JPH11207982A - 記録装置におけるインクカートリッジの装填装置 - Google Patents

記録装置におけるインクカートリッジの装填装置

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JPH11207982A
JPH11207982A JP1060898A JP1060898A JPH11207982A JP H11207982 A JPH11207982 A JP H11207982A JP 1060898 A JP1060898 A JP 1060898A JP 1060898 A JP1060898 A JP 1060898A JP H11207982 A JPH11207982 A JP H11207982A
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JP
Japan
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ink
cartridge
supply needle
ink supply
ink cartridge
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JP1060898A
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Koichi Toba
浩一 鳥羽
Kazuhiko Hara
和彦 原
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安定した記録動作が継続できる信頼性の高い
記録装置を提供すること。 【解決手段】 インクカートリッジICのインク取出し
口54に配置されたゴム性のパッキン60を貫通するイ
ンク供給針47は、太径部47dの先端に細径部47e
が同軸状に形成されており、インク取込み口47bは、
前記太径部47dと細径部47eとの境界位置47fに
配置されている。従って、パッキン60は細径部47e
の外形と太径部47dの外形とを結ぶ線に対して、その
弾力により若干境界位置47f側に膨出するものの、イ
ンク取込み口47bがパッキン60に対して接触するこ
とはない。よって、パッキン60の一部がインク取込み
口47bのエッジによって剥ぎ取られ、その破片が記録
ヘッドに目詰まりを起こさせるという問題を回避でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録用紙の幅方向
に移動するインクジェット式記録ヘッドを有し、印刷デ
ータに基づいてインクを記録用紙等に吐出して画像を印
刷するインクジェット式記録装置に関し、特にインクカ
ートリッジが装填されるカートリッジホルダに配置され
たインク供給針に改良を施すことで、安定した記録動作
が継続できるようにした記録装置におけるインクカート
リッジの装填装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータの発達によりグ
ラフィック処理が比較的簡単に実行できるようになった
ため、ディスプレイに表示されるカラー画像のハードコ
ピーを高品質で出力できる記録装置が求められている。
【0003】このような要求に応えるためにインクジェ
ット式記録ヘッドを搭載した記録装置が提供されてい
る。このインクジェット式記録装置は、印刷時の騒音が
比較的小さく、しかも小さなドットを高い密度で形成で
きるため、カラー印刷を含めた多くの印刷に使用されて
いる。このような記録装置は、インクジェットヘッド内
の圧力発生室で加圧したインクを、記録用紙に対面する
ノズルからインク滴として記録用紙に吐出させてドット
を形成するようにされている。
【0004】そして、前記したような記録装置に用いら
れるインクカートリッジにおいては、カートリッジの外
形を構成する箱型のケースと、このケース内にインクを
封入した可撓性のインクパック(インク袋)が収納され
た構成とされており、このようなインクカートリッジが
記録装置に配置されたカートリッジの装填装置、すなわ
ちカートリッジホルダに対してそれぞれ装填されるよう
に構成されている。
【0005】前記カートリッジホルダには、インクカー
トリッジが装填された場合において、該カートリッジの
インク取出し口に配置された栓体、例えばゴム性のパッ
キンを貫通してカートリッジ内よりインクを導出し、イ
ンクジェット記録ヘッドにインクを供給するためのイン
ク供給針が配置されている。
【0006】図8は、カートリッジ装填装置に配置され
たインク供給針が、カートリッジのインク取出し口に配
置された栓体を貫通した状態を断面図によって示し、ま
た図9はインク供給針が、栓体を貫通しつつある状態を
拡大断面図によって示したものである。
【0007】インク供給針47は、その先端部が先鋭部
47aに成され、また先端部近傍の側壁にはインク取込
み口47bが形成されている。また、インク取込み口4
7bに連通して軸方向に延びる中空部47cが形成され
ている。
【0008】一方、インクカートリッジICには、可撓
性のインクパック53の端部に、合成樹脂により形成さ
れたインク取出し口54が取り付けられている。このイ
ンク取出し口54には、その開口部54aに円柱状の栓
体、例えばゴム性のパッキン60が嵌め込まれており、
さらに開口端部には、アルミラミネートフィルム等によ
るシール材61が貼着されている。
【0009】前記インクカートリッジICを、カートリ
ッジホルダに装填した場合において、カートリッジホル
ダ内に樹立された前記インク供給針47に対して、カー
トリッジICのシール材61並びにパッキン60が当接
し、相対的にインク供給針47がインク取出し口の開口
部54aに侵入されるように構成されている。
【0010】そして、図8に示したようにインク供給針
47がシール材61並びにパッキン60を貫通すること
で、パック53内のインクがインク供給針47のインク
取込み口47bおよび中空部47cを介して記録ヘッド
に供給されるように構成されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記したよ
うなインク供給針47を用いた構成においては、図10
にさらに拡大して示したように、インク供給針47がカ
ートリッジ側のパッキン60を貫通する際に、パッキン
60の一部がインク供給針47のインク取込み口47b
のエッジに当接する。このために、インク取込み口47
bのエッジ部分において、パッキン60の一部を剥ぎ取
る(削り取る)という作用が発生する。
【0012】このような作用は、カートリッジを装填す
る場合のみならず、カートリッジを引き抜く場合におい
ても当然発生する。
【0013】前記した作用により、剥ぎ取られたパッキ
ン60の破片60aは、そのままインク供給針47の中
空部47c内に侵入し、インクの流れに乗って記録ヘッ
ドに到達し、記録ヘッドにおいて目詰まりを発生させる
という問題が発生する。
【0014】インクジェット式記録ヘッドにおける前記
したパッキンの破片60a等による目詰まりは、即座に
印字不良を発生させることとなり、印刷装置の信頼性を
低下させるという問題点を抱えている。
【0015】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、カートリッジの装填装置に配置される
前記インク供給針に改良を施すことにより、インクカー
トリッジのパッキン等の破片を発生させることなく、信
頼性の高い印刷装置を提供することを目的とするもので
ある。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ためになされた本発明にかかる記録装置におけるインク
カートリッジの装填装置は、インクカートリッジから供
給されるインクを記録ヘッドより吐出して記録用紙等に
印刷を行う記録装置におけるインクカートリッジの装填
装置であって、前記インクカートリッジの装填装置に
は、インクカートリッジの装填状態において、該インク
カートリッジのインク取出し口に配置された栓体を貫通
してカートリッジ内よりインクを導出するインク供給針
が配置され、前記インク供給針には、その長手方向側壁
に形成されたインク取込み口と、該インク取込み口に連
通し軸方向に延びる中空部とが具備され、前記インク供
給針のインク取込み口が、インクカートリッジの前記栓
体に接触しないように形成されていることを特徴とす
る。
【0017】この場合、好ましい実施の形態において
は、前記インク取込み口は、インク供給針の先端に形成
された細径部と、インク供給針本体の太径部との境界位
置に形成されるようになされる。
【0018】また、他の好ましい実施の形態において
は、前記インク取込み口は、インク供給針の側壁に形成
された凹部の内底面に形成される。
【0019】さらにまた、他の好ましい実施の形態にお
いては、前記インク取込み口は、インク供給針の側壁に
形成された凸部によって囲まれた内底面に形成される。
【0020】以上のように構成されたインクカートリッ
ジの装填装置によると、インクカートリッジの装填時ま
たは引き抜き時において、インク供給針に配置されたイ
ンク取込み口部分が、カートリッジ側に配置された栓体
としてのパッキンに直接的に接触しないように作用す
る。
【0021】従って、インク取込み口のエッジ部分にお
いて、パッキンの一部を剥ぎ取る(削り取る)という問
題は発生しない。これにより、剥ぎ取られたパッキンの
一部(破片)が記録ヘッドに対して目詰まりを発生させ
るという従来の問題点を回避させることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる記録装置に
おけるインクカートリッジの装填装置について、図に示
す実施の形態に基づいて説明する。
【0023】図1は本発明が適用されるインクジェット
式記録装置10の構成を示したものである。キャリッジ
11は、一対のガイド部材12に案内されてプラテン1
3に対して平行に移動できるように構成されている。そ
してキャリッジ11はフレーム14に取り付けられた一
対のプーリ15,16間にかけ渡されたタイミングベル
ト17の一部に結合されている。その一方のプーリ15
はモータ18により回転駆動されるようになされてお
り、モータ18の往復回転によりキャリッジ11は左右
方向に反復駆動されるようになされている。
【0024】前記キャリッジ11の記録用紙(図示せ
ず)に対向する面には、第1の記録ヘッド19と第2の
記録ヘッド20とがキャリッジ11の移動方向に並べて
搭載され、また上面にはダンパー機能を備えたサブタン
クユニット21,22が載置されている。
【0025】前記フレーム14の両側には、各インクカ
ートリッジを収容する後述する装填装置、すなわちカー
トリッジホルダCHが配置され、各ホルダCHに収容さ
れたインクカートリッジICから、インク供給チューブ
23a,23b,23c,23d,23e,23fをそ
れぞれ介して、サブタンクユニット21および22に対
してインクが供給されるように構成されている。そし
て、記録ヘッド19,20の移動経路の非印字領域に
は、記録ヘッド19,20のノズルプレートを封止する
キャッピング装置24が設けられている。
【0026】図2はカートリッジホルダ並びにインクカ
ートリッジの構成を示したものである。まず、カートリ
ッジホルダCHは、それぞれL字状に形成され上下方向
に互いに平行状態に配置された一対のフレーム41,4
1を有し、その入口部の対向する位置に、カートリッジ
の誤挿入防止面が41a,41aが形成されている。ま
た上部のフレーム41には、縮頸部を介してコ字状のロ
ック部を形成したロックアーム41bが一体に形成され
ている。
【0027】そして、一方が回転軸(鎖線42aで示
す)に軸支されたシャッタ42に形成された舌片42b
がロックアーム41bのコ字状のロック部に係合されて
閉塞状態に保持されるように構成されている。また後述
するインクカートリッジICの矢印D方向への挿入時に
おいては、カートリッジICに形成された機能リブ51
eによりロックアーム41bが矢印E方向に押し上げら
れてロック解除され、同時にシャッタ42はカートリッ
ジICにより押し込まれ、前記回転軸42aに巻回して
配置されたねじりバネ(図示せず)の付勢力に抗してシ
ャッタ42が解放されるように構成されている。
【0028】また上方のフレーム41に臨むように板バ
ネ43が配置されており、カートリッジICの装填状態
において、この板バネ43がカートリッジICに配置さ
れた機能リブ51eに係合してクリック機能を構成する
ようにされている。
【0029】また、図示せぬ側板には、インクエンド検
出器44が配置されており、後述するインクカートリッ
ジICに収納されているインクが所定以下となったこと
が検出できるように成されている。
【0030】さらに図示せぬ端板には、カートリッジI
Cをガイド、位置決めする位置決め軸45,46がホル
ダ内に突出するように配置されており、前記位置決め軸
45,46のほぼ中間点には、断面中空状になされたイ
ンク供給針47がホルダ内に突出するように配置されて
いる。
【0031】前記のように構成されたカートリッジホル
ダCHに対してインクカートリッジICが矢印D方向か
ら装填される。このインクカートリッジICは図3にお
いても分解図で示したとおり、一面が解放されたケース
本体51と、このケース本体51の解放部を覆う蓋体5
2より構成されており、全体が箱型になされている。
【0032】蓋体52には図3に示すように一対のL字
状突起52aが形成されており、このL字状突起52a
がケース本体51に形成された一対の穴部51aに係合
し、また蓋体52に形成された一対の爪部52bがケー
ス本体51の内側面に形成された一対の凹部51bに係
合することで、ケース本体51に対して蓋体52が着脱
可能に取り付けられるように構成されている。
【0033】そして、その内部には可撓性材料により形
成されるとともに、内部にインクが封入されたインクパ
ック(袋体)53が収納されており、このインクパック
53の一部に形成されたインク取出し口54には、例え
ばアルミラミネートフィルムよりなるシール材が貼着固
定されている。
【0034】前記インク取出し口54のインクパック5
3側には、インク取出し口54の外径よりも一段小径の
環状の溝部55が形成されており、この環状の溝部55
はケース本体51に円弧状に形成された係合リブ51c
に嵌まり込むことで、カートリッジICに対して位置決
めされている。
【0035】またインクが封入された前記インクパック
53の下面、すなわちインクパック53のケース本体5
1側の面は、粘着物質(図示せず)によりインクパック
53がケース本体51に対して接着固定されており、ま
たインクパック53の上面には両面テープ(図示せず)
により平板状の検出板56が接着固定されている。
【0036】この検出板56の一部には、検出板の板面
に対して直交する方向に突出された検出突起57が一体
に形成されており、この突起57の先端はインクパック
56内のインク量の低下と共に、ケース本体51に穿設
された検出窓51dの方向へ移動しつつ突出できるよう
に構成されている。従ってインクパック56内のインク
量が所定以下となった時、検出突起57がホルダCH側
に配置されたインクエンド検出器44を押圧し、インク
エンド状態であることが検出される。
【0037】以上のように構成されたインクカートリッ
ジICのインク取出し口54側の上下端部には図2に示
すように一対の機能リブ51eが突設されており、ホル
ダCHへの装填時において、機能リブ51eは前記ロッ
クアーム41bの解除と共に、前記板バネ43に当接し
てクリック機能を果たすように作用する。そして、カー
トリッジICをホルダCHに装填しようとする状態で、
ホルダCH側の前記位置決め軸45,46が、カートリ
ッジICに形成された位置決め穴51f,51gに嵌ま
り込む。
【0038】これと同時に、ホルダCH側の前記インク
供給針47がインク取出し口54に貼着されたシール材
および後述する栓体としてのゴム性のパッキンを貫通
し、これによりインクは記録装置側に導出できるように
されている。
【0039】図4はカートリッジ装填装置、すなわちカ
ートリッジホルダCHに配置された本発明にかかるイン
ク供給針47の第1の実施の形態を、拡大断面図によっ
て示したものである。なお図4において、すでに説明し
た図8乃至図10に対応する部分は同一符号で示してお
り、従って個々の説明は省略する。
【0040】図4に示すインク供給針47においては、
インク供給針本体47の太径部47dの先端に、細径部
47eが同軸状に形成されており、インク取込み口47
bは、前記太径部47dと細径部47eとの境界位置4
7fに配置されている。
【0041】この構成により、栓体としてのパッキン6
0にインク供給針47が貫通する場合において、パッキ
ン60は図4に示すように細径部47eの外形と太径部
47dの外形とを結ぶ線に対して、その弾力により若干
境界位置47f側に膨出するものの、インク取込み口4
7bがパッキン60に対して接触することはない。これ
は、インク供給針47よりインクカートリッジを引き抜
く場合においても同様である。
【0042】このような作用により、パッキン60の一
部がインク供給針47のインク取込み口47bのエッジ
によって剥ぎ取られ、その破片がそのままインク供給針
47の中空部47c内に侵入するという問題を阻止する
ことができる。
【0043】次に図5は本発明にかかるインク供給針4
7の第2の実施の形態を、図4と同様に拡大断面図によ
って示したものである。この図5において、すでに説明
した図8乃至図10に対応する部分は同一符号で示して
おり、従って個々の説明は省略する。
【0044】図5に示すインク供給針47においては、
インク取込み口47bが、インク供給針47の側壁に形
成された円形状の凹部47gの内底面のほぼ中央部に形
成されている。なお、この凹部47gは円形状に限らず
他の形状であってもよい。
【0045】この構成により、栓体としてのパッキン6
0にインク供給針47が貫通する場合において、パッキ
ン60は図5に示すようにインク供給針47の側壁を結
ぶ線に対して、その弾力により若干凹部47g側に膨出
するものの、インク取込み口47bがパッキン60に対
して接触することはない。これは、インク供給針47よ
りインクカートリッジを引き抜く場合においても同様で
ある。
【0046】このような作用により、第1の実施の形態
と同様に、パッキン60の一部がインク供給針47のイ
ンク取込み口47bのエッジによって剥ぎ取られ、その
破片がそのままインク供給針47の中空部47c内に侵
入するという問題を阻止することができる。
【0047】さらに図6は本発明にかかるインク供給針
47の第3の実施の形態を、図4と同様に拡大断面図に
よって示したものである。この図6において、すでに説
明した図8乃至図10に対応する部分は同一符号で示し
ており、従って個々の説明は省略する。
【0048】図6に示すインク供給針47においては、
対向する一対のインク取込み口47bが、インク供給針
47の側壁にそれぞれ形成された円環状の凸部47hに
よって囲まれた内底面に形成されている。そして凸部4
7hはその断面形状が滑らかな円弧状を成している。な
お、この凸部47hは円環状に限らず、例えばインク取
込み口47bを挟むようにして、インク供給針47の軸
方向にそれぞれ独立させて配置されていてもよい。
【0049】図7(a)乃至図7(c)は前記凸部47
hをインク供給針47の軸方向にそれぞれ独立させて配
置させた例を側面図によって示したものである。すなわ
ち、図7(a)は、インク供給針47のインク取込み口
47bを挟むようにして軸方向にそれぞれ直線状の凸部
47hを形成させたものである。また図7(b)に示す
例は一対の凸部47hがそれぞれ円弧状に形成されてい
る。さらにまた図7(c)に示す例は一対の凸部47h
がそれぞれインク供給針47の外周を一巡するように形
成されている。
【0050】図6または図7に示す構成により、栓体と
してのパッキン60に対してインク供給針47を貫通さ
せる場合において、パッキン60はいずれも凸部47h
の頂部を結ぶ線に対して、その弾力により若干内底面側
に膨出するものの、インク取込み口47bがパッキン6
0に対して接触することはない。これは、インク供給針
47よりインクカートリッジを引き抜く場合においても
同様である。
【0051】このような作用により、第1および第2の
実施の形態と同様に、パッキン60の一部がインク供給
針47のインク取込み口47bのエッジによって剥ぎ取
られ、その破片がそのままインク供給針47の中空部4
7c内に侵入するという問題を阻止することができる。
【0052】なお、図に示した実施の形態においては、
インクパック(インク袋)内にインクを封入したインク
カートリッジを用いた記録装置を挙げているが、例えば
カートリッジ内に多孔質体(フォーム)を収納してイン
クを含浸させたオンキャリッジタイプの記録装置に採用
しても、同一の作用効果を得ることができる。
【0053】
【発明の効果】以上の説明で明らかなとおり、本発明に
かかる記録装置におけるインクカートリッジの装填装置
においては、カートリッジのインク取出し口に配置され
た栓体を貫通するインク供給針のインク取込み口が、前
記栓体に接触しないように構成させたので、インク取込
み口のエッジ部分が、パッキンの一部を剥ぎ取る(削り
取る)という問題は発生しない。
【0054】従って、パッキンの破片が記録ヘッドに目
詰まりを発生させるという不都合を回避することがで
き、安定した記録動作が継続できる信頼性の高い印刷装
置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるインクカートリッジの装填装置
が搭載されるインクジェット式記録装置の構成を示した
上面図である。
【図2】本発明にかかるカートリッジの装填装置とイン
クカートリッジの構成を示した分解斜視図である。
【図3】図2に示すインクカートリッジの分解斜視図で
ある。
【図4】カートリッジの装填装置に配置されたインク供
給針の第1の実施の形態と、インクカートリッジの栓体
との関係を示した拡大断面図である。
【図5】カートリッジの装填装置に配置されたインク供
給針の第2の実施の形態と、インクカートリッジの栓体
との関係を示した拡大断面図である。
【図6】カートリッジの装填装置に配置されたインク供
給針の第3の実施の形態と、インクカートリッジの栓体
との関係を示した拡大断面図である。
【図7】図6に示す第3の実施の形態における変形例を
示した側面図である。
【図8】従来のインク供給針とインクカートリッジの栓
体との関係を示した断面図である。
【図9】図7に示すインク供給針とインクカートリッジ
の栓体との関係を示した拡大断面図である。
【図10】さらにインク供給針のインク取込み口部分を
拡大して示した断面図である。
【符号の説明】
10 記録装置 19 第1記録ヘッド 20 第2記録ヘッド 24 キャッピング装置 47 インク供給針 47a 先鋭部 47b インク取込み口 47c 中空部 47d 太径部 47e 細径部 47f 境界位置 47g 凹部 47h 凸部 51 ケース本体 52 蓋体 53 インクパック 54 インク取出し口 54a 開口部 60 パッキン(栓体) 61 シール材 CH カートリッジホルダ(カートリッジ装填装置) IC インクカートリッジ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクカートリッジから供給されるイン
    クを記録ヘッドより吐出して記録用紙等に印刷を行う記
    録装置におけるインクカートリッジの装填装置であっ
    て、 前記インクカートリッジの装填装置には、インクカート
    リッジの装填状態において、該インクカートリッジのイ
    ンク取出し口に配置された栓体を貫通してカートリッジ
    内よりインクを導出するインク供給針が配置され、 前記インク供給針には、その長手方向側壁に形成された
    インク取込み口と、該インク取込み口に連通し軸方向に
    延びる中空部とが具備され、 前記インク供給針のインク取込み口が、インクカートリ
    ッジの前記栓体に接触しないように形成されていること
    を特徴とする記録装置におけるインクカートリッジの装
    填装置。
  2. 【請求項2】 前記インク取込み口は、インク供給針の
    先端に形成された細径部と、インク供給針本体の太径部
    との境界位置に形成されていることを特徴とする請求項
    1に記載の記録装置におけるインクカートリッジの装填
    装置。
  3. 【請求項3】 前記インク取込み口は、インク供給針の
    側壁に形成された凹部の内底面に形成されていることを
    特徴とする請求項1に記載の記録装置におけるインクカ
    ートリッジの装填装置。
  4. 【請求項4】 前記インク取込み口は、インク供給針の
    側壁に形成された凸部によって囲まれた内底面に形成さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載の記録装置に
    おけるインクカートリッジの装填装置。
JP1060898A 1998-01-22 1998-01-22 記録装置におけるインクカートリッジの装填装置 Pending JPH11207982A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7682003B2 (en) 2005-07-11 2010-03-23 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Needle and method of manufacturing thereof
US7744203B2 (en) * 2006-02-09 2010-06-29 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Needle and manufacturing method thereof
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