JPH10178831A - 田植機 - Google Patents

田植機

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JPH10178831A
JPH10178831A JP34475996A JP34475996A JPH10178831A JP H10178831 A JPH10178831 A JP H10178831A JP 34475996 A JP34475996 A JP 34475996A JP 34475996 A JP34475996 A JP 34475996A JP H10178831 A JPH10178831 A JP H10178831A
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JP
Japan
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seedling
planting
float
seedling planting
floats
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Application number
JP34475996A
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English (en)
Inventor
Yasuhide Namikawa
泰秀 南川
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 10条植えの田植機において、苗植付装置を
左右に5条分づつ分割可能に構成し、分割した左右苗植
付装置部を並列状態にする作業姿勢と機体前後方向に沿
った格納姿勢とに切り換え可能な構成を有するものにお
いて、分割を機体左右方向の中心位置より行うについて
容易に行い得るとともに、格納姿勢での機体左右バラン
スを良好にしたものを提供する点にある。 【解決手段】 苗植付機構を駆動可能に支持した植付ケ
ース15と接地フロート18を、各左右の苗植付装置部
AL,ARに3個づつ配置して、機体左右方向の中心位
置に植付ケース15及び接地フロート18を配置してい
ない10条植えの田植機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、苗植付装置を左右
に二分割可能に構成し、運搬車等に搭載して運ぶ際に
は、左右の苗植付装置部を格納姿勢に切り換えて、田植
機全体としての機体左右幅を作業姿勢時に比べて小さく
して、大型の運搬車でなくても搭載運搬が可能な田植機
に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のような田植機としては、特開平8
‐70638号公報で開示されたものがあり、このもの
においては、二つの苗植付機構を備えた植付ケースが5
個もうけられているので、機体左右方向の中心に植付ケ
ースが位置する配置構成に成らざるを得ず、格納姿勢に
分割するには、一方の苗植付装置部に2個の植付ケース
を備え、他方の苗植付装置部に3個の植付ケースを備え
る、構成を採らざるを得なかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構成において
は、左右の苗植付装置部の長さが大きく異なることにな
るので、長い苗植付装置部に合わせて支持構造を強固な
ものにする必要があるとともに、さらに、格納姿勢にお
いていかなる状態に両苗植付装置部を配置するかといっ
た解決に手数を要する問題があった。本発明の目的は、
分割に掛かる構造を容易に行える田植機を提供する点に
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1にかかる発明に
よる特徴構成は、10条植え用の苗植付装置を、分割苗
載せ台部とその分割苗載せ台部から苗を取り出す苗植付
機構とその苗植付機構を駆動可能に支持する植付ケース
とを備えた、5条植え用の左右苗植付装置部に二分割可
能に構成するとともに、前記左右苗植付装置部を、前記
分割苗載せ台部が機体左右方向に沿って並列状態に並ぶ
作業姿勢と、前記分割苗載せ台部が機体前後方向に沿う
格納姿勢とに切換可能に構成し、前記作業姿勢におい
て、前記各植付ケースと、各左右苗植付装置部に備えら
れた接地フロートとを、夫々、機体左右方向の中心位置
を除いた位置で並列状態に配置してある点にあり、その
作用効果は次の通りである。
【0005】〔作用〕つまり、機体左右方向の中心位置
に植付ケース及び接地フロートが存在しないことになる
ので、苗植付装置を機体左右方向の中心位置を基準とし
て左右に分割することができ、その分割する左右の苗植
付装置部の機体左右方向における幅を、同一長さのもの
に構成できる。
【0006】〔効果〕したがって、10条植えであれ
ば、通常、一つの植付ケースに対して二つの苗植付機構
を装備する関係上、5つの植付ケースを配置する関係か
ら真ん中の植付ケースが機体左右方向の中心位置に位置
しなければならない構成を採らざるを得ない点があるの
を、かつ、接地フロートにおいては機体左右方向の中心
側に位置するセンター側フロートは通常苗植付装置の昇
降制御を司るセンサフロートを兼用することが多いの
で、そのセンター側フロートを機体左右方向の中心位置
に配置することになっていたのを、簡単な工夫を施すこ
とによって植付ケース及び接地フロートを機体左右方向
の中心位置より異なる位置に配置することが可能にな
り、これによって、左右の苗植付装置部を支持する構
造、作業姿勢と格納姿勢とに亘って切り換える構造等を
左右同一仕様のもので構成することができ、従来のよう
に、荷重負担の大きな方に合わせて必要以上に大きな構
造を採用する必要がない。以上のところから、左右一方
の苗植付装置部を4条用に他方の苗植付装置部を6条用
にするといった難しい設定をしなくてよい。請求項2に
かかる発明の目的は、分割に掛かる構造を容易に行える
田植機を提供する点にある。
【0007】請求項2にかかる発明による特徴構成は、
前記左右苗植付装置部に、夫々、備えられた前記接地フ
ロートは、機体左右方向の中心位置を挟んで隣接する二
つの左右センター側フロートと、機体左右方向の両側端
に位置する左右サイド側フロートと、左センター側フロ
ートと左サイド側フロートとの間の左中間フロート及び
右センター側フロートと右サイド側フロートとの間の右
中間フロートとからなり、前記各中間フロートを、後端
部の左右中間位置に前向きに凹入する苗植付空間を有す
るU字型フロートに形成するとともに、前記各センター
側フロート及びサイド側フロートを、両後側端部に左右
向きに凹入する苗植付空間を有するT字型フロートに形
成してある点にあり、その作用効果は次の通りである。
【0008】〔作用効果〕後車輪の後方に位置し、その
車輪跡を均すことになる左右の中間側フロートがU字型
に形成され、U字の内側に形成された植付空間は両サイ
ドと前面とで囲まれるので、植付直後の苗が囲まれた壁
面で保護される為に、中間側フロートが車輪跡を均す際
に引き起こす泥押し現象を受けにくく、浮き苗等がおき
にくい良さがある。
【0009】請求項3にかかる発明による特徴構成は、
請求項1にかかる発明の構成において、前記左右苗植付
装置部に、夫々、備えられた前記接地フロートは、機体
左右方向の中心位置を挟んで隣接する二つの左右センタ
ー側フロートと、機体左右方向の両側端に位置する左右
サイド側フロートとからなり、前記サイド側フロート
を、後端部の左右中間位置に前向きに凹入する苗植付空
間と両後側端部に左右向きに凹入する苗植付空間を有す
る櫛型フロートに形成するとともに、前記各センター側
フロートを、両後側端部に左右向きに凹入する苗植付空
間を有するT字型フロートに形成してある点にあり、そ
の作用効果は次の通りである。
【0010】〔作用効果〕つまり、植付幅の両側端がわ
に櫛型の広い面積を持ったサイド側フロートを配置して
あるので、植付幅の側端、特に、枕地植え等を行うばあ
いに比較的荒れた圃場面を、その広い面積の重量のある
フロートで均し作業を行うことができ、植付け状態を良
好にできる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1に示すように、ステアリング
操作される駆動型の前車輪1、及び、駆動型の後車輪2
を備えた走行機体3の前部にエンジン4を搭載すると共
に、この走行機体3の後部にエンジン4からの動力が伝
えられる静油圧式無段変速装置(HST)5、及び、変
速ケース6を配置し、又、走行機体3の中央部に運転操
縦部としての運転座席7を配置し、走行機体3の後端部
に対し油圧シリンダ8で駆動昇降するリンク機構9を介
して苗植付装置Aを連結して乗用型の田植機を構成す
る。図2に示すように、後車輪2に対しては、内外補助
車輪2A,2Bを少なくとも一組装着することができ、
10条植えに対応した推進力を発揮できるようにしてあ
る。前記運転座席7の右側部に苗植付装置Aの昇降制御
と植付クラッチの入り切り操作とを行う昇降レバー10
を備え、又、運転座席7の左側部には変速レバー11を
備えている。
【0012】苗植付装置Aはマット状苗Wを載置し、か
つ、その上端側が走行機体3の前方側に傾斜する姿勢の
苗載せ台13、変速ケース6より伝動軸12を介して動
力が伝えられる左右一対の伝動ケース14,14、この
伝動ケース14から植付ケースとしてのチェーンケース
15を介して伝えられる動力で回転するロータリケース
16、このロータリケース16に一対ずつ備えられた植
付アーム17、複数の接地フロート18夫々を備えて1
0条植え用に構成されると共に、ホッパー、繰出し機
構、作溝器等を有した施肥装置19を備え、作業時には
苗載せ台13に載置されたマット状苗Wの下端から苗を
植付アーム17が1株ずつ切出して圃場面に植え付ける
と同時に、植付けた苗の近傍の圃場面に施肥装置19で
肥料を供給する。尚、ロータリケース16、植付アーム
17、及び、これらを駆動する系で苗植付機構が構成さ
れている。
【0013】接地フロート18は、機体左右方向の中心
に位置するセンター側フロート18Aと、このセンター
側フロート18Aの左右両脇に位置する左右中間側フロ
ート18B,18Bと、その左右中間側フロート18
B,18Bのさらに横外側に位置するサイド側フロート
18C,18Cで構成してある。接地フロート18の具
体的形状は次のようになっている。機体左右方向の中心
位置を挟んで隣接する二つの左右センター側フロート1
8A,18Aと、機体左右方向の両側端に位置する左右
サイド側フロート18C,18Cと、左センター側フロ
ート18Aと左サイド側フロート18Cとの間の左中間
側フロート18B及び右センター側フロート18Aと右
サイド側フロート18Cとの間の右中間側フロート18
Bとからなり、前記各中間側フロート18B,18B
を、後端部の左右中間位置に前向きに凹入する苗植付空
間を有するU字型フロートに形成するとともに、前記各
センター側フロート18A,18A及びサイド側フロー
ト18C,18Cを、両後側端部に左右向きに凹入する
苗植付空間を有するT字型フロートに形成してある。セ
ンター側フロート18Aは、苗植付装置Aの植付深さを
一定にする昇降制御に用いられる接地センサとして機能
する。つまり、このセンター側フロート18Aと苗植付
装置Aの固定部分との相対上下間隔を一定に維持するよ
うに、苗植付装置Aを昇降させて植付深さを一定に維持
する。
【0014】図3及び図4に示すように、この田植機で
は苗植付装置Aの機体左右方向での中央位置で5条ずつ
に2分割自在に構成してあり、夫々の左右苗植付装置部
AL,ARを、その左右苗植付装置部AL,ARを構成
するフレーム部材20に対して縦向き姿勢の第1軸芯X
1周りで回動自在に支持し、更に、前記リンク機構9の
後端に備えた主フレーム21に対して、このフレーム部
材20を縦向き姿勢の第2軸芯X2周りで回動自在に支
持してあり、苗植付装置Aを作業姿勢に設定した状態に
おいて、鉛直方向を基準に前記第1軸芯X1、第2軸芯
X2夫々の上端側を走行機体3の前方側に向かう方向に
傾斜させてある。
【0015】図2乃至図4に示すように、リンク機構9
は上部に配置されるトップリンク9Tと下部に配置され
るロアーリンク9Lとで成り、夫々の後端を支持する縦
フレーム9Aの下端部に連結するローリングボス22に
対して前後向き姿勢のローリング軸芯Y周りでローリン
グ自在に連結プレート23を支持し、この連結プレート
23に対して上部プレート21Aと下部パイプ21Bと
で成る前記主フレーム21を固設すると共に、この主フ
レーム21の左右両端部に前記第2軸芯X2と同軸芯に
配置した第2軸24に回動自在に外嵌するボス部材20
Aに対して丸パイプ状の前記フレーム部材20を固設し
て該フレーム部材20を第2軸芯X2周りで回動自在に
支持し、又、夫々のフレーム部材20,20の外端部に
前記第1軸芯X1と同軸芯に配置した第1軸25に対し
てチャンネル状のブラケット26を介して角パイプ状の
支持フレーム27を該第1軸芯X1周りで回動自在に支
持し、この左右の支持フレーム27,27に対して夫々
前記左右の伝動ケース14を一個づつ固設するととも
に、その支持フレーム27,27の後面に3個づつのチ
ェーンケース15,15,15を固設し、更に、苗植付
装置部AL,AR夫々の一対のチェーンケース15,1
5の上面に対して前記苗載せ台13を支持する左右の摺
動レール28,28を設けてある。チェーンケース15
は、機体左右方向の中心位置を挟んで左右に位置するセ
ンター側ケース15A,15Aと、そのセンター側ケー
ス15A,15Aの横側方に位置する中間側ケース15
B,15Bと、その中間側ケース15B,15Bのさら
に横側方に位置するサイド側ケース15C,15Cとか
らなり、センター側ケース15Aと中間側ケース15B
とサイド側ケース15Cとを一組として左右の苗植付装
置部AL,ARに夫々備えられている。
【0016】図2に示すように、左側の伝動ケース14
の動力で回転駆動される螺旋軸29を、該伝動ケース1
4と、この側の支持フレーム27の端部の軸受部材30
との間に亘って備えてあり、この螺旋軸29の螺旋溝に
係入するコマ(図示せず)の移動力を左側の分割苗載せ
台部13Lに伝える移動部材31を備えて、苗載せ台1
3の横送り機構Bを構成してある。尚、苗載せ台13は
左右の分割苗載せ台部13L,13R夫々が連結部材で
連結されることで、この横送り機構Bからの動力で摺動
レール28,28上を一体的に横方向に往復移動する。
前記ローリングボス22に対して、前記伝動軸12から
の動力が伝えられる軸体(図示せず)を前記ローリング
軸芯Yと平行に遊転支承してあり、図2に示すように、
この軸体の動力をベベルケース32、ベベルケース32
に備えた一対の出力軸33,33、クラッチ機構34、
中間軸35夫々を介して左右の伝動ケース14,14に
伝える伝動系を形成してある。
【0017】図4乃至図6に示すように、第2軸24を
主フレーム21に対して回転不能に設け、第1軸25を
フレーム部材20に回転不能に設けてある。第2軸24
の上部位置に第2軸芯X2と同軸芯に主スプロケット3
6を固設すると共に、この第2軸24の上端位置に第2
軸芯X2周りで回動自在にプレート状の回動部材37を
備えている。又、第1軸25に対して回動自在に前記ブ
ラケット26を支持すると共に、このブラケット26と
一体回転し、かつ、前記主スプロケット36の歯数の1
/2の歯数の従動スプロケット38を第1軸芯X1と同
軸芯に配置し、主スプロケット36と従動スプロケット
38とに亘ってチェーン39を巻回してある。
【0018】左右の回動部材37,37夫々を左右のフ
レーム部材20,20より高レベルに配置すると共に、
このフレーム部材20,20の回動力に連動して回動す
るよう吊り下げ姿勢の吊り下げロッド40,40を介し
て連結固定し、又、左右の回動部材37,37を互いに
逆方向に回転させるよう、夫々の間に交差姿勢で単一の
連結ロッド44を張設してある。吊り下げロッド40
は、一方の端部が回動部材37に溶接固定され、他方の
端部がフレーム部材20に固設された支持部材45を介
してネジ式に連結され、又、吊り下げロッド40は傾斜
姿勢で直線的に回動部材37とフレーム部材20との間
を結ぶことによって、回動部材37に対してフレーム部
材20を吊り下げる形態として強度を向上させている。
【0019】このような構成から、苗植付装置Aを格納
する場合には、地面から離間するレベルまで苗植付装置
Aを上昇させた状態で、図7に示す如く、苗載せ台13
を左端に寄せた状態から、次に、図8に示すように、連
結部材の連結を解除して右側の分割苗載せ台部13Rを
人為的に右側の移動端まで移動させて該分割苗載せ台部
13Rの摺動レール28上での移動をロック手段(図示
せず)で阻止する(この状態で、左右の分割苗載せ台部
13R,13L夫々の間隔は約30センチメートルに達
する)。次に、前記クラッチ機構34を人為的に分離
し、一方の苗植付装置部AL,ARを回動させること
で、図6に示すように、左支持フレーム27、及び、左
フレーム部材20が回転する。この左フレーム部材20
の回転によって、吊り下げロッド40で連結された左回
動部材37が回転し、左回動部材37の回動が連結ロッ
ド44を介して右回動部材37に伝達されてその右回動
部材37が回転し、この回転によって右フレーム部材2
0が逆転する。つまり、左右の回動部材37,37、連
結ロッド44からの力によって夫々のフレーム部材2
0,20が連動して第2軸芯X2,X2周りで、その外
端側が後方側に向かう側に回動すると共に、この回動と
同時に第1軸芯X1,X1周りでブラケット26,26
に支持された系が主スプロケット36、従動スプロケッ
ト38、チェーン39からの力によってフレーム部材2
0,20の回動速度の2倍の速度でフレーム部材20,
20の回動方向と逆方向、即ち、その左右外端部が走行
機体3の前方に向かう側に回動する。
【0020】尚、この格納姿勢への回動時には図9に示
す如く、左右の分割苗載せ台部13L,13Rの内端上
部の角部13E,13Eが接近するものの、平面視で分
割苗載せ台部13L,13Rが互いに離間する位置で回
動するので、夫々の角部13E,13Eの接触を回避し
た回動が可能となっている。そして、図10に示すよう
に、苗植付装置部AL,ARが機体前後方向に沿った格
納姿勢に達すると格納が完了する。この格納姿勢の苗植
付装置Aを作業姿勢に復元する際には一方の苗植付装置
部AL,ARを前述と逆方向に回動させることによっ
て、前述とは逆の動作によって格納姿勢の苗植付装置A
が作業姿勢に向かう姿勢変更が行われ、この姿勢変更で
苗植付装置Aが図7に示す姿勢に達するとクラッチ機構
34を連結し、右側の分割苗載せ台部13Rを左側の分
割苗載せ台部13Lの側に寄せて夫々13L,13Rを
連結部材で連結することで作業可能な状態に達する。
【0021】〔別実施形態〕 (1) つぎに、チェーンケース15と接地フロート18
との配置構成について説明する。図11に示すように、
機体左右方向の中心位置を除いた位置に並列状態で、チ
ェーンケース15群と接地フロート18群とを配置して
いる。接地フロート18群は、機体左右方向の中心位置
を基準として対称になるように配置されることになり、
格納姿勢において機体の左右方向のみならず前後方向に
おいても、機体バランスの崩れを大きくしないような配
置構成となっている。接地フロート15群は、機体左右
方向の中心位置を挟んで隣接する二つの左右センター側
フロート18A,18Aと、機体左右方向の両側端に位
置する左右サイド側フロート18C,18Cとからな
り、前記サイド側フロート18C,18Cを、後端部の
左右中間位置に前向きに凹入する苗植付空間と両後側端
部に左右向きに凹入する苗植付空間を有する櫛型フロー
トに形成するとともに、前記各センター側フロート18
A,18Aを、両後側端部に左右向きに凹入する苗植付
空間を有するT字型フロートに形成してある。左右一対
のセンター側フロート18A,18Aは苗植付装置Aの
昇降制御に利用される接地センサであり、両センター側
フロート18A,18Aの検出値の平均値等を昇降制御
の制御対象として利用する。一方のセンター側フロート
18Aの検出値を制御対象として利用してもよい。
【0022】(2) 図12に示すように、機体左右方向
の中心位置を除いた位置に並列状態で、チェーンケース
15群と接地フロート18群とを配置している。この別
実施形態の場合は、センター側ケース15Aにおいては
苗植付機構はケースに対して機体左右方向の中心位置側
にのみ位置して駆動可能に支持されている。これに対応
する接地フロート18群の配置構成は次のようになる。
左苗植付装置部ALにおいては、センター側フロート1
8Aとサイド側フロート18Cとは二条分に対応したT
字型のものであり、中間側フロート18Bは一条分に対
応したU字型のものを採用して構成してある。一方、右
苗植付装置部ARにおいては、センター側フロート18
Aは二条分に対応したT字型のものであり、サイド側フ
ロート18Cは三条分に対応した櫛型のものを採用して
構成してある。センター側フロート18Aが接地センサ
として機能するのは、図11のセンター側フロート18
Aと同じである。 (3) 以上(1) 及び(2) において接地フロート18群と
チェーンケース15群との組み合わせ構成を記載した
が、組み合わせを入れ替えて構成してもよい。
【0023】〔別実施例〕 上記実施形態においては、中間側フロート18Bと
して単一のフロートを採用した実施形態を示したが、中
間側フロート18Bを複数個のフロートで構成してもよ
い。 苗植付機構としては、複数爪式のものでなく、旧来
より使用されている植付爪単一のものであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】田植機の全体側面図
【図2】苗植付装置の伝動系の平面図
【図3】格納姿勢の苗植付装置の伝動系の平面図
【図4】主フレーム、フレーム部材の一部切欠き後面図
【図5】索体による操作系の平面図
【図6】格納姿勢での索体による操作系の平面図
【図7】両分割苗載せ台部を作業姿勢に設定した状態か
ら左端に寄せた状態を示す平面図
【図8】両分割苗載せ台部を分離した状態を示す平面図
【図9】苗植付装置を分割して旋回させた状態の田植機
の平面図
【図10】苗植付装置の苗植付装置部の旋回を終了した
状態の田植機の平面図
【図11】植付ケースと接地フロートとの配置構成にお
ける別実施例を示す平面図
【図12】植付ケースと接地フロートとの配置構成にお
ける別実施例を示す平面図
【符号の説明】
13L,13R 分割苗載せ台部 15 植付ケース 15C 側端に位置する植付ケース 18 接地フロート 18A センター側フロート 18B 中間側フトート 18C サイド側フロート A 苗植付装置 AL,AR 左右苗植付装置部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 10条植え用の苗植付装置を、分割苗載
    せ台部とその分割苗載せ台部から苗を取り出す苗植付機
    構とその苗植付機構を駆動可能に支持する植付ケースと
    を備えた、5条植え用の左右苗植付装置部に二分割可能
    に構成するとともに、前記左右苗植付装置部を、前記分
    割苗載せ台部が機体左右方向に沿って並列状態に並ぶ作
    業姿勢と、前記分割苗載せ台部が機体前後方向に沿う格
    納姿勢とに切換可能に構成し、前記作業姿勢において、
    前記各植付ケースと、各左右苗植付装置部に備えられた
    接地フロートとを、夫々、機体左右方向の中心位置を除
    いた位置で並列状態に配置してある田植機。
  2. 【請求項2】 前記左右苗植付装置部に、夫々、備えら
    れた前記接地フロートは、機体左右方向の中心位置を挟
    んで隣接する二つの左右センター側フロートと、機体左
    右方向の両側端に位置する左右サイド側フロートと、左
    センター側フロートと左サイド側フロートとの間の左中
    間フロート及び右センター側フロートと右サイド側フロ
    ートとの間の右中間フロートとからなり、前記各中間フ
    ロートを、後端部の左右中間位置に前向きに凹入する苗
    植付空間を有するU字型フロートに形成するとともに、
    前記各センター側フロート及びサイド側フロートを、両
    後側端部に左右向きに凹入する苗植付空間を有するT字
    型フロートに形成してある請求項1記載の田植機。
  3. 【請求項3】 前記左右苗植付装置部に、夫々、備えら
    れた前記接地フロートは、機体左右方向の中心位置を挟
    んで隣接する二つの左右センター側フロートと、機体左
    右方向の両側端に位置する左右サイド側フロートとから
    なり、前記サイド側フロートを、後端部の左右中間位置
    に前向きに凹入する苗植付空間と両後側端部に左右向き
    に凹入する苗植付空間を有する櫛型フロートに形成する
    とともに、前記各センター側フロートを、両後側端部に
    左右向きに凹入する苗植付空間を有するT字型フロート
    に形成してある請求項1記載の田植機。
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