JP3771970B2 - 情報提供システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、地図データを表示するナビゲーション装置及び携帯電話を利用した情報提供システムの技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
近年、自車の現在位置付近の地図データ等を表示する車載用ナビゲーション装置に代表されるナビゲーション装置においては、検索機能の充実が著しく、ナビゲーション装置に電話番号を入力すると、その電話番号に対応する地域の地図データを表示する機能を備えた装置も開発されている。このような検索機能を実現するために、ナビゲーション装置メーカーは、膨大な量の検索データベースを所有するに至っており、この検索データベースを基に各種の地図データ等を適宜編集・作成し、各ナビゲーション装置の記憶装置にCD−ROM等の形で提供するようにしている。
【0003】
他方、携帯電話においても、LCD(液晶表示装置)のような小型の表示装置を備えて、これに地図データを表示するように構成できる。しかし、小型・軽量といった携帯性が重視されるため、メモリ等のハードウエアに基づく制約から、上述した電話番号入力により検索可能なような広範囲の地図に係るデータベースを持つことは事実上不可能である。そこで、特開平6-350733号公報では、町中で100メートル程度の間隔で配置され携帯電話装置と交信するための基地局の夫々に、当該基地局付近の地域の地図データを予め記憶させておき、使用者が携帯電話装置から地図要求を指示すると、この携帯電話装置の交信する基地局がその記憶する地図データを携帯電話装置に送信し、携帯電話装置がこれを受信し表示する携帯電話ナビゲーションシステムを提案している。このシステムによれば、基地局は夫々、該基地局付近の地図を記憶するに十分なメモリを備えておればよく、携帯電話装置は、地図要求を指示すれば、自動的にその携帯電話の付近の地図データを得ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述したナビゲーション装置メーカーの膨大な検索データベースは、例えば、ナビゲーション装置にセットされるCD−ROM等の記憶媒体に特定地域や特定種類の地図データを書込む際など、単にナビゲーション装置の生産の際にのみ活用されており、ナビゲーション装置の実際の使用者による直接的な有効利用が図られていない。
【0005】
また、前述の携帯電話ナビゲーションシステムによれば、携帯電話使用者の現在位置周辺の地図を携帯電話に設けられた表示装置に自動表示することしかできず、即ち、より自由度の高い地図データの検索及び表示ができないという問題点がある。更に、このシステムによれば、多数ある基地局は、基地局毎に付近の地域に係る地図データを記憶しておく必要があり、地図データの初期設定、変更、更新、修正などの作業を基地局毎に行う必要があるので、その作業は煩雑化してしまうという問題点もある。
【0006】
本発明は上述した問題点に鑑みなされたものであり、携帯電話装置などの携帯通信端末装置の使用者がサービスセンタ所有の膨大な検索データベースを直接的に活用でき、所望の地図データを携帯通信端末装置において手軽に表示できるようにする情報提供システムを提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の情報提供システムは上記の課題を解決するために、通信回線を経由して地図データを含む提供データを提供するサービスセンタと該サービスセンタに前記通信回線を経由して接続可能な携帯通信端末装置とを備えた情報提供システムであって、前記携帯通信端末装置は、当該携帯通信端末装置を前記サービスセンタに前記通信回線を経由して接続する接続手段と、所望の電話番号を入力又は指定するための入力手段と、前記通信回線を経由しての接続の後に該入力又は指定された電話番号を前記通信回線を経由して前記サービスセンタに伝送する端末側伝送手段と、を備え、前記サービスセンタは、前記伝送された電話番号を受信するセンタ側受信手段と、該受信された電話番号に対応する地域についての提供データを所定のフォーマットで当該サービスセンタから前記携帯通信端末装置に前記通信回線を経由して伝送するセンタ側伝送手段と、を備え、前記携帯通信端末装置は、前記伝送された提供データを受信する端末側受信手段と、前記受信された提供データを格納する第1記憶手段と、前記格納された提供データを表示する表示手段と、を更に備え、前記端末側伝送手段は、前記通信回線を経由しての接続後に、前記第1記憶手段の記憶能力を示す記憶能力情報を前記サービスセンタに前記通信回線を経由して更に伝送し、前記センタ側受信手段は、該伝送された記憶能力情報を更に受信し、前記センタ側伝送手段は、該受信された記憶能力情報に応じて伝送する提供データの量を調整することを特徴とする。
【0008】
請求項3に記載の情報提供システムは上記の課題を解決するために、通信回線を経由して地図データを含む提供データを提供するサービスセンタと該サービスセンタに前記通信回線を経由して接続可能な携帯通信端末装置とを備えた情報提供システムであって、前記携帯通信端末装置は、当該携帯通信端末装置を前記サービスセンタに前記通信回線を経由して接続する接続手段と、所望の電話番号を入力又は指定するための入力手段と、前記通信回線を経由しての接続の後に該入力又は指定された電話番号を前記通信回線を経由して前記サービスセンタに伝送する端末側伝送手段と、を備え、前記サービスセンタは、前記伝送された電話番号を受信するセンタ側受信手段と、該受信された電話番号に対応する地域についての提供データを所定のフォーマットで当該サービスセンタから前記携帯通信端末装置に前記通信回線を経由して伝送するセンタ側伝送手段と、を備え、前記携帯通信端末装置は、前記伝送された提供データを受信する端末側受信手段と、該受信された提供データを表示する表示手段と、を更に備え、前記入力手段は、前記表示手段による表示を希望するエリア及び施設のうち少なくとも一方を示す選択情報を入力可能に構成されており、前記端末側伝送手段は、前記入力手段により入力された選択情報を前記サービスセンタに前記通信回線を経由して更に伝送し、前記センタ側受信手段は、該伝送された選択情報を更に受信し、前記センタ側伝送手段は、該受信された選択情報に応じた提供データを伝送することを特徴とする。
【0035】
本発明のこのような作用及び他の利得は次に説明する実施の形態から明らかにされよう。
【0036】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
先ず、本実施の形態の構成について図1から図4を用いて説明する。
【0037】
図1は、本実施の形態である情報提供システムの概略ブロック図である。
図1において、情報提供システムは、携帯通信端末装置の一例としての携帯電話装置101と、通信回線の一例としての公衆(電話)回線網201を経由して携帯電話装置101に接続されるサービスセンタ301とを備えて構成されている。
【0038】
携帯電話装置101は、無線により通常の音声を送受信可能な電話機能を有する。携帯電話装置101は特に、サービスセンタ301に公衆回線網201を経由して接続された後、所望の電話番号をサービスセンタ301に送信可能に構成されており、更にこれに応じてサービスセンタ301から伝送されてくる地図データ等を表示可能なLCD等の小型の表示装置を備えて構成されている。
【0039】
公衆回線網201は、電線、光ファイバケーブル、衛星通信網、電話交換機等からなり、特に携帯電話装置101と無線交信するための基地局201aを備えて構成されている。基地局201aは、例えば、町中等では、100メートル程度の間隔で配置されている。
【0040】
サービスセンタ301は、地図データを含む提供データからなる検索データベース302を有しており、公衆回線網201を経由して提供データを提供するように構成されている。
【0041】
図2に、サービスセンタ301のより詳細な構成を示す。
図2において、サービスセンタ301は、携帯電話装置101から公衆回線網201を経由して送信された電話番号等の情報を受信する受信制御部311と、該受信された電話番号に対応する地域についての提供データを検索データベース302から取出して所定のフォーマットに編集する制御部313と、この編集された提供データを公衆回線網201を経由して、携帯電話装置101に送信する送信制御部312とを備えて構成されている。本実施の形態では、受信制御部311からセンタ側受信手段の一例が構成されており、制御部313及び送信制御部312からセンタ側伝送手段の一例が構成されている。
【0042】
検索データベース302は、電話番号情報とこれ対応する関連アドレス情報とからなるインデックスデータ303と、アドレス情報及びこれに対応する地図情報からなる地図データ304と、アドレス情報及びこれに対応する住所情報からなる住所データ305とを含んでおり、インデックスデータ303、地図データ304及び住所情報305は、アドレス情報により相互に対応付けられている。地図データ304は、詳細エリアの地図データ、広域エリアの地図データなど各種且つ各地域の地図データを含んでおり、地図データに示される駅、ガソリンステーション、駐車場、レストランなど各種施設に関する詳細な情報を示すデータ等も含んでいる。
【0043】
図3に、携帯電話装置101のより詳細な構成を示す。
図3において、携帯電話装置101は、無線部と制御部とを有する。
携帯電話装置101の無線部は、送受共用アンテナ1、受信専用アンテナ2、アンテナ共用器3、送信回路部4、受信回路部5、シンセサイザ部6、直交変調器7及び復調器8を備えて構成されている。
【0044】
送受共用アンテナ1は、サービスセンタ301から情報提供を受ける際の電話番号情報、提供データなどの各種データや他の携帯電話装置と電話する際の音声信号をのせた無線波の送受信を行うためアンテナである。受信専用アンテナ2は、携帯電話装置101を発呼する無線波の受信やサービスセンタ101からの提供データを受信するための受信専用のアンテナである。アンテナ共用器3は、送受共用アンテナ1の送信波と受信波のアイソレーションを行うように構成されている。直交変調器7は、公衆回線網201を介して送信すべき送信信号を直交変調する機器であり、送信回路部4は、このように直行変調された送信信号に基づいて送信波を生成する回路である。受信回路部5は、送受共用アンテナ1や受信専用アンテナ2により受信された受信波を取出して増幅し整形するための回路であり、復調器8は、このように受信された受信波を復調するための機器である。シンセサイザ部6は、送受信する無線波の周波数を規定すべく局部発信を行う部分である。
【0045】
携帯電話装置101の無線部は、公衆回線網201を経由してサービスセンタ301との接続の後に、後述するLCD表示器23及びキースイッチ33により入力又は指定された電話番号を公衆回線網201を経由して、サービスセンタ301に伝送する端末側伝送手段の一例を構成していおり、更に、サービスセンタ301から伝送された提供データを受信する端末側受信手段の一例を構成している。
【0046】
携帯電話装置101の制御部は、TDMAベースバンド処理部11、音声コーデック12、オーディオ回路13、スピーカ14、マイクロホン15、CPU21、LCDドライバ22、LCD表示器23、ROM30、第1のRAM31、第2のRAM32、キースイッチ33、電源部34及びバッテリ35を備えて構成されている。
【0047】
TDMAベースバンド処理部11は、音声コーデック12から入力される音声信号やCPU21等から入力される各種情報信号からTDMA方式による時分割信号を生成して直交変調器7に出力し、復調器8からの復調信号をTDMA方式により受信処理し、更に、シンセサイザ部6の送受信に係る無線波の周波数を指定する。スピーカ14は電話の際に相手方から伝送された音声信号に対応する音声を空気中に出力し、マイクロホン15は相手方に伝送するための音声を空気中から拾って音声信号を発生するように構成されている。オーディオ回路13は、スピーカ14が出力可能なレベル及び波形を持つアナログ音声信号をスピーカ14に出力すると共に、マイクロホン15からの微弱なアナログ音声信号を所定レベルに増幅し、整形する。音声コーデック12は、オーディオ回路13からのアナログ音声信号をデジタル音声信号に変換すると共に圧縮処理し、また音声コーデック12は、TDMAベースバンド処理部11からの圧縮されたデジタル音声信号を伸長すると共にアナログ音声信号に変換する回路である。
【0048】
ROM30は、携帯電話装置101の制御部全体を制御するためのプログラム、電話番号データ等を電源のオンオフによらずに保持する記憶装置であり、CPU21は、ROM30に格納されたプログラムにしたがって、携帯電話装置101の制御部全体の制御を行う。LCD表示器23は、携帯電話装置101の前面に設けられており、CPU21による制御下で各種の表示モードにより、LCDドライバ22により駆動されて、テンキーの表示、電話番号の表示、地図データの表示など各種の表示を行う。
【0049】
第1のRAM31は、サービスセンタ101から送信され受信された地図データを含む提供データを格納する第1記憶手段の一例を構成している。第2のRAM32は、LCD表示器23により表示された提供データを格納する第2記憶手段の一例を構成している。本実施の形態では特に、LCD表示器23は、第1のRAM31に一旦格納された提供データを表示するようにLCDドライバ22に駆動される。
【0050】
キースイッチ33は、LCD表示器23と共に入力手段の一例を構成しており、後述するように使用者による各種の情報の入力や指定が可能なように構成されている。バッテリ35は、充電式または使い捨て式のバッテリであり、取り外しや交換可能なように構成されている。電源部34は、バッテリ35から電源供給を受けて、携帯電話装置101の制御部及び無線部の各回路や機器に所定の電源を夫々供給するように構成されている。
【0051】
図4を参照して、携帯電話装置101のLCD表示器23及びキースイッチ33の構成について更に説明する。
図4において、キースイッチ33は、サービスセンタ301を呼び出すために専用に設けられた接続手段の一例を構成する呼び出しキー33a、LCD表示器23に表示された提供データを第2のRAM32に格納したり第2のRAM32から画像情報を呼び出すためのメモリキー33b、表示中の電話番号に発呼するための発呼キー33c、サービスセンタ301との回線接続や他の携帯電話装置との回線接続を切断するための回線切断キー33d、表示された地図データを画面上左右方向にスクロールするためのスクロールキー33e、表示された地図データを画面上上下方向にスクロールするためのスクロールキー33f、及びLCD表示器23により表示された地図データ上の任意の位置をマーク位置として指定するためのマーキングモードを起動するマーキングキー33gを備えている。呼び出しキー33aは、回線接続中は色が(例えば、緑から赤というように)変化するように構成されている。
【0052】
LCD表示器23は、テンキー表示モードでは、表示画面23aのような表示を行う。即ち、LCDドライバ22及びLCD表示器23は、CPU21による制御の下でテンキー表示モードにおいて、図4の表示画面23aのような表示を行い、所望の電話番号等の番号入力をカーソル移動方式又はタッチ方式により行うように構成されている。他方、地図表示モードにおいて、図4の表示画面23bのような表示を行い、サービスセンタ301から伝送された地図データを表示する表示手段の一例を構成している。
【0053】
テンキー表示モードにおいて、表示画面23aにおける“F”キー50は、表示モード変更キーであり、この“F”キー50を操作することにより、テンキー表示モードから、地図表示モードに切り換えられる。
【0054】
地図表示モードにおいて、表示画面23bには、地図を示す画像の他、当該呼び出した地図に対応する電話番号が“TEL*****”というように表示されている。この電話番号に加えて、この電話番号に対応する住所を選択的に表示するようにしてもよい。また、表示画面23bに表れる“R”キー51は、表示モード変更キーであり、この“R”キー51を操作することにより、地図表示モードから、テンキー表示モードに切り換えられる。尚、ROM30に格納されるプログラムを変更することにより、これらの表示モードの他、電話リスト表示モード、住所録モード等の各種の表示モードを採用することもできる。更に、表示画面23bにおけるアイスクリーム形状のマーク52は、希望する電話番号の地図上の位置を示すと共に、この電話番号にはアイスクリーム屋が対応することを示している。また、いずれかの表示モードにおいて、電話機能により発呼すべき電話番号を画面の適当な位置に表示するようにし、この状態で、発呼キー33cを操作すると、表示された電話番号に発呼するように構成してもよい。
【0055】
図1から図4において、本実施の形態では特に、CPU21は公衆回線網201を経由してのサービスセンタ301との接続後に、無線部を制御して、第1のRAM31の記憶能力を示す記憶能力情報をサービスセンタ301に公衆回線網201を経由して更に伝送するように構成されている。この際、第1のRAM31の記憶能力は、LCD表示器23の表示能力に対応するので、この記憶能力情報に代えて、LCD表示器23の表示能力を示す表示能力情報を用いても同様の作用が得られる。この記憶能力情報が公衆回線網201を経由して伝送されると、サービスセンタ301の制御部313は、該伝送された記憶能力情報の示す記録能力に応じて伝送する提供データの量を調整するように構成されている。例えば、第1のRAM31のメモリ容量が少なければ、検索データベース302のデータを用いて、細かな街路を示す地図データについては伝送しないように、又は伝送する地図のエリアを減らすように伝送すべき提供データの編集方法を適宜変更する。
【0056】
なお、このように記憶能力情報を伝送することなく、予め標準化された携帯電話装置101に設けられた第1のRAM31の記憶能力値をサービスセンタ301の制御部313に設定しておき、この設定値に基づいて伝送する提供データの量を定めてもよい。更に、このような一定の記憶能力値を予めデフォールト値としておき、記憶能力情報の伝送を受けた場合に適宜その値を変更するように構成してもよい。
【0057】
また、第1のRAM31は、好ましくは、LCD表示器23が一時に表示可能な量の提供データよりも多くの提供データを格納可能な記憶能力を持つ。そして、LCD表示器23は、第1のRAM31に格納された提供データのうちスクロールキー33e及び33fにより指定された部分をスクロール表示するのが好ましい。これは、携帯電話の性質上あまり大きなLCD表示器23の使用は好ましくないという理由による。なお、スクロールキー33e及び33fによりスクロール指示された部分が第1のRAM31に格納された地図データの範囲を超える場合には、その超えた範囲の地図データを含む提供データを要求する情報要求指令を電話番号の代わりに携帯電話装置101からサービスセンタ301に伝送して、データベース302からその範囲の地図データを含む提供データを公衆回線網201を経由して取り込んでLCD表示器23に表示するように構成してもよい。
【0058】
更に本実施の形態では特に、テンキー表示モードにあるLCD表示器23を入力手段の一例として用いて、地図データの表示を希望するエリア及び施設のうち少なくとも一方を示す選択情報を入力可能に構成されている。
【0059】
例えば、キー“1”は、100m(メートル)×100mといった詳細エリアを選択し、キー“2”は、最寄り駅を含むエリアを選択し、キー“3”は、1000m×1000mといった広域エリアを選択し、キー“4”は、無選択というように、表示画面23a上で、番号入力により地図データの表示を希望するエリアが選択される。
【0060】
また例えば、キー“1”は、主要ランドマークを全て表示することを選択し、キー“2”は、レストランを中心に表示することを選択し、キー“3”は、銀行を中心に表示することを選択し、キー“4”は、電話番号以外のランドマーク表示が不要であることを選択するというように、表示画面23a上で、番号入力により地図データの表示を希望する施設が選択される。
【0061】
サービスセンタ301の受信制御部311は、このように選択されたエリアや施設を示す選択情報が、公衆回線網201を経由して更に伝送されると、これを受信する。そして、サービスセンタ301の制御部313は、受信された選択情報に応じた提供データを適宜編集し、送信制御部312は、このように編集された提供データを携帯電話装置101に向けて送信する。従って、これを受けた携帯電話装置101では、希望するエリアや施設を示す地図データがLCD表示器に表示される。
【0062】
以上のように、サービスセンタ301の制御部313は、第1のRAM31の記憶能力、使用者が希望するエリアや施設などに応じて伝送する提供データの編集の仕方を変化させ、なるべく使用者の希望に沿うと共に第1のRAM31の記憶能力を有効に利用するように編集し、所定フォーマットで伝送する。
【0063】
更に本実施の形態では特に、スクロールキー33e及び33fにより地図表示モードにあるLCD表示器23の表示画面上で希望のエリアを指定した後、メモリキー33bを操作することにより、その希望のエリアを第2のRAM32に格納できるように構成されている。
【0064】
メモリキー33bにより第2のRAM32への提供データの格納が終了すると、使用者が一連の操作により必要情報を得たことになる。従って、CPU21の制御により、公衆回線網201を経由してのサービスセンタ301との回線接続を切断するように構成してもよい。これに加えて又は代えて、CPU21の制御により、キースイッチ33やLCD表示器23の画面を介しての使用者による入力が所定時間ない場合に、サービスセンタ301との回線接続を切断するように構成してもよいし、サービスセンタ301の側で、制御部313の制御により、受信制御部311が携帯電話装置101から所定種類の情報を所定時間受信しない場合に、当該携帯電話装置101との回線接続を切断するように構成してもよい。更に、このように回線接続が切断された後にも、LCD表示器23が表示を継続するように構成してもよい。このように構成すれば、使用者は、公衆回線網201やサービスセンタ301の利用時間を短くしつつ、取り込んだ地図データ等の提供データをLCD表示器23上で見続けることができるので有利である。
【0065】
次に、以上のように構成された実施の形態の動作について図1から図4を参照しながら説明する。
先ず、使用者により、携帯電話装置101の呼び出しキー33aが押されると、CPU21の制御により携帯電話装置101の無線部はサービスセンタ301へ回線を接続する。
【0066】
これを受けて、サービスセンタ301では、制御部313の制御により希望情報の入力指示を促す旨の制御情報が送信制御部312から送信される。
これを受けて、携帯電話装置101では、CPU21の制御によりLCD表示器23に希望情報の入力を促すメッセージが表れる。使用者がこれを見てサービスセンタ301への回線接続を確認し、地図データを希望する地域の電話番号をテンキー表示モード(図4の表示画面23a参照)にあるLCD表示器23のテンキーを操作すると、CPU21の制御により、入力された電話番号は、電話番号情報として第1のRAM31の記憶能力情報と共に無線部から公衆回線網201を介して伝送される。
【0067】
これを受けて、サービスセンタ301では、制御部313は、電話番号情報及び記憶能力情報を保持すると、制御部313の制御により更に、表示を希望するエリアや施設についての選択指示を促す旨の制御情報が送信制御部312から送信される。
【0068】
これを受けて、携帯電話装置101では、CPU21の制御によりLCD表示器23に表示を希望するエリアや施設についての選択を促すメッセージが表れる。使用者がこれを見て、テンキー表示モードにあるLCD表示器23の前述のようにエリアや施設と対応付けられたテンキーの操作すると、CPU21の制御により、入力されたテンキーは希望表示エリアや施設を示す選択情報として無線部から公衆回線網201を介して伝送される。
【0069】
これを受けて、サービスセンタ301では、制御部313は、伝送されてきた選択情報や記憶能力情報に基づいて検索データベース302を検索して、要求されている図2に示したような地図データ、電話番号データ、住所データなどの提供データを読み出し、更に、記憶能力情報及び選択情報に基づいて、伝送する提供データを作成(編集処理)する。その後、制御部313の制御により更に、このように作成された提供データが送信制御部312から送信される。
【0070】
これを受けて、携帯電話装置101では、CPU21の制御により受信した提供データが第1のRAM31に一旦格納される。続いて、表示モードを地図表示モードに切り換えて(図4の表示画面23b参照)、地図データがLCD表示器23により表示される。
【0071】
ここで、必要に応じて、使用者が、表示された地図データを見ながらスクロールキー33e及び33fを操作すると、CPU21の制御により、LCD表示器23では、スクロール表示が行われる。この際、スクロール指示された部分が第1のRAM31に格納された地図データの範囲を超える場合には、CPU21は、その超えた範囲の地図データを継続データとしてサービスセンタ301に要求する。
【0072】
これを受けて、サービスセンタ301では、制御部313は、継続データを検索して再度編集し、編集された提供データを送信制御部312から送信する。他方、提供データを送信した後、所定時間経過しても、携帯電話装置101から何等の入力が無ければ、回線を切断する。
【0073】
また、必要に応じて、使用者が、メモリキー33bを操作すると、CPU21の制御により、表示画面の画像データは、第2のRAM32に記憶される。そして、必要な情報の取り込みは終了したとして、回線は切断される。
【0074】
更に、必要に応じて、使用者が、発呼キー33cを操作すると、CPU21の制御により、その時点でLCD表示器23に表示されている電話番号への回線接続が実行される。他方、必要に応じて、使用者が、回線切断キー33dを操作すると、CPU21の制御により、回線は強制的に切断される。また、キースイッチ33やLCD表示器23を介して何等の入力がない状態で所定時間経過すると、CPU21の制御により回線は切断される。
【0075】
以上のように、本実施の形態によれば、携帯電話装置101に大規模な検索データベースを設けなくとも、必要に応じて適宜、公衆回線網201を経由してサービスセンタ301と回線接続し、その後所望の電話番号を伝送して、対応する地図データ等の提供データを得ることができ便利である。しかも、表示を希望するエリアの大きさや施設の種類なども選択することができるので、大変便利である。更に、第1のRAM31の記憶能力をサービスセンタ301に伝えることにより、その記憶能力に見合った提供データを伝送するので、第1のRAM31についての性能選択の自由度が格段に増すので装置の製造や使用上、大変有利である。
【0076】
次に、本実施の形態におけるマーキング機能について図4及び図5を参照して説明する。
本実施の形態は特に、図4に示したように、マーキングキー33gを備える。このマーキングキー33gが押されると、CPU21は、LCD表示器23により表示された地図データ上の任意の位置をマーク位置として指定可能とするマーキングモードを起動するように構成されている。
【0077】
即ち、図5に示すように、第1のRAM31に格納された地図データ又は第2のRAM32からメモリキーにより呼び出された地図データを用いて表示画面23bを表示する地図表示モードにある時に、マーキングキー33gが押されると、CPU21は、表示画面23cを表示するマーキングモードとする。このマーキングモードでは、例えば、使用者がスクロールキー33e及び33fを操作すると、表示画面23c中で十字形状の破線の中心点として所望のマーク位置が設定される。この設定の後に、再度マーキングキー33gが押されると、表示画面23dに示すようにその地点にマーカが打たれる。即ち、設定されたマーク位置において、CPU21の制御によりLCD表示器23は、地図データ上に所定形状のマーク53を重ねて表示する。このように打たれたマーカを示すマーク情報は、メモリキー33bの操作等により、地図データと共に第2のRAM32に格納されるように構成されている。また、マーク53が表示された表示画面23dの状態で、必要に応じて使用者により発呼キー33cが押されると、CPU21の制御により無線部は、表示画面23dの下部に表示されている電話番号へ回線接続を行うように構成されている。
【0078】
このように構成された携帯電話装置101を複数用意し、公衆回線網201を経由して、地図データに対応付けられたとマーク情報を携帯電話装置間で伝送する。そして、更に、受信されたマーク情報に基づいて、CPU21の制御によりLCD表示器23が地図データ上にマーク53を表示するように構成すれば、地図上の任意の位置を地図と対応付けて公衆回線網201を経由して伝送しあえる。
【0079】
なお、マーキング操作が終了したとして使用者が、モード変換用の“R”キーを押すと、図4に示した表示画面23a表示するテンキー表示モードに戻る。
このマーキング機能によれば、例えば、待ち合わせ場所を地図上に示されたマーク53として伝送できるなど相手方に任意の位置を地図上で示して視覚的に伝えることができるので実用上大変便利である。
【0080】
次に、本実施の形態における発呼と第2のRAM32に格納された地図データ表示を連動させる連動機能について図4及び図6を参照して説明する。
本実施の形態は特に、図6に示したように、第2のRAM32の内部には、電話番号とこれに対応する地図データを示す画像情報とが対応付けられたデータ32aの形式で格納されている。そして、必要に応じて使用者により図4に示した発呼キー33cが押されると、判定手段の一例としてのCPU21は、発呼する電話番号と同じ電話番号が第2のRAM32に記憶されているか否かを判定するように構成されている。LCD表示器23は、CPU21により同じ電話番号が記憶されていると判定された場合には、発呼の際に表示モードの切り換えを行い当該電話番号に対応する地図データを表示しながら回線接続を行い、同じ電話番号が記憶されていないと判定された場合には、発呼の際に表示モードの切り換えを行わずに発呼の際の表示画面のまま回線接続を行う。
【0081】
この連動機能によれば、所望の電話番号を発呼する際に、これに対応する地図データがもし第2のRAM32に存在していれば地図データが発呼に連動して呼び出せるので、使い勝手が大変良い。
【0082】
また、通信事業者が発番号表示サービスを行う場合には、着呼時に発呼側の電話番号が通知されるので、サービスセンタに直接提供データを要求するように設定することもできる。
【0083】
以上説明した実施の形態では、携帯電話装置を携帯通信端末装置の一例としたが、携帯電話装置に代えてPHS、モデムを備えた電子手帳やノート型パソコン、携帯型の地図データ表示用の専用装置等に対しても、本発明は適用可能である。
【0084】
更に、提供するサービスも地図データに限定されるものではなく、指定先の固有情報にも展開することができる。
【0085】
本実施形態の発明によれば、携帯通信端末装置の送信した電話番号に対応する地域についての提供データが、サービスセンタから携帯通信端末装置に通信回線を経由して伝送され、表示手段により、この伝送された提供データが表示されるので、使用者が指定した任意の電話番号に関する地図データを受け取り表示できる。
【0086】
本実施形態の発明によれば、前述した従来の携帯電話ナビゲーションシステムでは電話をした現在位置の周辺の地図しか表示できなかったのに対し、使用者が指定した任意の電話番号に関する地図データを受け取り表示でき格段に便利である。更に、前述した従来の携帯電話ナビゲーションシステムでは予め複数の基地局毎にその周辺地域の地図を記憶させておくことが必要であったのに対し、使用者は情報提供局の検索データベースにアクセスでき、基地局の多少に拘わらず当該検索データベースから所望の地図データを直接受け取れるので大変便利である。
【0087】
本実施形態の発明によれば、呼び出しキーを操作すれば、サービスセンタを呼び出すので、簡単且つ迅速にサービスセンタを呼び出すことができ、従って、地図データ等の提供データを比較的迅速に検索することができる。
【0088】
本実施形態の発明によれば、表示手段は、第1記憶手段に一旦格納された提供データを表示するので、受信した地図データ等の提供データを融通性をもって表示したり取り扱うことができる。
【0089】
本実施形態の発明によれば、センタ側伝送手段は、第1記憶手段の記憶能力に応じて伝送する提供データの量を調整するので、記憶手段の記憶能力についての自由度が大きくなり、当該携帯通信端末装置を製造する上で有利である。
【0090】
本実施形態の発明によれば、第1記憶手段の記憶能力を示す記憶能力情報をサービスセンタに伝送し、センタ側伝送手段は、この記憶能力情報に応じて伝送する提供データの量を調整するので、記憶能力が一定でない各種の携帯通信端末装置を使用しても当該情報提供システムは、円滑に機能できる。
【0091】
本実施形態の発明によれば、表示手段が一時に表示可能な量の提供データよりも多い提供データを第1記憶手段に格納し、この提供データを用いてスクロール表示を行うので、画面毎にサービスセンタにアクセスするのと比べて遥かに迅速なスクロール表示を行うことができる。
【0092】
本実施形態の発明によれば、表示を希望するエリアや施設を示す選択情報をサービスセンタに伝送し、センタ側伝送手段は、この選択情報に応じた提供データを伝送するので、必要性の高い情報のみを無駄なく伝送することができ、結果として迅速なデータの呼び出しを比較的能力の低い携帯通信端末装置により実現できる。
【0093】
本実施形態の発明によれば、入力手段による入力が所定時間ないと、接続手段は回線接続を切断するので、使用者が回線接続の切断を忘れたりしても、通信回線の利用時間の無駄を低減できる。
【0094】
本実施形態の発明によれば、センタ側受信手段が携帯通信端末装置から所定種類の情報を所定時間受信しなければ、回線切断手段は回線接続を切断するので、やはり使用者が回線接続の切断を忘れたりしても、通信回線の利用時間の無駄を低減できる。
【0095】
本実施形態の発明によれば、入力手段により提供データを第2記憶手段へ格納すると、接続手段は回線接続を切断するので、通信回線の利用時間を無駄にしないで済む。
【0096】
本実施形態の発明によれば、表示手段は、通信回線を経由しての接続が切断された後も表示を継続するので、使用者は、通信回線の利用時間を短くしつつ通信回線を経由して取り込んだ地図データ等の提供データを見続けることができる。
【0097】
本実施形態の発明によれば、電話する際に、発呼する電話番号と同じ電話番号が第2記憶手段に記憶されている場合には、表示手段はこの電話番号に対応する提供データを表示するので、当該携帯通信端末装置の使い勝手が良い。
【0098】
本実施形態の発明によれば、入力手段により地図データ上の任意の位置にマークをつけることができ、第2記憶手段はマーク情報を格納するので、マークをつけた使用者独自の画像情報を作成でき保持できるので、便利である。
【0099】
本実施形態の発明によれば、複数の携帯通信端末装置の間で地図データ及びマーク情報を伝送しあえるので、待ち合わせの場所等、特定の場所を地図上のマーク位置として伝達できるので、大変便利である。
【0100】
本実施形態の発明によれば、発呼キーが操作されると、表示手段により表示された電話番号への発呼を実行するので、所望の電話番号に電話をかける操作が簡単になる。
【0101】
以上の結果、本発明により、比較的記憶能力の低い記憶手段を持つ携帯電話装置などの携帯通信端末装置の使用者がサービスセンタ所有の膨大な検索データベースを直接的に且つ有効に活用でき、所望の地図データを携帯通信端末装置において手軽に表示できる情報提供システムを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の情報提供システムの概略構成を示すブロック図である。
【図2】図1の情報提供システムが備えるサービスセンタの構成を示すブロック図である。
【図3】図1の情報提供システムが備える携帯電話装置の構成を示すブロック図である。
【図4】図3の携帯電話装置が備えるLCD表示器及びキースイッチの構成及び動作を示す概念図である。
【図5】図3の携帯電話装置が備えるLCD表示器のマーキング機能による表示動作を示す概念図である。
【図6】図3の携帯電話装置が備える第2のRAMの有するデータの構成を示す概念図である。
【符号の説明】
1…送受共用アンテナ
2…受信専用アンテナ
3…アンテナ共用器
4…送信回路部
5…受信回路部
6…シンセサイザ部
7…直交変調器
8…復調器
11…TDMAベースバンド処理部
12…音声コーデック
13…オーディオ回路
14…スピーカ
15…マイクロホン
21…CPU
22…LCDドライバ
23…LCD表示器
30…ROM
31…第1のRAM
32…第2のRAM
33…キースイッチ
34…電源部
35…バッテリー
101…携帯電話装置
201…公衆回線網
301…サービスセンタ
302…検索データベース
Claims (10)
- 通信回線を経由して地図データを含む提供データを提供するサービスセンタと該サービスセンタに前記通信回線を経由して接続可能な携帯通信端末装置とを備えた情報提供システムであって、
前記携帯通信端末装置は、
当該携帯通信端末装置を前記サービスセンタに前記通信回線を経由して接続する接続手段と、
所望の電話番号を入力又は指定するための入力手段と、
前記通信回線を経由しての接続の後に該入力又は指定された電話番号を前記通信回線を経由して前記サービスセンタに伝送する端末側伝送手段と、
を備え、
前記サービスセンタは、
前記伝送された電話番号を受信するセンタ側受信手段と、
該受信された電話番号に対応する地域についての提供データを所定のフォーマットで当該サービスセンタから前記携帯通信端末装置に前記通信回線を経由して伝送するセンタ側伝送手段と、
を備え、
前記携帯通信端末装置は、
前記伝送された提供データを受信する端末側受信手段と、
前記受信された提供データを格納する第1記憶手段と、
前記格納された提供データを表示する表示手段と、
を更に備え、
前記端末側伝送手段は、前記通信回線を経由しての接続後に、前記第1記憶手段の記憶能力を示す記憶能力情報を前記サービスセンタに前記通信回線を経由して更に伝送し、
前記センタ側受信手段は、該伝送された記憶能力情報を更に受信し、
前記センタ側伝送手段は、該受信された記憶能力情報に応じて伝送する提供データの量を調整することを特徴とする情報提供システム。 - 前記第1記憶手段は、前記表示手段が一時に表示可能な量の提供データよりも多くの提供データを格納可能な記憶能力を持ち、
前記入力手段は、前記表示手段に対し前記提供データのうちスクロール表示すべき部分を指定可能に構成されており、
前記表示手段は、前記格納された提供データのうち前記入力手段により指定された部分をスクロール表示することを特徴とする請求項1に記載の情報提供システム。 - 通信回線を経由して地図データを含む提供データを提供するサービスセンタと該サービスセンタに前記通信回線を経由して接続可能な携帯通信端末装置とを備えた情報提供システムであって、
前記携帯通信端末装置は、
当該携帯通信端末装置を前記サービスセンタに前記通信回線を経由して接続する接続手段と、
所望の電話番号を入力又は指定するための入力手段と、
前記通信回線を経由しての接続の後に該入力又は指定された電話番号を前記通信回線を経由して前記サービスセンタに伝送する端末側伝送手段と、
を備え、
前記サービスセンタは、
前記伝送された電話番号を受信するセンタ側受信手段と、
該受信された電話番号に対応する地域についての提供データを所定のフォーマットで当該サービスセンタから前記携帯通信端末装置に前記通信回線を経由して伝送するセンタ側伝送手段と、
を備え、
前記携帯通信端末装置は、
前記伝送された提供データを受信する端末側受信手段と、
該受信された提供データを表示する表示手段と、
を更に備え、
前記入力手段は、前記表示手段による表示を希望するエリア及び施設のうち少なくとも一方を示す選択情報を入力可能に構成されており、
前記端末側伝送手段は、前記入力手段により入力された選択情報を前記サービスセンタに前記通信回線を経由して更に伝送し、
前記センタ側受信手段は、該伝送された選択情報を更に受信し、
前記センタ側伝送手段は、該受信された選択情報に応じた提供データを伝送することを特徴とする情報提供システム。 - 前記接続手段は、前記入力手段による入力が所定時間なければ、前記通信回線を経由しての接続を切断することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の情報提供システム。
- 前記サービスセンタは、前記センタ側受信手段が前記携帯通信端末装置から所定種類の情報を所定時間受信しなければ、前記通信回線を経由しての接続を切断する回線切断手段を更に備えたことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の情報提供システム。
- 前記携帯通信端末装置は、前記表示手段により表示された提供データを格納する第2記憶手段を更に備えており、
前記入力手段は、該第2記憶手段への提供データの格納を指示可能に構成されており、
前記接続手段は、前記入力手段により格納が指示された際に、前記通信回線を経由しての接続を切断することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の情報提供システム。 - 前記表示手段は、前記通信回線を経由しての接続が切断された後も表示を継続することを特徴とする請求項4から6のいずれか一項に記載の情報提供システム。
- 前記携帯通信端末装置は、
電話機能を持ち、前記表示手段により表示された提供データを前記対応する電話番号と共に格納する第2記憶手段と、
前記電話機能により電話する際に発呼する電話番号と同じ電話番号が前記第2記憶手段に記憶されているか否かを判定する判定手段と、
を更に備え、
前記表示手段は、該判定手段により前記同じ電話番号が記憶されていると判定された場合には、前記電話機能により電話する際に前記同じ電話番号に対応する提供データを表示することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の情報提供システム。 - 前記入力手段は、前記表示手段により表示された地図データ上の任意の位置をマーク位置として指定可能に構成されており、
前記表示手段は、前記入力手段により指定されたマーク位置において表示された地図データ上に所定形状のマークを重ねて表示し、
前記携帯通信端末装置は、前記表示手段により表示された提供データと共に前記マーク位置を示すマーク情報を格納する第2記憶手段を更に備えたことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の情報提供システム。 - 前記携帯通信端末装置が複数設けられており、
一の携帯通信端末装置において、
前記端末側伝送手段は、前記第2記憶手段に格納された地図データ及びマーク情報を前記通信回線を経由して他の携帯通信端末装置に伝送し、
当該他の携帯通信端末装置において、
前記端末側受信手段は、前記伝送された地図データ及びマーク情報を更に受信し、
前記表示手段は、該受信されたマーク情報の示すマークを該受信された地図データ上に重ねて表示することを特徴とする請求項9に記載の情報提供システム。
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