JPH10175938A - 有機化合物、その重合体および有機電界発光素子 - Google Patents

有機化合物、その重合体および有機電界発光素子

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JPH10175938A
JPH10175938A JP35378596A JP35378596A JPH10175938A JP H10175938 A JPH10175938 A JP H10175938A JP 35378596 A JP35378596 A JP 35378596A JP 35378596 A JP35378596 A JP 35378596A JP H10175938 A JPH10175938 A JP H10175938A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高輝度の光出力をもたらす有機化合物、その
重合体及びそれらを利用した有機電界発光素子を提供す
る。 【解決手段】 下記の一般式(1)で示される有機化合
物、その重合体及びそれらを利用した有機電界発光素
子。 【化1】 (式中、R1 は水素原子、アルキル基又はハロゲン原子
を表し、R2 は 【化2】 又はX−Arlを表す。XはNH、O又はSを表し、A
rlは置換もしくは無置換の炭素環式芳香環又は置換も
しくは無置換の複素環式芳香環を表す。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規な有機化合物
およびその重合体、さらに発光物質からなる発光層を有
し、電界を印加することにより印加エネルギーを直接光
エネルギーに変換できる有機電界発光素子に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】有機材料の電界発光現象は1963年に
ポウプ(Pope)等によってアントラセン単結晶で観
測され(J.Chem.Phys.38(1963)2
042) 、1965年にヘルフィンチ(Helfinc
h)とシュナイダー(Schneider)は注入効率
の良い溶液電極系を用いて比較的強い注入型EL(エレ
クトロルミネッセンス)の観測に成功している(Phy
s.Rev.Lett.14( 1965) 229)。
【0003】以来、米国特許第3,172,862号、
同第3,173,050号、同第3,170,167
号、J.Chem.Phys.44(1966)290
2、J.Chem.Phys.50(1969)143
64、J.Chem.Phys.58(1973)15
42、あるいはChem.Phys.Lett.36
(1975)345等に報告されている様に、共役の有
機ホスト物質と縮合ベンゼン環を持つ共役の有機活性化
剤とで有機発光性物質を形成した研究が行われた。しか
しそれらの有機発光性物質は何れも1μm以上をこえる
厚さを持つ単一層として存在し、発光には高電界が必要
であった。この為、真空蒸着法による薄膜素子が研究さ
れた(例えばThin Solid Films 94
(1982)171、Polymer 24(198
3)748、J.Appl.Phys.25(198
6)L773)。しかし薄膜化は駆動電圧の低減には有
効であったが、実用レベルの高輝度の素子を得るには至
らなかった。
【0004】しかし近年、タングス(Tangs)らは
(Appl.Phys.Lett.51(1987)9
13或いは米国特許第4,356,429号)陽極と陰
極との間に2つの極めて薄い層(電荷輸送層と発光層)
を真空蒸着で積層したEL素子を考案し、低い駆動電圧
で高輝度を実現した。この種の積層型有機ELデバイス
はその後も活発に研究され、例えば特開昭59−194
393号公報、米国特許第4,539,507号、米国
特許第4,720,432号、特開昭63−26469
2号公報、Appl.Phys.Lett.55(19
89)1467、特開平3−163188号公報等に記
載されている。
【0005】積層型有機EL素子の作成には、一般に真
空蒸着法が用いられているが、キャスティング法によっ
てもかなりの明るさの素子が得られる事が報告されてい
る(第50回応物学会学術講演会予稿集1006(19
89)及び第51回応物学会学術講演会予稿集1041
(1990)等)。
【0006】更には、ホール輸送化合物としてポリビニ
ルカルバゾール、電子輸送化合物としてオキサジアゾー
ル誘導体及び発光体としてクマリン6を混合した溶液か
ら浸漬塗布法で形成した混合1層型EL素子でもかなり
高い発光効率が得られる事が報告されている(第38回
応物関係連合講演会予稿集1086(1991))。上
述のように有機ELデバイスにおける最近の進歩は著し
く、広汎な用途の可能性を示唆している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、それらのEL
素子の研究の歴史はまだ浅く、その材料研究やデバイス
化への研究は十分なされていない。現状ではEL素子の
更なる高輝度の光出力や発光波長の多様化等の問題も未
だ十分に解決されていない。また、EL素子の発光性
能、特に発光効率が不十分であり、更なる改良検討が望
まれている。
【0008】本発明者等はそれらに鑑み、高輝度の光出
力をもたらす新規で有用な有機化合物、その重合体及び
それらを利用した有機電界発光素子を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、下
記の一般式(1)で示される有機化合物である。
【0010】
【化29】 (式中、R1 は水素原子、アルキル基又はハロゲン原子
を表し、R2
【0011】
【化30】 又はX−Arlを表す。XはNH、O又はSを表し、A
rlは置換もしくは無置換の炭素環式芳香環又は置換も
しくは無置換の複素環式芳香環を表す。)
【0012】また、本発明は、下記の一般式(2)で表
される重合体である。
【0013】
【化31】
【0014】(式中、R1 は水素原子、アルキル基又は
ハロゲン原子を表し、R2
【0015】
【化32】 又はX−Arlを表す。XはNH、O又はSを表し、A
rlは置換もしくは無置換の炭素環式芳香環又は置換も
しくは無置換の複素環式芳香環を表す。mは2〜300
0を表す。)
【0016】さらに、本発明は、陽極及び陰極の間に、
一層または複数層の有機物層を挟持してなる有機電界発
光素子において、前記有機物層のうち少なくとも一層が
上記の一般式(1)で表される有機化合物の少なくとも
1種を含有することを特徴とする有機電界発光素子であ
る。
【0017】さらに、本発明は、陽極及び陰極の間に、
一層または複数層の有機物層を挟持してなる有機電界発
光素子において、前記有機物層のうち少なくとも一層が
上記の一般式(2)で表される重合体の少なくとも1種
を含有することを特徴とする有機電界発光素子である。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明は、下記一般式(1)で表
される新規な有機化合物、あるいはその重合体である一
般式(2)で表される重合体である。
【0019】
【化33】 (式中、R1 は水素原子、アルキル基又はハロゲン原子
を表し、R2
【0020】
【化34】 又はX−Arlを表す。XはNH、O又はSを表し、A
rlは置換もしくは無置換の炭素環式芳香環又は置換も
しくは無置換の複素環式芳香環を表す。)
【0021】
【化35】
【0022】(式中、R1 ,R2 は上記と同様の基を表
す。mは2〜3000を表す。)
【0023】また、本発明は、陽極及び陰極の間に、一
層または複数層の有機物層を挟持してなる有機電界発光
素子において、前記有機物層のうち少なくとも一層が下
記の一般式(1)で表される有機化合物あるいは一般式
(2)で表される重合体の少なくとも1種を含有するこ
とを特徴とする有機電界発光素子が極めて好適である事
を見出し本発明に至った。
【0024】
【化36】 (式中、R1 ,R2 は上記と同様の基を表す。)
【0025】
【化37】
【0026】(式中、R,Rは上記と同様の基を表
す。mは2〜3000を表す。)
【0027】本発明の上記の一般式(1)で表される有
機化合物、あるいは一般式(2)で表される重合体にお
いて、式中のR2 は下記の構造からなる群から選択され
るものが好ましい。
【0028】
【化38】
【0029】
【化39】
【0030】
【化40】
【0031】(式中、R、Rは水素原子、炭素原子
数1〜6のアルキル基を表し、RとRは同一か又は
異なっていてもよい。R、Rは炭素原子数1〜6の
アルキル基を表し、RとRは同一か又は異なってい
てもよい。Rは炭素原子数1〜6のアルキル基、フェ
ニル基又はアルキル置換フェニル基を表す。XはNH、
O又はSを表す。
【0032】Ar2は
【0033】
【化41】 を表す。
【0034】Ar3は
【0035】
【化42】 を表す。R8 は水素原子、炭素原子数1〜6のアルキル
基またはハロゲン原子を表す。)
【0036】次に、本発明の一般式(1)で表される有
機化合物の具体例を以下に示すが、これらに限定される
ものではない。
【0037】
【化43】
【0038】
【化44】
【0039】
【化45】
【0040】
【化46】
【0041】また、本発明の一般式(1)で表される有
機化合物あるいは一般式(2)で表される重合体は、構
造によりホール輸送性あるいはエレクトロン輸送性のい
ずれかあるいは両方の性質を有し、前記一般式(1)で
示される有機化合物あるいは一般式(2)で表される重
合体を必要に応じて2種類以上使用してもかまわない。
【0042】一般式(1)で表される有機化合物は、下
記の反応により製造することが出来る。
【0043】
【化47】
【0044】一般式(2)で表される重合体は、例えば
溶媒中に、上記の一般式(1)で表される有機化合物を
アゾ系や有機過酸化物系等の重合開始剤と共に加え、不
活性ガス下で加熱することによって得られる。
【0045】一般式(2)で表される重合体の重合度m
は2〜3000であり、好ましくは5〜2000で、数
平均分子量(Mn)は置換基の種類により異なるので一
律ではないが、好ましくは2000〜50万、より好ま
しくは3000〜20万の範囲のものが望ましい。重量
平均分子量(Mw)も置換基の種類により異なるので一
律ではないが、好ましくは2000〜100万、より好
ましくは3000〜40万の範囲のものが望ましい。
【0046】上記の重合度は、GPC(ゲルパーミエー
ションクロマトグラフィー)により測定した分子量分布
のピーク位置における値から、標準試料により作製され
た検量線を用いて算出された平均分子量より計算される
値である。
【0047】以下、図面に沿って本発明を更に詳細に説
明する。図1は本発明の有機電界発光素子の一例を示す
概略断面図である。同図1は、基板1上に陽極2、発光
層3及び陰極4を順次設けた構成の有機電界発光素子で
ある。ここで使用する有機電界発光素子は、発光層3に
それ自体でそれぞれホール輸送性、エレクトロン輸送性
及び発光性の性能を有する化合物3者を混合したり、そ
れら3者の内2つ以上の性能を有する化合物(例えば、
エレクトロン輸送性と発光性の両性能を有する化合物と
ホール輸送性を有する化合物とを混合して)使う場合に
有用である。
【0048】図2は本発明の有機電界発光素子の他の例
を示す概略断面図である。同図2は、基板1上に陽極
2、ホール輸送層5、エレクトロン輸送層6及び陰極4
を順次設けた構成の有機電界発光素子である。発光層3
aは、ホール輸送層5およびエレクトロン輸送層6から
構成される。この場合は、ホール輸送性かあるいはエレ
クトロン輸送性のいずれかを有している材料をそれぞれ
の層に用い、いずれかの材料が発光性を有し、例えば、
ホール輸送性発光材料の場合には発光性の無い単なるエ
レクトロン輸送性物質と、またエレクトロン輸送性発光
材料の場合には発光性の無い単なるホール輸送性物質と
を組合せて用いる場合に有用である。
【0049】図3は本発明の有機電界発光素子の他の例
を示す概略断面図である。同図3は、基板1上に陽極
2、ホール輸送層5、発光層3b、エレクトロン輸送層
6及び陰極4を順次設けた構成の有機電界発光素子であ
る。これはキャリヤ輸送と発光の機能を分離したもので
あり、ホール輸送性、エレクトロン輸送性、発光性の各
特性を有した物質が適時組み合わせて用いられ,極めて
材料の選択の自由度が増すとともに、発光波長を異にす
る種々の物質が使用できるため、発光色相の多様化が可
能となる。また更に中央の発光層にホールとエレクトロ
ン(あるいは励起子)を有効に閉じ込めて発光効率の向
上を図ることも可能になる。
【0050】本発明の一般式(1)で表される有機化合
物あるいは一般式(2)で表される重合体は、いずれも
極めて発光特性の優れた化合物であり、必要に応じて図
1、図2および図3のいずれの形態でも使用することが
可能である。例えば、図1においては、本発明の1−4
や1−6で表される有機化合物をホール輸送体に、表2
の(18)の化合物をエレクトロン輸送性発光体として
用い、両者を混合して発光層3を形成させ、また図2に
おいては、1−4や1−6で表される有機化合物やその
重合体をホール輸送体としてホール輸送層5に、表2の
(18)の化合物をエレクトロン輸送性発光体としてエ
レクトロン輸送層6に用いて発光層3aを形成させ、ま
た図3においては、1−4や1−6で表される有機化合
物やその重合体をホール輸送体としてホール輸送層5
に、1−14の化合物をエレクトロン輸送体としてエレ
クトロン輸送層6に、発光体として表1の(12)の化
合物を用いて発光層3bを形成させて有機電界発光素子
を形成する等の様に使用することができる。
【0051】本発明の有機電界発光素子においては、必
要に応じて、上記の様に一般式(1)で表される有機化
合物あるいは一般式(2)で表される重合体と、電子写
真感光体分野等で研究されているホール輸送性化合物や
これまで知られているホール輸送性発光体化合物(例え
ば、下記の表1に示される化合物等)、あるいはエレク
トロン輸送性化合物やこれまで知られているエレクトロ
ン輸送性発光体化合物(例えば、下記の表2に示される
化合物)を一緒に使用する事も出来る。
【0052】
【化48】
【0053】
【化49】
【0054】
【化50】
【0055】
【化51】
【0056】
【化52】
【0057】
【化53】
【0058】
【化54】
【0059】
【化55】
【0060】本発明の一般式(1)で表される有機化合
物を用いた有機電界発光素子は、一般には真空蒸着ある
いは適当な結着剤と組み合わせて薄膜を形成する。ま
た、本発明の一般式(2)で表される重合体を用いた有
機電界発光素子は、一般には溶液塗工法として知られる
ディップ法やスピンコート法、その他の方法により薄膜
を形成する。
【0061】その薄膜の有機層の厚みは2μm以下、好
ましくは0.5μm以下、さらに好ましくは10〜30
0nmに薄膜化する事が好ましい。
【0062】上記結着剤としては広範囲な結着性樹脂よ
り選択でき、例えばポリビニルカルバゾール樹脂、ポリ
カーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアリレート
樹脂、ブチラール樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリビニル
アセタール樹脂、ジアリルフタレート樹脂、アクリル樹
脂、メタクリル樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、
シリコン樹脂、ポリスルホン樹脂、尿素樹脂等が挙げら
れるが、これらに限定されるものではない。これらは単
独または共重合体ポリマーとして1種類または2種類以
上混合して用いても良い。
【0063】陽極材料としては仕事関数がなるべく大き
なものが良く、例えば、ニッケル、金、白金、パラジウ
ム、セレン、レニウム、イリジウムやこれらの合金、あ
るいは酸化錫、酸化錫インジウム(ITO)、ヨウ化銅
が好ましい。またポリ(3−メチルチオフェン)、ポリ
フェニレンスルフィドあるいはポリピロール等の導電性
ポリマーも使用出来る。
【0064】一方、陰極材料としては仕事関数が小さな
銀、鉛、錫、マグネシウム、アルミニウム、カルシウ
ム、マンガン、インジウム、クロムあるいはこれらの合
金が用いられる。
【0065】また、陽極及び陰極として用いる材料のう
ち少なくとも一方は、有機電界発光素子の発光波長領域
において50%より多くの光を透過する事が好ましい。
また、本発明で用いる透明性基板としては、ガラス、プ
ラスチックフィルム等が用いられる。
【0066】
【実施例】以下、実施例に基づいて本発明を具体的に説
明する。
【0067】実施例1 p−ヨードニトロベンゼン12.5g、ビス(4−メチ
ルフェニル)アミン6.6gをオルソジクロロベンゼン
20mlに溶解し、炭酸カリウム5g、銅粉1.7gを
加え、撹拌しながら還流した。還流後、固形物を濾過し
酢酸エチルで洗浄後、溶液を濃縮し、メタノールを加え
て生じた沈殿を濾過して回収した。これをトルエンから
再結晶し、N−(4−ニトロフェニル)−N−ビス(4
−メチルフェニル)アミン(化合物(a))の黄色結晶
6.1gを得た。
【0068】次に化合物(a)をエタノール50mlに
溶解し、活性炭0.5g、塩化第二鉄六水和物30m
g、ヒドラジン一水和物1.9gを加え、撹拌しながら
還流した。還流後、放冷し、生じたN−(4−アミノフ
ェニル)−N−ビス(4−メチルフェニル)アミン(化
合物(b))の白色針状結晶3.6gを得た。
【0069】次に、窒素雰囲気下、化合物(b)を乾燥
したベンゼン100mlに溶解し、5℃以下に冷却し撹
拌しながら、イソプロペニルイソシアネート3.3gを
滴下した。化合物(b)が無くなったのを確認後、ベン
ゼンを減圧留去し、シリカゲルカラムを用いて分離精製
し、さらにアセトンから再結晶して、N−(4−メタク
リロイルアミノカルボニルアミノフェニル)−N,N−
ビス(4−メチルフェニル)アミンの白色針状結晶(化
合物(c))3.0gを得た。
【0070】化合物(c)の物性を以下に示す。 融点 184℃ 元素分析(分子式 C252532 ) 計算値:C 75.16%、H 6.31%、N 1
0.52% 分析値:C 75.02%、H 6.30%、N 1
0.38% NMRスペクトル(1H−NMR、CDCl3 ) σ=2.0(s,3H)、2.3(s,6H)、5.6
(s,1H)、6.0(s,1H)、7.0〜7.5
(m,12H)、9.3(s,1H)、10.6(s,
1H)ppm 以上の結果より目的の化合物であることが確認された。
【0071】実施例2 トリフェニルアミン5.0gを酢酸80mlに加え、撹
拌しながら濃硝酸2.4gを滴下後、還流した。原料が
無くなったのを確認後、酢酸を減圧留去し、シリカゲル
カラムを用いて精製し、N−(4−ニトロフェニル)−
N−(ジフェニル)アミン(化合物(d))3.4gを
得た。
【0072】次に、化合物(d)をエタノール30ml
に溶解し、活性炭0.28g、塩化第二鉄六水和物17
mg、ヒドラジン一水和物1.1gを加え、撹拌しなが
ら還流した。還流後、放冷し、生じたN−(4−アミノ
フェニル)−N−(ジフェニル)アミン(化合物
(e))の白色針状結晶2.0gを得た。
【0073】次に、窒素雰囲気下で、化合物(e)を乾
燥したベンゼン60mlに溶解し、5℃以下に冷却し撹
拌しながら、イソプロペニルイソシアネート1.9gを
滴下した。化合物(e)が無くなったのを確認後、ベン
ゼンを減圧留去し、シリカゲルカラムを用いて分離精製
し、さらにアセトンから再結晶して、N−(4−メタク
リロイルアミノカルボニルアミノフェニル)−N,N−
ジフェニルアミンの白色針状結晶(化合物(f))1.
8gを得た。
【0074】化合物(f)の物性を以下に示す。 融点 201℃ 元素分析(分子式 C232132 ) 計算値:C 74.37%、H 5.70%、N 1
1.31% 分析値:C 74.18%、H 5.64%、N 1
1.17% NMRスペクトル(1H−NMR、CDCl3 ) σ=2.0(s,3H)、5.6(s,1H)、6.0
(s,1H)、6.9〜7.4(m,14H)、8.0
(s,1H)、10.5(s,1H)ppm 以上の結果より目的の化合物であることが確認された。
【0075】実施例3〜4 実施例1において、化合物(b)を下記の表3に示す化
合物に変えた以外は同様にして目的の化合物(g)〜
(h)を得た。
【0076】
【表3】
【0077】実施例5 実施例1で得た化合物(c)1.5gを乾燥トルエン2
0mlに加え、アゾビスイソブチロニトリル30.0m
gを添加して、窒素雰囲気下60℃で24時間重合反応
させた。反応終了時には重合体が析出しており、析出物
を濾過し約50℃のアセトンで洗浄後、クロロホルムに
溶解させアセトン中へ再沈する操作を3回繰り返し重合
体(i)を得た。
【0078】重合体(i)の物性を以下に示す。 Tg 173℃ 分子量(GPC、溶媒THF) 数平均分子量(Mn)/重量平均分子量(Mw)=93
00/17100 元素分析(分子式 C252532 ) 計算値:C 75.16%、H 6.31%、N 1
0.52% 分析値:C 75.24%、H 6.25%、N 1
0.31% NMRスペクトル(1H−NMR、CDCl3 ) σ=1.2(brd,3H)、1.7(s,2H)、
2.5(s,6H),6.9−7.2(brd,12
H)、10.0−10.4(brd,1H)ppm 以上の結果より化合物(c)の重合体(j)が得られた
ことが確認された。
【0079】実施例6〜8 実施例6において、化合物(c)を下記の表4および5
に示す化合物に変えた以外は同様にして目的の重合体
(j)〜(l)を得た。
【0080】
【表4】
【0081】
【表5】
【0082】実施例9 ガラス基板上に設けた酸化錫インジウム(ITO)被膜
(膜厚50nm)からなる透明陽極上に、実施例1で得
た化合物(c)と表2の化合物(18)を混合してなる
発光層(厚さ100nm)、そしてMg/Ag(配合重
量比10/1)合金からなる陰極(厚さ500nm)を
各々順次真空蒸着により形成し、図1に示すような有機
電界発光素子を形成した。
【0083】この様にして作成した素子の陽極と陰極を
リード線で結び、直流電源を接続し7Vの電圧を印加し
た所、電流密度3.7mA/cm2 の電流が素子に流
れ、1730cd/m2 の発光が確認された。
【0084】そして、そのままの電流密度(3.7mA
/cm2 )を100時間保った所、100時間後でも8
50cd/m2 の発光が7.6Vの印加電圧で得られ
た。
【0085】実施例10〜12 上記実施例9で用いた化合物(c)の代わりに、下記の
表6に示す化合物を用いた他は実施例9と同様に有機電
界発光素子を作成した。そして、それらの得られた素子
に、電流密度3.7mA/cm2 の電流を100時間流
した。その時の結果を以下の表6に示す。
【0086】
【表6】
【0087】実施例13 ガラス基板上に設けた酸化錫インジウム(ITO)被膜
(膜厚50nm)からなる透明陽極上に、実施例5で得
た重合体(i)のクロロホルム溶液からスピンコート法
で形成したホール輸送層(厚さ50nm)、そして表2
の化合物(18)からなるエレクトロン輸送性発光層、
Mg/Ag(配合重量比10/1)合金からなる陰極
(厚さ500nm)を各々真空蒸着により形成し、図2
に示すような有機電界発光素子を作成した。
【0088】この様にして作成した素子の陽極と陰極を
リード線で結び、直流電源を接続し10Vの電圧を印加
した所、電流密度45mA/cm2 の電流が素子に流
れ、1560cd/m2 の発光が確認された。そして、
そのままの電流密度(45mA/cm2 )を100時間
保った所、100時間後でも780cd/m2 の発光が
10.7Vの印加電圧で得られた。
【0089】実施例14〜16 上記実施例13で用いた重合体(i)の代わりに、下記
の表7に示す重合体を用いた他は実施例13と同様に有
機電界発光素子を作成した。そして、それらの得られた
素子に、電流密度45mA/cm2 の電流を100時間
流した。その時の結果を以下の表7に示す。
【0090】
【表7】
【0091】実施例17 ガラス基板上に金からなる陽極(厚さ50nm)、実施
例6で得られた重合体(j)のクロロホルム溶液からス
ピンコート法で形成したホール輸送層(厚さ40n
m)、そして表2の化合物(24)からなるエレクトロ
ン輸送性発光体層(厚さ60nm)、アルミニウムから
なる陰極(厚さ300nm)を各々真空蒸着により形成
し、図2に示すような素子を作成した。
【0092】この様にして作成した素子の陽極と陰極を
リード線で結び、直流電源を接続し10Vの電圧を印加
した所、電流密度36mA/cm2 の電流が素子に流
れ、470cd/m2 の発光が確認された。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
化合物の構造で、あるいは重合体の高分子の特徴を生か
し、ディスプレイ等のオプトエレクトロニクス素子の薄
膜形成・大面積化が容易で、かつ高輝度をもたらす新規
の有機化合物およびその重合体を得ることが出来る。ま
た本発明の有機化合物およびその重合体を用いた電界発
光素子は、低い印加電圧で極めて輝度の高い発光を得る
ことができ、且つ耐久性にも優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の有機電界発光素子の一例を示す概略断
面図である。
【図2】本発明の有機電界発光素子の他の例を示す概略
断面図である。
【図3】本発明の有機電界発光素子の他の例を示す概略
断面図である。
【符号の説明】
1 基板 2 陽極 3,3a,3b 発光層 4 陰極 5 ホール輸送層 6 エレクトロン輸送層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C07D 271/10 C07D 271/10 C08F 20/60 C08F 20/60 C09K 11/06 C09K 11/06 Z

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の一般式(1)で示される有機化合
    物。 【化1】 (式中、R1 は水素原子、アルキル基又はハロゲン原子
    を表し、R2 は 【化2】 又はX−Arlを表す。XはNH、O又はSを表し、A
    rlは置換もしくは無置換の炭素環式芳香環又は置換も
    しくは無置換の複素環式芳香環を表す。)
  2. 【請求項2】 R2 が下記の構造からなる群から選択さ
    れることを特徴とする請求項1記載の有機化合物。 【化3】 【化4】 【化5】 (式中、R3 、R4 は水素原子、炭素原子数1〜6のア
    ルキル基を表し、RとRは同一か又は異なっていて
    もよい。R5 、R6 は炭素原子数1〜6のアルキル基を
    表し、RとRは同一か又は異なっていてもよい。R
    7 は炭素原子数1〜6のアルキル基、フェニル基又はア
    ルキル置換フェニル基を表す。XはNH、O又はSを表
    す。Ar2は 【化6】 を表す。Ar3は 【化7】 を表す。R8 は水素原子、炭素原子数1〜6のアルキル
    基またはハロゲン原子を表す。)
  3. 【請求項3】 下記の一般式(2)で表される重合体。 【化8】 (式中、R1は水素原子、アルキル基又はハロゲン原子を
    表し、R2は 【化9】 又はX−Arlを表す。XはNH、O又はSを表し、A
    rlは置換もしくは無置換の炭素環式芳香環又は置換も
    しくは無置換の複素環式芳香環を表す。mは2〜300
    0を表す。)
  4. 【請求項4】 R2 が下記の構造からなる群から選択さ
    れることを特徴とする請求項3記載の重合体。 【化10】 【化11】 【化12】 (式中、R、Rは水素原子、炭素原子数1〜6のア
    ルキル基を表し、RとRは同一か又は異なっていて
    もよい。R、Rは炭素原子数1〜6のアルキル基を
    表し、RとRは同一か又は異なっていてもよい。R
    は炭素原子数1〜6のアルキル基、フェニル基又はア
    ルキル置換フェニル基を表す。XはNH、O又はSを表
    す。Ar2は 【化13】 を表す。Ar3は 【化14】 を表す。R8 は水素原子、炭素原子数1〜6のアルキル
    基またはハロゲン原子を表す。)
  5. 【請求項5】 陽極及び陰極の間に、一層または複数層
    の有機物層を挟持してなる有機電界発光素子において、
    前記有機物層のうち少なくとも一層が下記の一般式
    (1)で表される有機化合物の少なくとも1種を含有す
    ることを特徴とする有機電界発光素子。 【化15】 (式中、R1 は水素原子、アルキル基又はハロゲン原子
    を表し、R2 は 【化16】 又はX−Arlを表す。XはNH、O又はSを表し、A
    rlは置換もしくは無置換の炭素環式芳香環又は置換も
    しくは無置換の複素環式芳香環を表す。)
  6. 【請求項6】 R2 が下記の構造からなる群から選択さ
    れることを特徴とする請求項5記載の有機電界発光素
    子。 【化17】 【化18】 【化19】 (式中、R、Rは水素原子、炭素原子数1〜6のア
    ルキル基を表し、RとRは同一か又は異なっていて
    もよい。R、Rは炭素原子数1〜6のアルキル基を
    表し、RとRは同一か又は異なっていてもよい。R
    は炭素原子数1〜6のアルキル基、フェニル基又はア
    ルキル置換フェニル基を表す。XはNH、O又はSを表
    す。Ar2は 【化20】 を表す。Ar3は 【化21】 を表す。R8 は水素原子、炭素原子数1〜6のアルキル
    基またはハロゲン原子を表す。)
  7. 【請求項7】 陽極及び陰極の間に、一層または複数層
    の有機物層を挟持してなる有機電界発光素子において、
    前記有機物層のうち少なくとも一層が下記の一般式
    (2)で表される重合体の少なくとも1種を含有するこ
    とを特徴とする有機電界発光素子。 【化22】 (式中、R1 は水素原子、アルキル基又はハロゲン原子
    を表し、R2 は 【化23】 又はX−Arlを表す。XはNH、O又はSを表し、A
    rlは置換もしくは無置換の炭素環式芳香環又は置換も
    しくは無置換の複素環式芳香環を表す。mは2〜300
    0を表す。)
  8. 【請求項8】 R2 が下記の構造からなる群から選択さ
    れることを特徴とする請求項7記載の有機電界発光素
    子。 【化24】 【化25】 【化26】 (式中、R、Rは水素原子、炭素原子数1〜6のア
    ルキル基を表し、RとRは同一か又は異なっていて
    もよい。R、Rは炭素原子数1〜6のアルキル基を
    表し、RとRは同一か又は異なっていてもよい。R
    は炭素原子数1〜6のアルキル基、フェニル基又はア
    ルキル置換フェニル基を表す。XはNH、O又はSを表
    す。Ar2は 【化27】 を表す。Ar3は 【化28】 を表す。R8 は水素原子、炭素原子数1〜6のアルキル
    基またはハロゲン原子を表す。)
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