JP2000165610A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JP2000165610A
JP2000165610A JP10335966A JP33596698A JP2000165610A JP 2000165610 A JP2000165610 A JP 2000165610A JP 10335966 A JP10335966 A JP 10335966A JP 33596698 A JP33596698 A JP 33596698A JP 2000165610 A JP2000165610 A JP 2000165610A
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JP10335966A
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Kazuhiko Kikuchi
和彦 菊地
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、原稿を所定位置に確実に位置決め
できる画像読取装置を提供することを課題とする。 【解決手段】複写機は、原稿を載置するための透明なガ
ラスからなる原稿載置台12を有している。原稿載置台
12上には、原稿載置台12の一端側で主走査方向に沿
って延びた基準スケール1が取付けられ、複写機のリア
側で副走査方向に沿って延びたリアスケール2が貼り付
けられている。基準スケール1の取付角度は、調整ネジ
1bによって調整される。リアスケール2は、基準スケ
ール1と直交する方向に延びた当接部A、当接部Aより
後退した段差部B、および当接部Aから段差部Bへ傾斜
して延びた傾斜部Cを有している。原稿Dは、その第1
辺D1が基準スケール1に押付けられ、その角D3に近接
した第2辺D2が当接部Aに部分的に当接されて位置決
めされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、複写機
の原稿載置台上にセットされた原稿の画像を読取る画像
読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像読取装置として、例えば、複写機の
原稿載置台上にセットされた原稿の画像を読取るスキャ
ナが知られている。このスキャナは、透明な原稿載置台
上に載置した原稿を原稿載置台の裏側から照明してその
反射光を受光し、受光した反射光に基づいて画像データ
を取得する。
【0003】一般に、複写機の原稿載置台上には、図5
に示すように、原稿載置台の図中左側で主走査方向に沿
って延びた原稿整位板(以下、基準スケール1と称す
る)、および複写機のリア側で副走査方向に沿って延び
た原稿整位板(以下、リアスケール2と称する)が設け
られている。通常、原稿を原稿載置台上に載置する場
合、基準スケール1側に原稿の一辺が押付けられ、この
一辺のリア側の角がリアスケール2に突き当てられ、原
稿が位置決めされる。
【0004】しかし、上記のように原稿をセットして
も、コピー用紙上に出力される画像が図4(A)または
図4(B)に示すように傾く場合がある。
【0005】このような画像の傾きを補正するため、基
準スケール1は、装置のフロント側の支点1aを中心に
揺動可能に取付けられ、複写機のリア側に設けられた調
整ネジ1bによってその取付角度が微調整可能となって
いる。つまり、図4(A)に示す方向に画像が傾いた場
合には図5で矢印A方向に基準スケール1が移動され、
図4(B)に示す方向に画像が傾いた場合には図5で矢
印B方向に基準スケール1が移動され、出力される画像
の傾きが補正されるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したよう
に基準スケール1を揺動自在にしたことから、図6に示
すように、原稿載置台のリア側に貼り付けられたリアス
ケール2に対して基準スケール1が鋭角に配置されてし
まう場合が考えられる。この場合、基準スケール1に原
稿Dの一辺を押付けても原稿Dのリア側の角がリアスケ
ール2から離れてしまい、原稿Dを所定位置に正確に位
置決めできなくなってしまう。
【0007】このため、従来の装置では、図7および図
8に示すように、調整前の基準位置(調整ネジ1bによ
る調整範囲の略中央位置)に取付けられた基準スケール
1に対して鈍角をなすようにリアスケール2が原稿載置
台上に僅かに傾けて貼り付けられている。このように、
リアスケール2を基準スケール1に対して鈍角に取付け
ることにより、原稿Dの一辺を基準スケール1に押付け
たとき、原稿Dのリア側の角がリアスケール2に確実に
当接され、原稿Dを所定位置に正確に位置決めできる。
【0008】しかし、このようにリアスケール2を基準
スケール1に対して鈍角に取付けた場合、図8に示すよ
うに、原稿Dの一端が間違ってリアスケール2に押付け
られてしまうと、原稿Dの一辺が基準スケール1から離
れてしまい、原稿Dを所定位置に位置決めできなくなっ
てしまう。
【0009】この発明は、以上の点に鑑みなされたもの
で、その目的は、原稿を所定位置に確実に位置決めでき
る画像読取装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の画像読取装置は、矩形の読取対象物を載
置する載置面と、この載置面上に第1の方向に延びて設
けられ、上記読取対象物の第1辺を突き当てて整位する
第1の整位部材と、上記載置面上に上記第1の方向と略
直交する第2の方向に延びて設けられ、上記読取対象物
の上記第1辺に隣接した第2辺を整位する第2の整位部
材と、上記第1および第2の整位部材にて整位されて上
記載置面上の所定の読取位置に位置決めされた読取対象
物に記録されている画像情報を読取る読取手段と、を備
え、上記第2の整位部材は、上記読取対象物の第2辺に
部分的に当接される直線状の当接部と、この当接部に連
続して該当接部より上記読取対象物に対して後退した段
差部と、を有することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながらこの発
明の実施の形態について詳細に説明する。
【0012】図1には、この発明の画像読取装置を含む
デジタル複写機の斜視図を示してある。図2には、図1
のデジタル複写機の内部構成を断面図にして示してあ
る。
【0013】図1および図2に示すように、デジタル複
写機はいわゆる非クラムシェル方式の筐体10を備えて
いる。筐体10内には、後述するように、スキャナ4、
画像形成部6、その他、種々の機構部が設けられてい
る。そして、筐体10の前面上方部には開閉自在なフロ
ントカバー3が設けられている。このフロントカバー3
を開けて筐体10前面とほぼ直角となる開放位置へ回動
させることにより、筐体10内部が露出し、コピー用紙
のジャム処理や機構部品の交換作業等を行うことが可能
となる。
【0014】筐体10の上面前部にはコントロールパネ
ル5が設けられている。また、筐体10の上面には、読
取対象物としての原稿Dが載置される透明なガラスから
なる原稿載置台12が設けられている。
【0015】原稿載置台12上には、原稿Dの主走査方
向に延びた一辺を整位する略矩形板状の原稿整位板1
(以下、単に基準スケール1と称する)、および原稿D
の副走査方向に延びた一辺を整位する原稿整位板2(以
下、単にリアスケール2と称する)が設けられている。
【0016】また、筐体10の上面には、原稿載置台1
2上に原稿Dを自動的に送る自動原稿送り装置7(以
下、ADF7と称する)が配設されている。このADF
7は、原稿載置台12に対して開閉可能に配設され、原
稿載置台12に載置された原稿Dを原稿載置台12に密
着させる原稿押さえとしても機能する。
【0017】ADF7は、原稿Dがセットされる原稿ト
レイ8、この原稿トレイ8上の原稿Dの有無を検出する
エンプティセンサ9、原稿トレイ8から原稿Dを一枚づ
つ取り出すピックアップローラ14、取り出された原稿
Dの先端を整位した後に原稿Dを搬送するアライニング
ローラ対16、原稿載置台12のほぼ全体を覆うように
配設された搬送ベルト18を備えている。そして、原稿
トレイ8に上向きにセットされた複数枚の原稿Dは、そ
の最下端の頁、つまり、最終頁から順に取り出され、ア
ライニングローラ対16により整位された後、搬送ベル
ト18によって原稿載置台12上の所定の読取位置へ搬
送される。
【0018】ADF7において、搬送ベルト18を挟ん
でアライニングローラ対16と反対側の端部には、反転
ローラ20、および排紙ローラ23が配設されている。
後述するスキャナ4により画像情報の読み取られた原稿
Dは、搬送ベルト18により原稿載置台12上から送り
出され、反転ローラ20、および排紙ローラ23を介し
てADF7上面の原稿排紙部24上に排出される。原稿
Dの裏面を読み取る場合、搬送ベルト18によって搬送
されてきた原稿Dは、反転ローラ20によって反転され
た後、再度搬送ベルト18により原稿載置台12上の読
取位置に送られる。このとき、原稿Dの搬送方向先端が
基準スケール1に突き当てられて原稿Dが読取位置に位
置決めされる。
【0019】装置本体10内に配設されたスキャナ4
は、原稿載置台12に載置された原稿Dを照明するハロ
ゲンランプ等の光源25および原稿Dからの反射光を所
定の方向に偏向する第1のミラー26を有し、これらの
光源25および第1のミラー26は、原稿載置台12の
下方に配設された第1のキャリッジ27に取り付けられ
ている。第1のキャリッジ27は、原稿載置台12と平
行に移動可能に配置され、歯付きベルト22等を介して
図示しない駆動モータにより、原稿載置台12の下方を
往復移動される。
【0020】また、原稿載置台12の下方には、原稿載
置台12と平行に移動可能な第2のキャリッジ28が配
設されている。第2のキャリッジ28には、第1のミラ
ー26により偏向された原稿Dからの反射光を順に偏向
する第2および第3のミラー30、31が互いに直角に
取り付けられている。第2のキャリッジ28は、第1の
キャリッジ27を駆動する歯付きベルト22により、第
1のキャリッジ27に対して従動されるとともに、第1
のキャリッジ27に対して、1/2の速度で原稿載置台
12に沿って平行に移動される。
【0021】また、原稿載置台12の下方には、第2の
キャリッジ28上の第3のミラー31からの反射光を集
束する結像レンズ32と、結像レンズ32により集束さ
れた反射光を受光して光電変換するCCDセンサ34と
が配設されている。結像レンズ32は、第3のミラー3
1により偏向された光の光軸を含む面内に、駆動機構を
介して移動可能に配設され、自身が移動することで反射
光を所望の倍率で結像する。そして、CCDセンサ34
は、入射した反射光を光電変換し、読み取った原稿Dに
対応する電気信号を出力する。
【0022】スキャナ4の下方に配設された画像形成部
6は、レーザ露光装置40を備えている。レーザ露光装
置40は、光源としての図示しない半導体レーザと、半
導体レーザから出射されたレーザ光を連続的に偏向する
ポリゴンミラー36と、ポリゴンミラー36を所定の回
転数で回転駆動するポリゴンモータ37と、ポリゴンミ
ラー36からのレーザ光を偏向して後述する感光体ドラ
ム44へ導く光学系42と、を備えている。このような
構成のレーザ露光装置40は、筐体10の支持フレーム
に固定および支持されている。
【0023】半導体レーザは、スキャナ4により読み取
られた原稿Dの画像データ、あるいはファクシミリ送受
信文書データ等に応じてオン・オフ制御され、このレー
ザ光はポリゴンミラー36および光学系42を介して感
光体ドラム44へ向けられ、感光体ドラム44の周面を
走査することによりドラム周面上に静電潜像を形成す
る。
【0024】また、画像形成部6は、筐体10内のほぼ
中央に配設された回転自在な感光体ドラム44を有して
いる。感光体ドラム44の周面は、レーザ露光装置40
からのレーザ光により露光され、画像データに応じた静
電潜像が形成される。感光体ドラム44の周囲には、ド
ラム周面を所定の電位に帯電させる帯電チャージャ4
5、感光体ドラム周面上に形成された静電潜像に現像剤
としてのトナーを供給して所望の画像濃度で現像する現
像器46、後述する用紙カセットから給紙された被転写
媒体、つまり、コピー用紙Pを感光体ドラム44から分
離させるための剥離チャージャ47を一体に有し、感光
体ドラム44に形成されたトナー像をコピー用紙Pに転
写させる転写チャージャ48、感光体ドラム周面からコ
ピー用紙Pを剥離する剥離爪49、感光体ドラム周面に
残留した残留トナーを清掃する清掃装置50、および、
感光体ドラム周面を除電する除電器51が順に配置され
ている。
【0025】筐体10内において画像形成部6の下方に
は、筐体10から引出し可能な自動両面モジュール5
6、およびカセットモジュール57が配設されている。
更に、カセットモジュール57の下方には、それぞれ筐
体10から引出し可能な上段カセット52、中段カセッ
ト53、下段カセット54が互いに積層状態に配設さ
れ、各カセット内にはサイズの異なるコピー用紙Pがそ
れぞれ複数枚装填されている。
【0026】筐体10内には、各カセット52、53、
54から感光体ドラム44と転写チャージャ48との間
に位置した転写部を通って延びる搬送路58が形成され
ている。搬送路58の終端には、定着装置60が設けら
れている。定着装置60に対向した筐体10の側壁には
排出口61が形成され、排出口61には排紙トレイ62
が装着されている。
【0027】カセットモジュール57、上段カセット5
2、中段カセット53、下段カセット54、の近傍に
は、各カセット52、53、54からコピー用紙Pを一
枚づつ取り出すピックアップローラ63がそれぞれ設け
られている。また、搬送路58には、ピックアップロー
ラ63により取り出されたコピー用紙Pを搬送路58を
通して搬送する多数の給紙ローラ対64が設けられてい
る。
【0028】感光体ドラム44の上流側の搬送路58上
には、レジストローラ対65が設けられている。レジス
トローラ対65は、取り出されたコピー用紙Pの傾きを
補正するとともに、感光体ドラム44上のトナー像の先
端とコピー用紙Pの先端とを整合させ、感光体ドラム周
面の移動速度と同じ速度でコピー用紙Pを転写部へ給紙
する。レジストローラ対65の手前、つまり、給紙ロー
ラ64側には、コピー用紙Pの到達を検出するアライニ
ング前センサ66が設けられている。
【0029】ピックアップローラ63により各カセット
52、53、54から1枚づつ取り出されたコピー用紙
Pは、給紙ローラ対64によりレジストローラ対65へ
送られる。そして、コピー用紙Pは、レジストローラ対
65により先端が整位された後、感光体ドラム44に対
向した転写部に送られる。転写部において、感光体ドラ
ム44上に形成された現像剤像、つまり、トナー像が、
転写チャージャ48により用紙P上に転写される。トナ
ー像の転写されたコピー用紙Pは、剥離チャージャ47
および剥離爪49の作用により感光体ドラム44周面か
ら剥離される。
【0030】感光体ドラム44の下流側には、搬送路5
8の一部を構成する搬送ベルト機構67が設けられてい
る。そして、感光体ドラム44周面から剥離されたコピ
ー用紙Pは、搬送ベルト機構67によって定着装置60
に搬送される。そして、定着装置60によって現像剤像
がコピー用紙Pに溶融定着さた後、コピー用紙Pは、排
紙ローラ69により排出口61を通して排紙トレイ62
上へ排出される。
【0031】一方、搬送路58の下方に設けられた自動
両面モジュール56は、定着装置60を通過したコピー
用紙Pを反転して再びレジストローラ対65へ給紙す
る。すなわち、自動両面モジュール56は、コピー用紙
Pを一時的に集積する一時集積部71と、搬送路58か
ら分岐し、定着装置60を通過したコピー用紙Pを反転
して一時集積部71に導く反転路72と、一時集積部に
集積されたコピー用紙Pを一枚づつ取り出し搬送路74
を通してレジストローラ対65へ給紙するピックアップ
ローラ73と、を備えている。また、搬送路58と反転
路72との分岐部には、コピー用紙Pを排出口61ある
いは反転路72に選択的に振り分ける振り分けゲート7
6が設けられている。
【0032】両面コピーを行なう場合、定着装置60を
通過したコピー用紙Pは、振り分けゲート76により反
転路72に導かれ、反転された状態で一時集積部71に
一時的に集積された後、ピックアップローラ73によ
り、搬送路74を通してレジストローラ対65へ送られ
る。そして、コピー用紙Pはレジストローラ対65によ
り整位された後、再び転写部に送られ、コピー用紙Pの
裏面にトナー像が転写される。その後、コピー用紙P
は、搬送路58、定着装置60および排紙ローラ69を
介して排紙トレイ62上に排紙される。
【0033】次に、原稿載置台12上に設けられた基準
スケール1およびリアスケール2について、図3を参照
して説明する。尚、図3には、複写機のリア側を上方に
した原稿載置台12の平面図を示してあり、原稿載置台
12上には所定の読取位置へ配置される前の状態の原稿
Dが例示してある。
【0034】原稿載置台12上の図中左側端部には、原
稿Dの第1辺D1を整位するための略矩形板状の基準ス
ケール1が取付けられている。基準スケール1は、図5
に示すように、そのフロント側の端部近くに設けられた
支点1aを中心に揺動可能に取付けられ、リア側の端部
近くに設けられた調整ネジ1bによってその取付角度が
調整される。基準スケール1の取付角度は、通常の状態
で、調整ネジ1bによる調整範囲の略中央の基準位置に
調整され、基準スケール1が複写機のフロント側からリ
ア側に向う第1の方向(主走査方向)に延設される。
【0035】また、原稿載置台12上のリア側の端部に
は、原稿Dの第1辺D1に隣接した第2辺D2を整位する
ためのリアスケール2が貼り付けられている。リアスケ
ール2は、上記基準位置に取付けられた基準スケール1
の長手方向、即ち第1の方向に直交する第2の方向(副
走査方向)に延びた直線状の当接部A、この当接部Aよ
り複写機のリア側に後退した位置で上記第2の方向に延
びた段差部B、および当接部Aと段差部Bとを接続して
緩やかに傾斜された傾斜部Cを有している。段差部B
は、当接部Aより段差Dだけ後退している。
【0036】当接部Aは、基準スケール1に第1辺D1
が押付けられて整位された原稿Dの主走査方向に沿った
位置を規定するため、原稿Dの第1辺D1のリア側の角
D3に近い第2辺D2の部位に部分的に当接される。つま
り、原稿Dは、その第1辺D1を基準スケール1に押付
けてリア側の角D3に近い第2辺の部位を当接部Aに部
分的に当接させることにより、原稿載置台12上の所定
の読取位置に位置決めされて配置されるようになってい
る。
【0037】当接部Aは、基準スケール1の角度調整に
よって基準スケール1と当接部Aとの角度が鋭角になっ
た場合でも原稿Dの第2辺D2が当接部Aからあまり離
れることのないように、比較的短く形成されている。言
い換えれば、当接部Aの長さは、基準スケール1の調整
ネジ1bによる調整範囲の長さに依存して決定され、基
準スケール1と当接部Aとが最も鋭角に配置された状態
で、原稿Dの読取位置からのズレ量が許容範囲内に収ま
る程度に短く設定される。
【0038】また、当接部Aと段差部Bとの間の段差D
も、基準スケール1の調整範囲に依存して決定される。
つまり、基準スケール1の長さをXとし、基準スケール
1の調整範囲を±1/Xとし、リアスケール2の全長を
Lとすると、段差Dは、L/X以上必要であり、部品精
度や組立精度を考慮すると、2L/X程度に設定するこ
とが望ましい。
【0039】さらに、傾斜部Cは、ADF7を介して原
稿載置台12上の読取位置へ給送される原稿Dが段差部
に引っ掛かってジャムとなったり、ADF7の搬送ベル
ト18が段差部に接触してベルト削れなどの不具合を生
じたりすることのない程度の傾斜角度に設定されてい
る。特に、両面原稿が反転されて原稿載置台12上に送
給される際に原稿Dが段差部に引っ掛からないように傾
斜部Cが設けられている。尚、本実施の形態では、傾斜
部Cの傾斜角度(D/C)を1/10以下に設定した場
合に不具合を生じることがなかったが、傾斜部Cの傾斜
角度を少なくし過ぎると、原稿Dの第2辺を突き当てる
基準が分かりずらくなるため、傾斜部Cの傾斜角度を1
/100〜1/10程度に設定するようにした。
【0040】また、本実施の形態では、リアスケール2
の当接部Aの長さを10mm〜50mm程度に設定し、段差
Dを1mm〜3mm程度に設定した場合に、原稿Dを所定の
読取位置へ位置決めすることができた。
【0041】以上のように、本発明によると、原稿載置
台上のリアスケールに段差を設け、原稿に当接する当接
部の長さを短く設定したため、ユーザが原稿をリアスケ
ール基準にセットすることを防止でき、且つ、基準スケ
ールの取付角度によらず、原稿を所定の読取位置に確実
に位置決めできる。
【0042】尚、この発明は、上述した実施の形態に限
定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変形可
能である。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の画像読
取装置は、上記のような構成および作用を有しているの
で、原稿を所定位置に確実に位置決めできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る画像読取装置を含
むデジタル複写機を示す斜視図。
【図2】図1のデジタル複写機の内部構成を示す断面
図。
【図3】図1のデジタル複写機の原稿載置台、基準スケ
ール、およびリアスケールを示す平面図。
【図4】コピー用紙に出力される画像の傾きを説明する
ための図。
【図5】原稿載置台上の基準スケールの調整方法を説明
するための部分斜視図。
【図6】リアスケールに対して基準スケールを鋭角に取
付けた状態を示す図。
【図7】基準位置に取付けられた基準スケールに対して
リアスケールを鈍角に取付け、且つ原稿を基準スケール
に押付けた状態を示す図。
【図8】基準位置に取付けられた基準スケールに対して
リアスケールを鈍角に取付け、且つ原稿をリアスケール
に押付けた状態を示す図。
【符号の説明】
1…基準スケール、 1a…支点、 1b…調整ネジ、 2…リアスケール、 4…スキャナ、 6…画像形成部、 7…ADF、 10…筐体、 12…原稿載置台、 18…搬送ベルト、 A…当接部、 B…段差部、 C…傾斜部、 D…段差。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 矩形の読取対象物を載置する載置面と、 この載置面上に第1の方向に延びて設けられ、上記読取
    対象物の第1辺を突き当てて整位する第1の整位部材
    と、 上記載置面上に上記第1の方向と略直交する第2の方向
    に延びて設けられ、上記読取対象物の上記第1辺に隣接
    した第2辺を整位する第2の整位部材と、 上記第1および第2の整位部材にて整位されて上記載置
    面上の所定の読取位置に位置決めされた読取対象物に記
    録されている画像情報を読取る読取手段と、を備え、 上記第2の整位部材は、上記読取対象物の第2辺に部分
    的に当接される直線状の当接部と、この当接部に連続し
    て該当接部より上記読取対象物に対して後退した段差部
    と、を有することを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】 上記第2の整位部材の当接部と段差部と
    の間には、緩やかに傾斜した傾斜部が設けられているこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
JP10335966A 1998-11-26 1998-11-26 画像読取装置 Pending JP2000165610A (ja)

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