JP2003127402A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JP2003127402A
JP2003127402A JP2001323756A JP2001323756A JP2003127402A JP 2003127402 A JP2003127402 A JP 2003127402A JP 2001323756 A JP2001323756 A JP 2001323756A JP 2001323756 A JP2001323756 A JP 2001323756A JP 2003127402 A JP2003127402 A JP 2003127402A
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JP2001323756A
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Yasuo Miyauchi
靖雄 宮内
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】簡単かつ安価な構成で、記録ヘッドに設けた保
護キャップ手段の開閉動作を記録ヘッドの着脱のみで規
制でき、記録ヘッド流通時のシールやキャップ等の保護
部材の必要性、並びにオプションヘッドに交換する場合
の保管箱の必要性を無くす。 【構成】キャリッジ102に着脱可能に搭載される記録
ヘッド100にインク吐出部を覆う位置と開放位置との
間で移動可能な保護キャップ手段40を設け、キャリッ
ジ102に保護キャップ手段40の開閉動作を規制する
ためのキャップ開閉機構50を設け、記録ヘッド100
の着脱動作を利用して保護キャップ手段40の開閉動作
を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体に沿って
移動可能なキャリッジに着脱可能に搭載された記録手段
からインクを吐出して記録を行うインクジェット記録装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタ、複写機、ファクシミリ等の機
能を有する記録装置、あるいはコンピューターやワード
プロセッサ等を含む複合型電子機器やワークステーショ
ンなどの出力機器として用いられる記録装置は、記録情
報に基づいて用紙やプラスチック薄板等の記録媒体(被
記録材)に画像(文字や記号等を含む)を記録していく
ように構成されている。前記記録装置は、記録方式によ
り、インクジェット式、ワイヤドット式、サーマル式、
レーザービーム式等に分けることができる。
【0003】記録媒体の搬送方向(紙送り方向、副走査
方向)と交叉する方向に主走査しながら記録するシリア
ルタイプの記録装置においては、記録媒体に沿って移動
するキャリア上に搭載した記録手段(記録ヘッド)によ
って画像を記録(主走査)し、1行分の記録を終了した
後に所定量の紙送り(副走査としてのピッチ搬送)を行
い、その後に再び停止した記録媒体に対して次の行の画
像を記録(主走査)するという動作を繰り返すことによ
り、記録媒体全体の記録が行われる。一方、記録媒体
(被記録材)の搬送方向の副走査のみで記録するライン
タイプの記録装置においては、記録媒体を所定の記録位
置にセットし、一括して1行分の記録を行った後、所定
量の紙送り(ピッチ送り)を行い、さらに次の行の記録
を一括して行うという動作を繰り返すことにより、記録
媒体全体の記録が行われる。
【0004】そのうち、インクジェット式の記録装置
(インクジェット記録装置)は、インクジェット記録手
段から記録媒体へインクを吐出して記録を行うものであ
り、記録手段のコンパクト化が容易であり、高精細な画
像を高速で記録することができ、普通紙に特別の処理を
必要とせずに記録することができ、ランニングコストが
安く、ノンインパクト方式であるため騒音が少なく、し
かも、多種類のインク(例えばカラーインク)を使用し
てカラー画像を記録するのが容易であるなどの利点を有
している。また、インクジェット記録装置においては、
記録媒体(被記録材)の材質に対する要求も様々なもの
があり、近年では、これらの要求に対する開発が進み、
通常の記録媒体である紙(薄紙や加工紙を含む)や樹脂
薄板(OHP等)などの他に、布、皮革、不織布、さら
には金属等を記録媒体として用いる記録装置も使用され
るようになっている。
【0005】上記インクジェット記録装置の一形態とし
て、記録媒体に沿って移動可能なキャリッジに着脱可能
に搭載された記録手段からインクを吐出して記録を行う
ように構成されたものがある。このようなインクジェッ
ト記録装置においては、一般に、記録手段としてのイン
クジェット記録ヘッドの吐出口(インク吐出部)を保護
(防塵)したり、該吐出口近傍のインクの乾燥を防止す
るためにインク吐出部をキャップで覆う(密閉する)よ
うに構成されたキャッピング機構(キャップ構造)を設
けることが行われている。
【0006】キャリッジに着脱可能に搭載された記録手
段(記録ヘッド)を有するインクジェット記録装置にお
いては、記録手段としてのヘッドカートリッジ内のイン
クを使い切った時あるいは該記録手段が故障した時に、
新しい記録ヘッドと交換することにより簡単に記録可能
状態に復帰できるようにしたものがある。また、近年の
高機能化が進んだインクジェット記録装置においては、
常備型の記録ヘッド(ヘッドカートリッジ等)をフォト
カートリッジ等のオプションヘッドと交換することによ
り、写真調のフォト画像等の出力(記録)を可能にした
り、常備型の記録ヘッドに代えてスキャナヘッドを装着
することにより、記録装置をスキャナとして使用できる
ように構成したインクジェット記録装置も普及してきて
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで、記録手段とし
ての記録ヘッドのインク吐出部は非常に繊細で目詰まり
や破損が起こりやすいため、記録手段単体の流通時には
インク吐出部をシールやキャップ等で密閉し、使用する
際にはこれらを取り外して記録装置に装着(セット)す
ることが一般的に行われている。もちろん、取り外した
シールやキャップはゴミとして廃棄される。さらに、前
述のようなオプションヘッドやスキャナヘッドなどに対
応可能なインクジェット記録装置では、複数の記録ヘッ
ドを必要に応じて使用するので、使用されない記録ヘッ
ドのインク吐出部を保護するための専用の保管箱などを
用意する必要があった。つまり、記録ヘッドの状態を次
に使用するまで良好な状態に維持するために、インク吐
出部を保管箱内のキャップで密閉することにより吐出口
近傍におけるインクの固着やゴミの付着などを防ぐ必要
があった。
【0008】しかしながら、このような保管箱を使用す
るのでは、余計なコストを発生させるだけでなく、記録
ヘッドを保管箱内へ出し入れする作業が煩雑であり、不
便さを伴うものであった。このような不都合を解消する
ための対策として、特開平07−017057号公報
に、吐出口面(インク吐出部)を保護するための保護手
段を記録手段に収納可能に設ける構成が提案されてい
る。しかし、従来のこの種の機構では、記録手段(記録
ヘッド)を着脱するごとに使用者が保護手段を開けたり
閉めたりする必要があり、取り扱いが煩雑であり、さら
に、保護手段を開け忘れたまま記録装置にセットしたり
する不具合も発生しやすかった。
【0009】また、特開平07−256889号公報に
は、開閉可能な保護キャップ付きのインクジェットヘッ
ドが提案されている。しかしながら、この提案に係るイ
ンクジェット記録装置では、インクジェットヘッドが記
録装置内の所定位置にセットされた後で保護キャップが
開閉可能となるように構成されているため、保護キャッ
プの開閉手段として専用モータが必要になったり、ある
いは大きなカム部材が必要になったりするため、著しく
コストアップになるという不都合があった。さらに、イ
ンクジェットヘッドを外に取り出した状態では、当然保
護キャップが閉じているものの、その閉じ力はバネだけ
に頼るものであることから、意図しなくても特定の方向
から力が加わった場合に保護キャップが簡単に持ち上が
って開放され、密閉性がなくなってしまうという不都合
もあった。また、興味本位で保護キャップを開けること
で、インク吐出部を壊してしまうという不都合もあっ
た。
【0010】本発明はこのような技術的課題に鑑みてな
されたものであり、本発明の目的は、記録手段の着脱動
作のみで、該記録手段に装着された保護キャップ手段の
開閉動作を規制することができ、記録手段の流通のため
のシールやキャップを無くして梱包形態の簡略化を図る
ことができ、さらに専用の保管箱等を必要とせずにオプ
ションヘッド等を容易に使用することができ、保護キャ
ップ手段の開け忘れといった問題も解消することがで
き、簡単かつ安価な構成で使い勝手に優れた着脱可能な
記録手段を用いるインクジェット記録装置を提供するこ
とである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するため、記録媒体に沿って移動可能なキャ
リッジに着脱可能に搭載された記録手段からインクを吐
出して記録を行うインクジェット記録装置において、前
記記録手段に該記録手段のインク吐出部を覆う位置と開
放位置との間で移動可能な保護キャップ手段を設け、前
記キャリッジに前記保護キャップ手段と係合して該保護
キャップ手段の開閉動作を規制するためのキャップ開閉
機構を設け、前記記録手段の着脱動作を利用して前記キ
ャップ開閉機構により前記保護キャップ手段の開閉動作
を行うことを特徴とする。
【0012】請求項2〜8の発明は、さらに、前記保護
キャップ手段は、前記記録手段に回動可能に軸支された
アームに連結されたキャップ部材を有し、該キャップ部
材により記録手段のインク吐出部を覆う構成、前記アー
ムはキャップ部材を記録手段に密着させる方向にバネ付
勢されている構成、前記アームの回動位置は、前記記録
手段の着脱動作時の位置と前記キャリッジに形成された
キャップ開閉機構としてのカム面との係合により規制さ
れる構成、前記記録手段は、前記保護キャップ手段が全
開されたロック待機状態になった後、キャリッジに設け
られた回動押圧部材を操作することにより固定ロック状
態に位置決め固定される構成、前記記録手段の着脱動作
時の姿勢を保持するために、記録手段に設けたラフガイ
ド突起を前記キャリッジに設けたガイド溝に係合させる
構成、前記記録手段をキャリッジから取り外したときに
前記保護キャップ手段の開閉動作を阻止し、記録手段を
キャリッジに対して着脱する際には前記保護キャップ手
段の開閉動作を可能にするロック手段を有する構成、あ
るいは、前記記録手段をキャリッジから取り外したと
き、前記保護キャップ手段は前記ロック手段により密閉
位置にロック状態で保持される構成とすることにより、
効率よく上記目的を達成できるインクジェット記録装置
を提供するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態を具体的に説明する。なお、各図面を通して同一
符号は同一又は対応する部分を示す。図1は本発明を適
用するのに好適なインクジェット記録装置の一実施例の
概略構成を示す模式的斜視図である。図1において、記
録手段としての記録ヘッド100はキャリッジ102に
搭載されており、該キャリッジ102は装置本体に設置
された2本のガイドレール103A、103Bによって
往復移動可能に案内支持されている。装置本体の一端部
にはキャリッジ102を移動させるためのキャリッジモ
ータ104が装着されている。装置本体の他端部にはア
イドラプーリ105が配設されている。そして、キャリ
ッジモータ104の出力軸に取り付けられたドライブプ
ーリ(モータプーリ)104Aと前記アイドラプーリ1
05との間には、前記ガイドレール103A、103B
と平行な移動経路に沿って駆動されるタイミングベルト
106が張架されている。
【0014】前記タイミングベルト106の一部はキャ
リッジ102に連結されている。また、前記タイミング
ベルト106は、スライド可能に支持されたアイドラプ
ーリ105を外向きに付勢するように装着されたテンシ
ョンバネ107によって所定の張力を付与されている。
こうして、キャリッジモータ104の正転及び逆転によ
ってキャリッジ102を往復移動させるとともに、キャ
リッジモータ104の回転量及び回転速度によってキャ
リッジ102の位置及び移動速度、すなわち記録ヘッド
100の位置及び移動速度(主走査の速度)を制御する
ように構成されている。
【0015】記録手段(記録ヘッド)100のインク吐
出部(吐出口面)と対向する位置には、所定の隙間を設
けてプラテン108が前記ガイドレール103A、10
3Bと平行に配設されている。このプラテン108は、
記録位置(プリント位置)における記録紙等の記録媒体
の位置を適正な紙間距離(吐出口面と記録媒体との間の
距離)の位置に規制するためのものである。プラテン1
08より通紙方向上流側には、前記ガイドレール103
A、103Bと平行に不図示のフィードローラ(搬送ロ
ーラ、紙送りローラ)が配設されている。このフィード
ローラに対して、ピンチローラガイド109に支持され
たピンチローラ110を圧接することにより、自動給紙
装置115から送り出された記録媒体をこれらのフィー
ドローラとピンチローラ110との間の摩擦力によって
プラテン108上の記録部を通して搬送するように構成
されている。符号112は前記フィードローラ(搬送ロ
ーラ、紙送りローラ)を駆動するためのラインフィード
モータ(搬送モータ)を示す。
【0016】前記記録位置(記録部)では、前記キャリ
ッジ102を駆動して記録ヘッド100の主走査を行う
とともに、該主走査に同期して記録情報に基づいて該記
録ヘッド100を駆動することにより、前記フィードロ
ーラ及び前記ピンチローラ110によって搬送されてき
た記録媒体に対する記録(プリント)が行われる。プラ
テン108の通紙方向下流側には、記録部を通過した記
録媒体を排出するための排出ローラ111及び拍車(不
図示)が設けられており、ここでも排出ローラ111と
拍車との間の摩擦搬送力により、記録された記録媒体を
順次送り出すように構成されている。
【0017】前記プラテン108より図示右側の記録領
域外の位置(記録領域を外れた位置)には、回復系ユニ
ット116が配設されている。この回復系ユニット11
6には記録ヘッド100のインク吐出部を密閉するため
のキャップ117が設けられている。この回復系ユニッ
ト116は、インク吐出部をキャップ117で密閉した
状態(記録ヘッド100をキャッピングした状態)で該
キャップの内部に通じる吸引ポンプを作動させることに
より、該キャップ117内に負圧を発生させ、該負圧を
利用して吐出口からインクとともに増粘インク、固着イ
ンク、気泡、埃(紙粉等)などを吸い出すことで該吐出
口内のインクをリフレッシュし、記録ヘッド100のイ
ンク吐出性能を維持・回復するように構成されている。
【0018】前記キャップ117は、記録手段としての
記録ヘッド100の上記吸引回復動作における負圧作用
部(吸引部)として使用される他、記録装置の輸送時や
非記録時(保管時等)などにおいて吐出口内のインク乾
燥防止のためにも使用される。また、記録ヘッド100
の回復動作は、前述のインク吸引動作(吸引回復動作)
の他、吐出口内のインクを加圧して排出(吐出)させる
吐出動作(予備吐出)によって行うこともできる。さら
に、前記回復系ユニット116には、記録ヘッド100
の吐出口面に付着したインクや埃等の異物を拭き取り清
掃(クリーニング)するためのワイピング部材(例えば
ゴム状弾性材のブレードやインク吸収性の拭き取り部材
など)119も設けられている。
【0019】前記自動給紙装置115、前記フィードロ
ーラ(不図示)、前記排出ローラ111、前記回復系ユ
ニット116などの駆動は、例えば搬送モータ(ライン
フィードモータ、紙送りモータ)112を駆動源とし、
ギア113、114及び不図示のクラッチ等から成る伝
動機構(駆動力伝達機構)を介して行われる。なお、図
1に例示するインクジェット記録装置では、キャリッジ
102に1個の記録ヘッド100が搭載されているが、
本発明は、キャリッジ102に複数個の記録ヘッドを搭
載してカラー記録や階調記録を行い得るように構成され
たインクジェット記録装置においても同様に適用できる
ものである。
【0020】記録手段としての前記記録ヘッド100
は、熱エネルギーを利用してインクを吐出するインクジ
ェット記録ヘッドであって、熱エネルギーを発生するた
めの電気熱変換体を備えたものである。また、該記録ヘ
ッド100は、前記電気熱変換体により印加される熱エ
ネルギーによってインク内に膜沸騰を生じさせ、その時
に生じる気泡の成長、収縮による圧力変化を利用して吐
出口よりインクを吐出させ、記録を行うものである。前
記電気熱変換体は、複数の吐出口のそれぞれに対応して
配設されており、記録情報(記録信号)に応じて対応す
る電気熱変換体にパルス電圧を印加することによって対
応する吐出口からインクを吐出するものである。
【0021】図2は、前記記録ヘッド100のインク吐
出部の構造を模式的に示す部分斜視図である。図2にお
いて、記録紙等の記録媒体と所定の隙間(例えば、約
0.2〜約2.0ミリ程度) をおいて対面する吐出口面
81には、所定のピッチで複数の吐出口82が形成さ
れ、共通液室83と各吐出口82とを連通する各液路8
4の壁面に沿ってインク吐出用のエネルギーを発生する
ための電気熱変換体(発熱抵抗体など)85が配設され
ている。記録ヘッド100は、前記吐出口82が主走査
方向(キャリッジ102の移動方向)と交叉する方向に
並ぶような位置関係で、キャリッジ102に搭載されて
いる。こうして、画像信号または吐出信号に基づいて対
応する電気熱変換体85を駆動(通電)して、液路84
内のインクを膜沸騰させ、その時に発生する圧力によっ
て吐出口82からインク滴を吐出して記録を行う記録ヘ
ッドが構成されている。
【0022】図3は本発明を適用したインクジェット記
録装置のキャリッジ102に搭載されたインクジェット
記録手段の第1実施例を示す模式的斜視図であり、図4
は図1中のキャリッジ102のみを示す模式的斜視図で
ある。図3及び図4において、キャリッジ102はキャ
リッジモータ104及びタイミングベルト106等から
成る駆動機構により駆動され、前記ガイドレール103
A、103Bに沿って往復動するものであり、このキャ
リッジ102には両側の側壁14、15及び中壁2が設
けられている。前記キャリッジ102の前記側壁14と
前記中壁2との間には記録手段としてのヘッドカートリ
ッジの収容部(記録手段収容部)3が形成され、前記側
壁15と前記中壁2との間にもヘッドカートリッジの収
容部(記録手段収容部)4が形成されている。
【0023】通常のカラー記録の場合は、記録手段収容
部3に記録手段としての黒カートリッジ100Aが装着
され、記録手段収容部4に記録手段としての3色カラー
カートリッジ100B(シアン、マゼンタ、イエロー)
が装着される。ただし、写真調のフォトカラーで記録す
る場合には、前記黒カートリッジ100Aの代わりにオ
プションヘッドとしてのフォトカートリッジ101
(黒、淡シアン、淡マゼンタ)が装着される。さらに、
記録装置をスキャナとして使用する場合には、前記黒カ
ートリッジ100A又は前記3色カラーカートリッジ1
00Bの代わりにオプションヘッドとしてのスキャナヘ
ッド(不図示)を装着することも可能である。図3中に
は、キャリッジ102に常備ヘッドとしての黒カートリ
ッジ100A及び3色カラーカートリッジ100Bが装
着された状態と、オプションヘッドとしての上記フォト
カートリッジ101の単独状態が示されている。
【0024】図3において、前記3種類のヘッドカート
リッジ100A、100B及び101、すなわち常備型
ヘッドとしてのヘッドカートリッジ100A、100B
及びオプションヘッドとしてのフォトカートリッジ10
1(スキャナヘッドを使用する場合はこれもオプション
ヘッドに含むこともある)は、ほぼ同じ形状寸法を有し
ている。図3中のオプションヘッド(フォトカートリッ
ジ)101に示すように、各ヘッドカートリッジ100
A、100B、101のカートリッジ本体部8の両側面
の下部には位置決め突起11が形成され、該両側面の該
位置決め突起11より上方の位置にはラフガイド突起1
2が形成されている。そして、各ヘッドカートリッジ1
00A、100B、101(場合によっては、不図示の
スキャナヘッド等も含む)には、保護キャップ手段40
が設けられている。この保護キャップ手段40は、各ヘ
ッドカートリッジ100A、100B、101の下部に
設けられたインク吐出部(吐出口面81)を覆うための
ものであり、インク吐出部を覆う位置と該インク吐出部
を開放する位置との間で回動できるように、各ヘッドカ
ートリッジのそれぞれに装着されている。
【0025】図3〜図8は本発明を適用したインクジェ
ット記録装置のキャリッジ及び記録手段(ヘッドカート
リッジ)の第1実施例を示す模式的縦断面図であり、図
5は記録手段装着開始時の状態を示す模式的縦断面図で
あり、図6は記録手段装着途中の状態を示す模式的縦断
面図であり、図7は記録手段がロック待機状態にある時
の状態を示す模式的縦断面図であり、図8は記録手段が
ロック固定状態にある時の状態を示す模式的縦断面図で
ある。
【0026】図5〜図8において、記録手段としての各
ヘッドカートリッジの100A、100B、101のそ
れぞれの保護キャップ手段40は、インク吐出部(吐出
口面81)を密閉するためのキャップ部材41と、該キ
ャップ部材の両側のそれぞれに連結された回動部材とし
てのアーム42と、該アーム42を所定方向にバネ付勢
するためのバネ43と、を備えている。前記回動部材と
しての各アーム42は、カートリッジ本体部8に設けら
れた支点44を中心に回動可能に軸支されており、前記
バネ43により図示反時計方向にバネ付勢されている。
前記キャップ部材41は、プレート部41aとゴム製の
キャップ部41bとを有しており、両側に連結されたア
ーム42、42によって保持されている。
【0027】回動部材としての各アーム42は、バネ4
3により、キャップ部材41を吐出口面81に圧接する
ことで該吐出口面を密閉保護する方向に付勢されてい
る。ここで、各アーム42とキャップ部材41とは、所
定のガタを設けたDカット形状のボス45と該ボスが嵌
合する孔46とから成る連結部によって連結されてお
り、キャップ部材41がアーム42に対して一定量だけ
回動できるようになっている。これにより、インク吐出
部(吐出口面81)に対してキャップ部41bの封止面
を確実に密着させることができる。また、上記Dカット
形状の嵌合により、キャップ部材41の開閉動作中にお
ける該キャップ部材の勝手な回転動作を防止することが
できる。
【0028】図3〜図8において、キャリッジ102の
中壁2の両面の下部と両側壁14、15の内面の下部と
のそれぞれには肉厚部32が設けられており、これらの
肉厚部32には、記録手段としての各ヘッドカートリッ
ジ100A、100B、101の前記位置決め突起11
が係合する位置決め溝13と、キャップ部材41を開く
ための開閉制御手段としてのカム面50と、が設けられ
ている。また、キャリッジ102の両側壁14、15の
比較的上方の部位には、各ヘッドカートリッジ100
A、100B、101を装着する際に該ヘッドカートリ
ッジを正しい挿入方向に導くように、該ヘッドカートリ
ッジに設けられた前記ラフガイド突起12を案内するた
めのガイド溝16が形成されている。
【0029】また、本実施例では、キャリッジ102の
中壁2には、ラフガイド突起12を逃がす切り欠き部3
3が形成されている。なお、キャリッジ102の中壁2
にも、前記ガイド溝16と同様の溝を形成しても良い
が、金型構造が複雑になることを避けるために、本実施
例では中壁2には単純な開放形状の切り欠き部33が形
成されている。また、キャリッジ102には、各ヘッド
カートリッジ100A、100B、101に設けられた
不図示の配線板と接触して電気的接続を取るためのコネ
クタ22と、各ヘッドカートリッジ100A、100
B、101の導入及び固定を簡単に行うためのロックレ
バー23が設けられている。
【0030】次に、記録手段としてのヘッドカートリッ
ジ100A(100B、101も同じ)をキャリッジ1
02に装着する際の動作について説明する。先ず、図5
に示すように、使用者はカートリッジ本体部8のつまみ
部8aを持っていて、ヘッドカートリッジ100Aのラ
フガイド突起12をキャリッジ102のガイド溝16内
に挿入する。この状態からヘッドカートリッジを単純に
押し込んでいくと、ラフガイド突起12とガイド溝16
との係合により、ヘッドカートリッジ100A(ヘッド
カートリッジ100B、101も同じ)は一定の姿勢を
保ちながら下方へと案内される。そして、図6に示すよ
うに、ヘッドカートリッジ側のアーム42上のピン42
aがキャリッジ102側の前記肉厚部32に形成された
カム面50に当接するようになる。
【0031】前記ピン42aと前記カム面50が当接す
ると、図6に示すように、カム面50の形状に従ってア
ーム42が時計方向に回動され、該アーム42に連結さ
れたキャップ部材41が回動する。このキャップ部材4
1の回動により、記録手段としてのヘッドカートリッジ
100A(100B、101も同じ)のインク吐出部
(吐出口面81)が露出するようになる。この時、前述
のようにキャップ部材41のボス45とアーム42の孔
46はDカット形状をしていて、設定されたガタ分しか
揺動しないので、保護キャップ手段40の回動中にキャ
ップ部材41が他の部位に干渉したり衝突したりするこ
とはなく、該保護キャップ手段40の回動動作が阻害さ
れるようなことはない。
【0032】また、本実施例では、前記キャリッジ10
2のガイド溝16と係合するのはヘッドカートリッジの
片側のラフガイド突起12だけであり、他方のラフガイ
ド突起12は、キャリッジ102の中壁2の切り欠き部
33(図4)内に位置しており、上記のような案内機能
を有しない。つまり、ヘッドカートリッジ100A(1
00B、101も同じ)の横方向へのズレは前記中壁2
によって規制されるので、前記ラフガイド突起12と前
記ガイド溝16との係合が外れることはなく、片側のラ
フガイド突起12を案内するだけでも、記録手段(ヘッ
ドカートリッジ)を挿入する際の案内機能を十分に発揮
することができる。なお、前記ラフガイド突起12は、
図示のような角丸形状のボスで形成されているので、前
記ガイド溝16内で回転を規制されており、従って、ヘ
ッドカートリッジ100A、100B、101の挿入時
の姿勢を一定に保持することができる。
【0033】図7はヘッドカートリッジ100A(10
0B、101)がロック待機状態にある時を示すもので
あり、このロック待機状態では、キャップ部材41は図
示のような全開した所定の開放位置にある。キャリッジ
102には、軸29を支点として回動可能なロックレバ
ー23が装着されている。そこで、図7の状態でロック
レバー23を矢印B方向に回動操作すると、バネ24の
付勢力によりロックアーム25の端部のコロ28がカー
トリッジ本体部8の当接部30に当接し、ヘッドカート
リッジ100Aを押し込んでいく。ロックレバー23が
完全に倒れた位置まで回動されると、図8に示すように
位置決め突起11が位置決め溝13の底部に衝当すると
ともに、カートリッジ本体部8の上突き当て部26がキ
ャリッジ102の係合部27に当接することにより、ヘ
ッドカートリッジ100Aはキャリッジ102に対し安
定した状態で装着される。この装着状態では、ヘッドカ
ートリッジ100Aとコネクタ22との電気的接続も完
了する。
【0034】なお、図7のロック待機状態及び図8のロ
ック固定状態では、前記ラフガイド突起12はガイド溝
16の拡開部(広いスペース)16aの中に位置し、移
動可能な状態になっており、そのため、前述のようにロ
ックレバー23を矢印B方向に回動させてヘッドカート
リッジ100A(100B、101)を所定位置に固定
する動作の妨げとなることはない。図8のロック固定状
態では、前記キャップ部材41は、図7のロック待機状
態の場合と同様に、記録手段としてのヘッドカートリッ
ジ100A(100B、101)に対して全開状態にな
っている。つまり、前記カム面50は、図7のロック待
機状態及び図8のロック固定状態で、キャップ部材41
が全開位置に維持されるように形成されている。そのた
め、キャップ部材41が搬送ローラ51、排出ローラ1
11あるいはプラテン108と干渉することはなく、通
常の記録動作が可能である。図8中の符号Pは記録用紙
等の記録媒体を示す。
【0035】一方、ヘッドカートリッジ100A(10
0B、101)をキャリッジ102から取り出す場合に
は、前述の挿入時とは逆に、ロックレバー23を引き起
こすように操作すればよい。すなわち、ロックレバー2
3を図7中の矢印Bと逆の方向に回動させればよい。ロ
ックレバー23を矢印Bと逆の方向に回動すると、ヘッ
ドカートリッジ100A(100B、101)の固定が
解除され、図7のような状態となる。図7の状態から、
カートリッジ本体部8のつまみ部8aを持って引き上げ
ると、バネ43によってキャップ部材41及びアーム4
2が支点44を中心として反時計方向に回動し、キャッ
プ部材41は最終的には吐出口面(インク吐出部)81
を密閉した状態で保持される。
【0036】以上図3〜図8で説明した第1実施例に係
るインクジェット記録装置のキャリッジ102及び記録
手段(ヘッドカートリッジ)100A(100B、10
1)によれば、該記録手段の着脱動作により自動的に保
護キャップ手段40の開閉操作を行うことができるの
で、簡単な構成で使い勝手の良い着脱可能な記録手段を
備えたインクジェット記録装置が提供される。また、オ
プションヘッドやスキャナヘッド等と交換したヘッドカ
ートリッジ100A、100B又は101をそのままキ
ャリッジ102上でインク吐出部を密閉した状態で保管
することができるので、余分な専用保管箱を用意する必
要性を無くすことができる。さらに、ヘッドカートリッ
ジ単体の流通時にも専用のシール部材が不要となり、梱
包形態を簡素化することができる。
【0037】なお、図3〜図8の実施例では、キャリッ
ジ102に2個のヘッドカートリッジ(常備のヘッドカ
ートリッジ100A、100B)をセットするインクジ
ェット記録装置を例に挙げて説明してきたが、本発明
は、1個のヘッドカートリッジだけをセットするインク
ジェット記録装置、あるいは3個以上のヘッドカートリ
ッジをセットするインクジェット記録装置においても、
同様に適用することができ、同様の作用効果が得られる
ものである。
【0038】図9は、本発明を適用したインクジェット
記録装置のキャリッジ及び記録手段の第2実施例を示す
模式的縦断面図である。図9には、記録手段装着開始時
の状態が示されている。図9において、記録手段として
のヘッドカートリッジ100A、100B、101のそ
れぞれには、該ヘッドカートリッジの下部に設けられた
インク吐出部(吐出口面81)を覆うための保護キャッ
プ手段40が回動可能に装着されており、本実施例にお
いても、保護キャップ手段40は、インク吐出部(吐出
口面81)を密閉するためのキャップ部材41と、該キ
ャップ部材の両側のそれぞれに連結された回動部材とし
てのアーム62と、該アーム62を所定方向にバネ付勢
するためのバネ43と、を備えている。ただし、本実施
例のアーム62は、前述の第1実施例のアーム42とは
形状が異なっている。
【0039】回動部材としての前記アーム62は、カー
トリッジ本体部8に設けられた支点44を中心に回動可
能に軸支されており、前記バネ43により図示反時計方
向にバネ付勢されている。前記キャップ部材41は、プ
レート部41aとゴム製のキャップ部41bとを有して
おり、両側に連結された前記アーム62、62によって
保持されている。つまり、各アーム62は、第1実施例
の場合と同様、前記バネ43により、キャップ部材41
を吐出口面81に密着させる方向に付勢されている。さ
らに、各アーム62とキャップ部材41とは、前述の第
1実施例の場合と同様、所定のガタを設けたDカット形
状のボス45と該ボスが嵌合する孔46とから成る連結
部によって連結されており、キャップ部材41がアーム
62に対して一定量だけ回動できるようになっている。
これにより、インク吐出部(吐出口面81)に対してキ
ャップ部41bの封止面を確実に密着させることができ
る。また、上記Dカット形状の嵌合により、キャップ部
材41の開閉動作中における該キャップ部材の勝手な回
転動作を防止することができる。
【0040】図9の第2実施例においては、前記アーム
62の他端部(前記支点44に関し、前記キャップ部材
41との連結部より反対側の端部)にはストッパ部62
bが形成されており、該ストッパ部62bはカートリッ
ジ本体部8に形成された凹部64a内まで延びている。
また、カートリッジ本体部8の内部には、ロック手段と
してのL字アーム65が軸支されている。このL字アー
ム65は、カートリッジ本体部8に設けられた支点66
を中心として回動可能であり、バネ67により時計方向
に付勢されている。そして、このL字アーム65の一端
部にはピン65aが設けられており、該L字アーム65
の他端部にはピン65bが設けられている。そして、前
記ピン65aは長孔64bに嵌合しており、前記ピン6
5bは長孔64cに嵌合しており、双方のピン65a、
65bはカートリッジ本体8の外側へと突出している。
図9の第2実施例は、以上説明した点で前述の第1実施
例と相違しているが、その他の部分では実質的に同じ構
成を有しており、それぞれ対応する部分を同じ符号で示
し、それらの詳細説明は省略する。
【0041】次に、図9の第2実施例において、記録手
段としてのヘッドカートリッジ100A、100B、1
01をキャリッジ1に装着したり取り出したりする際の
保護キャップ手段40の動作について説明する。先ず、
ヘッドカートリッジ100A(100B、101も同
じ)が外に取り出された状態では、図9にも示すように
キャップ部材41がインク吐出部(吐出口面81)を密
閉保護している。そして、このキャップ部材41の密閉
状態では、使用者が故意に該キャップ部材41を開こう
としても、アーム62のストッパ部62bがL字アーム
65の一端部に設けられたピン65bに突き当たるた
め、該アーム62を回動させることができず、従ってキ
ャップ部材41を開くことはできない。つまり、ヘッド
カートリッジ100Aが外に取り出された状態では、キ
ャップ部材41が不用意に開放されてインク吐出部(吐
出口面81)に不具合が生じることが防止(阻止)され
ている。
【0042】ヘッドカートリッジ100A(100B、
101も同じ)をキャリッジ102にセットする時の際
は、図9に示す状態とし、ヘッドカートリッジのカート
リッジ本体部8に形成されたラフガイド突起12をキャ
リッジ102に形成されたガイド溝16内に挿入し、そ
のまま該ヘッドカートリッジを押し込んでいく。ヘッド
カートリッジ100Aが下方へ押し込まれると、L字ア
ーム65上のピン65aがキャリッジ102のガイド溝
16と係合することで、長孔64b内で図示の左側へ移
動させられる。このピン65aの左側への移動に伴っ
て、L字アーム65が支点66を中心に図示反時計方向
に回動し、該L字アーム65の他端部のピン65bが長
孔64c内を上昇し、該ピン65bとアーム62のスト
ッパ部62bとの係合が解除されることになる。
【0043】ヘッドカートリッジ100Aをさらに押し
込むと、アーム62上のピン42aがキャリッジ102
側のカム面50に係合し、該アーム62が支点44を中
心に時計方向に回動し始めることで、キャップ部材41
がヘッドカートリッジ100Aのインク吐出部から離脱
し始める(開き始める)。そして、ヘッドカートリッジ
100Aを更に押し込むと、第1実施例の場合と同様
に、図7に示すようなロック待機状態となり、そして、
ロックレバー23を軸29を支点として矢印B方向(図
7)に回動することにより、最終的にヘッドカートリッ
ジ100A(100B、101も同じ)は図8に示す固
定ロック状態と同様の全開状態となって固定される。な
お、ヘッドカートリッジ100A側の前記L字アーム6
5のピン65aは、キャリッジ102側のガイド溝16
に沿って下方へ案内された後該ガイド溝の広いスペース
(拡開部)16a内へ導かれるが、このようにピン65
aが広いスペース16a内に位置した時には、該L字ア
ーム65はバネ67により図9に示すようなヘッドカー
トリッジ装着前の状態に戻ることになる。
【0044】逆にヘッドカートリッジ100A(100
B、101も同じ)をキャリッジ102から取り出す場
合には、前述の挿入時とは逆に、ロックレバー23を引
き起こすように操作すればよい。すなわち、ロックレバ
ー23を逆方向(図7中の矢印Bと逆の方向)に回動さ
せると、ヘッドカートリッジ100Aの固定が解除さ
れ、この状態からカートリッジ本体部8のつまみ部8a
を持って引き上げると、バネ43によってキャップ部材
41及びアーム42が支点44を中心として反時計方向
に回動し始める。次いで、ヘッドカートリッジ100A
側のL字アーム65のピン65aがキャリッジ102側
のガイド溝16と再び係合すると、該L字アーム65が
支点66を中心に反時計方向に回動する。そして、ヘッ
ドカートリッジ100Aの持ち上げに伴って、キャリッ
ジ102側のカム面50の作用によってアーム62及び
キャップ部材41が支点44を中心として反時計方向に
回動し、ピン42aがカム面50から離れたところでキ
ャップ部材41がヘッドカートリッジ100Aのインク
吐出部(吐出口面81)に密着する。
【0045】こうしてヘッドカートリッジ100Aのイ
ンク吐出部が完全に密閉された後、ヘッドカートリッジ
100A側のピン65aがキャリッジ102側のガイド
溝16から離脱すると、L字アーム65がバネ67の作
用により図9に示すようなロック状態(アーム62の回
動を阻止する状態)に戻ることになる。図9を参照して
説明した第2実施例によれば、ヘッドカートリッジ10
0A(100B、101も同じ)の着脱動作により自動
的にキャップ部材41を開閉できるという作用効果を確
保すると同時に、ヘッドカートリッジ100Aをキャリ
ッジ102から取り外した状態では、キャップ部材41
をヘッドカートリッジのインク吐出部に密着させた状態
(キャッピング状態)にロックすることができ、故意に
外力を作用させた場合でもキャップ部材41が不用意に
開くことを確実に防止することが可能になる。なお、製
品完成時には、ヘッドカートリッジ100A(100
B、101も同じ)に形成した前記凹部64aを薄板状
のカバー部材等で覆うことにより、前記回動部材として
のアーム62のストッパ部62bを覆うように構成する
ことが好ましい。
【0046】すなわち、以上説明した実施例によれば、
記録用紙等の記録媒体Pに沿って移動可能なキャリッジ
102に着脱可能に搭載された記録手段としてのヘッド
カートリッジ100A(100B、101も同じ)から
インクを吐出して記録を行うインクジェット記録装置に
おいて、ヘッドカートリッジ100Aに該ヘッドカート
リッジのインク吐出部(吐出口面81)を覆う位置(図
5、図9)と開放位置(図7、図8)との間で移動可能
な保護キャップ手段40を設け、キャリッジ102に保
護キャップ手段40と係合して該保護キャップ手段の開
閉動作を規制するためのキャップ開閉機構(カム面5
0)を設け、ヘッドカートリッジ100Aの着脱動作を
利用してキャップ開閉機構(カム面50)により保護キ
ャップ手段40の開閉動作を行うように構成したので、
ヘッドカートリッジ100Aの着脱動作のみで該ヘッド
カートリッジに装着された保護キャップ手段40の開閉
動作を規制することができ、ヘッドカートリッジの流通
のためのシールやキャップを無くして梱包形態の簡略化
を図ることができ、さらに専用の保管箱等を必要とせず
にオプションヘッド等(フォトカートリッジ101、ス
キャナヘッド等)を容易に使用することができ、保護キ
ャップ手段40の開け忘れといった問題も解消すること
ができ、簡単かつ安価な構成で使い勝手に優れた着脱可
能な記録手段としてのヘッドカートリッジを用いるイン
クジェット記録装置が提供される。
【0047】また、以上説明した実施例においては、保
護キャップ手段40は、記録手段としてのヘッドカート
リッジ100Aに回動可能に軸支された回動部材として
のアーム42(又は62)に連結されたキャップ部材4
1を有し、該キャップ部材によりヘッドカートリッジの
インク吐出部を覆うように構成されている。その場合、
前記回動部材としてのアーム42(又は62)はキャッ
プ部材41をヘッドカートリッジのインク吐出部に密着
させる方向にバネ付勢43されている。また、前記アー
ム42(又は62)の回動位置は、ヘッドカートリッジ
100Aの着脱動作時の位置(押し込み程度)とキャリ
ッジ102に形成されたキャップ開閉機構としてのカム
面50との係合により規制されるように構成されてい
る。
【0048】さらに、以上説明した実施例においては、
記録手段としてのヘッドカートリッジ100Aは、保護
キャップ手段40が全開されたロック待機状態(図7)
になった後、キャリッジ102に設けられた回動押圧部
材としてのロックレバー23を回動操作することにより
固定ロック状態(図8)に位置決め固定されるように構
成されている。また、ヘッドカートリッジ100Aの着
脱動作時の姿勢を保持するために、該ヘッドカートリッ
ジに設けたラフガイド突起12をキャリッジ102に設
けたガイド溝16に係合させるように構成されている。
【0049】また、図9に示す第2実施例においては、
記録手段としてのヘッドカートリッジ100Aをキャリ
ッジ102から取り外したときに保護キャップ手段40
の開閉動作を阻止し、該ヘッドカートリッジを該キャリ
ッジに対して着脱する際には保護キャップ手段40の開
閉動作を可能にするロック手段としてのL字アーム65
を有する構成が採られている。この場合、ヘッドカート
リッジ100Aをキャリッジ102から取り外したと
き、保護キャップ手段40は上記ロック手段としてのL
字アーム65(そのピン65a、65bを含む)により
図9に示すような密閉位置にロック状態で保持されるよ
うに構成されている。
【0050】なお、以上の実施例では、キャリッジ10
2に2個の記録手段(記録ヘッド、ヘッドカートリッ
ジ)100A、100Bを装着する場合を例に挙げて説
明したが、本発明は、記録ヘッドの数に関わりなく自由
に実施できるものであり、1個の記録ヘッドを用いるイ
ンクジェット記録装置の他、異なる色のインクを使用す
る複数の記録ヘッドを用いるカラー記録用のインクジェ
ット記録装置、あるいは同一色彩で異なる濃度のインク
を使用する複数の記録ヘッドを用いる階調記録用のイン
クジェット記録装置、さらには、これらを組み合わせた
インクジェット記録装置の場合にも、同様に適用するこ
とができ、同様の効果を達成し得るものである。
【0051】さらに、本発明は、記録手段(記録ヘッ
ド)とインク貯留部(インクタンク)を一体化した交換
可能なインクジェットカートリッジ(ヘッドカートリッ
ジ)を用いる構成、記録手段とインク貯留部を別体に
し、その間をインク供給用のチューブ等で接続する構成
など、記録手段とインク貯留部の配置構成がどのような
場合にも同様に適用することができ、同様の効果が得ら
れるものである。なお、本発明は、インクジェット記録
装置の場合、例えば、ピエゾ素子等の電気機械変換体等
を用いるインクジェット記録ヘッドを使用するものにも
適用できるが、中でも、熱エネルギーを利用してインク
を吐出する方式のインクジェット記録ヘッドを使用する
インクジェット記録装置において優れた効果をもたらす
ものである。かかる方式によれば、記録(プリント)の
高密度化、高精細化が達成できるからである。
【0052】
【発明の効果】以上の説明から明らかなごとく、請求項
1の発明によれば、記録媒体に沿って移動可能なキャリ
ッジに着脱可能に搭載された記録手段からインクを吐出
して記録を行うインクジェット記録装置において、前記
記録手段に該記録手段のインク吐出部を覆う位置と開放
位置との間で移動可能な保護キャップ手段を設け、前記
キャリッジに前記保護キャップ手段と係合して該保護キ
ャップ手段の開閉動作を規制するためのキャップ開閉機
構を設け、前記記録手段の着脱動作を利用して前記キャ
ップ開閉機構により前記保護キャップ手段の開閉動作を
行う構成としたので、記録手段の着脱動作のみで該記録
手段に装着された保護キャップ手段の開閉動作を規制す
ることができ、記録手段の流通のためのシールやキャッ
プを無くして梱包形態の簡略化を図ることができ、さら
に専用の保管箱等を必要とせずにオプションヘッド等を
容易に使用することができ、保護キャップ手段の開け忘
れといった問題も解消することができ、簡単かつ安価な
構成で使い勝手に優れた着脱可能な記録手段を用いるイ
ンクジェット記録装置が提供される。
【0053】請求項2〜6の発明によれば、上記構成に
加えて、前記保護キャップ手段は、前記記録手段に回動
可能に軸支された回動部材に連結されたキャップ部材を
有し、該キャップ部材により記録手段のインク吐出部を
覆う構成、前記回動部材はキャップ部材を記録手段に密
着させる方向にバネ付勢されている構成、前記回動部材
の回動位置は、前記記録手段の着脱動作時の位置と前記
キャリッジに形成されたキャップ開閉機構としてのカム
面との係合により規制される構成、前記記録手段は、前
記保護キャップ手段が全開されたロック待機状態になっ
た後、キャリッジに設けられた回動押圧部材を操作する
ことにより固定ロック状態に位置決め固定される構成、
あるいは、前記記録手段の着脱動作時の姿勢を保持する
ために、記録手段に設けたラフガイド突起を前記キャリ
ッジに設けたガイド溝に係合させる構成としたので、一
層効率よく上記効果を達成できるインクジェット記録装
置が提供される。
【0054】請求項7及び8の発明によれば、上記構成
に加えて、前記記録手段をキャリッジから取り外したと
きに前記保護キャップ手段の開閉動作を阻止し、記録手
段をキャリッジに対して着脱する際には前記保護キャッ
プ手段の開閉動作を可能にするロック手段を有する構
成、あるいは、前記記録手段をキャリッジから取り外し
たとき、前記保護キャップ手段は前記ロック手段により
密閉位置にロック状態で保持される構成としたので、上
記効果に加えて、記録手段をキャリッジから取り外した
状態で、保護キャップ手段を記録手段のインク吐出部に
密着させた状態にロック状態で保持することができ、故
意に外力を作用させても保護キャップ手段が不用意に開
くことを確実に防止できるインクジェット記録装置が提
供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用するのに好適なインクジェット記
録装置の一実施例の概略構成を示す模式的斜視図であ
る。
【図2】図1中の記録手段のインク吐出部の構造を模式
的に示す部分斜視図である。
【図3】本発明を適用したインクジェット記録装置のキ
ャリッジに搭載された記録手段及びオプションヘッドの
第1実施例を示す模式的斜視図である。
【図4】図3中のキャリッジの模式的斜視図である。
【図5】本発明を適用したインクジェット記録装置のキ
ャリッジ及び記録手段の第1実施例における記録手段装
着開始時の状態を示す模式的縦断面図である。
【図6】本発明を適用したインクジェット記録装置のキ
ャリッジ及び記録手段の第1実施例における記録手段装
着途中の状態を示す模式的縦断面図である。
【図7】本発明を適用したインクジェット記録装置のキ
ャリッジ及び記録手段の第1実施例において記録手段が
ロック待機状態にある時の状態を示す模式的縦断面図で
ある。
【図8】本発明を適用したインクジェット記録装置のキ
ャリッジ及び記録手段の第1実施例において記録手段が
ロック固定状態にある時の状態を示す模式的縦断面図で
ある。
【図9】本発明を適用したインクジェット記録装置のキ
ャリッジ及び記録手段の第2実施例における記録手段装
着開始時の状態を示す模式的縦断面図である。
【符号の説明】
2 中壁(キャリッジ) 3 記録手段収容部(ヘッドカートリッジ収容
部) 4 記録手段収容部(ヘッドカートリッジ収容
部) 8 カートリッジ本体部 8a つまみ部 11 位置決め突起 12 ラフガイド突起 13 位置決め溝 14 側壁(キャリッジ) 15 側壁(キャリッジ) 16 ガイド溝 16a スペース 18 インクタンク 19 インクタンク 20 インクタンク 22 コネクタ 23 回動押圧部材(ロックレバー) 24 バネ 25 ロックアーム 26 上突き当て部 27 係合部 28 コロ 32 肉厚部 33 切欠部 40 保護キャップ手段 41 キャップ部材 41a プレート部 41b キャップ部 42 アーム 43 バネ 44 支点 45 ボス 46 孔 50 キャップ開閉機構(カム面) 51 搬送ローラ 52 拍車 62 アーム 62b ストッパ部 64a 凹部 64b 長孔 64c 長孔 65 ロック手段(L字アーム) 65a ピン 65b ピン 66 支点 67 バネ 81 吐出口面 82 吐出口 83 共通液室 84 液路 85 電気熱変換体 100 記録手段(ヘッドカートリッジ) 100A 記録手段(黒カートリッジ、ヘッドカート
リッジ) 100B 記録手段(3色カートリッジ、ヘッドカー
トリッジ) 101 オプションヘッド(フォトカートリッジ、
ヘッドカートリッジ) 102 キャリッジ 103A ガイドレール 103B ガイドレール 104 キャリッジモータ 106 タイミングベルト 108 プラテン 110 ピンチローラ 111 排出ローラ 112 搬送モータ 115 自動給紙装置 116 回復系ユニット 117 キャップ 119 ワイピング部材 P 記録媒体(記録用紙等)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に沿って移動可能なキャリッジ
    に着脱可能に搭載された記録手段からインクを吐出して
    記録を行うインクジェット記録装置において、 前記記録手段に該記録手段のインク吐出部を覆う位置と
    開放位置との間で移動可能な保護キャップ手段を設け、 前記キャリッジに前記保護キャップ手段と係合して該保
    護キャップ手段の開閉動作を規制するためのキャップ開
    閉機構を設け、 前記記録手段の着脱動作を利用して前記キャップ開閉機
    構により前記保護キャップ手段の開閉動作を行うことを
    特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 前記保護キャップ手段は、前記記録手段
    に回動可能に軸支された回動部材に連結されたキャップ
    部材を有し、該キャップ部材により記録手段のインク吐
    出部を覆うことを特徴とする請求項1に記載のインクジ
    ェット記録装置。
  3. 【請求項3】 前記回動部材はキャップ部材を記録手段
    に密着させる方向にバネ付勢されていることを特徴とす
    る請求項2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 前記回動部材の回動位置は、前記記録手
    段の着脱動作時の位置と前記キャリッジに形成されたキ
    ャップ開閉機構としてのカム面との係合により規制され
    ることを特徴とする請求項2又は3に記載のインクジェ
    ット記録装置。
  5. 【請求項5】 前記記録手段は、前記保護キャップ手段
    が全開されたロック待機状態になった後、キャリッジに
    設けられた回動押圧部材を操作することにより固定ロッ
    ク状態に位置決め固定されることを特徴とする請求項1
    〜4のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  6. 【請求項6】 前記記録手段の着脱動作時の姿勢を保持
    するために、記録手段に設けたラフガイド突起を前記キ
    ャリッジに設けたガイド溝に係合させることを特徴とす
    る請求項1〜5のいずれかに記載のインクジェット記録
    装置。
  7. 【請求項7】 前記記録手段をキャリッジから取り外し
    たときに前記保護キャップ手段の開閉動作を阻止し、記
    録手段をキャリッジに対して着脱する際には前記保護キ
    ャップ手段の開閉動作を可能にするロック手段を有する
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のイン
    クジェット記録装置。
  8. 【請求項8】 前記記録手段をキャリッジから取り外し
    たとき、前記保護キャップ手段は前記ロック手段により
    密閉位置にロック状態で保持されることを特徴とする請
    求項7に記載のインクジェット記録装置。
  9. 【請求項9】 前記記録手段はインクを吐出するために
    利用される熱エネルギーを発生する電気熱変換体を備え
    ていることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載
    のインクジェット記録装置。
  10. 【請求項10】 前記記録手段は前記電気熱変換体が発
    生する熱エネルギーによりインクに生じる膜沸騰を利用
    して吐出口よりインクを吐出することを特徴とする請求
    項9に記載のインクジェット記録装置。
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