JPH10186758A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH10186758A
JPH10186758A JP8341176A JP34117696A JPH10186758A JP H10186758 A JPH10186758 A JP H10186758A JP 8341176 A JP8341176 A JP 8341176A JP 34117696 A JP34117696 A JP 34117696A JP H10186758 A JPH10186758 A JP H10186758A
Authority
JP
Japan
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image
image carrier
force
drum
exposure
Prior art date
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JP8341176A
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English (en)
Inventor
Jirou Shirakata
二郎 白瀉
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、像担持体の露光方向と異なるラジ
アル方向のガタを無くすることで、像担持体の表面に形
成される静電画像のムラや色ずれ等を防止し得る画像形
成装置を提供することを可能にすることを目的としてい
る。 【解決手段】 感光体ドラム8が転写ドラム15から受け
る付勢力Ft 、クリーニング装置16から受ける付勢力F
c 、該感光体ドラム8の自重による重力Fw 及び付勢手
段42から受ける付勢力Fs の合力Fa が露光方向E′に
一致するように構成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感光体からなる像
担持体上に静電潜像を形成し、この潜像を現像して記録
シートに転写することで画像を形成する電子写真方式の
画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】感光体からなる像担持体上に静電潜像を
形成し、この潜像を現像して記録シートに転写すること
で画像を形成する電子写真方式の画像形成装置の一例と
して、フルカラー画像を形成するためのカラー画像形成
装置の構成を図7〜図9を用いて説明する。
【0003】図7において、装置本体の上部に配置され
た画像読取部において、原稿1を原稿台ガラス2上に載
せ、露光ランプ4により露光走査することにより、原稿
1からの反射光像をミラー5a,5b,5cにより反射
して、レンズ6を介してフルカラーセンサ7に集光し、
カラー色分解画像信号を得る。このカラー色分解画像信
号は、図示しない増幅回路を経て図示しないビデオ処理
ユニットにて処理を施され、画像形成部に送り出され
る。
【0004】画像形成部において、像担持体である感光
体ドラム8は、支持手段であるドラム軸35により支持さ
れ、図示しない駆動手段により図7の矢印a方向に回転
駆動される。感光体ドラム8の外周には、前露光ランプ
9、コロナ帯電器10、露光手段であるレーザ露光光学系
11、電位センサ12、色の異なる4個の現像器13Y,13
C,13M,13Bk、ドラム上光量検知手段14、転写ドラム
15、クリーニング装置16が配置されている。
【0005】レーザ露光光学系11において、画像読取部
からの画像信号は、図示しないレーザ出力部にて光信号
に変換され、変換されたレーザ光が回転多面鏡からなる
ポリゴンミラー11aで反射され、レンズ11bを通り、ミ
ラー11cを反射して感光体ドラム8の円筒面上に投影さ
れる。
【0006】画像形成時には、感光体ドラム8を図7の
矢印a方向に回転させ、前露光ランプ9で除電した後、
感光体ドラム8の表面をコロナ帯電器10により一様に帯
電させて、各分解色毎に光像Eを照射して静電潜像を形
成する。
【0007】次に所定の現像器13Y,13C,13M,13Bk
を動作させて感光体ドラム8上の潜像を現像し、感光体
ドラム8上に樹脂を基体としたトナー画像を形成する。
現像器13Y,13C,13M,13Bkは偏心カム17Y,17C,
17M,17Bkの動作により、各分解色に応じて択一的に感
光体ドラム8に接近するようになっている。
【0008】そして、感光体ドラム8上のトナー画像を
シートカセットCa,Cb,Ccより搬送系及び転写ド
ラム15を介して感光体ドラム8と対向する位置に供給さ
れた記録シートSに転写する。転写ドラム15は、その内
部に転写帯電器15b、記録シートSを静電吸着させるた
めの吸着帯電器15c、内側除電帯電器15dを有し、その
全体が感光体ドラム8に対して付勢当接している。
【0009】また、感光体ドラム8及び転写ドラム15の
前部(図7の紙面手前側)には夫々の外周部に互いに噛
合する図示しないギアが設けられ、このギアを介して転
写ドラム15が感光体ドラム8から回転駆動を受けて従動
回転するように構成されている。
【0010】記録シートSを静電吸着した転写ドラム15
は、該転写ドラム15の回転に伴って感光体ドラム8上に
形成されたトナー画像を転写帯電器15bにより記録シー
トS上に転写する。転写ドラム15に吸着搬送される記録
シートSには所望する数の色画像が転写されてフルカラ
ー画像が形成される。
【0011】フルカラー画像形成の場合、上述のように
して4色のトナー画像の転写が終了すると、記録シート
Sは分離爪23a、分離押上コロ23bの作用により転写ド
ラム15から分離され、熱ローラ定着器24によりトナー画
像が永久定着されて排出トレイ25上に排出される。
【0012】転写ドラム15は記録シートSを分離した
後、回転するファーブラシ30により表面の汚れが清掃さ
れる。また、感光体ドラム8は画像の転写後にクリーニ
ング装置16により表面の残留トナーが清掃されて、次の
画像形成工程に供される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述のような静電画像
形成装置、特にカラー画像形成装置においては、画像品
質の観点から像担持体である感光体ドラム8には装置本
体フレームに対して回転方向のみ回転可能でラジアル方
向にぶれの無いように保持されることが要求される。
【0014】また、前述の従来例においては図8に示す
ように、感光体ドラム8の回転中心80 を中心に該感光
体ドラム8に対して転写ドラム15が圧接することにより
受ける付勢力Ft (例えば4kgf)、クリーニング装置16
が圧接することにより受ける付勢力Fc (例えば1.5
kgf)及び感光体ドラム8の自重による重力Fw (例えば
6kgf)の合力Fa が露光手段であるレーザ露光光学系11
による感光体ドラム8の表面に対する露光方向E′に対
して異なる方向(図8では露光方向E′から略90°ず
れた方向)に作用する。
【0015】この合力Fa により前述のラジアルガタの
範囲で感光体ドラム8は通常図9の実線の位置にある
が、動作時に振動、衝撃等の外乱力が発生すると、図9
の鎖線に示すようにラジアルガタの範囲で感光体ドラム
8の位置が移動し、露光方向E′に対する感光体ドラム
8の位置がずれることになり、その結果、感光体ドラム
8の表面に形成される静電画像にムラや色ずれ等の不具
合が発生する虞がある。
【0016】しかしながら、感光体ドラム8は定期的に
交換の必要がある消耗部品であるため、取り外しの必要
性から装置本体フレームに対して着脱可能な嵌め合いを
介して支持されるようになっており、この嵌め合いによ
るラジアル方向のガタを有する。
【0017】また、感光体ドラム8を回転方向に回転可
能に支持するには、ベアリング等の軸受けを介して支持
するようになっているため、この軸受け部が機能上必要
とするラジアル方向のガタは無くすることが出来ない。
【0018】これ等のラジアル方向のガタは数十ミクロ
ンオーダーの値であるが、近年の電子写真画像形成装置
の高画質化においては無視できない値となってきてい
る。
【0019】本発明は前記課題を解決するものであり、
その目的とするところは、像担持体の露光方向と異なる
ラジアル方向のガタを無くすることで、像担持体の表面
に形成される静電画像のムラや色ずれ等を防止し得る画
像形成装置を提供せんとするものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明に係る代表的な構成は、画像が形成される像担
持体と、前記像担持体を回転可能に支持する支持手段
と、前記像担持体の表面に潜像画像を形成する露光手段
とを有し、前記像担持体に加わる力の合力方向が前記露
光手段による前記像担持体の表面に対する露光方向に一
致するように構成したことを特徴とする画像形成装置で
ある。
【0021】本発明は、上述の如く構成したので、像担
持体に加わる力の合力が露光手段による像担持体の表面
に対する露光方向に一致するので、像担持体のラジアル
方向のガタを該露光方向にガタ寄せし、振動や衝撃等の
外乱力が加わっても像担持体上の露光位置が露光方向と
異なるラジアル方向にずれることがなく、像担持体の表
面に形成される静電画像のムラや色ずれ等を防止するこ
とが出来る。
【0022】また、本発明に係る他の構成は、前記像担
持体に加わる力の合力方向が前記露光手段による前記像
担持体の表面に対する露光方向に一致するように外力を
与える少なくとも2方向から前記像担持体または前記支
持手段を付勢する付勢手段を有し、前記像担持体または
前記支持手段に対して所定のラジアル方向に外乱力があ
る場合、前記付勢手段のうちの1つによる付勢力を前記
外乱力に平行で且つ対向する向きに構成したことを特徴
とする画像形成装置である。
【0023】上記構成により、付勢手段のうちの1つに
よる付勢力を外乱力が加わる方向と平行にしたことで、
該外乱力の影響を相対的に小さくすることが出来る。
【0024】また、本発明に係る他の構成は、画像が形
成される像担持体と、前記像担持体に固定され、該像担
持体と一体的に回転する回転軸と、前記回転軸及び前記
像担持体を回転可能に支持する支持手段と、前記像担持
体の表面に潜像画像を形成する露光手段と、前記像担持
体に対して前記露光手段による前記像担持体の表面に対
する露光方向に対向するように付勢力を加える付勢手段
とを有し、前記像担持体の回転方向において、前記露光
手段による前記像担持体の表面に対する露光方向の前後
等角度の位置に前記回転軸に対して当接して該回転軸の
位置を規制する位置規制部材を有することを特徴とする
画像形成装置である。
【0025】上記構成により、回転軸を位置規制部材で
受けることにより、より確実に像担持体の露光方向と異
なるラジアル方向のガタを無くすることが出来る。
【0026】
【発明の実施の形態】図により本発明に係る画像形成装
置の一例として電子写真方式のフルカラー複写機に適用
した場合の一実施形態を具体的に説明する。図1は本発
明に係る画像形成装置の第1実施形態の構成を示す断面
説明図、図2は第1実施形態の像担持体に作用する力の
構成を示す図、図3は第1実施形態の像担持体のラジア
ル方向の位置ずれを示す図、図4は第1実施形態の付勢
手段による外乱力を相殺する力の作用を示す図である。
【0027】図1において、本発明に係る画像形成装置
の一例である電子写真方式のフルカラー複写機は、上部
にデジタルカラー画像リーダ部Aを配置し、その下部に
デジタルカラー画像プリンタ部Bを有し、更にその下部
には紙や合成樹脂等で構成される記録シートSを収容す
るシートカセットCa,Cb,Ccが配置される。
【0028】先ず、デジタルカラー画像リーダ部Aにお
いて、原稿1の原稿面を下向きにして原稿台ガラス2上
に載置し、原稿1の背面を圧板3により圧接して、露光
ランプ4により原稿1の原稿面を照射して露光走査する
ことにより、原稿1の原稿面を反射した反射光がミラー
5a,5b,5cにより反射してレンズ6に導かれ、更
にレンズ6によりフルカラーセンサ7に集光してカラー
色分解画像信号を得る。前記カラー色分解画像信号は、
図示しない増幅回路を経て図示しないビデオ処理ユニッ
トにて処理が施され、デジタルカラー画像プリンタ部B
に送出される。
【0029】デジタルカラー画像プリンタ部Bにおい
て、像担持体である電子写真感光体ドラム8は、支持手
段であって、感光体ドラム8と一体的に回転する回転軸
となるドラム軸35によって図1の矢印a方向に回転可能
に支持され、図示しない駆動手段により回転駆動され
る。
【0030】感光体ドラム8の外周には前露光ランプ
9、コロナ帯電器10、露光手段となるレーザ露光光学系
11、電位センサ12、色の異なるイエロー、シアン、マゼ
ンダ、ブラックの4個の現像器13Y,13C,13M,13B
k、ドラム上光量検知手段14、転写手段となる転写ドラ
ム15及びクリーニング装置16等が配置されている。
【0031】また、感光体ドラム8の非画像領域にコロ
41を突き当てて感光体ドラム8を付勢する外力付加手段
となる付勢手段42が配置されている。付勢手段42は一端
が装置本体フレームに固定されたシリンダ部43に対して
軸方向に伸縮自在に嵌入して支持された軸棒44が設けて
あり、該軸棒44の先端部には回転自在に軸支されたコロ
41が設けられている。
【0032】また、シリンダ部43の係止面43aと、軸棒
44の係止面44aとの間には(図4参照)、該軸棒44に嵌
合し、所定の弾性係数を有するコイルバネ45が自然長よ
りも収縮された状態で配置されており、該コイルバネ45
の伸長力によりコロ41が所定の押圧力で感光体ドラム8
を付勢するようになっている。
【0033】レーザ露光光学系11において、デジタルカ
ラー画像リーダ部Aからの画像信号は、図示しないレー
ザ出力部にて光信号に変換され、変換されたレーザ光は
回転多面鏡であるポリゴンミラー11aで反射されてレン
ズ11bを通り、ミラー11cにより反射されて感光体ドラ
ム8の表面に投影される。
【0034】デジタルカラー画像プリンタ部Bの画像形
成時には、感光体ドラム8を図1の矢印a方向に回転さ
せ、前露光ランプ9で除電した後、感光体ドラム8の表
面をコロナ帯電器10により一様に帯電させて各分解色毎
に光像Eを照射し、静電潜像を形成する。
【0035】次に、イエロー(Y),シアン(C),マ
ゼンダ(M),ブラック(Bk)の4色の現像器13Y,
13C,13M,13Bkのうちの所定の現像器13Y,13C,13
M,13Bkを動作させて感光体ドラム8上の潜像を現像
し、感光体ドラム8上に樹脂と顔料を基体としたトナー
画像を形成する。現像器13Y,13C,13M,13Bkは、偏
心カム17Y,17C,17M,17Bkの動作により各分解色に
応じて択一的に感光体ドラム8に接近するようになって
いる。
【0036】一方、シートカセットCa,Cb,Ccに
収容された記録シートSは、ピックアップローラ18a,
18b,18cにより選択的に繰り出され、分離搬送ローラ
対19a,19b,19cにより一枚ずつ分離給送されて搬送
ローラ対20等によってレジスト手段となるレジストロー
ラ対21に搬送される。
【0037】シートカセットCaから分離搬送ローラ対
19aにより搬送された記録シートS、或いは、シートカ
セットCb,Ccから搬送ローラ対20により搬送された
記録シートS、或いは、中間トレイ22から再給送されて
搬送ローラ対20により搬送された記録シートSは、停止
したレジストローラ対21のニップ部に該記録シートSの
先端が当接して所定のループを形成して斜行が矯正され
た後、感光体ドラム8の回転に同期して回転駆動される
レジストローラ対21により挟持され、転写ドラム15と、
該転写ドラム15に対向する吸着ローラ15aとのニップ部
に対してレジストをとって搬送される。
【0038】転写ドラム15は感光体ドラム8に対向して
回転可能に配置されており、画像転写時には該感光体ド
ラム8と同期して回転するようになっている。そして、
レジストローラ対21によりレジストをとって搬送された
記録シートSは、転写ドラム15の表面に吸着されて巻き
付き、転写ドラム15と感光体ドラム8とのニップ部にお
いて感光体ドラム8上に形成されたトナー画像が記録シ
ートSに転写されるようになっている。
【0039】転写ドラム15の内部には、転写帯電器15
b、記録シートSを静電吸着させるための吸着ローラ15
aに対向する吸着帯電器15c、内側除電帯電器15dが配
置され、該内側除電帯電器15dに対向する転写ドラム15
の外側には外側帯電器15eが設けられている。そして、
これ等の全体が感光体ドラム8に対して付勢当接してい
る。
【0040】また、感光体ドラム8及び転写ドラム15の
前部(図1の紙面手前側)には、夫々の外周部に互いに
噛合する図示しないギアが設けられており、このギアを
介して転写ドラム15が感光体ドラム8から回転駆動力を
受けて従動回転するようになっている。
【0041】また、転写ドラム15の周面開口域には誘電
体からなる記録シート担持シート15fを円筒状に一体的
に張設している。本実施形態では、前記記録シート担持
シート15fをポリカーボネイトフィルム等の誘電体シー
トを使用している。
【0042】レジストローラ対21により搬送された記録
シートSは、転写ドラム15の表面に巻回された記録シー
ト担持シート15fと吸着ローラ15aとのニップ部に到達
し、転写ドラム15を回転させるに従って、吸着帯電器15
cによって帯電されて記録シート担持シート15fに静電
的に吸着巻回される。
【0043】そして、記録シートSを吸着した転写ドラ
ム15が回転するに従って感光体ドラム8上のトナー画像
が転写帯電器15bにより記録シート担持シート15fに担
持された記録シートS上に転写される。そして、記録シ
ート担持シート15fに静電吸着して搬送される記録シー
トSが所望する色の画像分の数だけ転写ドラム15と一体
的に回転することで、所望する数の色の画像が重ねて転
写され、フルカラー画像が形成される。
【0044】フルカラー画像形成の場合、上述のように
して、4色のトナー画像の転写が終了すると、分離爪23
a、分離押上コロ23b及び分離帯電器15gの作用によっ
て記録シートSを転写ドラム15から分離した後、熱ロー
ラ定着器24に搬送し、該熱ローラ定着器24により加熱、
加圧処理してトナー画像を永久定着し、機外に設けられ
た排出トレイ25に排出する。
【0045】転写ドラム15は記録シートSを分離した
後、回転するファーブラシ30により表面の汚れ等が清掃
される。他方、画像の転写後、感光体ドラム8は、表面
の残留トナーがクリーニング装置16により清掃された
後、次の画像形成工程に供される。
【0046】また、記録シートSの両面に画像を形成す
る場合には、画像が形成された記録シートSが熱ローラ
定着器24を通過した後、すぐに搬送パス切換ガイド26を
駆動して、一旦、記録シートSを搬送縦パス27を介して
反転パス28に導いた後、反転ローラ対29を逆転させて反
転パス28に送り込まれた際の記録シートSの後端を先頭
にして、送り込まれた方向と反対向きに退出させ、中間
トレイ22に収容する。
【0047】そして、中間トレイ22で反転された記録シ
ートSは、再給送手段により再び繰り出され、搬送ロー
ラ対20、レジストローラ対21等を経て転写ドラム15に巻
き付き、再び上述した画像形成工程によってもう一方の
面に画像が形成される。
【0048】また、転写ドラム15の記録シート担持シー
ト15f上のトナー等の粉体の飛散及び付着、記録シート
S上のオイルの付着等を防止するために、前述したファ
ーブラシ30と記録シート担持シート15fを介して該ファ
ーブラシ30に対向するバックアップブラシ31やオイル除
去ローラ32と記録シート担持シート15fを介して該オイ
ル除去ローラ32に対向するバックアップブラシ33の作用
により清掃を行う。
【0049】このような清掃は画像形成前若しくは後に
行い、また、ジャム(紙つまり等)発生時には随時行
う。
【0050】また、本実施形態においては、所望のタイ
ミングで偏心カム34を動作させ、転写ドラム15と一体化
しているカムフォロア34aを作動させることにより、記
録シート担持シート15fと感光体ドラム8とのギャップ
を任意に設定可能な構成としている。
【0051】前記偏心カム34が像担持体である感光体ド
ラム8に対して露光方向E′のミラー11cから感光体ド
ラム8に向かう方向に対向する方向に近いかたちで付勢
力Ft ( 図2参照)を加える付勢手段を構成する。そし
て、例えば、スタンバイ中または電源オフ時には、転写
ドラム15と感光体ドラム8の間隔を離す。
【0052】ここで、本発明の特徴となる感光体ドラム
8の支持部の構成について図2〜図4を用いて説明す
る。図1に示すように、付勢手段42によりコロ41が当接
して付勢された感光体ドラム8には、図2に示すよう
に、感光体ドラム8の回転中心8 0 を中心に付勢手段42
による付勢力Fs (例えば9.75kgf)と、該感光体ド
ラム8に対して転写ドラム15が圧接することにより受け
る付勢力Ft (例えば10kgf)と、クリーニング装置16
が圧接することにより受ける付勢力Fc (例えば1.5
kgf)と、感光体ドラム8の自重による重力Fw (例えば
6kgf)との合力Faが露光手段であるレーザ露光光学系1
1による感光体ドラム8の表面に対する露光方向E′に
一致し、且つ、ミラー11cから感光体ドラム8に向かう
方向に対向する方向に作用する。
【0053】上記の構成によって、仮に感光体ドラム8
に振動や衝撃等による外乱力が働いても感光体ドラム8
のラジアル方向の位置ずれは、図2に示す合力Fa の作
用により、感光体ドラム8の位置が露光方向E′に一致
してずれるので(図3参照)、感光体ドラム8の表面の
静電潜像画像を形成する露光位置では、位置ずれを小さ
な量に抑えることが出来る。
【0054】また、本実施形態では、前述したように、
転写ドラム15及び感光体ドラム8は、夫々の外周面に設
けられた圧力角20°の図示しないギアにより駆動の伝
達を行っている。このため、転写ドラム15において、記
録シートSの分離時等に発生する衝撃は、前記ギアを介
して感光体ドラム8と転写ドラム15との接線lに対して
20°の傾斜角を有する外乱力Fz として感光体ドラム
8に伝達される(図4参照)。
【0055】本実施形態において、付勢手段42による付
勢力Fs の入力方向を、前記外乱力Fz に平行で且つ対
向する向きになるように設定している。このように構成
することで、像担持体となる感光体ドラム8及び支持手
段となるドラム軸35に対して所定のラジアル方向に作用
する前記外乱力Fz が加わっても、より大きな付勢手段
42による付勢力Fs により、前記外乱力Fz 方向の剛性
が上がっているため、該外乱力Fz の影響を少なくする
ことが出来る。
【0056】従って、感光体ドラム8の位置が装置本体
フレームに対してラジアル方向にガタを有する場合であ
っても、振動、衝撃等の外乱力により感光体ドラム8の
位置が露光に対してずれることがない。その結果、画像
にムラや色ずれ等の不具合が発生する虞がなく、良好な
画像を容易に得ることが出来、電子写真画像形成装置の
高画質化を図ることが容易に出来る。
【0057】次に本発明に係る画像形成装置の第2実施
形態について図5及び図6を用いて説明する。図5は本
発明に係る画像形成装置の第2実施形態の位置規制部材
の配置構成を示す図、図6は第2実施形態の像担持体の
回転軸のラジアル方向の位置ずれを示す図である。尚、
前記第1実施形態と同様に構成したものは同一の符号を
付して説明を省略する。
【0058】本実施形態において、像担持体である感光
体ドラム8は、前述の第1実施形態と同様に、回転軸と
なるドラム軸35に対して剛に結合されて固定されてい
る。ドラム軸35は図示しないベアリングを介して装置本
体フレームに回転自在に支持されており、図示しない駆
動手段により図5の矢印a方向に回転駆動される。
【0059】また、感光体ドラム8には、記録シートS
を担持搬送する転写ドラム15が、付勢手段となる前記偏
心カム34及びカムフォロア34a(図1参照)によりミラ
ー11cから感光体ドラム8に向かう露光方向E′とは略
反対方向に約10kgf の付勢力Ft で付勢されて当接し
ている。
【0060】また、図5に示すように、露光方向E′上
でドラム軸35のミラー11c側には、装置本体フレームに
固定された位置規制部材となる摺動性に優れるポリアセ
タール等で構成されたV字形ブロック51のV字形面51
a,51bが当接して配置されており、該V字形面51a,
51bが、感光体ドラム8の回転方向(図5の矢印a方
向)において、露光方向E′の前後等角度の位置にドラ
ム軸35に対して当接して該ドラム軸35の位置を規制する
ようになっている。
【0061】上記構成により、V字型ブロック51のV字
形面51a,51bによって、感光体ドラム8の位置が露光
方向に対して位置決めされるので、振動や衝撃等の多少
の外乱力が加わっても感光体ドラム8の表面に形成され
る潜像画像が乱されることがなく、色ずれやムラ等のな
い良好な画像を得ることが出来る。
【0062】また、外乱力等によりV字型ブロック51に
多少の変形が生じた場合でも、V字形面51a,51bの作
用により、図6に示すように、ドラム軸35が露光方向
E′と平行方向での移動となるため、前述の第1実施形
態と同様に、色ずれやムラ等が生じ難く、良好な画像を
維持することが出来る。
【0063】
【発明の効果】本発明は、上述の如き構成と作用とを有
するので、簡単な構成で、像担持体の露光方向と異なる
ラジアル方向のガタを無くすることで、像担持体の表面
に形成される静電画像のムラや色ずれ等を防止して良好
な画像を得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の第1実施形態の構
成を示す断面説明図である。
【図2】第1実施形態の像担持体に作用する力の構成を
示す図である。
【図3】第1実施形態の像担持体のラジアル方向の位置
ずれを示す図である。
【図4】第1実施形態の付勢手段による外乱力を相殺す
る力の作用を示す図である。
【図5】本発明に係る画像形成装置の第2実施形態の位
置規制部材の配置構成を示す図である。
【図6】第2実施形態の像担持体の回転軸のラジアル方
向の位置ずれを示す図である。
【図7】従来例を説明する図である。
【図8】従来例を説明する図である。
【図9】従来例を説明する図である。
【符号の説明】
1…原稿、2…原稿台ガラス、3…圧板、4…露光ラン
プ、5a,5b,5c…ミラー、6…レンズ、7…フル
カラーセンサ、8…感光体ドラム、80 …回転中心、9
…前露光ランプ、10…コロナ帯電器、11…レーザ露光光
学系、11a…回転多面鏡、11b…レンズ、11c…ミラ
ー、12…電位センサ、13Y,13C,13M,13Bk…現像
器、14…ドラム上光量検知手段、15…転写ドラム、15a
…吸着ローラ、15b…転写帯電器、15c…吸着帯電器、
15d…内側除電帯電器、15e…外側帯電器、15f…記録
シート担持シート、15g…分離帯電器、16…クリーニン
グ装置、17Y,17C,17M,17Bk…偏心カム、18a,18
b,18c…ピックアップローラ、19a,19b,19c…分
離搬送ローラ対、20…搬送ローラ対、21…レジストロー
ラ対、22…中間トレイ、23a…分離爪、23b…分離押上
コロ、24…熱ローラ定着器、25…排出トレイ、26…搬送
パス切換ガイド、27…搬送縦パス、28…反転パス、29…
反転ローラ対、30…ファーブラシ、31…バックアップブ
ラシ、32…オイル除去ローラ、33…バックアップブラ
シ、34…偏心カム、34a…カムフォロア、35…ドラム
軸、41…コロ、42…付勢手段、43…シリンダ部、43a…
係止面、44…軸棒、44a…係止面、45…コイルバネ、51
…V字型ブロック、51a,51b…V字形面、A…デジタ
ルカラー画像リーダ部、B…デジタルカラー画像プリン
タ部、Ca,Cb,Cc…シートカセット、E…光像、
E′…露光方向、S…記録シート

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像が形成される像担持体と、 前記像担持体を回転可能に支持する支持手段と、 前記像担持体の表面に潜像画像を形成する露光手段と、 を有し、 前記像担持体に加わる力の合力方向が前記露光手段によ
    る前記像担持体の表面に対する露光方向に一致するよう
    に構成したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記像担持体に加わる力の合力方向が前
    記露光手段による前記像担持体の表面に対する露光方向
    に一致するように外力を与える外力付加手段を有するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記外力付加手段は、少なくとも2方向
    から前記像担持体または前記支持手段を付勢する付勢手
    段を有することを特徴とする請求項2に記載の画像形成
    装置。
  4. 【請求項4】 前記像担持体または前記支持手段に対し
    て所定のラジアル方向に外乱力がある場合、前記付勢手
    段のうちの1つによる付勢力を前記外乱力に平行で且つ
    対向する向きに構成したことを特徴とする請求項3に記
    載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 画像が形成される像担持体と、 前記像担持体に固定され、該像担持体と一体的に回転す
    る回転軸と、 前記回転軸及び前記像担持体を回転可能に支持する支持
    手段と、 前記像担持体の表面に潜像画像を形成する露光手段と、 前記像担持体に対して前記露光手段による前記像担持体
    の表面に対する露光方向に対向するように付勢力を加え
    る付勢手段と、 を有し、 前記像担持体の回転方向において、前記露光手段による
    前記像担持体の表面に対する露光方向の前後等角度の位
    置に前記回転軸に対して当接して該回転軸の位置を規制
    する位置規制部材を有することを特徴とする画像形成装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7184690B2 (en) 2004-04-26 2007-02-27 Canon Kabushiki Kaisha Electrophotographic photosensitive drum supporting apparatus, process cartridge and electrophotographic image forming apparatus
CN101846919A (zh) * 2009-03-27 2010-09-29 兄弟工业株式会社 图像形成设备
JP2011232366A (ja) * 2010-04-23 2011-11-17 Fuji Xerox Co Ltd 作像装置及び画像形成装置

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US7315710B2 (en) 2004-04-26 2008-01-01 Canon Kabushiki Kaisha Electrophotographic photosensitive drum supporting apparatus, process cartridge and electrophotographic image forming apparatus
CN101846919A (zh) * 2009-03-27 2010-09-29 兄弟工业株式会社 图像形成设备
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