JPH09185202A - 画像読取り等複合装置 - Google Patents

画像読取り等複合装置

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JPH09185202A
JPH09185202A JP8000554A JP55496A JPH09185202A JP H09185202 A JPH09185202 A JP H09185202A JP 8000554 A JP8000554 A JP 8000554A JP 55496 A JP55496 A JP 55496A JP H09185202 A JPH09185202 A JP H09185202A
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JP8000554A
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English (en)
Inventor
Tadashi Shimotoso
忠 下唐湊
Yuzo Kawano
裕三 川野
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ADFとスキャナとプリンタにより構成され
る画像読取り等複合装置において、マシン全体の小型化
及びマシンへの良好なアクセス性が得られると同時に、
用紙のジャム処理及び定着器のメンテナンス等が容易な
ものを提供する。 【解決手段】 スキャナ19及びADF31は、画像形
成装置1の上部に配置され、且つスキャナ19とADF
31は、画像形成装置1に対して開閉可能に螺着された
クラムシェル状の機構に構成されており、画像形成装置
1より排出される印字用紙は、ユーザの設定によりスキ
ャナ19及びADF31の上面に設けられている上面排
紙トレイ、または背面に設けられている背面排紙トレイ
上へ排紙されるように構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿自動給紙装置
(以下、「ADF」という。ADF:AutomaticDocumen
t Feeder)と、画像読取り装置と、画像形成装置とを有
する複合装置(以下、「画像読取り等複合装置」とい
う。)において、画像形成装置により出力される印字済
み用紙の排紙機構の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、画像を読み取るためのイメージス
キャナ等の画像読取り装置と、プリンタ等の画像形成装
置とを合体させ、1台でスキャナ、プリンタ、コピー
機、ファクシミリ等の機能を果たすことが出来る「画像
読取り等複合装置」と称される機械が出現してきてい
る。
【0003】以下に、従来の画像読取り等複合装置の構
成とその作用について、図3を参照しながら説明する。
図3は、従来の画像読取り等複合装置の構成を示す断面
図である。
【0004】図に示すように、この画像読取り等複合装
置200は、原稿自動給紙装置(ADF)31と、画像
読取り装置であるフラットベッドスキャナ19と、画像
形成装置1を備えて構成されている。
【0005】画像形成装置1は、プロセスユニット2
と、感光体3と、帯電器4と、露光光学系5と、現像ロ
ーラ6と、現像ブレード7と、補給ローラ8と、転写ロ
ーラ9と、クリーニングブレード10と、用紙カセット
11と、給紙ローラ13と、用紙搬送路14と、定着器
15と、排紙トレイ18を有して構成されている。上記
の感光体3は、プロセスユニット2の側壁に設けられた
固定軸により回転自在に軸支されている。感光体3の周
面には、図3において矢印Aで示す感光体3の回転方向
(反時計回り方向)の順に、帯電器4、露光光学系5、
現像ローラ6、転写ローラ9、クリーニングブレード1
0が設けられている。現像ローラ6は、プロセスユニッ
ト2の側壁に回転自在に軸支されている。現像ブレード
7は、現像ローラ6の上方位置のプロセスユニット2の
側壁に固定され、現像ローラ6の表面にトナーを介して
接触している。補給ローラ8はプロセスユニット2の側
壁に回転自在に軸支されており、現像ローラ6の表面に
トナーを供給している。転写ローラ9は、画像形成装置
1の側壁内に回転自在に軸支されている。クリーニング
ブレード10は、感光体3上の残留トナーを除去するも
のである。カセット11は転写材である用紙12を収納
する。用紙12は、用紙カセット11から給紙ローラ1
3によって1枚ずつ搬送され、用紙搬送路14へ送り出
される。定着器15は内部に熱源を有するヒートローラ
16と、加圧ローラ17を有して構成されており、用紙
12上に転写された合成像を圧力と熱とによって定着さ
せる。排紙トレイ18は印字済み用紙を積載する。
【0006】フラットベッドスキャナ19は、平面固体
走査型画像読取り装置であり、原稿ガラス28と、原稿
押さえカバー30と、第1走査体である第1ミラーユニ
ット20と、第2走査体である第2ミラーユニット21
と、結像レンズ26と、イメージセンサ27とを有して
構成されている。第1ミラーユニット20には、原稿照
明用光源22と、第1ミラー23が設けられている。第
2ミラーユニット21には、第2ミラー24と、第3ミ
ラー25が設けられている。イメージセンサ27は、読
み取った画像の情報が含まれた光信号を電気信号へ変換
する(以下CCDという)。
【0007】原稿自動給紙装置(ADF)31は、連続
的に原稿の読み取り動作を行うために、フラットベッド
スキャナ19の原稿ガラス28上に配置されており、給
紙ローラ32と、搬送ローラ33と、Uターンパス34
と、原稿排紙トレイ35を有して構成されている。ま
た、36は読み取りの対象となるADF用原稿、37は
画像読取り装置側に画像情報が渡される読み取り点をそ
れぞれ示している。搬送ローラ33は、原稿36の搬送
及び排紙を行う。Uターンパス34は原稿36が搬送さ
れる経路である。
【0008】上記の様に構成された画像読取り等複合装
置200の動作のうち、まず画像形成装置1の動作につ
いて以下に説明する。まず、高圧電源(図示せず)に接
続された帯電器4に高電圧を印加する。同時に、感光体
3を矢印A方向に回転させ、その表面を一様に帯電さ
せ、その感光体3の表面上に、露光光学系5により画像
データに応じたレーザビームの露光光線を照射し、感光
体3上に静電潜像を形成する。次に、補給ローラ8によ
り供給された現像ローラ6上のトナーが、現像プレード
7の押圧力により均一な薄層状態に摩擦帯電され、感光
体3上へ搬送される。トナーを表面に有した現像ローラ
6に負電位を印加し、トナーに予め負電荷を与えておく
ことにより、感光体3上の露光光線が照射され電荷がな
くなった部分にのみトナーが付着し、いわゆるネガポジ
プロセスによる現像が行われる。そこへ用紙12が給紙
ローラ13により給紙され、用紙搬送路14より搬送さ
れてくる。感光体3に付着し現像されたトナーは、転写
ローラ9に高電圧を印加することにより、用紙12の表
面上に、転写ローラ9によって転写される。感光体3か
ら用紙12の表面上へ転写されなかった残留トナーは、
クリーニングブレード10により除去される。トナー像
が転写された用紙12は、次に定着器15に送られ、こ
こでヒートローラ16の熱と加圧ローラ17の挟持圧に
よって定着される。トナー像が定着された用紙12は、
最後に画像読取り等複合装置200の背面若しくは側面
に設けられている排紙トレイ18上へ排紙される。
【0009】次に、フラットベッドスキャナ19の動作
について説明する。原稿ガラス28上に置かれ、原稿押
さえカバー30によって裏面より押さえられている、原
稿照明用光源22により照明されたフラットベッド読取
用原稿29の反射光は、第1ミラー23によって反射さ
れ、光路が90度曲げられる。これにより、反射光は、
第2ミラー24の方向へ向かい、さらにこの反射光は相
対的に90度傾斜した構成を有する、第2ミラー24及
び第3ミラー25によって光路を180度反転された
後、結像レンズ26へ入射され、CCD27上へ投影さ
れる。この光は、CCD27により電気信号に変換さ
れ、フラットベッド読取用原稿29の画像の読取りが行
われる。また、第1ミラーユニット20と第2ミラーユ
ニット21は、CCD27の主走査方向とは直交する方
向(図3において矢印Bで示される方向)である副走査
方向に、それぞれ速度比2:1にて走査する駆動源(図
示せず)を有している。この駆動源により、このフラッ
トベッドスキャナ19は、副走査方向のいかなる位置に
おいても、原稿ガラス28上のフラットベッド読取用原
稿29からの光信号が結像レンズ26まで到達する光学
距離を常に一定に保つことが出来る。
【0010】次に、ADF31の動作について説明す
る。まず、ADF用原稿36は、給紙ローラ32及び搬
送ローラ33により1枚ずつUターンパス34内へ引き
入れられる。このようにして読み取り点37上を通紙さ
せることにより、読み取られた画像情報が逐次フラット
ベッドスキャナ19側へ入力される。搬送ローラ33は
原稿排出ローラを兼ねており、この搬送ローラ33によ
りADF用原稿36は、原稿排紙トレイ35上へ排紙さ
れる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
プリンタ等の単独機能であれば、マシン上面に排紙する
等の手段によりマシン全体の小型化、マシンへの良好な
アクセス性等が獲得できていたが、画像形成装置の上面
にフラットベッドスキャナとADFとを配置した構成を
有する上記従来の画像読取り等複合装置においては、排
紙トレイの位置をマシンの背面若しくは側面へ配置せざ
るを得ず、このためマシン全体が大型化してしまう、と
いう問題点があった。
【0012】また、画像形成処理中、あるいは定着器よ
り発生する用紙のジャム処理、または定着器のメンテナ
ンス等を行うにしても、プリンタ上部にフラットベッド
スキャナ及びADFが設けられているので、上記の動作
が容易には行えないという問題点があった。
【0013】本発明は上記課題を解決する為になされた
もので、マシン全体の小型化及びマシンへの良好なアク
セス性、操作性を得ることが可能となり、かつ、用紙の
ジャム処理、及び定着器のメンテナンス等が容易な画像
読取り等複合装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明に係る画像読取り等複合装置
は、画像情報を出力する画像形成装置と、前記画像形成
装置の上部に配置され画像情報を読み取る画像読取り装
置と、前記画像読取り装置の上部に配置され前記画像読
取り装置に原稿を自動給紙する原稿自動給紙装置と、前
記画像読取り等複合装置の上面に設けられている上面排
紙トレイと、前記画像読取り等複合装置の背面に設けら
れている開閉式背面排紙トレイと、前記画像形成装置よ
り排出される画像情報出力後の印字済用紙の出力先であ
る排紙トレイを選択する排紙トレイ選択手段と、を有
し、前記画像形成装置より排出される画像情報出力後の
印字済用紙が、前記上面排紙トレイ、または前記背面排
紙トレイへ排紙されることが可能な構成とする。
【0015】また、請求項2記載の発明に係る画像読取
り等複合装置は、前記背面排紙トレイが前記画像読取り
等複合装置に対して傾斜している構成を持ち、前記背面
排紙トレイ上の印字済用紙上端部の、前記画像読取り等
複合装置の接地面に対する高さが、前記画像読取り等複
合装置本体のそれよりも高くなる構成とする。
【0016】また、請求項3記載の発明に係る画像読取
り等複合装置は、前記画像読取り装置及び前記原稿自動
給紙装置が、前記画像形成装置に対して開閉可能に螺着
されたクラムシェル状の機構を有する構成を持ち、前記
クラムシェル機構における上昇部材である。前記画像読
取り装置及び前記原稿自動給紙装置が、前記画像形成装
置に対して開かれている状態にあるとき、前記上昇部材
と、前記背面排紙トレイとが干渉しない構成とする。
【0017】また、請求項4記載の発明に係る画像読取
り等複合装置は、前記上昇部材が前記画像形成装置に対
して開かれている状態にあるとき、前記背面排紙トレイ
が、前記画像読取り等複合装置の接地面である水平面以
上に傾かない構成とする。
【0018】上記構成を有する請求項1記載の発明に係
る画像読取り等複合装置によれば、通常マシンの背面若
しくは側面に排紙されていた画像情報出力後の印字済用
紙の、マシンの上面もしくは背面への排紙が可能とな
り、マシンの操作性が向上する。また、背面排紙トレイ
を開閉式にするため、背面排紙トレイを使用しない場合
は、背面排紙トレイを閉めておけば、マシン全体の小型
化及び、設置面積の削減が図れる。同時に、画像情報出
力後の印字済用紙をマシン背面に排紙することにより、
マシン上面に設けられている排紙トレイと区別して、例
えばファクシミリ受信時の専用トレイ、若しくはフラッ
トベッドコピー使用時の排出トレイとして使用すること
ができる。
【0019】また請求項2記載の発明によれば、ある程
度の傾きを持って排出される背面排紙トレイ上の、画像
情報出力後の印字済用紙上端部の高さが、画像読取り等
複合装置本体の高さよりも高くなるので、用紙へのアク
セスがマシン正面からのみで可能となり、マシン全体の
操作性の向上が図られる。
【0020】また請求項3記載の発明によれば、画像読
取り装置及び原稿自動給紙装置は、画像形成装置の上部
に配置され、且つ画像読取り装置と原稿自動給紙装置
は、画像形成装置に対して開閉可能に螺着されたクラム
シェル状の機構を有し、上昇可能な構成となっているの
で、通常は空間のない画像形成装置と、画像読取り装置
及び原稿自動給紙装置との間に空間を設けることが出来
る。また上昇部材である画像読取り装置及び原稿自動給
紙装置を、画像形成装置に対して上昇させるとき、この
上昇部材と背面排紙トレイとの干渉がない構成とするこ
とで、マシンの操作性の向上を図る。
【0021】また請求項4記載の発明によれば、前記上
昇部材が画像形成装置に対して上昇したとき、上昇部材
との干渉を避けるため、マシン後方へ傾斜する背面排紙
トレイの傾きが、水平位置よりも傾かない構成とするこ
とで、上昇部材傾斜時の背面排紙トレイ上の印字済用紙
の落下を防ぐ。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施の形態に
ついて、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明
の一実施の形態に係る画像読取り等複合装置の構成を示
す断面図である。図2は、本発明の一実施の形態に係る
画像読取り等複合装置のクラムシェル機構動作時の側面
図である。
【0023】上記画像読取り等複合装置において、図3
に示す従来の画像読取り等複合装置におけるADF31
及び画像読取り装置19及び画像形成装置1と同一の構
成部材については、同一の符号を付与し、その説明は省
略する。また、従来の画像読取り等複合装置と同様な動
作についても説明は省略する。
【0024】まず図1について説明する。本実施の形態
の画像読取り等複合装置が、従来例の画像読取り等複合
装置と異なる点は、従来例において設置されていた、マ
シン背面若しくは側面の排紙トレイ18の代わりに、マ
シン上面に設けられた上面排紙トレイ38、及びマシン
背面にマシンに対してある程度急な傾きを持って設けら
れた背面排紙トレイ39、及び各排紙トレイへ排紙動作
を行わせる為の排紙機構40を備えた点である。図に示
すように、この排紙機構40は、上面排紙トレイ38
と、背面排紙トレイ39と、用紙搬送路41と、切替爪
42と、排紙パス43と、排紙ローラ44と、排紙セン
サ45を有して構成されている。
【0025】用紙搬送路41は定着器15から排出され
た用紙12が搬送される部分である。上面排紙トレイ3
8は、用紙12の印字面が下方を向いて排紙されるフェ
イスダウントレイであり、背面排紙トレイ39は、用紙
12の印字面が上方を向いて排紙されるフェイスアップ
トレイである。切替爪42は、用紙12の排紙位置を、
前記の上面排紙トレイ38または背面排紙トレイ39の
いずれかに切り換えるための部材である。排紙パス43
は、上面排紙トレイ38まで用紙12を導く。排紙ロー
ラ44は、用紙12を上面排紙トレイ38まで搬送す
る。排紙センサ45は、排紙パス43上の用紙12の有
無を検知させるためのセンサである。
【0026】次に、本実施の形態における上面排紙トレ
イ38及び、背面排紙トレイ39までの排紙機構40に
ついて説明する。図3に示す従来例の画像読取り等複合
装置で述べたように、画像形成装置1による定着器15
までの画像形成処理過程を経た用紙12は、定着工程終
了後、用紙搬送路41を通る。
【0027】次いで、用紙12は切換爪42により上面
排紙トレイ38、または背面排紙トレイ39が選択さ
れ、上面排紙トレイ38へ排紙される場合は、排紙パス
43を通り、排紙ローラ44により画像読取り等複合装
置の上面のADF31上に配置されている上面排紙トレ
イ38まで導かれ、排紙される。排紙ローラ44の直前
には、上面排紙トレイ38へ排紙される用紙12を検知
するための排紙センサ45が設けられている。ここで、
上面排紙トレイ38は、例えばADFを用いたコピーを
使用した場合の出力用紙を排出するためのトレイとし
て、またはプリンタからの出力用紙を排出するためのト
レイとしての使用が考えられる。
【0028】次に、切換爪42により背面排紙トレイ3
9が選択される場合は、用紙12は図1における矢印C
の方向へ搬送され、排紙される。この場合、背面排紙ト
レイ39は、例えば上面排紙トレイ38と比較して大容
量を持つように設定することで、ファクシミリ受信時等
においてユーザーがマシンの付近にいない場合にも、出
力用紙の大量な排出が可能である。また、原稿押さえカ
バー30の開閉を伴う、原稿ガラス28上のフラットベ
ッド読取用原稿29についてコピーを行う場合のトレイ
としての使用も考えられる。更に、画像形成装置1につ
いての通常用紙を用いるときの、背面排紙トレイ39上
の出力用紙上端部の高さを、画像読取り等複合装置本体
の高さよりも高くすることで、マシンへのアクセスがマ
シン正面一方向からのみにて可能となる。
【0029】次に、図2についてであるが、画像読取り
等複合装置はヒンジ46を備えており、フラットベッド
スキャナ19、及びADF31は、画像形成装置1に対
してヒンジ軸47を回転中心として上昇する、クラムシ
ェル機構を有する。画像読取り等複合装置に本機構を備
えることで、用紙搬送路14中、または定着器15中等
における用紙のジャム発生時のメンテナンスを容易にす
ることが可能となる。
【0030】ここで、背面排紙トレイ39は、フラット
ベッドスキャナ19及びADF31が、上記クラムシェ
ル機構により上昇動作を行うと同時に、ヒンジ軸47を
中心とした回転動作を行い、画像読取り等複合装置の後
方へ傾斜することで、前述の上昇部材より退避し、干渉
することがない構成となっている。更に、図に示すよう
に背面排紙トレイ39が画像読取り等複合装置の後方に
傾斜した状態にあるとき、背面排紙トレイ39上に積載
されている印字済用紙が背面排紙トレイ39より落下す
ることがないように、背面排紙トレイ39と画像読取り
等複合装置の接地面とのなす角度Dは、0度以上となる
構成とする。
【0031】上記のように、画像読取り等複合装置に、
上面排紙トレイ38、背面排紙トレイ39、排紙機構4
0を設けたことにより、画像情報出力後の印字済用紙
は、マシンの上面若しくは背面のどちらかに排出される
ようになり、従来に比べユーザーがマシン正面からのみ
のアクセスで十分対応出来ながら、マシンの操作性も向
上し、さらにマシン全体の小型化を得ることが可能とな
った。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、画像情報出力後の印字済用紙をマシンの上
面または背面に排出する構成としたことから、マシン全
体の小型化及びマシンへの良好なアクセスが可能とな
る。
【0033】また請求項2記載の発明によれば、マシン
背面に設けたトレイ上に積載されている用紙に対し、マ
シン正面より容易にアクセス出来るように構成したこと
から、マシンの操作性の向上が実現できる。
【0034】請求項3記載の発明によれば、画像読取り
装置と原稿自動給紙装置が、画像形成装置に対してクラ
ムシェル状の機構を有しており、更にクラムシェル作動
時には、マシン背面に設けられている背面排紙トレイ
は、画像読取り装置と原稿自動給紙装置と干渉すること
がないように後方に回転・退避するので、画像形成装置
と画像読取り装置及び原稿自動給紙装置との間に問題な
く空間を設けることができ、用紙ジャム時の容易な処
理、及び定着器の容易なメンテナンスが可能となる。
【0035】また請求項4記載の発明によれば、背面排
紙トレイがマシン後方へ退避した状態にあるとき、トレ
イの角度が水平面以上に傾かない構成としたことから、
用紙落下等の操作上の不具合を防ぐことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る画像読取り等複合
装置の構成を示す断面図
【図2】図1に示す画像読取り等複合装置におけるクラ
ムシェル機構動作時の側面図
【図3】従来の画像読取り等複合装置の構成を示す断面
【符号の説明】
1 画像形成装置 19 フラットベッドスキャナ 31 ADF 38 上面排紙トレイ 39 背面排紙トレイ 40 排紙機構 46 ヒンジ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像情報を出力する画像形成装置と、前記
    画像形成装置の上部に配置され画像情報を読み取る画像
    読取り装置と、前記画像読取り装置の上部に配置され前
    記画像読取り装置に原稿を自動給紙する原稿自動給紙装
    置とを有する画像読取り等複合装置であって、前記画像
    読取り等複合装置の上面に設けられている上面排紙トレ
    イと、前記画像読取り等複合装置の背面に設けられてい
    る開閉式背面排紙トレイと、前記画像形成装置より排出
    される画像情報出力後の印字済用紙の出力先である排紙
    トレイを選択する排紙トレイ選択手段とを有し、前記画
    像形成装置より排出される画像情報出力後の印字済用紙
    が、前記上面排紙トレイ、または前記背面排紙トレイへ
    排紙されることが可能となることを特徴とする画像読取
    り装置等複合装置。
  2. 【請求項2】前記背面排紙トレイは、前記画像読取り等
    複合装置に対して傾斜する構成を持ち、前記排紙トレイ
    上の前記印字済用紙上端部の、前記画像読取り等複合装
    置の接地面に対する高さが、前記画像読取り等複合装置
    本体のそれよりも高くなる構成を有することを特徴とす
    る、請求項1記載の画像読取り等複合装置。
  3. 【請求項3】前記画像読取り装置及び前記原稿自動給紙
    装置は、前記画像形成装置に対して開閉可能に螺着され
    たクラムシェル状の機構を有する構成を持ち、前記クラ
    ムシェル機構における上昇部材である、前記画像読取り
    装置及び前記原稿自動給紙装置が、前記画像形成装置に
    対して開かれている状態にあるとき、前記背面排紙トレ
    イは前記上昇部材と干渉しない構成を持つことを特徴と
    する、請求項1記載の画像読取り等複合装置。
  4. 【請求項4】前記上昇部材が前記画像形成装置に対して
    開かれている状態にあるとき、前記背面排紙トレイは、
    少なくとも前記画像読取り等複合装置の接地面である水
    平面以上に傾かないこと特徴とする、請求項1及び請求
    項3記載の画像読取り等複合装置。
JP8000554A 1996-01-08 1996-01-08 画像読取り等複合装置 Pending JPH09185202A (ja)

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