JPH10185598A - 受信装置、ナビゲーション装置、受信状況記録方法、及び記録媒体 - Google Patents

受信装置、ナビゲーション装置、受信状況記録方法、及び記録媒体

Info

Publication number
JPH10185598A
JPH10185598A JP19646197A JP19646197A JPH10185598A JP H10185598 A JPH10185598 A JP H10185598A JP 19646197 A JP19646197 A JP 19646197A JP 19646197 A JP19646197 A JP 19646197A JP H10185598 A JPH10185598 A JP H10185598A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
self
reception
data
reception status
receiving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19646197A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Honma
敦 本間
Atsushi Shibuya
敦 渋谷
Masaki Inoue
昌己 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP19646197A priority Critical patent/JPH10185598A/ja
Publication of JPH10185598A publication Critical patent/JPH10185598A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Circuits Of Receivers In General (AREA)
  • Navigation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 過去に移動した地点や地域の電波の使用環境
を簡単に把握できる受信装置、ナビゲーション装置、受
信状況記録方法、及びそれらを実現させるプログラムを
記録した記録媒体を提供する。 【解決手段】 受信状況検出モードが設定されたら、F
Mチューナにオートチューニングを開始し(SD1〜S
D3)、チューニーングストップしたら受信した放送局
を判別し(SD4)、FM多重デコーダで文字信号への
デコードができたら(SD5でYES)、受信感度を検
出した後(SD6)、できなければ多重文字放送受信不
可と判定した後(SD7)、GPSデータを受信し、そ
の時点の緯度/経度を検出する(SD9)。受信感度又
は受信不可の判定結果、緯度/経度、放送局を示すデー
タをリンクさせて記憶する(SD10)。その後、特定
の放送局に関する受信感度又は受信不可の判定結果等を
表示し、移動した地点や地域の電波の使用状況を知らせ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の地点や地域
における、例えばFM文字多重放送電波の受信が可能か
否か、又は可能な場合の感度といった電波の使用環境の
確認や調査等に用いて好適な受信装置、ナビゲーション
装置、受信状況記録方法、及び記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、FM文字多重放送の電波
の使用環境を知るには、予め地図で放送塔からどれぐら
い離れているかを参考に任意の確認地点を抽出し、そこ
まで移動して受信状況つまり受信感度や受信の有無を定
点チェックしたり、その道中も受信チェックを行うとい
ったフィールドチェックが必要であった。また、近時で
は、FM文字多重放送として、道路交通情報通信システ
ム(VICS:VehicleInformation & Communication S
ystem)が主としてナビゲーション装置の使用者に渋滞
情報等の交通情報を提供するVICS放送が開始されて
いるが、かかる放送の使用環境を知る際にも、前述した
フィールドチェックが必要であった。また、VICS放
送等においては、地域毎に異なる周波数が用いられてお
り、周波数毎のフィールドチェックが必要であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たフィールドチェックにおいては、確認地点の選定が難
しく、また確認地点や、そこまでの道中におけるチェッ
ク作業が煩雑であった。また、こうしたことから、各種
の電波を利用する一般の利用者、例えば、VICS放送
の受信機能を備えたナビゲーション装置の使用者や、携
帯電話やPHSに代表される移動通信機器の使用者が、
自ら利用する電波の使用環境をチェックすることができ
なかった。
【0004】本発明は、かかる実情に鑑みなされたもの
であって、単に移動するだけで、移動した地点や地域の
電波の使用環境を知り得るデータを簡単に収集すること
ができる受信装置、ナビゲーション装置、受信状況記録
方法、及びそれらを実現させるプログラムを記録した記
録媒体を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に請求項1の受信装置にあっては、自己位置を示す自己
位置データを取得する自己位置取得手段と、送られた電
波を受信する受信手段と、この受信手段による前記電波
の受信状況を検出する検出手段と、この検出手段により
検出された受信状況を示す受信状況データを、その検出
時点で前記自己位置取得手段により取得された自己位置
データに対応させて記憶する記憶手段と、所定の要求に
伴い、前記記憶手段に記憶された受信状況データおよび
前記自己位置データを対応させて表示する表示手段とを
備えたものとした。
【0006】かかる構成において、受信手段が電波を受
信したときには、検出手段が受信手段による電波の受信
状況を検出する一方、検出した受信状況を示す受信状況
データが、その判断時点で自己位置取得手段が取得した
自己位置データに対応して記憶手段に記憶される。ま
た、所定の要求があると、記憶された受信状況データは
それと対応して記憶された自己位置データと共に表示手
段に表示される。
【0007】また、請求項2の受信装置にあっては、前
記受信手段及び前記検出手段を有する外部機器を着脱自
在に接続する接続手段を備え、前記記憶手段は、前記接
続手段を介して前記検出手段から送られた受信状況デー
タを、その検出時点で前記自己位置取得手段により取得
された自己位置データに対応させて記憶するものとし
た。かかる構成においては、接続された外部機器が受信
する電波について、任意の地点における電波の受信状況
を知ることができる。
【0008】また、請求項3の受信装置にあっては、前
記自己位置取得手段により取得された自己位置データが
示す自己位置を前記表示手段に表示させる表示制御手段
を備え、前記検出手段は、前記表示手段に自己位置が表
示されている時に前記受信状況を検出するものとした。
かかる構成においては、表示手段に自己位置が表示され
ている時にだけ受信状況データが記憶手段に記憶され
る。
【0009】また、請求項4の受信装置にあっては、前
記受信手段により受信された電波に応じた情報を出力す
る出力手段を備え、前記検出手段は、前記出力手段から
情報が出力されている時に前記受信状況を検出するもの
とした。かかる構成においては、送られた電波を使用し
ながらその電波を用いる機器の使用環境を知ることがで
きる。また、その電波を使用していないときには受信状
況データが無駄に記憶されることがない。
【0010】また、請求項5の受信装置にあっては、所
定の要求に伴い、前記自己位置取得手段により取得され
た自己位置データにより示される自己位置が、前記記憶
手段に記憶されている受信状況データであって電波の受
信が可能であったことを示す複数の受信状況データに対
応して記憶されている過去に取得された複数の自己位置
データに基づき特定される受信可能地域内であるか否か
を判断する判断手段と、この判断手段により自己位置が
受信可能地域内にあると判断されたとき、その旨を報知
する報知手段とを備えたものとした。かかる構成におい
ては、受信状況データの収集を行った後において、受信
状況データの収集対象なった電波を、例えば移動しなが
ら使用する際、それが受信状況データの収集を過去に行
った地域内であれば、その電波の利用が可能であること
を直ちに知ることができる。
【0011】また、請求項6の受信装置にあっては、前
記記憶手段は、前記検出手段により検出された異なる周
波数の電波に関する受信状況をそれぞれ示す複数の受信
状況データを、前記自己位置取得手段により取得された
自己位置データに対応させて記憶するものとした。かか
る構成においては、一度の移動で、移動した地点や地域
における複数の周波数の電波の受信状況を同時に把握で
きる。
【0012】また、請求項7の受信装置にあっては、前
記受信手段が受信する電波の周波数を、決められた範囲
内で変化させつつ、受信可能な周波数の電波を前記受信
手段に順次受信させる受信制御手段を備えたものとし
た。かかる構成においては、一度の移動で、移動した地
点や地域における複数の周波数の電波の受信状況を同時
に把握でき、しかも、1つの受信手段によりそれを実現
できる。
【0013】また、請求項8の受信装置にあっては、所
望する周波数の電波を指定する指定手段を備え、前記表
示手段は、前記指定手段により指定された前記記憶手段
に記憶されている周波数の電波に関する受信状況データ
および自己位置データを対応させて表示するものとし
た。かかる構成においては、指定された周波数の電波に
関する使用環境だけを容易に知ることができる。
【0014】また、請求項9の受信装置にあっては、所
定の指示に基づき前記受信状況データおよび前記自己位
置データを前記記憶手段へ記憶させる制御手段を備えた
ものとした。かかる構成においては、所定の指示があっ
た時点で自己が位置する地点の受信状況データだけを容
易に知ることができる。
【0015】また、請求項10の受信装置にあっては、
前記表示手段は、地図データ記憶手段に記憶された地図
データに基づく地図を表示する手段であり、前記表示手
段により表示された地図上で、かつ前記記憶手段に記憶
された自己位置データが示す地点に、その自己位置デー
タに対応し前記記憶手段に記憶されている受信状況デー
タが示す受信状況を表示させる表示制御手段を備えたも
のとした。かかる構成においては、移動経路上のどの地
点がどのような受信状況であるかを、瞬時に理解するこ
とができる。
【0016】また、請求項11の受信装置にあっては、
前記受信状況データに対応して前記記憶手段に記憶され
た自己位置データは、自己の移動軌跡を示す軌跡データ
であって、前記表示制御手段により前記地図上に表示さ
れる受信状況の表示は、前記地図上に自己の移動軌跡を
表す軌跡マークであるものとした。かかる構成において
は、同一のデータによって自己の移動軌跡と、その経路
上の受信状況とを地図上に表示できる。
【0017】また、請求項12の受信装置にあっては、
前記地図上に表示される受信状況は一定基準に基づきラ
ンク分けされ、前記表示制御手段は、前記受信状況を前
記地図上に表示した場合に、同一ランクの受信状況の連
続により表される移動軌跡の区間と、他の同一ランクの
受信状況の連続により表される他の移動軌跡の区間との
境界を通る境界線により区画される各々の区域に相当す
る地域が区別可能な地図を、前記表示手段に表示させる
ものとした。かかる構成においては、地図上の区画か
ら、現実に移動した経路上に存在しない地点や地域にお
ける電波の使用環境を類推することができる。
【0018】また、請求項13の受信装置にあっては、
自己位置を示す自己位置データを取得する自己位置取得
手段と、送られた電波を受信する受信手段と、所定のモ
ードが設定された状態下で、前記受信手段の受信周波数
を変化させ、複数の周波数の電波により送られている特
定の放送を前記受信手段に受信させる受信制御手段と、
この受信制御手段による制御に伴い前記受信手段により
前記特定の放送が受信されたときの周波数、及び前記自
己位置取得手段により取得された自己位置データを対応
して記憶する記憶手段と、この記憶手段から、前記自己
位置取得手段により取得された自己位置データが示す地
点と同一の周波数地域内の地点を示すと判断される、前
記記憶手段に記憶されている過去の自己位置データに対
応した周波数を呼び出す呼び出し手段と、この前記呼び
出し手段により呼び出された周波数を前記受信手段の受
信周波数として設定する設定手段とを備えたものとし
た。
【0019】かかる構成においては、移動時に所定のモ
ードを設定しておくことにより、その移動途中の各地点
における前記放送の受信周波数が記憶手段に自動的に記
憶される。しかも、その後において、前記放送を利用す
るときには、その利用時に自己が位置する地点と周波数
地域が同一と判断される地点に関するデータが記憶手段
に記憶されていれば、常に自己位置に適した周波数が受
信周波数として自動的に設定される。
【0020】また、請求項14のナビゲーション装置に
おいては、自己位置を示す自己位置データを取得する自
己位置取得手段と、地図データ記憶手段から読み出され
た地図データに基づく自己位置付近の地図を表示する表
示手段と、送られた電波を受信する受信手段と、この受
信手段による前記電波の受信状況を検出する検出手段
と、この検出手段により検出された受信状況を示す受信
状況データを、その検出時点で前記自己位置取得手段に
より取得された自己位置データに対応させて記憶する記
憶手段と、所定の要求に伴い、前記表示手段に表示され
た地図上で、かつ前記記憶手段に記憶された自己位置デ
ータが示す地点に、その自己位置データに対応し前記記
憶手段に記憶されている受信状況データが示す受信状況
を表示させる表示制御手段とを備えたものとした。
【0021】かかる構成においては、受信手段が電波を
受信したときには、検出手段が受信手段による電波の受
信状況を検出する一方、検出した受信状況を示す受信状
況データが、その判断時点で自己位置取得手段が取得し
た自己位置データに対応して記憶手段に記憶される。ま
た、記憶された受信状況データは、表示手段に表示され
た地図上で、かつ記憶手段にそれと対応して記憶されて
いる自己位置データが示す地点に表示される。従って、
通常のナビゲーション機能を使用しながら受信状況デー
タを取得できるとともに、移動した地点や地域における
電波の受信状況を地図上で知ることができる。
【0022】また、請求項15の受信状況記録方法にお
いては、送られた電波の受信状況を検出し、検出した受
信状況を示す受信状況データを、その検出時点で取得さ
れた自己位置を示す自己位置データに対応させて記憶す
るようにした。かかる方法によれば、単に移動するだけ
で、電波を受信したときにおけるの電波の受信状況を示
す受信状況データが、自己位置を示す自己位置データに
対応して自動的に記憶される。
【0023】また、請求項16の記録媒体にあっては、
コンピュータによって読み取られ実行される、送られた
電波に関する異なる地点の受信状況のデータ収集を行わ
せるためのプログラムを記録した記録媒体であって、送
られた電波の受信状況を検出し、検出した受信状況を示
す受信状況データを、検出された前記電波の受信時にお
ける自己位置を示す自己位置データに対応させて記憶さ
せるプログラムを含むものとした。
【0024】かかる記録媒体の記録情報を用いてコンピ
ュータを作動させると、送られた電波の受信状況を検出
し、その検出結果を示す受信状況データを、自己位置を
示す自己位置データに対応させて記憶した後、記憶した
前記受信状況データと前記自己位置データとを互いに対
応させて表示する処理をコンピュータに行わせ得る。
【0025】また、請求項17の記録媒体にあっては、
コンピュータによって読み取られ実行される、送られた
電波に関する異なる地点の受信状況のデータ収集を行わ
せるためのプログラムを記録した記録媒体であって、所
定のモードが設定された状態下で、受信周波数を変化さ
せながら、複数の周波数の電波により送られている特定
の放送を受信させ、その放送が受信されたときの周波数
と自己位置を示す自己位置データとを対応させて記憶手
段に記憶させるとともに、前記所定のモードが解除され
た状態下で、自己位置を示す自己位置データを取得さ
せ、その自己位置データが示す地点と同一の周波数地域
内の地点を示すと判断される、前記記憶手段に記憶され
ている過去の自己位置データに対応した周波数を前記記
憶手段から呼び出し、その周波数を受信周波数として設
定するプログラムを含むものとした。
【0026】かかる記録媒体に記録されたプログラムを
用いれば、所定のモードが設定されている状態下で、そ
の移動途中の各地点における前記放送の受信周波数を記
憶手段に記憶させた後、所定のモードが解除された状態
下では、その利用時に自己が位置する地点と周波数地域
が同一と判断される地点に関するデータが記憶手段に記
憶されていれば、常に自己位置に適した周波数を受信周
波数として設定する処理をコンピュータに行わせ得る。
【0027】
【発明の実施の形態】 <第1の実施の形態>以下、本発明の一実施の形態を図
にしたがって説明する。図1は、本発明の第1の実施の
形態にかかる車載用のナビゲーション装置を示すブロッ
ク図である。このナビゲーション装置は、経路誘導機
能、走行軌跡表示機能等の各種機能を備えたものであっ
て、車体ルーフ上に設置されたGPSアンテナ1、この
GPSアンテナ1が受信した複数のGPS衛星からのL
1帯のC/Aコードを逆拡散LSIにより復調、解読し
て現在地の緯度、経度、高さ、時刻等を割り出すGPS
ブロック2とを有している。このGPSアンテナ1とG
PSブロック2とにより本発明の自己位置取得手段が構
成されている。GPSブロック2はグラフィックブロッ
ク3に接続されており、このグラフィックブロック3に
は、他にもFMアンテナ4、モードキー、カーソルキー
等の各種入力キーを有するキーブロック5、道路情報及
び地名情報を含んだ地図データを記憶した記録媒体であ
るCD−ROMが装着されたCDブロック6、カラーL
CDパネルで構成される表示装置を有するモニタブロッ
ク7がそれぞれ接続されている。
【0028】グラフィックブロック3内には、ROM1
1に格納された動作プログラム及びRAM12に記憶さ
れた種々データに基づいて装置全体を制御するCPU1
3が設けられている。なお、RAM12は、CPU13
の動作時にはワーキングメモリとして用いられるととも
に、ナビゲーション装置の電源オフ時における記憶内容
の保持が可能となっている。また、グラフィックブロッ
ク内3には、前記FMアンテナ4で受信したFM電波を
分配し復調して複数の放送局のFM音声信号を得る複数
のFMチューナ<1,2・・・N>14,16,18、
これらに接続されて前記FM音声信号に多重されている
文字信号をデコードするFM多重デコーダ<1,2・・
・N>15,17,19、主として前記GPSブロック
2、キーブロック5及びCDブロック6と、前記CPU
13との間のデータの入出力制御を行うCPU周辺回路
G/A20、グラフィックコントローラ21のそれぞれ
が、前記ROM11、RAM12、CPU13と共にバ
ス接続して設けられている。さらにグラフィックコント
ローラ21にビデオRAM22が接続されている。
【0029】複数のFMチューナ<1,2・・・N>1
4,16,18は、FM多重デコーダ<1,2・・・N
>15,17,19と共に本発明の受信手段を構成して
おり、キーブロック5の入力キーの操作により使用者に
よって所望する複数の放送局の周波数を設定されるよう
になっている。また、前記RAM12には、図2に示す
ような、サンプリングデータA1,A2・・・Anを順
次記憶するためのメモリエリアが設けられている。ここ
に記憶されるサンプリングデータA1,A2・・・An
は、緯度/経度データと、そのデータが示す地点におけ
る複数の放送局1,2・・・N、すなわち前記FMチュ
ーナ<1>14等に設定された周波数の放送局の受信状
況を示す受信状況データとによって構成されるものであ
る。
【0030】CPU13は道路走行時において、前記G
PSブロック2から現在地の緯度、経度データすなわち
現在位置データが高さ及び時刻等を表すデータと共に送
られてくると、CPU周辺回路G/A20を介して現在
地周辺の地図データをCDブロック6から呼び出し、表
示データとしてグラフィックコントローラ21に送出す
る。グラフィックコントローラ21では、CPU13か
ら送られてきた地図データをビデオRAM22上に展開
して1画面毎の表示データを作成し、作成した表示デー
タを前記モニタブロック7に送出して自車位置付近の地
図を表示させる。
【0031】次に、以上の構成からなるナビゲーション
装置において、キーブロック5のモードキーの操作によ
り受信状況検出モードが設定されたときの動作を図3及
び図4のフローチャートに従い説明する。すなわちナビ
ゲーション装置は受信状況検出モードの設定に伴い動作
を開始し、先ずFMチューナ<1>14により音声信号
を受信したか否かを判別し(SA1)、受信したらその
音声信号をFM多重デコーダ<1>15で文字信号にデ
コードできるか否かをさらに判別する(SA2)。ここ
で文字信号へのデコードが可能であった場合には、その
時点の受信感度、つまり受信状態が良好か又は不安定
か、より具体的には誤り訂正の有無や誤り率を検出した
後(SA3)、図4のステップSA13へ進む。一方、
文字信号へのデコードが不可能であった場合や先のステ
ップSA1で音声信号が受信できなかった場合には受信
不可と判定した後(SA4)、図4のステップSA13
へ進む。そして、これと同様の処理をFMチューナ<2
>16からFMチューナ<N>18についても並列的に
行う(SA5〜SA8及びSA9〜SA12)。
【0032】引き続き、ステップSA13では、GPS
ブロック2により複数のGPS衛星から送られたC/A
コードデータを受信し、そのC/Aコードデータを復調
し解読して高さ、時刻情報を含む現在位置の緯度/経度
データからなる現在位置データを検出する(SA1
4)。次に、検出した緯度/経度データと、前述したス
テップSA3で検出した受信感度又はステップSA4の
受信判定の結果(受信不可)つまり受信状態を示す受信
状況データとをリンクさせ、サンプリングデータAnと
してRAM12に記憶させる(SA15)。しかる後、
前述したSA1以降の処理を繰り返し行うとともに、受
信状況検出モードが解除されるまでそれを続ける。な
お、以上の動作が自車位置付近の地図を表示する通常の
ナビゲーションモードが設定されている状態で行われる
場合は、前述したSA13、SA14の処理を行うこと
なく、自車位置付近の地図の表示に際して検出される緯
度/経度データがステップSA15の処理で用いられ
る。
【0033】一方、図5は、前述した受信状況検出モー
ドが設定され、複数のサンプリングデータがRAM12
に記憶された後における動作を示すフローチャートであ
る。以下説明すると、ナビゲーション装置は、受信状況
表示モードが選択可能な状態にあるときそのモードが選
択されると(SB1でYES)、所望の放送局の選択操
作を促し、それに伴い使用者によって任意の放送局が選
択されると(SB2)、選択された放送局に関する受信
状況をモニタブロック7のカラーLCDパネルの地図上
に表示する(SB3)。すなわち、RAM12に記憶さ
れているサンプリングデータA1,A2・・・Anか
ら、選択された放送局に関する受信状況データと、それ
がリンクされている緯度/経度データとを読み出した
後、図6に示した状況表示地図イを表示する。この状況
表示地図イは、前述した受信状況検出モードが設定され
ていた間における自車の走行軌跡を表すと同時に、各緯
度/経度データにより示された地点に、それと対応する
受信状況データにより示される受信感度のレベルを表す
軌跡マークを表示した地図である。
【0034】前記軌跡マークは、図7に示すように、サ
ンプリングデータの収集地点における受信状況を表すも
のであり、受信状況データが示す受信感度を受信良好・
受信不安定とに分け、受信不可と共に3つの受信状況の
ランクを示すものであり、予め色の違いによって表す円
形のものと、形状の違いによって表すものとの2種類が
予め用意されており、事前に選択されたもの(図6の例
では前者)が使用されるようになっている。また、図6
に示した状況表示地図イの元となる地図は、例えばステ
ップSB2で選択された放送局に関する全ての受信状況
データに基づく軌跡マークが表示可能な範囲の地図や、
直前に前述した受信状況検出モードが設定された時点に
おける走行地域の地図等の事前に設定されている地図、
あるいは、通常のナビゲーションモードの動作により既
に地図が表示されているときには自車位置付近の地図で
ある。また状況表示地図イは、前記軌跡マークを表示さ
せつつカーソルキーによるスクロール操作が可能となっ
ている。そして、ステップSB3で状況表示地図イを表
示した後には、かかる表示を受信状況表示モードが解除
されるまで続け(SB4でNO)、解除されると処理を
終了する(SB4でYES)。
【0035】従って、前記状況表示地図イによって、任
意の地点における電波の受信感度および受信の有無を知
ることができる。これにより、単に走行するだけで走行
した地点や地域における電波の受信状況を簡単に把握で
きる。その結果、過去にいちど出かけたことのある目的
地へ向かって走行中においては、過去に出かけたときに
FM文字多重番組を見ていなかった場合であっても、目
的地でFM文字多重番組を見ることができるかを知るこ
とができる。また、本実施の形態においては、一度の走
行で、走行した地点や地域における複数のFM放送局
(周波数)の電波の受信状況を同時に把握できる。よっ
て、複数のFM放送局の電波の使用環境を1度走行する
だけで知ることができる。
【0036】また、本実施の形態においては、サンプリ
ングデータA1,A2・・・AnとしてRAM12に記
憶される緯度/経度データが走行軌跡を示す軌跡データ
であり、この緯度/経度データに対応する受信状況デー
タが示す受信状況の表示形態が、地図上で走行軌跡を表
す軌跡マークであるため、RAM12の記憶容量が無駄
に消費されることを防止しつつ、綿密な受信状況データ
の収集によって走行した経路上における電波の使用環境
の地域性を知ることができる。
【0037】また、前述したステップSB3の処理で
は、図6に示した状況表示地図イとは別に、図8に示し
たような、他の状況表示地図ロを表示させるようにして
もよい。この状況表示地図ロは、元の地図を受信状況の
ランク別の地域に分割するとともに、分割した地域を色
分けしたものである。この状況表示地図ロは、例えば次
のようにして得られる。すなわち、先ず地図上に3つの
ランクの受信状況を表す複数の軌跡マークを表示した
後、受信良好を示す軌跡マークが連続することにより表
される軌跡区間と、受信不安定を示す軌跡マークが連続
することにより表される軌跡区間との境界に相当する複
数の第1の境界地点を検出する。さらに、これと同様に
受信不安定を示す軌跡マークの軌跡区間と受信不可を示
す軌跡マークの軌跡区間とにおける複数の第2の境界地
点を検出する。なお、前記軌跡区間の認識に際して、複
数の同一ランクの軌跡マークが連続する中にイレギュラ
ー的に他のランクの軌跡マークが存在する場合には、そ
の数や軌跡区間中の存在位置等に基づき、その存在を無
視するものとする。次に、複数の第1の境界地点を通る
ような円(又は楕円)を描く第1の境界線K、及び複数
の第2の境界地点を通るような円(又は楕円)を描く第
2の境界線Lを設定し、第1及び第2の境界線K,Lに
より前記状況表示地図イを3つの地域a,b,cに区画
した後、区画された地域a,b,cを異なる色により塗
り潰すことにより得られる。
【0038】かかる状況表示地図ロによれば、ある地点
が区画された地域a,b,cのどこに含まれるかを確認
することにより、現実に走行した経路上に存在しない地
点や地域の電波の使用環境を類推することができる。よ
って、実際の走行距離を増やすことなく、より広範囲な
地域における電波の使用環境を知ることができる。しか
も、境界線により区画された地域から使用環境の地域性
を面的に把握することができる。
【0039】なお、図8の状況表示地図ロを表示させる
際には、軌跡マークを表示させることなく、境界地点の
検出と、第1及び第2の境界線K,Lの設定を行わせる
ようにしてもよい。その場合には、前記状況表示地図ロ
の表示処理にかかる負担が軽減されるため、描画速度の
向上を図ることができる。一方、図8のように、軌跡マ
ークの表示と、分割した地域a,b,cの色分けとを同
時に行えば、任意の地点に示されている受信状況がどの
程度正確であるかを判断することができる。なお、モニ
タブロック7における表示装置が白黒のLCD等の色の
区別を表現できない場合には、図6、図8に実際に示し
たように濃度の違いや、異なる種類の網かけ表示を行う
ことによって、軌跡マークや分割した地域a,b,cの
区別を可能とすればよい。
【0040】また、受信状況のランク別の地域a,b,
cを区画する第1及び第2の境界線K,Lを、円(又は
楕円)を描く曲線つまり弧とする場合を示したが、例え
ば、前述した複数の第1(第2)の境界地点を通るよう
なスプライン曲線、又はそれを決められた条件で補間し
た曲線としてもよい。その場合には、例えば本実施の形
態とは異なり複数の基地局から発信される電波の受信状
況を知りたい場合に好適である。また、第1及び第2の
境界線K,Lを曲線とすることなく、前述した複数の第
1(第2)の境界地点を単に直線で結んだものとしても
よい。その場合には、描画速度をあまり低下させること
なく受信状況が同一ランクである地域を確認できる。
【0041】また、収集した受信状況の表示に際して受
信感度を2つのランクに分けた場合について説明した
が、受信状況データをRAM12へ記憶させる時点で受
信感度のランク分けを行うようにしても構わない。ま
た、受信感度のランク分けの基準やランク数を必要に応
じて適宜設定できるようにしたり、受信状況の表示に際
して、使用により指定された特定のランクの軌跡マーク
や地域だけを表示可能としてもよい。そうすれば使用者
の利便性を向上させることができる。なお受信状況デー
タを受信感度のみを示すデータとしても構わない。
【0042】また、前述した状況表示地図イ,ロ以外
に、例えば単にサンプリングデータを取得した地図上の
地点に、その地点における受信状況が表示されたような
他の状況表示地図を表示させるようにしてもよい。その
場合であっても、走行経路上のどの地点がどのような電
波環境にあるかを瞬時に理解させることができるため、
電波環境の確認作業が容易となる。また、収集した受信
状況データを地図上に表示させることなく、単に緯度/
経度データが示す地点に対応する地点名と、それに対応
する受信状況データが示す受信状況、又は受信感度を図
7のようにランク分けした結果とを対応させた状態で、
カラーLCDパネルに表示させるだけでも構わない。さ
らに、その場合には、それらの収集データを使用者が所
望とする地域毎に表示させたり、収集した順に表示する
ようにすれば、使用者の便益が向上する。
【0043】<第2の実施の形態>図9及び図10は、
本発明の第2の実施の形態に関する、図1のナビゲーシ
ョン装置における他の動作を示すフローチャートであ
る。すなわち、ナビゲーション装置は、その動作時にお
いてキーブロック5が有する各種入力キーのいずれかに
割り当てられたメモリーキーが操作されたか否かを判別
しており(SC1)、前記メモリーキーが操作されると
(SC1でYES)、図3及び図4で説明したステップ
SA1〜SA14と同一の処理を行う(SC2〜SC1
5)。そして、その時点で検出した緯度/経度データ
と、受信状況を示す受信状況データとをリンクさせ、サ
ンプリングデータとしてRAM12に記憶させた後(S
C16)、かかる処理を終了する。
【0044】かかる実施の形態によれば、使用者が必要
とする地点における受信状況のみがサンプリングデータ
としてRAM12に記憶されるため、必要な地点の電波
環境のみを容易に知ることができる。また不要なサンプ
リングデータが記憶されることによるRAM12の記憶
容量の低下を防止できる。
【0045】<第3の実施の形態>図11は、本発明の
第3の実施の形態であって、本発明にかかる他の車載用
のナビゲーション装置を示すブロック図である。このナ
ビゲーション装置は、図から明らかなように、図1をも
って既説したナビゲーション装置とほぼ同一の構成であ
るため、同一の構成には同一の符号を付すことにより説
明を省略する。すなわち、グラフィックブロック3内に
は、FMアンテナ4で受信したFM電波を復調して放送
局のFM音声信号を得るFMチューナ14と、これに接
続されて前記FM音声信号に多重されている文字信号を
デコードするFM多重デコーダ15とが一対だけ、RO
M11、RAM12、CPU13と共にバス接続して設
けられている。
【0046】前記RAM12には、図12に示すよう
な、サンプリングデータB1,B2・・・Bnを順次記
憶するためのメモリエリアが設けられている。ここに記
憶されるサンプリングデータB1,B2・・・Bnは、
放送局データ、具体的には放送局名を示すデータと、前
記FMチューナ14が受信した特定の周波数の放送局の
受信状況を示す受信状況データと、緯度/経度データと
によって構成されるものである。なお、RAM12の他
のメモリエリアには、ナビゲーション装置の動作に伴
い、放送局名と周波数のデータが互いに対応して記憶さ
れた放送局テーブル(図示せず)が作成される。そし
て、前記ナビゲーション装置は、CPU13の制御によ
って図1に示したもの同様に、ナビゲーション装置とし
ての基本的動作を行うようになっている。
【0047】次に、以上の構成からなるナビゲーション
装置において、キーブロック5のモードキーの操作によ
り受信状況検出モードが設定されたときの動作を図13
のフローチャートに従い説明する。すなわちナビゲーシ
ョン装置は受信状況検出モードが設定されると、FMチ
ューナ14によりチューニングサーチを開始する(SD
1)。つまり、いずれかの放送を受信するまで受信周波
数を下限周波数から上限周波数までチューニングアップ
を行う。そして、FMチューナ14で音声信号が受信で
きない間はチューニングアップを続け(SD2でN
O)、受信周波数が上限周波数に達したら下限周波数に
戻って再びチューニングアップを開始する。一方、チュ
ーニングSD2の判別結果がYESであって、FMチュ
ーナ14で音声信号を受信できたら、チューニングアッ
プをストップし(SD3)、その時点の周波数から、前
述した放送局テーブル(図示せず)に基づき放送局を判
別したのち(SD4)、FM多重デコーダ15で受信し
た音声信号に多重されている文字信号をデコードできる
か否かを判別する(SD5)。
【0048】ここで文字信号のデコードが可能であった
場合には、その時点の受信感度、つまり受信状態が良好
か又は不安定か、より具体的には誤り訂正の有無や誤り
率を検出した後(SD6)ステップSD8へ進む。一
方、ステップSD5の判別結果がNOであり、文字信号
のデコードが不可能であった場合には、多重文字放送受
信不可と判定した後(SD7)、ステップSD8へ進
む。ステップSD8では、GPSブロック2により複数
のGPS衛星から送られたC/Aコードデータを受信
し、そのC/Aコードデータを復調し解読して高さ、時
刻情報を含む現在位置の緯度/経度データからなる現在
位置データを検出する(SD9)。次に、ここで検出し
た緯度/経度データと、前述したステップSD4で判別
した放送局と、ステップSD6で検出した受信感度又は
ステップSD7の判定の結果(受信不可)つまり受信状
態を示す受信状況データとをリンクさせ、サンプリング
データとしてRAM12に記憶させる(SD10)。し
かる後、SD1へ戻って前述した処理を繰り返し行うと
ともに、受信状況検出モードが解除されるまでそれを続
ける。なお、かかるモードが、自車位置付近の地図を表
示する通常のナビゲーションモードから設定された場合
においては、前述したSD8、SD9の処理を行うこと
なく、自車位置付近の地図の表示に際して検出される緯
度/経度データがステップSD10の処理で用いられ
る。
【0049】そして、本実施の形態においても、受信状
況検出モードが設定されて複数のサンプリングデータが
RAM12に記憶された後、受信状況表示モードが選択
されると、図1のナビゲーション装置における図5に示
した動作と同様の動作により、RAM12に記憶されて
いるサンプリングデータA1,A2・・・Anから、選
択された放送局に関する受信状況データと、それがリン
クする緯度/経度データとを読み出した後、緯度/経度
データが示す地図上の地点に、その地点における受信状
況を表示する。
【0050】従って、本実施の形態においても、単に走
行するだけで走行した地点や地域における電波の受信状
況を簡単に把握できるとともに、複数のFM放送局の電
波の使用環境を1度走行するだけで知ることができる。
しかも、本実施の形態においては、複数のFM放送局の
受信状況データの収集に際しても、FMチューナ14と
FM多重デコーダ15とを1組しか必要としないことか
ら、装置の低コスト化を図ることができる。また、その
構成が、既存する多重文字放送を受信可能なナビゲーシ
ョン装置と同等であるため、CPU13の制御プログラ
ムを変更するといった簡単な設計変更だけで、既存する
ナビゲーション装置を本発明の受信装置とすることがで
き、既存するナビゲーション装置に1機能として簡単に
組み込むこともできる。
【0051】また、図13に示した動作では、実際に走
行した本人以外は、音声信号を受信できなかった地点
(文字多重放送の受信不可地点)と、走行していない地
点との区別がつかないが、例えば前述した受信状況検出
モードが設定されているときには、前記サンプリングデ
ータの収集と平行して走行軌跡データを記憶するように
しておき、受信状況検出モードが終了した時点で、又は
受信状況の表示処理を行う時点で、走行経路上でかつ受
信状況データが記憶されていない地点を受信不可地点と
判断し、その地点に関して新たにサンプリングデータを
記憶させたり、前記判断を前述した受信状況の表示に際
して行わせ、それに基づき受信不可地点を表示させたり
すればよい。そうすることにより、受信状況の表示に際
しては、図6や図8の状況表示地図イ,ロと同一のもの
を表示することができ、実際に走行した本人以外の者で
あっても、前記区別が可能となる。
【0052】<第4の実施の形態>図14は、本発明の
第4の実施の形態に関する、図11のナビゲーション装
置における他の動作を示すフローチャートである。すな
わち、ナビゲーション装置は、その動作時においてキー
ブロック5が有する各種入力キーのいずれかに割り当て
られたメモリーキーが操作されたか否かを判別しており
(SE1)、前記メモリーキーが操作されると(SE1
でYES)、図13で説明したステップSD1〜SD1
0と同一の処理を行う(SE2〜SE11)。これによ
り、チューニングストップした時点で判別した放送局
と、ステップSE7で検出した受信感度又はステップS
E8の判定の結果(文字多重放送受信不可)つまり受信
状態を示す受信状況データとをリンクさせ、サンプリン
グデータとしてRAM12に記憶させる。しかる後、S
E1へ戻って前述した処理を繰り返し行う。また、かか
る処理中にステップSE3の判別結果がNOであって、
FMチューナ14で音声信号が受信できないときには、
放送のサーチが終了したか、つまり受信周波数が上限周
波数に達したか否かを判別する(SE12)。ここでサ
ーチが終了していなければステップSE2へ戻ってチュ
ーニングアップを続け、サーチが終了していれば、つま
り受信周波数が上限周波数に達していれば、その時点で
処理を終了する。
【0053】従って、かかる実施の形態によれば、使用
者が必要とする地点における受信状況のみがサンプリン
グデータとしてRAM12に記憶されるため、第2の実
施の形態に示したものと同様に、必要な地点の電波環境
のみを容易に知ることができ、不要なサンプリングデー
タが記憶されることによるRAM12の記憶容量の低下
を防止できる。
【0054】また、以上説明した第1〜第4の実施の形
態においては、サンプリングデータを構成する緯度/経
度データは、通常のナビゲーションモードで自車位置付
近の地図を表示する際に取得したものを利用できるた
め、通常のナビゲーションモードが設定されている場合
においては、図6の状況表示地図イや図8の状況表示地
図ロ等により受信状況を表示している時点において前記
処理を行わせることができる。従って、サンプリングデ
ータの収集を中断することなく、事前に収集したサンプ
リングデータによる受信状況を確認することができる。
【0055】また、受信状況検出モードが設定されてい
る状態では常に、又はメモリーキーが操作されたとき、
全ての放送局の受信状況を検出し、それを緯度/経度デ
ータにリンクさせて記憶させるようにしたが、例えば、
多重モードが選択され、いずれかの多重番組を表示して
いる間のみ、その選択されている多重番組を放送してい
る放送局の受信状況を検出し、緯度/経度データとリン
クさせて記憶させるようにしてもよい。また、多重番組
の表示つまり受信と関係なく、使用者に指定された特定
の放送局の受信状況のみを検出し、緯度/経度データと
リンクさせて記憶させるようにしてもよい。
【0056】<第5の実施の形態>以下、本発明の一実
施の形態を図にしたがって説明する。図15は、本発明
の第5の実施の形態にかかる車載用のナビゲーション装
置を示すブロック図である。以下、図11に示したもの
と同一の構成には同一の符号を付すことにより説明を省
略し、異なる部分について説明する。
【0057】すなわち、このナビゲーション装置のグラ
フィックブロック3には、FMアンテナ31によってF
M多重放送波を受信し、それに多重化されている文字や
図形等の情報を復調し出力するFM多重受信機32と、
ビーコンアンテナ33によって電波(又は光)ビーコン
発信機からの信号を受信し、それに乗せて送られてくる
文字や図形等の情報を復調し出力するビーコン受信機3
4とが設けられている。双方の受信機32,34により
受信された渋滞情報等の交通情報は、交通情報処理コン
トローラ35により処理された後、CPU周辺回路G/
A20を介してCPU13に送られる。その後、交通情
報は必要に応じて、グラフィックコントローラ21に送
られ、CDブロック6にセットされた地図CD−ROM
36から読み出された地図・道路情報にリンクしてモニ
ター7の画面に表示される。
【0058】また、前記グラフィックブロック3には、
D/Aコンバータ37及びアンプ38を介してスピーカ
ー39が接続されており、経路誘導時には、スピーカー
39から合成音からなる案内音が放音される。さらに、
グラフィックブロック3は、接続手段であるデータ通信
用の接続ポート3Pを有しており、かかる接続ポート3
Pを介して接続された、例えば携帯電話やPHSに代表
される外部通信機器40との間におけるデータの送受信
が可能となっている。そして、CPU13は、キーブロ
ック5から出力される操作信号等に応じて、ROM11
に格納された制御プログラムに従い動作する。また、R
AM12は、バックアップ電源により記憶内容の保持が
可能となっており、そのメモリ空間には、図16に示す
ように、緯度/経度データLと受信可否データSとを互
いに対応させて記憶する受信状況データ記憶エリアM1
が確保されている。
【0059】次に、以上の構成からなるナビゲーション
装置の動作を説明する。図17は、前記接続ポート3P
に外部通信機器40が接続された状態(図15に示した
状態)にあるとき、ナビゲーション装置に予め用意され
ている外部通信機器用の受信状況検出モードが設定され
たときの動作を示すフローチャートである。かかるモー
ドの設定時において、ナビゲーション装置は電源投入と
ともに動作を開始した後、前述した接続ポート3Pにお
ける外部通信機器40の接続の有無を判別し(SF
1)、ここで外部通信機器40が接続されていたとき、
又は電源投入後にそれが接続されたとき(SF1でYE
S)、外部通信機器40に対して、その時点で通信が可
能か否かを示す受信可否データSの出力を命令する(S
F2)。なお、本実施の形態における受信可否データS
の種類は、受信可能な状態を示す「1」と、それが不可
能な状態を示す「0」との2種類である。
【0060】引き続き、外部通信機器40から受信可否
データが入力されたか否かを判別し(SF3)、入力が
なければステップSF2へ戻り、入力があれば引き続き
GPSブロック2より現在地の緯度/経度情報を取得し
た後(SF4)、取得した緯度/経度情報Tと受信可否
データS(「0」又は「1」)とをRAM12の受信状
況データ記憶エリアM1に記憶する。また、これ以後、
受信状況検出モードの設定中においては(SF6でN
O)、自車が予め指定されている距離を移動する毎に
(SF7でYES)、ステップSF4及びステップSF
5の処理を繰り返し行い、データを蓄積する。そして、
使用者の操作によって受信状況検出モードが中止された
り、電源がオフ操作されたりすることによって(SF6
でYES)、動作を終了する。
【0061】次に、前記ナビゲーション装置に予め用意
されている受信状況表示モードに関する動作について説
明する。受信状況表示モードでは、「ポイント表示」と
「道塗り表示」と「エリア表示」の3つの表示モードが
設定可能となっている。先ず、図18に示したフローチ
ャートに従い「ポイント表示」モードが設定された場合
の動作を説明する。すなわち、ナビゲーション装置は、
電源投入に伴い動作を開始すると、図19に示すような
自車位置周辺等の地図をモニター12に表示した後(S
G1)、キーブロック5から「ポイント表示」キーのキ
ー入力があったか否かを判別する。ここで、そのキー入
力がなければステップSG1へ戻り、キー入力があると
(SG2でYES)、RAM12の受信状況データ記憶
エリアM1に記憶されている互いに対をなす緯度/経度
データLと受信可否データSとを呼び出す(SG3)。
続いて、呼び出したデータの受信可否データSが受信不
可(「0」)を示すデータか否かを判別する(SG
4)。ここで呼び出した受信可否データSが受信不可を
示す場合には(SG4でYES)、前記ビデオRAM2
2内に設けた作業用描画データ内の緯度/経度データL
により示されるポイントにA色で軌跡マークKaを描画
した後(SG5)、ステップSG7へ進む。また、呼び
出した受信可否データSが受信可能を示す場合には(S
G4でNO)、前記作業用描画データ内の緯度/経度デ
ータLにより示されるポイントに、A色と異なるB色で
軌跡マークKbを描画した後(SG6)ステップSG7
へ進む。しかる後、前記作業用描画データをモニター7
に表示している地図の描画データと重ね合わせる描画処
理を行う。
【0062】引き続き、ステップSG7の描画処理を、
前記受信状況データ記憶エリアM1に記憶されている全
てのデータに対して行ったか否かを判別し(SG8)、
それが終了するまでステップSG3〜SG7の処理を繰
り返す(SG8でNO)。そして、全てのデータに対す
る描画処理が終わると(SG8でYES)、前述したス
テップSG7の描画処理により得られた画像データをビ
デオRAM22よりモニター7ー出力し、その画像デー
タに基づく地図画面を表示する。すなわち、図20に示
すように、前述した受信状況検出モードが設定されてい
た間の走行軌跡を表すと同時に、その経路上で外部通信
機器40の通信が不能であったポイントと、それが可能
であったポイントとを軌跡マークKa,Kbによって表
す受信状況地図ハを表示する。なお、フローチャートに
は示さないが、前記ナビゲーション装置においては、受
信状況地図ハを表示しているとき、カーソルキーにより
地図がスクロール操作された場合には、モニター7に表
示すべき地図に対応して順次前述した処理を行うことに
より、受信状況地図ハをスクロールさせる。なお、表示
されている地図外のデータである場合は描画処理は当然
行われない。
【0063】次に、前述した「道塗り表示」モードが設
定された場合の動作を図21のフローチャートに従い説
明する。すなわち、ナビゲーション装置は、地図をモニ
ター7に表示した後(SH1)、「道塗り表示」キーの
キー入力があると(SH2でYES)、受信状況データ
記憶エリアM1に記憶されている緯度/経度データL及
び受信可否データSの全てをRAM12の作業エリアに
呼び出す(SH3)。次に、フラグFがリセット状態か
否かを判別し(SH4)、リセット状態であれば(SH
4でYES)、作業エリアに呼び出したデータから受信
可否データSが「0」である緯度/経度データLを抽出
する(SH5)。さらに抽出した緯度/経度データL
と、表示中の地図データの基礎となっている道路データ
とを比較し(SH6)、ビデオRAM22内に設けた作
業用描画データにおいて、同一道路上で、かつ抽出した
緯度/経度データLが示す各々のポイント間を道路デー
タに沿ってA色で描画した後(SH7)、フラグFをセ
ットする(SH8)。続いて、前記作業用描画データを
モニター7に表示している地図の描画データと重ね合わ
せる描画処理を行う(SH9)。
【0064】次に、ステップSH4へ戻るとともにステ
ップSH11へ進み(SH10でNO、SH4でN
O)、RAM12の作業エリアに呼び出したデータから
受信可否データSが「1」である緯度/経度データLを
抽出する。さらに抽出した緯度/経度データLと、表示
中の地図データの基礎となっている道路データとを比較
するとともに(SH12)、ビデオRAM22内の前記
作業用描画データにおいて、同一道路上で、かつ抽出し
た緯度/経度データLが示す各々のポイント間を、道路
データに沿ってA色と異なるB色で描画し(SH1
3)、フラグFをリセットする(SH14)。続いて、
前記作業用描画データをモニター7に表示している地図
の描画データと重ね合わせる描画処理を再び行う(SH
9)。しかる後、ステップSH10を経てステップSH
15へ進み、前述したステップSH9の描画処理により
得られた画像データをビデオRAM22よりモニター7
へ出力し、その画像データに基づく地図画面を表示す
る。すなわち、図23に示すように、前述した受信状況
検出モードが設定されていた間の走行軌跡を表すと同時
に、その経路上において外部通信機器40による通信が
可能であった区間と不可能であった区間とを表す受信状
況地図ニを表示する。
【0065】次に、前述した「エリア表示」モードが設
定された場合の動作を図22のフローチャートに従い説
明する。すなわち、ナビゲーション装置は、地図をモニ
ター7に表示した後(SI1)、「エリア表示」キーの
キー入力があると(SI2でYES)、RAM12の受
信状況データ記憶エリアM1に記憶されている緯度/経
度データL及び受信可否データSの全てをRAM12の
作業エリアに呼び出す(SI3)。次に、フラグFがリ
セット状態か否かを判別し(SI4)、リセット状態で
あれば(SI4でYES)、作業エリアに呼び出したデ
ータから受信可否データSが「0」である緯度/経度デ
ータLを抽出する(SI5)。そして、ビデオRAM2
2内に設けた作業用描画データにおいて、抽出した緯度
/経度データLが示すポイント同士を仮想線で結ぶとと
もに(SI6)、一番外側の仮想線内をA色で描画した
後(SI7)、フラグFをセットする(SI8)。続い
て、前記作業用描画データをモニター7に表示している
地図の描画データと重ね合わせる描画処理を行う(SI
9)。
【0066】次に、ステップSI4へ戻るとともにステ
ップSI11へ進み(SI10でNO、SI4でN
O)、RAM12の作業エリアに呼び出したデータから
受信可否データSが「1」である緯度/経度データLを
抽出する。そして、ビデオRAM22内に設けた作業用
描画データにおいて、抽出した緯度/経度データLが示
すポイント同士を仮想線で結ぶとともに(SI12)、
一番外側の仮想線内をA色と異なるB色で描画した後
(SI13)、フラグFをリセットする(SI14)。
続いて、前記作業用描画データをモニター7に表示して
いる地図の描画データと重ね合わせる描画処理を再び行
う(SI9)。しかる後、ステップSI10を経てステ
ップSI15へ進み、前述したステップSI9の描画処
理により得られた画像データをビデオRAM22よりモ
ニター7へ出力し、その画像データに基づく地図画面を
表示する。すなわち、図24に示すように、前述した受
信状況検出モードが設定されていた間に収集データに基
づき、外部通信機器40による通信が可能であると判断
されるエリアと不可能であると判断されるエリアとを表
す受信状況地図ホを表示する。
【0067】なお、前述した受信状況表示モード(「ポ
イント表示」・「道塗り表示」・「エリア表示」)にお
いては、受信状況地図ハ、ニ、ホを表示しているとき、
カーソルキーにより地図がスクロール操作された場合に
は、モニター7に表示すべき地図に対応して順次前述し
た処理を行うことにより、受信状況地図ハ、ニ、ホをス
クロールさせる。
【0068】以上のように、本実施の形態においても、
前述した第3の実施の形態と同様の効果が得られる。し
かも、本実施の形態においては、グラフィックブロック
3に接続ポート3Pが設けられており、接続ポート3P
を介して接続された外部通信機器40、例えば携帯電話
やPHS等の電波の使用環境をも知ることができ便利で
ある。
【0069】<第6の実施の形態>次に、本発明の第6
の実施の形態を説明する。図25は、図15に示したナ
ビゲーション装置において、予め用意されているVIC
S放送用の受信状況検出モードが設定されているときの
動作を示すフローチャートである。以下説明すると、ナ
ビゲーション装置は電源投入とともに動作を開始し、V
ICS放送の受信を開始するとともに(SJ1)、それ
を受信したか否かを判別する(SJ2)。ここで、VI
CS放送が受信できるときには受信可否データを「1」
とした後(SJ3)、逆に受信できないときには受信可
否データを「0」とした後(SJ4)、それぞれステッ
プSJ5へ進む。そして、これ以後は、図17における
ステップSF4〜SF7までと同様の処理を繰り返し行
い(SJ2〜SJ8)、データを蓄積する。そして、使
用者の操作によって受信状況検出モードが中止された
り、電源がオフ操作されたりすることによって(SJ7
でYES)、動作を終了する。
【0070】そして、以上の動作によりデータを蓄積し
た後は、第5の実施の形態で説明した受信状況表示モー
ドを設定することにより、モニター7に図20(又は図
23、図24)に示したような受信状況地図ハ(又は
ニ、ホ)が表示されることとなる。従って、過去に走行
したことがある地域のうちで、どのポイント乃至はエリ
アにおいてVICS放送の受信が可能であるかを容易に
知ることができる。
【0071】また、本実施の形態においは、受信状況検
出モードの設定時に、RAM12の受信状況データ記憶
エリアM1に記憶される受信可否データSが、受信不可
か又は受信可能であるかを示すデータである場合を説明
したが、受信可否データSとして受信感度やそのランク
を記憶させておき、受信状況表示モードでは、第1の実
施の形態で図6や図8に示したように、電波の受信が可
能であったポイントや区間やエリアにおける受信感度ラ
ンク毎が区別できる受信状況地図を表示させるようにし
てもよい。なお、電波の受信が可能であったポイントや
区間やエリアだけを表示させてもよい。
【0072】また、過去に通った道と同じ道を通った場
合でも、受信状況等により受信の可否が変化するポイン
トがある場合もあるが、前述した「エリア表示」を行う
場合には、そうしたポイントのデータに基づくエリアを
区別可能に表示させてもよい。その場合には、電波の受
信が可能か否かをより細かく知ることができる。また、
受信の可否が変化するポイントについては、受信が可能
であったときと、不可能であったときの回数に基づき、
そのポイントの受信の可否を決めるようにしてもよい。
【0073】また、第5及び第6の実施の形態における
ナビゲーション装置において、前述した受信状況表示モ
ード以外に、現在地が、受信可能であったポイントや、
前述した受信状況地図ホ(図24)に表示されるような
受信可能エリアに近づいた際に、その旨を、「携帯電話
受信可能地点に近づきました」、「VICS放送受信可
能地点に近づきました」といった音声等により報知させ
る報知モードを設けるようにしてもよい。また、特定の
キー操作があったときにだけ、現在地が前述した受信状
況地図ホ(図24)に表示されるような受信可能エリア
に位置するか否かを判断し、その判断結果を音声等によ
り報知させるようにしてもよい。その場合には、収集し
た受信状況データを有効に活用することができ、しかも
便利である。特に、外部通信機器40が携帯電話やPH
S等の移動通信機器である場合においては、その効果が
大きい。
【0074】なお、前述した第1〜第6の形態において
は、FM多重文字放送の放送電波や、携帯電話やPHS
等の外部通信機器40における電波の使用環境を容易か
つ簡単に知ることができるものを示したが、それ以外に
も、TV、TV文字多重、FMラジオ(音声)、AMラ
ジオ等の放送電波や、ページャ等の無線電波に関する電
波の使用環境を確認する装置に本発明を採用しても、前
述したものと同様の効果を奏することができる。
【0075】<第7の実施の形態>次に、本発明の第7
の実施の形態を説明する。本実施の形態は、図15に示
したナビゲーション装置におけるRAM12内に、図1
6に示した受信状況データ記憶エリアM1とは別に、図
26に示したように、緯度/経度データLと周波数デー
タHとを互いに対応させて記憶する受信確認データ記憶
エリアM2が確保されているナビゲーション装置に関す
るものである。
【0076】以下、本実施の形態におけるナビゲーショ
ン装置において、予め用意されている受信周波数検出モ
ードが設定されているときの動作を、図27に示すフロ
ーチャートに従い説明する。すなわち、ナビゲーション
装置は電源投入とともに動作を開始し、GPSブロック
2により現在地の緯度/経度情報を取得し(SK1)、
FM多重受信機32によりオートチューニングを開始す
る(SK2)。なお、オートチューニングの方法は、第
4の実施の形態で説明した方法と同様である。次に、V
ICS放送を受信したか否かを判別する(SK3)。こ
こでVICS放送を受信できないときには、周波数が一
周していない間は(SK4でNO)、ステップSK2へ
戻り周波数を順次変更し、変更後の周波数でVICS放
送の受信を試みる処理を繰り返す。また、VICS放送
を受信する以前に周波数が一周したら(SK4でYE
S)、オートチューニングを終了した後ステップSK7
へ進む。
【0077】また、前記処理中にVICS放送を受信
し、ステップSK3の判別結果がYESとなると、ステ
ップSK1で取得した緯度/経度情報と、その時点の周
波数とを互いに対応させてRAM12の前記受信確認デ
ータ記憶エリアM2に記憶する(SK5)。次に、周波
数が一周したか否かを判別し(SK6)、まだ、一周し
ていなければステップSK2へ戻り、引き続き他の周波
数についてもVICS放送の受信を試みる処理を行い、
VICS放送を受信可能な全ての周波数を、緯度/経度
情報と共に受信確認データ記憶エリアM2に記憶する。
また、周波数が一周したら(SK6でYES)、オート
チューニングを終了した後、使用者の操作によって受信
周波数検出モードが中止される以前は(SK7でN
O)、自車が予め指定されている距離を移動する毎に
(SK8でYES)、ステップSK1〜SK6の処理を
繰り返し行い、データを蓄積する。そして、使用者の操
作によって受信周波数検出モードが中止されたり、電源
がオフ操作されたりすることによって(SK7でYE
S)、動作を終了する。
【0078】次に、前記ナビゲーション装置において、
VICS放送の受信に関する動作を図28のフローチャ
ートに従い説明する。すなわち、ナビゲーション装置は
電源投入とともに動作を開始した後、そのときVICS
放送受信モードが設定されていたり、他のモードからV
ICS放送受信モードに移行操作されたりすると(SL
1でYES)、先ず、GPSブロック2により現在地の
緯度/経度情報を取得する(SL2)。続いて、前記受
信確認データ記憶エリアM2に記憶されているポイント
に、接近したか否かを判別する(SL3)。より具体的
には、ステップSL2で取得した緯度/経度情報が示す
ポイントから、ある距離内の範囲にあるポイントを示す
緯度/経度データLを検索する。そして、該当する緯度
/経度データLがなければステップSL2へ戻り(SL
3でNO)、該当する緯度/経度データLがあれば(S
L3でYES)、それとリンクして受信確認データ記憶
エリアM2に記憶されている周波数データHを読み出し
た後(SL4)、そのデータで周波数を設定しVICS
放送を受信する(SL5)。
【0079】引き続き、前述したステップSL2〜SL
4までと同じ処理を行った後(SL6〜SL8)、ステ
ップSL9で新たに読み出した周波数データHが、現在
の設定周波数と同一か否かを判別する(SL9)。ここ
で、同一であればステップSL6へ戻り(SL9でYE
S)、現在の設定周波数を維持する。また、異なってい
れば(SL9でNO)、ステップSL8で新たに読み出
した周波数データHによって設定周波数を更新した後
(SL10)、ステップSL5へ戻るとともに、使用者
の操作によりVICS受信モードが中止されたり、電源
がオフ操作されたりするまで、それ以降の処理を繰り返
す。なお、ステップSL9の処理を廃止して、現在の設
定周波数とステップSL8で新たに読み出した周波数デ
ータHの周波数とが同一である場合にも、設定周波数を
更新ようにしてもよい。
【0080】このように、本実施の形態においては、V
ICS放送を受信しているときには、その受信周波数が
常に自己位置に適した周波数として自動的に設定され
る。このため、VICS放送を受信使用とするときに
は、使用者がその地点や地域を過去に一度走行したこと
があれば、その地域における設定すべき受信周波数を知
らなくとも、VICS放送を受信することができる。ま
た、それを知っている場合には、その地域に応じて受信
周波数を設定、又は変更しなければならないといった煩
わしさから解放される。しかも、仮にVICS放送を受
信しながら長距離を移動しているとき、走行途中でVI
CS放送の周波数地域が異なる周波数地域に変わって
も、その地域が過去に一度走行したことがある地域であ
れば、VICS放送の受信が中断するといったことがな
い。よって、過去に一度走行したことがある地域におい
ては、使用者は、VICS放送の電波の周波数における
地域性を全く意識することなく、VICS放送を受信す
ることができる。また、本実施の形態においては、VI
CS放送を受信する場合について説明したが、それ以外
にも、ネットワークを有する番組データ等の受信におい
ても、同様の効果が得られる。
【0081】なお、本実施の形態においては、RAM1
2の受信確認データ記憶エリアM2内のデータが、前述
した受信周波数検出モードにおいて収集したデータに基
づき受信周波数を自動的に設定するものについて説明し
たが、例えばナビゲーション装置が各種のデータの授受
が可能とする着脱自在なICカード等を使用できる構成
であれば、そのICカード等に記憶されたデータに基づ
き受信周波数を設定するようにしてもよい。また、RA
M12の受信確認データ記憶エリアM2内のデータが、
外部から通信により供給されたものであっても、VIC
S放送等の受信周波数を自動的に設定することができ
る。
【0082】また、以上説明した全ての実施の形態にお
いては、CUP13の制御プログラムがROM11に予
め記録されている場合について説明したが、制御プログ
ラムの一部又は全部がCDブック6に装着される地図C
D−ROM36等の他の記録媒体に記録され、それが装
置の起動とともにRAM12等に読み込まれるような構
成であっても構わない。特にFM文字体重放送やVIC
S放送が受信可能であってり、また外部通信機器との接
続が可能な既存のナビゲーション装置を用いて本発明を
実施する場合には都合がよい。また、RAM12に記憶
したデータをRAM12以外のフロッピーディスク等の
汎用の着脱自在な記録媒体に記録可能とすれば、収集し
たデータをパソコン等において利用することもできる。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の受信装置
においては任意の地点を示す自己位置データと、その地
点における電波の受信状況、例えば受信感度や受信の有
無を示す受信状況データとが自動的に対応して記憶され
るようにした。よって、単に移動するだけで、移動した
地点や地域の電波の使用環境を知り得るデータを簡単に
収集することができる。しかも、所定の要求があると、
記憶された受信状況データはそれと対応して記憶された
自己位置データと共に表示手段に表示されるようにし
た。よって、移動した地点や地域の電波の使用環境を知
り得るデータを簡単に収集することができるだけでな
く、移動した地点や地域における、FM文字多重放送等
の各種電波を用いる機器の使用環境を極めて容易に知る
ことができる。
【0084】また、請求項2の受信装置では、接続手段
を介して接続された外部機器が受信する電波について、
任意の地点における電波の受信状況を知ることができる
ようにした。このため、例えば、携帯電話やPHSに代
表される移動通信機器の使用環境、換言すればそうした
移動通信機器の使用環境を極めて容易に知ることができ
る。
【0085】また、請求項3の受信装置では、表示手段
に自己位置が表示されている時にだけ受信状況データが
記憶手段に記憶されるようにした。よって、自己位置の
確認作業を行いつつ、同時に受信状況を知ることができ
る。また、それ以外のときには受信状況データが無駄に
記憶されることがないため、不要なデータによる記憶手
段の記憶容量の低下を防止できる。
【0086】また、請求項4の受信装置では、送られた
電波を使用しながらその電波を用いる機器の使用環境を
知ることができるようにしたことから、使い勝手が向上
する。また、その電波を使用していないときには受信状
況データが無駄に記憶されることがないため、不要なデ
ータによる記憶手段の記憶容量の低下を防止できる。
【0087】また、請求項5の受信装置では、受信状況
データの収集を行った後において、受信状況データの収
集対象となった電波を、例えば移動しながら使用する
際、それが受信状況データの収集を過去に行った地域内
であれば、その電波の利用が可能であることを直ちに知
ることができるようにした。よって、収集した受信状況
データを有効に活用することができ、しかも便利であ
る。特に、収集した受信状況データが携帯電話やPHS
に代表される移動通信機器が使用する電波の使用環境で
ある場合においては、その効果が大きい。
【0088】また、請求項6の受信装置では、一度の移
動で、移動した地点や地域における複数の周波数の電波
の受信状況を同時に把握できるようにした。よって、複
数の周波数の電波の使用環境を1度の作業で知ることが
できる。
【0089】また、請求項7の受信装置では、一度の移
動で、移動した地点や地域における複数の周波数の電波
の受信状況を同時に把握でき、しかも、1つの受信手段
によりそれを実現できるようにした。よって、複数の周
波数の電波の使用環境を1度の作業で知ることができる
とともに、装置の低コスト化を図ることができる。
【0090】また、請求項8の受信装置では、指定され
た周波数の電波に関する使用環境だけを容易に知ること
ができるようにした。よって、使用環境の確認作業時に
おける使い勝手が向上する。
【0091】また、請求項9の受信装置では、所定の指
示があった時点で自己が位置する地点の受信状況データ
だけを容易に知ることができるようにした。よって、使
用環境の確認作業時における使い勝手が向上する。また
不要なデータが記憶されることによる記憶手段の記憶容
量の低下を防止できる。
【0092】また、請求項10の受信装置では、移動経
路上のどの地点がどのような受信状況であるかを、瞬時
に理解することができるようにした。よって、電波の使
用環境の確認作業が容易となる。
【0093】また、請求項11の受信装置では、同一の
データによって自己の移動軌跡と、その経路上の受信状
況とを地図上に表示できるようにした。よって、記憶手
段の記憶容量が無駄に消費されることを防止しつつ、綿
密な受信状況データの収集によって移動経路上における
電波の使用環境の地域性を知ることができる。
【0094】また、請求項12の受信装置では、地図上
に表示される区画から、現実に移動した経路上に存在し
ない地点や地域における電波の使用環境を類推すること
ができるようにした。よって、実際の移動距離を増やす
ことなく、より広範囲な地域における電波の使用環境を
知ることができる。しかも、境界線により区画された区
域から電波の使用環境の地域性を面的に把握することが
できる。
【0095】また、請求項13の受信装置では、移動時
に所定のモードを設定しておくことにより、その移動途
中の各地点における前記放送の受信周波数が記憶手段に
自動的に記憶されるようにした。よって、単に移動する
だけで、移動した地点や地域における前記放送の電波の
使用環境を知り得るデータを簡単に収集することができ
る。しかも、その後において、複数の周波数の電波によ
り送られている特定の放送を利用するときには、その利
用時に自己が位置する地点と周波数地域が同一と判断さ
れる地点に関するデータが記憶手段に記憶されていれ
ば、常に自己位置に適した周波数が受信周波数として自
動的に設定されるようにした。よって、例えば、過去に
移動したことがある地点や地域においては、その地点や
地域における周波数を知らなくとも前記放送を受信する
ことができる。また、地域毎に異なる受信周波数を設定
しなければならないといった煩雑さから使用者を解放す
ることができる。つまり、特定の放送の周波数における
地域性を全く意識することなく、それを受信することが
でき、収集した前記データをより有効に活用することが
できる。
【0096】また、請求項14のナビゲーション装置に
おいては、通常のナビゲーション機能を使用しながら受
信状況データを取得できるとともに、移動した地点や地
域における電波の受信状況を地図上で知ることができる
ようにした。よって、請求項10の受信装置と同様の効
果が得られるとともに、使い勝手に優れた受信装置とな
る。
【0097】また、請求項15の受信状況記録方法にお
いては、単に移動するだけで、電波を受信したときにお
けるの電波の受信状況を示す受信状況データが、自己位
置を示す自己位置データに対応して自動的に記憶される
ようにした。よって、請求項1の受信装置を用いること
による効果と同一の効果が得られる。
【0098】また、請求項16の記録媒体にあっては、
それに記録されているプログラムを用いることにより、
送られた電波の受信状況を検出し、その検出結果を示す
受信状況データを、自己位置を示す自己位置データに対
応させて記憶した後、記憶した前記受信状況データと前
記自己位置データとを互いに対応させて表示する処理を
コンピュータに行わせ得るようにしたことから、コンピ
ュータを備えた装置において、前述した受信状況記録方
法による動作を行わせることが可能となる。
【0099】また、請求項17の記録媒体にあっては、
それに記録されているプログラムを用いることにより、
所定のモードが設定されている状態下で、その移動途中
の各地点における特定の放送の受信周波数を記憶手段に
記憶させた後、所定のモードが解除された状態下では、
その利用時に自己が位置する地点と周波数地域が同一と
判断される地点に関するデータが記憶手段に記憶されて
いれば、常に自己位置に適した周波数を受信周波数とし
て設定する処理をコンピュータに行わせ得るようにし
た。よって、コンピュータを備えるともに、複数の周波
数の電波により送られている特定の放送を受信する機能
を有する装置に請求項13の受信装置と同様の動作を行
わせることができる。
【0100】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すナビゲーショ
ン装置のブロック図である。
【図2】同実施の形態におけるRAM内の部分的なメモ
リ構造を示す模式図である。
【図3】同実施の形態における受信状況検出モードの動
作を示すフローチャートである。
【図4】図3に続くフローチャートである。
【図5】同実施の形態における受信状況表示モードの動
作を示すフローチャートである。
【図6】状況表示地図を示す図である。
【図7】状況表示地図の凡例を示す図である。
【図8】他の状況表示地図を示す図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態を示す図1のナビゲ
ーション装置の動作を示すフローチャートである。
【図10】図9に続くフローチャートである。
【図11】本発明の第3の実施の形態を示すナビゲーシ
ョン装置のブロック図である。
【図12】同実施の形態におけるRAM内の部分的なメ
モリ構造を示す模式図である。
【図13】同実施の形態における受信状況検出モードの
動作を示すフローチャートである。
【図14】本発明の第4の実施の形態を示す図11のナ
ビゲーション装置の動作を示すフローチャートである。
【図15】本発明の第5の実施の形態を示すナビゲーシ
ョン装置のブロック図である。
【図16】同実施の形態におけるRMA内の受信状況デ
ータ記憶エリアを示す模式図である。
【図17】同実施の形態における受信状況検出モード設
定時における動作を示すフローチャートである。
【図18】同実施の形態において受信状況表示モードで
ポイント表示モードが設定された場合の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図19】同ナビゲーション装置における地図表示画面
を示す図である。
【図20】ポイント表示モードの設定時に表示される状
況表示地図を示す図である。
【図21】同実施の形態において受信状況表示モードで
道塗り表示モードが設定された場合の動作を示すフロー
チャートである。
【図22】同実施の形態において受信状況表示モードで
エリア表示モードが設定された場合の動作を示すフロー
チャートである。
【図23】道塗り表示モードの設定時に表示される状況
表示地図を示す図である。
【図24】エリア表示モードの設定時に表示される状況
表示地図を示す図である。
【図25】本発明の第6の実施の形態においてVICS
放送用の受信状況検出モードの設定時における動作を示
すフローチャートである。
【図26】本発明の第7の実施の形態におけるRMA内
の受信確認データ記憶エリアを示す模式図である。
【図27】同実施の形態において受信周波数検出モード
の設定時における動作を示すフローチャートである。
【図28】同実施の形態においてVICS放送受信モー
ドの設定時における動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
2 GPSブロック 11 ROM 12 RAM 13 CPU 14,16,18 FMチューナ 15,17,19 FMデコーダ 35 FM多重受信機 40 外部通信機器 3P 接続ポート

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自己位置を示す自己位置データを取得す
    る自己位置取得手段と、 送られた電波を受信する受信手段と、 この受信手段による前記電波の受信状況を検出する検出
    手段と、 この検出手段により検出された受信状況を示す受信状況
    データを、その検出時点で前記自己位置取得手段により
    取得された自己位置データに対応させて記憶する記憶手
    段と、 所定の要求に伴い、前記記憶手段に記憶された受信状況
    データおよび前記自己位置データを対応させて表示する
    表示手段とを備えたことを特徴とする受信装置。
  2. 【請求項2】 前記受信手段及び前記検出手段を有する
    外部機器を着脱自在に接続する接続手段を備え、前記記
    憶手段は、前記接続手段を介して前記検出手段から送ら
    れた受信状況データを、その検出時点で前記自己位置取
    得手段により取得された自己位置データに対応させて記
    憶することを特徴とする請求項1記載の受信装置。
  3. 【請求項3】 前記自己位置取得手段により取得された
    自己位置データが示す自己位置を前記表示手段に表示さ
    せる表示制御手段を備え、前記検出手段は、前記表示手
    段に自己位置が表示されている時に前記受信状況を検出
    することを特徴とする請求項1又は2記載の受信装置。
  4. 【請求項4】 前記受信手段により受信された電波に応
    じた情報を出力する出力手段を備え、前記検出手段は、
    前記出力手段から情報が出力されている時に前記受信状
    況を検出することを特徴とする請求項1,2又は3記載
    の受信装置。
  5. 【請求項5】 所定の要求に伴い、前記自己位置取得手
    段により取得された自己位置データにより示される自己
    位置が、前記記憶手段に記憶されている受信状況データ
    であって電波の受信が可能であったことを示す複数の受
    信状況データに対応して記憶されている過去に取得され
    た複数の自己位置データに基づき特定される受信可能地
    域内であるか否かを判断する判断手段と、 この判断手段により自己位置が受信可能地域内にあると
    判断されたとき、その旨を報知する報知手段とを備えた
    ことを特徴とする請求項1乃至4いずれか記載の受信装
    置。
  6. 【請求項6】 前記記憶手段は、前記検出手段により検
    出された異なる周波数の電波に関する受信状況をそれぞ
    れ示す複数の受信状況データを、前記自己位置取得手段
    により取得された自己位置データに対応させて記憶する
    ことを特徴とする請求項1乃至5いずれか記載の受信装
    置。
  7. 【請求項7】 前記受信手段が受信する電波の周波数
    を、決められた範囲内で変化させつつ、受信可能な周波
    数の電波を前記受信手段に順次受信させる受信制御手段
    を備えたことを特徴とする請求項1乃至6いずれか記載
    の受信装置。
  8. 【請求項8】 所望する周波数の電波を指定する指定手
    段を備え、前記表示手段は、前記指定手段により指定さ
    れた前記記憶手段に記憶されている周波数の電波に関す
    る受信状況データおよび自己位置データを対応させて表
    示することを特徴とする請求項6又は7記載の受信装
    置。
  9. 【請求項9】 所定の指示に基づき前記受信状況データ
    および前記自己位置データを前記記憶手段へ記憶させる
    制御手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至8いず
    れか記載の受信装置。
  10. 【請求項10】 前記表示手段は、地図データ記憶手段
    に記憶された地図データに基づく地図を表示する手段で
    あり、前記表示手段により表示された地図上で、かつ前
    記記憶手段に記憶された自己位置データが示す地点に、
    その自己位置データに対応し前記記憶手段に記憶されて
    いる受信状況データが示す受信状況を表示させる表示制
    御手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至9いずれ
    か記載の受信装置。
  11. 【請求項11】 前記受信状況データに対応して前記記
    憶手段に記憶された自己位置データは、自己の移動軌跡
    を示す軌跡データであって、前記表示制御手段により前
    記地図上に表示される受信状況の表示は、前記地図上に
    自己の移動軌跡を表す軌跡マークであることを特徴とす
    る請求項10記載の受信装置。
  12. 【請求項12】 前記地図上に表示される受信状況は一
    定基準に基づきランク分けされ、前記表示制御手段は、
    前記受信状況を前記地図上に表示した場合に、同一ラン
    クの受信状況の連続により表される移動軌跡の区間と、
    他の同一ランクの受信状況の連続により表される他の移
    動軌跡の区間との境界を通る境界線により区画される各
    々の区域に相当する地域が区別可能な地図を、前記表示
    手段に表示させることを特徴とする請求項10又は11
    記載の受信装置。
  13. 【請求項13】 自己位置を示す自己位置データを取得
    する自己位置取得手段と、 送られた電波を受信する受信手段と、 所定のモードが設定された状態下で、前記受信手段の受
    信周波数を変化させ、複数の周波数の電波により送られ
    ている特定の放送を前記受信手段に受信させる受信制御
    手段と、 この受信制御手段による制御に伴い前記受信手段により
    前記特定の放送が受信されたときの周波数、及び前記自
    己位置取得手段により取得された自己位置データを対応
    して記憶する記憶手段と、 この記憶手段から、前記自己位置取得手段により取得さ
    れた自己位置データが示す地点と同一の周波数地域内の
    地点を示すと判断される、前記記憶手段に記憶されてい
    る過去の自己位置データに対応した周波数を呼び出す呼
    び出し手段と、 この前記呼び出し手段により呼び出された周波数を前記
    受信手段の受信周波数として設定する設定手段とを備え
    たことを特徴とする受信装置。
  14. 【請求項14】 自己位置を示す自己位置データを取得
    する自己位置取得手段と、 地図データ記憶手段から読み出された地図データに基づ
    く自己位置付近の地図を表示する表示手段と、 送られた電波を受信する受信手段と、 この受信手段による前記電波の受信状況を検出する検出
    手段と、 この検出手段により検出された受信状況を示す受信状況
    データを、その検出時点で前記自己位置取得手段により
    取得された自己位置データに対応させて記憶する記憶手
    段と、 所定の要求に伴い、前記表示手段に表示された地図上
    で、かつ前記記憶手段に記憶された自己位置データが示
    す地点に、その自己位置データに対応し前記記憶手段に
    記憶されている受信状況データが示す受信状況を表示さ
    せる表示制御手段とを備えたことを特徴とするナビゲー
    ション装置。
  15. 【請求項15】 送られた電波の受信状況を検出し、検
    出した受信状況を示す受信状況データを、その検出時点
    で取得された自己位置を示す自己位置データに対応させ
    て記憶することを特徴とする受信状況記録方法。
  16. 【請求項16】 コンピュータによって読み取られ実行
    される、送られた電波に関する異なる地点の受信状況の
    データ収集を行わせるためのプログラムを記録した記録
    媒体であって、送られた電波の受信状況を検出し、検出
    した受信状況を示す受信状況データを、検出された前記
    電波の受信時における自己位置を示す自己位置データに
    対応させて記憶させるプログラムを含むことを特徴とす
    る記録媒体。
  17. 【請求項17】 コンピュータによって読み取られ実行
    される、送られた電波に関する異なる地点の受信状況の
    データ収集を行わせるためのプログラムを記録した記録
    媒体であって、所定のモードが設定された状態下で、受
    信周波数を変化させながら、複数の周波数の電波により
    送られている特定の放送を受信させ、その放送が受信さ
    れたときの周波数と自己位置を示す自己位置データとを
    対応させて記憶手段に記憶させるとともに、前記所定の
    モードが解除された状態下で、自己位置を示す自己位置
    データを取得させ、その自己位置データが示す地点と同
    一の周波数地域内の地点を示すと判断される、前記記憶
    手段に記憶されている過去の自己位置データに対応した
    周波数を前記記憶手段から呼び出し、その周波数を受信
    周波数として設定するプログラムを含むことを特徴とす
    る記録媒体。
JP19646197A 1996-11-11 1997-07-07 受信装置、ナビゲーション装置、受信状況記録方法、及び記録媒体 Pending JPH10185598A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19646197A JPH10185598A (ja) 1996-11-11 1997-07-07 受信装置、ナビゲーション装置、受信状況記録方法、及び記録媒体

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8-314310 1996-11-11
JP31431096 1996-11-11
JP19646197A JPH10185598A (ja) 1996-11-11 1997-07-07 受信装置、ナビゲーション装置、受信状況記録方法、及び記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10185598A true JPH10185598A (ja) 1998-07-14

Family

ID=26509749

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19646197A Pending JPH10185598A (ja) 1996-11-11 1997-07-07 受信装置、ナビゲーション装置、受信状況記録方法、及び記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10185598A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6615186B1 (en) * 2000-04-24 2003-09-02 Usa Technologies, Inc. Communicating interactive digital content between vehicles and internet based data processing resources for the purpose of transacting e-commerce or conducting e-business
WO2006078049A1 (ja) * 2005-01-19 2006-07-27 Kabushiki Kaisha Kenwood 案内経路生成装置および案内経路生成方法
JP2006200978A (ja) * 2005-01-19 2006-08-03 Kenwood Corp 案内経路生成装置および案内経路生成方法
WO2007000873A1 (ja) * 2005-06-28 2007-01-04 Pioneer Corporation 移動受信制御装置、移動受信制御方法、および移動受信制御プログラム
JP2007074582A (ja) * 2005-09-08 2007-03-22 Sharp Corp 携帯端末装置、受信品質通知方法、放送基地局装置、受信品質通知プログラム、および記録媒体
KR100722092B1 (ko) * 1999-03-31 2007-05-25 마츠시타 덴끼 산교 가부시키가이샤 자동차 항법 장치의 수신 장치 및 그 주파수 절환 방법
JPWO2006043657A1 (ja) * 2004-10-22 2008-05-22 パイオニア株式会社 受信装置
US7502672B1 (en) 2000-04-24 2009-03-10 Usa Technologies, Inc. Wireless vehicle diagnostics with service and part determination capabilities
JPWO2007037040A1 (ja) * 2005-09-28 2009-04-02 三菱電機株式会社 放送受信装置
JP2010056734A (ja) * 2008-08-27 2010-03-11 Pioneer Electronic Corp コンテンツ再生装置及びコンテンツ再生方法
JP2016213696A (ja) * 2015-05-11 2016-12-15 アルパイン株式会社 ラジオ放送受信システム

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100722092B1 (ko) * 1999-03-31 2007-05-25 마츠시타 덴끼 산교 가부시키가이샤 자동차 항법 장치의 수신 장치 및 그 주파수 절환 방법
US6615186B1 (en) * 2000-04-24 2003-09-02 Usa Technologies, Inc. Communicating interactive digital content between vehicles and internet based data processing resources for the purpose of transacting e-commerce or conducting e-business
US7502672B1 (en) 2000-04-24 2009-03-10 Usa Technologies, Inc. Wireless vehicle diagnostics with service and part determination capabilities
JPWO2006043657A1 (ja) * 2004-10-22 2008-05-22 パイオニア株式会社 受信装置
JP4645203B2 (ja) * 2005-01-19 2011-03-09 株式会社ケンウッド 案内経路生成装置および案内経路生成方法
WO2006078049A1 (ja) * 2005-01-19 2006-07-27 Kabushiki Kaisha Kenwood 案内経路生成装置および案内経路生成方法
JP2006200978A (ja) * 2005-01-19 2006-08-03 Kenwood Corp 案内経路生成装置および案内経路生成方法
US8670922B2 (en) 2005-01-19 2014-03-11 Kabushiki Kaisha Kenwood Guiding route generation device and guiding route generation method
WO2007000873A1 (ja) * 2005-06-28 2007-01-04 Pioneer Corporation 移動受信制御装置、移動受信制御方法、および移動受信制御プログラム
US7697939B2 (en) 2005-09-08 2010-04-13 Sharp Kabushiki Kaisha Mobile terminal device, reception quality notification method, broadcast base station device, reception quality notification program, and storage medium
JP4485438B2 (ja) * 2005-09-08 2010-06-23 シャープ株式会社 携帯端末装置、受信品質通知方法、放送基地局装置、受信品質通知プログラム、および記録媒体
JP2007074582A (ja) * 2005-09-08 2007-03-22 Sharp Corp 携帯端末装置、受信品質通知方法、放送基地局装置、受信品質通知プログラム、および記録媒体
JPWO2007037040A1 (ja) * 2005-09-28 2009-04-02 三菱電機株式会社 放送受信装置
JP2010056734A (ja) * 2008-08-27 2010-03-11 Pioneer Electronic Corp コンテンツ再生装置及びコンテンツ再生方法
JP2016213696A (ja) * 2015-05-11 2016-12-15 アルパイン株式会社 ラジオ放送受信システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100424462B1 (ko) 휴대용 단말기의 방향 및 위치 정보 표시장치 및 그 제어방법
US6314295B1 (en) Terminal unit, position display method, information providing system, and information providing method
JP3532492B2 (ja) 道路交通情報提供システム、情報提供装置、およびナビゲーション装置
US8315795B2 (en) Map display system, map display, and map display method
US20100199213A1 (en) Map display system, map display device, and map display method
JPH0865188A (ja) 移動体用の放送局データ検出装置および移動体用の放送受信装置
JPH10185598A (ja) 受信装置、ナビゲーション装置、受信状況記録方法、及び記録媒体
WO2006106684A1 (ja) 受信制御装置、受信装置、再生装置、受信制御方法、そのプログラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体
JP2005269520A (ja) 車載情報端末の操作方法、車載情報端末、携帯端末用プログラム、携帯電話
JPH1062200A (ja) ナビゲーション装置及びシステム
JP2006108921A (ja) 車載端末装置
JPH08162909A (ja) 端末装置
JPH0935187A (ja) サービス情報受信装置
KR100741700B1 (ko) 이동국 위치 검출 시스템과 그 방법
JP2009111602A (ja) デジタル放送受信機
JP4367128B2 (ja) 電子機器及びプログラム
JPH09280878A (ja) 経路案内システム及びそれに使用される携帯通信端末と案内指示装置
JP2815458B2 (ja) 車両目的地案内システム
JPH08181625A (ja) Fm多重放送受信機
JP3771970B2 (ja) 情報提供システム
JPH10281778A (ja) 移動体用受信機システムおよび移動体用受信機システムの受信方法
JPH09222329A (ja) ナビゲーション装置
JP2006074113A (ja) 移動体用受信装置
JP3582302B2 (ja) 地図表示装置、情報選択受信方法及び記録媒体
JPH09257506A (ja) ナビゲーション装置