JPH101744A - 溶接熱影響部靭性の優れた鋼 - Google Patents

溶接熱影響部靭性の優れた鋼

Info

Publication number
JPH101744A
JPH101744A JP8336174A JP33617496A JPH101744A JP H101744 A JPH101744 A JP H101744A JP 8336174 A JP8336174 A JP 8336174A JP 33617496 A JP33617496 A JP 33617496A JP H101744 A JPH101744 A JP H101744A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steel
toughness
haz
oxides
amount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8336174A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3408385B2 (ja
Inventor
Takuya Hara
卓也 原
Hitoshi Asahi
均 朝日
Hiroshi Tamehiro
博 為広
Riyuuji Uemori
龍治 植森
Naoki Saito
直樹 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP33617496A priority Critical patent/JP3408385B2/ja
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to KR1019970709457A priority patent/KR100259797B1/ko
Priority to PCT/JP1997/001335 priority patent/WO1997039157A1/ja
Priority to CN97190373A priority patent/CN1081679C/zh
Priority to DE69723204T priority patent/DE69723204T2/de
Priority to EP97917423A priority patent/EP0839921B1/en
Priority to US08/973,446 priority patent/US5985053A/en
Priority to RU98101124A priority patent/RU2135622C1/ru
Publication of JPH101744A publication Critical patent/JPH101744A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3408385B2 publication Critical patent/JP3408385B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22CALLOYS
    • C22C38/00Ferrous alloys, e.g. steel alloys
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22CALLOYS
    • C22C38/00Ferrous alloys, e.g. steel alloys
    • C22C38/001Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing N
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22CALLOYS
    • C22C38/00Ferrous alloys, e.g. steel alloys
    • C22C38/002Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing In, Mg, or other elements not provided for in one single group C22C38/001 - C22C38/60
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22CALLOYS
    • C22C38/00Ferrous alloys, e.g. steel alloys
    • C22C38/04Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing manganese
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22CALLOYS
    • C22C38/00Ferrous alloys, e.g. steel alloys
    • C22C38/14Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing titanium or zirconium
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22CALLOYS
    • C22C38/00Ferrous alloys, e.g. steel alloys
    • C22C38/18Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing chromium
    • C22C38/40Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing chromium with nickel
    • C22C38/58Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing chromium with nickel with more than 1.5% by weight of manganese

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Heat Treatment Of Steel (AREA)
  • Treatment Of Steel In Its Molten State (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 HAZ靭性の優れた造船、建築、圧力容器、
ラインパイプ用鋼を提供する。 【解決手段】 Ti−Mg−O系で0.001〜5.0
μmで40個/mm2 以上のTiとMgの酸化物および複
合酸化物を有する鋼とすることによって、HAZ靭性の
優れた鋼材の製造が可能になり、これらを用いた構造物
の安全性が著しく向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は溶接熱影響部(HA
Z)における低温靭性の優れた鋼に関するもので、アー
ク溶接、電子ビーム溶接、レーザー溶接などを行う構造
用鋼材に適用できる。特に本発明はTiとMgを添加
し、かつO量を制御してこれらの元素の酸化物および複
合酸化物を微細に分散させて、優れたHAZ靭性を有す
る鋼に関するものである。なお、以下の本発明の説明に
おいて、Ti,Mg複合酸化物という場合には、特別な
記述がない限り、TiあるいはMgの酸化物およびT
i,Mg複合酸化物の両方を含むものとして用いる。
【0002】
【従来の技術】造船、建築、圧力容器、ラインパイプな
ど構造物に使用する鋼材に求められる重要な特性の一つ
はHAZ靭性である。近年、熱処理技術や制御圧延、加
工熱処理法(TMCP)が高度に発展し、鋼材それ自体
の低温靭性を改善することは容易となった。しかし溶接
HAZは高温に再加熱されるため、鋼材の微細な組織が
完全に失われ、そのミクロ組織は著しく粗大化してHA
Z靭性の大幅な劣化を招く。そこで、これまでにHAZ
組織を微細化する手段として、TiNによるオーステ
ナイト粒の粗大化抑制技術、Ti酸化物による粒内フ
ェライト生成技術などが研究、実用化された。しかしな
がら、これらの技術によっても、HAZ靭性のレベルは
必ずしも十分でなかった。溶接施工面から、より高強
度、低温かつ大入熱まで使用可能な鋼材が強く求められ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はHAZ靭性の
優れた鋼材(厚鋼板、ホットコイル、形鋼、鋼管など)
を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋼材のH
AZ靭性を向上させるために、化学成分(組成)とその
ミクロ組織について鋭意研究を行い、新しい高HAZ靭
性鋼を発明するに至った。すなわち、本発明の要旨は、
重量%で、 C :0.01〜0.15、 Si:0.6以下、 Mn:0.5〜2.5、 P :0.030以下、 S :0.005以下、 Ti:0.005〜0.025、 Al:0.02以下、 Mg:0.0001〜0.0010、 O :0.001〜0.004、 N :0.001〜0.006、 を含有し、さらに必要に応じて、 Nb:0.005〜0.10、 V :0.01〜0.10、 Ni:0.05〜2.0、 Cu:0.05〜1.2、 Cr:0.05〜1.0、 Mo:0.05〜0.8 の1種または2種以上を含有し、残部Feおよび不可避
的不純物からなり、かつ粒径が0.001〜5.0μm
のTiとMgの酸化物および複合酸化物を40個/mm2
以上を含有させた鋼である。また、上記の鋼を溶製する
際に、鉄箔で包含した金属MgをMg添加元素として用
いる。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の内容について説明
する。なお、以下の説明において%とあるのは全て重量
%を意味する。本発明の特徴は、低炭素の鋼に微量Ti
とMgを同時に添加し、かつO量を制御して、鋼中にT
iとMgを含有する酸化物および複合酸化物(この他、
MnS,CuS,TiNなども含む)を微細に分散させ
ることである。微細に分散したTi,Mg複合酸化物
は、粗大化したオーステナイト粒内における微細な粒
内フェライトの生成、および/あるいは、オーステナ
イト粒の粗大化を抑制して、HAZ組織を微細化し、H
AZ靭性を大幅に改善することを明らかにした。しかも
HAZ靭性の向上を鋼中のMg量とMg添加元素の種類
で整理できた。すなわち純Mg金属(99%以上)を鉄
箔で包含して添加した場合、はMg量が0.0020
%以下の場合にその効果が現れ、はMg量が0.00
20%を超える場合にその効果が現れることがわかっ
た。しかも、そのTi,Mg複合酸化物のサイズと密度
が大きなポイントとなる。
【0006】ただし、Mg量が多い場合には、TiとM
gの複合酸化物以外にMg単独の酸化物が存在するケー
スがあるし、Mg量が少ない場合にはTiとMgの複合
酸化物以外にTi単独の酸化物が存在するケースがあ
る。しかしTiとMgの単独および複合酸化物のサイズ
が0.001〜5.0μmである場合であれば微細に分
散しているので問題はない。
【0007】この複合酸化物は、Ti単独添加時に生成
するTi酸化物に比べて、より多量・微細に分散してお
り、,に対する効果もより大きいことがわかった。
しかし、このような効果を得るには、まずTi,Mg量
をそれぞれ0.005〜0.025%、0.0001〜
0.0010%限定する必要がある。これらの下限は、
複合酸化物を多量・微細に分散させるための最小量であ
る。Ti量はO,N量にもよるが、HAZでのTiC生
成による低温靭性劣化を防止するため、その上限は0.
025%としなければならない。またMg量は多量に酸
化物を分散させるには製鋼上非常な困難を要するので、
その上限を0.0010%とした。
【0008】TiとMgの複合酸化物の大きさが0.0
01μm未満では酸化物が小さすぎてオーステナイト粒
粗大化の抑制効果あるいは粒内フェライト生成の効果が
なく、5.0μmを超えた大きさでは酸化物が大きすぎ
るためにこれまたオーステナイト粒粗大化の抑制効果あ
るいは粒内フェライト生成の効果がなくなる。またT
i,Mgの複合酸化物の密度は、40個/mm2 未満では
酸化物分散の数が少なく粒内変態に効かないので40個
/mm2 以上必要である。さらに、微細なTi,Mg酸化
物を多量に得るためには、O量の限定が重要である。O
量が少な過ぎると、多量に複合酸化物が得られず、多過
ぎると、鋼の清浄度の劣化がする。このため、O量を
0.001〜0.004%に限定した。
【0009】以下に成分元素の限定理由について説明す
る。C量は、0.01〜0.15%に限定する。炭素は
鋼の強度向上に極めて有効な元素であり、結晶粒の微細
化効果の発現のために最低0.01%は必要である。し
かしC量が多過ぎると母材、HAZの低温靭性の著しい
劣化を招くので、その上限を0.15%とした。
【0010】Siは、脱酸や強度向上のため添加する元
素であるが、多く添加するとHAZ靭性を著しく劣化さ
せるので、上限を0.6%とした、鋼の脱酸はTiある
いはAlでも十分可能であり、Siは必ずしも添加する
必要はない。
【0011】Mnは、強度・低温靭性バランスを確保す
る上で不可欠な元素であり、その下限は0.5%であ
る。しかしMn量が多過ぎると鋼の焼入性が増加してH
AZ靭性を劣化させるだけでなく、連続鋳造片(鋳片)
の中心偏析を助長し、母材の低温靭性をも劣化させるの
で上限を2.5%とした。
【0012】Ti添加は、微細なTiNを形成し、スラ
ブ再加熱時および溶接HAZのオーステナイト粒の粗大
化を抑制してミクロ組織を微細化し、母材およびHAZ
の低温靭性を改善する。またAl量が少ないとき(たと
えば0.005%以下)、Tiは酸化物を形成しHAZ
において粒内フェライト生成核として作用し、HAZ組
織を微細化する効果も有する。このようなTi添加効果
を発現させるには、最低0.005%のTi添加が必要
である。しかしTi量が多過ぎると、TiNの粗大化や
TiCによる析出硬化が生じ、低温靭性を劣化させるの
で、その上限を0.025%に限定した。
【0013】Alは、通常脱酸剤として鋼に含まれる元
素である。しかしAl量が0.020%を超えるとTi
とMgの複合酸化物が形成されにくくなるので、上限を
0.020%とした。脱酸はTiあるいはSiでも可能
であり、Alは必ずしも添加する必要はない。
【0014】Mgは、強脱酸元素であり、酸素と結合し
て微細な酸化物(微量のTiなどを含んだ複合酸化物)
を形成する。鋼中に微細分散したMg酸化物はTiNに
比べて高温でも安定であり、HAZ全域のγ粒の粗大化
を抑制することあるいは粗大化したオーステナイト粒内
における微細な粒内フェライトが生成し、HAZ靭性を
改善する。このためにはMgは最低0.0001%必要
である。しかしMg量を多量に鋼の中に入れることは製
鋼上非常に難しいので、その上限は0.0010%とし
た。
【0015】なおO量については、Ti,Mg添加時に
微細酸化物を十分に得るために、強脱酸元素Alの量を
極力低下し、0.001〜0.01%に制御することが
有効である。Nは、TiNを形成しスラブ再加熱時およ
び溶接HAZのオーステナイト粒の粗大化を抑制して母
材、HAZの低温靭性を向上させる。このために必要な
最小量は0.001%である。しかしN量が多過ぎると
スラブ表面疵や固溶NによるHAZ靭性の劣化の原因と
なるので、その上限は0.006%に抑える必要があ
る。
【0016】さらに本発明では、不純物元素であるP,
S量をそれぞれ0.030%以下、0.005%以下と
する。この主たる理由は母材およびHAZの低温靭性を
より一層向上させるためである。P量の低減は鋳片の中
心偏析を軽減するとともに、粒界破壊を防止して低温靭
性を向上させる。またS量の低減は制御圧延で延伸化し
たMnSを低減して延靭性を向上させる効果がある。
【0017】次にNb,V,Ni,Cu,CrおよびM
oを添加する目的について説明する。基本となる成分に
さらにこれらの元素を添加する主たる目的は本発明鋼の
優れた特徴を損なうことなく、強度・低温靭性、HAZ
靭性などの特性の一層の向上や製造可能な鋼材サイズの
拡大をはかるためである。したがって、その添加量は自
ら制限されるべき性質のものである。
【0018】Nbは、Moと共存して制御圧延時にオー
ステナイトの再結晶を抑制して結晶粒を微細化するだけ
でなく、析出硬化や焼入性増大にも寄与し、鋼を強靭化
する作用を有する。Nbは最低0.005%以上必要で
ある。しかしNb添加量が多過ぎると、HAZ靭性に悪
影響をもたらすので、その上限を0.10%とした。V
は、ほぼNbと同様の効果を有するが、その効果はNb
に比較して弱いと考えられていた。最低0.01%のV
添加が必須であり、Vの上限はHAZ靭性の点から0.
10%まで許容できる。
【0019】Niを添加する目的は強度や低温靭性を向
上させるためである。Ni添加は、MnやCr,Mo添
加に比較して圧延組織(特に鋳片の中心偏析帯)中に低
温靭性に有害な硬化組織を形成することが少ないだけで
なく、微量のNi添加がHAZ靭性の改善にも有効であ
ることが判明した(HAZ靭性上、特に有効なNi添加
量は0.3%以上である)。しかし添加量が多過ぎる
と、HAZ靭性を劣化させるばかりでなく、経済性をも
損なわれるので、その上限を2.0%とした。またNi
添加は連続鋳造時、熱間圧延時におけるCuクラックの
防止にも有効である。この場合、NiはCu量の1/3
以上添加する必要がある。
【0020】Cuは、Niとほぼ同様な効果をもつとと
もに、耐食性、耐水素誘起割れ特性の向上にも効果があ
る。また約0.5%以上のCu添加は析出硬化によって
強度を大幅に増加させる。しかし過剰に添加すると、析
出硬化により母材、HAZの靭性低下や熱間圧延時にC
uクラックが生じるので、その上限を1.2%とした。
Crは、母材、溶接部の強度を増加させるが、多過ぎる
とHAZ靭性を著しく劣化させる。このためCr量の上
限は1.0%である。
【0021】Moは、Nbと共存して制御圧延時にオー
ステナイトの再結晶を強力に抑制し、オーステナイト組
織の微細化にも効果がある。しかし過剰なMo添加はH
AZ靭性を劣化させるので、その上限を0.80%とし
た。Ni,Cu,CrおよびMo量の下限0.05%
は、それぞれの元素添加による材質上の効果が顕著にな
る最小量である。
【0022】次にTiとMgの複合酸化物のサイズと個
数について説明する。TiとMgの複合酸化物の大きさ
は、0.001μm未満では粒内フェライト生成の効果
あるいはオーステナイト粒径の粗大化抑制効果がなく、
5.0μmを超えた大きさでは酸化物が大きすぎるため
にこれも粒内フェライト生成に効かず、かつオーステナ
イト粒径の粗大化抑制にも効果がなくなる。またTi,
Mgの複合酸化物の密度は、40個/mm2 未満では酸化
物分散の数が少なく粒内変態に効かないので40個/mm
2 以上とした。なお、TiとMgの単独または複合酸化
物の密度は、例えば板厚の1/4の箇所から試料を採取
し、CMA(コンピュータマイクロアナライザー)を用
いて、試料表面の5mm×0.5mmの範囲に1μm径のビ
ームを照射し、単位面積当たりの酸化物数を計算して求
める。
【0023】次に、Mg添加素材について説明する。本
発明は、Mn添加素材として、鉄箔で包含した金属Mg
(99%以上)を用い、溶製して鋼とする。金属Mgを
直接溶鋼に投入すると反応が激しく、溶鋼が飛散する恐
れがあるため、金属Mgを鉄箔で包含する。鉄箔を用い
るのは溶鋼中に不純物元素が混入するのを避けるためで
あるが、製品組成とほぼ同じ組成の鉄合金の箔を用いて
も問題ない。
【0024】
【実施例】次に本発明の実施例について述べる。実験室
溶解(50kg,120mm厚鋼塊)で純Mg金属(99%
以上)を鉄箔で包んで添加した種々のMg含有鋼の鋼塊
を製造した。これらの鋼塊を種々の条件で厚みが13〜
30mmの鋼板に圧延し、諸機械的性質を調査した。鋼板
の機械的性質(降伏強さ:YS、引張強さ:TS、シャ
ルピー衝撃試験の−40℃での吸収エネルギー:vE
-40 と50%破面遷移温度:vTrs)は圧延と直角方
向で調査した。HAZ靭性(シャルピー衝撃試験の−2
0℃での吸収エネルギー:vE-20 )は再現熱サイクル
装置で再現したHAZで評価した(最高加熱温度:14
00℃、800〜500℃の冷却時間[Δ
800-500 ]:27秒)。Ti,Mg複合酸化物の大き
さ、数は1μmのビーム径を用いてCMA分析を行い、
調査した。また酸化物の同定は電子顕微鏡観察を行っ
た。
【0025】実施例を表1に示す。本発明にしたがって
製造した鋼板は−20℃でのHAZのシャルピー吸収エ
ネルギーが150Jを超え、優れたHAZ靭性を有す
る。これに対して比較鋼は化学成分またはTi,Mg複
合酸化物の大きさ、密度が不適切なため、−20℃での
HAZのシャルピー吸収エネルギーが著しく劣る。
【0026】鋼15はO量が少ないためにTi,Mg複
合酸化物の密度が少ないのでHAZのシャルピー吸収エ
ネルギーが低い。鋼16はAl量が多すぎるためにT
i,Mg複合酸化物の密度がほとんどなく、HAZのシ
ャルピー吸収エネルギーが低い。鋼17はTi量が少な
すぎるために、Ti,Mgの複合酸化物の密度が少な
く、HAZのシャルピー吸収エネルギーが低い。鋼18
はTi量が多いためにHAZのシャルピー吸収エネルギ
ーが若干低い。鋼19はO量が多いためにTi,Mgの
複合酸化物の粒径が大きく、HAZのシャルピー吸収エ
ネルギーが低い。鋼20はMg添加がないため、HAZ
のシャルピー吸収エネルギーが若干低い。
【0027】
【表1】
【0028】
【表2】
【0029】
【表3】
【0030】
【表4】
【0031】
【発明の効果】本発明によりHAZ靭性の優れた造船、
建築、圧力容器、ラインパイプなど構造物に使用する鋼
材が安定して大量に製造できるようになった。その結
果、造船、建築、圧力容器、パイプラインの安全性が著
しく向上することが可能となった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 植森 龍治 千葉県富津市新富20−1 新日本製鐵株式 会社技術開発本部内 (72)発明者 斉藤 直樹 千葉県富津市新富20−1 新日本製鐵株式 会社技術開発本部内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重量%で、 C :0.01〜0.15、 Si:0.6以下、 Mn:0.5〜2.5、 P :0.030以下、 S :0.005以下、 Ti:0.005〜0.025、 Al:0.02以下、 Mg:0.0001〜0.0010、 O :0.001〜0.004、 N :0.001〜0.006、残部Feおよび不可避
    的不純物を含有し、かつ粒径が0.001〜5.0μm
    のTiとMgの酸化物および複合酸化物を40個/mm2
    以上含有する溶接熱影響部靭性の優れた鋼。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の鋼にさらに、重量%
    で、 Nb:0.005〜0.10、 V :0.01〜0.10、 Ni:0.05〜2.0、 Cu:0.05〜1.2、 Cr:0.05〜1.0、 Mo:0.05〜0.8の1種または2種以上を含有
    し、かつ粒径が0.001〜5.0μmのTiとMgの
    酸化物および複合酸化物を40個/mm2 以上を含有する
    溶接熱影響部靭性の優れた鋼。
  3. 【請求項3】 鉄箔で包含した金属MgをMg添加素材
    として用い、溶製した鋼であることを特徴とする請求項
    1または請求項2に記載の溶接熱影響部靭性の優れた
    鋼。
JP33617496A 1996-04-17 1996-12-16 溶接熱影響部靭性の優れた鋼 Expired - Fee Related JP3408385B2 (ja)

Priority Applications (8)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33617496A JP3408385B2 (ja) 1996-04-17 1996-12-16 溶接熱影響部靭性の優れた鋼
PCT/JP1997/001335 WO1997039157A1 (fr) 1996-04-17 1997-04-17 Acier possedant une plus grande solidite dans les zones affectees par la chaleur de soudures
CN97190373A CN1081679C (zh) 1996-04-17 1997-04-17 焊接热影响区有优异韧性的钢及其制造方法
DE69723204T DE69723204T2 (de) 1996-04-17 1997-04-17 Stahl mit verbesserter zähigkeit in durch schwei en wärmebeaufschlagter zonen
KR1019970709457A KR100259797B1 (ko) 1996-04-17 1997-04-17 용접영향부 인성이 우수한 강 및 그의 제조방법
EP97917423A EP0839921B1 (en) 1996-04-17 1997-04-17 Steel having improved toughness in welding heat-affected zone
US08/973,446 US5985053A (en) 1996-04-17 1997-04-17 Steel having improved toughness in welding heat-affected zone
RU98101124A RU2135622C1 (ru) 1996-12-16 1997-04-17 Сталь, имеющая высокую ударную вязкость в зоне термического воздействия при сварке

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9562596 1996-04-17
JP8-95625 1996-04-17
JP33617496A JP3408385B2 (ja) 1996-04-17 1996-12-16 溶接熱影響部靭性の優れた鋼

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH101744A true JPH101744A (ja) 1998-01-06
JP3408385B2 JP3408385B2 (ja) 2003-05-19

Family

ID=26436848

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33617496A Expired - Fee Related JP3408385B2 (ja) 1996-04-17 1996-12-16 溶接熱影響部靭性の優れた鋼

Country Status (7)

Country Link
US (1) US5985053A (ja)
EP (1) EP0839921B1 (ja)
JP (1) JP3408385B2 (ja)
KR (1) KR100259797B1 (ja)
CN (1) CN1081679C (ja)
DE (1) DE69723204T2 (ja)
WO (1) WO1997039157A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001086013A1 (fr) * 2000-05-09 2001-11-15 Nippon Steel Corporation Tole d'acier epaisse excellente du point de vue de ses caracteristiques ctod dans la zone affectee par la chaleur du soudage et dont la limite conventionnelle d'elasticite est superieure ou egale a 460 mpa
US7601231B2 (en) * 2002-05-27 2009-10-13 Nippon Steel Corporation High-strength steel pipe excellent in low temperature toughness and toughness at weld heat-affected zone

Families Citing this family (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000080445A (ja) * 1998-09-02 2000-03-21 Natl Res Inst For Metals 酸化物分散鋼とその製造方法
KR100368242B1 (ko) * 2000-08-02 2003-02-06 주식회사 포스코 용접열영향부 인성이 우수한 용접구조용 강재 및 그제조방법, 이를 이용한 용접구조물
KR100368243B1 (ko) * 2000-08-16 2003-01-24 주식회사 포스코 용접열영향부 인성이 우수한 용접구조용 강재 및 그제조방법, 이를 이용한 용접구조물
KR100368244B1 (ko) * 2000-08-22 2003-02-07 주식회사 포스코 용접열영향부 인성이 우수한 용접구조용 강재의 제조방법
KR100482208B1 (ko) * 2000-11-17 2005-04-21 주식회사 포스코 침질처리에 의한 용접구조용 강재의 제조방법
US7739917B2 (en) * 2002-09-20 2010-06-22 Enventure Global Technology, Llc Pipe formability evaluation for expandable tubulars
US7886831B2 (en) 2003-01-22 2011-02-15 Enventure Global Technology, L.L.C. Apparatus for radially expanding and plastically deforming a tubular member
GB2429226B (en) * 2003-02-18 2007-08-22 Enventure Global Technology Protective compression and tension sleeves for threaded connections for radially expandable tubular members
GB2415454B (en) 2003-03-11 2007-08-01 Enventure Global Technology Apparatus for radially expanding and plastically deforming a tubular member
US7712522B2 (en) 2003-09-05 2010-05-11 Enventure Global Technology, Llc Expansion cone and system
CA2577083A1 (en) 2004-08-13 2006-02-23 Mark Shuster Tubular member expansion apparatus
KR20080090567A (ko) 2006-03-16 2008-10-08 수미도모 메탈 인더스트리즈, 리미티드 서브머지드 아크 용접용 강판
KR20110125277A (ko) * 2007-12-07 2011-11-18 신닛뽄세이테쯔 카부시키카이샤 용접열 영향부의 ctod 특성이 우수한 강 및 그 제조 방법
DE102008053676B4 (de) * 2008-10-29 2013-03-28 Ab Skf Wasserstoffbeständiges Stahlbauteil
BRPI1007386A2 (pt) * 2009-05-19 2016-02-16 Nippon Steel Corp aço para estrutura soldada e método de produção do mesmo
TWI365915B (en) 2009-05-21 2012-06-11 Nippon Steel Corp Steel for welded structure and producing method thereof
JP2011246804A (ja) 2010-04-30 2011-12-08 Nippon Steel Corp 電子ビーム溶接継手及び電子ビーム溶接用鋼材とその製造方法
JP2011246805A (ja) * 2010-04-30 2011-12-08 Nippon Steel Corp 電子ビーム溶接継手及び電子ビーム溶接用鋼材とその製造方法
KR101225339B1 (ko) * 2010-09-29 2013-01-23 한국생산기술연구원 용접열 영향부 인성이 우수한 대입열 용접용 강재
US9403242B2 (en) 2011-03-24 2016-08-02 Nippon Steel & Sumitomo Metal Corporation Steel for welding
CN102851611B (zh) * 2011-06-29 2014-03-05 宝山钢铁股份有限公司 耐深水压力壳体用超高强韧性钢板及其制造方法
US9051634B2 (en) * 2011-10-25 2015-06-09 Nippon Steel & Sumitomo Metal Corporation Steel sheet
EP2784168B1 (en) * 2011-11-25 2016-11-23 Nippon Steel & Sumitomo Metal Corporation Steel material for welding
CN103447737B (zh) * 2013-09-05 2015-07-08 阿尔特汽车技术股份有限公司 焊接用支架结构
CN105714193B (zh) * 2016-02-26 2018-01-16 江苏省沙钢钢铁研究院有限公司 一种氧化物增强型可大热输入焊接钢板
CN106011361B (zh) * 2016-07-08 2018-07-31 华北理工大学 提高焊接性能的Mo-Nb-Ti-Mg钢冶炼方法
CN111440986A (zh) * 2020-04-22 2020-07-24 河钢股份有限公司 一种大线能量焊接eh460级船板钢及其制备方法

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5417696B2 (ja) * 1972-09-28 1979-07-02
JPS52133819A (en) * 1976-05-01 1977-11-09 Nippon Steel Corp Preparation of high toughness steel plate
JPS54160511A (en) * 1978-06-09 1979-12-19 Nippon Steel Corp Steel for high temperature of improved creep-fracture ductility
JPH07824B2 (ja) * 1984-05-22 1995-01-11 新日本製鐵株式会社 溶接用高靭性鋼
JPH04362156A (ja) * 1991-06-05 1992-12-15 Sumitomo Metal Ind Ltd 耐火性・溶接継手部靱性の優れた鋼材
JP2940647B2 (ja) * 1991-08-14 1999-08-25 新日本製鐵株式会社 溶接用低温高靱性鋼の製造方法
JP2653594B2 (ja) * 1991-12-18 1997-09-17 新日本製鐵株式会社 溶接熱影響部靭性の優れた厚鋼板の製造方法
JPH05345950A (ja) * 1992-06-11 1993-12-27 Sumitomo Metal Ind Ltd 高温強度,溶接継手部靱性の優れた低合金鋼
JPH06179942A (ja) * 1992-12-16 1994-06-28 Nippon Steel Corp 溶接用低温高靱性鋼及びその製造方法
JP3241198B2 (ja) * 1994-02-03 2001-12-25 新日本製鐵株式会社 耐火用酸化物粒子分散鋳片及びこの鋳片を素材とした耐火用圧延形鋼の製造方法
JP3241199B2 (ja) * 1994-02-07 2001-12-25 新日本製鐵株式会社 酸化物粒子分散鋳片及びその鋳片を素材とする靭性の優れた圧延形鋼の製造方法
DE69607702T2 (de) * 1995-02-03 2000-11-23 Nippon Steel Corp., Tokio/Tokyo Hochfester Leitungsrohrstahl mit niedrigem Streckgrenze-Zugfestigkeit-Verhältnis und ausgezeichneter Tieftemperaturzähigkeit

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001086013A1 (fr) * 2000-05-09 2001-11-15 Nippon Steel Corporation Tole d'acier epaisse excellente du point de vue de ses caracteristiques ctod dans la zone affectee par la chaleur du soudage et dont la limite conventionnelle d'elasticite est superieure ou egale a 460 mpa
US7601231B2 (en) * 2002-05-27 2009-10-13 Nippon Steel Corporation High-strength steel pipe excellent in low temperature toughness and toughness at weld heat-affected zone

Also Published As

Publication number Publication date
US5985053A (en) 1999-11-16
EP0839921B1 (en) 2003-07-02
KR19990022987A (ko) 1999-03-25
EP0839921A1 (en) 1998-05-06
CN1081679C (zh) 2002-03-27
DE69723204T2 (de) 2004-02-05
KR100259797B1 (ko) 2000-06-15
DE69723204D1 (de) 2003-08-07
EP0839921A4 (en) 1999-06-02
JP3408385B2 (ja) 2003-05-19
CN1189193A (zh) 1998-07-29
WO1997039157A1 (fr) 1997-10-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3408385B2 (ja) 溶接熱影響部靭性の優れた鋼
JP4585483B2 (ja) 溶接部靭性と変形能に優れた高強度鋼管および高強度鋼板の製造方法
JP2003213366A (ja) 母材および大小入熱溶接熱影響部の靭性に優れた鋼材
JP2011074447A (ja) 大入熱溶接熱影響部の靭性に優れた高強度鋼
JP6308151B2 (ja) 超大入熱溶接部靭性に優れた建築構造物用低降伏比高強度厚鋼板およびその製造方法
JP2001342537A (ja) 溶接熱影響部靭性の優れた鋼材およびその製造方法
JPH0527703B2 (ja)
JP3434125B2 (ja) 溶接熱影響部の靱性が優れた構造用鋼板
JPH02125812A (ja) 溶接熱影響部靭性の優れたCu添加鋼の製造法
JP2003328080A (ja) 低温靭性と変形能に優れた高強度鋼管および鋼管用鋼板の製造法
JP2000119797A (ja) 溶接熱影響部靱性に優れた溶接用高張力鋼材とその製造方法
JP2003313628A (ja) 溶接熱影響部靭性に優れた鋼材
JPH09194990A (ja) 溶接熱影響部靱性の優れた高張力鋼
JP2004124167A (ja) 溶接部靭性および変形能に優れた高強度鋼管および高強度鋼板の製造法
RU2135622C1 (ru) Сталь, имеющая высокую ударную вязкость в зоне термического воздействия при сварке
JP3403293B2 (ja) 溶接熱影響部靭性の優れた鋼板
JP2002371338A (ja) レーザー溶接部の靭性に優れた鋼
JPH07278736A (ja) 溶接熱影響部靱性の優れた鋼材
JP3854412B2 (ja) 溶接熱影響部靱性に優れた耐サワー鋼板およびその製造法
JP3882701B2 (ja) 低温靭性に優れた溶接構造用鋼の製造方法
JP2000054065A (ja) 溶接熱影響部靱性に優れた溶接用高張力鋼材とその製造方法
JP2000234139A (ja) 溶接熱影響部靱性に優れた溶接用高張力鋼材とその製造方法
JP4369555B2 (ja) 溶接部靱性に優れた高強度鋼管およびパイプライン
JP2000096182A (ja) 溶接熱影響部靱性に優れた溶接用高張力鋼材とその製造方法
JPH0525580B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030204

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080314

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090314

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090314

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100314

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110314

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120314

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130314

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130314

Year of fee payment: 10

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130314

Year of fee payment: 10

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130314

Year of fee payment: 10

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130314

Year of fee payment: 10

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140314

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees