JP3423438B2 - 田植機 - Google Patents

田植機

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JP3423438B2
JP3423438B2 JP24355894A JP24355894A JP3423438B2 JP 3423438 B2 JP3423438 B2 JP 3423438B2 JP 24355894 A JP24355894 A JP 24355894A JP 24355894 A JP24355894 A JP 24355894A JP 3423438 B2 JP3423438 B2 JP 3423438B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、横長姿勢の摺動レール
の長手方向に沿って往復作動する複数条用の苗載せ台に
載置されたマット状苗の苗を植付機構で切り出して圃場
に植付ける作動を行う苗植付装置を走行機体の後端に昇
降自在に連結した田植機に関し、詳しくは、非作業時に
苗植付装置の横方向への寸法を小さくする技術に関す
る。 【0002】 【従来の技術】上記のように苗植付装置の横方向への寸
法を小さくする技術として実開平4‐113523号公
報に示されるものが存在し、この従来例では苗載せ台の
両端部を折り畳み自在に構成することにより、非作業時
には苗載せ台の両端部の折り畳み操作で苗載せ台の横方
向への寸法を小さくできるものとなっている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】乗用型田植機の苗植付
装置は横方向への寸法が大きいため、路上走行時に障害
物との接触を回避する目的、あるいは、トラックに田植
機を積載して運搬する際に荷台の横幅内に収める目的か
ら8条植え等の多条植えの苗植付装置では横方向への寸
法を小さくするよう、従来例のような田植機も考えれら
れていた。しかし、この従来例の構成では苗載せ台の両
側部だけを折り畳む構成であるので、例えば、10条植
え以上の多条植え用の苗植付装置を格納する際には横方
向への寸法をあまり小さくできず改善の余地があった。 【0004】本発明の目的は、多条植え用の苗植付装置
であっても、出来るだけ小さく格納できる田植機を合理
的に構成する点にある。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明の特徴は冒頭に記
したように、摺動レールに沿って往復作動し、その上端
部が走行機体の前方側に傾斜する姿勢の苗載せ台の苗を
植付機構で切り出して圃場に植付ける作動を行う苗植付
装置を走行機体の後端に昇降自在に連結した田植機にお
いて、前記苗植付装置を左右方向の中間位置で分割自在
に構成すると共に、夫々の分割物をフレーム部材に対し
て縦向き姿勢の第1軸芯周りで回動自在に支持し、この
フレーム部材を縦向き姿勢の第2軸芯周りで回動自在に
走行機体側の部材に支持することで、第1軸芯周りでの
回動で分割物の横方向の外端部を走行機体の前方側に向
かわせ、第2軸芯周りでの回動で分割物を走行機体の左
右方向での中央位置側へ移動させて夫々の分割苗載せ台
の上端縁同士が近接状態で平行する格納姿勢への切換え
を可能に構成し、又、苗植付装置が作業姿勢にある状態
で鉛直方向を基準に前記第1軸芯の上端が走行機体の前
方に向かう傾斜姿勢に設定してある点にあり、その作
用、及び、効果は次の通りである。 【0006】 【作用】上記特徴によると、苗植付装置を格納する場合
には苗植付装置を分割した状態で、その分割物をフレー
ム部材に対し第1軸芯周りで回動させると共に、このフ
レーム部材を第2軸芯周りで回動させることによって、
該分割物の外端部を走行機体の前方側に向かわせ、か
つ、夫々の分割物を走行機体の左右方向での中央位置側
に向かわせて、分割苗載せ台夫々の上端縁同士が近接状
態で平行する姿勢に格納できるものとなり、しかも、こ
の格納姿勢ではフレーム部材の回動端が走行機体の後方
側に向かうので第1軸芯は、その上端が走行機体の左右
外方に向かう姿勢になり、格納姿勢における分割苗載せ
台は、その上端が走行機体の左右方向での外方に向かう
姿勢に切換えられる結果、走行機体の左右方向で夫々の
分割物の接近を可能にする。 【0007】つまり、本発明では苗植付装置を分割し
て、2つの軸芯周りでの回動で格納自在に構成すること
で、図18に示す如く苗植付装置の左右方向での寸法を
小さくする格納姿勢への切換えを可能にすると共に、軸
芯の姿勢の設定により、この格納姿勢において図19に
示す如く、分割苗載せ台を、より起立姿勢に変更して夫
々の分割物の接近を可能にして格納状態の苗植付装置の
一層の小型化を可能にするものとなっている。 【0008】 【発明の効果】従って、多条植え用の苗植付装置であっ
ても、苗植付装置の分割構造、及び、その回動軸芯姿勢
の合理的な設定により、左右方向の寸法を小さくして格
納できる田植機が構成されたのである。 【0009】 【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1に示すように、ステアリング操作される駆動
型の前車輪1、及び、駆動型の後車輪2を備えた走行機
体3の前部にエンジン4を搭載すると共に、この走行機
体3の前部にエンジン4からの動力が伝えられる無段変
速装置5、及び、変速ケース6を配置し、又、走行機体
3の中央部に運転座席7を配置し、走行機体3の後端部
に対し油圧シリンダ8で駆動昇降するリンク機構9を介
して苗植付装置Aを連結して乗用型の田植機を構成す
る。 【0010】前記運転座席7の右側部に苗植付装置Aの
昇降制御と植付クラッチCの入り切り操作とを行う昇降
レバー10を備え、又、運転座席7の左側部には前記無
段変速装置5を操作する変速レバー11を備えている。
尚、前記植付クラッチCは、前記変速ケース6に内蔵さ
れ、この変速ース6から苗植付装置Aに対して動力を伝
える伝動軸12が決まった回転位相にある場合にのみ切
り操作を許容して苗植付装置Aの植付アーム(後述す
る)が圃場との接触を回避した姿勢で停止するよう構成
されている。 【0011】苗植付装置Aはマット状苗Wを載置し、か
つ、その上端側が走行機体3の前方側に傾斜する姿勢の
苗載せ台13、前記伝動軸からの動力が伝えられる左右
一対の伝動ケース14,14、この伝動ケース14から
チェーンケース15を介して伝えられる動力で回転する
ロータリケース16、このロータリケース16に一対ず
つ備えられた植付アーム17、複数の整地フロート18
夫々を備えて8条植え用に構成されると共に、ホッパ
ー、繰出し機構、作溝器等を有した施肥装置19を備
え、作業時には苗載せ台13に載置されたマット状苗W
の下端から苗を植付アーム17が1株ずつ切出して圃場
面に植え付ける動作を行うと同時に、植付けた苗の近傍
の圃場面に施肥装置19で肥料を供給するよう動作す
る。尚、ロータリケース16、植付アーム17、及び、
これらを駆動する系で植付機構が構成されている。 【0012】図2、図3及び図5に示すように、この田
植機では苗植付装置Aの左右方向での中央位置で4条ず
つに2分割自在に構成してあり、夫々の分割物AL,A
Rを、その分割物AL,ARを構成するフレーム部材2
0に対して縦向き姿勢の第1軸芯X1周りで回動自在に
支持し、更に、前記リンク機構9の後端に備えた主フレ
ーム21に対して、このフレーム部材20を第2軸芯X
2周りで回動自在に支持することにより、第1軸芯X1
周りでの分割物AL,ARの回動で該分割物AL,AR
の横方向の外端部を走行機体3の前方側に向かわせると
同時に、第2軸芯X2周りでのフレーム部材20の回動
で分割物AL,ARを走行機体3の左右方向での中央位
置側へ移動させて、左右夫々の分割苗載せ台13L,1
3Rの上端縁同士が近接状態で平行する格納姿勢への切
換えて、苗植付装置Aの横方向への寸法の縮小を可能に
構成してある。 【0013】図12及び図13に示すように、リンク機
構9のトップリンク9T、及び、左右一対のロアーリン
ク9L,9Lの後端を支持する縦フレーム9Aの下端部
に連結するローリングボス22に対して前後向き姿勢の
ローリング軸芯Y周りでローリング自在に連結プレート
23を支持し、この連結プレート23に対して図5に示
す如く、上部プレート21Aと下部パイプ21Bとで成
る前記主フレーム21を固設すると共に、この主フレー
ム21の左右両端部に前記第2軸芯X2と同軸芯に配置
した第2軸24に対して回動自在に丸パイプ状の前記フ
レーム部材20を該第2軸芯X2周りで回動自在に支持
し、又、夫々のフレーム部材20,20の外端部に前記
第1軸芯X1と同軸芯に配置した第1軸25に対してチ
ャンネル状のブラケット26を介して角パイプ状の支持
フレーム27を該第1軸芯X1周りで回動自在に支持
し、この支持フレーム27に対して前記左右の伝動ケー
ス14、及び、前記チェーンケース15を固設し、更
に、分割物AL,AR夫々の一対のチェーンケース1
5,15の上面に対して前記苗載せ台13を支持する左
右の摺動レール28,28を設けてある。 【0014】左側の伝動ケース14の動力で回転駆動さ
れる螺軸29を、該伝動ケース14と、この側の支持フ
レーム27の端部の軸受部材30との間に亘って備えて
あり、この螺軸29の螺旋溝に係入するコマ(図示せ
ず)の移動力を左側の分割苗載せ台13Lに伝える移動
部材31を備えて、苗載せ台13の横送り機構を構成し
てある。尚、苗載せ台13は左右の分割苗載せ台13
L,13R夫々が連結部材D(図14、図15を参照)
で連結されることで、この横送り機構からの動力で摺動
レール28,28上を一体的に横方向に往復移動する。 【0015】前記ローリングボス22に対して、前記伝
動軸12からの動力が伝えられる出力軸32を前記ロー
リング軸芯Yと同軸芯に遊転支承してあり、この出力軸
32の動力を、クラッチ機構33、ベベルケース34、
中間軸35夫々を介して左右の伝動ケース14,14に
伝える伝動系を形成してある。又、クラッチ機構33は
特定の回転位相でのみ咬合する2部材33A,33Bを
ローリング軸芯Y方向への移動によって分離及び連結自
在に構成してあり、ベベルケース34は出力軸32から
の動力を2系統に分岐して出力するようベベルギヤ(図
示せず)を有した伝動系を内装し、中間軸35は両端に
ユニバーサルジョイントを備えて屈折自在に構成される
と共にスプライン嵌合型の伸縮部を備えて伸縮自在に構
成されている。 【0016】図6に示すように、苗植付装置Aを作業姿
勢に設定した状態において、前記第1軸芯X1、第2軸
芯X2夫々の上端側を走行機体3の前方側に向かう方向
に僅かに傾斜させることにより、第2軸芯X2周りでの
回動によって図20に示す如く、格納姿勢での分割物の
走行機体3の後方側を上方に変位させることで格納時の
平面視における分割物の前後長さを小さくすると共に、
この格納姿勢で第1軸芯X1の上端が走行機体3の左右
方向での外方に向かう姿勢なるので、該第1軸芯X1周
りでの回動によって格納状態での分割苗載せ台13L,
13Rを、図19に示す如く、起立姿勢に向かう姿勢に
変更して格納時(夫々の分割苗載せ台13L,13Rの
近接状態での)の苗植付装置Aの横方向の寸法の一層の
縮小を可能に構成してある。 【0017】図4(イ),(ロ)、図5に示すように、
第2軸24を主フレーム21に対して回転不能に設け、
第1軸25をフレーム部材20に回転不能に設けてあ
る。第2軸24の上部位置に第2軸芯X2と同軸芯に主
スプロケット36を固設すると共に、この第2軸24の
上端位置に第2軸芯X2周りで回動自在にプレート状の
回動部材37を備えている。又、第1軸25に対して回
動自在に前記ブラケット26を支持すると共に、このブ
ラケット26と一体回転し、かつ、前記主スプロケット
36の歯数の1/2の歯数の従動スプロケット38を第
1軸芯X1と同軸芯に配置し、主スプロケット36と従
動スプロケット38とに亘ってチェーン39を巻回して
ある。 【0018】左右の回動部材37,37夫々を左右のフ
レーム部材20,20より高レベルに配置すると共に、
このフレーム部材20,20の回動力に連動して回動す
るよう吊り下げ姿勢のロッド40,40を介して連結固
定し、又、左右の回動部材37,37を互いに逆方向に
回転させるよう、夫々の間に一対の索体S,Sを張設し
てある。又、左側の第2軸芯X2と同軸芯に配置したセ
クタギヤ41をフレーム部材20の側に固設し、このセ
クタギヤ41に咬合するピニオンギヤ42を主フレーム
21の側に備えると共に、このピニオンギヤ42を駆動
する電動モータ43を備えている。 【0019】図10に示すように、前記ロッド40,4
0は一方の端部が回動部材37に溶接固定され、他方の
端部がフレーム部材20に固設された取付け部材44に
挿通する状態で、該ロッド40に螺合する2つのナット
45,45で取付け部材44を挟み込んで該フレーム部
材20と連結されている。又、ロッド40は、その中間
部にターンバックル40Aを介装して長さを調整自在に
構成してあり、更に、このロッド40を直線状に成形し
て回動部材37とフレーム部材20との間に傾斜姿勢で
結ぶことによって、回動部材37に対してフレーム部材
20吊り下げる形態として強度を向上させている。図9
に示すように、前記索体Sは、平面視で交差する姿勢に
配置して、一方の回動部材37の回動力を該索体Sの張
力で他方の回動部材37に伝えて夫々を互い逆方向に回
動させるよう構成され、又、この索体Sは柔軟なワイヤ
46で成ると共に、その両端部の取付け片47,47を
回動部材37の縦向き支軸48に対して回動自在に連結
し、その中間部に互いに螺合するネジ体49,49とロ
ックナット50で成る長さ調節部を備えている。 【0020】図11、図12に示すように、前記主フレ
ーム21を構成する上部プレート21Aの前面で左右方
向での中央部でリンク機構9の後端を支持する前記縦フ
レーム9Aの嵌まり込みを許容する位置の切欠き部に左
右一対の接当片51A,51Aを備えた接当部材51を
形成して苗植付装置Aが低いレベルにある場合には接当
片51,51と縦フレーム9Aとの接当によってローリ
ングの規制を行うと共に、この接当部材51によって主
フレーム21の強度向上を図り、又、前記連結プレート
23の両側位置で該主フレーム21の下部パイプ21B
に連結固定される状態で前方に向けて、前記ロアーリン
ク9L,9Lと接当可能な位置に接当用のゴム片52,
52を有した規制部材53,53を備え、夫々の規制部
材53,53を横長姿勢の連結部材54で溶接連結し、
かつ、この連結部材54を連結プレート23に一体形成
した側壁部23A,23Aの下面に溶接固定することで
強度の向上を図ると共に、苗植付装置Aの上昇時には図
12(ロ)に示す如く、規制部材53のゴム片52とロ
アーリンク9L,9Lとの接当によって苗植付装置Aの
ローリングを規制する。 【0021】図7及び図8(イ),(ロ)に示すよう
に、摺動レール28の上面に形成した孔部28Aと、こ
の孔部28Aに係脱するロック片56と、このロック片
56が下端に形成され、かつ、右側の分割苗載せ台13
Rの側に上下操作自在に備えたロッド57と、このロッ
ド57を上下に操作するレバー58で右側の分割苗載せ
台13Rの横移動を阻止するロック機構Rを構成してあ
り、このロック機構Rは、苗載せ台13(左右の分割苗
載せ台13L,13Rが一体化したもの)が左右の中央
に位置する際と、右側の分割苗載せ台13Rが右側の移
動端に位置する際との夫々の位置で、右側の分割苗載せ
台13Rの移動を阻止できるよう構成してある。又、右
側の分割苗載せ台13Rがこれらの位置にあることを、
右側の分割苗載せ台13Rの突片59との接触で検出す
るセンタスイッチ60、サイドスイッチ61夫々を摺動
レール28の側に備えている。 【0022】図13に示すように、マイクロプロセッサ
を有した制御装置62に対して格納スイッチ63、復元
スイッチ64、前記センタスイッチ60、前記サイドス
イッチ61夫々の信号が入力する系を形成すると共に、
前記電動モータ43を制御するドライバ65、センタラ
ンプ66、サイドランプ67、ブザー68夫々に制御信
号を出力する出力系を形成してあり、この制御系では電
動モータ43の駆動で作業姿勢の苗植付装置Aを格納姿
勢に切換える制御と、格納姿勢の苗植付装置Aを作業姿
勢に復元させる制御とを行うよう構成され、又、センタ
スイッチ60が苗載せ台13を検出した際にはセンタラ
ンプ66を点灯させると同時に短時間ブザー68を作動
させ、サイドスイッチ61で右側の分割苗載せ台13R
を検出した際にはサイドランプ67を点灯させると同時
に短時間ブザー68を作動させる制御動作を行う。 【0023】このように構成したことにより、苗植付装
置Aを格納姿勢する場合には、地面から離間するレベル
まで苗植付装置Aを上昇させた状態で、先ず横送り機構
の駆動力によって苗載せ台13を左右方向の中央位置側
に送り、前記センタスイッチ60が苗載せ台13を検出
してセンタランプ66が点灯し、ブザー68が作動する
位置で横送りを停止する(この状態で図14の姿勢に達
する)。この後、左右の分割苗載せ台13L,13Rを
連結する連結部材Dの連結を解除し、右側の分割苗載せ
台13Rを、人為的に右側の移動端の側に移動させ前記
サイドスイッチ61が分割苗載せ台13Rを検出してサ
イドランプ67が点灯し、ブザー68が作動する位置で
停止させ、更に、前記ロック機構Rで該右側の分割苗載
せ台13Rを固定する操作を行う(この状態で図15の
姿勢に達し、分割苗載せ台13Rは右側に約15センチ
メートル移動している)。 【0024】次に、前記クラッチ機構33を人為的に分
離し、所定の連結を解除して苗植付装置Aを分割可能な
状態に切換え、格納スイッチ63を操作することで電動
モータ43が駆動され、この駆動力で左側のフレーム部
材20の姿勢変更を行い、この姿勢変更に従って回動部
材37,37、一対の索体S,Sからの力によって夫々
のフレーム部材20,20が連動した状態で第2軸芯X
2,X2周りで、その外端側が後方側に向かう側に回動
すると共に、この回動と同時に第1軸芯X1,X1周り
でブラケット26,26に支持された系が主スプロケッ
ト36、従動スプロケット38、チェーン39からの力
によってフレーム部材20,20の回動速度の2倍の速
度でフレーム部材20,20の回動方向と逆方向、即
ち、その左右外端部が走行機体3の前方に向かう側に回
動する。 【0025】このことにより、分割物AL,ARは第1
軸芯X1周りでの回動によって該分割物AL,ARの横
方向の外端部を走行機体3の前方側に向かわせる方向に
姿勢変更を行うと同時に、第2軸芯X2周りでのフレー
ム部材20の回動で走行機体3の左右方向での中央位置
側への位置変更を行う。 【0026】又、この格納方向への回動時には図16に
示す如く、左右の分割苗載せ台13L,13Rの内端上
部の角部13E,13Eが接近するものの、平面視で分
割苗載せ台13L,13Rが互いにオフセットする状態
で回動するので、夫々の角部13E,13Eの接触を回
避した回動が可能となっており、又、クラッチ機構33
の分離と、中間軸35の伸縮によって、この回動が許容
され、苗植付装置Aが図17に示す格納姿勢に達すると
自動的に電動モータ43の作動が停止する(制御動作は
詳述せず)。 【0027】この後、ロック機構Rのロックを解除して
人為的に右側の分割苗載せ台13Rを図18に示す位置
まで移動させることにより、格納が完了するのである。
尚、この格納姿勢で伝動系は図3に示すように、ベベル
ケース34、中間軸35、伝動ケース12の伝動系は分
離されることがなく、クラッチ機構33のみが分離され
る状態となり、走行機体3の後方からの方向視によると
図19に示すように、分割苗載せ台13L,13R夫々
が立ち姿勢に近づいた状態で、その上端縁同士が極めて
接近するので左右方向での寸法を小さくするものとなっ
ている。 【0028】そして、この格納姿勢の苗植付装置Aを作
業姿勢に復元する際には右側の分割苗載せ台13Rを図
17に示す位置まで移動させてロック機構Rでロック
し、サイドスイッチ61で分割苗載せ台13Rを検出す
る状態で制御装置62の復元作動が許容され、この状態
で復元スイッチ64を操作すると、電動モータ43が逆
回転して分割物AL,ARが前述と逆方向に回動する結
果、前述とは逆の動作によって格納姿勢の苗植付装置A
が作業姿勢に向かう姿勢変更を行い、この姿勢変更で苗
植付装置Aが図15に示す姿勢に達すると電動モータ4
3の作動が停止して(制御動作は詳述せず)復元が完了
し、この状態でクラッチ機構33の連結を行い、右側の
分割苗載せ台13Rを中央側に寄せた後、分割苗載せ台
13L,13R同士を連結部材Dで連結することで作業
可能な状態に達する。 【0029】〔別実施例〕本発明は上記実施例以外に、
例えば、第1軸芯の姿勢を調節できるよう構成すること
が可能であり、又、手動で苗植付装置を格納姿勢に切換
えるものに適用することが可能であり、又、10条植え
以上の苗植付装置に適用することも可能である。 【0030】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】 【図1】田植機の全体側面図 【図2】苗植付装置の伝動系の平面図 【図3】格納姿勢の苗植付装置の伝動系の平面図 【図4】(イ)は索体による操作系の平面図 (ロ)は格納姿勢での索体による操作系の平面図 【図5】主フレーム、フレーム部材の一部切欠き後面図 【図6】第1軸芯、第2軸芯の姿勢を表す側面図 【図7】スイッチの配置等を示す摺動レール端部の平面
図 【図8】(イ)はロック機構の全体側面図 (ロ)はロック機構の主要部の拡大側面図 【図9】索体中間部の一部切欠き平面図 【図10】ロッドの連結構造を表す後面図 【図11】主フレームとリンクとの位置関係を示す平面
図 【図12】(イ)はローリング支持系の縦断側面図 (ロ)は苗植付装置を上昇させた状態のローリング支持
系の縦断側面図 【図13】制御系のブロック回路図 【図14】苗植付装置を作業姿勢に設定した状態の田植
機の平面図 【図15】苗載せ台を分割した状態の田植機の平面図 【図16】苗植付装置を分割して旋回させた状態の田植
機の平面図 【図17】苗植付装置の分割物の旋回を終了した状態の
田植機の平面図 【図18】分割苗載せ台の端部位置を揃えた状態の田植
機の平面図 【図19】格納状態の苗植付装置の後面図 【図20】格納状態の苗植付装置の側面図 【符号の説明】 3 走行機体 13 苗載せ台 13L,13R 分割苗載せ台 20 フレーム部材 28 摺動レール A 苗植付装置 AL,AR 分割物 W マット状苗 X1 第1軸芯 X2 第2軸芯
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 信一郎 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (56)参考文献 特開 昭53−2220(JP,A) 特開 平5−284822(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01C 11/02 A01B 73/06

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 横長姿勢の摺動レール(28)の長手方
    向に沿って往復作動し、かつ、その上端部が走行機体
    (3)の前方側に傾斜する姿勢の複数条用の苗載せ台
    (13)に載置されたマット状苗(W)の苗を植付機構
    で切り出して圃場に植付ける作動を行う苗植付装置
    (A)を走行機体(3)の後端に昇降自在に連結した田
    植機であって、 前記苗植付装置(A)を左右方向の中間位置で分割自在
    に構成すると共に、夫々の分割物(AL),(AR)を
    フレーム部材(20),(20)に対して縦向き姿勢の
    第1軸芯(X1),(X1)周りで回動自在に支持し、
    このフレーム部材(20),(20)を縦向き姿勢の第
    2軸芯(X2),(X2)周りで回動自在に走行機体側
    の部材に支持することで、第1軸芯(X1),(X1)
    周りでの回動で分割物(AL),(AR)の横方向の外
    端部を走行機体(3)の前方側に向かわせ、第2軸芯
    (X2),(X2)周りでの回動で分割物(AL),
    (AR)を走行機体(3)の左右方向での中央位置側へ
    移動させて夫々の分割苗載せ台(13L),(13R)
    の上端縁同士が近接状態で平行する格納姿勢への切換え
    を可能に構成し、又、苗植付装置(A)が作業姿勢にあ
    る状態で鉛直方向を基準に前記第1軸芯(X1),(X
    1)の上端が走行機体の前方に向かう傾斜姿勢に設定し
    てある田植機。
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