JPH0946476A - 画像読み取り装置およびこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

画像読み取り装置およびこれを備えた画像形成装置

Info

Publication number
JPH0946476A
JPH0946476A JP7193019A JP19301995A JPH0946476A JP H0946476 A JPH0946476 A JP H0946476A JP 7193019 A JP7193019 A JP 7193019A JP 19301995 A JP19301995 A JP 19301995A JP H0946476 A JPH0946476 A JP H0946476A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
document
scanning
scanning direction
predetermined size
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7193019A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Masuda
努 増田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP7193019A priority Critical patent/JPH0946476A/ja
Publication of JPH0946476A publication Critical patent/JPH0946476A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 大型化を生じることなく、より大きな原稿を
容易に読み取ることが可能な画像読み取り装置およびこ
れを備えた画像形成装置を提供することにある。 【解決手段】 複写機のスキャナ4は、第1の走査部8
0および第2の走査部82を備えている。第1の走査部
の第1の光源25は、第1の走査方向Aに沿って移動可
能に設けられ、所定サイズ以下の原稿を第1の走査方向
に走査する。第2の走査部は、所定サイズよりも大きな
原稿を第2の走査方向へ搬送する搬送機構33を備え、
原稿を第2の走査方向へ搬送しながら固定の第2の光源
92によって原稿を走査する。そして、第1および第2
の走査部は、原稿のサイズに応じて駆動機構によって選
択的に駆動される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、原稿等から画像
を読み取る画像読み取り装置、および画像読み取り装置
を備え読み取られた画像を記録媒体に形成する画像形成
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、普通紙複写機等に設けられ画像
読み取り部として機能する画像読み取り装置は、通常、
種々のサイズの原稿、例えば、B5、A4、B4、A3
サイズの原稿を読み取り可能に構成されている。そし
て、近年、A3を読み取り可能な最大原稿サイズとした
複写機が主流となっている。
【0003】そのため、最大原稿サイズよりも大きな原
稿、例えばA2サイズの原稿を複写する場合には、A2
原稿を半分づつ読み込んで別々に複写した後に2枚のコ
ピー用紙を張り合わせるか、あるいは、別途A2原稿専
用に設けられた複写機を用いる必要がある。
【0004】また、画像読み取り装置を電子ファイルや
ファクシミリのスキャナとして使用する場合、例えば最
大原稿サイズA3を越える大きさの原稿については、予
めA3に縮小した原稿を用いて読み取りを行なう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たA2原稿専用の複写機は装置全体のサイズが大きく、
通常のA3原稿以下の複写機と併せて2台設置する場合
には、広いスペースが必要となる。また、2台の複写機
を必要とするため、設備費用の増加を招くとともに、各
複写機の稼働効率が低くなるという問題もある。
【0006】A3サイズ以下の原稿を複写可能な複写機
によりA2原稿を2回に分けて複写しコピー用紙を貼り
合わせる場合、作業に手間が掛かるとともに、張り合わ
せた部分で画像がずれてしまう虞もある。
【0007】また、電子ファイルやファクシミリの場
合、読み取りのために縮小した原稿は読み取り後不要と
なるため、紙の無駄を生じ経済性が低下してしまう。こ
の発明は以上の点に鑑みなされたもので、その目的は、
設置スペースおよび設備費用の増大、経済性の低下を生
じることなく、より大きな原稿を容易に読み取ることが
可能な画像読み取り装置、およびこれを備えた画像形成
装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の請求項1に係る画像読み取り装置は、所
定サイズ以下の原稿を第1の走査方向に沿って光学的に
走査する第1の走査手段と、上記所定サイズよりも大き
な原稿を上記第1の走査方向と直交する第2の走査方向
に沿って光学的に走査する第2の走査手段と、上記第1
および第2の走査手段を選択的に駆動する駆動手段と、
上記第1および第2の走査手段によって走査された原稿
の反射光から画像情報を読み取る読み取り手段と、を備
えたことを特徴としている。
【0009】上記構成の画像読み取り装置によれば、所
定サイズ以下の原稿、例えば、A3、B4、A4、B5
の原稿については、第1の走査手段により第1の走査方
向に沿って原稿を光学的に走査し、原稿の反射光から原
稿の画像情報を読み取る。また、所定サイズよりも大き
な原稿、例えば、A2の原稿については、第2の走査手
段により第2の走査方向に沿って原稿を光学的に走査
し、原稿からの反射光によって原稿の画像情報を読み取
る。
【0010】原稿のサイズに応じて走査方向を変えるこ
とにより、各走査手段、光学系等を原稿サイズに併せて
構成および配置することができ、その結果、装置全体の
大型化を生じることなく、一台の装置によって所定サイ
ズよりも大きな原稿の読み取りが可能となる。
【0011】すなわち、この発明の請求項2に係る画像
読み取り装置によれば、第1の走査手段の光源は第1の
走査方向に沿って移動可能に設けられ、所定サイズ以下
の原稿を第1の走査方向に沿って走査し、また、第2の
走査手段は、所定サイズよりも大きな原稿を第2の走査
方向へ搬送する原稿送り手段を備え、原稿を第2の走査
方向へ搬送しながら固定の光源によって原稿を走査す
る。そして、第1および第2の走査手段は、原稿のサイ
ズに応じて駆動手段によって選択的に駆動される。
【0012】また、この発明の請求項3に係る画像読み
取り装置によれば、第1の走査手段によって走査された
原稿からの反射光を受光手段に導く第1の光学系と、第
2の走査手段によって走査された原稿からの反射光を上
記受光手段に導く第2の光学系と、が別々に設けられて
いる。
【0013】この発明の請求項4に係る画像読み取り装
置によれば、原稿からの反射光を受光手段に導く光学系
は、上記第1の走査手段によって走査された原稿からの
反射光を上記受光手段に導く第1の位置と、上記第2の
走査手段によって走査された原稿からの反射光を上記受
光手段に導く第2の位置とへ切換え可能に設けられた光
学部材を有している。そして、上記光学部材は、第1の
走査手段によって所定サイズ以下の原稿を走査の際、切
換え手段により第1の位置へ切換えられ、上記第2の走
査手段により所定サイズよりも大きな原稿を走査の際、
第2の位置へ切換えられる。
【0014】請求項7に係るこの発明に画像形成装置
は、所定サイズ以下の原稿を第1の走査方向に沿って光
学的に走査する第1の走査手段と、上記所定サイズより
も大きな原稿を上記第1の走査方向と直交する第2の走
査方向に沿って光学的に走査する第2の走査手段と、上
記第1および第2の走査手段を選択的に駆動する駆動手
段と、上記第1および第2の走査手段によって走査され
た原稿からの反射光から画像情報を読み取る読み取り手
段と、上記読み取り手段によって読み取られた画像情報
に基づいて記録媒体に現像剤像を形成する画像形成手段
と、を備えたことを特徴としている。
【0015】上記構成の画像形成装置によれば、所定サ
イズ以下の原稿、例えば、A3、B4、A4、B5の原
稿については、第1の走査手段により第1の走査方向に
沿って原稿を光学的に走査し、原稿からの反射光によっ
て原稿の画像情報を読み取る。また、所定サイズよりも
大きな原稿、例えば、A2の原稿については、第2の走
査手段により第2の走査方向に沿って原稿を光学的に走
査し、原稿からの反射光によって原稿の画像情報が読み
取られる。そして、画像形成手段により、読み取られた
画像情報に応じた現像剤像が記録媒体上に形成される。
【0016】上記のように原稿のサイズに応じて走査方
向を変えることにより、各走査手段、光学系等を読み取
る原稿サイズに併せて構成することができ、その結果、
装置全体の大型化を生じることなく、一台の装置によっ
て所定サイズよりも大きな原稿の画像形成が可能とな
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下図面を参照しながら、この発
明をデジタル複写機に適用した実施の形態について詳細
に説明する。図1および図2に示すように、デジタル複
写機は装置本体10を備え、この装置本体10内には、
後述する画像読み取り装置として機能するスキャナ4、
および画像形成手段として機能する画像形成部6が設け
られている。
【0018】装置本体10の上面には、操作パネル2、
および、読取対象物としての原稿が載置される透明なガ
ラスからなる矩形状の原稿載置台12が設けられてい
る。また、装置本体10の上面には、原稿載置台12に
載置された原稿を原稿載置台12に密着させるためのほ
ぼ矩形状の原稿押さえが原稿載置台12に対して開閉自
在に設けられている。この原稿押え5は、原稿載置台1
2上にB5ないしA3サイズの原稿を自動的に送る自動
原稿送り装置7(以下、ADFと称する)を備えて構成
されている。
【0019】ADF7は、原稿がセットされる図示しな
い原稿トレイ、原稿の有無を検出するエンプティセンサ
9、原稿トレイから原稿を一枚づつ取り出すピックアッ
プローラ14、取り出された原稿を搬送する給紙ローラ
15、原稿の先端を整位するアライニングローラ対16
を備え、これらは図1において原稿載置台12の左側縁
部に沿って配設されている。また、ADF7は、原稿載
置台12のほぼ全体を覆うように配設された搬送ベルト
18を備えている。そして、原稿トレイにセットされた
複数枚の原稿は、その最下の頁から順に取り出され、ア
ライニングローラ対16により整位された後、搬送ベル
ト18によって原稿載置台12の所定位置へ搬送され
る。
【0020】ADF7において、搬送ベルト18を挟ん
でアライニングローラ対16と反対側の端部には、つま
り、原稿載置台12の右側縁部近傍には、反転ローラ2
0、非反転センサ21、フラッパ22、排紙ローラ23
が配設されている。後述するスキャナ4により画像情報
の読み取られた原稿は、搬送ベルト18により原稿載置
台12上から送り出され、反転ローラ20、フラッパ2
1、および排紙ローラ22を介して原稿押え5の上面上
に排出される。原稿の裏面を読み取る場合、フラッパ2
2を切換えることにより、搬送ベルト18によって搬送
されてきた原稿は、反転ローラ20によって反転された
後、再度搬送ベルト18により原稿載置台12上の所定
位置に送られる。
【0021】図1、図2および図3(b)に示すよう
に、装置本体10の上面において原稿載置台12の後方
には、原稿載置台12の長辺に沿って延びた、つまり、
図1において左右方向に延びた細長い原稿送りガラス板
11が設けられている。そして、原稿押え5の後端部に
は、所定サイズの原稿よりも大きな原稿、例えばA2サ
イズの原稿を原稿送りガラス板11の上面を通して搬送
する原稿送り手段としての搬送機構33が設けられてい
る。
【0022】搬送機構33は、原稿送りガラス板11と
平行に延びた送りローラ13を備え、送りローラ13の
周面は、原稿押え5を閉じた際、原稿送りガラス板11
の上面に接触する。また、搬送機構33は、原稿押えの
5の後部に形成された挿入口5aと、挿入口5aから挿
入された原稿を送りローラ13と原稿送りガラス板11
との間に取り込む複数のピックアップローラ17と、送
りローラ13と原稿送りガラス板11との間を通過した
原稿を原稿押え5の上面に排出する排出ローラ19と、
原稿の搬送をガイドする複数のガイド板24と、を備え
ている。挿入口5aの近傍において原稿押え5の上面に
は、原稿の有無を検知する原稿センサ38が設けられて
いる。また、装置本体10側には、送りローラ11とピ
ックアップローラ17との間に突没可能なレジスト爪2
9、およびレジスト爪29の位置を検出するレジストス
イッチ30が設けられている。
【0023】A2サイズの原稿が挿入口5aを介してピ
ックアップローラ17間に挿入されると、この原稿はピ
ックアップローラ17により送りローラ13に向かって
搬送され、レジスト爪29によって先端が整位された
後、送りローラ13と原稿送りガラス板11の間に送ら
れる。更に、原稿は送りローラ13によって原稿送りガ
ラス板11上を搬送され、排出ローラ23によって原稿
押え5の上面に排出される。
【0024】図1、図3、および図4に示すように、装
置本体10内に配設されたスキャナ4は、B5ないしA
3サイズの原稿を光学的に走査する第1の走査部80
と、A2サイズ以上の原稿を光学的に走査する第2の走
査部82と、を備えている。
【0025】第1の走査部80は、手動によりあるいは
ADF7によって自動的に原稿載置台12に載置された
原稿を照明する蛍光灯等からなる第1の光源25、およ
び原稿からの反射光を所定の方向に偏向する第1のミラ
ー26を有し、これら第1の光源および第1のミラー
は、原稿載置台12の下方に配設された第1のキャリッ
ジ27に取り付けられている。第1のキャリッジ27
は、原稿載置台12の長辺と平行な第1の走査方向Aに
沿って原稿載置台12と平行に移動可能に配置され、図
示しない歯付きベルト等を介して駆動モータにより、原
稿載置台の下方を往復移動される。従って、原稿載置台
12上に載置された原稿は、第1の光源25からの光に
より第1の走査方向Aに沿って走査される。
【0026】また、原稿載置台12の下方には、第1の
走査方向Aに沿って移動可能な第2のキャリッジ28が
配設されている。第2のキャリッジ28には、第1のミ
ラー26により偏向された原稿からの反射光を順に偏向
する第2および第3のミラー30,35が互いに直角に
取り付けられている。第3のミラー35は、後述するよ
うにこの発明における光学部材として機能する。第2の
キャリッジ28は、第1のキャリッジ27を駆動する歯
付きベルト等により、第1のキャリッジ27に対して従
動されるとともに、第1のキャリッジに対して、1/2
の速度で原稿載置台12に沿って平行に移動される。
【0027】また、原稿載置台12の下方には、第2の
キャリッジ28上の第3のミラー35からの反射光を集
束する結像レンズ32と、結像レンズにより集束された
反射光を受光して光電変換するCCDセンサ34と、が
配設されている。CCDセンサ34は、読み取り手段お
よび受光手段として機能する。結像レンズ32は、第3
のミラー35により偏向された光の光軸を含む面内に、
後述するレンズ移動機構84を介して移動可能に配設さ
れ、自身が移動することで反射光を所望の倍率で結像す
る。そして、CCDセンサ34は、入射した反射光を光
電変換し、読み取った原稿に対応する電気信号を出力す
る。
【0028】図5に示すように、レンズ移動機構84は
結像レンズ32が取り付けられた支持台85を有し、こ
の支持台85は装置本体10の支持フレーム86上に第
1の走査方向Aに沿って移動可能に設けられている。詳
細には、支持台85の一端は、支持フレーム86に形成
されたガイド溝87によってガイドされ、他端は、第1
の方向Aに沿って延びたリードねじ87と歯合してい
る。
【0029】リードねじ87の両端部はブラケット88
を介して支持フレーム86上に支持され、その一端には
駆動プーリ89が固定されている。また、支持フレーム
86上にはパルスモータ90が固定され、このパルスモ
ータの回転軸と駆動プーリ88との間に駆動ベルト91
が掛け渡されている。従って、パルスモータ90を駆動
することによりリードねじ87が回転され、支持台85
と共に結像レンズ32が移動される。
【0030】なお、第1ないし第3のミラー26,3
1,35は、原稿載置台12の短辺と平行な方向に沿っ
て配設され、結像レンズ32とともに第1の光学系93
を構成している。
【0031】第2の走査部82は、図1、図3および図
4に示すように、上述した搬送機構33、固定の第2の
光源92、および第2の光学系95を備えて構成されて
いる。詳細には、第2の光源92は細長い蛍光灯等によ
って構成され、原稿送りガラス板11の斜め下方に第1
の走査方向Aと平行な方向に沿って配設されている。そ
して、挿入口5aから挿入されたA2サイズの原稿は、
搬送機構33により原稿送りガラス板11上を第1の走
査方向Aと直交した第2の走査方向B、言い換えれば、
原稿載置台12の短辺と平行な方向に沿って搬送され
る。そして、原稿を第2の走査方向Bに搬送しながら、
第2の光源92を点灯することにより、原稿は第2の光
源からの照射光により第2の走査方向Bに沿って走査さ
れる。
【0032】また、第2の光学系95は、原稿送りガラ
ス板11の下方に傾斜して設けられ第1の走査方向Aと
平行な方向に延びた第4のミラー94と、第4のミラー
94と同一平面内において第4のミラー94に対して傾
斜して設けられた第5のミラー96と、第3のミラー3
5の下方に傾斜して設けられ第2の走査方向Bと平行な
方向に延びた第6のミラー97と、を備えている。
【0033】そして、原稿送りガラス板11上を搬送さ
れる原稿から反射した反射光は、第4のミラー94によ
って第5のミラー96へ送られ、この第5のミラー96
により90度偏向されて第6のミラー97へ送られる。
更に、反射光は第6のミラー97によって第3のミラー
35に向かって偏向される。
【0034】図6に示すように、光学部材として機能す
る第3のミラー35は、第2のキャリッジ28に対し
て、第2の走査方向Bに沿って延びた枢軸98の回りで
回動自在に支持されている。そして、第1の走査方向A
に沿って原稿を走査する間、および第2のキャリッジ2
8が図6(a)に示す待機位置に保持されている間、第
2のミラー35はその下端と第2のキャリッジ28との
間に架設された引っ張りばね100により、第2のキャ
リッジ上の第1のストッパ102に当接する第1の位置
に保持されている。第1の位置において、第3のミラー
35は、その鏡面が第2のミラー31に対してほぼ直角
をなして対向し、第2のミラー31からの反射光を結像
レンズ32に向かって偏向する。
【0035】第2のキャリッジ28の近傍において装置
本体10の側壁10aには、第3のミラー35の向きを
切換える切換え手段としての押圧ロッド104が設けら
れている。この押圧ロッド104は、側壁10aから第
2のキャリッジ28に向かって第1の走査方向Aに延出
しているとともに、側壁に対して突没可能に支持されて
いる。また、押圧ロッド104は、押圧ロッド104と
側壁10aとの間に配設された圧縮ばね105により、
側壁10aから突出した状態の保持されている。
【0036】そして、第2の走査部82によって原稿を
走査する際、第2のキャリッジ28は駆動モータによっ
て待機位置から図6(b)に示す切換え位置へ移動さ
れ、駆動モータの保持力により切換え位置に保持され
る。この切換え位置において、第2のキャリッジ28は
装置本体10の側壁10aに接近するため、第3のミラ
ー35の上端部は押圧ロッド104の先端部に当接す
る。そのため、第3のミラー35は押圧ロッド104に
より押圧され、第2のキャリッジ28に設けられた第2
のストッパ106に当接する第2の位置まで、引っ張り
ばね100の付勢力に抗して枢軸98の回りで回動され
る。
【0037】なお、圧縮ばね105の圧縮力は、引っ張
りばね100の引っ張り力よりも大きく、かつ、駆動モ
ータの保持力よりも小さく設定されている。第2の位置
において、第3のミラー35は、その鏡面が第6のミラ
ー97に対してほぼ直角をなして対向し、第6のミラー
97からの反射光を結像レンズ32に向かって偏向す
る。従って、第3のミラー35および結像レンズ32
は、第2の光学系95の一部を構成している。
【0038】また、第2のキャリッジ28の待機位置お
よび切換え位置は、切換え位置において、原稿送りガラ
ス板11上の原稿から第4、第5、第6、第3のミラー
94,96,97,35を経由した結像レンズ32まで
の距離が、待機位置において、原稿載置台12上の原稿
から第1、第2、第3のミラー26,31,35を経由
した結像レンズ32までの距離の2倍となるように設定
されている。
【0039】一方、図1および図2に示すように、画像
形成部6は、露光手段として作用するレーザ露光装置4
0を備えている。レーザ露光装置40は、光源としての
半導体レーザ41と、半導体レーザ41から出射された
レーザ光を連続的に偏向するポリゴンミラー36と、ポ
リゴンミラーを所定の回転数で回転駆動する走査モータ
37と、ポリゴンミラーからのレーザ光を偏向して後述
する感光体ドラムへ導く光学系42と、を備えている。
【0040】半導体レーザ41は、スキャナ4により読
み取られた原稿の画像情報、あるいはファクシミリ送受
信文書情報等に応じてオン・オフ制御され、このレーザ
光はポリゴンミラー36および光学系42を介して感光
体ドラムへ向けられ、感光体ドラム周面を走査すること
によりドラム周面上に静電潜像を形成する。
【0041】画像形成部6は、装置本体10のほぼ中央
に配設された像担持体としての回転自在な感光体ドラム
44を有し、感光体ドラム周面は、レーザ露光装置40
からのレーザ光により露光され、所望の静電潜像が形成
される。感光体ドラム44の周囲には、ドラム周面を所
定の電荷に帯電させる帯電チャージャ45、感光体ドラ
ム周面上に形成された静電潜像に現像剤としてのトナー
を供給して所望の画像濃度で現像する現像器46、感光
体ドラムに形成されたトナー像を後述する用紙カセット
から給紙された記録媒体としてのコピー用紙Pに転写す
る転写手段として機能する転写チャージャ48、転写チ
ャージャ48と一体に形成されコピー用紙を感光体ドラ
ムから分離させるための剥離チャージャ47、感光体ド
ラム周面からコピー用紙を機械的に剥離する剥離爪4
9、感光体ドラム周面に残留したトナーを清掃する清掃
装置50、および、感光体ドラム周面の除電する除電器
51が順に配置されている。
【0042】装置本体10内の下部には、それぞれ装置
本体から引出し可能な上段カセット52、中段カセット
53、下段カセット54が互いに積層状態に配設され、
各カセット内にはサイズの異なるコピー用紙が装填され
ている。これらのカセットの側方には大容量フィーダ5
5が設けられ、この大容量フィーダには、使用頻度の高
いサイズのコピー用紙、例えば、A4サイズのコピー用
紙が約3000枚収納されている。また、大容量フィー
ダ55の上方には、手差しトレイ56を兼ねた給紙カセ
ット57が脱着自在に装着されている。
【0043】装置本体10内には、各カセットおよび大
容量フィーダ55から感光体ドラム44と転写チャージ
ャ48との間に位置した転写部を通って延びる搬送路5
8が形成され、搬送路の終端には定着装置60が設けら
れている。定着装置60に対向した装置本体10の側壁
には排出口61が形成され、排出口には排紙トレイ62
が装着されている。
【0044】上段カセット52、中段カセット53、下
段カセット54、給紙カセット57の近傍および大容量
フィーダ55の近傍には、カセットあるいは大容量フィ
ーダから用紙を1枚づつ取り出すピックアップローラ6
3がそれぞれ設けられている。また、搬送路58には、
ピックアップローラ63により取り出されたコピー用紙
Pを搬送路58を通して搬送する多数の給紙ローラ対6
4が設けられている。
【0045】搬送路58において感光体ドラム44の上
流側にはレジストローラ対65が設けられている。レジ
ストローラ対65は、取り出されたコピー用紙Pの傾き
を補正するとともに、感光体ドラム44上のトナー像の
先端とコピー用紙Pの先端とを整合させ、感光体ドラム
周面の移動速度と同じ速度でコピー用紙Pを転写部へ給
紙する。レジストローラ対65の手前、つまり、給紙ロ
ーラ64側には、コピー用紙Pの到達を検出するアライ
ニング前センサ66が設けられている。
【0046】ピックアップローラ63により各カセット
あるいは大容量フィーダ55から1枚づつ取り出された
コピー用紙Pは、給紙ローラ対65によりレジストロー
ラ対65へ送られる。そして、コピー用紙Pは、レジス
トローラ対65により先端が整位された後、転写部に送
られる。転写部において、感光体ドラム44上に形成さ
れた現像剤像、つまり、トナー像が、転写チャージャ4
8により用紙P上に転写される。トナー像の転写された
コピー用紙Pは、剥離チャージャ47および剥離爪49
の作用により感光体ドラム44周面から剥離され、搬送
路52の一部を構成する搬送ベルト67を介して定着装
置60に搬送される。そして、定着装置60によって現
像剤像がコピー用紙Pに溶融定着された後、コピー用紙
Pは、給紙ローラ対68および排紙ローラ対69により
排出口61を通して排紙トレイ62上へ排出される。
【0047】搬送路58の下方には、定着装置60を通
過したコピー用紙Pを反転して再びレジストローラ対6
5へ送る自動両面装置70が設けられている。自動両面
装置70は、コピー用紙Pを一時的に集積する一時集積
部71と、搬送路58から分岐し、定着装置60を通過
したコピー用紙Pを反転して一時集積部71に導く反転
路72と、一時集積部に集積されたコピー用紙Pを一枚
づつ取り出すピックアップローラ73と、取り出された
用紙を搬送路74を通してレジストローラ対65へ給紙
する給紙ローラ75と、を備えている。また、搬送路5
8と反転路72との分岐部には、コピー用紙Pを排出口
61あるいは反転路72に選択的に振り分ける振り分け
ゲート76が設けられている。
【0048】両面コピーを行なう場合、定着装置60を
通過したコピー用紙Pは、振り分けゲート76により反
転路72に導かれ、反転された状態で一時集積部71に
一時的に集積された後、ピックアップローラ73および
給紙ローラ対75により、搬送路74を通してレジスト
ローラ対65へ送られる。そして、コピー用紙Pはレジ
ストローラ対65により整位された後、再び転写部に送
られ、コピー用紙Pの裏面にトナー像が転写される。そ
の後、コピー用紙Pは、搬送路58、定着装置60およ
び排紙ローラ69を介して排紙トレイ62上に排紙され
る。
【0049】図7には、以上のように構成されたデジタ
ル複写機の制御系および駆動系の構成が概略的に示され
ている。この図から分かるように、制御系は、複写機全
体の動作を制御する主制御部130を備え、主制御部に
は、駆動モータ、高圧トランス等を含む画像形成部6
と、給紙機構132と、操作パネル2とが接続されてい
る。また、主制御部130には、制御プログラムが格納
されたROM134、および、操作パネル2から入力さ
れる複写枚数、複写倍率等の数値データを記憶するとと
もに画像データの拡大縮小処理等を行なうRAM13
6、およびスキャナ4から送られた画像データあるいは
図示しない外部装置から入力された画像データを一時的
に記憶する画像メモリ148が接続されている。
【0050】更に、主制御部130には、ADF7およ
びスキャナ4の動作を制御する副制御部150が、イン
ターフェース151を介して接続されている。副制御部
150には、ADF7の給紙モータ152および搬送モ
ータ156を駆動する駆動回路157、エンプティセン
サ9、アライニングセンサ、反転センサが接続されてい
る。
【0051】また、副制御部150には、スキャナ4の
第1および第2のキャリッジ27,28を駆動するステ
ップモータ等からなる駆動モータ158、およびピック
アップローラ17、送りローラ13、排出ローラ23を
駆動する駆動モータ160、移動機構84を駆動するス
テップモータ90、および、これらのモータを駆動する
モータ駆動回路161が接続されている。これらの駆動
モータ158,160、モータ駆動回路161、および
副制御部150は、この発明における駆動手段を構成し
ている。
【0052】更に、副制御部150には、CCDセンサ
34からの出力信号を2値信号に変換する信号変換部1
62、第1の光源25および第2の光源92を駆動する
光源駆動回路164、およびアライニングセンサ30、
原稿センサ38が接続されているとともに、制御プログ
ラムの格納されたROM166、および種々のデータを
記憶するとともに演算処理を行なうRAM168が接続
されている。
【0053】信号変換回路162は、CCDセンサ34
から出力されたアナログ画像信号をディジタル信号に変
換するA/D変換回路、CCDセンサ34から固有の解
像度で出力される画像データを画像形成部6における分
解能に整合させるための解像度変換回路、シェーディン
グ補正回路、画質改善回路、および、画質改善回路から
出力された画像データに基づいてレーザ露光装置40か
ら出射されるレーザ光の強度を変化させるために画像デ
ータを2値化する2値化回路を備え、読み取られた原稿
の画像情報を2値の印字信号を変換する。
【0054】なお、信号変換部162および副制御部1
50は、CCDセンサ34と共にこの発明における読み
取り手段を構成している。次に、以上のように構成され
たデジタル複写機により原稿を複写する動作について説
明する。まず、所定寸法以下の原稿、つまり、B5、A
3、B4、A3の原稿をADF7を用いて複写する場合
について説明する。
【0055】ADF7の図示しない原稿トレイに原稿を
セットした後、操作パネル2のコピー開始キー170が
押下されると、副制御部150は、ADF7のエンプテ
ィセンサ9からの信号に基づいて原稿トレイ上に原稿が
セットされているか否かを判断する。
【0056】原稿がセットされている場合、副制御部1
50の制御の下、駆動回路157を介して給紙モータ1
52および搬送モータ156が駆動され、1枚目の原稿
が原稿載置台12上の所定位置に搬送および位置決めさ
れる。続いて、光源駆動回路164により第1の光源2
5が点灯されるとともに、モータ駆動回路161を介し
て駆動モータ158が駆動される。
【0057】それにより、第1および第2のキャリッジ
27,28は、原稿載置台12上の原稿に沿って、待機
位置から第1の走査方向Aに移動される。この際、第2
のキャリッジ28に支持された第3のミラー35は第1
の位置に保持され、第2のミラー31と対向している。
【0058】第1および第2のキャリッジ27,28が
原稿に沿って移動する間、第1の光源25からの光が原
稿載置台12を通して原稿に照射され、原稿は第1の走
査方向Aに沿って光学的に走査される。そして、原稿か
らの反射光は、第1ないし第3のミラー26,31,3
5、および結像レンズ32を介してCCDセンサ34へ
導かれ、このCCDセンサにより光電変換される。変換
された電気信号は、信号変換部162により画像データ
に変換された後、画像形成部6の画像処理回路に送られ
る。この画像データは、画像処理回路により所望の処理
が施された後、画像形成部6のレーザ露光装置40へ送
られる。
【0059】一方、画像形成部6では、画像形成動作が
開始された時点で、感光体ドラム44が所望の速度で回
転され、同時に、帯電チャージャ45により、感光体ド
ラム44の表面が所望の電荷で一様に帯電される。
【0060】そして、供給された画像データに応じてレ
ーザ露光装置40の半導体レーザ41から強度変調され
たレーザ光が出射され、感光体ドラム44表面に照射さ
れる。それにより、感光体ドラム44表面に、画像デー
タに対応する静電潜像が形成される。この静電潜像は、
現像器46から供給されるトナーによって現像され、現
像剤像としてのトナー像を形成する。また、これに同期
して、原稿に対応するサイズのコピー用紙Pが転写位置
へ給紙され、感光体ドラム44のトナー像は、転写チャ
ージャ48によりコピー用紙Pに転写される。
【0061】トナー像の転写されたコピー用紙Pは、剥
離チャージャ47および剥離爪49により感光体ドラム
44から剥離された後、定着装置60へ搬送され、ここ
で、トナー像が用紙Pに溶融定着される。そして、トナ
ー像が固着された用紙Pは、排出トレイ62に排出され
る。
【0062】以上の原稿走査および画像形成動作は、A
DF7にセットされた原稿がなくなるまで繰り返し実行
され、原稿の複写が終了する。次に、所定サイズよりも
大きな原稿、例えばA2の原稿を複写する場合の動作に
ついて説明する。この場合には、まず、原稿の先端部を
原稿押え5の後端部に形成された挿入口5aに挿入した
状態で、原稿押え上に原稿を載置する。
【0063】載置された原稿が原稿センサ38によって
検知されると、副制御部150は、モータ駆動回路16
1を介して駆動モータ158を駆動し、第2のキャリッ
ジ28を図6(b)に示す切換え位置に移動させる。そ
れにより、第2のキャリッジ28はモータの保持力によ
って切換え位置に保持されるとともに、第3のミラー3
5は押圧ロッド104によって第2の位置へ切換えられ
第6のミラー97と対向する。
【0064】また、第2のキャリッジ28の移動と同時
に、モータ駆動回路161を介して、移動機構84のパ
ルスモータ90が所定パルス数駆動され、結像レンズ3
2が焦点距離の半分の距離だけCCDセンサ34側へ移
動される。
【0065】この状態で操作パネル2のコピー開始キー
170が押下されると、光源駆動回路164を介して第
2の光源92が点灯されるとともに、モータ駆動回路1
61を介して駆動モータ160が駆動され、搬送機構3
3が駆動される。それにより、A2サイズの原稿は、ピ
ックアップローラ17により送りローラ13に向かって
搬送され、アライニング爪29によって整位された後に
送りローラ13と原稿送りガラス板11との間へ送られ
る。そして、原稿は、送りローラ13により原稿送りガ
ラス板11上を第2の走査方向Bに沿って搬送され、更
に、排出ローラ23によって原稿押え5の上面に排出さ
れる。
【0066】原稿が第2の走査方向Bに沿って搬送され
る間、第2の光源92からの光が原稿送りガラス板11
を通して原稿に照射され、その結果、原稿は第2の走査
方向Bに沿って光学的に走査される。そして、原稿から
の反射光は、第4ないし第6のミラー94,96,97
で順に偏向され、更に、第3のミラー35および結像レ
ンズ32を介してCCDセンサ34へ導かれる。CCD
センサに受光された反射光は、CCDセンサにより光電
変換され、変換された電気信号は、信号変換部162に
より画像データに変換された後、画像形成部6の画像処
理回路に送られる。この画像データは、画像処理回路に
より所望の処理が施された後、画像形成部6のレーザ露
光装置40へ送られる。
【0067】続いて、前述と同様の動作により、供給さ
れた画像データに応じてレーザ露光装置40から出射さ
れたレーザ光が感光体ドラム44表面に照射され、感光
体ドラム44表面に画像データに対応する静電潜像が形
成される。この静電潜像は、現像器46から供給される
トナーによって現像される。また、これに同期して、原
稿に対応するA2サイズのコピー用紙Pが転写位置へ給
紙され、感光体ドラム44上のトナー像がコピー用紙P
に転写される。そして、トナー像の転写されたコピー用
紙Pは感光体ドラム44から剥離された後、定着装置6
0を通して排出トレイ62に排出される。
【0068】A4原稿のコピー終了後、第2のキャリッ
ジ28は待機位置へ戻され、それにより、第2のキャリ
ッジ上の第3のミラー35は押圧ロッド104から離間
し、引っ張りばね100によって第1の位置へ戻され
る。
【0069】以上のように構成されたデジタル複写機に
よれば、A3サイズ以下の原稿については、通常の複写
機と同様に、第1の走査部80の可動の光源25を原稿
載置台12の長辺と平行な第1の走査方向Aに沿って移
動させることにより原稿を第1の走査方向に走査して画
像情報を読み取り、また、A3よりも大きなサイズの原
稿については、第2の走査部82の搬送機構33によっ
て第1の走査方向Aと直交する第2の走査方向Bに沿っ
て原稿を移動し、固定の光源92によって原稿を第2の
走査方向Bに走査することにより画像情報を読み取って
いる。
【0070】このように、大きなサイズの原稿について
は、原稿の走査方向を90度変えることにより、大きな
サイズの原稿の読み取りに必要な比較的大型の光源、搬
送機構および光学系を含む第2の走査部82を第1の走
査部80の走査方向、つまり、原稿載置台12の長辺方
向に沿って配設することができる。従って、第1および
第2の走査部80,82を効率よく配置することがで
き、画像読み取り装置としてのスキャナ4、およびこれ
を備えたデジタル複写機全体を大型化することなく、A
3よりも大きなサイズの原稿の読み取りおよび複写が可
能となる。
【0071】また、本実施の形態によれば、原稿の走査
方向に応じて第3のミラー35を切り換えて使用するこ
とにより、第1の光学系93の一部を第2の光学系95
の一部として共用することができ、一層装置の小型化を
図ることができる。
【0072】そして、従来の如く、A2原稿専用の画像
読み取り装置あるいは複写機を別途設置する必要がな
く、設置スペースおよび設備費用の低減を図ることがで
きるとともに、1台のデジタル複写機により多数のサイ
ズの原稿の読み取りおよび複写を行えることから、複写
機の稼働効率の向上を図ることができる。
【0073】なお、この発明は上述した実施の形態に限
定されることなく、この発明の範囲内で種々変形可能で
ある。例えば、この発明に係る画像読み取り装置は、デ
ジタル複写機に限らず、アナログ複写機、ファクシミリ
等の他の画像形成装置に組み合わせてもよく、また、デ
ィスク装置と組み合わせることにより、電子ファイリン
グ装置を実現することもできる。更に、画像読み取り装
置単体として使用することも当然に可能である。
【0074】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、原稿のサイズに応じて走査方向を変える構成とする
ことにより、設置スペースおよび設備費用の増大、経済
性の低下を生じることなく、より大きな原稿を容易に読
み取ることが可能な画像読み取り装置、およびこれを備
えた画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係るデジタル複写機の
断面図。
【図2】上記デジタル複写機の外観を示す斜視図。
【図3】(a)は、上記デジタル複写機のスキャナを概
略的に示す平面図。(b)は、上記スキャナを概略的に
示す側面図。(c)は、上記スキャナを概略的に示す正
面図。
【図4】上記スキャナを概略的に示す斜視図。
【図5】上記スキャナの結像レンズおよびその移動機構
を示す斜視図。
【図6】(a)は、待機位置に移動した状態における上
記スキャナの第2のキャリッジを示す側面図。(b)
は、切換え位置に移動した状態における上記スキャナの
第2のキャリッジを示す側面図。
【図7】上記デジタル複写機全体の構成を概略的に示す
ブロック図。
【符号の説明】
4…スキャナ 5…原稿載置台 6…画像形成部 7…ADF 13…送りローラ 25…第1の光源 27…第1のキャリッジ 28…第2のキャリッジ 33…搬送機構 34…CCDセンサ 35…第3のミラー 80…第1の走査部 82…第2の走査部 92…第2の光源 93…第1の光学系 95…第2の光学系 104…押圧ロッド

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定サイズ以下の原稿を第1の走査方向
    に沿って光学的に走査する第1の走査手段と、 上記所定サイズよりも大きな原稿を上記第1の走査方向
    と直交する第2の走査方向に沿って光学的に走査する第
    2の走査手段と、 原稿のサイズに応じて上記第1および第2の走査手段を
    選択的に駆動する駆動手段と、 上記第1および第2の走査手段によって走査された原稿
    の反射光から画像情報を読み取る読み取り手段と、 を備えたことを特徴とする読み取り装置。
  2. 【請求項2】 第1の走査方向に沿って移動可能に設け
    られた第1の光源を有し、所定サイズ以下の原稿を上記
    第1の走査方向に沿って光学的に走査する第1の走査手
    段と、 上記所定サイズよりも大きな原稿を上記第1の走査方向
    と直交する第2の走査方向に沿って送る原稿送り手段
    と、固定の第2の光源とを有し、上記所定サイズよりも
    大きな原稿を上記第2の走査方向に沿って光学的に走査
    する第2の走査手段と、 原稿のサイズに応じて上記第1および第2の走査手段を
    選択的に駆動する駆動手段と、 上記第1および第2の走査手段によって走査された原稿
    の反射光から画像情報を読み取る読み取り手段と、 を備えたことを特徴とする読み取り装置。
  3. 【請求項3】 受光手段と、 所定サイズ以下の原稿を第1の走査方向に沿って光学的
    に走査する第1の走査手段と、 上記第1の走査手段によって走査された原稿からの反射
    光を上記受光手段に導く第1の光学系と、 上記所定サイズよりも大きな原稿を上記第1の走査方向
    と直交する第2の走査方向に沿って走査する第2の走査
    手段と、 上記第2の走査手段によって走査された原稿からの反射
    光を上記受光手段に導く第2の光学系と、 原稿のサイズに応じて上記第1および第2の走査手段を
    選択的に駆動する駆動手段と、 を備えたことを特徴とする読み取り装置。
  4. 【請求項4】 受光手段と、 第1の走査方向に沿って移動可能に設けられた第1の光
    源を有し、所定サイズ以下の原稿を上記第1の走査方向
    に沿って光学的に走査する第1の走査手段と、 上記所定サイズよりも大きな原稿を上記第1の走査方向
    と直交する第2の走査方向に沿って送る原稿送り手段
    と、固定の第2の光源とを有し、上記所定サイズよりも
    大きな原稿を上記第2の走査方向に沿って光学的に走査
    する第2の走査手段と、 上記第1の走査手段によって走査された原稿からの反射
    光を上記受光手段に導く第1の位置と、上記第2の走査
    手段によって走査された原稿からの反射光を上記受光手
    段に導く第2の位置とへ切換え可能に設けられた光学部
    材を有し、原稿からの反射光を上記受光手段に導く光学
    系と、 原稿のサイズに応じて上記第1および第2の走査手段を
    選択的に駆動する駆動手段と、 上記第1の走査手段による走査の際に上記光学部材を第
    1の位置へ切換え、上記第2の走査手段による走査の際
    に上記光学部材を第2の位置へ切換える切換え手段と、 を備えたことを特徴とする読み取り装置。
  5. 【請求項5】 所定サイズ以下の原稿については、所定
    位置に載置された原稿を可動の光源により第1の走査方
    向に沿って走査し、原稿からの反射光を受光して原稿の
    画像情報を読み取り、 上記所定サイズよりも大きな原稿については、原稿を上
    記第1の走査方向と直交する第2の走査方向へ移動しな
    がら固定の光源により原稿を走査し、原稿からの反射光
    を受光して原稿の画像情報を読み取ることを特徴とする
    画像読み取り装置。
  6. 【請求項6】 所定サイズ以下の原稿を第1の走査方向
    に沿って光学的に走査する第1の走査手段と、 上記所定サイズよりも大きな原稿を上記第1の走査方向
    と直交する第2の走査方向に沿って光学的に走査する第
    2の走査手段と、 原稿のサイズに応じて上記第1および第2の走査手段を
    選択的に駆動する駆動手段と、 上記第1および第2の走査手段によって走査された原稿
    からの反射光から画像情報を読み取る読み取り手段と、 上記読み取り手段によって読み取られた画像情報に基づ
    いて記録媒体に現像剤像を形成する画像形成手段と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 第1の走査方向に沿って移動可能に設け
    られた第1の光源を有し、原稿載置部に載置された所定
    サイズ以下の原稿を上記第1の走査方向に沿って光学的
    に走査する第1の走査手段と、 上記所定サイズよりも大きな原稿を上記第1の走査方向
    と直交する第2の走査方向に沿って送る原稿送り手段
    と、固定の第2の光源とを有し、上記所定サイズよりも
    大きな原稿を上記第2の走査方向に沿って光学的に走査
    する第2の走査手段と、 原稿のサイズに応じて上記第1および第2の走査手段を
    選択的に駆動する駆動手段と、 上記第1および第2の走査手段によって走査された原稿
    からの反射光から画像情報を読み取る読み取り手段と、 上記読み取り手段によって読み取られた画像情報に基づ
    いて記録媒体に現像剤像を形成する画像形成手段と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 所定サイズ以下の原稿については、原稿
    載置部に載置された原稿を可動の光源により第1の走査
    方向に沿って走査し、原稿からの反射光を受光して原稿
    の画像情報を読み取り、 上記所定サイズよりも大きな原稿については、原稿を上
    記第1の走査方向と直交する第2の走査方向へ移動しな
    がら固定の光源により原稿を走査し、原稿からの反射光
    を受光して原稿の画像情報を読み取り、 読み取られた画像情報に応じた画像を記録媒体上に形成
    することを特徴とした画像形成装置。
JP7193019A 1995-07-28 1995-07-28 画像読み取り装置およびこれを備えた画像形成装置 Pending JPH0946476A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7193019A JPH0946476A (ja) 1995-07-28 1995-07-28 画像読み取り装置およびこれを備えた画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7193019A JPH0946476A (ja) 1995-07-28 1995-07-28 画像読み取り装置およびこれを備えた画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0946476A true JPH0946476A (ja) 1997-02-14

Family

ID=16300830

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7193019A Pending JPH0946476A (ja) 1995-07-28 1995-07-28 画像読み取り装置およびこれを備えた画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0946476A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3593399B2 (ja) 画像形成装置および画像形成方法
JP3662685B2 (ja) 画像形成装置
JPH1198330A (ja) 画像読取装置と画像読取方法および画像形成装置と画像形成方法
US6674981B2 (en) Image forming apparatus with sheet size and shape detection
JP2004260294A (ja) 画像読取装置
JPH1097160A (ja) 画像形成装置
US6456801B1 (en) Image forming apparatus with a sheet-size specifying function
US6553193B1 (en) Image forming apparatus and image forming method with punching mode
JPH09185202A (ja) 画像読取り等複合装置
JP4157229B2 (ja) シート収納/搬送装置及びこれを用いた画像形成装置
JPH0946476A (ja) 画像読み取り装置およびこれを備えた画像形成装置
JP3332799B2 (ja) 画像読取装置と画像形成装置
JPH09224110A (ja) 画像形成装置
JP3645928B2 (ja) 画像処理システムおよび画像処理方法
JPH08262931A (ja) 画像形成装置および画像形成方法
JP3559831B2 (ja) 画像形成装置
US20030214685A1 (en) Image forming apparatus and image forming method
JP2000194234A (ja) 複写装置
JPH09233321A (ja) 画像読取装置および画像形成装置
JPH11225234A (ja) 画像形成装置
JPH0885647A (ja) 画像形成装置
JP3025521B2 (ja) 画像形成装置
JPH0968892A (ja) 画像形成装置および画像形成方法
JPH0934200A (ja) 画像形成装置
JPH10210234A (ja) 光走査装置および画像形成装置