JPH0710056Y2 - 車両用負荷の駆動装置 - Google Patents

車両用負荷の駆動装置

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JPH0710056Y2
JPH0710056Y2 JP4282688U JP4282688U JPH0710056Y2 JP H0710056 Y2 JPH0710056 Y2 JP H0710056Y2 JP 4282688 U JP4282688 U JP 4282688U JP 4282688 U JP4282688 U JP 4282688U JP H0710056 Y2 JPH0710056 Y2 JP H0710056Y2
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公二 滝澤
由紀夫 高石
規之 鈴木
紀雅 浅井
功旗 今枝
健一 大西
久敏 太田
正充 鈴木
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Tokai Rika Co Ltd
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Tokai Rika Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、バッテリを電源とした車両用負荷の駆動装
置、特にはアクセサリ接点のみをオンした状態並びにそ
のアクセサリ接点及びイグニッション接点を双方ともオ
ンした状態に切換えられるイグニッションスイッチを有
し、車両用負荷に対し前記アクセサリ接点を介して通電
するようにした車両用負荷の駆動装置に関する。
(従来の技術) 例えば自動変速機付きの自動車では、自動変速機をパー
キングポジションから他のポジションへ切換える際に、
その切換操作がフットブレーキの踏込み操作時のみ可能
となるように規制する所謂シフトロック装置を設けるこ
とが行なわれている。即ち、この種のシフトロック装置
にあっては、自動変速機用シフトレバーがパーキングポ
ジションにあるときには、イグニッションスイッチがオ
ンされた状態(イグニッション接点がオンされた状態)
でフットブレーキが踏込み操作されたときのみ通電され
る電磁ソレノイドを設けると共に、この電磁ソレノイド
の断電状態では上記シフトレバーがパーキングポジショ
ンから他のポジションへ操作されることを拘束(ロッ
ク)するシフトロック機構を設ける構成とされている。
また、このときにおいて、イグニッションスイッチ用の
イグニッションキーが抜かれる際にシフトレバーが確実
にパーキングポジションに位置されるようにするため、
キーインタロック機構を付加することも行なわれてお
り、この場合には、自動変速機用シフトレバーがパーキ
ングポジション以外にあるときに通電状態を呈する電磁
ソレノイド、並びにこの電磁ソレノイドの通電状態では
イグニッションスイッチのオフ位置である「LOCK」位置
(イグニッションキーの引き抜き可能な位置)への回動
を拘束するキーロック機構を設けることが行なわれる。
しかして、上述したような電磁ソレノイドのうち、キー
インタロック機能用の電磁ソレノイドは、イグニッショ
ンスイッチが「LOCK」位置以外にある状態で通電される
必要があり、従ってバッテリからイグニッションスイッ
チのアクセサリ接点を介して通電されるように構成され
る。ところが、イグニッションスイッチのアクセサリ接
点のみがオンされた状態では、電磁ソレノイドに対する
通電が継続されるものの自動車用エンジンが停止されて
バッテリに対する充電が停止された状態となるため、バ
ッテリの消耗を防ぐ何らかの手段が必要となる。このた
め、従来では、イグニッションスイッチのアクセサリ接
点のオン状態が一定時間以上継続したときにキーインタ
ロック機能用の電磁ソレノイドに対する通電を遮断する
構成とすることが行なわれており、その構成例を第2図
に示す。
即ち、第2図において、1はイグニッションキーにより
操作されるイグニッションスイッチで、これは、オフ位
置(「LOCK」位置)にある状態から、アクセサリ接点AC
Cのみをオンしたアクセサリ位置と、アクセサリ接点ACC
及びイグニッション接点IGを双方ともオンしたイグニッ
ション位置とへ夫々操作可能に構成されている。斯かる
イグニッションスイッチ1にあっては、その共通接点CM
がバッテリ2に接続されていると共に、アクセサリ接点
ACC及びイグニッション接点IGが夫々アクセサリ用電源
ライン3及び主電源ライン4に接続されている。5は前
述したキーインタロック機能用の電磁ソレノイドで、こ
れはアクセサリ用電源ライン3からトランジスタ6を介
して通電されるようになっている。7はポジション検知
スイッチで、これは自動変速機がパーキングポジション
以外にあるときのみオンするように構成されている。8
は前記トランジスタ6をオンオフさせるための制御回路
で、これはアクセサリ用電源ライン3から給電されるよ
うに接続され、前記ポジション検知スイッチ7がオンさ
れた状態でトランジスタ6をオンさせると共に、そのポ
ジション検知スイッチ7がオフされた状態(自動変速機
がパーキングポジションへ操作された状態)でトランジ
スタ6をオフさせるように構成されており、特に禁止端
子Dに対しローレベル信号が与えられた状態ではポジシ
ョン検知スイッチ7のオンオフ状態に関係なくトランジ
スタ6をオフするように構成されている。9はタイマ回
路で、これは主電源ライン4からダイオード10,抵抗11
を介して充電されるコンデンサ12と、このコンデンサ12
の充電電荷を放電するための抵抗13と、アクセサリ用電
源ライン3から給電されるように設けられ前記コンデン
サ12の端子電圧Vcが所定の基準電圧Vsを越えた状態から
その基準電圧Vs以下に変化したときにオン信号Sonを出
力する比較回路14と、この比較回路14からオン信号Son
が出力されたときにオンして制御回路8の禁止端子Dに
ローレベル信号を与えるトランジスタ15とを含んで構成
されている。
このような第2図の構成によれば、イグニッションスイ
ッチ1がアクセサリ位置或はイグニッション位置へ操作
された各状態では、制御回路8は、ポジション検知スイ
ッチ7のオン状態(つまり自動変速機がパーキングポジ
ション以外にある状態)でトランジスタ6をオンして電
磁ソレノイド5に通電し、以てイグニッションスイッチ
1のオフ位置(「LOCK」位置)への操作を拘束する。ま
た、上記各状態において、制御回路8は、ポジション検
知スイッチ7のオフ状態(つまり自動変速機がパーキン
グポジションにある状態)でトランジスタ6をオフして
電磁ソレノイド5を断電し、以てイグニッションスイッ
チ1のオフ位置への操作を許容する。そして、特にイグ
ニッションスイッチ1がイグニッション位置へ操作され
たときにはコンデンサ12に充電されるものであり、この
状態からイグニッションスイッチ1がアクセサリ位置へ
操作されたときにはコンデンサ12の充電電荷が抵抗13を
通じて放電されて、その端子電圧Vcが徐々に低下する。
この後、一定時間が経過して、上記端子電圧Vcが比較回
路14に設定された基準電圧Vs以下に低下したときには、
比較回路14からオン信号Sonが出力されてトランジスタ1
5がオンされるため、制御回路8の禁止端子Dにローレ
ベル信号が与えられてトランジスタ6がオフされる。こ
の結果、電磁ソレノイド5に対する通電が停止されてバ
ッテリ2の消耗が防止されるようになる。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記従来構成のものでは、イグニッショ
ンスイッチ1がイグニッション位置からアクセサリ位置
へ操作されたときには、その一定時間後にタイマ回路8
により電磁ソレノイド5が断電されるが、イグニッショ
ンスイッチ1がオフ位置からアクセサリ位置へ操作され
たときには、タイマ回路9が起動されることなく電磁ソ
レノイド5に通電されたままとなるため、バッテリ2の
消耗を来たすことになる。かといって、イグニッション
スイッチ1がオフ位置からアクセサリ位置へ操作される
のに応じたアクセサリ用電源ライン3の電圧立上がりに
基づいてタイマ回路9を起動する構成としたのでは、イ
グニッションスイッチ1が、アクセサリ接点ACCのみを
オンした状態並びにそのアクセサリ接点ACC及びイグニ
ッション接点IGを双方ともオンした状態に切換えられる
構成のものである関係上、イグニッションスイッチ1が
イグニッション位置からアクセサリ位置へ操作された場
合にタイマ回路9の起動ができなくなる。
本考案は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目
的は、車両用負荷に対しバッテリからイグニッションス
イッチのアクセサリ接点を介して通電するにあたって、
その車両用負荷への通電時間が無闇に長くなる事態を、
イグニッションスイッチの操作状態に関係なくしかも簡
単な構成にて確実に防止でき、以てバッテリの無駄な消
耗を抑制できる等の効果を奏する車両用負荷の駆動装置
を提供するにある。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 本考案は、アクセサリ接点のみをオンした状態並びにそ
のアクセサリ接点及びイグニッション接点を双方ともオ
ンした状態に切換えられるイグニッションスイッチを有
し、車両用負荷に対しバッテリから前記アクセサリ接点
を介して通電させるようにした装置を対象としたもので
あり、前記アクセサリ接点がオンされた状態で前記バッ
テリから給電される制御用電源ライン、この制御用電源
ラインから充電されるコンデンサを含んで成りその充電
電圧が所定レベル以上となったときにセット信号を出力
する時定数回路、前記イグニッション接点がオンされた
ときに動作されて前記コンデンサの両端を短絡する第1
のスイッチング回路、前記イグニッション接点がオンさ
れたときに動作されてその動作期間中リセット信号を出
力する第2のスイッチング回路、前記リセット信号が出
力されたときにリセットされると共に前記セット信号が
出力されたときに所定時間のタイマ動作を行いそのタイ
マ動作期間中だけオン信号を出力するタイマ回路、この
タイマ回路からオン信号が出力された状態及び前記イグ
ニッション接点がオンされた状態で夫々オンして前記車
両用負荷の通電路を形成するスイッチング素子を夫々設
ける構成としたものである。
(作用) イグニッションスイッチが、オフ状態からアクセサリ接
点のみをオンした状態に切換えられたときには、制御用
電源ラインにバッテリから給電されると共に、この制御
用電源ラインから時定数回路内のコンデンサに充電され
るようになる。この後に所定時間が経過してコンデンサ
の充電電圧が所定レベル以上になると、時定数回路から
セット信号が出力される。このとき、イグニッションス
イッチのイグニッション接点はオフ状態にあるから、第
2のスイッチング回路からリセット信号が出力されるこ
とがない。このため、タイマ回路は、上記のようにセッ
ト信号が出力されるのに伴い所定時間のタイマ動作を行
なうと共に、そのタイマ動作期間中だけオン信号を出力
する。すると、このようにオン信号が出力されるのに応
じて、スイッチング素子がオンして車両負荷の通電路を
形成するようになる。そして、この後にタイマ回路のタ
イマ動作が終了すると、オン信号が出力停止されてスイ
ッチング素子がオフされるものであり、結果的に車両用
負荷の通電路は、イグニッションスイッチがオフ状態か
らアクセサリ接点のみをオンした状態に切換えられた後
に一定時間が経過したときに自動的に遮断されるように
なる。
イグニッションスイッチが、アクセサリ接点のみをオン
した状態からイグニッション接点もオンした状態に切換
えられたときには、第1のスイッチング回路が動作して
時定数回路内のコンデンサの両端を短絡するため、時定
数回路からのセット信号の出力が禁止される。また、こ
のときには、第2のスイッチング回路が動作してリセッ
ト信号を出力するため、タイマ回路がタイマ動作を行な
っていた場合には、そのタイマ動作が停止される。従っ
て、この場合においては、タイマ回路からオン信号が出
力されることはないが、スイッチング素子は、前記イグ
ニッションスイッチがオンされたことを条件にオンする
ようになり、これにより車両用負荷の通電路が、タイマ
回路の動作状態に関係なく形成される。
イグニッションスイッチが、アクセサリ接点及びイグニ
ッション接点を双方ともオンした状態からアクセサリ接
点のみをオンした状態に切換えられたときには、第1及
び第2のスイッチング回路が夫々非動作状態に切換えら
れて、前記コンデンサの短絡状態が解除されると共に、
前記リセット信号が出力停止される。このため、所定時
間経過後に時定数回路からセット信号が出力されるよう
になり、これに応じてタイマ回路のタイマ動作が開始さ
れる。このようにタイマ動作が行なわれる結果、車両用
負荷の通電路は、イグニッションスイッチがアクセサリ
接点及びイグニッションスイッチを双方ともオンした状
態からアクセサリ接点のみをオンした状態に切換えられ
た後に一定時間が経過したときに自動的に遮断されるよ
うになる。
(実施例) 以下、本考案を自動車におけるキーインタロック回路に
適用した一実施例について、その要部の回路構成を示す
第1図を参照しながら説明する。
即ち、第1図において、21はイグニッションキーにより
操作されるイグニッションスイッチで、これは、オフ状
態からアクセサリ接点ACCのみをオンした状態並びにア
クセサリ接点ACC及びイグニッション接点IGを双方とも
オンした状態に切換えられるようになっている。22はア
クセサリ用電源ラインで、これはイグニッションスイッ
チ21のアクセサリ接点ACCがオンされた状態でヒューズ2
3を介してバッテリ24に接続される。25は主電源ライン
で、これはイグニッションスイッチ21のイグニッション
接点IGがオンされた状態でヒューズ26を介してバッテリ
24に接続される。27は制御用電源回路で、これはアクセ
サリ用電源ライン22及びグランドライン間に抵抗28及び
図示極性の定電圧ダイオード29を直列に接続すると共
に、定電圧ダイオード29と並列に平滑用コンデンサ30を
接続して成り、定電圧ダイオード29のカソードに接続さ
れた制御用電源ライン31に定電圧(6.8V程度)を出力す
る。
32は車両用負荷たる電磁ソレノイドで、これが通電され
た状態では、図示しないキーインタロック機構が動作さ
れてイグニッションキーの「LOCK」位置(イグニッショ
ンスイッチ21のオフ位置であってイグニッションキーの
引き抜き可能な位置)への回動が拘束されるようになっ
ている。従って、電磁ソレノイド32が断電された状態で
のみ、イグニッションキーの「LOCK」位置への回動及び
その引き抜きが可能となる。斯かる電磁ソレノイド32に
あっては、その一端がグランドラインに接続されている
と共に、他端が図示極性のダイオード33及びPNP形トラ
ンジスタ34を介してアクセサリ用電源ライン22に接続さ
れている。尚、35は電磁ソレノイド32と並列に接続され
たフライホイールダイオードである。
36は上記トランジスタ34を含んで構成された駆動回路で
あり、以下これについて説明する。即ち、37は制御用電
源ライン31から通電されるチョッパ制御回路で、これは
バッテリ24の出力電圧に逆比例したパルスデューティ比
を有したパルス信号Pを出力するようになっている。
38は上記パルス信号Pにより周期的にオンされるNPN
形トランジスタで、そのベースが、チョッパ制御回路37
の出力端子の他に、アクセサリ用電源ライン22に対し抵
抗39及びコンデンサ40を直列に介して接続されており、
コレクタ・ベース間にはコンデンサ41が接続されてい
る。さらに、上記トランジスタ38にあっては、そのコレ
クタがアクセサリ用電源ライン22に抵抗42,43を直列に
介して接続されていると共に、エミッタがスイッチング
素子たるNPN形トランジスタ44のコレクタに接続されて
いる。上記トランジスタ44は、そのベースが後述するタ
イマ回路45用のターミナル45aに接続されていると共
に、エミッタがポジション検知スイッチ46を介してグラ
ンドラインに接続されている。ここで、上記ポジション
検知スイッチ46は、自動変速機のポジションを検知する
ためのもので、自動変速機がパーキングポジションにあ
るときのみオフして、他の状態ではオンするように構成
されている。そして、前記電磁ソレノイド32の通電路に
介在されたトランジスタ34は、そのベースが前記抵抗4
2,43の共通接続点に接続されていると共に、コレクタ・
ベース間にはコンデンサ47が接続されている。
さて、前記タイマ回路45は、制御用電源ライン31から通
電されるように設けられており、その制御用電源ライン
31の電圧が確立するまでの間は、コンデンサ48a,抵抗48
bより成る周知構成のパワーオンリセット回路48により
リセット状態に保持されるようになっている。また、タ
イマ回路45は、その電源が確立した状態では、リセット
端子Rの入力信号が立上がった状態でリセットされると
共に、セット端子Sの入力信号が立上がったときに所定
時間(例えば1時間程度)のタイマ動作を開始し、その
タイマ動作期間中だけ出力端子Qからオン信号Son(ハ
イレベル信号)を出力するように構成されている。この
とき、上記出力端子Qは、グランドラインに対し図示極
性のダイオード49及び抵抗50a,50bを直列に介して接続
されていると共に、これら抵抗50a,50bの共通接続点が
前記ターミナル45aに接続されており、従ってタイマ回
路45からオン信号Son(ハイレベル信号)が出力された
状態では、前記トランジスタ44がオンされるようにな
る。このとき、上記ダイオード49のカソード側には、前
記主電源ライン25が図示極性のダイオード51を介して接
続されている。従って、上記トランジスタ44は、イグニ
ッションスイッチ21のイグニッション接点IGがオンされ
た状態においても、主電源ライン25からハイレベル信号
が与えられてオンされる。
さて、52は時定数回路で、これは制御用電源ライン31と
グランドラインとの間に抵抗53及びコンデンサ54を直列
に接続することにより構成されている。このとき、上記
抵抗53及びコンデンサ54の共通接続点からは、そのコン
デンサ54の充電電圧に応じた電圧信号が出力されるもの
であり、その充電電圧が所定レベル以上になったときの
電圧信号がセット信号Ssとして出力されるようになって
いる。そして、斯かるセット信号Ssは、前記タイマ回路
45のセット端子Sに与えられるようになっている。55は
第1のスイッチング回路で、これは、主電源ライン25と
グランドラインとの間に直列に接続された抵抗56,57
と、ベースが上記抵抗56,57の共通接続点に接続されたN
PN形トランジスタ58とを備え、そのトランジスタ58のコ
レクタ・エミッタ間を前記コンデンサ54と並列に接続す
ることにより構成されている。
59は第2のスイッチング回路で、これは次のように構成
されている。即ち、60,61は主電源ライン25とグランド
ラインとの間に直列に接続された抵抗、62はベースが上
記抵抗60,61の共通接続点に接続されたNPN形トランジス
タである。このトランジスタ62は、そのコレクタが制御
用電源ライン31に対し抵抗63,64を直列に介して接続さ
れていると共に、エミッタがグランドラインに接続され
ている。65はベースが上記抵抗63,64の共通接続点に接
続されたPNP形トランジスタで、そのエミッタが制御用
電源ライン31に接続されていると共に、コレクタがグラ
ンドラインに対し抵抗66を介して接続されている。斯か
る第2のスイッチング回路59にあっては、トランジスタ
65がオンされた状態で、そのコレクタからハイレベル信
号より成るリセット信号Srを出力するものであり、その
リセット信号Srはタイマ回路45のリセット端子Rに与え
られるように接続されている。
尚、上述したチョッパ制御回路37,タイマ回路45,時定数
回路52,第1及び第2のスイッチング回路55及び59等
は、実際には一個のハイブリッドICとして構成される。
次に、上記構成の作用について説明する。
(1)イグニッションスイッチ21が、オフ状態からアク
セサリ接点ACCのみをオンした状態に切換えられた場合
…… この場合には、バッテリ24からアクセサリ用電源ライン
22及び制御用電源ライン31に給電されるようになり、こ
の制御用電源ライン31から時定数回路52内のコンデンサ
54に充電されるようになる。斯様な充電開始後に所定時
間が経過してコンデンサ54の充電電圧が所定レベル以上
になると、時定数回路52からセット信号Ssが出力されて
タイマ回路55のセット端子Sに与えられる。一方、この
場合においては、イグニッションスイッチ21のイグニッ
ション接点IGがオフされた状態にあるため、第2のスイ
ッチング回路59内のトランジスタ62,65が夫々オフした
状態にあるため、これからリセット信号Srが出力される
ことはない。従って、タイマ回路45にあっては、上述の
ようにセット信号Ssが出力されるのに伴い所定時間のタ
イマ動作を開始すると共に、そのタイマ動作期間中オン
信号Sonを出力するようになる。このとき、ポジション
検知スイッチ46がオンされた状態、つまり自動変速機が
パーキングポジション以外(ドライブポジション等)に
ある状態では、駆動回路36内のトランジスタ44のエミッ
タがグランドラインに接続された状態にあるため、その
トランジスタ44が上記オン信号Sonによってオンされ
る。すると、駆動回路36内のトランジスタ34及び38が、
チョッパ制御回路37からのパルス信号Pによりオンオ
フされ、トランジスタ34のオンオフによりアクセサリ用
電源ライン12の出力がチョッピングされて電磁ソレノイ
ド32に与えられるようになる。つまり、トランジスタ44
のオンに応じて電磁ソレノイド32の通電路が形成される
ものであり、これにより電磁ソレノイド32が動作状態に
保持される。
一方、アクセサリ接点ACCのオン後に一定時間が経過し
てタイマ回路45のタイマ動作が終了すると、オン信号So
nの出力が停止されてトランジスタ44がオフされるた
め、電磁ソレノイド32の通電路が遮断されるようにな
る。つまり、電磁ソレノイド32は、イグニッションスイ
ッチ21がオフ状態からアクセサリ接点ACCのみをオンし
た状態に切換えられたときには、この後に一定時間が経
過したときに自動的に遮断されるようになる。
(2)イグニッションスイッチ21が、アクセサリ接点AC
Cのみをオンした状態からイグニッション接点IGもオン
した状態に切換えられた場合…… この場合には、バッテリ24から主電源ライン25にも給電
されるようになり、これに応じて第1のスイッチング回
路55が動作、つまりトランジスタ58がオンして時定数回
路52内のコンデンサ54の両端が短絡されるため、時定数
回路52からのセット信号Ssの出力が禁止される。また、
このときには、第2のスイッチング回路59も動作、つま
りトランジスタ62,65がオンしてリセット信号Srが出力
されるため、タイマ回路45がタイマ動作を行なっていた
場合には、そのタイマ動作が停止される。従って、この
場合には、タイマ回路45からオン信号Sonが出力される
ことはないが、トランジスタ44は主電源ライン25からダ
イオード52を通じて与えられるハイレベル信号によって
オンするようになり、これにより電磁ソレノイド32の通
電路が、タイマ回路45の動作状態に関係なく形成される
ようになる。
(3)イグニッションスイッチ21が、アクセサリ接点AC
C及びイグニッションスイッチIGを双方ともオンした状
態からアクセサリ接点ACCのみをオンした状態に切換え
られた場合…… この場合には、主電源ライン25に対する給電が遮断され
るため、第1及び第2のスイッチング回路55及び59が非
動作状態に切換えられ、これに応じて前記コンデンサ54
の短絡状態が解除されると共に、リセット信号Srが出力
停止される。このため、コンデンサ54に対する充電が開
始されて、その所定時間後に時定数回路52からセット信
号Ssが出力されるようになり、これに応じてタイマ回路
45のタイマ動作が開始される。この後、一定時間が経過
してタイマ回路45のタイマ動作が終了すると、前述同様
に電磁ソレノイド32の通電路が遮断されるようになる。
つまり、電磁ソレノイド32は、イグニッションスイッチ
21がアクセサリ接点ACC及びイグニッション接点IGを双
方ともオンした状態からアクセサリ接点ACCのみをオン
した状態に切換えられたときにも、この後に一定時間が
経過したときに自動的に遮断されるようになる。
尚、上記(1),(2),(3)の各場合において、電
磁ソレノイド32に通電された状態、つまり自動変速機が
パーキングポジション以外にある状態では、図示しない
キーインタロック機構が動作されてイグニッションキー
の「LOCK」位置への回動が拘束されるようになる。そし
て、この状態から、自動変速機がパーキングポジション
へ操作されてポジション検知スイッチ46がオフされたと
きには、トランジスタ44,38,34がパルス信号Pに関係
なくオフされるため、電磁ソレノイド32が断電されて上
記キーインタロック機構が動作停止されるようになり、
この結果、上記イグニッションキーの回動拘束状態が解
除される。従って、自動変速機がパーキングポジション
にあるときのみ、イグニッションキーを「LOCK」位置へ
操作してこれを引き抜くことができるようになる。
尚、上記実施例では、車両用負荷としての電磁ソレノイ
ド32を駆動する場合について述べたが、ランプ及びモー
タ等の他の車両用負荷の駆動にも適用できるものであ
る。
[考案の効果] 本考案によれば以上の説明によって明らかなように、ア
クセサリ接点のみをオンした状態並びにそのアクセサリ
接点及びイグニッション接点を双方ともオンした状態に
切換えられるイグニッションスイッチを有し、車両用負
荷に対しバッテリから前記アクセサリ接点を介して通電
させる構成の車両用負荷の駆動装置において、イグニッ
ションスイッチがオフ状態からアクセサリ接点のみがオ
ンされた状態に切換えられたとき、並びにイグニッショ
ンスイッチがアクセサリ接点及びイグニッション接点を
双方ともオンした状態からアクセサリ接点のみがオンさ
れた状態に切換えられたときの何れの場合においても、
車両用負荷への通電時間が無闇に長くなる事態を確実に
防止でき、以てバッテリの無駄な消耗を抑制できるよう
になる。しかも、本考案によれば、複雑なシーケンス回
路或は論理回路等が不要であるから、回路構成の複雑化
を伴うことがないものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す電気回路図、第2図は
従来例説明用の第1図相当図である。 図中、21はイグニッションスイッチ、ACCはアクセサリ
接点、IGはイグニッション接点、22はアクセサリ用電源
ライン、24はバッテリ、25は主電源ライン、27は制御用
電源回路、31は制御用電源ライン、32は電磁ソレノイド
(車両用負荷)、36は駆動回路、37はチョッパ制御回
路、44はトランジスタ(スイッチング素子)、45はタイ
マ回路、46はポジション検知スイッチ、52は時定数回
路、54はコンデンサ、55は第1のスイッチング回路、59
は第2のスイッチング回路を示す。
フロントページの続き (72)考案者 浅井 紀雅 愛知県丹羽郡大口町大字豊田字野田1番地 株式会社東海理化電機製作所内 (72)考案者 今枝 功旗 愛知県丹羽郡大口町大字豊田字野田1番地 株式会社東海理化電機製作所内 (72)考案者 大西 健一 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)考案者 太田 久敏 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)考案者 鈴木 正充 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (56)参考文献 実開 昭48−104039(JP,U) 実開 昭58−163679(JP,U) 実開 昭52−103536(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】アクセサリ接点のみをオンした状態並びに
    そのアクセサリ接点及びイグニッション接点を双方とも
    オンした状態に切換えられるイグニッションスイッチを
    有し、車両用負荷に対しバッテリから前記アクセサリ接
    点を介して通電させるようにした装置において、前記ア
    クセサリ接点がオンされた状態で前記バッテリから給電
    される制御用電源ラインと、この制御用電源ラインから
    充電されるコンデンサを含んで成りその充電電圧が所定
    レベル以上となったときにセット信号を出力する時定数
    回路と、前記イグニッション接点がオンされたときに動
    作されて前記コンデンサの両端を短絡する第1のスイッ
    チング回路と、前記イグニッション接点がオンされたと
    きに動作されてその動作期間中リセット信号を出力する
    第2のスイッチング回路と、前記リセット信号が出力さ
    れたときにリセットされると共に前記セット信号が出力
    されたときに所定時間のタイマ動作を行なうように設け
    られそのタイマ動作期間中だけオン信号を出力するタイ
    マ回路と、このタイマ回路からオン信号が出力された状
    態及び前記イグニッション接点がオンされた状態で夫々
    オンして前記車両用負荷の通電路を形成するスイッチン
    グ素子とを具備して成る車両用負荷の駆動装置。
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