JP3423448B2 - 田植機 - Google Patents

田植機

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、苗載せ台に載置された
苗を植付機構で切り出して圃場に植付ける作動を行う苗
植付装置を走行機体の後端に昇降自在に連結してある田
植機に関し、詳しくは、非作業時に苗植付装置の横方向
での寸法を小さくする技術に関するものである。 【0002】 【従来の技術】上記のように苗植付装置の横方向への寸
法を小さくする技術として実開平4‐113523号公
報に示されるものが存在し、この従来例では苗載せ台の
両端部を折り畳み自在に構成することにより、非作業時
には苗載せ台の両端部の折り畳み操作で苗載せ台の横方
向への寸法を小さくできるものとなっている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】乗用型田植機の苗植付
装置は横方向への寸法が大きいため、路上走行時に障害
物との接触を回避する目的、あるいは、トラックに田植
機を積載して運搬する際に荷台の横幅内に収める目的か
ら8条植え等の多条植えの苗植付装置では横方向への寸
法を小さくするよう、従来例のような田植機も考えれら
れていた。しかし、この従来例の構成では苗載せ台の両
側部だけを折り畳む構成であるので、例えば、10条植
え以上の多条植え用の苗植付装置を格納する際には横方
向への寸法をあまり小さくできず改善の余地があった。 【0004】そこで、苗植付装置全体を左右に2分割自
在に構成し、縦向き姿勢の適当な軸芯周りでの回動によ
って苗植付装置の横方向を前後方向に向かう姿勢に変更
することで格納時の苗植付装置の横方向への寸法を小さ
くすることも考えれる、しかし、このように苗植付装置
を分割自在に構成するものでは、作業時において外力の
作用によって分割作動が行われないようロック機構等を
備えて確実に姿勢保持を行う必要があり、又、分割作動
を可能にするため苗植付装置を駆動する伝動軸にクラッ
チ機構を介装する等の構成を必要とし、このような機構
を備えたものでは苗植付装置を格納姿勢に切換える際に
は、夫々の機構を別個に操作せねばならず手間が掛かる
ものとなり改善の余地がある。 【0005】本発明の目的は、苗植付装置の横方向への
寸法を小さくする格納姿勢への切換えを手間を掛けずに
可能にする田植機を合理的に構成する点にある。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明の特徴は冒頭に記
したように、苗載せ台の苗を植付機構で切り出して圃場
に植付ける苗植付装置を走行機体の後端に昇降自在に連
結してある田植機において、 前記苗植付装置を左右方
向の中間位置で分割自在に構成すると共に、夫々の分割
物の姿勢変更によって分割物の横方向の外端部を走行機
体の前方側に向かわせ、かつ、この分割物を走行機体の
左右方向での中央位置側へ移動させて夫々の分割苗載せ
台の上端縁同士が近接状態で平行する格納姿勢への切換
えを可能にする格納手段を備え、又、その解除操作によ
って苗植付装置を作業姿勢から格納姿勢への切換えを許
すロック機構、及び、その切り操作によって苗植付装置
の伝動軸を分離して該苗植付装置の格納姿勢への切換え
を許すクラッチ機構を備え、ロック機構の解除操作と、
クラッチ機構の切り操作とを同時に行う操作具を備えて
いる点にあり、その作用、及び、効果は次の通りであ
る。 【0007】 【作用】上記特徴によると、苗植付装置を格納する際に
は、操作具の操作によるクラッチ機構の切り操作で伝動
軸が分離操作されると共に、ロック機構がロック解除操
作されるものとなり、この操作の後、格納手段によって
苗植付装置の分割物の横方向の外端部を走行機体の前方
側に向かわせ、かつ、この分割物を走行機体の左右方向
での中央位置側へ移動させて夫々の分割苗載せ台の上端
縁同士が近接状態で平行する格納姿勢への切換えること
により、苗植付装置の横方向への寸法を小さくする格納
姿勢への切換え得るものとなる。 【0008】つまり、ロック機構によって苗植付装置を
作業姿勢に維持できると共に、格納姿勢への切換え時に
は単一の操作具を操作するによって該ロック機構のロッ
ク解除と、伝動系のクラッチ機構の分離操作とが同時に
行われるので、ロック機構、伝動系に妨げられずに格納
姿勢への切換えを可能にするものとなる。 【0009】 【発明の効果】従って、苗植付装置の横方向への寸法を
小さくする格納姿勢への切換えを手間を掛けずに行える
田植機が合理的に構成できたのである。 【0010】 【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1に示すように、ステアリング操作される駆動
型の前車輪1、及び、駆動型の後車輪2を備えた走行機
体3の前部にエンジン4を搭載すると共に、この走行機
体3の前部にエンジン4からの動力が伝えられる無段変
速装置5、及び、変速ケース6を配置し、又、走行機体
3の中央部に運転座席7を配置し、走行機体3の後端部
に対し油圧シリンダ8で駆動昇降するリンク機構9を介
して苗植付装置Aを連結して乗用型の田植機を構成す
る。 【0011】前記運転座席7の右側部に苗植付装置Aの
昇降制御と植付クラッチCの入り切り操作とを行う昇降
レバー10を備え、又、運転座席7の左側部には前記無
段変速装置5を操作する変速レバー11を備えている。
尚、前記植付クラッチCは、前記変速ケース6に内蔵さ
れ、この変速ケース6から苗植付装置Aに対して動力を
伝える伝動軸12が決まった回転位相にある場合にのみ
切り操作を許容して苗植付装置Aの植付アーム(後述す
る)が圃場との接触を回避した姿勢で停止するよう構成
されている。 【0012】苗植付装置Aはマット状苗Wを載置し、か
つ、その上端側が走行機体3の前方側に傾斜する姿勢の
苗載せ台13、前記伝動軸12からの動力が伝えられる
左右一対の伝動ケース14,14、この伝動ケース14
からチェーンケース15を介して伝えられる動力で回転
するロータリケース16、このロータリケース16に一
対ずつ備えられた植付アーム17、複数の整地フロート
18夫々を備えて8条植え用に構成されると共に、ホッ
パー、繰出し機構、作溝器等を有した施肥装置19を備
え、作業時には苗載せ台13に載置されたマット状苗W
の下端から苗を植付アーム17が1株ずつ切出して圃場
面に植え付けると同時に、植付けた苗の近傍の圃場面に
施肥装置19で肥料を供給する。尚、ロータリケース1
6、植付アーム17、及び、これらを駆動する系で植付
機構が構成されている。 【0013】図6、図7及び図9に示すように、この田
植機では苗植付装置Aの左右方向での中央位置で4条ず
つに2分割自在に構成してあり、夫々の分割物AL,A
Rを、その分割物AL,ARを構成するフレーム部材2
0に対して縦向き姿勢の第1軸芯X1周りで回動自在に
支持し、更に、前記リンク機構9の後端に備えた主フレ
ーム21に対して、このフレーム部材20を縦向き姿勢
の第2軸芯X2周りで回動自在に支持してあり、又、図
10に示すように、苗植付装置Aを作業姿勢に設定した
状態において、鉛直方向を基準に前記第1軸芯X1、第
2軸芯X2夫々の上端側を走行機体3の前方側に向かう
方向に傾斜させてある。 【0014】リンク機構9の縦フレーム9Aの下端部に
連結するローリングボス22に対して前後向き姿勢のロ
ーリング軸芯Y周りでローリング自在に連結プレート2
3を支持し、この連結プレート23に対して上部プレー
ト21Aと下部パイプ21Bとで成る前記主フレーム2
1を固設すると共に、この主フレーム21の左右両端部
に前記第2軸芯X2と同軸芯に配置した第2軸24に回
動自在に外嵌するボス部材20Aに対して丸パイプ状の
前記フレーム部材20を固設して該フレーム部材20を
第2軸芯X2周りで回動自在に支持し、又、夫々のフレ
ーム部材20,20の外端部に前記第1軸芯X1と同軸
芯に配置した第1軸25に対してチャンネル状のブラケ
ット26を介して角パイプ状の支持フレーム27を該第
1軸芯X1周りで回動自在に支持し、この支持フレーム
27に対して前記左右の伝動ケース14、及び、前記チ
ェーンケース15を固設し、更に、分割物AL,AR夫
々の一対のチェーンケース15,15の上面に対して前
記苗載せ台13を支持する左右の摺動レール28,28
を設けてある。 【0015】左側の伝動ケース14の動力で回転駆動さ
れる螺軸29を、該伝動ケース14と、この側の支持フ
レーム27の端部の軸受部材30との間に亘って備えて
あり、この螺軸29の螺旋溝に係入するコマ(図示せ
ず)の移動力を左側の分割苗載せ台13Lに伝える移動
部材31を備えて、苗載せ台13の横送り機構を構成し
てある。尚、苗載せ台13は左右の分割苗載せ台13
L,13R夫々が連結部材D(図11、図12を参照)
で連結されることで、この横送り機構からの動力で摺動
レール28、28上を一体的に横方向に往復移動する。 【0016】前記ローリングボス22に対して、前記伝
動軸12からの動力が伝えられる軸体(図示せず)を前
記ローリング軸芯Yと同軸芯に遊転支承してあり、図3
(イ)、(ロ)に示すように、この軸体の動力をベベル
ケース32、ベベルケース32に備えた一対の出力軸3
3,33、クラッチ機構34、中間軸35夫々を介して
左右の伝動ケース14,14に伝える伝動系を形成して
ある。又、クラッチ機構34は中間軸35の側にスプラ
イン状に形成したクラッチ軸部34Aと、そのスライド
移動によってクラッチ軸部34Aに外嵌自在となるよう
出力軸33にスライド移動自在に外嵌されたシフト部材
34Bと、このシフト部材34Bをクラッチ軸部34A
の側に付勢するバネ34Cとで、入り操作時には特定の
回転位相でのみ咬合し、切り操作時にはベベルケース3
2の出力軸33,33夫々が完全に分離するよう構成さ
れている。尚、ベベルケース32は走行機体側からの動
力を2つの出力軸33,33に分岐して出力するようベ
ベルギヤ(図示せず)を有した伝動系を内装し、中間軸
35は屈折部にユニバーサルジョイントを備えて構成さ
れている。 【0017】図8(イ)、(ロ)、図9に示すように、
第2軸24を主フレーム21に対して回転不能に設け、
第1軸25をフレーム部材20に回転不能に設けてあ
る。第2軸24の上部位置に第2軸芯X2と同軸芯に主
スプロケット36を固設すると共に、この第2軸24の
上端位置に第2軸芯X2周りで回動自在にプレート状の
回動部材37を備えている。又、第1軸25に対して回
動自在に前記ブラケット26を支持すると共に、このブ
ラケット26と一体回転し、かつ、前記主スプロケット
36の歯数の1/2の歯数の従動スプロケット38を第
1軸芯X1と同軸芯に配置し、主スプロケット36と従
動スプロケット38とに亘ってチェーン39を巻回して
ある。 【0018】左右の回動部材37,37夫々を左右のフ
レーム部材20,20より高レベルに配置すると共に、
このフレーム部材20,20の回動力に連動して回動す
るよう吊り下げ姿勢のロッド40,40を介して連結固
定し、又、左右の回動部材37,37を互いに逆方向に
回転させるよう、夫々の間に交差姿勢で一対のワイヤ4
4,44を張設してある。又、左側の第2軸芯X2と同
軸芯に配置したセクタギヤ41をフレーム部材20の側
に固設し、このセクタギヤ41に咬合するピニオンギヤ
42を主フレーム21の側に備えると共に、このピニオ
ンギヤ42を駆動する電動モータ43を備えている。 【0019】前記ロッド40は中間部にターンバックル
40Aが介装されると共に、一方の端部が回動部材37
に溶接固定され、他方の端部がフレーム部材20に固設
された支持部材45を介してネジ式に連結され、又、ロ
ッド40は傾斜姿勢で直線的に回動部材37とフレーム
部材20との間に傾斜姿勢で結ぶことによって、回動部
材37に対してフレーム部材20を吊り下げる形態とし
て強度を向上させている。尚、前記ワイヤ44の中間部
にはネジ式に長さを調節する長さ調節部44Aを備えて
いる。 【0020】図2及び図5(イ)、(ロ)、(ハ)に示
すように、左右の支持フレーム27,27夫々の前面側
に溶接固定したパイプ材46に対して前方に突出する形
態にロッド製でコ字状の係合部材47を備え、この係合
部材47の前端と係合可能な位置に設定して主フレーム
21の下部パイプ21Bの外端位置に横向き姿勢の軸芯
周りで揺動自在にロック片48を備え、このロック片4
8をロック姿勢に保持する揺動阻止片49を横向き姿勢
の軸芯周りで揺動自在、かつ、係合方向にバネ付勢状態
に備えてロック機構Rを構成してある。 【0021】このロック機構Rは図5(ロ)に示す如
く、係合部材47の先端をロック片48の凹部48Aに
係合するロック姿勢に保持することで主フレーム21に
対する支持フレーム27の姿勢を作業姿勢に維持すると
共に、係合部材47とロック片48とを分離することで
支持フレーム27の第1軸芯X1周りでの回動、及び、
フレーム部材20の第2軸芯X2周りでの回動を許容す
る。尚、ロックを解除した姿勢から係合部材47をロッ
ク片48の凹部48Aに案内する案内部を50A有した
案内部材50を主フレーム21の側に備えている。 【0022】図3(イ)、(ロ)及び図4に示すよう
に、このパイプ材46に固設した一対の支持プレート5
1,51に対して前記中間軸35を遊転支承することで
中間軸35を水平姿勢に維持してあり、又、前記ベベル
ケース32の一対の出力軸33,33に外嵌するシフト
部材34B,34Bをクラッチ切り方向に操作するシフ
タ52,52と、このシフタ52,52を揺動自在に支
持するブラケット53とを主フレーム21の側に備えて
いる。 【0023】図2に示すように、この田植機では苗植付
装置Aを格納姿勢に切換える際に前記ロック機構Rとク
ラッチ機構34の切り操作とを同時に行う操作具として
の操作レバー54を主フレーム21の上方位置に配置し
てあり、この操作レバー54と前記ロック機構Rの揺動
阻止片49とを操作ロッド55で連結し、又、この操作
レバー54とシフタ52とをワイヤ56で連係してあ
る。そして、この操作レバー54を「入」位置から
「切」位置に操作することで図5(ハ)に示す如く、揺
動阻止片49の姿勢の切り換わりによってロック片48
のロック解除姿勢への切り換わりを許容すると同時に、
シフタ52の作動によってシフト部材34Bがクラッチ
部材34Aから分離して、この伝動系の屈折を許容する
ものとなる。 【0024】このように該田植機では第1軸芯X1、第
2軸芯X2周りでの回動によって分割物を格納姿勢に切
換える系で格納手段を構成してあり、このような構成か
ら、苗植付装置Aを格納する場合には、地面から離間す
るレベルまで苗植付装置Aを上昇させた状態で、図11
に示す如く、先ず横送り機構の駆動力によって苗載せ台
13を左側の端部位置に送って停止し、次に、連結部材
Dの連結を解除して右側の分割苗載せ台13Rを人為的
に右側の移動端まで移動させて該分割苗載せ台13Rの
摺動レール28上での移動を固定手段(図示せず)で阻
止する(この状態で図12の姿勢に達し、左右の分割苗
載せ台13R,13L夫々の間隔は約30センチメート
ルに達する)。 【0025】次に、操作レバー54の操作によって左右
のロック機構Rのロックを解除し、クラッチ機構34の
部位において伝動系を分離した状態で、所定の操作で電
動モータ43を駆動することで、左右の回動部材37,
37、一対のワイヤ44,44からの力によって夫々の
フレーム部材20,20が連動して第2軸芯X2,X2
周りで、その外端側が後方側に向かう側に回動すると共
に、この回動と同時に第1軸芯X1,X1周りでブラケ
ット26,26に支持された系が主スプロケット36、
従動スプロケット38、チェーン39からの力によって
フレーム部材20,20の回動速度の2倍の速度でフレ
ーム部材20,20の回動方向と逆方向、即ち、その左
右外端部が走行機体3の前方に向かう側に回動する。 【0026】尚、この格納姿勢への回動時には図13に
示す如く、左右の分割苗載せ台13L,13Rの内端上
部の角部13E,13Eが接近するものの、平面視で分
割苗載せ台13L,13Rが互いに離間する位置で回動
するので、夫々の角部13E,13Eの接触を回避した
回動が可能となっている。 【0027】そして、分割物AL,ARが格納姿勢に達
すると電動モータ43の駆動を停止して(制御動作は詳
述せず)格納が完了する。この状態では図14に示す如
く、左右夫々の分割苗載せ台13L,13Rが摺動レー
ル28,28上で走行機体3の側に近接する位置で、そ
の上端縁同士が近接状態で平行する姿勢に達するので苗
植付装置A全体の重量を走行機体3の側に寄せて田植機
全体の重量バランスを向上させると共に、苗植付装置A
の横方向への寸法を縮小するものとなる。 【0028】更に、この格納姿勢では前述のように傾斜
姿勢の第1軸芯X1周りでの回動によって分割苗載せ台
13L,13Rが図15に示す如く、起立姿勢に向かう
姿勢に切換えられて苗植付装置Aの横方向の寸法を更に
縮小し、又、前述のように傾斜姿勢の第2軸芯X2周り
でのフレーム部材20の回動によって図16に示す如
く、分割物AL,ARの走行機体3の後方側を上方に変
位させる結果、田植機全体の重心を更に前方に移動させ
て重量バランスを向上させると同時に、走行時に格納姿
勢の苗植付装置Aの後端を地面に接触させないものにな
っている。 【0029】そして、この格納姿勢の苗植付装置Aを作
業姿勢に復元する際には電動モータ43を逆回転させる
ことで分割物AL,ARが前述と逆方向に回動する結
果、前述とは逆の動作によって格納姿勢の苗植付装置A
が作業姿勢に向かう姿勢変更が行われ、この姿勢変更で
苗植付装置Aが図12に示す姿勢に達すると電動モータ
43の駆動を停止する(制御動作は詳述せず)。この姿
勢に達すると図5(イ)に示すように、案内部材50に
よってロック片48の凹部48Aに係合部材47が案内
されると共に、この姿勢変更の力によってロック片48
が自然とロック姿勢に達するものとなり、この状態で操
作レバー54を「入」位置に操作することによって、揺
動阻止片49による阻止作用によってロック状態が維持
され、又、バネ34Cの付勢力によってシフト部材34
Bとクラッチ部材34Aとが連結状態(入り状態)に達
し、更に、右側の分割苗載せ台13Rを左側の分割苗載
せ台13Lの側に寄せて夫々13L,13Rを連結部材
Dで連結することで作業可能な状態に達する。 【0030】〔別実施例〕本発明は上記実施例以外に、
例えば、ロック機構を主フレーム側の部材、フレーム部
材側の部材夫々の孔部に対して挿通する係合ピン等を備
えて構成することが可能であり、又、ロック機構を前記
実施例以外の箇所に備えることも可能であり、10条植
え以上の苗植付装置に適用することが可能もある。 【0031】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】 【図1】田植機の全体側面図 【図2】操作具の配置を示す側面図 【図3】(イ)はクラッチ機構の操作系を示す後面図 (ロ)は切り状態のクラッチ機構を示す後面図 【図4】クラッチ機構の操作系の横断平面図 【図5】(イ)は非ロック状態でのロック機構の側面図 (ロ)はロック状態でのロック機構の側面図 (ハ)はロック解除直後のロック機構の側面図 【図6】作業姿勢での苗植付装置の伝動系の平面図 【図7】格納姿勢での苗植付装置の伝動系の平面図 【図8】(イ)は作業姿勢での格納手段の平面図 (ロ)は格納姿勢での格納手段の平面図 【図9】主フレーム部の後面図 【図10】第1軸芯、第2軸芯の姿勢を示す側面図 【図11】苗載せ台を摺動レールの端部に位置させた状
態の田植機の平面図 【図12】苗載せ台を分割した状態の田植機の平面図 【図13】苗植付装置を分割して旋回させた田植機の平
面図 【図14】苗植付装置を格納姿勢に設定した田植機の平
面図 【図15】格納状態の苗植付装置の後面図 【図16】格納状態の苗植付装置の側面図 【符号の説明】 3 走行機体 13 苗載せ台 13L,13R 分割苗載せ台 34 クラッチ機構 54 操作具 A 苗植付装置 AL,AR 苗植付装置の分割物 R ロック機構 W 苗

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 苗載せ台(13)に載置された苗(W)
    を植付機構で切り出して圃場に植付ける作動を行う苗植
    付装置(A)を走行機体(3)の後端に昇降自在に連結
    してある田植機であって、 前記苗植付装置(A)を左右方向の中間位置で分割自在
    に構成すると共に、夫々の分割物(AL),(AR)の
    姿勢変更によって分割物(AL),(AR)の横方向の
    外端部を走行機体(3)の前方側に向かわせ、かつ、こ
    の分割物(AL),(AR)を走行機体(3)の左右方
    向での中央位置側へ移動させて夫々の分割苗載せ台(1
    3L),(13R)の上端縁同士が近接状態で平行する
    格納姿勢への切換えを可能にする格納手段を備え、又、
    その解除操作によって苗植付装置(A)を作業姿勢から
    格納姿勢への切換えを許すロック機構(R)、及び、そ
    の切り操作によって苗植付装置(A)の伝動軸を分離し
    て該苗植付装置(A)の格納姿勢への切換えを許すクラ
    ッチ機構(34)を備え、ロック機構(R)の解除操作
    と、クラッチ機構(34)の切り操作とを同時に行う操
    作具(54)を備えている田植機。
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