JPH10186753A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH10186753A
JPH10186753A JP8343316A JP34331696A JPH10186753A JP H10186753 A JPH10186753 A JP H10186753A JP 8343316 A JP8343316 A JP 8343316A JP 34331696 A JP34331696 A JP 34331696A JP H10186753 A JPH10186753 A JP H10186753A
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Kazuhiko Kikuchi
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  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】装置を大型化することなくジャム処理用の空間
を確保でき、かつ、構造部品の交換作業を容易に行うこ
とが可能な画像形成装置を提供することにある。 【解決手段】支持板80と、支持板上に取り付けられた
搬送ベルト91、転写チャージャ48とを有する開閉ユ
ニット78は、画像形成動作を実行可能な作動位置と、
搬送路を開放してジャム処理を許容する第1の開放位置
と、作動位置と第1の開放位置との間に設けられた第2
の開放位置とへ回動自在に設けられている。第2の開放
位置において、開閉ユニットの転写チャージャは筐体の
開口部82aと対向し、筐体からの取出しが可能とな
る。開閉ユニットを各位置に切換える切換え機構114
は、筐体の外部から操作可能な切換えレバー132を有
し、切換えレバーは、廃トナー収容パック134を取り
外すことにより、開閉ユニットを第2の開放位置へ切換
え操作可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は複写機、プリンタ
等の画像形成装置に関し、特に、クラムシェル方式とは
異なる筐体構造を備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子複写機等の画像形成装置として、用
紙搬送路を堺として、上部ユニットと下部ユニットとを
開放可能に形成されたいわゆるクラムシェル方式の筐体
構造を備えたものが知られている。この種の画像形成装
置においては、用紙のジャム処理時、あるいは感光体ド
ラム等の交換作業時、上部ユニットを上方に回動させて
下部ユニットから離間させるとともに、用紙搬送路を大
きく開放する構成となっている。
【0003】一方、近年、従来のアナログ式画像形成装
置に代わって、デジタル方式の画像形成装置が普及しつ
つある。デジタル方式の画像形成装置においては、制御
動作や画像処理動作に係わる使用周波数帯域が高く、電
磁ノイズが発生し易いとともに、外部からの電磁ノイズ
の影響も受け易い。電磁ノイズ対策を考慮した場合、上
述したクラムシェル方式の筐体構造では開口面積が大き
く望ましくない。
【0004】そこで、デジタル方式の画像形成装置にお
いては、例えば、筐体のフロントカバーのみを開閉自在
とした、いわゆる非クラムシェル方式の筐体構造を採用
する傾向にある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな非クラムシェル方式の筐体構造は、電磁ノイズ防止
対策としては有効である反面、ジャム処理や機構部品交
換等を行う際の開口面積を充分に大きくとることが難し
く、作業用の開口面積を大きく取ろうとすると装置全体
が大型化してしまうという問題がある。
【0006】この発明は以上の点に鑑みなされたもの
で、その目的は、非クラムシェル方式の筐体構造を備え
ているにも拘らず、装置を大型化することなくジャム処
理用の空間を確保できるとともに、構造部品の交換作業
を容易に行うことが可能な画像形成装置を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係るこの発明の画像形成装置は、開口部
を備えた筐体と、上記筐体内に配設された像担持体上に
現像剤像を形成する画像形成手段と、上記像担持体の近
傍を通って延びる搬送路を通して用紙を所定位置へ搬送
する搬送手段と、上記担持体上に形成された現像剤像を
上記搬送路を通る用紙に転写する転写手段と、上記搬送
手段および転写手段を、上記像担持体に対して画像動作
を実施可能に対向した作動位置と、上記搬送路を開放し
上記開口部を通して上記用紙のジャム処理を許容する第
1の開放位置と、上記作動位置と第1の位置との間であ
って、上記開口部を通して上記転写手段の交換を許容す
る第2の開放位置と、の間で移動自在に支持した支持手
段と、上記支持手段を上記作動位置、第1の開放位置、
第2の開放位置へ選択的に切換える切換え手段と、を備
えたことを特徴としている。
【0008】上記構成の画像形成装置によれば、通常の
画像形成時、支持手段は作動位置に保持され、搬送路内
で用紙ジャム等が発生した場合に、切換え手段によって
第1の開放位置へ切換えられる。また、支持手段上に設
けられた転写手段を取出す場合、支持手段は切換え手段
によって第2の開放位置へ移動される。第2の開放位置
は、作動位置と第1の開放位置との間にあり、第1の開
放位置よりも像担持体側に位置している。それにより、
転写手段は筐体と干渉しない位置に移動し、筐体の開口
部を通して取出すことが可能となる。
【0009】請求項2に係るこの発明の画像形成装置
は、開口部を備えた筐体と、上記筐体内に配設された像
担持体上に現像剤像を形成する画像形成手段と、上記像
担持体の近傍を通って延びる搬送路を通して用紙を所定
位置へ搬送する搬送手段と、上記担持体上に形成された
現像剤像を上記搬送路を通る用紙に転写する転写手段
と、上記搬送手段および転写手段を、上記像担持体に対
して画像動作を実施可能に対向した作動位置と、上記搬
送路を開放し上記開口部を通して上記用紙のジャム処理
を許容する第1の開放位置と、上記作動位置と第1の位
置との間であって、上記開口部を通して上記筐体から上
記転写手段を引き抜き可能とする第2の開放位置と、の
間で移動自在に支持した支持手段と、上記支持手段を上
記作動位置、第1の開放位置、第2の開放位置へ選択的
に切換える切換え手段と、を備えている。そして、上記
切換え手段は、上記支持手段を上記作動位置に切換える
第1の位置と、上記支持手段を上記第1の開放位置に切
換える第2の位置と、上記支持手段を第2の開放位置へ
切換える第3の位置と、を順番に移動自在に設けられて
いることを特徴としている。
【0010】上記構成の画像形成装置によれば、転写手
段の交換位置に対応している支持手段の第2の開放位置
は、第1の開放位置と作動位置との間に設けられている
のに対して、支持手段を第2の位置へ切換える切換え手
段の第3の位置は第2の位置に続いて設けられている。
そのため、ジャム処理を行う場合、切換え手段は第3の
位置を通ることなく第1の位置から第2の位置へ操作さ
れる。
【0011】更に、請求項3に係るこの発明の画像形成
装置は、フロントカバーによって開閉される開口部を備
えた筐体と、上記筐体内に配設された像担持体上に現像
剤像を形成する画像形成手段と、上記像担持体の近傍を
通って延びる搬送路を通して用紙を所定位置へ搬送する
搬送手段と、上記担持体上に形成された現像剤像を上記
搬送路を通る用紙に転写する転写手段と、上記像担持体
を通過した用紙を上記搬送路を通して所定位置へ搬送す
る搬送手段と、上記搬送手段および転写手段を、上記像
担持体に対して画像動作を実施可能に対向した作動位置
と、上記搬送路を開放し上記開口部を通して上記用紙の
ジャム処理を許容する第1の開放位置と、上記作動位置
と第1の位置との間であって、上記開口部を通して上記
転写手段の交換を許容する第2の開放位置と、の間で移
動自在に支持した支持手段と、上記支持手段を上記作動
位置に切換える第1の位置と、上記支持手段を上記第1
の開放位置に切換える第2の位置と、上記支持手段を第
2の開放位置へ切換える第3の位置と、を順に移動自在
に設けられ、上記支持手段を上記作動位置、第1の開放
位置、第2の開放位置へ選択的に切換える切換え手段
と、上記筐体内において上記支持手段とフロントカバー
との間に脱着自在に設けられ、上記切換え手段の上記第
3の位置への移動を規制する交換防止手段と、を備えた
ことを特徴としている。
【0012】上記構成の画像形成装置によれば、転写手
段の交換作業を行う場合、予め、交換防止手段を筐体か
ら取り外しておく。これにより、切換え手段を第3の位
置へ移動させることが可能となり、支持手段を第2の位
置へ切換えることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下図面を参照しながら、この発
明に係る画像形成装置をデジタル複写機に適用した実施
の形態について詳細に説明する。図1および図2に示す
ように、デジタル複写機は矩形箱状に形成されたいわゆ
る非クラムシェル方式の筐体10を備えている。筐体1
0内には、後述するように、スキャナ4、画像形成手段
として機能する画像形成部6、その他、種々の機構部が
設けられている。そして、筐体10の前面上部には開閉
自在なフロントカバー3が設けられている。後述するよ
うに、このフロントカバー3を開けて筐体10前面とほ
ぼ直角となる開放位置へ回動させることにより、筐体1
0内部が露出し、用紙のジャム処理、機構部品の交換作
業等を行うことが可能となる。
【0014】筐体10の上面前部にはコントロールパネ
ル2が設けられているとともに、上面には、読取対象物
としての原稿Dが載置される透明なガラスからなる原稿
載置台12が設けられている。また、筐体10の上面に
は、原稿載置台12上に原稿を自動的に送る自動原稿送
り装置7(以下、ADFと称する)が配設されている。
このADF7は、原稿載置台12に対して開閉可能に配
設され、原稿載置台に載置された原稿Dを原稿載置台1
2に密着させる原稿押さえとしても機能する。
【0015】ADF7は、原稿Dがセットされる原稿ト
レイ8、原稿の有無を検出するエンプティセンサ9、原
稿トレイから原稿を一枚づつ取り出すピックアップロー
ラ14、取り出された原稿の先端を整位した後に原稿を
搬送するアライニングローラ対16、原稿載置台12の
ほぼ全体を覆うように配設された搬送ベルト18を備え
ている。そして、原稿トレイ8に上向きにセットされた
複数枚の原稿は、その最下の頁、つまり、最終頁から順
に取り出され、アライニングローラ対16により整位さ
れた後、搬送ベルト18によって原稿載置台12の所定
位置へ搬送される。
【0016】ADF7において、搬送ベルト18を挟ん
でアライニングローラ対16と反対側の端部には、反転
ローラ20、排紙ローラ23が配設されている。後述す
るスキャナ4により画像情報の読み取られた原稿Dは、
搬送ベルト18により原稿載置台12上から送り出さ
れ、反転ローラ20、および排紙ローラ23を介してA
DF7上面の原稿排紙部24上に排出される。原稿Dの
裏面を読み取る場合、搬送ベルト18によって搬送され
てきた原稿Dは、反転ローラ20によって反転された
後、再度搬送ベルト18により原稿載置台12上の所定
位置に送られる。
【0017】装置本体10内に配設されたスキャナ4
は、原稿載置台12に載置された原稿Dを照明するハロ
ゲンランプ等の光源25および原稿Dからの反射光を所
定の方向に偏向する第1のミラー26を有し、これらの
光源および第1のミラーは、原稿載置台12の下方に配
設された第1のキャリッジ27に取り付けられている。
第1のキャリッジ27は、原稿載置台12と平行に移動
可能に配置され、金属ワイヤ22等を介して駆動モータ
により、原稿載置台の下方を往復移動される。
【0018】また、原稿載置台12の下方には、原稿載
置台と平行に移動可能な第2のキャリッジ28が配設さ
れている。第2のキャリッジ28には、第1のミラー2
6により偏向された原稿Dからの反射光を順に偏向する
第2および第3のミラー30、31が互いに直角に取り
付けられている。第2のキャリッジ28は、第1のキャ
リッジ27を駆動する歯付きベルト22等により、第1
のキャリッジ27に対して従動されるとともに、第1の
キャリッジに対して、1/2の速度で原稿載置台12に
沿って平行に移動される。
【0019】また、原稿載置台12の下方には、第2の
キャリッジ28上の第3のミラー31からの反射光を集
束する結像レンズ32と、結像レンズにより集束された
反射光を受光して光電変換するCCDセンサ34とが配
設されている。結像レンズ32は、第3のミラー31に
より偏向された光の光軸を含む面内に、駆動機構を介し
て移動可能に配設され、自身が移動することで反射光を
所望の倍率で結像する。そして、CCDセンサ34は、
入射した反射光を光電変換し、読み取った原稿Dに対応
する電気信号を出力する。
【0020】一方、画像形成部6は、露光手段として作
用するレーザ露光装置40を備えている。レーザ露光装
置40は、光源としての図示しない半導体レーザと、半
導体レーザから出射されたレーザ光を連続的に偏向する
ポリゴンミラー36と、ポリゴンミラーを所定の回転数
で回転駆動するポリゴンモータ37と、ポリゴンミラー
からのレーザ光を偏向して後述する感光体ドラムへ導く
光学系42と、を備えている。このような構成のレーザ
露光装置40は、筐体10の支持フレームに固定および
支持されている。
【0021】半導体レーザは、スキャナ4により読み取
られた原稿Dの画像情報、あるいはファクシミリ送受信
文書情報等に応じてオン・オフ制御され、このレーザ光
はポリゴンミラー36および光学系42を介して感光体
ドラムへ向けられ、感光体ドラム周面を走査することに
よりドラム周面上に静電潜像を形成する。
【0022】また、画像形成部6は、筐体10内のほぼ
中央に配設された像担持体としての回転自在な感光体ド
ラム44を有し、感光体ドラム周面は、レーザ露光装置
40からのレーザ光により露光され、所望の静電潜像が
形成される。感光体ドラム44の周囲には、ドラム周面
を所定の電荷に帯電させる帯電チャージャ45、感光体
ドラム周面上に形成された静電潜像に現像剤としてのト
ナーを供給して所望の画像濃度で現像する現像器46、
後述する用紙カセットから給紙された被転写材、つま
り、コピー用紙Pを感光体ドラムから分離させるための
剥離チャージャ47を一体に有し、感光体ドラムに形成
されたトナー像を用紙Pに転写させる転写チャージャ4
8、感光体ドラム周面からコピー用紙を剥離する剥離爪
49、感光体ドラム周面に残留したトナーを清掃する清
掃装置50、および、感光体ドラム周面の除電する除電
器51が順に配置されている。
【0023】筐体10内において画像形成部6の下方に
は、筐体10から引出し可能な自動両面モジュール5
6、およびカセットモジュール57が配設されている。
更に、カセットモジュール57の下方には、それぞれ筐
体10から引出し可能な上段カセット52、中段カセッ
ト53、下段カセット54が互いに積層状態に配設さ
れ、各カセット内にはサイズの異なるコピー用紙が装填
されている。
【0024】また、筐体10の側面には大容量フィーダ
55が設けられ、この大容量フィーダには、使用頻度の
高いサイズのコピー用紙、例えば、A4サイズのコピー
用紙が約3000枚収納されている。
【0025】筐体10内には、各カセットおよび大容量
フィーダ55から感光体ドラム44と転写チャージャ4
8との間に位置した転写部を通って延びる搬送路58が
形成され、搬送路の終端には定着装置60が設けられて
いる。定着装置60に対向した筐体10の側壁には排出
口61が形成され、排出口には排紙トレイ62が装着さ
れている。
【0026】カセットモジュール57、上段カセット5
2、中段カセット53、下段カセット54、の近傍およ
び大容量フィーダ55の近傍には、カセットあるいは大
容量フィーダから用紙を一枚づつ取り出すピックアップ
ローラ63がそれぞれ設けられている。また、搬送路5
8には、ピックアップローラ63により取り出されたコ
ピー用紙Pを搬送路58を通して搬送する多数の給紙ロ
ーラ対64が設けられている。
【0027】搬送路58において感光体ドラム44の上
流側にはレジストローラ対65が設けられている。レジ
ストローラ対65は、取り出されたコピー用紙Pの傾き
を補正するとともに、感光体ドラム44上のトナー像の
先端とコピー用紙Pの先端とを整合させ、感光体ドラム
周面の移動速度と同じ速度でコピー用紙Pを転写部へ給
紙する。レジストローラ対65の手前、つまり、給紙ロ
ーラ64側には、コピー用紙Pの到達を検出するアライ
ニング前センサ66が設けられている。
【0028】ピックアップローラ63により各カセット
あるいは大容量フィーダ55から1枚づつ取り出された
コピー用紙Pは、給紙ローラ対64によりレジストロー
ラ対65へ送られる。そして、コピー用紙Pは、レジス
トローラ対65により先端が整位された後、転写部に送
られる。転写部において、感光体ドラム44上に形成さ
れた現像剤像、つまり、トナー像が、転写チャージャ4
8により用紙P上に転写される。トナー像の転写された
コピー用紙Pは、剥離チャージャ47および剥離爪49
の作用により感光体ドラム44周面から剥離される。
【0029】感光体ドラム44の下流側には、搬送路5
8の一部を構成する搬送ベルト機構67が設けられてい
る。そして、感光体ドラム44周面から剥離されたコピ
ー用紙Pは、搬送ベルト機構67によって定着装置60
に搬送される。そして、定着装置60によって現像剤像
がコピー用紙Pに溶融定着さた後、コピー用紙Pは、排
紙ローラ69により排出口61を通して排紙トレイ62
上へ排出される。
【0030】一方、搬送路58の下方に設けられた自動
両面モジュール56は、定着装置60を通過したコピー
用紙Pを反転して再びレジストローラ対65へ給紙す
る。すなわち、自動両面モジュール56は、コピー用紙
Pを一時的に集積する一時集積部71と、搬送路58か
ら分岐し、定着装置60を通過したコピー用紙Pを反転
して一時集積部71に導く反転路72と、一時集積部に
集積されたコピー用紙Pを一枚づつ取り出し搬送路74
を通してレジストローラ対65へ給紙するピックアップ
ローラ73と、を備えている。また、搬送路58と反転
路72との分岐部には、コピー用紙Pを排出口61ある
いは反転路72に選択的に振り分ける振り分けゲート7
6が設けられている。
【0031】両面コピーを行なう場合、定着装置60を
通過したコピ用紙Pは、振り分けゲート76により反転
路72に導かれ、反転された状態で一時集積部71に一
時的に集積された後、ピックアップローラ73により、
搬送路74を通してレジストローラ対65へ送られる。
そして、コピー用紙Pはレジストローラ対65により整
位された後、再び転写部に送られ、コピー用紙Pの裏面
にトナー像が転写される。その後、コピー用紙Pは、搬
送路58、定着装置60および排紙ローラ69を介して
排紙トレイ62上に排紙される。
【0032】図3(a)および図4に示すように、画像
形成部6の転写チャージャ48、剥離チャージャ47、
および搬送手段として機能する搬送ベルト機構67は、
ユニット化され、感光体ドラム44および搬送路58に
対して接離自在に、つまり、開閉自在い支持されてい
る。
【0033】詳細に述べると、転写チャージャ48、剥
離チャージャ47、および搬送ベルト機構67は、支持
手段とし機能する矩形状の支持板80上に支持され、開
閉ユニット78を構成している。支持板80は、その一
端部が一対の枢軸81を介して筐体10の支持フレーム
82に回動自在に支持されている。
【0034】搬送ベルト機構67は、支持板80上に重
ねて設けられた矩形状のモールドケース83と、モール
ドケースを覆うように設けられた矩形板状の金属フレー
ム84と、を有している。金属フレーム84の両端部に
は、それぞれ駆動シャフト86および従動シャフト87
が回転自在に取付けられ、感光体ドラム44と平行に延
びている。駆動シャフト86には一対の駆動ローラ88
が取り付けられ、また、従動シャフト87には一対の従
動ローラ90が取り付けられている。
【0035】そして、各駆動ローラ88と従動ローラ9
0とには、多数の吸着孔92が形成された搬送ベルト9
1が掛け渡されている。金属フレーム84およびモール
ドケース83は、各搬送ベルト92の内側を通って延び
ている。
【0036】また、駆動シャフト86の一端には駆動ギ
ア93が固定され、この駆動ギア93は支持板80の一
方の枢軸81に回転自在に取り付けられたアイドラギア
94と歯合している。そして、筐体10内に設けられた
図示しない駆動機構によってアイドラギア94を回転駆
動することにより、駆動ギア93、駆動シャフト96を
介して駆動ローラ88が回転駆動される。それにより、
各搬送ベルト91が所定の方向に走行される。
【0037】金属フレーム84の内、各搬送ベルト91
と対向する部位には、複数の吸気孔97が形成されモー
ルドケース83内部に連通している。また、金属フレー
ム84の一端部には、モールドケース83内部に開口し
た吸気口98が形成されている。吸気口98は、筐体1
0内部に配設された図示しないファンに接続されてい
る。従って、ファンによって吸気口98からモールドケ
ース84内を吸気することにより、吸気孔97および搬
送ベルト88の孔92を介して外気を吸引し、コピー用
紙Pを搬送ベルト88上に吸着することができる。な
お、金属フレーム84は、搬送ベルト88によって搬送
されるコピー用紙Pにバイアス電位を印加する機能も有
している。
【0038】一方、支持板80の他端部側には、感光体
ドラム44の軸方向に沿って延びる一対のガイドレール
100が取り付けられている。そして、一体化された転
写チャージャ48および剥離チャージャ47は、ガイド
レール100によって保持されているとともに、これら
のガイドレールに沿って摺動自在に、つまり、引出し可
能に保持されている。また、支持板80上において、ガ
イドレール100間には、付勢手段として機能する一対
の二又状の板ばね102が固定され、転写チャージャ4
8および剥離チャージャ47を感光体ドラム44に向か
って付勢している。
【0039】図3(a)に示すように、転写チャージャ
48および剥離チャージャ47は、細長い矩形状の底板
104上に固定された一体のケース106と、ケース1
06内に配設され感光体ドラム44と平行に延びる転写
ワイヤ108、剥離ワイヤ109と、を有している。こ
れらの転写ワイヤ108、剥離ワイヤ109は、金メッ
キあるいは酸化タングステン製のワイヤで形成されてい
る。更に、転写チャージャ48および剥離チャージャ4
7は、一対のターミナル110、およびサポータ112
を備えている。
【0040】上記のように構成された開閉ユニット78
は、支持板80の回動に伴い、図3(a)に示す作動位
置、図3(b)に示す第1の開放位置、および図3
(c)に示す第2の開放位置へ回動自在となっている。
【0041】作動位置において、搬送ベルト機構67の
搬送ベルト91はほぼ水平に位置して搬送路58の一部
を構成しているとともに、転写チャージャ48および剥
離チャージャ47は感光体ドラム44の外周面に隣接対
向している。それにより、作動位置において、開閉ユニ
ット78は、画像形成動作およびコピー用紙Pの搬送動
作が可能な状態となっている。
【0042】第1の開放位置において、開閉ユニット7
8は枢軸81の回りで感光体ドラム44から離間する方
向に回動し、コピー用紙Pの搬送路58を大きく開放す
る。すなわち、搬送ベルト機構67の搬送ベルト91は
感光体ドラム44の下方に傾斜して延出し、搬送路58
から大きく離間する。同時に、転写チャージャ48およ
び剥離チャージャ47も感光体ドラム44の外周面から
下方に離間する。従って、搬送路58内においてコピー
用紙Pがジャムした場合には、開閉ユニット78を第1
の開放位置へ回動させることにより、搬送路58が大き
く開放され、筐体10の支持フレーム82に形成された
開口部82aを介してジャム処理を行うことが可能とな
る。
【0043】第2の開放位置において、開閉ユニット7
8は、作動位置と第1の開放位置との間に位置する。す
なわち、第2の開放位置において、開閉ユニット78は
枢軸81の回りで感光体ドラム44から離間する方向に
回動し、コピー用紙Pの搬送路58を開放する。搬送ベ
ルト機構67の搬送ベルト91は感光体ドラム44の下
方に傾斜して延出し、搬送路58から離間する。同時
に、転写チャージャ48および剥離チャージャ47も感
光体ドラム44の外周面から下方に離間する。
【0044】但し、第2の開放位置において、転写チャ
ージャ48および剥離チャージャ47と感光体ドラム4
4との間隔は、第1の開放位置時よりも小さくなってい
る。そして、転写チャージャ48および剥離チャージャ
47は、第1の開放位置においては、その大部分が筐体
10の支持フレーム82と対向するのに対して、第2の
開放位置においては、支持フレーム82の開口部82a
と対向する。
【0045】従って、開閉ユニット78を第2の開放位
置へ移動させることにより、転写チャージャ48および
剥離チャージャ47は、筐体10の支持フレーム82に
阻害されることなく、開口部82aを通して筐体10の
外部へ引き出し可能となる。
【0046】なお、支持板80の一方の枢軸81にはア
イドラギア94が回転自在に取り付けられていることか
ら、アイドラギア94が回転することにより、支持板8
0は第1の開放位置方向への回動力を受けてる。そのた
め、開閉ユニット78は、作動位置から第1の開放位置
に向かって円滑に回動することが可能となる。
【0047】一方、図3、図5、および図6に示すよう
に、開閉ユニット78の下方には、この開閉ユニットを
作動位置、第1の開放位置、および第2の開放位置に選
択的に切換えて各位置に保持する切換え機構114が設
けられている。
【0048】切換え手段として機能する切換え機構11
4は、細長い支持ロッド116と、この支持ロッドに取
り付けられた左右対称の一対の押圧部118および押圧
部間に位置した保持部材120と、を備えて構成されて
いる。
【0049】支持ロッド116は、支持板80の下方に
配設され感光体ドラム44の軸方向に沿って延びている
とともに、その両端部は、枢軸121を介して支持フレ
ーム82により回動自在に支持されている。また、支持
ロッド116は、細長い矩形状の第1平板部116a、
および第1平板部116aに対して直角に延びる第2平
板部116bを有し、ほぼL字状の断面形状に形成され
ている。
【0050】一対の押圧部118は第1平板部116a
の両端部に固定されている。各押圧部118は、角筒形
状の支持体122および押圧板124を有し、これらは
合成樹脂により一体に形成されている。そして、支持体
122および押圧板124は、第1平板部116aに形
成された透孔125に一部が挿入された状態で、第1平
板部にねじ止め固定されている。
【0051】支持体122内には、摺動部材126が摺
動自在に挿入され、第1平板部116aと直交する方向
に沿って支持体122から突没自在に保持されている。
支持体122の先端部には、感光体ドラム44の軸と平
行な軸の回りで回転自在なローラ128が取り付けられ
ている。更に、摺動部材126は、支持体122内に配
設された圧縮ばね130により、支持体から突出する方
向に付勢されている。
【0052】押圧板124は、第1および第2平板部1
16a、116bからこれらに対して垂直な方向に突出
して設けられている。そして、押圧板124は、第2平
板部116bから所定距離離間した状態で、第2平板部
116bと平行に延びる押圧面124aと、押圧面に連
続しているとともにローラ128側に位置したガイド面
124bと、を有している。ガイド面124bは、枢軸
121の中心軸線を中心とする円弧状に形成されている
とともに、第1平板部116aに対し、ローラ128よ
りも低い高さ設けられている。
【0053】一方、保持部材120は、第2平板部11
6bに固定されているとともに、当接端部120aを有
している。この当接端部120aは、第2平板部の端縁
から第1平板部116aに対して垂直な方向に、かつ、
支持体126の突出方向とは反対の方向に突出してい
る。
【0054】また、支持ロッド116の一方の枢軸12
1は支持フレーム82から筐体10のフロントカバー3
側に突出している。そして、その突出端には、切換えレ
バー132に取り付けられている。切換えレバー132
はフロントカバー3を開けることにより筐体外部から操
作可能に露出する。そして、この切換えレバー132に
より支持ロッド116を回動させ切換え機構114を作
動させることができる。
【0055】図3(a)および図7(a)に示すよう
に、筐体10内において、フロントカバー3と開閉ユニ
ット78との間には廃トナー収容パック134が配設さ
れ、支持フレーム82に対して脱着自在に取り付けられ
ている。廃トナー収容パック134の上端部には、清掃
装置50から延出した廃トナーオーガ136の排出端部
が挿入されている。そして、清掃装置50によって回収
された廃トナーは、廃トナーオーガ136によって廃ト
ナー収容パック134に送られ収容される。
【0056】フロントカバー3の内面には、閉塞状態に
おいて廃トナー収容パック134の上端部を押圧して所
定位置に保持する突起140が設けられている。そし
て、図7(b)に示すように、フロントカバー3を開放
することにより、筐体10から廃トナー収容パック13
4を取出すことができる。
【0057】次に、上記のように構成された切換え機構
114により、開閉ユニット78を開閉する動作につい
て説明する。図3(a)、図5(a)、および図7
(a)に示すように、複写機の通常の作動状態におい
て、開閉ユニット78は切換え機構114により作動位
置に保持されている。この状態において、切換え機構1
14は図示の第1の位置にセットされている。第1の位
置において、切換え機構114の支持ロッド116はそ
の第1平板部116aが開閉ユニット78の支持板80
と対向した状態にある。そして、一対の押圧部118の
ローラ128は支持板80の下面に当接し、開閉ユニッ
ト78を感光体ドラム44側に押圧している。
【0058】従って、転写チャージャ48および剥離チ
ャージャ47は、位置決めピン152が支持フレーム8
2の位置決め凹所154に係合し、感光体ドラム44に
対して所定の位置に保持されている。また、搬送ベルト
機構67は、金属フレーム84に設けられた位置決め部
150(図4参照)が清掃装置の位置決め突起155と
当接することにより、所定の搬送位置に位置決め保持さ
れている。
【0059】なお、転写チャージャ48および剥離チャ
ージャ47は、支持板80上に設けられた板ばね102
によって感光体ドラム44方向に付勢されていることか
ら、搬送ベルト機構67の位置決めに影響されることな
く、感光体ドラムに対して正確に位置決めされる。
【0060】また、第1の位置において、切換え機構1
44の切換えレバー132は、廃トナー収容パック13
4と反対側へ傾斜した状態にある。一方、複写機の搬送
路58内でコピー用紙Pのジャムが生じた場合、筐体1
0のフロントカバー3を開放した後、切換え機構114
の切換えレバー132を操作して開閉ユニット78を作
動位置から第1の開放位置へ回動させる。すなわち、図
3(b)に示すように、切換えレバー132を時計方向
に回動させることにより、切換え機構114を第1の位
置から第2の位置へ回動させる。すると、各押圧部11
8のローラ128が支持板80の下方に移動して支持板
から離間する。これに伴い、開閉ユニット78はローラ
128による支持が解除され、枢軸81の回りで下方へ
回動する。
【0061】第2の位置において、支持ロッド116は
その第2平板部116bが支持板80と対向する位置に
回動する。そして、開閉ユニット78は、支持板80が
一対の押圧板124の押圧面124aに当接する第1の
開放位置まで回動し、これらの支持面124aによって
第1の開放位置に保持される。この際、切換えレバー1
32は、廃トナー収容パック134の手前側に位置し、
廃トナー収容パックに干渉されることなく第1の位置と
第2の位置との間で自由に操作することができる。
【0062】切換え機構114が第1の位置から第2の
位置へ回動する間、各押圧部118のローラ128が支
持板80の下面上を転動するとともに、押圧板124の
円弧状のガイド面124bが支持板の下面上を摺動す
る。従って、切換え機構114は引っ掛かることなく第
1の位置から第2の位置へ円滑に回動される。
【0063】図3(b)および図7(b)に示すよう
に、切換え機構114によって開閉ユニット78を作動
位置から第1の開放位置へ切換えることにより、転写チ
ャージャ48、剥離チャージャ47および搬送ベルト機
構67が感光体ドラム44から離間し、筐体10内の搬
送路58が大きく開放する。従って、この状態で、支持
フレーム82の開口部82aを通してジャム処理を行う
ことができる。
【0064】なお、図3(b)からよく分かるように、
第1の開放位置において、転写チャージャ48および剥
離チャージャ47は、その一部が支持フレーム82に対
向した状態にあり、支持フレームの開口部82aを通し
て筐体10外部に引き抜くことができない。これは、電
磁ノイズ対策の一貫として採用されている非クラムシェ
ル方式の筐体10において、開口部82aは可能な限り
小さく形成されているためである。また、図7(b)に
示すように、転写チャージャ48および剥離チャージャ
47の引き抜き方向の延長線上には、開放されたフロン
トカバーの突起140が存在しおり、この点において
も、転写チャージャ48および剥離チャージャ47の引
き抜き作業を阻害している。
【0065】そこで、転写チャージャ48および剥離チ
ャージャ47を交換するために筐体10から引き出す場
合には、切換え機構114を図3(c)に示す第3の位
置へ回動させ開閉ユニット78を第2の開放位置へ切換
える。この際、切換えレバー132を第2の位置から更
に時計方向へ回動させる。しかしながら、この場合、廃
トナー収容パック134が邪魔となって切換えレバー1
32の回動操作ができないため、予め、廃トナー収容パ
ック134を支持フレーム82から筐体10の外部へ取
り外しておく。
【0066】そして、切換え機構114が第3の位置へ
回動されると、図3(c)に示すように、支持ロッド1
16に取り付けられた保持部材120の当接端部120
aが支持板80の下面に当接し、支持板の下面に形成さ
れた係合凹所160に係合する。これにより、開閉ユニ
ット78は保持部材120によって第1の開放位置から
僅かに上方へ押し上げられ、第2の開放位置に切換え保
持される。
【0067】第2の開放位置は、作動位置と第1の開放
位置との間にあり、第1の開放位置よりも僅かに感光体
ドラム44側に位置している。そのため、図3(c)お
よび図7(c)からよく分かるように、転写チャージャ
48および剥離チャージャ47は支持フレーム82から
外れて開口部82aと対向するとともに、その引き抜き
方向の延長線もフロントカバー3の突起140と干渉し
ない高さとなる。従って、開閉ユニット78を第2の開
放位置へ切換えることにより、転写チャージャ48およ
び剥離チャージャ47を開閉ユニットのガイドレール1
00に沿って引き抜き、開口部82aを通して筐体10
外部へ取出すことができる。これにより、転写チャージ
ャ48および剥離チャージャ47の交換が可能となる。
【0068】以上のように構成されたデジタル式の複写
機によれば、転写チャージャ48、剥離チャージャ4
7、および搬送ベルト機構67を備えた開閉ユニット7
8は、複写動作を実行する作動位置、感光体ドラムから
離間し用紙の搬送路を大きく開放する第1の開放位置、
および、作動位置と第1の開放位置との間の第2の開放
位置へ切換え可能に設けられている。そのため、筐体1
0として、開口部の小さな非クラムシェル方式の筐体を
用いているにも拘らず、装置を大型化することなくジャ
ム処理用の空間を確保できるとともに、転写チャージャ
48、剥離チャージャ47等の構造部品の交換作業を容
易に行うことができる。
【0069】また、開閉ユニット78の位置を切換える
切換え機構114は、開閉機構の作動位置、第1の開放
位置、第2の開放位置に対応した第1、第2、第3の位
置を回動可能に設けられている。そして、開閉ユニット
78の第2の開放位置は作動位置と第1の開放位置との
間にあるにも拘らず、切換え機構の第2の位置は、第1
および第2の位置に続いて設けられている。そのため、
通常のジャム処理時には、切換え機構114を第1の位
置と第2の位置との間でのみ操作することにより、開閉
ユニット78を作動位置と第1の開放位置との間で切換
えることができる。
【0070】更に、切換え機構114を第3の位置へ操
作する場合には、廃トナー収容パックを取り外す必要が
あることから、切換え機構114を誤って操作して開閉
ユニット78を第2の開放位置、つまり、チャージャ交
換位置へ切り換えてしまうことがなく、チャージャの不
用意な取出しを防止することができる。従って、廃トナ
ー収容パックは交換防止手段として機能している。
【0071】なお、この発明は上述した実施の形態に限
定されることなく、この発明の範囲内で種々変形可能で
ある。例えば、この発明は複写機に限らず、プリンタ等
の他の画像形成装置にも適用可能である。
【0072】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、構造部品を支持した開閉ユニットを、作動位置、第
1の開放位置、およびこれらの間の第2の開放位置へ移
動可能な構成としたことから、非クラムシェル方式の筐
体構造を備えているにも拘らず、装置を大型化すること
なくジャム処理用の空間を確保できるとともに、構造部
品の交換作業を容易に行うことが可能な画像形成装置を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係るデジタル複写機の
斜視図。
【図2】上記デジタル複写機の断面図。
【図3】上記デジタル複写機における開閉ユニットの作
動位置、第1の開放位置、第2の開放位置をそれぞれ示
す概略図。
【図4】転写チャージャおよび剥離チャージャを取り外
した状態における上記開閉ユニットの平面図および側面
図。
【図5】切換え機構の側面図および押圧部の断面図。
【図6】上記切換え機構の斜視図。
【図7】上記開閉ユニットの各切換え位置と廃トナー収
容パックおよびフロントカバーとの位置関係を概略的に
示す図。
【符号の説明】
3…フロントカバー 6…画像形成部 10…筐体 44…感光体ドラム 47…剥離チャージャ 48…転写チャージャ 50…清掃装置 58…搬送路 67…搬送ベルト機構 78…開閉ユニット 80…支持板 82…支持フレーム 82a…開口部 84…金属板 91…搬送ベルト 100…ガイドレール 102…板ばね 114…切換え機構 116…支持ロッド 118…押圧部 120…保持部材 120a…当接端部 122…支持体 124…押圧板 124a…押圧面 128…ローラ 132…操作レバー 134…廃トナー収容パック 140…突起

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】開口部を備えた筐体と、 上記筐体内に配設された像担持体上に現像剤像を形成す
    る画像形成手段と、 上記像担持体の近傍を通って延びる搬送路を通して用紙
    を所定位置へ搬送する搬送手段と、 上記像担持体上に形成された現像剤像を上記搬送路を通
    る用紙に転写する転写手段と、 上記搬送手段および転写手段を、上記像担持体に対して
    画像動作を実施可能に対向した作動位置と、上記搬送路
    を開放し上記開口部を通して上記用紙のジャム処理を許
    容する第1の開放位置と、上記作動位置と第1の位置と
    の間であって、上記開口部を通して上記転写手段の交換
    を許容する第2の開放位置と、の間で移動自在に支持し
    た支持手段と、 上記支持手段を上記作動位置、第1の開放位置、第2の
    開放位置へ選択的に切換える切換え手段と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】開口部を備えた筐体と、 上記筐体内に配設された像担持体上に現像剤像を形成す
    る画像形成手段と、 上記像担持体の近傍を通って延びる搬送路を通して用紙
    を所定位置へ搬送する搬送手段と、 上記像担持体上に形成された現像剤像を上記搬送路を通
    る用紙に転写する転写手段と、 上記搬送手段および転写手段を、上記像担持体に対して
    画像動作を実施可能に対向した作動位置と、上記搬送路
    を開放し上記開口部を通して上記用紙のジャム処理を許
    容する第1の開放位置と、上記作動位置と第1の位置と
    の間であって、上記開口部を通して上記筐体から上記転
    写手段を引き抜き可能とする第2の開放位置と、の間で
    移動自在に支持した支持手段と、 上記支持手段を上記作動位置、第1の開放位置、第2の
    開放位置へ選択的に切換える切換え手段と、を備え、 上記切換え手段は、上記支持手段を上記作動位置に切換
    える第1の位置と、上記支持手段を上記第1の開放位置
    に切換える第2の位置と、上記支持手段を第2の開放位
    置へ切換える第3の位置と、を順に移動自在に設けられ
    ていることを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】フロントカバーによって開閉される開口部
    を備えた筐体と、 上記筐体内に配設された像担持体上に現像剤像を形成す
    る画像形成手段と、 上記像担持体の近傍を通って延びる搬送路を通して所定
    位置へ用紙を搬送する搬送手段と、 上記担持体上に形成された現像剤像を上記搬送路を通る
    用紙に転写する転写手段と、 上記搬送手段および転写手段を、上記像担持体に対して
    画像動作を実施可能に対向した作動位置と、上記搬送路
    を開放し上記開口部を通して上記用紙のジャム処理を許
    容する第1の開放位置と、上記作動位置と第1の位置と
    の間であって、上記開口部を通して上記転写手段の交換
    を許容する第2の開放位置と、の間で移動自在に支持し
    た支持手段と、 上記支持手段を上記作動位置に切換える第1の位置と、
    上記支持手段を上記第1の開放位置に切換える第2の位
    置と、上記支持手段を第2の開放位置へ切換える第3の
    位置と、を順に移動自在に設けられ、上記支持手段を上
    記作動位置、第1の開放位置、第2の開放位置へ選択的
    に切換える切換え手段と、 上記筐体内において上記支持手段とフロントカバーとの
    間に脱着自在に設けられ、上記切換え手段の上記第3の
    位置への移動を規制する交換防止手段と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】上記交換防止手段は、上記開口部に対向し
    た配設された廃トナー収容パックを有していることを特
    徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】上記切換え機構は、上記フロントカバーを
    開放した際に露出し上記筐体の外部から操作可能なする
    切換えレバーを備え、上記切換えレバーは、上記切換え
    機構を第3の位置へ移動させる際に上記交換防止手段と
    干渉する位置に設けられていることを特徴とする請求項
    3叉は4に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】上記支持手段は、上記作動位置、第1の開
    放位置、第2の開放位置間を回動自在に設けられた支持
    板を備え、上記搬送手段は上記支持板上に設けられた搬
    送ベルトを有し、上記転写手段は、上記第2の開放位置
    において、上記開口部を通して引き抜き可能に上記支持
    板上に取り付けられていることを特徴とする請求項1な
    いし5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】上記切換え手段は、上記支持手段に隣接し
    て設けられているとともに、上記第1、第2、および第
    2の位置を回動自在に上記筐体に回動自在に支持された
    支持ロッドと、上記支持ロッドに取付けられ、支持ロッ
    ドが第1の位置に回動された際に上記支持手段を上記作
    動位置に保持するとともに上記支持ロッドが第2の位置
    に回動された際に上記支持手段を第1の開放位置に保持
    する押圧部と、上記支持ロッドに取り付けられ、支持ロ
    ッドが上記第3の回動位置に回動された際に上記支持手
    段に係合して上記第2の開放位置に保持する保持部材
    と、上記支持ロッドに取り付けられ上記筐体の外部から
    操作可能な切換えレバーと、を備えていることを特徴と
    する請求項2ないし4のいずれか1項に記載の画像形成
    装置。
  8. 【請求項8】上記押圧部は、上記第1の位置において上
    記支持手段に当接して支持手段を作動位置に支持するロ
    ーラと、上記第2の位置において、上記支持手段に当接
    して支持手段を第1の開放位置に支持する押圧部材と、
    を備えていることを特徴とする請求項7に記載の画像形
    成装置。
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