JP2015054414A - 画像形成装置及び液体吐出ヘッドユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】ヘッド交換作業を容易に行うことができるようにする必要がある。【解決手段】液体吐出ヘッドユニットは、ヘッド部100と、ヘッド部100に設けられたノズルガード部材110とを有し、ノズルガード部材110は、ヘッド部100のノズル面103を覆う第1状態と、ノズル面103のノズル列102A、102Bの滴吐出方向前方を開放する第2状態との間で移動(遷移)可能であり、ヘッド交換を行うときにノズルガード部材110が第1状態に遷移してノズル面103を覆う。【選択図】図1

Description

本発明は画像形成装置及び液体吐出ヘッドユニットに関する。
プリンタ、ファクシミリ、複写装置、プロッタ、これらの複合機等の画像形成装置として、例えばインク液滴を吐出する記録ヘッドを用いた液体吐出記録方式の画像形成装置としてインクジェット記録装置などが知られている。
従来の画像形成装置として、記録ヘッドのノズル面を覆うシャッタ部材を備え、シャッタ部材を移動させることでノズル面を外気に開閉可能にしたものが知られている(トッ京文献1)。
また、液滴を水平方向に吐出するように記録ヘッドを配置した画像形成部を備え、画像形成部に対向して被記録媒体を搬送する搬送機構部を備え、装置本体の開閉カバーに連動して搬送機構部が開くことで、搬送経路が開放されるようにしたものが知られている(特許文献2)。
特開昭61−164841号公報 特開2012−116055号公報
ところで、記録ヘッドに吐出不良が発生した場合などユーザーの使用環境の下でヘッド交換を行えるようにする必要がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、ヘッド交換を容易に行うことができるようにすることを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、
装置本体に対して取り付け及び取り外し可能な液体吐出ヘッドユニットを備え、
前記液体吐出ヘッドユニットは、
液滴を吐出する複数のノズルを有する液体吐出ヘッドと、
前記液体吐出ヘッドに設けられたノズルガード部材と、を有し、
前記液体吐出ヘッドと前記ノズルガード部材とは、相対的に移動することで、前記ノズルガード部材が前記液体吐出ヘッドのノズル面を覆う第1状態と、前記ノズルガード部材が前記液体吐出ヘッドのノズル面の前記ノズルの滴吐出方向前方を開放する第2状態との間で遷移可能である
構成とした。
本発明によれば、ヘッド交換を容易に行うことができる。
本発明の第1実施形態に係る液体吐出ヘッドユニットの説明に供する説明図である。 本発明の第2実施形態に係る液体吐出ヘッドユニットの説明に供する正面説明図である。 同じく側面説明図である。 本発明の第3実施形態に係る液体吐出ヘッドユニットをノズルガード部材の移動経過とともに説明する側面説明図である。 同じくノズルガード部材が第2状態にあるときの説明図である。 本発明の第4実施形態に係る液体吐出ヘッドユニットをノズルガード部材の移動経過とともに説明する側面説明図である。 本発明の第5実施形態に係る液体吐出ヘッドユニットの説明に供する側面説明図である。 本発明の第6実施形態に係る液体吐出ヘッドユニットの説明に供する側面説明図である。 本発明の第7実施形態に係る画像形成装置の開閉カバーを閉じた状態の模式的側面説明図である。 同じく開閉カバーを開いた状態の模式的側面説明図である。 本発明の第8実施形態に係る画像形成装置の模式的側面説明図である。 本発明の第9実施形態に係る液体吐出ヘッドユニットの側面説明図である。 同じくノズル面側から見た説明図である。 本発明の第10実施形態に係る液体吐出ヘッドユニットの側面説明図である。 同じくノズル面側から見た説明図である。 本発明の第11実施形態に係る液体吐出ヘッドユニットの側面説明図である。 同じくノズル面側から見た説明図である。 ノズル面とノズルガード部材までの距離の説明に供する側面説明図である。 次に、本発明の第12実施形態に係る液体吐出ヘッドユニットの側面説明図である。 同じくノズル面側から見た説明図である。 本発明の第13実施形態に係る液体吐出ヘッドユニットの側面説明図である。 同じくノズル面側から見た説明図である。 本発明の第14実施形態に係る液体吐出ヘッドユニットの側面説明図である。 同じくノズル面側から見た説明図である。 本発明の第15実施形態に係る液体吐出ヘッドユニットの外観斜視説明図である。 同じく側断面説明図である。 同じく断面斜視説明図である。 本発明の第16実施形態に係る画像形成装置の開閉カバーを閉じた状態の説明図である。 同じく開閉カバーを開いた状態の説明図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。まず、本発明の第1実施形態について図1を参照して説明する。図1は同実施形態に係る液体吐出ヘッドユニットの説明に供する説明図である。
液体吐出ヘッドユニットは、液体吐出ヘッド(ヘッド部)100と、ヘッド部100に相対移動可能に設けられたノズルガード部材110とを有している。
ヘッド部100は、液滴を吐出する複数のノズル101を配列した2つのノズル列102A、102B(区別しないときは「ノズル列102」という。)を設けたノズル面103を有している。
ノズルガード部材110は、ヘッド部100に対して、図1(a)に示すヘッド部100のノズル面103を覆う第1状態と、図1(b)に示すノズル面103のノズル列102の滴吐出方向前方を開放する第2状態との間で遷移可能(移動可能)に設けられている。
ここで、ノズルガード部材110にはノズル列102を開放するための開口部111が形成されている。
したがって、ノズルガード部材110の開口部111がノズル列102に対向する第2状態にノズルガード部材110が遷移することで、ノズル列102の滴吐出方向前方が開放される。
また、ノズルガード部材110の開口部111がノズル列102に対向しない第1状態にノズルガード部材110が遷移することで、ノズル列102の滴吐出方向前方が閉じられる。
これにより、液体吐出ヘッドユニットの交換を行うときに、ノズルガード部材110が第1状態に移動してノズル面103を覆うことができるので、ユーザーがノズル面103に接触してノズル面103が損傷することが防止される。
このとうに、ユーザーはノズル面103の損傷を気にすることなく、ヘッド交換作業を行うことができ、ヘッド交換が容易になる。
本発明の第2実施形態について図2及び図3を参照して説明する。図2は同実施形態に係る液体吐出ヘッドユニットの説明に供する正面説明図、図3は同じく側面説明図である。
本実施形態では、ノズルガード部材110は、ノズル配列方向両端部に、ヘッド部100のノズル配列方向両端部に対向する支持部112,112を有している。そして、ノズルガード部材110の支持部112、112は、ヘッド部100のノズル配列方向両端部に軸部113、113によって回転可能に保持されている。
これにより、ノズルガード部材110は、軸部113を中心に回転することで、図2に示す第1状態と図3に示す第2状態との間で移動可能となる。
したがって、前記第1実施形態と同様に、ユーザーはノズル面103の損傷を気にすることなく、ヘッド交換作業を行うことができ、ヘッド交換が容易になる。
本発明の第3実施形態について図4及び図5を参照して説明する。図4は同実施形態に係る液体吐出ヘッドユニットをノズルガード部材の移動経過とともに説明する側面説明図、図5は同じくノズルガード部材が第2状態にあるときの説明図である。
本実施形態は、ノズルガード部材110が第2状態に遷移するとき、ノズル面103からノズルガード部材110の最も離れた位置までの距離dが、装置本体に液体吐出ヘッドユニットを取り付けたときのノズル面103と被記録媒体(媒体搬送面)間のギャップよりも短くなる位置まで移動する。
これにより、被記録媒体のジャムが起こりにくくなる。また、ジャムが発生したときでも、ノズル面103よりもノズルガード部材110に被記録媒体が接触するため、ジャムによるノズル面103の損傷も防ぐことができる。
本発明の第4実施形態について図6を参照して説明する。図6は同実施形態に係る液体吐出ヘッドユニットをノズルガード部材の移動経過とともに説明する側面説明図である。
本実施形態では、上記第3実施形態において、ノズルガード部材110の支持部112には、装置本体側から押される接触部116が設けられている。
これにより、ノズルガード部材110は、図6に白抜き矢印115で示すように装置本体側から接触部116が押されることで第2状態に移動する。
本発明の第5実施形態について図7を参照して説明する。図7は同実施形態に係る液体吐出ヘッドユニットの説明に供する側面説明図である。
本実施形態では、ノズルガード部材110には、ヘッド部100のノズル面103をキャッピングするキャップ114が設けられている。
これにより、ノズルガード部材110がノズル面103を覆う第1状態に遷移したときに、キャップ114によってノズル面103をキャッピングして保湿することができる。
本発明の第6実施形態について図8を参照して説明する。図8は同実施形態に係る液体吐出ヘッドユニットの説明に供する側面説明図である。
本実施形態は、上記各実施形態におけるヘッド部100をライン型ヘッドとしたものである。
ライン型ヘッドはノズル面が大きく扱いが困難であることから、本発明を適用することでヘッド交換の作業性が著しく向上する。
次に、本発明の第7実施形態について図9及び図10を参照して説明する。図9は同実施形態に係る画像形成装置の開閉カバーを閉じた状態の模式的側面説明図、図10は同じく開閉カバーを開いた状態の模式的側面説明図である。
この画像形成装置は、ライン型画像形成装置であり、装置本体1の内部に、画像形成手段としての画像形成部2、搬送手段としての搬送機構部5等を有し、装置本体の下方側に被記録媒体である用紙10を積載可能な給紙部(給紙トレイ、給紙カセットなど)4を備えている。
そして、この給紙部4から用紙10を給紙して、搬送機構部5によって用紙10を垂直方向(鉛直方向に沿う方向)に搬送しながら、画像形成部2によって水平方向に液滴を吐出させて所要の画像を記録した後、画像が形成された用紙10を装置本体1の上方側に設けられた排紙部である排紙トレイ7に排紙する。
装置本体1には、搬送機構部5に対して画像形成部2を挟んで反対側に配置された、装置本体1に対して開閉可能な前カバーである開閉カバー8を備えている。この開閉カバー8が設けられた側を装置本体1の前面側とする。
ここで、画像形成部2は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のインク滴を吐出するための本発明に係る液体吐出ヘッドユニットからなる記録ヘッド24を備えている。なお、この例では、ライン型液体吐出ヘッドは、フルライン型液体吐出ヘッドでもよいし、あるいは、複数のヘッドを千鳥状にノズル配列方向(用紙送り方向Yと直交する方向)に配列したヘッドアレイ構成のものでもよい。また、記録ヘッドとして液体吐出ヘッドを使用しているが、これに限るものでない。
そして、この記録ヘッド24は、開閉カバー8に設けられたヘッド保持部82に、着脱可能に、例えば用紙搬送方向と直交する方向(紙面垂直方向、以下同じ。)の両端部側を保持されて装着されている。
また、記録ヘッド24の背面側(ノズル面124と反対側)と開閉カバー8との間には、記録ヘッド24を滴吐出方向に向けて加圧する弾性部材83が設けられ、記録ヘッド24の姿勢(搬送機構部5に対する姿勢、ギャップを含む。)を保持される。
搬送機構部5は、駆動ローラである搬送ローラ52と従動ローラ53との間に掛け渡した無端状の搬送ベルト51を有する。搬送ベルト51は、図示しない紙送りモータによってタイミングベルト及びタイミングプーリを介して搬送ローラ52が回転駆動されることによって、矢印Y方向(用紙送り方向)に周回移動して、画像形成部2の記録ヘッド24に対向して用紙10を垂直方向上方に搬送する。
また、記録ヘッド24の用紙搬送方向上流側及び下流側には、用紙10を押える拍車54、55が配置されている。
なお、給紙部4を装置本体1の上方側に配置し、排紙トレイ7を装置本体1の下方側に配置して、搬送機構部5が垂直方向上方から下方に向けて用紙10を搬送しながら画像形成を行う構成とすることもできる。
開閉カバー8は、装置本体1の下端部に設けられた支軸81によって回転可能に保持され、装置本体1に対して図1に示す閉じた位置と、図2に示す開いた位置(開放位置)との間で開閉することが可能である。
このように構成したので、ジャム処理を行うときには、図9に示すように、開閉カバー8が閉じた状態から、図10に示すように、開閉カバー8を矢印A方向に引き倒して、開閉カバー8を開放位置にする。
これにより、図10に示すように、開閉カバー8とともに画像形成部2(記録ヘッド24)も開閉カバー8の開放移動に伴って搬送機構部5の搬送ベルト51面(搬送面)から離れる方向に移動し、記録ヘッド24と搬送ベルト51との間の搬送路50が開放される。
そして、開閉カバー8のヘッド保持部82から記録ヘッド24を取り外し、交換後の記録ヘッド24を開閉カバー8のヘッド保持部82に装着する。
記録ヘッド24をヘッド保持部82から取り外すときにはノズルガード部材110がノズル面を覆っているので、交換作業を容易に行うことができる。
なお、開閉カバー8を閉じたときに、装置本体1側に設けた位置決め部と記録ヘッド24が接触し、開閉カバー8側に設けられた弾性部材(加圧手段)83による加圧力で装置本体側に記録ヘッド24が押されて、装置本体1側の位置決め部に押し付けられ、装置本体1に対して位置決めされるようにすることが好ましい。
この場合、装置本体1側及び記録ヘッド24側に互いのノズル配列方向の位置、滴吐出方向、用紙搬送方向それぞれの位置を決めるための位置決め部を設け、それぞれの位置決め部が突き当たるように加圧する弾性部材などの加圧手段を備えることが好ましい。
次に、本発明の第8実施形態について図11を参照して説明する。図11は同実施形態に係る画像形成装置の模式的側面説明図である。
本実施形態の画像形成装置は、上記第7実施形態に係る画像形成装置において、搬送ベルト51と記録ヘッド24を配置関係を逆にして、開閉カバー8側に搬送ベルト51を配置したものである。
次に、本発明の第9実施形態について図12及び図13を参照して説明する。図12は同実施形態に係る液体吐出ヘッドユニットの側面説明図、図13は同じくノズル面側から見た説明図である。
本実施形態では、ノズルガード部材110は、箱型形状をなし、内部にヘッド部100が相対的に移動可能に収容されている。
ノズルガード部材110には、ノズル配列方向の両側面に、ヘッド部100のノズル配列方向両側面に設けたガイドピン部材108が移動可能に嵌り込むガイド溝118が形成されている。ガイド溝118は、垂直方向(ノズル面103に対して垂直方向)に対して斜めに形成されている。
また、前記実施形態で説明したと同様に、ノズルガード部材110には開口111が設けられ、ヘッド部100のノズル面103をキャッピングするキャップ114を備えている。
これにより、図12(a)に示すように、ノズルガード部材110に対してヘッド部100が進み入る(図12では斜め下方向に移動する)ことで、ノズルガード部材110は相対的にヘッド部100のノズル面103を覆う第1状態に移動する。
また、図12(b)に示すように、ノズルガード部材110に対してヘッド部100が退出する(図12では斜め上方向に移動する)ことで、ノズルガード部材110は相対的にヘッド部100のノズル面103に設けたノズル列102の吐出方向前方を開放する第2状態に移動する。
つまり、本実施形態では、ノズルガード部材110とヘッド部100とは、ノズル面103がノズルガード部材110の対向する面に対して近づく方向に移動して第1状態に遷移し、ノズル面103がノズルガード部材110の対向する面から遠ざかる方向に移動して第2状態に遷移する。
したがって、ユーザーはノズル面に触れることなく、ヘッド交換作業ができるため、作業が容易になる。
この場合、ノズルガード部材110とノズル面103が近づく方向に図示しない弾性部材で弾性力を与えておくことで、液体吐出ヘッドユニットを装置本体側から取り外したときに、自動的にノズルガード部材110が相対的に第1状態に遷移するようにできる。
また、液体吐出ヘッドユニットを装置本体に取り付けるときに、ヘッド部100とノズルガード部材110が相対的に移動して自動的に離れるように、装置本体側に、ガイドピン部材108などに係わり合ってヘッド部100を図12(b)に示す矢印方向に移動させる突起などの部材を設けることができる。
この場合、液体吐出ヘッドユニットが往復移動するキャリッジの搭載されているシリアル型画像形成装置に適用したときには、ノズルガード部材110と液体吐出ヘッド100とは、ノズル面103に垂直な第1の方向と、第1の方向と媒体搬送方向の両方に垂直なキャリッジ移動方向となる第2の方向に相対的に移動して第1状態と前記第2状態との間で遷移することになる。
また、液体吐出ヘッドユニットがノズル配列方向を媒体搬送方向と直交する方向にして配置されたライン型画像形成装置に適用したときには、ノズルガード部材110と液体吐出ヘッド100とは、ノズル面103に垂直な第1の方向と、第1の方向と媒体搬送方向と直交する方向の両方に垂直な媒体搬送方向となる第2の方向に相対的に移動して第1状態と第2状態との間で遷移することになる。
次に、本発明の第10実施形態について図14及び図15を参照して説明する。図14は同実施形態に係る液体吐出ヘッドユニットの側面説明図、図15は同じくノズル面側から見た説明図である。
本実施形態では、ノズルガード部材110に設けたガイド溝118は、ノズル面103に対して垂直方向の溝部分118aと、斜め方向の溝部分118bとで構成している。なお、図14では左側のガイド溝118のみ溝部分118a、118bの符号を付しているが、右側のガイド溝118も同様である。
これにより、ノズルガード部材110のキャップ114でノズル面103をキャッピングするとき、垂直方向の溝部分118aでヘッド部100が案内されるので、キャップ114が垂直方向からノズル面103に当たって接触し、保湿性が向上する。
次に、本発明の第11実施形態について図16及び図17を参照して説明する。図16は同実施形態に係る液体吐出ヘッドユニットの側面説明図、図17は同じくノズル面側から見た説明図である。
本実施形態は、各図(b)に示す第2状態にノズルガード部材110があるときの方が、各図(a)に示す第1状態にノズルガード部材110があるときよりも、ノズルガード部材110とノズル面103との距離が短くなるようにヘッド部100の移動を案内するガイド溝118を設けている。
つまり、本実施形態では、ノズルガード部材110とヘッド部100とは、ノズル面103がノズルガード部材110の対向する面に対して遠ざかる方向に移動して第1状態に遷移し、ノズル面103がノズルガード部材110の対向する面に近づく方向に移動して第2状態に遷移する。
このように構成することで、ノズル面103と被記録媒体とのギャップを所定の狭いギャップにして印字品質を確保することができる。
すなわち、図18に示すように、ノズルガード部材110が第2状態にあるとき、ヘッド部100にノズル面103とノズルガード110の表面までの距離aが長いと、ノズル101から被記録媒体までの距離が長くなり、液滴の飛翔中に曲がりなどが生じて印字品質が低下するおそれがある。
そこで、本実施形態のように構成することで印字品質の低下を防止することができる。
次に、本発明の第12実施形態について図19及び図20を参照して説明する。図19は同実施形態に係る液体吐出ヘッドユニットの側面説明図、図20は同じくノズル面側から見た説明図である。
本実施形態では、各図(a)に示すノズルガード部材110がノズル面103を覆う第1状態と、各図(c)に示すノズルガード部材110がノズル面103のノズル列102前方を開放する第2状態と、各図(b)に示す中間位置(第3位置)との間で移動するようにガイド溝119を形成している。
つまり、ノズルガード部材110とヘッド部100とは、第1状態と第2状態の間の状態(中間位置)を基準として、第1状態と第2状態の間の状態(中間位置)から、ヘッド部100のノズル面103がノズルガード部材110の対向する面に対して近づく方向に移動して第1状態に遷移し、ノズル面103がノズルガード部材110の対向する面に近づく方向に移動して第2状態に遷移する。
上述した第11実施形態の構成では、ノズルガード部材110がノズル面103を覆う第1状態にあるときにキャッピングができなくなる。
そこで、本実施形態のように、第1状態及び第2状態は中間の状態(中間位置)よりノズルガード部材110とノズル面103との距離が近くなるようにノズルガード部材110が相対的に移動するガイド溝119を形成する。
これにより、キャッピングによるノズル面の保護と印字品質の低下抑制とを両立することができる。
次に、本発明の第13実施形態について図21及び図22を参照して説明する。図21は同実施形態に係る液体吐出ヘッドユニットの側面説明図、図22は同じくノズル面側から見た説明図である。
本実施形態は、前記第12実施形態において、ヘッド部100のノズル配列方向と直交する方向の側面とノズルガード部材110との間に弾性部材130を配置している。
これにより、ヘッド部100のノズル面103をノズルガード部材110で覆う第1状態に移動し易くなるので、液体吐出ヘッドユニットを装置本体から取り外したときに自動的にキャッピング状態にすることができる。
次に、本発明の第14実施形態について図23及び図24を参照して説明する。図23は同実施形態に係る液体吐出ヘッドユニットの側面説明図、図24は同じくノズル面側から見た説明図である。
本実施形態では、ノズルガード部材110にノズル面103を払拭する払拭部材(ワイパ部材)141を備えている。そして、ガイド溝120の形状を、ノズルガード部材110が第2状態から第1状態に移動するときに、払拭部材141によってノズル面103を払拭することができる形状としている。
これにより、ノズル面103の払拭とキャッピングを行うことができるようになる。
次に、本発明の第15実施形態について図25ないし図27を参照して説明する。図25は同実施形態に係る液体吐出ヘッドユニットの外観斜視説明図、図25は同じく側断面説明図、図27は同じく断面斜視説明図である。
本実施形態では、ノズルガード部材110に払拭部材141及びキャップ114が設けられ、ヘッド部100が、図26及び図27(a)に示す状態(第2状態)からノズルガード部材110に対して相対的にスライドして図27(b)に示す第1状態に遷移することで、ノズル面103の払拭とキャッピングを行うことができるようにしたものである。
次に、本発明の第16実施形態について図28及び図29を参照して説明する。図28は同実施形態に係る画像形成装置の開閉カバーを閉じた状態の説明図、図29は同じく開閉カバーを開いた状態の説明図である。
本実施形態では、記録ヘッド24が垂直方向下向きに液滴を吐出し、搬送機構部5が用紙10を記録ヘッド24に対向して水平方向(矢印X方向)に搬送するように構成している。
このように構成した場合でも、図29に示すように、開閉カバー8を開くことで、搬送路50が開放され、記録ヘッド24の交換も容易に行うことができる。なお、その他、前記第7実施形態と対応する部分には同一符号を付して説明を省略する。
なお、本願において、「用紙」とは材質を紙に限定するものではなく、OHP、布、ガラス、基板などを含み、インク滴、その他の液体、画像形成剤などが付着可能なものの意味であり、被記録媒体、記録媒体、記録紙、記録用紙などと称されるものを含む。また、画像形成、記録、印字、印写、印刷はいずれも同義語とする。
また、「画像形成装置」は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックス等の媒体に液体や画像形成剤を付与して画像形成を行う装置を意味し、また、「画像形成」とは、文字や図形等の意味を持つ画像を媒体に対して付与することだけでなく、パターン等の意味を持たない画像を媒体に付与すること(単に液滴や画像形成剤を媒体に付与すること)をも意味する。
また、「インク」とは、特に限定しない限り、インクと称されるものに限らず、記録液、定着処理液、液体などと称されるものなど、画像形成を行うことができるすべての液体の総称として用い、例えば、DNA試料、レジスト、パターン材料、樹脂なども含まれる。
また、「画像」とは平面的なものに限らず、立体的に形成されたものに付与された画像、また立体自体を三次元的に造形して形成された像も含まれる。
また、本願における滴吐出方向としての「水平方向」とは、垂直方向以外の方向の意味(水平に対して斜め上方又は下方に傾いた方向を含む意味)、用紙搬送方向としての「垂直方向」とは、水平以外の方向の意味(垂直に対して斜め上方又は下方に傾いた方向を含む意味)である。
1 装置本体
2 画像形成部
4 給紙部
5 搬送機構部
7 排紙トレイ
8 開閉カバー
9 ヘッド支持部材
24 記録ヘッド
51 搬送ベルト
82 ヘッド支持部
100 ヘッド部
101 ノズル
102A、102B ノズル列
103 ノズル面
110 ノズルガード部材
118,119,120 ガイド溝
141 払拭部材

Claims (14)

  1. 装置本体に対して取り付け及び取り外し可能な液体吐出ヘッドユニットを備え、
    前記液体吐出ヘッドユニットは、
    液滴を吐出する複数のノズルを有する液体吐出ヘッドと、
    前記液体吐出ヘッドに設けられたノズルガード部材と、を有し、
    前記液体吐出ヘッドと前記ノズルガード部材とは、相対的に移動することで、前記ノズルガード部材が前記液体吐出ヘッドのノズル面を覆う第1状態と、前記ノズルガード部材が前記液体吐出ヘッドのノズル面の前記ノズルの滴吐出方向前方を開放する第2状態との間で遷移可能である
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記ノズルガード部材には、前記液体吐出ヘッドのノズル面を覆うキャップを有し、
    前記ノズルガード部材が前記第1状態にあるときに前記キャップが前記ノズル面を覆う
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記ノズルガード部材は、前記装置本体側から押されることで前記第2状態に遷移する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記ノズルガード部材は、ノズル配列方向に沿う方向の軸を中心に回転する
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記ノズルガード部材が前記第2状態にあるとき、前記ノズルガード部材と前記液体吐出ヘッドのノズル面とのギャップが、前記液体吐出ヘッドのノズル面と媒体搬送面とのギャップよりも短いことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記ノズルガード部材と前記液体吐出ヘッドとは、前記液体吐出ヘッドの前記ノズル面が前記ノズルガード部材の対向する面に対して近づく方向に移動して前記第1状態に遷移し、前記液体吐出ヘッドの前記ノズル面が前記ノズルガード部材の対向する面から遠ざかる方向に移動して前記第2状態に遷移することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  7. 前記ノズルガード部材と前記液体吐出ヘッドとは、前記液体吐出ヘッドの前記ノズル面が前記ノズルガード部材に対向する面から遠ざかる方向に移動して前記第1状態に遷移し、前記液体吐出ヘッドの前記ノズル面が前記ノズルガード部材の対向する面に近づく方向に移動して前記第2状態に遷移することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  8. 前記ノズルガード部材と前記液体吐出ヘッドとは、前記第1状態と前記第2状態の間の状態を基準として、前記第1状態と前記第2状態の間の状態から、前記液体吐出ヘッドの前記ノズル面が前記ノズルガード部材の対向する面に対して近づく方向に移動して前記第1状態に遷移し、前記液体吐出ヘッドの前記ノズル面が前記ノズルガード部材の対向する面に近づく方向に移動して前記第2状態に遷移することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  9. 前記液体吐出ヘッドユニットを搭載し、往復移動するキャリッジを備え、
    前記ノズルガード部材と前記液体吐出ヘッドとは、前記ノズル面に垂直な第1の方向と、前記第1の方向と媒体搬送方向の両方に垂直な前記キャリッジ移動方向となる第2の方向に相対的に移動して前記第1状態と前記第2状態との間で遷移する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  10. 前記液体吐出ヘッドユニットは、ノズル配列方向を媒体搬送方向と直交する方向にして配置され、
    前記ノズルガード部材と前記液体吐出ヘッドとは、前記ノズル面に垂直な第1の方向と、前記第1の方向と媒体搬送方向と直交する方向の両方に垂直な媒体搬送方向となる第2の方向に相対的に移動して前記第1状態と前記第2状態との間で遷移する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  11. 前記ノズルガード部材と前記液体吐出ヘッドのノズル面とのギャップを離間させる手段を前記装置本体側に有している
    ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  12. 前記ノズルガード部材には払拭部材を備えていることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  13. 前記ノズルガード部材と前記液体吐出ヘッドとは、前記第2状態から前記第1状態に遷移するときに、前記払拭部材が前記ノズル面に当たって接触する状態で相対的に移動することを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
  14. 液滴を吐出する複数のノズルを有する液体吐出ヘッドと、
    前記液体吐出ヘッドに設けられたノズルガード部材と、を有し、
    前記液体吐出ヘッドと前記ノズルガード部材とは、相対的移動することで、前記ノズルガード部材が前記液体吐出ヘッドのノズル面を覆う第1状態と、前記ノズルガード部材が前記液体吐出ヘッドのノズル面の前記ノズルの滴吐出方向前方を開放する第2状態との間で遷移可能である
    ことを特徴とする液体吐出ヘッドユニット。
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