JPH0951851A - 揉み出し機能付きティーバック及びその製造装置 - Google Patents

揉み出し機能付きティーバック及びその製造装置

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Publication number
JPH0951851A
JPH0951851A JP8131986A JP13198696A JPH0951851A JP H0951851 A JPH0951851 A JP H0951851A JP 8131986 A JP8131986 A JP 8131986A JP 13198696 A JP13198696 A JP 13198696A JP H0951851 A JPH0951851 A JP H0951851A
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JP
Japan
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bag
bags
tea
stick
kneading
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Application number
JP8131986A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsunori Haneda
龍則 羽田
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HANEDA KK
Original Assignee
HANEDA KK
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Publication date
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Publication of JPH0951851A publication Critical patent/JPH0951851A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 揉み出し機能付きティーバックの自動量産を
可能とした揉み出し機能付きティーバックの製造装置を
提供する。 【構成】 袋体供給部1は、包装機で包装されたお茶等
を収納した袋体10を順次供給し、保持部2はそれらの
2個ずつの袋体10a,10bを重ねて保持し、第1の
溶着部3でそれらの上端を溶着する。搬送部4は上端が
溶着された袋体10a,10bを第2の溶着部5に運
び、ここで袋体10a,10bの下端側からスティック
20の揉み出し部を挿入し、袋体10a,10bの下端
近傍でこれら2個の袋体10a,10bとスティックの
揉み出し部の間を溶着して、揉み出し用スティックを一
体化したティーバックを得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、お茶等を収納した袋
体に揉み出し用のスティックを一体化した揉み出し機能
付きティーバックとその製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ティーバックは、お茶、紅茶、コーヒ
ー、粉末乾燥野菜、粉末海藻、調味料、粉末味噌、香辛
料等(以下、単にお茶等という)が一回使用分だけ袋体
に収納されて構成される。通常この種のティーバックに
は、湯に浸した後簡単に引き上げられるように、吊り下
げ用の糸が取り付けられている。しかし従来のティーバ
ックは、その形態上、湯の中で強くかき混ぜて成分の溶
け出しを早めたりする事はできない。
【0003】そこで本発明者は、袋体の成分の揉み出し
を可能とするスティックを一体化した揉み出し機能付き
ティーバック(柄付きティーバック)をいくつか提案し
ている(特公平3−66230号、実公平5−9331
号等)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、スティッ
クを一体化した揉み出し機能付きティーバックの自動量
産を可能とした揉み出し機能付きティーバックの製造装
置を提供することを目的としている。この発明はまた、
成分揉み出しが容易で量産性に優れた揉み出し機能付き
ティーバックを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、第1に、お
茶等を収納した袋体を2個ずつ重ねて、これら袋体の間
に揉み出し用のスティック先端を挿入して一体化するテ
ィーバックの製造装置であって、お茶等を収納した袋体
を順次供給する袋体供給手段と、この袋体供給手段によ
り供給される袋体を2個ずつ相対向させて保持する保持
手段と、この保持手段により保持された2個の袋体の一
端を溶着する第1の溶着手段と、T字型をなす揉み出し
部が先端に形成されたスティックを順次供給して前記一
端が溶着された2個の袋体の他端側から前記2個の袋体
の間に前記揉み出し部を挿入するスティック供給手段
と、前記スティックの揉み出し部が挿入された前記2個
の袋体の他端近傍でこれら2個の袋体と前記揉み出し部
の間を溶着する第2の溶着手段とを有することを特徴と
している。
【0006】この発明は、第2に、お茶等を収納した袋
体を2個ずつ重ねて、これら袋体の間に揉み出し用のス
ティック先端を挿入して一体化するティーバックの製造
装置であって、お茶等を収納した袋体を順次供給する袋
体供給手段と、この袋体供給手段により供給される袋体
を2個ずつ相対向させて保持する保持手段と、この保持
手段により保持された2個の袋体の上端を溶着する第1
の溶着手段と、溶着された前記2個の袋体の上端部を挟
んで所定距離移動させる搬送手段と、T字型をなす揉み
出し部が先端に形成されたスティックを順次供給して前
記移動手段により移動された前記2個の袋体の間にその
下端側から前記揉み出し部を挿入するスティック供給手
段と、前記スティックの揉み出し部が挿入された前記2
個の袋体の下端部近傍でこれら2個の袋体と前記揉み出
し部の間を溶着する第2の溶着手段と、この第2の溶着
手段により2個ずつの袋体とスティックが一体化された
ティーバックを搬送して取り出す排出手段とを有するこ
とを特徴としている。
【0007】この発明において好ましくは、前記袋体供
給手段は、包装機から順次排出される袋体の端部をつま
むチャックハンドと、このチャックハンドを回転させて
前記袋体を前記保持手段に振り分ける回転駆動機構と、
この回転駆動機構による回転面位置を交互に少しずつず
らす直線駆動機構とを有し、前記保持手段は、垂直の仕
切り板と、この仕切り板の上方に仕切り板を挟むように
並んで互いに平行に配置された2枚のガイド板と、これ
らのガイド板の間で前記仕切り板の左右に交互に振り分
けて順次供給される2個の袋体をそれぞれ前記仕切り板
に押しつけて相対向させて保持する押さえ板とを有する
ことを特徴とする。
【0008】この発明は、第3に、お茶等を収納した袋
体を2個ずつ重ねて、これら袋体の間に揉み出し用のス
ティック先端を挿入して一体化するティーバックの製造
装置であって、お茶等を収納した袋体を2個ずつつなが
った状態で順次供給する袋体供給手段と、この袋体供給
手段により供給される2個ずつの袋体をその接続部で折
り畳むおり畳み手段と、この折り畳み手段により折り畳
まれた2個の袋体の開放端側から先端に揉み出し部が形
成されたスティックの揉み出し部を挿入するスティック
供給手段と、前記スティックの揉み出し部が挿入された
前記2個の袋体の開放端近傍でこれら2個の袋体と前記
揉み出し部の間を溶着する溶着手段と、この溶着手段に
より2個ずつの袋体とスティックが一体化されたティー
バックを搬送して取り出す排出手段とを有することを特
徴としている。
【0009】この発明は、第4に、お茶等が収納されて
互いに重ね合わされ一端が連結された2個の袋体の他端
部にスティックが結合された揉み出し機能付きティーバ
ックを複数個ずつ包装パックに封入する揉み出し機能付
きティーバックの包装装置であって、揉み出し機能付き
ティーバックを厚み方向に順次重ねるように複数個整列
させる整列手段と、整列された複数個のティーバック
を、そのスティック部をチャックハンドで一括保持して
転送する保持・転送手段と、転送された複数個のティー
バックをその袋体側から一端が開放された包装パック内
に挿入して開放端を封着する包装手段とを有することを
特徴としている。
【0010】この発明はまた、揉み出し機能付きティー
バックであって、お茶等が収納されて互いに重ね合わさ
れ一端が連結された2個の袋体と、この2個の袋体の他
端部に結合されたスティックとを有し、前記スティック
は、細長いスティック本体と、このスティック本体の先
端に連続的に形成されてT字型をなす薄い板状の揉み出
し部とを有し、前記揉み出し部の前縁部が前記2個の袋
体の間に途中まで挿入されて後縁部と前記2個の袋体の
他端部との間が溶着されていることを特徴としている。
【0011】
【作用】第1、第2の発明の装置によれば、包装機によ
りお茶等を入れて包装された袋体を1個ずつ供給して、
それらを2個ずつ対向させて保持して一端を溶着し、他
端側から揉み出し部が形成されたスティックを挿入して
その挿入部で2個の袋体と揉み出し部の間を溶着して一
体化する、という一連の動作により、揉み出し機能付き
ティーバックを自動的に量産することができる。第3の
発明の装置によれば、2個ずつつながった袋体を供給
し、これを折り畳んで開放端側からスティックを挿入し
てその開放端を溶着するという動作により、溶着工程を
一回減らすことができる。また、スティックを一体化す
る2個の袋体の位置合わせも不要になり、装置構成も簡
単になる。第4の発明の装置によれば、第1〜第3の発
明の装置により順次得られる揉み出し機能付きティーバ
ックを複数個ずつ組にして連続的に包装パックに包装す
ることができる。
【0012】この発明によるティーバックでは、2個の
袋体と一体化されるスティックは、その先端にT字型を
なす薄い板状の揉み出し部が形成されて、この揉み出し
部の後縁部が2個の袋体と溶着され、前縁部が2個の袋
体の途中まで挿入された状態で一体化される。従って、
容器の湯の中にこのティーバックを入れてスティックを
押すことにより、容易に成分溶出を促進できる。しか
も、揉み出し部は所定の幅を持つ板状であって、前縁が
袋体の途中まで挿入された状態であるから、スティック
を押し込んだ時の袋体の変形が適度に抑制され、スティ
ックと袋体の結合部が破損するといった事態は防止され
る。また、スティック形状はシンプルであり、ティーバ
ックとの一体化の量産性も優れたものとなる。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の実施例を
説明する。図1は、この発明の一実施例に係る揉み出し
機能付きティーバックの製造装置の概略構成を示す。こ
の製造装置は、自動包装機で包装された袋体10を順次
供給する袋体供給部1、供給される2個ずつの袋体10
a,10bを相対向させて保持する保持部2、保持され
た2個の袋体10a,10bの上端を溶着する第1の溶
着部3、溶着された2個の袋体10a,10bを所定距
離移動させる搬送部4、スティック20を順次供給して
2個の袋体10a,10bの間にその下端側から挿入す
るスティック供給部6、スティックが挿入された2個の
袋体10a,10bの下端部近傍でこれらとスティック
の間を溶着する第2の溶着部5、及び2個ずつの袋体1
0a,10bとスティック20が一体化されたティーバ
ック30を搬送して取り出す排出部7により構成されて
いる。
【0014】袋体供給部1は具体的には、図2のように
構成されている。図示しない包装機では、お茶等を詰め
た袋体10が例えば超音波シールを利用して一連のもの
として作られ、包装機の排出部ではホルダー101でつ
なぎ部分が保持され、このホルダー101の孔102を
通してカッターにより袋体10が1個ずつ切り離される
ようになっている。袋体供給部1には、この切り離され
た袋体10の一端、実施例の場合、袋体10の接着代1
1とは反対側の辺の下端部をつまむチャックハンド10
3が設けられている。
【0015】チャックハンド103は、その基端部が軸
受け104に一端が固定されたレバー105に固定され
て回転可能とされている。チャックハンド103の回転
駆動機構として、軸受け106に一端が固定されたレバ
ー107、このレバー107の他端を所定範囲回転させ
るカム108、及びレバー105,107の端部間をつ
なぐリンク109が設けられている。これにより、この
袋体供給部1では、次々にチャックハンド103で袋体
10をつまみ、図2に一点鎖線で示すように約90°旋
回させて、保持部2に引き渡すという動作が繰り返され
る。
【0016】チャックハンド103には、図1に示すよ
うに、チャックハンド103の回転面と直交する方向に
直線駆動するシリンダー110が設けられている。この
チャックハンド103の回転駆動と直線駆動のタイミン
グにより、挟持した袋体10を旋回させる面を、図1に
矢印A,Bで示したように交互に少しずつずらすように
なっている。
【0017】この様にして、包装機本体側で包装されて
1枚ずつカットされた袋体10は、チャックハンド10
3によりチャックして、本体側とタイミングを合わせな
がら取り出され、順次保持部2に供給される。保持部2
では、後に詳細に説明するように2個のずつの袋体10
a,10bが接着代11を下にして重ねて保持される
が、その2個の位置合わせを確実にするためには、包装
機本体側で位置ズレを修正しておくことも重要である。
【0018】順次供給される袋体を2個ずつ保持する保
持部2は、具体的に図3のように構成されている。即
ち、中央に垂直の仕切り板201があり、その上方には
仕切り板201を挟むように水平に配置された2枚のガ
イド板202,203が設けられている。そして、袋体
供給部1から旋回されて送られる袋体10が、ガイド板
202,203の間で仕切り板201の左右に交互に振
り分けられる。仕切り板201を挟んで相対向させられ
た2枚の袋体10a,10bはそれぞれ、シリンダー2
05a,205bにより駆動される押さえ板204a,
204bによって、ほぼ中央部が仕切り板201に押し
付けられる状態で保持される。
【0019】より具体的に言えば、袋体10aが図1に
示す回転面Aで旋回されて仕切り板201の右側に来る
と、右側の押さえ板204aが駆動されてこの袋体10
aを仕切り板201に押し付けて保持し、次のサイクル
で袋体10bが回転面Bで旋回されて仕切り板201の
左側に来ると、左側の押さえ板204bが駆動されてこ
の袋体10bを仕切り板201に押しつけて保持する。
以下、同様の動作を繰り返す。
【0020】なお、この保持部2で保持する2枚の袋体
10a,10bは、次の第1の溶着部3で上端を溶着す
るので、押さえ板204a,204bで押さえる前に、
一定の振動を与えて袋の中味を偏りなく下方に位置させ
ることが好ましい。この動作を行わないで中味に偏りが
ある状態で保持すると、2枚の袋体10a,10bの位
置ズレが生じ、また溶着すべき上端部に中味が残ってい
ると溶着不良を生じるおそれがあるからである。
【0021】保持部2で保持された2個の袋体10a,
10bは、そのままシリンダー205a,205bを同
時にガイド板202,202に沿ってスライドさせて、
第1の溶着部3まで移動させる。第1の溶着部3は、仕
切り板201を挟んで相対向する二つの溶着機301,
302により構成されている。これらの溶着機301,
302の間に運ばれてきた2個の袋体10a,10b
は、図4に示すように、同時に往復駆動される二つの溶
着機301,302により、袋体上端が複数スポットで
溶着される。この実施例では溶着機301,302はヒ
ータ加熱を利用してスポット溶着を行うものであるが、
超音波式でもよい。
【0022】なお図2及び図3では、二つの袋体10
a,10bのほぼ中央部に押さえ板204a,204b
を当てて保持したが、袋体10a,10bの中味の多寡
等に応じて、位置ズレやしわの生じない最適位置で保持
することが好ましい。例えば、中央部の押さえ板204
a,204bと同時に、あるいはこれとは別に、溶着し
ようとする袋体10a,10b上端のすぐ近くを挟み込
むように押さえ板を設けることは有効である。
【0023】第1の溶着部3で上端が接着された2個の
袋体10a,10bは、搬送部4によりチャックされて
次の第2の溶着部5まで運ばれる。搬送部4は、上端が
接着された2個の袋体10a,10bの上端をつまむチ
ャックハンド401と、このチャックハンド401をガ
イド板202,203に直交する方向に駆動するシリン
ダー402、更にガイド板202,203と平行に駆動
するシリンダー403を有し、これらが所定のタイミン
グで駆動されて、第1の溶着部3で接着された袋体10
a,10bを順次つまんで第2の溶着部5に運んでく
る。
【0024】第2の溶着部5には仕切り板はなく、2個
の袋体10a,10bの下端部を溶着する一対の溶着機
501,502が相対向して設けられている。この溶着
部5の具体構成は後述するが、この溶着部5の下方に
は、2個の袋体10a,10bと一体化するためのステ
ィック20を連続的に供給するスティック供給部6が設
けられている。スティック供給部6は、多数のスティッ
ク20を運ぶベルトコンベア601、運ばれたスティッ
ク20を一つずつ収めて切り離すトレー602、このト
レー602を上昇させて、上に保持されている二つの袋
体10a,10bの間にスティック20の先端を挿入す
るための上昇シリンダー603等により構成されてい
る。
【0025】スティック20はプラスティック製で、図
6に示すように、細長いスティック本体21と、その基
端部のつまみ部22と、先端にスティック本体21と共
にT字型をなすように形成された所定の幅をもつ薄い板
状の揉み出し部23とからなる。揉み出し部23は図示
のように、前縁部24と後縁部25を肉厚として強度を
持たせている。
【0026】第2の溶着部5は具体的には、図5に示す
ように、一対の溶着機501,502とともに、チャッ
クハンド401に吊り下げられた2個の袋体10a,1
0bを両側から押さえ込むために、同時に前進後退する
スライド軸505a,505bと、これらの先端に取り
付けられて袋体10a,10bの中央部を押さえる押さ
え板503a,503bと、下端部を両側から押さえる
押さえ板504a,504bを有する。
【0027】一方のスライド軸505aは、押さえ板5
04a及び溶着機保持部材506aを貫通し、押さえ板
503aと504aの間、及び押さえ板504aと溶着
機保持部材506aの間には、巻数比1:2のバネ50
7a,508aが設けられている。他方のスライド軸5
05bも同様に、押さえ板504b及び溶着機保持部材
506bを貫通し、押さえ板503bと504bの間、
及び押さえ板504bと溶着機保持部材506bの間に
はバネ507b,508bが設けられている。
【0028】この第2の溶着部5での溶着工程は次のよ
うになる。先ず上端が保持された2個の袋体10a,1
0bの間に下方からスティック20の揉み出し部23が
挿入される。次に、左右のスライド軸505a,505
bが同時に前進を始める。そして、スライド軸505
a,505bの先端の押さえ板503a,503bによ
り二つの袋体10a,10bが左右から押さえられ、更
に前進が進むと次の押さえ板504a,504bにより
二つの袋体10a,10bの下端部の溶着すべき位置よ
り僅かに上の部分が左右から押さえられる。次に溶着機
501,502の先端がそれぞれ袋体10a,10bの
接着代の部分に当たる。
【0029】以上により、二つの袋体10a,10bと
挿入されたスティック20の揉み出し部23の後縁部2
5との間が複数スポットで溶着される。なおこの溶着に
も超音波を用いることができる。図7は、こうしてステ
ィック20が一体化されたティーバックの斜視図であ
り、図8はその断面図である。図に示す二つの袋体10
a,10bの上端は第1の溶着部3で溶着された複数の
溶着スポット801により連結され、スティック20が
挿入された下端部は第2の溶着部5で溶着された複数の
溶着スポット802により、スティック20と2個の袋
体10a,10bの間が結合されている。
【0030】図9は、この様なティーバックを湯と共に
容器に入れて、スティック20を押し込んだ様子を示し
ている。揉み出し部23が袋体10b(又は10a)を
押すことにより、その成分抽出を促進することができ
る。揉み出し部23は所定の幅を持つから、底につくま
で押し込んだとしても袋体10a,10bはそれ程大き
く変形することはなく、スティック20との結合部が剥
がれるといった事態は防止される。スティック20は単
純な形状の一体成型体であって、袋体10a,10bと
の一体化を行う量産工程での取扱いも容易である。
【0031】一体化されたティーバックは、チャックハ
ンド401に保持されたまま搬送部4により排出部7ま
で送られ、排出部7に受け渡されて、搬送されて取り出
される。排出部7は、回転駆動されるチェーンベルト7
01と、このチェーンベルト701に所定間隔で固定さ
れた複数のクランプ702を有する。クランプ702は
クランプシリンダー703により駆動されて順次送られ
てくるティーバックのスティック部を保持して搬送す
る。クランプシリンダー703の下方には、アンクラン
プシリンダー704があり、これにより送られてきたテ
ィーバックはクランプ702から切り離される。
【0032】切り離されるティーバックの下方には、カ
ーラー705とブッシャー706、及びブッシャーシリ
ンダー707が配置されていて、切り離されたティーバ
ックはブッシャー706によりカーラー705とベース
プレート708の間に押し込められ、折り曲げられてベ
ースプレート708上に載せられて運び出される。
【0033】以上のようにこの実施例の装置によれば、
1個ずつ供給される袋体を2個ずつ対向させて重ねて一
端を溶着し、他端側からスティックを挿入してその挿入
部で2個の袋体と揉み出し部の間を溶着して一体化する
という一連の動作により、揉み出し機能付きティーバッ
クを自動的に量産することができる。
【0034】上記実施例では、2個の袋体の上下を溶着
するため、2回の溶着工程が必要であり、2個の袋体の
位置合わせ精度も要求される。そこで、袋体を2個ずつ
つながった状態で供給して、これにスティックを一体化
するようにすれば、溶着工程は1回で済み、位置合わせ
の必要もなくなる。その様な実施例を、図10及び図1
1を用いて説明する。
【0035】この実施例では、図1に示す袋体10を一
つずつ回転させて供給する袋体供給部1、保持部2、及
び第1の溶着部3は不要となる。一連の袋体10はこの
実施例の場合、図1の第2の溶着部5の下を、図示しな
い適当な搬送手段により図10に示すように、ガイド板
202,203と交差する方向に供給される。以上の
他、他の装置構成は基本的に図1の実施例と同様であ
る。図10では溶着部の構成を省略したが、実際は図5
と同様の構成であり、図5に示す溶着機501,502
の下を横切るように供給されることになる。
【0036】一連の袋体10は例えば、図10に示すよ
うに、2個ずつ対として、その両側に幅広の接着代13
が設けられるものとする。ガイド板202,203の下
に対をなす2個の袋体10a,10bが運ばれると、カ
ッター901により、接着代13の部分で2個ずつ切り
離される。そして、先の実施例と同様のスティック供給
部6から一つずつ切り離されたスティック20が押し上
げられて、図11に示すように二つの袋体10a,10
bは折り畳まれてガイド板202,203の間に押し込
まれる。
【0037】ガイド板202,203の上に突き出され
た袋体10a,10bの接続部は、図1の実施例と同様
にチャックハンド401により保持される。その後ステ
ィック20は、揉み出し部203が袋体10a,10b
の下端部近傍に位置するまで引き下げられ、図5で説明
した先の実施例と同様にして、2個の袋体10a,10
bは両側から保持されて溶着機501,502によって
下端部が溶着される。一体化されたティーバックは先の
実施例と同様に搬送されて取り出される。
【0038】なお図10,図11の実施例ではティーバ
ックに一体化されるスティック20を用いて折り畳みを
行っているが、スティック20とは別個に折り畳み部を
設けることもできる。例えば、一連の袋体の供給部を図
1の第1の溶着部3の位置として、ここに溶着機に代わ
ってカッター901や折り畳み手段を配置する。この様
にすると、折り畳んだ2個の袋体10a,10bを図1
の実施例と同様に搬送部4により溶着部5に運び、以下
図1の実施例と同様の動作でスティックを一体化するこ
とができる。
【0039】図12は、以上のようにしてスティック2
0が取り付けられた二つの袋体10a,10bからなる
揉み出し機能付きティーバックを複数個ずつ包装パック
に封入する包装機の構成を示している。この包装機は、
例えば先の実施例装置の排出部7に置き換えられて配置
される搬送部30と、搬送されたティーバックを厚み方
向に順次重ねるように複数個整列させる整列部40と、
整列された複数個のティーバックを、そのスティック部
をチャックハンドで一括保持して転送する保持・転送部
50と、この保持・転送部50から挿入ガイド部60を
介して転送された複数個のティーバックをその袋体側か
ら一端が開放されたスタンドパック710内に挿入して
開放端を封着する包装部70とを有する。
【0040】搬送部30は、隣接して平行配置された2
本のコンベアベルト310,311により袋体10を上
にしてスティック20を挟み込んで、矢印a方向に一つ
ずつティーバックを運ぶ。その終端部には、搬送された
きたティーバックをつまんで取り出すチャックハンド3
13及びガイド部材312が設けられている。チャック
ハンド313はシリンダー314により駆動されて袋体
10の上端部を挟んで、搬送部30に連続するガイド部
材312の溝315に沿って次の整列部40への入り口
まで運ぶ。
【0041】ガイド部材312及び整列部40の部分を
別の角度から拡大して示すと図13のようになってお
り、ガイド部材312の溝315は、直角に曲がって整
列部40の入り口につながっていて、チャックハンド3
13はガイド部材312の直角に曲がるコーナー部でテ
ィーバックを離す。そして、シリンダー418により駆
動される押し板419が、図13に示すように袋体10
の部分を矢印bの方向に押し出して、垂直に立てられた
整列板411に次々にティーバックをその厚み方向に重
ねるように整列させる。
【0042】整列板411にはその面に垂直に、整列さ
れるティーバックを保持する2本のアーム412,41
3が立てられていて、このアーム412,413にガイ
ドされてティーバックが順次運ばれて、例えば10個が
1組として整列させられることになる。整列板411
は、その下端部側面にバー415の一端が固定され、こ
のバー415の他端は水平保持板414の側面端部に回
転自在に軸支されており、更にバー415の下方にシリ
ンダー417により上下駆動されるバー416の先端部
が回転自在に軸支されていて、シリンダー417の駆動
によって、図13に一点鎖線で示したように、90°回
転できるようになっている。
【0043】即ち、整列板411に10個のティーバッ
クが整列されると、これを90°回転させてティーバッ
クを寝かせた状態にして、この整列板411を水平保持
板414と共に、図12に矢印dで示すように上昇させ
て、次の保持・転送部50に運ぶ。保持・転送部50に
は、運ばれたティーバックをそのスティック部で一括保
持するチャックハンド511が設けられている。また重
ねられたティーバックの茶葉の片寄りをなくして平らに
するために、シリンダー517により駆動されるたたき
板516が設けられ、チャックハンド511でチャック
する前に、このたたき板516により軽くティーバック
をたたくようになっている。なおチャックハンド511
によりティーバックを保持すると、整列板411は次の
ティーバックの組をまとめるべく、引き下げられる。
【0044】この保持・転送部50には、10個のティ
ーバックを保持したチャックハンド511を更に保持し
て転送するために、チャックハンド511を上下から挟
むガイド板512,513とその駆動部514が設けら
れ、ガイド板512,513で挟んだ状態で矢印eで示
すようにチャックハンド511を所定角度回転できるよ
うになっている。この回転は、後述するようにスタンド
パック710へのティーバックの挿入を容易にする為の
ものであり、この回転駆動により傾斜させたティーバッ
クはシリンダー515の駆動によって、矢印fで示すよ
うに、挿入ガイド部60を経て包装部70へ転送され
る。
【0045】包装部70には、スタンドパック710が
横向きに置かれたターンテーブル711が設けられてい
る。ターンテーブル711は、矢印gで示す方向のスラ
イドと矢印hで示す方向の回転が可能であり、このスラ
イドと回転によってスタンドパック710は、→→
→→の順に駆動される。そして、スタンドパック
711の開口端が保持・転送部50から送られるティー
バックに向き合うの状態で、10個まとめられたティ
ーバックが袋体側からスタンドパック711に挿入され
る。
【0046】スタンドパック710は両側辺がシールさ
れて中央部に包装空間を持つものであるため、このスタ
ンドパック710へのティーバックの挿入を容易にする
ために、挿入ガイド部60が設けられている。この挿入
ガイド部60は、図14に断面図を示すように、入り口
部が広く、出口部はティーバックが斜めになって出るよ
うに菱形に加工されている。またその出口部には、シリ
ンダー612,613に駆動されてスタンドパック71
0の開口端を上下にこじ開けるための舌片614,61
5が設けられている。
【0047】そして、スタンドパック710がの位置
にきた状態でターンテーブル711を挿入ガイド部60
側にスライドさせ、舌片614,615によってスタン
ドパック710の開口端を上下に開ける。これにより、
開口端は菱形になる。この開口端に、前述のように保持
・転送部50においてガイド板512,513で保持し
た状態でチャックハンド511とともにティーバックを
約45°回転させて、挿入ガイド部50を経て転送する
と、ティーバックは袋体側からスムースにスタンドパッ
ク710内に挿入される。
【0048】ティーバックをスタンドパック710に挿
入した後、チャックハンド511を引き抜く際に、ティ
ーバックがチャックハンド511に引っかかったまま引
き抜かれるのを防止するため、包装部70にはシリンダ
ー713により駆動される押さえ板712が用意されて
いる。この押さえ板712によりティーバックが挿入さ
れたスタンドパック710を押さえた状態でチャックハ
ンド511を引く抜くようになっている。
【0049】ティーバックが挿入されたスタンドパック
710はの位置まで戻されて、ここでシリンダー71
9により駆動される窒素ガス供給ノズル718が開口端
から挿入され、窒素ガスがスタンドパック710に充填
され、同時に次のスタンドパックがターンテーブル71
1に載せられる。そして、窒素ガスが充填されたスタン
ドパック710はの位置までスライド移動させられ、
ここでシリンダー715,717によりそれぞれ駆動さ
れる150℃程度に加熱されたシール部材714,71
6により、開口端がシールされ、排出される。シール温
度はスタンドパック710の材料に応じて最適設定され
る。
【0050】図15は、以上のようにして複数個のティ
ーバックが封入されたスタンドパック710の断面構造
と外観斜視図を示している。前述のように、ティーバッ
クを傾斜させてスタンドパック710に挿入することに
よって、挿入操作がスムースになるだけでなく、両側辺
がシールされたスタンドパック710内の空間に無理な
く多くのティーバックを詰めることができることにな
る。
【0051】上記実施例のティーバックでは、二つの袋
体10a,10bの先端部を溶着しているが、図16
は、二つの袋体10a,10bをそれらの先端から僅か
にずれた位置で溶着した実施例である。図16(b)は
図16(a)の左側面図であり、二つの袋体10a,1
0bは先端近傍の中央部で溶着されてガゼット状に一体
化されている。この様に溶着部801が先端からずれた
状態にすると、図17に示すようにティーバックを湯に
つけてスティック20で揉み出しをする際に、二つの袋
体10a,10bは底が広く安定であるためにバランス
よくつぶれ、効果的な揉み出しができる。特にコーヒー
の場合にこの構造は有効である。
【0052】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、包
装機によりお茶等を入れて包装された袋体を1個ずつ供
給して、それらを2個ずつ対向させて重ねて一端を溶着
し、他端側から揉み出し部が形成されたスティックを挿
入して2個の袋体と揉み出し部の間を溶着して一体化す
るという動作により、揉み出し機能付きティーバックを
量産することができる。またこの発明によれば、2個ず
つつながった袋体を供給し、これを折り畳んで開放端側
からスティックを挿入してその開放端を溶着するという
動作により、位置合わせを不要にし、しかも溶着工程を
減らして装置構成を簡単にすることができる。更にこの
発明によれば、スティックが取り付けられた揉み出し機
能付きティーバックを順次複数ずつ整列させ、まとめて
包装部に転送して包装パックに封入するという一連の動
作により、揉み出し機能付きティーバックの自動包装が
可能である。
【0053】またこの発明によるティーバックは、2個
の袋体と一体化されるスティックがその先端にT字型を
なす薄い板状の揉み出し部が形成されたシンプルなもの
で量産に適しており、揉み出し部の後縁部が2個の袋体
と溶着されて前縁部が2個の袋体の途中まで挿入された
状態で一体化されるから、揉み出しが容易でありしか
も、スティックを押し込んだ時の袋体の変形が抑制され
てスティックと袋体との結合部の破損も確実に防止され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例のティーバック製造装置
を示す。
【図2】 同実施例の袋体供給部の構成を示す。
【図3】 同実施例の保持部の構成を示す。
【図4】 同実施例の第1の溶着部の構成を示す。
【図5】 同実施例の第2の溶着部の構成を示す。
【図6】 同実施例の揉み出し部付きスティックを示
す。
【図7】 同実施例による揉み出し機能付きティーバッ
クを示す。
【図8】 同ティーバックの断面構造を示す。
【図9】 同ティーバックの使用態様を示す。
【図10】 この発明の他の実施例の製造装置の要部構
成を示す。
【図11】 同実施例の袋体折り畳みの様子を示す。
【図12】 この発明の実施例によるティーバック包装
装置を示す。
【図13】 同実施例の整列部の構成を示す。
【図14】 同実施例の挿入ガイド部の構成を示す。
【図15】 同実施例によるティーバック包装状態を示
す。
【符号の説明】
1…袋体供給部、2…保持部、3…第1の溶着部、4…
搬送部、5…第2の溶着部、6…スティック供給部、7
…排出部、10,10a,10b…袋体、20…スティ
ック、30…搬送部、40…整列部、50…保持・転送
部、60…挿入ガイド部、70…包装部。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年8月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例のティーバック製造装置
を示す。
【図2】 同実施例の袋体供給部の構成を示す。
【図3】 同実施例の保持部の構成を示す。
【図4】 同実施例の第1の溶着部の構成を示す。
【図5】 同実施例の第2の溶着部の構成を示す。
【図6】 同実施例の揉み出し部付きスティックを示
す。
【図7】 同実施例による揉み出し機能付きティーバッ
クを示す。
【図8】 同ティーバックの断面構造を示す。
【図9】 同ティーバックの使用態様を示す。
【図10】 この発明の他の実施例の製造装置の要部構
成を示す。
【図11】 同実施例の袋体折り畳みの様子を示す。
【図12】 この発明の実施例によるティーバック包装
装置を示す。
【図13】 同実施例の整列部の構成を示す。
【図14】 同実施例の挿入ガイド部の構成を示す。
【図15】 同実施例によるティーバック包装状態を示
す。
【図16】 他の実施例のティーバックの溶着構造を示
す。
【図17】 図16のティーバックの使用態様を示す。
【符号の説明】 1…袋体供給部、2…保持部、3…第1の溶着部、4…
搬送部、5…第2の溶着部、6…スティック供給部、7
…排出部、10,10a,10b…袋体、20…スティ
ック、30…搬送部、40…整列部、50…保持・転送
部、60…挿入ガイド部、70…包装部。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 お茶等を収納した袋体を2個ずつ重ね
    て、これら袋体の間に揉み出し用のスティック先端を挿
    入して一体化するティーバックの製造装置であって、 お茶等を収納した袋体を順次供給する袋体供給手段と、 この袋体供給手段により供給される袋体を2個ずつ相対
    向させて保持する保持手段と、 この保持手段により保持された2個の袋体の一端を溶着
    する第1の溶着手段と、 T字型をなす揉み出し部が先端に形成されたスティック
    を順次供給して前記一端が溶着された2個の袋体の他端
    側から前記2個の袋体の間に前記揉み出し部を挿入する
    スティック供給手段と、 前記スティックの揉み出し部が挿入された前記2個の袋
    体の他端近傍でこれら2個の袋体と前記揉み出し部の間
    を溶着する第2の溶着手段とを有することを特徴とする
    揉み出し機能付きティーバックの製造装置。
  2. 【請求項2】 お茶等を収納した袋体を2個ずつ重ね
    て、これら袋体の間に揉み出し用のスティック先端を挿
    入して一体化するティーバックの製造装置であって、 お茶等を収納した袋体を順次供給する袋体供給手段と、 この袋体供給手段により供給される袋体を2個ずつ相対
    向させて保持する保持手段と、 この保持手段により保持された2個の袋体の上端を溶着
    する第1の溶着手段と、 溶着された前記2個の袋体の上端部を挟んで所定距離移
    動させる搬送手段と、 T字型をなす揉み出し部が先端に形成されたスティック
    を順次供給して前記移動手段により移動された前記2個
    の袋体の間にその下端側から前記揉み出し部を挿入する
    スティック供給手段と、 前記スティックの揉み出し部が挿入された前記2個の袋
    体の下端部近傍でこれら2個の袋体と前記揉み出し部の
    間を溶着する第2の溶着手段と、 この第2の溶着手段により2個ずつの袋体とスティック
    が一体化されたティーバックを搬送して取り出す排出手
    段と、 を有することを特徴とする揉み出し機能付きティーバッ
    クの製造装置。
  3. 【請求項3】 前記袋体供給手段は、包装機から順次排
    出される袋体の端部をつまむチャックハンドと、このチ
    ャックハンドを回転させて前記袋体を前記保持手段に振
    り分ける回転駆動機構と、この回転駆動機構による回転
    面位置を交互に少しずつずらす直線駆動機構とを有し、 前記保持手段は、垂直の仕切り板と、この仕切り板の上
    方に仕切り板を挟むように並んで互いに平行に配置され
    た2枚のガイド板と、これらのガイド板の間で前記仕切
    り板の左右に交互に振り分けて順次供給される2個の袋
    体をそれぞれ前記仕切り板に押しつけて相対向させて保
    持する押さえ板とを有することを特徴とする請求項1又
    は2に記載の揉み出し機能付きティーバックの製造装
    置。
  4. 【請求項4】 お茶等を収納した袋体を2個ずつ重ね
    て、これら袋体の間に揉み出し用のスティック先端を挿
    入して一体化するティーバックの製造装置であって、 お茶等を収納した袋体を2個ずつつながった状態で順次
    供給する袋体供給手段と、 この袋体供給手段により供給される2個ずつの袋体をそ
    の接続部で折り畳むおり畳み手段と、 この折り畳み手段により折り畳まれた2個の袋体の開放
    端側から先端に揉み出し部が形成されたスティックの揉
    み出し部を挿入するスティック供給手段と、 前記スティックの揉み出し部が挿入された前記2個の袋
    体の開放端近傍でこれら2個の袋体と前記揉み出し部の
    間を溶着する溶着手段と、 この溶着手段により2個ずつの袋体とスティックが一体
    化されたティーバックを搬送して取り出す排出手段とを
    有することを特徴とする揉み出し機能付きティーバック
    の製造装置。
  5. 【請求項5】 お茶等が収納されて互いに重ね合わされ
    一端が連結された2個の袋体と、この2個の袋体の他端
    部に結合されたスティックとを有し、 前記スティックは、細長いスティック本体と、このステ
    ィック本体の先端に連続的に形成されてT字型をなす薄
    い板状の揉み出し部とを有し、前記揉み出し部の前縁部
    が前記2個の袋体の間に途中まで挿入されて後縁部と前
    記2個の袋体の他端部との間が溶着されていることを特
    徴とする揉み出し機能付きティーバック。
  6. 【請求項6】 お茶等が収納されて互いに重ね合わされ
    一端が連結された2個の袋体の他端部にスティックが結
    合された揉み出し機能付きティーバックを複数個ずつ包
    装パックに封入する揉み出し機能付きティーバックの包
    装装置であって、 揉み出し機能付きティーバックを厚み方向に順次重ねる
    ように複数個整列させる整列手段と、 整列された複数個のティーバックを、そのスティック部
    をチャックハンドで一括保持して転送する保持・転送手
    段と、 転送された複数個のティーバックをその袋体側から一端
    が開放された包装パック内に挿入して開放端を封着する
    包装手段とを有することを特徴とする揉み出し機能付き
    ティーバックの包装装置。
  7. 【請求項7】 前記包装パックは両側辺がシールされた
    スタンドパックであって、前記保持・転送手段は一括保
    持した前記複数個のティーバックを回転させる回転機構
    を有し、前記保持・転送手段と包装手段の間に、前記ス
    タンドパックの開放端を上下に開いて、前記回転機構に
    より所定角度回転させた前記複数個のティーバックを前
    記スタンドパック内に傾斜した状態で挿入する挿入ガイ
    ド手段を備えたことを特徴とする請求項7記載の揉み出
    し機能付きティーバックの包装装置。
JP8131986A 1995-06-08 1996-05-27 揉み出し機能付きティーバック及びその製造装置 Pending JPH0951851A (ja)

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JP8131986A JPH0951851A (ja) 1995-06-08 1996-05-27 揉み出し機能付きティーバック及びその製造装置

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JP7-166911 1995-06-08
JP16691195 1995-06-08
JP8131986A JPH0951851A (ja) 1995-06-08 1996-05-27 揉み出し機能付きティーバック及びその製造装置

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JP8131986A Pending JPH0951851A (ja) 1995-06-08 1996-05-27 揉み出し機能付きティーバック及びその製造装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7147879B2 (en) * 2000-04-19 2006-12-12 Joerg Stemmler Tea bag package
JP5346136B1 (ja) * 2013-02-14 2013-11-20 博和 大西 持続回転抽出棒

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