JPH10226451A - シート積載装置および画像形成装置 - Google Patents

シート積載装置および画像形成装置

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JPH10226451A
JPH10226451A JP9049839A JP4983997A JPH10226451A JP H10226451 A JPH10226451 A JP H10226451A JP 9049839 A JP9049839 A JP 9049839A JP 4983997 A JP4983997 A JP 4983997A JP H10226451 A JPH10226451 A JP H10226451A
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JP
Japan
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sheet stacking
sheet
image forming
rotation
rotating member
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JP9049839A
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Kazuhiko Ishiwatari
和彦 石渡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置の設置スペースの縮小化を図り、信頼性
に優れたシート積載装置および画像形成装置を提供す
る。 【解決手段】 第1の開閉部35を画像形成装置本体に
対して開放すると、ヒンジピン37aを中心にヒンジ片
38が回動し、スライド手段を構成する、ヒンジ片の面
カム部38cが矢印d方向に回動し、スライド軸40を
矢印eの方向に押し下げ、それぞれ結合ピンにより軸4
1a、42aを中心に押上げレバー41、42がfの方
向に揺動し、レバー部41c、42cがそれぞれビン2
0、21の下面を矢印gの方向に押上げ、各ビン20、
21は、一点鎖線で示したビン20′、21′の位置ま
で回動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、複写機、
プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に装備される
シート積載装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種のシート積載装置は、
複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等の画像形成装置
に、この画像形成装置により画像が形成されたシートを
機外に排出してシートを積載させておくために装備され
るものである。
【0003】また、このような画像形成装置には、画像
が形成されたシートを機外に排出するためのシート排出
路を複数有するものがある。この代表的な装置の一つに
プリンタ機能やファクシミリ機能を併せ持っている多機
能デジタル複写機がある。
【0004】以下に、多機能デジタル複写機を例にし
て、特にその排出部について図8および図9を参照して
説明する。図8は多機能デジタル複写機の排出部の概略
構成図であり、図9は多機能デジタル複写機の排出部の
概略構成斜視図である。
【0005】図のように、本体から排出されたシートを
トレイ上に積載するためのシート積載装置であるシート
排出部には3ビントレイ310〜312を有した構成が
示されている。
【0006】複写機装置本体300のシート排出部30
1には、複写モードで画像形成されたシートSを機外に
排出するための第1の排出路302と、プリンタモード
またはファクシミリモードで画像形成されたシートSを
機外に排出するための第2の排出路303と、ソートモ
ードで使用する第3、第4の排出路304、305とが
設けられている。
【0007】例えば、シートSが排出部301内の第4
の排出路305内で停滞した場合、装置本体300の動
作は自動的に停止し、停滞したシートSを取り除かなけ
ればリカバー出来なくなっている。
【0008】シート排出部301に設けられた第4の排
出路305は図9に示すように、装置本体300に対し
て図示しないおよそ上下方向に延びる回転ヒンジ部材を
介して開閉可能に構成された第1の開閉部306と、こ
の第1の開閉部306に対して図示しないヒンジ部材を
介して開閉可能に構成された第2の開閉部307により
構成されている。
【0009】そして、第4の排出路305内で停滞した
シートSを取り除く場合には、第1の開閉部306を装
置本体300に対して図中矢印a方向に回動して開放
し、更に第2の開閉部307を第1の開閉部306に対
して図中矢印b方向に回動して開放して第4の排出路3
05を開放し、この第4の排出路305内に停滞したシ
ートSを取り除くようになっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来技術の場合には、下記のような問題が生じて
いた。
【0011】以下に図10を参照して問題点について説
明する。図10は多機能デジタル複写機の排出部の概略
構成平面図(上から見た上視図)である。
【0012】図に示したように、第4の排出路305内
で停滞したシートSを取り除くJAM処理のためには、
第2の開閉部307を第1の開閉部306に対して矢印
bの方向に開放した時、第2の開閉部307が装置本体
300に当接することのないように、第1の開閉部30
6を装置本体300に対して開放角度α以上回動して開
く必要がある。
【0013】この時、第1の開閉部306に装着された
排出トレイ310〜312が第1の開閉部306と一緒
に回動するため、出張り量の大きい排出トレイ311及
び312が装置本体300の奥側面より長さL程度どう
しても出張ってしまう。
【0014】このため市場でのユーザ先で装置本体30
0を設置する際、後ろの壁から長さL程度のスペースを
必要とし、また、排出トレイ311及び312が後ろの
壁に衝突してしまうのを防ぐためには、壁から長さL以
上離して設置するか、又は壁の保護のためスペーサ31
4等を装置本体300に取付けて、それ以上装置本体が
壁に近づいて、第1の開閉部306の開口時にトレイ3
11(312)が後ろの壁等に衝突するのを防止する必
要があった。
【0015】このように、装置本体の設置スペースが大
きくなってしまったり、スペーサ等を取付けるためのサ
ービスマンの作業が増えてしまうなどの欠点があった。
【0016】本発明は上記の従来技術の課題を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、装置
の設置スペースの縮小化を図り、信頼性に優れたシート
積載装置および画像形成装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のシート積載装置にあっては、回動自在に軸支
された回動部材と、該回動部材の回動方向と独立な方向
に可動に、回動部材に支持されるシート積載トレイと、
を備えたことを特徴とする。
【0018】したがって、シート積載トレイは、回動部
材の回動方向と独立な方向に移動できるので、回動部材
の回動方向のスペースの縮小化が可能となる。
【0019】前記回動部材の回動範囲を規制する規制手
段を設けるとよい。
【0020】したがって、回動部材が必要以上に回動し
てしまうことを防ぐことができる。
【0021】前記シート積載トレイは、前記回動部材に
回動自在に軸支されるとよい。
【0022】したがって、シート積載トレイが回動部材
に対して回動することで、回動部材の回動方向と独立な
方向に移動する。
【0023】前記回動部材の回動に連動して前記シート
積載トレイを回動させる連動機構を備えるとよい。
【0024】したがって、回動部材を回動すれば、同時
に、シート積載トレイも回動部材に対して回動する。
【0025】前記連動機構は、前記回動部材の回動軸と
略平行にスライド自在に設けられたスライド軸と、該回
動部材の回動に応じてスライド軸をスライドさせるスラ
イド手段と、該スライド軸のスライドに応じて揺動する
レバーと、を有し、前記回動部材の回動に応じて、揺動
する前記レバーが、前記シート積載トレイを押しあげて
該シート積載トレイを回動させるとよい。
【0026】したがって、回動部材が回動すると、スラ
イド軸がスライドし、レバーが揺動し、レバーによって
シート積載トレイが押しあげられてシート積載トレイが
回動する。
【0027】前記シート積載トレイは、前記回動部材の
表面上をスライド自在に支持されるとよい。
【0028】したがって、シート積載トレイが回動部材
の表面上をスライドすることで、回動部材の回動方向と
独立な方向に移動する。
【0029】前記回動部材の回動に連動して前記シート
積載トレイをスライドさせる連動機構を備えるとよい。
【0030】したがって、回動部材を回動すれば、同時
に、シート積載トレイも回動部材の表面上をスライドす
る。
【0031】前記連動機構は、前記シート積載トレイを
所定方向に付勢する付勢手段と、前記シート積載トレイ
に設けられたコロと、該コロに当接するカムと、を有
し、前記回動部材の回動に応じて、前記付勢手段の付勢
力によりコロがカムに沿って移動することで、前記シー
ト積載トレイがスライドするとよい。
【0032】また、本発明にあっては、画像形成手段
と、該画像形成手段により画像が形成されたシートを搬
送する搬送手段と、を備えた画像形成装置において、該
画像形成装置に、上記のシート積載装置を回動自在に軸
支し、前記搬送手段に搬送されるシートを、シート積載
装置に備えられたシート積載トレイ上に積載させるとよ
い。
【0033】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、この発明
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、
材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載が
ないかぎりは、この発明の範囲をそれらのみに限定する
趣旨のものではない。
【0034】(第1の実施の形態)図1乃至図4には本
発明の第1の実施の形態に係るシート積載装置および画
像形成装置について示されている。図1は本発明の第1
の実施の形態に係るシート積載装置を備えた画像形成装
置の概略構成断面図であり、図2は本発明の第1の実施
の形態に係るシート積載装置の概略構成斜視図であり、
図3は本発明の第1の実施の形態に係るシート積載装置
の概略構成平面図であり、図4は本発明の第1の実施の
形態に係るシート積載装置の概略構成断面図である。
【0035】まず、図1を参照して本発明の第1の実施
の形態に係るシート積載装置を備えた画像形成装置の全
体構成および動作等について説明する。
【0036】図に示したように、画像形成装置1本体の
上部には、原稿の画像情報を読み取る画像読取部Aが配
置されており、その下部にはシートSに画像情報に応じ
て画像を形成(記録)する画像形成部Bが配置されてい
る。
【0037】画像形成部Bの下部には、紙や合成樹脂等
で構成されるシートSを収容するシートカセット2a、
2bが配置されており、シート給送手段であるピックア
ップローラ3a、3bにより繰り出されたシートSは、
図示しないシート分離手段により一枚ずつ分離されなが
ら給送され、その後、シート給送路4を通って画像形成
部に設けられた画像形成手段を構成する電子写真感光体
ドラム5に対向する位置まで搬送される。
【0038】ここで、画像形成装置1本体が複写モード
の場合には、原稿台6にセットされている原稿の画像情
報が、走査光学系7の駆動(走査)によって画像読取手
段8により読み取られる。
【0039】そして、帯電器12により表面が一様に帯
電され、図1の時計回り方向に回転する感光体ドラム5
の表面上に、反射ミラー10、11を介して、画像読取
手段8により読み取られた画像情報を基にレーザスキャ
ナ9から出射されたレーザ光Lが走査され、感光体ドラ
ム5の表面には静電画像が形成されて、その後、この静
電画像に現像器13からトナーが供給されてトナー画像
が形成され可視像化される。
【0040】そして、シートカセット2a、2bから給
送されたシートSがレジストローラ対14により感光体
ドラム5の回転に同期して感光体ドラム5と、この感光
体ドラム5に対向する位置に配置された転写帯電器15
との間に搬送され、転写帯電器15により感光体ドラム
5に形成されたトナー画像がシートSに転写される。
【0041】画像が転写されたシートSは、搬送ベルト
16により搬送されて定着装置17に送られ、この定着
装置17に設けられた定着ローラ17aと加圧ローラ1
7bとによって加熱、加圧処理されてトナー画像がシー
トSに定着される。
【0042】また、画像形成装置1本体がプリンタモー
ドまたはファクシミリモードの場合には、レーザスキャ
ナ9が外部コンピュータや相手ファクシミリ装置から送
られてきた画像情報に基づくレーザ光Lを出射して前述
と同様にシートSにトナー画像が形成されて定着され
る。
【0043】定着装置17よりもシート搬送方向下流側
(以下、単に「下流側」という)にはシート積載トレイ
である三つのビン19、20、21を有し、本体から排
出されたシートをビン上に積載するためのシート積載装
置を構成するシート排出部18が設けられている。ここ
で、シート排出部18におけるシートSの排出動作の一
例として、画像形成されたシートSが順次三つのビン1
9、20、21に仕分けされながら排出され、載置され
る三ビンソートモードについて説明する。
【0044】まず、シートカセット2a、2bから選択
的に繰り出された1枚目のシートS1 は、前述のように
画像が形成され、第1の排出路22を通ってビン19上
に排出され、載置される。
【0045】この場合、フラッパ24は第1の排出路2
2を開いた状態に位置し、1枚目のシートS1 は排出ロ
ーラ対23により搬送される。
【0046】次に、1枚目のシートS1 に後続して搬送
された2枚目のシートS2 は、前述と同様に、画像が形
成された後、第2の排出路25を経た後、第3の排出路
26を通ってビン20上に排出され、載置される。
【0047】この場合、フラッパ24は第2の排出路2
5を開いた状態に位置すると共に、フラッパ27は第3
の排出路26を開いた状態に位置し、2枚目のシートS
2 は各排出ローラ対28、29、30により搬送され
る。
【0048】さらに、2枚目のシートS2 に後続して搬
送された3枚目のシートS3 は、前述と同様に、画像が
形成された後、第2の排出路25を経た後、第4の排出
路31を通ってビン21上に排出され、載置される。
【0049】この場合、フラッパ24は第2の排出路2
5を開いた状態に位置すると共に、フラッパ27は第4
の排出路31を開いた状態に位置し、3枚目のシートS
3 は各排出ローラ対28、29、32、33により搬送
される。
【0050】上述のようにして、4枚目以降のシートS
n も順次三つのビン19、20、21に仕分けされなが
ら排出され、載置されていく。
【0051】ここで、前述した第1、第2、第3、第4
の排出路22、25、26、31内において、シートS
が停滞すると、シート排出部18を装置本体1に対して
開放して第1、第2、第3、第4の排出路22、25、
26、31を開放し、停滞したシートSを取り除く構成
となっている。
【0052】例えば、シートSが第4の排出路31内で
停滞した場合、画像形成装置1本体の動作は自動的に停
止し、停滞したシートSを取り除かなければリカバー出
来なくなっている。
【0053】シート排出部18に設けられた第4の排出
路31は、図2および図3に示すように、画像形成装置
1本体に対してヒンジ部34を介して開閉可能に構成さ
れた回動部材としての第1の開閉部35と、この第1の
開閉部35に対して不図示のヒンジ部材を介して開閉可
能に構成された第2の開閉部36により構成されてい
る。
【0054】そして、第4の排出路31内で停滞したシ
ートSを取り除く場合には、第1の開閉部35を画像形
成装置1本体に対して図2の矢印a方向に回動して開放
し、更に第2の開閉部36を第1の開閉部35に対して
図2の矢印b方向に回動して開放して第4の排出路31
を開放し、この第4の排出路31内に停滞したシートS
を取り除くことが出来るようになっている。
【0055】次に、本実施の形態の特徴である、シート
積載装置を構成するシート排出部18の構成について図
3及び図4を参照して、さらに詳しく説明する。
【0056】図に示すようにシート排出部18は、画像
形成装置1本体に対してヒンジ部34により開閉可能な
第1の開閉部35と、その第1の開閉部35に対して不
図示のヒンジ部材により開閉可能な第2の開閉部36を
有して構成されており、両第1、第2の開閉部35、3
6は前述のシート搬送手段となる排出ローラ対32、3
3や第4の排出路31においてシートSを案内するシー
トガイド等を有して構成されている。
【0057】ヒンジ部34について説明すると、画像形
成装置1本体側に固定されたヒンジ片37に固定されて
立設されたヒンジピン37aが、第1の開閉部35側に
固定されたヒンジ片38に形成された、ヒンジピン37
aの外径に対応する内径を有する孔38aに嵌合するこ
とによって、ヒンジ片37とヒンジ片38とが、係合さ
れている。
【0058】このように、ヒンジ部34によって、第1
の開閉部35(第2の開閉部36を含む)を画像形成装
置1本体に対して図3の矢印a方向に回動可能に支持し
ている。
【0059】また、第1の開閉部35を画像形成装置1
本体に対してヒンジピン37aを中心にして図3の矢印
a方向に回動して開放角度α°まで開放した時、ヒンジ
片38の端部に設けられた規制手段であるストッパ部3
8bがヒンジ片37の側端部37bに当接して係止さ
れ、第1の開閉部35の図3の矢印a方向に回動動作を
抑制するようになっている。
【0060】なお、開放角度α°は、第2の開閉部36
を第1の開閉部35に対して図2および図3の矢印b方
向に開放した時、第2の開閉部36が画像形成装置1本
体に当接することなくシートSのジャム処理を容易に出
来る角度に設定されている。
【0061】次に、図3および図4を参照して、シート
積載トレイを回動させる連動機構の構成などについて説
明する。
【0062】図に示すように、ヒンジ部34内部には、
固定ヒンジ37の支持穴37cにスライド軸40が下方
からスライド可能に通され、スライド軸40下部には、
スライド軸40を上方へ付勢する手段であるバネ部材4
4が、カバー39との間に介され、スライド軸は常に矢
印hの方向に付勢されており、上方は、ストッパー部4
0cが支持穴37c下面に突当たった状態で止まってい
る。
【0063】スライド軸40には結合ピン40a及び4
0bが突出しておりそれぞれ押上げレバー41及び42
の結合穴41b及び42bに結合されており、スライド
軸が上下すると押上げレバー41、42がそれぞれ不図
示の軸受に支持された中心軸41a及び42bを中心に
滑らかに揺動するように構成されている。
【0064】また、それぞれの中心軸41a及び42b
は、ヒンジ部34側からシート排出部18内部中央あた
りまで延びており、各中心軸41a、42aには、それ
ぞれ、ビン20、21の下面まで延びたレバー部41
c、42cが固定されている。
【0065】各ビン20、21はトレイ取付板43の対
応する穴にそれぞれの中心軸20a、21aが差込ま
れ、それを中心に滑らかに回動可能になっておりトレイ
の自重でそれぞれ後端突当部20b及び21bがトレイ
取付板に突当たった状態で保持されている。
【0066】そして、押上げレバー41、42が揺動す
ると、それぞれレバー部41c、42cがビン20、2
1の下面を押し上げ、トレイの自重に逆らってトレイが
回動するように構成されている。
【0067】次に、このような構成において、図3およ
び図4を参照して各部の動作を説明する。
【0068】JAM処理等で、第1の開閉部35を矢印
aの方向に開放角度α°(図3参照)まで開ける際、ヒ
ンジピン37aを中心にヒンジ片38が回動するとスラ
イド手段を構成する、ヒンジ片の面カム部38cが矢印
d(図4参照)の方向に回動し、スライド軸40を矢印
eの方向に押し下げ、それぞれ結合ピンにより軸41
a、42aを中心に押上げレバー41、42がfの方向
に揺動し、レバー部41c、42cがそれぞれビン2
0、21の下面を矢印gの方向に押上げ、各ビン20、
21は、一点鎖線で示したビン20′、21′の位置ま
で回動する。(図3において第1の開閉部35を開放し
た状態では、一点鎖線で示したビン20′、21′の位
置にあることになる。)なお、この時排紙トレイ上に、
排出用紙が積載されていたような場合にでも、後端突当
て部が積載紙の突当ても兼ねており、用紙の落下等はな
く、積載されたままの状態で回動可能である。
【0069】また、逆に第1の開閉部35を閉じると、
面カム部38cが回動して戻り、スライド軸40がバネ
部材からの付勢力により上方に戻され、それぞれ押上げ
レバー41、42、ビン20、21も元の状態に戻る。
【0070】なお、面カム部38cの回動により、スラ
イド軸40が押し下げられる際に、スライド軸40の上
方は支持穴37cにより軸心はほぼ固定されているのに
対し、下方は第1の開閉部35と伴に回動するため、多
少傾きながらスライドするが微小なので動作に影響はな
い。
【0071】以上のように、排紙トレイ(ビン)を回動
する構成としなかった場合においては、第1の開閉部3
5を画像形成装置1本体に対し開放角度α開放時には図
3に示したようにビン20、21は実線位置となってし
まうため、画像形成装置1本体の奥側面から長さM程度
出張ってしまう。
【0072】しかし、本実施の形態のようにシート積載
トレイである排紙トレイ(ビン)を回動する構成とした
ことによって、第1の開閉部35の回動動作に連動して
画像形成装置1本体に対し出張り量の大きいビン20、
21がそれぞれ1点鎖線の位置(ビン20′、21′)
まで回動するので、画像形成装置1本体の奥側面より出
張る事はなくなる。なお、ビンよりも多少出張った積載
紙の保護も考慮し、長さMより余裕をもって回動し、大
きく逃げるとよい。
【0073】このように、サービスマンが保護用スペー
サを取付けるなどの作業は必要なく、JAM処理等で開
閉部を開いた時、ビンが装置本体の後ろの壁等に衝突す
ることを確実に防止することができ、装置本体を後ろの
壁等に押し付けて設置可能なので設置スペースを小さく
おさえる事が可能になった。
【0074】又、本実施の形態においてはビンを有する
開閉部の開く動作に連動してビンが開閉部からの出張り
が少なくなる方向に移動するので、装置本体の稼動専有
面積を最小限におさえる事ができ、更に設置スペースの
せまいユーザー先にも対応可能になり、装置本体の汎用
性を大巾に向上させる効果がある。
【0075】(第2の実施の形態)図5乃至図7には、
本発明の第2の実施の形態が示されている。上記第1の
実施の形態では、回動部材に対してシート積載トレイを
回動させる構成を示したが、本実施の形態では、回動部
材に対してシート積載トレイをスライドさせる構成を示
している。その他の構成および作用については第1の実
施の形態と同一なので、同一の構成部分については同一
の符号を付して、その説明は省略する。
【0076】図5は本発明の第2の実施の形態に係るシ
ート積載装置を備えた画像形成装置の概略構成断面図で
あり、図6は本発明の第2の実施の形態に係るシート積
載装置の概略構成平面図であり、図7は本発明の第2の
実施の形態に係るシート積載装置の概略構成断面図であ
る。
【0077】本実施の形態の特徴であるヒンジ部49に
ついて説明すると、画像形成装置1本体側に固定された
ヒンジ片50に固定されて立設されたヒンジピン50a
が、第1の開閉部35側に固定されたヒンジ片51に形
成された、ヒンジピン50aの外径に対応する内径を有
する孔51aに嵌合することによって、ヒンジ片50と
ヒンジ片51とが、係合されている。
【0078】このように、ヒンジ部49によって、第1
の開閉部35(第2の開閉部36を含む)を画像形成装
置1本体に対して図6の矢印a方向に回動可能に支持し
ている。
【0079】また、第1の開閉部35を画像形成装置1
本体に対してヒンジピン50aを中心にして図6の矢印
a方向に回動して開放角度α°まで開放した時、ヒンジ
片51の端部に設けられた規制手段としてのストッパ部
51bがヒンジ片50の側端部50bに当接して係止さ
れ、第1の開閉部35の図6の矢印a方向の回動動作を
抑制するようになっている。
【0080】なお、開放角度α°は、第2の開閉部36
を第1の開閉部35に対して図6の矢印b方向に開放し
た時、第2の開閉部36が画像形成装置1本体に当接す
ることなくシートSのジャム処理を容易に出来る角度に
設定されている。
【0081】次に、図6および図7を参照して、シート
積載トレイをスライドさせる連動機構の構成などについ
て説明する。
【0082】図に示したように、トレイ取付板52の上
部の2か所に軸52aを中心軸として、軸52aの先端
に、回転コロ54が設けられ、回転コロ54は滑らかに
回転する構成となっている。
【0083】また、第1の開閉部35に固定される排紙
ステイ53の下部にも同様に2か所に軸53aを中心軸
とする回転コロ55が設けられ、回転コロ55も滑らか
に回転する構成となっている。
【0084】そして、回転コロ55にトレイ取付板52
の下面が乗り、回転コロ54が排紙ステイ53の上部内
面に当接させて、第1の開閉部35に対し、図6に示す
矢印i(またはj)方向にトレイ取付板52が滑らかに
スライド可能な構成となっている。
【0085】また、それぞれビン20、21はトレイ取
付板52の対応する穴にそれぞれ軸20a、21aが差
し込まれ取付けられており、ビン20、21はトレイ取
付板と一緒にスライドする。
【0086】そして、トレイ取付板52の上部のバネ掛
け部52bとヒンジ片51の間に設けられた付勢手段と
してのバネ部材57によりトレイ取付板52は常に矢印
iの方向に付勢されており、第1の開閉部35が閉じた
状態ではトレイ取付板52の突当部52cが(図6中一
点鎖線の位置の様に)ヒンジ片51の内側に突当たった
状態で保持されている。トレイ取付板52は奥側に延び
ておりその先端のコロ支持部52dに回転自在にコロ5
6が取付けられている。
【0087】次に、このような構成において、図6およ
び図7を参照して各部の動作を説明する。
【0088】JAM処理等で、第1の開閉部35を矢印
aの方向に開放角度α°まで開けることによって、トレ
イ取付板52の奥側に延びた先端のコロ56が本体固定
ヒンジ片50のカム面50cに当たり、トレイ取付板5
2がビン20、21も伴って図6の矢印jの方向に、バ
ネ部材57の付勢力に逆って、図の実線の位置までスラ
イドする。
【0089】以上のように、排紙トレイ(ビン)をスラ
イドする構成としなかった場合においては、第1の開閉
部35を画像形成装置1本体に対し開放角度α開放時に
は図6に示したようにビン20、21は一点鎖線の位置
となってしまうため、画像形成装置1本体の奥側面から
長さN程度出張ってしまう。
【0090】しかし、本実施の形態のようにシート積載
トレイである排紙トレイ(ビン)をスライドする構成と
したことによって、第1の開閉部35の回動動作に連動
して画像形成装置1本体に対し出張り量の大きいビン2
0、21がそれぞれ実線位置までスライドするので、画
像形成装置1本体の奥側面より出張る事はなくなる。な
お、ビンよりも多少出張った積載紙の保護も考慮し、長
さNより余裕をもってスライドさせるとよい。
【0091】このように、サービスマンが保護用スペー
サを取付けるなどの作業は必要なく、JAM処理等で開
閉部を開いた時、ビンが装置本体の後ろの壁等に衝突す
ることを確実に防止することができ、装置本体を後ろの
壁等に押し付けて設置可能なので設置スペースを小さく
おさえる事が可能になった。
【0092】さらに、本実施の形態においては、ビンの
角度を変える事なくそのままの姿勢でビンをスライドさ
せて退逃するので、ビン上に積載紙(特にカールした用
紙)が載っている場合、積載性も含めて積載紙の状態を
維持できる効果がある。
【0093】なお、本実施の形態では機械的な付勢手段
やカム等を用いて、ビンをスライドさせる構成を示した
が、例えば開閉部の開閉検知手段により開いたことを検
知させて検知情報をもとに、モータ、ラック、ギア等を
用いたスライド機構によっても同様の効果が得られる。
【0094】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のシート積
載装置は、シート積載トレイが回動部材の回動方向と独
立な方向に移動できるので、回動部材の回動方向のスペ
ースの縮小化が可能となり、装置の設置スペースの縮小
化が可能となる。
【0095】規制手段を設ければ、回動部材が必要以上
に回動してしまうことを防ぐことができ、シート積載ト
レイの壁などへの衝突を防止することができるため信頼
性が向上する。
【0096】シート積載トレイを、回動部材に回動自在
に軸支すれば、シート積載トレイが回動部材に対して回
動することで、回動部材の回動方向と独立な方向に移動
させることができる。
【0097】連動機構によって、回動部材の回動と同時
に、シート積載トレイを回動部材に対して回動させるこ
とができる。
【0098】シート積載トレイを回動させる連動機構
は、回動部材の回動に応じて、スライド手段によりスラ
イドするスライド軸が、レバーを揺動させて、このレバ
ーの揺動により、シート積載トレイを押しあげて、この
シート積載トレイを回動部材の回動に連動させて回動さ
せることができる。
【0099】シート積載トレイを、回動部材の表面上を
スライド自在に支持すれば、シート積載トレイが回動部
材の表面上をスライドすることで、回動部材の回動方向
と独立な方向に移動させることができる。
【0100】連動機構によって、回動部材の回動と同時
に、シート積載トレイを回動部材の表面上をスライドさ
せることができる。
【0101】シート積載トレイをスライドさせる連動機
構は、回動部材の回動に応じて、付勢手段の付勢力によ
りコロがカムに沿って移動することで、シート積載トレ
イを回動部材の回動に連動させてスライドさせることが
できる。
【0102】また、画像形成手段と、該画像形成手段に
より画像が形成されたシートを搬送する搬送手段と、を
備えた画像形成装置に、上記のシート積載装置を回動自
在に軸支させて、搬送手段に搬送されるシートを、シー
ト積載装置に備えられたシート積載トレイ上に積載させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1の実施の形態に係るシート
積載装置を備えた画像形成装置の概略構成断面図。
【図2】図2は本発明の第1の実施の形態に係るシート
積載装置の概略構成斜視図。
【図3】図3は本発明の第1の実施の形態に係るシート
積載装置の概略構成平面図。
【図4】図4は本発明の第1の実施の形態に係るシート
積載装置の概略構成断面図。
【図5】図5は本発明の第2の実施の形態に係るシート
積載装置を備えた画像形成装置の概略構成断面図。
【図6】図6は本発明の第2の実施の形態に係るシート
積載装置の概略構成平面図。
【図7】図7は本発明の第2の実施の形態に係るシート
積載装置の概略構成断面図。
【図8】図8は従来技術に係る画像形成装置(多機能デ
ジタル複写機)の排出部の概略構成図。
【図9】図9は従来技術に係る画像形成装置(多機能デ
ジタル複写機)の排出部の概略構成斜視図。
【図10】図10は従来技術に係る画像形成装置(多機
能デジタル複写機)の排出部の概略構成平面図。
【符号の説明】
1 画像形成装置 5 感光体ドラム 18 シート排出部 19、20、21 ビン 34、49 ヒンジ部 35 第1の開閉部 38b、51b ストッパ部 38c 面カム部 40 スライド軸 41、42 押上げレバー 44、57 バネ部材 50c カム面 54、55 回転コロ 56 コロ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回動自在に軸支された回動部材と、 該回動部材の回動方向と独立な方向に可動に、回動部材
    に支持されるシート積載トレイと、を備えたことを特徴
    とするシート積載装置。
  2. 【請求項2】前記回動部材の回動範囲を規制する規制手
    段を設けたことを特徴とする請求項1に記載のシート積
    載装置。
  3. 【請求項3】前記シート積載トレイは、前記回動部材に
    回動自在に軸支されることを特徴とする請求項1または
    2に記載のシート積載装置。
  4. 【請求項4】前記回動部材の回動に連動して前記シート
    積載トレイを回動させる連動機構を備えたことを特徴と
    する請求項3に記載のシート積載装置。
  5. 【請求項5】前記連動機構は、 前記回動部材の回動軸と略平行にスライド自在に設けら
    れたスライド軸と、 該回動部材の回動に応じてスライド軸をスライドさせる
    スライド手段と、 該スライド軸のスライドに応じて揺動するレバーと、を
    有し、 前記回動部材の回動に応じて、揺動する前記レバーが、
    前記シート積載トレイを押しあげて該シート積載トレイ
    を回動させることを特徴とする請求項4に記載のシート
    積載装置。
  6. 【請求項6】前記シート積載トレイは、前記回動部材の
    表面上をスライド自在に支持されることを特徴とする請
    求項1または2に記載のシート積載装置。
  7. 【請求項7】前記回動部材の回動に連動して前記シート
    積載トレイをスライドさせる連動機構を備えたことを特
    徴とする請求項6に記載のシート積載装置。
  8. 【請求項8】前記連動機構は、 前記シート積載トレイを所定方向に付勢する付勢手段
    と、 前記シート積載トレイに設けられたコロと、 該コロに当接するカムと、を有し、 前記回動部材の回動に応じて、前記付勢手段の付勢力に
    よりコロがカムに沿って移動することで、前記シート積
    載トレイがスライドすることを特徴とする請求項7に記
    載のシート積載装置。
  9. 【請求項9】画像形成手段と、 該画像形成手段により画像が形成されたシートを搬送す
    る搬送手段と、を備えた画像形成装置において、 該画像形成装置に、前記請求項1乃至8のいずれか一つ
    に記載のシート積載装置を回動自在に軸支し、前記搬送
    手段に搬送されるシートを、シート積載装置に備えられ
    たシート積載トレイ上に積載させることを特徴とする画
    像形成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007128003A (ja) * 2005-11-07 2007-05-24 Canon Finetech Inc 画像形成装置
US7380786B2 (en) 2000-11-30 2008-06-03 Ricoh Company, Ltd. Sheet-like medium alignment apparatus
JP2018104156A (ja) * 2016-12-27 2018-07-05 キヤノン電子株式会社 シート搬送装置

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