JPH10182958A - 不飽和ポリエステル樹脂組成物及び不飽和ポリエステル樹脂成形体の製造方法 - Google Patents
不飽和ポリエステル樹脂組成物及び不飽和ポリエステル樹脂成形体の製造方法Info
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- JPH10182958A JPH10182958A JP34616896A JP34616896A JPH10182958A JP H10182958 A JPH10182958 A JP H10182958A JP 34616896 A JP34616896 A JP 34616896A JP 34616896 A JP34616896 A JP 34616896A JP H10182958 A JPH10182958 A JP H10182958A
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- polyester resin
- molding
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 低圧下で圧縮成形した場合であっても、成形
サイクルを長くすることなく成形することを可能とする
不飽和ポリエステル樹脂組成物を得る。 【解決手段】 不飽和ポリエステル樹脂100重量部に
対し、融点40〜150℃の加熱流動化剤0.1〜20
重量部を配合して成形材料の流動性を高め、パラベンゾ
キノン、ハイドロキノン、メチルパラベンゾキノン、メ
チルハイドロキノンまたはチオジフェニルアミンから選
択される重合抑制剤を0.01〜1.0重量部配合する
ことにより保存安定性を高め、10時間半減期温度が4
0℃以上、80℃未満の硬化剤3.0〜15重量部を配
合してゲルタイムを短くすることが可能とされている組
成物に強化繊維を加え、強化繊維含有量を全体の2〜5
0重量%とした不飽和ポリエステル樹脂組成物。
サイクルを長くすることなく成形することを可能とする
不飽和ポリエステル樹脂組成物を得る。 【解決手段】 不飽和ポリエステル樹脂100重量部に
対し、融点40〜150℃の加熱流動化剤0.1〜20
重量部を配合して成形材料の流動性を高め、パラベンゾ
キノン、ハイドロキノン、メチルパラベンゾキノン、メ
チルハイドロキノンまたはチオジフェニルアミンから選
択される重合抑制剤を0.01〜1.0重量部配合する
ことにより保存安定性を高め、10時間半減期温度が4
0℃以上、80℃未満の硬化剤3.0〜15重量部を配
合してゲルタイムを短くすることが可能とされている組
成物に強化繊維を加え、強化繊維含有量を全体の2〜5
0重量%とした不飽和ポリエステル樹脂組成物。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不飽和ポリエステ
ル樹脂組成物及び不飽和ポリエステル樹脂成形体の製造
方法に関し、特に、低圧条件で圧縮成形し得る不飽和ポ
リエステル樹脂組成物及び該不飽和ポリエステル樹脂組
成物を用いた成形体の製造方法に関する。
ル樹脂組成物及び不飽和ポリエステル樹脂成形体の製造
方法に関し、特に、低圧条件で圧縮成形し得る不飽和ポ
リエステル樹脂組成物及び該不飽和ポリエステル樹脂組
成物を用いた成形体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】不飽和ポリエステル樹脂に充填材、硬化
剤、離型剤、顔料、増粘剤などを加えてなる樹脂組成物
をガラス繊維などの強化用繊維物質に含浸し、シート状
またはバルク状に形成してなる不飽和ポリエステル樹脂
成形材料は、シートモールディング・コンパウンド(S
MC)またはバルクモールディング・コンパウンド(B
MC)などと称されている。SMCやBMCは、主とし
て圧縮成形法で成形され、このような方法で得られる成
形品は、住宅設備、工業部品、自動車部品などの種々の
分野に広く用いられている。
剤、離型剤、顔料、増粘剤などを加えてなる樹脂組成物
をガラス繊維などの強化用繊維物質に含浸し、シート状
またはバルク状に形成してなる不飽和ポリエステル樹脂
成形材料は、シートモールディング・コンパウンド(S
MC)またはバルクモールディング・コンパウンド(B
MC)などと称されている。SMCやBMCは、主とし
て圧縮成形法で成形され、このような方法で得られる成
形品は、住宅設備、工業部品、自動車部品などの種々の
分野に広く用いられている。
【0003】ところで、上記成形材料は、加熱下におい
て圧縮成形されることが多く、従来、120〜160℃
の温度で、80〜100kg/cm2 の圧力下で成形さ
れていることが多かった。しかしながら、圧縮成形法に
おいて、適用製品の大型化や多品種化を図ろうとする
と、大型の成形機や様々な金型を用意しなければなら
ず、コストが非常に高くつくことになる。
て圧縮成形されることが多く、従来、120〜160℃
の温度で、80〜100kg/cm2 の圧力下で成形さ
れていることが多かった。しかしながら、圧縮成形法に
おいて、適用製品の大型化や多品種化を図ろうとする
と、大型の成形機や様々な金型を用意しなければなら
ず、コストが非常に高くつくことになる。
【0004】他方、上記成形材料の圧縮成形に際して
は、上記のように比較的高温高圧で成形が行われてい
る。従って、より低温低圧で圧縮成形することができれ
ば、成形に必要なコストを低減することができ、適用製
品の拡大に寄与し得る。
は、上記のように比較的高温高圧で成形が行われてい
る。従って、より低温低圧で圧縮成形することができれ
ば、成形に必要なコストを低減することができ、適用製
品の拡大に寄与し得る。
【0005】しかしながら、低圧で圧縮成形しようとす
ると、欠肉したり、巣やピンホールが成形品表面に生じ
易くなる。巣やピンホールは、得られる成形品の外観を
悪化させるだけでなく、力学特性や耐久性にも悪影響を
及ぼす。そこで、これらの存在を低減するために、従
来、種々の提案が成されている。
ると、欠肉したり、巣やピンホールが成形品表面に生じ
易くなる。巣やピンホールは、得られる成形品の外観を
悪化させるだけでなく、力学特性や耐久性にも悪影響を
及ぼす。そこで、これらの存在を低減するために、従
来、種々の提案が成されている。
【0006】例えば、特開平6−200136号公報に
は、50〜120℃の低温かつ20kg/cm2 以下の
低圧下で成形し得る不飽和ポリエステル樹脂組成物とし
て、不飽和ポリエステル及びビニル単量体に加えて、ジ
ターシャリーブチルヒドロキシトルエンやモノターシャ
リーブチルハイドロキノンなどの安定剤と、微粉末シリ
カやオルガノクレーなどの流動性調整剤を繊維強化材と
共に混合してなるものが開示されており、それによって
低温低圧条件下における圧縮成形を可能として成形コス
トを低減することが可能であるとされている。
は、50〜120℃の低温かつ20kg/cm2 以下の
低圧下で成形し得る不飽和ポリエステル樹脂組成物とし
て、不飽和ポリエステル及びビニル単量体に加えて、ジ
ターシャリーブチルヒドロキシトルエンやモノターシャ
リーブチルハイドロキノンなどの安定剤と、微粉末シリ
カやオルガノクレーなどの流動性調整剤を繊維強化材と
共に混合してなるものが開示されており、それによって
低温低圧条件下における圧縮成形を可能として成形コス
トを低減することが可能であるとされている。
【0007】しかしながら、上記先行技術に記載の成形
材料では、上記安定剤を添加することにより成形材料の
貯蔵安定性を確保しているが、安定化作用が小さいの
で、安定剤を多量に添加しなければならなかった。その
結果、圧縮成形時の硬化速度が低下し、成形サイクルが
長くなるため、不飽和ポリエステル樹脂成形品の生産コ
ストをさほど低減することはできなかった。
材料では、上記安定剤を添加することにより成形材料の
貯蔵安定性を確保しているが、安定化作用が小さいの
で、安定剤を多量に添加しなければならなかった。その
結果、圧縮成形時の硬化速度が低下し、成形サイクルが
長くなるため、不飽和ポリエステル樹脂成形品の生産コ
ストをさほど低減することはできなかった。
【0008】また、上記公報中には、貯蔵安定性を確保
するために、パラベンゾキノンのような安定化作用の大
きい重合抑制剤を用いると硬化速度が極端に低くなる旨
が記載されている。
するために、パラベンゾキノンのような安定化作用の大
きい重合抑制剤を用いると硬化速度が極端に低くなる旨
が記載されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、硬化
速度の低下を生じさせることなく、保存安定性に優れて
おり、かつ低温低圧条件下で圧縮成形し得る不飽和ポリ
エステル樹脂組成物、並びにこのような不飽和ポリエス
テル樹脂組成物を用いた不飽和ポリエステル樹脂成形体
の製造方法を提供することにある。
速度の低下を生じさせることなく、保存安定性に優れて
おり、かつ低温低圧条件下で圧縮成形し得る不飽和ポリ
エステル樹脂組成物、並びにこのような不飽和ポリエス
テル樹脂組成物を用いた不飽和ポリエステル樹脂成形体
の製造方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、不飽和ポリエステル樹脂100重量部、融点40〜
150℃の加熱流動化剤0.1〜20重量部、10時間
半減期温度が40℃以上、80℃未満である硬化剤3.
0〜15重量部、並びにパラベンゾキノン、ハイドロキ
ノン、メチルパラベンゾキノン、メチルハイドロキノン
及びチオジフェニルアミンからなる群から選択した少な
くとも1種の重合抑制剤0.01〜1.0重量部を含む
組成物に強化繊維を加え、前記強化繊維含有量を2〜5
0重量%としたことを特徴とする不飽和ポリエステル樹
脂組成物である。
は、不飽和ポリエステル樹脂100重量部、融点40〜
150℃の加熱流動化剤0.1〜20重量部、10時間
半減期温度が40℃以上、80℃未満である硬化剤3.
0〜15重量部、並びにパラベンゾキノン、ハイドロキ
ノン、メチルパラベンゾキノン、メチルハイドロキノン
及びチオジフェニルアミンからなる群から選択した少な
くとも1種の重合抑制剤0.01〜1.0重量部を含む
組成物に強化繊維を加え、前記強化繊維含有量を2〜5
0重量%としたことを特徴とする不飽和ポリエステル樹
脂組成物である。
【0011】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の不飽和ポリエステル樹脂組成物を熟成してなる
成形材料を得、得られた成形材料を用い、成形温度60
〜120℃、成形圧力2〜30kg/cm2 で圧縮成形
することを特徴とする不飽和ポリエステル樹脂成形体の
製造方法である。
に記載の不飽和ポリエステル樹脂組成物を熟成してなる
成形材料を得、得られた成形材料を用い、成形温度60
〜120℃、成形圧力2〜30kg/cm2 で圧縮成形
することを特徴とする不飽和ポリエステル樹脂成形体の
製造方法である。
【0012】なお、本発明において、不飽和ポリエステ
ル樹脂100重量部とは、不飽和ポリエステル重合体成
分と重合性単量体及び必要により添加される低収縮化の
ための熱可塑性樹脂とを合計した樹脂分の合計である。
ル樹脂100重量部とは、不飽和ポリエステル重合体成
分と重合性単量体及び必要により添加される低収縮化の
ための熱可塑性樹脂とを合計した樹脂分の合計である。
【0013】また、本発明にかかる不飽和ポリエステル
樹脂組成物は、必須成分として、不飽和ポリエステル樹
脂、融点40〜150℃の加熱流動化剤、10時間半減
期温度40〜80℃である硬化剤、上記特定の重合抑制
剤及び強化繊維を含み、任意成分として、後述の無機充
填剤、離型剤、増粘剤等を加えたものである。この不飽
和ポリエステル樹脂組成物は、ポリエチレンフィルムな
どの離型フィルムで覆い、熟成し、増粘することにより
半固体状とし、成形材料とされる。また、このような成
形材料は目的に応じてシート状またはバルク状の形状と
される。
樹脂組成物は、必須成分として、不飽和ポリエステル樹
脂、融点40〜150℃の加熱流動化剤、10時間半減
期温度40〜80℃である硬化剤、上記特定の重合抑制
剤及び強化繊維を含み、任意成分として、後述の無機充
填剤、離型剤、増粘剤等を加えたものである。この不飽
和ポリエステル樹脂組成物は、ポリエチレンフィルムな
どの離型フィルムで覆い、熟成し、増粘することにより
半固体状とし、成形材料とされる。また、このような成
形材料は目的に応じてシート状またはバルク状の形状と
される。
【0014】加熱流動化剤 上記加熱流動化剤は、常温では、成形材料粘度を低下さ
せ難く、圧縮成形時の加熱下において、成形材料の粘度
を大幅に低減させて低圧下の成形を可能とするように作
用する添加剤であり、融点40〜150℃、好ましくは
40〜120℃の一般に知られている滑剤と呼ばれるも
のである。滑剤は、一般的には、熱可塑性樹脂の加熱成
形に用いられ、熱可塑性樹脂の加熱成形時にその流動性
を高めるために配合され、内部滑性及び外部滑性作用を
有する。
せ難く、圧縮成形時の加熱下において、成形材料の粘度
を大幅に低減させて低圧下の成形を可能とするように作
用する添加剤であり、融点40〜150℃、好ましくは
40〜120℃の一般に知られている滑剤と呼ばれるも
のである。滑剤は、一般的には、熱可塑性樹脂の加熱成
形に用いられ、熱可塑性樹脂の加熱成形時にその流動性
を高めるために配合され、内部滑性及び外部滑性作用を
有する。
【0015】加熱流動化剤の融点が40℃より低い場合
には、常温における材料粘度が低下し、成形前の成形材
料の取扱い性が低下する。他方、加熱流動化剤の融点が
150℃よりも高い場合には、加熱成形時の成形材料の
粘度低下が小さくなり、成形に際しての流動性を高める
効果が小さくなる。
には、常温における材料粘度が低下し、成形前の成形材
料の取扱い性が低下する。他方、加熱流動化剤の融点が
150℃よりも高い場合には、加熱成形時の成形材料の
粘度低下が小さくなり、成形に際しての流動性を高める
効果が小さくなる。
【0016】また、上記加熱流動化剤の配合割合が少な
い場合には、成形加工時の流動性を高める効果が十分に
得られず、成形性が低下し、多すぎると成形時の成形材
料の流動性が高くなりすぎ、得られた成形品の機械的強
度が低下し、かつ巣やピンホールが生じ易くなる。従っ
て、上記加熱流動化剤は、不飽和ポリエステル樹脂10
0重量部に対し、0.1〜20重量部、好ましくは0.
5〜10重量部の範囲で用いられる。
い場合には、成形加工時の流動性を高める効果が十分に
得られず、成形性が低下し、多すぎると成形時の成形材
料の流動性が高くなりすぎ、得られた成形品の機械的強
度が低下し、かつ巣やピンホールが生じ易くなる。従っ
て、上記加熱流動化剤は、不飽和ポリエステル樹脂10
0重量部に対し、0.1〜20重量部、好ましくは0.
5〜10重量部の範囲で用いられる。
【0017】なお、本発明では、2種以上の加熱流動化
剤を併用してもよく、その場合には、加熱流動化剤の配
合量の合計が、上記範囲を満たすように、2種以上の加
熱流動化剤を配合する。
剤を併用してもよく、その場合には、加熱流動化剤の配
合量の合計が、上記範囲を満たすように、2種以上の加
熱流動化剤を配合する。
【0018】本発明では、上記のように作用する融点4
0〜150℃の化合物であれば、任意の化合物を加熱流
動化剤として用いることができるが、通常、融点40〜
150℃の滑剤として使用されている化合物が好ましく
用いられる。このような滑剤として用いられている融点
40〜150℃の化合物の例としては、ポリエチレンワ
ックス、流動パラフィンなどの炭化水素系滑剤;ステア
リン酸などの高級脂肪酸系滑剤;脂肪酸アミド、アルキ
レンビス脂肪酸アミドなどの脂肪酸アミド系滑剤;脂肪
酸の1価アルコールエステル、脂肪酸多価アルコールエ
ステル、脂肪酸ポリグリコールエステルなどのエステル
系滑剤;脂肪族アルコール、多価アルコール、ポリグリ
コール、ポリグリセロールなどのアルコール系滑剤;金
属石鹸などが用いられる。
0〜150℃の化合物であれば、任意の化合物を加熱流
動化剤として用いることができるが、通常、融点40〜
150℃の滑剤として使用されている化合物が好ましく
用いられる。このような滑剤として用いられている融点
40〜150℃の化合物の例としては、ポリエチレンワ
ックス、流動パラフィンなどの炭化水素系滑剤;ステア
リン酸などの高級脂肪酸系滑剤;脂肪酸アミド、アルキ
レンビス脂肪酸アミドなどの脂肪酸アミド系滑剤;脂肪
酸の1価アルコールエステル、脂肪酸多価アルコールエ
ステル、脂肪酸ポリグリコールエステルなどのエステル
系滑剤;脂肪族アルコール、多価アルコール、ポリグリ
コール、ポリグリセロールなどのアルコール系滑剤;金
属石鹸などが用いられる。
【0019】より好ましくは、上記加熱流動化剤として
は以下の6種類の化合物(a)〜(f)が用いられる。 (a)1価の脂肪族アルコール、(b)ソルビタン脂肪
酸エステル、(c)グリセリン脂肪酸エステル、(d)
ネオペンチル系ポリオール脂肪酸エステル、(e)高級
アルコール脂肪酸エステル、(f)脂肪酸アミド。
は以下の6種類の化合物(a)〜(f)が用いられる。 (a)1価の脂肪族アルコール、(b)ソルビタン脂肪
酸エステル、(c)グリセリン脂肪酸エステル、(d)
ネオペンチル系ポリオール脂肪酸エステル、(e)高級
アルコール脂肪酸エステル、(f)脂肪酸アミド。
【0020】次に、上記化合物(a)〜(f)の詳細を
説明する。 (a)1価の脂肪族アルコール 本発明で用いられる上記(a)の化合物は、脂肪族炭化
水素の一つの水素が水酸基で置換されている1価の脂肪
族アルコールであり、かつ炭素数10〜26で融点が4
0〜100℃の範囲のものが好ましい。
説明する。 (a)1価の脂肪族アルコール 本発明で用いられる上記(a)の化合物は、脂肪族炭化
水素の一つの水素が水酸基で置換されている1価の脂肪
族アルコールであり、かつ炭素数10〜26で融点が4
0〜100℃の範囲のものが好ましい。
【0021】この1価の脂肪族アルコールの融点が低す
ぎると、成形前の成形材料の取扱い性が低下し、高すぎ
ると成形加工時の流動性が低下するため、上記のよう
に、好ましくは、融点が40〜100℃のものが用いら
れる。
ぎると、成形前の成形材料の取扱い性が低下し、高すぎ
ると成形加工時の流動性が低下するため、上記のよう
に、好ましくは、融点が40〜100℃のものが用いら
れる。
【0022】また、炭素数が10より小さいと成形前の
成形材料の取り扱い性が低下することがあり、26より
大きいと成形加工時の流動性が低下することがある。上
記脂肪族炭化水素は、飽和炭化水素または不飽和炭化水
素の何れであってもよく、また分岐状または直鎖状の何
れであってもよい。(a)の1価の脂肪族アルコールの
具体的な例としては、セチルアルコール、ステアリルア
ルコール、ベヘニルアルコール等を挙げることができ
る。
成形材料の取り扱い性が低下することがあり、26より
大きいと成形加工時の流動性が低下することがある。上
記脂肪族炭化水素は、飽和炭化水素または不飽和炭化水
素の何れであってもよく、また分岐状または直鎖状の何
れであってもよい。(a)の1価の脂肪族アルコールの
具体的な例としては、セチルアルコール、ステアリルア
ルコール、ベヘニルアルコール等を挙げることができ
る。
【0023】(b)ソルビタン脂肪酸エステル ソルビタン脂肪酸エステルは、6価のアルコールである
ソルビット(分子式C 6 H14O6 )を脂肪酸でエステル
化したものであり、本発明では、融点40〜100℃の
ソルビタン脂肪酸エステルが好ましく用いられる。
ソルビット(分子式C 6 H14O6 )を脂肪酸でエステル
化したものであり、本発明では、融点40〜100℃の
ソルビタン脂肪酸エステルが好ましく用いられる。
【0024】上記ソルビタン脂肪酸エステルの融点が低
すぎると成形前の成形材料の取扱い性が低下し、高すぎ
ると成形加工時の流動性が低下する。従って、上記のよ
うに、ソルビタン脂肪酸エステルの融点は40〜100
℃が好ましい。
すぎると成形前の成形材料の取扱い性が低下し、高すぎ
ると成形加工時の流動性が低下する。従って、上記のよ
うに、ソルビタン脂肪酸エステルの融点は40〜100
℃が好ましい。
【0025】上記脂肪酸としては、好ましくは、炭素数
8〜26の脂肪族炭化水素の末端水素に結合した水素を
カルボキシル基で置換した化合物が用いられる。上記脂
肪族炭化水素は、飽和炭化水素または不飽和炭化水素の
何れであってもよく、分岐状または直鎖状のいずれであ
ってもよいが、好ましくは、直鎖状の飽和炭化水素が用
いられる。
8〜26の脂肪族炭化水素の末端水素に結合した水素を
カルボキシル基で置換した化合物が用いられる。上記脂
肪族炭化水素は、飽和炭化水素または不飽和炭化水素の
何れであってもよく、分岐状または直鎖状のいずれであ
ってもよいが、好ましくは、直鎖状の飽和炭化水素が用
いられる。
【0026】上記融点40〜100℃のソルビタン脂肪
酸エステルの具体的な例としては、ソルビタンパルミテ
ート、ソルビタンステアレート、ソルビタントリステア
レート、ソルビタンベヘネート、ソルビタントリベヘネ
ートなどを挙げることができる。
酸エステルの具体的な例としては、ソルビタンパルミテ
ート、ソルビタンステアレート、ソルビタントリステア
レート、ソルビタンベヘネート、ソルビタントリベヘネ
ートなどを挙げることができる。
【0027】(c)グリセリン脂肪酸エステル グリセリン脂肪酸エステルは、3価のアルコールである
グリセリンを脂肪酸でエステル化したものであり、本発
明では、融点40〜100℃のグリセリン脂肪酸エステ
ルが好ましく用いられる。
グリセリンを脂肪酸でエステル化したものであり、本発
明では、融点40〜100℃のグリセリン脂肪酸エステ
ルが好ましく用いられる。
【0028】上記グリセリン脂肪酸エステルの融点が低
すぎると成形前の材料の取扱い性が低下し、高すぎると
成形加工時の流動性が低下する。従って、上記のよう
に、グリセリン脂肪酸エステルの融点は40〜100℃
が好ましく、より好ましくは、50〜80℃である。
すぎると成形前の材料の取扱い性が低下し、高すぎると
成形加工時の流動性が低下する。従って、上記のよう
に、グリセリン脂肪酸エステルの融点は40〜100℃
が好ましく、より好ましくは、50〜80℃である。
【0029】上記脂肪酸としては、好ましくは、(b)
ソルビタン脂肪酸エステルを得るのに好ましく用いられ
る炭素数8〜26の脂肪酸が用いられる。融点40〜1
00℃のグリセリン脂肪酸エステルの具体的な例として
は、グリセリンモノパルミテート、グリセリンモノステ
アレート、グリセリンモノオレート、グリセリンモノベ
ヘネート、グリセリンモノ−12−ヒドロキシステアレ
ート、グリセリンモノカプレート、グリセリンモノラウ
レート、グリセリンモノ・ジパルミテート、グリセリン
モノ・ジステアレート、グリセリンジ・トリステアレー
ト、グリセリンモノ・ジオレート、グリセリンモノ・ジ
ベヘネート、グリセリンモノ・ジ−12−ヒドロキシス
テアレート等が挙げられる。
ソルビタン脂肪酸エステルを得るのに好ましく用いられ
る炭素数8〜26の脂肪酸が用いられる。融点40〜1
00℃のグリセリン脂肪酸エステルの具体的な例として
は、グリセリンモノパルミテート、グリセリンモノステ
アレート、グリセリンモノオレート、グリセリンモノベ
ヘネート、グリセリンモノ−12−ヒドロキシステアレ
ート、グリセリンモノカプレート、グリセリンモノラウ
レート、グリセリンモノ・ジパルミテート、グリセリン
モノ・ジステアレート、グリセリンジ・トリステアレー
ト、グリセリンモノ・ジオレート、グリセリンモノ・ジ
ベヘネート、グリセリンモノ・ジ−12−ヒドロキシス
テアレート等が挙げられる。
【0030】(d)ネオペンチル系ポリオール脂肪酸エ
ステル 本発明で用いられる上記ネオペンチル系ポリオール脂肪
酸エステルとは、ネオペンチルグリコール(別名2,2
−ジメチル−1,3−プロパンジオール)、ネオペンチ
ルトリオール(別名2−ヒドロキシメチル−2−メチル
−1,3−プロパンジオール)、ネオペンチルテトラオ
ール(別名ペンタエリスリトール)のいずれかのネオペ
ンチルポリオールを脂肪酸でエステル化したもの、また
は、これらのネオペンチルポリオールがエーテル結合で
繋がっている2量体を脂肪酸でエステル化したものであ
る。
ステル 本発明で用いられる上記ネオペンチル系ポリオール脂肪
酸エステルとは、ネオペンチルグリコール(別名2,2
−ジメチル−1,3−プロパンジオール)、ネオペンチ
ルトリオール(別名2−ヒドロキシメチル−2−メチル
−1,3−プロパンジオール)、ネオペンチルテトラオ
ール(別名ペンタエリスリトール)のいずれかのネオペ
ンチルポリオールを脂肪酸でエステル化したもの、また
は、これらのネオペンチルポリオールがエーテル結合で
繋がっている2量体を脂肪酸でエステル化したものであ
る。
【0031】上記脂肪酸としては、好ましくは、炭素数
10〜25の脂肪族炭化水素の末端炭素に結合した水素
をカルボキシル基で置換した脂肪酸が用いられる。ま
た、上記ネオペンチル系ポリオール脂肪酸エステルの具
体例としては、ペンタエリスリトールの脂肪酸エステ
ル、またはジペンタエリスリトールの脂肪酸エステルが
用いられる。より具体的な例としては、ペンタエリスリ
トールのステアリン酸エステル、ペンタエリスリトール
のベヘニン酸エステル、ジペンタエリスリトールのステ
アリン酸エステル、ジペンタエリスリトールのベヘニン
酸エステルなどを挙げることができる。
10〜25の脂肪族炭化水素の末端炭素に結合した水素
をカルボキシル基で置換した脂肪酸が用いられる。ま
た、上記ネオペンチル系ポリオール脂肪酸エステルの具
体例としては、ペンタエリスリトールの脂肪酸エステ
ル、またはジペンタエリスリトールの脂肪酸エステルが
用いられる。より具体的な例としては、ペンタエリスリ
トールのステアリン酸エステル、ペンタエリスリトール
のベヘニン酸エステル、ジペンタエリスリトールのステ
アリン酸エステル、ジペンタエリスリトールのベヘニン
酸エステルなどを挙げることができる。
【0032】上記ネオペンチル系ポリオール脂肪酸エス
テルの融点が低すぎると成形前の成形材料の取扱い性が
低下し、高すぎると成形加工時の流動性が低下する。従
って、ネオペンチル系ポリオール脂肪酸エステルの融点
は、好ましくは40〜120℃、より好ましくは50〜
100℃、さらに好ましくは50〜80℃である。
テルの融点が低すぎると成形前の成形材料の取扱い性が
低下し、高すぎると成形加工時の流動性が低下する。従
って、ネオペンチル系ポリオール脂肪酸エステルの融点
は、好ましくは40〜120℃、より好ましくは50〜
100℃、さらに好ましくは50〜80℃である。
【0033】(e)高級アルコール脂肪酸エステル 本発明で用いられる上記(e)高級アルコール脂肪酸エ
ステルとは、高級アルコールと脂肪酸とのエステルであ
る。
ステルとは、高級アルコールと脂肪酸とのエステルであ
る。
【0034】上記高級アルコールとは、炭素数10〜3
6、工業上の入手安定性の面からは、特に、炭素数10
〜25の脂肪族炭化水素の末端炭素に結合した水素を水
酸基で置換した化合物である。上記脂肪族炭化水素は、
飽和炭化水素または不飽和炭化水素のいずれであっても
よく、また、分岐状または直鎖状のいずれであってもよ
いが、好ましくは、直鎖状の飽和炭化水素が用いられ
る。
6、工業上の入手安定性の面からは、特に、炭素数10
〜25の脂肪族炭化水素の末端炭素に結合した水素を水
酸基で置換した化合物である。上記脂肪族炭化水素は、
飽和炭化水素または不飽和炭化水素のいずれであっても
よく、また、分岐状または直鎖状のいずれであってもよ
いが、好ましくは、直鎖状の飽和炭化水素が用いられ
る。
【0035】上記脂肪酸としては、好ましくは、炭素数
10〜25の脂肪族炭化水素の末端炭素に結合した水素
をカルボキシル基で置換した脂肪酸が用いられる。な
お、上記高級アルコール及び脂肪酸のいずれも、通常は
1価の化合物であり、従って、これらを構成成分とする
モノエステル化合物が上記高級アルコール脂肪酸エステ
ルとして用いられる。このような高級アルコール脂肪酸
エステルの例としては、ステアリルステアレート、ベヘ
ニルベヘネート、セチルミリステートなどを挙げること
ができる。
10〜25の脂肪族炭化水素の末端炭素に結合した水素
をカルボキシル基で置換した脂肪酸が用いられる。な
お、上記高級アルコール及び脂肪酸のいずれも、通常は
1価の化合物であり、従って、これらを構成成分とする
モノエステル化合物が上記高級アルコール脂肪酸エステ
ルとして用いられる。このような高級アルコール脂肪酸
エステルの例としては、ステアリルステアレート、ベヘ
ニルベヘネート、セチルミリステートなどを挙げること
ができる。
【0036】上記高級アルコール脂肪酸エステルの融点
が低すぎると成形前の成形材料の取扱い性が低下し、高
すぎると成形加工時の流動性が低下する。従って、高級
アルコール脂肪酸エステルの融点は、好ましくは40〜
120℃、より好ましくは50〜100℃である。
が低すぎると成形前の成形材料の取扱い性が低下し、高
すぎると成形加工時の流動性が低下する。従って、高級
アルコール脂肪酸エステルの融点は、好ましくは40〜
120℃、より好ましくは50〜100℃である。
【0037】(f)脂肪酸アミド 本発明で用いられる(f)脂肪酸アミドは、アンモニア
もしくはアミノ化合物と脂肪酸とから誘導されるアミド
である。
もしくはアミノ化合物と脂肪酸とから誘導されるアミド
である。
【0038】上記脂肪酸としては、好ましくは、炭素数
10〜25の脂肪族炭化水素の末端炭素に結合した水素
をカルボキシル基で置換した脂肪酸が用いられる。上記
脂肪酸アミドの具体例としては、ステアリン酸アミド、
ベヘニン酸アミド、エチレンビスステアロアミド、エチ
レンビス(ヒドロキシステアロアミド)、エチレンビス
オレイン酸アミド、エチレンビスエルカ酸アミドなどを
挙げることができる。
10〜25の脂肪族炭化水素の末端炭素に結合した水素
をカルボキシル基で置換した脂肪酸が用いられる。上記
脂肪酸アミドの具体例としては、ステアリン酸アミド、
ベヘニン酸アミド、エチレンビスステアロアミド、エチ
レンビス(ヒドロキシステアロアミド)、エチレンビス
オレイン酸アミド、エチレンビスエルカ酸アミドなどを
挙げることができる。
【0039】上記脂肪酸アミドの融点が低すぎると成形
前の成形材料の取扱い性が低下し、高すぎると成形加工
時の流動性が低下する。従って、脂肪酸アミドの融点
は、好ましくは80〜150℃、より好ましくは90〜
145℃である。
前の成形材料の取扱い性が低下し、高すぎると成形加工
時の流動性が低下する。従って、脂肪酸アミドの融点
は、好ましくは80〜150℃、より好ましくは90〜
145℃である。
【0040】硬化剤 上記硬化剤としては、上記10時間半減期温度が40℃
以上、80℃未満の有機過酸化物が用いられる。例え
ば、ターシャリーブチルパーオキシイソブチレート、タ
ーシャリーブチルパーオキシ2−エチルヘキサノエー
ト、ターシャリーアミルパーオキシ2−エチルヘキサノ
エート、2,4,4−トリメチルペンチルパーオキシ2
−エチルヘキサノエート、ターシャリーブチルパーオキ
シピバレート、ベンゾイルパーオキサイドなどを挙げる
ことができ、10時間半減期温度が40℃以上、80℃
未満の有機過酸化物であれば任意のものを用いることが
できる。
以上、80℃未満の有機過酸化物が用いられる。例え
ば、ターシャリーブチルパーオキシイソブチレート、タ
ーシャリーブチルパーオキシ2−エチルヘキサノエー
ト、ターシャリーアミルパーオキシ2−エチルヘキサノ
エート、2,4,4−トリメチルペンチルパーオキシ2
−エチルヘキサノエート、ターシャリーブチルパーオキ
シピバレート、ベンゾイルパーオキサイドなどを挙げる
ことができ、10時間半減期温度が40℃以上、80℃
未満の有機過酸化物であれば任意のものを用いることが
できる。
【0041】上記10時間半減期温度が40℃より低い
硬化剤を用いると、成形材料の保存安定性が低下する。
また、10時間半減期温度が80℃以上であると、加熱
圧縮成形時の成形材料の流動性が低下する。
硬化剤を用いると、成形材料の保存安定性が低下する。
また、10時間半減期温度が80℃以上であると、加熱
圧縮成形時の成形材料の流動性が低下する。
【0042】また、上記10時間半減期温度が40℃以
上、80℃未満の硬化剤の配合割合が少なすぎると、圧
縮成形時の硬化速度が遅くなり、多すぎると、低圧圧縮
成形時の成形流動性が低下する。従って、上記10時間
半減期温度40℃以上、80℃未満の有機過酸化物は、
不飽和ポリエステル樹脂100重量部に対し、3.0〜
10重量部、好ましくは5.0〜8.0重量部の範囲で
用いられる。
上、80℃未満の硬化剤の配合割合が少なすぎると、圧
縮成形時の硬化速度が遅くなり、多すぎると、低圧圧縮
成形時の成形流動性が低下する。従って、上記10時間
半減期温度40℃以上、80℃未満の有機過酸化物は、
不飽和ポリエステル樹脂100重量部に対し、3.0〜
10重量部、好ましくは5.0〜8.0重量部の範囲で
用いられる。
【0043】重合抑制剤 上記重合抑制剤としては、パラベンゾキノン、ハイドロ
キノン、メチルパラベンゾキノン、メチルハイドロキノ
ン及びチオジフェニルアミンの1種以上を用い得る。重
合抑制剤の添加量は、不飽和ポリエステル樹脂100重
量部に対し、0.01〜1.0重量の範囲であり、好ま
しくは0.1〜0.8重量部とされる。0.01重量部
より少ない場合には、低圧圧縮成形時の成形流動性が低
下し、1.0重量部より多すぎると、圧縮成形時の硬化
速度が低下する。
キノン、メチルパラベンゾキノン、メチルハイドロキノ
ン及びチオジフェニルアミンの1種以上を用い得る。重
合抑制剤の添加量は、不飽和ポリエステル樹脂100重
量部に対し、0.01〜1.0重量の範囲であり、好ま
しくは0.1〜0.8重量部とされる。0.01重量部
より少ない場合には、低圧圧縮成形時の成形流動性が低
下し、1.0重量部より多すぎると、圧縮成形時の硬化
速度が低下する。
【0044】不飽和ポリエステル樹脂 不飽和ポリエステル樹脂とは、不飽和二塩基酸とグリコ
ールと必要に応じて飽和二塩基酸とを重縮合せしめた不
飽和ポリエステルと、重合性単量体及び必要により添加
される低収縮化のための熱可塑性樹脂とを含む混合物で
ある。
ールと必要に応じて飽和二塩基酸とを重縮合せしめた不
飽和ポリエステルと、重合性単量体及び必要により添加
される低収縮化のための熱可塑性樹脂とを含む混合物で
ある。
【0045】上記不飽和二塩基酸としては、無機マレイ
ン酸、フマル酸、イタコン酸、シトラコン酸等が使用さ
れる。上記グリコールとしては、エチレングリコール、
ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロ
ピレングリコール、1,3−ブタンジオール、1,4−
ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ビスフェ
ノールA、水素添加ビスフェノールA、ビスフェノール
Aのエチレンオキサイド付加物、ネオペンチルグリコー
ル等が使用される。
ン酸、フマル酸、イタコン酸、シトラコン酸等が使用さ
れる。上記グリコールとしては、エチレングリコール、
ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロ
ピレングリコール、1,3−ブタンジオール、1,4−
ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ビスフェ
ノールA、水素添加ビスフェノールA、ビスフェノール
Aのエチレンオキサイド付加物、ネオペンチルグリコー
ル等が使用される。
【0046】また、上記飽和二塩基酸としては、無水フ
タル酸、オルソフタル酸、イソフタル酸、テレフタル
酸、アジピン酸、コハク酸、テトラクロロフタル酸、ヘ
ット酸等が使用される。
タル酸、オルソフタル酸、イソフタル酸、テレフタル
酸、アジピン酸、コハク酸、テトラクロロフタル酸、ヘ
ット酸等が使用される。
【0047】上記重合性単量体としては、スチレン、ジ
クロロスチレン、ビニルトルエン、酢酸ビニル、メタク
リル酸、メタクリル酸エステル、アクリル酸、アクリル
酸エステル、フタル酸ジアリル等が使用されるが、スチ
レンが好ましく使用される。
クロロスチレン、ビニルトルエン、酢酸ビニル、メタク
リル酸、メタクリル酸エステル、アクリル酸、アクリル
酸エステル、フタル酸ジアリル等が使用されるが、スチ
レンが好ましく使用される。
【0048】通常、不飽和ポリエステル樹脂に含まれる
重合性単量体の量は20〜60重量%である。また、低
収縮化のための熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリス
チレン、ポリ酢酸ビニル、ポリメチルメタクリレート、
ポリエチレン、ポリε−カプロラクトン、飽和ポリエス
テル、ポリ塩化ビニル、ポリブタジエン、ポリスチレン
−アクリル酸共重合体、ポリスチレン−ポリ酢酸ビニル
共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アクリロニ
トリル−スチレン共重合体等が使用される。
重合性単量体の量は20〜60重量%である。また、低
収縮化のための熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリス
チレン、ポリ酢酸ビニル、ポリメチルメタクリレート、
ポリエチレン、ポリε−カプロラクトン、飽和ポリエス
テル、ポリ塩化ビニル、ポリブタジエン、ポリスチレン
−アクリル酸共重合体、ポリスチレン−ポリ酢酸ビニル
共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アクリロニ
トリル−スチレン共重合体等が使用される。
【0049】強化繊維 本発明において、上記強化繊維としては、ガラス繊維、
炭素繊維、石綿繊維、ホイスカー、有機合成繊維、天然
繊維等を用いることができる。好ましくは、物性及び価
格面からガラス繊維が用いられる。
炭素繊維、石綿繊維、ホイスカー、有機合成繊維、天然
繊維等を用いることができる。好ましくは、物性及び価
格面からガラス繊維が用いられる。
【0050】一定長さまたは連続した繊維をそのまま使
用する場合の他、マット状やクロス状のものも用いるこ
とができる。例えば、ガラス繊維の場合、ストランドを
一定長さに切断してなるチョップドストランド、チョッ
プドストランドをバインダーで接合しマット状としたチ
ョップドストランドマットなどを用いることができる。
用する場合の他、マット状やクロス状のものも用いるこ
とができる。例えば、ガラス繊維の場合、ストランドを
一定長さに切断してなるチョップドストランド、チョッ
プドストランドをバインダーで接合しマット状としたチ
ョップドストランドマットなどを用いることができる。
【0051】一定長さの繊維長は、通常、1〜80mm
のものが使用され、1mmより短い場合には補強効果が
少なくなり、80mmより長いと、粘度が上昇して成形
性が悪くなることがある。また、不飽和ポリエステル樹
脂組成物中の繊維の方向性は、ランダムでもよく、一方
向に並べられていてもよく、X字状に並べられていても
よく、任意である。
のものが使用され、1mmより短い場合には補強効果が
少なくなり、80mmより長いと、粘度が上昇して成形
性が悪くなることがある。また、不飽和ポリエステル樹
脂組成物中の繊維の方向性は、ランダムでもよく、一方
向に並べられていてもよく、X字状に並べられていても
よく、任意である。
【0052】また、強化繊維の量は、強化繊維を含む不
飽和ポリエステル樹脂組成物全体に対し、2〜50重量
%の範囲、好ましくは3〜40重量%の範囲とされる。
2重量%より少ないと成形材料の取り扱い性が低下する
と共に、十分な補強効果を得ることができず、最終的に
得られる成形品に割れや曲がりを生じ易くなる。50重
量%よりも多くなると、成形材料の粘度が上昇し、成形
材料の流動性が低下することになる。
飽和ポリエステル樹脂組成物全体に対し、2〜50重量
%の範囲、好ましくは3〜40重量%の範囲とされる。
2重量%より少ないと成形材料の取り扱い性が低下する
と共に、十分な補強効果を得ることができず、最終的に
得られる成形品に割れや曲がりを生じ易くなる。50重
量%よりも多くなると、成形材料の粘度が上昇し、成形
材料の流動性が低下することになる。
【0053】その他の添加物 本発明にかかる不飽和ポリエステル樹脂組成物では、上
記不飽和ポリエステル樹脂、加熱流動化剤、硬化剤、重
合抑制剤及び強化繊維のほかに、任意成分として、無機
充填剤、離型剤、増粘剤などを配合してもよい。
記不飽和ポリエステル樹脂、加熱流動化剤、硬化剤、重
合抑制剤及び強化繊維のほかに、任意成分として、無機
充填剤、離型剤、増粘剤などを配合してもよい。
【0054】上記無機充填材としては、炭酸カルシウ
ム、水酸化アルミニウム、硫酸カルシウム、ガラス粉
末、タルク、マイカなどを使用することができる。な
お、2種以上の無機充填材を用いてもよく、その場合に
は、2種以上の無機充填材の合計が、上記配合割合を満
たすように用いられる。
ム、水酸化アルミニウム、硫酸カルシウム、ガラス粉
末、タルク、マイカなどを使用することができる。な
お、2種以上の無機充填材を用いてもよく、その場合に
は、2種以上の無機充填材の合計が、上記配合割合を満
たすように用いられる。
【0055】無機充填材の配合割合が高すぎると、成形
材料の粘度が大幅に上昇し、成形加工時の流動性が低下
するとともに、強化繊維に対する含浸性が低下し、成形
材料内部にエアーを混入し易くなり、結果として成形品
に巣が入り易くなる。また、無機充填材の配合割合が少
なすぎると成形前の材料の取扱い性が低下する。
材料の粘度が大幅に上昇し、成形加工時の流動性が低下
するとともに、強化繊維に対する含浸性が低下し、成形
材料内部にエアーを混入し易くなり、結果として成形品
に巣が入り易くなる。また、無機充填材の配合割合が少
なすぎると成形前の材料の取扱い性が低下する。
【0056】従って、無機充填材は、不飽和ポリエステ
ル樹脂100重量部に対し、50〜350重量部の範
囲、好ましくは60〜300重量部の範囲で重合され
る。さらに、上記無機充填剤としては、平均粒径が0.
1〜100μmのものが好ましく、より好ましくは、
0.5〜60μmのものが用いられる。0.1μmより
も粒径が小さくなると、不飽和ポリエステル樹脂組成物
の粘度が高くなり、強化繊維に十分含浸せず、成形材料
内部にエアーを混入し易くなり、得られた成形品におい
て巣が入り易くなる。他方、100μmより大きいと、
無機充填剤の表面積が小さくなり、成形材料の流動性が
低下することがある。上記離型剤としては、ステアリン
酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム等が使用される。
ル樹脂100重量部に対し、50〜350重量部の範
囲、好ましくは60〜300重量部の範囲で重合され
る。さらに、上記無機充填剤としては、平均粒径が0.
1〜100μmのものが好ましく、より好ましくは、
0.5〜60μmのものが用いられる。0.1μmより
も粒径が小さくなると、不飽和ポリエステル樹脂組成物
の粘度が高くなり、強化繊維に十分含浸せず、成形材料
内部にエアーを混入し易くなり、得られた成形品におい
て巣が入り易くなる。他方、100μmより大きいと、
無機充填剤の表面積が小さくなり、成形材料の流動性が
低下することがある。上記離型剤としては、ステアリン
酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム等が使用される。
【0057】不飽和ポリエステル樹脂成形材料の調製 請求項1に記載の不飽和ポリエステル樹脂組成物は、シ
ート状にもバルク状にも形成され得る。シート状成形材
料は、SMCまたはTMCと呼ばれ、公知の機械を用い
て形成される。例えば、ポリエチレンフィルムなどの離
型シート上に、ドクターブレードを用いて、均一な厚み
に不飽和ポリエステル樹脂組成物を塗布し、その面に強
化繊維を散布した後、同様にして作製された離型シート
に塗布された不飽和ポリエステル樹脂組成物で強化繊維
をサンドイッチし、ロールを用いて含浸させつつシート
状とすることができる。また、バルク状成形材料はBM
Cと呼ばれ、ニーダー等の混合機を用いて各成分を混合
することにより得ることができる。
ート状にもバルク状にも形成され得る。シート状成形材
料は、SMCまたはTMCと呼ばれ、公知の機械を用い
て形成される。例えば、ポリエチレンフィルムなどの離
型シート上に、ドクターブレードを用いて、均一な厚み
に不飽和ポリエステル樹脂組成物を塗布し、その面に強
化繊維を散布した後、同様にして作製された離型シート
に塗布された不飽和ポリエステル樹脂組成物で強化繊維
をサンドイッチし、ロールを用いて含浸させつつシート
状とすることができる。また、バルク状成形材料はBM
Cと呼ばれ、ニーダー等の混合機を用いて各成分を混合
することにより得ることができる。
【0058】請求項2に記載の発明に係る製造方法 請求項2に記載の発明に係る不飽和ポリエステル樹脂成
形体の製造方法は、上述した請求項1に記載の発明に係
る不飽和ポリエステル樹脂組成物を成形材料として用
い、圧縮成形する方法である。
形体の製造方法は、上述した請求項1に記載の発明に係
る不飽和ポリエステル樹脂組成物を成形材料として用
い、圧縮成形する方法である。
【0059】請求項2に記載の発明においては、上記不
飽和ポリエステル樹脂組成物は、成形温度60〜120
℃、好ましくは80〜100℃で、かつ成形圧力2〜3
0kg/cm2 、好ましくは5〜15kg/cm2 で圧
縮成形される。
飽和ポリエステル樹脂組成物は、成形温度60〜120
℃、好ましくは80〜100℃で、かつ成形圧力2〜3
0kg/cm2 、好ましくは5〜15kg/cm2 で圧
縮成形される。
【0060】成形温度が60℃より低いと、成形加工時
の成形材料の流動性が低下したり、成形時間が大幅に長
くなったりする。また、120℃より高い場合には、成
形剤の硬化時間が短くなり、成形材料が完全に充填され
た状態で成形体を得ることが困難となる。
の成形材料の流動性が低下したり、成形時間が大幅に長
くなったりする。また、120℃より高い場合には、成
形剤の硬化時間が短くなり、成形材料が完全に充填され
た状態で成形体を得ることが困難となる。
【0061】また、成形圧力が2kg/cm2 よりも低
くなると、成形材料の流動性が低下し、目的とする成形
品を得ることが困難となる。さらに、成形に際しボイド
を押し出したり、小さくしたりすることができなくな
り、成形品の表面性や物性が大きく低下する。他方、3
0kg/cm2 よりも高くなると、型内における成形材
料の流動速度が大きくなり、本発明の不飽和ポリエステ
ル樹脂組成物の有効性が損なわれ、かつ前述した設備投
資負担を低減することができなくなる。
くなると、成形材料の流動性が低下し、目的とする成形
品を得ることが困難となる。さらに、成形に際しボイド
を押し出したり、小さくしたりすることができなくな
り、成形品の表面性や物性が大きく低下する。他方、3
0kg/cm2 よりも高くなると、型内における成形材
料の流動速度が大きくなり、本発明の不飽和ポリエステ
ル樹脂組成物の有効性が損なわれ、かつ前述した設備投
資負担を低減することができなくなる。
【0062】請求項1に記載の発明の不飽和ポリエステ
ル樹脂組成物の好ましい例 請求項1に記載の発明に係る不飽和ポリエステル樹脂組
成物の好ましい例としては、不飽和ポリエステル樹脂1
00重量部に対し、融点50〜80℃の加熱流動化剤3
〜7重量部、10時間半減期温度40℃以上、80℃未
満の硬化剤4〜6重量部、重合抑制剤0.3重量部、並
びに平均粒径1〜3μmの無機充填材100〜150重
量部を混合した組成に、離型剤としてステアリン酸亜鉛
3〜6重量部混合し、SMCまたはBMC製造装置を用
いて強化繊維を組成物全体に対し20〜35重量%の範
囲となるように加えることにより調整し得る。
ル樹脂組成物の好ましい例 請求項1に記載の発明に係る不飽和ポリエステル樹脂組
成物の好ましい例としては、不飽和ポリエステル樹脂1
00重量部に対し、融点50〜80℃の加熱流動化剤3
〜7重量部、10時間半減期温度40℃以上、80℃未
満の硬化剤4〜6重量部、重合抑制剤0.3重量部、並
びに平均粒径1〜3μmの無機充填材100〜150重
量部を混合した組成に、離型剤としてステアリン酸亜鉛
3〜6重量部混合し、SMCまたはBMC製造装置を用
いて強化繊維を組成物全体に対し20〜35重量%の範
囲となるように加えることにより調整し得る。
【0063】より好ましい例としては、上記加熱流動化
剤として、上述した(a)〜(f)で示した少なくとも
1種の化合物を、不飽和ポリエステル樹脂100重量部
に対し5重量部加えた組成を挙げることができる。
剤として、上述した(a)〜(f)で示した少なくとも
1種の化合物を、不飽和ポリエステル樹脂100重量部
に対し5重量部加えた組成を挙げることができる。
【0064】請求項2に記載の発明の好ましい例 請求項2に記載の発明の製造方法の好ましい例として
は、上記請求項1に記載の発明に係る不飽和ポリエステ
ル樹脂組成物の好ましい例からなる成形材料を用い、8
0〜100℃の成形温度で、5〜15kg/cm2 の圧
力で圧縮成形する方法を挙げることができる。
は、上記請求項1に記載の発明に係る不飽和ポリエステ
ル樹脂組成物の好ましい例からなる成形材料を用い、8
0〜100℃の成形温度で、5〜15kg/cm2 の圧
力で圧縮成形する方法を挙げることができる。
【0065】作用 請求項1に記載の発明に係る不飽和ポリエステル樹脂組
成物では、上記のように安定化作用の大きい特定の重合
抑制剤と上記特定の硬化剤とを上記特定の割合で配合し
ているため、低温低圧下における成形性が高められるだ
けでなく、成形材料の保存安定性が高められる。
成物では、上記のように安定化作用の大きい特定の重合
抑制剤と上記特定の硬化剤とを上記特定の割合で配合し
ているため、低温低圧下における成形性が高められるだ
けでなく、成形材料の保存安定性が高められる。
【0066】また、10時間半減期温度40℃以上、8
0℃未満の硬化剤と融点40〜150℃の上記加熱流動
化剤と併用しているため、加熱圧縮成形時に、低圧下で
成形材料のゲル化が始まったとしても、上記加熱流動化
剤の融解により、成形材料の粘度上昇が遅らされる。す
なわち、見かけのゲルタイムが長くなることにより、他
方、硬化は既に進行しているので、見かけ上は、低圧成
形に必要な十分な長さのゲルタイムを保持しつつ硬化が
急速に進行する。従って、低圧成形下において、成形材
料の流動性が維持された状態で硬化が急速に進行するこ
とになる。
0℃未満の硬化剤と融点40〜150℃の上記加熱流動
化剤と併用しているため、加熱圧縮成形時に、低圧下で
成形材料のゲル化が始まったとしても、上記加熱流動化
剤の融解により、成形材料の粘度上昇が遅らされる。す
なわち、見かけのゲルタイムが長くなることにより、他
方、硬化は既に進行しているので、見かけ上は、低圧成
形に必要な十分な長さのゲルタイムを保持しつつ硬化が
急速に進行する。従って、低圧成形下において、成形材
料の流動性が維持された状態で硬化が急速に進行するこ
とになる。
【0067】
【実施例】以下、本発明の非限定的な実施例及び比較例
を挙げることにより、本発明を明らかにする。
を挙げることにより、本発明を明らかにする。
【0068】(実施例1)フマル酸、イソフタル酸及び
プロピレングリコールからなる不飽和ポリエステルと、
ポリスチレンと、スチレン単量体に溶解してなる不飽和
ポリエステル樹脂液(樹脂分として100重量部)に、
加熱流動化剤としてセチルアルコール(融点45℃)5
重量部と、硬化剤としてターシャリーアミルパーオキシ
−2−エチルヘキサノエート(10時間半減期温度70
℃)5重量部と、重合抑制剤としてパラベンゾキノン
0.2重量部と、ステアリン酸亜鉛5重量部と、平均粒
径2μmの炭酸カルシウム140重量部と、増粘剤とし
て酸化マグネシウム(武田薬品社製、MgOペースト)
0.5重量部とを混合してなる組成物を用意し、この組
成物を25.4mmの長さのガラスチョップドストラン
ドに含浸し、ポリエチレンフィルムで被覆し、40℃の
温度で24時間熟成し、ガラス繊維含有割合28重量%
のSMCとした。
プロピレングリコールからなる不飽和ポリエステルと、
ポリスチレンと、スチレン単量体に溶解してなる不飽和
ポリエステル樹脂液(樹脂分として100重量部)に、
加熱流動化剤としてセチルアルコール(融点45℃)5
重量部と、硬化剤としてターシャリーアミルパーオキシ
−2−エチルヘキサノエート(10時間半減期温度70
℃)5重量部と、重合抑制剤としてパラベンゾキノン
0.2重量部と、ステアリン酸亜鉛5重量部と、平均粒
径2μmの炭酸カルシウム140重量部と、増粘剤とし
て酸化マグネシウム(武田薬品社製、MgOペースト)
0.5重量部とを混合してなる組成物を用意し、この組
成物を25.4mmの長さのガラスチョップドストラン
ドに含浸し、ポリエチレンフィルムで被覆し、40℃の
温度で24時間熟成し、ガラス繊維含有割合28重量%
のSMCとした。
【0069】上記SMCを用い、600×300×30
0mm及び肉厚4mmのミニバス型の成形品を得るため
の金型の底面に、上記SMC0.4kgを250×20
0mmの領域にチャージし、コア側の金型の温度を90
℃、キャビティー側の金型の温度を90℃とし、10k
g/cm2 の圧力で、製品肉厚1mmあたり50秒保圧
して圧縮成形し、ミニバス形状の成形品を得た。
0mm及び肉厚4mmのミニバス型の成形品を得るため
の金型の底面に、上記SMC0.4kgを250×20
0mmの領域にチャージし、コア側の金型の温度を90
℃、キャビティー側の金型の温度を90℃とし、10k
g/cm2 の圧力で、製品肉厚1mmあたり50秒保圧
して圧縮成形し、ミニバス形状の成形品を得た。
【0070】上記のようにして得た成形品において、S
MCが成形品形状となるように十分に充填されていたか
否かを目視により観察し、成形流動性を評価した。下記
の表1においては、それぞれ、○、×及び未硬化で結果
を示す。 ○ :成形材料が完全に充填された成形品が得られてい
た。 × :充填不足で、所望とする形状の成形品が得られな
かった。 未硬化:SMCが十分硬化せず、成形体を維持できなか
った。
MCが成形品形状となるように十分に充填されていたか
否かを目視により観察し、成形流動性を評価した。下記
の表1においては、それぞれ、○、×及び未硬化で結果
を示す。 ○ :成形材料が完全に充填された成形品が得られてい
た。 × :充填不足で、所望とする形状の成形品が得られな
かった。 未硬化:SMCが十分硬化せず、成形体を維持できなか
った。
【0071】また、上記のようにして得られた成形品に
おける残存スチレンモノマー量を測定し、成形前のSM
Cに存在しているスチレンモノマーの量のうち、硬化に
使用されたスチレンモノマーの割合(重量%)を求め、
硬化度の指標とした。結果を下記の表1に示す。
おける残存スチレンモノマー量を測定し、成形前のSM
Cに存在しているスチレンモノマーの量のうち、硬化に
使用されたスチレンモノマーの割合(重量%)を求め、
硬化度の指標とした。結果を下記の表1に示す。
【0072】さらに、上記SMCを30℃、相対湿度6
0%の雰囲気で480時間放置した後、硬化の有無を観
察することにより保存安定性を評価した。下記の表1に
結果を示す。なお、表1では、硬化していない場合につ
いては○印を、硬化していた場合には×印を付した。
0%の雰囲気で480時間放置した後、硬化の有無を観
察することにより保存安定性を評価した。下記の表1に
結果を示す。なお、表1では、硬化していない場合につ
いては○印を、硬化していた場合には×印を付した。
【0073】(実施例2)表1に示すように、重合抑制
剤としてハイドロキノンを用いたことを除いては、実施
例1と同様にしてSMCを得、実施例1と同様にして評
価した。結果を下記の表1に示す。
剤としてハイドロキノンを用いたことを除いては、実施
例1と同様にしてSMCを得、実施例1と同様にして評
価した。結果を下記の表1に示す。
【0074】(実施例3)重合抑制剤としてメチルパラ
ベンゾキノン0.25重量部を用いたことを除いては、
実施例1と同様にしてSMCを得、実施例1と同様にし
て評価した。結果を下記の表1に示す。
ベンゾキノン0.25重量部を用いたことを除いては、
実施例1と同様にしてSMCを得、実施例1と同様にし
て評価した。結果を下記の表1に示す。
【0075】(実施例4)重合抑制剤としてメチルハイ
ドロキノン0.25重量部を用いたことを除いては、実
施例1と同様にしてSMCを得、実施例1と同様にして
評価した。結果を下記の表1に示す。
ドロキノン0.25重量部を用いたことを除いては、実
施例1と同様にしてSMCを得、実施例1と同様にして
評価した。結果を下記の表1に示す。
【0076】(実施例5)重合抑制剤としてチオジフェ
ニルアミン0.3重量部を用いたことを除いては、実施
例1と同様にしてSMCを作製し、実施例1と同様にし
て評価した。結果を下記の表1に示す。
ニルアミン0.3重量部を用いたことを除いては、実施
例1と同様にしてSMCを作製し、実施例1と同様にし
て評価した。結果を下記の表1に示す。
【0077】(比較例1)加熱流動化剤としてのセチル
アルコールの配合割合を0.05重量部に変更したこと
を除いては、実施例1と同様にしてSMCを得、かつ実
施例1と同様にして評価した。結果を下記の表2に示
す。
アルコールの配合割合を0.05重量部に変更したこと
を除いては、実施例1と同様にしてSMCを得、かつ実
施例1と同様にして評価した。結果を下記の表2に示
す。
【0078】(比較例2)硬化剤としてイソブチリルパ
ーオキサイド(10時間半減期温度33℃)1重量部を
用いたことを除いては、実施例1と同様にしてSMCを
作製し、評価した。結果を下記の表2に示す。
ーオキサイド(10時間半減期温度33℃)1重量部を
用いたことを除いては、実施例1と同様にしてSMCを
作製し、評価した。結果を下記の表2に示す。
【0079】(比較例3)硬化剤としてシクロヘキサン
パーオキサイド(10時間半減期温度90℃)3重量部
を用いたことを除いては、実施例1と同様にしてSMC
を得、評価した。結果を下記の表2に示す。
パーオキサイド(10時間半減期温度90℃)3重量部
を用いたことを除いては、実施例1と同様にしてSMC
を得、評価した。結果を下記の表2に示す。
【0080】(比較例4)実施例1で作製したSMCを
用い、コア側及びキャビティー側の金型温度を何れも6
0℃としたことを除いては、実施例1と同様にして成形
し、評価した。結果を下記の表2に示す。
用い、コア側及びキャビティー側の金型温度を何れも6
0℃としたことを除いては、実施例1と同様にして成形
し、評価した。結果を下記の表2に示す。
【0081】(比較例5)実施例1で得たSMCを用
い、コア側及びキャビティー側の金型温度を何れも12
5℃としたことを除いては、実施例1と同様にして成形
し、評価した。結果を下記の表2に示す。
い、コア側及びキャビティー側の金型温度を何れも12
5℃としたことを除いては、実施例1と同様にして成形
し、評価した。結果を下記の表2に示す。
【0082】(比較例6)成形に際しての成形圧力を1
kg/cm2 としたことを除いては、実施例1と同様に
して成形し、得られた成形品を評価した。結果を下記の
表3に示す。
kg/cm2 としたことを除いては、実施例1と同様に
して成形し、得られた成形品を評価した。結果を下記の
表3に示す。
【0083】(比較例7)実施例1で用いた不飽和ポリ
エステル樹脂液(樹脂分として100重量部)に対し、
微粉末シリカ0.5重量部、硬化剤としてターシャリー
アミルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート1.5重
量部、重合抑制剤としてジターシャリーヒドロキシトル
エン0.05重量部、ステアリン酸亜鉛6.0重量部、
充填剤として平均粒径2μmの水酸化アルミニウム粉末
120重量部、増粘剤として酸化マグネシウム(武田薬
品社製、商品名:MgOペースト)0.4重量部を混合
してなる組成物を用い、該組成物を実施例1と同様にし
てガラスドチョップドストランドに含浸し、SMCを
得、実施例1と同様にして評価した。結果を下記の表3
に示す。
エステル樹脂液(樹脂分として100重量部)に対し、
微粉末シリカ0.5重量部、硬化剤としてターシャリー
アミルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート1.5重
量部、重合抑制剤としてジターシャリーヒドロキシトル
エン0.05重量部、ステアリン酸亜鉛6.0重量部、
充填剤として平均粒径2μmの水酸化アルミニウム粉末
120重量部、増粘剤として酸化マグネシウム(武田薬
品社製、商品名:MgOペースト)0.4重量部を混合
してなる組成物を用い、該組成物を実施例1と同様にし
てガラスドチョップドストランドに含浸し、SMCを
得、実施例1と同様にして評価した。結果を下記の表3
に示す。
【0084】(比較例8)ターシャリーアミルパーオキ
シ2−エチルヘキサノエートの配合割合を3重量部に変
更したこと、並びに重合抑制剤としてのパラベンゾキノ
ンの配合割合を0.001重量部としたことを除いて
は、実施例1と同様にしてSMCを得、評価した。結果
を下記の表3に示す。
シ2−エチルヘキサノエートの配合割合を3重量部に変
更したこと、並びに重合抑制剤としてのパラベンゾキノ
ンの配合割合を0.001重量部としたことを除いて
は、実施例1と同様にしてSMCを得、評価した。結果
を下記の表3に示す。
【0085】(比較例9)硬化剤としてのターシャシリ
ーアミルパーオキシ2−エチルヘキサノエートの配合割
合を3重量部とし、かつ重合抑制剤としてのパラベンゾ
キノンの配合割合を1.2重量部に変更したことを除い
ては、実施例1と同様にしてSMCを得、評価した。結
果を下記の表3に示す。
ーアミルパーオキシ2−エチルヘキサノエートの配合割
合を3重量部とし、かつ重合抑制剤としてのパラベンゾ
キノンの配合割合を1.2重量部に変更したことを除い
ては、実施例1と同様にしてSMCを得、評価した。結
果を下記の表3に示す。
【0086】
【表1】
【0087】
【表2】
【0088】
【表3】
【0089】比較例1では、セチルアルコールの配合割
合が0.05重量部と少なかったためか、成形時の流動
性が不十分であり、所望形状の成型品が得られなかっ
た。比較例2では、硬化剤として10時間半減期温度が
33℃のイソブチリルパーオキサイドを用いたためか、
成形時の流動性が十分でないだけでなく、成形材料の保
存安定性も低下し、保存中に硬化してしまっていた。
合が0.05重量部と少なかったためか、成形時の流動
性が不十分であり、所望形状の成型品が得られなかっ
た。比較例2では、硬化剤として10時間半減期温度が
33℃のイソブチリルパーオキサイドを用いたためか、
成形時の流動性が十分でないだけでなく、成形材料の保
存安定性も低下し、保存中に硬化してしまっていた。
【0090】比較例3では、硬化剤として10時間半減
期温度が90℃のシクロヘキサンパーオキサイドを用い
たためか、成形を行っても硬化しなかった。比較例4で
は、成形に際しての金型温度を60℃としたためか、成
形材料が硬化せず、成形品を得ることができなかった。
期温度が90℃のシクロヘキサンパーオキサイドを用い
たためか、成形を行っても硬化しなかった。比較例4で
は、成形に際しての金型温度を60℃としたためか、成
形材料が硬化せず、成形品を得ることができなかった。
【0091】比較例5では、成形温度を125℃に設定
したため、成形材料の流動性が十分でないため、充填不
良であった。比較例6では、成形圧力を1kg/cm2
としたため、成形材料が十分に流動しなかった。
したため、成形材料の流動性が十分でないため、充填不
良であった。比較例6では、成形圧力を1kg/cm2
としたため、成形材料が十分に流動しなかった。
【0092】比較例7では、先行技術に記載の方法に従
った成形材料を用い、成形温度を90℃として10kg
/cm2 の圧力で成形を試みたが、成形材料が硬化しな
かった。
った成形材料を用い、成形温度を90℃として10kg
/cm2 の圧力で成形を試みたが、成形材料が硬化しな
かった。
【0093】比較例8では、重合抑制剤としてのパラベ
ンゾキノンの配合割合を0.001重量部と少なくし、
かつ硬化剤としてのターシャリーアミルパーオキシ−2
−エチルヘキサノエートの配合割合を3重量部としたた
かめ、成形時の流動性が十分でなく、かつ保存安定性も
不十分であった。
ンゾキノンの配合割合を0.001重量部と少なくし、
かつ硬化剤としてのターシャリーアミルパーオキシ−2
−エチルヘキサノエートの配合割合を3重量部としたた
かめ、成形時の流動性が十分でなく、かつ保存安定性も
不十分であった。
【0094】比較例9では、重合抑制剤としてのパラベ
ンゾキノンの配合割合が1.2重量部と多すぎたため
か、成形材料が圧縮成形時に硬化しなかった。これに対
して、実施例1〜5では、本発明に従って、上記加熱流
動化剤、硬化剤及び重合抑制剤が配合されていたため
か、成形温度90℃、成形圧力を10kg/cm2 と、
比較的低温低圧で圧縮成形したとしても、成形材料の圧
縮成形時の流動性が優れており、十分な硬化度の成形体
を得ることができた。また、成形材料の保存安定性も高
められていることがわかる。
ンゾキノンの配合割合が1.2重量部と多すぎたため
か、成形材料が圧縮成形時に硬化しなかった。これに対
して、実施例1〜5では、本発明に従って、上記加熱流
動化剤、硬化剤及び重合抑制剤が配合されていたため
か、成形温度90℃、成形圧力を10kg/cm2 と、
比較的低温低圧で圧縮成形したとしても、成形材料の圧
縮成形時の流動性が優れており、十分な硬化度の成形体
を得ることができた。また、成形材料の保存安定性も高
められていることがわかる。
【0095】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明に
かかる不飽和ポリエステル樹脂組成物を用いれば、上記
融点40〜150℃の加熱流動化剤を0.1〜20重量
部の割合で配合しているため、成形材料の金型内おける
流動性が高められ、かつ10時間半減期温度40℃以
上、80℃未満の硬化剤を3.0〜15重量部及び特定
の重合抑制剤を0.01〜1.0重量部配合しているた
め、前者による硬化速度向上効果と、後者による成形材
料の保存安定性向上効果が良好にバランスされている。
かかる不飽和ポリエステル樹脂組成物を用いれば、上記
融点40〜150℃の加熱流動化剤を0.1〜20重量
部の割合で配合しているため、成形材料の金型内おける
流動性が高められ、かつ10時間半減期温度40℃以
上、80℃未満の硬化剤を3.0〜15重量部及び特定
の重合抑制剤を0.01〜1.0重量部配合しているた
め、前者による硬化速度向上効果と、後者による成形材
料の保存安定性向上効果が良好にバランスされている。
【0096】従って、成形材料の貯蔵安定性が高められ
るだけでなく、低圧で圧縮成形したとしても、成形材料
の流動性を確保しつつ、硬化速度を高めることができ
る。よって、成形サイクルを長くすることなく、所望の
成形体を得ることが可能となり、不飽和ポリエステル樹
脂成形体のコストを大幅に低減することが可能となる。
るだけでなく、低圧で圧縮成形したとしても、成形材料
の流動性を確保しつつ、硬化速度を高めることができ
る。よって、成形サイクルを長くすることなく、所望の
成形体を得ることが可能となり、不飽和ポリエステル樹
脂成形体のコストを大幅に低減することが可能となる。
【0097】請求項2に記載の発明では、上記請求項1
に記載の発明にかかる不飽和ポリエステル樹脂組成物を
用い、得られた成形材料を成形温度60〜120℃、成
形圧力2〜30kg/cm2 の低温・低圧下で圧縮成形
することができ、かつ成形サイクルを長くすることなく
成形品を得ることが可能となる。
に記載の発明にかかる不飽和ポリエステル樹脂組成物を
用い、得られた成形材料を成形温度60〜120℃、成
形圧力2〜30kg/cm2 の低温・低圧下で圧縮成形
することができ、かつ成形サイクルを長くすることなく
成形品を得ることが可能となる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08K 5/08 C08K 5/08 5/09 5/09 5/10 5/10 5/14 5/14 5/20 5/20 5/43 5/43 7/02 7/02 // B29K 67:00
Claims (2)
- 【請求項1】 不飽和ポリエステル樹脂100重量部、 融点40〜150℃の加熱流動化剤0.1〜20重量
部、 10時間半減期温度が40℃以上、80℃未満である硬
化剤3.0〜15重量部、並びに パラベンゾキノン、
ハイドロキノン、メチルパラベンゾキノン、メチルハイ
ドロキノン及びチオジフェニルアミンからなる群から選
択した少なくとも1種の重合抑制剤0.01〜1.0重
量部を含む組成物に強化繊維を加え、前記強化繊維含有
量を2〜50重量%としたことを特徴とする不飽和ポリ
エステル樹脂組成物。 - 【請求項2】 請求項1に記載の不飽和ポリエステル樹
脂組成物を熟成してなる成形材料を得、得られた成形材
料を用い、成形温度60〜120℃、成形圧力2〜30
kg/cm2 で圧縮成形することを特徴とする不飽和ポ
リエステル樹脂成形体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34616896A JPH10182958A (ja) | 1996-12-25 | 1996-12-25 | 不飽和ポリエステル樹脂組成物及び不飽和ポリエステル樹脂成形体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34616896A JPH10182958A (ja) | 1996-12-25 | 1996-12-25 | 不飽和ポリエステル樹脂組成物及び不飽和ポリエステル樹脂成形体の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10182958A true JPH10182958A (ja) | 1998-07-07 |
Family
ID=18381580
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34616896A Pending JPH10182958A (ja) | 1996-12-25 | 1996-12-25 | 不飽和ポリエステル樹脂組成物及び不飽和ポリエステル樹脂成形体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10182958A (ja) |
-
1996
- 1996-12-25 JP JP34616896A patent/JPH10182958A/ja active Pending
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