JP3514417B2 - 有機化合物、その重合体および有機電界発光素子 - Google Patents

有機化合物、その重合体および有機電界発光素子

Info

Publication number
JP3514417B2
JP3514417B2 JP26823497A JP26823497A JP3514417B2 JP 3514417 B2 JP3514417 B2 JP 3514417B2 JP 26823497 A JP26823497 A JP 26823497A JP 26823497 A JP26823497 A JP 26823497A JP 3514417 B2 JP3514417 B2 JP 3514417B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
chemical
organic
formula
polymer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP26823497A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1192442A (ja
Inventor
嘉 土志田
和則 上野
章弘 妹尾
精二 真下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP26823497A priority Critical patent/JP3514417B2/ja
Priority to US09/152,074 priority patent/US6017644A/en
Publication of JPH1192442A publication Critical patent/JPH1192442A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3514417B2 publication Critical patent/JP3514417B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K50/00Organic light-emitting devices
    • H10K50/10OLEDs or polymer light-emitting diodes [PLED]
    • H10K50/11OLEDs or polymer light-emitting diodes [PLED] characterised by the electroluminescent [EL] layers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09KMATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • C09K11/00Luminescent, e.g. electroluminescent, chemiluminescent materials
    • C09K11/06Luminescent, e.g. electroluminescent, chemiluminescent materials containing organic luminescent materials
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10S428/917Electroluminescent

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規な有機化合物
およびその重合体、さらに発光物質からなる発光層を有
し、電界を印加することにより印加エネルギーを直接光
エネルギーに変換できる有機電界発光素子に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】有機材料の電界発光現象は1963年に
ポウプ(Pope)等によってアントラセン単結晶で観
測され(J.Chem.Phys.38(1963)2
042) 、1965年にヘルフィンチ(Helfinc
h)とシュナイダー(Schneider)は注入効率
の良い溶液電極系を用いて比較的強い注入型EL(エレ
クトロルミネッセンス)の観測に成功している(Phy
s.Rev.Lett.14( 1965) 229)。
【0003】以来、米国特許第3,172,862号、
同第3,173,050号、同第3,170,167
号、J.Chem.Phys.44(1966)290
2、J.Chem.Phys.50(1969)143
64、J.Chem.Phys.58(1973)15
42、あるいはChem.Phys.Lett.36
(1975)345等に報告されている様に、共役の有
機ホスト物質と縮合ベンゼン環を持つ共役の有機活性化
剤とで有機発光性物質を形成した研究が行われた。しか
しそれらの有機発光性物質は何れも1μm以上をこえる
厚さを持つ単一層として存在し、発光には高電界が必要
であった。この為、真空蒸着法による薄膜素子が研究さ
れた(例えばThin Solid Films 94
(1982)171、Polymer 24(198
3)748、J.Appl.Phys.25(198
6)L773)。しかし薄膜化は駆動電圧の低減には有
効であったが、実用レベルの高輝度の素子を得るには至
らなかった。
【0004】しかし近年、タングス(Tangs)らは
(Appl.Phys.Lett.51(1987)9
13或いは米国特許第4,356,429号)陽極と陰
極との間に2つの極めて薄い層(電荷輸送層と発光層)
を真空蒸着で積層したEL素子を考案し、低い駆動電圧
で高輝度を実現した。この種の積層型有機ELデバイス
はその後も活発に研究され、例えば特開昭59−194
393号公報、米国特許第4,539,507号、米国
特許第4,720,432号、特開昭63−26469
2号公報、Appl.Phys.Lett.55(19
89)1467、特開平3−163188号公報等に記
載されている。
【0005】積層型有機EL素子の作成には、一般に真
空蒸着法が用いられているが、キャスティング法によっ
てもかなりの明るさの素子が得られる事が報告されてい
る(第50回応物学会学術講演会予稿集1006(19
89)及び第51回応物学会学術講演会予稿集1041
(1990)等)。
【0006】更には、ホール輸送化合物としてポリビニ
ルカルバゾール、電子輸送化合物としてオキサジアゾー
ル誘導体及び発光体としてクマリン6を混合した溶液か
ら浸漬塗布法で形成した混合1層型EL素子でもかなり
高い発光効率が得られる事が報告されている(第38回
応物関係連合講演会予稿集1086(1991))。上
述のように有機ELデバイスにおける最近の進歩は著し
く、広汎な用途の可能性を示唆している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、それらのEL
素子の研究の歴史はまだ浅く、その材料研究やデバイス
化への研究は十分なされていない。現状ではEL素子の
更なる高輝度の光出力や発光波長の多様化等の問題も未
だ十分に解決されていない。また、EL素子の発光性
能、特に発光効率が不十分であり、更なる改良検討が望
まれている。
【0008】本発明者等はそれらに鑑み、高輝度の光出
力をもたらす新規で有用な有機化合物、その重合体及び
それらを利用した有機電界発光素子を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、下
記の一般式(1)で示される有機化合物である。
【0010】
【化17】 [式中、R1は水素原子、アルキル基又はハロゲン原子
を表し、R2下記の構造からなる群から選択される。
【0011】
【化16】
【0012】(式中、R 3 、R 4 は水素原子、アルキル
基、
【化55】 を表す。R 5 、R 6 は水素原子、ハロゲン原子、アルキル
基、アラルキル基、アルコキシ基、
【化56】 を表す。R 7 は炭素数2〜10のアルキレン基を表す。
Ar 2 、Ar 3 、Ar 6 、Ar 7
【化57】 を表す。Ar 4 、Ar 5
【化58】 を表す。)
【0013】また、本発明は、下記の一般式(2)で表
される重合体である。
【0014】
【化19】
【0015】[式中、R1は水素原子、アルキル基又は
ハロゲン原子を表し、R2下記の構造からなる群から
選択される。
【0016】
【化59】
【0017】(式中、R 3 、R 4 は水素原子、アルキル
基、
【化60】 を表す。R 5 、R 6 は水素原子、ハロゲン原子、アルキル
基、アラルキル基、アルコキシ基、
【化61】 を表す。R 7 は炭素数2〜10のアルキレン基を表す。
Ar 2 、Ar 3 、Ar 6 、Ar 7
【化62】 を表す。Ar 4 、Ar 5
【化63】 を表す。)
【0018】さらに、本発明は、陽極及び陰極の間に、
一層または複数層の有機物層を挟持してなる有機電界発
光素子において、前記有機物層のうち少なくとも一層が
上記の一般式(1)で表される有機化合物の少なくとも
1種を含有することを特徴とする有機電界発光素子であ
る。
【0019】さらに、本発明は、陽極及び陰極の間に、
一層または複数層の有機物層を挟持してなる有機電界発
光素子において、前記有機物層のうち少なくとも一層が
上記の一般式(2)で表される重合体の少なくとも1種
を含有することを特徴とする有機電界発光素子である。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明は、下記一般式(1)で表
される新規な有機化合物、あるいはその重合体である一
般式(2)で表される重合体である。
【0021】
【化21】 (式中、Rは水素原子、アルキル基又はハロゲン原子
を表し、RはX−Arを表す。XはNH、O又はS
を表し、Ar
【0022】
【化22】
【0023】で表される部分構造を有する置換もしくは
無置換の芳香環、又は置換もしくは無置換の複素環を表
す。R3、R4は水素原子、アルキル基、置換もしくは無
置換の芳香環、又は置換もしくは無置換の複素環を表
す。R5、R6は水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、
アラルキル基、アルコキシ基、置換もしくは無置換の芳
香環、又は置換もしくは無置換の複素環を表す。)
【0024】
【化23】 (式中、R1 ,R2 は上記と同様の基を表す。mは2〜
3000の整数を表す。)
【0025】また、本発明は、陽極及び陰極の間に、一
層または複数層の有機物層を挟持してなる有機電界発光
素子において、前記有機物層のうち少なくとも一層が下
記の一般式(1)で表される有機化合物あるいは一般式
(2)で表される重合体の少なくとも1種を含有するこ
とを特徴とする有機電界発光素子が極めて好適である事
を見出し本発明に至った。
【0026】
【化24】 (式中、R1 ,R2 は上記と同様の基を表す。)
【0027】
【化25】 (式中、R,Rは上記と同様の基を表す。mは2〜
3000の整数を表す。)
【0028】本発明の上記の一般式(1)で表される有
機化合物、あるいは一般式(2)で表される重合体にお
いて、式中のR1は、水素原子、アルキル基又はハロゲ
ン原子を表す。アルキル基としては、炭素数1〜6個の
直鎖または分岐のアルキル基が挙げられる。ハロゲン原
子としては、ふっ素原子、塩素原子、臭素原子、よう素
原子等が挙げられる。
【0029】また、本発明の上記の一般式(1)で表さ
れる有機化合物、あるいは一般式(2)で表される重合
体において、式中のR2 は下記の構造からなる群から選
択されるものが好ましい。
【0030】
【化26】
【0031】(式中、XはNH、O又はSを表し、
、Rは水素原子、アルキル基、置換もしくは無置
換の芳香環、又は置換もしくは無置換の複素環を表す。
、Rは水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、ア
ラルキル基、アルコキシ基、置換もしくは無置換の芳香
環、又は置換もしくは無置換の複素環を表す。Rは炭
素数2〜10のアルキレン基を表す。Ar、Ar
Ar、Ar、Ar、Arは置換もしくは無置換
の芳香環、又は置換もしくは無置換の複素環を表す。)
【0032】また、式中のRは下記の構造からなる群
から選択されるものがより好ましい。
【0033】
【化27】 (式中、R〜R、Ar〜Arは上記と同様の基
を表す。)
【0034】次に、R〜R、Ar〜Arの具体
的な基を列挙する。
【0035】
【化28】
【0036】
【化29】
【0037】次に、本発明の一般式(1)で表される有
機化合物の具体例を以下に示すが、これらに限定される
ものではない。ただし、官能基No.D、E、Fの官能
基を有する有機化合物は、参考例として示す化合物であ
る。
【0038】
【化30】
【0039】
【化31】
【0040】
【化32】
【0041】
【化33】
【0042】
【化34】
【0043】
【化35】
【0044】
【表1】
【0045】
【表2】
【0046】
【表3】
【0047】
【表4】
【0048】
【表5】
【0049】
【表6】
【0050】また、本発明の一般式(1)で表される有
機化合物あるいは一般式(2)で表される重合体は、ホ
ール輸送性の性能を有する有機化合物あるいは重合体で
あり、前記一般式(1)で示される有機化合物あるいは
一般式(2)で表される重合体を必要に応じて1種類ま
たは2種類以上使用してもかまわない。
【0051】一般式(1)で表される有機化合物は、下
記の反応により製造することが出来る。
【0052】
【化36】
【0053】一般式(2)で表される重合体は、例えば
溶媒中に、上記の一般式(1)で表される有機化合物を
アゾ系や有機過酸化物系等の重合開始剤と共に加え、不
活性ガス下で加熱することによって得られる。あるい
は、有機化合物単独で加熱あるいは活性エネルギー線照
射して得られる。
【0054】一般式(2)で表される重合体の重合度m
は2〜3000であり、好ましくは5〜2000で、数
平均分子量(Mn)は置換基の種類により異なるので一
律ではないが、好ましくは2000〜50万、より好ま
しくは3000〜20万の範囲のものが望ましい。重量
平均分子量(Mw)も置換基の種類により異なるので一
律ではないが、好ましくは2000〜100万、より好
ましくは3000〜40万の範囲のものが望ましい。
【0055】上記の重合度は、GPC(ゲルパーミエー
ションクロマトグラフィー)により測定した分子量分布
のピーク位置における値から、標準試料により作製され
た検量線を用いて算出された平均分子量より計算される
値である。
【0056】以下、図面に沿って本発明を更に詳細に説
明する。図1は本発明の有機電界発光素子の一例を示す
概略断面図である。同図1は、基板1上に陽極2、発光
層3及び陰極4を順次設けた構成の有機電界発光素子で
ある。ここで使用する有機電界発光素子は、発光層3に
それ自体でそれぞれホール輸送性、エレクトロン輸送性
及び発光性の性能を有する化合物3者を混合したり、そ
れら3者の内2つ以上の性能を有する化合物(例えば、
エレクトロン輸送性と発光性の両性能を有する化合物と
ホール輸送性を有する化合物とを混合して)使う場合に
有用である。
【0057】図2は本発明の有機電界発光素子の他の例
を示す概略断面図である。同図2は、基板1上に陽極
2、ホール輸送層5、エレクトロン輸送層6及び陰極4
を順次設けた構成の有機電界発光素子である。発光層3
aは、ホール輸送層5およびエレクトロン輸送層6から
構成される。この場合は、ホール輸送性かあるいはエレ
クトロン輸送性のいずれかを有している材料をそれぞれ
の層に用い、いずれかの材料が発光性を有し、例えば、
ホール輸送性発光材料の場合には発光性の無い単なるエ
レクトロン輸送性物質と、またエレクトロン輸送性発光
材料の場合には発光性の無い単なるホール輸送性物質と
を組合せて用いる場合に有用である。
【0058】図3は本発明の有機電界発光素子の他の例
を示す概略断面図である。同図3は、基板1上に陽極
2、ホール輸送層5、発光層3b、エレクトロン輸送層
6及び陰極4を順次設けた構成の有機電界発光素子であ
る。これはキャリヤ輸送と発光の機能を分離したもので
あり、ホール輸送性、エレクトロン輸送性、発光性の各
特性を有した物質が適時組み合わせて用いられ,極めて
材料の選択の自由度が増すとともに、発光波長を異にす
る種々の物質が使用できるため、発光色相の多様化が可
能となる。また更に中央の発光層にホールとエレクトロ
ン(あるいは励起子)を有効に閉じ込めて発光効率の向
上を図ることも可能になる。
【0059】本発明の一般式(1)で表される有機化合
物あるいは一般式(2)で表される重合体は、いずれも
極めて発光特性の優れた化合物であり、必要に応じて図
1、図2および図3のいずれの形態でも使用することが
可能である。例えば、図1においては、本発明のB−7
やB−15で表される有機化合物をホール輸送体に、後
記の表8の(18)の化合物をエレクトロン輸送性発光
体として用い、両者を混合して発光層3を形成させ、ま
た図2においては、B−7やB−15で表される有機化
合物やその重合体をホール輸送体としてホール輸送層5
に、表8の(18)の化合物をエレクトロン輸送性発光
体としてエレクトロン輸送層6に用いて発光層3aを形
成させ、また図3においては、B−7やB−15で表さ
れる有機化合物やその重合体をホール輸送体としてホー
ル輸送層5に、表8の(17)の化合物をエレクトロン
輸送体としてエレクトロン輸送層6に、発光体として表
7の(12)の化合物を用いて発光層3bを形成させて
有機電界発光素子を形成する等の様に使用することがで
きる。
【0060】本発明の有機電界発光素子においては、必
要に応じて、上記の様に一般式(1)で表される有機化
合物あるいは一般式(2)で表される重合体と、電子写
真感光体分野等で研究されているホール輸送性化合物や
これまで知られているホール輸送性発光体化合物(例え
ば、下記の表7に示される化合物等)、あるいはエレク
トロン輸送性化合物やこれまで知られているエレクトロ
ン輸送性発光体化合物(例えば、下記の表8に示される
化合物)を一緒に使用する事も出来る。
【0061】
【化37】
【0062】
【化38】
【0063】
【化39】
【0064】
【化40】
【0065】
【化41】
【0066】
【化42】
【0067】
【化43】
【0068】
【化44】
【0069】本発明の一般式(1)で表される有機化合
物を用いた有機電界発光素子は、一般には真空蒸着ある
いは適当な結着剤と組み合わせて溶液塗布法等により薄
膜を形成する。また、本発明の一般式(2)で表される
重合体を用いた有機電界発光素子は、一般には溶液塗工
法として知られるディップ法やスピンコート法、その他
の方法により薄膜を形成する。
【0070】その薄膜の有機層の厚みは2μm以下、好
ましくは0.5μm以下、さらに好ましくは10〜30
0nmに薄膜化する事が好ましい。
【0071】上記結着剤としては広範囲な結着性樹脂よ
り選択でき、例えばポリビニルカルバゾール樹脂、ポリ
カーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアリレート
樹脂、ブチラール樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリビニル
アセタール樹脂、ジアリルフタレート樹脂、アクリル樹
脂、メタクリル樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、
シリコン樹脂、ポリスルホン樹脂、尿素樹脂等が挙げら
れるが、これらに限定されるものではない。これらは単
独または共重合体ポリマーとして1種類または2種類以
上混合して用いても良い。
【0072】陽極材料としては仕事関数がなるべく大き
なものが良く、例えば、ニッケル、金、白金、パラジウ
ム、セレン、レニウム、イリジウムやこれらの合金、あ
るいは酸化錫、酸化錫インジウム(ITO)、ヨウ化銅
が好ましい。またポリ(3−メチルチオフェン)、ポリ
フェニレンスルフィドあるいはポリピロール等の導電性
ポリマーも使用出来る。
【0073】一方、陰極材料としては仕事関数が小さな
銀、鉛、錫、マグネシウム、アルミニウム、カルシウ
ム、マンガン、インジウム、クロムあるいはこれらの合
金が用いられる。
【0074】また、陽極及び陰極として用いる材料のう
ち少なくとも一方は、有機電界発光素子の発光波長領域
において50%より多くの光を透過する事が好ましい。
また、本発明で用いる透明性基板としては、ガラス、プ
ラスチックフィルム等が用いられる。
【0075】
【実施例】以下、実施例に基づいて本発明を具体的に説
明する。
【0076】実施例1 次に本発明の一般式(1)で表される有機化合物の合成
例を示す。 (例示化合物No.(B−7)の合成法)
【0077】
【化45】
【0078】をそれぞれ11.3g(30.9mmo
l)、5.3g(25.0mmol)、無水炭酸カリウ
ム3.5g(25.0mmol)及び銅粉3.2g(5
0.0mmol)をo−ジクロルベンゼン100mlに
加え、撹拌下で8時間加熱還流を行った。放冷後吸引ろ
過し、ろ液から溶媒を減圧留去した。残留物をシリカゲ
ルカラムで分離精製しカップリングしたニトロ化物8.
0gを得た。次に、そのニトロ化物をエタノール50m
lに溶解し、活性炭0.5g、塩化第二鉄六水和物30
mg、ヒドラジン一水和物1.9gを加え、還流した。
還流後、放冷し、アミノ化物の結晶7.lgを得た。
【0079】次に、そのアミノ化物を次式で示されるイ
ソシアネート12.0gと乾燥ベンゼン中Nガス雰囲
気、5℃以下で反応後、溶媒を減圧留去しシリカゲルカ
ラムで分離精製後、再結晶して(B−7)の化合物6.
5gを得た。融点は203℃であった。
【0080】合成反応式を下記に示す。
【0081】
【化46】 他の化合物も同様の手法で合成される。
【0082】実施例2 次に本発明の一般式(2)で表される重合体の合成例を
示す。上記の実施例1で得た有機化合物(B−7)2.
0gを乾燥トルエン25mlに加え、アゾビスイソブチ
ロニトリル30.0mgを添加して、窒素雰囲気下60
℃で24時間重合反応させた。クロロホルム溶液からメ
タノール中に再沈させ、有機化合物(B−7)の重合体
を得た。(B−7の重合体をBP−7とする)。上記の
様に、一般式(1)で表される有機化合物をアゾ系や有
機過酸化物系等の重合開始剤と共に加え、不活性ガス下
で加熱することによって得られる。あるいは、有機化合
物単独で加熱あるいは活性エネルギー線照射して重合体
を得てもよい。
【0083】重合体BP−7の物性を以下に示す。 Tg: 96℃ 分子量(GPC、溶媒:THF) 数平均分子量(Mn)/重量平均分子量(Mw)=75
00/15300
【0084】実施例3 ガラス基板上に設けた酸化錫インジウム(ITO)被膜
(膜厚50nm)からなる透明陽極上に、表2の化合物
B−7からなるホール輸送層(厚さ50nm)、表8の
化合物(18)からなるエレクトロン輸送性発光層(厚
さ50nm)、そしてMg/Ag(配合重量比10/
1)合金からなる陰極(厚さ500nm)を各々順次真
空蒸着により形成し、図2に示すような素子を作成し
た。
【0085】この様にして作成した素子の陽極と陰極を
リード線で結び、直流電源を接続し7Vの電圧を印加し
た所、電流密度3.2mA/cmの電流が素子に流
れ、1800cd/mの発光が確認された。そして、
そのままの電流密度(3.2mA/cm)を100時
間保った所、100時間後でも970cd/mの発光
が7.5Vの印加電圧で得られた。
【0086】実施例4〜7 上記実施例3で用いた化合物B−7の代わりに、下記の
表9に示す化合物を用いた他は実施例3と同様に有機電
界発光素子を作成した。そして、それらの得られた素子
に、電流密度3.2mA/cmの電流を100時間流
した。その時の結果を以下の表9に示す。
【0087】
【表9】
【0088】実施例8 ガラス基板上に設けた酸化錫インジウム(ITO)被膜
(膜厚50nm)からなる透明陽極上に、実施例2で得
られた重合体(BP−7)のクロロホルム溶液からスピ
ンコート法で形成したホール輸送層(厚さ50nm)、
そして表8の化合物(18)からなるエレクトロン輸送
性発光層、Mg/Ag(配合重量比10/1)合金から
なる陰極(厚さ500nm)を各々真空蒸着により形成
し、図2に示すような有機電界発光素子を作成した。
【0089】この様にして作成した素子の陽極と陰極を
リード線で結び、直流電源を接続し10Vの電圧を印加
した所、電流密度39mA/cmの電流が素子に流
れ、2200cd/mの発光が確認された。そして、
そのままの電流密度(39mA/cm)を100時間
保った所、100時間後でも1400cd/mの発光
が11Vの印加電圧で得られた。
【0090】実施例9〜12 上記実施例8で用いた重合体(BP−7)の代わりに、
下記の表10に示す重合体を用いた他は実施例8と同様
に有機電界発光素子を作成した。そして、それらの得ら
れた素子に、電流密度39mA/cmの電流を100
時間流した。その時の結果を以下の表10に示す。
【0091】
【表10】
【0092】(注) 重合体AP−1の分子量(Mn/Mw)=8300/1
3200 重合体AP−7の分子量(Mn/Mw)=9100/1
4600 重合体BP−15の分子量(Mn/Mw)=7800/
13400 重合体BP−22の分子量(Mn/Mw)=6900/
11000
【0093】実施例13 ガラス基板上に金からなる陽極(厚さ50nm)、実施
例8で使用した重合体(BP−7)のクロロホルム溶液
からスピンコート法で形成したホール輪送層(厚さ40
nm)、そして表8の化合物(24)からなるエレクト
ロン輸送性発光層(厚さ60nm)、アルミニウムから
なる陰極(厚さ300nm)を各々真空蒸着により形成
し、図2に示すような素子を作成した。
【0094】この様にして作成した素子の陽極と陰極を
リード線で結び、直流電源を接続し10Vの電圧を印加
した所、電流密度47mA/cmの電流が素子に流
れ、530cd/mの発光が確認された。
【0095】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
化合物の構造で、あるいは重合体の高分子の特徴を生か
し、ディスプレイ等のオプトエレクトロニクス素子の薄
膜形成・大面積化が容易で、かつ高輝度をもたらす新規
の有機化合物およびその重合体を得ることが出来る。ま
た本発明の有機化合物およびその重合体を用いた電界発
光素子は、低い印加電圧で極めて輝度の高い発光を得る
ことができ、且つ耐久性にも優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の有機電界発光素子の一例を示す概略断
面図である。
【図2】本発明の有機電界発光素子の他の例を示す概略
断面図である。
【図3】本発明の有機電界発光素子の他の例を示す概略
断面図である。
【符号の説明】
1 基板 2 陽極 3,3a,3b 発光層 4 陰極 5 ホール輸送層 6 エレクトロン輸送層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 真下 精二 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平11−92442(JP,A) 特開 平10−175938(JP,A) 特開 平5−25473(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) CAOLD(STN) REGISTRY(STN)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の一般式(1)で示される有機化合
    物。 【化1】 [式中、R1は水素原子、アルキル基又はハロゲン原子
    を表し、R2下記の構造からなる群から選択される。 【化2】 (式中、R 3 、R 4 は水素原子、アルキル基、 【化3】 を表す。R 5 、R 6 は水素原子、ハロゲン原子、アルキル
    基、アラルキル基、アルコキシ基、 【化4】 を表す。R 7 は炭素数2〜10のアルキレン基を表す。
    Ar 2 、Ar 3 、Ar 6 、Ar 7 【化5】 を表す。Ar 4 、Ar 5 【化6】 を表す。)
  2. 【請求項2】 下記の一般式(2)で表される重合体。【化7】 [式中、R1は水素原子、アルキル基又はハロゲン原子
    を表し、R2下記の構造からなる群から選択される。 【化8】 (式中、R 3 、R 4 は水素原子、アルキル基、 【化9】 を表す。R 5 、R 6 は水素原子、ハロゲン原子、アルキル
    基、アラルキル基、アルコキシ基、 【化10】 を表す。 7 は炭素数2〜10のアルキレン基を表す。
    Ar 2 、Ar 3 、Ar 6 、Ar 7 【化11】 を表す。Ar 4 、Ar 5 【化12】 を表す。)]
  3. 【請求項3】 陽極及び陰極の間に、一層または複数層
    の有機物層を挟持してなる有機電界発光素子において、
    前記有機物層のうち少なくとも一層が下記の一般式
    (1)で表される有機化合物の少なくとも一種を含有す
    ることを特徴とする有機電界発光素子。 【化13】 [式中、R1は水素原子、アルキル基又はハロゲン原子
    を表し、R2下記の構造からなる群から選択される。 【化14】 (式中、R 3 、R 4 は水素原子、アルキル基、 【化15】 を表す。R 5 、R 6 は水素原子、ハロゲン原子、アルキル
    基、アラルキル基、アルコキシ基、 【化16】 を表す。R 7 は炭素数2〜10のアルキレン基を表す。
    Ar 2 、Ar 3 、Ar 6 、Ar 7 【化47】 を表す。Ar 4 、Ar 5 【化48】 を表す。)
  4. 【請求項4】 陽極及び陰極の間に、一層または複数層
    の有機物層を挟持してなる有機電界発光素子において、
    前記有機物層のうち少なくとも一層が下記の一般式
    (2)で表される重合体の少なくとも一種を含有するこ
    とを特徴とする有機電界発光素子。 【化49】 [式中、R1は水素原子、アルキル基又はハロゲン原子
    を表し、R2下記の構造からなる群から選択される。 【化50】 (式中、R 3 、R 4 は水素原子、アルキル基、 【化51】 を表す。R 5 、R 6 は水素原子、ハロゲン原子、アルキル
    基、アラルキル基、アルコキシ基、 【化52】 を表す。 7 は炭素数2〜10のアルキレン基を表す。
    Ar 2 、Ar 3 、Ar 6 、Ar 7 【化53】 を表す。Ar 4 、Ar 5 【化54】 を表す。)
JP26823497A 1997-09-16 1997-09-16 有機化合物、その重合体および有機電界発光素子 Expired - Fee Related JP3514417B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26823497A JP3514417B2 (ja) 1997-09-16 1997-09-16 有機化合物、その重合体および有機電界発光素子
US09/152,074 US6017644A (en) 1997-09-16 1998-09-11 Organic compound, its polymer and light emitting device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26823497A JP3514417B2 (ja) 1997-09-16 1997-09-16 有機化合物、その重合体および有機電界発光素子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1192442A JPH1192442A (ja) 1999-04-06
JP3514417B2 true JP3514417B2 (ja) 2004-03-31

Family

ID=17455777

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26823497A Expired - Fee Related JP3514417B2 (ja) 1997-09-16 1997-09-16 有機化合物、その重合体および有機電界発光素子

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6017644A (ja)
JP (1) JP3514417B2 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3754856B2 (ja) 2000-01-27 2006-03-15 キヤノン株式会社 有機発光素子
JP3587361B2 (ja) 2000-01-27 2004-11-10 キヤノン株式会社 有機発光素子
GB0004541D0 (en) * 2000-02-25 2000-04-19 Cambridge Display Tech Ltd Luminescent polymer
US20020036291A1 (en) * 2000-06-20 2002-03-28 Parker Ian D. Multilayer structures as stable hole-injecting electrodes for use in high efficiency organic electronic devices
KR100414394B1 (ko) * 2001-08-16 2004-01-07 일진다이아몬드(주) 신규한 플루오렌계 발광 고분자 및 이를 이용한 전기발광소자
SG111090A1 (en) * 2002-10-25 2005-05-30 Agency Science Tech & Res Cationic water-soluble conjugated polymers and their precursors
US7271288B2 (en) * 2002-12-12 2007-09-18 Kyushu University, National University Corporation Aromatic compounds
US7379720B2 (en) * 2003-02-20 2008-05-27 Sony Ericsson Mobile Communications Ab Keypad lighting using polymer light emitting devices
US7014925B2 (en) * 2003-04-29 2006-03-21 Canon Kabushiki Kaisha Heterogeneous spiro compounds in organic light emitting device elements
JP2008162911A (ja) * 2006-12-27 2008-07-17 Canon Inc ジアザフルオレン化合物
JP6170990B2 (ja) * 2015-12-10 2017-07-26 東京応化工業株式会社 化合物
JP7417350B2 (ja) 2017-03-28 2024-01-18 キヤノン株式会社 光学素子、光学材料、光学機器及びトリアリールアミン化合物
CN116589615A (zh) * 2017-03-28 2023-08-15 佳能株式会社 光学元件、材料、光学设备和化合物

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3172862A (en) * 1960-09-29 1965-03-09 Dow Chemical Co Organic electroluminescent phosphors
US3173050A (en) * 1962-09-19 1965-03-09 Dow Chemical Co Electroluminescent cell
US4356429A (en) * 1980-07-17 1982-10-26 Eastman Kodak Company Organic electroluminescent cell
US4539507A (en) * 1983-03-25 1985-09-03 Eastman Kodak Company Organic electroluminescent devices having improved power conversion efficiencies
US4720432A (en) * 1987-02-11 1988-01-19 Eastman Kodak Company Electroluminescent device with organic luminescent medium
JP2814435B2 (ja) * 1987-03-02 1998-10-22 イーストマン・コダック・カンパニー 改良薄膜発光帯をもつ電場発光デバイス
JPH03163188A (ja) * 1989-08-18 1991-07-15 Ricoh Co Ltd 電界発光素子
JP4112007B2 (ja) * 1996-03-04 2008-07-02 デュポン ディスプレイズ, インコーポレイテッド フォトルミネセンスおよびエレクトロルミネセンス用材料としてのポリフルオレン
KR0176331B1 (ko) * 1996-05-16 1999-04-01 박원훈 전계 발광 소자용 플로렌계 교대 공중합체 및 이를 발광재료로 사용한 전계 발광 소자
KR0176336B1 (ko) * 1996-12-31 1999-04-01 박원훈 아세틸렌기를 함유한 플로렌계 교대 공중합체 및 이를 이용한 전계발광소자

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1192442A (ja) 1999-04-06
US6017644A (en) 2000-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3508984B2 (ja) 有機化合物及び該有機化合物を用いた発光素子
TWI357404B (ja)
JP4325197B2 (ja) 有機電界発光素子
WO2004101491A1 (ja) アリールアミン化合物及びそれを用いた有機エレクトロルミネッセンス素子
JP3514417B2 (ja) 有機化合物、その重合体および有機電界発光素子
JP2004083483A (ja) スピロ化合物及びそれを用いた有機発光素子
JPH06325871A (ja) 有機電界発光素子
JP2003138251A (ja) 有機発光素子
JP2000086595A (ja) トリフェニルアミン誘導体とそれを用いた有機エレクトロルミネッセンス素子
JP2848207B2 (ja) 有機薄膜el素子
JPH11273863A (ja) 有機電界発光素子
JPH1135688A (ja) 珪素含有化合物、該珪素含有化合物の製造方法及び該珪素含有化合物を用いた発光素子
JP2003221579A (ja) 有機発光材料
JPH06136360A (ja) 電界発光素子
JP3458498B2 (ja) 白色発光素子
JPWO2003050201A1 (ja) 有機エレクトロルミネッセンス素子材料
JP3284737B2 (ja) 有機電界発光素子
JPH0820614A (ja) 共重合体、その製造法及びそれを用いた発光素子
JP3592017B2 (ja) 有機化合物、その重合体および有機電界発光素子
JP4235550B2 (ja) 有機発光素子
JP3302064B2 (ja) 電界発光素子
JP2939052B2 (ja) 電界発光素子
JP3459687B2 (ja) 電界発光素子
JPH10294179A (ja) 有機電界発光素子及び蛍光材料
JP3569993B2 (ja) オキサジアゾール重合体

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040107

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040109

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090123

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090123

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100123

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110123

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120123

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130123

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140123

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees