JPH10194334A - 液体吐出ヘッドカートリッジの保管容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数種類の液体吐出ヘッドカートリッジを省
スペースに収容可能とするとともに、インクと反応する
処理液を使用する液体吐出ヘッドカートリッジと、イン
クを使用する液体吐出ヘッドカートリッジとを共用可能
な保管容器を提供する。 【解決手段】 それぞれ異なる種類の液体を吐出する複
数の液体吐出ヘッドカートリッジを収容可能な保管容器
において、特定の液体吐出ヘッドカートリッジの吐出口
を保護する保護部材を有し、収容する液体吐出ヘッドカ
ートリッジに応じて所定の保護部材を当接可能とする保
護部材の選択手段を有する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録装置に用いられる液体吐出ヘッドカートリッジを保管
する保管容器に関する。特に交換可能な複数種類の液体
吐出ヘッドカートリッジを互換的に収納・保管すること
が可能な保管容器に関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、インクジェット記録方法は、低騒
音、低ランニングコスト、装置が小型化しやすいこと、
カラー化が容易であることなどの理由から、プリンタや
複写機、ＦＡＸ等に用いられている。

【０００３】このようなインクジェット記録装置におい
ては、記録手段（液体吐出ヘッド部）をカートリッジ化
することで記録装置に対して着脱自在にする方式が知ら
れており、液体吐出ヘッドカートリッジと呼ばれてい
る。この液体吐出ヘッドカートリッジは、記録ヘッド部
単体をカートリッジ化したものだけでなく、インクタン
ク（液体収納容器）と常時一体の構成や、インクタンク
と着脱自在に構成される構成などが知られている。

【０００４】ところで、交換可能な液体吐出ヘッドカー
トリッジを搭載可能な記録装置では、液体吐出ヘッドカ
ートリッジを使用しない場合などに液体吐出ヘッドカー
トリッジを収納保管するための保管容器が知られてい
る。この保管容器を用いることにより、液体吐出ヘッド
部の吐出口におけるインクの増粘や固化を防止しすると
ともに、吐出口へのゴミや埃などの付着を防止すること
によって、インク吐出口の目づまりなどの発生を防ぎ、
液体吐出ヘッドカートリッジの長期保管が可能となって
いる。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】上述の保管箱は、同一
種類のインクを収容するカートリッジに対しては長期保
管が可能なものである。

【０００６】しかし、記録装置に使用されるインクにつ
いて考慮すると、近年、ユーザの普通紙へのより鮮明な
カラー出力や、ポストカードにおける耐水性向上などの
要求に対応するためのインクが開発されている。

【０００７】例えば、普通紙にカラー記録を行う際にブ
リードと呼ばれる境界にじみを押さえるために、インク
に先立って記録紙上の所定の記録位置に処理液を吐出
し、その後染料を有する超浸透系インクを記録紙上に吐
出し、処理液と反応させて不溶化させることが行われて
いる。

【０００８】このように処理液とインクとの反応を利用
して記録を行う場合、処理液を吐出する液体吐出ヘッド
カートリッジを、インクを吐出する液体吐出ヘッドカー
トリッジ用の保管容器に収容した場合、吐出口面の処理
液と、保管容器に付着したインクとが反応し固着するこ
とで、本来の保管機能を損なう恐れがある。

【０００９】そのため、このようなヘッドカートリッジ
の組を利用する場合、別々の保管箱を用意しなければな
らず、スペース上無駄があるばかりでなく、使用者が誤
って異なるヘッドカートリッジを収容するための保管容
器に収容する恐れがあった。

【００１０】そこで、本発明は上記課題を解決し、処理
液を使用する液体吐出ヘッドカートリッジと、インクを
使用する液体吐出ヘッドカートリッジとを共用可能な保
管容器を提供することを目的とするものである。

【００１１】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の保管容器では、それぞれ異なる種類の液体
を吐出する複数の液体吐出ヘッドカートリッジを収容可
能な保管容器において、特定の液体吐出ヘッドカートリ
ッジの吐出口を保護する保護部材を有し、収容する液体
吐出ヘッドカートリッジに応じて所定の保護部材を当接
可能とする保護部材の選択手段を有することを特徴とす
る。

【００１２】なお、本発明における液体吐出ヘッド部
は、例えば２列に構成されていてもよく、片方の列に処
理液を、他方の列にインクを有する構成であっても構わ
ない。さらに、他方の列を分割し、色または濃度の異な
るインクを吐出させるような構成となっていても構わな
い。

【００１３】

【発明の実施の形態】以下、本発明が適用される実施例
を図面を参照して詳細に説明する。

【００１４】（第１実施例）図１（ａ）及び（ｂ）は、
本発明の液体吐出ヘッドカートリッジの保管容器の概略
説明図であり、（ａ）はヘッドカートリッジを挿入する
際の保管容器の斜視図、（ｂ）は図（ａ）のＩ方向から
見た保管容器の上面図である。

【００１５】７１は、本発明が適用される保管容器であ
り、ヘッドカートリッジ１００を収容する収容部材７１
ａと、蓋部材７１ｂとにより構成されている。収容部材
７１ａの底面のには、図１（ｂ）に示すように、端部に
対向する位置にカートリッジのノズル列を保護するため
のキャップ２Ａ，２Ｂを備える保護部材２０と、カート
リッジのノズル列を保護するためのキャップ３Ａ，３Ｂ
を、備える保護部材３０、及び保護部材の選択手段とな
る台座４を設けてある。

【００１６】１００は本発明の保管容器に収容される液
体吐出ヘッドカートリッジであり、２列のインク吐出口
（不図示）を有する液体吐出ヘッド部１０６と、各列の
吐出口へ供給する液体を貯溜する液体収容容器１０３及
び１０４、これらを収容する枠体１０５から構成されて
いる。液体収容容器１０３及び１０４は、枠体１０５と
着脱自在に構成されており、液体吐出ヘッド部１０６と
枠体１０５とは一体的に構成されている。

【００１７】ここで、本発明の保管容器は２種類のカー
トリッジを収容可能に構成されている。図２（ａ）及び
（ｂ）は、図１のヘッドカートリッジの枠体をＪ方向か
ら見た図である。図２（ａ）に示すヘッドカートリッジ
の枠体１０５ａには、ヘッド部２と突起状リブ２ｃが設
けられている。ヘッド部２には２列の吐出口２ａ、２ｂ
が設けられているが、一方のノズル列はＢｋ（黒色）イ
ンクを吐出し、他方のノズルはインクを不溶化するため
の処理液を吐出する。同様に、図２（ｂ）に示すヘッド
カートリッジの枠体１０５ｂには、ヘッド部３と突起状
リブ３ｃが設けられている。ヘッド部３には２列の吐出
口３ａ、３ｂが設けられているが、一方のノズル列は高
濃度のカラーインクを吐出し、他方のノズルは低濃度の
カラーインクを吐出する。このカートリッジでは、各ノ
ズル列を複数に分割し、同濃度のそれぞれ色の異なるイ
ンク（例えばＹ（イエロー），Ｍ（マゼンタ），Ｃ（シ
アン）など）を吐出する構成となっている。

【００１８】このような２種類のヘッドカートリッジを
収容する際の、保管容器に設けられた台座４の働きを、
図３及び図４を用いて説明する。

【００１９】図３（ａ）に示すように、図２（ａ）に示
す枠体１０５ａは、突起状リブ２ｃと台座４との位置が
ずれているため、ヘッド部は保護部材２０に当接し、吐
出口２ａ、２ｂは保護部材のキャップ２Ａ、２Ｂにより
キャッピングすることが可能になっている。

【００２０】一方、図３（ｂ）に示すように、枠体１０
５ａを装着した時と同じ向きで図２（ｂ）に示す枠体１
０５ｂを挿入した場合、突起状リブ３ｃが台座４に当接
するため、ヘッド部は保護部材２０に空間ｈを隔てて位
置することになり、ヘッド部において処理液とインクと
が反応することはない。

【００２１】実際のカートリッジの収容にあたっては、
図４に示すように、蓋部材７１ｂを開けておき、ヘッド
カートリッジ１００を把持して、収容部材７１ａに図の
矢印Ｂ方向（鉛直下方向）に挿入する。この時、ガイド
リブ７６により、スムーズに鉛直下方向に挿入すること
が可能である。カートリッジを挿入後、蓋部材７１ｂ
を、収容部材７１ａと係合手段７９ａ及び７９ｂで係合
するまでヒンジ７４を軸に回転させる。係合手段により
係合する際に、カートリッジは蓋部材中の押圧部７８に
より押圧されるので、確実に吐出面を保護することが出
来る。

【００２２】以上のような構成を取ることによって、操
作者は記録装置本体における、カートリッジの着脱動作
と同様の取り扱いで保管容器にカートリッジを収容する
ことが出来る。

【００２３】なお、本発明の実施例では、保管容器に保
護部材３０を設けている。従って、枠体１０５ｂについ
ても、図２（ｂ）に示す向きと反転して挿入する事によ
り、枠体１０５ａの場合と同様に、突起状リブ３ｃと台
座４との当接を避け、枠体１０５ｂのヘッド部３を保護
部材３０で保護する事が可能となる。なお、吐出液の種
類によっては、このように保護部材を複数設けず、図３
（ｂ）に示す状態で蓋部材を閉じることが可能な構成で
あっても良い。

【００２４】本発明によれば、カートリッジを１個収容
するスペースで、複数種のカートリッジを誤挿入するこ
となく保管することが可能となり、さらに、本実施例の
形態によれば、処理液によるインクの固着、ゴミや埃の
進入をも防止でき、インク吐出口を極めて良好な状態で
保管する事が可能となる。 （第２実施例）図５（ａ）〜（ｃ）は、本発明の第２実
施例にかかる液体吐出ヘッドカートリッジの保管容器及
び該保管容器に収容されるヘッドカートリッジの概略説
明図であり、（ａ）は保管容器の蓋をはずした状態での
上面図、（ｂ）は保管容器に収容可能なヘッドカートリ
ッジの吐出口を有する面を示す図、（ｃ）は保管容器の
収容部材及び保護部材の断面図を示す。

【００２５】本実施例は、第１実施例と同様、複数種類
のヘッドカートリッジを保管可能な保管容器であり、処
理液用の保護部材と、インク用の保護部材とを保管容器
の底部に並列配置した構成となっている。本実施例で
は、保管するカートリッジが、収容容器の対応する保護
部材に対してのみ当接可能なように、保管容器とカート
リッジとにそれぞれ溝と突起を設け、その組み合わせを
利用することで選択可能としたものである。

【００２６】すなわち、図５（ｂ）で、カートリッジ２
０１は、処理液用のノズル列２ａと、Ｂｋインク用のノ
ズル列２ｂを有し、さらに保護部材を選択するための手
段をなす突起状のリブ１０を有している。一方、カラー
インク用のノズル列３ｂのみを有するカートリッジ２０
２にも同様の選択手段であるリブ１１が設けられてい
る。一方、保管容器にはその端部に上記リブに対応する
ための溝１３、１４が設けられると共に、容器底部には
図５（ａ）、（ｃ）に示すように各ノズル列に対応する
位置に保護部材４Ａ、４Ｂ、４Ｃが配置されている。

【００２７】このような構成を取ることで、カートリッ
ジ２０１のノズル列２ａ，２ｂはそれぞれ保護部材４
Ａ、４Ｂに当接してキャッピングすることが出来、ま
た、カートリッジ２０２のノズル列３ａは保護部材４Ｃ
に当接して保管可能な状態とすることが出来る。

【００２８】この場合も、第１実施例同様、保管容器の
省スペース化をはかるとともにカートリッジの誤挿入を
防止することが出来る。

【００２９】（第３実施例）図６及び図７は本発明の第
３の実施形態を説明する説明図である。図６（ａ）及び
（ｂ）は、本発明の第３実施例にかかる液体ヘッドカー
トリッジの保管容器に適用可能なヘッドカートリッジの
概略図であり、（ａ）は吐出口を有する面の概略図、
（ｂ）は側面図である。また、図７（ａ）及び（ｂ）
は、本発明の第３実施例にかかる液体ヘッドカートリッ
ジの保管容器を示す概略説明図であり、（ａ）はヘッド
カートリッジを収容前の状態、（ｂ）は収容時の状態を
示す。

【００３０】本実施例では、保護部材を保管容器の底面
に対して、収容されるカートリッジの種類に応じて移動
可能な構成にした点が前述の実施例と異なっている。

【００３１】詳しく説明すると、図７（ａ）に示す保管
容器の収容部材１５６は、その底部に保護部材５Ａ，５
Ｂ，５Ｃを配されたトレーラー１５４、トレーラーをガ
イドするリブ１５７、該トレーラーを水平方向に付勢す
るバネ１５５とを有する。そして、トレーラー１５４に
は、その端部にフレキシブルなスイッチ部材１５３が当
接され、カートリッジが装着されていない状態では、ス
イッチ部材は容器に設けられたストッパ１５２によって
図中の位置にとどまっている。

【００３２】一方、図６（ａ）及び（ｂ）に示すよう
に、本発明の保管容器に収容されるヘッドカートリッジ
は、吐出口５ａ側で処理液を、５ｂ側でＢｋインクを吐
出するように構成されており、枠体１５０の一部に保護
部材を選択するためのリブ１５１を有している。なお、
１６０、１６１は液体収容容器である。

【００３３】このカートリッジを保管容器に挿入する
と、図７（ｂ）に示すように、リブ１５１がスイッチ部
材１５３を押し下げることで、保護部材を有するトレー
ラが移動し、保護部材５Ａ、５Ｂが吐出口５ａ、５ｂに
当接し、保護することが可能となる。この時、ストッパ
１５２がリブ１５１の段差部と当接することで、この状
態を維持することが可能となる。なお、処理液を有しな
いヘッドカートリッジについては、上記のリブ１５１を
削除することで、保管容器の収容時に、保護部材５Ｂ、
５Ｃを吐出口に当接させることが出来る。

【００３４】（その他の実施例）以上、本発明の要部に
ついての説明を行ったが、以下にこれらの実施例に好ま
しく適用可能なその他の実施例について説明する。

【００３５】なお、以下の説明においては、特に断りの
ない限りは、上述の各実施例で適用可能である。

【００３６】まず、保管容器に関して、蓋部材と収容部
材とを別体として説明を行ったが、これに限らずＰＰ樹
脂などを利用して一体成形を行っても良い。

【００３７】保管容器へのカートリッジの挿入にあたっ
ては、操作者の手動により行うもののほかに、別途、駆
動源を用いてもよい。

【００３８】上記第３実施例では、保護部材が水平方向
に移動する例を示したが、移動方向は水平方向に限定さ
れるものでなく、例えば保護部材を回転させるなど、保
護部材を適宜退避、当接させて選択可能とする方向であ
れば良い。

【００３９】さらに、保管容器を記録装置に着脱可能な
構成としてもよく、その場合、図８（ａ）及び（ｂ）に
示すように、蓋部材側に装置との装着機構７５を設ける
ことで、インク吐出口と平行な方向に長手形状をなすヘ
ッドカートリッジを収容する場合でも、記録装置１０に
容易に装着することが可能となる。

【００４０】また、収容される複数のヘッドカートリッ
ジについて、上述の実施例ではいずれも少なくとも処理
液を有するカートリッジを収容するものについて説明を
行ったが、これに限らず、例えば複数のカートリッジで
濃度や色味の異なるインクを使用する場合に、互いに接
触することで混色、固化などの不都合が生じる場合にも
適用可能である。

【００４１】

【発明の効果】以上説明したように、本発明の液体吐出
ヘッドカートリッジの保管容器によれば、操作者は記録
装置のカートリッジ収容部(キャリッジなど)と保管容器
との間を、同じ把持状態で操作できるとともに、記録装
置に使用する複数種類のヘッドカートリッジを、一つの
保管容器に共用で保管することができ、省スペース化を
はかるとともにカートリッジの誤挿入を防止することが
出来る。

【００４２】また、特に、インクと反応する処理液を吐
出するカートリッジと、インクを吐出するカートリッジ
とを共用で保管することができるので、耐水性などが向
上した高品位の記録を、長期にわたり記録可能な状態を
維持することが出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】（ａ）及び（ｂ）は、本発明の第１実施例にか
かる液体吐出ヘッドカートリッジの保管容器の概略説明
図であり、（ａ）はヘッドカートリッジを挿入する際の
保管容器の斜視図、（ｂ）は図（ａ）のＩ方向から見た
保管容器の上面図である。

【図２】（ａ）及び（ｂ）は、それぞれ図１の保管容器
に収容可能なヘッドカートリッジを、図１のＪ方向から
見た図である。

【図３】（ａ）及び（ｂ）は、本発明の第１実施例の保
管容器に設けられた台座４の働きを説明する説明図であ
る。

【図４】本発明の第１実施例の保管容器の、ヘッドカー
トリッジを保管している状態を示す概略説明図である。

【図５】（ａ）〜（ｃ）は、本発明の第２実施例にかか
る液体吐出ヘッドカートリッジの保管容器及び該保管容
器に収容されるヘッドカートリッジの概略説明図であ
り、（ａ）は保管容器の蓋をはずした状態での上面図、
（ｂ）は保管容器に収容可能なヘッドカートリッジの吐
出口を有する面を示す図、（ｃ）は保管容器の収容部材
及び保護部材の断面図を示す。

【図６】（ａ）及び（ｂ）は、本発明の第３実施例にか
かる液体ヘッドカートリッジの保管容器に適用可能なヘ
ッドカートリッジの概略図であり、（ａ）は吐出口を有
する面の概略図、（ｂ）は側面図である。

【図７】（ａ）及び（ｂ）は、本発明の第３実施例にか
かる液体ヘッドカートリッジの保管容器を示す概略説明
図であり、（ａ）はヘッドカートリッジを収容前の状
態、（ｂ）は収容時の状態を示す。

【図８】（ａ）及び（ｂ）は、本発明の保管容器を記録
装置本体に取り付けた状態を示す概略図であり、（ａ）
は斜視図、（ｂ）は側面図である。

【符号の説明】

２ｃ，３ｃ 突起状リブ ４ 台座 ２０，３０ 保護部材 ７１ 保管容器 １００ 液体吐出ヘッドカートリッジ １０５ 枠体

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 それぞれ異なる種類の液体を吐出する複
   数の液体吐出ヘッドカートリッジを収容可能な保管容器
   において、 特定の液体吐出ヘッドカートリッジの吐出口を保護する
   保護部材を有し、 収容する液体吐出ヘッドカートリッジに応じて所定の保
   護部材を当接可能とする保護部材の選択手段を有するこ
   とを特徴とする液体吐出ヘッドカートリッジの保管容
   器。
2. 【請求項２】 前記保管容器の底部に非保管対象のカー
   トリッジに当接して保護部材への接触を不可能とする部
   材を有することで前記選択手段を構成したことを特徴と
   する請求項１に記載の液体吐出ヘッドカートリッジの保
   管容器。
3. 【請求項３】 前記液体吐出ヘッドカートリッジの外部
   に設けられたリブをガイド可能な溝を有することで前記
   選択手段を構成したことを特徴とする請求項１に記載の
   液体吐出ヘッドカートリッジの保管容器。
4. 【請求項４】 前記保管容器に複数の保護部材を設ける
   とともに該保護部材の少なくとも一つをヘッドカートリ
   ッジの挿入時に移動させ、選択的に当接させる手段を有
   することを特徴とする請求項１に記載の液体吐出ヘッド
   カートリッジの保管容器。
5. 【請求項５】 前記保管容器の底部に前記保護部材を端
   部に対向する位置に配していることを特徴とする請求項
   １ないし４に記載の液体吐出ヘッドカートリッジの保管
   容器。
6. 【請求項６】 前記保管容器の底部に複数の保護部材を
   並列は位置したことを特徴とする請求項１ないし４に記
   載の液体吐出ヘッドカートリッジの保管容器。
7. 【請求項７】 前記保管容器は保護部材を有する収容部
   材と、該収容部材とともにカートリッジを収容する空間
   を形成する蓋部材とを備え、 該蓋部材に前記液体吐出ヘッドカートリッジを搭載可能
   な記録装置への装着部材を備えることを特徴とする請求
   項１ないし６に記載の液体吐出ヘッドカートリッジの保
   管容器。