JPH10185462A - ハウジングレス式オイルクーラ - Google Patents

ハウジングレス式オイルクーラ

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JPH10185462A
JPH10185462A JP34029296A JP34029296A JPH10185462A JP H10185462 A JPH10185462 A JP H10185462A JP 34029296 A JP34029296 A JP 34029296A JP 34029296 A JP34029296 A JP 34029296A JP H10185462 A JPH10185462 A JP H10185462A
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JP
Japan
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material layer
plate
cooling water
brazing material
oil cooler
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Application number
JP34029296A
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English (en)
Inventor
Takayuki Ichihara
孝之 市原
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Mahle Filter Systems Japan Corp
Original Assignee
Tennex Corp
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Publication date
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Publication of JPH10185462A publication Critical patent/JPH10185462A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28DHEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
    • F28D9/00Heat-exchange apparatus having stationary plate-like or laminated conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall
    • F28D9/0012Heat-exchange apparatus having stationary plate-like or laminated conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall the apparatus having an annular form
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28DHEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
    • F28D21/00Heat-exchange apparatus not covered by any of the groups F28D1/00 - F28D20/00
    • F28D2021/0019Other heat exchangers for particular applications; Heat exchange systems not otherwise provided for
    • F28D2021/008Other heat exchangers for particular applications; Heat exchange systems not otherwise provided for for vehicles
    • F28D2021/0089Oil coolers

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽量,高強度で耐腐食性に優れたオイルクー
ラ16を得る。 【解決手段】 環状皿形に形成された複数のプレート3
6を積層して、各プレート36の外周フランジ54と内
周フランジ56とを積層方向に重合し、プレート36間
に扁平な冷却水室38とオイル室42とを交互に形成し
たオイルクーラ10において、各プレート36を、オイ
ル室側42から見て、ろう材層70,芯材72,犠牲材
層74,ろう材層76がこの順に形成されたアルミニウ
ムの4層クラッド材とし、各プレート36を一体にろう
付けすることにより成形した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のプレートを
積層し、これらプレート間にオイル室と冷却室とを交互
に形成したハウジングレス式の自動車用オイルクーラに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のハウジングレス式オイルクーラ
は、例えば、環状皿形のステンレスからなる複数のプレ
ートを積層して、各プレートの外周フランジと内周フラ
ンジとを積層方向に重合し、これらプレート間に扁平な
冷却水室とオイル室とを交互に形成して構成されてい
る。なお、この類似構造が例えば特開平5−1890号
公報に記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなオイルクー
ラはステンレスからなるプレートを多数積層しているた
めにその重量が非常に重くなり、自動車軽量化の面か
ら、各プレートをアルミニウムのクラッド材により形成
して、オイルクーラを軽量化することが検討されてい
る。しかしながら、各プレートを単にアルミニウムのク
ラッド材により形成すると、例えば冷却水にさらされる
プレートの冷却水側の側面に局部的な孔食を生じ、この
孔がプレートを貫通して漏れに至る等の問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、請求項1の発明
は、環状皿形に形成された複数のプレートを積層して、
各プレートの外周フランジと内周フランジとを積層方向
に重合し、上記プレート間に扁平な冷却水室とオイル室
とを交互に形成したハウジングレス式オイルクーラにお
いて、上記プレートを、上記オイル室側から見て、ろう
材層,芯材,犠牲材層,ろう材層がこの順に形成された
アルミニウムの4層クラッド材とし、各プレートを一体
にろう付けしてなることを特徴としている。
【0005】また、請求項2の発明は、環状皿形に形成
された複数のプレートを積層して、各プレートの外周フ
ランジと内周フランジとを積層方向に重合し、上記プレ
ート間に扁平な冷却水室とオイル室とを交互に形成した
ハウジングレス式オイルクーラにおいて、上記プレート
を、上記オイル室側から見て、ろう材層,芯材,犠牲材
層,ろう材層がこの順に形成されたアルミニウムの4層
クラッド材からなる第1プレートと、オイル室側から見
て、ろう材層,芯材,犠牲材層がこの順に形成されたア
ルミニウムの3層クラッド材からなる第2プレートと、
により構成し、これら第1プレートと第2プレートとを
交互に積層して、各プレートを一体にろう付けしてなる
ことを特徴としている。
【0006】請求項3の発明は、上記プレートを積層し
たコア部の一側面に配設され、先端部外周に冷却水用の
ゴムホースが取り付けられる一対の冷却水管を有し、各
冷却水管を、内周側から見て、犠牲材層,芯材,犠牲材
層,ろう材層がこの順に形成されたアルミニウムの4層
クラッド材としたことを特徴としている。
【0007】請求項4の発明は、上記犠牲材層を純アル
ミニウムから形成し、上記ろう材層を、亜鉛を1.0〜
2.0重量%添加したAl−Siアルミ合金から形成し
たことを特徴としている。
【0008】一例として、芯材は、JIS3003等の
耐食性,強度に優れたAl−Mn(JIS3000系)
アルミ合金により形成され、犠牲材層は、アルミニウム
を99重量%以上含んだJIS1060,1070に代
表される純アルミニウム(JIS1000系)で形成さ
れ、上記ろう材は、JIS4045や4343に代表さ
れるAl−Si(JIS4000系)アルミ合金に、亜
鉛を1.0〜2.0重量%添加したものによって形成さ
れる。
【0009】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、各第
1,第2プレートの両面にろう材層を形成してあるた
め、対向するプレート間に確実にろう材層が介在し、積
層方向に重合する各プレートの外周フランジや内周フラ
ンジ等を確実にろう付けすることができる。その上で、
各芯材の冷却水室側の側面に、犠牲材層およびろう材層
をこの順に形成してあるため、仮に冷却水側のろう材層
が孔食を起こしたとしても、その内側に形成された犠牲
材層によって上記孔食を有効に阻止し、つまり腐食をプ
レートの面方向へ進行させて、防食効果を向上させるこ
とができる。
【0010】請求項2に記載の発明によれば、各第1,
第2プレートの両面および第2プレートの片面にろう材
層を形成してあるため、対向するプレート間に確実にろ
う材層が介在し、積層方向に重合する各プレートの外周
フランジや内周フランジを確実にろう付けすることがで
きる。その上で、各芯材の冷却水室側の側面に犠牲材層
を形成してあるため、冷却水によるプレートの孔食を有
効に阻止し、つまり腐食をプレートの面方向へ進行させ
て、防食効果を向上させることができる。
【0011】請求項3に記載の発明によれば、冷却水管
の外周面にろう材層を形成してあるため、これら冷却水
管を各プレートとともに一体にろう付けすることができ
る。そして、冷却水管の内周側に形成された犠牲材層に
よって、冷却水管の内部を流れる冷却水による孔食を有
効に阻止するとともに、冷却水管の外周側に形成された
犠牲材層によって、例えば冷却水管の先端に取り付けら
れるゴムホースとの間に浸入した水等による冷却水管の
外周側の孔食をも確実に阻止することができる。
【0012】請求項4に記載の発明では、犠牲材層を純
アルミニウムとし、ろう材層を、亜鉛を1.0〜2.0
重量%添加したAl−Siアルミ合金としたため、上記
ろう材層が犠牲材層や芯材に対して犠牲腐食層的に機能
し、犠牲材層と併せて、プレート表面に沿った横方向へ
と腐食を進行させて、プレートの孔食をより有効に阻止
することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の最適な実施の形態を詳述する。
【0014】図5は、本発明の最適な実施例に係わるオ
イルクーラが適用された自動車用エンジン10を示して
いる。このエンジン10内部では、オイルパン12内に
溜められた潤滑オイルは、オイルポンプ14で汲み上げ
られ、本実施例のオイルクーラ16へと送られて、この
オイルクーラ16内を流れる冷却水との間で熱交換が行
われて適温化された後、オイルフィルタ18で細かいゴ
ミが取り去られ、この後、オイルギャラリ20に入り、
ここからそれぞれクランクシャフト22,動弁機構2
4,ターボチャージャ26等へと送られ、各部の軸受等
を潤滑した後、オイルパン12へと戻される。
【0015】そして、上記オイルクーラ16は、その座
面16a側より、シリンダブロック28の一側面に取り
付けられたオイルフィルタブラケット30の下面30a
に、センターボルト32を介して取り付けられる。
【0016】図1〜4は上記オイルクーラ16を単体で
示し、図2はオイルクーラの上面図、図3は図2のII
I−III線に沿う断面図、図4は図2のIV−IV線
に沿う断面図である。
【0017】オイルクーラ16は、略同一外郭形状の環
状皿形に形成された複数のプレート36を積層し、各プ
レート36間に、扁平な冷却水室38と、伝熱フィン4
0が介装された扁平なオイル室42とを交互に形成した
コア部44を主体とし、このコア部44の取付側(図
3,4において下方側)の側部に、上記座面16aを有
するアルミニウム製のシート部材46が設けられ、また
上記取付基部と反対側(図3,4において上方側)の側
部に、アルミニウム製のカバー部材48を介して、蓋状
のリテーナ50と一対の冷却水管52,52とが設けら
れている。
【0018】各プレート36には外周フランジ54およ
び内周フランジ56が同方向に曲げ形成されており、各
プレート36の外周フランジ54を重合してコア部44
外壁を形成し、各内周フランジ56を重合して、コア部
44を積層方向に貫通する貫通孔58の内壁を形成して
いる。なお、これらフランジ54,56を所定角度で外
側へ傾斜させることにより、各フランジ54,56を広
い接触面積で重合させて、積層方向の剛性および接合力
を高めるようになっている。
【0019】また、コア部44には、各プレート36お
よび伝熱フィン40を貫通して積層方向へ延びる合計4
つの通路60,62が90度毎に形成されている。ここ
で、互いに対向する一対の通路60,60(図3参照)
は、各冷却水室38に連通して冷却水の流入通路および
流出通路を構成し、他方の互いに対向する一対の通路6
2,62(図4参照)は、各オイル室42に連通してオ
イルの流入通路および流出通路を構成している。
【0020】詳述すると、各プレート36には上記通路
60,62に対応する4つの穴が形成されており、互い
に対向する一方の穴の周縁部に段付部64が有段形成さ
れ、他方の対向する穴の周縁部には立ち上がりフランジ
部66が形成されている。そして、積層方向に一段置き
に段付部64を対向するプレート36表面に係合させ
て、冷却水室38またはオイル室42を各通路60,6
2から閉塞させ、かつ、立ち上がりフランジ部66で段
付部64が通路60,62側へ外れるのを阻止してあ
る。具体的には、図3に示す冷却水通路60,60の周
縁部では、オイル室42を挟んだ両プレート36,36
の段付部64とプレート36表面とが係合してオイル室
42側が閉塞される一方、冷却水室38側が通路60,
60へ開放しており、図4に示すオイル通路62,62
の周縁部では、冷却水室38を挟んだ両プレート36,
36の段付部64とプレート36表面とが係合して冷却
水室38が閉塞される一方、オイル室42がオイル通路
62,62へ開放している。
【0021】また、リテーナ50は、上記貫通孔58と
オイル通路62の開口部を覆う蓋状楕円形にアルミニウ
ムにより形成され、その内部空間50aによって、オイ
ル通路62と貫通孔58とを連通するように構成されて
いる。
【0022】そして、図3に仮想線で示す筒状のセンタ
ーボルト32を、リテーナ50に形成されたボルト穴5
0b,コア部44の貫通孔58,およびシート部材46
に形成された孔46bを通して、図5に示すオイルフィ
ルタブラケット30側へ締結することによって、オイル
クーラ16がオイルフィルタブラケット30へ固定さ
れ、かつ、シート部材46に配設されたOリング34に
よって、オイルフィルタブラケット30の下面30aと
オイルクーラ16の座面16aとの間をシールするよう
になっている。
【0023】このように構成されるオイルクーラ16に
おいて、オイルフィルタブラケット30(図5)側から
流入された潤滑オイルは、図4に示すように、シート部
材46に形成された孔46aを介して一方(図4の右
方)のオイル通路62へ入り、このオイル通路62に連
通する各オイル室42内を周方向に沿って流れた後、他
方(図4の左方)のオイル通路62へと送られる。そし
て、カバー部材48に形成された穴48aを介してリテ
ーナ50の内部空間50aへと送られ、貫通孔58内を
貫通するセンターボルト32の側部に形成された切欠3
2a(図3)を介して、センターボルト32内を矢印の
方向へ流れて、オイルフィルタ18(図5)へと送り出
される。
【0024】また、図3に示すように、一方(図3の右
方)の冷却水通路60に取り付けられた冷却水用のゴム
ホース(図示せず)を介して流入される冷却水は、冷却
水通路60から各冷却水室38へと送られ、各冷却水室
38内を周方向に流れた後、他方(図3の左方)の冷却
水通路60を通って、この冷却水通路60の先端に取り
付けられたゴムホースへと送り出される。そして、各冷
却水室38内を流れる冷却水と、オイル室42内を流れ
るオイルとの間で熱交換が行われ、オイルを適温化する
ようになっている。
【0025】ここで本実施例では、図1に示すように、
各プレート36を、オイル室42側から見て、ろう材層
70,芯材72,犠牲材層74,ろう材層76をこの順
にクラッド(機械的圧接により一体化)したアルミニウ
ムの4層クラッド材としている。つまり、プレート36
の両側にろう材層70,76を形成してあり、さらに冷
却水室38側のろう材層76と芯材72との間に犠牲材
層74を介在させている。
【0026】言い換えると、上記プレート36は、芯材
72のフランジ54,56突出側の側面に犠牲材層74
とろう材層76とが形成され、反対側の側面にろう材層
70が形成されたプレート36aと、芯材72のフラン
ジ54,56突出側の側面にろう材層70が形成され、
反対側の側面に犠牲材層74とろう材層76とが形成さ
れたプレート36bとにより構成されている。そして、
プレート36a,36bを交互に積層して、冷却水室3
8側に犠牲材層74およびろう材層76を配置し、オイ
ル室42側にろう材層70を配置してある。
【0027】なお、上記プレート36aとプレート36
bとは同一外郭形状に形成されているが、一方のプレー
ト36aの冷却水室38側の表面には、多数のエンボス
部37(図3参照)を形成してあり、このエンボス部3
7がプレート36bの表面に当接,ろう付けされること
によって、冷却水室38を面方向で所定の均一幅に保持
するとともに、コア部44の積層方向の剛性を高めるよ
うになっている。
【0028】また、各冷却水管52,52を、図3に示
すように、内周側から順に、犠牲材層80,芯材82,
犠牲材層84,およびろう材層86をこの順に形成した
アルミニウムの4層クラッド材としている。つまり、各
冷却水管52の内周側および外周側の両面に犠牲材層8
0,84を形成し、さらに外周側の犠牲材層84の外側
にろう材層86を形成してある。
【0029】そして、上記ろう材層70,76,86
を、亜鉛を1.0〜2.0重量%添加したAl−Siア
ルミ合金(例えばJIS4045または4343)によ
り形成し、芯材72,82をAl−Mnアルミ合金(例
えばJIS3003)から形成し、犠牲材層74,8
0,84を純アルミニウム(例えばJIS1070)か
ら形成している。
【0030】以上のように本実施例では、各プレート3
6の芯材72の冷却水室38側の側面に、犠牲材層74
とろう材層76とをこの順に形成してあるため、ろう材
層76の内側に形成された犠牲材層74によって、冷却
水室38を流れる冷却水に起因するプレート36の孔食
を阻止して、オイルクーラの防食効果を高めることがで
きる。
【0031】特に本実施例では、犠牲材層74を純アル
ミニウムにより形成し、ろう材層76をAl−Siアル
ミ合金に亜鉛を1.0〜2.0重量%添加したもので形
成してあるため、ろう材層76が犠牲材層74や芯材7
2に対して犠牲腐食層的に機能し、犠牲材層74と併せ
て、腐食をプレート36表面に沿った横方向へ進行させ
て、プレート36の孔食をより有効に阻止することがで
きる。
【0032】さらに、冷却水管52の内周側に形成され
た犠牲材層80によって、冷却水管52内を流れる冷却
水による孔食を有効に阻止することができるとともに、
冷却水管52の外周側に形成された犠牲材層84によっ
て、冷却水管52の先端に取り付けられるゴムホースと
の間に浸入する水等に起因する冷却水管52の外周側の
孔食をも確実に阻止することができる。
【0033】次に、上記オイルクーラ16の製造方法を
説明する。まず、各部材に非腐食性フラックスを塗布し
た後乾燥させておき、次いで各プレート36,伝熱フィ
ン40,シート部材46,カバー部材48,リテーナ5
0および冷却水管52等の各部材を、図示せぬ保持治具
を用いて、図3,4に示すように積層方向に組み付け保
持した状態で、炉中にて所定時間加熱する。これによ
り、各部材が一体にろう付け固定されたオイルクーラ1
6が製造される。
【0034】詳述すると、プレート36の両面に形成さ
れたろう材層70,76によって、対向するプレート3
6間に確実にろう材層70,76が介在して、各プレー
ト36の外周フランジ54や内周フランジ56が積層方
向に強固にろう付けされるとともに、伝熱フィン40,
シート部材46,カバー部材48およびリテーナ50等
の各部材がコア部44と一体にろう付けされ、かつ、冷
却水管52の外周側に形成されたろう材層86によっ
て、冷却水管52の外面とカバー部材48に形成された
嵌合穴48b,48bの内面とがろう付けされる。つま
り本実施例では、一度のろう付け工程により各部材を一
体にろう付けすることができ、その製造が容易である。
【0035】図6は、本発明の他の実施例を示し、上記
実施例と同一構成部分には同一参照符号を付してある。
ここでは、上記実施例のプレート36に代えて、4層ク
ラッド材からなる第1プレート88と3層クラッド材か
らなる第2プレート90とを用い、これら第1,第2プ
レート88,90を交互に積層してある。詳述すると、
第1プレート88を、上記実施例のプレート36と同
様、オイル室42側から見て、ろう材層70,芯材7
2,犠牲材層74,ろう材層76がこの順に形成された
アルミニウムの4層クラッド材としてあり、第2プレー
ト90を、オイル室42側から見て、ろう材層70,芯
材72,犠牲材層74がこの順に形成されたアルミニウ
ムの3層クラッド材としてある。つまり、第1プレート
88と第2プレート90とを略同一外郭形状に形成しつ
つ、冷却水室38の両側に犠牲材層74を形成するよう
に構成してある。
【0036】このような他の実施例では、上記実施例と
同様、第1プレート88の両面および第2プレート90
の片面にろう材層70,76が形成されているため、対
向するプレート88,90間に確実にろう材層70,7
6が介在し、各プレート88,90の外周フランジ54
や内周フランジを強固にろう付けすることができ、か
つ、冷却水室38の両面に犠牲材層74を形成して冷却
水による孔食を有効に阻止する等の効果が得られること
に加え、一方の第2プレート90を3層構造としてある
ため、全部のプレートを4層構造とした場合に比してコ
ストメリットがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の最適な実施例であるオイルクーラの要
部を示す断面図で、図4の符号Iで囲んだ部分の拡大
図。
【図2】本実施例のオイルクーラの上面図。
【図3】図2のIII−III線に沿う断面図。
【図4】図2のIV−IV線に沿う断面図。
【図5】上記オイルクーラが適用されるエンジンの断面
対応図。
【図6】本発明の他の実施例に係わるオイルクーラの要
部を示す断面図。
【符号の説明】
16…オイルクーラ 36,88,90…プレート 38…冷却水室 42…オイル室 44…コア部 54…外周フランジ 56…内周フランジ 70,76,86…ろう材層 72,82…芯材 74,80,84…犠牲材層

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状皿形に形成された複数のプレートを
    積層して、各プレートの外周フランジと内周フランジと
    を積層方向に重合し、上記プレート間に扁平な冷却水室
    とオイル室とを交互に形成したハウジングレス式オイル
    クーラにおいて、 上記プレートを、上記オイル室側から見て、ろう材層,
    芯材,犠牲材層,ろう材層がこの順に形成されたアルミ
    ニウムの4層クラッド材とし、各プレートを一体にろう
    付けしてなることを特徴とするハウジングレス式オイル
    クーラ。
  2. 【請求項2】 環状皿形に形成された複数のプレートを
    積層して、各プレートの外周フランジと内周フランジと
    を積層方向に重合し、上記プレート間に扁平な冷却水室
    とオイル室とを交互に形成したハウジングレス式オイル
    クーラにおいて、 上記プレートを、上記オイル室側から見て、ろう材層,
    芯材,犠牲材層,ろう材層がこの順に形成されたアルミ
    ニウムの4層クラッド材からなる第1プレートと、オイ
    ル室側から見て、ろう材層,芯材,犠牲材層がこの順に
    形成されたアルミニウムの3層クラッド材からなる第2
    プレートと、により構成し、これら第1プレートと第2
    プレートとを交互に積層して、各プレートを一体にろう
    付けしてなることを特徴とするハウジングレス式オイル
    クーラ。
  3. 【請求項3】 上記プレートを積層したコア部の一側面
    に配設され、先端部外周に冷却水用のゴムホースが取り
    付けられる一対の冷却水管を有し、各冷却水管を、内周
    側から見て、犠牲材層,芯材,犠牲材層,ろう材層がこ
    の順に形成されたアルミニウムの4層クラッド材とした
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のハウジング
    レス式オイルクーラ。
  4. 【請求項4】 上記犠牲材層を純アルミニウムから形成
    し、上記ろう材層を、亜鉛を1.0〜2.0重量%添加
    したAl−Siアルミ合金から形成したことを特徴とす
    る請求項1〜3に記載のハウジングレス式オイルクー
    ラ。
JP34029296A 1996-12-20 1996-12-20 ハウジングレス式オイルクーラ Pending JPH10185462A (ja)

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