JPH10194203A - 物品の充填方法及び充填装置 - Google Patents

物品の充填方法及び充填装置

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JPH10194203A
JPH10194203A JP354997A JP354997A JPH10194203A JP H10194203 A JPH10194203 A JP H10194203A JP 354997 A JP354997 A JP 354997A JP 354997 A JP354997 A JP 354997A JP H10194203 A JPH10194203 A JP H10194203A
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Kazuyuki Maeda
和之 前田
Koji Mita
康志 三田
Takao Orii
孝男 折井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一端面に開口部を有する角筒状の包装袋に、
該包装袋の開口部の長縁よりも大きい径を有し且つ上記
包装袋の周長より小さい周長を有する略円板形状の複数
個の物品を、簡便に充填包装できる物品の充填方法を提
供すること。 【解決手段】 包装袋を、その開口部を開口させた状態
で保持すると共に、複数個の物品を、開口面に対して傾
斜させた状態で、該包装袋の開口部から上記包装袋の内
部に充填し、上記包装袋の内部に傾斜状態で充填された
上記物品を上記開口部側から押圧して開口面と平行な状
態に起立させる物品の充填方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、角筒状の包装袋
に、該包装袋の開口部の長縁よりも大きい径を有し且つ
上記包装袋の周長全長より小さい周長を有する略円板状
の複数個の物品を、簡便に充填包装できる物品の充填方
法及び充填装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び解決しようとする課題】一般に、角筒
状の包装袋に、該包装袋の開口部の長縁よりも大きい径
を有し且つ上記包装袋の周長全長より小さい周長を有す
る略円板状の複数の物品を簡便に充填包装するのは困難
である。また、略円板状の物品を、開口部の各縁が物品
の長径よりも大きな包装袋に充填包装すると、包装材料
が多く必要となったり、包装後の物品が嵩張って保管や
輸送に不便である等の欠点がある。
【0003】従って、本発明の目的は、角筒状の包装袋
に、該包装袋の開口部の長縁よりも大きい径を有し且つ
上記包装袋の周長全長より小さい周長を有する略円板状
の複数個の物品を簡便に充填包装できる物品の充填方法
及び充填装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、一端面に開口
部を有する角筒状の包装袋に、該包装袋の開口部の長縁
よりも大きい径を有し且つ上記包装袋の周長より小さい
周長を有する略円板形状の複数個の物品を積層させて充
填包装する物品の充填方法において、上記包装袋を、そ
の開口部を開口させた状態で保持すると共に、複数個の
上記物品を、開口面に対して傾斜させた状態で、該包装
袋の開口部から上記包装袋の内部に充填し、上記包装袋
の内部に傾斜状態で充填された上記物品を上記開口部側
から押圧して開口面と平行な状態に起立させることを特
徴とする物品の充填方法を提供することにより、上記目
的を達成したものである。
【0005】また、本発明は、一端面に開口部を有する
角筒状の包装袋に、該包装袋の開口部の長縁よりも大き
い径を有し且つ上記包装袋の周長より小さい周長を有す
る略円板状の複数の物品を積層させて充填包装する物品
の充填装置において、上記包装袋を、その開口部を開口
させた状態で保持する包装袋保持機構と、複数個の上記
物品を直列状に載置する充填補助板を有し、該充填補助
板の先端部を、上記包装袋保持機構に保持された上記包
装袋の上記開口部に向けて進退可能に配設され、上記充
填補助板上に載置された複数個の上記物品を上記開口部
から上記包装袋内へ搬送充填する物品搬送充填機構と、
上記充填補助板上に載置された複数個の上記物品を、開
口面に対して傾斜させた状態で保持する傾斜保持部材
と、上記充填補助板上に傾斜状態を保持して載置され上
記包装袋内に搬送充填された上記物品を開口面と平行な
状態に起立させる物品起立機構とを備えており、上記物
品起立機構により上記物品を起立保持させた状態下に、
上記充填補助板を上記包装袋内から退出させるようにな
してあることを特徴とする物品の充填装置を提供するこ
とにより、上記目的を達成したものである。
【0006】上記略円板状の物品は、平面視正円形状で
あっても、平面視楕円形状であってもよい。また、その
厚みが均一でなくてもよく、中央にいくに従い厚くなっ
た凸レンズ状であっても、中央にいくに従い薄くなった
凹レンズ状であってもよい。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の物品の充填装置の
一実施形態について、図1乃至図5を参照し乍ら詳述す
る。図1は本発明の物品の充填装置の一実施形態の要部
斜視図、図2は本実施形態の物品の充填装置により充填
される物品及び該物品の充填される包装袋の大きさを示
す説明図、図3は図1に示す物品の充填装置の要部概略
構成側面図、図4は図1の物品の充填装置の第1乃至第
3の油圧シリンダの動作の流れを示すタイミングチャー
ト、図5は図1の物品の充填装置の動作中における状態
を示す側面図である。
【0008】本実施形態の物品の充填装置1は、図1に
示すように、一端面に開口部2aを有する角筒状の包装
袋2に略円板状の複数の物品3を充填包装するものであ
り、特に、図2に示すように、上記包装袋2の開口部2
aの長縁2bよりも大きい径Dを有し且つ包装袋2の周
長全長より小さい周長を有する略円板状の複数の物品3
を積層させて充填包装するものである。上記包装袋2
は、図1にも示すように、開口部2aと底面とを亘る各
縁辺部がヘムシール加工を施されたヘム部2cとなって
いても良い。また、上記物品3は、平面視正円形状であ
って且つ厚さがほぼ均一な、扁平円柱状の形状を有して
いる。
【0009】本実施形態の物品の充填装置1は、図1及
び図3に示すように、上記包装袋2を、水平方向に配し
且つその開口部2aを開口させた状態で保持する包装袋
保持機構10と、複数個の上記物品を直列状に載置する
充填補助板21を有し、該充填補助板21がその先端部
21aを上記包装袋保持機構10に保持された上記包装
袋2の上記開口部2aに向けて進退可能に配置され、上
記充填補助板21上に載置された複数個の上記物品3を
上記開口部2aから上記包装袋2内へ搬送充填する物品
搬送充填機構20と、上記充填補助板21上に載置され
た複数個の上記物品3を、それぞれの下側が上記包装袋
2の開口部2aに近くなるように傾斜させた状態で保持
する傾斜保持部材40と、上記充填補助板21上に傾斜
状態を保持して載置され上記包装袋2内に搬送充填され
た上記物品3を起立させる物品起立機構60とを備えて
いる。そして、上記物品起立機構60により上記物品3
を起立保持させた状態下に、上記充填補助板21を上記
包装袋2内から退出させるようになしてある。物品の充
填装置1は、包装袋2を水平方向ないし垂直方向の任意
の角度で保持するように包装袋支持機構10を設置する
ことにより構成してもさしつかえない。
【0010】本実施形態の物品の充填装置1について詳
述すると、上記包装袋保持機構10は、図1及び図3に
示すように、包装袋2の長縁2bの両端に位置する2つ
のヘム部2cを挟持して該長縁2bを水平方向に伸張さ
れた状態で保持するヘム保持部材11と、包装袋2の長
縁2bの対向縁2d近傍を吸着する吸盤12aを有する
袋開き部材12とを備えており、上記包装袋2を、開口
部2aを有する一端面を側面に配置した状態で水平方向
に配し、且つ開口部2aを開口させた状態で保持するす
るようになっている。
【0011】上記物品搬送充填機構20は、充填補助板
21と、第1の油圧シリンダ22とを備えている。上記
充填補助板21は、断面半円形の樋形状をしており、そ
の径が物品3の上記径Dとほぼ等しくなっており、複数
個の上記物品を直列状に載置できるようになっている。
またこの充填補助板21の一端部は先細に形成されてお
り、全体としてシャベル状の形状となっている。この充
填補助板21は、先細に形成された上記一端部(先端部
21a)が上記包装袋保持機構10に支持された上記包
装袋2の上記開口部2aに対向した状態に配設されてお
り、且つ、支持部材80によって該充填補助板21の長
手方向が水平となるように支持されており、該支持部材
80に摺動して、先端部21aを上記包装袋保持機構1
0に保持された上記包装袋2の上記開口部2aに向けて
進退可能になっている。
【0012】上記充填補助板21は、後端部(上記先端
部21aとの対向端部)21cに第1の油圧シリンダ2
2のピストンロッド22bが連設固定されており、この
ピストンロッド22bはその軸線方向が上記充填補助板
21の軸線方向と一致して配設されている。そして、ピ
ストンにより分画されるシリンダ本体22a内の2つの
室内へ給排油によってピストンロッド22bが進退さ
れ、充填補助板21が上記包装袋2の内部に対して進退
されて充填補助板21上に載置された複数個の上記物品
3が上記開口部2aから上記包装袋2内へ搬送充填され
るようになっている。またこの第1の油圧シリンダ22
のシリンダ本体22aは、後端部を上記支持部材80に
固定支持されている。
【0013】上記傾斜保持部材40は、上記充填補助板
21の後端部21c近傍上方に固定されており、充填補
助板21とともに包装袋2内に対して進退されるように
なっている。この傾斜保持部材40は、上記包装袋2の
上記開口部2aに対向する面が下側にいくに従い該包装
袋2に近くなるように傾斜した傾斜面40aを有してお
り、上記充填補助板21に載置された物品3が傾斜面4
0aの前方(包装袋2側)から該傾斜面40aに当接し
て該物品3がその下側を上記包装袋2の開口部2aに近
くなるように傾斜させた状態で保持されるようになって
いる。またこの傾斜保持部材40は中空となっており、
傾斜保持部材40の前方と後方とが連通されている。
【0014】上記物品起立機構60は、上記傾斜保持部
材40の中空部内に配置される起立部材61と、該起立
部材61にその後方から連設されて起立部材61を支持
する支持軸部材62と、第2の油圧シリンダ63とを備
えている。上記起立部材61は、包装袋保持機構10に
支持された上記包装袋2の上記開口部2aに対向する鉛
直面61aを有しており、傾斜保持部材40の中空部内
から傾斜面40aよりも前方に進出されると、鉛直面6
1aが、傾斜保持部材40により形勢保持されている上
記物品3に当接して、該物品3を起立させるようになっ
ている。上記支持軸部材62は、傾斜保持部材40の後
方まで延設されて傾斜保持部材40の後方に露出されて
おり、図示しない摺動支持部材によって軸線が水平とな
るように支持され、該摺動支持部材に対して摺動して水
平に移動可能に支持されている。そして、この支持軸部
材62は後端部に第2の油圧シリンダ63のピストンロ
ッド63bが連設固定されており、ピストンロッド63
bは、その軸線方向が上記充填補助板21の軸線方向と
一致して配設されており、ピストンロッド63bが進退
すると、支持軸部材62を介して起立部材61が進退さ
れ、上記包装袋2内に搬送充填されて充填補助板21上
に傾斜した状態で載置されている上記物品3に当接可能
になっている。
【0015】そして第1の油圧シリンダ22のピストン
ロッド22bがシリンダ本体22aに対して最も前方側
に配置された状態において、第2の油圧シリンダ63の
ピストンロッド63bがシリンダ本体63aに対して最
も後方側に配置されると物品起立機構60の起立部材6
1が傾斜保持部材40の中空部内に配置され、第2の油
圧シリンダ63のピストンロッド63bがシリンダ本体
63aに対して最も前方側に配置されると、起立部材6
1の鉛直面61aが傾斜保持部材40の傾斜面40aよ
りも前方に配置されるようになっている。上記第2の油
圧シリンダ63のシリンダ本体63aは、上記支持部材
80に固定支持されている。
【0016】上記支持部材80は、水平部81と、該水
平部81から上方に縁設された3つの鉛直部(第1の鉛
直部82a、第2の鉛直部82b、第3の鉛直部82
c)とを備えている。これらの3つの鉛直部のうち最も
前方に配置された第1の鉛直部82aの上端に上記充填
補助板21が摺動自在に支持されている。また、第1の
鉛直部82aの後方に配置される第2の鉛直部82bの
上端には上記第1の油圧シリンダ22のシリンダ本体2
2a後端部が固定されており、第2の鉛直部82aの更
に後方に配置される第3の鉛直部82cの上端には上記
第2の油圧シリンダ63のシリンダ本体63aが固定さ
れている。上記水平部81には、第3の油圧シリンダ9
0のピストンロッド90bの前端に固定されており、ピ
ストンロッド90bは、その軸線方向が上記充填補助板
21の軸線方向と一致して配設されており、ピストンロ
ッド90bの進退により支持部材80が、上記包装袋2
の内部に対して進退されるようになっている。
【0017】上記第1の油圧シリンダ22のシリンダ本
体22a、第2の油圧シリンダ63のシリンダ本体63
a、及び第3の油圧シリンダ90のシリンダ本体90a
それぞれの各室内への油の給排は、図示しない制御装置
によって制御されており、この油の給排出によって、ピ
ストンロッド22b、ピストンロッド63b、ピストン
ロッド90bが個別に進退するようになっている。
【0018】次に、本実施形態の物品の充填装置1によ
る本発明の物品の充填方法の一実施形態について説明す
る。尚、本実施形態の物品の充填方法は、上述の物品の
充填装置1を1サイクル分作動させることにより1つの
包装袋への物品の充填包装を終了するものである。
【0019】本実施形態の物品の充填装置1は、待機状
態(物品の充填動作の1サイクルにおける充填動作開始
時)においては、図3に示すように、第1の油圧シリン
ダ22は、ピストンロッド22bがシリンダ本体22a
に対して最も前方側に進出した状態となっており(図4
におけるA0 )、且つ、第2の油圧シリンダ63は、ピ
ストンロッド63bがシリンダ本体63aに対して最も
後方に後退した状態となっており(図4における
0 )、物品起立機構60の起立部材61が、傾斜保持
部材40の中空部内に配置されている。更に、第3の油
圧シリンダ90は、ピストンロッド90bがシリンダ本
体90aに対して最も後方に後退した状態となっており
(図4におけるC0 )、充填補助板21は包装袋2と離
間して配置されている。
【0020】物品3の充填に際しては、まず、上記待機
状態下に、物品3が上記充填補助板21上に供給され、
該傾斜保持部材40の傾斜面40aに沿って、下側が上
記包装袋3に近くなるように傾斜した状態で並列され
る。
【0021】また、図1に示すように、上記包装袋保持
機構10において、ヘム保持部材11が包装袋2の長縁
2bの両端に位置する2つのヘム部2cを挟持し、袋開
き部材12の吸盤12aが長縁2bの対向縁2d近傍を
吸着した状態で長縁2bよりも上方に配置され、包装袋
2が、開口部2aの長縁2bを水平方向に配置して開口
された状態でまま保持される。
【0022】そして、上記待機状態から、第3の油圧シ
リンダ90のピストンロッド90bが前方に進出され、
支持部材80が前方に移行され、充填補助板21、傾斜
保持部材40、物品起立機構60及び物品3は、互いの
位置関係を待機状態と同じに保持したまま、包装袋2内
へ向けて進出される。このとき、物品3は下側が上記包
装袋2に近くなるように傾斜した状態に保持されてお
り、物品3及び充填補助板21の先端部が、包装袋2の
開口部2aを内側から押し拡げながら包装袋2内に進入
していく。すべての物品3が包装袋2内に進入すると、
第3の油圧シリンダ90のピストンロッド90bは停止
する(図4におけるC1 )。
【0023】次に、第2の油圧シリンダ63のピストン
ロッド63bが進出を開始する(図4におけるB1 )。
続いて、第1の油圧シリンダ22のピストンロッド22
bが後退を始め(図4におけるA1 )、充填補助板21
及び傾斜保持部材40は包装袋2から退出する。ピスト
ンロッド22bは、シリンダ本体22aに対して最も後
方に配置されて停止する(図4におけるA2 )。この後
も第2の油圧シリンダ63のピストンロッド63bは進
出を続け、シリンダ本体63aに対して最前方で停止す
る(図4におけるB2 )。その結果、図5に示すよう
に、起立部材61が前進されての起立部材61の鉛直面
61aが傾斜保持部材40の傾斜面40aよりも前方に
進出し、物品3に鉛直面61aが当接されて該鉛直面6
1aと包装袋2の底面2f(開口部2aの設けられてい
る上記一端面の対向面)との間に挟持され、物品3が起
立状態で保持される。
【0024】次に、第3の油圧シリンダ90のピストン
ロッド90bが後退を始めて(図4におけるC2 )支持
部材80が後退し、充填補助板21、傾斜保持部材40
及び起立部材61が後退する。続いて、第3の油圧シリ
ンダ90のピストンロッド90bの後退の途中から第2
の油圧シリンダ63のピストンロッド63bが後退を開
始し(図4におけるB3 )、起立部材61の後退は加速
される。これらの第3の油圧シリンダ90のピストンロ
ッド90bの後退と第2の油圧シリンダ63のピストン
ロッド63bの後退により、起立部材61は包装袋2内
から退出する。第3の油圧シリンダ90のピストンロッ
ド90bは、シリンダ本体90aに対して最後方に配置
されると停止し(図4におけるC3 )、同時に、第1の
油圧シリンダ22のピストンロッド22bが前進を開始
する(図4におけるA3 )。この間にも第2の油圧シリ
ンダ63のピストンロッド63bは後退を続け、ピスト
ンロッド63bがピストン本体63aに対して最も後方
に配置されると停止する(図4におけるB4 )。そし
て、第1の油圧シリンダ22はピストンロッド22bが
シリンダ本体22aに対して最前方に配置されると停止
し(図4におけるA4 )、物品の充填装置1が再び上記
待機状態となって、物品充填動作の1サイクルが終了
し、包装袋2はこれに続く所定の工程において開口部2
aを封閉される。
【0025】この様に、本実施形態の物品の充填方法及
び物品の充填装置1によると、簡単な構造で、物品3が
傾斜した状態に保持され、包装袋2の開口部2aを押し
拡げながら包装袋2内に進入していくので、包装袋2の
開口部2aの長縁2bよりも大きい径を有する略円板状
の物品3が、包装袋2の開口部2aに当たることなくス
ムーズに充填される。また、物品3がその下側を上記包
装袋3に近くなるように傾斜した状態で挿入されるの
で、図2に示すように上記径Dに対して直角方向の径
D’が、長縁2bと直角方向の隣接縁2eよりも長くて
も、該物品3をスムーズに充填できる。従って、物品3
を容易且つ低コストで最小限の大きさの角筒状の包装袋
2に充填することが可能となり、包装材料や保管スペー
ス、保管コスト、輸送コスト等を最低限に抑えることが
できる。尚、物品3を包装袋2の開口部2aに当たるこ
となく充填させるのは、物品3を平面状に保持して充填
することによっても実現も可能であるが、一度に複数の
物品3を充填することができず、手間がかかる。本実施
形態の物品の充填方法及び物品の充填装置1において
は、複数個の物品3を傾斜した状態で直列状に配置した
まま充填するので、複数個を一度に充填することが可能
である。
【0026】本発明の物品の充填方法及び充填装置は、
上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目
的を逸脱しない範囲において、適宜変更することができ
る。例えば、傾斜保持部材40は中空とせずに、起立部
材61を断面逆U字状(トンネル状)等として、起立部
材61を傾斜保持部材40の周縁において進退させるこ
ともできる。第3の油圧シリンダ90及び支持部材80
は配設せずに、第1の油圧シリンダ22のみによって充
填補助板21及び傾斜保持部材40を進退させ、第2の
油圧シリンダ63のみによって起立部材61及び支持軸
部材62を進退させるようにすることもできる。傾斜保
持部材40は充填補助板21に固定せず、充填補助板2
1と別個に進退するようにしてもよく、例えば、支持部
材80は設けずに、第3の油圧シリンダ90によって傾
斜保持部材40を進退させてもよい。
【0027】第1乃至第3の油圧シリンダ22,63,
90のうちいずれかの1つ又は2つ、若しくはこれら全
てに替えて、エアシリンダ等の他の進退手段を用いるこ
ともできる。図6は、この様な物品の充填装置の例とし
て、上述の実施形態の物品の充填装置において、第1の
油圧シリンダ22に替えて、第2の油圧シリンダ63の
前端部と支持軸部材62との間に介在板23’を介在さ
せ、傾斜保持部材40は充填補助板21とは独立に進退
可能とし且つ該傾斜保持部材40に後方から連結竿4
1’を連結させ、介在板23’と連結竿41’との間に
引っ張りばね24’張設したものである。本実施形態の
物品の充填装置1’では、第2の油圧シリンダ63のピ
ストンロッド63bを進出せると、引っ張りばね24’
によって、傾斜保持部材40が起立部材61及び介在板
23’とともに進出する。そして、物品3が包装袋2に
当接するとこれにより傾斜保持部材40の前進がはばま
れ、この状態より更にピストンロッド63bを進出させ
ると、図7に示すように、引っ張りばね24’の引張力
に抗して起立部材61が進出して傾斜保持部材40の前
方に配置され、物品3に当接して物品3を起立させる。
【0028】上記包装袋2の上記開口部2aに対向する
面が、下側にいくに従い前方側へ傾斜した傾斜面40a
と、鉛直面61aとに適宜変更できる1つの部材を用い
て傾斜保持部材40及び物品起立機構60に替えること
もできる。図8は、この様な物品の充填装置の一例を示
すものである。図8の物品の充填装置1’’では、第1
の油圧シリンダ22のピストンロッド22bの前端部に
はリンク部50’’が固定されており、リンク部5
0’’の前端軸50a’’と底軸50b’’の間に引っ
張りばね51’’が掛け渡されており、リンク部5
0’’の前端軸50a’’が下側にいくに従い該包装袋
2に近くなるように傾斜して傾斜面50c’’を形成す
るようになっている。そしてこの物品の充填装置1’’
において、第2の油圧シリンダ63のピストンロッド6
3bが進出されて、物品3が包装袋2に当接すると、こ
れにより底軸50b’’の前進がはばまれ、この状態よ
り更にピストンロッド63bを進出させると、引っ張り
ばね51’’の引張力に抗して前端軸50a’’が起立
して鉛直面を形成し、物品3を起立させる。
【0029】包装袋保持機構10は、包装袋2の開口部
2aの四隅に内側から袋保持片を当接させて支持するこ
とにより開口保持する等、ヘム部を備えていない包装袋
に物品を充填可能なものとすることもできる。物品3
は、平面視楕円形のものとすることもできる。この場
合、充填補助板21は、物品3をその径Dが水平方向と
なるように担持する形態であることが必要である。上記
サイクルを複数回繰り返すことにより1つの包装袋2に
物品3を充填するようにすることもできる。
【0030】
【発明の効果】本発明の物品の充填方法及び充填装置に
よると、角筒状の包装袋に、該包装袋の周長全長より小
さい周長を有し且つ上記包装袋の開口部の長縁よりも大
きい径を有する略円板状の物品を、簡便に充填包装する
ことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の物品の充填装置の一実施形態の要部斜
視図である。
【図2】図1の物品の充填装置により充填される物品及
び該物品の充填される包装袋の大きさを示す説明図であ
る。
【図3】図1に示す物品の充填装置の要部概略構成側面
図である。
【図4】図1の物品の充填装置の第1乃至第3の油圧シ
リンダの動作の流れを示すタイミングチャートである。
【図5】図1の物品の充填装置の動作中における状態を
示す側面図である。
【図6】本発明の物品の充填装置の他の実施形態を示す
要部概略構成側面図である。
【図7】図6の物品の充填装置の動作中における状態を
示す側面図である。
【図8】本発明の物品の充填装置の他の実施形態を示す
要部概略構成側面図である。
【符号の説明】
1 物品の充填装置 1’ 物品の充填装置 1’’ 物品の充填装置 2 包装袋 2a 開口部 2b 長縁 2c ヘム部 2d 対向縁 2e 隣接縁 2f 底面 3 物品 10 包装袋保持機構 11 ヘム保持部材 12 袋開き部材 12a 吸盤 20 物品搬送充填機構 21 充填補助板 21a 先端部 21c 後端部 22 第1の油圧シリンダ 22a シリンダ本体 22b ピストンロッド 23’ 介在板 24’ 引っ張りばね 40 傾斜保持部材 40a 傾斜面 41’ 連結竿 50’’ リンク部 50a’’前端軸 50b’’底軸 50c’’傾斜面 51’’ 引っ張りばね 60 物品起立機構 61 起立部材 61a 鉛直面 62 支持軸部材 63 第2の油圧シリンダ 63a シリンダ本体 63b ピストンロッド 80 支持部材 81 水平部 82a 第1の鉛直部 82b 第2の鉛直部 82c 第3の鉛直部 90 第3の油圧シリンダ 90a シリンダ本体 90b ピストンロッド D (物品の)径 D’ (径Dと直角方向の)径

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端面に開口部を有する角筒状の包装袋
    に、該包装袋の開口部の長縁よりも大きい径を有し且つ
    上記包装袋の周長より小さい周長を有する略円板形状の
    複数個の物品を積層させて充填包装する物品の充填方法
    において、 上記包装袋を、その開口部を開口させた状態で保持する
    と共に、 複数個の上記物品を、開口面に対して傾斜させた状態
    で、該包装袋の開口部から上記包装袋の内部に充填し、
    上記包装袋の内部に傾斜状態で充填された上記物品を上
    記開口部側から押圧して開口面と平行な状態に起立させ
    ることを特徴とする物品の充填方法。
  2. 【請求項2】 一端面に開口部を有する角筒状の包装袋
    に、該包装袋の開口部の長縁よりも大きい径を有し且つ
    上記包装袋の周長より小さい周長を有する略円板状の複
    数の物品を積層させて充填包装する物品の充填装置にお
    いて、 上記包装袋を、その開口部を開口させた状態で保持する
    包装袋保持機構と、 複数個の上記物品を直列状に載置する充填補助板を有
    し、該充填補助板の先端部を、上記包装袋保持機構に保
    持された上記包装袋の上記開口部に向けて進退可能に配
    設され、上記充填補助板上に載置された複数個の上記物
    品を上記開口部から上記包装袋内へ搬送充填する物品搬
    送充填機構と、 上記充填補助板上に載置された複数個の上記物品を、開
    口面に対して傾斜させた状態で保持する傾斜保持部材
    と、 上記充填補助板上に傾斜状態を保持して載置され上記包
    装袋内に搬送充填された上記物品を開口面と平行な状態
    に起立させる物品起立機構とを備えており、 上記物品起立機構により上記物品を起立保持させた状態
    下に、上記充填補助板を上記包装袋内から退出させるよ
    うになしてあることを特徴とする物品の充填装置。
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