリッジ収納部に
収納された記録媒体カートリッジが遊動することを確実
に防止するとともに、廉価に提供することが可能とされ
る記録媒体カートリッジキャリングケースを提供するこ
とを目的とする。
【0012】
【課題を達成するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明に係る記録媒体カートリッジキャリングケ
ースは、記録媒体カートリッジが収納されるカートリッ
ジ収納部を有するケース本体部と、記録媒体カートリッ
ジが収納されるカートリッジ収納部を有しケース本体部
に開閉自在に設けられた蓋体部と、基端部がケース本体
部又は蓋体部に揺動自在に設けられ蓋体部又はケース本
体部に対して係合されるとともに先端部がカートリッジ
収納部に収納された記録媒体カートリッジの遊動を規制
するロック体部とを備える。そして、蓋体部又はケース
本体部には、カートリッジ収納部に収納された記録媒体
カートリッジに対してロック体部の先端部を臨ませる切
欠き窓が形成される。
【0013】以上のように構成した記録媒体カートリッ
ジキャリングケースは、ロック体部が、ケース本体部に
対して閉蓋された蓋体部に係合するとともに、ロック体
部の先端部が切り欠き窓からカートリッジ収納部内に進
入することによって、このカートリッジ収納部に収納さ
れた記録媒体カートリッジに当接してこの記録媒体カー
トリッジが遊動することを規制する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施形態
について、テープカートリッジキャリングケースを図面
を参照して説明する。実施の形態のテープカートリッジ
キャリングケース1(以下、ケース1と称する。)は、
デジタル記録を可能とする業務用の大型テープカートリ
ッジ30(以下カートリッジ30と略称する。)を装填
収納するとともに、手提げ状態で持ち運びが可能なケー
スであり、硬質の合成樹脂材料によっていわゆるハード
ケースとして構成されてなる。
【0015】このケース1は、図1及び図2に示すよう
に、後述するカートリッジ30の外形寸法とほぼ等しい
開口寸法を有してカートリッジ30が収納される矩形の
カートリッジ収納凹部12が凹設されたケース本体部1
1と、このケース本体部11の一方側面部に薄肉とする
ことによって可撓性を付与して一体に連設されたヒンジ
部13と、このヒンジ部13に一体に連設されカートリ
ッジ30の外形寸法とほぼ等しい開口寸法を有するカー
トリッジ収納凹部15が凹設された蓋体部14とを備え
ている。
【0016】また、ケース1は、図1及び図2に示すよ
うに、ケース本体部11の、ヒンジ部13が連設された
側面部と対向する側面部に形成されて、ケース本体部1
1に対して蓋体部14を閉蓋した状態で保持するための
ロック体部16を備えている。
【0017】蓋体部14には、図2及び図3に示すよう
に、主面部とロック体部16に臨む側壁部とに跨って、
ロック体部16の先端部をカートリッジ収納凹部15に
臨ませる略矩形状の切り欠き窓18が開設されている。
この切り欠き窓18は、外形寸法が、ロック体部16の
先端部の外形寸法よりやや大に形成されている。
【0018】ロック体部16は、図2及び図3に示すよ
うに、弾性を有する材料によって断面略L字状に形成さ
れており、基端部がケース本体部11の主面部の外周
に、可撓性を有する薄肉のヒンジ部19を介して揺動自
在に一体に形成されている。
【0019】このロック体部16には、蓋体部14の側
壁部に対向する面に、ケース本体部11に対して閉蓋さ
れた蓋体部14に係合する係合部20が一体に形成され
ている。この係合部20は、蓋体部14の側壁部に対向
する面に一体に突出形成された係合突片21と、この係
合突片21の先端部に所定の間隔を隔てて一体に形成さ
れた断面楔状の係合爪22a、22bを有している。
【0020】そして、蓋体部14の切り欠き窓18の外
周縁部には、図3及び図4に示すように、ロック体部1
6の係合部20に対向する位置に、ロック体部16の係
合部20と相対係合する被係合部23が形成されてい
る。この被係合部23は、切り欠き窓18に外周縁部
に、所定の間隔を隔てて一体に形成された断面楔状の被
係合爪24a、24bを有している。
【0021】また、ロック体部16の先端部には、図5
及び図6に示すように、蓋体部14の被係合部23に対
して係合部20が係合された際に、カートリッジ収納凹
部12、15に収納されたカートリッジ30の外周部に
当接することによって、カートリッジ30が遊動するこ
とを規制する遊動規制部25が形成されている。
【0022】すなわち、この遊動規制部25は、収納さ
れたカートリッジ30の外周部に当接するに足る厚さ寸
法に形成されており、またカートリッジ30の遊動を規
制するために充分な面積を有している。そして、この遊
動規制部25は、蓋体部14に対してロック体部16が
係合された状態で、ロック体部16の弾性力によって、
収納されたカートリッジ30を図6中矢印B方向である
厚さ方向に付勢して、カートリッジ30を保持してい
る。
【0023】また、このロック体部16には、図5及び
図6に示すように、先端部に、厚さ寸法が小とされたつ
ば部26が一体に突出形成されている。ロック体部16
は、つば部26が設けられたことによって、このつば部
26に指先等の係合解除手段を容易に引っかけることが
可能とされるため、蓋体部14とロック体部16との係
合状態を容易に解除することができる。
【0024】なお、図示しないが、上述したロック体部
16は、係合解除手段の進入を容易とするために、つば
部26が設けられる構成とされたが、ロック体部16の
先端部に向かって厚さ寸法が次第に小とされる傾斜部を
設ける構成としてもよい。すなわち、ロック体部16の
先端部は、蓋体部14に対して突き合わされた箇所が、
指先等を引っかけることが可能とされる形状であれば、
他の形状に形成されてもよい。
【0025】そして、蓋体部14には、図5及び図6に
示すように、切り欠き窓18の開口縁部には、ロック体
部16のつば部26に隣接する位置に、ユーザの指先等
の解除手段を進入させることを容易とするガイド凹部2
7が設けられている。
【0026】また、ケース本体部11には、図7に示す
ように、カートリッジ収納凹部12のカートリッジ載置
面上に、カートリッジ30のテープリール35、36の
リールハブ35a、36aに対応する位置に、リールハ
ブ35a、36aを支持するとともに、リールハブ35
a、36aの位置を規制する一組のリール規制凸部2
8、28がそれぞれ一体に立設されている。
【0027】ケース1に収納されたカートリッジ30
は、リール規制凸部28、28によって、リール押さえ
板40及びリール押さえばね41の弾性力に抗してリー
ルハブ35a、36aが幅方向に移動されて、テープリ
ール35、36の幅方向の位置が規制される。したがっ
て、ケース1に収納されたカートリッジ30は、運搬時
に生じる振動等により下ハーフ33とテープリール3
5、36とが擦れて摩耗粉が発生することが確実に防止
される。
【0028】そして、ケース1は、図5及び図6に示す
ように、ヒンジ部13を介して蓋体部14をケース本体
部11に突き合わせるようにして折り畳み、ロック体部
16の係合部20と、蓋体部14の被係合部23とを相
対係合することによって、ケース本体部11と蓋体部1
4との係合状態が保持される。
【0029】以上のように、ヒンジ部13を介して蓋体
部14をケース本体部11に突き合わせるようにして折
り畳み、係合部20と被係合部23とを係合することに
よって、ケース1には、ケース本体部11のカートリッ
ジ収納凹部12と蓋体部14のカートリッジ収納凹部1
5とが協働して、カートリッジ30の外形形状に適合し
たカートリッジ収納部が構成される。したがって、カー
トリッジ収納部中に収納されたカートリッジ30は、外
周部がカートリッジ収納凹部12、15の内壁に規制さ
れてケース1内に収納される。
【0030】上述したように、ケース1によれば、ロッ
ク体部16に遊動規制部25が形成されるとともに、こ
の遊動規制部25が進入される切り欠き窓18が蓋体部
14に形成されたことによって、カートリッジ収納部に
収納されたカートリッジ30が遊動することを確実に防
止することができる。そして、このケース1によれば、
カートリッジ30の位置を規制するために緩衝部材等を
組み付ける必要がないため、製造コストを低減すること
ができる。
【0031】また、このケース1は、ロック体部16に
つば部26が設けられるとともに、蓋体部14の切り欠
き窓18にガイド凹部27が設けられたことによって、
指先等の係合解除手段を容易に進入することができるた
め、蓋体部14とロック体部16の係合を容易に解除す
ることができる。
【0032】さらに、このケースは、ケース本体部11
のカートリッジ収納凹部12に、一組のリール規制凸部
28、28が設けられたことによって、テープリール3
5、36の位置が確実に規制されるため、テープリール
35、36及び下ハーフ33や磁気テープ34等が破損
することを防止することができる。また、このケース1
によれば、リール規制凸部28、28によってテープリ
ール35、36が移動された際にカートリッジ30全体
が移動されることが防止されている。
【0033】ところで、上述したケース1は、ロック体
部16が1箇所のみに設けられた構成とされたが、相対
する位置に一対の第1のロック体部56及び第2のロッ
ク体部57がそれぞれ設けられた他の実施の形態のケー
ス2について、図8を参照して説明する。なお、このケ
ース2は、上述したケース1と構成がほぼ同様であるた
め、同一部材については詳細な説明を省略する。
【0034】このケース2は、概略、図8に示すよう
に、カートリッジ30の外形寸法とほぼ等しい開口寸法
を有してカートリッジ30が収納される矩形のカートリ
ッジ収納凹部が凹設されたケース本体部51と、このケ
ース本体部51の一方側面部に薄肉とすることによって
可撓性を付与して一体に連設されたヒンジ部53と、こ
のヒンジ部53に一体に連設されカートリッジ30の外
形寸法とほぼ等しい開口寸法を有するカートリッジ収納
凹部が凹設された蓋体部54とを備えている。
【0035】また、ケース1は、図8に示すように、ケ
ース本体部51の、ヒンジ部53が連設された側面部と
対向する側面部に形成されて、ケース本体部51に対し
て蓋体部54を閉蓋した状態で保持するための第1のロ
ック体部56及び第2のロック体部57とを備えてい
る。
【0036】これら第1のロック体部56及び第2のロ
ック体部57は、図8に示すように、ヒンジ部53が設
けられたケース本体部の側壁部に直交する方向の側壁部
の中央部に位置してそれぞれ一体に形成されている。
【0037】また、図示しないが、これら第1及び第2
のロック体部56、57と、蓋体部54とには、相対係
合する係合部と被係合部とがそれぞれ設けられている。
さらに、これら第1及び第2のロック体部56、57に
は、収納されたカートリッジ30の外周部に当接して遊
動を規制する遊動規制部がそれぞれ設けられており、蓋
体部54には、これら遊動規制部が進入する切り欠き窓
がそれぞれ開設されている。
【0038】上述したケース2によれば、第1及び第2
のロック体部56、57にそれぞれ設けられた遊動規制
部によってカートリッジ収納部に収納されたカートリッ
ジ30の両側面部がそれぞれ規制されるため、カートリ
ッジ収納部に収納されたカートリッジ30が遊動するこ
とを更に確実に防止することができる。
【0039】そして、以上のように構成されたケース
1、2には、例えば図9及び図10に示したカートリッ
ジ30が収納される。このカートリッジ30は、デジタ
ル記録を可能とした業務用のテープカートリッジであっ
て、上ハーフ32と下ハーフ33とを組み合わせて構成
したカートリッジ本体31の内部に、磁気テープ34を
周面に巻回する供給側テープリール35と巻取り側テー
プリール36とが回転自在に収納されている。下ハーフ
33の底面部には、供給側テープリール35と巻取り側
テープリール36のリールハブ35a、36aをそれぞ
れ外方へと臨ませるガイド孔37a、37bが穿設され
るとともに、前方側面部にはリッド38が開閉自在に組
み付けられている。
【0040】磁気テープ34は、リールハブ35a、3
6aに周面の一部を構成するようにしてそれぞれ嵌着さ
れるクランパー39によって、両端に設けられたリーダ
テープの一端部が供給側テープリール35と巻取り側テ
ープリール36に掛け止めされている。そして、供給側
テープリール35側から繰り出された磁気テープ34
は、図10に示すように、下ハーフ33の前方部に配設
した一対のテープガイド33a、33aによってカート
リッジ30の前方側面部に沿って走行されて巻取り側テ
ープリール36側に巻き取られる。カートリッジ30の
前方側面部を走行する磁気テープ34は、リッド38に
よって保護される。
【0041】供給側テープリール35と巻取り側テープ
リール36は、それぞれ一対の上下リール板と、下リー
ル板に一体に形成されたリールハブ35a、36a、及
びクランパー39とから構成されており、リール押さえ
板40及びリール押さえバネ41とによって下ハーフ3
3側に押圧された状態でカートリッジ本体31内にそれ
ぞれ回転自在に収納されている。
【0042】そして、これら供給側テープリール35と
巻取り側テープリール36は、テープリールロック機構
42によってそれぞれテープ繰り出し方向及びテープ巻
取り方向の回転が規制されている。このテープリールロ
ック機構42は、供給側テープリール35が図10にお
いて反時計方向に回転することを規制するとともに、巻
取り側テープリール36が図10において時計方向に回
転することを規制する。
【0043】なお、本実施の形態に係るテープカートリ
ッジキャリングケース1、2は、テープカートリッジ3
0が収納される構成とされたが、テープカートリッジ3
0に限定されるものでなく、例えばディスクカートリッ
ジ等の他の記録媒体カートリッジに適用されても好適で
ある。
【0044】
【発明の効果】上述したように本発明に係る記録媒体カ
ートリッジキャリングケースによれば、蓋体部又はケー
ス本体部に対して係合されるとともに先端部がカートリ
ッジ収納部に収納された記録媒体カートリッジの遊動を
規制するロック体部と、カートリッジ収納部に収納され
た記録媒体カートリッジに対してロック体部の先端部を
臨ませる切欠き窓が形成された蓋体部又はケース本体部
とを備えることによって、カートリッジ収納部に収納さ
れた記録媒体カートリッジが遊動することを防止するこ
とができる。そして、この記録媒体カートリッジキャリ
ングケースによれば、製造コストを低減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施の形態のテープカートリッジ
キャリングケースを示す斜視図である。
【図2】上記テープカートリッジキャリングケースを示
す斜視図である。
【図3】上記テープカートリッジキャリングケースの要
部を示す平面図である。
【図4】上記テープカートリッジキャリングケースの要
部を示す側面図である。
【図5】上記テープカートリッジキャリングケースの蓋
体部とロック体部との係合が解除された状態を示す縦断
面図である。
【図6】上記テープカートリッジキャリングケースの蓋
体部に対してロック体部が係合された状態を示す縦断面
図である。
【図7】カートリッジ収納凹部に設けられたリール規制
凸部を示す縦断面図である。
【図8】他の実施の形態のテープカートリッジキャリン
グケースを示す斜視図である。
【図9】テープカートリッジキャリングケースに収納さ
れるテープカートリッジを示す斜視図である。
【図10】上記テープカートリッジを示す分解斜視図で
ある。
【図11】従来のテープカートリッジキャリングケース
を示す斜視図である。
【図12】従来のテープカートリッジキャリングケース
の要部を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 テープカートリッジキャリングケース、11 ケー
ス本体部、13 ヒンジ部、14 蓋体部、16 ロッ
ク体部、12,15 カートリッジ収納凹部、18 切
り欠き窓、20 係合部、23 被係合部、30 テー
プカートリッジ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体カートリッジが収納されるカー
    トリッジ収納部を有するケース本体部と、 記録媒体カートリッジが収納されるカートリッジ収納部
    を有し、上記ケース本体部に開閉自在に設けられた蓋体
    部と、 基端部が上記ケース本体部又は上記蓋体部に揺動自在に
    設けられ、上記蓋体部又は上記ケース本体部に対して係
    合されるとともに、先端部がカートリッジ収納部に収納
    された記録媒体カートリッジの遊動を規制するロック体
    部とを備え、 上記蓋体部又は上記ケース本体部には、カートリッジ収
    納部に収納された記録媒体カートリッジに対して上記ロ
    ック体部の先端部を臨ませる切欠き窓が形成されること
    を特徴とする記録媒体カートリッジキャリングケース。
  2. 【請求項2】 上記ロック体部には、上記蓋体部又は上
    記ケース本体部に係合する係合部と、カートリッジ収納
    部に収納された記録媒体カートリッジの遊動を規制する
    遊動規制部とがそれぞれ設けられたことを特徴とする請
    求項1に記載の記録媒体カートリッジキャリングケー
    ス。
  3. 【請求項3】 上記ロック体部の遊動規制部は、カート
    リッジ収納部に収納された記録媒体カートリッジの厚み
    方向の遊動を規制することを特徴とする請求項2に記載
    の記録媒体カートリッジキャリングケース。
  4. 【請求項4】 上記ロック体部の先端部には、上記蓋体
    部又は上記ケース本体部に対する係合状態を解除する係
    合解除手段の進入を容易にするつば部が形成され、 上記蓋体部又は上記ケース本体部の上記切り欠き窓の開
    口縁部には、上記蓋体部又は上記ケース本体部に係合さ
    れた上記ロック体部の先端部のつば部に隣接する位置
    に、上記係合解除手段の進入を容易にするガイド凹部が
    設けられたことを特徴とする請求項1に記載の記録媒体
    カートリッジキャリングケース。
  5. 【請求項5】 上記ケース本体部のカートリッジ収納部
    には、テープリールを有するテープカートリッジが収納
    され、 カートリッジ収納部のカートリッジ載置面上には、収納
    されたテープカートリッジのテープリールに対応する位
    置に、テープリールを支持するとともにテープリールの
    幅方向の位置を規制するリール規制凸部が形成されたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の記録媒体カートリッジ
    キャリングケース。
  6. 【請求項6】 上記ケース本体部又は上記蓋体部には、
    上記蓋体部のヒンジ部に直交する方向の一対の側壁部
    に、一対の上記ロック体部がそれぞれ設けられたことを
    特徴とする請求項1に記載の記録媒体カートリッジキャ
    リングケース。
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