JPH10182879A - エラストマー組成物及び成形品 - Google Patents

エラストマー組成物及び成形品

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JPH10182879A
JPH10182879A JP34626696A JP34626696A JPH10182879A JP H10182879 A JPH10182879 A JP H10182879A JP 34626696 A JP34626696 A JP 34626696A JP 34626696 A JP34626696 A JP 34626696A JP H10182879 A JPH10182879 A JP H10182879A
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JP
Japan
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rubber
molding
polyethylene
catalyst
elastomer composition
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Application number
JP34626696A
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English (en)
Inventor
Atsushi Sugizaki
敦 杉崎
Motoyoshi Tsujimoto
素芳 辻本
Takeshi Iwasa
毅 岩佐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Bakelite Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Bakelite Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 良好な成形加工性を有すると共に、後架橋に
より、広い温度範囲にわたって加硫ゴム並のゴム弾性及
び耐油性を備えた新規な成形エラストマーを得る。 【解決手段】 (a)エチレン−α・オレフィン−非共
役ジエン共重合体ゴム、(b)分子内にSiH基を2つ
以上有するシリコン系架橋剤、(c)ハイドロシリル化
触媒、(d)加水分解性シラン基を有するポリエチレン
及び(e)プロセスオイルからなる混合物を動的に熱処
理して得られた水硬化性のエラストマー組成物である。
また、このエラストマー組成物を成形した後、好ましく
はシラノール触媒の存在下に水分と接触を行い、加水分
解性シラン基を有するポリエチレンを架橋させてなるエ
ラストマー組成物である。本発明のエラストマー組成物
は、高温時のゴム弾性及び耐油性に優れると共に優れた
成形性を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、後架橋可能な水硬
化性エラストマー組成物に関するものである。本発明の
水硬化性エラストマーは良好な成形加工性を有すると共
に、後架橋により、広い温度範囲にわたって加硫ゴム並
のゴム弾性及び耐油性を備えた成形エラストマーを与え
る。
【0002】
【従来の技術】近年、ゴム的な弾性を有しており加硫を
必要とせず、しかも熱可塑性樹脂と同様の優れた成形加
工性を備えたエラストマーとして、熱可塑性エラストマ
ーが自動車部品、家電部品、電線被覆材、医療部品、雑
貨、履物等の分野に用いられている。このような熱可塑
性エラストマーとして特開昭61−34050号公報等
には、共重合体鎖中にビニル芳香族化合物ブロック(ハ
ードセグメント)及び共役ジエン化合物ブロック(ソフト
セグメント)を交互に含有する熱可塑性エラストマーが
挙げられている。この熱可塑性エラストマーは、各セグ
メントの割合を適宜変えることにより柔軟性に富むもの
から剛性のあるものまで各種の規格の製品を製造するこ
とができる。しかしながら、ソフトセグメントを多量に
含む熱可塑性エラストマー組成物は、引張強度が小さ
く、耐熱性、流動性、耐油性が低いため、幅広い用途に
用いることはできない。
【0003】また、特公昭53−21021号公報に
は、モノオレフィン共重合体ゴム及びポリオレフィン樹
脂に対してゴムの架橋助剤として有機過酸化物を用いて
溶融混練を行い部分架橋を行った組成物が記載されてい
る。このような熱可塑性エラストマーは、モノオレフィ
ン共重合体ゴムが部分架橋であるため、耐油性及び高温
下における形状回復性等が不充分であり幅広い用途に用
いることはできない。また、架橋に用いる有機過酸化物
より生ずるラジカルによりポリマー鎖の切断が起こり機
械的強度の低下を招く傾向がある。
【0004】さらに、特公昭58−46138号公報に
は、このような欠点を解消するため、熱反応性アルキル
フェノール樹脂を架橋剤として用い、モノオレフィン共
重合体ゴムのみを優先的に架橋することが記載されてい
る。すなわち、ここには熱可塑性樹脂中でEPDMゴム
を選択的にフェノール系加硫剤で架橋させた熱可塑性エ
ラストマーが記載されている。かかる製法により得られ
る熱可塑性エラストマーは、ゴム成分が完全に架橋され
ているため、高温下の形状回復性が向上しているが、耐
候性や耐油性が不充分である。
【0005】また、米国特許第4803244号には、
オルガノシロキサン化合物を用いてモノオレフィン共重
合体からなるゴム成分の架橋を行った熱可塑性エラスト
マーが記載されている。しかしながら、ここに記載され
た熱可塑性エラストマーは、耐候性は向上するが耐油性
は不充分である。また、特開平1−236250号公報
には、ポリエチレンなどに加水分解性シランをグラフト
した熱可塑性ポリマーをマトリックスとして用い、これ
にイオウなどシラングラフトポリマーを架橋させない加
硫剤により架橋されたゴム粒子を分散させたエラストマ
ー組成物が記載されている。この文献にはイオウやイソ
シアネート等を用いた架橋の記載があるにすぎず、かか
る技術では高温、高速の架橋ができず、イオウのブリー
ドの恐れがあるなど得られた製品の用途が限定される。
また、かかる技術で作られたエラストマー組成物は、耐
油性は上昇するが、圧縮回復率が不十分である。
【0006】さらに、特開平1−217053号公報に
も同様に、加水分解性シラン基を有するポリオレフィン
樹脂及び他のポリオレフィン樹脂からなるマトリックス
と、ゴムの分散相とからなるエラストマー組成物が記載
されている。しかしながら、ゴム相はフェノール架橋が
なされておりSiH架橋についての記載はない。また、
ここに記載された熱可塑性エラストマーは、耐候性が不
十分である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、加硫ゴムと
同等のゴム弾性と共に、優れた成形加工性と優れた耐油
性を有し、しかも種々の用途に用いた場合の安全性が高
く、またベースポリマーを劣化させることがないなど、
性能についての長期の信頼性に優れたエラストマー組成
物を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは熱可塑性エ
ラストマー組成物の連続相及び分散ゴム相の架橋方法に
ついて種々の検討を行ってきた。その結果、後架橋可能
な加水分解性シラン基を有するポリエチレンを連続相と
し、これに特定の架橋剤により架橋したゴム成分を高分
散し、さらにシラノール縮合触媒を配合した水硬化性エ
ラストマー組成物は、成形後、水分により連続相が架橋
して優れた特性を有するとの知見を得て本発明を完成す
るに至った。本発明は: (a)エチレン−α・オレフィン−非共役ジエン共重合
体ゴム、(b)分子内にSiH基を2つ以上有するシリ
コン系の架橋剤、(c)ハイドロシリル化触媒、(d)
加水分解性シラン基を有するポリエチレン、及び(e)
プロセスオイルからなる混合物を動的に熱処理して得ら
れた水硬化性のエラストマー組成物及び成形品を提供す
るものである。
【0009】本発明において、好ましくは、エチレン−
α・オレフィン−非共役ジエン共重合体ゴム(a)が、エ
チレン−プロピレン−エチリデンノルボルネン共重合体
ゴムであり、分子内にSiH基を2つ以上有するシリコ
ン系架橋剤(b)が、オルガノハイドロジェンシロキサン
であり、加水分解性シラン基を有するポリエチレン(d)
が、ポリエチレンに対して有機不飽和シラン及び遊離ラ
ジカル発生剤を反応させて得られたものであり、さら
に、プロセスオイル(e)がパラフィン系オイルである
混合物を動的に熱処理して得られた水硬化性のエラスト
マー組成物及び成形品を提供するものである。
【0010】また、本発明は前記の水硬化性エラストマ
ー組成物を成形した後、好ましくはシラノール触媒の存
在下に水分と接触させて加水分解性シラン基を有するポ
リエチレンを架橋させたエラストマー組成物及びその製
造法を提供するものである。本発明のエラストマー組成
物を製造するには、特にエチレン−α・オレフィン−非
共役ジエン共重合体ゴム100重量部に対して、プロセ
スオイルを0.05〜150重量部、加水分解性シラン
基を有するポリエチレン10〜120重量部、架橋剤3
〜7重量部、ハイドロシリル化触媒(架橋触媒)0.0
01〜5重量部を混合し、動的に熱処理した後、シラノ
ール縮合触媒0.001〜3重量部を加えて溶融混練
し、水分と接触させ加水分解性シラン基を有するポリエ
チレンを架橋するのが好ましい。
【0011】本発明にて得られた架橋されたエラストマ
ー組成物は: (i)シラノール基の脱水縮合により架橋された加水分
解性シラン基を有するポリエチレンからなるマトリック
ス、及び(ii)該マトリックス中に分散され、かつ架橋
されたエチレン−α・オレフィン−非共役ジエン共重合
体ゴムの分散相を含む構造を有するものと考えられる。
【0012】
【発明の実施の形態】分散相 (a)ゴム成分 本発明で用いられるゴム成分は、エチレン−α・オレフ
ィン−非共役ジエン共重合体ゴムである。α・オレフィ
ンは炭素数3〜15のものが好ましい。具体的なα・オ
レフィンとしては、プロピレン、ブテン−1、ペンテン
−1、オクテン−1、4−メチルペンテン−1、4−メ
チルヘキセン−1、4,4−ジメチルペンテン−1、ノ
ネン−1、デセン−1、ウンデセン−1、ドデセン−
1、1−トリデセン、1−テトラデセン、1−ペンタデ
センなどが好ましい。これらの内でも、プロピレンは、
その入手が容易であること、得られるエラストマー組成
物の耐衝撃性に優れることなどから特に好ましい。
【0013】非共役ジエンとしては、ジシクロペンタジ
エン(DCPD)、5−(2−メチル−2−ブテニル)−2
−ノルボルネン(MBN)、5−メチレン−2−ノルボル
ネン(MNB)、5−エチリデン−2−ノルボルネン(E
NB)、メチルテトラヒドロインデン(MTHI)、及び
1,4−ヘキサジエン(HD)などを用いることが好まし
い。これらの中で入手の容易さから、DCPD、EN
B、HDが好ましく、とりわけジエンをより多く導入す
ることのできるENBが好ましい。したがって、本発明
で用いられるエチレン−α・オレフィン−非共役ジエン
共重合体ゴムとしては、エチレン−プロピレン−エチリ
デンノルボルネン共重合体ゴムが最も好ましい。
【0014】かかる共重合体ゴムのエチレン/α・オレ
フィン比は、好ましいゴム弾性を得るため、重量比で5
0/50〜90/10、さらに好ましくは60/40〜
80/20である。本発明にて用いられるゴムのムーニ
粘度[ML1+4(125℃)]は10〜120、好ましく
は40〜100である。ゴムのムーニ粘度が10未満で
あると、架橋ゴム中の自由末端鎖の割合が多くなり、圧
縮永久歪みが大きくなる傾向がある。一方、ムーニ粘度
が120を超えると成形加工性が著しく低下し好ましく
ない。なお、このようなゴム成分には、パラフィン系オ
イルを予め溶融混練(油添)し、見掛けのムーニ粘度を1
20以下に調整したものが市販されており、これを用い
ることもできる。また、ゴムのヨウ素価は反応性の指標
であって値が大きいほど高活性を意味するが、本発明で
用いられるゴムでは10〜30、特に15〜30の高活
性のゴムが好ましい。
【0015】(b)ゴム架橋剤及び(c)ゴム架橋触媒 次に本発明で用いられる、分子内にSiH基を2つ以上
有するシリコン系架橋剤(ゴム架橋剤)及びハイドロシリ
ル化触媒(ゴム架橋触媒)は、ゴム成分を架橋しゴム弾性
を発現させるために添加する。架橋触媒は、ゴム架橋剤
が架橋反応を起こすために用いられる触媒、あるいは架
橋反応を助ける架橋助剤である。架橋触媒を用いること
により、実用的な速度で架橋反応が進行する。分子内に
SiH基を2つ以上有するシリコン系架橋剤による架橋
とは、SiH基による、ゴム成分中の不飽和炭化水素へ
の選択的な付加反応(ハイドロシリル化)を用いたもので
ある。ここで用いられる架橋剤は、2分子以上のゴムに
対して付加するため、架橋剤1分子中に2つ以上のSi
H基を有する必要がある。
【0016】このようなシリコン系架橋剤の好ましい例
としては、下記の環状オルガノハイドロジェンシロキサ
ン(I)、線状オルガノハイドロジェンシロキサン(II)及
び四面体オルガノハイドロジェンシロキサン(III)など
のオルガノシロキサン構造を有する化合物及びこれらよ
り誘導された化合物が挙げられる。ゴムの架橋密度を上
げるにはシリコン系架橋剤のSiH基が多いほど好まし
い。これらシリコン系架橋剤のうちでも分子内に5個以
上のSiH基を有する線状ポリオルガノハイドロジェン
シロキサン(II)が好ましく、より好ましくは10個以
上であり、15個以上のものが最も好ましい。さらに、
好ましい架橋剤としては、下記のII−、II−のよう
なSiH基を含有するユニットのみで構成されている線
状オルガノハイドロジェンシロキサンが挙げられる。
【0017】
【化1】
【0018】
【化2】
【0019】
【化3】
【0020】[式中、R(R’)はそれぞれ独立に炭素
数1から24のアルキル基及びアルコキシル基;フェニ
ル基、アリール基並びにアリールオキシ基の中から選ば
れた1種または2種以上の置換基であり、好ましくはメ
チル基である。nは2から100、好ましくは5から8
0、mは1から100、sは0から2の整数である。各
々の置換基のRは同じものであっても異なっていてもよ
い。]
【0021】エラストマーの製造にあたり、前記ゴム架
橋剤の配合量は、ゴム成分100重量部に対して3〜7
重量部である。架橋剤の配合量がこれより少ないと、充
分な架橋が得られずエラストマーのゴム特性が充分でな
い場合がある。一方、架橋剤の配合量がこれより多くて
もその効果は殆ど増加せず架橋剤のブリードが生ずる場
合がある。つぎに、ハイドロシリル化触媒(ゴム架橋触
媒)は、前記のゴム架橋剤によるハイドロシリル化反応
を促進する触媒であり、代表的な触媒としては、パラジ
ウム、ロジウム、白金などの第VIII族遷移金属、または
これらの化合物、錯体などが挙げられる。具体的にはジ
クロロビス(アセトニトリル)パラジウム(II)、クロロト
リス(トリフェニルホスフィン)ロジウム(I)、塩化白金
酸等が挙げられる。この中では塩化白金酸や白金のビニ
ルシロキサン錯体(カールステッド触媒)のような白金系
触媒を用いることが好ましい。
【0022】ハイドロシリル化触媒をゴムに分散させる
にあたっては、あらかじめ液体成分に溶解して用いる方
法、あるいは固体成分に担持させて用いる方法がある
が、分散性、作業性の観点から、固体成分の1種以上に
担持させて用いるのが好ましい。このような具体的な方
法としては、触媒をアルコール溶媒等に溶解しシリカな
どの固体成分に担持させる方法がある。このような固体
成分としては吸着能力を有する担体が用いられ、例えば
炭酸カルシウム、カーボンブラック、タルク、マイカ、
硫酸バリウム、天然ケイ酸、合成けい酸(ホワイトカー
ボン)、酸化チタン等の無機フィラーが挙げられ、これ
らの中でも合成けい酸を用いることが好ましい。これら
担体に担持された触媒の調製法は公知の方法を用いてよ
い。
【0023】またハイドロシリル化触媒の配合量は、ゴ
ム成分100重量部に対して0.001〜5重量部、好
ましくは0.005〜2重量部である。配合量が前記の
範囲より少ないと反応速度が遅くなり十分な架橋に至る
時間が長くなる。一方、前記の範囲を越えても効果の増
加はほとんどないばかりか最終製品の異物となる恐れが
ある。
【0023】連続相 (d)加水分解性シラン基を含有するポリエチレン 本発明組成物の連続相に用いられる、加水分解性シラン
基を含有するポリエチレンは、エラストマーに良好な成
形加工性を付与する。このポリエチレンは、好ましくは
シラノール縮合触媒を添加して成形した後、水分との接
触により後架橋を行うことができる。また、本発明のエ
ラストマー組成物は良好な成形加工性、加硫ゴムと同等
以上のゴム弾性を有する点が特徴である。このような相
反する特徴を両立させるため、連続相である加水分解性
シラン基を含有するベース樹脂は、分散相のエチレン−
α・オレフィン−非共役ジエン共重合体ゴムと相溶性の
良いポリエチレンを選択することが好ましい。このよう
な加水分解性シラン基を含有するポリエチレンは、ベー
ス樹脂に有機不飽和シラン及び遊離ラジカル発生剤を所
定量混合し溶融混練することにより容易に製造すること
ができる。
【0024】ポリエチレンとしては、高密度タイプ(H
DPE)、中密度タイプ(MDPE)、低密度タイプ(LD
PE)、直鎖状中低密度タイプ(L−LDPE)等が挙げ
られる。 すなわちLDPEとしては、密度が0.91
5〜0.935g/cm3で、MFRが好ましくは0.1
〜50g/10min、さらに好ましくは0.5〜10
g/10min、最も好ましくは1〜3g/10min
のものが挙げられる。L−LDPEとしては、密度が
0.910〜0.945g/cm3で、MFRが0.1〜5
0g/10min、さらに好ましくは0.5〜10g/
10min、最も好ましくは1〜3g/10minのも
のが挙げられる。HDPEとしては、密度が0.935
〜0.969g/cm3で、MFRが好ましくは0.1〜
50g/10min、さらに好ましくは0.5〜20g
/10min、最も好ましくは1〜10g/10min
のものが挙げられる。ポリエチレンのMFRが前記の下
限値より小さいと押出加工性が悪くなる傾向にあり、上
限値を越えると架橋度の低下を引き起こす傾向にある。
また、ポリエチレンの密度が前記の下限値より小さいと
加熱変形等の耐熱性の低下を引き起こす傾向にあり、上
限値を越えるとL−LDPEの場合は押出加工性が悪く
なる傾向にあり、LDPEの場合は工業的に製造が困難
となる。これらポリオレフィンは単独で用いてもよく、
また2種以上を併用してもよい。
【0025】有機不飽和シランは、ベース樹脂相互の架
橋点となるべくベース樹脂にグラフトされるものであ
る。有機不飽和シランとして具体的には一般式RR'Si
2(Rは1価のオレフィン不飽和炭化水素基、Yは加水
分解しうる有機基、R’は脂肪族飽和炭化水素基あるい
はYとおなじもの)で表される化合物が使用できる。特
にR’がYと同一で一般式RSiY3で表される有機シラ
ンを利用することが好ましい。具体的には、ビニルトリ
メトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルト
リブトキシシラン、アリルトリメトキシシラン、アリル
トリエトキシシラン等があげられる。これらのうちビニ
ルトリメトキシシランが特に好ましい。遊離ラジカル発
生剤はシラングラフト化反応の開始剤として働く。本発
明において使用される遊離ラジカル発生剤は重合開始作
用の強い種々の有機過酸化物及びパーエステルが用いら
れる。例えばジクミルパーオキサイド、α,α′−ビス
(t−ブチルパーオキシジイソプロピル)ベンゼン、ジ−
t−ブチルパーオキサイド、t−ブチルクミルパーオキ
サイド、ジ−ベンゾイルパーオキサイド、2,5−ジメ
チル−2,5−ビス(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、
t−ブチルパーオキシピバレート、t−ブチルパーオキ
シ−2−エチルヘキサノエート等が挙げられる。
【0026】加水分解性シラン基を含有するポリエチレ
ンを製造するには、前記のベース樹脂100重量部に対
し、有機不飽和シラン0.1〜8重量部、遊離ラジカル
発生剤0.01〜0.8重量部の範囲内で配合され、好ま
しくは有機不飽和シラン1〜6重量部、遊離ラジカル発
生剤0.05〜0.5重量部である。有機不飽和シランの
配合量が下限値を下回る場合は充分なグラフト化が起こ
らず、上限値を上回る場合は成形不良を起こす傾向があ
るとともに経済的でない。また、遊離ラジカル発生剤の
配合量が下限値を下回る場合は充分なシラングラフト化
反応が進行せず、上限値を上回る場合は押出加工性が低
下するとともに成形表面が悪くなる傾向がある。かかる
加水分解性シラン基を含有するポリエチレンの配合量
は、共重合体ゴム100重量部に対し10〜120重量
部、好ましくは15〜70重量部、最も好ましくは20
〜50重量部である。配合量が120重量部を越えると
得られるエラストマー状組成物のゴム弾性が低下する。
一方、配合量が10重量部未満では加工性が悪くなる。
【0027】添加剤 (e)プロセスオイル 本発明においては、得られる組成物の硬度を調整し、柔
軟性を与える目的でプロセスオイルを添加する。一般に
ゴムの軟化、増容、加工性向上に用いられるプロセスオ
イルまたはエクステンダーオイルとよばれる鉱物油系ゴ
ム軟化剤は、芳香族環、ナフテン環、パラフィン鎖の3
者を組み合わせた混合物であり、パラフィン鎖の炭素数
が全炭素数の50%以上占めるものがパラフィン系と呼
ばれ、ナフテン環炭素数が30から45%のものがナフ
テン系、芳香族炭素数が30%を越えるものが芳香族系
とされる。本発明で用いられるオイルは、上記区分でパ
ラフィン系のものが好ましく、ナフテン系、芳香族系の
ものは分散性、溶解性の点で好ましくない。パラフィン
系ゴム用軟化剤の性状は、37.8℃における動粘度が
20〜500cst、流動点が−10〜−15℃および
引火点が170〜300℃を示すものが好ましい。パラ
フィン系オイル(e)の配合量はゴム成分100重量部
に対して0.05〜150重量部、好ましくは、10〜
120重量部、さらに好ましくは20〜100重量部で
ある。配合量が150重量部を越えると軟化剤のブリー
ドアウトを生じやすく、最終製品に粘着性を生じる恐れ
があり、機械的性質を低下させる傾向がある。
【0028】また、本発明のエラストマー組成物に、必
要に応じて無機充填剤を配合してもよい。この無機充填
剤は、増量剤として製品コストの低下をはかり得るだけ
でなく、品質改良(耐熱保形、難燃性付与等)に積極的
効果を付与する利点もある。このような無機充填剤とし
ては、例えば炭酸カルシウム、カーボンブラック、タル
ク、水酸化マグネシウム、マイカ、硫酸バリウム、天然
ケイ酸、合成けい酸(ホワイトカーボン)、酸化チタン
等があり、カーボンプラックとしてはチャンネルブラッ
ク、ファーネスブラック等が使用できる。これらの無機
充填剤のうちタルク、炭酸カルシウムは経済的にも有利
で好ましい。さらに必要に応じて、その他の各種添加剤
を添加することができる。このような添加剤の例をあげ
ると、造核剤、外滑剤、内滑剤、ヒンダードアミン系光
安定剤、ヒンダードフェノール系酸化防止剤、着色剤、
難燃剤、シリコン系オイル(オルガノシロキサン、シラ
ンカップリング剤等)が挙げられる。また、ポリプロピ
レン、熱可塑性ウレタン樹脂のような他の熱可塑性樹
脂、各種の相溶化剤をブレンドすることもできる。
【0029】動的熱処理 前記のゴム成分、加水分解性シラン基を含有するポリエ
チレン及び、SiH基を2つ以上有するシリコン系架橋
剤及びハイドロシリル化触媒を混合し、動的に熱処理を
行う方法としては、通常の樹脂組成物、ゴム組成物の製
造に用いられる公知の方法がいずれも採用されてよい。
動的熱処理は、基本的には機械的溶融混練であり、かか
る処理には単軸押出機、二軸押出機、バンバリーミキサ
ー、各種ニーダー、ブラベンダー、ロール等を用いるこ
とができる。動的処理において各成分の添加順序は特に
限定されず、例えば、ゴム、樹脂成分を前もってヘンシ
ェルミキサー、ブレンダー等の混合機で予備混合した
後、上記の混練機で溶融混練し、次いで架橋剤、触媒成
分を添加し動的架橋を行ってもよく、また、使用するゴ
ムのスコーチ時間が十分長い場合は触媒以外の成分を前
もって溶融混練し、さらにハイドロシリル化触媒を添加
し溶融混練する等の添加方法を採用してもよい。 溶融
混練温度は、180〜300℃、剪断速度は100〜5
000/secの範囲から適宜に選択してよい。特にゴム
の高分散を達成するには、1.0〜5.5mmのクリアラ
ンスを有し、150〜500m/分という極めて高い剪
断速度で、異方向に回転する二軸混練機によって溶融混
練することが望ましい。
【0030】成形及び水架橋 前記の工程により溶融混練し動的熱処理を行った組成物
には、シラノール縮合触媒を加えるのが好ましい。通
常、かかる触媒を用いることにより水架橋反応において
実用的な反応速度が得られる。ここで用いられるシラノ
ール縮合触媒としては、ジブチル錫ジラウリレート、酢
酸第一錫、ジブチル錫ジアセテート、ジブチル錫ジオク
トエート、ナフテン酸鉛、カプリル酸亜鉛、ナフテン酸
コバルト、チタン酸テトラブチルエステル、ステアリン
酸鉛、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カドミウム、ス
テアリン酸バリウム、ステアリン酸カルシウム等の有機
金属化合物が挙げられる。シラノール縮合触媒の添加量
は、加水分解性シラン基を含有するポリエチレン100
重量部に対して、0.001〜3重量部、好ましくは0.
005〜1重量部である。シラノール縮合触媒の添加量
が、0.001重量部未満であると十分に架橋が進行せ
ず、一方、3重量部を越えると局所的に硬化が進行し外
観が悪化する傾向にある。
【0031】シラノール縮合触媒を添加するには、従来
公知の方法がいずれも採用されてよい。例えば、そのま
ま添加してもよく、樹脂とのマスターバッチ又は溶媒に
希釈して添加してもよく、あるいはフィラーに担持して
添加してもよい。必要によりシラノール縮合触媒を添加
した組成物は、十分にドライブレンドした後、公知の熱
可塑性樹脂成形機を用いて所望の形状に成形することが
できる。このような成形は、射出成形、押出成形、カレ
ンダー成形、ブロー成形等の種々の方法により行うこと
ができる。このようにして成形されたエラストマー組成
物を水分と接触させることにより、加水分解性シラン基
を含有するポリエチレンが水架橋して、連続相が硬化す
る。水架橋を行うには、温熱水中、適当な時間にわたり
浸漬を行う。例えば60℃程度の温水中に24時間程度
浸漬したり、100℃の沸騰水中で2時間程度浸漬す
る。又、水蒸気の充満した部屋の中に2時間程度放置す
る方法等、適宜の方法を選択することができる。このよ
うにして得られた成形エラストマー組成物は、高温下に
おいても優れたゴム特性を有する。
【0032】
【実施例】つぎに、本発明を実施例及び比較例によって
更に詳細に説明するが、本発明は、これらに限定される
ものではない。以下において、ベース樹脂をシラングラ
フト化して得られた加水分解性シラン基を含有するポリ
エチレンをシラングラフトマーと記述する。実施例及び
比較例において用いた各成分は以下のとおりである。エチレン−α・オレフィン−非共役ジエン共重合体ゴム <EPDM> エチレン−プロピレン−エチリデンノルボルネン共重合
体ゴム 出光DSM(株)製ケルタンK712 [プロピレン含量:40重量%,ムーニ粘度ML
1+4(125℃):63,ヨウ素価:16]
【0033】ゴム架橋剤 <架橋剤> 日本ユニカー(株)製
【化4】
【0034】<架橋剤> 日本ユニカー(株)製
【化5】
【0035】<架橋剤> 日本ユニカー(株)製
【化6】
【0036】<架橋剤>テトラメチル−チウラムジサ
ルファイド100部に対して硫黄26部の混合物からな
る硫黄系架橋剤(特開平1−236250号公報に記
載)
【0037】ハイドロシリル化触媒 <担持触媒>塩化白金酸6水和物(安田薬品社製)の
3重量%2−プロパノール溶液を調製し、この溶液10
gをコロイダルシリカ(日本アエロジル製 アエロジル
200)100g中に担持させて調製した。 <ロジウム触媒>ビス−シクロオクタジエンロジウム
塩1gを低密度ポリエチレン(比重0.923)500
g中に溶融混練することにより調製した。
【0038】加水分解性シラン基を有するポリオレフィ
<シラングラフトマー>低密度ポリエチレン樹脂、日
本ユニカー(株)製NUC9025[MFR(230℃)
=3.2g/10分、密度0.922g/cm3]100
重量部に対して、ビニルトリエトキシシラン2重量部、
ジクミルパーオキサイド0.15重量部をよく混和し、
押出機を用いて、押出温度200〜250℃で混練し、
ストランドカットを行いシラングラフトマーのペレット
を得た。 <シラングラフトマー>線状低密度ポリエチレン樹
脂、住友化学工業(株)製SUMIKATHENEαFZ203−O
[MFR(190℃)=2.0g/10分、密度0.9
32g/cm3]ジクミルパーオキサイド0.1重量部を
よく混和し、押出機を用いて、押出温度200〜250
℃で混練し、ストランドカットを行いシラングラフトマ
ーのペレットを得た。 <シラングラフトマー>高密度ポリエチレン樹脂、日
本ポリオレフィン(株)製J−REX−HD5050[M
FR(190℃)=5.0g/10分、密度0.950
g/cm3]ジクミルパーオキサイド0.1重量部をよく
混和し、押出機を用いて、押出温度200〜250℃で
混練し、ストランドカットを行いシラングラフトマーの
ペレットを得た
【0039】その他の成分 <PP>ポリプロピレン樹脂、住友化学工業(株)製W5
01[MFR(230℃)=3.1g/10分] <オイル>出光興産(株)製ダイアナプロセスオイルPW
−380[パラフィン系プロセスオイル、動粘度:38
1.6cst(40℃)、30.1(100℃)、平均分
子量746、環分析値:CA=0%、CN=27%、CP
=73%] <縮合触媒(シラノール縮合触媒)>ジブチル錫ジラウリ
レート
【0040】[実施例1〜5]表1の各実施例に記載の
成分のうち、ハイドロシリル化触媒とシラノール縮合触
媒を除く成分を混合して十分ドライブレンドした。つぎ
に、この混合物をニーダを用い約200℃にて20分溶
融混練しロールシートにした。このロールシートを室温
まで冷却し、シートペレタイザーでペレット化し、動的
架橋に供するポリエチレンを得た。このペレットに表1
に記載のハイドロシリル化触媒を添加し、2軸混練機を
使用して800/secの剪断速度でベース樹脂に応じ
て十分可塑化するように(樹脂温度:190〜230℃)
混練を行い水硬化性エラストマー組成物を得た。しかる
後、シラノール縮合触媒を添加し、この組成物を用いて
射出成形を行った。得られた成形品を80℃の温水中に
て3時間処理して架橋を促進して下記(1)〜(4)に示す
諸物性の評価を行った。一方、水硬化性エラストマー組
成物にシラノール縮合触媒を加えて押出成形し、80℃
の温水中にて3時間処理して下記(5)により成形性を評
価した。
【0041】[比較例1〜3]比較例1は、シラングラ
フトマーの代わりに米国特許第4803244号に記載
されているポリプロピレンを連続相として用いた以外は
実施例と同様にしてエラストマー組成物を製造した(水
架橋は行えない)。また、比較例2〜3では、架橋剤と
して、テトラメチル−チウラムジサルファイド及び硫黄
の混合物を用いた以外は実施例と同様にしてエラストマ
ー組成物を製造した。得られた各エラストマーの評価項
目を以下に示す。
【0042】評価 (1) 硬度(JIS K6301 Aタイプ) (2) 圧縮永久歪みCS[%](JIS K6301、2
5%圧縮 70℃×100HR、25℃×100HR) (3) 耐油性[%](JIS K6301、No3試験油
(潤滑油)を使用し、70℃で2時間、50×50×t
2の試験片を浸漬し、浸漬前後の重量変化(%)を求め
た。) (4)耐光変色性 ナチュラルの組成物をサンシャインウエザーオメーター
を用いて、88℃1000hr処理を施し、色差を測定した。 (5) 成形性(φ50mm押出機を用いてL/D=20の
スクリュー、100mm×t0.5のダイスを用いてC
/R=3.0、混練温度200℃、回転数100rpm
にて、150×500mmのテープを作成し、目視にて
表面を観察し、直径100ミクロン以上のブツを10つ
以上観察した場合は×、2〜9つ観察した場合は△、1
つ以下のブツしか観察しなかった場合は○とした。) 下記の表1,2より明らかなように本発明のエラストマ
ー組成物は、高温時のゴム弾性、低温耐衝撃性及び耐油
性に優れると共に優れた成形性を有する。
【0043】
【表1】
【0044】
【表2】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)エチレン−α・オレフィン−非共
    役ジエン共重合体ゴム、(b)分子内にSiH基を2つ
    以上有するシリコン系架橋剤、(c)ハイドロシリル化
    触媒、(d)加水分解性シラン基を有するポリエチレ
    ン、及び(e)プロセスオイルからなる混合物を動的に
    熱処理して得られた水硬化性のエラストマー組成物。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のエラストマー組成物を成
    形した後、水分と接触を行い加水分解性シラン基を有す
    るポリエチレンをシラノール縮合触媒存在下で架橋させ
    てなるエラストマー成形品。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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