JPH10176429A - 立体駐車装置 - Google Patents

立体駐車装置

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JPH10176429A
JPH10176429A JP33787496A JP33787496A JPH10176429A JP H10176429 A JPH10176429 A JP H10176429A JP 33787496 A JP33787496 A JP 33787496A JP 33787496 A JP33787496 A JP 33787496A JP H10176429 A JPH10176429 A JP H10176429A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車入出庫階GLの階下に配設される自動
車支持用パレット1A〜1Cを、自動車入出庫階GLの
階上に配設される自動車支持用昇降台4A〜4Cの昇降
駆動手段11A〜11Cで昇降駆動させることのできる
立体駐車装置を提供すること。 【解決手段】 各自動車支持用昇降台4A〜4Cは、自
動車入出庫階GLの自動車支持用台車3A,3Bの横動
により開かれた部分を通じて自動車入出庫階GLとの間
で昇降可能であって、対応する各自動車支持用パレット
1A〜1Cと係脱自在なパレット吊下手段30を備え、
このパレット吊下手段30を介して自動車支持用パレッ
ト1A〜1Cを自動車入出庫階GLとの間で吊り下げ昇
降移動させる立体駐車装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車入出庫階に
は少なくとも1台の自動車を、そしてその上下階には複
数台の自動車を並列状に収納し得るようにした立体駐車
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の立体駐車装置は、自動車入出庫
階より1階下に並列配置された複数台の階下自動車支持
台と、自動車入出庫階に前記階下自動車支持台の並列方
向に各別に横動可能に配設された、当該階下自動車支持
台の台数より1台少ない台数の自動車支持用台車と、前
記自動車入出庫階より1階上で前記各階下自動車支持台
に対応させて並列配置された階上自動車支持台とを備え
るもので、階下及び階上の各自動車支持台は、前記自動
車支持用台車の横動により開かれた自動車入出庫階の開
口部を通じて自動車入出庫階との間で昇降可能に構成さ
れ、自動車入出庫階にある自動車支持用台車、自動車入
出庫階まで下降した階上自動車支持台、及び自動車入出
庫階まで上昇した階下自動車支持台に対して自動車の乗
り移りを可能にしたものである。
【0003】しかして、従来のこの種の立体駐車装置で
は、階上自動車支持台と階下自動車支持台のそれぞれを
各別に昇降駆動する昇降駆動手段が設けられていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の立
体駐車装置では、単に階上自動車支持台と階下自動車支
持台のそれぞれについて昇降駆動手段が必要であるため
に設備コストが非常に高くなるというだけでなく、通
常、階下自動車支持台の収納空間は、雨水や漏水が溜ま
りやすくて高湿度環境となる地下ピットとなるのが普通
であり、当該階下自動車支持台の昇降駆動手段を構成す
るモーターや各種センサーなどの電気機器を当該地下ピ
ット内に配設しなければならないため、これら電気機器
の漏電対策や耐水性を高める必要があり、この点でもコ
スト高になるとともに安全性にも問題があり、さらにこ
れら電気機器の保守点検作業も容易でない、などの問題
点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記のような従
来の問題点を解消し得る立体駐車装置を提供することを
目的とするものであって、その手段を後述する実施形態
の参照符号を付して示すと、自動車入出庫階GLより1
階下に並列配置された複数台の自動車支持用パレット1
A〜1Cと、自動車入出庫階GLに前記自動車支持用パ
レット1A〜1Cの並列方向に各別に横動可能に配設さ
れた、当該自動車支持用パレット1A〜1Cの台数より
1台少ない台数の自動車支持用台車3A,3Bと、前記
自動車入出庫階GLより1階上で前記各自動車支持用パ
レット1A〜1Cに対応させて並列配置された各別に昇
降自在な自動車支持用昇降台4A〜4Cとを備え、各自
動車支持用昇降台4A〜4Cは、前記自動車支持用台車
3A,3Bの横動により開かれた自動車入出庫階GLの
開口部を通じて自動車入出庫階GLとの間で昇降可能で
あって、対応する各自動車支持用パレット1A〜1Cと
係脱自在なパレット吊下手段30を備え、このパレット
吊下手段30を介して自動車支持用パレット1A〜1C
を自動車入出庫階GLとの間で吊り下げ昇降移動させ、
自動車入出庫階GLにある自動車支持用台車3A,3
B、自動車入出庫階GLまで下降した自動車支持用昇降
台4A〜4C、及び自動車入出庫階GLまで吊り上げら
れた自動車支持用パレット1A〜1Cに対して自動車の
乗り移りを可能にした構成となっている。
【0006】上記本発明を実施するに際して、前記各自
動車支持用昇降台4A〜4Cのパレット吊下手段30
は、対応する自動車支持用パレット1A〜1Cに設けら
れた吊下用アーム32a,32bに対して係脱自在なフ
ック31a,31bを備えたものとし、当該フック31
a,31bと前記吊下用アーム32a,32bとの内、
何れか一方は他方に対する係合位置P2と退避位置P1
とに切り換え自在に構成し、自動車入出庫階GLまで自
動車支持用昇降台4A〜4Cを下降させた状態で前記フ
ック31a,31bと吊下用アーム32a,32bとの
内一方を係合位置P2に切り換えた後、自動車支持用昇
降台4A〜4Cを上昇させることにより、前記フック3
1a,31bと吊下用アーム32a,32bとを介して
自動車支持用パレット1A〜1Cが吊り上げられるよう
に構成することができる。
【0007】また、前記パレット吊下手段30のフック
31a,31bは位置固定し、自動車支持用パレット1
A〜1Cの吊下用アーム32a,32bを、前記フック
に対する係合位置P2と退避位置P1とに切り換え自在
に構成することができる。
【0008】さらに、前記自動車支持用パレット1A〜
1Cの吊下用アーム32a,32bには被操作部34を
設け、各自動車支持用パレット1A〜1Cを支持する地
盤側には、各自動車支持用パレット1A〜1Cが所定位
置に支持されているときに前記被操作部34に各別に隣
接する操作具36a,36bを配設し、これら各操作具
36a,36bを駆動するモーター42を設け、当該操
作具36a,36bにより、所定位置に支持されている
自動車支持用パレット1A〜1Cの吊下用アーム32
a,32bの位置切り換えを行うように構成することが
できる。
【0009】また、この場合、前記各自動車支持用パレ
ット1A〜1Cに対応する操作具36a,36bを1つ
のモーター42に連動連結し、所定位置に支持されてい
る全ての自動車支持用パレット1A〜1Cの吊下用アー
ム32a,32bを同時に位置切り換えするように構成
することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明の好適実施形態を添
付図に基づいて説明すると、図1〜図5において、1A
〜1Cは、自動車入出庫階GLより1階下の地下ピット
2内に並列配置された3台の自動車支持用パレットであ
り、3A,3Bは、自動車入出庫階GLに並列配置され
た2台の自動車支持用台車であり、4A〜4Cは、自動
車入出庫階GLより1階上に各自動車支持用パレット1
A〜1Cに対応させて並列配置された3台の自動車支持
用昇降台である。
【0011】自動車入出庫階GLの2台の自動車支持用
台車3A,3Bは、図2及び図3にも示すように、前後
一対のガイドレール5a,5bによって、自動車支持用
パレット1A〜1Cの並列方向に各別に横動可能に支持
され、モーター6に連動連結された自走用駆動車輪7を
それぞれ備えている。しかして、自動車支持用台車3
A,3Bは、両者を同一方向に横動させて自動車支持用
パレット1A,1Bの真上位置または1B,1Cの真上
位置に位置させて、自動車支持用パレット1Cまたは1
Aの真上位置を開いたり、両者を互いに離間するように
横動させて自動車支持用パレット1A,1Cの真上位置
に位置させて、自動車支持用パレット1Bの真上位置を
開くことができる。
【0012】なお、自動車入出庫階GLには、自動車支
持用パレット1A〜1Cの真上位置にある自動車支持用
台車3Aまたは3Bの前端に接続する自動車乗り移り用
床板8a〜8cが床面9(図2参照)との間に敷設され
ている。
【0013】自動車支持用昇降台4A〜4Cは、それぞ
れ架台10上に設置された昇降駆動手段11A〜11C
の吊索12a〜12cにより吊り下げられている。ま
た、図示省略しているが、必要に応じて架台10側に設
けられた昇降ガイドレールに係合するガイドローラーを
自動車支持用昇降台4A〜4Cに軸支して、当該自動車
支持用昇降台4A〜4Cの昇降時の揺れを防止するよう
に構成することができる。
【0014】なお、前記架台10は、地下ピット2の周
囲に敷設された台枠10a(一部は前記自動車支持用台
車3A,3Bのガイドレール5aを兼用している。)に
立設されている柱10bにより支持されたもので、各自
動車支持用昇降台4A〜4Cが図1及び図2に示すよう
に架台10の真下に接近する上昇限位置にあるとき、こ
れら各自動車支持用昇降台4A〜4C上に載置される自
動車を避けるように、図3に示すごとく各自動車支持用
昇降台4A〜4Cの真上が開放された格子形構造となっ
ている。
【0015】各昇降駆動手段11A〜11Cは、図6及
び図7に示すように、架台10の前端側に左右横方向
(各自動車支持用昇降台4A〜4Cの並列方向)に支承
された駆動軸13と、この駆動軸13と伝動チェン14
を介して連動連結された減速機付きモーター15と、前
記駆動軸13の両端に取り付けられた吊索巻き込み繰り
出し用回転体16,17とを備え、各自動車支持用昇降
台4A〜4Cを吊り下げる各吊索12a〜12cは、自
動車支持用昇降台4A〜4Cの周辺前後左右4か所を吊
り下げる4本のワイヤーロープ18a〜18dから成
り、左右一方の前後対を成す2本のワイヤーロープ18
a,18bは、架台10に軸支されたシーブ19,20
を介して同一側の回転体16に端部が係止された状態で
巻回され、左右他方の前後対を成す2本のワイヤーロー
プ18c,18dは、架台10に軸支されたシーブ2
1,22を介して同一側の回転体17に端部が係止され
た状態で巻回されている。
【0016】なお、吊索巻き込み繰り出し用回転体1
6,17は、仕切り板23によって仕切られて軸心方向
に隣接する、それぞれワイヤーロープ18a〜18dの
直径より若干広い幅の2つのワイヤーロープ巻回部24
a,24bを備え、各ワイヤーロープ巻回部24a,2
4bに1本のワイヤーロープ18a〜18dを単列渦巻
き状に巻回するものである。
【0017】各自動車支持用昇降台4A〜4Cには、自
動車支持用パレット1A〜1Cを吊り上げるためのパレ
ット吊下手段30が設けられている。このパレット吊下
手段30は、自動車支持用昇降台4A〜4Cの底部の前
後両端にそれぞれ前後外向きに付設された左右一対のフ
ック31a,31bを備えている。
【0018】一方、自動車支持用パレット1A〜1Cに
は、前後一対の吊下用アーム32a,32bが設けられ
ている。これら両吊下用アーム32a,32bは門形の
もので、その両下端部が自動車支持用パレット1A〜1
Cの前後両端近傍の左右両側部に水平支軸33により、
図8の左側に実線で示すように外広がりに傾斜した退避
位置P1と当該退避位置P1より内側へ一定角度揺動し
た、図8の左側に仮想線で示す係合位置P2との間での
み前後揺動自在に軸支され、重力(及び必要に応じて併
設されるスプリングの付勢力)により退避位置P1で安
定している。そして、各吊下用アーム32a,32bの
両下端部には、水平支軸33より下方に延出するレバー
状の被操作部34が連設されている。
【0019】地下ピット2の床面上には、各自動車支持
用パレット1A〜1Cを所定位置で水平に支持するパレ
ット受け台35と、各自動車支持用パレット1A〜1C
が前記パレット受け台35で支持されているときに前記
吊下用アーム32a,32bの各被操作部34の内側に
各別に隣接するカム状操作具36a,36bが配設され
ている。図9に示すように、前側にある全てのカム状操
作具36aは伝動軸37と伝動用軸継ぎ手38とを介し
て互いに連動連結されるとともに、後ろ側にある全ての
カム状操作具36bは伝動軸39と伝動用軸継ぎ手40
とを介して互いに連動連結され、そして左右横方向の一
端にある前後一対の伝動軸37,39は伝動用チェン4
1により互いに連動連結され、さらに左右横方向の他端
にある後ろ側の伝動軸39は、図2に点線で示すように
地上の架台10の柱10bに適当なブラケットを介して
支持させた減速機付きモーター42に伝動用チェン43
を介して連動連結されている。
【0020】しかして、減速機付きモーター42により
全てのカム状操作具36a,36bを所定角度回転させ
ることにより、パレット受け台35で支持されている各
自動車支持用パレット1A〜1Cの前後一対の吊下用ア
ーム32a,32bがそれぞれの被操作部34を介して
水平支軸33の周りに内側へ揺動せしめられ、退避位置
P1から係合位置P2へ切り換えられる。なお、各カム
状操作具36a,36bは、対応する被操作部34を押
圧操作した状態での自動車支持用パレット1A〜1Cの
上昇移動(被操作部34の上昇移動)を許すものであ
る。
【0021】以上のように構成された立体駐車装置の使
用方法及び作用について説明すると、図1は自動車入出
庫階GLの2台の自動車支持用台車3A,3Bが階下の
自動車支持用パレット1A,1Bの真上位置にあって、
自動車支持用パレット1Cの真上の自動車入出庫階GL
が開放された状態を示している。しかして、自動車入出
庫階GLにある自動車支持用台車3A,3Bに対する自
動車の入出庫作業は、これら自動車支持用台車3A,3
Bが如何なる位置にあっても、これら自動車支持用台車
3A,3Bに接続する位置にある自動車乗り移り用床板
8a〜8c(図2参照)を経由して随時行うことができ
る。
【0022】また、自動車支持用昇降台4A〜4Cの
内、自動車入出庫階GLにおいて自動車支持用台車3
A,3Bの横動により開放された位置の階上にある自動
車支持用昇降台、図1では自動車支持用パレット1Cの
真上位置にある自動車支持用昇降台4Cに対して自動車
の入出庫作業を行うときは、当該自動車支持用昇降台4
Cの昇降駆動手段11Cにおける減速機付きモーター1
5を稼働させて吊索巻き込み繰り出し用回転体16,1
7から吊索12c(ワイヤーロープ18a〜18d)を
繰り出し、自動車支持用台車3A,3Bの横動により形
成された開口部を通じて前記自動車支持用昇降台4Cを
自動車入出庫階GLまで下降させれば良い。
【0023】自動車入出庫階GLにある自動車支持用台
車3Aまたは3Bにより自動車入出庫階GLまで下降さ
せることができない自動車支持用昇降台4A〜4C、例
えば図1の状態で自動車支持用昇降台4Bに対して自動
車の入出庫作業を行うときは、図10に示すように当該
自動車支持用昇降台4Bの真下に位置する自動車支持用
台車3Bを、自動車支持用昇降台4の真下の空いている
位置へ自走移動させ、この自動車支持用台車3Bの移動
によって開放された開口部を利用して、前記の要領で自
動車支持用昇降台4Bを自動車入出庫階GLまで下降さ
せれば良い。
【0024】図1の状態で自動車支持用昇降台4Aに対
して自動車の入出庫作業を行うときは、自動車入出庫階
GLの2台の自動車支持用台車3A,3Bの両方を横動
させて、当該自動車支持用昇降台4Aの真下位置を開放
させた後、自動車支持用昇降台4Aを自動車入出庫階G
Lまで下降させれば良い。
【0025】地下ピット2内の自動車支持用パレット1
A〜1Cに対して自動車の入出庫作業を行う場合、当該
入出庫作業対象の自動車支持用パレット1A〜1Cの真
上位置に自動車支持用台車3Aまたは3Bが存在すると
きは、先ず最初にその入出庫作業対象の自動車支持用パ
レット1A〜1Cの真上に位置する自動車支持用台車3
Aまたは3Bを横動させて、当該入出庫作業対象の自動
車支持用パレット1A〜1Cの真上位置を開放させる。
【0026】例えば、図1の状態で自動車支持用パレッ
ト1Bに対して自動車の入出庫作業を行うときは、前記
の要領で図10に示すように当該自動車支持用パレット
1Bの真上に位置する自動車支持用台車3Bを横動させ
て自動車支持用パレット1Bの真上の自動車入出庫階G
Lを開放させる。この後、開かれた位置の真上にある自
動車支持用昇降台4Bを前記の要領で自動車入出庫階G
Lまで下降させる。この結果、図8の左側に示すように
当該自動車支持用昇降台4Bのパレット吊下手段30に
おける前後一対のフック31a,31bが、入出庫作業
対象の自動車支持用パレット1Bの前後一対の吊下用ア
ーム32a,32bの上端水平部32cより下方内側に
位置することになる。
【0027】係る状態で前記のようにモーター42を稼
働させて全てのカム状操作具36a,36bを回転さ
せ、図8の左側に仮想線で示すように、地下ピット2内
の全ての自動車支持用パレット1A〜1Cの前後一対の
吊下用アーム32a,32bを退避位置P1から係合位
置P2に切り換える。この後、自動車入出庫階GLまで
下降させた自動車支持用昇降台4Bを昇降駆動手段11
Bにより再び上昇限位置まで上昇させると、当該自動車
支持用昇降台4Bの前後一対のフック31a,31bが
入出庫作業対象の自動車支持用パレット1Bの前後一対
の吊下用アーム32a,32bの上端水平部32cに係
合して当該自動車支持用パレット1Bを、図11に示す
ように自動車入出庫階GLまで吊り上げることになる。
この状態で当該自動車支持用パレット1Bに対する自動
車の入出庫作業を行えば良い。
【0028】自動車支持用昇降台4Bによる自動車支持
用パレット1Bの吊り上げが開始されたならば、モータ
ー42を稼働させて全てのカム状操作具36a,36b
を元の角度まで回転復帰させることにより、吊り上げら
れなかった他の自動車支持用パレット1A,1Cの各吊
下用アーム32a,32bを元の退避位置P1に揺動復
帰させておく。
【0029】自動車入出庫階GLまで吊り上げられた自
動車支持用パレット1Bに対する自動車の入出庫作業が
終了すれば、当該自動車支持用パレット1Bを吊り下げ
ている自動車支持用昇降台4Bを再び自動車入出庫階G
Lまで下降させる。この結果、自動車支持用パレット1
Bは地下ピット2内のパレット受け台35で支持され、
自動車支持用昇降台4Bの前後一対のフック31a,3
1bから自動車支持用パレット1Bの前後一対の吊下用
アーム32a,32bの上端水平部32cが上方に離間
するとともに、重力またはスプリングの付勢力で当該吊
下用アーム32a,32bが元の退避位置P1へ揺動復
帰して前記フック31a,31bから外れることになる
ので、必要に応じて、自動車入出庫階GLまで下降させ
た自動車支持用昇降台4Bを上昇限位置まで上昇させれ
ば良い。
【0030】他の自動車支持用パレット1Aまたは1C
に対する自動車入出庫作業も、上記の要領で行うことが
できる。
【0031】なお、各自動車支持用昇降台4A〜4Cの
パレット吊下手段30は、上記実施形態のものに限定さ
れない。例えば、自動車入出庫階GLまで下降させたま
までは自動車支持用パレット1A〜1C側とは係合させ
ることができないが、自動車入出庫階GLより若干低い
所定レベルまで自動車支持用昇降台4A〜4Cを下降さ
せたときのみ、自動車支持用パレット1A〜1C側と係
合させることのできるパレット吊下手段であっても良
い。また、上記実施形態のようなパレット吊下手段30
を使用する場合でも、自動車支持用パレット1A〜1C
側の吊下用アーム32a,32bを位置固定し、自動車
支持用昇降台4A〜4C側のフック31a,31bを前
記吊下用アーム32a,32bに対する退避位置と係合
位置とに切り換え可能に構成することもできる。
【0032】さらに、上記実施形態のように退避位置P
1と係合位置P2とに切り換え可能な吊下用アーム32
a,32bを自動車支持用パレット1A〜1C側に設け
る場合においても、当該吊下用アーム32a,32bの
位置切り換え手段を各自動車支持用パレット1A〜1C
に各別に付設することも可能である。勿論この場合、モ
ーターやセンサーなどは自動車支持用パレット1A〜1
Cのできる限り高い位置に配設するのが望ましい。ま
た、吊下用アーム32a,32bの位置切り換え手段を
自動車支持用パレット1A〜1Cを支持する側(地下ピ
ット2の床面側)に配設する場合でも、各自動車支持用
パレット1A〜1Cに対応する操作具(カム状操作具3
6a,36b)ごとに分けて、モーターなどを含む駆動
手段を設けることもできる。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明による立体駐車装置
によれば、自動車入出庫階との間で昇降させる必要のあ
る階下の自動車支持用パレットを、自動車入出庫階に対
し階上の自動車支持用昇降台により吊り下げて昇降させ
ることができ、当該自動車支持用昇降台の昇降駆動手段
を自動車入出庫階に対し階下の自動車支持用パレットの
昇降駆動手段に兼用させることができる。
【0034】従って、自動車入出庫階に対し階下の自動
車支持用パレットに専用の昇降駆動手段を別に設けなけ
ればならない場合と比較して、設備全体の構造が非常に
シンプルになり、大幅なコストダウンを図ることができ
る。しかも昇降駆動手段は、通常は地上2階の高さにな
る自動車入出庫階より階上の自動車支持用昇降台に対し
て設ければ良いので、通常、湿気が高くて狭い地下ピッ
ト内に配置される自動車支持用パレットに対して設けら
れる昇降駆動手段よりも、必要な電気機器に対する耐水
対策や漏電対策が容易であり、保守点検作業も容易に行
える。
【0035】なお、請求項2に記載の構成によれば、自
動車支持用昇降台は常に一定範囲内で昇降駆動すれば良
く、当該自動車支持用昇降台によって自動車支持用パレ
ットを吊り下げて昇降させる場合にフックと吊下用アー
ムとを係合させるだけで良いので、自動車支持用昇降台
の昇降駆動手段やその制御手段が簡単になる。
【0036】またこの場合、請求項3に記載の構成によ
れば、自動車支持用昇降台側のフックを退避位置と係合
位置とに位置切り換え可能に構成する場合と比較して、
昇降駆動させなければならない自動車支持用昇降台の構
成が簡単になり、実施が容易である。さらにこの場合、
請求項4に記載の構成によれば、吊り上げられる自動車
支持用パレットに吊下用アームの位置切り換え手段を設
ける場合と比較して、自動車支持用パレットの構成が簡
単になり、実施が容易である。
【0037】また、請求項5に記載の構成によれば、各
自動車支持用パレットごとに分けて吊下用アームの位置
切り換えが行えるように構成する場合と比較して、吊下
用アームの位置切り換え手段の構成やその制御が非常に
簡単になり、安価に実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 装置全体の正面図である。
【図2】 装置全体の側面図である。
【図3】 自動車支持用昇降台とその昇降駆動手段とを
示す平面図である。
【図4】 自動車入出庫階の自動車支持用台車を示す一
部切り欠き平面図である。
【図5】 地下ピット内の自動車支持用パレットを示す
平面図である。
【図6】 自動車支持用昇降台の昇降駆動手段の詳細構
造を示す一部切り欠き正面図である。
【図7】 同一部切り欠き平面図である。
【図8】 左半分は、自動車支持用昇降台を自動車入出
庫階まで下降させた状態を示す要部の側面図であり、右
半分は、同自動車支持用昇降台で自動車支持用パレット
を吊り上げた状態を示す要部の側面図である。
【図9】 自動車支持用パレットの吊下用アームの位置
切り換え手段を示す平面図である。
【図10】 自動車入出庫作業時の一例を示す正面図で
ある。
【図11】 自動車入出庫作業時の他の例を示す正面図
である。
【符号の説明】
1A〜1C 自動車支持用パレット 2 地下ピット 3A,3B 自動車支持用台車 4A〜4C 自動車支持用昇降台 5a,5b 自動車支持用台車のガイドレール 6 自動車支持用台車の走行用モーター 10 架台 11A〜11C 自動車支持用昇降台の昇降駆動手段 12a〜12c 吊索 15 自動車支持用昇降台の昇降駆動用モーター 16 吊索巻き込み繰り出し用回転体 17 吊索巻き込み繰り出し用回転体 18a〜18d ワイヤーロープ 30 パレット吊下手段 31a,31b フック 32a,32b 吊下用アーム 34 吊下用アームの被操作部 35 パレット受け台 36a,36b カム状操作具 42 カム状操作具の回転駆動用モーター

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車入出庫階より1階下に並列配置され
    た複数台の自動車支持用パレットと、自動車入出庫階に
    前記自動車支持用パレットの並列方向に各別に横動可能
    に配設された、当該自動車支持用パレットの台数より1
    台少ない台数の自動車支持用台車と、前記自動車入出庫
    階より1階上で前記各自動車支持用パレットに対応させ
    て並列配置された各別に昇降自在な自動車支持用昇降台
    とを備え、 各自動車支持用昇降台は、前記自動車支持用台車の横動
    により開かれた自動車入出庫階の開口部を通じて自動車
    入出庫階との間で昇降可能であって、対応する各自動車
    支持用パレットと係脱自在なパレット吊下手段を備え、
    このパレット吊下手段を介して自動車支持用パレットを
    自動車入出庫階との間で吊り下げ昇降移動させ、 自動車入出庫階にある自動車支持用台車、自動車入出庫
    階まで下降した自動車支持用昇降台、及び自動車入出庫
    階まで吊り上げられた自動車支持用パレットに対して自
    動車の乗り移りを可能にした立体駐車装置。
  2. 【請求項2】前記各自動車支持用昇降台のパレット吊下
    手段は、対応する自動車支持用パレットに設けられた吊
    下用アームに対して係脱自在なフックを備え、当該フッ
    クと前記吊下用アームとの内、何れか一方は他方に対す
    る係合位置と退避位置とに切り換え自在であり、自動車
    入出庫階まで自動車支持用昇降台を下降させた状態で前
    記フックと吊下用アームとの内一方を係合位置に切り換
    えた後、自動車支持用昇降台を上昇させることにより、
    前記フックと吊下用アームとを介して自動車支持用パレ
    ットが吊り上げられるようにした請求項1に記載の立体
    駐車装置。
  3. 【請求項3】前記パレット吊下手段のフックは位置固定
    され、自動車支持用パレットの吊下用アームが、前記フ
    ックに対する係合位置と退避位置とに切り換え自在に構
    成されている請求項2に記載の立体駐車装置。
  4. 【請求項4】前記自動車支持用パレットの吊下用アーム
    には被操作部が設けられ、 各自動車支持用パレットを支持する地盤側には、各自動
    車支持用パレットが所定位置で支持されているときに前
    記被操作部に各別に隣接する操作具が配設され、これら
    各操作具を駆動するモーターが設けられ、当該操作具に
    より、所定位置で支持されている自動車支持用パレット
    の吊下用アームの位置切り換えを行うようにした請求項
    3に記載の立体駐車装置。
  5. 【請求項5】前記各自動車支持用パレットに対応する被
    操作具が1つのモーターに連動連結され、所定位置で支
    持されている全ての自動車支持用パレットの吊下用アー
    ムが同時に位置切り換えされるようにした請求項4に記
    載の立体駐車装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014231689A (ja) * 2013-05-29 2014-12-11 Ihi運搬機械株式会社 駐車装置の隙間塞ぎ装置

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