JP2000344398A - シート部材搬送装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

シート部材搬送装置及びこれを備えた画像形成装置

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JP2000344398A JP11152584A JP15258499A JP2000344398A JP 2000344398 A JP2000344398 A JP 2000344398A JP 11152584 A JP11152584 A JP 11152584A JP 15258499 A JP15258499 A JP 15258499A JP 2000344398 A JP2000344398 A JP 2000344398A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】上面に部材を載置する載置台を有し、一端側を
基準として上方に開閉可能な開閉機構において、開放時
に載置台上に載置した部材を落下させることなく開放可
能な落下防止機構を提供することを目的とする。 【解決手段】装置本体の上部に位置して上面に部材の載
置台を有する開閉機構において、回動動作の基準端側
に、前記開閉部材の開放動作に連動して載置台状の部材
に作用する作用位置に位置され、閉止動作に連動して退
避した非作用位置に位置される落下防止機構および、こ
れを適用したシート部材搬送装置を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、画像形成装置の
上部に設置され載置台上に積載された原稿を画像形成装
置上面に設けられた原稿画像読取部に向けて搬送する自
動原稿搬送機能を有するシート部材搬送装置において、
開放時にシート部材の載置台からシート部材が落下する
のを防止する落下防止機構に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来、ファクシミリや複写機などの画像形
成装置において、画像形成装置本体上部にシート部材搬
送装置を配設したものが一般的に提供されている。この
画像形成装置は、図7に一例を示すように、本体600
の上部に配設されたシート部材の載置台610、このシ
ート部材載置台610の右側に配設されたシート部材搬
送装置620、シート部材載置台610の下方に配設さ
れたスキャナ630、このスキャナ630の下方に配設
された光学ユニット640、この光学ユニット640の
下方に配設されるとともに、光学ユニット640から出
力されるレーザー光により露光されたシート部材の画像
をトナー像に顕像化して転写紙に転写する感光体ドラム
651を有する像形成部650、そしてこの像形成部6
50の下方に配設されると共に、給紙カセット661を
有する転写紙給送部660、この転写紙給送部660の
下流側に配設された定着部670、及び、この定着部6
70の下流側に配設された転写紙排出部680を備えて
いる。また、シート部材搬送装置は、シート部材載置台
上に積載されたシート原稿を給紙ローラ等の給紙手段に
より一枚ずつ画像形成装置本体の画像読取部に向けて給
紙搬送し、原稿画像の読み取り後シート部材載置台上に
シート原稿を排出積載するものである。
【0003】また、さらに近年においてはパーソナルコ
ンピューターの普及に伴いオフィスのネットワーク化が
進み、プリンターをメインに使用する形態が主流となっ
ているため、省スペース化及び低コスト化の要求が高ま
り、ファクシミリ機能とコピー機能とを併せ持つマルチ
ファンクションなプリンターが提供されるに到ってい
る。
【0004】このようなマルチファンクションな画像形
成装置に取り付けられたシート部材搬送装置は、通常原
稿を載置する載置台とともに排出される原稿を再度積載
する排出台も備えており、なおかつ本体画像形成装置に
対して一端側を基準として上方向に開閉可能なヒンジ機
構を介して支持されている。これにより画像形成装置本
体上面にメンテナンス用の開閉カバーが設けられていた
り、ブック原稿等の綴じ合わせたシート部材の複写を行
うような場合、あるいは搬送される原稿が紙詰まりを起
こしたような場合にこの自動原稿搬送装置を開放位置に
位置させて所定操作を行うことができるわけである。
【0005】上記のような画像形成装置のマルチファン
クション化に伴い、さらに省スペースで操作性のよいも
のが要望されるようになり、画像形成後の転写紙の収納
台を本体前面側に向けてシート部材搬送装置のシート載
置台と平行に設け、積載台の開閉を軽減する為に、シー
ト部材搬送機構とシート積載台を分離して配置する構成
のものが提供されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な構成の画像形成装置によると、載置台上あるいは排出
台上にシートが積載された状態でシート部材搬送装置を
開放位置に位置させるような場合に、シート部材が載置
台上から滑り落ちて画像形成装置の背面、つまり操作方
向からみて奥側に落下してしまうという問題点が生じて
しまう。
【0007】そのため、事前に載置台または排出台にシ
ートが載置されていないかどうか確かめ、載置されてい
る場合には一端取り除いてからでないとシート部材搬送
装置を開放させるという操作ができず、非常に操作性の
悪いものであった。また複数のユーザーが使用している
場合には載置台から落下した弾みで原稿が混ざってしま
い、分別を行わなければならないという不都合も生じて
いた。
【0008】上記のような問題点を解決するため、従来
のシート部材搬送装置では、例えば特開平5−1168
04号の公開特許公報に開示されているように画像形成
装置本体の上部半体の開放動作を検出すると、原稿の送
り出し手段でもある原稿押え手段が原稿上部に圧接して
原稿の落下を防止させるような機構が提案されている。
【0009】しかし、上記のような構成では、原稿押え
手段の圧接・離間機構が別途必要となり、本体の開放を
検知する検知手段等も必要となるため、部品点数が多く
なり機構も複雑化してコストがかかってしまうという不
利益を生じてしまう。
【0010】加えて、シート原稿の載置台と排出台とが
一体に設けられているものは、シート部材搬送装置全体
を回動させる従来のシート部材搬送装置では、開閉の際
に重量的に重くなって、ユーザーにはかなりの負荷がか
かるという問題点も有していた。
【課題を解決するための手段】上記のような問題点を解
決するために、本願請求項1に記載されている発明によ
り、シート部材を載置する載置台と、この載置台に接続
してシート部材を搬送する搬送手段と、搬送手段との接
続側を回動基準として載置台を水平位置から開放位置へ
と回動可能な回動機構とを備えており、画像形成装置本
体上部に配設されたシート部材搬送装置に設けられ、載
置台が水平位置にある時は非作用位置に収納され、載置
台が開放されるとその開放動作に伴って載置されたシー
ト状部材の一端に当接し、シート状部材の載置台からの
落下を防止する作用位置に位置されることを特徴とする
落下防止機構が提供される。
【0011】この請求項1記載の発明によれば、シート
状部材を載置する載置台をその回動機構により開放位置
に開放させる際に、載置台上のシート部材に自動的に作
用してその落下を防止する落下防止機構が提供されるの
で、ユーザーが逐一開放させる際にシート部材を除去さ
せる必要がなく、また失念することによりシート部材が
誤って落下してしまう恐れがない。
【0012】本願請求項2に記載の発明によれば、載置
台の上記搬送手段との接続端部側に設けられ、画像形成
装置本体上面に設けられた当接部材に当接される被回動
部材と、被回動部材に回動方向と逆方向に付勢力を与え
る付勢手段と、被回動部材の回動に伴って作用位置と非
作用位置とに回動される落下防止手段と、この被回動部
材と落下防止手段とを同軸に支持する支持軸とからなる
落下防止機構が提供される。
【0013】この発明により、画像形成装置本体に当接
部材を設け、これに当接して回動する被回動部材を載置
台側に設けてあるので、載置台の開閉動作により確実に
落下防止機構が回動され、シート部材の落下を防止する
ことが可能となる。
【0014】本願請求項3に記載されている発明によれ
ば、画像形成装置本体上部に設けられている当接部材は
装置本体上部に設けられている画像読取手段以外の位置
に設けられており、上記載置台の閉止動作に伴い載置台
に設けられた被回動部材と当接する当接部と、被回動部
材の回動動作を促すような傾斜部とを有している当接部
材を有する落下防止機構が提供される。
【0015】上記請求項3に記載されている発明によれ
ば、画像読取手段による原稿読取動作を阻害すること無
く、さらに開閉機構の開閉動作に伴い被回動機構の回動
動作が円滑に行えるので、落下防止機構によるシート状
部材の落下をより確実に防止することが可能となる。
【0016】本願請求項4に記載されている発明内容に
よれば、搬送手段の載置台との接続側端部には、落下防
止手段の非作用位置への回動動作を許容し、載置台が閉
止位置に位置している時は落下防止手段を収納する収納
部を備えた落下防止機構が提供される。
【0017】この発明によれば、落下防止機構が不要な
開閉機構の閉止状態の時において、落下防止機構が搬送
手段側に収納されるので、載置台と搬送手段との間に落
下防止機構の回動動作を許容する間隙を設ける必要が無
く、さらに落下防止機構を確実に収納できるので、シー
ト状部材の搬送に何ら影響を与えること無くコンパクト
なシート部材搬送装置を提供することが可能になる。
【発明の実施の形態】
【0018】以下、本願発明における具体的な実施例を
添付の図面を参照して説明する。まず、図1は本願発明
の一実施形態にかかるシート部材搬送装置が適用された
複写機能とファクシミリ機能とを併せ持つ複合機として
の画像形成装置の全体斜視図であり、図2はその内部側
面図である。これらの図1,2において、画像形成装置
1は本体1a、及び本体1aの上部に配設されたシート
部材搬送装置1bとから構成されている。
【0019】本体1aは、画像読取手段2、光学ユニッ
ト3、感光体ドラム41を備えた画像形成部4、及び転
写紙搬送機構5から構成されている。また、本体1a上
部外面の手前側(図2)の位置に操作パネル6が配設さ
れている。また、本体1aの上部よりの位置であって本
体1aの奥行方向中間部にかけて転写紙排出部7が形成
されている。また、本体1aの側部には、外部のファク
シミリとの間でシート原稿の画像の送受信を行うための
電話回線に接続された電話機8が付設されている。な
お、この画像形成装置1は、通常本体1aの操作パネル
6の配設された側で原稿の複写作業やファクシミリの送
信作業等を行うものであるため、操作パネル6の配設さ
れた側を手前側と呼び、操作パネル6の配設された側と
対向する側を後方側と呼ぶ。
【0020】画像読取部1bは、本体1aの頂部に装着
された第1のコンタクトガラス11、本体1aの頂部で
あって第1のコンタクトガラス11よりも後方側に装着
された第2のコンタクトガラス12、第1のコンタクト
ガラス11の上方に配設され、この第1のコンタクトガ
ラス11面を開閉可能に覆う本発明の落下防止機構が適
用されるシート載置台13、及び第2のコンタクトガラ
ス12の上方に配設されたシート部材搬送機構14から
構成されている。
【0021】上記第1のコンタクトガラス11は、静止
したシート原稿に対して、画像読取手段2を構成する後
述のスキャナ22を走査させることによりシート原稿の
画像を読み取る静止シート原稿読取領域を構成する。ま
た、第2のコンタクトガラス12は、静止した上記スキ
ャナ22に対してシート原稿を移動させることによりシ
ート原稿の画像を読み取る搬送シート原稿読取領域を構
成している。次に、上記シート部材の載置台13は上面
側に凹部が形成されてシート部材搬送機構14から排出
されるシート部材を受け取るシート部材排出部17を構
成している。さらに、第1のコンタクトガラス11上に
シート部材が載置されたときに、シート部材検知センサ
S1によりシート部材の存在が検出され、検知信号が出
力されるようになっている。
【0022】シート部材搬送機構14は、手前側に開口
するシート部材挿入口141、同じく手前側に開口する
と共にシート部材挿入口141の下方に位置し、かつ、
シート部材排出部17よりも上方に位置するシート部材
排出口142、及びシート部材挿入口141に挿入され
たシート部材を後方側にむけて取り込んだ後に中間位置
で搬送方向を反転させて手前側のシート部材排出口14
2に向けて搬送するシート部材搬送部143を備えてい
る。シート部材挿入口141には、シート部材載置部1
44がシート部材載置台13の後方側の対向位置(紙面
の奥行き方向)に突出する一対の支持体131に一体に
取り付けられて上記シート部材載置台13の上方に位置
するように配設されている。シート部材搬送部143に
は、上流側から下流側にかけて前送りローラ143a、
給紙ローラ143b、第1の搬送ローラ対143c、第
2の搬送ローラ対143d及び排出ローラ対(第3の搬
送ローラ対)143eが順に配設され、給紙ローラ14
3b側に付勢された状態で配設されている。
【0023】上記第1の搬送ローラ対143c、第2の
搬送ローラ対143dおよび排出ローラ対143eはそ
れぞれ駆動ローラと従動ローラとで構成されている。前
送りローラ143a、給紙ローラ143b、第1の搬送
ローラ対143cの駆動ローラ、第2の搬送ローラ対の
駆動ローラ及び排出ローラ対143eの駆動ローラは、
駆動モータM1の回転駆動によりそれぞれシート部材を下
流側に向けて搬送する矢印方向に回転する。また、捌き
ローラ143fはトルクリミッタを備えており、給紙ロ
ーラ143bと捌きローラ対143f間を通過するシー
ト部材が一枚だけの場合には捌きローラ143fにかか
るトルクが大きいことから給紙ローラ143bに従動
し、給紙ローラ143bと捌きローラ対143f間を通
過するシート部材が複数枚重なっている場合には捌きロ
ーラ143fにかかるトルクが小さいことからトルクリ
ミッタが作用して回転不能の状態となる。その結果、シ
ート部材と捌きローラ143fとの摩擦力よりもシート
部材同士の摩擦力の方が小さいために最上層のシート部
材のみが給紙ローラ143bにより下流側に搬送される
わけである。
【0024】シート部材搬送部143には、給紙ローラ
143bの上流側近傍位置と第2の搬送ローラ対143
dの下流側近傍位置とにシート部材検知センサS2,S
3が配設されており、画像形成面を上にして積層された
状態のシート部材がシート部材の載置部144に載置さ
れて給紙ローラ143bの上流側近傍位置にまで押し込
まれると、シート部材検知センサS2がシート部材の存
在を検知し、その後に与えられる指示信号に応じて駆動
モータM1が駆動されてシート部材が1枚ずつ下流側に
搬送される。搬送されてきたシート部材の先端位置が第
2の搬送ローラ対143dの下流側近傍位置に達する
と、シート部材検知センサS3がそれを検知して、シー
ト部材の先端位置が第2のコンタクトガラス12に達し
たときに後述するスキャナ22による画像の読み取りが
開始される。その後、シート部材の後端位置が第2のコ
ンタクトガラス12を通過し終わったときにスキャナ2
2による画像の読み取りが終了する。画像の読み取りが
終了したシート部材は排出ローラ対143eによりシー
ト部材排出口142に搬送される。シート部材載置部1
44に載置されたシート部材はシート部材検知センサS
2がONになっている間、順次下流側に搬送される。
【0025】なお、シート部材が第2の搬送ローラ対1
43dを通過する時には上下面が反転しており、第2の
コンタクトガラス12の位置に到達した時には画像形成
面が第2のコンタクトガラス12面と対向して画像の読
み取りが可能となり、シート部材排出口142に搬送さ
れたシート部材はシート部材排出部47に排出され、画
像形成面を下にして上方向に順次積載されていく。この
結果、シート部材排出部17からシート部材を回収する
時にはシート部材は当初と同じ順序で積層された状態と
なっている。
【0026】また、シート部材の載置台13は図3に示
すように、後方側の対向位置(紙面の奥行方向)に後方
側に伸びるように形成された一対のアーム132の先端
側が上流側ガイド145に形成されている軸体145a
に回動可能に軸支されており、シート部材の載置台13
の手前側に持ち上げるような力を加えた時、一点鎖線で
示すように軸体145aを支点にしてシート部材載置部
144と一緒に上方に持ちあがり、第1のコンタクトガ
ラス11面が開放された状態となるようになっている。
また、上方に持ち上げる方向での力を解除すると軸体1
45aを支点にして自重で下降し、第1のコンタクトガ
ラス11面を覆った状態となる。
【0027】図1、図2に戻り、画像読取手段2は、第
1及び第2のコンタクトガラス11,12の側部に沿っ
て配設されたガイドレール21、及びガイドレール21
に沿って手前側と後方側との間を往復運動可能に配設さ
れた画像読取手段としてのスキャナ22から構成されて
いる。スキャナ22はシート部材の画像面を照射するLE
D等からなる光源221、及びCCD等からなる画像読
取部222、及びシート原稿画像を画像読取部222に
導くミラー223を備えており、通常、第1のコンタク
トガラス11と第2のコンタクトガラス12との中間位
置であるホームポジションに待機するようになってい
る。
【0028】スキャナ22は、第1のコンタクトガラス
11上にシート部材が載置されると、シート部材検知セ
ンサS1によりシート部材の存在が検知され、その後に
与えられる指示信号に応じて駆動モータM2が駆動され
ることにより、ホームポジションから一旦操作パネル6
側のシート部材の先端位置にまで移動する。そして、そ
の後に光源221が点灯されてシート部材の先端位置で
ある手前側から後方側に移動し、シート部材の画像面を
操作して1ラインごとに画像の読取を行う。この読み取
られた画像データは、所定のデータ処理が施された後、
デジタル信号に変換され、図略のメモリに格納される。
スキャナ22はシート原稿画像の読取が終了すると光源
221が消灯されてホームポジションに復帰する。
【0029】また、スキャナ22はシート部材の載置部
144にシート部材が載置されるとシート部材検知セン
サS2によりそのシート部材の存在が検知され、その後
に与えられる指示信号に応じて駆動モータM2が駆動さ
れることにより、ホームポジションから第2のコンタク
トガラス12の位置に移動されると共に、シート部材が
シート部材搬送部14により搬送されて第2のコンタク
トガラス12上を通過するとき第2のコンタクトガラス
12に位置に静止した状態でシート部材の画像を1ライ
ンごとに読み取る。この読み取られた画像データは上記
と同様にして図略のメモリに記憶される。なお、光源2
21は、シート部材の画像を読み取る前に点灯され、読
み取った後に消灯される。また、スキャナ22は、シー
ト部材の載置部144に載置されたすべてのシート部材
の搬送が終了されるとホームポジションに復帰される。
このように、第2のコンタクトガラス12の位置では、
スキャナ22は静止した状態で搬送されるシート部材の
画像を読み取るので、第1のコンタクトガラス11にお
けるようなスキャナ22の移動時間が削減でき、画像の
単位時間の読取量を増加することが可能となる。
【0030】光学ユニット3は、転写紙排出部7の下方
に配設されると共に、上記図略のメモリから読み出され
たスキャナ22で読み取られたシート部材の画像、また
は上記図略のメモリから読み出された外部のファクシミ
リから送信されてきた画像を感光体ドラム41上に露光
するもので、その画像データに基づいて生成された偏重
信号をレーザー光に変換して出力する発光部31及び発
光部31からのレーザー光を感光体ドラム41に向けて
反射する反射ミラー32を備えている。この光学ユニッ
ト3は、各構成部材がハウジング33内に取付けられて
一体に構成されており、このハウジング33が本体1a
内の本体フレームにネジ止め等の手段で固定された状態
で本体1a内に配設されている。
【0031】画像形成部4は、感光体ドラム41の周面
に沿って上部に帯電器42、帯電器42の手前側に現像
部43、帯電器42の後方側にクリーニング部44を備
えている。感光体ドラム41は、駆動モータM3の回転
駆動により矢印方向に回転され、帯電器42と対向する
位置でその周面上に帯電領域が形成される。この静電領
域には光学ユニット3から出力されるレーザー光により
静電潜像が形成され、現像部43と対向する位置で静電
潜像がトナー像に現像される。感光体ドラム41の下方
には転写ローラ45が配設されており、トナー像の形成
された感光体ドラム41は、その転写ローラ45に対向
する位置で転写紙にトナー像が転写され、さらに回転方
向下流側に配設されているクリーニング部44と対向す
る位置で周表面に残留しているトナーが除去される。
【0032】画像形成部4は各構成部材がハウジング4
6内に取付けられて一体に構成されており、このハウジ
ング46が本体1a内の図略の本体フレームに着脱自在
に装着されている。そして、本体1aの画像形成部4の
手前側には下端部の軸体481を支点として手前側に開
閉可能なカバー48が取付けられており、画像形成部4
はこのカバー48から本体1aの外部に取り出すことが
できるようになっている。
【0033】転写紙搬送機構5は、本体1aの下部に形
成されると共に、転写紙Pが積層されて収納された給紙
カセット51を装填する給紙カセット装填部52、この
給紙カセット装填部52に装填された給紙カセット51
内の転写紙Pを手前側から送り出す給紙ローラ531を
備えた給紙部53、給紙カセット51から引き出された
転写紙を感光体ドラム41を経由して転写紙排出部7に
導く転写紙搬送路54、ならびに、転写紙搬送路54に
沿って配設されたレジストローラ対55、定着部56、
搬送ローラ対57及び排出ローラ対58を備えている。
【0034】給紙カセット51は後方側下方が回動支点
とされると共に、手前側がバネ511にて上方に付勢さ
れた転写紙載置台512、及び給紙ローラ531により
引き出された転写紙を転写紙搬送路54に導くガイド5
13を内部に備えており、本体1aの手前側から給紙カ
セット装填部52にスライドさせて装着するようになっ
ている。また、給紙カセット51は、転写紙を補給する
時や給紙ローラ531付近でジャムが発生したときに手
前側に引っ張ると本体1aの外部に引き出す事ができる
ようになっている。なお、上記ガイド513は転写紙を
上方の転写紙搬送路54に導くために転写紙載置台51
2側が凹状となる湾曲形状を有しており、転写紙との接
触面側に複数のリブ513aが搬送方向に沿って所定の
間隔で設けられることにより、転写紙がスムーズに搬送
できるように構成されている。
【0035】給紙部53は、給紙ローラ531の他に転
写紙の重送を防止するための図略の捌き爪や捌きローラ
等の捌き手段を有している。給紙ローラ531は、給紙
カセット52の上部であって手前よりの位置に配設され
ると共に、図略のクラッチを介して駆動モータM3の回
転駆動により矢印方向に回転し、レジストローラ対55
にシート部材を給送する。
【0036】転写紙搬送路54は、給紙カセット51の
手前側に引き出された転写紙を後方側に反転させて感光
体ドラム41と転写ローラ45との間に給送する第1転
写前ガイド541及び第2転写前ガイド542、感光体
ドラム41で画像の転写された転写紙を後方側の定着部
56に給送する転写後ガイド543、ならびに定着部5
6を通過した転写紙を搬送方向に反転させて手前側の転
写紙排出部7に排出する第1反転ガイド544及び第2
反転ガイド545を備えている。各ガイド541、54
2、543、544、545は樹脂等で形成され、転写
紙との接触面側に複数のリブが搬送方向に沿って所定の
間隔で並設されることにより転写紙がスムーズに搬送で
きるようになっている。
【0037】レジストローラ対55は、第1転写前ガイ
ド541と第2転写前ガイド542との間に配設され、
図略のクラッチを介して駆動モータM3の回転駆動によ
り駆動されるようになっている。また光学ユニット3に
よる感光体ドラム41への静電潜像の形成と同期をとっ
て転写紙を感光体ドラム41と転写ローラ45との間に
給送する。そして、転写紙を1枚分給送し終わるとクラ
ッチが解除されて駆動が停止される。このレジストロー
ラ対55の直前には転写紙センサS4が配設されてお
り、転写紙の先端部が検知されると所定時間後に給紙ロ
ーラ531の駆動が停止されるようになっている。
【0038】また、定着部56は、上方に位置する熱ロ
ーラ561と下方に位置する圧ローラ562とから成っ
ており、転写後ガイド543と第1反転ガイド544と
の間に配設されている。熱ローラ561は内部にヒータ
ーを備えていて、この熱ローラ561側に圧ローラ56
2が所定のバネ圧で圧接されている。そして両ローラ間
に搬送されてきた転写紙にトナー像を定着させる一方、
トナー像の定着された転写紙を第1反転ガイド544側
に搬送する。また、上記搬送ローラ対57は第1反転ガ
イド544と第2反転ガイド545との間に配設され、
上記排出ローラ対58は第2反転ガイド545の終端位
置に位置されている。また、第2反転ガイド545の搬
送方向ほぼ中間位置には転写紙センサS5が配設されて
おり、転写紙の搬送異常を検知するようになっている。
【0039】操作パネル6は、スタートスイッチ61、
複写モードとファクシミリ送信モードを選択するモード
選択キー62、拡大/縮小キー63、テンキー64、そ
の他種々の機能をユーザーが任意に設定できるように設
けられた機能キー65が配設されると共に、ユーザーが
設定した機能を視認可能な表示部66が配設されてい
る。
【0040】以上のように構成されている画像形成装置
の動作について、以下に説明する。まず、操作パネル6
のモード選択キー62により複写モードまたはファクシ
ミリ送信モードを選択し、シート部材をシート部材載置
部144に載置するとシート部材検知センサがそれを検
知し、操作パネル6のスタートスイッチ61をONする
ことによりシート部材がシート部材搬送部14により第
2のコンタクトガラス12上に搬送される。このときホ
ームポジションから第2のコンタクトガラス12の位置
に移動したスキャナ22がシート部材の画像を読み取
り、読み取ったシート部材の画像を図略のメモリに記憶
する。画像の読取が終了したシート部材は、シート部材
排出部17に排出される。複写またはファクシミリ送信
されるシート部材が書籍等のような綴じられたものの場
合は、そのシート部材を第1のコンタクトガラス11上
に直接載置する。するとシート部材検知センサS1がそ
れを検知してスタートスイッチ61をONすることによ
りスキャナ22がシート部材の画像面を走査して画像を
読み取り、その読み取った画像を図略のメモリに記憶す
る。また、外部のファクシミリから電話回線を通じて画
像が送信されてきたとき、その信号を検知して自動的に
受信モードに設定し、受信した図略の画像データをメモ
リに記憶する。
【0041】また、ファクシミリ送信モードのとき、図
略のメモリに記憶された画像データが読み出されて電話
回線を通じて相手先のファクシミリに送信される。複写
モードまたはファクシミリ受信モードのとき、図略のメ
モリに記憶された画像は転写紙に転写されて転写紙排出
部7に排出される。
【0042】つまり、複写モードまたはファクシミリ受
信モードのとき、帯電器42により感光体ドラム41が
帯電され、図略のメモリに記憶された画像データに応じ
たレーザー光が発射されて感光体ドラム41が露光され
ることにより静電潜像が形成される。次いで、現像部4
3から感光体ドラム41に供給されるトナーが上記静電
潜像に付着してトナー像を形成する。
【0043】一方給紙カセット51に収納された転写紙
は、給紙ローラ531によって第1転写前ガイド541
を介してレジストローラ対55側に給紙されると共に、
上記静電潜像の形成に同期してレジストローラ対55に
より第2転写前ガイド542を介して感光体ドラム41
と転写ローラ45の間隙に搬送される。この感光体ドラ
ム41と転写ローラ45の隙間に搬送された転写紙は、
静電潜像の極性とは逆極性の電圧が印加された転写ロー
ラ45により感光体ドラム41のトナー画像が転写され
た後に感光体ドラム41から分離され、転写後ガイド5
43を介して定着部56に搬送されてトナー像が定着さ
れる。さらに、トナー像が定着された転写紙は、搬送ロ
ーラ対57及び排出ローラ対58により第1反転ガイド
544および第2反転ガイド545を介して転写紙排出
部7に排出される。
【0044】次の本願発明における落下防止機構の具体
的構成について、その一例を説明する。図4及び図5は
本願発明における落下防止機構の一具体例を示したもの
であり、図3は落下防止機構の全体図で、図4aから図
4eはシート部材搬送装置の開放動作に伴う落下防止機
構の動きを経時的に示したものである。
【0045】図3に示す回転軸133は、図3における
位置で、シート部材載置台13を貫通するように回転可
能に支持されている。この回転軸133にはその両端部
にばね134により矢印A方向に付勢された被当接部材
135が固着されている。この被当接部材135は、図
3及び図5にて示す画像形成装置本体上面のフレーム部
分に設けられた、少なくとも1つの当接部材136に当
接するものである。図4にて示すように、当接部と接触
する被当接部材の最下部は緩い円弧状に形成されてお
り、シート部材搬送装置1bが水平位置から上方の開放
位置へ回動される際には図4aの状態から図4eへと順
次回動していくものである。
【0046】具体的には、当接部材136はその上面が
画像形成装置本体上面と平行な平坦部分と、緩く下方に
傾斜する傾斜部とからなっている。シート部材搬送装置
が装置本体1aの上面に閉止され、当接部材136と落
下防止機構の被当接部135および落下防止部材である
137は図4eに示すような位置関係にある。このと
き、落下防止部材137はシート部材載置台13上に積
載されるシート部材の搬送を阻害しないようにシート載
置台に設けられた凹形状の収納部201にあり、かつ、
シート載置台との接続側端部に設けられたシート部材搬
送部14(図3,5)内に収納されるように構成してあ
ることが好ましい。シート部材を搬送する水平位置の時
には、落下防止部材137は、下ローラ14Xに隠れ
る。そして、用紙は、14Zと14Xによって給紙され
ていく。そして、シート載置台13が上方に回動され始
めると、ばね134の付勢力により徐々に被当接部13
5は図5に示す矢印B方向に、当接部材136上面の傾
斜部と当接した状態で円滑に回動される。この被当接部
135の回動により回転自在にシート載置台13に支持
されている回転軸133も矢印B方向へと回転する。そ
して、この回転軸133の回転により、同軸に固定され
ている落下防止部材137も矢印B方向へと回動される
わけである。
【0047】そして落下防止部材137は、収納部から
シート部材に作用する作用位置へと回動し、突出され
る。この落下防止部材137には、図3にて示すように
シート載置台が開放位置に位置された時のシートの下端
側、つまり搬送方向上流端側に当接し、シート部材がシ
ート載置台からこれを支持するような屈折部が設けられ
ている。シート載置台が開放位置に位置されたとき、こ
の屈曲部によりシート載置台13の端部から用紙が落下
するのを防止できるわけである。
【0048】そして、再度シート載置台が開放位置から
水平位置である閉止状態に位置される際には、開放時と
は逆に図4aから図4eへ向けて、順次回動動作が進む
ことになる。つまり、装置本体側の当接部材136の上
面に、被当接部材135の下部が当接し、ばね134の
付勢力に対向して回動動作が開始される。装置本体側に
当接部材136には先述したように、その上面に緩く傾
斜部が設けられているため、被当接部材の下部に設けら
れた円弧部は円滑に傾斜面に沿って回動されていく。そ
して、この被当接部材135の回動動作に伴って、被当
接部材が固着されている回転軸133も回転される。そ
して開放時にシート載置台に載置面から突出した作用位
置にばね134の付勢力により位置されていた落下防止
部材137が回動され、シート部材に作用しない先述の
収納部へと収納されるわけである。
【0049】本実施例における当接部材は平坦部と傾斜
部からなる形状をしているが、特にこれに限定するもの
ではない。緩やかな円弧状、あるいは半円形状のもので
あってもよく、被当接部材の回動動作が円滑かつ適切に
行われれば良い。また、この当接部材は、画像形成装置
本体1aの上面部とシート搬送装置1b間においてシー
ト部材を適切に搬送可能にするための間隙を保持する位
置規制部材を兼用してもよい。また、シート載置台13
側の落下防止機構の回動動作にリンクするようにシート
載置部144側にも落下防止部材を設けた回転軸を配
し、シート載置台の回動動作に伴って画像読取前のシー
ト部材に対しても落下を防止できるよう構成してもよ
い。
【0050】また、本願発明においては転写しを排出す
る転写紙排出部7を画像形成装置本体に設けたものを一
実施例としてあげてあるが、装置上部に向けて搬送可能
な転写紙搬送路を別途設けて、シート搬送装置が現在使
用されておらずかつシート載置台13およびシート載置
部144ともにシートが積載されていないことがシート
検知センサにより検出されている場合には、シート載置
台13あるいはシート載置部144上へユーザーの任意
で排出できるように構成してあっても、転写紙の取り出
しや状態の視認が行いやすく便利である。
【0051】
【発明の効果】以上のように、本願請求項記載の発明に
よれば、より簡単な構成で確実に部材の落下を防止でき
る落下防止機構が提供されるため、開閉機構を有する装
置においてはその作業性が向上し、信頼性の高い装置を
安価で提供することが可能となる。
【0052】加えて、シート載置台のみ開閉可能な開閉
機構を備えているため、開閉時におけるユーザーへの負
担が軽減でき、開閉機構自体の長寿命化も図ることが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施例にかかる落下防止機構およ
びこれを適用したシート搬送装置を有する画像形成装置
の全体斜視図。
【図2】図1に示すシート搬送装置を有する画像形成装
置の内部構成図。
【図3】図1に示すシート搬送装置におけるシート載置
台の開閉動作を示す側面図。
【図4】本発明における落下防止部材の動作図。
【図5】本発明における落下防止機構の構成を示す要部
斜視図。
【図6】本発明における落下防止機構の回動動作を示す
ための側面図。
【図7】本発明における従来技術を示すシート搬送装置
を備えた画像形成装置。
【符号の説明】
1a : 画像形成装置本体 1b : シート搬送装置 13 : シート部材載置部 14 : シート部材搬送部 144 : シート部載置部 14X : 下給紙ローラ 14Z : 上給紙ローラ 17 : シート部材排出部 131 : 支持体 133 : 回転軸 134 : バネ 135 : 被当接部材 136 : 当接部材材 137 : 落下防止部材 200 : 原稿 201 : 凹形状の収納部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年3月21日(2000.3.2
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 シート部材搬送装置及びこれを備
えた画像形成装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート部材搬送装
置、特に、画像形成装置の上部に設置された自動原稿搬
送装置等のシート部材搬送装置に関する。より詳しく
は、原稿等のシート部材を載置する載置台が開閉自在に
形成されている装置において、載置台を開放した際に、
載置台から原稿等が落下するのを防止する落下防止機構
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ファクシミリや複写機などの画像
形成装置においては、画像形成装置本体上部に自動原稿
搬送装置(シート部材搬送装置)を配設したものが提供
されている。この種の画像形成装置の一例を図7に示
す。図7に示す装置は、本体600の上部に自動原稿搬
送装置(以下、ADF装置と記す)が設けられている。
ADF装置は、原稿の載置台610と、載置台610の
図示右側に設けられた搬送機構620とを有している。
また、本体600は、載置台610の下方に配置された
スキャナ630と、スキャナ630の下方に配置された
光学ユニット640と、光学ユニット640の下方に配
置された像形成部650とを有している。像形成部65
0は感光体ドラム651を有しており、感光体ドラム6
51は光学ユニット640から出力されるレーザー光に
より露光された原稿の画像をトナー像に顕像化して転写
紙に転写するものである。本体600はさらに、像形成
部650の下方に配置され給紙カセット661を有する
転写紙給送部660と、転写紙給送部660の下流側に
配置された定着部670と、定着部670の下流側に配
置された転写紙排出部680とを有している。
【0003】ADF装置の搬送機構620は、載置台6
10上に積載された原稿を給紙ローラ等の給紙手段によ
り一枚ずつ画像形成装置本体の画像読取部に向けて搬送
し、原稿画像の読み取り終了後に載置台10上に原稿を
戻すものである。近年においては、パーソナルコンピュ
ーターの普及に伴いオフィスのネットワーク化が進み、
オフィス内でプリンターをメインに使用する形態が主流
となっている。そして、オフィスの省スペース化及びオ
フィスで使用される機器の低コスト化の要求が高まり、
その結果、ファクシミリ機能とコピー機能とを併せ持つ
マルチファンクションな(多機能化された)プリンター
(画像形成装置)が提供されるに到っている。このよう
なマルチファンクションな画像形成装置に取り付けられ
たADF装置は、通常、原稿載置台とともに、画像読取
部から排出される原稿を再度積載する排出台も備えてい
る。そして、これらの載置台及び排出台は、それらの一
端側が画像形成装置本体に対して上方向に開閉自在とな
るようにヒンジ機構を介して取り付けられている。これ
により、ブック原稿等の綴じ合わせた厚みの厚い原稿の
複写を行うような場合、あるいは搬送される原稿が紙詰
まりを起こしたような場合に、ADF装置を開放位置に
位置させて操作を行うことができる。
【0004】上記のような画像形成装置のマルチファン
クション化に伴い、さらに省スペースで操作性のよいも
のが要望されている。そこで、画像形成後の転写紙の排
出台を本体前面側に向けてADF装置の載置台と平行に
設け、さらにADF装置の開閉のための操作力を軽減す
る為に、載置台及び排出台の設けられた部分と、搬送機
構が設けられた部分とを分離して構成し、載置台及び排
出台の設けられた部分のみを開閉できるようにした装置
も提供されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な従来の装置では、載置台あるいは排出台上に原稿が積
載された状態でADF装置を開放する際に、載置台ある
いは排出台上から原稿が滑り落ちて画像形成装置の背
面、つまり操作方向からみて奥側に落下してしまうとい
う問題点が生じる。前述のような原稿の落下を防止する
ために、ADF装置を開放する場合は、載置台または排
出台に原稿が載置されていないかどうか事前に確認する
必要があり、原稿が載置されている場合にはそれらを一
旦取り除いてからADF装置を開放しなければならな
い。したがって操作性が悪い。また複数の原稿が落下し
てしまった場合は、拾い上げた後に原稿を整理する作業
が面倒である。上記のような問題点を解決するために、
例えば特開平5−116804号公報に示されるような
技術が提案されている。ここでは、画像形成装置本体の
上部半体の開放動作が検出されると、原稿の送り出し手
段でもある原稿押え手段が原稿上部に圧接して原稿の落
下を防止するようにしている。しかし、上記のような構
成では、原稿押え手段の圧接・離反機構が別途必要とな
り、本体の開放を検知する検知手段等も必要となるた
め、部品点数が多くなり機構も複雑化してコストがかか
ってしまう。また、前述のような原稿の載置台と排出台
とが一体に設けられているものでは、ADF装置全体の
重量が重くなり、開閉作業に際して操作者に負荷がかか
るという問題点も有していた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るシート部材
搬送装置は、画像形成装置本体上部に設けられ、シート
部材を搬送する装置であって、載置台と、搬送機構と、
落下防止機構とを備えている。載置台は、画像形成装置
本体に対して開閉自在に設けられ、シート部材を載置す
る。搬送機構は載置台に載置されたシート部材を搬送す
る。落下防止機構は、載置台が閉じられた状態ではシー
ト部材の搬送を妨げないように退避し、載置台が開放さ
れた状態では載置台の開放動作に伴ってシート部材が載
置台から落下するのを防止する。この装置によれば、載
置台の開放動作に伴って載置台上のシート部材の落下が
防止されるので、載置台の開放の際にユーザーがシート
部材を除去する必要がない。このシート部材搬送装置に
おいて、載置台を、搬送機構とは独立して開閉自在とす
るのが好ましい。このシート部材搬送装置において、落
下防止機構が、回転軸と、落下防止部材と、付勢部材
と、規制部材とを有しているのが好ましい。回転軸は載
置台の搬送方向下流側端部に回転自在に支持されてい
る。落下防止部材は、回転軸とともに回転可能であり、
載置台に載置されたシート部材の端部に当接可能な第1
位置と、シート部材の端部に当接しない第2位置とをと
り得る。付勢部材は落下防止部材を第1位置側に付勢す
る。規制部材は、載置台が閉じられた状態では、落下防
止部材を第2位置に位置させる。このシート部材搬送装
置において、落下防止機構は回転軸及び落下防止部材と
ともに回動可能な回動部材をさらに備えていてもよく、
この場合、付勢部材は回動部材を付勢することにより落
下防止部材を第1位置側に付勢するものであり、規制部
材は、画像形成装置本体上面に設けられ、載置台が閉じ
られた状態では前記回動部材に当接して前記落下防止部
材を前記第2位置に位置させる当接部材であるのが好ま
しい。このシート部材搬送装置において、画像形成装置
本体の上部に画像読取手段が設けられている場合は、当
接部材は、画像読取手段以外の位置に設けられており、
載置台が閉じられた状態において回動部材と当接する当
接部と、載置台の開閉動作に伴って回動部材と当接して
回動部材の回動動作を円滑にする傾斜部とを有している
のが好ましい。
【0007】このシート部材搬送装置において、載置台
の搬送方向下流側端部には、第2位置の落下防止部材を
収納する収納部が形成されているのが好ましい。このシ
ート部材搬送装置において、搬送機構は供給機構と排出
機構とを有しているのが好ましい。供給機構は、画像形
成装置本体の画像読取手段に対応する位置に、載置台上
に載置されたシート部材を供給する。排出機構は、画像
読取手段で画像が読み取られたシート部材を、載置台上
に排出する。本発明に係る画像形成装置は、画像形成装
置本体と、原稿搬送装置とを備えている。画像形成装置
は、原稿の画像を読み取る画像読取手段と、転写紙を搬
送する転写紙搬送機構と、画像読取手段で読み取った画
像を搬送されてきた転写紙に形成する画像形成部とを内
部に有している。原稿搬送装置は、画像形成装置本体の
上部に設けられており、載置台と、搬送機構と、落下防
止機構とを備えている。載置台は、画像形成装置本体に
対して開閉自在に設けられ、原稿を載置する。搬送機構
は載置台に載置された原稿を搬送する。落下防止機構
は、載置台が閉じられた状態では原稿の搬送を妨げない
ように退避し、載置台が開放された状態では載置台の開
放動作に伴って原稿が載置台から落下するのを防止す
る。この画像形成装置において、載置台は搬送機構とは
独立して開閉自在であるのが好ましい。また、この画像
形成装置において、落下防止機構が、回転軸と、落下防
止部材と、付勢部材と、規制部材とを有しているのが好
ましい。回転軸は載置台の搬送方向下流側端部に回転自
在に支持されている。落下防止部材は、回転軸とともに
回転可能であり、載置台に載置された原稿の端部に当接
可能な第1位置と、原稿の端部に当接しない第2位置と
をとり得る。付勢部材は落下防止部材を第1位置側に付
勢する。規制部材は、載置台が閉じられた状態では、落
下防止部材を第2位置に位置させる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を添付
の図面を参照して説明する。まず、図1は本発明の一実
施形態によるシート部材搬送装置としてのADF装置を
有する画像形成装置の全体斜視図であり、ここに示され
た画像形成装置は、複写機能とファクシミリ機能とを併
せ持つ複合機である。また、図2は図1に示された画像
形成装置の断面構成図である。これらの図において、画
像形成装置1は、本体1aと、本体1aの上部に配設さ
れたADF装置1bとを有している。本体1aは、画像
読取手段2,光学ユニット3及び感光体ドラム41を備
えた画像形成部4と、転写紙搬送機構5とから構成され
ている。本体1a上部外面の手前側(図2右側)には操
作パネル6が配設されている。また、本体1aの上部に
おいて、手前側から本体1aの奥行方向の中間部にかけ
て転写紙排出部7が形成されている。本体1aの側部に
は、外部のファクシミリとの間で原稿の画像の送受信を
行うための電話機8が付設されている。なお、この画像
形成装置1は、通常、本体1aの操作パネル6の配設さ
れた側で原稿の複写作業やファクシミリの送信作業等を
行うものであるため、操作パネル6の配設された側を手
前側と呼び、操作パネル6の配設された側と対向する側
を後方側と呼ぶ。また、本体1aの頂部には第1のコン
タクトガラス11が設けられ、さらに本体1aの頂部で
あって第1のコンタクトガラス11よりも後方側には第
2のコンタクトガラス12が設けられている。第1のコ
ンタクトガラス11は静止原稿読取領域に配置されてい
る。ここで、静止原稿読取領域とは、静止した原稿に対
して画像読取手段2を構成する後述のスキャナ22を走
査することにより原稿の画像を読み取る領域である。な
お、第1のコンタクトガラス11上に原稿が載置された
とき、原稿検知センサS1により原稿が検出され、検知
信号が出力されるようになっている。また、第2のコン
タクトガラス12は移動原稿読取領域に配置されてい
る。移動原稿読取領域とは、静止したスキャナ22に対
して原稿を移動させることにより、原稿の画像を読み取
る領域である。
【0009】ADF装置1bは、原稿の載置台13と、
原稿を搬送する搬送機構14とを有している。載置台1
3は、第1のコンタクトガラス11の上方に配設され、
第1のコンタクトガラス11面を開閉可能に覆ってい
る。また、この載置台13に対して本発明の落下防止機
構が適用されている。搬送機構14は第2のコンタクト
ガラス12の上方に配設されている。載置台13は上面
側に形成された凹部を有しており、この凹部は搬送機構
14から排出される原稿を受け取る排出部17となって
いる。搬送機構14は、手前側に開口する原稿挿入口1
41と、原稿排出口142と、原稿搬送部143とを備
えている。原稿排出口142は、原稿挿入口141と同
様に装置手前側に開口すると共に、原稿挿入口141の
下方に位置し、かつ排出部17よりも上方に位置してい
る。原稿搬送部143は、原稿挿入口141に挿入され
た原稿を、後方側に向けて取り込み、その後、中間位置
で搬送方向を反転させて手前側の原稿排出口142に搬
送するものである。原稿挿入口141の手前側には原稿
載置部144が設けられている。原稿載置部144は、
載置台13の上方に配置されており、載置台13の後方
側の対向位置(紙面の奥行き方向)に上方に突出して設
けられた一対の支持体131に一体に取り付けられてい
る。原稿搬送部143には、搬送方向上流側から下流側
にかけて、前送りローラ143a、給紙ローラ143
b、第1の搬送ローラ対143c(ローラ143c’、
ローラ143c’’)、第2の搬送ローラ対143d
(ローラ143d’、ローラ143d’’)及び排出ロ
ーラ対(第3の搬送ローラ対)143e(ローラ143
e’、ローラ143e’’)が順に配殺されている。ま
た、捌きローラ143fが給紙ローラ143b側に付勢
された状態で配設されている。第1の搬送ローラ対14
3c、第2の搬送ローラ対143d及び排出ローラ対1
43eはそれぞれ駆動ローラと従動ローラとで構成され
ている。前送りローラ143a、給紙ローラ143b、
第1の搬送ローラ対143cの駆動ローラ、第2の搬送
ローラ対の駆動ローラ及び排出ローラ対143eの駆動
ローラは、駆動モータM1の駆動によりそれぞれ原稿を
下流側に向けて搬送する方向に回転する。また、捌きロ
ーラ143fは、トルクリミッタを備えており、給紙ロ
ーラ143bと捌きローラ対143f間を通過する原稿
が一枚だけの場合には捌きローラ143fにかかるトル
クが大きいことから給紙ローラ143bに従動し、給紙
ローラ143bと捌きローラ対143f間を通過する原
稿が複数枚重なっている場合には捌きローラ143fに
かかるトルクが小さいことからトルクリミッタが作用し
て回転不能の状態となる。その結果、原稿と捌きローラ
143fとの摩擦力よりも原稿同士の摩擦力の方が小さ
いために最上層の原稿のみが給紙ローラ143bにより
下流側に搬送される。
【0010】原稿搬送部143には、給紙ローラ143
bの上流側近傍位置と第2の搬送ローラ対143dの下
流側近傍位置とにそれぞれ原稿検知センサS2,S3が
配設されている。これにより、画像形成面を上にして積
載された原稿が原稿載置部144に載置されて給紙ロー
ラ143bの上流側近傍位置にまで押し込まれると、原
稿検知センサS2が原稿の存在を検知し、その後に与え
られる指示信号に応じて駆動モータM1が駆動されて原
稿が1枚ずつ下流側に搬送される。搬送されてきた原稿
の先端位置が第2の搬送ローラ対143dの下流側近傍
位置に達すると、原稿検知センサS3がそれを検知し、
この検知信号により、原稿の先端位置が第2のコンタク
トガラス12に達したときに後述するスキャナ22によ
る画像の読み取りが開始されるような制御が行われる。
その後、原稿の後端位置が第2のコンタクトガラス12
を通過し終わったときにスキャナ22による画像の読み
取りが終了するような制御が行われる。画像の読み取り
が終了した原稿は排出ローラ対143eにより原稿排出
口142に搬送される。原稿載置部144に載置された
原稿は、原稿検知センサS2がONになっている間、順
次下流側に搬送される。なお、原稿が第2の搬送ローラ
対143dを通過する時には上下面が反転しており、第
2のコンタクトガラス12の位置に到達した時には画像
形成面が第2のコンタクトガラス12面と対向して画像
の読み取りが可能となる。また、原稿排出口142に搬
送された原稿は排出部17に排出され、画像形成面を下
にして上方向に頂次積載されていく。この結果、排出部
17から原稿を回収する時には、原稿は当初と同じ順序
で積層された状態となっている。また、載置台13は、
図3に示すように、後方側の対向位置(紙面の奥行方
向)に後方側に延びて形成された一対のアーム132を
有している。一方、本体1a側には図1及び図2に示す
ように、横方向に突出する軸体145aを有する上流側
ガイド145が形成されており、一対のアーム132の
先端側は、上流側ガイド145の軸体145aに回動可
能に支持されている。これにより、載置台13の手前側
を持ち上げた時、図5の一点鎖線で示すように、載置台
13は軸体145aを支点にして原稿載置部144とと
もに上方に持ちあがり、第1のコンタクトガラス11の
原稿載置面が開放された状態となる。また、載置台13
を上方に持ち上げる力を解除すると、載置台13は軸体
145aを支点にして自重で下降し、第1のコンタクト
ガラス11の原稿載置面を覆った状態となる。
【0011】図1,図2に示すように、画像読取手段2
は、第1及び第2のコンタクトガラス11,12の側部
に沿って配設されたガイドレール21と、ガイドレール
21に沿って手前側と後方側との間を往復移動可能に配
設されたスキャナ22とから構成されている。スキャナ
22は、原稿の画像面を照射するLED等からなる光源
221と、CCD等からなる読取部222と、原稿画像
を読取部222に導くミラー223とを備えており、通
常、第1のコンタクトガラス11と第2のコンタクトガ
ラス12との中間位置であるホームポジションに待機し
ている。ここで、第1のコンタクトガラス11上に原稿
が載置されると、原稿検知センサS1により原稿の存在
が検知され、その後に与えられる指示信号に応じて駆動
モータM2が駆動され、これにより、スキャナ22はホ
ームポジションから一旦操作パネル6側の原稿の先端位
置まで移動する。そして、次に、光源221が点灯さ
れ、スキャナ22は、原稿の先端位置である手前側から
後方側に移動し、原稿の画像面を走査して1ラインごと
に画像の読取を行う。この読み取られた画像データは、
所定のデータ処理が施された後、デジタル信号に変換さ
れ、図略のメモリに格納される。原稿画像の読取が終了
すると、光源221が消灯され、スキャナ22はホーム
ポジションに復帰する。また、原稿裁置部144に原稿
が載置されると、原稿検知センサS2により原稿が検知
され、その後に与えられる指示信号に応じて駆動モータ
M2が駆動され、これによりスキャナ22はホームポジ
ションから第2のコンタクトガラス12の位置に移動さ
れる。そして、原稿が搬送機構14により搬送されて第
2のコンタクトガラス12上を通過するとき、スキャナ
22は原稿画像を1ラインごとに読み取る。この読み取
られた画像データは上記と同様にして図略のメモリに記
億される。なお、光源221は、原稿の画像を読み取る
前に点灯され、読み取った後に消灯される。また、スキ
ャナ22は、原稿載置部144に載置されたすべての原
稿の搬送が終了すると、ホームポジションに復帰する。
このように、第2のコンタクトガラス12の位置では、
スキャナ22は静止した状態で原稿画像を読み取るの
で、第1のコンタクトガラス11におけるようなスキャ
ナ22の移動時間が削減でき、画像の単位時間の読取量
を増加することが可能となる。
【0012】光学ユニット3は、転写紙排出部7の下方
に配設されており、メモリから読み出されたスキャナ2
2で読み取られた原稿画像、またはメモリから読み出さ
れた外部のファクシミリから送信されてきた画像を、感
光体ドラム41上に露光するものである。この光学ユニ
ット3は、画像データに基づいて生成された偏重信号を
レーザー光に変換して出力する発光部31と、発光部3
1からのレーザー光を感光体ドラム41に向けて反射す
る反射ミラー32とを備えている。また、光学ユニット
3の各構成部材はハウジング33内に取付けられてハウ
ジング33と一体的に構成されており、このハウジング
33が本体1a内の本体フレームにネジ止め等の手段で
固定された状態で本体1a内に配設されている。画像形
成部4は、感光体ドラム41の周面に沿って、上部に帯
電器42、帯電器42の手前側に現像部43、帯電器4
2の後方側にクリーニング部44が配置されている。感
光体ドラム41は、駆動モータM3の駆動により矢印方
向に回転され、帯電器42と対向する位置でその周面上
に帯電領域が形成される。この静電領域には光学ユニッ
ト3から出力されるレーザー光により静電潜像が形成さ
れ、現像部43と対向する位置で静電潜像がトナー像に
現像される。感光体ドラム41の下方には転写ローラ4
5が配設されており、感光体ドラム41上のトナー像は
転写ローラ45に対向する位置で転写紙に転写される。
さらに、感光体ドラム41の周表面に残留しているトナ
ーは、回転方向下流側のクリーニング部44と対向する
位置で除去される。画像形成部4の各構成部材は、ハウ
ジング46内に取付けられてハウジング46と一体的に
構成されており、このハウジング46が本体1a内の図
略の本体フレームに着脱自在に装着されている。そし
て、本体1aの画像形成部4の手前側にはカバー48が
設けられており、カバー48は本体1a下端部の軸体4
81を支点として手前側に開閉可能となっている。これ
により、カバー48を開けて、画像形成部4を本体1a
の外部に取り出すことができるようになっている。
【0013】転写紙搬送機構5は、本体1aの下部に形
成され、給紙カセット装填部52と、給紙部53と、転
写紙搬送路54とを有している。また、この転写紙搬送
機構5は、転写紙搬送路54に沿って配設されたレジス
トローラ対55、定着部56、搬送ローラ対57及び排
出ローラ対58を備えている。給紙カセット装填部52
は転写紙Pが積層されて収納された給紙カセット51が
装填されている。給紙部53は給紙ローラ531を有
し、この給紙ローラ531によって、給紙カセット装填
部52に装填された給紙カセット51内の転写紙Pは手
前側から送り出される。転写紙搬送路54は給紙カセッ
ト51から引き出された転写紙を感光体ドラム41を経
由して転写紙排出部7に導くためのものである。給紙カ
セット51は、後方側下方が回動支点となり手前側がバ
ネ511にて上方に付勢された転写紙載置台512、及
び給紙ローラ531により引き出された転写紙を転写紙
搬送路54に導くガイド513を内部に備えている。そ
して、この給紙カセット51は本体1aの手前側から給
紙カセット装填部52にスライドさせて装着するように
なっている。また、給紙カセット51は、転写紙を補給
する時や給紙ローラ531付近でジャムが発生したとき
に手前側に引っ張ると、本体1aの外部に引き出す事が
できるようになっている。なお、ガイド513は、転写
紙を上方の転写紙搬送路54に導くために転写紙載置台
512側が凹状となる湾曲形状に形成されている。ま
た、ガイド513の転写紙との接触面側には複数のリブ
513aが搬送方向に沿って所定の間隔で設けられてお
り、これにより、転写紙がスムーズに搬送できるように
構成されている。給紙部53は、給紙ローラ531の他
に転写紙の重送を防止するための図略の捌き爪や捌きロ
ーラ等の捌き手段を有している。給紙ローラ531は、
給紙カセット52の上部であって手前よりの位置に配設
されると共に、図略のクラッチを介して駆動モータM3
の駆動により矢印方向に回転し、レジストローラ対55
に転写紙を搬送する。
【0014】転写紙搬送路54は、給紙カセット51の
手前側に引き出された転写紙を後方側に反転させて感光
体ドラム41と転写ローラ45との間に給送する第1転
写前ガイド541及び第2転写前ガイド542、感光体
ドラム41で画像の転写された転写紙を後方側の定着部
56に給送する転写後ガイド543、ならびに定着部5
6を通過した転写紙を搬送方向に反転させて手前側の転
写紙排出部7に排出する第1反転ガイド544及び第2
反転ガイド545を備えている。各ガイド541,54
2,543,544,545は、樹脂等で形成され、転
写紙との接触面側に複数のリブが搬送方向に沿って所定
の間隔で並設されており、これにより転写紙がスムーズ
に搬送できるようになっている。レジストローラ対55
は、第1転写前ガイド541と第2転写前ガイド542
との間に配設され、図略のクラッチを介して駆動モータ
M3の駆動により駆動されるようになっている。また光
学ユニット3による感光体ドラム41への静電潜像の形
成と同期をとって転写紙を感光体ドラム41と転写ロー
ラ45との間に給送する。そして、転写紙を1枚分給送
し終わると、クラッチが解除されて駆動が停止される。
このレジストローラ対55の直前には転写紙センサS4
が配設されており、転写紙の先端部が検知されると所定
時間後に給紙ローラ531の駆動が停止されるようにな
っている。また、定着部56は、上方に位置する熱ロー
ラ561と下方に位置する圧ローラ562とから成って
おり、転写後ガイド543と第1反転ガイド544との
間に配設されている。熱ローラ561は内部にヒーター
を備えていて、この熱ローラ561側に圧ローラ562
が所定のバネ圧で圧接されている。そして両ローラ間に
搬送されてきた転写紙にトナー像を定着させる一方、ト
ナー像の定着された転写紙を第1反転ガイド544側に
搬送する。また、搬送ローラ対57は第1反転ガイド5
44と第2反転ガイド545との間に配設され、排出ロ
ーラ対58は第2反転ガイド545の終端位置に位置さ
れている。また、第2反転ガイド545の搬送方向ほぼ
中間位置には転写紙センサS5が配設されており、転写
紙の搬送異常を検知するようになっている。
【0015】操作パネル6は、スタートスイッチ61、
複写モードとファクシミリ送信モードを選択するモード
選択キー62、拡大/縮小キー63、テンキー64、そ
の他種々の機能をユーザーが任意に設定できるように設
けられた機能キー65が配設されると共に、ユーザーが
設定した機能を視認可能な表示部66が配設されてい
る。以上のように構成されている画像形成装置の動作に
ついて、以下に説明する。まず、操作パネル6のモード
選択キー62により複写モードまたはファクシミリ送信
モードが選択され、原稿が原稿載置部144に載置され
ると、原稿検知センサによってそのことが検知される。
そして、操作パネル6のスタートスイッチ61がオンさ
れることにより、原稿が搬送機構14により第2のコン
タクトガラス12上に搬送される。このときホームポジ
ションから第2のコンタクトガラス12の位置に移動し
たスキャナ22によって原稿の画像が読み取られ、読み
取られた原稿画像がメモリに記億される。画像の読取が
終了した原稿は排出部17に排出される。複写またはフ
ァクシミリ送信される原稿が書籍等のように綴じられた
ものの場合は、その原稿を第1のコンタクトガラス11
上に直接載置する。すると原稿検知センサS1によって
それが検知され、スタートスイッチ61がオンされるこ
とによりスキャナ22によって原稿の画像面が走査され
て画像が読み取られる。読み取られた画像はメモリに記
憶される。また、外部のファクシミリから電話回線を通
じて画像が送信されてきたときは、その信号が検知され
て自動的に受信モードに設定され、受信した画像データ
はメモリに記憶される。また、ファクシミリ送信モード
のときは、メモリに記憶された画像データが読み出さ
れ、電話回線を通じて相手先のファクシミリに送信され
る。複写モードまたはファクシミリ受信モードのとき、
メモリに記億された画像は転写紙に転写されて転写紙排
出部7に排出される。
【0016】つまり、複写モードまたはファクシミリ受
信モードのとき、帯電器42により感光体ドラム41が
帯電され、メモリに記憶された画像データに応じたレー
ザー光が発射されて感光体ドラム41が露光されること
により静電潜像が形成される。次いで、現像部43から
感光体ドラム41に供給されるトナーが静電潜像に付着
してトナー像が形成される。一方、給紙カセット51に
収納された転写紙は、給紙ローラ531によって第1転
写前ガイド541を介してレジストローラ対55側に給
紙される。また、この転写紙は、静電潜像の形成に同期
して、レジストローラ対55により第2転写前ガイド5
42を介して感光体ドラム41と転写ローラ45の間隙
に搬送される。次に、静電潜像の極性とは逆極性の電圧
が印加された転写ローラ45により、感光体ドラム41
のトナー像が転写紙に転写され、その後、転写紙は、感
光体ドラム41から分離され、転写後ガイド543を介
して定着部56に搬送される。この定着部56によって
転写紙上のトナー像が定着される。さらに、トナー像が
定着された転写紙は、搬送ローラ対57及び排出ローラ
対58により第1反転ガイド544及び第2反転ガイド
545を介して転写紙排出部7に排出される。次に落下
防止機構の具体的構成について、その一例を説明する。
図3、図4及び図5は落下防止機構の具体例を示したも
のであり、図4のaからeはADF装置の開放動作に伴
う落下防止機構の動きを経時的に示したものである。
【0017】落下防止機構は、回転軸133と、回転軸
133の両端部に固着された1対の被当接部材(回動部
材)135と、各被当接部材135を矢印B方向(図5
参照)に付勢するばね134(付勢手段)と、落下防止
部材137とを備えている。回転軸133は、載置台1
3を貫通し、しかも回転可能に支持されている。被当接
部材135は、図3及び図5に示す画像形成装置本体上
面のフレーム部分に設けられた、少なくとも1つの当接
部材136に当接するものである。図4に示すように、
被当接部材135は、当接部材136と接触する最下部
が緩い円弧状に形成されており、ADF装置1bが水平
位置から上方の開放位置へ回動される際には図4のeに
示す状態からaに示す状態へと頂次回動していく。具体
的には、当接部材136は、その上面が画像形成装置本
体上面と平行な平坦部分と、緩く下方に傾斜する傾斜部
とからなっている。ADF装置1bが装置本体1aの上
面に閉止された際には、当接部材136と落下防止機構
の被当接部135及び落下防止部材137は図4eに示
すような位置関係にある。このとき、落下防止部材13
7は、原稿の搬送を阻害しないように載置台13に設け
られた凹形状の収納部201内にあり、かつ載置台13
との接続側端部に詔けられた搬送機構14(図3,5)
内に収納されるように構成してあることが好ましい。し
たがって、落下防止部材137は、原稿を搬送する水平
位置の時には下ローラ14Xに隠れ、原稿は、ローラ1
4Z,14Xによって排出される。そして、載置台13
が上方に回動され始めると、被当接部材135は、ばね
134の付勢力により徐々に図5に示す矢印B方向に、
当接部材136上面の傾斜部と当接した状態で円滑に回
動する。この被当接部材135の回動により回転軸13
3が矢印B方向に回転し、さらに回転軸133の回転に
より同軸に固定されている落下防止部材137も矢印B
方向へと回動する。
【0018】そして落下防止部材137は、収納部20
1内に収納された状態から原稿に作用する作用位置へと
回動し、突出する。落下防止部材137には、図3にて
示すように、載置台13が開放位置に位置された時の原
稿の下端側、つまり搬送方向上流端側に当接しこれを支
持する屈折部が設けられている。したがって、載置台1
3が開放されたとき、この屈曲部により載置台13の端
部から原稿が落下するのを防止できる。次に、載置台1
3が開放位置から閉められて水平位置になった状態で
は、開放時とは逆に、被当接部材135及び落下防止部
材137は図4のaに示す状態からeに示す状態に向け
て順次回動する。つまり、装置本体側の当接部材136
の上面に被当接部材135の下部が当接し、ばね134
の付勢力に対抗して回動する。当接部材136には、先
述したように、その上面に緩く傾斜部が設けられている
ため、被当接部材135の下部に殻けられた円弧部は円
滑に傾斜面に沿って回動されていく。そして、この被当
接部材135の回動動作に伴って、被当接部材が固着さ
れている回転軸133も回転する。これにより、落下防
止部材137は回動して収納部201内に収納され、落
下防止部材137が原稿排出の邪魔になることはない。
【0019】本実施例における当接部材は平坦部と傾斜
部とからなる形状であるが、当接部材の形状は特にこれ
に限定されるものではない。緩やかな円弧状、あるいは
半円形状のものであってもよく、被当接部材の回動動作
が円滑かつ適切に行われれば良い。また、この当接部材
は、装置本体1aの上面部とADF装置1b間において
原稿を適切に搬送可能にするための間隙を保持する位置
規制部材を兼用してもよい。また、載置台13側の落下
防止機構の回動動作にリンクするように原稿載置部14
4側にも落下防止部材を設けた回転軸を配し、載置台の
回動動作に伴って画像読取前の原稿の落下を防止できる
ような構成にしてもよい。また、本発明においては、転
写紙を排出する転写紙排出部7を画像形成装置本体に設
けたものを一実施例としてあげているが、装置上部に向
けて搬送可能な転写紙搬送路を別途設けて、ADF装置
が現在使用されておらずかつ載置台13及び原稿載置部
144ともに原稿が積載されていないことが検知センサ
により検出されている場合には、載置台13あるいは原
稿載置部144上へユーザーの選択により転写紙を排出
できるように構成してもよく、この場合には転写紙の取
り出しや状態の視認が行いやすく便利である。
【0020】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、より簡
単な構成で確実にシート部材の落下を防止できる落下防
止機構が提供されるため、開閉機構を有する装置におい
てはその作業性が向上し、信頼性の高い装置を安価で提
供することが可能となる。加えて、シート載置台のみ開
閉可能な開閉機構を備えているため、開閉時におけるユ
ーザーへの負担が軽減でき、開閉機構自体の長寿命化も
図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施例にかかる落下防止機構およ
びこれを適用したシート搬送装置を有する画像形成装置
の全体斜視図。
【図2】図1に示すシート搬送装置を有する画像形成装
置の内部構成図。
【図3】図1に示すシート搬送装置におけるシート載置
台の開閉動作を示す側面図。
【図4】本発明における落下防止部材の動作図。
【図5】本発明における落下防止機構の構成を示す要部
斜視図。
【図6】本発明における落下防止機構の回動動作を示す
ための側面図。
【図7】本発明における従来技術を示すシート搬送装置
を備えた画像形成装置。
【符号の説明】 1a : 画像形成装置本体 1b : ADF装置 13 : 載置台 14 : 搬送機構 144 : 原稿載置部 17 : 原稿排出部 131 : 支持体 133 : 回転軸 134 : ばね 135 : 被当接部材 136 : 当接部材 137 : 落下防止部材 200 : 原稿 201 : 凹形状の収納部
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像形成装置本体上部に設けられるシート
    部材を載置する載置台と、前記シート部材を搬送する搬
    送手段と、前記搬送手段に対して前記載置台を独立して
    回動可能に連結する連結手段とを備えたシート部材搬送
    装置において、前記載置台がシート部材を搬送する水平
    位置の時には、シート部材を妨げないように退避し、前
    記載置台が開放される開放位置の時には、前記載置台が
    水平位置から回転されるとその回転動作に伴って、積載
    台の上端から突出し、シート部材の搬送手段方向の落下
    を防止するシート落下防止機構を有することを特徴とす
    るシート部材搬送装置。
  2. 【請求項2】上記落下防止機構は、上記載置台の上記搬
    送手段との接続端部に設けられ、画像形成装置本体上面
    に設けられた当接部材に当接し回動される回動部材と、
    前記回動部材に回動方向と逆方向に付勢力をあたえる付
    勢手段と、 前記回動部材の回動に伴って防止位置と非
    防止位置とに回動される落下防止手段と、 前記回動部
    材と落下防止手段とを同軸に支持する支持軸とからなる
    ことを特徴とする請求項2記載の落下防止機構を有する
    ことを特徴とするシート部材搬送装置。
  3. 【請求項3】上記画像形成装置本体上部に設けられた当
    接部材は、前記本体上部に設けられた画像読取手段以外
    の位置に設けられており、上記載置台の閉止動作に伴い
    載置台に設けられた被回動部材と当接する当接部と、前
    記被回動部材の回動動作を促すような傾斜部とを備えて
    いることを特徴とする請求項2記載の落下防止機構。
  4. 【請求項4】上記搬送手段の上記載置台との接続側端部
    には、上記落下防止手段の非作用位置への回動動作を許
    容し、前記載置台が閉止位置に位置しているときは前記
    落下防止手段を収納する収納部を備えていることを特徴
    とする請求項3記載の落下防止機構。
  5. 【請求項5】上記シート部材搬送機構は、上記画像形成
    装置本体上面に設けられた画像読取機構へ上記シート載
    置台上に載置されたシート部材を供給する供給手段と、
    前記画像形成装置本体で画像形成されたシート部材をシ
    ート載置台上に排出する排出手段とを有していることを
    特徴とする請求項4記載のシート部材搬送装置。
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