JPH10186658A - ポジ型感光性樹脂組成物とそれを用いた大規模集積回路の製法 - Google Patents

ポジ型感光性樹脂組成物とそれを用いた大規模集積回路の製法

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JPH10186658A
JPH10186658A JP8343595A JP34359596A JPH10186658A JP H10186658 A JPH10186658 A JP H10186658A JP 8343595 A JP8343595 A JP 8343595A JP 34359596 A JP34359596 A JP 34359596A JP H10186658 A JPH10186658 A JP H10186658A
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positive photosensitive
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Takao Miwa
崇夫 三輪
Yoshiaki Okabe
義昭 岡部
Yasunari Maekawa
康成 前川
Lames Rangelerd Geraldyn
ラメス ラングラーデ ジェラルディン
Takumi Ueno
巧 上野
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Hitachi Ltd
Showa Denko Materials Co Ltd
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Hitachi Chemical Co Ltd
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】現像残りのないパターンが得られるポジ型感光
性樹脂組成物の提供。 【解決手段】エステル基の末端がカルボン酸基であるポ
リアミド酸エステルとジアゾキノン化合物およびクレゾ
ールノボラック樹脂からなるポジ型感光性樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は新規な感光性樹脂組
成物およびそれを用いたパターン形成方法およびそれを
用いた大規模集積回路の製法に関する。
【0002】
【従来の技術】感光性樹脂組成物は、露光した部分の極
性が変化し溶解性に差の出る極性変化型と、露光により
架橋反応が進み露光部分が不溶化する架橋型に分類され
る。
【0003】極性変化型は、現像液組成によってポジ型
としてもネガ型としても利用できるが、架橋型は原理上
ネガ型としてのみ利用可能である。
【0004】また、架橋型感光材料は、その現像液によ
る露光部の膨潤が起こるために、高解像度の微細加工を
行なう上で不利となる。さらに、環境汚染防止の観点や
作業環境改善の観点から、従来の塩素系溶剤や有機溶剤
を中心とする現像液を用いる感光性樹脂組成物に代わ
る、水系溶剤で現像できる感光性樹脂組成物の開発が強
く望まれていた。
【0005】従来、有機感光性樹脂としては、耐熱性に
優れたポリイミド系樹脂が広く検討されている。
【0006】例えば、ポリイミド前駆体であるポリアミ
ド酸を基板にコーティングし、熱処理を行ってポリイミ
ドに変換した後、そのポリイミド膜上にフォトレジスト
のレリーフパターンを形成させ、ヒドラジン系エッチン
グ剤によりポリイミドを選択的にエッチングして、レリ
ーフパターンをポリイミドに転写させている。
【0007】しかし、上記工程におけるポリイミドのパ
ターン化には、フォトレジストの塗布や剥離などの工程
が含まれるため、プロセスが非常に煩雑となる。また、
レリーフパターンをレジストを介して転写することによ
る寸法精度の低下が起こる。従って、微細加工工程の簡
略化や高精度化を図るため、直接光で微細加工可能な耐
熱材料の開発が望まれていた。
【0008】上記目的のための材料としては、ポリアミ
ド酸と重クロム酸塩からなる感光性耐熱材料(特公昭4
9−17374号公報)、ピロメリット酸誘導体から誘
導される感光性ポリアミド酸(特開昭49−11224
1号公報)、ポリアミド酸と不飽和アミンから成る感光
性耐熱材料(特開昭54−145794号公報)、ポリ
アミド酸と飽和エポキシを反応させて成る感光性耐熱材
料(特開昭55−45746号公報)など各種の材料が
提案された。
【0009】しかしながら、上記の感光材料はすべて架
橋反応を用いたネガ型である。架橋反応を用いた感光材
料は、現像液による露光部の膨潤が起こるために高解像
度の微細加工を行なう上で不利となる。また、プロセス
上ポジ型の感光耐熱材料が必要となる場合もあり、極性
変化型の感光性耐熱材料が望まれていた。
【0010】上記目的のためのポジ型の感光性耐熱材料
としては、特公平1−59571号公報、特開昭62−
229242号、特公平4−204738号公報、特開
平7−248626号公報等が提案されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記のポジ型感光性耐
熱材料は、感度が低い点で問題があった。また、感光基
がポリイミド前駆体に強固な共有結合で付加されている
ために、イミド化過程で脱離しにくく、膜特性に悪影響
を与えるなどの問題があった。
【0012】さらに上記感光性樹脂組成物は、現像した
際にパターン底部における現像残りが著しいと云う問題
があった。また、ポリアミド酸トリメチルシリルエステ
ルに、ジアゾキノン化合物とクレゾールノボラック樹脂
を加えた感光性樹脂組成物が特開平7−248626号
公報に開示されているが、この組成物は解像度が低いと
云う問題があった。
【0013】本発明の目的は、上記諸問題を解決したポ
ジ型感光性樹脂組成物を提供するにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の要旨は次のとおりである。
【0015】〔1〕 一般式(1)
【0016】
【化4】
【0017】(式中、Aは炭素数4以上のテトラカルボ
ン酸およびその誘導体を構成する4価の有機基、R1
2は水素または炭素数20以下の脂肪族カルボン酸基
で、互いに同じでもよいが少なくとも一方は水素ではな
い、R3はジアミンを構成する2価の有機基で示され
る。)で表される繰り返し単位を含み、樹脂成分100
重量部当り1〜100重量部のジアゾキノン化合物、お
よび、樹脂成分100重量部当り1〜30重量部のクレ
ゾールノボラック樹脂を含むことを特徴とするポジ型感
光性樹脂組成物にある。
【0018】〔2〕 大規模集積回路に回路を形成、ま
たは、保護膜を形成する大規模集積回路の製法におい
て、上記一般式(1)(式中、Aは炭素数4以上のテト
ラカルボン酸およびその誘導体を構成する4価の有機
基、R1,R2は水素または炭素数20以下の脂肪族カル
ボン酸基で、互いに同じでもよいが少なくとも一方は水
素ではない、R3はジアミンを構成する2価の有機基で
示される。)で表される繰り返し単位を含み、樹脂成分
100重量部当り1〜100重量部のジアゾキノン化合
物および樹脂成分100重量部当り1〜30重量部のク
レゾールノボラック樹脂を含むポジ型感光性樹脂組成物
を基板上に塗布し、乾燥する工程、遮光性マスクを介し
て電磁波照射する工程、現像する工程を含むことを特徴
とする大規模集積回路の製法にある。
【0019】
【発明の実施の形態】テトラカルボン酸誘導体として
は、酸無水物、酸塩化物などがある。本発明で用いられ
るジアミンと酸無水物誘導体としては、特開昭61−1
81829号公報記載のものが例として挙げられる。
【0020】また、2−〔ビス(3−アミノ−4−ヒド
ロキシフェニル)〕−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオ
ロプロパン、3,3'−ジヒドロキシベンジジン、2,2'
−ジアミノビスフェノールA、2,4−ジアミノフェノ
ール、2,4−ジアミノトリオール、3,4−ジアミノ安
息香酸、1,5−ジヒドロキシナフタレン−ビス−フタ
ル酸無水物など構造中に水酸基やカルボン酸基を有する
モノマーを用いると、樹脂組成物の水溶性を高めること
ができる。
【0021】本発明で用いるジアゾキノン化合物として
は、ジアゾキノンスルホン酸エステル、ジアゾキノンス
ルホン酸アミド、ジアゾキノンスルホン酸塩などの化合
物が挙げられる。これらの合成法と性質については、フ
ォトポリマー・テクノロジー(日刊工業新聞社、ISB
N 4−526−02457−0)、および、その引用
文献等に記載されており、この分野の研究者であれば必
要とするジアゾキノン化合物を容易に合成可能である。
【0022】ジアゾキノンスルホン酸誘導体を用いる
と、未露光部の水溶性を抑制する効果があり、レリーフ
パターンを形成する上で好都合である。
【0023】さらに、ジアゾキノンスルホンアミド誘導
体を用いると、露光部と未露光部の間の溶解速度の比が
大きくなり、得られるパターンの形状が大幅に改善でき
る。
【0024】本発明において、電磁波とは波長が1nm
〜10μm、好ましくは1〜900nmの光線を用いる
ことが望ましい。
【0025】本発明に用いる一般式(1)で表される樹
脂は、以下の方法によって合成される。ハロゲン化カル
ボン酸のカルボン酸部分をジヒドロピランで保護し、こ
れをアルカリ金属炭酸塩(炭酸ナトリウム、炭酸カリウ
ム、炭酸セシウム)の存在下でポリアミド酸のN−メチ
ルピロリドン溶液と混合し、室温で反応させる。
【0026】得られた反応液を酸性にすることで一般式
(1)で表される樹脂を得る。この際、樹脂中のエステ
ル基の量は、上記のハロゲン化カルボン酸のカルボン酸
部分をジヒドロピランで保護する量を調節することによ
って容易に変化させることができる。
【0027】合成された樹脂と光酸発生剤を混合するこ
とによって本発明の樹脂組成物は容易に得ることができ
る。
【0028】また、本発明の樹脂組成物には、その特性
を損なわない範囲で他の樹脂組成物を添加して用いるこ
とも可能である。特に、ポリアミド酸、ポリアミド酸エ
ステル、ポリイソイミド等のポリイミド前駆体を添加す
ると、耐熱性と機械特性が共に優れた膜を得ることがで
きるので好ましい。
【0029】本発明において、三重項増感剤との併用、
各種アミン化合物からなる密着向上剤、界面活性剤等と
の併用が可能であることは云うまでもない。
【0030】上記レリーフパタンはジアゾキノン化合物
添加による樹脂組成物の溶解性低下と、光による酸発生
の結果、生じる樹脂組成物の溶解性向上にジアゾキノン
化合物の量が重要となる。
【0031】これらの配合量について検討した結果、ジ
アゾキノン化合物の量が樹脂成分100重量部に対して
1〜100重量部、好ましくは10〜70重量部の場合
に、良好なレリーフパタンが得られることが分かった。
1重量部未満ではレリーフパターンは形成できず、10
0重量部を乞えると得られた膜が脆くなる。10〜70
重量部とした場合には、イミド化後の膜質(引張り強
さ、表面平滑性)にも優れたレリーフパターンを得るこ
とができた。
【0032】また本発明の樹脂組成物においては、
1,R2がパターンの形状を決める上で重要である。R
1,R2が共に水素の場合は、露光部と未露光部の間での
溶解速度の差があまりでず、従ってパターンは得られな
い。R1,R2のうち少なくとも一方が脂肪族カルボン酸
基である場合にパターンが得られる。また、脂肪族カル
ボン酸基の炭素数が20より多くなると得られる膜が脆
くなり問題である。
【0033】本発明で用いられるクレゾールノボラック
樹脂としては、一般にポジ型レジストに用いられている
ものが使用できる。クレゾールノボラック樹脂の量が一
般式(1)で表される樹脂成分100重量部に対して1
〜30重量部の場合に良好なパターン形状と、硬化後の
膜特性が良好な膜が実現できる。
【0034】1重量部未満の場合にはパターン端部での
現像残りが発生し良好なパターンが得られない。30重
量部を超えると硬化後の膜が脆くなり問題である。
【0035】本発明のポジ型感光性ポリイミドは、半導
体素子の層関絶縁膜、パッシベーション膜、多層プリン
ト板の絶縁膜などに用いることができる。
【0036】本発明の感光性樹脂組成物を用いた電子装
置の一例として樹脂封止型半導体装置の製造例を示す。
【0037】図1(a)に示すように50μm角のボン
ディングパッド1を形成し、続いて(b)に示すように
ポリイミド膜5が3.5μmになるように回転数を調整
して、本発明の感光性樹脂組成物4を回転塗布した。
【0038】(c)では80℃/10分の予備乾燥後、
フォトマスクを介して紫外線を300mJ/cm2照射
した。さらにアルカリ現像液(東京応化製NMD3)で
約90秒現像して50μm角のスルーホールを形成し
た。
【0039】(d)ではスルーホールを施したボンディ
ングパッド1とリードフレーム7をボンディングワイヤ
6で接続し、全体をエポキシ樹脂の封止剤8で封止し樹
脂封止型半導体装置を作製した。
【0040】本発明のポジ型感光性樹脂を用いると、ボ
ンディングパッド部での現像残りが発生しないためにボ
ンディングワイヤとの間で信頼性の高い接続が達成され
る。
【0041】
【実施例】
〔実施例 1〕3,3',4,4'−ビフェニルテトラカル
ボン酸二無水物(BPDA)2.94gと1.08gのp
−フェニレンジアミン(PDA)を36gのN−メチル
−2−ピロリドン(NMP)中、室温で8時間反応させ
た(A液)。
【0042】8.0gのヨウ化プロピオン酸を20gの
テトラヒドロフランに溶解した溶液に、7.0gの3,4
−ジヒドロ−2H−ピランを30gのテトラヒドロフラ
ンに溶解した溶液を滴下し、50℃で12時間撹拌し反
応させる。この反応液に塩化水素を添加して酸性とし、
2時間,50℃で反応させる。さらに、この反応溶液を
40℃、5mmHgの条件で5時間蒸留した残留分を2
0gのNMPに溶解させた(B液)。
【0043】上記のA液に3.5gの無水炭酸カリウム
を溶解し、さらにB液を加え室温で24時間反応させ
る。この反応液を水中に投入し、不溶分を濾過し水洗後
乾燥させる。これの1gと0.5gの2,3,4,4'−テ
トラヒドロキシベンゾフェノンの1,2−ナフトキノン
−2−ジアジドー5−スルホン酸の3置換エステル化合
物、および、0.1gのm−、p−フェノールノボラッ
ク樹脂(分子量約1万)を、4gのNMPに溶解し感光
性樹脂組成物を得た。
【0044】この感光性樹脂組成物をスピンコート法に
よってガラス基板上に塗布し、100℃で乾燥し、遮光
性マスクを介して高圧水銀灯で露光した(照射量500
mJ/cm2,膜厚6μm)。
【0045】上記フィルムを2.38%アンモニウムハ
イドロオキサイド水溶液中で現像したところ、未露光部
をほとんど侵触することなく、しかも、露光部と未露光
部の境界付近の露光部側にも現像残りが無く、コントラ
ストの高いパターンが得られた。
【0046】さらに300℃で1時間熱処理し、微細で
強靱なレリーフパターンを得ることができた。解像度<
3μm、3%重量減少温度>400℃であった。
【0047】〔実施例 2〕2,3,4,4'−テトラヒド
ロキシベンゾフェノンの1,2−ナフトキノン−2−ジ
アジド−5−スルホン酸の3置換エステル化合物を、
4,4'−ビス(1,2−ナフトキノン−2−ジアジド−
5−スルホニルアミノ)ジフェニルエーテルに替えて、
実施例1と同様の検討を行った(照射量300mJ/c
2,膜厚6μm)。
【0048】やはり露光部をほとんど侵触することな
く、しかも、露光部と未露光部の境界付近の露光部側に
も現像残りが無く、コントラストの高いパターンが得ら
れた。さらに300℃で1時間熱処理し、微細で強靱な
レリーフパターンを得ることができた。解像度<3μ
m、3%重量減少温度>400℃であった。
【0049】〔実施例 3〕BPDAを3.1gの3,
3',4,4'−ジフェニルエーテルテトラカルボン酸二無
水物(ODPA)に替え、PDAを2.0gのオキシジ
アニリン(ODA)に替えて、実施例2と同様の検討を
行った(照射量500mJ/cm2,膜厚10μm)。
【0050】その結果、実施例2と同様に露光部をほと
んど侵触することなく、しかも、露光部と未露光部の境
界付近の露光部側にも現像残りが無く、コントラストの
高いパターンが得られた。
【0051】さらに300℃で1時間熱処理し、微細で
強靱なレリーフパターンを得ることができた。解像度<
3μm、3%重量減少温度>400℃であった。
【0052】〔実施例 4〕実施例3の4,4'−ビス
(1,2−ナフトキノン−2−ジアジド−5−スルホニル
アミノ)ジフェニルエーテルを4−(1,2−ナフトキノ
ン−2−ジアジド−5−スルホニルアミノ)−1−(1,
2−ナフトキノン−2−ジアジド−5−スルホニルオキ
シ)ベンゼンに替えて、実施例3と同様の検討を行っ
た。
【0053】その結果、実施例3と同様に露光部と未露
光部の境界付近の露光部側にも現像残りが無く、コント
ラストの高いパターンをえられた。
【0054】さらに300℃で1時間熱処理し、微細で
強靱なレリーフパターンを得ることができた。解像度<
3μm、3%重量減少温度>400℃であった。
【0055】〔比較例〕ベンゾフェノンテトラカルボン
酸二無水物(BTDA)12.3gとメタノール12.0
g(162mmol)の混合溶液を還流下1時間撹拌す
る。過剰量のメタノールを減圧留去する。
【0056】ベンゼン50mlを添加後、塩化チオニル
11.0g(46.0mmol)を室温で滴下する。反応
液を還流下1時間撹拌し、過剰量の塩化チオニルを減圧
留去することにより、対応するベンゾフェノンテトラカ
ルボン酸ジブチルジクロリド(BTDBuCl)の固体
を得た。
【0057】得られたBTDBuClのNMP溶液50
mlに、ジアミノジフェニルエーテル(DDE)3.0
6g(15.3mmol)、3,5−ジアミノ安息香酸
3.50g(23.0mmol)のNMP溶液40ml
を、反応溶液を5度以下に保ちながら滴下し、室温で3
0分撹拌する。濾過後、濾液を水3リットルに滴下する
ことによりベンゾフェノンテトラカルボン酸ジブチル骨
格を有するポリアミド酸エステルの固体を得た。
【0058】この固体1gと0.5gの4−(1,2−ナ
フトキノン−2−ジアジド−5−スルホニルアミノ)−
1−(1,2−ナフトキノン−2−ジアジド−5−スルホ
ニルオキシ)ベンゼンを4gのNMPに溶解し、実施例
1と同様の検討を行った。
【0059】露光部と未露光部の境界付近の露光部側に
幅約10μmの現像残りが生じた。
【0060】
【発明の効果】本発明の感光性樹脂組成物は、現像が容
易で、優れた耐熱性を有し、微細で強靱なレリーフパタ
ーンを与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】感光性樹脂組成物を用いた樹脂封止型半導体装
置の作製例を示す模式図である。
【符号の説明】
1…ボンディングパッド、2…LSIチップ、3…チッ
プキャリアテープ、4…感光性樹脂組成物、5…ポリイ
ミド膜、6…ボンディングワイヤ、7…リードフレー
ム、8…封止剤。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前川 康成 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 ジェラルディン ラメス ラングラーデ 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 上野 巧 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1) 【化1】 (式中、Aは炭素数4以上のテトラカルボン酸およびそ
    の誘導体を構成する4価の有機基、R1,R2は水素また
    は炭素数20以下の脂肪族カルボン酸基で、互いに同じ
    でもよいが少なくとも一方は水素ではない、R3はジア
    ミンを構成する2価の有機基で示される。)で表される
    繰り返し単位を含み、樹脂成分100重量部当り1〜1
    00重量部のジアゾキノン化合物、および、樹脂成分1
    00重量部当り1〜30重量部のクレゾールノボラック
    樹脂を含むことを特徴とするポジ型感光性樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 樹脂成分100重量部当り10〜50重
    量部のジアゾキノン化合物を含む請求項1に記載のポジ
    型感光性樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 一般式(1) 【化2】 (式中、Aは炭素数4以上のテトラカルボン酸およびそ
    の誘導体を構成する4価の有機基、R1,R2は水素また
    は炭素数20以下の脂肪族カルボン酸基で、互いに同じ
    でもよいが少なくとも一方は水素ではない、R3はジア
    ミンを構成する2価の有機基で示される。)で表される
    繰り返し単位を含み、樹脂成分100重量部当り1〜1
    00重量部のジアゾキノン化合物および樹脂成分100
    重量部当り1〜30重量部のクレゾールノボラック樹脂
    を含むポジ型感光性樹脂組成物を塗布し、乾燥する工
    程、遮光性マスクを介して電磁波を照射する工程、現像
    する工程を含むことを特徴とするパターン形成方法。
  4. 【請求項4】 大規模集積回路に回路を形成、または、
    保護膜を形成する大規模集積回路の製法において、 一般式(1) 【化3】 (式中、Aは炭素数4以上のテトラカルボン酸およびそ
    の誘導体を構成する4価の有機基、R1,R2は水素また
    は炭素数20以下の脂肪族カルボン酸基で、互いに同じ
    でもよいが少なくとも一方は水素ではない、R3はジア
    ミンを構成する2価の有機基で示される。)で表される
    繰り返し単位を含み、樹脂成分100重量部当り1〜1
    00重量部のジアゾキノン化合物および樹脂成分100
    重量部当り1〜30重量部のクレゾールノボラック樹脂
    を含むポジ型感光性樹脂組成物を基板上に塗布し、乾燥
    する工程、遮光性マスクを介して電磁波照射する工程、
    現像する工程を含むことを特徴とする大規模集積回路の
    製法。
JP8343595A 1996-12-24 1996-12-24 ポジ型感光性樹脂組成物とそれを用いた大規模集積回路の製法 Pending JPH10186658A (ja)

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JP2002212419A (ja) * 2001-01-17 2002-07-31 Nitto Denko Corp 配線回路基板用樹脂組成物、配線回路基板用基材および配線回路基板
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