JPH10181537A - 車両用ワイパ制御装置 - Google Patents

車両用ワイパ制御装置

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JPH10181537A
JPH10181537A JP8345615A JP34561596A JPH10181537A JP H10181537 A JPH10181537 A JP H10181537A JP 8345615 A JP8345615 A JP 8345615A JP 34561596 A JP34561596 A JP 34561596A JP H10181537 A JPH10181537 A JP H10181537A
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Norimasa Sengoku
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車速連動間欠ワイパ機能が働いている状態に
おいて、車両の走行速度が予め設定された速度より早く
なった場合にワイパを連続払拭動作へ自動的に切換える
機能を安価なアナログ方式で実現すること。 【解決手段】 車速検知回路19内のトランジスタ19
aは、自動車の走行状態において周期的にオンオフする
もので、そのオンデューティ比は走行速度が高い状態時
ほど高くなる。連動スイッチ7aは、インターバル時間
調節用のボリューム7の抵抗値が最小に設定された状態
でオンするようになっており、そのオン状態では、電圧
監視回路21内のコンデンサ21bがトランジスタ19
aのオン期間において充電される。コンデンサ21bの
端子電圧は、自動車の走行速度が高い場合ほど上昇する
ようになり、定電圧ダイオード21cのツェナー電圧を
越えたときにはトランジスタ12が強制的にオンされ
て、ワイパの連続的な払拭動作が行われる状態へ自動的
に切換えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車速連動間欠ワイ
パ機能を備えた車両用ワイパ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用ワイパ制御装置に設けられる車速
連動間欠ワイパ機能は、ワイパの間欠払拭動作時におけ
るインターバル時間(休止時間)を、車両の走行速度が
高くなるのに応じて漸次短くする制御を行う構成となっ
ている。このような車速連動間欠ワイパ機能を安価なア
ナログ方式で実現する場合、一般的には、間欠払拭動作
時におけるインターバル時間を調節するためのコンデン
サに対する充電時定数を、車両の走行速度が大きい状態
時ほど短くなるように自動的に調節する回路構成を採用
するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような車速連動
間欠ワイパ機能を設ける場合であっても、車両の走行速
度がある程度以上高くなったときには、ワイパを連続払
拭動作へ自動的に切り換えることが望ましいものであ
る。このような自動切換機能は、インターバル時間を車
両の走行速度との比較演算処理により算出するというデ
ジタル方式(マイクロコンピュータを利用した方式)を
採用している場合には容易に実現可能であるが、安価な
アナログ方式では実現困難であり、この点が未解決の課
題となっていた。
【0004】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、ワイパの間欠払拭動作時におけるイ
ンターバル時間を車両の走行速度に応じて自動的に調節
するという車速連動間欠ワイパ機能が働いている状態に
おいて、車両の走行速度が予め設定された速度より早く
なった場合にワイパを連続払拭動作へ自動的に切換える
機能を安価なアナログ方式で実現できるようになる車両
用ワイパ制御装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、ワイパの払拭動作開始後から当該ワイパが
待機位置へ戻るまでの期間だけ動作されてワイパモータ
の通電路形成状態を保持する定位置停止スイッチと、ワ
イパスイッチが間欠払拭モード位置へ操作された状態時
に、前記定位置停止スイッチの動作停止期間に当該定位
置停止スイッチを介して充電されると共に、その充電電
荷を定位置停止スイッチが動作されたときに放電する間
欠払拭モード用コンデンサと、前記ワイパスイッチが間
欠払拭モード位置へ操作された状態で前記間欠払拭モー
ド用コンデンサの端子電圧が所定レベル以上になったと
きにオンするように設けられ、そのオン状態で前記ワイ
パモータの通電路を形成するスイッチング手段とを備え
た車両用ワイパ制御装置において、車両の走行状態で周
期的にオンオフされるスイッチング素子を備え、そのオ
ンデューティ比が車両の走行速度が大きい状態時ほど高
くなるように構成された車速検知回路と、前記スイッチ
ング素子のオン期間に前記間欠払拭モード用コンデンサ
に充電電流を供給する補助充電回路と、前記ボリューム
の抵抗値が最小に設定された状態でオンする連動スイッ
チと、この連動スイッチがオンされた状態では、前記ス
イッチング素子のオン期間に当該連動スイッチを介して
充電される電圧監視用コンデンサを有し、この電圧監視
用コンデンサの端子電圧が所定レベル以上になった状態
で前記スイッチング手段を強制的にオンさせる車速監視
回路とを備えた構成としたものである(請求項1)。
【0006】このような構成によれば、ワイパスイッチ
が間欠払拭モード位置へ操作された状態では、定位置停
止スイッチが動作停止された期間(つまりワイパが待機
位置にある期間)において、間欠払拭モード用コンデン
サに対して当該定位置停止スイッチを介して充電される
ようになる。このような充電に応じて間欠払拭モード用
コンデンサの端子電圧が所定レベル以上になったときに
は、スイッチング手段がオンされてワイパモータの通電
路が形成されるため、ワイパの払拭動作が開始される。
【0007】このようにワイパの払拭動作が開始された
ときには、定位置停止スイッチが動作状態となって前記
間欠払拭モード用コンデンサの充電電荷が放電されるた
め、定位置停止スイッチが動作停止された段階で前記ス
イッチング手段がオフ状態に戻される。これにより、ワ
イパモータの通電路形成状態が解除されるためワイパの
払拭動作が停止される。
【0008】上記のように定位置停止スイッチが動作停
止されたときには、前記間欠払拭モード用コンデンサに
再充電されるようになり、所定時間経過後に当該コンデ
ンサの充電レベルが所定レベル以上となったときには、
スイッチング手段が再オンされるようになる。従って、
これ以降においては、上述したような間欠払拭モード用
コンデンサの充電及び放電に応じてワイパモータの通電
路が間欠的に形成されるものであり、以てワイパによる
間欠払拭動作が継続されるようになる。
【0009】車両の走行状態では、車速検知回路内のス
イッチング素子が周期的にオンオフされ、そのオン期間
には、補助充電回路が前記間欠払拭モード用コンデンサ
に対し充電電流を供給するようになる。この場合、上記
スイッチング素子は、車両の走行速度が大きい状態時ほ
どオンデューティ比が高くなるように構成されているか
ら、その走行速度が高くなるのに応じて間欠払拭モード
用コンデンサに対する充電速度が早くなるものである。
従って、間欠払拭動作時におけるインターバル時間は、
自動車の走行速度が高い場合ほど短くなるものであり、
以て車速連動間欠ワイパ機能が得られるようになる。
【0010】また、上記のようにワイパスイッチが間欠
払拭モード位置へ操作された状態において、連動スイッ
チがオンされていた場合(ボリュームの抵抗値が最小に
設定された場合、つまりインターバル時間が最小に設定
された場合)には、車速監視回路が機能するようにな
る。
【0011】具体的には、車両の走行状態では、車速検
知回路内のスイッチング素子が周期的にオンオフされる
ようになり、そのオン期間には、車速監視回路内の電圧
監視用コンデンサに対し連動スイッチを介して充電され
るようになる。この場合、前にも述べたように、上記ス
イッチング素子のオンデューティ比は車両の走行速度が
大きい状態時ほど高くなるから、上記コンデンサの端子
電圧は、車両の走行速度が高い場合ほど上昇するように
なる。
【0012】そして、車両の走行速度が大きくなるのに
応じて、電圧監視用コンデンサの端子電圧が所定レベル
以上となったときには、車速監視回路が前記スイッチン
グ手段を強制的にオンさせるようになる。このため、ワ
イパが間欠払拭動作された状態で自動車の走行速度があ
る程度以上大きくなったときには、上記スイッチング手
段が間欠払拭モード用コンデンサの充放電と無関係に連
続的にオンされて、ワイパモータの通電路が形成された
状態が保持されるものであり、以てワイパの連続的な払
拭動作が行われる状態へ自動的に切換えられる。
【0013】従って、ワイパの間欠払拭動作時における
インターバル時間を車両の走行速度に応じて自動的に調
節するという車速連動間欠ワイパ機能が働いている状態
において、車両の走行速度が非常に早くなった場合にワ
イパを連続払拭動作へ自動的に切換えるという機能を、
安価なアナログ方式で実現できることになる。
【0014】この場合、前記車速監視回路を、前記電圧
監視用コンデンサの端子電圧が所定レベル以上になった
状態でブレークダウンして前記スイッチング手段をオン
させる定電圧ダイオードを含んた構成としても良く(請
求項2)、このような構成によれば、車速監視回路を簡
単な回路構成で実現できることになる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を自動車のフロント
ワイパ制御用の装置に適用した一実施例について図面を
参照しながら説明する。即ち、図1において、ワイパス
イッチ1は、図示しない操作レバーの操作に応じて、停
止位置OFF、間欠払拭モード位置INT、低速払拭モ
ード位置LO、高速払拭モード位置HIへそれぞれ切換
え可能な構成となっている。この場合、ワイパスイッチ
1は、接点T1〜T7を備えており、上記した各位置O
FF、INT、LO、HIへそれぞれ切換えられた状態
では、接点T1〜T7間を、図中に「○−○」印で示す
ように選択的に接続する。尚、ワイパスイッチ1が間欠
払拭モード位置INT及び低速払拭モード位置LO間で
切換えられるときには、図中に「×−×」印で示すよう
に接点T1・T4間がショートしない構成となってい
る。
【0016】ワイパモータ2は、回転速度を二段階に切
り換え可能に設けられたもので、その高速回転端子H及
び低速回転端子Lがワイパスイッチ1の接点T2及びT
3にそれぞれ接続され、共通端子Cがグランド端子に接
続されている。
【0017】定位置停止スイッチ3は、ワイパが待機位
置にあるときに接点(c−b)間をオンした動作停止状
態に保持されると共に、ワイパモータ2に一旦通電され
てワイパが上記待機位置から移動されたときに接点(c
−a)間をオンした動作状態に切換えられる周知構成の
ものであり、その常開接点aが電源ライン+Bに接続さ
れ、常閉接点bがグランド端子に接続される。尚、上記
電源ライン+Bは、ヒューズ4及びイグニッションスイ
ッチ5を介して車載バッテリ6のプラス側端子に接続さ
れている(車載バッテリ6のマイナス側端子はグランド
される)。
【0018】ボリューム7は、ワイパの間欠払拭動作時
におけるインターバル時間を調節するためのもので、後
述の説明から理解できるように、その抵抗値が大きくな
るのに応じてインターバル時間が長くなる。この場合、
ボリューム7には、その抵抗値が最小に設定された状態
でオンする連動スイッチ7aが設けられている。
【0019】車速センサ回路8は、自動車の走行速度を
示す信号を発生するためのもので、その入力端子8aに
図示しない車速センサからの検出パルス列が与えられる
ようになっている。この車速センサ回路8は、出力端子
8b及びグランド端子間に抵抗8c及びnpn形トラン
ジスタ8dのコレクタ・エミッタ間を直列に接続すると
共に、そのトランジスタ8dのベースを入力端子8aに
抵抗8eを介して接続した構成となっている。尚、上記
図示しない車速センサは、例えばホール素子とマグネッ
トとを組み合わせて構成されたもので、自動車走行速度
に比例した数の検出パルスを発生するようになってい
る。
【0020】制御回路ユニット9は、図示しないプリン
ト配線基板上に形成されたもので、外部回路との接続の
ために複数個の端子9a〜9kを備えた構成となってい
る。この場合、前記電源ライン+B及び定位置停止スイ
ッチ3の共通接点cは、制御回路ユニット9の端子9a
及び9bにそれぞれ接続される。また、前記ワイパスイ
ッチ1の接点T1、T4、T5及びT7は、制御回路ユ
ニット9の端子9d、9e、9i及び9hにそれぞれ接
続される。尚、ワイパスイッチ1の接点T6はグランド
端子に接続される。
【0021】前記ボリューム7は、その両端が制御回路
ユニット9の端子9f及び9gにそれぞれ接続され、前
記連動スイッチ7aは、その両端が端子9j及び9kに
それぞれ接続される。さらに、前記車速センサ回路8の
出力端子8bは端子9cに接続される。
【0022】さて、以下においては、制御回路ユニット
9の内部構成について説明する。端子9a及び9d間は
直接的に接続されており、以て両端子9a及び9d間の
接続ラインが電源ライン+B′として機能する構成とな
っている。
【0023】ワイパモータ2の通電路を形成するための
リレー10が有するリレースイッチ10aは、常開接点
a及び常閉接点bを備えたトランスファ形のもので、そ
の常開接点aは電源ライン+B′に接続され、常閉接点
b及び共通接点cは端子9b及び9eにぞれぞれ接続さ
れる。また、上記常開接点aは、端子9fに対して抵抗
11を介して接続されている。
【0024】上記リレー10の励磁コイル10bは、一
端が電源ライン+B′に接続され、他端がnpnトラン
ジスタ12(本発明でいうスイッチング手段に相当)の
コレクタ・エミッタ間を介して端子9iに接続される。
尚、この端子9iと電源ライン+B′との間には抵抗1
3が接続される。また、トランジスタ12のベース・エ
ミッタ間には抵抗14が接続され、当該トランジスタ1
2のコレクタは、過電圧保護のための図示極性の定電圧
ダイオード12aを介してグランド端子に接続される。
【0025】間欠払拭モード用コンデンサ15は、一端
が端子9bに接続され、他端が端子9gに接続される。
この端子9gは、前記トランジスタ12のベースに対
し、図示極性のダイオード16及び抵抗17を直列に介
して接続される。また、端子9g及び9h間には抵抗1
8が接続される。
【0026】車速検知回路19は、以下のような構成と
なっている。即ち、車速検知回路19にあっては、電源
ライン+B′と端子9kとの間に、pnp形トランジス
タ19a(本発明でいうスイッチング素子に相当)のエ
ミッタ・コレクタ間及び図示極性のダイオード19bを
直列に接続すると共に、そのトランジスタ19aのエミ
ッタと端子9cとの間に、抵抗19c、19d、コンデ
ンサ19e及び図示極性のダイオード19fを直列に接
続しており、その抵抗19c及び19dの共通接続点を
トランジスタ19aのベースに接続している。
【0027】また、抵抗19c及び19dの直列回路と
並列に、抵抗19g及び図示極性のダイオード19hの
直列回路を接続し、抵抗19c、19d及びコンデンサ
19eの直列回路と並列に、抵抗19iを接続してい
る。
【0028】このように構成された車速検知回路19に
あっては、車速センサ回路8内のトランジスタ8dが間
欠的にオンされる状態(自動車の走行状態に相当)で
は、コンデンサ19eに対する充電動作と放電動作とが
交互に行われて、微分パルスを間欠的に発生するもので
あり、その微分パルスによりトランジスタ19aのオン
オフ動作が周期的に行われる。このときのトランジスタ
19aのオンデューティ比は、微分パルスの発生周期が
短い状態時、つまり自動車の走行速度が高い状態時ほど
高くなる。
【0029】補助充電回路20は、車速検知回路19内
のトランジスタ19aのコレクタと端子9fとの間に、
図示極性のダイオード20a及び抵抗20bを直列に介
して接続した構成となっている。
【0030】一方、車速監視回路21は以下のような構
成となっている。即ち、車速監視回路21にあっては、
端子9j及びグランド端子間に抵抗21a及び電圧監視
用コンデンサ21bを直列に接続すると共に、それら抵
抗21a及び電圧監視用コンデンサ21bの共通接続点
を、図示極性の定電圧ダイオード21c、抵抗21d及
び図示極性のダイオード21eを介して前記トランジス
タ12のベースに接続している。また、電圧監視用コン
デンサ21bと並列に抵抗21fを接続している。
【0031】次に、上記した実施例による作用のうち本
発明の要旨に関係した部分についてのみ説明する。ま
ず、連動スイッチ7aがオフされている状態の作用を説
明する。今、イグニッションスイッチ5がオンされ且つ
ワイパスイッチ1が停止位置がOFFへ操作された状態
において、定位置停止スイッチ3が接点(c−b)間を
オンした動作停止状態にある期間には、間欠払拭モード
用コンデンサ15に対し、電源ライン+B′から抵抗1
1、ボリューム7及び定位置停止スイッチ3の接点(c
−b)間を介して正方向(矢印A方向)に充電された状
態にある。
【0032】この状態から、ワイパスイッチ1が間欠払
拭モード位置INTへ操作されたときには、電源ライン
+B′とグランド端子との間に、抵抗11、ボリューム
7、ダイオード16、抵抗17及び14、ワイパスイッ
チ1の接点T5・T6間の直列回路が接続された状態と
なり、この場合には間欠払拭モード用コンデンサ15が
既に充電された状態にあるため、トランジスタ12が直
ちにベースバイアスされてオンするようになる。このよ
うにトランジスタ12がオンしたときにはリレー10の
励磁コイル10bに通電されるため、リレースイッチ1
0aの接点(c−a)間がオンされるようになる。
【0033】このため、ワイパモータ2の通電路が、電
源ライン+Bから上記リレースイッチ10aの接点(c
−a)間、ワイパスイッチ1の接点T4・T3間及び当
該ワイパモータ2の低速回転端子Lを通じて形成される
ようになり、以てワイパの払拭動作が開始される。
【0034】このようにワイパの払拭動作が開始された
ときには、定位置停止スイッチ3が接点(c−a)間を
オンした動作状態に切換わる。すると、間欠払拭モード
用コンデンサ15の両端が、上記接点(c−a)間、ボ
リューム7及び抵抗11を介して電源ライン+B及び+
B′間に接続された状態となって、当該コンデンサ15
の充電電荷が放電されるようになるが、トランジスタ1
2のオン状態は、抵抗11、ボリューム7、ダイオード
16、抵抗17及び14、ワイパスイッチ1の接点T5
・T6間を通じてそのまま保持されるため、ワイパモー
タ2への通電が継続される。
【0035】このような通電継続に応じてワイパが待機
位置まで復帰し、以て定位置停止スイッチ3が接点(c
−b)間をオンさせた状態に戻ると、このときには、間
欠払拭モード用コンデンサ15の充電電荷が放電されて
いるから、抵抗11及びボリューム7を介して上記コン
デンサ15に対する再充電が行われることになる。この
ようにして、ワイパが待機位置へ復帰した瞬間にコンデ
ンサ15への充電が開始される結果、トランジスタ12
のベース電位が低下するようになって、そのトランジス
タ12がオフされるため、励磁コイル10bの断電に応
じてリレースイッチ10aが接点(c−b)間をオンし
た状態に復帰し、ワイパモータ2が断電される。
【0036】尚、この場合には、ワイパモータ2の低速
回転端子L及びコモン端子C間が、ワイパスイッチ1の
接点T3・T4間、リレースイッチ10aの接点(c−
b)間、定位置停止スイッチ3の接点(c−b)間を介
して短絡されるようになるから、ワイパモータ2に制動
がかけられてワイパが待機位置に確実に停止するように
なる。
【0037】上記のように間欠払拭モード用コンデンサ
15に対する充電が開始された後には、所定時間(抵抗
11及びボリューム7を通じた充電時定数に応じた時
間)が経過して、そのコンデンサ15の端子電圧が所定
レベル以上となった段階でトランジスタ12が再オンさ
れることになる。従って、これ以降においては、上述し
たような間欠払拭モード用コンデンサ15の充電及び放
電に応じてワイパモータ2の通電路が間欠的に形成され
るものであり、以てワイパによる間欠払拭動作が継続的
に行われるようになる。
【0038】一方、自動車が走行している状態では、車
速検知回路19内のトランジスタ19aが微分パルスに
より周期的にオンオフされるものであり、そのオン期間
には、間欠払拭モード用コンデンサ15に対し、電源ラ
イン+B′から当該トランジスタ19a及び補助充電回
路20を通じて充電電流が供給されるようになる。つま
り、トランジスタ19aのオン期間には、補助充電回路
20内の抵抗20bが抵抗11と並列に接続された状態
となるため、間欠払拭モード用コンデンサ15に対する
充電時定数が短くなる。
【0039】この場合、上記トランジスタ19aのオン
デューティ比は、自動車の走行速度が高くなるのに応じ
て高くなる構成となっている。従って、自動車の走行中
には、その速度が高くなるのに応じて間欠払拭モード用
コンデンサ15に対する充電速度が早くなるものであ
り、これにより、自動車の走行速度が高い場合ほど間欠
払拭動作時におけるインターバル時間が短くなる。
【0040】以上のように、ワイパスイッチ1が間欠払
拭モード位置INTへ操作された状態において、連動ス
イッチ7aがオフされている場合にはワイパによる間欠
払拭動作が行われると共に、そのインターバル時間(休
止時間)が自動車の走行速度が高くなるのに応じて自動
的に短縮されるという車速連動間欠ワイパ機能が得られ
ることになる。
【0041】次に、連動スイッチ7aがオンされている
状態(ボリュームの抵抗値が最小に設定された状態)で
ワイパスイッチ1が間欠払拭モード位置INTへ操作さ
れた場合の作用について説明する。
【0042】即ち、自動車の走行状態では、車速検知回
路19内のトランジスタ19aが周期的にオンされる期
間に、車速監視回路21内の電圧監視用コンデンサ21
bに対し、電源ライン+B′から上記トランジスタ19
a、ダイオード19b、連動スイッチ7a及び抵抗21
aを介して充電されるようになる。このときの電圧監視
用コンデンサ21bの端子電圧(充電電位)は、トラン
ジスタ19aのオンデューティ比が高い場合、つまり自
動車の走行速度が高い場合ほど上昇するようになる。
【0043】そして、自動車の走行速度が設定速度(こ
の速度値は抵抗21a及び電圧監視用コンデンサ21b
の充電時定数の調節により適宜に設定できる)以上に高
くなって、電圧監視用コンデンサ21bの端子電圧が定
電圧ダイオード21cのツェナー電圧を越えたときに
は、当該定電圧ダイオード21cのブレークダウンに応
じてトランジスタ12が強制的にオンされるようにな
る。
【0044】このため、ワイパが間欠払拭動作された状
態で自動車の走行速度が設定速度を越えたときには、上
記トランジスタ12が間欠払拭モード用コンデンサ15
の充放電と無関係に連続的にオンされるようになって、
励磁コイル10bに対する通電状態、つまりリレースイ
ッチ10aの接点(c−a)間がオンされた状態が保持
される。この結果、上記接点(c−a)間及びワイパス
イッチ1の接点T4・T3間を介してワイパモータ2の
通電路が形成された状態が保持されるようになり、ワイ
パの連続的な払拭動作が行われる状態へ自動的に切換え
られる。
【0045】このような状態から自動車の走行速度が設
定速度以下に低下したときには、電圧監視用コンデンサ
21bの端子電圧が低下して定電圧ダイオード21cの
ブレークダウン状態が解除されるため、前記トランジス
タ12の強制的なオン状態が解消される。この結果、こ
れ以降は、前述したような間欠払拭モード用コンデンサ
15の充電及び放電動作が再開されるようになり、以て
ワイパが間欠払拭動作される状態に戻されることにな
る。
【0046】尚、図2には、本実施例の構成において、
連動スイッチ7aのオン状態でワイパの間欠払拭動作が
行われた場合における自動車の走行速度とインターバル
時間との関係の一例について、ボリューム7の抵抗値を
パラメータとして示した。
【0047】要するに、上記した本実施例の構成によれ
ば、ワイパの間欠払拭動作時におけるインターバル時間
を自動車の走行速度に応じて自動的に調節するという車
速連動間欠ワイパ機能が働いている状態において、自動
車の走行速度が設定速度を越えて早くなった場合にワイ
パを連続払拭動作へ自動的に切換えるという機能を、電
圧監視用コンデンサ21bや定電圧ダイオード21cな
どのディスクリート回路部品を利用した安価なアナログ
方式で実現できることになる。つまり、上記のような車
速連動間欠ワイパ機能を得るために、ディスクリート回
路より成る車速検知回路19及び車速監視回路21を追
加するだけで済むから、比較演算処理機能を備えたデジ
タル回路を用いる構成に比べて製造コストの抑制を図り
得るようになる。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば以上の説明によって明ら
かなように、車速連動間欠ワイパ機能が働いている状態
において、車両の走行速度が予め設定された速度より早
くなった場合にワイパを連続払拭動作へ自動的に切換え
る機能を、インターバル時間調節用のボリュームの抵抗
値が最小に設定された状態でオンする連動スイッチを設
けると共に、それぞれディスクリート回路により構成で
きる車速検知回路、補助充電回路、車速監視回路を設け
るだけの安価なアナログ方式で実現できるものであり、
以て装置全体のコストの低減を促進できるという有益な
効果を奏するものである。
【0049】尚、上記実施例では、間欠払拭モード用コ
ンデンサ15に対し補助充電回路12を通じて供給する
充電電流、並びに車速監視回路21内の電圧監視用コン
デンサ21bに対し供給する充電電流を、車速検知回路
19内のトランジスタ19aを介して流す構成とした
が、要は、トランジスタ19aのオン期間に上記各コン
デンサ15及び21bに対し充電電流を供給する構成で
あれば良いものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す回路構成図
【図2】自動車の走行速度とワイパ間欠払拭動作時にお
けるインターバル時間の関係をを示す特性図
【符号の説明】
図面中、1はワイパスイッチ、2はワイパモータ、3は
定位置停止スイッチ、7はボリューム、8は車速センサ
回路、9は制御回路ユニット、10はリレー、12はト
ランジスタ(スイッチング手段)、15は間欠払拭モー
ド用コンデンサ、19は車速検知回路、19aはトラン
ジスタ(スイッチング素子)、20は補助充電回路、2
1は車速監視回路、21bは電圧監視用コンデンサを示
す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイパの払拭動作開始後から当該ワイパ
    が待機位置へ戻るまでの期間だけ動作されてワイパモー
    タの通電路形成状態を保持する定位置停止スイッチと、 ワイパスイッチが間欠払拭モード位置へ操作された状態
    時に、前記定位置停止スイッチの動作停止期間に当該定
    位置停止スイッチ及びインターバル時間調節用のボリュ
    ームを介して充電されると共に、その充電電荷を定位置
    停止スイッチが動作されたときに放電する間欠払拭モー
    ド用コンデンサと、 前記ワイパスイッチが間欠払拭モード位置へ操作された
    状態で前記間欠払拭モード用コンデンサの端子電圧が所
    定レベル以上になったときにオンするように設けられ、
    そのオン状態で前記ワイパモータの通電路を形成するス
    イッチング手段とを備えた車両用ワイパ制御装置におい
    て、 車両の走行状態で周期的にオンオフされるスイッチング
    素子を備え、そのオンデューティ比が車両の走行速度が
    大きい状態時ほど高くなるように構成された車速検知回
    路と、 前記スイッチング素子のオン期間に前記間欠払拭モード
    用コンデンサに充電電流を供給する補助充電回路と、 前記ボリュームの抵抗値が最小に設定された状態でオン
    する連動スイッチと、 この連動スイッチがオンされた状態では、前記スイッチ
    ング素子のオン期間に当該連動スイッチを介して充電さ
    れる電圧監視用コンデンサを有し、この電圧監視用コン
    デンサの端子電圧が所定レベル以上になった状態で前記
    スイッチング手段を強制的にオンさせる車速監視回路と
    を備えたことを特徴とする車両用ワイパ制御装置。
  2. 【請求項2】 前記車速監視回路は、前記電圧監視用コ
    ンデンサの端子電圧が所定レベル以上になった状態でブ
    レークダウンして前記スイッチング手段をオンさせる定
    電圧ダイオードを含んで構成されていることを特徴とす
    る請求項1記載の車両用ワイパ制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100448135B1 (ko) * 2002-11-22 2004-09-10 현대자동차주식회사 자동차용 리어 와이퍼의 오작동 개선 방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100448135B1 (ko) * 2002-11-22 2004-09-10 현대자동차주식회사 자동차용 리어 와이퍼의 오작동 개선 방법

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