JP2023166688A - 画像形成装置 - Google Patents

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Takuya Akiyama
小暮成一
Seiichi Kogure
菊地裕
Yutaka Kikuchi
木村秀樹
Hideki Kimura
石塚脩之
Haruyuki Ishizuka
高橋裕
Yutaka Takahashi
青木悠貴
Yuki Aoki
後藤優
Yu Goto
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Abstract

【課題】記録材が極薄紙、又はフラップを有する用紙であっても、シワを生じさせずにトナー像を転写できる画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置は、像担持体上に担持されたトナー像が一次転写される中間転写ベルトと、中間転写ベルトに当接して、二次転写ニップを形成する二次転写ベルトと、中間転写ベルトのループ内側に配置された斥力ローラと、斥力ローラと対向配置され、二次転写ベルトのループ内側に配置されたニップ形成ローラと、斥力ローラに、二次転写バイアスを印加する転写バイアス出力手段と、を備え、斥力ローラと二次転写ベルトの間に転写電界を形成し、中間転写ベルト上のトナー像を記録材に転写する。中間転写ベルトを二次転写ベルトに当接又は離間させる接離機構を有し、記録材が、極薄紙、又はフラップを有する用紙の場合、中間転写ベルトと二次転写ベルトを離間した状態で、トナー像を記録材に転写する。【選択図】図8

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置は、一様に帯電された像担持体上に光学的な画像情報を形成し、得られた帯電潜像を現像装置からのトナーによって可視化する。そして、このトナー像を記録紙(記録材)上に転写、定着することにより画像形成を行う。この種の画像形成装置として、例えば特許文献1が知られている。
特許文献1の画像形成装置では、感光ドラム上のトナー像を中間転写ベルトに一次転写し、二次転写部で合流する中間転写ベルトと二次転写ベルトとの間に搬送された記録材にトナー像を二次転写する。そして、定着部において、その転写されたトナー像を記録材に定着させる。
このように、中間転写ベルトと二次転写ベルトとの間に記録材を挟持して搬送する構成は、エンボス紙などシートの表面に凹凸があるシートでも高い転写性が得られ、また、二次転写部におけるシート搬送性を向上できる。
しかし、極薄紙(超薄紙)又は封筒などのフラップ(のりしろ部分)を有する用紙の場合、中間転写ベルトと二次転写ベルトの間に挟持して搬送すると、薄紙の片面、又はフラップ部分が中間転写ベルトに引きずられ、シワが生じるおそれがあった。
そこで本発明は、記録材が極薄紙、又はフラップを有する用紙であっても、シワを生じさせずにトナー像を転写できる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題は、像担持体上に担持されたトナー像が一次転写される中間転写ベルトと、前記中間転写ベルトに当接して、二次転写ニップを形成する二次転写ベルトと、前記中間転写ベルトのループ内側に配置された斥力ローラと、前記斥力ローラと対向配置され、前記二次転写ベルトのループ内側に配置されたニップ形成ローラと、前記斥力ローラに、二次転写バイアスを印加する転写バイアス出力手段と、を備え、前記斥力ローラと前記二次転写ベルトの間に転写電界を形成し、前記中間転写ベルト上の前記トナー像を記録材に転写する画像形成装置において、前記中間転写ベルトを前記二次転写ベルトに当接又は離間させる接離機構を有し、前記記録材が、極薄紙、又はフラップを有する用紙の場合、前記中間転写ベルトと前記二次転写ベルトを離間した状態で、前記トナー像を前記記録材に転写することを特徴とする画像形成装置によって解決される。
本発明の画像形成装置は、記録材が、極薄紙、又はフラップを有する用紙の場合、中間転写ベルトと二次転写ベルトを離間する。転写バイアス出力手段により、転写電界が形成されるので、記録材は二次転写ベルトに付着して搬送されるとともに、中間転写ベルト上のトナー像が記録材に転写される。したがって、記録材にシワを生じさせずにトナー像を転写できる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の概略構成図である。 本発明の一実施形態に係る二次転写装置を斜め上方からみた外観図である。 本発明の一実施形態に係る二次転写装置と接離カム機構を斜め上方からみた外観図である。 本発明の一実施形態に係る二次転写装置と接離カム機構を側面からみた外観図である。 画像形成時における二次転写ユニットの状態を示す模式図である。 画像形成時以外における二次転写ユニットの状態を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係る、中間転写ベルトと二次転写ベルトで記録材を挟持する状態を示す概略構成図である。 本発明の一実施形態に係る、中間転写ベルトと二次転写ベルトを離間した状態を示す概略構成図である。
(実施形態)
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の概略構成図である。本実施形態において、同一機能や同一構成を有するものには同一の符号を付し、重複説明は適宜省略する。図面は一部構成の理解を助けるために部分的に省略する場合もある。なお、図中Y、M、C、Kは、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックに対応した構成部材に付す添え字であり、適宜省略する。
図1に示すように、画像形成装置である電子写真方式のカラープリンタ(以下、「プリンタ」という)100は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のトナー像を形成する4つの画像形成ユニット1Y、1M、1C、1Kを備える。また、プリンタ100は、中間転写装置としての中間転写ユニット30と、ベルト方式の二次転写装置40と、被搬送物を収納するカセット60と、定着装置90と、電源装置などを備える。
画像形成部となる4つの画像形成ユニット1Y、1M、1C、1Kは、粉体であり現像剤として、互いに異なる色のY、M、C、Kのトナーを用いるが、それ以外は同様の構成である。画像形成ユニット1Y、1M、1C、1Kは、像担持体であるドラム状の感光体2Y、2M、2C、2Kと、ドラムクリーニング装置3Y、3M、3C、3Kと、除電装置と、帯電装置6Y、6M、6C、6Kと、現像装置8Y、8M、8C、8Kなどを備える。画像形成ユニット1Y、1M、1C、1Kは、これら複数の装置が共通の保持体に保持され、プリンタ100に対して一体的に着脱可能なプロセスカートリッジユニットを構成している。すなわち、これら4つの画像形成ユニット1Y、1M、1C、1Kは、ユニット単位で交換可能であり、例えば、寿命到達時に交換できる。
感光体2Y、2M、2C、2Kは、モータなどの駆動手段によって図中反時計回り方向に回転駆動される。帯電装置6Y、6M、6C、6Kは、帯電バイアスが印加される帯電部材となる帯電ローラを感光体2Y、2M、2C、2Kに接触又は近接させながら、帯電ローラと感光体2Y、2M、2C、2Kとの間に放電を発生させる。これにより、感光体2Y、2M、2C、2Kの表面が一様帯電される。なお、帯電ローラなどの帯電部材を感光体2Y、2M、2C、2Kに接触又は近接させる方式に代えて、帯電チャージャによる方式を採用してもよい。
帯電装置6Y、6M、6C、6Kで一様帯電された感光体2Y、2M、2C、2Kの表面は、画像形成ユニット1の上方に配設された光書込ユニット101から発せられるレーザー光などの露光光によって光走査され、各色用の静電潜像が形成される。
この静電潜像は、各色のトナーを有する現像装置8Y、8M、8C、8Kによって現像されて各色の像としてのトナー像Tになる。感光体2Y、2M、2C、2Kのトナー像Tは、無端状のベルト部材からなる中間転写ベルト31のおもて面31a上に一次転写され、担持される。
ドラムクリーニング装置3Y、3M、3C、3Kは、一次転写工程(後述する一次転写ニップN1)を経た後の感光体2Y、2M、2C、2Kの表面に付着している転写残トナーを除去する。除電装置は、ドラムクリーニング装置3Y、3M、3C、3Kによってクリーニングされた後の感光体2Y、2M、2C、2Kの残留電荷を除電する。感光体2Y、2M、2C、2Kの表面は、この除電によって初期化され、次の画像形成に備えられる。
(中間転写ユニット)
画像形成ユニット1Y、1M、1C、1Kの下方には、中間転写ベルト31を張架しながら図中時計回り方向に無端移動(回転走行)するベルトユニットであり、中間転写装置である中間転写ユニット30が配設されている。中間転写ユニット30は一次転写ユニット、又は転写ユニットともいう。本実施形態では、中間転写ベルト31の表面移動方向をベルト移動方向a(図中矢印a)とする。
中間転写ユニット30は、プリンタ100に対してユニットごと着脱自在(交換可能)とされている。中間転写ユニット30は、ベルト状の像担持体であり中間転写体でもある中間転写ベルト31を備える。また、中間転写ユニット30は、駆動ローラ32と、二次転写裏面ローラ33と、クリーニングバックアップローラ34と、4つの一次転写ローラ35Y、35M、35C、35Kと、転写前ローラ37などを備える。このうち、二次転写裏面ローラ33は無端移動する転写部材である中間転写ベルト31のループ内側に配置された被加圧体であるニップ形成部材であり、斥力ローラである。
中間転写ベルト31は、そのループ内側に配設された回転体である駆動ローラ32と、二次転写裏面ローラ33と、クリーニングバックアップローラ34と、一次転写ローラ35Y、35M、35C、35Kと、転写前ローラ37とに巻き掛けられ、張架されている。そして、駆動モータなどの駆動手段によって図中時計回り方向に回転駆動される駆動ローラ32の回転力により、同方向に無端移動して搬送される。
本実施形態において、中間転写ベルト31は、複数の層が積層された弾性を有する無端状の弾性ベルトで構成されており、感光体2Y、2M、2C、2K上のトナー像が一次転写される。
一次転写ローラ35Y、35M、35C、35Kは、無端移動される中間転写ベルト31を感光体2Y、2M、2C、2Kとの間に挟み込んでいる。そして、中間転写ベルト31の像担持面を成すおもて面31aと感光体2Y、2M、2C、2Kの表面とが当接して、一次転写部となる一次転写ニップN1をそれぞれ形成している。
一次転写ローラ35Y、35M、35C、35Kには、周知の転写バイアス電源よりそれぞれ一次転写バイアスが印加される。これにより、感光体2Y、2M、2C、2K上のY、M、C、Kのトナー像と、一次転写ローラ35Y、35M、35C、35Kとの間に転写電界が形成される。
イエロー用の感光体2Yの表面に形成されたYトナー像は、感光体2Yの回転に伴ってイエロー用の一次転写ニップN1に進入する。そして、転写電界やニップ圧の作用により、感光体2Y上から中間転写ベルト31上に一次転写される。このようにしてYトナー像が一次転写された中間転写ベルト31は、その後、M、C、K用の一次転写ニップN1を順次通過する。そして、感光体2M、2C、2K上のM、C、Kトナー像が、Yトナー像上に順次重ね合わせられて、一次転写される。この重ね合わせの一次転写により、中間転写ベルト31上には4色重ね合わせトナー像が形成される。
なお、ここまでの画像形成工程では、4色フルカラー画像を形成することを前提として説明した。しかし、プリンタ100は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのいずれかの単色トナー像、あるいは前記カラーの内の少なくとも2色のトナーを用いたトナー像を形成して中間転写ベルト31に転写することも可能である。
(二次転写装置)
中間転写ベルト31のループ外側下方には、二次転写ユニット41と、複数のクリーニング部材407、408とを備える二次転写装置40が配置されている。二次転写ユニット41は、ベルト部材であり転写部材である二次転写ベルト(二次転写体)406を備える。また二次転写ベルト406は、記録材Pを搬送する搬送体でもある。二次転写ベルト406は、樹脂製の中間転写ベルト31よりも硬質な材質であり、例えばポリイミド樹脂性のベルト(PIベルト)である。
二次転写ベルト406は、複数の回転体である、分離ローラ401と、従動ローラ402と、第1ブレード対向ローラ及び張力付与部材を構成するテンションローラ403と、第2ブレード対向ローラ404と、二次転写ローラ405とに巻き掛けられている。また二次転写ベルト406は、テンションローラ403によってベルト内側から外側に向かって張力が付与されている。二次転写ベルト406は、駆動ローラとしても機能する。すなわち、二次転写ベルト406は、二次転写ローラ405に駆動源からの駆動力が伝達されることで、図中反時計周り方向に回転移送するように構成されている。
二次転写ユニット41は、加圧装置480を構成する加圧フレーム49に装着されており、加圧フレーム49は、その下方の側板49Aが支持軸48を中心に回動可能に支持されている。
図5にて詳細に示すように、加圧装置480は、回転支点484の周りに回動可能な加圧構造体である加圧アーム481A、481Bを備える。また、回転支点485に回転可能に支持されたカム482A、482Bと、カムフォロア483A、483Bと、駆動モータ486とを備える。カム482A、482Bは、駆動モータ486によって回動され、加圧アーム481A、481Bに設けられたカムフォロア483A、483Bを移動する。また、加圧アーム481A、481Bは、加圧装置480を構成する加圧フレーム49の他端側49Bに当接できる。
このように構成されているので、駆動モータ486を時計回り/反時計回りに駆動することにより、加圧アーム481A、481Bが加圧フレーム49の他端側49Bを押し上げる方向の力を付勢又は解除できる。
すなわち、加圧装置480は、二次転写ベルト406を備える二次転写ユニット41を支持軸48で揺動可能に支持するとともに、支持軸48と離れた位置にある他端側49Bに加圧アーム481を当接させる。これにより、加圧フレーム49に装着された二次転写ユニット41は、中間転写ベルト31に向けて付勢され、二次転写ベルト406が中間転写ベルト31に圧接される。
図1に戻り、二次転写ユニット41は、中間転写ベルト31のループ内側に配置した二次転写裏面ローラ33と二次転写ベルト406の間に中間転写ベルト31を挟み込んでいる。そして、中間転写ベルト31のおもて面31aと、二次転写ベルト406とが当接する転写部となる二次転写ニップN2を形成している。本実施形態では、二次転写裏面ローラ33に転写バイアス出力手段としての二次転写電源39により二次転写バイアスが印加される。これにより、二次転写裏面ローラ33と二次転写ベルト406との間に二次転写電界が形成され、マイナス極性に帯電しているトナーを二次転写裏面ローラ33側から二次転写ベルト406側に向けて静電移動させる。
本実施形態では、この転写部となる二次転写ニップN2において中間転写ベルト31上のトナー像が記録材Pへ二次転写される。中間転写ベルト31は、搬送ベルト(搬送体)である二次転写ベルト406との間に二次転写ニップN2を形成する像担持体であり、感光体2Y、2M、2C、2K上のトナー像が一次転写される中間転写体でもある。なお、二次転写ベルト406に転写されるトナー像は、画像濃度測定用に用いるトナー像である。
そして、二次転写ベルト406上に残留した転写残留トナーは、二次転写ベルト406に押し当てられたクリーニング部材407、408によって除去される。
本実施形態では、二次転写裏面ローラ33に、二次転写に用いるバイアス(二次転写バイアス)を二次転写電源39から印加するように構成している。これに替えて、二次転写裏面ローラ33と対向配置されていて、加圧部材を構成する二次転写ローラ405に二次転写電源39からバイアスを印加するようにしてもよい。二次転写ローラ405に二次転写バイアスを印加する場合には、トナーとは逆極性の二次転写バイアスを印加し、二次転写裏面ローラ33に転写バイアスを印加する場合には、トナーと同極性のバイアスを印加する。なお、二次転写ローラ405はニップ形成ローラともいう。
(カセット)
二次転写装置40の下方には、記録材Pを複数枚重ねた束の状態で収容可能な収容部となるカセット60が配設されている。このカセット60は、束の一番上の記録材Pにローラ60aを当接させており、これを所定のタイミングで回転駆動させることで、記録材Pをカセット60から二次転写ニップN2に向かう搬送路65に向けて送り出す。搬送路65に送り出された記録材Pは、二次転写ニップN2内で中間転写ベルト31のおもて面31a上のトナー像に同期するタイミングでレジストローラ対61により二次転写ニップN2に送り出される。なお、記録材Pは被搬送物の1つである。
中間転写ベルト31のおもて面31aのトナー像は、二次転写電界やニップ圧の作用によって二次転写ニップN2で記録材P上に一括二次転写され、記録材Pの白色と相まってフルカラートナー像となる。二次転写ニップN2を通過した後の中間転写ベルト31のおもて面31aには、記録材Pに転写されなかった転写残トナーが付着している。転写残トナーは、中間転写ベルト31のおもて面31aに当接している中間ベルトクリーニング装置38によってベルト表面からクリーニングされる。
(定着装置)
二次転写ニップN2よりも記録材搬送方向bの下流側には、定着装置90が配設されている。定着装置90には、トナー像が転写された記録材Pが送り込まれる。送り込まれた記録材Pは、熱源を内部に備えた定着ローラ91と加圧ローラ92とが接触する定着ニップに挟まれる。そして、加熱と加圧によって、フルカラートナー像中のトナーが軟化して定着される。定着後の記録材Pは、定着装置90内から排出されて機外へと排出される。
(コントローラ)
プリンタ100は、駆動モータ486に接続された制御部としてのコントローラ72を備える。また、コントローラ72は、画像形成ユニット1Y、1M、1C、1Kや二次転写電源39、後述する接離カム機構470の接離モータ473などにも接続され、記録材Pへのトナー像の形成を制御する。
続いて、二次転写装置40とその周りの装置について説明する。
図2は本発明の一実施形態に係る二次転写装置を斜め上方からみた外観図である。図2において、図1と同一物には同一符号を付してその詳細な説明は省略する。
二次転写装置40は、加圧装置480により、中間転写ベルト31のおもて31aにおけるベルト移動方向aと直交する幅方向Wの全域で、ニップ形成部材である二次転写ローラ405を中間転写ベルト31に向けて加圧できる。
図2に示すように、加圧フレーム49は、側板49Aに支持軸48が設けられている。この支持軸48を支点として加圧フレーム49は、加圧装置保持ユニット50の側板50A、50Bに揺動可能に支持されている。
また、支持軸48は、その位置が調整可能である。支持軸48の一方の端部48Aは、幅方向Wに位置する加圧フレーム49の側板49Aに及び、その外側に位置する加圧装置保持ユニット50の側板50Aを貫通している。そして、貫通した支持軸48の端部48Aは、位置調整部材である位置調整板530に回転可能に支持されている。
位置調整板530は板金製であり、加圧装置保持ユニット50の側板50Aに締結部材で取り付けられる。その取付け位置は長穴などで構成されているため移動可能であり、したがって支持軸48は、その位置が調整可能である。
また、位置調整板530には、調整用の治具を挿入する治具挿入部531が形成されている。位置調整板530の締結状態を緩め、その位置を調整する際、治具挿入部531に治具を挿入することで容易に位置調整ができる。
続いて、二次転写裏面ローラ33を二次転写ローラ405に当接又は離間する接離機構である接離カム機構の構成について説明する。
図3は本発明の一実施形態に係る二次転写装置と接離カム機構を斜め上方からみた外観図であり、図4は本発明の一実施形態に係る二次転写装置と接離カム機構を側面からみた外観図である。図3、4において、図1、2と同一物には同一符号を付してその詳細な説明は省略する。
接離カム機構470は、接離カム471A、471Bと、接離カム471A、471Bと当接する回転コロ472A、472Bと、接離カム471A、471Bを回転駆動する駆動源としての接離モータ473とを備える。ここで接離カム471A、471Bは二次転写裏面ローラ33の軸33Aの両端に設けられており、回転コロ472A、472Bは二次転写ローラ405の軸405Aの両端に設けられている。
接離カム471A、471Bは、同一のカムプロフィールに形成された偏芯カムであり、同一の角度(位相)で、軸33Aの両端にそれぞれ固定されている。接離カム471A、471Bにおいて、接離カム471A、471Bと軸33Aとの距離が最も遠くなる位置を上死点とし、接離カム471A、471Bと軸33Aとの距離が最も近くなる位置を下死点とする。
接離カム471Aよりも軸線方向外側に位置する軸33Aの端部には、プーリ474が設けられている。このプーリ474には、接離モータ473の駆動軸473aに設けられた駆動プーリ475との間で駆動ベルト476が巻き掛けられている。プーリ474の周囲には、プーリ474の回転角を検知することで接離カム471A、471Bの位置を検知するカム位置検知手段としてのカム位置センサ477が配置されている。
接離カム機構470の動作を説明する。接離モータ473が作動すると、駆動プーリ475、駆動ベルト476、プーリ474を介して、接離モータ473の回転駆動力が軸33Aに伝達される。そして、軸33Aの両端にそれぞれ固定された接離カム471A、471Bが回転することで、軸33Aと軸405Aの距離(軸間距離)が変化する。
接離カム471A、471Bと軸33Aとが離れる場合(上死点)、二次転写裏面ローラ33と二次転写ローラ405とが離間される。一方、接離カム471A、471Bと軸33Aとが近づく場合(下死点)、二次転写裏面ローラ33と二次転写ローラ405とが当接される。なお、接離カム471A、471Bの回転角(回転位置)は、カム位置センサ477で検知される。
この接離カム機構470による接離動作は、搬送される記録材Pと次の記録材Pとの間の短い時間内で実行される。すなわち、トナー像を記録材Pに転写するプリント時において、接離カム471A、471Bの上死点で回転コロ472A、472Bをそれぞれ押圧するように接離モータ473が作動される。そして、記録材Pと次の記録材Pの、いわゆる紙間において、接離カム471A、471Bの下死点が回転コロ472A、472Bと接触するように接離モータ473が作動される。このため、二次転写ユニット41を接離動作するための接離モータ473には、応答性の良いモータであるステッピングモータを用いるのが好ましい。
図5は画像形成時における二次転写ユニットの状態を示す模式図であり、図6は画像形成時以外における二次転写ユニットの状態を示す模式図である。図5、6において、図1~図4と同一物には同一符号を付してその詳細な説明は省略する。
図5に示すように、画像形成時は、接離カム機構470により、中間転写ベルト31と二次転写ベルト406とが当接状態(圧接状態)となる。また、加圧装置480により、二次転写ユニット41は、上方に押し上げられる力を付勢される。ここでの当接状態は、記録材Pにトナー像が転写可能なニップ圧が発生する加圧状態である。
一方、図6に示すように、画像形成時以外では、接離カム機構470により、中間転写ベルト31と二次転写ベルト406とが離間状態となる。また、加圧装置480による付勢力がなくなり、二次転写ユニット41は下方に押し下げられる。そして、再度画像形成を行う際、図6に示す状態から、図5に示す状態に移行する。
この加圧装置480によるニップ圧調整動作は、例えば、記録材Pの種類に応じて行うことができる。例えば、記録材Pが凹凸に富む記録紙や坪量の少ない薄紙の場合には、これら記録材Pが選択された時や検知された際に、駆動モータ486を作動して加圧アーム481A、481Bを揺動させてニップ圧を増圧することができる。
また、記録材Pが坪量の大きい厚紙の場合には、記録材Pが選択された時や検知された際に、駆動モータ486を作動して加圧アーム481A、481Bを揺動させてニップ圧を減圧することができる。このように加圧装置480によるニップ圧の増減調整をすることで、様々な種類の記録材Pに対応することができる。
続いて、本発明の課題と、それを解決するための特徴的な構成について説明する。
上記した様に、様々な種類の記録材Pを中間転写ベルト31と二次転写ベルト406で挟持する際に、ニップ圧を変化することで、良好な画像品質を得ることができる。しかし、極薄紙(超薄紙)又は封筒などのフラップ(のりしろ部分)を有する用紙の場合、中間転写ベルト31と二次転写ベルト406の間に挟持して搬送すると、それら用紙にシワが生じるおそれがあった。
ここで、「極薄紙」とは、坪量が20g/m~50g/mの範囲にある用紙である。
これは、図7に示すように、それら記録材Pの片面が中間転写ベルト31に付着し、せん断力が作用するためだと考えられる。
そこで、本実施形態では、図8に示すように、記録材Pが、極薄紙、又はフラップを有する用紙の場合、中間転写ベルト31と二次転写ベルト406を離間(離間距離D)した状態で、印刷(中間転写ベルト31上のトナー像を記録材Pに転写)する。ここで、中間転写ベルト31と二次転写ベルト406を離間させるのは、接離カム機構470を用いる。
接離カム機構470も、コントローラ72に接続されており、加圧装置480と同様に、記録材Pの種類に応じて、離間距離Dを調整できる。
また、二次転写裏面ローラ33と二次転写ベルト406の間には、二次転写電源39により転写電界が形成されているため(図1参照)、記録材Pは二次転写ベルト406に静電力によって付着しながら搬送される。さらに、マイナス極性に帯電しているトナーが、二次転写裏面ローラ33側から二次転写ベルト406側に向けて静電移動されるため、トナー像が記録材Pに転写される。
なお、二次転写裏面ローラ33と二次転写ベルト406の間に転写電界が形成する構成として、上記構成に代えて、二次転写ローラ(ニップ形成ローラ)405にトナーと同極性のバイアスを印加してもよい。
このように、中間転写ベルト31と二次転写ベルト406を離間した状態で、トナー像が記録材Pに転写されるので、記録材Pにシワを発生させずに画像形成できる。
続いて、本発明の有利な構成について説明する。
(離間距離)
中間転写ベルト31と二次転写ベルト406の離間距離Dは、0.05mm以上、5mm未満であることが望ましい。離間距離Dが0.05mm以上であるのは、中間転写ベルト31と記録材Pとを離間するための最低限の距離である。また、離間距離Dが5mm未満であるのは、これ以上離間すると、中間転写ベルト31上のトナー(トナー像)が、記録材Pに移動できなくなるためである。
(離間距離の変更)
また、記録材Pの種類に応じて、離間距離Dを変更することが望ましい。例えば、ユーザに記録材Pの坪量を入力させ、その値に応じて離間距離Dを変更してもよい。
(外気温湿度に応じた変更)
プリンタ100に、外気湿度を検知する湿度検知手段(湿度計)や、外気温度を検知する温度検知手段(温度計)を設け、外気湿度、及び/又は外気温に応じて、離間距離Dを変更することが望ましい。周辺環境の変動によらず、良好な画像品質を得ることができる。
(印刷枚数に応じた変更)
プリンタ100に、画像形成が行われた記録材Pの枚数をカウントするカウンタ設け、カウンタのカウント値に応じて、離間距離Dを変更することが望ましい。画像形成(印刷)した枚数が増えるにつれて、二次転写ニップN2を形成する部材(二次転写裏面ローラ33、二次転写ベルト406など)は劣化していく。これら部材の劣化を補うように、離間距離Dを変更することで、経時にわたり良好な画像品質を得ることができる。
(変形例)
上記実施形態では、画像形成装置として、転写部(二次転写ニップN2)で記録材Pを水平方向に搬送するものを用いて説明したが、これに限定されない。転写部で記録材Pを上方、下方、斜め上方向あるいは斜め下方向などへ搬送する構成の画像形成装置に本発明は適用することもできる。
また、画像形成装置としては、プリンタではなく、複写機、ファクシミリ単体、あるいは、複写機、プリンタ、ファクシミリ、スキャナのうちの少なくとも2つの機能を備えた複合機であってもよい。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明した。本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、上記の説明で特に限定していない限り、特許請求の範囲に記載された本発明の趣旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されない。
本発明の態様は、例えば、以下のとおりである。
(態様1)
像担持体上に担持されたトナー像が一次転写される中間転写ベルトと、
前記中間転写ベルトに当接して、二次転写ニップを形成する二次転写ベルトと、
前記中間転写ベルトのループ内側に配置された斥力ローラと、
前記斥力ローラと対向配置され、前記二次転写ベルトのループ内側に配置されたニップ形成ローラと、
前記斥力ローラに、二次転写バイアスを印加する転写バイアス出力手段と、
を備え、
前記斥力ローラと前記二次転写ベルトの間に転写電界を形成し、前記中間転写ベルト上の前記トナー像を記録材に転写する画像形成装置において、
前記中間転写ベルトを前記二次転写ベルトに当接又は離間させる接離機構を有し、
前記記録材が、極薄紙、又はフラップを有する用紙の場合、前記中間転写ベルトと前記二次転写ベルトを離間した状態で、前記トナー像を前記記録材に転写することを特徴とする画像形成装置。
(態様2)
前記転写バイアス出力手段は、前記斥力ローラに代えて、前記ニップ形成ローラに二次転写バイアスを印加することを特徴とする態様1に記載の画像形成装置。
(態様3)
前記極薄紙は、坪量が20g/m~50g/mの範囲であることを特徴とする態様1又は2に記載の画像形成装置。
(態様4)
前記中間転写ベルトと前記二次転写ベルトの離間距離は、0.05mm以上、5mm以下であることを特徴とする態様1乃至3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
(態様5)
前記記録材の種類に応じて、離間距離を変更することを特徴とする態様4に記載の画像形成装置。
(態様6)
外気の湿度を検知する湿度検知手段、及び/又は外気の温度を検知する温度検知手段を備え、
外気の湿度、及び/又は温度に応じて、前記離間距離を変更することを特徴とする態様4又は5に記載の画像形成装置。
(態様7)
画像形成が行われた記録材の枚数をカウントするカウンタを備え、
前記カウンタのカウント値に応じて、前記離間距離を変更することを特徴とする態様4乃至6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
1Y、1M、1C、1K 画像形成ユニット
2Y、2M、2C、2K 感光体
3Y、3M、3C、3K ドラムクリーニング装置
6Y、6M、6C、6K 帯電装置
8Y、8M、8C、8K 現像装置
30 中間転写ユニット
31 中間転写ベルト
31a おもて面
32 駆動ローラ
33 二次転写裏面ローラ
33A 軸
34 クリーニングバックアップローラ
35Y、35M、35C、35K 一次転写ローラ
37 転写前ローラ
38 中間ベルトクリーニング装置
39 二次転写電源
40 二次転写装置
41 二次転写ユニット
48 支持軸
48A 端部
49 加圧フレーム
49A 側板
49B 他端側
50 加圧装置保持ユニット
50A、50B 側板
60 カセット
60a ローラ
61 レジストローラ対
65 搬送路
72 コントローラ
90 定着装置
91 定着ローラ
92 加圧ローラ
100 プリンタ(画像形成装置)
101 光書込ユニット
401 分離ローラ
402 従動ローラ
403 テンションローラ
404 第2ブレード対向ローラ
405 二次転写ローラ
405A 軸
406 二次転写ベルト
407、408 クリーニング部材
470 接離カム機構
471A、471B 接離カム
472A、472B 回転コロ
473 接離モータ
473a 駆動軸
474 プーリ
475 駆動プーリ
476 駆動ベルト
477 カム位置センサ
480 加圧装置
481A、481B 加圧アーム
482A、482B カム
483A、483B カムフォロア
484、485 回転支点
486 駆動モータ
530 位置調整板
531 治具挿入部
N1 一次転写ニップ
N2 二次転写ニップ
D 離間距離
P 記録材
特開2005-165143号公報

Claims (7)

  1. 像担持体上に担持されたトナー像が一次転写される中間転写ベルトと、
    前記中間転写ベルトに当接して、二次転写ニップを形成する二次転写ベルトと、
    前記中間転写ベルトのループ内側に配置された斥力ローラと、
    前記斥力ローラと対向配置され、前記二次転写ベルトのループ内側に配置されたニップ形成ローラと、
    前記斥力ローラに、二次転写バイアスを印加する転写バイアス出力手段と、
    を備え、
    前記斥力ローラと前記二次転写ベルトの間に転写電界を形成し、前記中間転写ベルト上の前記トナー像を記録材に転写する画像形成装置において、
    前記中間転写ベルトを前記二次転写ベルトに当接又は離間させる接離機構を有し、
    前記記録材が、極薄紙、又はフラップを有する用紙の場合、前記中間転写ベルトと前記二次転写ベルトを離間した状態で、前記トナー像を前記記録材に転写することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記転写バイアス出力手段は、前記斥力ローラに代えて、前記ニップ形成ローラに二次転写バイアスを印加することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記極薄紙は、坪量が20g/m~50g/mの範囲であることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記中間転写ベルトと前記二次転写ベルトの離間距離は、0.05mm以上、5mm以下であることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記記録材の種類に応じて、前記離間距離を変更することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 外気の湿度を検知する湿度検知手段、及び/又は外気の温度を検知する温度検知手段を備え、
    外気の湿度、及び/又は温度に応じて、前記離間距離を変更することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 画像形成が行われた記録材の枚数をカウントするカウンタを備え、
    前記カウンタのカウント値に応じて、前記離間距離を変更することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
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