JP2003019817A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JP2003019817A
JP2003019817A JP2001206439A JP2001206439A JP2003019817A JP 2003019817 A JP2003019817 A JP 2003019817A JP 2001206439 A JP2001206439 A JP 2001206439A JP 2001206439 A JP2001206439 A JP 2001206439A JP 2003019817 A JP2003019817 A JP 2003019817A
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ink
cartridge
ink cartridge
carriage
recording
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JP2001206439A
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Yasushi Nakano
寧 中野
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】簡単な構成で、正確に装着されていないインク
カートリッジを自動的に正確な装着位置に修正すること
ができ、インクカートリッジの不完全な装着に起因する
インク供給不良及びインク漏洩等の不都合を無くす。 【構成】キャリッジ21が通過する際に、正確に装着さ
れたインクカートリッジ5には接触せず、正確に装着さ
れていないインクカートリッジ5に接触して該インクカ
ートリッジをキャリッジ上のカートリッジ保持手段10
内へ押し付けて正確に装着する摺擦回動部材15を、キ
ャリッジの移動領域内に回動可能に軸支する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録ヘッドからイ
ンクを吐出して記録を行うインクジェット記録装置に関
し、詳しくは、交換可能なインクカートリッジをキャリ
ッジに搭載し、該インクカートリッジから供給されるイ
ンクを記録ヘッドから吐出して記録を行うインクジェッ
ト記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタ、複写機、ファクシミリ等の機
能を有する記録装置、あるいはコンピューターやワード
プロセッサ等を含む複合型電子機器やワークステーショ
ンなどの出力機器として用いられる記録装置は、記録情
報に基づいて紙、布、プラスチックシート、OHP用シ
ート等の記録媒体(被記録材)に画像(文字や記号等を
含む)を記録していくように構成されている。前記記録
装置は、記録方式により、インクジェット式、ワイヤド
ット式、サーマル式、レーザービーム式等に分けること
ができる。
【0003】記録媒体の搬送方向(紙送り方向、副走査
方向)と交叉する方向に主走査しながら記録するシリア
ルタイプの記録装置においては、記録媒体に沿って移動
するキャリッジ上に搭載した記録手段(記録ヘッド)に
よって画像を記録(主走査)し、1行分の記録を終了し
た後に所定量の紙送り(副走査としてのピッチ搬送)を
行い、その後に再び停止した記録媒体に対して次の行の
画像を記録(主走査)するという動作を繰り返すことに
より、記録媒体全体の記録が行われる。一方、記録媒体
(被記録材)の搬送方向の副走査のみで記録するライン
タイプの記録装置においては、記録媒体を所定の記録位
置にセットし、一括して1行分の記録を行った後、所定
量の紙送り(ピッチ送り)を行い、さらに次の行の記録
を一括して行うという動作を繰り返すことにより、記録
媒体全体の記録が行われる。
【0004】そのうち、インクジェット式の記録装置
(インクジェット記録装置)は、記録手段(記録ヘッ
ド)から記録媒体へインクを吐出して記録を行うもので
あり、記録手段のコンパクト化が容易であり、高精細な
画像を高速で記録することができ、普通紙に特別の処理
を必要とせずに記録することができ、ランニングコスト
が安く、ノンインパクト方式であるため騒音が少なく、
しかも、多種類のインク(例えばカラーインク)を使用
してカラー画像を記録するのが容易であるなどの利点を
有している。また、インクジェット記録装置において
は、記録媒体(被記録材)の材質に対する要求も様々な
ものがあり、近年では、これらの要求に対する開発が進
み、通常の記録媒体である紙(薄紙や加工紙を含む)や
樹脂薄板(OHP等)などの他に、布、皮革、不織布、
さらには金属等を記録媒体として用いる記録装置も使用
されるようになっている。
【0005】上記インクジェット記録装置として、交換
式のインクタンク等のインク貯留部を用いるインクジェ
ット記録装置、すなわち交換可能なインクカートリッジ
をキャリッジに搭載し、インクタンクから供給されるイ
ンクをインク吐出部(記録ヘッド)から吐出して記録を
行うインクジェット記録装置が使用されている。なお、
前記インクカートリッジは、インク貯留部としてのイン
クタンクの他、インクタンクと記録手段としての記録ヘ
ッドとを一体化したインクジェットカートリッジをも含
むものである。この種のインクジェット記録装置では、
一般的に、キャリジに固定されたカートリッジホルダに
対し1個又は複数個のインクカートリッジを挿入し、さ
らに押し込むことにより、該インクカートリッジ及び該
カートリッジホルダの複数箇所に形成された突起と穴と
を係合させることで、該インクカートリッジをキャリジ
上に位置決め搭載するように構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな交換可能なインクカートリッジをキャリッジに搭載
する構造のインクジェット記録装置においては、インク
カートリッジを交換するに際し、該カートリッジがキャ
リジ上に正確に位置決め装着されたか否かをユーザーが
目視で確認しにくいこともあって、インクカートリッジ
が十分に押し込まれずに浮いた状態のままとなり、正確
に装着されないまま使用される可能性があり、そのた
め、インクカートリッジの不完全な装着に起因してイン
ク供給不良やインク漏洩等が生じるおそれがあるという
不都合があった。
【0007】本発明はこのような技術的課題に鑑みてな
されたものであり、本発明の目的は、簡単な構成で、正
確に装着されていないインクカートリッジを自動的に正
確な装着位置に修正することができ、インクカートリッ
ジの不完全な装着に起因するインク供給不良及びインク
漏洩等の不都合を無くすことができるインクジェット記
録装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1)は、
上記目的を達成するため、交換可能なインクカートリッ
ジをキャリッジに搭載し、該インクカートリッジから供
給されるインクを記録ヘッドから吐出して記録を行うイ
ンクジェット記録装置において、前記インクカートリッ
ジを押し込むことで該インクカートリッジを前記キャリ
ッジに位置決め装着するためのカートリッジ保持手段
と、前記キャリッジの移動領域内に回動可能に軸支さ
れ、前記カートリッジ保持手段に正確に装着されたイン
クカートリッジには接触せず、前記カートリッジ保持手
段に正確に装着されていないインクカートリッジには接
触して該カートリッジ保持手段に対する押し付け力を発
生する摺擦回動部材と、を有することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を具体的に説明する。なお、各図面を通して同
一符号は同一又は対応する部分を示すものである。図1
は本発明を適用したインクジェット記録装置の一実施例
の内部構造を示す模式的斜視図である。図1に示すイン
クジェット記録装置20においては、キャリッジモータ
(不図示)によって回転駆動されるリードスクリュー
(スクリューシャフト、ヘッド送り棒)24と、これに
平行に固定的に設置されたガイドシャフト23とが設け
られており、記録手段としてのインクジェットカートリ
ッジ(インクタンクと記録ヘッド)を搭載したキャリッ
ジ21は、その突出ピン(不図示)を介して前記リード
スクリュー24の螺旋溝に係合されるとともに、その軸
受部を介して前記ガイドシャフト23に摺動可能に案内
支持されている。従って、前記キャリッジ21は前記キ
ャリッジモータの正逆回転により前記ガイドシャフト2
3に沿って主走査方向に往復移動することができる。
【0010】前記インクジェットカートリッジ(インク
カートリッジ)22は、記録情報を基づいてインクを吐
出するインク吐出部(記録ヘッド)とインクを貯留する
インクタンクとを備えている。なお、本願における「イ
ンクカートリッジ」は、インク貯留部としてのインクタ
ンクの他、インクタンクと記録ヘッド(インク吐出部)
とを一体化したインクジェットカートリッジをも含むも
のである。そして、前記キャリジ21の移動方向と交叉
する方向に記録媒体としての記録用紙が供給され、搬送
ローラ(不図示)によって記録装置内を紙送りされる間
に前記インクカートリッジ22によって該記録用紙に対
して画像(文字や記号を含む)が記録される。すなわ
ち、図示のインクジェット記録装置では、記録領域に停
止された記録用紙に対して、前記キャリジ21(インク
カートリッジ22)の移動及び位置に同期し、画像情報
に基づいて記録ヘッドからインクを吐出することにより
画像が記録される。1ライン分の記録が終了すると、記
録を一時停止して前記搬送ローラを駆動して記録用紙所
定長さ(所定ピッチ)だけ紙送り(副走査)し、停止し
た記録用紙に対して次のラインの記録が行われる。この
ような記録動作及び紙送り動作を繰り返しことにより記
録用紙全体に対する記録が行われ、記録された記録用紙
は排紙ローラ25により外部へ排出される。
【0011】図1において、前記キャリジ21の移動領
域には、該キャリジに搭載されて通過する前記インクカ
ートリッジ22に対して所定の位置関係で配設された摺
擦回動部材15が設けられている。この摺擦回動部材1
5は、図示の例では、記録装置の外装(外枠)の内側
(内面)に固定されたブラケット16により回動可能に
軸支されている。また、図示の例では、前記摺擦回動部
材15は、キャリジ21のホームポジション寄りの位置
に配設されている。前記摺擦回動部材15は、前記キャ
リッジ21に対してインクカートリッジ(インクタン
ク、あるいはインクタンクと記録ヘッドを一体化したイ
ンクジェットカートリッジ)22が装着ミス等で正しい
姿勢で正確に装着されていない場合に、該キャリッジ2
1の駆動力を利用して該インクカートリッジに作用して
該インクカートリッジを正確に装着するためのものであ
る。
【0012】前記摺擦回動部材15は、キャリッジ21
の移動方向と交叉(通常直交)する方向の水平方向の軸
を中心に回動可能に軸支されており、その断面形状は、
図示の例では、扁平楕円形状(又は扁平長円形状)を有
している。そして、該摺擦回動部材15は、外力が作用
しない通常状態では、不図示の弾性付勢保持手段などに
より長軸方向が水平方向に成る姿勢に保持されている。
つまり、前記摺擦回動部材15は、外力(軸回りのモー
メント又はトルク)を受けると、水平姿勢から所定の方
向に回動するように軸支されている。
【0013】図2は図1中のキャリジ21に固定された
カートリッジホルダからインクカートリッジ(本実施例
ではインクタンク5)が分離された状態を示す前後方向
の模式的縦断面図であり、図3は図1中のキャリジ21
に固定されたカートリッジホルダにインクカートリッジ
5が正しく装着された状態を示す前後方向の模式的縦断
面図である。図2及び図3において、5はインクカート
リッジとしてのインクタンクであり、10は該インクカ
ートリッジ5を位置決め保持するためのカートリッジ保
持手段としてのカートリッジホルダである。前記カート
リッジホルダ10はキャリッジ21(図1)上の所定位
置に固定されており、前記インクカートリッジ5は前記
カートリッジホルダ10に対して交換可能(着脱自在)
に装着されるものである。
【0014】前記インクカートリッジ(インクタンク)
5を前記カートリッジホルダ10に装着する動作、すな
わち図2の分離状態から図3の正しい装着状態にする動
作について、以下に説明する。先ず、ユーザーは、イン
クカートリッジ5の片側の側面(図示の右側の側面)に
形成された第2の突起2及び第3の突起3を、カートリ
ッジホルダ10の対応位置に形成された第2の穴12及
び第3の穴13にそれぞれ係合させる。次いで、該イン
クカートリッジ5を前記第2の突起2を支点として図示
の反時計回りに回転させ、該カートリッジ5に一体的に
形成された可動レバー6を内側へ撓ませながら該カート
リッジ5をカートリッジホルダ10内へ押し込んでい
く。なお、図示の例では、前記可動レバー6は、インク
カートリッジ5と一体に形成された弾性変位可能な可撓
レバー6で構成されている。
【0015】前記インクカートリッジ5の前記カートリ
ッジホルダ10内への押し込みは、該カートリッジ5の
重力で行ってもよく、あるいは、ユーザーが該カートリ
ッジ5のの上面を押すことによって行ってもよい。そし
て、前記可動レバー6に形成された第1の突起1をカー
トリッジホルダ10の第1の穴11の上端に係合させる
とともに、インクカートリッジ5の底部に形成された位
置決め突起4を該カートリッジホルダ10の底部に形成
された第4の穴14に嵌合(挿入)させることにより、
図3に示すように所定の位置に正確に装着される。前記
インクカートリッジ5の底部にはインク供給口8が形成
されるとともに、該インク供給口8内にはジョイント部
材7が装着されている。一方、前記カートリッジホルダ
5の底部には記録手段としての記録手段としての記録ヘ
ッド(インクジェットヘッド)9が固定されており、該
カートリッジホルダ5の前記インク供給口8に対応する
位置には前記記録ヘッド9へ通じるインク取り入れ口が
開口している。
【0016】そして、インクカートリッジ5が正確に装
着された状態では、図3に示すように、前記インク供給
口8(その中のジョイント部材7)がカートリッジ保持
手段としてのカートリッジホルダ10のインク取り入れ
部に密着しており、インク供給機構に何らのトラブルも
生じない状態で正しくインクカートリッジ5が装着され
ており、正常なインク供給及び正常な記録動作を確保す
ることができる。こうしてインクカートリッジ5を装着
した後、ユーザーが記録装置のカバー(不図示)を閉め
ることで、キャリッジ21はカートリッジ交換位置(本
実施例ではインクタンク交換位置)からホームポジショ
ンへ移動する。このキャリッジ移動の途中で、インクカ
ートリッジ5及びカートリッジホルダ10は前記摺擦回
動部材15(図1)の位置を通過することになる。
【0017】記録手段としての記録ヘッド9は、熱エネ
ルギーを利用してインクを吐出するインクジェットヘッ
ドであって、熱エネルギーを発生するための電気熱変換
体を備えたものである。また、前記記録ヘッド9は、電
気熱変換体によって印加される熱エネルギーによってイ
ンク内に膜沸騰を生じさせ、その時に生じる気泡の成
長、収縮による圧力変化を利用して吐出口よりインクを
吐出させ、記録を行なうものである。
【0018】図16は、記録ヘッド9のインク吐出部の
構造を模式的に示す部分斜視図である。図16におい
て、記録紙等の記録媒体と所定の隙間(例えば、約0.
2〜約2.0ミリ程度) をおいて対面する吐出口面81
には、所定のピッチで複数の吐出口82が形成され、共
通液室83と各吐出口82とを連通する各液路84の壁
面に沿ってインク吐出用のエネルギーを発生するための
電気熱変換体(発熱抵抗体など)85が配設されてい
る。記録ヘッド9は、前記吐出口82が主走査方向(該
記録ヘッド及びキャリッジ21の移動方向)と交叉する
方向に並ぶような位置関係で、キャリッジ21に搭載さ
れている。こうして、画像信号または吐出信号に基づい
て対応する電気熱変換体85を駆動(通電)して、液路
84内のインクを膜沸騰させ、その時に発生する圧力に
よって吐出口82からインクを吐出させる記録手段(記
録ヘッド)が構成されている。
【0019】図4はカートリッジ保持手段としての前記
カートリッジホルダ10に前記インクカートリッジ5が
正しく装着された状態でキャリジ21が図1中の摺擦回
動部材15を通過するときの状態を示す左右方向の模式
的縦断面図である。図4に示すように、インクカートリ
ッジ5がカートリッジホルダ10に対して正確に装着さ
れている場合(図3)には、キャリッジ21が移動する
ことでインクカートリッジ5が前記摺擦回動部材15を
通過する際に、該カートリッジ5と該摺擦回動部材の支
軸17との間隔が所定の距離D0 に維持され、該摺擦回
動部材15にインクカートリッジ5が接触することはな
い。
【0020】本発明に係る上記摺擦回動部材15は、上
記インクカートリッジ5がカートリッジホルダ10に対
して正確に装着されなかった場合に作用効果を発揮する
ものであり、次に、上記摺擦回動部材15が有効に動作
することで所定の作用効果を発揮する場合について詳細
に説明する。図5は図1中のキャリジ21に固定された
カートリッジホルダ10にインクカートリッジ5を挿入
する直前の状態を示す前後方向の模式的縦断面図であ
り、図6は図5の状態からカートリッジホルダ10にイ
ンクカートリッジ5が挿入されただけで未だ装着されて
いない状態を示す前後方向の模式的縦断面図であり、図
7は図6の状態からインクカートリッジ5がさらに挿入
されたが該カートリッジがカートリッジホルダ10に対
して不完全な状態で装着された状態を示す前後方向の模
式的縦断面図である。
【0021】交換式のインクカートリッジ(図示のよう
な記録ヘッド9とは別部材のインクタンク5及び記録ヘ
ッドとインクタンクを一体化したインクジェットカート
リッジを含む)を用いるインクジェット記録装置におい
て、インクカートリッジの交換は、図3に示す正しいカ
ートリッジ装着の状態で記録装置を使用してインク残量
が規定以下になった場合などに、ユーザーが記録装置の
カバーを開けると、カートリッジホルダ10を介してイ
ンクカートリッジ5を搭載したキャリッジ21がカート
リッジ交換位置(図示の例ではインクタンク交換位置)
へ移動する。図3の状態で可動レバー6を内側に撓ませ
て第1の突起1をカートリッジホルダ10の第1の穴1
1から離脱させ(抜き)、可動レバー6のつまみを引き
上げることで、インクカートリッジ5をカートリッジホ
ルダ10から容易に取り出す(取り外す)ことができ
る。
【0022】次いで、図5及び図6に示すように、新し
いインクカートリッジ5をカートリッジホルダ10に対
し上方から斜めに挿入することで、インクカートリッジ
の第3の突起3をカートリッジホルダ10の第3の穴1
3に、インクカートリッジ5の第2の突起2をカートリ
ッジホルダ10の第2の穴12に係合し、それによって
片側(図示右側の側面)を正確な位置に取り付ける。次
いで、インクカートリッジ5の装置位置(図3に示す正
確な装着位置)から浮いている上面を上から押すことに
より、カートリッジホルダ10の第2の穴12に係合し
たインクカートリッジ5の第2の突起2を支点として該
カートリッジを図示の反時計回りに回転させながら該カ
ートリッジ5をカートリッジホルダ10内へ押し込む。
【0023】この押し込みにより、図7に示すように可
動レバー6を内側に撓ませる。そして、既に係合してい
る図示の右側の側面に対して、インクカートリッジ5の
反対側の第1の突起1をカートリッジホルダ10の第1
の穴11に係合させるとともに、該カートリッジ5の位
置決めピン4をカートリッジホルダ10の第4の穴14
に嵌合(挿入)させるべく、図7に示すように、該カー
トリッジ5をさらにカートリッジホルダ10内へ押し込
む。その後、記録装置のカバーを閉めることでキャリッ
ジ21をホームポジションに戻し、インクカートリッジ
5の交換作業を終了する。なお、図示のようにインクカ
ートリッジ(図1中のインクカートリッジ22)がイン
クタンク5と記録ヘッド9を別体にした構成の場合はイ
ンクタンク5のみを交換できるが、インクタンクと記録
ヘッド(インク吐出部)を一体化した構成(インクジェ
ットカートリッジの構成)の場合には、該記録ヘッドを
含むインクジェットカートリッジ全体を交換することが
でき、本発明はそのような場合にも同様に適用できるも
のである。
【0024】図6のインクカートリッジ5の片側の側面
のみ係合させた状態から、ユーザーが該カートリッジの
上面を上から押さなかったり、あるいは押したとしても
不十分な押しであった場合には、可動レバー6を内側へ
撓ませながら、該カートリッジ5は第2の突起2を支点
にして回転はするが、該カートリッジ5の反対側の第1
の突起1がカートリッジホルダ10の第1の穴11に係
合されないことがある。このような不完全(不正確)な
装着状態では、インク供給口8がカートリッジホルダ1
0に密着せず、インクカートリッジ5を正確に装着しな
いまま交換作業を終了するという装着ミスが起きる恐れ
がある。
【0025】すなわち、図3に示すような正確に装着さ
れているインクカートリッジと対比しても、第3の突起
3と第2の突起のみ係合するインクカートリッジ5の場
合には、該カートリッジ5が装着位置から浮いているこ
とを目視で判別することが比較的難しく、ユーザーは正
確に装着されていると誤解する可能性が比較的高い。そ
のため、インク供給口8(又はそのジョイント部材7)
がカートリッジホルダ10に密着せず、インクカートリ
ッジ5内のインクがインク供給口8から記録ヘッド(イ
ンクジェットヘッド)9へ供給されないまま記録(プリ
ント)を開始したり、インクカートリッジ5内のインク
が記録ヘッド9に供給されずにインク切れが生じ正しく
記録されない事態になったり、インク漏れによって記録
装置内にインク汚染が生じるなどの不都合が発生するこ
とがある。
【0026】そこで、本発明は、インクカートリッジ装
着時にユーザーがインクカートリッジ5を正確に装着せ
ずに交換作業を終了してしまう場合でも、図7に示すよ
うな装着位置から浮いているインクカートリッジ5に対
して、自動的に該カートリッジの上面に装着力(押し込
み力)を作用させることにより、インクカートリッジの
装着ミスによるトラブルを簡単な構成で確実に防ぐこと
が可能とするものである。
【0027】図8は、図7に示すようにカートリッジ保
持手段としてのカートリッジホルダ10にインクカート
リッジ5が不完全装着された状態でキャリジ21が図1
中の摺擦回動部材15を矢印方向に通過するときの状態
を、該摺擦回動部材15のインクカートリッジ5に対す
る相対位置の変化として4段階(a、b、c、d)に分
けて示す左右方向の模式的縦断面図である。図9はカー
トリッジホルダ10にインクカートリッジ5が不完全装
着された状態でキャリジ21が図1中の摺擦回動部材1
5を通過する際の接触開始時の状態、すなわち図8中の
(a)段階の状態を示す模式的縦断面図であり、図10
は図9の状態からキャリッジ21が更に矢印方向に移動
して摺擦回動部材15がインクカートリッジ5を最大の
押圧力で押し付けている状態、すなわち図8中の(b)
段階の状態を示す模式的縦断面図であり、図11は図1
0の状態からキャリッジ21が更に矢印方向に移動する
ことで摺擦回動部材15がインクカートリッジ5から離
隔して元の水平姿勢に復帰した状態、すなわち図8中の
(d)段階の状態を示す模式的縦断面図である。
【0028】図8において、インクカートリッジ5が正
確に装着されている場合は、図4でも説明したようにイ
ンクカートリッジ5は摺擦回動部材15の支軸17から
距離D0 離れており、摺擦回動部材16がインクカート
リッジ5に接触することはない。これに対し、正確に装
着されていないインクカートリッジの場合には、該カー
トリッジ5の上面が図7に示すように浮いており、その
ため、インクカートリッジ5と摺擦回動部材15の支軸
17との間の間隔が小さくなり、距離D1 (<D 0 )と
なる。従って、カートリッジ保持手段としてのカートリ
ッジホルダ10に対してインクカートリッジ5が正確に
装着されないままキャリッジ21が矢印方向に移動して
くると、図8の(a)段階及び図9に示すように水平方
向に保持されている摺擦回動部材15がインクカートリ
ッジ5に接触する。
【0029】そして、キャリッジ21が更に矢印方向に
移動することで、該キャリッジ21の駆動力に基づくイ
ンクカートリッジ5の駆動力と、該カートリッジ5の該
摺擦回動部材15に対する摩擦力との相互作用によっ
て、該摺擦回動部材15が支軸17を中心に図示反時計
方向に回動し(姿勢変化し)、該摺擦回動部材15の姿
勢変化によってインクカートリッジ5が下方へ押圧さ
れ、遂には、図8中の(b)段階及び図11に示すよう
に、該摺擦回動部材15が90度回動して垂直姿勢とな
り、インクカートリッジ5は該摺擦回動部材の支軸17
から距離D2 (>D 0 )離れた位置まで押し込まれる。
このインクカートリッジ5が支軸17から最大距離D2
離れた位置まで押し込まれた(b)段階では、摺擦回動
部材15はインクカートリッジ5に対し最大の押し付け
力(押圧力)を発生する。
【0030】更にキャリッジ21が矢印方向(図8中の
右方向)に移動すると、摺擦回動部材15が更に図示反
時計方向に回動して(c)段階の姿勢に変化し、インク
カートリッジ5は摺擦回動部材15の支軸17から距離
0 だけ離れた位置となる。つまり、インクカートリッ
ジ5はカートリッジホルダ10に対して正確に装着され
た状態になる。
【0031】更にインクカートリッジ5が矢印方向(図
8中の右方向)へ移動すると、摺擦回動部材15は、イ
ンクカートリッジ5との間の押圧係合を解除され、その
水平保持力(水平姿勢に保持する弾性力等の付勢力)に
よって当初の水平姿勢に変化し、元の状態に復帰させら
れ、図8中の(d)段階及び図11に示すような状態に
なる。つまり、摺擦回動部材15により押し付け力(装
着力)を受けた上記インクカートリッジ5は、摺擦回動
部材15の支軸17から距離D0 だけ離れた位置にその
まま保持されることになり、カートリッジホルダ10に
対して正確に装着された状態に維持される。また、摺擦
回動部材16は、元の水平姿勢に戻されることにより、
再び(次に)、正確に装着されていないインクカートリ
ッジが通過する際に、前述と同様の装着力を発生するこ
とが可能な状態になる。
【0032】図12は図1中の摺擦回動部材15の第1
実施例の形状を示す模式図であり、本実施例に係る摺擦
回動部材15は楕円状の断面形状を有するとともに中心
位置を支軸17で軸支するものであり、該摺擦回動部材
15が1回転(360度)回動する間にインクカートリ
ッジ5に対して最大の押し付け力を2回発生させるもの
である。図13は図1中の摺擦回動部材15の第2実施
例の形状を示す模式図であり、本実施例に係る摺擦回動
部材15は楕円状の断面形状を有するとともに偏った位
置(図示の右寄りの位置)を支軸17で軸支するもので
あり、該摺擦回動部材15が1回転(360度)回動す
る間にインクカートリッジ5に対して最大の押し付け力
を1回発生させるものである。
【0033】図14は図1中の摺擦回動部材15の第3
実施例の形状を示す模式図であり、本実施例に係る摺擦
回動部材15は三つ葉状の断面形状を有するとともに中
心位置を支軸17で軸支するものであり、該摺擦回動部
材15が1回転(360度)回動する間にインクカート
リッジ5に対して最大の押し付け力を3回発生させるも
のである。図15は図1中の摺擦回動部材15の第4実
施例の形状を示す模式図であり、本実施例に係る摺擦回
動部材15は四つ葉状の断面形状を有するとともに中心
位置を支軸17で軸支するものであり、該摺擦回動部材
15が1回転(360度)回動する間にインクカートリ
ッジ5に対して最大の押し付け力を4回発生させるもの
である。
【0034】以上説明した実施例によれば、カートリッ
ジ交換位置でインクカートリッジ(本実施例ではインク
タンク5)を交換する際、ユーザーが誤って該カートリ
ッジ5を正確に装着せず、該カートリッジ5の第2の爪
2はカートリッジホルダ10の第2の穴12に係合され
るが、該カートリッジ5の第1の爪1はカートリッジホ
ルダ10の第1の穴11に係合されておらず、該カート
リッジ5が正しい装着位置から斜めに浮いている状態
で、その上面に対し、キャリッジ21の駆動力によるイ
ンクカートリッジ5の駆動力を利用して摺擦回動部材1
5による押し込み装着力を加えるように構成したので、
当該インクカートリッジ5をキャリッジ21(カートリ
ッジホルダ10)に正確に装着することができ、インク
カートリッジ装着ミスを自動的に矯正することができる
【0035】また、キャリッジ21がカートリッジ交換
位置からホームポジションへ移動する際、インクカート
リッジ5が完全に装着される位置から斜めに浮いている
場合(不完全装着の場合)には、回動可能に軸支された
断面形状が楕円状の摺擦回動部材15によって該カート
リッジ5を押し付けながら、その間の摺擦による摩擦力
で該摺擦回動部材15を回動させ、該摺擦回動部材15
が垂直下方に突出した姿勢になった時に前記インクカー
トリッジ5に対して最大の押し付け力を発生し、次い
で、キャリッジ21の移動で、摺擦回動部材15の押し
付け力を減少させ、さらに該摺擦回動部材15をインク
カートリッジ5から自動的に離隔するように構成したの
で、前記インクカートリッジ5を自動的に正確な装着位
置にセットするとともに、次の正確に装着されていない
インクカートリッジに対しても、前述の同様の装着力
(押し付け力)を発揮し得る元の状態に自動的に復帰さ
せることができる。
【0036】なお、前述の実施例では、カートリッジ保
持手段としてのカートリッジホルダ10がキャリッジ2
1と別部材で構成される場合を示したが、このカートリ
ッジ保持手段はキャリッジ21と一体に構成してもよ
い。また、前述の実施例では、摺擦回動部材15を配設
する位置として、キャリッジ21の移動領域内の該キャ
リッジのホームポジション寄りの位置を選定したが、こ
の摺擦回動部材15を配設する位置はキャリッジ21
(搭載されたインクカートリッジ5)の移動領域内であ
れば、任意の位置を選定することができる。
【0037】なお、本発明は、吐出口からインクを吐出
して記録を行うインクジェット記録装置であれば、記録
ヘッド等の記録手段や吐出口列(吐出口群)の数に関係
なく、また、同一又は異なる色彩の複数のインクを用い
て記録するカラー記録装置、あるいは同一色彩で異なる
濃度の複数のインクで記録する階調記録装置、さらに
は、これらを組み合わせた記録装置の場合にも、同様に
適用することができ、同様の効果を達成し得るものであ
る。さらに、本発明は、記録手段とインクタンクを一体
化した交換可能なインクジェットカートリッジ(インク
カートリッジ)を用いる構成、記録手段とインクタンク
を別体にする構成など、記録手段とインクタンクの配置
構成がどのような場合にも同様に適用することができ、
同様の効果が得られるものである。
【0038】また、本発明は、インクジェット記録装置
であれば、例えば、ピエゾ素子等の電気機械変換体等を
用いる記録手段を使用するものなど、種々の記録方式の
ものに対して広く適用できるものであるが、中でも、熱
エネルギーを利用してインクを吐出する方式の記録手段
を使用するインクジェット記録装置において優れた効果
をもたらすものである。かかる方式によれば、記録の高
密度化、高精細化が達成できるからである。
【0039】
【発明の効果】以上の説明から明らかなごとく、請求項
1の発明によれば、交換可能なインクカートリッジをキ
ャリッジに搭載し、該インクカートリッジから供給され
るインクを記録ヘッドから吐出して記録を行うインクジ
ェット記録装置において、前記インクカートリッジを押
し込むことで該インクカートリッジを前記キャリッジに
位置決め装着するためのカートリッジ保持手段と、前記
キャリッジの移動領域内に回動可能に軸支され、前記カ
ートリッジ保持手段に正確に装着されたインクカートリ
ッジには接触せず、前記カートリッジ保持手段に正確に
装着されていないインクカートリッジには接触して該カ
ートリッジ保持手段に対する押し付け力を発生する摺擦
回動部材と、を有する構成としたので、簡単な構成で、
正確に装着されていないインクカートリッジを自動的に
正確な装着位置に修正することができ、インクカートリ
ッジの不完全な装着に起因するインク供給不良及びイン
ク漏洩等の不都合を無くすことができるインクジェット
記録装置が提供される。
【0040】請求項2〜4の発明は、上記請求項1の構
成に加えて、前記カートリッジ保持手段は前記キャリッ
ジに固定されたカートリッジホルダから成る構成、前記
インクカートリッジは記録ヘッドとは別のインクタンク
である構成、あるいは、前記インクカートリッジは記録
ヘッドとインクタンクを一体化したインクジェットカー
トリッジである構成としたので、上記請求項1と同様
に、簡単な構成で、正確に装着されていないインクカー
トリッジを自動的に正確な装着位置に修正することがで
き、インクカートリッジの不完全な装着に起因するイン
ク供給不良及びインク漏洩等の不都合を無くすことがで
きるインクジェット記録装置が提供される。
【0041】請求項5〜7の発明によれば、上記各請求
項の構成に加えて、前記摺擦回動部材は、正確に装着さ
れたインクカートリッジが通過する際には接触しない通
常の姿勢に保持されている構成、前記摺擦回動部材は、
正確に装着されていないインクカートリッジが通過する
際に該インクカートリッジに接触することにより通常の
姿勢から回動することで、該インクカートリッジに前記
カートリッジ保持手段に対する押し付け力を発生する構
成、あるいは、前記摺擦回動部材は、1回転する間に前
記押し付け力を1回以上の発生する構成としたので、一
層効率よく、簡単な構成で、正確に装着されていないイ
ンクカートリッジを自動的に正確な装着位置に修正する
ことができ、インクカートリッジの不完全な装着に起因
するインク供給不良及びインク漏洩等の不都合を無くす
ことができるインクジェット記録装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したインクジェット記録装置の一
実施例の内部構造を示す模式的斜視図である。
【図2】図1中のキャリジに固定されたカートリッジホ
ルダからインクカートリッジが分離された状態を示す前
後方向の模式的縦断面図である。
【図3】図1中のキャリジに固定されたカートリッジホ
ルダにインクカートリッジが正しく装着された状態を示
す前後方向の模式的縦断面図である。
【図4】カートリッジホルダにインクカートリッジが正
しく装着された状態でキャリジが図1中の摺擦回動部材
を通過するときの状態を示す左右方向の模式的縦断面図
である。
【図5】図1中のキャリジに固定されたカートリッジホ
ルダにインクカートリッジを挿入する直前の状態を示す
前後方向の模式的縦断面図である。
【図6】図1中のキャリジに固定されたカートリッジホ
ルダにインクカートリッジが挿入されただけで未だ装着
されていない状態を示す前後方向の模式的縦断面図であ
る。
【図7】図1中のキャリジに固定されたカートリッジホ
ルダにインクカートリッジが不完全装着された状態を示
す前後方向の模式的縦断面図である。
【図8】カートリッジホルダにインクカートリッジが不
完全装着された状態でキャリジが図1中の摺擦回動部材
を通過するときの状態を摺擦回動部材のインクカートリ
ッジに対する相対位置の変化として4段階に分けて示す
左右方向の模式的縦断面図である。
【図9】カートリッジホルダにインクカートリッジが不
完全装着された状態でキャリジが図1中の摺擦回動部材
を通過する際の接触開始時の状態を示す模式的縦断面図
である。
【図10】カートリッジホルダにインクカートリッジが
不完全装着された状態でキャリジが図1中の摺擦回動部
材を通過する際のインクタンク押し付け時の状態を示す
模式的縦断面図である。
【図11】カートリッジホルダにインクカートリッジが
不完全装着された状態でキャリジが図1中の摺擦回動部
材を通過する際のインクカートリッジ押し付け完了後の
状態を示す模式的縦断面図である。
【図12】図1中の摺擦回動部材の第1実施例の形状を
示す模式図である。
【図13】図1中の摺擦回動部材の第2実施例の形状を
示す模式図である。
【図14】図1中の摺擦回動部材の第3実施例の形状を
示す模式図である。
【図15】図1中の摺擦回動部材の第4実施例の形状を
示す模式図である。
【図16】図2中の記録ヘッドのインク吐出部の構造を
模式的に示す部分斜視図である。
【符号の説明】
1 第1の突起 2 第2の突起 3 第3の突起 4 位置決め突起 5 インクカートリッジ(インクタンク、インクジ
ェットカートリッジ) 6 可動レバー(可撓レバー) 7 ジョイント部材 8 インク供給口 9 記録ヘッド(インク吐出部、記録手段) 10 カートリッジ保持手段(カートリッジホルダ) 11 第1の穴 12 第2の穴 13 第3の穴 14 第4の穴 15 摺擦回動部材 16 ブラケット 17 支軸 20 インクジェット記録装置 21 キャリジ 22 インクカートリッジ(インクジェットカートリ
ッジ) 23 ガイドシャフト 24 リードスクリュー 25 排紙ローラ 81 吐出口面 82 吐出口 85 電気熱変換体

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交換可能なインクカートリッジをキャリ
    ッジに搭載し、該インクカートリッジから供給されるイ
    ンクを記録ヘッドから吐出して記録を行うインクジェッ
    ト記録装置において、 前記インクカートリッジを押し込むことで該インクカー
    トリッジを前記キャリッジに位置決め装着するためのカ
    ートリッジ保持手段と、 前記キャリッジの移動領域内に回動可能に軸支され、前
    記カートリッジ保持手段に正確に装着されたインクカー
    トリッジには接触せず、前記カートリッジ保持手段に正
    確に装着されていないインクカートリッジには接触して
    該カートリッジ保持手段に対する押し付け力を発生する
    摺擦回動部材と、 を有することを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 前記カートリッジ保持手段は前記キャリ
    ッジに固定されたカートリッジホルダから成ることを特
    徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 前記インクカートリッジは記録ヘッドと
    は別のインクタンクであることを特徴とする請求項1又
    は2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 前記インクカートリッジは記録ヘッドと
    インクタンクを一体化したインクジェットカートリッジ
    であることを特徴とする請求項1又は3に記載のインク
    ジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 前記摺擦回動部材は、正確に装着された
    インクカートリッジが通過する際には接触しない通常の
    姿勢に保持されていることを特徴とする請求項1〜4の
    いずれかに記載のインクジェット記録装置。
  6. 【請求項6】 前記摺擦回動部材は、正確に装着されて
    いないインクカートリッジが通過する際に該インクカー
    トリッジに接触することにより通常の姿勢から回動する
    ことで、該インクカートリッジに前記カートリッジ保持
    手段に対する押し付け力を発生することを特徴とする請
    求項1〜5のいずれかに記載のインクジェット記録装
    置。
  7. 【請求項7】 前記摺擦回動部材は、1回転する間に前
    記押し付け力を1回以上の発生することを特徴とする請
    求項1〜6のいずれかに記載のインクジェット記録装
    置。
  8. 【請求項8】 前記記録ヘッドは、インクを吐出するた
    めに利用される熱エネルギーを発生する電気熱変換体を
    備えていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに
    記載のインクジェット記録装置。
  9. 【請求項9】 前記記録ヘッドは前記電気熱変換体が発
    生する熱エネルギーによりインクに生じる膜沸騰を利用
    して吐出口よりインクを吐出することを特徴とする請求
    項8に記載のインクジェット記録装置。
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