JPH10171296A - 画像加熱定着装置の制御方法 - Google Patents

画像加熱定着装置の制御方法

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JPH10171296A
JPH10171296A JP8335297A JP33529796A JPH10171296A JP H10171296 A JPH10171296 A JP H10171296A JP 8335297 A JP8335297 A JP 8335297A JP 33529796 A JP33529796 A JP 33529796A JP H10171296 A JPH10171296 A JP H10171296A
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fixing
fixing film
image
heat
heating
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JP8335297A
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Hiroki Kisu
浩樹 木須
Tetsuya Sano
哲也 佐野
Hideo Nanataki
秀夫 七瀧
Tokuyoshi Abe
篤義 阿部
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、定着動作に入る前に回転体(定着
フィルム)の予備回転及び予備加熱を行うことでクイッ
クスタートを実現することが出来る画像加熱定着装置の
制御方法を提供することを可能にすることを目的として
いる。 【解決手段】 画像加熱定着装置9の予備回転及び予備
加熱を、画像形成装置本体の電源投入と同時に行うよう
に構成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真装置、静
電記録装置等の画像形成装置に用いられ、電磁誘導を利
用して渦電流を発生させて加熱し、被記録材上に形成さ
れた未定着トナー画像を定着する画像加熱定着装置の制
御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】画像加熱定着装置としては、従来から熱
ローラ方式、フィルム加熱方式等の接触加熱方式が広く
用いられている。しかしながら、上記の熱ローラ方式で
は、定着ローラという比較的熱容量の大きなものを加熱
する必要があるため、クイックスタートが出来なかっ
た。その上、ハロゲンヒータを用いる方法は、電気エネ
ルギーを、一旦、光エネルギーに変換して用いるため、
エネルギー変換効率が悪いという問題があった。
【0003】上記問題を解決する技術として、交番磁束
により定着ローラに渦電流を発生させ、ジュール熱によ
って発熱させることが提案されている。このように渦電
流の発生を利用することで発熱位置を出来るだけトナー
に近接させることが出来、ハロゲンランプを用いた熱ロ
ーラよりも消費エネルギーの効率アップが達成できる。
【0004】ここで、従来の画像加熱定着装置の一例を
図13〜図19を用いて説明する。図14に示す画像加熱定着
装置101 は、図13に示すように、画像形成手段となる感
光体ドラム102 と転写ローラ103 とのニップ部よりも下
流側に配置され、被記録材Pの搬送路の上部に配置され
た加熱ローラ104 と、被記録材Pの搬送路の下部に配置
された加圧ローラ105 とにより構成される。
【0005】図14及び図15に示すように、加熱ローラ10
4 は、円筒状のニッケル電鋳フィルム106aの外表面にテ
フロン層106cを設けて成形した定着フィルム106 の内部
に、ホルダー107 に支持されたコイル108 及びコア109
を配置し、コイル108 に高周波電流を流してコア109 に
交番磁束を発生させ、ニッケル電鋳フィルム106aに渦電
流が発生してジュール熱が発生し、この電磁誘導加熱に
より加熱ローラ104 と、該加熱ローラ104 に圧接される
加圧ローラ105 とのニップ部を搬送される被記録材P上
の未定着トナーt1 が加熱、加圧されて図14の定着トナ
ーt2 の如く定着され、機外へ排出される。
【0006】このように渦電流の発生を利用することで
発熱位置をトナーに近くすることが出来、ハロゲンラン
プを用いた熱ローラよりも消費エネルギーの効率アップ
が達成できる。また、上記構成により比較的熱容量が小
さくクイックスタートが可能になった。
【0007】上記従来の画像加熱定着装置101 の制御方
法を、図16及び図17を用いて説明する。図16、図17の横
軸は時間軸を示し、各図の左側から画像形成装置本体の
電源ON、ウォームアップ(WARM UP)、レディ(READY)
、スタンバイ(STAND BY)、プリント(PRINT) 開始の順
に遷移する状態を示す。また、図17中、実線で示す曲線
は定着フィルム106 の温度変化を示し、破線で示す曲線
は加圧ローラ105 の表面の温度変化を示している。ま
た、図17の縦軸は温度を示し、T1 は定着フィルム106
の定着可能温度、T2 は加圧ローラ105 の定着可能温度
を夫々示している。
【0008】図16に示すように、加圧ローラ105 を回転
駆動するモータは画像形成装置本体の電源がONになっ
た時点からウォームアップの間だけ一旦回転駆動され、
スタンバイ中は停止している。また、加熱ローラ104 の
ヒータの温度調節は、画像形成装置本体の電源がONに
なり、ウォームアップ及びスタンバイ中は停止してい
る。そして、プリント開始の信号を受けた時点で、モー
タの回転駆動及びヒータの温度調整が開始される。
【0009】未定着のトナー画像t1 を定着する場合、
定着フィルム106 、加圧ローラ105共に夫々の定着可能
温度を超えていないと定着不良を起こすが、従来例では
図17中の被記録材Pの先端が画像加熱定着装置101 に到
達した時には、定着フィルム106 、加圧ローラ105 共に
定着可能温度T1 ,T2 を夫々超えていることを示して
おり、これにより、クイックスタートを可能にするもの
である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カラー
の画像加熱定着装置では、トナー層が最大4層まで重ね
られることがあり、被記録材Pとトナー層との界面まで
十分に加熱しないと定着不良が発生する虞があるため、
該トナー層が確実に定着するまで該トナー層をしっかり
と保持する必要があった。
【0011】そこで、図18に示すように、定着フィルム
106 の層構成を円筒状のニッケル電鋳フィルム106aの外
表面にゴムの弾性層106bを設け、更に該弾性層106bの外
表面にテフロン層106cを設け、該定着フィルム106 によ
りトナーをしっかりと保持して定着するように構成した
場合、カラートナーの定着性は向上したが、弾性層106b
の熱容量が増加した分、定着フィルム106 と加圧ローラ
105 の表面温度は、図19に示すように、被記録材Pの先
端が画像加熱定着装置101 に到達した時点で、夫々の定
着可能温度T1 ,T2 には達せず、立ち上がり時の定着
不良が発生していた。その結果、クイックスタートを目
的とした電磁誘導加熱方式であるにも関わらず立ち上が
りに時間がかかるという問題があった。
【0012】本発明は前記課題を解決するものであり、
その目的とするところは、定着動作に入る前に回転体
(定着フィルム)の予備回転及び予備加熱を行うことで
クイックスタートを実現することが出来る画像加熱定着
装置の制御方法を提供せんとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明に係る代表的な構成は、加圧部材と、該加圧部
材に対向する回転体とにより未定着トナー画像が形成さ
れた被記録材を挟持搬送し、前記回転体を挟んで前記被
記録材上の未定着トナー画像と反対側に位置し、かつ、
交番磁場を発生させる少なくとも一つの励磁コイルと、
該励磁コイルにより発生する渦電流によって発熱する発
熱部からのジュール熱によって前記被記録材上の未定着
トナー画像を定着する画像加熱定着装置の制御方法にお
いて、定着動作に入る前に前記回転体の予備回転及び予
備加熱を行うように構成したことを特徴とする画像加熱
定着装置の制御方法である。
【0014】本発明は、上述の如く構成したので、画像
加熱定着装置が定着動作に入る前に回転体(定着フィル
ム)の予備回転及び予備加熱を行うことで、回転体及び
加圧部材を所定の温度まで加熱することが出来、これに
よって、クイックスタートを実現することが出来る。
【0015】また、前記予備回転を間欠的に行った場合
には、回転体(定着フィルム)の劣化を防止することが
出来る。
【0016】
【発明の実施の形態】図により本発明に係る画像加熱定
着装置の制御方法の一例として電子写真カラープリンタ
に適用した場合の一実施形態を具体的に説明する。図1
は本発明に係る画像加熱定着装置の制御方法によって制
御される画像加熱定着装置を備えた画像形成装置の記録
部及び定着部の構成を示す模式断面説明図、図2は本発
明に係る画像加熱定着装置の制御方法により制御される
画像加熱定着装置の構成を示す断面説明図、図3は励磁
コイルの構成を示す断面図、図4は回転体の層構造を示
す図、図5は第1実施形態の制御方法を示すタイミング
チャート、図6は第1実施形態の制御方法による回転体
及び加圧部材の温度変化を示す図である。
【0017】図1において、1は有機感光体やアモルフ
ァスシリコン感光体等で構成される画像形成手段となる
電子写真感光体ドラムであり、2は該感光体ドラム1に
一様な帯電を行うための帯電ローラである。
【0018】3は図示しない画像信号発生装置からの信
号をレーザ光のオン/オフに変換し、感光体ドラム1の
表面に静電潜像を形成するレーザ光学箱である。4はレ
ーザ光であって、5はレーザ光学箱3から出射されたレ
ーザ光4を反射させて感光体ドラム1に導くためのミラ
ーである。
【0019】感光体ドラム1の静電潜像は現像器6によ
ってトナーを選択的に付着させることで顕像化される。
現像器6はイエローY,マゼンダM,シアンCのカラー
現像器と、黒Bkの現像器から構成され、一色ずつ感光
体ドラム1上の潜像を現像し、このトナー画像を中間転
写体ドラム7上に順次重ねてカラー画像を得るようにな
っている。
【0020】中間転写体ドラム7は金属ドラム上に中抵
抗の弾性層と、高抵抗の表層を有するもので、該金属ド
ラムにバイアス電位を与えて感光体ドラム1との電位差
でトナー画像の転写を行うものである。
【0021】一方、図示しない給送カセットから給送ロ
ーラによって送り出された被記録材Pは、感光体ドラム
1の静電潜像と同期するように搬送手段となる転写ロー
ラ8と中間転写体ドラム7との間のニップ部に送り込ま
れる。そして、転写ローラ8は被記録材Pの背面からト
ナーと逆極性の電荷を供給することで、中間転写体ドラ
ム7上のトナー画像を被記録材P上に転写する。
【0022】こうして、被記録材P上に転写された未定
着のトナー画像は、画像加熱定着装置9で加熱及び加圧
されて被記録材P上に永久固着された後、図示しない排
出トレイへと排出される。
【0023】感光体ドラム1、中間転写体ドラム7上に
残ったトナーや紙粉等は、夫々クリーナ10,11によって
除去され、感光体ドラム1は前述の帯電以降の工程を繰
り返す。
【0024】次に図2〜図4を用いて画像加熱定着装置
9の構成を詳細に説明する。図において、画像加熱定着
装置9は、被記録材Pの搬送路の下部に配置された加圧
部材となる加圧ローラ12と、該加圧ローラ12に対向して
被記録材Pの搬送路の上部に配置された回転体となる円
筒状の定着フィルム13とを有しており、該定着フィルム
13の内部には円筒状のコイルユニット14が配置されてい
る。
【0025】定着フィルム13は、図2及び図4に示すよ
うに、円筒状の発熱層13aの外表面に弾性層13bを設
け、更に該弾性層13bの外表面に離型層13cを設けて成
形される。
【0026】定着フィルム13の内径は、コイルユニット
14の外径よりも所定寸法だけ大きく構成されており、定
着フィルム13は画像加熱定着装置9本体に対して固定さ
れたコイルユニット14に対して嵌合すると共に、摺動可
能に構成されている。従って、回転駆動される加圧ロー
ラ12に圧接された定着フィルム13は、固定されたコイル
ユニット14に対して摺動すると共に、加圧ローラ12と一
体的に回転する。
【0027】コイルユニット14の内部には交番磁場を発
生させるための耐熱電線で構成される励磁コイル15を保
持するための液晶ポリマーで構成される保持部材14aが
一体的に成形されており、更に保持部材14aの内部には
高透磁率コア16が内蔵されている。保持部材14aには励
磁コイル15が1列或いは2列以上巻回されている。
【0028】加圧ローラ12は定着フィルム13に圧接され
て該定着フィルム13とニップ部Nを形成すると同時に、
図2の矢印b方向に回転駆動され、定着フィルム13をコ
イルユニット14に対して図2の矢印a方向に回転させて
該定着フィルム13の外表面を図2の矢印a方向に搬送す
る。また、定着フィルム13は、該定着フィルム13のガイ
ドの役目も果たすコイルユニット14によって加圧ローラ
12とのニップ部Nへの搬送安定性と、加圧ローラ12の定
着フィルム13への加圧が図られている。
【0029】加圧ローラ12は鉄等で構成される芯金12a
と、該芯金12aの外周に設けられた肉厚3mmのシリコー
ンゴムやフッ素ゴム等を被覆した弾性部材12bを有して
構成される。この加圧ローラ12は図示しない駆動機構に
より図2の矢印b方向に回転駆動される。17,18は夫々
加圧ローラ12、定着フィルム13の表面温度を測定するた
めのサーミスタである。
【0030】高透磁率コア16はフェライトやパーマロイ
等のトランスのコアに用いられる材料が好ましく。より
好ましくは、100kHz 以上でも損失の少ないフェライ
トを用いるのがよい。
【0031】励磁コイル15には図示しない励磁回路が接
続されており、この回路は20kHzから500kHz の高
周波をスイッチング電源で発生できるようになってい
る。加圧ローラ12と定着フィルム13で形成されたニップ
部Nに未定着トナーt1 を載せた被記録材Pを通すこと
で加熱定着を行う。
【0032】このニップ部Nでの加熱原理は、図示しな
い励磁回路によって励磁コイル15に印加される電流で発
生する磁束は、高透磁率コア16に導かれて定着フィルム
13の発熱部となる発熱層13aに渦電流を発生させる。こ
の渦電流と発熱層13aの固有抵抗によってジュール熱が
発生する。
【0033】発熱したジュール熱は弾性層13b、離型層
13cを介してニップ部Nを搬送される被記録材Pと該被
記録材P上の未定着トナーt1 を加熱する。ニップ部N
内では未定着トナーt1 を溶融させ、ニップ部Nを通過
後に定着トナーt2 を冷却して永久固着像とする。
【0034】励磁コイル15及び高透磁率コア16で発生し
た磁界を定着フィルム13の発熱層13aに効率よく吸収さ
せるためには、励磁コイル15及び高透磁率コア16と、定
着フィルム13の発熱層13aとの離隔距離は出来るだけ近
いほうがよい。即ち、高透磁率コア16及び励磁コイル15
と、発熱層13aとの間の距離を出来るだけ近づけたほう
が磁束の吸収効率が高いからである。
【0035】図3は励磁コイル15を構成する耐熱電線の
断面図である。この耐熱電線は超耐熱ワイヤであって、
ニッケルメッキ銅導体15aの外周にセラミック15bが設
けられ、更に該セラミック15bの外周にポリイミド15c
が設けられている。この構成により、励磁コイル15は2
65度程度までの高温にも耐えることが出来る。
【0036】また、保持部材14aは、定着フィルム13の
発熱層13aとの摺動摩擦にも十分耐え得る材料が使用さ
れる。また、定着フィルム13の内側には潤滑用のグリス
が塗布してあり、円滑な回転を行えるようになってい
る。
【0037】定着フィルム13の導電性発熱層13aには非
磁性金属でも良いが、より好ましくは磁束の吸収の良い
ニッケル、鉄、磁性ステンレス、コバルト−ニッケル合
金等の金属が良く、その厚みは以下に示す数式で表され
る表皮深さσより厚く、且つ200μm 以下にすること
が好ましい。
【0038】ここで、表皮深さσ[m]は、励磁回路の
周波数f[Hz]と、透磁率μと、固有抵抗ρ[Ωm]
を用いて、{σ=503×(ρ/fμ)1/2 }と表され
る。
【0039】これは、電磁誘導で使われる電磁波の吸収
の深さを示しており、これより深いところでは、電磁波
の強度は、{1/e}以下になっており、逆に言うと、
殆どのエネルギーはこの深さまで吸収されている。
【0040】好ましくは、定着フィルム13の発熱層13a
の厚さは、1〜100μmが良い。発熱層13aの厚みが
1μmよりも小さい場合、殆どの電磁エネルギーが吸収
しきれないため、効率が悪くなる。また、発熱層13aが
100μmを超えると剛性が高くなりすぎて屈曲性が悪
くなり、回転体として使用するには現実的でないからで
ある。
【0041】弾性層13bはシリコーンゴム、フッ素ゴ
ム、フルオロシリコーンゴム等で耐熱性が良く、熱伝導
率が良い材質で構成される。弾性層13bの厚さは、10
〜500μmが好ましい。これは定着画像品質を確保す
るために必要な厚さである。
【0042】カラー画像を印刷する場合、特に写真画像
等では被記録材P上で比較的大きな面積に亘ってベタ画
像が形成される。この場合、被記録材Pの凹凸或いはト
ナー層の凹凸に加熱面である離型層13cが追従できない
と加熱ムラが発生し、伝熱量が多い部分と少ない部分で
画像に光沢ムラが発生する。即ち、伝熱量が多い部分は
光沢度が高く、伝熱量が少ない部分では光沢度が低くな
る。
【0043】そこで、弾性層13bの厚さとしては、10
μm以下では被記録材P或いはトナー層の凹凸に追従し
きれず、画像光沢ムラが発生してしまう。また、弾性層
13bが1000μm以上の場合には、弾性層13bの熱抵
抗が大きくなりクイックスタートを実現するのが難しく
なる。従って、より好ましくは弾性層13bの厚みは50
〜500μmが良い。
【0044】また、弾性層13bの硬度が高すぎると、被
記録材P或いはトナー層の凹凸に追従しきれず、画像光
沢ムラが発生してしまう。そこで、弾性層13bの硬度と
しては、60°(JIS −A)以下であることが好まし
く、より好ましくは、45°(JIS −A)以下であるこ
とが好ましい。
【0045】弾性層13bの熱伝導率λは、6×10-4
2×10-3[cal /cm・sec ・deg] が良い。熱伝導率
λが6×10-4[cal /cm・sec ・deg ] よりも小さい
場合には、熱抵抗が大きく、定着フィルム13の表層にお
ける温度上昇が遅くなる。また、熱伝導率λが2×10
-3[cal /cm・sec ・deg ] よりも大きい場合には、硬
度が高くなり過ぎたり、圧縮永久歪みが悪化する。より
好ましくは、熱伝導率λは、8×10-4〜1.5×10
-3[cal /cm・sec ・deg ] が良い。
【0046】離型層13cは、フッ素樹脂、シリコーン樹
脂、フッ素樹脂シリコーンゴム、フッ素ゴム、シリコー
ンゴム、PFA(テトラフルオロエチレン−パーフルオ
ロアルキルビニルエーテル共重合樹脂)、PTFE(ポ
リテトラフルオロエチレン樹脂)、FEP(テトラフル
オロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合樹脂)
等の離型性かつ耐熱性の良い材料を選択する。
【0047】離型層13cの厚さは、1〜100μmが好
ましい。離型層13cの厚さが1μmよりも小さいと、塗
膜の塗りムラで離型性の悪い部分ができたり、耐久性が
不足するといった問題が発生する。また、離型層13cが
100μmを超えると、熱伝導が悪化するという問題が
発生し、特に樹脂系の離型層の場合は、硬度が高くなり
過ぎ、弾性層13bの効果がなくなってしまう。
【0048】本実施形態では、図示しない駆動機構によ
り、図2の矢印b方向に回転駆動される加圧ローラ12に
よって、該加圧ローラ12に圧接する定着フィルム13を図
2の矢印a方向に回転駆動するように構成しているが、
他の構成として、定着フィルム13にテンションローラに
よりテンションをかけて定着フィルム13を図示しない駆
動ローラによって回転駆動することでも良い。
【0049】次に、本発明の特徴である画像加熱定着装
置9の制御方法について、図5及び図6を用いて詳細に
説明する。図5、図6の横軸は時間軸を示し、各図の左
側から画像形成装置本体の電源ON、ウォームアップ
(WARM UP)、レディ(READY) 、スタンバイ(STAND BY)、
プリント(PRINT) 開始の順に遷移する状態を示す。
【0050】また、図6中、実線で示す曲線は定着フィ
ルム13の温度変化を示し、破線で示す曲線は加圧ローラ
12の表面の温度変化を示している。また、図6の縦軸は
温度を示し、T1 は定着フィルム13の定着可能温度、T
2 は加圧ローラ12の定着可能温度を夫々示している。ま
た、T3 は予備加熱時の設定温度であり、前記T1 より
も所定温度だけ低い温度で設定してある。
【0051】加熱(信号)がONの状態において、定着
フィルム13が所定の温度に達し、所定の温度に保つため
の温調を行う。この際、温調は励磁コイル15に印加する
高周波電流の周波数を変え、供給する電力のデューティ
を調整することにより行う。
【0052】本構成の定着フィルム13は熱容量が小さ
く、また、局所的に発熱するので定着フィルム13を回転
させずに加熱がONになると、加熱部だけが急速に昇温
し、耐熱温度を越え、定着フィルム13を破壊してしまう
ことがある。このため、加熱時は定着フィルム13を回転
しなければならない。
【0053】本実施形態では、図5に示すように、定着
フィルム13は画像形成装置本体の電源がONになると同
時に回転駆動される。
【0054】また、これと同時に、加熱信号がONとな
り、励磁コイル15に誘導電流が印加されて発熱層13aに
渦電流が発生して該発熱層13aにジュール熱が発生し、
定着フィルム13及びこれに圧接する加圧ローラ12が予備
加熱される。
【0055】このように、画像形成装置本体の電源投入
と同時に、画像加熱定着装置9の予備回転及び予備加熱
が始まれば、図6に示すように、定着フィルム13と加圧
ローラ12の表面温度はプリント開始の信号を受ける以前
に十分に立ち上がることが出来、プリント開始の信号を
受けた時点で、画像加熱定着装置9の設定温度がT1
上がっても、定着フィルム13と加圧ローラ12の表面温度
が素早く立ち上がることが出来るようになった。
【0056】その結果、図6に示すように、被記録材P
の先端が画像加熱定着装置9に到達する時点では、定着
フィルム13と加圧ローラ12の表面温度は夫々の定着可能
温度T1 ,T2 に達しており、これにより、カラー画像
であっても定着不良が発生することがなく、クイックス
タートが可能になった。
【0057】尚、本実施形態では、トナーに低軟化物質
を含有させたトナーを使用したため、画像加熱定着装置
9にオフセット防止のためのオイル塗布機構を設けてい
ないが、低軟化物質を含有させていないトナーを使用し
た場合には、オイル塗布機構を設けても良い。また、定
着ニップ後に冷却部を設けて、冷却分離を行っても良
い。また、低軟化物質を含有させたトナーを使用した場
合にもオイル塗布や冷却分離を行っても良い。
【0058】尚、前記実施形態では、4色カラー画像形
成装置について説明したが、モノクロ或いは1パスマル
チカラー画像形成装置に適用する場合は、前記第1実施
形態の定着フィルム13において、弾性層13bを省略し、
発熱層13aと離型層13cだけで構成することでも良い。
この構成によって、定着フィルム13のコストは約半分以
下になる。
【0059】次に、図7及び図8を用いて本発明に係る
画像加熱定着装置の制御方法の第2実施形態について説
明する。図7は第2実施形態の制御方法を示すタイミン
グチャート、図8は第2実施形態の制御方法による回転
体及び加圧部材の温度変化を示す図である。尚、前記第
1実施形態と同様に構成されるものは同一の符号を付し
て説明を省略する。
【0060】本実施形態では、図7に示すように、定着
フィルム13は、画像形成装置本体の電源がONになった
時には回転駆動されず、ウォームアップ(WARM UP)が完
了してレディ(READY)になった時点で、定着フィルム13
が回転駆動される。
【0061】また、これと同時に、加熱信号がONとな
り、励磁コイル15に誘導電流が印加されて発熱層13aに
渦電流が発生して該発熱層13aにジュール熱が発生し、
定着フィルム13及びこれに圧接する加圧ローラ12が予備
加熱される。
【0062】このように、画像形成装置本体の電源投入
と同時に、画像加熱定着装置9の予備回転を行い、更
に、該画像形成装置本体のレディと同時に該画像加熱定
着装置9の予備加熱が始まれば、図8に示すように、定
着フィルム13と加圧ローラ12の表面温度はプリント開始
の信号を受ける以前に十分に立ち上がることが出来、プ
リント開始の信号を受けた時点で、画像加熱定着装置9
の設定温度がT1 に上がっても、定着フィルム13と加圧
ローラ12の表面温度が素早く立ち上がることが出来る。
【0063】そして、被記録材Pの先端が画像加熱定着
装置9に到達する時点では、定着フィルム13と加圧ロー
ラ12の表面温度は夫々の定着可能温度T1 ,T2 に達し
ており、カラー画像であっても定着不良が発生すること
がなく、クイックスタートが可能になる。
【0064】本実施形態では、画像加熱定着装置9の予
備温度調節が、画像形成装置本体がレディになった時点
で開始するので、ウォームアップ(WARM UP)中のモータ
の回転は必要なく、回転による定着フィルム13の劣化を
防止することが出来るものである。
【0065】次に、図9を用いて本発明に係る画像加熱
定着装置の制御方法の第3実施形態について説明する。
図9は第3実施形態の制御方法を示すタイミングチャー
トである。尚、前記第1実施形態と同様に構成されるも
のは同一の符号を付して説明を省略する。
【0066】本実施形態では、図9に示すように、定着
フィルム13は画像形成装置本体の電源がONになると同
時に回転駆動される。
【0067】また、これと同時に、加熱信号がONとな
り、励磁コイル15に誘導電流が印加されて発熱層13aに
渦電流が発生して該発熱層13aにジュール熱が発生し、
定着フィルム13及びこれに圧接する加圧ローラ12が予備
加熱される。
【0068】そして、スタンバイ(STAND BY) モードに
なると、前記加圧ローラ12を回転駆動するモータを間欠
モードで制御する。この構成により、スタンバイ時間が
比較的長時間に亘る場合でも、定着フィルム13の回転に
よる劣化を防止することが可能になる。他の構成は、前
記第1実施形態と同様であり、同様の効果を得ることが
出来る。
【0069】次に、図10を用いて本発明に係る画像加熱
定着装置の制御方法の第4実施形態について説明する。
図10は第4実施形態の制御方法を示すタイミングチャー
トである。尚、前記第1、第2実施形態と同様に構成さ
れるものは同一の符号を付して説明を省略する。
【0070】本実施形態では、図10に示すように、定着
フィルム13は、画像形成装置本体の電源がONになった
時には回転駆動されず、ウォームアップ(WARM UP)が完
了してレディ(READY)になった時点で、定着フィルム13
が回転駆動される。
【0071】また、前記第2実施形態と同様にレディ
(READY)になった時点で、加熱信号がONとなり、励磁
コイル15に誘導電流が印加されて発熱層13aに渦電流が
発生して該発熱層13aにジュール熱が発生し、定着フィ
ルム13及びこれに圧接する加圧ローラ12が予備加熱され
る。
【0072】そして、スタンバイ(STAND BY) モード中
は、モータを間欠モードで制御する。この構成により、
前述の第3実施形態と同様にスタンバイ時間が比較的長
時間に亘る場合でも、定着フィルム13の回転による劣化
を防止することが可能になり、前述の第3実施形態より
も更に定着フィルム13の熱劣化を防止することが出来
る。
【0073】次に、図11は回転体である定着フィルム13
の他の構成を示す図である。図11に示すように、定着フ
ィルム13の層構成において、該定着フィルム13の補強の
ために、発熱層13aの内部に絶縁断熱層13dを設けても
良い。この絶縁断熱層13dの材質としては、フッ素樹
脂、ポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアミドイミ
ド樹脂、PEEK樹脂(ポリエーテルエーテルケト
ン)、PES樹脂(ポリエーテルサルホン)、PPS樹
脂(ポリフェニレンサルファイド)、PFA樹脂、PT
FE樹脂、FEP樹脂等の耐熱樹脂が良い。
【0074】また、絶縁断熱層13dの厚さとしては、1
0〜1000μmが好ましい。絶縁断熱層13dの厚さが
10μmよりも小さい場合には断熱効果が得られず、ま
た、耐久性も不足する。一方、1000μmを超える
と、高透磁率コア16から発熱層13aまでの離間距離が大
きくなり、磁束が十分に発熱層13aに吸収されなくな
る。
【0075】絶縁断熱層13dを設けた場合、発熱層13a
に発生したジュール熱が定着フィルム13の内側に向かわ
ないように断熱できるので、絶縁断熱層13dがない場合
と比較して被記録材P側への熱供給効率が良くなる。こ
れによって、消費電力を抑えることが出来る。
【0076】次に、図12を用いて、他の画像加熱定着装
置の構成について説明する。図12は本発明に係る画像加
熱定着装置の制御方法により制御される画像加熱定着装
置の他の構成を示す断面説明図である。尚、前記第1実
施形態と同様に構成されるものは同一の符号を付して説
明を省略する。
【0077】図12に示す定着フィルム13は、内側から絶
縁断熱層13d、弾性層13b、離型層13cからなる層構成
であり、本実施形態では、定着フィルム13の層構成とし
て発熱層を持たない。その代わりに、保持部材14aの高
透磁率コア16に対向する位置に鉄等の磁性体で構成され
た発熱部19が固定されている。このように構成すること
で、定着フィルム13の耐久性は、前述した発熱層13aを
持つタイプより向上する。
【0078】上記の構成による画像加熱定着装置9で
も、前述の各実施形態と同様に制御することによってク
イックスタートが得られると同時に耐久性のある定着フ
ィルム13を使いこなすことが可能になる。
【0079】
【発明の効果】本発明は、上述の如き構成と作用とを有
するので、定着動作に入る前に、回転体(定着フィル
ム)の予備回転及び予備加熱を行うことで、クイックス
タートを実現できる。また、回転体(定着フィルム)の
予備回転を間欠的に行うことで回転体(定着フィルム)
の寿命を向上させることが出来る。
【0080】更に、絶縁断熱層を持つ定着フィルムも使
用できるので、より効率のよい、耐久性のある画像加熱
定着装置を提供することが出来る。その結果、固定タイ
プの発熱部を持つ画像加熱定着装置も使いこなすことが
出来る。
【0081】そして、画像光沢ムラを発生させずに高画
像品質を維持したまま、クイックスタートが可能な画像
加熱定着装置を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像加熱定着装置の制御方法によ
って制御される画像加熱定着装置を備えた画像形成装置
の記録部及び定着部の構成を示す模式断面説明図であ
る。
【図2】本発明に係る画像加熱定着装置の制御方法によ
り制御される画像加熱定着装置の構成を示す断面説明図
である。
【図3】励磁コイルの構成を示す断面図である。
【図4】回転体の層構造を示す図である。
【図5】第1実施形態の制御方法を示すタイミングチャ
ートである。
【図6】第1実施形態の制御方法による回転体及び加圧
部材の温度変化を示す図である。
【図7】第2実施形態の制御方法を示すタイミングチャ
ートである。
【図8】第2実施形態の制御方法による回転体及び加圧
部材の温度変化を示す図である。
【図9】第3実施形態の制御方法を示すタイミングチャ
ートである。
【図10】第4実施形態の制御方法を示すタイミングチャ
ートである。
【図11】回転体である定着フィルムの他の構成を示す図
である。
【図12】本発明に係る画像加熱定着装置の制御方法によ
り制御される画像加熱定着装置の他の構成を示す断面説
明図である。
【図13】従来例を説明する図である。
【図14】従来例を説明する図である。
【図15】従来例を説明する図である。
【図16】従来例を説明する図である。
【図17】従来例を説明する図である。
【図18】従来例を説明する図である。
【図19】従来例を説明する図である。
【符号の説明】
1…感光体ドラム、2…帯電ローラ、3…レーザ光学
箱、4…レーザ光、5…ミラー、6…現像器、7…中間
転写体ドラム、8…転写ローラ、9…画像加熱定着装
置、10,11…クリーナ、12…加圧ローラ、12a…芯金、
12b…弾性部材、13…定着フィルム、13a…発熱層、13
b…弾性層、13c…離型層、13d…絶縁断熱層、14…コ
イルユニット、14a…保持部材、15…励磁コイル、15a
…ニッケルメッキ銅導体、15b…セラミック、15c…ポ
リイミド、16…高透磁率コア、17,18…サーミスタ、19
…発熱部、N…ニップ部、P…被記録材、t1 ,t2
トナー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阿部 篤義 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加圧部材と、該加圧部材に対向する回転
    体とにより未定着トナー画像が形成された被記録材を挟
    持搬送し、前記回転体を挟んで前記被記録材上の未定着
    トナー画像と反対側に位置し、かつ、交番磁場を発生さ
    せる少なくとも一つの励磁コイルと、該励磁コイルによ
    り発生する渦電流によって発熱する発熱部からのジュー
    ル熱によって前記被記録材上の未定着トナー画像を定着
    する画像加熱定着装置の制御方法において、 定着動作に入る前に前記回転体の予備回転及び予備加熱
    を行うように構成したことを特徴とする画像加熱定着装
    置の制御方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記回転体はエンド
    レスベルトからなることを特徴とする画像加熱定着装置
    の制御方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、前記
    回転体は弾性体を有することを特徴とする画像加熱定着
    装置の制御方法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項において、
    前記予備回転を間欠的に行うように構成したことを特徴
    とする画像加熱定着装置の制御方法。
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