JPH08266117A - 田植機 - Google Patents

田植機

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JPH08266117A
JPH08266117A JP7484695A JP7484695A JPH08266117A JP H08266117 A JPH08266117 A JP H08266117A JP 7484695 A JP7484695 A JP 7484695A JP 7484695 A JP7484695 A JP 7484695A JP H08266117 A JPH08266117 A JP H08266117A
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posture
divided
seedling
seedling planting
planting device
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JP7484695A
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Takeshi Mukai
猛 向井
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Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 苗植付装置の分割物の回動姿勢の設定で苗植
付装置の点検保守を容易に行える田植機を構成する。 【構成】 苗植付装置を左右方向の中間位置で分割し、
その分割物AL,ARの縦向き軸芯周りでの回動による
姿勢変更で分割物AL,ARの横方向の外端部を走行機
体の前方側に向かわせる格納姿勢へ切換え自在に構成す
ると共に、分割物AL,ARが互いに分離状態にあり、
かつ、格納姿勢にない場合に分割物AL,ARをその回
動姿勢に保持するよう夫々の分割物AL,ARに連結状
態で介装される棒状の連結部材46で成る保持機構Dを
備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、苗載せ台に載置された
苗を植付機構で切り出して圃場に植付ける苗植付装置を
走行機体の後端に連結してある田植機に関し、詳しく
は、苗植付装置を横方向の寸法を小さくする格納姿勢に
切換える技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のように苗植付装置の横方向
への寸法を小さくするよう構成された田植機として、本
出願人が先に出願した特願平6‐214449号に示さ
れるものが提案され、この従来例では図17(イ),
(ロ),(ハ),(ニ)に示すように、走行機体の後端
に昇降自在に支持された苗植付装置Aを左右の中央部で
2つの分割物AL,ARに分割自在に構成し、又、夫々
の分割物AL,ARを縦軸芯周りで回動自在に構成する
ことによって、格納姿勢への切換え時には苗植付装置A
を地面から離間するレベルまで上昇させ、夫々の分割物
AL,ARの横方向の外端が走行機体3の前方方向に向
かう側に回動操作することで、分割物AL,AR夫々の
分割苗載せ台13L,13Rの上端縁同士が平行姿勢で
近接する姿勢に達し、横方向の寸法を小さくするものに
なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来例のように苗植付
装置を分割して縦軸芯周りでの回動で姿勢変更を行える
ものでは、苗植付装置の分割と姿勢変更とによって苗植
付装置の内部の伝動系等を容易に露出できるので、点検
保守を容易にするものである。しかし、このように苗植
付装置を分割して姿勢変更を行うもので点検保守を行う
際には分割物夫々の姿勢を保持することが望ましく改善
の余地がある。又、苗植付装置を分割して分割物の姿勢
変更で点検保守を行う場合には、分割物の回動姿勢を任
意に設定できることが作業を行いやすくすることも考え
られる。
【0004】本発明の目的は、苗植付装置を分割し分割
物の姿勢変更を行い得るよう構成したものにおいて、分
割物を所定の回動姿勢に保持しうる田植機を合理的に構
成する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴(請求項
1)は冒頭に記したように、苗載せ台の苗を植付機構で
圃場に植付ける苗植付装置を走行機体の後端に連結して
ある田植機において、前記苗植付装置を左右方向の中間
位置で分割し、その分割物の縦向き軸芯周りでの回動に
よる姿勢変更で該分割物の横方向の外端部を走行機体の
前方側に向かわせる格納姿勢へ切換え自在に構成すると
共に、前記分割物が互いに分離状態にあり、かつ、格納
姿勢にない場合に分割物をその回動姿勢に保持する保持
機構を備えている点にあり、その作用、及び、効果は次
の通りである。
【0006】
【作用】上記特徴(請求項1)によると、縦向き軸芯周
りでの回動によって分割物の姿勢を変更して保持機構で
回動姿勢を保持することによって格納姿勢に達する以前
の姿勢で、かつ、互いに離間する姿勢に分割物を保持で
きるものとなる。つまり、保持機構を備えることで分割
物が自由に回動することを阻止して、分割物を点検保守
が容易な回動姿勢に維持できるものとなる。
【0007】又、請求項2によると、保持機構が分割物
同士を連結する棒状の部材で構成されるので、例えば、
回動を可能にする軸の部位に作用して回動を阻止するも
のと比較して回動の阻止が確実であり、しかも、調節部
によって分割物の回動姿勢を任意に設定することで点検
保守等の作業時には作業の内容作業の形態等に応じて最
適な回動を姿勢を選択できるものとなる。
【0008】
【発明の効果】従って、苗植付装置を分割し分割物の姿
勢変更を行い得る構成を合理的に利用して、分割物を所
定の回動姿勢に保持して楽に点検保守を行い得る田植機
が合理的に構成された(請求項1)。特に、分割物に連
結して回動姿勢を任意に設定できるものでは、簡単な構
造であり乍ら分割物の回動姿勢を強力に保持して一層容
易な点検保守を可能にするという効果を奏する(請求項
2)。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1に示すように、ステアリング操作される駆動
型の前車輪1、及び、駆動型の後車輪2を備えた走行機
体3の前部にエンジン4を搭載すると共に、この走行機
体3の前部にエンジン4からの動力が伝えられる静油圧
式の無段変速装置5、及び、ミッションケース6を配置
し、又、走行機体3の中央部に運転座席7を配置し、走
行機体3の後端部に対し油圧シリンダ8で駆動昇降する
リンク機構9を介して苗植付装置Aを連結して乗用型の
田植機を構成する。
【0010】前記運転座席7の右側部に苗植付装置Aの
昇降制御と植付クラッチ(図示せず)の入り切り操作と
を行う昇降レバー10を備え、又、運転座席7の左側部
には前記無段変速装置5を操作する変速レバー11を備
えている。尚、前記植付クラッチは、前記ミッションケ
ース6に内蔵され、このミッションケース6から苗植付
装置Aに対して動力を伝える伝動軸12が決まった回転
位相にある場合にのみ切り操作を許容して苗植付装置A
の植付アーム(後述する)が圃場との接触を回避した姿
勢で動力を遮断するよう構成されている。
【0011】苗植付装置Aはマット状苗Wを載置し、か
つ、その上端側が走行機体3の前方側に傾斜する姿勢の
苗載せ台13、前記伝動軸12からの動力が伝えられる
左右一対の伝動ケース14,14、この伝動ケース14
からチェーンケース15を介して伝えられる動力で回転
するロータリケース16、このロータリケース16に一
対ずつ備えられた植付アーム17、複数の整地フロート
18夫々を備えて8条植用に構成されると共に、施肥装
置Bを備え、作業時には苗載せ台13に載置されたマッ
ト状苗Wの下端から苗を植付アーム17が1株ずつ切出
して圃場面に植付けると同時に、植付けた苗の近傍の圃
場面下に施肥装置Bで肥料を供給するよう構成されてい
る。尚、図10に示す如く整地フロート18は単一のセ
ンタフロート18Cと左右一対のサイドフロート18
S,18Sとで構成されている。
【0012】図5及び図6に示すように、リンク機構9
は単一のトップリンク9Tと左右一対のロアーリンク9
L,9L夫々の後端を縦リンク9Vで連結して成り、こ
の縦リンク9Vに対して着脱自在に構成された中間フレ
ーム19(着脱の構造は詳述せず)の下端位置に対して
前後向き姿勢のローリング軸芯Y周りでローリング自在
に苗植付装置Aが連結支持されている。
【0013】図5乃至図7に示すように、この田植機で
は苗植付装置Aの左右方向での中央位置で4条ずつに2
分割自在に構成してある。つまり、中間フレーム19に
対してローリング軸芯Y周りでローリング自在に連結す
る主フレーム20の両端位置に縦向き姿勢の第1軸芯X
1と同軸芯に第1軸21を回転不能に配置し、この第1
軸21に回動自在に支持された筒状部材22に円筒状の
フレーム部材23を固定し、このフレーム部材23の揺
動端に縦向き姿勢の第2軸芯X2と同軸芯で、かつ、こ
のフレーム部材23に対して回動自在となるよう筒軸2
4に内嵌状態に第2軸25を配置し、この第2軸25周
りで回動自在に左右のチャンネル状のブラケット26を
支持し、更に、このブラケット26に対して伝動ケース
14及び角パイプ状の支持フレーム28を連結して苗植
付装置Aの左右の分割物AL,ARが支持されている。
又、この主フレーム20の左右両端位置には前方に向け
て突出する姿勢の規制部材29を左右一対備え、苗植付
装置Aが上限まで上昇した場合には、該規制部材29,
29の前端を左右のロアーリンク9L,9Lの下面に接
当させてローリング作動を規制するようになっている。
【0014】図7に示すように、苗植付装置Aを作業姿
勢に設定した状態で、鉛直方向を基準に前記第1軸芯X
1、第2軸芯X2夫々の上端側を走行機体3の前方側に
向かう方向に傾斜させてあり、又、第2軸芯X2と同軸
芯で、かつ、ブラケット26と一体回転するよう苗載せ
台13を支持する支柱状フレーム30を連結固定してい
る。又、図5に示すように、前記支持フレーム28に対
して前記チェーンケース15の基端部を連結してあり、
チェーンケース15の上面に前記苗載せ台13を左右方
向の移動自在に支持する摺動レール31,31を配置し
てある。
【0015】又、この苗植付装置Aでは、一方のフレー
ム部材23を第1軸芯X1周りで、その回動端を走行機
体3の後方側に揺動させた場合に、他方のフレーム部材
23を第1軸芯X1周りで回動端を走行機体3の後方側
に回動させると同時に、このフレーム部材23の回動と
連動して第2軸芯X2周りで左右の分割物AL,AR
を、その外端部が走行機体3の前方側に向けてフレーム
部材23の回動量の2倍の回動量で回動させるよう、チ
ェーン、ワイヤ等を有した連動操作機構(構造は詳述せ
ず)を備えている。
【0016】図5及び図6に示すように、前記伝動軸1
2からの動力が伝えられるベベルケース32を前記ロー
リング軸芯Yより右側に変位した位置に配置してあり、
このベベルケース32から左右方向に分岐して取出した
動力を伝動ケース14に伝える伝動系に対してクラッチ
を介装してある。このクラッチはベベルケース32の出
力軸の側に配置され、かつ、軸方向にスライド操作自在
なシフト部材33と、伝動ケース14の入力軸に支持さ
れた咬合部材34とで構成され、シフト部材33に形成
された咬合爪(図示せず)と咬合部材34に形成された
咬合爪(図示せず)とは特定の回転位相でのみ咬合す
る。
【0017】又、左側の伝動ケース14の動力で回転駆
動される螺軸35の螺旋溝に係入するコマ(図示せず)
の移動力を左側の分割苗載せ台13Lの反苗載せ面側に
伝える移動部材36を備えて苗載せ台13の横送り機構
を構成してある。尚、支持フレーム28の外端部には摺
動レール31の外端部を保護するよう摺動レール31の
外端を周り込む形状の保護フレーム37が連結固定され
ている。尚、苗載せ台13は左右の分割苗載せ台13
L,13R夫々が後記する連結機構で連結されること
で、この横送り機構からの動力で摺動レール31,31
上を一体的に横方向に往復移動する。
【0018】図8及び図9に示すように、前記油圧シリ
ンダ8は、ピストンロッド8Aをシリンダ本体8Bの上
部位置に配置した縦姿勢に配置されると共に、このピス
トンロッド8Aの上部位置に配置したサスペンションバ
ネ37、及び、このバネ37を覆うカバー38を備えて
おり、又、カバー38に備えた支軸39周りで揺動自在
なストッパー40をシリンダ本体8B上端面に対して接
当可能な位置に入り込んでシリンダの収縮作動を阻止す
る阻止姿勢と、シリンダの伸縮を許す自由姿勢とに切換
え自在に備え、更に、このストッパー40の姿勢を制御
するよう運転座席7の近傍に配置した切換えレバー41
とワイヤ42を介して連係している。尚、苗植付装置A
を格納姿勢に切換える際には後述するように油圧シリン
ダ8の作動で苗植付装置Aを上限まで上昇させる操作を
行うものであるが、苗植付装置Aを上限まで上昇させて
ストッパー40を阻止姿勢に設定した場合には図8に仮
想線で示す如く、ストッパー40とシリンダ本体8Bの
上端面との間に隙間を形成してサスペンションバネ37
を機能させるようになっている。
【0019】図2及び図3に示すように、苗載せ台13
の反苗載せ面の側には前記支柱状フレーム30に連結す
る横長姿勢の左右のサポートフレーム43,43、及
び、苗載せ台13と一体的に横移動する左右の案内レー
ル44,44を分割自在に備えてあり、左側のサポート
フレーム43の上面には縦向き姿勢の軸体45周りでの
揺動で姿勢変更自在な棒状の連結部材46を備え、又、
右側のサポートフレーム43の上面には、苗植付装置A
が同図のように作業姿勢にある場合に連結部材46の先
端の係合部46Aに係合して連結部材46の姿勢を保持
する保持ピン47を備えると共に、連結部材47の先端
の係合部47Aと係脱自在な複数のピン48‥を備えて
いる。尚、この連結部材46、複数のピン48夫々で苗
植付装置の分割物AL,ARが分離状態にあり、かつ、
格納姿勢にない場合にその回動姿勢を保持する保持機構
Dが構成され、又、係合部46Aと複数のピン48‥で
回動姿勢を任意に調節する調節部Eが構成されている。
【0020】又、主フレーム20に対して支持フレーム
28を作業姿勢に保持するロック手段(図示せず)を備
えると共に、図10に示すように、左右の分割苗載せ台
13L,13R同士を連結する第1連結機構R1、左右
の摺動レール31,31同士を連結する第2連結機構R
2、図5に示すように、分割面を挟んで対向する位置の
チェーンケース15,15の後端のプレート49,49
同士の間に配置される杆状の第3連結機構R3夫々で分
割物AL,ARを作業姿勢に保持できるよう構成されて
いる。
【0021】このような構成から、苗植付装置Aを格納
する場合には油圧シリンダ9の伸長作動でリンク機構9
が最も上昇する位置まで作動させ、前記切換えレバー4
1の操作でストッパー40を阻止姿勢に切換え、又、図
10に示す如く横送り機構の駆動力で苗載せ台13を左
側の端部位置に送って停止し、第1連結機構R1、及
び、第2連結機構R2を分離操作し、ベベルケース32
と伝動ケース14との間の伝動系に介装されたクラッチ
を切り操作し、その操作位置を保持し(保持構造は詳述
せず)、又、ロック手段のロック解除操作で主フレーム
20に対して支持フレーム28を自由回動が可能な状態
に切換え、第3連結機構R3を取外す。
【0022】次に、前記連結部材46を保持ピン47か
ら分離した後、図11に示すように、右側の分割苗載せ
台13Rを人為的に右側の移動端まで移動させて該分割
苗載せ台13Rの摺動レール31上での移動をロック手
段(図示せず)で阻止する(この状態では左右の分割苗
載せ台13R,13L夫々の間隔は約30センチメート
ルに達する)。この後、人為操作でいずれか一方の分割
物を回動操作すると、連動操作機構によって夫々のフレ
ーム部材23,23が連動作動する結果、第1軸芯X
1,X1周りでの回動でフレーム部材23,23の後端
側の走行機体3の内方に向けて揺動すると同時に、第2
軸芯X2,X2周りでブラケット26,26に支持され
た系がフレーム部材23,23の回動速度の2倍の速度
で逆方向に、即ち、その左右外端部が走行機体3の前方
に向かう側に回動する。
【0023】又、この格納姿勢への回動時には図12に
示す如く、左右の分割苗載せ台13L,13Rの内端上
部の角部13E,13Eが接近するものの、平面視で分
割苗載せ台13L,13Rが互いに離間する位置で回動
するので、夫々の角部13E,13Eの接触を回避した
回動が可能となっており、回動の終了によって図13に
示す如く、格納姿勢に達する。この格納姿勢に達すると
前述のように取り外した第3連結機構R3を図6及び図
14に示す如く、左側の分割物ALと右側の分割物AR
との間に介装し、左右の規制部材29,29と左右の保
護フレーム37,37との間の第4連結機構R4を連結
操作することで左右の分割物AL,ARの離間方向への
回動が阻止され格納操作が完了する。
【0024】この格納姿勢では図13に示す如く、左右
夫々の分割苗載せ台13L,13Rが摺動レール31,
31上で走行機体3の側に近接する位置で、その上端縁
同士が近接状態で平行する姿勢に達するので苗植付装置
A全体の重量を走行機体3の側に寄せて田植機全体の重
量バランスを向上させると共に、苗植付装置Aの横方向
への寸法を縮小するものとなり、更に、この格納姿勢で
は傾斜姿勢の第1軸芯X1周りでフレーム部材23,2
3が回動することで図15に示す如く、走行機体3を基
準として左右の分割物AL,ARの後方側が上方に持ち
上げられる結果、平面視で苗植付装置Aの見かけ上の前
後方向の寸法を縮小すると同時に、苗植付装置Aの重心
を走行機体側に寄せるものとなる。又、第2軸芯X2周
りでの分割物AL,ARの回動によって分割苗載せ台1
3L,13Rが図14に示す如く、起立姿勢に向かう姿
勢(整地フロート18の前端が持ち上げられる姿勢)に
切換えられる結果、苗植付装置Aの横方向の寸法を更に
縮小する。尚、この格納姿勢では油圧シリンダ8からの
作動油のリークによって苗植付装置Aが下降することが
あっても、ストッパー40によって油圧シリンダ8の収
縮作動が阻止され、苗植付装置8を大きく下降させるこ
ともない。
【0025】そして、この格納姿勢の苗植付装置Aを作
業姿勢に復元する際には、左右の第4連結機構R4を分
離操作し、第3連結機構R3を取外し、左右の分割物A
L,ARを復元方向の回動操作し、ロック手段のロック
操作で主フレーム20に対して支持フレーム28を作業
姿勢に保持し、クラッチが適切な姿勢で咬合することを
確認した後、第2連結機構R2をロック操作し、第3連
結機構R3を取付け、右側の分割苗載せ台13Rを左側
の分割苗載せ台13Lの側まで移動させ、更に、第1連
結機構R1を連結操作し、連結部材46の係合部46A
を保持ピン47に係合させることで苗植付装置Aが作業
可能な状態に達する。
【0026】又、点検保守等を行う目的で苗植付装置A
を分割して格納姿勢に達するまでの域の回動姿勢に分割
物AL,ARの姿勢を保持する場合には、連結部材46
の係合部を複数のピン49の1つを選択して係合させる
ことで図4に示す如く、苗植付装置Aを回動域の中間の
姿勢に保持できるものとなっている。尚、この姿勢では
平面視で分割物AL,ARと走行機体3の後車輪2とが
重複せず、後車輪2に接触させることなく苗植付装置3
を接地レベルまで下降できる。
【0027】〔別実施例〕本発明では上記実施例以外
に、例えば、図16に示すように、保持機構Dを一方の
端部に単一の貫通孔50Aを有し、他方の端部に複数の
貫通孔50B‥を有した連結体50と、左右の支持フレ
ーム28,28の上面に上方に向けて突出姿勢で形成し
たピン51,51とで構成することで、分割物AL,A
Rを所定の回動姿勢に維持する場合には、夫々のピン5
1,51を連結体50の両端の貫通孔50A,50Bに
挿通すると共に、複数の貫通孔50Bの一つを選択する
ことで任意の回動姿勢を選択できるよう実施することも
可能である。尚、この構成では複数の貫通孔50B‥と
ピン51とで調節部Eが構成されている。
【0028】又、左右の分割物の姿勢変更を行うよう電
動モータ等のアクチュエータを備えると共に、このアク
チュエータを停止させた状態では外部からの力の作用で
分割物の回動姿勢が容易に変化しないようアクチュエー
タを構成することで、このアクチュエータを保持機構D
に兼用するよう実施することも可能である。
【0029】又、本発明では苗載せ台の外端部を走行機
体の前方側に向ける格納姿勢に切り換わるものであれ
ば、格納のための構造は前記実施例と異なるものであっ
て良く、更に、10条植以上の苗植付装置に適用するこ
とも可能である。
【0030】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】田植機の全体側面図
【図2】苗植付装置の支持系の正面図
【図3】苗植付装置を作業姿勢に設定した状態での保持
機構を表す平面図
【図4】分割物を回動域の中間に維持した状態での保持
機構を表す平面図
【図5】作業姿勢の苗植付装置の伝動系の平面図
【図6】格納姿勢の苗植付装置の伝動系の平面図
【図7】第1軸芯、第2軸芯の姿勢を表す側面図
【図8】油圧シリンダのロック系の一部切欠き側面図
【図9】油圧シリンダに対するストッパーの配置を表す
【図10】苗載せ台を摺動レールの端部に位置させた田
植機の平面図
【図11】苗載せ台を分割した田植機の平面図
【図12】苗植付装置を分割して回動させた田植機の平
面図
【図13】苗植付装置を格納姿勢に設定した田植機の平
面図
【図14】格納状態の苗植付装置の後面図
【図15】格納状態の苗植付装置の側面図
【図16】保持機構の別実施例の構造を表す平面図
【図17】(イ),(ロ),(ハ),(ニ)は従来例に
おける、苗植付装置を分割して格納する状態を順次示す
田植機の平面図
【符号の説明】
3 走行機体 13 苗載せ台 46 部材 A 苗植付装置 AL,AR 分割物 D 保持機構 E 調節部 W 苗

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 苗載せ台(13)に載置された苗(W)
    を植付機構で切り出して圃場に植付ける苗植付装置
    (A)を走行機体(3)の後端に連結してある田植機で
    あって、 前記苗植付装置(A)を左右方向の中間位置で分割し、
    その分割物(AL),(AR)の縦向き軸芯周りでの回
    動による姿勢変更で該分割物(AL),(AR)の横方
    向の外端部を走行機体(3)の前方側に向かわせる格納
    姿勢へ切換え自在に構成すると共に、前記分割物(A
    L),(AR)が互いに分離状態にあり、かつ、格納姿
    勢にない場合に分割物(AL),(AR)をその回動姿
    勢に保持する保持機構(D)を備えている田植機。
  2. 【請求項2】 前記保持機構(D)が、その両端部を分
    離状態の分割物(AL),(AR)夫々に連結して分割
    物(AL),(AR)夫々の分離方向、及び、接近方向
    への移動を阻止する棒状の部材(46)で構成されると
    共に、この棒状の部材(46)の連結長さを調節して回
    動姿勢を任意に設定する調節部(E)を備えて成る請求
    項1記載の田植機。
JP7484695A 1995-03-31 1995-03-31 田植機 Pending JPH08266117A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109257982A (zh) * 2018-09-18 2019-01-25 羊妙菜 一种农业机械分苗装置
CN110431968A (zh) * 2019-08-31 2019-11-12 贵州大学 一种农业机械用分苗装置

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