JP2016223715A - 熱交換器 - Google Patents

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Abstract

【課題】熱交換効率の低下を抑制できる熱交換器を提供する。【解決手段】熱交換器100は、冷却水とATFとの間で熱交換を行う熱交換器であって第1プレート11及び第2プレート12と、インナーフィン15と、を備える。第1プレート11は、第1底部11aと、第1側壁部11bと、第1接続部11cと、を有する。第2プレート12は、第2底部12aと、第2底部12aの外周から第1側壁部11bと同じ方向に立ち上がる第2側壁部12bと、第2底部12aと第2側壁部12bとを接続する第2接続部12cと、を有する。インナーフィン15は、第2接続部12cに臨む外周縁に面取りが施された面取り部15cを有し、第2側壁部12bの内側に配置される。【選択図】図3

Description

本発明は車両に取り付けられる熱交換器に関するものである。
特許文献1には、第1プレートと第2プレートとを多数積層し、内部に流体が流通可能な流体流路を形成したオイルクーラ(熱交換器)が開示されている。特許文献1の熱交換器には、積層した第1プレートと第2プレートとの間に伝熱効率を高める伝熱フィンが配置されている。
特開平10−185462号公報
しかしながら、特許文献1の熱交換器の伝熱フィンでは、第2プレートの底部(第2底部)とフランジ(第2側壁部)との曲面状の接続部(第2接続部)の干渉を避けるために、第2底部の径よりも伝熱フィンを小さく形成する必要がある。このため、伝熱フィンと第2プレートの第2側壁部との間には隙間が生じてしまう。その結果、流体の一部が、流通抵抗の低い当該隙間を通って熱交換を行わずに流出し、熱交換器の熱交換効率が低下するおそれがある。
本発明はこのような問題を解決するために発明されたもので、熱交換効率の低下を抑制できる熱交換器を提供することを目的とする。
本発明のある態様に係る第1流体と第2流体との間で熱交換を行う熱交換器は、間隔をあけて積層されて、第1流体の流路と第2流体の流路とを交互に形成するプレートと、プレートの間に配置される伝熱フィンと、を備える。プレートは、伝熱フィンと当接する底部と、底部の外周から立ち上がる側壁部と、底部と側壁部とを接続する接続部と、を有する。伝熱フィンは、接続部に臨む外周縁に面取りが施された面取り部を有し、側壁部の内側に配置される。
このような態様によれば、伝熱フィンは、接続部に臨む外周縁に面取りが施された面取り部を有するので、プレートの間に伝熱フィンを配置した際にプレートの接続部と伝熱フィンとが干渉することを回避できる。このため、プレートの底部の径よりも伝熱フィンを大きく形成でき、伝熱フィンとプレートの側壁部との間の隙間を減らすことができる。その結果、当該隙間を通って流体が流出し難くなるので、熱交換効率の低下を抑制することができる。
本発明の第1実施形態の熱交換器を斜め上から見たときの斜視図である。 本発明の第1実施形態の熱交換器を斜め下から見たときの斜視図である。 第1実施形態の熱交換器の縦断面図である。 第1実施形態の積層した第1プレート及び第2プレートの断面図である。 第1実施形態の第2プレート内にインナーフィンを配置したときの第2プレートの第2側壁部付近を拡大した断面図である。 第2実施形態の第2プレート内にインナーフィンを配置したときの第2プレートの第2側壁部付近を拡大した断面図である。 第2プレート内に第1実施形態の比較例のインナーフィンを配置したときの第2プレートの第2側壁部付近を拡大した断面図である。 第2プレート内に第2実施形態の比較例のインナーフィンを配置したときの第2プレートの第2側壁部付近を拡大した断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
(第1実施形態)
以下、図1Aから図4を参照して本発明の第1実施形態に係る熱交換器100について説明する。
図1Aは本実施形態の熱交換器100を斜め上から見たときの斜視図であり、図1Bは熱交換器100を斜め下から見たときの斜視図である。
熱交換器100は、例えば車両に取り付けられ、エンジンの冷却水の熱を利用してATF(Automatic Transmission Fluid)の暖機や冷却を行う。熱交換器100は、図1Aに示すように、異なる流体間で熱交換を行うコア部10と、コア部10の上面に取り付けられる蓋部材20と、コア部10の下面に取り付けられる底部プレート30と、を備える。例えば、第1流体は冷却水であり、第2流体はATFである。
蓋部材20は、コア部10を上面から固定する。蓋部材20には、コア部10内に冷却水を流入させる冷却水入口21と、コア部10内から冷却水を流出させる冷却水出口22と、が接続されている。また、蓋部材20は、内部にATFを流すために上方に突出形成されたATF通路管23を有する。
底部プレート30は、コア部10を設置するための台である。底部プレート30には、図1Bに示すように、四隅に固定のための貫通孔が設けられたフランジ33が形成されている。底部プレート30は、コア部10内にATFを流入させるATF入口31と、コア部10内からATFを流出させるATF出口32と、を有する。
次に、図2を参照して、コア部10の内部の構造について説明する。図2は、熱交換器100の縦断面図である。
コア部10は、間隔をあけて複数の第1プレート11と第2プレート12とを交互に積層することにより構成される。第1プレート11及び第2プレート12は、熱の伝わりやすい金属製の平板部材を用いて、外周が同一の略四角形状となるように形成される。第1プレート11及び第2プレート12の角部は、内側を流れる冷却水やATFを案内するために、図1Aに示すように、やや丸みを帯びた形状となっている。これらの第1プレート11と第2プレート12とがプレートに該当する。
隣接する第1プレート11と第2プレート12との間には、図2に示すように、冷却水の流れる複数の冷却水流路13と、ATFの流れる複数のATF流路14と、が交互に形成される。
それぞれの冷却水流路13には、蓋部材20に接続された冷却水入口21から流れてきた冷却水が分岐して流れ込む。それぞれの冷却水流路13を通過した冷却水は、冷却水出口22で合流して熱交換器100の外へと流れ出る。
それぞれのATF流路14には、図1Bに示す底部プレート30に設けられたATF入口31からATFが分岐して流れ込む。それぞれのATF流路14を通過したATFは、ATF出口32で合流して熱交換器100の外へと流れ出る。ATF流路14には、図2に示すように、インナーフィン15が取り付けられる。
インナーフィン15は、第1プレート11及び第2プレート12の伝熱面積を大きくして、ATF流路14を流れるATFの熱交換を行いやすくするための伝熱フィンである。ATF流路14を流れるATFは、第1プレート11及び第2プレート12を介して、隣接する冷却水流路13を流れる冷却水と熱交換を行う。
複数の第1プレート11及び第2プレート12には、冷却水入口側流通孔10aと、冷却水出口側流通孔10bと、ATF流通孔10cと、がそれぞれ同位置に形成されている。第1プレート11と第2プレート12とを積層することで、冷却水入口側流通孔10aと、冷却水出口側流通孔10bと、ATF流通孔10cと、は第1プレート11と第2プレート12とを積層方向に貫通するように配列される。
冷却水入口側流通孔10aは、コア部10の冷却水流路13に冷却水を導入するための孔である。冷却水入口側流通孔10aは、蓋部材20に接続された冷却水入口21と連結されており、冷却水入口21から流れてくる冷却水を冷却水流路13へと流入させる。冷却水流路13に流入した冷却水は、冷却水流路13の全体に広がるように流れる。
冷却水出口側流通孔10bは、冷却水流路13から冷却水を排出するための孔である。冷却水出口側流通孔10bは、蓋部材20に接続された冷却水出口22と連結されており、冷却水流路13から流れてくる冷却水を冷却水出口22へと流出させる。
ATF流通孔10cは、ATFをコア部10のATF流路14内に循環させるための孔である。底部プレート30のATF入口31から流れてくるATFは、ATF流通孔10cを介してATF流路14に流されて循環した後に、底部プレート30のATF出口32から排出される。
なお、冷却水流路13とATF流路14とは、それぞれ独立した流路系として形成されており、冷却水とATFとが混ざり合うことはない。また、冷却水入口側流通孔10a及び冷却水出口側流通孔10bからATF流路14に冷却水が流入することはなく、ATF流通孔10cから冷却水流路13にATFが流入することはない。
次に、図3を参照して、本実施形態の第1プレート11及び第2プレート12について説明する。図3は本実施形態の積層した第1プレート11及び第2プレート12の断面図である。
第1プレート11は、第1底部11aと、第1底部11aの外周から立ち上がる第1側壁部11bと、第1底部11aと第1側壁部11bとを接続する第1接続部11cと、を有する。
第2プレート12は、第1底部11aと間隔をあけて設けられる第2底部12aと、第2底部12aの外周から第1側壁部11bと同じ方向に立ち上がる第2側壁部12bと、第2底部12aと第2側壁部12bとを接続する第2接続部12cと、を有する。
第1プレート11の第1底部11aと第2プレート12の第2底部12aとは、図3に示すように間隔をあけて交互に積層される。第1底部11aと第2底部12aとの間に形成される空間には、冷却水流路13とATF流路14とが交互に形成される。
第1プレート11の第1側壁部11bは、隣接する第2プレート12の第2側壁部12bに当接する。同様に、第2プレート12の第2側壁部12bは、隣接する第1プレート11の第1側壁部11bに当接する。第1側壁部11bは第1底部11a側に向かうにつれて径が小さくなり、第2側壁部12bは第2底部12a側に向かうにつれて径が小さくなる。第1側壁部11b及び第2側壁部12bは、第1プレート11及び第2プレート12を交互に積層させた際に、互いに嵌合され固定される。
インナーフィン15は、第2プレート12の第2側壁部12bの内側における第1プレート11の第1底部11aと第2プレート12の第2底部12aとの間に配置される。
図4は、第2プレート12内にインナーフィン15を配置したときの第2プレート12の第2側壁部12b付近を拡大した断面図である。
第2底部12aと第2側壁部12bとを接続する第2接続部12cは、図4に示すように、応力の集中する箇所が発生しないように、第2底部12aと第2側壁部12bとを滑らかに接続する曲率を持った曲率部12dを有する。このように、第2プレート12は、第2接続部12cが曲率部12dを有することで、応力集中による耐久性の低下を回避することができる。
インナーフィン15は、第2プレート12の第2底部12aと当接するフィン底部15aと、外周に位置し第2側壁部12bと近接するフィン端部15bと、を有する。また、インナーフィン15は、第2プレート12の第2接続部12cに臨む外周縁に面取りが施された面取り部15cを有する。
面取り部15cは、フィン底部15aとフィン端部15bとの間に形成される外周縁を斜めに面取りされることによって形成される。面取り部15cは、第2接続部12cに対して第1プレート11及び第2プレート12の積層方向から重なるように配置される。インナーフィン15は、面取り部15cが形成されていることによって、第2プレート12の第2接続部12cの曲率部12dとの干渉が回避される。このため、インナーフィン15は、第2底部12aの径よりも長さL1だけ大きく形成できる。
ここで、図6Aを参照して、第1実施形態の比較例について説明する。
図6Aは、第2プレート12内に第1実施形態の比較例のインナーフィン115を配置したときの第2プレート12の第2側壁部12b付近を拡大した断面図である。
インナーフィン115には、面取り部が形成されていない。このため、第2プレート12の第2接続部12cの曲率部12dとの干渉を避けるために、インナーフィン115は、第2底部12aの径と同じ長さに形成される。
したがって、第1実施形態のインナーフィン15は、比較例のインナーフィン115と比べて長さL1だけ大きく形成される。
上記した第1実施形態による熱交換器100によれば、以下の効果を得ることができる。
熱交換器100は、冷却水とATFとの間で熱交換を行う熱交換器であって、間隔をあけて交互に積層されて、冷却水流路13とATF流路14とを交互に形成する第1プレート11及び第2プレート12と、第1プレート11及び第2プレート12の間に配置されるインナーフィン15と、を備える。第1プレート11は、インナーフィン15と当接する第1底部11aと、第1底部11aの外周から立ち上がる第1側壁部11bと、第1底部11aと第1側壁部11bとを接続する第1接続部11cと、を有する。第2プレート12は、インナーフィン15と当接する第2底部12aと、第2底部12aの外周から第1側壁部11bと同じ方向に立ち上がる第2側壁部12bと、第2底部12aと第2側壁部12bとを接続する第2接続部12cと、を有する。インナーフィン15は、第2接続部12cに臨む外周縁に面取りが施された面取り部15cを有し第2側壁部12bの内側に配置される。
熱交換器100によれば、インナーフィン15は、第2接続部12cに臨む外周縁に面取りが施された面取り部15cを有するので、第1プレート11と第2プレート12との間にインナーフィン15を配置した際に第2プレート12の第2接続部12cとインナーフィン15とが干渉することを回避できる。このため、第2プレート12の第2底部12aの径よりも長さL1だけインナーフィン15を大きく形成でき、インナーフィン15と第2側壁部12bとの間の隙間を減らすことができる。その結果、当該隙間を通って流体が流出し難くなるので、熱交換効率の低下を抑制することができる。
熱交換器100では、面取り部15cは、第2接続部12cに対して第1プレート11と第2プレート12との積層方向に重なるように配置される。
熱交換器100によれば、インナーフィン15は、面取り部15cが第2接続部12cに対して第1プレート11と第2プレート12との積層方向に重なるように配置されるので、第2プレート12の第2底部12aの径よりも長さL1だけ大きく形成されていても、第2接続部と干渉することがない。このため、インナーフィン15と第2側壁部12bとの間の隙間を減らすことができ、熱交換効率の低下を抑制することができる。
(第2実施形態)
以下、図5を参照して、本発明の第2実施形態に係る熱交換器200における第2プレート212とインナーフィン215について説明する。
図5は、第2プレート212内にインナーフィン215を配置したときの第2プレート212の第2側壁部12b付近を拡大した断面図である。
第2実施形態による熱交換器200では、第2プレート212の形状が、第1実施形態とは相違する。なお、以下の実施形態では、第1実施形態と同じ機能を果たす構成には同一の符号を用い、重複する記載を適宜省略して説明する。
第2プレート212は、図5に示すように、第2接続部12cの内周にテーパ部212eを有する。
テーパ部212eは、インナーフィン215の面取り部15cに対して平行に形成される。第2接続部12cは、テーパ部212eの両端に曲率部212dを有する。曲率部212dは、第2接続部12cが第2底部12a又は第2側壁部12bと滑らかに接続するために曲率を持って形成される。曲率部212dは、テーパ部212eとも滑らかに接続されており、第2接続部12cの周囲で応力が集中しないように機能する。
面取り部15cは、曲率部212dに対応して曲面形成される端部215dを両端に有する。端部215dは、曲率部212dの形状に沿って当接できるように形成される。
面取り部15cとテーパ部212eとは、第1プレート11と第2プレート212との積層方向に重なるように配置される。
インナーフィン215は、図5に示すように、第2プレート212の第2底部12aにフィン底部15aを当接させると、面取り部15cの平らな部分が第2接続部12cのテーパ部212eに当接する。また、面取り部15cの端部215dは、第2接続部12cの曲率部212dと当接し、フィン端部15bは、第2側壁部12bと当接する。このため、インナーフィン215は、第2底部12aの径よりも長さL2だけ大きく形成でき、第2プレート212との間に隙間が形成されなくなる。
ここで、図6Bを参照して、第2実施形態の比較例について説明する。
図6Bは、第2プレート212内に第2実施形態の比較例のインナーフィン115を配置したときの第2プレート212の第2側壁部12b付近を拡大した断面図である。
インナーフィン115には、面取り部が形成されていない。このため、第2プレート212の第2接続部12cの曲率部212dとの接触を避けるために、インナーフィン115は、第2底部12aの径と同じ長さに形成される。
したがって、第2実施形態のインナーフィン215は、比較例のインナーフィン115と比べて長さL2だけ大きく形成される。
上記した第2実施形態による熱交換器200によれば、以下の効果を得ることができる。
熱交換器200では、第2接続部12cは、内周に面取り部15cと平行に形成されるテーパ部212eを有する。面取り部15cは、テーパ部212eに対して第1プレート11と第2プレート212との積層方向に重なるように配置される。
熱交換器200によれば、第2プレート212は、面取り部15cと平行にテーパ部212eを有するので、面取り部15cがテーパ部212eに積層方向に重なるように配置された際に面取り部15cとテーパ部212eとを干渉させずに近接させやすくなる。このため、第2プレート212とインナーフィン215との間の隙間を減らすことができる。
熱交換器200では、面取り部15cは、テーパ部212eと当接する。
熱交換器200によれば、面取り部15cとテーパ部212eとを当接する位置まで近づけるので、第2プレート212とインナーフィン215との間の隙間をさらに減らすことができる。
熱交換器100、200では、第2接続部12cは、内周に曲率を持って形成される曲率部12d、212dを有し、曲率部12d、212dを介して第2底部12aと第2側壁部12bとに接続される。
熱交換器100、200によれば、第2接続部12cは、曲率部12d、212dを介して第2底部12aと第2側壁部12bとに接続されるので、応力が集中することがない。このため、第2プレート12、212とインナーフィン15、215との間の隙間を減らしつつ、かつ、第2プレート12、212自体の耐久性を向上させることができる。
熱交換器200では、面取り部15cは、両端が曲率部212dに対応して曲面形成される。
熱交換器200によれば、インナーフィン215は、第2プレート212の曲率部212dに対応して面取り部15cの両端が端部215dを有するように曲面形成されるので、両端の端部215dによって面取り部15cと曲率部212dとの間の隙間を減らすことができる。特に、テーパ部212eと両端に曲率部212dを有する面取り部15cとを当接させた場合には、面取り部15cは、曲率部212dとも当接することになるので、第2プレート212とインナーフィン215との間の隙間をなくすことができる。
なお、第2実施形態では、インナーフィン215の面取り部15cは、両端に端部215dを有するが、少なくとも一端のみに端部215dを有するようにしてもよい。
熱交換器200では、面取り部15cは、少なくとも一端が曲率部212dに対応して曲面形成される。
熱交換器200によれば、インナーフィン215は、第2プレート212の曲率部212dに対応して面取り部15cの少なくとも一端が端部215dを有するように曲面形成されるので、インナーフィン215を第2プレート212の曲率部212dに沿うように第2プレート212の内側に配置することができる。このため、第2プレート212とインナーフィン215との間の隙間を減らすことができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
例えば、インナーフィン15、215は、第2プレート12、212の内側の形状に対応するように、プレス打ち抜きによって成型される。ここで、プレス打ち抜き機の打ち抜き刃の一部に、インナーフィン15、215の一部を押圧変形させて面取り部15cを形成する面取り形成部を設けてもよい。このようなプレス打ち抜き機で打ち抜くことによって、インナーフィン15、215に面取り部15cを簡単に形成することができる。また、プレス打ち抜き機以外にも、レーザー加工や切削加工等によって、インナーフィン15、215に面取り部15cを形成してもよい。
また、インナーフィン15、215は、面取り部15cが第2プレート12、212の第2接続部12cに僅かに干渉するように形成されてもよい。インナーフィン15、215を第2プレート12、212の内側に取り付ける際に、面取り部15cの第2接続部12cと干渉した部分は、インナーフィン15、215の内方に向かって押圧されることで変形する。このため、インナーフィン15、215と第2プレート12、212との間には、隙間が形成されなくなる。
熱交換器100、200では、面取り部15cは、インナーフィン15、215の内方に向かって少なくとも一部が押圧変形され形成される。
熱交換器100、200によれば、インナーフィン15、215の加工精度や取り付け精度を気にすることなく簡単に熱交換器100、200を生産することができ、かつ、インナーフィン15、215と第2プレート12、212との間の隙間を埋めることで熱交換効率の低下を抑制することができる。
上記した実施形態では、第2プレート12、212の第2側壁部12bの内側における第1底部11aと第2底部12aとの間にインナーフィン15、215を配置することとしたが、第1プレート11の第1側壁部11bの内側における第2底部12aと第1底部11aとの間にインナーフィン15、215を配置してもよい。
インナーフィン15、215は、第1プレート11又は第2プレート12、212の少なくともいずれか一方の第1側壁部11b又は第2側壁部12bの内側に配置される。
このように伝熱フィンとしてのインナーフィン15、215を配置することで、冷却水流路13側又はATF流路側の少なくともいずれか一方の熱交換効率を向上させることができる。また、インナーフィン15、215を冷却水13側及びATF流路側の両方に配置した場合には、より熱交換効率を向上させることができる。
100、200 熱交換器
10 コア部
11 第1プレート(プレート)
11a 第1底部(底部)
11b 第1側壁部(側壁部)
11c 第1接続部(接続部)
12、212 第2プレート(プレート)
12a 第2底部(底部)
12b 第2側壁部(側壁部)
12c 第2接続部(接続部)
12d、212d 曲率部
212e テーパ部
13 冷却水流路(第1流体の流路)
14 ATF流路(第2流体の流路)
15、215 インナーフィン(伝熱フィン)
15a フィン底部
15b フィン端部
15c 面取り部
215d 端部
20 蓋部材
30 底部プレート

Claims (10)

  1. 第1流体と第2流体との間で熱交換を行う熱交換器であって、
    間隔をあけて積層されて、第1流体の流路と第2流体の流路とを交互に形成するプレートと、
    前記プレートの間に配置される伝熱フィンと、
    を備え、
    前記プレートは、前記伝熱フィンと当接する底部と、前記底部の外周から立ち上がる側壁部と、前記底部と前記側壁部とを接続する接続部と、を有し、
    前記伝熱フィンは、前記接続部に臨む外周縁に面取りが施された面取り部を有し、前記側壁部の内側に配置される、
    ことを特徴とする熱交換器。
  2. 請求項1に記載の熱交換器であって、
    前記面取り部は、前記接続部に対して前記プレートの積層方向に重なるように配置される、
    ことを特徴とする熱交換器。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の熱交換器であって、
    前記接続部は、内周に前記面取り部と平行に形成されるテーパ部を有し、
    前記面取り部は、前記テーパ部に対して前記プレートの積層方向に重なるように配置される、
    ことを特徴とする熱交換器。
  4. 請求項3に記載の熱交換器であって、
    前記面取り部は、前記テーパ部と当接する、
    ことを特徴とする熱交換器。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一つに記載の熱交換器であって、
    前記面取り部は、前記伝熱フィンの内方に向かって少なくとも一部が押圧変形され形成される、
    ことを特徴とする熱交換器。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一つに記載の熱交換器であって、
    前記接続部は、内周に曲率を持って形成される曲率部を有し、前記曲率部を介して前記底部と前記側壁部とに接続される、
    ことを特徴とする熱交換器。
  7. 請求項6に記載の熱交換器であって、
    前記面取り部は、少なくとも一端が前記曲率部に対応して曲面形成される、
    ことを特徴とする熱交換器。
  8. 請求項7に記載の熱交換器であって、
    前記面取り部は、両端が前記曲率部に対応して曲面形成される、
    ことを特徴とする熱交換器。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか一つに記載の熱交換器であって、
    前記プレートは、間隔をあけて交互に積層されて、第1流体の流路と第2流体の流路とを交互に形成する第1プレート及び第2プレートであり、
    前記伝熱フィンは、前記第1プレート又は前記第2プレートの少なくともいずれか一方の前記側壁部の内側に配置される、
    ことを特徴とする熱交換器。
  10. 請求項9に記載の熱交換器であって、
    前記伝熱フィンは、前記第2プレートの前記側壁部の内側に配置される、
    ことを特徴とする熱交換器。
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