JP3896515B2 - 車両用オイルクーラの冷却エレメント - Google Patents

車両用オイルクーラの冷却エレメント Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は車両の軽量化に役立つと共に剛性を備えて破損しにくいように改良したオイルクーラの冷却エレメントに関する。
【0002】
【従来の技術】
バス、トラック及び産業車両等に搭載されるディーゼルエンジンでは 5のようにエンジンブロックBの側面にオイルクーラOcを配設し、その冷却エレメントEを図6(a)のようにエンジンブロックBの側壁から突出させてシリンダ周囲のウォータジャケットBaに臨ませる(いわゆる外置き型)か、又は同図(b)のように側壁内に埋込んでウォータジャケットBaに臨ませる(いわゆる内蔵型)かし、ラジエータRからポンプPにより循環させられる冷却水を実線矢印のように取入れる一方、オイルパンOpからエンジンの摺動部分や軸受部分に送られるオイルを点線矢印のように対向させて取入れて熱交換させ、オイルの温度を所定に保つようにしている。
【0003】
その外置き型のオイルクーラOcの一例を示せば図9のとおりであり、多板式の冷却エレメントEと、これをおおいエンジンロックBに取付ける帽子状のカバー体Cからなり、カバー体Cは肉厚が5ないし10mm程度のアルミニウム鋳物製で、平面長方形又は楕円形をなし、開放端部周辺にフランジ部Cfを備え、一側壁には冷却水の取入れ口Caが設けられ、上壁にはオイルの入口Cbが冷却水の取入れ口Caの反対側にあり、出口Cdが同じ側にあるように設けられている。
【0004】
一方、多板式の冷却エレメントEはこれまではステンレス鋼板製であったが、最近では車両の軽量化とコスト低減のためにアルミニウム製とすることが進められており、平面形状をカバー体Cと同じくする下向き皿状の第1プレート1と上向き皿状の第2プレート2及び両者の間に配設される多孔のフィンプレート3からなるが、第1,第2のプレート1,2は厚さが0.5ないし0.7mm程度のアルミニウム心板(例えばAl−Mn系、JIS.3003)も一面(オイルに接する面)に厚さが0.1ないし0.2mm程度のろう材層(例えばAl−Si合金、JIS.4045,4343)が被着されると共に他面(冷却水に接する面)には腐食防止と他部材の接合を考慮して厚さが0.1ないし0.2mm程度の犠牲腐食材層(例えばAl−Zn系合金、JIS.7072)とその上に上記ろう材層が被着されてアルミニウムのクラッド材をなしており、又フィンプレート3は上記アルミニウム心板の両面にろう材質が被着されたクラッド材をなしている。
【0005】
そして、第1プレート1は長手方向の両側部にカバー体Cのオイル入口Cb又は出口Cdに整列する上向きパイプ部1aを備えると共に周辺につば部1bを持ち、最上段以外のものは上面にプレス加工した多数の間隔維持用の突子1cを有し、又第2プレート2は最下段のものを除いて長手方向の両側部に下向きパイプ部2aを備えると共に周辺につば部2bを持ち、かつ下面には多数の間隔維持用の突子2cを有している。フィンプレート3は図8のように各折りひだ片の側面に多数の通孔を有すると共に長手方向の両側部にはカバー体のオイルの入口Cb,出口Cdに整列する円形の窓孔3aが穿設されている。
【0006】
第1プレート1と第2プレート2は内側にフィンプレート3を介在させつつ向い合せて熱交換用の単位プレート部材となし、上段の単位プレート部材の第2プレート2の下向きパイプ部2aに下段の単位プレート部材の第1プレート1の上向きパイプ部1aを嵌挿し、かつその外側にアルミニウム(例えばAl−Mn系合金、JIS.3003)製の間隔リング4嵌め合せながら複数段積層し、最上段の第1プレート1の上向きパイプ部1aにはアルミニウム(例えばAl−Mn系合金、JIS.3003) 製菱形状の肉厚なカバー体結合用のフランジ5の中央通孔5aを嵌合し、最下段の第2プレート2の両側部下面には同じアルミニウム製の補強用のプレート6(厚さ3ないし5mm)を添設し、それら全体が炉中でろう付けされて冷却エレメントEをなしている。
【0007】
上記のような冷却エレメントEがカバー体C内に収容され、両側のフランジ5の上にシール用のガスケット8を介在させると共にその中央通孔5aをオイルの入口Cb又は出口Cdに合せつつカバー体Cの上壁内面に当接され、各フランジ5の一対のねじ孔に鉄製のボルト7がねじ込まれてカバー体Cに組付けられ、又カバー体Cの開放端部に冷却水ガイド用のステンレス鋼板製の仕切板9がビス止めされてオイルクーラOcをなし、このオイルクーラOcはカバー体周辺のフランジ部Cfが複数箇所においてガスケット8介在のもとにボルト7によりエンジンブロックBの壁面に取付けられる。
【0008】
その使用時には、オイルパンから吸い上げられたオイルがカバー体Cの入口CbからエレメントEの各単位プレート部材中に流入する一方、ラジエータ側の冷却水が反対側の取入れ口Caから導入され、各単位プレート部材同士の間隙及び周囲を流れてオイルとの熱交換が行われ、冷却されたオイル出口Cdからエンジンの摺動部や軸受部に送られ、冷却水は仕切板9の反対側に設けられた流出口9aからウォータジャケットBaに出てシリンダー周面に流れていく。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、使用中には冷却エレメントEにエンジンの振動や冷却水の動圧及びポンプアップされるオイルの脈動圧が作用することになり、そのため、積層プレート部はフランジ5に対する固着部を基点として左右前後に微細に揺動する状態になり、その影響で剛性の小さいフィンプレート3の窓孔3aの周縁部に亀裂が生じ易く、これを原因として第1,第2のプレート1,2が変形したり、破断したりして、オイル洩れを引き起こす恐れがある。
【0010】
そこで、この発明は冷却エレメントが使用中に、エンジンの振動や冷却水の動圧及びオイルの脈動を受けたにしても、揺動しにくくすると共にフィンプレートに亀裂を生ぜず、第1,第2プレートの破損を招くことなくオイル洩れを起こさないようにすることを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題のもとにこの発明は車両用オイルクーラの冷却エレメントとして、両側部に上向きパイプ部を有する下向き皿状の第1プレートと両側部に下向きパイプ部を有する上向き皿状の第2プレートとの間に、両側部に窓孔を有する波状多孔のフィンプレートを介させた単位プレート部材を両側部に間隔リングを介在させて複数段に積層固定し、最上段の第1プレート上の両側部には中央通孔を有するブロック状のフランジを固着し、各第1プレートの上向きパイプ部と第2プレートの下向きパイパ及び各インプレートの窓孔で形成 されるオイルの流通孔には基板部と半円状の柱部からなる補強部材の柱部を下側からそれぞれ挿通し、各基板部を最下段の第2プレートの両側部下面に固着すると共に各柱部の先端部を上記フランジの中央通孔に嵌合固定するようにしたことを特徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1はこの発明に係る冷却エレメントEの一例をカバー体Cに組付けた際の一部切断側面を示し、図2はそのフィンプレート13と第1,第2のプレート11,12及びフランジ15との関係を示す右半部の平面を示し、図3は補強部材16を示す。冷却エレメントEは多板式のもので、平面長方形又は楕円形の下向き皿状の第1プレート11と上向き皿状の第2プレート12及び両者の間に配設される多孔波状のフィンプレート13からなり、第1,第2のプレート11,12は厚さが0.5ないし0.7mm程度のアルミニウム心板(例えばAl−Mn合金、JIS.3003)の一面(オイルに接する面)に厚さが0.1ないし0.2mm程度のろう材層(例えばAl−Zi系合金、JIS.4045,4343)が被着されると共に他面(冷却水に接する面)には腐食防止と他部材との接合を考慮して厚さが0.1ないし0.2mm程度の犠牲腐食材層(例えばAl−Zn系合金、JIS.7072)とその上に上記ろう材が被着されて、肉厚が0.8ないし1mm程度のアルミニウムのクラッド材をなしており、フィンプレート13は上記アルミニウム心板の両面にろう材層が被着されて肉厚が0.7ないし0.9mm程度のアルミニウムのクラッド材をなしている。
【0013】
第1プレート11は長手方向の両側部にカバー体Cのオイル入口Cb 又は出口Cdに整列する上向きパイプ部11aを備えると共に周辺につば部11bを持ち、最上段以外のものは上面にプレス加工した多数の間隔維持用の突子11cを有し、又第2プレート12はすべて長手方向の両側部に下向きパイプ部12aを備えると共に周辺につば部12bを持ち、下面には最下段のものを除いて多数のプレス加工による隔維持用の突子12cを有しており、フィンプレート13は図2のように各折りひだ部の側面に多数の通孔を有すると共に長手方向の両側部にはカバー体Cのオイルの入口Cb,出口Cdに整列する円形の窓孔13aが設けられている。
【0014】
第1プレート11と第2プレート12からなる単位プレート部材間に介在される間隔リング14(厚さ約3mm)と最上段の第1プレート11上の両側部に配設される菱形ブロック状のフランジ15(厚さ約10mm)はアルミニウム(例えばAl−Mn合金、JIS.3003)からなり、フランジ15はカバー体のオイルの入口Cb又は出口Cdに整列する段付けられた中央通孔15aを有すると共に図2のように両側部には段付けられたボルト挿通孔15bが設けられ、そこには亜鉛メッキした鉄製のボルト17が頭部を下にして貫通状態に嵌め込まれ、下面には両面にろう材をクラッドしたアルミニウムからなるシール板19が取付けられている。
【0015】
又、最下段の第2プレート12の下面の両側部に配設される補強部材16もアルミニウム(例えばAl−Mn合金、JIS.3003)からなり、図3にみられるように円形の基板部16aと半円形の柱部16bで形成され、基板部16aは間隔リング14と直径及び肉厚をほぼ同じくし、板面には最下段の第2プレート12の下向きパイプ部12aが係合できる環状みぞ16cを備えており、柱部16bは内向き開いた半円状をなし、肉厚は約2mm程度で、内半径はオイルの入口Cb,出口Cdの半径にほぼ一致し、かつ外半径は第1プレート11の上向きパイプ部11aの上縁の内半径にほぼ一致し、高さは組付け時においてフランジ15の段付中央通孔15aの半分高さに達するようになされている。
【0016】
そこで、第1プレート11と第2プレート12は内側にフィンプレート13を介在させながら向い合せて熱交換用の単位プレート部材となし、上段の単位プレート部材の第2プレート2の下向きパイプ部12aに下段の単位プレート部材の第1プレート11の上向きパイプ部11aを嵌挿し、かつその外側に間隔リング14を嵌め合せながら複数段積層し、その後、両側部において上向き,下向きパイプ部11a,12aの嵌合関係で形成される孔部に、補強部材16の半円状の柱部16bを下側からそれぞれ挿通し、かつ基板部16aに設けた位置決め用の環状みぞ16cに最下段の第2プレートの下向きパイプ部12aをそれぞれ係合させて基板部16aをプレート下面に当接させ、次いで、最上段の第1プレート11の両側部上に、プレートから突出している上向きパイプ11aと補強部材16の柱部16bに段付中央通孔15aを嵌め合せつつボルト付のフランジ15をそれぞれ配設し、その際、柱部16bの先端部と中央通孔15aとの間にろう材を介在させ、このようにした全体が炉中でろう付けされて冷却エレメントEをなしている。
【0017】
上記のような冷却エレメントEは、両側のフランジ15上にシール用の非金属ガスケット18を施した上でカバー体C内に収容され、その中央通孔15aをオイルの入口Cb又は出口Cdに合せると共に各ボルト17をカバー体Cのボルト挿通孔にそれぞれ挿通して、カバー体Cの上壁内面に当接され、各ボルト17の突出部にそれぞれナット21がねじ込まれてカバー体Cに一体に組付けられ、このような結合手段をとることにより、アルミニウム製のフランジに上からボルトをねじ込む従来のものに比べ、ねじをつぶすことなく、強く締付けることができる又、カバー体Cの開放端部には冷却水ガイド用のステンレス鋼板製の仕切板20がビス止めされてオイルクーラOcをなし、このオイルクーラOcはカバー体周辺のフランジ部Cfが複数箇所においてガスケット18介在のもとにボルト17によりエンジンブロックBの壁面に取付けられる。
【0018】
そして、使用時にはオイルパンから吸い上げられたオイルが点線矢印のようにカバー体Cの入口Cbから冷却エレメントEの各単位プレート部材中に流入する一方、ラジエータ側の冷却水が実線矢印のように反対側の取入れ口Caからカバー体C内に導入され、各単位プレート部材同士の間隙及び周囲を流れてオイルとの熱交換が行われ、オイルは出口Cdからエンジンの摺動部や軸受部に送られ、冷却水は仕切板20の流出口20aからエンジン周囲のウォータジャケットBaに流れていく。
【0019】
その際、冷却エレメントEにエンジンの振動や冷却水の動圧及びオイル脈動圧が作用したにしても、積層プレート部材の両側部に作られているオイル流通用の孔部には下側から挿通された補強部材16の柱部16bにとって補強され、剛性が付与されているので揺動にくく、フィンプレート13に亀裂を生じることなく、第1,第2プレート11,12の破損が防がれる。
【0020】
図4は、菱形状のフランジ15をその長手軸線を冷却エレメントEの長手軸線に一致させて最上段の第1プレート11上に取付け、カバー体Cのオイルの入口Cb又は出口Cdがカバー体Cの長手軸線に直交又は交差状態に設けられた場合に、冷却エレメントEをカバー体Cに支障なく組付けられるようにした例を示す。
【0021】
なお、上述の例では冷却エレメントEを帽子状のカバー体Cに取付けてエンジンブロックBの側壁上に突出させて用いるようにしたものを示したが、平板状のカバー体に取付けてエンジンブロックEbの側壁内に全体又は一部を埋込んで用いるようにしてもよく、又冷却エレメントEを専用のウォータケーシング内に配設して用いるようにしてもよい。そして、図1のようにフランジ15が最上段の第1プレート11内に収まる場合には、フランジ15を直接プレートにろう付けしてもすむので、フランジ下面のシール板19は必ずしも必要としない。更に上述の例では冷却エレメントE全体をアルミニウムとしたものを示したが、その重量を問題としないならば、第1,第2のプレート11,12、フィンプレート13等の構成部品をステンレス鋼製としたものにもこの発明は適用することができる。また、上述の例では、第1プレートと第2プレートそれぞれの外周に形成されたつば部同士を互いに向い合せて単位プレート部材を形成したものを示したが、第1プレートと第2プレートとの外周部を互に加締める構造として、単位プレート部材を形成するようにしてもよい。
【0022】
【発明の効果】
この発明は車両用オイルクーラの冷却エレメントとして、請求項1のように構成されているので、使用時に冷却エレメントにエンジンの振動や冷却水の動圧並びにポンプアップされるオイルの脈動圧が作用したにしても、積層プレート部材の両側部にあるオイルの流通孔の部分は半円状の柱部によって補強され、剛性を備えて揺動しにくく、これまでのようにフィンプレートの窓孔縁辺に亀裂を生じることなく第1プレートと第2プレートの破損を招かず、オイル洩れを引き起こす恐れはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る冷却エレメントの一例の使用状態を示す一部切断側面図。
【図2】 フィンプレートと第1,第2プレート及びフランジとの関係を示す右半部の平面図。
【図3】 補強部材の一例の斜視図。
【図4】 フランジを横に張り出させた例の右半部の一部切断側面図。
【図5】 オイルクーラの使用状態を示す斜視図。
【図6】 (a)は外置き型の状態を示す説明図。
(b)は内蔵型の状態を示す説明図。
【図7】 従来の冷却エレメントの使用状態を示す一部切断側面図。
【図8】 フィンプレートの一部の斜視図。
【符号の説明】
E 冷却エレメント
C カバー体
Oc オイルクーラ
11 第1プレート
11a 上向きパイプ部
12 第2プレート
12a 下向きパイプ部
13 フィンプレート
13a 窓孔
14 間隔リング
15 フランジ
15a 中央通孔
16 補強部材
16a 基板部
16b 柱部

Claims (1)

  1. 両側部に上向きパイプ部を有する下向き皿状の第1プレートと両側部に下向きパイプ部を有する上向き皿状の第2プレートとの間に、両側部に窓孔を有する波状多孔のフィンプレートを介させた単位プレート部材を両側部に間隔リングを介在させて複数段に積層固定し、最上段の第1プレート上の両側部には中央通孔を有するブロック状のフランジを固着し、各第1プレートの上向きパイプ部と第2プレートの下向きパイプ及び各フィンプレートの窓孔で形成されるオイル流通孔には基板部と半円状の柱部からなる補強部材の柱部を下側からそれぞれ挿通し、各基板部を最下段の第2プレートの両側部下面に固着すると共に各柱部の先端部を上記フランジの中央通孔に嵌合固定するようにしたことを特徴とする車両用オイルクーラの冷却エレメント。
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