JPH10187703A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JPH10187703A
JPH10187703A JP8350121A JP35012196A JPH10187703A JP H10187703 A JPH10187703 A JP H10187703A JP 8350121 A JP8350121 A JP 8350121A JP 35012196 A JP35012196 A JP 35012196A JP H10187703 A JPH10187703 A JP H10187703A
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JP
Japan
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dictionary
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JP8350121A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Sasaki
勉 佐々木
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 日本語入力/漢字変換の操作と同様の操作に
よって、表データ等の読み込みを行えるようにする。 【解決手段】 記憶装置16は、辞書ファイル、表等の
データファイルを格納する。辞書ファイルは例えばユー
ザ辞書ファイルである。オペレータ等によって表等のデ
ータを登録する際、CPU11によって制御されて、登
録対象の表等のデータを上記データファイルに格納する
とともに、この表等のデータに対する「読み」を上記辞
書ファイルに格納する。このとき、「読み」に対応付け
て上記データの格納アドレスも記憶する。後に、上記表
等のデータを読み出す際、上記「読み」を入力して“か
な文字/漢字変換”の操作を行うと、上記辞書ファイル
を検索してその「読み」に対する変換候補を出力する。
オペレータ等が上記表データに対応する変換候補を選択
すると、その表データが表示装置14上の画面に読み込
まれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、日本語入力/変換
機能を有する情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えばパーソナルコンピュー
タ等の情報処理装置において、ワープロ、表計算等の各
種ツールのアプリケーションプログラムを用いて、種々
の処理が行われている。
【0003】これらのツールで作成した文書、表等のデ
ータは、ファイル名を付けて保存して、後に保存したデ
ータを利用することが行われている。従来では、その際
に、ツール画面上に表示される各種ファンクションキー
(ボタン)から、例えば「ファイルの登録」の機能を選
択入力してファイル登録モードに移行し、画面上に表示
される指示に従って入力枠内に必要な入力を行う等し
て、ファイルの登録を行う。そして、登録してあるファ
イルのデータを利用する際には、例えば「ファイルから
の読み込み」の機能を選択入力して、ファイル読み込み
モードに移行する。このとき、画面上には登録してある
ファイルのファイル名が一覧表示される。オペレータ等
は、一覧表示されるファイル名の中から所望のファイル
名を捜し出して、このファイル名を選択指定する等し
て、所望のファイルのデータを読み込ませる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来で
は、例えば日本語入力作業の途中においてデータが欲し
い場合等に、逐一モード変更して、所望のファイルを捜
さなければならず、作業の流れが途中で止ってしまうと
いう煩わしさがあった。また、上記機能の選択入力作業
も、特に使用しているツールの操作に慣れないユーザに
とっては、所望の処理を行わせるのにどの機能を選択す
れば良いか迷う場合もあり、操作し難いものであった。
更に、登録してあるファイルが多い場合には、一覧表示
される多数のファイル名の中から所望のファイルのファ
イル名を捜し出す作業が必要となり、時間が掛かり、労
力を費やすものとなっていた。
【0005】本発明の課題は、最も頻繁に使用し操作慣
れしている日本語入力/漢字変換の操作と同様の操作に
よって、所望のデータの読み込みを行うことができる情
報処理装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、以下の手段
を備える。情報記憶手段は、登録名称を有する情報を記
憶する。
【0007】辞書記憶手段は、日本語入力/変換に用い
られる辞書登録用の読み、登録名称を格納するととも
に、通常の辞書登録であるか情報登録であるかを示すフ
ラグと、上記登録名称を有する情報の上記情報記憶手段
内での位置を示す位置情報を格納する。
【0008】変換候補出力手段は、日本語入力/変換操
作が行われると、入力される読みをキーにして上記辞書
記憶手段内を検索し、読みが一致する場合、その登録名
称を変換候補として表示画面上に出力する。
【0009】選択手段は、上記変換候補出力手段によっ
て出力された変換候補の中から所望する登録名称を選択
させる。制御手段は、上記辞書記憶手段を検索して、上
記選択手段によって選択された登録名称に対応するフラ
グが情報登録であることを示すか否かを判別し、情報登
録であることを示す場合には、上記辞書記憶手段内に記
憶されている上記選択された登録名称に対応する位置情
報に基づいて格納されている情報を読み出す。
【0010】この発明にかかる情報処理装置では、情報
記憶手段に記憶されている登録名称を有する情報(例え
ば、表計算データ)を、日本語入力/変換操作によって
読み出すことができる。すなわち、“読み”を入力して
変換候補を表示させ、この変換候補の中から所望の候補
を選択指定することで、表計算データ等を読み出すこと
ができる。
【0011】このように、この発明にかかる情報処理装
置では、オペレータ等は、最も頻繁に使用し操作慣れし
ている日本語入力/漢字変換の操作と同様の操作によっ
て、所望のデータを読み込んで利用することができるの
で、特に定型的なフォーマットを提供するデータのよう
に特に何度も同じデータを利用する場合は、操作性が向
上し、作業の効率を上げることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施形態について説明する。図1は、本発明の一実施形
態の情報処理装置を含む装置全体のシステム構成を示す
ブロック図であり、ここでは一例としてパーソナルコン
ピュータ10のブロック図を示してある。
【0013】同図において、CPU11は、パーソナル
コンピュータ10全体を制御する中央処理装置である。
入力装置12は、キーボード、マウス等より成り、各種
ツールの起動、起動したツール画面上での文字入力やコ
マンドの選択指示等をオペレータ等に行わせるための装
置である。
【0014】RAM13は、処理中のデータ等を一時的
に記憶するメモリであり、例えばワークメモリ等の作業
領域を有する。表示装置14は、起動したツール画面等
をディスプレイ等に表示する装置である。
【0015】印刷装置15は、指定された文書ファイ
ル、表計算データファイルの内容を、指定されたフォー
マットで用紙上に印刷するための装置である。記憶装置
16は、例えばROM、RAM、フラッシュメモリ、F
DD(フロッピーディスクドライブ)、CD−ROM装
置、HDD(ハードディスクドライブ)等からなる記憶
媒体16−1を有しており、この記憶媒体16−1は、
CPU11による各種制御に用いられるOS(オペレー
ティングシステム)と、少なくとも本実施形態の情報処
理装置の機能を実現するアプリケーションプログラムを
記憶している。
【0016】また、記憶装置16に設けられる記憶媒体
16−1は、可搬型のものも含まれる。記憶媒体16−
1は、パーソナルコンピュータ10とは独立した携帯可
能な記憶媒体であり、少なくとも本実施形態の情報処理
装置の機能を実現するアプリケーションプログラムを、
記憶装置16内の記憶媒体制御部(不図示)等によって
読み出し可能で且つCPU11により実行可能な形式で
記憶している。
【0017】即ち、記憶媒体16−1は、例えば、FD
(フロッピーディスク)、MO(光磁気ディスク)、C
D−ROM、メモリカード、DVD(デジタルビデオデ
ィスク)等であり、上記アプリケーションプログラム等
を、磁気的、あるいは光学的、又は電気的に記憶してい
る。
【0018】また、上記アプリケーションプログラム
は、例えば、通信制御装置(不図示)等によって、通信
回線(ネットワーク)17を介して、外部の情報処理装
置等からダウンロードされたものでもよい。この場合、
上記記憶装置16の記憶媒体16−1に、上記ダウンロ
ードしたアプリケーションプログラムを記憶して利用す
るようにしても良い。あるいは、上記通信制御装置を介
して、その接続先の情報処理装置等から、それに記憶さ
れている上記アプリケーションプログラムのプログラム
コードを、必要に応じてオンラインで受信しながら利用
するものであっても良い。
【0019】図2は、記憶装置16の記憶媒体16−1
上のファイル格納領域20に格納されるファイルの一例
を示す図である。同図において、ファイル格納領域20
には、辞書ファイル21、表計算データファイル22、
文書データファイル23等が格納される。
【0020】辞書ファイル21は、例えばユーザ辞書フ
ァイルである。ユーザ辞書ファイルは、予めワードプロ
セッサ機能に含まれている漢字辞書ファイルでは所望の
変換候補が現われない場合等に、ユーザ等が所望の単語
/熟語等をその「読み」と共に登録したデータを格納す
るファイルである。
【0021】更に本実施形態においては、上記辞書ファ
イル21は、例えば後述する図3の例のように、表デー
タの登録の際に決められた「読み」を、それが表データ
であるか否かを示すフラグ等とともに格納する。これに
ついての詳細は図3において後述する。
【0022】表計算データファイル22は、表計算用の
ツール上で作成した表データのファイルを格納する記憶
領域である。文書データファイル23は、ワードプロセ
ッサのツール上で作成した文書データファイルを格納す
る記憶領域である。
【0023】図3は、上記辞書ファイル21の構成の一
例を示す図である。同図に示す辞書ファイル30は、
“キー(読み)”31、“情報フラグ”32、“情報名
称”33、及び“情報格納アドレス”34の各フィール
ドより成る各レコードより構成される。
【0024】“キー(読み)”31のフィールドは、ユ
ーザ辞書登録時の「読み」を記憶するものであるが、本
実施形態においては、後述する登録した情報(表計算デ
ータ等)を読み込む際のキーワード(読み)も記憶する
ものである。
【0025】“情報フラグ”32のフィールドには、そ
のレコードが通常のユーザ辞書登録である場合はフラグ
“0”が格納される。また、そのレコードを本実施形態
による表等の情報を読み出す為のテーブルとして利用す
る場合にはフラグ“1”が格納される。
【0026】“情報名称”33のフィールドには、“キ
ー(読み)”31のフィールドに記憶される「読み」に
対応して登録される文字(漢字、記号等)が格納され
る。また、本実施形態によって登録される表等のタイト
ル(表ファイル名等)が格納される。
【0027】“情報格納アドレス”34のフィールドに
は、上記“情報フラグ”32に“1”が格納されている
レコード(すなわち、表等の情報登録の為のレコード)
のみ、その情報ファイルが格納されているアドレスが記
憶される。例えば、表計算データを登録している場合に
は、図2の表計算データファイル22の記憶領域内の対
応する表計算データファイルが格納されているアドレス
が記憶される。あるいは、“情報格納アドレス”34の
フィールドの代わりに、例えば登録した表計算データの
ファイル名を記憶するフィールドを設けても良い。
【0028】以下、図4のフローチャート及び図5〜図
7の表示装置14の表示画面の遷移図を参照して、本実
施形態による情報登録時の処理を説明する。ここで、図
4は、情報登録処理を説明するフローチャートであり、
図5〜図7は情報登録処理のときの表示画面遷移図であ
る。
【0029】尚、本実施形態では、使用するツールとし
て表計算ソフトを例にして説明するが、これに限るもの
ではなく、ワードプロセッサ、図形作成用のツール等で
あっても良い。
【0030】図5(a)に示す表示画面40は、情報登
録開始時の画面であり、同図には表計算ソフトのツール
上で作成した表41が表示されている。この表41のタ
イトルは「3月度売上成績」である。
【0031】以下、この表41を情報登録する一例を説
明する。まず、オペレータが何らかの操作を行って日本
語入力モードに入ることで、表示画面は図5(b)に示
す表示画面50の様になる。表示画面50における(全
角Rかな)51は、現在のモードが日本語入力モードで
あることを示す表示である。
【0032】続いて、図5(c)の表示画面60に示す
日本語入力拡張メニュー61を開く。この日本語入力拡
張メニュー61の枠(入力フィールド)内には、「1.
単語登録」、「2.単語削除」という従来より存在する
機能の機能名称が表示されるとともに、現在使用してい
るツールが情報登録機能に対応するものである場合は、
「3.情報登録」、「4.情報削除」の機能名称も表示
される。
【0033】図4において、日本語入力情報登録がスタ
ートすると、まず、起動されているツールが情報登録に
対応しているか否かを判別し(ステップS1)、対応し
ている場合には(ステップS1、YES)、日本語入力
拡張メニュー61が開かれ、その入力フィールド内に上
記「3.情報登録」等の機能名称が表示され、情報登録
が行える。対応していない場合には(ステップS1、Y
ES)、従来よりある「1.単語登録」等の機能が使え
るだけであるので、情報登録処理は行えずに終了とな
る。
【0034】上記ステップS1で情報登録に対応してい
ると判別された場合には(ステップS1、YES)、次
にオペレータ等によって上記日本語入力拡張メニュー6
1内から「3.情報登録」が選択指定されることで情報
登録処理に入る。これは、例えば表示画面60の日本語
入力拡張メニュー61に示すように、カーソル位置を
「3.情報登録」の位置にもっていき、確定キーを押下
する等して指定する。
【0035】情報登録処理に入ると、まず登録情報検索
キー入力処理が行われる(ステップS2)。これは、図
6(a)の表示画面70に示すように、日本語入力拡張
メニュー71内に「登録情報検索キーを入力して下さ
い」というメッセージと共に、入力フィールド71aを
設ける。この入力フィールド71aの入力位置はカーソ
ル位置(網目四角の表示)で示される。
【0036】オペレータ等は、これに応じて、例えば図
6(b)の表示画面80に示すように、日本語入力拡張
メニュー71内の入力フィールド71aに「3がつどう
りあげせいせき」の文字を登録情報検索キーとして入力
する。そして、確定キー(リターンキー)を押下する
と、登録キーが入力されたものとして(ステップS3、
YES)、次の処理に移る。ここで入力した文字(読
み)は、図3の“キー(読み)”31のフィールドに記
憶される。
【0037】上記登録情報検索キーの入力処理が終了す
ると、次に登録情報名称を入力させる処理を行う(ステ
ップS4)。これは、例えば、図6(c)の表示画面9
0に示すように、日本語入力拡張メニュー91内に「登
録情報名称を入力して下さい」というメッセージととも
に、入力フィールド91aを設ける。この入力フィール
ド91aの入力位置は、カーソル位置(網目四角の表
示)で示される。
【0038】オペレータ等は、これに応じて、例えば図
7(a)の表示画面100に示すように、日本語入力拡
張メニュー91内の入力フィールド91aに「3月度売
上成績」の文字を登録情報名称として入力する。そし
て、確定キー(リターンキー)を押下すると、登録情報
の名称が入力されたものとして(ステップS5、YE
S)、次の処理に移る。ここで入力した文字(読み)
は、図3の“情報名称”33のフィールドに記憶され
る。
【0039】そして、上記内容で情報登録して良いか否
かの確認を行う(ステップS6)。例えば、図7(b)
の表示画面110に示すように、日本語入力拡張メニュ
ー111内に「登録しますか?(y/n)」というメッ
セージとともに、入力フィールド111aを設ける。こ
の入力フィールド111a内の入力位置は、カーソル位
置(網目四角の表示)で示される。
【0040】オペレータ等は、上記の様に入力した内容
で登録して良いか否かを判断して、登録して良い場合に
は上記入力フィールド111a内に“y”を入力し、そ
うでない場合は“n”を入力する。
【0041】これによって、入力が“y”である場合に
は(ステップS7、YES)、図2の辞書ファイル21
に上記設定を登録する。すなわち、図3の“キー(読
み)”31のフィールドに、上記ステップS2で入力し
た登録情報検索キーを記憶し、“情報名称33”のフィ
ールドに上記ステップS4で入力した登録情報名称を記
憶する。上述した一例では、“キー(読み)”31のフ
ィールドに「3がつどうりあげせいせき」が記憶され、
“情報名称33”のフィールドに「3月度売上成績」が
記憶される。そして、“情報フラグ”32のフィールド
には“1”が設定される。更に、登録対象の情報を格納
する処理を行う。これは、上記一例では、表41のデー
タを図2の表計算データファイル22内に格納する処理
に該当する。そして、この表41のデータを格納してあ
る記憶領域のアドレスを“情報格納アドレス”34のフ
ィールドに記憶する。
【0042】尚、登録情報名称は、入力した名称に加え
て、使用しているツールを示す情報を自動的に付加する
ようにしても良い。これによって、例えば、情報登録処
理が完了すると、図7(c)の表示画面120に示すよ
うに、日本語入力拡張メニュー121内に「表計算:3
月度売上成績を登録しました」という確認メッセージが
表示される。また、後に、この登録した表41のデータ
を読み出す際に、入力した文字列(3がつどうりあげせ
いせき)に対する変換候補の1つとして「表計算:3月
度売上成績」の表示が行われる。
【0043】上述したようにして登録した表41の情報
を、後に読み出すときの処理を、図8のフローチャート
と、図9及び図10の表示装置14の表示画面遷移図を
参照して説明する。
【0044】ここで、図8は、登録した情報を読み出す
処理を説明するフローチャートである。図9及び図10
は、登録した情報を読み出すときの表示画面遷移図であ
る。図9(a)に示す表示画面130は、表計算のツー
ルを起動した直後の表示画面である。図9(b)に示す
表示画面140は、この状態から、日本語入力モードに
移り、上記登録したキー(読み)である「3がつどうり
あげせいせき」141の文字列を入力(かな入力)した
状態を示す。
【0045】そして、一般的な日本語入力/かな漢字変
換の操作と同様に、例えば「変換キー」を押下する等し
て、上記入力した“かな文字列”に対する変換候補の一
覧を表示させる。
【0046】これによって、例えば、図9(c)の表示
画面150に示すように、上記のように入力した「読
み」に対する変換候補一覧151が表示される。すなわ
ち、上記のように入力した文字列「3がつどうりあげせ
いせき」をキーにして、図2の辞書ファイル21内の対
応するレコードが検索され、図3のレコード35が検出
される。そして、このレコード35の“情報名称”33
のフィールドに格納されている登録情報名称が、変換候
補の1つとして変換候補一覧151に表示される。この
とき、例えば「表計算:」の文字が付加されていること
を以て、オペレータ等は通常の変換候補と区別できる。
【0047】上記のように変換候補一覧151が表示さ
れている状態で、オペレータ等が所望の候補を選択入力
したときの処理を、図8を参照して以下に説明する。図
8において、上記オペレータ等が選択入力した候補文字
が、通常の漢字変換候補であるか、登録情報に関するも
のであるかを判別する。すなわち、辞書ファイル21内
の上記選択された候補文字に対応するレコードの“情報
フラグ”32のフィールドに格納されているフラグ情報
が“1”であるか“0”であるかによって、上記判別を
行う(ステップS11)。
【0048】“情報フラグ”32のフィールドに“0”
が格納されていた場合には(ステップS11、NO)、
通常のかな漢字変換処理を行う(ステップS12)。
“情報フラグ”32のフィールドに“1”が格納されて
いた場合には(ステップS11、YES)、登録情報を
読み込む処理を開始する。
【0049】すなわち、まず、本当に登録情報を読み込
んで良いか否かをオペレータ等に確認する(ステップS
13)。例えば、図10(a)の表示画面160に示す
ように、“「表計算:3月度売上成績」を読み込みま
す。いいですか?(y/n)”の確認メッセージ161
の表示を行って、オペレータ等に入力枠162内に
“y”(YES)又は“n”(NO)の入力を行わせ
る。
【0050】読み込みを行って良い場合は、オペレータ
等は入力枠162内に“y”を入力し(ステップS1
4、YES)、これに応じて登録情報の読み込み処理を
実行する(ステップS15)。すなわち、図3の“情報
格納アドレス”34のフィールドに格納されているアド
レス情報を読み出して、このアドレスに記憶されている
データを読み出す。
【0051】これによって、例えば図10(b)の表示
画面170に示すように、登録してあった表41のデー
タが読み込まれて表示される。また、例えば、“「表計
算:3月度売上成績」を読み込みました。”等の確認メ
ッセージ171を表示して、登録情報の読み込み処理を
終了する。
【0052】尚、上記説明では、「読み」として「3が
つどうりあげせいせき」を登録するものとして説明した
が、ユーザ辞書における「読み」は登録するユーザのみ
が分かればよい場合も多いので、例えば「3がつうりあ
げ」等に縮めることで、ユーザが記憶し易く且つ入力の
手間が少なくなるようにしても良い。更に、例えば“3
月度売上成績”、“3月度売上計画”等の複数の表デー
タを登録する際、全て「読み」を「3がつ」にしてお
き、データを読み出す際に複数の表データの候補の中か
ら選択するようにしても良い。このように、共通性のあ
る(同じ月に関するもの)データを変換候補として一覧
表示させて、所望のデータを読み込みこともできる。こ
れによって、更に使い勝手の良いものとなる。
【0053】本発明の情報処理装置は、上記一実施形態
のものに限らない。登録対象のデータは、表データに限
るものではなく、文書データ、グラフ、図形データ等、
なんでも良い。
【0054】また、上述した説明では、データの登録/
読み込みを行うツールは、両方とも表計算ソフトを用い
ていたが、これに限るものではない。例えば、異なるア
プリケーション間でデータの受け渡し(コピー、貼り付
け、埋め込み等)をできるシステム環境上で各種ツール
を使用する場合には、この機能を利用して表計算ソフト
上で作成・登録した表データを、ワードプロセッサ上で
読み込むこともできる。
【0055】更に、上述してあるように、「読み」はユ
ーザが任意に決定できるので、これがパスワードとして
の働きもすることになる。すなわち、他の人間が登録し
てあるファイルの内容を見ようとしても、「読み」を知
らなければ見ることはできない。
【0056】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
情報処理装置によれば、ツール上で作成した表、図形等
のデータを、最も頻繁に利用するのでユーザが操作慣れ
している日本語入力/変換操作の延長線上の操作によっ
て、読み込みを行える。
【0057】これによって、定型的なフォーマットを提
供するデータのように特に何度も同じデータを利用する
場合は、操作性が向上し、作業の効率を上げることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態の情報処理装置を含む装置全体のシ
ステム構成を示すブロック図である。
【図2】ファイル格納領域に格納されるファイルの一例
を示す図である。
【図3】図2の辞書ファイルの構成の一例を示す図であ
る。
【図4】情報登録処理を説明するフローチャートであ
る。
【図5】情報登録処理のときの表示画面遷移図(その
1)である。
【図6】情報登録処理のときの表示画面遷移図(その
2)である。
【図7】情報登録処理のときの表示画面遷移図(その
3)である。
【図8】登録した情報を読み出す処理を説明するフロー
チャートである。
【図9】登録した情報を読み出すときの表示画面遷移図
(その1)である。
【図10】登録した情報を読み出すときの表示画面遷移
図(その2)である。
【符号の説明】
10 パーソナルコンピュータ 11 CPU 12 入力装置 13 RAM 14 表示装置 15 印刷装置 16 記憶装置 16−1 記憶媒体 20 ファイル格納領域 21 辞書ファイル 22 表計算データファイル 23 文書データファイル 30 辞書ファイル 31 キー(読み)(フィールド名) 32 情報フラグ(フィールド名) 33 情報名称(フィールド名) 34 情報格納アドレス(フィールド名) 35 レコード 40 表示画面 41 表(登録対象データ) 50 表示画面 51 (全角Rかな) 60 表示画面 61 日本語入力拡張メニュー 70 表示画面 71 日本語入力拡張メニュー 71a 入力枠 80 表示画面 90 表示画面 91 日本語入力拡張メニュー 91a 入力枠 100 表示画面 110 表示画面 111 日本語入力拡張メニュー 111a 入力枠 120 表示画面 121 日本語入力拡張メニュー 130 表示画面(初期画面) 140 表示画面(日本語入力モード) 141 かな文字(読み) 150 表示画面 151 変換候補一覧 160 表示画面 161 確認メッセージ 162 入力枠 170 表示画面 171 確認メッセージ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 登録名称を有する情報を記憶する情報記
    憶手段と、 日本語入力/変換に用いられる辞書登録用の読み、登録
    名称を格納すると共に、通常の辞書登録であるか情報登
    録であるかを示すフラグと、上記登録名称を有する情報
    の上記情報記憶手段内での位置を示す位置情報を格納す
    る辞書記憶手段と、 日本語入力/変換操作が行われると、入力される読みを
    キーにして上記辞書記憶手段内を検索し、読みが一致す
    る場合、その登録名称を変換候補として表示画面上に出
    力する変換候補出力手段と、 この変換候補出力手段によって出力された変換候補の中
    から所望する登録名称を選択させる選択手段と、 上記辞書記憶手段を検索して、上記選択手段によって選
    択された登録名称に対応するフラグが情報登録であるこ
    とを示すか否かを判別し、情報登録であることを示す場
    合には、上記辞書記憶手段内に記憶されている上記選択
    された登録名称に対応する位置情報に基づいて格納され
    ている情報を読み出す制御手段と、 を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 登録名称を有する情報を記憶する情報記
    憶手段と、 日本語入力/変換に用いられる辞書登録用の読み、登録
    名称を格納すると共に、通常の辞書登録であるか情報登
    録であるかを示すフラグと、上記登録名称を有する情報
    の上記情報記憶手段内での位置を示す位置情報を格納す
    る辞書記憶手段と、 上記情報記憶手段内に記憶されるべき登録対象の情報に
    関して、入力される読み、情報名称を、それぞれ上記辞
    書記憶手段内の辞書登録用の読み、登録名称として格納
    するとともに、上記フラグを情報登録であることを示す
    ものに設定し、上記登録対象のデータを格納する位置を
    示す情報を位置情報として上記辞書記憶手段内に記憶さ
    せる登録手段と、 日本語入力/変換操作が行われると、入力された読みを
    キーにして上記辞書記憶手段内を検索し、読みが一致す
    る場合、その登録名称を変換候補として出力する変換候
    補出力手段と、 この変換候補出力手段によって出力された変換候補の中
    から所望する登録名称を選択させる選択手段と、 上記辞書記憶手段を検索して、上記選択手段によって選
    択された登録名称に対応するフラグが情報登録であるこ
    とを示すか否かを判別し、情報登録であることを示す場
    合には、上記辞書記憶手段内に記憶されている上記選択
    された登録名称に対応する位置情報に基づいて格納され
    ている情報を読み出す制御手段と、 を有することを特徴とする情報処理装置。
  3. 【請求項3】 上記情報記憶手段内に記憶される情報
    は、表計算のツール上で作成された表計算データである
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】 登録名称を有する情報を情報記憶手段に
    記憶し、 日本語入力/変換に用いられる辞書登録用の読み、登録
    名称を格納する辞書ファイル内に、上記記憶手段に記憶
    する情報に対する読み、登録名称を格納すると共に、通
    常の辞書登録であるか情報登録であるかを示すフラグ
    と、上記登録名称を有する情報が格納されている情報記
    憶手段内の位置を示す位置情報を格納し、 日本語入力/変換操作が行われると、入力される読みを
    キーにして上記辞書ファイル内を検索し、読みが一致す
    る場合、その登録名称を変換候補として出力し、 この変換候補の中から所望の登録名称を選択し、この選
    択された登録名称に対応するフラグが情報登録であるこ
    とを示す場合、上記辞書ファイル内のこの選択された登
    録名称に対応する位置情報に基づいて、上記情報記憶手
    段に記憶されている情報を読み出すことを特徴とする情
    報処理方法。
  5. 【請求項5】 コンピュータにおいて用いられたとき、 登録名称を有する情報を情報記憶手段に記憶する機能
    と、 日本語入力/変換に用いられる辞書登録用の読み、登録
    名称を格納する辞書ファイル内に、上記記憶手段に記憶
    する情報に対する読み、登録名称を格納すると共に、通
    常の辞書登録であるか情報登録であるかを示すフラグ
    と、上記登録名称を有する情報が格納されている情報記
    憶手段内の位置を示す位置情報を格納する機能と、 日本語入力/変換操作が行われると、入力される読みを
    キーにして上記辞書ファイル内を検索し、読みが一致す
    る場合、その登録名称を変換候補として出力する機能
    と、 この変換候補の中から所望の登録名称を選択し、この選
    択された登録名称に対応するフラグが情報登録であるこ
    とを示す場合、上記辞書ファイル内のこの選択された登
    録名称に対応する位置情報に基づいて、上記情報記憶手
    段に記憶されている情報を読み出す機能と、 を前記コンピュータに行わせるためのプログラムコード
    が、前記コンピュータが読取可能な形式で記憶された記
    憶媒体。
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