JPH101744A - 溶接熱影響部靭性の優れた鋼 - Google Patents
溶接熱影響部靭性の優れた鋼Info
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- JPH101744A JPH101744A JP8336174A JP33617496A JPH101744A JP H101744 A JPH101744 A JP H101744A JP 8336174 A JP8336174 A JP 8336174A JP 33617496 A JP33617496 A JP 33617496A JP H101744 A JPH101744 A JP H101744A
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Abstract
ラインパイプ用鋼を提供する。 【解決手段】 Ti−Mg−O系で0.001〜5.0
μmで40個/mm2 以上のTiとMgの酸化物および複
合酸化物を有する鋼とすることによって、HAZ靭性の
優れた鋼材の製造が可能になり、これらを用いた構造物
の安全性が著しく向上する。
Description
Z)における低温靭性の優れた鋼に関するもので、アー
ク溶接、電子ビーム溶接、レーザー溶接などを行う構造
用鋼材に適用できる。特に本発明はTiとMgを添加
し、かつO量を制御してこれらの元素の酸化物および複
合酸化物を微細に分散させて、優れたHAZ靭性を有す
る鋼に関するものである。なお、以下の本発明の説明に
おいて、Ti,Mg複合酸化物という場合には、特別な
記述がない限り、TiあるいはMgの酸化物およびT
i,Mg複合酸化物の両方を含むものとして用いる。
ど構造物に使用する鋼材に求められる重要な特性の一つ
はHAZ靭性である。近年、熱処理技術や制御圧延、加
工熱処理法(TMCP)が高度に発展し、鋼材それ自体
の低温靭性を改善することは容易となった。しかし溶接
HAZは高温に再加熱されるため、鋼材の微細な組織が
完全に失われ、そのミクロ組織は著しく粗大化してHA
Z靭性の大幅な劣化を招く。そこで、これまでにHAZ
組織を微細化する手段として、TiNによるオーステ
ナイト粒の粗大化抑制技術、Ti酸化物による粒内フ
ェライト生成技術などが研究、実用化された。しかしな
がら、これらの技術によっても、HAZ靭性のレベルは
必ずしも十分でなかった。溶接施工面から、より高強
度、低温かつ大入熱まで使用可能な鋼材が強く求められ
ている。
優れた鋼材(厚鋼板、ホットコイル、形鋼、鋼管など)
を提供するものである。
AZ靭性を向上させるために、化学成分(組成)とその
ミクロ組織について鋭意研究を行い、新しい高HAZ靭
性鋼を発明するに至った。すなわち、本発明の要旨は、
重量%で、 C :0.01〜0.15、 Si:0.6以下、 Mn:0.5〜2.5、 P :0.030以下、 S :0.005以下、 Ti:0.005〜0.025、 Al:0.02以下、 Mg:0.0001〜0.0010、 O :0.001〜0.004、 N :0.001〜0.006、 を含有し、さらに必要に応じて、 Nb:0.005〜0.10、 V :0.01〜0.10、 Ni:0.05〜2.0、 Cu:0.05〜1.2、 Cr:0.05〜1.0、 Mo:0.05〜0.8 の1種または2種以上を含有し、残部Feおよび不可避
的不純物からなり、かつ粒径が0.001〜5.0μm
のTiとMgの酸化物および複合酸化物を40個/mm2
以上を含有させた鋼である。また、上記の鋼を溶製する
際に、鉄箔で包含した金属MgをMg添加元素として用
いる。
する。なお、以下の説明において%とあるのは全て重量
%を意味する。本発明の特徴は、低炭素の鋼に微量Ti
とMgを同時に添加し、かつO量を制御して、鋼中にT
iとMgを含有する酸化物および複合酸化物(この他、
MnS,CuS,TiNなども含む)を微細に分散させ
ることである。微細に分散したTi,Mg複合酸化物
は、粗大化したオーステナイト粒内における微細な粒
内フェライトの生成、および/あるいは、オーステナ
イト粒の粗大化を抑制して、HAZ組織を微細化し、H
AZ靭性を大幅に改善することを明らかにした。しかも
HAZ靭性の向上を鋼中のMg量とMg添加元素の種類
で整理できた。すなわち純Mg金属(99%以上)を鉄
箔で包含して添加した場合、はMg量が0.0020
%以下の場合にその効果が現れ、はMg量が0.00
20%を超える場合にその効果が現れることがわかっ
た。しかも、そのTi,Mg複合酸化物のサイズと密度
が大きなポイントとなる。
gの複合酸化物以外にMg単独の酸化物が存在するケー
スがあるし、Mg量が少ない場合にはTiとMgの複合
酸化物以外にTi単独の酸化物が存在するケースがあ
る。しかしTiとMgの単独および複合酸化物のサイズ
が0.001〜5.0μmである場合であれば微細に分
散しているので問題はない。
するTi酸化物に比べて、より多量・微細に分散してお
り、,に対する効果もより大きいことがわかった。
しかし、このような効果を得るには、まずTi,Mg量
をそれぞれ0.005〜0.025%、0.0001〜
0.0010%限定する必要がある。これらの下限は、
複合酸化物を多量・微細に分散させるための最小量であ
る。Ti量はO,N量にもよるが、HAZでのTiC生
成による低温靭性劣化を防止するため、その上限は0.
025%としなければならない。またMg量は多量に酸
化物を分散させるには製鋼上非常な困難を要するので、
その上限を0.0010%とした。
01μm未満では酸化物が小さすぎてオーステナイト粒
粗大化の抑制効果あるいは粒内フェライト生成の効果が
なく、5.0μmを超えた大きさでは酸化物が大きすぎ
るためにこれまたオーステナイト粒粗大化の抑制効果あ
るいは粒内フェライト生成の効果がなくなる。またT
i,Mgの複合酸化物の密度は、40個/mm2 未満では
酸化物分散の数が少なく粒内変態に効かないので40個
/mm2 以上必要である。さらに、微細なTi,Mg酸化
物を多量に得るためには、O量の限定が重要である。O
量が少な過ぎると、多量に複合酸化物が得られず、多過
ぎると、鋼の清浄度の劣化がする。このため、O量を
0.001〜0.004%に限定した。
る。C量は、0.01〜0.15%に限定する。炭素は
鋼の強度向上に極めて有効な元素であり、結晶粒の微細
化効果の発現のために最低0.01%は必要である。し
かしC量が多過ぎると母材、HAZの低温靭性の著しい
劣化を招くので、その上限を0.15%とした。
素であるが、多く添加するとHAZ靭性を著しく劣化さ
せるので、上限を0.6%とした、鋼の脱酸はTiある
いはAlでも十分可能であり、Siは必ずしも添加する
必要はない。
る上で不可欠な元素であり、その下限は0.5%であ
る。しかしMn量が多過ぎると鋼の焼入性が増加してH
AZ靭性を劣化させるだけでなく、連続鋳造片(鋳片)
の中心偏析を助長し、母材の低温靭性をも劣化させるの
で上限を2.5%とした。
ブ再加熱時および溶接HAZのオーステナイト粒の粗大
化を抑制してミクロ組織を微細化し、母材およびHAZ
の低温靭性を改善する。またAl量が少ないとき(たと
えば0.005%以下)、Tiは酸化物を形成しHAZ
において粒内フェライト生成核として作用し、HAZ組
織を微細化する効果も有する。このようなTi添加効果
を発現させるには、最低0.005%のTi添加が必要
である。しかしTi量が多過ぎると、TiNの粗大化や
TiCによる析出硬化が生じ、低温靭性を劣化させるの
で、その上限を0.025%に限定した。
素である。しかしAl量が0.020%を超えるとTi
とMgの複合酸化物が形成されにくくなるので、上限を
0.020%とした。脱酸はTiあるいはSiでも可能
であり、Alは必ずしも添加する必要はない。
て微細な酸化物(微量のTiなどを含んだ複合酸化物)
を形成する。鋼中に微細分散したMg酸化物はTiNに
比べて高温でも安定であり、HAZ全域のγ粒の粗大化
を抑制することあるいは粗大化したオーステナイト粒内
における微細な粒内フェライトが生成し、HAZ靭性を
改善する。このためにはMgは最低0.0001%必要
である。しかしMg量を多量に鋼の中に入れることは製
鋼上非常に難しいので、その上限は0.0010%とし
た。
微細酸化物を十分に得るために、強脱酸元素Alの量を
極力低下し、0.001〜0.01%に制御することが
有効である。Nは、TiNを形成しスラブ再加熱時およ
び溶接HAZのオーステナイト粒の粗大化を抑制して母
材、HAZの低温靭性を向上させる。このために必要な
最小量は0.001%である。しかしN量が多過ぎると
スラブ表面疵や固溶NによるHAZ靭性の劣化の原因と
なるので、その上限は0.006%に抑える必要があ
る。
S量をそれぞれ0.030%以下、0.005%以下と
する。この主たる理由は母材およびHAZの低温靭性を
より一層向上させるためである。P量の低減は鋳片の中
心偏析を軽減するとともに、粒界破壊を防止して低温靭
性を向上させる。またS量の低減は制御圧延で延伸化し
たMnSを低減して延靭性を向上させる効果がある。
oを添加する目的について説明する。基本となる成分に
さらにこれらの元素を添加する主たる目的は本発明鋼の
優れた特徴を損なうことなく、強度・低温靭性、HAZ
靭性などの特性の一層の向上や製造可能な鋼材サイズの
拡大をはかるためである。したがって、その添加量は自
ら制限されるべき性質のものである。
ステナイトの再結晶を抑制して結晶粒を微細化するだけ
でなく、析出硬化や焼入性増大にも寄与し、鋼を強靭化
する作用を有する。Nbは最低0.005%以上必要で
ある。しかしNb添加量が多過ぎると、HAZ靭性に悪
影響をもたらすので、その上限を0.10%とした。V
は、ほぼNbと同様の効果を有するが、その効果はNb
に比較して弱いと考えられていた。最低0.01%のV
添加が必須であり、Vの上限はHAZ靭性の点から0.
10%まで許容できる。
上させるためである。Ni添加は、MnやCr,Mo添
加に比較して圧延組織(特に鋳片の中心偏析帯)中に低
温靭性に有害な硬化組織を形成することが少ないだけで
なく、微量のNi添加がHAZ靭性の改善にも有効であ
ることが判明した(HAZ靭性上、特に有効なNi添加
量は0.3%以上である)。しかし添加量が多過ぎる
と、HAZ靭性を劣化させるばかりでなく、経済性をも
損なわれるので、その上限を2.0%とした。またNi
添加は連続鋳造時、熱間圧延時におけるCuクラックの
防止にも有効である。この場合、NiはCu量の1/3
以上添加する必要がある。
もに、耐食性、耐水素誘起割れ特性の向上にも効果があ
る。また約0.5%以上のCu添加は析出硬化によって
強度を大幅に増加させる。しかし過剰に添加すると、析
出硬化により母材、HAZの靭性低下や熱間圧延時にC
uクラックが生じるので、その上限を1.2%とした。
Crは、母材、溶接部の強度を増加させるが、多過ぎる
とHAZ靭性を著しく劣化させる。このためCr量の上
限は1.0%である。
ステナイトの再結晶を強力に抑制し、オーステナイト組
織の微細化にも効果がある。しかし過剰なMo添加はH
AZ靭性を劣化させるので、その上限を0.80%とし
た。Ni,Cu,CrおよびMo量の下限0.05%
は、それぞれの元素添加による材質上の効果が顕著にな
る最小量である。
数について説明する。TiとMgの複合酸化物の大きさ
は、0.001μm未満では粒内フェライト生成の効果
あるいはオーステナイト粒径の粗大化抑制効果がなく、
5.0μmを超えた大きさでは酸化物が大きすぎるため
にこれも粒内フェライト生成に効かず、かつオーステナ
イト粒径の粗大化抑制にも効果がなくなる。またTi,
Mgの複合酸化物の密度は、40個/mm2 未満では酸化
物分散の数が少なく粒内変態に効かないので40個/mm
2 以上とした。なお、TiとMgの単独または複合酸化
物の密度は、例えば板厚の1/4の箇所から試料を採取
し、CMA(コンピュータマイクロアナライザー)を用
いて、試料表面の5mm×0.5mmの範囲に1μm径のビ
ームを照射し、単位面積当たりの酸化物数を計算して求
める。
発明は、Mn添加素材として、鉄箔で包含した金属Mg
(99%以上)を用い、溶製して鋼とする。金属Mgを
直接溶鋼に投入すると反応が激しく、溶鋼が飛散する恐
れがあるため、金属Mgを鉄箔で包含する。鉄箔を用い
るのは溶鋼中に不純物元素が混入するのを避けるためで
あるが、製品組成とほぼ同じ組成の鉄合金の箔を用いて
も問題ない。
溶解(50kg,120mm厚鋼塊)で純Mg金属(99%
以上)を鉄箔で包んで添加した種々のMg含有鋼の鋼塊
を製造した。これらの鋼塊を種々の条件で厚みが13〜
30mmの鋼板に圧延し、諸機械的性質を調査した。鋼板
の機械的性質(降伏強さ:YS、引張強さ:TS、シャ
ルピー衝撃試験の−40℃での吸収エネルギー:vE
-40 と50%破面遷移温度:vTrs)は圧延と直角方
向で調査した。HAZ靭性(シャルピー衝撃試験の−2
0℃での吸収エネルギー:vE-20 )は再現熱サイクル
装置で再現したHAZで評価した(最高加熱温度:14
00℃、800〜500℃の冷却時間[Δ
t800-500 ]:27秒)。Ti,Mg複合酸化物の大き
さ、数は1μmのビーム径を用いてCMA分析を行い、
調査した。また酸化物の同定は電子顕微鏡観察を行っ
た。
製造した鋼板は−20℃でのHAZのシャルピー吸収エ
ネルギーが150Jを超え、優れたHAZ靭性を有す
る。これに対して比較鋼は化学成分またはTi,Mg複
合酸化物の大きさ、密度が不適切なため、−20℃での
HAZのシャルピー吸収エネルギーが著しく劣る。
合酸化物の密度が少ないのでHAZのシャルピー吸収エ
ネルギーが低い。鋼16はAl量が多すぎるためにT
i,Mg複合酸化物の密度がほとんどなく、HAZのシ
ャルピー吸収エネルギーが低い。鋼17はTi量が少な
すぎるために、Ti,Mgの複合酸化物の密度が少な
く、HAZのシャルピー吸収エネルギーが低い。鋼18
はTi量が多いためにHAZのシャルピー吸収エネルギ
ーが若干低い。鋼19はO量が多いためにTi,Mgの
複合酸化物の粒径が大きく、HAZのシャルピー吸収エ
ネルギーが低い。鋼20はMg添加がないため、HAZ
のシャルピー吸収エネルギーが若干低い。
建築、圧力容器、ラインパイプなど構造物に使用する鋼
材が安定して大量に製造できるようになった。その結
果、造船、建築、圧力容器、パイプラインの安全性が著
しく向上することが可能となった。
Claims (3)
- 【請求項1】 重量%で、 C :0.01〜0.15、 Si:0.6以下、 Mn:0.5〜2.5、 P :0.030以下、 S :0.005以下、 Ti:0.005〜0.025、 Al:0.02以下、 Mg:0.0001〜0.0010、 O :0.001〜0.004、 N :0.001〜0.006、残部Feおよび不可避
的不純物を含有し、かつ粒径が0.001〜5.0μm
のTiとMgの酸化物および複合酸化物を40個/mm2
以上含有する溶接熱影響部靭性の優れた鋼。 - 【請求項2】 請求項1に記載の鋼にさらに、重量%
で、 Nb:0.005〜0.10、 V :0.01〜0.10、 Ni:0.05〜2.0、 Cu:0.05〜1.2、 Cr:0.05〜1.0、 Mo:0.05〜0.8の1種または2種以上を含有
し、かつ粒径が0.001〜5.0μmのTiとMgの
酸化物および複合酸化物を40個/mm2 以上を含有する
溶接熱影響部靭性の優れた鋼。 - 【請求項3】 鉄箔で包含した金属MgをMg添加素材
として用い、溶製した鋼であることを特徴とする請求項
1または請求項2に記載の溶接熱影響部靭性の優れた
鋼。
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