JPH10179941A - 音声認識および音声発生装置、および、該音声認識および音声発生装置を備えた玩具、ならびに、音声認識および音声発生制御プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

音声認識および音声発生装置、および、該音声認識および音声発生装置を備えた玩具、ならびに、音声認識および音声発生制御プログラムを記録した記録媒体

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JPH10179941A
JPH10179941A JP9262557A JP26255797A JPH10179941A JP H10179941 A JPH10179941 A JP H10179941A JP 9262557 A JP9262557 A JP 9262557A JP 26255797 A JP26255797 A JP 26255797A JP H10179941 A JPH10179941 A JP H10179941A
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voice
audio
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audio signal
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JP9262557A
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Junji Kuwabara
淳司 桑原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力された音声と、その音声に対して発声す
る音声との対応を任意に設定できる音声認識および音声
発生装置、およびその装置を備えた玩具ならびに音声認
識および音声発生制御プログラムを記録した記録媒体を
提供すること。 【解決手段】 マイク10から入力された音は、A/D
変換器13にて音声データに変換され、最終的に音声デ
ータ記憶部15に記憶される。また、特徴パターン抽出
部21では別途マイク10から入力された音声の特徴パ
ターンが抽出され、抽出された特徴パターンは、操作部
3からの指示に基づいて音声データ記憶部15に記憶さ
れたいずれかの音声データと対応づけられた後、特徴パ
ターン記憶部25に記憶される。これにより、特徴パタ
ーン記憶部25に記憶された特徴パターンが再度抽出さ
れた場合その特徴パターンに対応する音声データが音声
データ記憶部15から読み出されて最終的にスピーカ2
0から音として発せられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、入力された音声
に対応する音声を発する音声認識および音声発生装置、
および、該装置を備えた玩具、ならびに、音声認識およ
び音声発生制御プログラムを記録した記録媒体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、入力された音声を記憶し、記
憶された音声をそのまま発音すると共に、再生スイッチ
等を備え、その再生スイッチを操作することによって、
必要に応じて録音した音を再生する玩具が考案されてい
る。例えば、特開昭63−290594号公報において
は、オウムのぬいぐるみにマイクロフォン、AD変換
器、半導体メモリ、DA変換器、および、スピーカ等を
備え、マイクロフォンに向かって発生された音声をAD
変換器等によってディジタル信号化して音声データとし
て半導体メモリに記録し、マイクロフォンからの音声信
号がなくなると、半導体メモリから順次音声データを読
み出してDA変換器に出力し、スピーカから音声として
発生させている。また、上述した玩具においては、再生
スイッチ等を設けて半導体メモリに記憶されていた音声
データを、所望する時に再生させる機能を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した玩
具においては、入力された音声は、常に正確に記憶され
発音されるので、何等意外性がなくすぐに飽きられてし
まう可能性があった。また、入力された音声をそのまま
発声するだけなので、単なる玩具や相手にメッセージを
伝える録音再生装置としての用途に限られていた。
【0004】この発明は上述した事情に鑑みてなされた
もので、外部から入力する音声と、その音声に対して発
声する音声との対応を任意に設定できる音声認識および
音声発生装置、および、その装置を備えた玩具、ならび
に、音声認識および音声発生制御プログラムを記録した
記録媒体を提供することを目的としている。また、他の
目的としては、その用途が玩具や録音再生装置のみにと
どまらず、所定の時刻に使用者が起こすべき行動の内容
等を音声で通知するスケジュール通知機能や目覚まし機
能を有し、様々な用途に対応可能な音声認識および音声
発生装置、および、その装置を備えた玩具、ならびに、
音声認識および音声発生制御プログラムを記録した記録
媒体を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、入力された音声に対応する音声信号を出力する音声
信号出力手段と、前記音声信号出力手段から出力された
音声信号を記憶する音声信号記憶手段と、前記音声信号
出力手段から出力された音声信号に基づいて、前記音声
信号出力手段に入力された音声を認識する音声認識手段
と、前記音声信号記憶手段に記憶された音声信号と、前
記音声認識手段により認識された音声との対応を設定す
る対応設定手段と、前記音声認識手段により、前記対応
づけられた音声が認識されると、前記対応設定手段によ
って設定された対応に従って、その認識した音声に対応
する音声信号を、前記音声信号記憶手段から読み出す音
声信号読出手段と、前記音声信号読出手段が読み出した
音声信号を音声に変換して出力する音声出力手段とを具
備する音声認識および音声発生装置を、人形または動物
の形状を有するぬいぐるみ、あるいは、室内飾りの、内
部または外部に設けたことを特徴とする音声認識および
音声発生装置を備えた玩具である。
【0006】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の音声認識および音声発生装置を備えた玩具において、
時刻を指定する時刻指定手段と、現在時刻を計時する計
時手段と、前記計時手段が前記時刻指定手段によって指
定された時刻を計時すると、前記音声信号記憶手段に記
憶された音声信号を繰り返し読み出す反復読出手段と、
前記対応設定手段によって設定された対応に従って、前
記反復読出手段によって繰り返し読み出された音声信号
に対応する、特定の音声が前記音声認識手段によって認
識されると、前記反復読出手段による音声信号の読出を
停止させる読出停止手段とを有してなり、前記音声出力
手段が、前記反復読出手段によって読み出された音声信
号を音声に変換して出力することを特徴としている。
【0007】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の音声認識および音声発生装置を備えた玩具に
おいて、前記計時手段によって計時された現在時刻を音
声によって通知する現在時刻通知手段と、前記音声認識
手段によって特定の音声が認識された時、前記現在時刻
通知手段が現在時刻を通知するように制御する時刻通知
制御手段とを具備することを特徴としている。
【0008】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の音声認識および音声発生装置を備えた玩具において、
前記時刻通知制御手段は、前記計時手段が、前記時刻指
定手段によって指定された時刻を計時した時に、前記現
在時刻通知手段が現在時刻を通知するように制御するこ
とを特徴としている。
【0009】請求項5に記載の発明は、請求項2ないし
4のうちいずれか1項に記載の音声認識および音声発生
装置を備えた玩具において、前記音声信号記憶手段に記
憶された音声信号のうち、いずれか1つを選択する選択
手段と、前記計時手段が、前記時刻指定手段によって指
定された時刻を計時した時に、前記選択手段によって選
択された音声信号を、前記音声信号記憶手段から読み出
す指定時刻読出手段とを有してなり、前記音声出力手段
が、前記指定時刻読出手段によって読み出された音声信
号を音声に変換して出力することを特徴としている。
【0010】請求項6に記載の発明は、請求項1ないし
5のうちいずれか1項に記載の音声認識および音声発生
装置を備えた玩具において、前記音声信号出力手段から
出力された音声信号を前記音声信号記憶手段に任意に記
憶させる記憶制御手段と、前記音声信号記憶手段に任意
に記憶された音声信号のうち、任意の音声信号を読み出
す任意読出手段とを有し、前記音声出力手段は、前記任
意読出手段によって読み出された、任意に記憶された音
声信号を音声に変換して出力することを特徴としてい
る。
【0011】請求項7に記載の発明は、請求項1ないし
6のうちいずれか1項に記載の音声認識および音声発生
装置を備えた玩具において、乱数を発生する乱数発生手
段と、前記乱数発生手段から発生された乱数が、予め設
定された数値と一致しなかった場合、前記音声信号出力
手段から出力される音声信号に含まれる情報を変更して
出力する音声信号変更手段とを有してなり、前記音声出
力手段が、前記音声信号変更手段から出力された音声信
号を音声に変換して出力することを特徴としている。
【0012】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載
の音声認識および音声発生装置を備えた玩具において、
前記音声出力手段から出力される音声の音質を変更する
音質変更手段を具備することを特徴としている。
【0013】請求項9に記載の発明は、請求項8に記載
の音声認識および音声発生装置を備えた玩具において、
前記音声信号出力手段から出力された音声信号が、前記
音質変更手段により音質を変更された音声信号であった
場合、前記乱数発生手段が発生する乱数の数値範囲を変
化させる乱数発生制御手段を具備することを特徴として
いる。
【0014】請求項10に記載の発明は、請求項8に記
載の音声認識および音声発生装置を備えた玩具におい
て、前記音声信号出力手段から出力された音声信号が、
前記音質変更手段により音質を変更された音声信号であ
った場合、前記乱数発生手段が発生する乱数の数値範囲
を変化させる乱数発生制御手段を具備することを特徴と
している。
【0015】請求項11に記載の発明は、請求項8に記
載の音声認識および音声発生装置を備えた玩具におい
て、所定の数値範囲で常時計数するフリーランカウンタ
と、前記音声信号出力手段から音声信号が出力された
時、前記フリーランカウンタの計数値を読み取り、その
計数値が所定の数値と一致した場合は、前記乱数発生手
段が発生する乱数の数値範囲を変化させる乱数発生制御
手段を具備することを特徴としている。
【0016】請求項12に記載の発明は、請求項11に
記載の音声認識および音声発生装置を備えた玩具におい
て、所定の音声信号を記憶した所定音声信号記憶手段
と、前記フリーランカウンタの計数値と、前記所定の数
値とが一致した場合、前記所定音声信号記憶手段から前
記所定の音声信号を読み出す所定音声信号読出手段とを
有し、前記音声出力手段が、前記所定音声信号読出手段
によって読み出された所定の音声信号を音声に変換して
出力することを特徴としている。
【0017】請求項13に記載の発明は、請求項1ない
し12のうち、いずれか1項に記載の音声認識および音
声発生装置を備えた玩具において、前記音声信号記憶手
段に記憶された音声信号を順次全て読み出す順次読出手
段を有してなり、前記音声出力手段が、前記順次読出手
段によって読み出された音声信号を音声に変換して出力
することを特徴としている。
【0018】請求項14に記載の発明は、請求項1ない
し13のうち、いずれか1項に記載の音声認識および音
声発生装置を備えた玩具において、前記人形または動物
の形状を有するぬいぐるみ、もしくは、室内飾りは可動
部を有し、前記音声出力手段から音声が出力された時
に、その可動部を駆動させる駆動手段を具備することを
特徴としている。
【0019】請求項15に記載の発明は、入力された音
声に対応する音声データを出力する音声データ出力手段
と、前記音声データ出力手段から出力された音声データ
を記憶する音声データ記憶手段と、前記音声データ出力
手段から出力された音声データに基づいて、前記音声デ
ータ出力手段に入力された音声を認識する音声認識手段
と、前記音声データ記憶手段に記憶された音声データ
と、前記音声認識手段により認識された音声との対応を
設定する対応設定手段と、前記対応設定手段により対応
づけられた音声が音声認識手段により認識されると、前
記対応設定手段によって設定された対応に従って、前記
認識した音声に対応する音声データを、前記音声データ
記憶手段から読み出す音声データ読出手段と、前記音声
データ読出手段が読み出した音声データを音声に変換し
て出力する音声出力手段とを具備することを特徴とす
る、コンピュータにより音声認識および音声発生を行う
音声認識および音声発生装置である。
【0020】請求項16に記載の発明は、請求項15に
記載の音声認識および音声発生装置において、人または
動物の画像を表示する画像表示手段と、前記音声データ
読出手段が前記音声データ記憶手段から音声データを読
み出す時に、前記画像表示手段に表示された人または動
物の画像を変化するように制御する画像制御手段を有す
ることを特徴としている。
【0021】請求項17に記載の発明は、入力された音
声に対応する音声データを出力する音声データ出力手段
と、音声に対応する音声データを音声に変換して出力す
る音声出力手段とを有するコンピュータに音声認識およ
び音声発生を行わせるためのプログラムを記録した記録
媒体であって、該プログラムは、前記コンピュータに前
記音声データ出力手段から出力された音声データを記憶
させ、前記音声データ出力手段から出力された音声デー
タに基づいて前記入力された音声を認識させ、前記記憶
させた音声データと、前記認識した音声とを対応づけさ
せ、前記対応づけさせた音声が再度認識された時、前記
記憶させた音声データの中からその音声に対応する音声
データを前記音声出力手段に出力させることを特徴とし
ている。
【0022】請求項18に記載の発明は、請求項17に
記載の音声認識および音声発生制御プログラムを記録し
た記録媒体において、前記コンピュータに、人または動
物の画像を画像表示装置に表示させ、前記記憶させた音
声データの中からその音声に対応する音声データを前記
音声出力手段に出力させる際、前記画像表示装置に表示
させた人または動物の画像を変化させるプログラムを記
録していることを特徴としている。
【0023】請求項19に記載の発明は、請求項18に
記載の音声認識および音声発生制御プログラムを記録し
た記録媒体において、前記プログラムが、前記コンピュ
ータに、前記音声データ出力手段から出力された音声デ
ータを、前記認識された音声に対応付けられる音声デー
タとして記憶させる際に、前記音声データ出力手段から
出力された音声データを一時記憶し、該一時記憶させた
音声データと同一の音声データが前記音声データ出力手
段から出力された時に乱数を発生させ、該乱数と所定値
との大小関係が所定の条件を満たす毎に、前記画像表示
装置に表示させる人または動物の画像に、それぞれ異な
る変化を生じさせ、前記所定の条件を所定回数満たした
時に、当該音声データを前記認識された音声に対応付け
られる音声データとして記憶させることを特徴としてい
る。
【0024】請求項20に記載の発明は、請求項18に
記載の音声認識および音声発生制御プログラムを記録し
た記録媒体において、前記プログラムが、前記認識され
た音声に対応付けられる音声データとして音声データを
記憶させる際に、当該音声データに対し、当該音声デー
タを消去するか否かを決定するための記憶保持値を発生
し、該記憶保持値を所定時間が経過する毎に減少させ、
一定値以下になった時に当該音声データを消去すること
を特徴としている。
【0025】請求項21に記載の発明は、請求項19に
記載の音声認識および音声発生制御プログラムを記録し
た記録媒体において、前記プログラムが、前記コンピュ
ータに、前記対応付けられる音声データとして記憶させ
た音声データと、前記認識した音声とを対応づけさせる
際に、前記対応付けられる音声データとして記憶させた
音声データを所定時間間隔で順次前記音声出力手段に出
力させ、前記対応付けられる音声データとして記憶させ
た音声データを前記所定時間間隔で音声出力手段に出力
させている間に入力された音声を認識し、該認識した音
声に対して、その直前に前記音声出力手段に出力させた
音声データとの関連度を示す情報を発生させ、該認識し
た音声を、該認識した音声に対して発生された情報によ
って関連が示される音声データが前記音声出力手段に出
力された直後に、再度認識した場合、その情報が示す関
連度を増加させ、該関連度が所定の条件を満たした時
に、前記認識した音声と前記対応付けられる音声データ
として記憶させた音声データとを対応付けることを特徴
としている。
【0026】請求項22に記載の発明は、請求項21に
記載の音声認識および音声発生制御プログラムを記録し
た記録媒体において、前記プログラムが、所定時間が経
過する毎に前記情報が示す関連度を減少させ、該関連度
が一定値以下になった時に、対応付けられた音声と、音
声データとの対応を解消することを特徴としている。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態について説明する。図1は、本実施形態におけ
る音声認識および音声発生装置を備えた玩具(以下、単
に玩具という)の外観を示す図であり、この図におい
て、1はインコを模したぬいぐるみであり、その頭部に
は入力された音声を電気信号に変換するマイクロフォン
(図示略)が、また、喉部には音声を発するスピーカ
(図示略)がそれぞれ内蔵されている。 また、1aは
インコを模したぬいぐるみの嘴であり、スピーカから音
声が発せられる時に、あたかもぬいぐるみのインコがし
ゃべっているかのように開閉するようになっている。
【0028】2は、本実施形態における玩具の本体部で
あり、上述したマイクロフォンから音声が入力される
と、その音声に応じた音声信号をスピーカへ出力する音
声信号発生装置(詳しくは後述する)と、この音声信号
発生装置の電源である電池とが内蔵されている。3は、
本体部2に取り付けられた複数の押しボタンからなる操
作部であり、以下に示す各種のボタンにより構成されて
いる。
【0029】(1)モード選択ボタン 本実施形態における玩具の動作モードを選択するボタン
であり、以下の各モードに対応してそれぞれ1つずつボ
タンが設けられている。 学習モード…本実施形態における玩具に言葉または音
を習得させるモード。 設定モード…現在時刻、または、学習モードにおいて
習得させた言葉もしくは音のうち、いずれかのものを、
どの時刻に、または、どのような音もしくは音声が、マ
イクロフォンに入力された時に発声させるか、その対応
関係を設定するモード。 実行モード…設定モードにおいて設定した内容を実行
するモード。 ランダムモード…入力された音声を任意に記憶し、ま
た、本実施形態における玩具が記憶している言葉または
音を任意に発声させるモード。 メッセージモード…記憶した言葉または音を順次発声
させるモード。
【0030】(2)時刻設定ボタン 設定モードにおいて時刻を設定する時に押下する(詳し
くは後述する)。 (3)現在時刻ボタン 設定モードにおいて、本実施形態の玩具に現在時刻を音
声で通知させる時に押下する(詳しくは後述する)。 (4)目覚ましボタン 本実施形態における玩具が有する目覚まし機能(詳しく
は後述する)を有効または無効にするボタン。 (5)テンキー 0〜9の数字に対応するボタンにより構成されている。 (6)決定ボタン 上述した各モードにおいて、設定等を決定する際に押下
される。さらに、4は表示部であり、上述した操作部3
を構成する各種ボタンによって設定された内容等を表示
する。
【0031】次に、前述した音声認識および音声発生装
置の構成について、図2を参照して説明する。ここで、
図1に示した各部に相当する部分については同一の符号
を付し、その説明を省略する。この図において、10は
マイクロフォン(以下、マイクという)であり、図1の
ぬいぐるみ1の頭部に内蔵され、入力された音声に応じ
た電気信号(以下、音声信号という)を出力する。11
は増幅回路であり、マイク10から出力された音声信号
を増幅する。12はフィルタであり、可聴帯域外の電気
信号を除去する。13はA/D変換器であり、フィルタ
12を通過した音声信号を所定周期でサンプリング化
し、ディジタル信号に変換して音声データとして出力す
る。
【0032】14は音声データ変更部であり、A/D変
換器13から出力された音声データを一時記憶すると共
に、制御部29からの指示により、一時記憶した音声デ
ータを音声データ記憶部15またはD/A変換器16の
いずれかに出力する。また、その際、制御部29からの
指示に基づいて、出力する音声データの一部または全部
を改竄する。音声データ記憶部15は、音声データ変更
部14から出力された音声データを、制御部29により
指定されたアドレスに格納する。D/A変換器16は、
音声データ変更部14または音声データ記憶部15から
出力された音声データをアナログ信号に変換する。
【0033】17は音声変換回路であり、実際のインコ
の音声に類似した音声となるように、D/A変換器16
から出力されたアナログ信号の波形を適宜調節する。1
8は増幅回路であり、音声変換回路17から出力された
音声信号を増幅する。19は音量調整回路であり、本実
施形態における玩具が発する音声の音量を調節可能とす
るために、増幅回路18から出力された音声信号の振幅
を調整する。20はスピーカであり、ぬいぐるみ1の喉
部に内蔵され、音量調整回路19から出力された音声信
号を音に変換して出力する。
【0034】21は特徴パターン抽出部であり、フィル
タ12から出力された音声信号から線形予測係数や、フ
ーリエスペクトル係数等を求め、マイク10に入力され
た音声の特徴パターンを抽出する。22は音声入力検出
部であり、マイク10に入力された音声が所定レベル以
上であった場合、検出信号を制御部29へ出力する。2
3はタイマであり、現在時刻を計時する。24は玩具特
徴パターン記憶部であり、マイク10から入力された音
声が別の本実施形態における玩具から発せられたものか
否かを判断するために、音声変換回路17によって変換
される音声信号の特徴パターンが記憶されている。
【0035】25は特徴パターン記憶部であり、特徴パ
ターン抽出部21から出力された特徴パターンを、制御
部29により指示されたアドレスに記憶する。26はカ
ウンタであり、本実施形態における玩具の電源がONさ
れてからOFFされるまで、所定の数値範囲を常時計数
する。ここで、カウンタ26は、0〜99(10進数)
の数値範囲内で常時カウントしている。27は乱数発生
部であり、制御部29からの指示により、0〜1の数値
範囲内で、小数点第3位までの乱数RNDを出力する。
28は駆動装置であり、制御部29からの指示により、
ぬいぐるみ1の嘴1aを図示せぬモータ等によって開閉
させる。29は制御部であり、上述した各部を制御す
る。
【0036】次に、図3ないし図8に示すフローチャー
トを参照して、制御部29の制御動作について説明す
る。まず、本実施形態の玩具の図示せぬ電源スイッチが
ONにされると、制御部29は、操作部3におけるモー
ド選択ボタンの押下待機状態となる。そして、モード選
択ボタンが押下された場合は、押下されたモードボタン
に対応するモードの処理を開始する。以下、各種モード
毎にそれぞれの処理について説明する。
【0037】〔学習モードにおける処理〕操作部3の学
習モードボタンが押下されると、制御部29は、図3に
示すフローチャートの処理を開始する。ここで、本実施
形態における玩具から発生される音声は、基本的に外部
から入力された音声であるが、本実施形態の玩具は、入
力された音声を単にそのまま記憶するのではなく、所定
の確率に従って入力された音声を正確に記憶するか否か
を決定するものである。
【0038】図3に示すフローチャートの処理が開始さ
れると、制御部29はステップSa1へ進み、学習モー
ドにおいて使用する以下のフラグをリセットする。 ・玩具音声判定フラグMAC マイク10に入力された音声が、本実施形態における玩
具と同じ玩具から発生されたものであるか否かを示すフ
ラグ。同じ玩具から発生されたものであれば「1」とな
り、同じ玩具から発生されたものでなければ「0」とな
る。 ・リーチフラグREA 外部から入力された音声を記憶する確率が高くするか否
かを示すフラグ。記憶する確率を高くする場合は「1」
となり、通常の確率のままである場合は「0」となる。
【0039】ステップSa1において、初期化が完了す
ると、ステップSa2へ進み、制御部29は、マイク1
0から入力される音声の待機状態となる。すなわち、音
声入力検出部22から検出信号が出力されたか否かを判
断し、検出信号が出力されなかった場合は、マイク10
から音声が入力されなかったとみなし、判断結果がNO
となって、再度ステップSa2の処理を行う。そして、
マイク10に音声が入力され、音声入力検出部22から
検出信号が出力されると、判断結果はYESとなり、そ
の後、再び検出信号が出力されなくなった時点で、ステ
ップSa3の処理へ進む。また、この間、音声データ変
更部14には、A/D変換器13から出力された音声デ
ータが一時記憶される。
【0040】ステップSa3において、制御部29は特
徴パターン抽出部21から出力された特徴パターンと、
玩具特徴パターン記憶部24に記憶されている特徴パタ
ーンとを比較する。そして、ステップSa4へ進み、特
徴パターン抽出部21から出力された特徴パターンと、
玩具特徴パターン記憶部24に記憶されている特徴パラ
メータとを比較し、両者が類似していると判断した場合
は、特徴パターンマイク10に入力された音声が、本実
施形態の玩具と同じ玩具から発せられたものとみなし、
判断結果がYESとなって、ステップSa5へ進んで玩
具音声判定フラグMACを「1」にセットした後、ステ
ップSa6へ進む。また、両者が類似していないと判断
された場合は、判断結果がNOとなり、ステップSa5
の処理を行わずに、ステップSa6へ進む。
【0041】ステップSa6において、制御部29は、
カウンタ26のカウント値CNTを読み取る。そして、
読み取った値が定数aであるか否かを判断する。ここ
で、定数aは0〜49のうち、いずれか1つの整数であ
り、その値は予め定められている。そして、カウント値
CNTが整数aと一致した場合は、判断結果がYESと
なって、ステップSa8へ進み、リーチフラグREAを
「1」にセットした後、ステップSa9にて、音声デー
タ記憶部15に対し、特定の音声データが記憶されたア
ドレスを指定し、その音声データをD/A変換器16へ
出力させる。
【0042】そして、音声データ記憶部15から出力さ
れた特定の音声データは、D/A変換器16にてアナロ
グ音声信号に変換された後、音声変換回路17、増幅回
路18、および、音量調整回路19を経て、スピーカ2
0から特定音(例えば、実際のインコ独特のさえずり
等)として発音される。また、使用者は、この特定音を
聞くことにより、今、入力した音声を、本実施形態の玩
具が正確に記憶する確率が高くなったことを認識するこ
とができる。そして、制御部29は、ステップSa9の
処理が完了すると、ステップSa10への処理へ進む。
【0043】一方、ステップSa7において、カウント
値CNTと整数aが一致しなかった場合は、ステップS
a8,Sa9の処理を行わずに、ステップSa10へ進
む。ステップSa10では、特徴パターン抽出部21か
ら出力された特徴パターンと、特徴パターン記憶部25
のアドレスP(0)からP(i)までに記憶された特徴
パターンとを順次比較していき、特徴パターン記憶部2
5に一致する特徴パターンがあるか否かを判断する。
【0044】そして、ステップSa11へ進み、一致す
る特徴パターンがなかった場合は、判断結果がNOとな
り、ステップSa12へ進んで変数iの値を1インクリ
メントし、ステップSa13にて特徴パターン抽出部2
1から出力された特徴パターンを、特徴パターン記憶部
25のアドレスP(i)に記憶させ、ステップSa15
へ進む。一方、ステップSa11において、特徴パター
ン記憶部25内に一致するパターンがあった場合は、判
断結果がYESとなってステップSa14へ進み、その
パターンが記憶されているアドレスP(i)のiの値を
検出する。
【0045】次にステップSa15へ進み、今回マイク
10に入力された音声が、今までに何回入力されたのか
をカウントするために、入力回数カウントデータC
(i)の値を1つインクリメントする。次いで、ステッ
プSa16へ進み、今回マイク10に入力された音声の
入力回数が30回以上になったか否かを判断する。ここ
で、もし、入力回数が30回未満であった場合は判断結
果がNOとなり、ステップSa17へ進む。
【0046】次いでステップSa17では、玩具音声判
定フラグMACまたはリーチフラグREAのいずれかが
「1」にセットされているか否かを判断する。ここで、
玩具音声判定フラグMACおよびリーチフラグREAの
いずれも「1」にセットされていない場合は判断結果が
NOとなり、ステップSa18へ進む。そして、制御部
29は、乱数発生部27に対して乱数RNDを出力さ
せ、その乱数RNDに基づいて0〜29の数値範囲内で
整数の乱数を発生する。
【0047】次いで、ステップSa19へ進み、ステッ
プSa18における処理により得られた乱数が、定数b
と一致するか否かを判断する。ここで、定数bは0〜2
9のうち、いずれか1つの整数であり、その値は予め定
められている。そして、ステップSa18にて得られた
乱数と、定数bとが一致しなかった場合は、判断結果が
NOとなってステップSa20へ進み、音声データ変更
部14に対し、一時記憶している今回入力された音声デ
ータの一部または全部を改竄するように指示する。これ
により、音声データ変更部14は、上記音声データの一
部または全部を、故意に異なるデータに変更する。
【0048】次に制御部29はステップSa21の処理
へ進み、音声データ変更部14に対して一時記憶してい
る音声データをD/A変換器16へ出力させる。そし
て、D/A変換器16へ出力された音声データは、アナ
ログ音声信号に変換された後、音声変換回路17におい
てインコのような音色に変換され、増幅回路18および
音量調整回路19を経て、スピーカ20から音声が発せ
られる。また、この時、発せられる音声の内容は、マイ
ク10に入力された音声の内容と異なっている。ここ
で、本実施形態においては、スピーカ20から音声が発
せられている間に、音声入力検出部22から検出信号が
出力された場合、すなわち、マイク10へ何らかの音が
入力された場合、制御部29はその音を無効とみなすも
のとする。
【0049】一方、ステップSa19において、ステッ
プSa18で得られた乱数と、定数bとが一致した場合
は、ステップSa20における処理を行わず、直接ステ
ップSa21の処理へ進む。これにより、マイク10か
ら入力された音声の内容そのままで、しかもインコのよ
うな音色でスピーカ20から発せられる。
【0050】なお、ステップSa16において、今回マ
イク10に入力された音声の入力回数が、30回以上で
あると判断された場合、または、ステップSa17にお
いて、玩具音声判定フラグMACもしくはリーチフラグ
REAのいずれかが「1」にセットされていると判断さ
れた場合は、ステップSa22へ進み、制御部29は、
乱数発生部27に対して乱数RNDを出力させ、その乱
数RNDに基づいて0〜2の数値範囲内で整数の乱数を
発生する。
【0051】そして、ステップSa23へ進み、ステッ
プSa22における処理により得られた乱数が、定数c
と一致するか否かを判断する。ここで、定数cは0〜2
のうち、いずれか1つの整数であり、その値は予め定め
られている。そして、ステップSa22にて得られた乱
数と、定数cとが一致しなかった場合は、判断結果がN
OとなってステップSa20へ進み、また、一致した場
合は、ステップSa21へ進み、以下、前述した処理と
同じ処理を行う。
【0052】次いで、制御部29は、ステップSa21
の処理が終了すると、ステップSa24へ進み、駆動装
置27に対してぬいぐるみ1の嘴1aを駆動するよう指
示する。これにより、駆動装置27は、スピーカ20か
ら音が発生している間、図示せぬモータを駆動すること
によって、ぬいぐるみ1の嘴1aを開閉させる。これに
より、ぬいぐるみ1はあたかもしゃべっているように見
える。
【0053】次に、制御部29は、ステップSa25へ
進み、操作部3の決定ボタンが押下されたか否かを判断
する。ここで、例えば使用者がスピーカ20から発せら
れた音を聞き、マイク10に話しかけた言葉と同じ言葉
が発声された場合等に、操作部3の決定ボタンを押下す
ると、ステップSa25の判断結果がYESとなって、
ステップSa26へ進む。また、所定時間決定ボタンが
押下されなかった場合は、ステップSa2へ戻り、上述
した処理を再度繰り返す。使用者により決定ボタンが押
下されて、制御部29がステップSa26の処理へ進む
と、制御部29は、音声データ変更部14に一時記憶さ
れていた音声データを音声データ記憶部15のアドレス
V(i)に記憶させ、学習モードの処理を終了する。
【0054】以上説明したように、学習モードにおいて
は、マイク10に入力された音声を30回に1回の割合
でしか正確に発声しないため、入力された音声を単純に
そのまま記憶するものよりも、インコらしさを演出で
き、しかも意外性を持たせることができる。また、同じ
音声が所定回数以上入力された場合は、正確に発声する
割合が増すため、何度同じ音声を入力してもなかなか入
力した通りに発声しないといった現象が減る。
【0055】さらには、ごく希に意図的に正確に発音す
る割合を増加させ、また、正確に発音する割合が増加し
たことを使用者に知らせることで、使用者にパチンコ遊
技時におけるリーチ音のような感じで期待感を持たせる
ことができる。また、マイク10から入力された音声
が、本実施形態の玩具と同じ玩具から発せられたもので
ある時は、正確に発音する割合が増加するため、例えば
当該玩具を持ち寄って、同じ玩具同士で互い音声を学習
しあう場合は容易に音声を習得するといった区別化がな
され、使用者が自らの声を習得させる場合とはまた別の
楽しみ方が可能となる。
【0056】〔設定モードにおける処理〕操作部3の設
定モードボタンが押下されると、制御部29は、図4お
よび図5に示すフローチャートの処理を開始する。設定
モードは、現在時刻、または、上述した学習モードで記
憶させた音声をどのような場合に発声させるかの設定を
行うモードであるが、その設定の内容には以下の5種類
がある。 ・設定1 使用者が発した特定の言葉または音に対し、記憶してい
る特定の音声を発声させる。例えば、使用者が発した
「ただいま」という言葉に対して、記憶している「お帰
り」という言葉を発声させる。
【0057】・設定2 使用者が発した特定の言葉または音に対し、現在時刻を
音声により通知させる。例えば、使用者が発した「何時
?」という言葉に対して、「○○時△△分(現在時刻)
だよ」という音声を発声させる。 ・設定3 使用者が操作部3のテンキーにより設定した時刻に、現
在時刻を音声により通知させる。
【0058】・設定4(目覚まし機能) 使用者が操作部3のテンキーにより設定した時刻に、予
め指定された特定の音声を繰り返し発声させ、使用者の
特定の言葉が入力されると、その音声の発声を停止す
る。例えば、指定された時刻になると「おはよう」とい
う言葉を繰り返し発声し、使用者の「起きたよ」という
言葉によって発声を停止する。 ・設定5 使用者が操作部3のテンキーにより設定した時刻に、予
め指定された特定の音声を発声させる。例えば、指定さ
れた時刻になると「テレビの時間だよ」という言葉を発
声させる。
【0059】以下、上述した各種設定を行う時の制御部
29の処理について、図4および図5を参照して説明す
る。まず、使用者が操作部3の設定モードボタンを押下
すると、制御部29は、ステップSb1へ進み、マイク
10から音声が入力されたか否かを判断する。そして、
音声信号検出部22から検出信号が出力されない場合
は、判断結果がNOとなり、ステップSb2へ進む。ス
テップSb2では、操作部3の時刻設定ボタンが押下さ
れたか否かを判断する。ここで、操作部3の時刻設定ボ
タンが押下されなかった場合は、判断結果がNOとな
り、ステップSb1の処理に戻る。このように、まず、
制御部29は、音声が入力されるか、もしくは、時刻設
定ボタンが押下されるまで、ステップSb1とステップ
Sb2の処理を繰り返す。
【0060】この状態において、マイク10に音声が入
力されると、音声入力検出部22から検出信号が出力さ
れ、これにより制御部29は音声が入力されたことを認
識する。そして、音声入力検出部22から検出信号が出
力されなくなった時点で、ステップSb3へ進む。そし
て、ステップSb3において、制御部29は操作部3の
テンキーが押下されたか否かを判断し、テンキーが押下
されなかった場合は判断結果がNOとなって、ステップ
Sb4へ進む。ステップSb4では、操作部3の現在時
刻ボタンが押下されたか否かを判断する。ここで、現在
時刻ボタンが押下されなかった場合は、判断結果がNO
となり、ステップSb3の処理に戻る。このように、制
御部29は、テンキーが押下されるか、もしくは、現在
時刻ボタンが押下されるまで、ステップSb3とステッ
プSb4の処理を繰り返す。
【0061】そして、例えば、テンキーが押下されたこ
とを検知すると、制御部29はステップSb5の処理へ
進み、設定1に関する処理を行う。まず、ステップSb
5において、テンキーによる入力値をテンキーデータn
として記憶した後、ステップSb6へ進んで、音声デー
タ記憶部15のアドレスV(n)に記憶されている音声
データをD/A変換器16へ出力させる。これにより、
テンキーによって指定されたアドレスに記憶された音声
データがスピーカ20から発声される。
【0062】次にステップSb7へ進み、決定ボタンが
押下されたか否かを判断する。ここで、決定ボタンが押
下されなかった場合は、判断結果がNOとなり、ステッ
プSb3へ戻る。そして、再度テンキーが押下された場
合は、ステップSb5へ進み、テンキーにより指定され
たアドレスに記憶されている音声データを、スピーカ2
0から発音させる。このようにして、使用者は、マイク
10に入力した音声に対して発音させる音声を、テンキ
ーによって選択する。
【0063】そして、所望する音声がスピーカ20から
発声された場合、使用者は、決定ボタンを押下する。す
ると、ステップSb7における判断結果がYESとなっ
て、ステップSb8へ進み、マイク10に入力された音
声と、その音声に対して本実施形態の玩具が発声する音
声との対応が設定される。すなわち、ステップSb8に
おいて、制御部29は、選択されたアドレスV(n)を
設定1を実行する際に読み出すアドレス、すなわち、読
出アドレスRA1として記憶する。次いで、ステップS
b9へ進み、特徴パターン抽出部21から出力された特
徴パターンを、設定1を実行する際に、使用者が発声し
た音声を判断するための特徴パターンとして特徴パター
ン記憶部25のアドレスPS1に記憶させる。
【0064】その後、制御部29はステップSb10へ
進み、使用者により設定1がなされたことを示す設定1
フラグEST1を「1」にセットし、ステップSb11
へ進む。ステップSb11では、使用者が設定モードに
おいて、全ての設定が完了したか否かの判断を行う。す
なわち、操作部3の決定ボタンが押下された場合は、判
断結果がYESとなり、設定モードにおける処理を終了
する。
【0065】また、決定ボタンが押下されなかった場合
は判断結果がNOとなって、ステップSb12へ進み、
決定ボタン以外のボタンが押下されたか否かの判断を行
う。ここで、決定ボタン以外のボタンが押下された場合
は判断結果がYESとなり、使用者が引き続き他の設定
を行うものとみなして、ステップSb1の処理に戻る。
また、何等ボタンが押下されなかった場合は判断結果が
NOとなり、ステップSb11へ戻って、以下、決定ボ
タンまたはそれ以外のボタンが押下されるまで、ステッ
プSb11およびSb12の処理を繰り返す。
【0066】次に、ステップSb3においてテンキーが
押下されず、かつ、ステップSb4において操作部3の
現在時刻ボタンが押下された場合は、ステップSb4に
おける判断結果がYESとなって、制御部29は設定2
に関する処理を行う。すなわち、ステップSb13へ進
み、特徴パターン抽出部21から出力された特徴パター
ンを、設定2を実行する際、使用者が発声した音声を判
断するための特徴パターンとして、特徴パターン記憶部
25のアドレスPS2に記憶させる。
【0067】そして、ステップSb14へ進み、使用者
によって設定2がなされたことを示す設定2フラグES
T2を「1」にセットし、ステップSb11へ進む。そ
して、使用者が設定モードにおいて、全ての設定が完了
したか否かの判断を行い、決定ボタンが押下された場合
は、全ての設定が完了したとみなして、設定モードにお
ける処理を終了する。
【0068】さて、次にステップSb1において音声信
号が入力されないと判断され、かつ、ステップSb2に
おいて操作部3の時刻設定ボタンが押下された場合は、
ステップSb2における判断結果がYESとなって、制
御部29は設定3ないし5のいずれかに関する処理を行
う。以下にその詳細について説明する。まず、ステップ
Sb2における判断結果がYESとなると、ステップS
b15へ進み、操作部3のテンキーから入力される値
を、使用者によって指定された時刻とみなし、その値を
指定時刻データTとして記憶する。
【0069】次にステップSb16へ進み、操作部3の
現在時刻ボタンが押下されたか否かを判断する。ここ
で、現在時刻ボタンが押下されると、判断結果はYES
となり、ステップSb17へ進み、制御部29は設定3
に関する処理を行う。すなわち、上述した指定時刻デー
タTを、設定3における指定時刻T3として記憶する。
そして、ステップSb18へ進み、使用者によって設定
3がなされたことを示す設定3フラグEST3を「1」
にセットし、ステップSb11へ進む。その後、上述し
たように、使用者が設定モードにおける全ての設定が完
了したか否かの判断を行い、決定ボタンが押下された場
合は、全ての設定が完了したとみなして、設定モードに
おける処理を終了する。
【0070】また、ステップSb16において、現在時
刻ボタンが押下されなかった場合は、判断結果がNOと
なってステップSb19へ進む。ステップSb19で
は、マイク10から音声が入力されたか否かの判断を行
う。ここで、音声入力検出部22から検出信号が出力さ
れた場合は、音声が入力されたとして判断結果がYES
となる。そして、ステップSb20へ進み、以下、制御
部29は設定4に関する処理を行う。まず、ステップS
b20において、制御部29は、特徴パターン抽出部2
1から出力された特徴パターンを、設定4を実行する
際、使用者が発声した音声を判断するための特徴パター
ンとして、特徴パターン記憶部25のアドレスPS4に
記憶させる。
【0071】次にステップSb21へ進み、制御部29
はテンキーの押下待機状態となる。すなわち、テンキー
のいずれかが押下されるまでは判断結果がNOとなっ
て、ステップSb21の処理を繰り返し、テンキーが押
下されると判断結果がYESとなって、ステップSb2
2へ進む。そして、ステップSb22では、テンキーの
入力値をテンキーデータnに代入した後、ステップSb
23へ進んで、音声データ記憶部15のアドレスV
(n)に記憶されている音声データをD/A変換器16
へ出力させる。これにより、テンキーによって指定され
たアドレスに記憶された音声データが、スピーカ20か
ら発声される。
【0072】次にステップSb24へ進み、決定ボタン
が押下されたか否かを判断する。ここで、決定ボタンが
押下されなかった場合は、判断結果がNOとなり、ステ
ップSb21へ戻って、再度テンキーの押下待機状態と
なる。以下、制御部29は、決定ボタンが押下されるま
で、ステップSb21〜Sb24の処理を繰り返す。こ
れにより、使用者は、テンキーによって設定4を実行す
る際に発声させる所望の音声を、テンキーによって選択
することができる。
【0073】そして、スピーカ20から使用者が所望す
る音声が発せられ、使用者が決定ボタンを押下すると、
ステップSb24における判断結果がYESとなって、
制御部29はステップSb25以降の処理を行う。ま
ず、ステップSb25において、制御部29は、上述し
たアドレスV(n)を設定4を実行する際に読み出すア
ドレス、すなわち、読出アドレスRA4として記憶す
る。次いで、ステップSb26へ進み、ステップSb1
5において使用者により指定された時刻データTを、設
定4における指定時刻T4として記憶する。
【0074】その後、制御部29はステップSb27へ
進み、使用者により設定4がなされたことを示す設定4
フラグEST4を「1」にセットし、ステップSb11
へ進む。ステップSb11では、使用者が設定モードに
おいて、全ての設定が完了したか否かの判断を行う。す
なわち、操作部3の決定ボタンが押下された場合は、判
断結果がYESとなり、使用者が全ての設定を完了した
とみなして設定モードにおける処理を終了する。
【0075】次に、ステップSb19において、マイク
10に音声が入力されなかったと判断された場合、制御
部29はステップSb28へ進み、テンキーが押下され
たか否かを判断する。そして、テンキーが押下された場
合は判断結果がYESとなって、ステップSb29以降
の設定5に関する処理を行う。なお、ステップSb28
において、テンキーが押下されなかった場合は、判断結
果がNOとなって、ステップSb16へ戻る。これによ
り、制御部29は、操作部3の設定モードボタンが押下
され、まず最初に、時刻設定ボタンが押下されてテンキ
ーより時刻が設定された後は、現在時刻ボタンの押下、
本実施形態の玩具に対する音声の入力、または、テンキ
ーの押下のいずれかに応じて、設定3ないし5のいずれ
かの処理を行うことになる。
【0076】制御部29がステップSb29の処理へ進
むと、制御部29は、テンキーの入力値を変数nに代入
した後、ステップSb30へ進んで、音声データ記憶部
15のアドレスV(n)に記憶されている音声データを
D/A変換器16へ出力させる。これにより、テンキー
によって指定されたアドレスに記憶された音声データが
スピーカ20から発声される。次に制御部29はステッ
プSb31へ進み、決定ボタンが押下されたか否かを判
断する。ここで、決定ボタンが押下されなかった場合
は、判断結果がNOとなり、ステップSb16へ戻る。
また、ステップSb16→Sb19→Sb28の処理を
経る間にテンキーが押下されると、再びステップSb2
8の判断結果がYESとなって、ステップSb29の処
理が行われる。
【0077】そして、スピーカ20から、使用者が所望
する音声が発せられて、使用者が決定ボタンを押下する
と、ステップSb31における判断結果がYESとなっ
て、制御部29はステップSb32以降の処理を行う。
ここで、ステップSb32以降の処理では、使用者によ
って指定された時刻と、その時刻において本実施形態の
玩具が発声する音声との対応が設定される。まず、ステ
ップSb32において、制御部29は、上述したアドレ
スV(n)を設定5を実行する際に読み出すアドレス、
すなわち、読出アドレスRA5として記憶する。次い
で、ステップSb33へ進み、ステップSb15におい
て使用者により指定された時刻データTを、設定5にお
ける指定時刻T5として記憶する。
【0078】その後、制御部29はステップSb34へ
進み、使用者により設定5がなされたことを示す設定5
フラグEST5を「1」にセットし、ステップSb11
へ進む。ステップSb11では、使用者が設定モードに
おいて、全ての設定が完了したか否かの判断を行う。す
なわち、操作部3の決定ボタンが押下された場合は、判
断結果がYESとなり、使用者が全ての設定を完了した
とみなして設定モードにおける処理を終了する。
【0079】以上説明したように、設定モードにおいて
は、操作部3の設定モードボタンが押下された後、まず
初めにマイク10に音声が入力され、引き続きテンキー
が押下された場合は設定1の処理が行われ、現在時刻ボ
タンが押下された場合は設定2の処理が行われる。ま
た、設定モードボタンが押下されて、まず初めに時刻設
定ボタンが押下され、次いで時刻設定がなされた場合、
引き続き、現在時刻ボタンが押下された場合は設定3の
処理を、音声が入力された場合は設定4の処理を、ま
た、テンキーが押下された場合は設定5の処理を行う。
【0080】〔実行モードにおける処理〕操作部3の実
行モードボタンが押下されると、制御部29は、図6お
よび図7に示すフローチャートの処理を開始する。実行
モードは上述した設定モードにおいて設定された内容を
実行するモードであり、以下、実行モードにおける制御
部29の動作について説明する。実行モードボタンが押
下されると、制御部29は、まず、図6(a)のフロー
チャートにおけるステップSc1の処理を行う。すなわ
ち、各設定フラグEST1〜EST5の状態をサーチ
し、「1」がセットされているフラグを検出する。
【0081】そして、ステップSc2へ進み、タイマ2
3に対し現在時刻の情報を出力させ、その情報を現在時
刻データTcとして記憶する。そして、ステップSc3
へ進み、ステップSc1でサーチした結果に基づいて、
「1」がセットされている設定フラグについて、その設
定内容をそれぞれ1回ずつ実行する。なお、ステップS
c3における処理については後述する。次にステップS
c4に進み、操作部3のランダムモードボタンが押下さ
れているか否かを判断する。
【0082】そして、ランダムモードボタンが押下され
ていた場合は、判断結果がYESとなって、ステップS
c5に進み、ランダムモードの処理を実行する。なお、
この処理については、後に詳しく説明する。また、ラン
ダムモードボタンが押下されていなかった場合は、判断
結果がNOになって、ステップSc5の処理を行わずに
ステップSc6へ進み、他のモードボタンが押下された
か否かを判断する。ここで、他のモードボタンが押下さ
れた場合は、判断結果がYESとなって、実行モードの
処理を終了すると共に、押下されたモードボタンのモー
ドを実行する。また、ステップSc6において、他のモ
ードボタンが押下されなかった場合は、判断結果がNO
となって、ステップSc2へ戻り、以下、ステップSc
2〜Sc6の処理を繰り返し実行する。
【0083】次に、上述したステップSc3において、
各設定を実行する際の処理動作について図6および図7
を参照して説明する。まず、設定1フラグEST1が
「1」にセットされていた場合、制御部29は、図6
(b)に示すフローチャートの処理を実行する。ステッ
プSc7において、制御部29は、マイク10に音声が
入力されたか否かの判断を行う。ここで、音声入力検出
部22から検出信号が出力され、音声が入力されたと判
断すると、判断結果はYESとなり、ステップSc8の
処理を行う。また、音声入力検出部22から検出信号が
出力されなかった場合は、判断結果がNOとなり、図6
(a)のステップSc3へ戻り、「1」にセットされて
いる他の設定フラグに関する実行処理を行う。
【0084】そして、ステップSc7における判断結果
がYESとなって、ステップSc8へ進むと、制御部2
9は特徴パターン抽出部21から出力された特徴パター
ンと、特徴パターン記憶部25のアドレスPS1に記憶
されている特徴パターンと比較する。そして、ステップ
Sc9へ進み、両者の特徴パターンが一致したか否かを
判断する。両者の特徴パターンが一致しなかった場合
は、判断結果がNOとなり、図6(a)のステップSc
3へ戻って、「1」にセットされている他の設定フラグ
に関する実行処理を行う。また、一致した場合は、判断
結果がYESとなってステップSc10へ進み、読出ア
ドレスRA1によって特定される、音声データ記憶部1
5のアドレスに記憶された音声データを、D/A変換器
16へ出力するよう指示する。
【0085】そして、D/A変換器16へ出力された音
声データは、アナログ音声信号に変換され、音声変換回
路17においてインコのような音色に変換された後、増
幅回路18および音量調整回路19を経て、スピーカ2
0から音声が発せられる。これにより、例えば、特徴パ
ターン記憶部25のアドレスPS1に「ただいま」とい
う音声に相当する特徴パターンが記憶され、読出アドレ
スRA1によって特定される音声データ記憶部15のア
ドレスに「お帰り」という音声データが記憶されていた
場合、使用者がマイク10に「ただいま」という音声を
入力すると、スピーカ20から「お帰り」という音声が
インコのような音色で発せられる。
【0086】また、この時、制御部29は駆動装置27
に対してぬいぐるみ1の嘴1aを駆動するよう指示し、
これにより、スピーカ20から音が発生している間、ぬ
いぐるみ1の嘴1aが開閉し、ぬいぐるみ1があたかも
しゃべっているように見える。そして、ステップSc1
0の処理を終えると、制御部29は、図6(a)のステ
ップSc3へ戻り、「1」にセットされている他の設定
フラグに関して、その設定の実行処理を行う。
【0087】次に、設定2フラグEST2が「1」にセ
ットされていた場合における、制御部29の処理動作に
ついて、図6(c)に示すフローチャートを参照して説
明する。まず、制御部29は、ステップSc11へ進
み、マイク10に音声が入力されたか否かの判断を行
う。ここで、音声入力検出部22から検出信号が出力さ
れ、音声が入力されたと判断すると、判断結果はYES
となり、ステップSc12の処理を行う。また、音声入
力検出部22から検出信号が出力されなかった場合は、
判断結果がNOとなり、図6(a)のステップSc3へ
戻り、「1」にセットされている他の設定フラグについ
て、その設定の実行処理を行う。
【0088】そして、ステップSc11における判断結
果がYESとなって、ステップSc12へ進むと、制御
部29は特徴パターン抽出部21から出力された特徴パ
ターンと、特徴パターン記憶部25のアドレスPS2に
記憶されている特徴パターンと比較する。そして、ステ
ップSc13へ進み、両者の特徴パターンが一致したか
否かを判断する。両者の特徴パターンが一致しなかった
場合は、判断結果がNOとなり、図6(a)のステップ
Sc3へ戻って、「1」にセットされている他の設定フ
ラグについて、その設定の実行処理を行う。また、一致
した場合は判断結果がYESとなって、ステップSc1
4へ進み、音声データ記憶部15に対し、現在時刻デー
タTcに対応する音声データをD/A変換器16へ出力
するよう指示する。
【0089】そして、D/A変換器16へ出力された現
在時刻に対応する音声データは、アナログ音声信号に変
換され、音声変換回路17においてインコのような音色
に変換された後、増幅回路18および音量調整回路19
を経て、スピーカ20から現在時刻が発せられる。これ
により、例えば、特徴パターン記憶部25のアドレスP
S2に「何時?」という音声に相当する特徴パターンが
記憶されていた場合、使用者がマイク10に「何時?」
という音声を入力すると、スピーカ20からは、現在時
刻がインコのような音色で発せられる。
【0090】そして、ステップSc14の処理を終える
と、制御部29は、図6(a)のステップSc3へ戻
り、「1」にセットされている他の設定フラグについ
て、その設定の実行処理を行う。
【0091】次に、設定3フラグEST3が「1」にセ
ットされていた場合における、制御部29の処理動作に
ついて、図7(a)に示すフローチャートを参照して説
明する。まず、制御部29は、ステップSc15へ進
み、設定モードにおける設定3で使用者によって設定さ
れた指定時刻データT3と、現在時刻データTcとを比
較し、一致するか否かを判断する。そして、両者が一致
した場合は、判断結果がYESとなり、ステップSc1
6へ進み、音声データ記憶部15に対し、現在時刻デー
タTcに対応する音声データを、D/A変換器16へ出
力するよう指示する。
【0092】そして、D/A変換器16へ出力された、
現在時刻に対応する音声データは、アナログ音声信号に
変換され、音声変換回路17においてインコのような音
色に変換された後、増幅回路18および音量調整回路1
9を経て、スピーカ20から現在時刻が発せられる。こ
れにより、本実施形態における玩具は、設定モードの設
定3で指定された時刻になると、現在時刻をインコのよ
うな声で発声する。そして、ステップSc16の処理を
終えると、制御部29は、図6(a)のステップSc3
へ戻り、「1」にセットされている他の設定フラグにつ
いて、その設定の実行処理を行う。一方、ステップSc
15において、指定時刻データT3と現在時刻データT
cが一致しなかった場合は、判断結果がNOとなって、
ステップSc16の処理を行わずに、図6(a)のステ
ップSc3へ戻る。
【0093】次に、設定4フラグEST4が「1」にセ
ットされていた場合における、制御部29の処理動作に
ついて、図7(b)に示すフローチャートを参照して説
明する。まず、制御部29は、ステップSc17へ進
み、操作部3の目覚ましボタンが押下されているか否か
の判断を行う。そして、目覚ましボタンが押下されてい
なかった場合は、判断結果がNOとなり、図6(a)の
ステップSc3へ戻り、「1」にセットされている他の
設定フラグについて、その設定の実行処理を行う。
【0094】また、目覚ましボタンが押下されていた場
合は、判断結果がYESとなり、ステップSc18の処
理へ進む。そして、ステップSc18において、制御部
29は、設定モードにおける設定4で、使用者によって
設定された指定時刻データT4と、現在時刻データTc
とを比較し、一致するか否かを判断する。そして、両者
が一致した場合は、判断結果がYESとなってステップ
Sc19へ進み、また、両者が一致しなかった場合は、
判断結果がNOとなって図6(a)のステップSc3へ
戻る。
【0095】ステップSc19へ進むと、制御部29
は、読出アドレスRA4によって特定される、音声デー
タ記憶部15のアドレスに記憶された音声データを、D
/A変換器16へ出力するよう指示する。そして、D/
A変換器16へ出力された音声データは、アナログ音声
信号に変換され、音声変換回路17においてインコのよ
うな音色に変換された後、増幅回路18および音量調整
回路19を経て、スピーカ20から音声が発せられる。
【0096】次いで、制御部29はステップSc20へ
進み、マイク10に音声が入力されたか否かを判断す
る。ここで、音声入力検出部22から検出信号が出力さ
れ、音声が入力されたと判断すると、判断結果はYES
となり、ステップSc21の処理を行う。また、音声入
力検出部22から検出信号が出力されなかった場合は、
判断結果がNOとなり、再度ステップSc19へ戻っ
て、読出アドレスRA4によって特定される、音声デー
タ記憶部15のアドレスに記憶された音声データを発声
させるための処理を行う。
【0097】そして、ステップSc20における判断結
果がYESとなって、ステップSc22へ進むと、制御
部29は特徴パターン抽出部21から出力された特徴パ
ターンと、特徴パターン記憶部25のアドレスPS4に
記憶されている特徴パターンと比較する。そして、ステ
ップSc22へ進み、両者の特徴パターンが一致したか
否かを判断する。両者の特徴パターンが一致しなかった
場合は、判断結果がNOとなり、ステップSc19へ戻
って、再度読出アドレスRA4によって特定される、音
声データ記憶部15のアドレスに記憶された音声データ
に基づいて発声させるための処理を行う。
【0098】また、特徴パターン抽出部21から出力さ
れた特徴パターンと、特徴パターン記憶部25のアドレ
スPS4に記憶されている特徴パターンとが一致する
と、判断結果がYESとなって図6(a)のステップS
c3へ戻る。このように、図7(b)のフローチャート
においては、操作部3の目覚ましボタンが押下されてお
り、かつ、設定モードの設定4で指定された時刻になる
と、使用者が所定の音声を発声するまで、予め指定され
た音声をスピーカ20から繰り返し発声する。
【0099】次に、設定5フラグEST5が「1」にセ
ットされていた場合における、制御部29の処理動作に
ついて、図7(c)に示すフローチャートを参照して説
明する。まず、制御部29は、ステップSc23におい
て、設定モードにおける設定5で使用者によって設定さ
れた指定時刻データT5と、現在時刻データTcとを比
較し、一致するか否かを判断する。そして、両者が一致
した場合は、判断結果がYESとなってステップSc2
4へ進み、また、両者が一致しなかった場合は、判断結
果がNOとなって図6(a)のステップSc3へ戻る。
【0100】ステップSc24へ進むと、制御部29
は、読出アドレスRA5によって特定される、音声デー
タ記憶部15のアドレスに記憶された音声データを、D
/A変換器16へ出力するよう指示する。そして、D/
A変換器16へ出力された音声データは、アナログ音声
信号に変換され、音声変換回路17においてインコのよ
うな音色に変換された後、増幅回路18および音量調整
回路19を経て、スピーカ20から音声が発せられる。
その後、制御部29は図6(a)のステップSc3へ戻
る。このように、図7(c)のフローチャートにおいて
は、設定モードの設定5で指定された時刻になると、使
用者によって指定された音声を発声する。
【0101】なお、上述した実行モードにおいて、設定
モード時に対応づけられなかった音声が入力されると、
本実施形態における玩具は無反応となるが、そのような
場合、例えば、制御部29が音声データ記憶部15に記
憶された音声データの中から任意の音声データを選択
し、D/A変換器16へ出力させるようにしてもよい。
【0102】〔ランダムモードにおける処理〕ランダム
モードの処理は、図6(a)のフローチャートからも明
かなように、実行モードの実施中になされる。以下、図
8のフローチャートを参照してランダムモードにおける
処理について説明する。まず、図6(a)のフローチャ
ートのステップSc4において、操作部3のランダムモ
ードボタンが押下されていると判断された場合、制御部
29は、ステップSc5へ進み、ランダムモードにおけ
る処理を開始する。すなわち、まず、図8のフローチャ
ートにおいて、ステップSd1へ進み、マイク10に対
して音声が入力されたか否かを判断する。
【0103】ここで、音声入力検出部22から検出信号
が出力されて、マイク10に対して音声が入力されたと
判断した場合は、判断結果がYESとなって入力された
音声を記憶するか否かが乱数に基づいて決定される。す
なわち、ステップSd2へ進み、乱数発生部27に乱数
RNDを出力させる。次に、ステップSd3へ進み、乱
数発生部27から出力された乱数RNDと定数dとを比
較する。ここで、定数dは、0〜1の数値範囲内で小数
点第3位まで表示された所定の小数である。そして、乱
数RNDと定数dとが一致した場合は、判断結果がYE
SとなってステップSd4へ進み、入力された音声の音
声データを、音声データ記憶部15のアドレスVR
(j)に記憶させた後、ステップSd5へ進み、jの値
を1インクリメントする。ここで、上述したアドレスV
Rは、音声データ記憶部15において、ランダムモード
時において記憶した音声データが記憶される、メモリ領
域を意味している。
【0104】そして、ステップSd1にて音声信号が入
力されなかったと判断された場合(判断結果がNO)、
ステップSd3にて乱数RNDと定数dとが一致しなか
った場合(判断結果がNO)、もしくは、ステップSd
5の処理が終了した場合は、ステップSd6へ進み、音
声データ記憶部15に記憶されているいずれかの音声デ
ータを発生させるか否かを、乱数に基づいて決定する。
すなわち、ステップSd6において乱数発生部27に乱
数RNDを出力させ、次いで、ステップSd7で乱数発
生部27から出力された乱数RNDが、定数eと一致す
るか否かを判断する。ここで、定数eは、0〜1の数値
範囲内で小数点第3位まで表示された、定数dとは異な
る所定の小数である。
【0105】そして、乱数RNDと定数eが一致しなか
った場合は、判断結果がNOとなり、図6(a)のフロ
ーチャートにおけるステップSc6へ戻る。また、乱数
RNDと定数eが一致した場合は判断結果がYESとな
り、ステップSd8へ進み、音声データ記憶部15に記
憶された音声データのうち、どの音声データを発声する
かを、乱数に基づいて決定する。すなわち、まず、乱数
発生部27に乱数RNDを出力させ、この乱数RNDと
ステップSd5で示した変数jとに基づいて、0〜jの
数値範囲内の乱数を算出する。
【0106】次にステップSd9へ進み、音声データ記
憶部15に対し、ステップSd8で得た乱数によって特
定されるアドレスVR(k)から音声データを出力させ
る。これにより、音声データ記憶部15から出力された
音声データは、D/A変換器16によってアナログ音声
信号に変換され、音声変換回路17においてインコのよ
うな音色に変換された後、増幅回路18および音量調整
回路19を経て、スピーカ20から音声が発せられる。
そして、ステップSd9の処理を終えると、制御部29
は図6(a)のステップSc6へ進み、実行モードにお
ける処理を継続する。
【0107】このように、使用者によってランダムモー
ドが選択された場合は、図6(a)のフローチャートの
ステップSc5を通過する毎に、図8に示すフローチャ
ートの処理がなされる。これにより、本実施形態におけ
る玩具は、マイク10に入力された音声を任意に取り込
み、また、任意の言葉を任意に発声する。
【0108】〔メッセージモードにおける処理〕操作部
3のメッセージモードボタンが押下されると、制御部2
9は、図9に示すフローチャートの処理を開始する。ま
ず、制御部29はステップSe1において、メッセージ
モードにおける音声データ記憶部15のアドレス指定用
変数mの値をクリアする。そして、ステップSe2へ進
み、音声データ記憶部15に対し、アドレスV(m)に
記憶された音声データをD/A変換器16へ出力させ
る。これにより、D/A変換器16へ出力された音声デ
ータはアナログ音声信号に変換され、音声変換回路17
においてインコのような音色に変換された後、増幅回路
18および音量調整回路19を経て、スピーカ20から
音声が発せられる。
【0109】次にステップSe3へ進み、アドレス指定
用変数mの値を1インクリメントし、ステップSe4に
おいて、mの値が学習モードにおけるアドレス指定用変
数iを超えたか否かを判断する。そして、mの値が変数
iの値以下であった場合は、判断結果がNOとなり、ス
テップSe2へ戻って、音声データ記憶部15の、次の
アドレスに記憶された音声データをD/A変換器16へ
出力させる。このように、mの値を1つずつ増加させて
学習モード時に本実施形態の玩具に習得させた音声デー
タを順次スピーカ20から発声させる。そして、ステッ
プSe4において、mの値が変数iの値を超えたと判断
した場合は、判断結果がYESとなってメッセージモー
ドにおける処理を終了する。
【0110】このように、メッセージモードにおいて
は、学習モード時に音声データ記憶部15に記憶させた
音声データを順々に全て発声させるので、本実施形態の
玩具が記憶している音声データの内容を確認できる。ま
た、例えば、相手に伝えたいメッセージを学習モード時
において本実施形態の玩具に習得させておけば、その
後、その相手がメッセージモードボタンを押下した時
に、習得させたメッセージを聞くことができるので、本
実施形態の玩具をインコのような音色に変えてのメッセ
ンジャーとしても利用することができる。
【0111】以上説明したように、本実施形態における
玩具によれば、入力された音声および音に対し、応答す
る音声を任意に設定することができる。これにより、玩
具の反応に意外性を持たせることができ、飽きにくい玩
具を提供することができる。
【0112】なお、上述した実施形態においては、イン
コを模したぬいぐるみを用いたが、インコに限らず、お
うむ、九官鳥等の人語を発する動物の他、犬や猫等の他
の動物のぬいぐるみや、人形等を用いてもよく、また、
それら人形またはぬいぐるみの容積に余裕がある場合
は、それらの内部に上述した音声認識および音声発生装
置を組み込んでもよい。また、上述した音声認識および
音声発生装置を、室内調度品等に組み込んでもよい。
【0113】また、音声変換回路17によってD/A変
換器16から出力されたアナログ信号の波形を調節し、
音声データ記憶部15から読み出された音声データをイ
ンコのような声で発生するようにしているが、音声変換
回路17において、複数種類の音質に変換し得るように
構成し、選択スイッチ等を設けて変換する音質を選択で
きるようにしてもよい。
【0114】さらに、上述した玩具の機能をパーソナル
コンピュータ(以下、パソコンという)またはテレビゲ
ーム機上で実現してもよい。その場合、ぬいぐるみ1の
代わりとして、モニタ画面に、例えばインコ等の画像を
表示させ、パソコンから音声を発生させる時に、画面上
のインコの嘴や羽等を動かすような画像処理を行うよう
にしてもよい。ここで、図10に、パソコンを用いて上
述した玩具の機能を実現する場合の構成を示す。
【0115】図10において、10はマイクロホン、2
0はスピーカ、50はパソコン本体、51はキーボー
ド、52はモニタである。また、53はパソコン本体5
0に組み込まれる音源ボードであり、増幅回路、フィル
タ、A/D変換器およびD/A変換器等を具備し、マイ
クロホン10から出力される音声信号をディジタル化し
てパソコン本体50内のバスに出力すると共に、バスか
らのディジタルデータをアナログ化してスピーカ20へ
出力する。
【0116】図10に示す構成においては、図2に示す
増幅回路11,18、A/D変換器13、D/A変換器
16は、音源ボード53に対応し、図2の操作部3は、
キーボード52またはマウス(図示略)等の入力デバイ
スに対応する。また、図2における音声データ記憶部1
5,玩具特徴パターン記憶部24,特徴パターン記憶部
25は、パソコン本体50内のRAMを利用することで
実現可能である。さらに、図2の音声データ変更部1
4,特徴パターン変換部21,音声入力検出部22にお
ける処理は、音源ボート53から出力されるディジタル
化された音声信号に基づいて、パソコン本体50により
行われる。また、図2のタイマ23,カウンタ26,乱
数発生部27の機能は、パソコン本体50が具備する内
蔵時計、および、RAM等を利用することによって実現
可能である。
【0117】そして、図3ないし図9のフローチャート
に示した処理手順をパソコン本体50に実行させるため
のプログラムを、例えば、フロッピーディスク等の記録
媒体に記憶させておき、その記録媒体から上記プログラ
ムを読み出し、実行することで、前述した玩具の機能を
図10に示す構成により実現させる。なお、パソコンを
用いて前述した玩具の機能を実現する場合は、既に述べ
たように、図1に示すぬいぐるみ1の代わりとして、モ
ニタ51に例えばインコの画像を表示させ、スピーカ2
0から音声を発生させる時に画面上のインコの嘴や羽等
を動かすような画像処理を行うので、図3のステップS
a24に示した駆動装置を駆動する処理の代わりに上述
した画像処理を行うことになる。
【0118】〔他の実施形態〕以下に、上述した各モー
ドのうち、学習モードと、設定モードにおける設定1
(使用者が発した特定の言葉または音に対し、記憶して
いる特定の音声を発声させるための設定)の他の実施形
態について説明する。
【0119】[学習モードの他の実施形態]図11およ
び図12を参照して、図3に示した学習モードの他の形
態について説明する。この実施形態における学習モード
では、玩具が1つの言葉を学習するにあたり、学習の開
始から終了するまでの間に複数の段階(学習段階)を設
け、現在学習中の言葉がどの段階にあるのかを、ユーザ
が判別できるようにしたものである。なお、本実施形態
においては、少なくとも当該玩具につけられた名前に対
応する言葉の特徴パターンが、予め特徴パターン記憶部
25に記憶されているものとする。
【0120】まず、本実施形態の玩具の電源スイッチが
ONされ、制御部29が操作部3のモード選択ボタンの
押下待機状態になった時に学習モードボタンが押下され
ると、制御部29は、学習モードの処理を開始する。
【0121】まず、図11のステップSf1へ進み、音
声登録処理を開始し、次いでステップSf2で、マイク
10から音声入力があるか否かを判断する。ここで、音
声が入力されなかった場合は、判断結果がNoとなり、
再度ステップSf2の処理を行い、以下、言葉(または
音)が入力されるまで音声入力待機状態となる。そし
て、マイク10に音声が入力され、音声入力検出部22
から検出信号が検出されると、判断結果がYesとなっ
てステップSf3へ進み、A/D変換器13から出力さ
れた音声データが音声データ変更部14に一時記憶され
る。
【0122】次に、ステップSf4に進んで、乱数を発
生し、ステップSf5で、発生した乱数の値と所定値α
とを比較する。もし、乱数の値が所定値α以上であった
場合は、判断結果がNoとなり、ステップSf1へ戻
る。また、乱数の値が所定値αよりも小さかった場合
は、判断結果がYesとなってステップSf6へ進み、
これ以降入力される音声の学習を行う。
【0123】ここで、上述したステップSf1〜Sf5
の処理は、本実施形態における玩具に、より本物らしい
インコを模擬させるため、学習モードボタンが押下され
ると必ず言葉(または音)の学習を開始するのではな
く、乱数に基づいて、学習を開始しない場合を生じさせ
るために設けられている。
【0124】ステップSf6に移行すると、制御部29
は、ステップSf2で入力された音声の特徴パターン
を、特徴パターン記憶部25へ登録する。また、これと
共に、音声データ変更部14に一時記憶されていた音声
データを“学習中の言葉”として音声データ記憶部15
に記憶する。次にステップSf7へ進み、“学習の言
葉”として記憶された音声データに対応する、段階パラ
メータSTEP、入力回数レジスタIN、記憶保持パラ
メータMHをそれぞれ発生し、各パラメータおよびレジ
スタの値をそれぞれ0にセットする。
【0125】ここで、段階パラメータSTEPは、“学
習中の言葉”の学習段階を示すパラメータであり、0〜
3の整数の値をとり、0〜2までが学習中の言葉である
ことを意味し、3は学習済みの言葉であることを意味す
る。また、このパラメータの値に応じたぬいぐるみ1の
動作が予め設定されている。すなわち、例えば、段階パ
ラメータSTEPの値が、0の時は嘴を1回開閉させ
る、1の時は翼を羽ばたかせる、2の時は嘴を繰り返し
開閉させると共に翼を羽ばたかせる、3の時は2の時の
動作に加え、インコの鳴き声を発生させる等の動作が予
め設定されている。
【0126】また、入力回数レジスタINは、ステップ
Sf6以降に入力された言葉の入力回数が記憶されるレ
ジスタである。さらに、記憶保持パラメータMHは、音
声データ記憶部に記憶された音声データを消去するか否
かを決定するためのパラメータである。なお、記憶保持
パラメータMHの詳細については後述する。
【0127】そして、上述したパラメータおよびレジス
タを発生した後、段階パラメータSTEPの値に応じた
動作をぬいぐるみ1に実行させる。そして、ステップS
f8へ進み、音声認識を開始する。すなわち、ステップ
Sf9へ進んで、ステップSf2と同様に音声入力待機
状態となり、マイク10に音声が入力されると、ステッ
プSf10へ進み、特徴パターン抽出部21から出力さ
れた、その音声の特徴パターンと、特徴パターン記憶部
25に登録されている各特徴パターンとを順次比較し、
入力された音声の認識を行う。
【0128】次に、ステップSf11で乱数を発生し、
ステップSf12で、発生した乱数の値が、前述した所
定値αよりも小さいか否かが判断される。もし、乱数R
NDの値が所定値α以上であれば、判断結果がNoとな
ってステップSf8へ戻る。また、もし、乱数の値が所
定値α未満であれば、判断結果がYesとなり、図12
のステップSf13へ進む。
【0129】そして、ステップSf13において、ステ
ップSf10で認識した音声が、本実施形態の玩具に付
けられた名前であるか否かを判断する。ここで、もし玩
具につけられた名前であった場合は、判断結果がYes
となり、本学習モードが終了する。また、玩具につけら
れた名前でなかった場合は、判断結果がNoとなり、ス
テップSf14へ進んで、“学習中の言葉”(段階パラ
メータSTEPの値が2以下の言葉)であるか否かを判
断し、“学習中の言葉”でなかったと判断された場合
は、判断結果がNoとなり、認識された言葉に応じた動
作をぬいぐるみ1に実行させ(ステップSf15)た
後、ステップSf8へ戻る。
【0130】ここで、ステップSf14で“学習中の言
葉”でないと判断される場合は、認識された言葉(また
は音)が、学習済みの言葉(段階パラメータSTEPの
値が3言葉)であるか、“学習中の言葉”以外の言葉
(段階パラメータSTEPが与えられていない言葉)で
あるかの、いずれかの場合であり、制御部29は、ステ
ップSf15において、各々の場合について予め定めら
れている動作をぬいぐるみ1に実行させる。
【0131】一方、ステップSf14で、“学習中の言
葉”であると判断された場合は、判断結果がYesとな
って、ステップSf16へ進み、乱数を発生する。そし
てステップSf17へ進み、乱数の値が所定値β未満か
否かを判断する。ここで、所定値βは、学習段階を1段
階進めるか否かを決定するために設けられている数値で
ある。
【0132】そして、乱数の値が所定値β未満であった
場合は、判断結果がYesとなって、ステップSf18
へ進み、段階パラメータSTEPの値を1つインクリメ
ントすると共に、記憶保持パラメータMHの値に所定の
固定値(例えば10)を加算する。また、入力回数レジ
スタINの値を0にリセットする。この処理によって、
音声データ記憶部15に、“学習中の言葉”として記憶
された音声データの学習段階が、1段階進められたこと
になる。
【0133】また、前述したステップSf17におい
て、乱数の値が所定値β以上であった場合は、判断結果
がNoとなってステップSf20へ移行する。そして、
入力回数レジスタINの値を1つインクリメントして、
ステップSf21で入力回数レジスタINの値が所定値
γよりも大きくなったか否かの判断を行う。もし、入力
回数レジスタINの値が所定値γよりも大きければ、判
断結果がYesとなってステップSf18へ進み、段階
パラメータSTEPの値を1インクリメントして、認識
された“学習中の言葉”の学習段階を1段階進める。こ
のように、ステップSf21の処理により、同一の“学
習中の言葉”が、ある回数以上認識された場合は、強制
的に学習段階が1段階進められる。
【0134】また、ステップSf18で学習段階が1段
階進められた後は、ステップSf19へ進んで、段階パ
ラメータSTEPの値が3になったか否かの判断を行
う。段階パラメータSTEPの値が2以下であれば、判
断結果がNoとなり、認識された“学習中の言葉”の学
習が終了してないものとみなしてステップSf8へ戻
る。
【0135】一方、ステップSf21において、入力回
数レジスタINの値が所定値γ以下であれば、判結果が
Noとなって、ステップSf22で、段階パラメータS
TEPの値に応じた動作をぬいぐるみ1に実行させる。
これによりユーザは、ステップSf10で認識された音
声が、現在どの段階にあるのかを認識することができ
る。そして、ステップSf22の処理が終了すると、図
11のステップSf8へ戻る。
【0136】以後、ステップSf1〜Sf22の処理を
繰り返し行い、ステップSf18で段階パラメータST
EPの値が3になると、ステップSf19の判断結果が
Yesとなって、ステップSf23へ進み、段階パラメ
ータSTEPの値(=3)に対応した動作を、ぬいぐる
み1に実行させる。これにより、ユーザは、1つの“学
習中の言葉”が学習されたことを認識することができ
る。そして、ステップSf24へ進み、記憶保持パラメ
ータMHの値を40にセットして学習モードを終了す
る。
【0137】なお、上述した記憶保持パラメータMHの
値を、他のモード、例えば実行モード等で、その記憶保
持パラメータMHに対応する音声が認識された時に、1
つインクリメント(ただし1日に1回のみ)し、また、
1日経過する毎に1つデクリメントして、値が0になっ
た時に、その音声データおよぴ特徴パターンをそれぞれ
の記憶部から消去する。これにより、本実施形態におけ
る玩具に、入力頻度の低い言葉または音については、自
然に忘れてしまうように振る舞わせることができる。
【0138】このように、本実施形態の学習モードにお
いては、実質的な学習モードの処理(すなわち、ステッ
プSf6以降の処理)に移行する前に、言葉まはた音の
記憶(正確には、音声データおよび特徴パターンの記
憶)が1度だけ行われ、それ以降に入力される言葉によ
って、記憶された言葉または音(過去に記憶されたもの
も含む)の学習が行われる。また、言葉の学習は、玩具
につけられた名前が入力されるか、または、1つの学習
が終了するまで継続して行われ、さらに、学習段階が1
段階進む毎にそれに応じた動作を行うので、ユーザは、
学習の進み具合を知ることができる。
【0139】[設定モード[設定1]の他の実施形態]
次に、設定モード[設定1]の他の実施形態について、
図13および図14を参照して説明する。先に説明した
設定モード[設定1]の処理(図4,ステップSb1,
Sb3,Sb5〜Sb11)では、まず、ユーザが音声
を入力し、この入力した音声に対応付けたい音声を、ユ
ーザ自身が選択して決定キーを押下することで音声の対
応付けが行われていたが、本実施形態では、このような
操作を必要とせずに、音声の対応付けを可能にしたもの
である。
【0140】まず、設定モード[設定1]の処理が開始
されると、図13のステップSg1において乱数を発生
し、次にステップSg2に進み、音声データ記憶部15
の乱数RND番目のアドレスに、学習済みの音声データ
(段階パラメータSTEPの値が3の音声データ)が記
憶されているか否かを判断する。そして、記憶されてい
なかった場合は、判断結果がNoとなってステップSg
1へ戻り、学習済みの音声データが記憶されているアド
レスが見つかるまで、ステップSg1およびSg2の処
理を繰り返す。
【0141】一方、ステップSg2で、学習済みの音声
データを記憶したアドレスが見つかると、判断結果がY
esとなってステップSg3へ進む。ここで、その音声
データに対応する記憶保持パラメータMHの値を読み取
り、ステップSg4で、記憶保持パラメータMHの値が
40よりも大きいか否かの判断が行われる。ここで、4
0以下と判断された場合は、判断結果がNoとなって、
ステップSg1へ戻る。また、40よりも大きいと判断
された場合は、ステップSg5へ進み、当該アドレスに
記憶されていた音声データをD/A変換器16へ出力
し、スピーカ20から発声され、この時、制御部29
は、所定時間(ここでは7秒間とする)の計時を開始す
る。
【0142】次に、ステップSg6へ進み、制御部29
は、これ以降に入力される音声の認識を行う。すなわ
ち、ステップSg7でマイク10に音声が入力されたか
否かの判断を行い、音声の入力がない場合は、ステップ
Sg8において、計時開始後、7秒間が経過していない
か否かの判断を行う。また、7秒間が経過していないと
判断された場合は、判断結果がYesとなってステップ
Sg7に戻る。そして、以下、ステップSg7,Sg8
の処理を繰り返し行い、音声が何等入力されないまま7
秒間が経過すると、ステップSg8の判断結果がNoと
なって、ステップSg9へ進み、音声認識処理を終了し
てステップSg1へ戻る。
【0143】一方、音声認識を開始してから、7秒以内
に音声が入力されると、ステップSg7における判断結
果がYesとなって、ステップSg10へ進み、入力さ
れた音声の認識を行う。次いで、ステップSg11へ進
んで乱数を発生し、ステップSg12で所定値αとの比
較を行う。ここで、乱数の値が所定値α以上であった場
合、判断結果がNoとなって図14のステップSg13
へ進み、ステップSg6で計時が開始されてから7秒間
が経過したか否かが判断される。そして、7秒間が経過
していなければ、判断結果がYesとなってステップS
g6へ戻り再度音声認識を開始する。また、経過してい
た場合は判断結果がNoとなってステップSg1へ戻
る。
【0144】一方、図13のステップSg12におい
て、乱数の値が所定値α未満であった場合、判断結果が
Yesとなって、ステップSg14において、認識され
た音声が本実施形態の玩具につけられた名前であった場
合、設定モード[設定1]の処理を終了する。また、本
実施形態の玩具につけられた名前でなかった場合は、ス
テップSg15へ進み、ステップSg10で認識された
音声に対応するデータ、すなわち、記憶パラメータMH
の値が読み出される。
【0145】そして、ステップSg16に進み、読み出
された記憶パラメータMHの値が40以下であった場
合、判断結果がNoとなり、ステップSg17で、ステ
ップSg6における所定時間の計時開始後、7秒間が経
過したか否かが判断され、7秒間が経過していなかった
場合はステップSg6へ戻り、経過していた場合はステ
ップSg1へ戻る。
【0146】一方、ステップSg16で、読み出された
記憶パラメータMHの値が40よりも大きかった場合、
判断結果がYesとなり、ステップSg18へ進み、ス
テップSg5で発声された音声データ(以下、被対応付
け音声データという)に対する関連データRLがあるか
否かの判断を行う。
【0147】ここで、関連データRLは、設定モード
[設定1]において、被対応付け音声データに、ステッ
プSg10で認識した音声を初めて対応付ける際に、こ
の認識した音声に対して発生されるデータであり、被対
応付け音声データが記憶されているアドレスの情報と、
被対応付け音声データとの関連度を示す数値と、被対応
付け音声データとの対応付けがなされている否かを示す
マスタフラグ(初期値0)からなっている。また、この
データの値が120を越えている場合は、被対応付け音
声データとの対応付けがなされているものとして、上述
したマスタフラグに1がセットされる(後述する)。
【0148】そしてステップSg18において、初めて
対応付けが行われる場合は、被対応付け音声データに対
する関連データRLが存在していないので、判断結果が
YesとなってステッブSg19へ進み、被対応付け音
声データに対する関連データRLを発生させる。ここ
で、関連データRLの値は、乱数を発生させ、その乱数
に、前述した所定値β(図12,ステップSf17参
照)から10を引いた値を加えた値とする。
【0149】なお、ステッブSg19で発生された関連
データRLは、以後、記憶パラメータMHと共に記憶さ
れ、次回、上記対応付けた音声がステップSg10で認
識された場合、ステップSg15において記憶パラメー
タMHの値と共にその値が読み出されるものとする。こ
の時、ステップSg10で認識された音声に対して記憶
された各関連データRLのうち、各々に含まれている被
対応付け音声データのアドレスを参照して、ステップS
g5で発声された音声データのアドレス情報を有する関
連データRLの値が読み出されるものとする。
【0150】また、ステップSg18において、関連デ
ータRLが既に存在していた場合は、判断結果がNoと
なって、ステップSg20へ進み、関連データRLの値
に1が加算される。そして、ステッブSg19またはS
g20の処理が終了すると、ステップSg21へ進み、
関連データRLの値が120を越えているか否かの判断
を行う。関連データRLの値が120以下であったら、
判断結果がNoとなって、ステップSg5で発音された
音声データに対し、ステップSg10で認識された音声
が対応付けられなかったとして、ステップSg1へ戻
る。
【0151】一方、関連データRLの値が120よりも
大きかった場合は、両者が対応付けられているとして、
判断結果がYesとなり、ステップSg22へ進み、関
連データRLのマスターフラグを1にセットする。そし
て、ステップSg23へ進み、対応付けられた言葉(ス
テップSg5で発音された言葉)と、対応付けた言葉
(ステップSg10で認識された言葉)とを、交互に5
回ずつ発音させ、ユーザに対して両者が対応付けられた
ことを通知する。
【0152】このように、上述した設定モードのうち、
設定1の処理が実行されると、本願実施形態の玩具にお
いて音声データ記憶部15において学習済みの音声デー
タを、7秒間隔で順次発声していき、この間にユーザが
音声を入力すると、この入力された音声データに対応し
て記憶され、かつ、上記ユーザが音声を入力する直前に
発声された音声データとの関連度を示す関連データRL
が読み出され、そのパラメータの値が120を超してい
れば、両者が対応付けられたものとして、双方の言葉
(または音)を交互に5回ずつ発声する。
【0153】また、実行モードにおいて、[設定1]で
設定した内容を実行する場合、例えば、「ただいま」と
いう言葉が認識されると、「ただいま」という言葉に対
して記憶されている各関連データRLのうち、マスタフ
ラグの値が1になっている関連データRLに含まれてい
るアドレス情報が参照され、そのアドレスに記憶されて
いる音声データが、順次音声データ記憶部15から読み
出され、スピーカ20から発生される。
【0154】なお、上述した関連データRLの値を、例
えば、1日経過する毎に1つデクリメントして、その値
が所定値(例えば0)になった場合、マスタフラグの値
を0にリセットして対応付けを解消するようにしてもよ
い。これにより、あたかも、本実施形態における玩具に
対し常に言葉の対応を訓練しなければ、憶え込ませた言
葉の対応を自然に忘れてしまうかのように振る舞わせる
ことができる。
【0155】さらに、上述した他の実施形態における機
能は、先に説明した実施形態と同様、図10に示すよう
なパソコンや、いわゆるテレビゲーム専用機上で実現し
てもよい。
【0156】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1、15、
および、17に記載の発明によれば、発せられた音声に
対応する音声信号を記憶すると共に、その音声を認識
し、認識した音声と記憶した音声信号との対応を設定す
ることができ、また、その設定に基づいて、認識された
音声に対応する音声信号を音声に変換して出力するの
で、単に入力された音声をそのままおうむ返し発生する
だけではなく、発せられた音声に対して所望する音声を
発声させることができ、よって、発せられた音声に対し
て返答する音声を多様化させることができる。また、特
に人形、または、動物の形状を有するぬいぐるみ、ある
いは、室内飾りの内部または外部に設けることにより、
飽きにくい玩具を提供することができる。
【0157】また、請求項2に記載の発明によれば、使
用者が設定した時刻になると、予め指定した音声を繰り
返し発声し、同様に、予め指定した音声を使用者が発声
するまで、玩具からの発声が継続されるので、本玩具を
目覚まし時計として使用することができる。
【0158】また、請求項3に記載の発明によれば、使
用者が設定した音声を発声すると、現在時刻が音声によ
り通知されるので、時刻を知りたい時でも逐一時計の文
字盤に視線を移す必要がない。また、使用者が設定した
以外の音または音声が発せられた場合は、現在時刻を音
声により通知することがないので、例えば雑音等の使用
者が意図しない音によって、誤って現在時刻を通知する
恐れがなくなる。
【0159】また、請求項4に記載の発明によれば、使
用者が設定した時刻に現在時刻を音声により通知するの
で、通常のタイマとして使用できるばかりでなく、現在
の時刻も知ることができる。
【0160】また、請求項5に記載の発明によれば、使
用者が設定した時刻になると、同じく使用者によって指
定された音声が発声されるので、所定の時刻に使用者が
起こすべき行動の内容等を音声で通知することができ、
使用者は自らのスケジュールを再確認することができ
る。
【0161】また、請求項6に記載の発明によれば、入
力された音声を任意に記憶し、この任意に記憶した音声
を任意に発声するので、画一的な反応を示すことがなく
なり、あたかも自律的な意志をもって反応しているかの
ように振る舞わせることができる。このため、意外性が
あり、飽きにくい玩具を実現することができる。
【0162】また、請求項7に記載の発明によれば、使
用者が発した音声を正確に記憶するか否かが乱数によっ
て左右されるので、正確な音声を記憶するに際し、入力
された音声を単純にそのまま記憶するものよりも、人語
を習得する動物の、人語を習得する有様をシミュレーシ
ョンすることができ、意外性が増し、飽きにくい玩具を
提供することができる。
【0163】また、請求項8に記載の発明によれば、使
用者が発声した音声を異なる音質で発声するので、人語
を習得する動物をシミュレーションすることができ、使
用者が発声した音声を自らが聞くといった味気なさを解
消することができる。
【0164】また、請求項9に記載の発明によれば、本
発明による玩具と同じ玩具から発声された音声が入力さ
れた場合は、発生する乱数の数値範囲が変化するので、
その様な場合、発生する乱数の数値範囲を狭めるように
設定しておけば、玩具同士で音声を記憶させる場合、正
確に音声を記憶する割合が増し、同じ玩具同士で互い音
声を記憶しあう場合は、容易に正確な音声を記憶できる
区別化がなされ、使用者が自らの音声を記憶させる場合
とはまた別の楽しみ方が可能となる。
【0165】また、請求項10に記載の発明によれば、
同一の音声が所定回数以上入力された場合は、発生する
乱数の数値範囲が変化するので、例えばその様な場合、
発生する乱数の数値範囲を狭めるように設定しておけ
ば、何度同じ音声を入力してもなかなか入力した通りに
発声しないといった現象を避けることができる。
【0166】また、請求項11および12に記載の発明
によれば、常時計数を行うフリーランカウンタによって
計数された値が所定の値と一致した場合、発生する乱数
の数値範囲が変化されるので、正確な音声を記憶させる
に当たってギャンブル性を加味することができ、使用者
の興味を引くことができる。また、発生する乱数の数値
範囲が変化された場合は、その旨を所定の音声によって
使用者に通知するので、使用者の興味をより一層かき立
てることができる。
【0167】また、請求項13に記載の発明によれば、
記憶している音声を全て、かつ、順次発生させることが
できるので、記憶している音声の確認が可能となると共
に、相手に宛てたメッセージが記憶されている場合、そ
のメッセージを確実に相手に伝えることができる。
【0168】また、請求項14に記載の発明によれば、
音または音声が発生する際に、人形、または、動物の形
状を有するぬいぐるみ玩具本体の一部が動くので、例え
ば、インコ等のぬいぐるみを本発明の玩具に採用した場
合、嘴などが動くようにしておけば、あたかも本物のイ
ンコがしゃべっているかのような効果を持たせることが
できる。
【0169】また、請求項16および18に記載の発明
によれば、画像表示装置に人または動物の画像を表示
し、音または音声を発生する際に、表示した人または動
物の画像が変化するので、視覚的にも楽しむことができ
る。
【0170】また、請求項19に記載の発明によれば、
音声データ出力手段から出力された音声データが一時記
憶され、該一時記憶された音声データと同一の音声デー
タが音声データ出力手段から出力された時に乱数が発生
され、該乱数と所定値との大小関係が所定の条件を所定
回数満たした時に、1つの音声データが認識された音声
に対応付けられる音声データとして記憶され、かつ、上
記所定の条件を満たす毎に、画像表示装置に表示させる
人または動物の画像に、それぞれ異なる変化が生じるの
で、ユーザが記憶させようとしている言葉または音が、
認識された音声に対応付けられる音声データとして記憶
される過程において、どの段階にあるのかを判別するこ
とができる。
【0171】また、請求項20に記載の発明によれば、
認識された音声に対応付けられる音声データとして音声
データを記憶される際に、当該音声データに対し、当該
音声データを消去するか否かを決定するための記憶保持
値が発生し、該記憶保持値が所定時間が経過する毎に減
少し、一定値以下になった時に当該音声データが消去さ
れるので、画像表示装置に表示させる人または動物が、
入力頻度の低い言葉または音については、あたかも自然
に忘れてしまうかのように振る舞わせることができる。
【0172】また、請求項21に記載の発明によれば、
対応付けられる音声データとして記憶された音声データ
と、認識した音声とを対応づけさせる際に、対応付けら
れる音声データとして記憶された音声データが、所定時
間間隔で順次音声出力手段に出力されると共に、この間
に入力された音声を認識し、この認識した音声に対し
て、その直前に音声出力手段に出力された音声データと
の関連度を示す情報が発生し、次回、上記認識した音声
が、その認識した音声に対して発生された情報によって
関連が示される音声データが音声出力手段に出力された
直後に、再度認識された場合、その情報が示す関連度を
増加させ、該関連度が所定の条件を満たした時に、上記
認識した音声と上記対応付けられる音声データとして記
憶させた音声データとを対応付けるので、ある音声に対
応付けたい音声を、ユーザ自身が選択して決定キーを押
下するという操作を必要とせずに、音声の対応付けを行
うことができる。
【0173】さらに、請求項22に記載の発明によれ
ば、上記情報が示す関連度が、所定時間経過する毎に減
少し、該関連度が一定値以下になった時に、対応付けら
れた音声と、音声データとの対応を解消するので、あた
かも、画像表示装置に表示させる人または動物に対して
常に言葉の対応を訓練しなければ、憶え込ませた言葉の
対応を自然に忘れてしまうかのように振る舞わせること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態による音声認識および
音声発生装置を備えた玩具の外観を示す正面図である。
【図2】 同音声認識および音声発生装置の構成を示す
ブロック図である。
【図3】 同音声認識および音声発生装置における学習
モードの処理手順を示すフローチャートである。
【図4】 同音声認識および音声発生装置における設定
モードの処理手順を示すフローチャートである。
【図5】 同音声認識および音声発生装置における設定
モードの処理手順を示すフローチャートである。
【図6】 同音声認識および音声発生装置における実行
モードの処理手順を示すフローチャートである。
【図7】 同音声認識および音声発生装置における実行
モードの処理手順を示すフローチャートである。
【図8】 同音声認識および音声発生装置におけるラン
ダムモードの処理手順を示すフローチャートである。
【図9】 同音声認識および音声発生装置におけるメッ
セージモードの処理手順を示す。
【図10】 同音声認識および音声発生装置にパーソナ
ルコンピュータを用いた場合の構成を示すブロック図で
ある。
【図11】 同音声認識および音声発生装置における学
習モードの、他の実施形態の処理手順を示すフローチャ
ートである。
【図12】 同音声認識および音声発生装置における学
習モードの、他の実施形態の処理手順を示すフローチャ
ートである。
【図13】 同音声認識および音声発生装置における設
定モード・設定1の、他の実施形態の処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図14】 同音声認識および音声発生装置における設
定モード・設定1の、他の実施形態の処理手順を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1 ぬいぐるみ 1a 嘴 2 本体 3 操作部 4 表示部 10 マイクロフォン 11,18 増幅回路 12 フィルタ 13 A/D変換器 14 音声データ変更部 15 音声データ記憶部 16 D/A変換器 17 音声変換回路 19 音量調整回路 20 スピーカ 21 特徴パターン抽出部 22 音声入力検出部 23 タイマ 24 玩具特徴パターン記憶部 25 特徴パターン記憶部 26 カウンタ 27 乱数発生部 28 駆動装置 29 制御部 50 パーソナルコンピュータ 51 モニタ 52 キーボード 53 音源ボード

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された音声に対応する音声信号を出
    力する音声信号出力手段と、 前記音声信号出力手段から出力された音声信号を記憶す
    る音声信号記憶手段と、 前記音声信号出力手段から出力された音声信号に基づい
    て、前記音声信号出力手段に入力された音声を認識する
    音声認識手段と、 前記音声信号記憶手段に記憶された音声信号と、前記音
    声認識手段により認識された音声との対応を設定する対
    応設定手段と、 前記音声認識手段により、前記対応づけられた音声が認
    識されると、前記対応設定手段によって設定された対応
    に従って、その認識した音声に対応する音声信号を、前
    記音声信号記憶手段から読み出す音声信号読出手段と、 前記音声信号読出手段が読み出した音声信号を音声に変
    換して出力する音声出力手段とを具備する音声認識およ
    び音声発生装置を、人形または動物の形状を有するぬい
    ぐるみ、あるいは、室内飾りの、内部または外部に設け
    たことを特徴とする音声認識および音声発生装置を備え
    た玩具。
  2. 【請求項2】 時刻を指定する時刻指定手段と、 現在時刻を計時する計時手段と、 前記計時手段が前記時刻指定手段によって指定された時
    刻を計時すると、前記音声信号記憶手段に記憶された音
    声信号を繰り返し読み出す反復読出手段と、 前記対応設定手段によって設定された対応に従って、前
    記反復読出手段によって繰り返し読み出された音声信号
    に対応する、特定の音声が前記音声認識手段によって認
    識されると、前記反復読出手段による音声信号の読出を
    停止させる読出停止手段とを有してなり、 前記音声出力手段が、前記反復読出手段によって読み出
    された音声信号を音声に変換して出力することを特徴と
    する請求項1に記載の音声認識および音声発生装置を備
    えた玩具。
  3. 【請求項3】 前記計時手段によって計時された現在時
    刻を音声によって通知する現在時刻通知手段と、 前記音声認識手段によって特定の音声が認識された時、
    前記現在時刻通知手段が現在時刻を通知するように制御
    する時刻通知制御手段とを具備することを特徴とする請
    求項1または2に記載の音声認識および音声発生装置を
    備えた玩具。
  4. 【請求項4】 前記時刻通知制御手段は、 前記計時手段が、前記時刻指定手段によって指定された
    時刻を計時した時に、前記現在時刻通知手段が現在時刻
    を通知するように制御することを特徴とする請求項3に
    記載の音声認識および音声発生装置を備えた玩具。
  5. 【請求項5】 前記音声信号記憶手段に記憶された音声
    信号のうち、いずれか1つを選択する選択手段と、 前記計時手段が、前記時刻指定手段によって指定された
    時刻を計時した時に、前記選択手段によって選択された
    音声信号を、前記音声信号記憶手段から読み出す指定時
    刻読出手段とを有してなり、 前記音声出力手段が、前記指定時刻読出手段によって読
    み出された音声信号を音声に変換して出力することを特
    徴とする請求項1に記載の音声認識および音声発生装置
    を備えた玩具。
  6. 【請求項6】 前記音声信号出力手段から出力された音
    声信号を前記音声信号記憶手段に任意に記憶させる記憶
    制御手段と、 前記音声信号記憶手段に任意に記憶された音声信号のう
    ち、任意の音声信号を読み出す任意読出手段とを有し、 前記音声出力手段は、前記任意読出手段によって読み出
    された、任意に記憶された音声信号を音声に変換して出
    力することを特徴とする請求項1ないし5のうちいずれ
    か1項に記載の音声認識および音声発生装置を備えた玩
    具。
  7. 【請求項7】 乱数を発生する乱数発生手段と、 前記乱数発生手段から発生された乱数が、予め設定され
    た数値と一致しなかった場合、前記音声信号出力手段か
    ら出力される音声信号に含まれる情報を変更して出力す
    る音声信号変更手段とを有してなり、 前記音声出力手段が、前記音声信号変更手段から出力さ
    れた音声信号を音声に変換して出力することを特徴とす
    る請求項1ないし6のうちいずれか1項に記載の音声認
    識および音声発生装置を備えた玩具。
  8. 【請求項8】 前記音声出力手段から出力される音声の
    音質を変更する音質変更手段を具備することを特徴とす
    る請求項7に記載の音声認識および音声発生装置を備え
    た玩具。
  9. 【請求項9】 前記音声信号出力手段から出力された音
    声信号が、前記音質変更手段により音質を変更された音
    声信号であった場合、前記乱数発生手段が発生する乱数
    の数値範囲を変化させる乱数発生制御手段を具備するこ
    とを特徴とする請求項8に記載の音声認識および音声発
    生装置を備えた玩具。
  10. 【請求項10】 前記音声認識手段により、予め設定さ
    れた回数以上、同一の音声が認識された場合、前記乱数
    発生手段が発生する乱数の数値範囲を変化させる乱数発
    生制御手段を具備することを特徴とする請求項8に記載
    の音声認識および音声発生装置を備えた玩具。
  11. 【請求項11】 所定の数値範囲で常時計数するカウン
    タと、 前記音声信号出力手段から音声信号が出力された時、前
    記カウンタの計数値を読み取り、その計数値が所定の数
    値と一致した場合は、前記乱数発生手段が発生する乱数
    の数値範囲を変化させる乱数発生制御手段を具備するこ
    とを特徴とする請求項8に記載の音声認識および音声発
    生装置を備えた玩具。
  12. 【請求項12】 所定の音声信号を記憶した所定音声信
    号記憶手段と、 前記カウンタの計数値と、前記所定の数値とが一致した
    場合、前記所定音声信号記憶手段から前記所定の音声信
    号を読み出す所定音声信号読出手段とを有し、 前記音声出力手段が、前記所定音声信号読出手段によっ
    て読み出された所定の音声信号を音声に変換して出力す
    ることを特徴とする請求項11に記載の音声認識および
    音声発生装置を備えた玩具。
  13. 【請求項13】 前記音声信号記憶手段に記憶された音
    声信号を順次全て読み出す順次読出手段を有してなり、 前記音声出力手段が、前記順次読出手段によって読み出
    された音声信号を音声に変換して出力することを特徴と
    する請求項1ないし11のうち、いずれか1項に記載の
    音声認識および音声発生装置を備えた玩具。
  14. 【請求項14】 前記人形または動物の形状を有するぬ
    いぐるみ、もしくは、室内飾りは可動部を有し、前記音
    声出力手段から音声が出力された時に、その可動部を駆
    動させる駆動手段を具備することを特徴とする請求項1
    ないし12のうち、いずれか1項に記載の音声認識およ
    び音声発生装置を備えた玩具。
  15. 【請求項15】 入力された音声に対応する音声データ
    を出力する音声データ出力手段と、 前記音声データ出力手段から出力された音声データを記
    憶する音声データ記憶手段と、 前記音声データ出力手段から出力された音声データに基
    づいて、前記音声データ出力手段に入力された音声を認
    識する音声認識手段と、 前記音声データ記憶手段に記憶された音声データと、前
    記音声認識手段により認識された音声との対応を設定す
    る対応設定手段と、 前記対応設定手段により対応づけられた音声が音声認識
    手段により認識されると、前記対応設定手段によって設
    定された対応に従って、前記認識した音声に対応する音
    声データを、前記音声データ記憶手段から読み出す音声
    データ読出手段と、 前記音声データ読出手段が読み出した音声データを音声
    に変換して出力する音声出力手段とを具備することを特
    徴とする、コンピュータにより音声認識および音声発生
    を行う音声認識および音声発生装置。
  16. 【請求項16】 人または動物の画像を表示する画像表
    示手段と、 前記音声データ読出手段が前記音声データ記憶手段から
    音声データを読み出す時に、前記画像表示手段に表示さ
    れた人または動物の画像を変化するように制御する画像
    制御手段を有することを特徴とする請求項15に記載の
    コンピュータにより音声認識および音声発生を行う音声
    認識および音声発生装置。
  17. 【請求項17】 入力された音声に対応する音声データ
    を出力する音声データ出力手段と、音声に対応する音声
    データを音声に変換して出力する音声出力手段とを有す
    るコンピュータに音声認識および音声発生を行わせるた
    めのプログラムを記録した記録媒体であって、 該プログラムは前記音声データ出力手段から出力された
    音声データを記憶させ、 前記音声データ出力手段から出力された音声データに基
    づいて前記入力された音声を認識させ、 前記記憶させた音声データと、前記認識した音声とを対
    応づけさせ、 前記対応づけさせた音声が再度認識された時、前記記憶
    させた音声データの中からその音声に対応する音声デー
    タを前記音声出力手段に出力させることを特徴とする音
    声認識および音声発生制御プログラムを記録した記録媒
    体。
  18. 【請求項18】 前記プログラムは、前記コンピュータ
    に、 人または動物の画像を画像表示装置に表示させ、 前記記憶させた音声データの中からその音声に対応する
    音声データを前記音声出力手段に出力させる際、前記画
    像表示装置に表示させた人または動物の画像を変化させ
    ることを特徴とする請求項17に記載の音声認識および
    音声発生制御プログラムを記録した記録媒体。
  19. 【請求項19】 前記プログラムは、前記コンピュータ
    に、前記音声データ出力手段から出力された音声データ
    を、前記認識された音声に対応付けられる音声データと
    して記憶させる際に、 前記音声データ出力手段から出力された音声データを一
    時記憶し、 該一時記憶させた音声データと同一の音声データが前記
    音声データ出力手段から出力された時に乱数を発生さ
    せ、 該乱数と所定値との大小関係が所定の条件を満たす毎
    に、前記画像表示装置に表示させる人または動物の画像
    に、それぞれ異なる変化を生じさせ、 前記所定の条件を所定回数満たした時に、当該音声デー
    タを前記認識された音声に対応付けられる音声データと
    して記憶させることを特徴とする請求項18に記載の音
    声認識および音声発生制御プログラムを記録した記録媒
    体。
  20. 【請求項20】 前記プログラムは、前記認識された音
    声に対応付けられる音声データとして音声データを記憶
    させる際に、当該音声データに対し、当該音声データを
    消去するか否かを決定するための記憶保持値を発生し、 該記憶保持値を所定時間が経過する毎に減少させ、一定
    値以下になった時に当該音声データを消去することを特
    徴とする請求項18に記載の音声認識および音声発生制
    御プログラムを記録した記録媒体。
  21. 【請求項21】 前記プログラムは、前記コンピュータ
    に、前記対応付けられる音声データとして記憶させた音
    声データと、前記認識した音声とを対応づけさせる際
    に、 前記対応付けられる音声データとして記憶させた音声デ
    ータを所定時間間隔で順次前記音声出力手段に出力さ
    せ、 前記対応付けられる音声データとして記憶させた音声デ
    ータを前記所定時間間隔で音声出力手段に出力させてい
    る間に入力された音声を認識し、 該認識した音声に対して、その直前に前記音声出力手段
    に出力させた音声データとの関連度を示す情報を発生さ
    せ、 該認識した音声を、該認識した音声に対して発生された
    情報によって関連が示される音声データが前記音声出力
    手段に出力された直後に、再度認識した場合、その情報
    が示す関連度を増加させ、 該関連度が所定の条件を満たした時に、前記認識した音
    声と前記対応付けられる音声データとして記憶させた音
    声データとを対応付けることを特徴とする請求項19に
    記載の音声認識および音声発生制御プログラムを記録し
    た記録媒体。
  22. 【請求項22】 前記プログラムは、所定時間が経過す
    る毎に前記情報が示す関連度を減少させ、該関連度が一
    定値以下になった時に、対応付けられた音声と、音声デ
    ータとの対応を解消することを特徴とする請求項21に
    記載の音声認識および音声発生制御プログラムを記録し
    た記録媒体。
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