JPH10210234A - 光走査装置および画像形成装置 - Google Patents

光走査装置および画像形成装置

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JPH10210234A
JPH10210234A JP9009771A JP977197A JPH10210234A JP H10210234 A JPH10210234 A JP H10210234A JP 9009771 A JP9009771 A JP 9009771A JP 977197 A JP977197 A JP 977197A JP H10210234 A JPH10210234 A JP H10210234A
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rotating
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motor
mirror
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、複数の画像形成条件を有する画像
形成装置において、画像形成条件に最適なファーストプ
リント時間を提供して、待ち時間を低減するものであ
る。 【解決手段】この発明の画像形成装置は、画像形成条件
すなわちファクシミリ時およびコピー時のそれぞれに対
応して設定される回転数でポリゴンミラー32aを回転
させるポリゴンモータの回転数を提供する際に、直前の
動作におけるポリゴンモータの回転数と新らたに必要な
ポリゴンモータの回転数をプリンタCPU130により
比較し、両回転数から求められるポリゴンモータからP
LL信号が出力された後の待ち時間を設定して、最適な
「待ち時間」を設定できる。これにより、それぞれの画
像形成条件に対して最適なファーストプリント (画像形
成時間) 時間を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子写真プロセ
スによって画像データに対応する画像を形成して用紙に
出力する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真プロセスが利用されている画像
形成装置は、光導電性を有する感光体を所定の電位に帯
電させたのち画像に対応する光を照射して感光体の電位
を選択的に減衰させて潜像を形成し、現像剤としてのト
ナーで現像して得られるトナー像を被転写材に転写する
ことで、複写対象物の複写像あるいは印字すべき画像を
形成する。なお、形成すべき画像の画像データは、画像
読取部により原稿画像から読み取られ、あるいは通信回
線によって、または外部装置から供給される。
【0003】画像読取部は、原稿を照明して得られる原
稿の反射光を光電変換して画像情報に対応する電気信号
に変換するCCD読取装置を有している。原稿からCC
D読取装置に向かう反射光は、装置の設置面積を低減す
る目的により、一般に、原稿台とCCD読み取り装置と
の間に配置される複数のミラーにより複数回折り曲げら
れたのちCCD読取装置の受光面に案内される。
【0004】感光体の周囲には、感光体に所定の表面電
位を与える帯電装置、感光体表面の潜像をトナーにより
現像してトナー像を形成する現像装置、感光体上のトナ
ー像を記録材料に転写する転写装置および感光体表面に
残った転写残りトナーを除去するとともに感光体表面の
電荷分布を消去するクリーニング装置等が、感光体が回
転される方向に沿って、順に、配置されている。
【0005】また、装置内部の所定の位置には、現像装
置と帯電装置との間で感光体に画像を露光して潜像を形
成する露光装置、及び、転写装置により現像されたトナ
ー像を用紙に定着する定着装置等が配置されている。
【0006】上述した画像形成装置においては、帯電装
置により感光体が所定の表面電位に帯電された状態で、
露光装置から画像データに対応して強度変調された光が
照射されることにより、感光体に、画像データに対応す
る潜像が形成される。
【0007】感光体に形成された潜像は、現像装置によ
り供給されるトナーで現像されて、トナー像に変換され
る。トナー像は、転写装置により、感光体に提供された
表面電位と同一極性の転写バイアス電圧が被転写材すな
わち記録用紙の背面から印加されることで、感光体に静
電的に吸着された用紙に、転写される。
【0008】記録材料に転写されたトナー像は、定着装
置からの熱により溶融され、同時に提供される圧力によ
り用紙に固着される。この種の画像形成装置において
は、近年、通常の複写 (コピー) 機能に加えてプリンタ
機能やファクシミリ受信 (プリントアウト) 機能が付加
された複合機が提案されている。
【0009】このような複合機においては、コピー機能
時とプリンタ機能時やファクシミリ機能時では、異なる
解像度で動作される。すなわち、解像度は、ファクシミ
リ時には、相手先 (送信元) から送信された画像データ
に基づいて設定される。同様に、プリンタ時には、デー
タ供給元すなわちワードプロセッサあるいはホストで設
定される。
【0010】図11は、上述したレーザ露光方式のデジ
タル複写装置のポリゴンミラーを所定の速度で回転させ
るポリゴンミラーの回転数と、その回転数に到達するま
での時間の関係を示すタイミングチャートである。
【0011】図11に示されるように、デジタル複写装
置においては、プリント開始時に、はポリゴンモータの
回転数を、レディ回転(または停止状態)からプリント
可能な回転数まで立ち上げ (増速し) 、ポリゴンモータ
から出力されるPLL (フェイズループロック) 信号を
参照して、回転数が所定速度に達したことを判断してい
る。なお、ポリゴンモータの回転数は、通常、ファクシ
ミリ時の回転数に比較してコピー時の回転数が高く設定
されている。
【0012】しかしながら、ポリゴンモータからのPL
L信号とモータの実際の回転数は、PLL信号が出力さ
れた瞬間には一致しなことから、通常は、PLL信号が
出力されてから所定時間T1 (コピー時) またはT2
(ファクシミリ時) 経過後に、プリント許可信号が出力
される。なお、PLL信号が出力されてから所定時間経
過するまでの時間T1およびT2は単なる待ち時間であ
って、通常、最大の待ち時間Tnを必要とする動作時を
基準に、いづれの動作モード (機能) においても同一に
設定されている。また、通常、ポリゴンモータの回転数
は、回転数が高いほど、安定 (プリント許可信号を出力
可能な) 回転数に達するまでに要求される時間が長くな
る。すなわち、図11においては、T1>T2である。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図11
に示した例では、待ち時間T2 (ファクシミリ時) は、
T1−T2=αが、不要の待ち時間となる問題がある。
この場合、最初のプリントアウトが出力されるまでの時
間すなわちファーストプリント時間が増大される問題が
ある。
【0014】この発明の目的は、複数の画像形成条件を
有する画像形成装置において、画像形成条件に最適なフ
ァーストプリント時間を提供して、待ち時間を低減する
ことにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記問題点
に基づきなされたもので、光源と、周囲にミラー面を有
し、回転することによって上記ミラー面により上記光源
からの光を偏向し、被対象物を所定の速度で光走査する
回転ミラーと、この回転ミラーを所定の速度で回転させ
るモータと、このモータの回転数を第1の回転数から第
2の回転数へ変更する際、上記モータの回転数が上記第
2の回転数に対して特定の範囲に達した後、上記第1の
回転数と上記第2の回転数との差に基づいて設定される
時間経過すると、上記回転ミラーによる被対象物への光
走査を許容させる制御手段と、を具備することを特徴と
する光走査装置を提供するものである。
【0016】また、この発明は、光源と、周囲にミラー
面を有し、回転することによって上記ミラー面により上
記光源からの光を偏向し、被対象物を所定の速度で光走
査する回転ミラーと、この回転ミラーを所定の速度で回
転させるモータと、このモータの回転数を、待機状態の
回転数、第1の動作の回転数、及び第2の動作の回転数
の内のいずれか一つから上記第1の動作の回転数、及び
上記第2の動作の回転数のいずれか一方へ変更する際、
上記モータの回転数が変更後の回転数に対して特定の範
囲に達した後、変更前の回転数と上記変更後の回転数と
の差に基づいて設定される時間経過すると、上記回転ミ
ラーによる被対象物への光走査を許容させる制御手段
と、を具備することを特微とする光走査装置を提供する
ものである。
【0017】さらに、この発明は、感光体を帯電する帯
電手段と、画像情報に従い変調されたレーザ光を出射す
るレーザ光源と、周囲にミラー面を有し、回転すること
によって上記ミラー面により上記レーザ光源からの光を
偏向し、上記帯電手段にて帯電された上記感光体を所定
の速度で光走査することにより上記感光体上に静電潜像
を形成する回転ミラーと、上記感光体上に形成された静
電潜像を現像する現像手段と、上記回転ミラーを所定の
速度で回転させるモータと、このモータの回転数を第1
の回転数から第2の回転数へ変更する際、上記モータの
回転数が上記第2の回転数に対して特定の範囲に達した
後、上記第1の回転数と上記第2の回転数との差に基づ
いて設定される時間経過すると、上記回転ミラーによる
上記感光体への光走査を許容させる制御手段と、を具備
することを特徴とする画像形成装置を提供するものであ
る。
【0018】またさらに、この発明は、感光体を帯電す
る帯電手段と、画像情報に従い変調されたレーザ光を出
射するレーザ光源と、周囲にミラー面を有し、回転する
ことによって上記ミラー面により上記光源からの光を偏
向し、被対象物を所定の速度で光走査手段と、この光走
査手段を所定の速度で回転させる光走査手段回転手段
と、この光走査手段回転手段の回転数を第1の回転数か
ら第2の回転数へ変更する際、上記光走査手段回転手段
が上記第2の回転数に対して特定の範囲に達した後、上
記第1の回転数と上記第2の回転数との差に基づいて設
定される時間経過すると、上記光走査手段による被対象
物への光走査を許容させる制御手段と、上記感光体上に
形成された静電潜像を現像する現像手段と、を具備する
ことを特徴とする画像形成装置を提供するものである。
【0019】さらにまた、この発明は、感光体を帯電す
る帯電手段と、画像情報に従い変調されたレーザ光を出
射するレーザ光源と、周囲にミラー面を有し、回転する
ことによって上記ミラー面により上記光源からの光を偏
向し、被対象物を所定の速度で光走査する回転ミラー
と、この回転ミラーを所定の速度で回転させるモータ
と、このモータの回転数を、待機状態の回転数、第1の
動作の回転数、及び第2の動作の回転数の内のいずれか
一つから上記第1の動作の回転数、及び上記第2の動作
の回転数のいずれか一方へ変更する際、上記モータの回
転数が変更後の回転数に対して特定の範囲に達した後、
変更前の回転数と上記変更後の回転数との差に基づいて
設定される時間経過すると、上記回転ミラーによる被対
象物への光走査を許容させる制御手段と、上記感光体上
に形成された静電潜像を現像する現像手段と、を具備す
ることを特徴とする画像形成装置を提供するものであ
る。
【0020】またさらに、この発明は、複写機能及びフ
ァクシミリ機能で動作可能な画像形成装置において、感
光体を帯電する帯電手段と、画像情報に従い変調された
レーザ光を出射するレーザ光源と、周囲にミラー面を有
し、回転することによって上記ミラー面により上記レー
ザ光源からの光を偏向し、上記帯電手段にて帯電された
上記感光体を所定の速度で光走査することにより上記感
光体上に静電潜像を形成する回転ミラーと、上記感光体
上に形成された静電潜像を現像する現像手段と、上記回
転ミラーを所定の速度で回転させるモータと、このモ一
タの回転数を、上記複写機能実行時には第1の速度で回
転させ、上記ファクシミリ機能実行時には第2の連度で
回転させるモータ制御手段と、上記モータの回転数を上
記第1の回転数、上記第2の回転数及び待機状態の回転
数の内のいずれか一つから上記第1の回転数、及び上記
第2の回転数のいずれか一方へ変更する際、上記モータ
の回転数が変更後の回転数に対して特定の範囲に達した
後、上記変更前の回転数と上記変更後の回転数との差に
基づいて設定される時間経過すると、上記回転ミラーに
よる上記感光体への光走査を許容させる制御手段と、を
具備することを特微とする画像形成装置を提供するもの
である。
【0021】さらにまた、この発明は、複写機能及びフ
ァクシミリ機能で動作可能な画像形成装置において、感
光体を帯電する帯電手段と、画像情報に従い変調された
レーザ光を出射するレーザ光源と、周囲にミラー面を有
し、回転することによって上記ミラー面により上記光源
からの光を偏向し、被対象物を所定の速度で光走査手段
と、この光走査手段を所定の速度で回転させる光走査手
段回転手段と、この光走査手段回転手段の回転数を第1
の回転数から第2の回転数へ変更する際、上記光走査手
段回転手段が上記第2の回転数に対して特定の範囲に達
した後、上記第1の回転数と上記第2の回転数との差に
基づいて設定される時間経過すると、上記光走査手段に
よる被対象物への光走査を許容させる制御手段と、上記
感光体上に形成された静電潜像を現像する現像手段と、
を具備することを特徴とする画像形成装置を提供するも
のである。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態を説明する。図1に示される通り、画像形
成装置すなわち電子写真式ディジタル複写装置2は、装
置本体4と、装置本体4の上部に位置され、後述する原
稿台に対して開閉可能に形成されて、読取対象物すなわ
ち原稿を原稿台に向けて1枚ずつ給送するとともに原稿
を原稿台に密着させる原稿押さえとして機能する自動原
稿送り装置6を有している。また、装置本体4の左方に
は、装置本体4にて形成された画像を保持した記録用紙
を処理するフィニッシャ8が接続されている。なお、自
動原稿送り装置6は信号線6aにより、また、フィニッ
シャ8は信号線8aにより、それぞれ、図2を用いて後
述する主制御部311に対し、装置本体と接続されてい
ることを報知する。
【0023】装置本体4は、その上部に、閉じた状態の
自動原稿送り装置6と対向されて、自動原稿送り装置6
により密着される原稿を保持する原稿台10と、原稿台
10の一端に配置され、原稿台10に原稿をセットすべ
き位置を示す原稿ガイド11を有している。なお、原稿
台10を取り巻く原稿台10の近傍には、図7に詳述す
るコントロールパネルが配置されている。
【0024】原稿台10の下方には、原稿台10にセッ
トされた原稿を照明する露光ランプ12、露光ランプ1
2からの光を原稿Dに集光させるための補助反射板1
3、及び、原稿Dからの反射光を図中左方向に折曲げる
第1ミラー14等が配置されている。露光ランプ12、
補助反射板13および第1ミラー14は、第一キャリッ
ジ15に固定されており、第一キャリッジ15の移動に
ともなって原稿台10と平行に移動可能に配置されてい
る。なお、第一キャリッジ15は、図示しない歯付きベ
ルト等により伝達される図示しないパルスモータ (DC
モータ) の駆動力により、原稿台10に沿って図中左右
方向に往復動される。
【0025】原稿台10の図中左方、第1ミラー14に
より反射された反射光が案内される方向には、図示しな
い駆動機構たとえば図示しない歯付きベルト等により、
原稿台10と平行に移動可能に形成された第二キャリッ
ジ20が配設されている。
【0026】第二キャリッジ20には、第1ミラー14
により案内される原稿からの反射光を図中下方に折曲げ
る第2ミラー21ならびに図中右方に折り曲げる第3ミ
ラー22が互いに直角に配置されている。なお、第二キ
ャリッジ20は、第一キャリッジ15が移動される速度
の1/2の速度で、第一キャリッジ15に従動して、原
稿台10に沿って平行に移動される。
【0027】第一キャリッジ15の下方であって、第二
キャリッジ20の第3ミラー22により折返された光の
光軸を含む面内には、第3ミラー22で反射された反射
光を所定の倍率で結像させる結像レンズ23、及び、結
像レンズ23により集束性が与えられた反射光を電気信
号すなわち画像データに変換するCCDセンサ24が配
置されている。
【0028】装置本体4の概ね中央には、像担持体とし
ての感光体ドラム30が所定の方向に回転可能に位置さ
れている。なお、感光体ドラム30は、図示しないモー
タにより所定の回転速度で回転される。
【0029】感光体ドラム30の周囲の所定の位置に
は、ドラム表面の感光層を所定の表面電位に帯電させる
帯電チャージャ31、光源としての図示しないレーザダ
イオード、レーザダイオードからのレーザ光を直線状に
偏向するポリゴンミラー32a、ポリゴンミラー32a
を所定の速度で回転させるポリゴンミラーモータ32
m、ポリゴンミラー32aにより偏向されたレーザ光に
所定の結像特性を与える結像レンズ32bおよび結像レ
ンズ32bで所定の結像特性が与えられたレーザ光を感
光体ドラム30に向けて反射するミラー32cを含み、
後述する画像処理部から供給される画像データすなわち
形成すべき画像情報に対応して強度変調されたレーザダ
イオードからのレーザ光を、感光体ドラム30の表面に
露光することで感光体ドラム30の表面に静電潜像を形
成するレーザ露光装置32、このレーザ露光装置32に
よる露光により感光体ドラム30表面の感光層に形成さ
れた静電潜像に現像剤としてのトナーを供給して現像す
る現像ローラ33aを有する現像装置33、後述する用
紙カセットから給紙される記録用紙Pに感光体ドラム3
0に形成されたトナー像を転写するとともにトナー像が
転写された用紙Pを感光体ドラム30から分離させるた
めの転写・剥離装置34、感光体ドラム30に残留して
いる電荷をクリーニング前に除電することによりクリー
ニング性を向上させるクリーニング前除電装置35、感
光体ドラム30の表面に残留したトナーを清掃するクリ
ーニング装置36および感光体ドラム30の表面に残っ
た電位を除電する除電装置37が、順に、配置されてい
る。
【0030】感光体ドラム30の下方に位置される装置
本体4の底部には、上下方向に複数積層され、装置本体
4の正面側より着脱自在に装着された給紙手段としての
多段給紙装置40が配置されている。
【0031】多段給紙装置40は、さまざまな大きさの
記録用紙Pを複数種類収納するための上段カセット4
1、中段カセット42および下段カセット43を含み、
それぞれのカセット41,42および43は、たとえ
ば、長手方向に沿って搬送されるよう置かれたA4サイ
ズのコピー用紙、B4サイズのコピー用紙およびA3サ
イズのコピー用紙を、それぞれ、500枚程度収納可能
に形成されている。
【0032】上段カセット41、中段カセット42およ
び下段カセット43の所定の位置には、それぞれのカセ
ット41,42および43に収容されている用紙を1枚
づつ取り出すピックアップローラ44a,44bおよび
44cが配置されている。
【0033】それぞれのピックアップローラ44a,4
4bおよび44cにより各カセット41,42および4
3から取り出された用紙Pの先端部が通過される位置に
は、用紙Pを1枚づつ分離するための搬送ローラ45
a,45bおよび45cと、それぞれの搬送ローラと一
体的に配置された分離ローラ46a,46bおよび46
cが配置されている。分離ローラ46a,46bおよび
46cは、それぞれ、相互に組み合わせられた搬送ロー
ラに対して軸線が平行に、かつ、所定の圧力で接触する
よう配置されるとともに、搬送ローラの回転方向と逆方
向に回転されることで、各カセットから取り出された用
紙Pの最も上の1枚のみを後述する搬送路へ送出する。
【0034】多段給紙装置40の図中右方には、使用頻
度の高い用紙、例えば、A4サイズの用紙を3000枚
程度収納可能に形成された大容量カセット47が設けら
れている。
【0035】大容量カセット47の所定の位置には、大
容量カセット47に収容された用紙Pを1枚づつ取り出
すピックアップローラ48が配置されている。ピックア
ップローラ48と感光体ドラム30との間には、上下一
対の搬送ローラ49aおよび分離ローラ49bを含む分
離機構49が配置されている。分離機構49は、分離ロ
ーラ49bを、搬送ローラ49aが回転される方向と逆
方向に回転させることでピックアップローラ48により
大容量カセット47から取り出された用紙の最も上の1
枚のみを後述する搬送路へ送出する。なお、ピックアッ
プローラ48と分離機構49の間には、ピックアップロ
ーラ48により大容量カセット47から取り出された用
紙の搬送状態を検知する給紙センサ47aが配置されて
いる。
【0036】大容量カセット47の上部には、各カセッ
ト41,42,43ならびに大容量カセット47とは独
立に、用紙Pを給送可能なサイドカセット50、サイド
カセット50と一体的にサイドカセット50の上方に形
成され、1枚の用紙あるいは非定型の用紙を給送可能な
手差しフィーダ51が形成されている。なお、サイドカ
セット50および手差しフィーダ51の先端部には、そ
れぞれ、用紙がなくなったことを検知するペーパーエン
プティスイッチ50aおよび51aが配置されている。
【0037】手差しフィーダ51と感光体ドラム30と
の間には、手差しフィーダ51から用紙Pを取り込むピ
ックアップローラ52、ピックアップローラ52により
取り込まれた用紙Pを搬送する搬送ローラ53が設けら
れている。なお、搬送ローラ53は、サイドカセット5
0からの用紙の給送にも利用される。
【0038】それぞれのカセット41,42および43
並びに大容量カセット47と感光体ドラム30との間に
は、各カセット41,42および43並びに大容量カセ
ット47から感光体ドラム30に向かって用紙Pを案内
する搬送路54が形成されている。この搬送路54は、
感光体ドラム30と転写剥離装置34の間の転写領域を
経て、後段に説明する搬送ベルトおよび定着装置と一体
的に形成されて、装置本体4の外部まで延出されてい
る。
【0039】搬送路54の各カセット間には、各カセッ
トに対応して配置された搬送ローラ45aおよび分離ロ
ーラ46a、同45bおよび46bならびに同45cお
よび46cを越えて感光体ドラム30に向けて案内され
る用紙を検知する搬送センサ54a,54bおよび54
c、並びに、それぞれのローラ45aおよび46a、4
5bおよび46bならびに45cおよび46により送出
された用紙を搬送する複数の搬送ローラ対55が配置さ
れており、各搬送センサ54a,54bおよび54cに
より直後の搬送ローラ対55が感光体ドラム30に向か
って搬送させるタイミングが整合される。
【0040】搬送路54の感光体ドラム30の近傍、か
つ、上流側には、搬送路54を案内された用紙Pの傾き
を補正するとともに、感光体ドラム30上のトナー像の
先端と用紙Pの先端とを整合させ、用紙Pを、感光体ド
ラム30の外周面の移動速度と同じ速度で転写領域へ給
紙するアライニングローラ56が配設されている。
【0041】また、アライニングローラ56の手前すな
わち搬送ローラ55側には、アライニングローラ56へ
の用紙Pの到達を検出するアライニングセンサ56aが
配置されている。
【0042】転写領域を通過された用紙が進行する方向
には、転写剥離装置34により画像(トナー像) が転写
された用紙を後段に説明する定着装置に向けて案内する
搬送ベルト57が組み込まれている。
【0043】搬送ベルト57により用紙Pが搬送される
方向であって、感光体ドラム30に対して熱を与えにく
い位置には、ローラ表面が互いに圧接されたヒートロー
ラ対を含み、トナー像が転写された用紙Pを加熱するこ
とでトナー像を溶融させつつトナー像と用紙Pとを加圧
して用紙Pにトナー像を定着させる定着装置58が設け
られている。
【0044】定着装置58に対向した複写装置2の側壁
には、定着装置58によりトナー像が定着された用紙P
が排出されるフィニッシャ8が接続されている。フィニ
ッシャ8は、定着装置58を通過されてトナー像が定着
された用紙Pを保持する排紙トレイ59aを含み、定着
装置58と排出トレイ59aの間に配置され、定着装置
58によりトナー像が定着されたコピー用紙Pを、後述
する用紙反転部あるいは排出トレイ59aのいづれかに
案内する排出切換ユニット60の制御により排出された
用紙を保持する。なお、フィニッシャ8は、排出切換ユ
ニット60から排出される用紙を、トナー像が転写され
ている面を反転させて排出トレイ59上に排出するため
の反転ローラ対59bおよび排出された用紙を1部毎に
ステープルするステープラ59cを有している。
【0045】排出切換ユニット60は、定着装置58を
通過された用紙Pを推進する第1および第2の排出ロー
ラ61および62、及び、第1および第2の排出ローラ
61および62の間に配置され、定着装置58を通過さ
れた用紙を、排出トレイ59a (フィニッシャ8) ある
いは後述する用紙反転部のいづれかに振り分ける振り分
けゲート63を有している。なお、第2の排出ローラ6
2とフィニッシャ8ととの間には、フィニッシャ8に向
けて送出された用紙の搬送状態を検知する排出センサ6
2aが配置されている。
【0046】反転機構64は、既に転写領域および定着
装置58を通過され、少なくとも、一方の面にトナー像
が定着された用紙を一時的に集積する一時集積部65、
一時集積部65と振り分けゲート63との間に配置さ
れ、振り分けゲート63により振り分けられて一時集積
部65に案内される用紙をガイドする反転誘導路66、
一時集積部65に集積された用紙を一枚づつ取り出すピ
ックアップローラ67、一時集積部65からピックアッ
プローラ67により取り出された用紙Pを、再びアライ
ニングローラ56に案内する反転搬送路68、及び、反
転搬送路68に案内された用紙Pをアライニングローラ
56に向かって給紙する給紙ローラ69を有している。
なお、反転誘導路66には、用紙の詰まりを検知するジ
ャムセンサ65aが配置されており、給紙ローラ69の
手前には、給紙ローラ69が後段へ給送するタイミング
を計るためのペーパーストップスイッチ68aが配置さ
れている。このペーパーストップスイッチ68aは、ピ
ックアップローラ67および給紙ローラ69の動作開始
後所定時間経過しても用紙を検知しない場合に、用紙つ
まり (ジャム) が発生したと判断する。
【0047】自動原稿送り装置6は、カバー71を有
し、カバー71の後端縁部が複写装置2の上面後側部に
図示しないヒンジ装置により取付けられており、必要に
応じて自動原稿送り装置6全体を回動変位させること
で、既に説明したように、原稿台10に対して開閉可能
に形成されている。
【0048】カバー71の上面の左方には、複数の原稿
Dを保持する原稿給紙台72が配置されている。原稿給
紙台72の図中左方すなわち自動原稿送り装置6の一端
側には、原稿給紙台72にセットされた原稿Dを順次一
枚ずつ取出すとともに、図中左端側から原稿台10の一
端側に供給するためのピックアップローラ73が配置さ
れている。
【0049】原稿給紙台72の所定の位置には、原稿給
紙台72に、原稿Dがセットされたか否かを検知する原
稿検知センサ72aが配設されている。ピックアップロ
ーラ73の原稿取出し方向すなわち原稿台10側には、
ピックアップローラ73により取り出された原稿Dを原
稿台10に向けて送出する給紙ローラ74、給紙ローラ
74により給送された原稿Dを一時的に保持して原稿の
先端の傾きを除去するアライニングローラ75が配置さ
れている。なお、アライニングローラ75と給紙ローラ
74の間には、原稿Dがアライニングローラ75に向け
て搬送されていることを検出するアライニングセンサ7
5aが配置されている。
【0050】カバー71の内側の自動原稿送り装置6が
閉じられた状態で原稿台10と対向される位置には、原
稿台10のほぼ全体を覆う大きさが与えられ、ピックア
ップローラ73、給紙ローラ74およびアライニングロ
ーラ75を介して原稿給紙台72から搬送された原稿D
を原稿台10の所定の位置に搬送する搬送ベルト76が
配置されている。搬送ベルト76は、図中左右一対に配
置されたベルトローラ77に掛渡され、図示しないベル
ト駆動機構によって、図中右側および図中左側の両方向
に向けて回転される。
【0051】自動原稿送り装置6の右側部位には、搬送
ベルト76により図中左側から図中右側に移動される原
稿Dをカバー71の外側に向けて送出する反転ローラ7
8、反転ローラ78に原稿Dを押し付けるピンチローラ
79、反転ローラ78とピンチローラ79により搬送さ
れる原稿Dを、再び搬送ベルト76へ戻すか、所定の排
出位置すなわちカバー71上に排出させるかを切り換え
るフラッパ80、フラッパ80が排出側に切り換えられ
ている場合に反転ローラ78により搬送された原稿Dを
排出させる排紙ローラ81、及び、反転ローラ78の近
傍での原稿Dのジャムを検知するジャムセンサ82など
が配置されている。
【0052】図2ないし図6は、図1に示したレーザ露
光式ディジタル複写装置2の制御部機構を概略的に示す
ブロック図である。電子写真式ディジタル複写装置2
は、図2に示されるように、ディジタル複写装置2を構
成する基本部301、基本部301から画像データを受
け取り、記憶し、記憶した画像データを、再び基本部3
01に転送するページメモリ部302に区分される。
【0053】基本部301は、装置本体4を制御する主
制御部311および主制御部311を含むさまざまな装
置あるいは回路が接続されるシステムバス310、シス
テムバス310を経由して主制御部311と接続され、
装置本体4のうちの図5を用いて後段に詳述するCCD
センサ24とCCDセンサ24に画像情報を伝達する読
取部303、装置本体4のうちの図4を用いて以下に示
す感光体ドラム30とその周辺装置からなる作像部30
4、ファクシミリ312、及び画像処理部313により
構成される。なお、システムバス310は、システムバ
ス接続部314を経由して、ページメモリ部302の後
述するシステムバスと接続される。また、画像処理部3
13は、画像データインタフェース315によりページ
メモリ部302の画像バスと接続される。
【0054】図3に示されるように、主制御部311
は、装置本体4、自動原稿送り装置6およびフィニッシ
ャ8からなるディジタル複写装置2のシステムCPU1
00を含み、レーザ露光式複写装置2をウォームアップ
させて画像形成可能とするためのイニシャルプログラム
が記憶され、システムCPU100と接続されたROM
(読み出し専用メモリ) 102、後述、コントロールパ
ネルから入力される数値データが一時的に記憶されるR
AM (ランダムアクセスメモリ) 104、装置2を組み
立てる際に設定された数値データを半永久的に保持する
NVM (不揮発性メモリ) 106、画像メモリ108、
タイマメモリ110、タイマ112、内部インタフェー
ス122および外部インタフェース124等により構成
される。
【0055】内部インタフェース122には、図7を用
いて後段に示すコントロールパネル200が接続され、
外部インタフェース124には、図1に示したフィニッ
シャ8が接続される。また、外部インタフェース124
には、外部装置 (パーソナルコンピュータ等) が接続さ
れる。
【0056】システムCPU100には、装置本体4を
制御するプリンタCPU130及びファクシミリ312
が接続されている。プリンタCPU130には、図4に
示される感光体ドラム30とその周辺装置からなる作像
部および図5に示されるCCDセンサ24とセンサ24
に画像情報を伝達する読取部303が接続されている。
【0057】図4に示される通り、作像部304は、図
1に示した装置本体4の感光体ドラム30を所望の速度
で回転させるモータを駆動するモータ駆動部132、搬
送部54の搬送センサ54a,54bおよび54c、ア
ライニングセンサ56a、排出センサ62a、ジャムセ
ンサ65a、及び、ペーパーストップスイッチ68aの
出力を検知して、装置本体4内部の用紙の搬送状態を、
プリンタCPU130およびシステムCPU100に報
知するセンサ入力部140、クリーニング装置36の図
示しないクリーニングブレード、切り替え機構60など
に使用される図示しないソレノイドあるいは駆動コイル
をオン/オフする機構駆動部141、定着装置58の定
着ランプの点灯時間および通過電流値を制御して、定着
温度を所定の範囲に設定する定着ランプ制御部142、
帯電装置31、転写剥離装置34の転写部および剥離
部、並びにクリーニング前除電装置35のそれぞれの出
力電圧を制御する高圧出力制御部143、除電装置37
を制御する除電装置制御部144、ピックアップローラ
44a,44bおよび44c、48及び51のそれぞれ
を所定のタイミングで回転させるために、各ローラに対
応されて配置される給紙モータを制御する給紙制御部1
45、搬送ローラ45a,45bおよび45c,55‥
‥‥,アライニングローラ56などを所定のタイミング
で回転させるために、各ローラに対応されて配置される
モータを制御する搬送制御部146、レーザ露光装置3
2の図示しないレーザダイオードを駆動するレーザ駆動
回路150、レーザ駆動回路150による発光制御によ
り発光されたレーザダイオードからのレーザ光の光強度
を形成すべき画像データに合わせて強度変調する変調回
路151、レーザ露光装置32のポリゴンミラー32a
と一体に形成されたポリゴンモータ32mを所定の速度
で回転させるポリゴンモータ制御回路152などにより
構成される。
【0058】図5に示される通り、読取部は、図1に示
した装置本体4における露光ランプ12、補助反射板1
3および第1ミラー14からなる第一キャリッジ15を
所定の速度で原稿台10と平行に、往復動させる図示し
ないパルスモータを駆動するモータドライバ160、所
定光量の光が原稿台10上の原稿に到達するよう露光ラ
ンプ12の端子電圧を制御するランプ制御部162、ピ
ックアップローラ73および給紙ローラ74を所定のタ
イミングで回転させるために、各ローラに対応されて配
置される原稿モータを制御する原稿給紙制御部164、
原稿給紙制御部164により回転されるアライニングロ
ーラ75を所定のタイミングで停止及び回転させるため
に、図示しないソレノイドあるいは駆動コイルをオン/
オフするアライニングローラ制御部166、フラッパ8
0の位置を制御する排出/反転制御部168、搬送ベル
ト76が掛け渡されているベルトローラ77の一方を所
定速度で回転させて、原稿台10に向けて搬送される原
稿を、原稿台10の所定の位置に案内するとともに、必
要に応じて、原稿を排出しまたは反転させる原稿搬送制
御部170、アライニングセンサ75aの出力に基づい
て原稿のサイズ (長さを) 検知する原稿サイズ検知回路
172、ジャムセンサ82あるいは原稿検知センサ72
aの出力をプリンタCPU130 (およびシステムCP
U100) に報知するセンサ入力部174などにより、
構成される。
【0059】なお、図5に示されるように、CCDセン
サ24の出力は、A/D変換回路181、解像度変換回
路182、シェーディング補正回路183、画質改善回
路184および2値化回路185などを含む画像処理部
313により、所定の特性が与えられ、プリンタCPU
130を経由して、ページメモリ部302の所定領域に
転送されて記憶 (格納) される。
【0060】次に、再び図2を用いて、ペ−ジメモリ部
302について説明する。ページメモリ部302は、供
給された画像データを一時的に記憶 (格納) するページ
メモリ321、通信メモリ322を内蔵し、基本部30
1からページメモリ321へのアクセスを制御するシス
テム制御部323、ページメモリ321のアドレスを生
成するアドレス制御部324、ページメモリ部302内
のデバイス相互間のデータ転送に利用される画像バス3
25、ページメモリ部302内の各デバイスとシステム
制御部324との間の制御信号の転送に利用される制御
バス326、画像バス325を経由してページメモリ3
21と他のデバイスとの間でデータを転送する際にデー
タ転送を制御するデータ制御部327、基本部301と
の間で画像インタフェース315を経由して画像データ
を転送する際に、基本部301の間の画像データの受け
渡しに利用される画像データインタフェース制御部32
8、解像度の異なる機器に画像データを送信するときに
画像データを他の機器の解像度に変換したり、解像度の
異なる機器から受信した画像データを基本部301の作
像部が作像可能な解像度に変換したり2値画像データを
90度回転させる解像度変換/2値回転回路329、フ
ァクシミリでの送信や光ディスクへの記憶のために画像
データを圧縮して送信したり記憶したりするデバイスの
ために入力した画像データを圧縮するとともに、圧縮さ
れた形態で供給された画像データを可視化プリントする
ために伸長する圧縮伸長回路330、画像データインタ
フェース制御部315に接続され、作像部から画像デー
タを出力するときに画像データを90度あるいは−90
度回転して出力するときに使用する多値回転メモリ33
1などで構成される。
【0061】図6は、図1に示した装置本体4の内部す
なわち図2に示した基本部301のファクシミリ312
を説明する概略ブロック図である。図6に示される通
り、ファクシミリ312は、アナログ回線接続のための
変復調装置であるモデム190を経由して公衆回線に接
続され、2値画像データの符号化/復号化装置であるC
ODEC192および192、通信制御プログラム用の
EPROM193、画像データを記憶するメモリであっ
て、バッテリ194によりバックアップされた疑似SR
AM195、画像データの各種処理を行う際に用いられ
るワークRAM196、増設メモリ197、並びに、及
びファクシミリにより受信した受信データを、基本部3
01の画像処理部313に出力するためのインタフェー
ス198とから構成されている。
【0062】次に、図1ないし図7に示した複写装置に
よる原稿の画像の複写動作について説明する。装置2
は、図示しないメインスイッチがオンされることによ
り、ROM102に記憶されている制御プログラムに従
ってウォームアップされ、外部装置からのプリントリク
エストまたはファクシミリ受信に応じて、供給された画
像データに対応する画像を形成可能にイニシャライズさ
れる。この場合、図7に示したコントロールパネル20
0の表示部には、例えば、『自動受信待機中。コピーの
場合プリントキーを押してください』などの待機中を示
すメッセージが表示される。
【0063】複写すべき原稿Dが自動原稿送り装置6の
原稿トレイ72にセットされたのちコントロールパネル
200のプリントキー210がオンされると、自動原稿
送り装置6のエンプティセンサ72aがオンであること
がチェックされ、原稿トレイ72に原稿がセットされた
ことが検知されたのち、原稿給紙制御部164からの図
示しない原稿モータへの駆動電流の供給にともなってピ
ックアップローラ73が駆動されて、原稿トレイ72に
セットされた原稿のうちの最下部の原稿が給紙ローラ7
4に案内される。
【0064】給紙ローラ74に案内された原稿Dは、ア
ライニングローラ75に向けてさらに、搬送される。続
いて、原稿Dの先端がアライニングセンサ75aを通過
されることにより、アライニングローラ制御部166に
より図示しないクラッチがオンされ、アライニングロー
ラ75が停止される。これにより、ピックアップローラ
73を介して原稿トレイ72から取り出された原稿Dが
一時的に停止されることで、原稿Dの原稿搬送方向に対
する傾きが補正される。
【0065】次に、原稿搬送制御部170の制御により
図示しない駆動モータが回転され、ベルトローラ77が
原稿給紙方向に回転されて搬送ベルト76が回転され、
さらに所定のタイミングで図示しないクラッチがオフさ
れてアライニングローラ75が再び回転されて、アライ
ニングローラ75から搬送ベルト76へ原稿Dが給送さ
れる。
【0066】以下、搬送モータにより搬送ベルト76が
所定時間回転されることで、原稿Dが複写装置2の原稿
台10上に搬送される。なお、搬送ベルト76は、原稿
Dの後端がアライニングセンサ75aを通過されてから
一定時間すなわちアライニングセンサ75aと原稿ガイ
ド11との間隔により予め決められている時間経過後に
停止されるとともに図示しないブレーキにより慣性によ
る回転が防止される。
【0067】一方、アライニングセンサ75aにより原
稿Dの先端が検知されると、基本部301のプリンタC
PU130に対して原稿Dが所定の位置に搬送されたこ
とが報知され、続いて、原稿サイズ検知回路172によ
りアライニングセンサ75aを介して検知された原稿D
の大きさと図示しないコントロールパネルにより設定さ
れた複写倍率とに基づいてプリンタCPU130により
最適な大きさを有する用紙Pを収容しているカセットが
選択される。続いて、入力された複写倍率に応じて、C
CDラインセンサ24からページメモリ321に画像デ
ータを入力するための画像データの読み込み開始位置が
ROM102から呼び出されてRAM104に記憶され
る。このとき、原稿の大きさと入力された複写倍率に基
づいてプリンタCPU130により算出された用紙Pの
大きさと複写倍率に基づいて規定される画像領域の大き
さが一致しない場合には、用紙Pの大きさを基準とした
読み込み開始位置すなわち複写可能原稿領域が算出され
る。また、レーザ露光装置32による感光体ドラム30
への書き出し開始位置も同様に規定され、RAM104
に記憶される。
【0068】次に、第一キャリッジ15の露光ランプ1
2が所定の明るさで点灯され、図示しないパルスモータ
の回転によって、第一キャリッジ15が原稿台10上の
原稿Dに沿って所定の速度で移動される。
【0069】続いて、原稿台10に載置された原稿Dの
画像情報が、露光ランプ12および反射板13により照
明されることにより生じる反射光として、第一キャリッ
ジ15の第1ミラー14、及び、第二キャリッジ20の
第2ミラー21、第3ミラー22を順に反射され、結像
レンズ23を通過されて、CCDセンサ24の読取面に
結像される。
【0070】CCDセンサ24に結像された原稿Dの画
像情報すなわち原稿Dからの反射光は、CCDセンサ2
4により所定の解像度で光電変換されたのち、RAM1
04に記憶された読み込み開始位置に対応するCCDセ
ンサ24の図示しない所定の位置の画素から順にとりこ
まれ、A/D変換回路181でディジタル信号に変換さ
れ、解像度変換回路182、シェーディング補正回路1
83、画質改善回路184および2値化回路185など
を含む画像処理部313により、所定の特性が与えられ
て、プリンタCPU130を経由して、ページメモリ部
302のページメモリ321の所定領域に転送されて記
憶 (格納) される。
【0071】CCDセンサ24への画像情報の供給開始
と平行してまたは所定のタイミングで、プリンタCPU
130の制御によりモータ駆動部132からモータ駆動
電圧が図示しないモータに供給されて、図示しないモー
タが所定の速度で回転され、感光体ドラム30が所望の
速度で回転される。同時に、高圧出力制御部143によ
り帯電装置31から感光体ドラム30の表面に所定の電
位が与えられる。一例を示すと、感光体ドラム30に供
給される初期表面電位は、おおむね、−650ボルトに
設定される。
【0072】ページメモリ321に一時的に記憶された
画像データは、レーザ露光装置32のポリゴンミラー3
2aを回転させるポリゴンモータ32mからポリゴンモ
ータプリンタCPU130に戻されるPLL信号を露光
開始信号として、変調回路151により、レーザ露光装
置32の図示しないレーザダイオードから発光されるレ
ーザ光の光強度を強度変調して、感光体ドラム30の表
面に静電潜像を形成する。なお、ポリゴンミラー32a
を回転させるポリゴンモータ32mの回転数は、装置本
体4が出力する画像に要求される解像力に基づき、プリ
ンタCPU130の制御によりポリゴンモータ制御回路
152を介して適切な回転数に設定される。
【0073】このようにして形成された静電潜像は、高
圧出力制御部143により、例えば−450ボルトの現
像バイアス電圧が印加されている現像装置33の現像ロ
ーラ33aから供給されるトナーによって現像され、同
様に、高圧出力制御部143により所定の転写電圧が与
えられた転写剥離装置34により、用紙Pに、トナー像
として転写される。
【0074】用紙Pに転写されたトナー像は、高圧出力
制御部143により所定の剥離電圧が印加されている転
写剥離装置34からの剥離出力により用紙Pとともに感
光体ドラム30の表面から剥離され、搬送ベルト57に
よる搬送により定着装置58へ搬送されて、定着装置5
8を介して用紙Pに定着される。
【0075】トナー像が定着された用紙Pは、第1およ
び第2の排出ローラ61および62を介して複写装置2
の外部に配置されているフィニッシャ9の排紙トレイ5
9aに排紙される。
【0076】用紙Pにトナー像を転写した感光体ドラム
30は、引き続いて回転され、高圧出力制御部143に
より所定のクリーニング前除電電圧が印加されたクリー
ニング前除電装置35からの除電出力により、感光体ド
ラム30の表面に残った残存トナーの電荷が除電され、
続いてクリーニング装置36により残存トナーが取り除
かれて、さらに除電装置37により除電されて、引き続
いて、次の画像形成に利用される。
【0077】一方、現在、原稿台10上に位置されてい
る第一の原稿Dの全ての画像情報がCCDセンサ24に
供給されると、プリンタCPU130の制御に応答する
原稿搬送制御部170の制御により搬送ベルト76が回
転され、原稿Dの表裏が入れ換えられ、あるいは次の原
稿Dが給送される。すなわち、原稿搬送制御部170の
制御により図示しない搬送モータへの駆動電流により搬
送モータが回転され、ベルトローラ77が所定方向に回
転されて、搬送ベルト76が回転される。
【0078】これにより、原稿が片面原稿である場合に
は、現在原稿台10にセットされている第一の原稿が反
転ローラ78に向かって搬送され、フラッパ80および
排紙ローラ81によりカバー71の所定の位置に形成さ
れている原稿受け領域に排出される。
【0079】続いて、エンプティセンサ72aにより、
次の原稿Dの有無がチェックされ、原稿Dが残っている
場合には、原稿給送動作が繰り返され、以下、第一の原
稿と同様にして、原稿台10に、第二の原稿がセットさ
れ、第二の原稿の画像情報が読み取られる。
【0080】このようにして、自動原稿送り装置6の原
稿トレイ72にセットされた全ての原稿Dについて、一
連の画像形成が繰り返される。ところで、レーザ露光式
ディジタル複写装置2は、プリンタ機能、複写機機能お
よびファクシミリ受信 (プリントアウト) 機能を有し、
各機能に対して異なる解像度が与えられている。なお、
各機能における解像度は、[dpi (ドット・パー・イ
ンチ) ]を単位として示すと、 プリンタ機能 (時) 600[dpi] 複写機 (コピー) 機能 (時) 400[dpi] ファクシミリ機能 (時) 300[dpi] に設定されている。
【0081】しかしながら、図11を用いて既に説明し
たように、ポリゴンモータの回転数が高いほど、ポリゴ
ンモータからPLL (フェーズループロック) 信号が出
力された時点から真の安定回転に到達するまでの待ち時
間が長くなることが知られている。
【0082】この待ち時間は、図7に示すように、感光
体ドラム30と転写剥離装置34とが対向される転写領
域とアライニングローラ56との間の距離を用紙が搬送
される時間すなわちアライングローラ56により停止さ
れていた用紙の先端が転写領域に到達するまでにかかる
時間に比較して数倍〜数十倍長いことから、ファースト
プリント時間を増大させる大きな要因である。
【0083】図8は、図1ないし図7に示した複写装置
2におけるファクシミリ受信 (プリントアウト) 機能時
の動作の例を示すタイミングチャートである。図8に示
されるように、ファクシミリ動作時にプリント開始信号
が出力されると、ポリゴンモータ32mの回転数は、ポ
リゴンモータ制御回路152により、レディ回転数から
300 [dpi] を提供可能な回転数まで増速される。
【0084】ポリゴンモータ32mの回転数がファクシ
ミリ向けの回転数である第1の回転数に達すると、ファ
クシミリ向けの回転数に対応するPLL信号が出力され
る。なお、ポリゴンモータ32mの回転数がプリント可
能回転数に達するまでには、図11を用いて既に説明し
たように、さらに時間T2が必要である (図8は、図1
1と同一スケールであるからT1とT2の関係は、T1
>T2である) 。
【0085】ところで、プリント開始信号と同時に搬送
された用紙がアライニングローラ56の手前のアライニ
ングセンサ56aで検知される (プリント可能状態) ま
での時間T6とプリント開始信号をうけてからレディ回
転数から、300 [dpi]を提供可能な回転数まで増
速されるまでの時間T5との間には、T5>T6の関係
があるから、ファクシミリ時においては、時間T5が経
過されると、プリント可能となる。
【0086】より詳細には、図8と図11とを比較する
ことで明らかになるように、図11に示した従来におい
ては、ファクシミリ時の待ち時間をT2、コピー時の待
ち時間をT1とするとき、T1=T2+αであり、ファ
クシミリ時にポリゴンモータ32mの回転数がプリント
可能回転数に達した場合であっても、常時、時間T1だ
け待機するため、不要な待ち時間αが経過している。従
って、図11に示した従来の例では、待ち時間αがファ
ーストプリント時間T4に加算され、T4+αとなって
いる。
【0087】次に、コピー時とファクシミリ (FAX)
時を例に、PLL信号の出力から、ポリゴンモータの回
転数がプリント可能回転数に達するまでの時間について
説明する。
【0088】図9は、ポリゴンモータ制御回路152の
一例を示すもので、例えば、水晶発振回路からなるクロ
ック発振回路201、発振回路201の発振周波数を、
後段に説明するポリゴンモータ32mのFG (ACジェ
ネレータ) により発生される周波数と同程度の周波数に
低減するための分周回路I202、分周回路I202に
よりポリゴンモータ32mの回転数と比較可能な周波数
まで低減された周波数からモータ32mを所定の速度で
回転させるためのモータ駆動周波数を提供する分周回路
II203、分周回路II203により複数段に分周された
周波数のいづれかを取り出して基準周波数をfsを提供
する回転数切り替えスイッチ204、回転数切り替えス
イッチ204を介して出力される基本周波数と以下に説
明するFGにより出力される周波数の位相および周波数
を比較して増幅するPLL (フェーズループロック) 回
路205、及びPLL回路205からの出力に基づいて
モータ32mを駆動する駆動用トランジスタ206など
により構成される。
【0089】より詳細には、ポリゴンモータ制御回路1
52は、クロック発振回路201の発振周波数を分周回
路I202により分周した後分周回路II203により所
定の周波数を生成し、切り替えスイッチ204を介して
PLL回路205の位相比較端子に入力される基準周波
数fsを段階的に切り替えることで、ポリゴンモータ3
2mの回転数を変化させることができる。また、切り替
えスイッチ204は、プリンタCPU130のからの速
度制御信号Aにより切り替えられ、モータ32mを回転
させるための周波数を作り出す。これにより、モータ3
2mの回転数が所定の回転数に切り替えられる。なお、
モータ32mに一体的に組み立てられたACジェネレー
タFGは、ポリゴンモータ32mの回転数を検出し、周
波数信号frgを出力する。この場合、ACジェネレー
タFGの出力周波数fすなわち周波数信号frgの周波
数fは、モータ32mの回転数Nに比例するから、周波
数信号frgと分周回路II203からの基準周波数fs
とがPLL回路205に入力され、PLL回路205に
よりポリゴンモータ32mの回転数すなわちFGから出
力される周波数信号frgと基準周波数fsとが一致す
るように、ポリゴンモータ32mに供給されるモータ駆
動電流を制御することで、モータ32mの回転数が所定
の回転数に制御される。
【0090】また、PLL回路205は、周波数信号f
rgと基準周波数fsとの差が所定の範囲内に入った時
に、図8または図11に示したようにプリンタCPU1
30に向けて、PLL信号を出力する。
【0091】表1は、コピー時とファクシミリ (FA
X) 時のそれぞれの回転数と、全ての回転数の遷移を示
すものである。なお、表1では、縦の項目の回転数から
横の項目の回転数へと切り換える場合の待ち時間を表
す。
【0092】
【表1】 従って、待ち時間が必要となる場合についてまとめる
と、以下の、表2ようなテーブルデータが得られる。
【0093】
【表2】
【0094】以下、動作時の条件に応じてポリゴンモー
タの回転数を変更する手順の一例を説明する。図9に示
されるように、ポリゴンモータがレディ回転時または停
止状態にあるとき、プリンタ機能またはファクシミリ機
能またはコピー機能のいづれかが入力されてプリント開
始信号が供給されると、ROM102に記憶されている
各機能時の解像度に対応するポリゴンモータの回転数が
ポリゴンモータ制御回路152に設定される (S1) 。
【0095】次に、ポリゴンモータ制御回路152によ
りポリゴンモータが回転される (S2) 。以下、ポリゴ
ンモータから対応する機能向けのPLL信号が出力され
るまで、ポリゴンモータ制御回路152によりポリゴン
モータがモニタされる (S3) 。
【0096】ステップS3においてPLL信号が出力さ
れると (S3−Yes) 、プリンタCPU130 (また
はポリゴンモータ制御回路152) により、直前の機能
時のポリゴンモータの回転数 (旧回転数) と新たな機能
時に必要なポリゴンモータの回転数 (新回転数) が読み
込まれる (S4,S5) 。
【0097】次に、表2に示したテーブルから最適な待
ち時間が選択され、ポリゴンモータ制御回路152に、
待ち時間Txが設定される (S6,S7) 。以下、ステ
ップS7で設定された待ち時間Txが経過するまでプリ
ンタCPU130により、待ち時間Txが計数され (S
8) 、待ち時間Txが経過した時点(S8−Yes)
で、プリント許可信号が出力される (S9) 。
【0098】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明の画像形成
装置は、画像形成条件に対応して設定される異なるポリ
ゴンモータの回転数を、画像形成条件に合せて設定する
際に、画像形成条件に要求される最適な「待ち時間」を
設定できる。これにより、画像形成条件の異なる画像を
形成する際に、それぞれの画像形成条件に対して最適な
ファーストプリント (画像形成時間) 時間を提供する。
従って、ユーザに不所望な待ち時間を与えることを防止
できる。また、消費電力も低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態が適用される画像形成装
置を示す概略図。
【図2】図1に示した画像形成装置の制御部の概略を示
すブロック図。
【図3】図1に示した画像形成装置の基本部 (主制御
部) の概略を示すブロック図。
【図4】図1に示した画像形成装置の作像部の概略を示
すブロック図。
【図5】図1に示した画像形成装置の読取部の概略を示
すブロック図。
【図6】図1に示した画像形成装置のファクシミリ部の
概略を示すブロック図。
【図7】図1に示した画像形成装置の感光体ドラムの近
傍を拡大した概略図。
【図8】図1ないし図7に示した画像形成装置の画像形
成条件とレーザ露光タイミングの関係を示すタイミング
チャート。
【図9】図8に示したレーザ露光タイミングを提供可能
とするポリゴンモータの回転数の制御に利用される制御
回路の一例を示すブロック図。
【図10】図1ないし図7に示した画像形成装置のポリ
ゴンモータの回転数を変更する手順の一例を示すフロー
チャート。
【図11】従来の画像形成装置に適用されるレーザ露光
タイミングの例を示すタイミングチャート。
【符号の説明】
2 …レーザ露光式複写装置 (画像形成装置) 、 4 …装置本体、 6 …自動原稿送り装置、 8 …フィニッシャ、 10 …原稿テーブル、 11 …原稿ガイド、 12 …露光ランプ、 23 …結像レンズ、 24 …CCDセンサ、 30 …感光体ドラム (像担持体) 、 31 …帯電装置、 32 …レーザ露光装置、 32a…ポリゴンモータ、 33 …現像装置、 34 …転写剥離装置、 35 …クリーニング前除電装置、 36 …クリーニング装置、 37 …除電装置、 100 …システムCPU、 102 …ROM、 104 …RAM、 130 …プリンタCPU、 140 …センサ入力部、 146 …搬送制御部、 150 …レーザ駆動回路、 151 …変調回路、 152 …ポリゴンモータ制御回路、 164 …原稿給紙制御部、 166 …アライニングローラ制御部、 170 …原稿搬送制御部、 172 …原稿サイズ検知回路、 174 …センサ入力部、 201 …クロック発振回路、 202 …分周回路I、 203 …分周回路II、 204 …回転数切り替えスイッチ、 205 …PLL (フェーズループロック) 回路、 206 …駆動用トランジスタ、 301 …基本部、 302 …ページメモリ部、 303 …読取部、 304 …作像部、 311 …主制御部、 312 …ファクシミリ、 313 …画像処理部。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光源と、 周囲にミラー面を有し、回転することによって上記ミラ
    ー面により上記光源からの光を偏向し、被対象物を所定
    の速度で光走査する回転ミラーと、 この回転ミラーを所定の速度で回転させるモータと、 このモータの回転数を第1の回転数から第2の回転数へ
    変更する際、上記モータの回転数が上記第2の回転数に
    対して特定の範囲に達した後、上記第1の回転数と上記
    第2の回転数との差に基づいて設定される時間経過する
    と、上記回転ミラーによる被対象物への光走査を許容さ
    せる制御手段と、を具備することを特徴とする光走査装
    置。
  2. 【請求項2】光源と、 周囲にミラー面を有し、回転することによって上記ミラ
    ー面により上記光源からの光を偏向し、被対象物を所定
    の速度で光走査手段と、 この光走査手段を所定の速度で回転させる光走査手段回
    転手段と、 この光走査手段回転手段の回転数を第1の回転数から第
    2の回転数へ変更する際、上記光走査手段回転手段が上
    記第2の回転数に対して特定の範囲に達した後、上記第
    1の回転数と上記第2の回転数との差に基づいて設定さ
    れる時間経過すると、上記光走査手段による被対象物へ
    の光走査を許容させる制御手段と、を具備することを特
    徴とする光走査装置。
  3. 【請求項3】光源と、 周囲にミラー面を有し、回転することによって上記ミラ
    ー面により上記光源からの光を偏向し、被対象物を所定
    の速度で光走査する回転ミラーと、 この回転ミラーを所定の速度で回転させるモータと、 このモータの回転数を、待機状態の回転数、第1の動作
    の回転数、及び第2の動作の回転数の内のいずれか一つ
    から上記第1の動作の回転数、及び上記第2の動作の回
    転数のいずれか一方へ変更する際、上記モータの回転数
    が変更後の回転数に対して特定の範囲に達した後、変更
    前の回転数と上記変更後の回転数との差に基づいて設定
    される時間経過すると、上記回転ミラーによる被対象物
    への光走査を許容させる制御手段と、を具備することを
    特微とする光走査装置。
  4. 【請求項4】感光体を帯電する帯電手段と、 画像情報に従い変調されたレーザ光を出射するレーザ光
    源と、 周囲にミラー面を有し、回転することによって上記ミラ
    ー面により上記レーザ光源からの光を偏向し、上記帯電
    手段にて帯電された上記感光体を所定の速度で光走査す
    ることにより上記感光体上に静電潜像を形成する回転ミ
    ラーと、 上記感光体上に形成された静電潜像を現像する現像手段
    と、 上記回転ミラーを所定の速度で回転させるモータと、 このモータの回転数を第1の回転数から第2の回転数へ
    変更する際、上記モータの回転数が上記第2の回転数に
    対して特定の範囲に達した後、上記第1の回転数と上記
    第2の回転数との差に基づいて設定される時間経過する
    と、上記回転ミラーによる上記感光体への光走査を許容
    させる制御手段と、を具備することを特徴とする画像形
    成装置。
  5. 【請求項5】感光体を帯電する帯電手段と、 画像情報に従い変調されたレーザ光を出射するレーザ光
    源と、 周囲にミラー面を有し、回転することによって上記ミラ
    ー面により上記光源からの光を偏向し、被対象物を所定
    の速度で光走査手段と、 この光走査手段を所定の速度で回転させる光走査手段回
    転手段と、 この光走査手段回転手段の回転数を第1の回転数から第
    2の回転数へ変更する際、上記光走査手段回転手段が上
    記第2の回転数に対して特定の範囲に達した後、上記第
    1の回転数と上記第2の回転数との差に基づいて設定さ
    れる時間経過すると、上記光走査手段による被対象物へ
    の光走査を許容させる制御手段と、 上記感光体上に形成された静電潜像を現像する現像手段
    と、を具備することを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】感光体を帯電する帯電手段と、 画像情報に従い変調されたレーザ光を出射するレーザ光
    源と、 周囲にミラー面を有し、回転することによって上記ミラ
    ー面により上記光源からの光を偏向し、被対象物を所定
    の速度で光走査する回転ミラーと、 この回転ミラーを所定の速度で回転させるモータと、 このモータの回転数を、待機状態の回転数、第1の動作
    の回転数、及び第2の動作の回転数の内のいずれか一つ
    から上記第1の動作の回転数、及び上記第2の動作の回
    転数のいずれか一方へ変更する際、上記モータの回転数
    が変更後の回転数に対して特定の範囲に達した後、変更
    前の回転数と上記変更後の回転数との差に基づいて設定
    される時間経過すると、上記回転ミラーによる被対象物
    への光走査を許容させる制御手段と、 上記感光体上に形成された静電潜像を現像する現像手段
    と、を具備することを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】複写機能及びファクシミリ機能で動作可能
    な画像形成装置において、 感光体を帯電する帯電手段と、 画像情報に従い変調されたレーザ光を出射するレーザ光
    源と、 周囲にミラー面を有し、回転することによって上記ミラ
    ー面により上記レーザ光源からの光を偏向し、上記帯電
    手段にて帯電された上記感光体を所定の速度で光走査す
    ることにより上記感光体上に静電潜像を形成する回転ミ
    ラーと、 上記感光体上に形成された静電潜像を現像する現像手段
    と、 上記回転ミラーを所定の速度で回転させるモータと、 このモ一タの回転数を、上記複写機能実行時には第1の
    速度で回転させ、上記ファクシミリ機能実行時には第2
    の連度で回転させるモータ制御手段と、 上記モータの回転数を上記第1の回転数、上記第2の回
    転数及び待機状態の回転数の内のいずれか一つから上記
    第1の回転数、及び上記第2の回転数のいずれか一方へ
    変更する際、上記モータの回転数が変更後の回転数に対
    して特定の範囲に達した後、上記変更前の回転数と上記
    変更後の回転数との差に基づいて設定される時間経過す
    ると、上記回転ミラーによる上記感光体への光走査を許
    容させる制御手段と、を具備することを特微とする画像
    形成装置。
  8. 【請求項8】複写機能及びファクシミリ機能で動作可能
    な画像形成装置において、 感光体を帯電する帯電手段と、 画像情報に従い変調されたレーザ光を出射するレーザ光
    源と、 周囲にミラー面を有し、回転することによって上記ミラ
    ー面により上記光源からの光を偏向し、被対象物を所定
    の速度で光走査手段と、 この光走査手段を所定の速度で回転させる光走査手段回
    転手段と、 この光走査手段回転手段の回転数を第1の回転数から第
    2の回転数へ変更する際、上記光走査手段回転手段が上
    記第2の回転数に対して特定の範囲に達した後、上記第
    1の回転数と上記第2の回転数との差に基づいて設定さ
    れる時間経過すると、上記光走査手段による被対象物へ
    の光走査を許容させる制御手段と、 上記感光体上に形成された静電潜像を現像する現像手段
    と、を具備することを特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】前記制御手段は、上記モータの回転数を上
    記第1の回転数、上記第2の回転数及び待機状態の回転
    数の内のいずれか一つから上記第1の回転数、及び上記
    第2の回転数のいずれか一方へ変更する際、上記モータ
    の回転数が変更後の回転数に対して特定の範囲に達した
    後、上記変更前の回転数と上記変更後の回転数との差に
    基づいて設定される時間経過すると、上記回転ミラーに
    よる上記感光体への光走査を許容させることを特徴とす
    る請求項8記載の画像形成装置。
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