JPH10178390A - ビット誤り測定装置 - Google Patents

ビット誤り測定装置

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JPH10178390A
JPH10178390A JP8336655A JP33665596A JPH10178390A JP H10178390 A JPH10178390 A JP H10178390A JP 8336655 A JP8336655 A JP 8336655A JP 33665596 A JP33665596 A JP 33665596A JP H10178390 A JPH10178390 A JP H10178390A
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光明 香川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被測定装置は、複数の光加入者側装置が、そ
れぞれ光バースト信号を出力し、その信号は加入者側光
ファイバを経由して光スターカプラでパッシィブにアダ
ーされてセンタ側光ファイバで、センタ側装置に接続さ
れている。加入者側光ファイバは、それぞれ長さが異な
るので、パッシィブにアダーされた信号はビット不連続
な信号である。このような信号において、所望の光加入
者側装置とセンタ側装置との間(所望のチャンネル)の
ビット誤りを測定する。 【解決手段】 バースト試験信号を、被測定装置の各光
加入者装置7−1〜7−nに入力する。被測定装置の各
伝送路を経由して出力されるビット不連続なバースト試
験信号をFIFOメモリ17に入力して、所定のクロッ
ク信号で読み出すことによってビット連続な信号に変換
する。所望のチャンネルを指定して、被測定装置におけ
るビット誤りを容易に測定することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ビット誤り測定
装置に関するもので、特にPON(Passive Optical Ne
twork )システムに適用するビット誤り測定装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のビット誤り測定装置について図4
を参照して説明する。
【0003】図4は、従来のビット誤り測定装置の構成
を示すブロック図である。
【0004】ビット誤り測定装置101は、データ発生
器102,クロック源103,リファレンスデータ発生
器118,誤り検出器104および制御手段105で構
成される。
【0005】データ発生器102は、被測定システム6
に対してバースト試験信号を出力し、誤り検出器104
は、被測定システム6を経由した前記バースト試験信号
をリファレンスデータ発生器118から出力された前記
バースト試験信号と比較して、被測定システム6で生じ
たビット誤りを測定する。
【0006】クロック源103は、データ発生器10
2,リファレンスデータ発生器118および誤り検出器
104にクロック信号を出力し、制御手段105はCP
U(中央処理装置)で構成されておりデータ発生器10
2およびリファレンスデータ発生器118から各種の試
験信号を発生させるとともに、誤り検出器104の測定
を支援する。
【0007】このビット誤り測定装置101の測定の対
象である被測定システム6について説明する。この被測
定システムは、PON(Passive Optical Network )シ
ステムと言われる光通信システムである。
【0008】光加入者側装置7−1〜7−nは、加入者
側光ファイバ13−1〜13−nの一端に接続され、セ
ンタ側装置8から送られて来た光信号を受信して、これ
を電気信号に変換し、その情報を抽出して利用する。ま
た、発信したい情報が含まれた電気信号を光信号に変換
して加入者側光ファイバ13を通して送信する。
【0009】光スターカプラ15は、複数のn個の光加
入者側装置7−1〜7−nにそれぞれ接続されているn
本の加入者側光ファイバ13−1〜13−nの他端から
の光信号をアダーして1本にしてこれらをセンタ側光フ
ァイバ14に伝達する双方向性でパッシィブな光カプラ
である。これによってnチャンネルの光伝送路が形成さ
れる。
【0010】センタ側装置8は、光電気変換器(O/
E)10、リタイミング回路11およびデジタルPLL
12で構成される。光電気変換器10は、センタ側光フ
ァイバ14から入力される光加入者側装置7−1〜7−
nが送信する光信号を電気信号に変換する。デジタルP
LL12はデジタル回路で構成された位相同期発振器で
あり、光電気変換器10から出力される電気信号からク
ロック源103のクロック信号成分に同期したクロック
信号を再生して出力する。リタイミング回路11は、光
電気変換器10の出力波形をデジタルPLL12の出力
する再生されたクロック信号でタイミングをとり、これ
に同期した波形に変換して出力する。
【0011】次に、図5および図6を参照して被測定シ
ステム6の動作を説明する。
【0012】図5は、被測定システム6の動作原理を説
明するための図で、複数の光加入者側装置7−1〜7−
nとセンタ側装置8との間で行う被測定システム6の光
伝送方式が示されている。図6は被測定システムの光パ
ッシィブ多重の動作を説明するための図で、各光加入者
側装置7−1〜7−nが出力する上り信号が光スターカ
プラ15で合成される様子が示されている。この光伝送
方式は、センタ側装置8から複数の各光加入者側装置7
−1〜7−nへ信号を伝送する下り信号と、複数の各光
加入者側装置7−1〜7−nからセンタ側装置8へ信号
を伝送する上り信号とを時間分割による多重化(TC
M:Time Compression Multiplexing )により、1本の
光ファイバで双方向に伝送する一心双方向多重伝送方式
である。
【0013】下り信号のフレーム構成は次のとおりであ
る。図5に示すように、各光加入者側装置7−1〜7−
nへ伝送される情報(IF1 〜IFn )は加入者単位の
独立した信号で、時間領域で多重化するTDM(Time D
ivision Multiplexing)方式により各光加入者側装置7
−1〜7−n毎に順次連続した信号として送られてく
る。この下り信号は、それぞれの信号(IF1 ,IF
2 ,・・・,IFn )を識別するために、先頭にオーバ
ヘッド(OH)と呼ばれるフレームを備えている。
【0014】この下り信号は、光スターカプラ15で接
続されている全ての光加入者側装置7−1〜7−nに送
られる。オーバヘッド(OH)には、各光加入者側装置
7−1〜7−nへ伝送する情報を含む信号(IF1 〜I
n )がどの位置に納められているかを示す符号が付さ
れていて、それぞれの光加入者側装置7−1〜7−n
は、このオーバヘッド(OH)から自分宛の信号の位置
を読み取り、その位置に送られてきた情報を取り込む。
【0015】オーバヘッド(OH)には、さらに、各光
加入者側装置7−1〜7−nが信号を送出するときの送
出タイミングをそれぞれの光加入者側装置7−1〜7−
nに伝達する情報(送出タイミング指定)が含まれてい
る。
【0016】次に、上り信号について説明する。図5お
よび図6に示すように光スターカプラ15を用いたパッ
シィブ多重方式で、各光加入者側装置7−1〜7−nか
らの光信号の送出タイミングを指定して、時間領域で多
重化するTDMA(Time Division Multiple Access )
が用いられる。
【0017】各光加入者側装置7−1〜7−nは、送出
する情報を時間領域で圧縮してバースト光信号とし、オ
ーバヘッド(OH)で指定された送出タイミングで、こ
れを送出する。それぞれの光加入者側装置7−1〜7−
nから送出されたそれぞれの情報を含む信号(IF1
IFn )は光スターカプラ15によりアダーされてセン
タ側光ファイバ14を経てセンタ側装置8に送られる。
【0018】この場合、それぞれの光加入者側装置7−
1〜7−nからの光バースト信号(IF1 〜IFn
は、アダーされたときに重ならないように、送出タイミ
ングが指定されている。
【0019】また、それぞれの光加入者側装置7−1〜
7−nが送出する上り信号は、光レベル,位相ともまち
まちなので、これらの再生に必要な基準クロック情報を
プリアンブルとして各バースト信号(IF1 ,IF2
・・・,IFn )の先頭に入れてある。
【0020】このようなPONシステムにおけるビット
誤りは、次のようにして測定する。データ発生器102
は、誤り検出器104と共通なクロック源103からの
クロック信号を受けて各光加入者側装置7−1〜7−n
にビット誤りを試験するためのバースト試験信号(IF
1 〜IFn )を送出する。各光加入者側装置7−1〜7
−nから送出されたバースト試験信号は、光スターカプ
ラ15によりアダーされ図6の上り信号に示すごとくシ
リアルデータとしてセンタ側装置8に送られてくる。こ
のシリアルデータは、チャンネル毎に各光加入者側装置
7−1〜7−nから光スターカプラ15までの加入者側
光ファイバ13−1〜13−nの物理長l1 〜ln が同
一でないため遅延時間がそれぞれ異なりビット不連続な
信号となる。そのため各光加入者側装置7−1〜7−n
のそれぞれのビット誤りを測定するには各光加入者側装
置毎(1チャンネル毎)に行う必要があった。すなわち
第1の光加入者側装置7−1を測定する場合には、バー
ストゲート信号の位相を光加入者側装置7−1からの信
号に対して最適な位相に調整するため、他の光加入者側
装置7−2〜7−nの系の信号に対してはバーストゲー
ト信号の位相が最適とならず、信号の取り出しができ
ず、結果的に測定ができないという欠点があった。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、バーストゲ
ート信号の位相を各チャンネル毎に調整することなくビ
ット誤りの測定を行うことを可能にし、線路長が不揃い
のために生じたビット不連続なバースト試験信号を、所
望の光加入者側装置7−1〜7−n単位で抽出し、ビッ
ト誤りを測定するものである。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明に係るビット誤り
測定装置は、それぞれ所定のタイミングで光バースト信
号を出力する複数の光加入者側装置7−1〜7−nと、
一端が前記複数の光加入者側装置に接続された複数の加
入者側光ファイバ13−1〜13−n、前記複数の加入
者側光ファイバの他端にパッシィブ接続され前記複数の
光加入者側装置が出力した光バースト信号をアダーして
出力する光スターカプラ15および一端が前記光スター
カプラに接続されたセンタ側光ファイバ14でなる複数
チャンネルの光伝送路13−1〜13−n,15,14
と、前記センタ側光ファイバの他端が接続され前記加入
者側光ファイバから入力されアダーされた光バースト信
号を電気バースト信号に変換して出力する光電気変換器
10、前記光電気変換器が出力する変換された電気バー
スト信号を受けて前記電気バースト信号に含まれるクロ
ック信号に同期したクロック信号を再生して出力するデ
ジタルPLL12および前記光電気変換器の出力する変
換された電気バースト信号と前記デジタルPLLの出力
する再生されたクロック信号とを受けて前記変換された
電気バースト信号を前記再生されたクロック信号でリタ
イミングして出力するリタイミング回路11でなるセン
タ側装置8とを含む被測定システム6のビット誤りを測
定するビット誤り測定装置であって、クロック信号を発
生するクロック源3と、前記クロック信号を受けて前記
被測定システムのビット誤りを測定するために各チャン
ネル毎に前記所定のタイミングでバースト試験信号(I
1 〜IFn )を発生し前記複数の光加入者側装置にそ
れぞれ出力するとともにバーストゲート信号をそれぞれ
前記所定のタイミングで発生するデータ発生器2と、前
記リタイミング回路が出力するリタイミングされたバー
スト試験信号(IF1 ′〜IFn ′)を前記デジタルP
LL回路が出力する再生されたクロック信号によって書
き込みかつ前記クロック源が出力するクロック信号によ
って読み出すFIFOメモリ17と、前記データ発生器
が出力するバースト試験信号と同一内容のリファレンス
バースト信号を出力するリファレンスデータ発生器18
と、前記データ発生器が出力したバーストゲート信号に
よって指定された光伝送路を通過して前記FIFOメモ
リから読み出されたバースト試験信号を前記リファレン
スデータ発生器が出力したバースト試験信号と比較して
ビット誤りを検出するとともにビット誤りが所定の値よ
り多いときは前記リファレンスデータ発生器を再起動さ
せる誤り検出器4とを備え、もって、バースト試験信号
によって所望の光加入者側装置を指定して被測定システ
ムのビット誤りを測定することを特徴とするものであ
る。
【0023】また、本発明に係るビット誤り測定装置
は、前記データ発生器2が、各バースト試験信号に対応
してバーストゲート信号を並列に出力し、前記誤り検出
器4が前記並列に出力されたバーストゲート信号毎に誤
り検出を並列に行うことを特徴とするものである。
【0024】
【発明の実施の形態】被測定システムにおいて、各光加
入者側装置から発信された光バースト信号は、各伝送路
を経由して、センタ側装置に伝送されるが、各伝送路の
物理長が異なるため遅延される時間が異なりビット不連
続な信号となる。
【0025】本発明は、この各光加入者側装置にデータ
発生器が出力するバースト試験信号を入力し、各光伝送
路を通過してセンタ側で受信したビット不連続となった
バースト試験信号をFIFOメモリに順次書き込み、こ
れをデータ発生器が出力するクロック信号で読み出して
ビット連続のバースト試験信号に変換して、所望の光加
入者側装置から各チャンネルの伝送路を経由してセンタ
側装置が出力するバースト試験信号(以下「所望のチャ
ンネルのデータ」という)を抜きとり、各光伝送路のビ
ット誤りを測定する。
【0026】
【実施例】本発明の一実施例を図1ないし図3を用いて
説明する。
【0027】図1は本発明のビット誤り測定装置の一実
施例の構成を示すブロック図、図2は誤り試験器の構成
を示すブロック図、図3は本発明のバースト試験信号そ
の他のタイミングを示す図である。
【0028】図1において被測定システム6は図4の従
来例と全く同じものなので、説明を省略する。
【0029】また、ビット誤り測定装置1については、
データ発生器2はデータ発生器102に一部の機能が追
加され、また、FIFOメモリ17が追加されたので、
この構成を説明するが、これ以外は、図4の従来例と同
じなので、説明を省略する。
【0030】データ発生器2は、バースト試験信号(I
1 ,IF2 ,IF3 ,・・・,IFn )を各光加入者
側装置7−1〜7−nへ出力するほか、誤り検出器4に
対してバーストゲート信号を出力する。このバーストゲ
ート信号は、所望のチャンネルのデータを抽出するため
の信号で、各バースト試験信号に同期しており、遅延回
路により必要な量だけ遅延されて出力される。その他の
機能は図4のデータ発生器2と同じである。
【0031】FIFOメモリ17は、センタ側装置8の
リタイミング回路11が出力するリタイミングされたバ
ースト試験信号(IF1 ′,IF2 ′,IF3 ′,・・
・,IFn ′)を、デジタルPLL12が出力する再生
されたクロック信号によって順次書き込み、先に入力さ
れたものから順番に、クロック源3が出力するクロック
信号によって読み出すことによって、ビット不連続な再
生されたバースト試験信号(IF1 ′,IF2 ′,IF
3 ′,・・・,IFn ′)をビット連続なバースト試験
信号(IF1 ″,IF2 ″,IF3 ″,・・・,IF
n ″)に変換して誤り検出器4に出力する。
【0032】リファレンスデータ発生器18は、制御手
段5からの指令によりリファレンスバースト信号を誤り
検出器4に出力する。このリファレンスバースト信号の
内容は、データ発生器2が出力するバースト試験信号の
内容と同じものである。
【0033】誤り検出器4は、図2に示すとおり、AN
D回路41,データ比較器42および同期検出回路43
により構成されている。
【0034】AND回路41は、バーストゲート信号に
よりON,OFF制御され、FIFOメモリ17から出
力されるバースト試験信号をON,OFFして、バース
トゲート信号で指定されたチャンネルを通過したバース
ト試験信号をデータ比較器42に入力する。データ比較
器42は、このバースト試験信号をリファレンスデータ
発生器18からのリファレンスバースト信号と各ビット
毎に比較してエラー信号を出力する。同期検出回路43
はMビットのバースト試験信号に対して所定のNビット
以上の誤りが含まれているときは、リファレンスデータ
発生器18に同期再起動制御信号を出力する。
【0035】次に、本発明の一実施例の動作を図1ない
し図3を参照して説明する。データ発生器2は、各出力
端子#1,#2,#3,・・・#nから、図3の(a
1 ),(a2 ),(a3 ),・・・,(an )に示すバ
ースト試験信号IF1 ,IF2 ,IF3 ,・・・,IF
n を出力する。これらのバースト試験信号はそれぞれ対
応する光加入者側装置7−1,7−2,7−3,・・
・,7−nに入力され、光バースト信号に変換されて、
加入者側光ファイバ13−1,13−2,13−3,・
・・,13−nにそれぞれ出力され、光スターカプラ1
5でパッシィブにアダーされて、センタ側光ファイバ1
4を経てセンタ側装置8に入力される。
【0036】図3の(b)はアダー信号で、パッシィブ
にアダーされてセンタ側装置8に入力されるバースト試
験信号を示す。一般に、バースト毎の振幅(光のピーク
パワー)は異なるが、ここでは同一レベルとしておく。
【0037】t1 ,t2 ,t3 ,・・・,tn は各チャ
ンネル毎のバースト試験信号に生じた時間遅れで、それ
ぞれの時間遅れが異なるのは、各加入者側光ファイバ1
3−1,13−2,13−3,・・・,13−nの物理
長l1 ,l2 ,l3 ,・・・,ln がそれぞれ異なるた
めである。
【0038】このバースト試験信号(IF1 〜IFn
は、センタ側装置8の光電気変換器10で電気信号に変
換されてリタイミング回路11およびデジタルPLL1
2に入力される。デジタルPLL12は入力されたバー
スト試験信号の先頭部分のプリアンブルデータからクロ
ック信号を再生し、この再生したクロック信号を各光加
入者側装置7−1〜7−n毎に出力する。リタイミング
回路11は、光電気変換器10で電気信号に変換された
各光加入者側装置7−1〜7−nのバースト試験信号
(IF1 ′〜IFn ′)を、それぞれ対応する再生され
たクロック信号でタイミングをとって出力する。
【0039】ビット誤り測定装置1のFIFOメモリ1
7は、リタイミング回路11が出力したバースト試験信
号(IF1 ′〜IFn ′)を、デジタルPLL12が出
力する再生されたタイミング信号で順次書き込む。FI
FOメモリ17に書き込まれたバースト試験信号(IF
1 ′〜IFn ′)はクロック源3のクロック信号によっ
て読み出され、AND回路41に入力され、データ発生
器2が出力するバーストゲート信号で指定されたチャン
ネルのバースト試験信号だけが通過する。このバースト
試験信号は、FIFOメモリ17に入力されるときはビ
ット不連続なデータであるが、クロック源3のクロック
信号によって読み出されるときにはビット連続のデータ
に変換されている。
【0040】データ比較器42は、FIFOメモリ17
から読み出されたバースト試験信号を、リファレンスデ
ータ発生器18から出力されたリファレンスバースト信
号と比較して、各チャンネル毎に発生したビット誤りを
測定する。
【0041】同期検出回路43は、データ比較器42の
出力を受けて、Mビットのリファレンスバースト信号の
うちビット誤りがNビット以上であるときに同期はずれ
と判断し、リファレンスデータ発生器18を再起動させ
る同期制御信号を出力して同期させる。
【0042】このようにして、各伝送路を通過したバー
スト試験信号はビット不連続なデータであるが、前述し
たとおりFIFOメモリ17を経由することでビット連
続なデータに変換されているため、各チャンネル毎にバ
ーストゲート信号の位相を変える必要がなく誤り検出器
4における誤り検出を容易に行うことができる。なお、
この比較はバースト試験信号(IF1 〜IFn )のうち
データ発生器2が出力したバーストゲート信号で所望の
チャンネルを指定して行うことができる。
【0043】制御手段5は、データ発生器2、リファレ
ンスデータ発生器18および誤り検出器4を制御して次
のことを行わせる。
【0044】データ発生器2が出力するバースト試験信
号およびリファレンスデータ発生器18が出力するリフ
ァレンスバースト信号を設定し、または変更するほかバ
ーストゲート信号を設定して、測定する伝送路を指定す
る。
【0045】また、誤り検出器4がバースト試験信号を
リファレンスバースト信号と比較するときタイミング関
係を調整し、各種のデータ処理を行う。
【0046】なお、バーストゲート信号を各バースト試
験信号毎に(各チャンネル毎に)並列に出力して、誤り
検出の並列処理を行うことができる。
【0047】
【発明の効果】以上詳細に説明したとおり、本発明のビ
ット誤り測定装置は、被測定システムを通過してきたビ
ット不連続なバースト試験信号を、FIFOメモリに書
き込み、データ発生器のタイミング信号で読み出すこと
によりビット連続なバースト試験信号に変換した後ビッ
ト誤りを測定するようにしたので、誤り測定が容易に行
えるほか、バーストゲート信号の位相をチャンネル毎に
調整することなく所望のチャンネルの伝送路を指定して
ビット誤りを測定することができる。
【0048】また、本発明は誤り検出を並列処理するの
で、複数の光加入者側装置のビット誤りをほとんど同時
に測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のビット誤り測定装置の一実施例の構成
を示すブロック図である。
【図2】誤り検出器の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明のバースト試験信号その他のタイミング
を示す図である。
【図4】従来のビット誤り測定装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図5】被測定システムの動作原理を説明するための図
である。
【図6】被測定システムの光パッシィブ多重の動作を説
明するための図である。
【符号の説明】
1 ビット誤り測定装置 2 データ発生器 3 クロック源 4 誤り検出器 5 制御手段 6 被測定システム 7−1〜7−n 光加入者側装置 8 センタ側装置 10 光電気変換器 11 リタイミング回路 12 デジタルPLL 13−1〜13−n 加入者側光ファイバ 14 センタ側光ファイバ 15 光スターカプラ 17 FIFOメモリ 18 リファレンスデータ発生器 41 AND回路 42 データ比較器 43 同期検出回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ所定のタイミングで光バースト
    信号を出力する複数の光加入者側装置(7−1〜7−
    n)と、 一端が前記複数の光加入者側装置に接続された複数の加
    入者側光ファイバ(13−1〜13−n)、 前記複数の加入者側光ファイバの他端にパッシィブ接続
    され前記複数の光加入者側装置が出力した光バースト信
    号をアダーして出力する光スターカプラ(15)および
    一端が前記光スターカプラに接続されたセンタ側光ファ
    イバ(14)でなる複数チャンネルの光伝送路(13−
    1〜13−n、15,14)と、 前記センタ側光ファイバの他端が接続され前記加入者側
    光ファイバから入力されアダーされた光バースト信号を
    電気バースト信号に変換して出力する光電気変換器(1
    0)、 前記光電気変換器が出力する変換された電気バースト信
    号を受けて前記電気バースト信号に含まれるクロック信
    号に同期したクロック信号を再生して出力するデジタル
    PLL(12)および前記光電気変換器の出力する変換
    された電気バースト信号と前記デジタルPLLの出力す
    る再生されたクロック信号とを受けて前記変換された電
    気バースト信号を前記再生されたクロック信号でリタイ
    ミングして出力するリタイミング回路(11)でなるセ
    ンタ側装置(8)とを含む被側定システム(6)のビッ
    ト誤りを測定するビット誤り測定装置であって、 クロック信号を発生するクロック源(3)と、 前記クロック信号を受けて前記被測定システムのビット
    誤りを測定するために各チャンネル毎に前記所定のタイ
    ミングでバースト試験信号(IF1 〜IFn )を発生し
    前記複数の光加入者側装置にそれぞれ出力するとともに
    バーストゲート信号をそれぞれ前記所定のタイミングで
    発生するデータ発生器(2)と、 前記リタイミング回路が出力するリタイミングされたバ
    ースト試験信号(IF1 ′〜IFn ′)を前記デジタル
    PLL回路が出力する再生されたクロック信号によって
    書き込みかつ前記クロック源が出力するクロック信号に
    よって読み出すFIFOメモリ(17)と、 前記データ発生器が出力するバースト試験信号と同一内
    容のリファレンスバースト信号を出力するリファレンス
    データ発生器(18)と、 前記データ発生器が出力したバーストゲート信号によっ
    て指定された光伝送路を通過して前記FIFOメモリか
    ら読み出されたバースト試験信号を前記リファレンスデ
    ータ発生器が出力したバースト試験信号と比較してビッ
    ト誤りを検出するとともに、ビット誤りが所定の値より
    多いときは前記リファレンスデータ発生器を再起動させ
    る誤り検出器(4)とを備え、もって、バースト試験信
    号によって所望の光加入者側装置を指定して被測定シス
    テムのビット誤りを測定することを特徴とするビット誤
    り測定装置。
  2. 【請求項2】 前記データ発生器(2)が、各バースト
    試験信号に対応してバーストゲート信号を並列に出力
    し、前記誤り検出器(4)が前記並列に出力されたバー
    ストゲート信号毎に誤り検出を並列に行うことを特徴と
    する請求項1に記載のビット誤り測定装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100387246B1 (ko) * 2001-06-02 2003-06-12 엘지전자 주식회사 게이트웨이에서 음성 데이터 트래픽 링크 테스트 장치 및방법
JP2007132945A (ja) * 2005-11-11 2007-05-31 Taida Electronic Ind Co Ltd 光ファイバネットワークの測定システム及びその測定方法
JP2011160022A (ja) * 2010-01-29 2011-08-18 Fujitsu Telecom Networks Ltd Ponシステム及び光信号送受信制御方法
JP2017504985A (ja) * 2013-11-27 2017-02-09 レムフェルダー エレクトロニック ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングLemfoerder Electronic GmbH 光伝送区間の信号伝送品質を決定する方法及び装置

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